
テレビ朝日系『痛快! ビッグダディ』で一躍有名人となった“ビッグダディの元妻”こと林下美奈子さん。放送終了後に書き下ろした自叙伝『ハダカの美奈子』(講談社)は30万部を超える勢いで売れまくり、先月31日には宮崎移住後の一家を追ったフォトムック『完全読本 その後の美奈子ファミリー』(同)も刊行された。
テレビでは怒ったり泣いたりコロコロと忙しく表情を変え、自叙伝ではシンナーやDV被害経験、ダディとのセックスなどを赤裸々に明かした美奈子さん。取材場所に指定されたTBSを訪ねると、こんがり小麦色に日焼けした顔の小さいお姉さんが、深々とおじぎをして迎えてくれました。
──今日は『ビッグダディ』のテレビ朝日ではなくTBSに呼ばれたので、少し意外でした。
美奈子 はい。あの、『金スマ』に……。
──なるほど! ご自分がSMAPに会う日が来るなんて、想像してましたか?
美奈子 いえいえ、まさか。びっくりしますよね。全然考えてなかったです。明日、お会いできるということで、緊張してます。
──『ハダカの美奈子』も好調だと聞きました。ダディも同じタイミングで『ビッグダディの流儀』(主婦と生活社)を出版していますが、美奈子さんのほうが圧倒的に売れているとか。
美奈子 うふふふ。あまり自分では、そこらへんはよく分かってなくて。ぜんぜん疎いんですよ。どうして売れているのか分からないです。
──『ハダカ~』では、シンナーやDV被害の経験など、“衝撃的”ともいえる過去が赤裸々に綴られています。ここまでご自身をさらけ出したのは、どういうお気持ちから?
美奈子 過去がないと今の私はいないですし、いろんなことを経験してきたので、今もし、私と同じような状況だったり、同じことで悩んでいる人がいたとしたら、大丈夫なんだよ、って思ってほしいなと。私も、誰にも相談できなくて、一人でつらい思いをしたので。

──「自分のことしか知らない相手に父のDVのことを相談したら、父のことを悪く言うばかりなので、誰にも相談しない子になった」という記述がありました。
美奈子 自分の中で結論っていうのは決まってるから、だったら人に話さなくてもいいかなって思うんです。お父さんのことにしろ、そのときの旦那のことにしろ、誰かに愚痴を言って、もし「あんたの旦那サイテーだね」って言われたら、私ムカついちゃうんですよ。悪口を言っていいのは、私だけでしょって、うふふ。
──すごくお金にも苦労してきたとありましたが、この本でまとまったお金が入ってくることになります。使い道、考えてますか?
美奈子 うーん、一番上は中学2年生なんですけど、高校に進学するときにはお金がいりますし、なにしろ6人もいるので、これからずーっとお金が必要なことばっかりなんで、今は何かを買おうというのではなく、子どもたちを学校に行かせるためにですね、育児に使いたいです。
──お金には、あんまりこだわりがない?
美奈子 ないんですよ。欲しいものって聞かれても何も出てこないですし。暮らしていけるだけあればいいというか、なければないで、それなりの生活をすればいいかなって。あ、洗濯機が欲しいくらいかな(笑)。
──『その後の美奈子ファミリー』に子どもたちの写真もたくさん載っていますが、本当に楽しそうに写っています。
美奈子 ねえ、すごいきれいに撮っていただいて、ありがたいです。
──宮崎は合いますか?
美奈子 気候もいいですし、人も温かいですね。
──週刊誌には、ダディが暮らす岩手に行くんじゃないかって話も出ていました。
美奈子 あははは、それはないですね。
──林下という名字はそのままで?
美奈子 あんまり考えてないんですけど、まあ家族というか、子どもたち同士がきょうだいという気持ちがあるし、清志さんが「しばらく使ってていいよー」って言ってくれたので。
──ダディやダディのお子さんたちとも、今でも家族という感覚ですか?
美奈子 そうですね。子ども同士もきょうだいという気持ちですし、私も、ちゃんと学校行ってるかなーとか、彼氏とかいるのかなーとか、やっぱり気になるので、親として見てるんだと思います。
──ずばり、復縁の可能性は? 今現在のお気持ちとして。
美奈子 今現在ですか、今現在は、ない! うふふふ。
──会いに行ったりすることはあっても、もう一度、旦那さんと奥さんという形にはならない?
美奈子 今のところ、そうですね。ないです。
──『ハダカ~』には、ダディと会う前には二度と結婚しないと決めていた、と書かれていました。
美奈子 そうなんです、そう言ってたんですよ。だから、何があるか分からないですよね。明日、私が何を言ってるか、ぜんぜん分からないです。あはははは。
(取材・文=編集部/写真=名鹿祥史)