ああ、ついに深夜の飯テロも終わってしまったか……。 『孤独のグルメ Season6』(テレビ東京系)は、6月30日深夜の「東京都品川区五反田の揚げトウモロコシと牛ご飯」を最後に、今シーズンの放送を終えた。 ついに第6期に突入したドラマ版『孤独のグルメ』であるが、相も変わらず好評であった。第1話では大阪を舞台に、お好み焼きはご飯のおかずであることを知らしめた。 続く第2話では、定番の豚バラ生姜焼き定食を投入。第3話では趣向を変えて、谷村美月が演じる、なんかメンヘラっぽい不安定すぎる店員に目が離せないという、新手のスタイルで物語を紡いだ。さらに、第5話では回転寿司。第9話ではゴローちゃんの過去の恋を描いたり……。 とにかく、制作陣はさまざまなアイデアを投入して物語を濃厚なものにしようと企図していた。 限られた時間とテンプレートの中で試みられたドラマの工夫。その意図は、明らかに視聴者に飽きられることの恐怖であろう。 確かに松重豊演じるゴローちゃんの演技はうまいし、セリフやらダジャレやらは技巧の塊である。でも、ネットでは絶賛される一方で、実際に『孤独のグルメ』フリークに会うと、また別の感想が。大抵の人が毎週番組を楽しみに見ているというものの、「ちょっと、飽きたな……」と口にする人の多いこと。 誰もが口をそろえるドラマ版の問題点は、ゴローちゃんが失敗しないことである。 原作厨というわけではないが、やはり原作との決定的な違いはここである。以前は、アームロックを登場させたり、微妙に原作要素も注ぎ込んでくる制作陣であるが、ドラマゆえにできないことがある。 それは、ゴローちゃんが失敗することだ。 原作において重要な要素は、ゴローちゃんが単に食べて満足するだけではない哀愁である。 原作第1話では、いきなり豚汁とぶた肉いためがかぶったことを後悔。第2話では回転寿司で食べすぎて後悔。第6話では、新幹線でジェットボックスシュウマイの匂いをまき散らして後悔。やたらと後悔することが多い。別に食べたものがマズいわけではない。ゴローちゃんの選択のミス。そこに、人生の何かを感じさせる谷口ジローの作画が冴えるのである。 もともと、仕事を依頼された時には戸惑ったという谷口であるが、作画を谷口に依頼した「PANjA」編集部は冴えていた。原作におけるゴローちゃんの帯びている哀愁は、谷口が関川夏央と組んだ『事件屋稼業』のそれと同等。自由の代わりに孤独を背負った中年男の哀愁こそが本題なのである。 松重ゴローの演技を見るに、その原作における世界観を徹底的に理解していることがわかる。やたらと見ているほうを不安にさせた谷村演じる店員も、原作第10話に出てきた元ヒッピーがやってる自然食の店の女性店員的な危うさを目指しているフシがある。 でも、リアルに存在する店舗を使っている以上、決して注文したメニューが運ばれてきた途端に後悔するなんてシーンは描けない。その制約が、次第に物語展開の幅を狭くしているような気がしないでもない。 松重ゴローの食べっぷりは驚嘆である。よくもまあ、胃袋にあれだけの量を詰め込めるなあと思う放送回も何度もあった。けれども、一度くらい「ああ、やりすぎた……」と、食べすぎを後悔するシーンくらいあってもよいんじゃなかろうか。それをファンは期待しているのだ。 そして、もうひとつ。時代の趨勢ゆえだろうが、松重ゴローは煙草を吸わない。さまざま意見はあるだろうが、ハードボイルドな人生に煙草は欠かせないものとも思うのだ。 いずれにしても、今後とも試行錯誤を重ねて続いていってほしい『孤独のグルメ』。次のクールを期待して待っているぞ。 (文=昼間たかし)テレビ東京系『孤独のグルメ Season6』番組サイトより
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そろそろ松重ゴローちゃんの大失敗も見たかったなあ……『孤独のグルメ Season6』を総括する
ああ、ついに深夜の飯テロも終わってしまったか……。 『孤独のグルメ Season6』(テレビ東京系)は、6月30日深夜の「東京都品川区五反田の揚げトウモロコシと牛ご飯」を最後に、今シーズンの放送を終えた。 ついに第6期に突入したドラマ版『孤独のグルメ』であるが、相も変わらず好評であった。第1話では大阪を舞台に、お好み焼きはご飯のおかずであることを知らしめた。 続く第2話では、定番の豚バラ生姜焼き定食を投入。第3話では趣向を変えて、谷村美月が演じる、なんかメンヘラっぽい不安定すぎる店員に目が離せないという、新手のスタイルで物語を紡いだ。さらに、第5話では回転寿司。第9話ではゴローちゃんの過去の恋を描いたり……。 とにかく、制作陣はさまざまなアイデアを投入して物語を濃厚なものにしようと企図していた。 限られた時間とテンプレートの中で試みられたドラマの工夫。その意図は、明らかに視聴者に飽きられることの恐怖であろう。 確かに松重豊演じるゴローちゃんの演技はうまいし、セリフやらダジャレやらは技巧の塊である。でも、ネットでは絶賛される一方で、実際に『孤独のグルメ』フリークに会うと、また別の感想が。大抵の人が毎週番組を楽しみに見ているというものの、「ちょっと、飽きたな……」と口にする人の多いこと。 誰もが口をそろえるドラマ版の問題点は、ゴローちゃんが失敗しないことである。 原作厨というわけではないが、やはり原作との決定的な違いはここである。以前は、アームロックを登場させたり、微妙に原作要素も注ぎ込んでくる制作陣であるが、ドラマゆえにできないことがある。 それは、ゴローちゃんが失敗することだ。 原作において重要な要素は、ゴローちゃんが単に食べて満足するだけではない哀愁である。 原作第1話では、いきなり豚汁とぶた肉いためがかぶったことを後悔。第2話では回転寿司で食べすぎて後悔。第6話では、新幹線でジェットボックスシュウマイの匂いをまき散らして後悔。やたらと後悔することが多い。別に食べたものがマズいわけではない。ゴローちゃんの選択のミス。そこに、人生の何かを感じさせる谷口ジローの作画が冴えるのである。 もともと、仕事を依頼された時には戸惑ったという谷口であるが、作画を谷口に依頼した「PANjA」編集部は冴えていた。原作におけるゴローちゃんの帯びている哀愁は、谷口が関川夏央と組んだ『事件屋稼業』のそれと同等。自由の代わりに孤独を背負った中年男の哀愁こそが本題なのである。 松重ゴローの演技を見るに、その原作における世界観を徹底的に理解していることがわかる。やたらと見ているほうを不安にさせた谷村演じる店員も、原作第10話に出てきた元ヒッピーがやってる自然食の店の女性店員的な危うさを目指しているフシがある。 でも、リアルに存在する店舗を使っている以上、決して注文したメニューが運ばれてきた途端に後悔するなんてシーンは描けない。その制約が、次第に物語展開の幅を狭くしているような気がしないでもない。 松重ゴローの食べっぷりは驚嘆である。よくもまあ、胃袋にあれだけの量を詰め込めるなあと思う放送回も何度もあった。けれども、一度くらい「ああ、やりすぎた……」と、食べすぎを後悔するシーンくらいあってもよいんじゃなかろうか。それをファンは期待しているのだ。 そして、もうひとつ。時代の趨勢ゆえだろうが、松重ゴローは煙草を吸わない。さまざま意見はあるだろうが、ハードボイルドな人生に煙草は欠かせないものとも思うのだ。 いずれにしても、今後とも試行錯誤を重ねて続いていってほしい『孤独のグルメ』。次のクールを期待して待っているぞ。 (文=昼間たかし)テレビ東京系『孤独のグルメ Season6』番組サイトより
『孤独のグルメ Season6』第11話 ゴローちゃんに強力ライバルが出現? 最も食べたい料理は水煮牛肉
気がつけば、暑い季節がやってきました。 そんな季節に食べたいのは、冷たいものとか辛いもの。そんな視聴者の気持ちに合わせてテーマを決めてくれるスタッフには、感謝の気持ちすら湧くのが、今回です。 さあ、今回ゴローちゃんこと井之頭五郎(松重豊)がやってきたのは、文京区は茗荷谷。つくづく思うのですが、初見の人にはまったく読めない地名です。だいたいの読めない人は「……(読めない)……たに?」とか言うのですが、一度だけ「いらにや」と読む人に遭遇したことがあります。 ともあれ、今回ゴローちゃんがこの街にやってきた理由は取材。片桐仁演じる編集者に、インテリア雑誌の取材を受けることになったのです。しょっぱなから「撮影から始めさせていただきます」と言われて「こんなハズじゃなかった……」と戸惑うゴローちゃん。おまけに、インタビューになれば「モテそうな部屋のデザイン」を聞かれてしまい、苦笑するしかありません。 なお、このシーンの冒頭で挿入される出版社の外観と編集部は文溪堂。学校教材とか児童書の出版社なんですが、どういう都合でこちらを借りたのでしょうか? 慣れないだけでなく、アホな取材ですっかり疲れたゴローちゃん。播磨坂桜並木をトボトボ歩けば腹も減ります。取材のシーンで使っていたカフェとかもそうなんですが、播磨坂桜並木あたりは、文京区で最もスカしたハイソな人々(笑)が集うところなので、ぜひ見物にお出かけください。 いつも通り店を探しに歩き始めたゴローちゃんですが、今回はあまり迷わず。播磨坂桜並木の突き当たり、共同印刷のある信号を左に曲がって歩くこと100メートルあまり。見つけたのは「中国料理 豊栄」です。 「今の腹ぺこ具合には、やっぱり中華の油が欲しいかな」 この年齢でなお体が油を求めるゴローちゃんを見習いたいと本気で思う、今日この頃。 「お、黒板メニューか……冷やしタンタンいいなあ」 いきなりこの店はおいしそうではありませんか。入る前、隣の蕎麦屋と迷ったゴローちゃんは「一挙両得」と喜びます。 迷うことなく注文するのは、冷やしタンタン麺とウーロン茶。ホント、ゴローちゃんてば、ランチで1,000円札を消滅させるのに躊躇がありませんよね。普段から儲かっているのか? 「よし、とりあえず冷やしタンタン確保。お次は……」 ランチタイムなのに、どれだけ頼むんだよ。今さらだけど。 一風変わったメニューの名前に、いろいろと迷い始めるゴローちゃん。「アボカドのせいろ蒸し」「中華茶碗蒸し」「回鍋肉」「白ご飯」。 水沢エレナ演じる店員は涼しい顔で注文を受けているわけですが、この客は明らかにオカシイ。 近くのテーブルを見て「昼間っから大胆に店を広げちゃってるなあ~」と言うけど、アンタもな。 そうして届いた「食卓のプール開き」である冷やしタンタン麺。器もしっかり冷やされている逸品です。汁なしタイプのそれを、ゴローちゃんはとにかくまぜまぜ。 「うん、うまい、あれ……ぜんぜん辛くない。ていうかなんだ? 見た目は確かにタンタン麺だけど、味は冷やし中華っぽいぞ……んおほお、これメチャクチャうまい……」 「これ、ひょっとして大傑作じゃないの?」 とにかく褒めまくりながら、えらいスピードで食べ進めるゴローちゃん。 「冷やしなのに食欲を燃え上がらせる……全然、まだ食える」 こうしてゴローちゃんは、いつも以上に不穏なセリフ。 「オレ、今さらながら相当腹が減っていた。ここがゼロ地点だ……」 並べられるのは、「アボカドのせいろ蒸し」「中華茶碗蒸し」「回鍋肉」「白ご飯」。 「まずは、チャイニーズアボカド」 タレに浮かんでいるアボカドという、未知のうまさを視聴者にアピール。 「わほう、何これ? アボちゃん蒸すと、こんなにうまくなるの……とろっとろ、アボの大トロだ……」 それをご飯にのせれば「アボカドゴロネーゼ……おお、これ最高! さいこうたかもり!」と、例えようのないおいしさは、例えようのない寒いギャグで煽られます。 続く「中華茶碗蒸し」は、日本の茶碗蒸しとは違う食べ物。 「これはいくらでも入るヤツだ」 なにせこの料理、旨みは凝縮されているけど、具はないのです。自信がなければ出せない料理であることは間違いありません。 でも、こんなのはまだ前座。今日のゴローちゃんのメインは回鍋肉なんですから。 「うん、うまい。これぞ空腹にクサビを打ち込む男メシだ。中華の中の中華キングオブ中華……座っているのがやっとなほどうまい」 この回鍋肉、使っている肉がバラ肉を厚めに切ったもののよう。そりゃ、味が染みこんでうまくなるのは必然ではないでしょうか。 本来なら、ここでラストスパートに入るハズが、今回はちょっとイレギュラー。栗原英雄演じる常連客が、水煮牛肉を注文するのです。水煮牛肉といえば、最近はちょっとメジャーになった辛い料理。この店では特に辛いのか、周囲に唐辛子に味と臭いをまきちらし店員も恐れおののいています。 「ここの水煮牛肉好きなんですよ……」 ガチでむせながら食べる栗原。 これはズルイ……。このシーンで、いつものラストスパートのゴローちゃんの印象が、まったく吹き飛んでしまうのです。 「ああ、腹パンパン……」 次回は、あの辛いヤツを着替え持参で汗ダラダラかきながら食べてみようと決意するゴローちゃん。いや、このままじゃレギュラーの座がヤバイ? ま、単に食べるだけなのにライバルが出現する展開は『食の軍師』でもやってますしね。 (文=昼間たかし)テレビ東京系『孤独のグルメ Season6』番組サイトより
『孤独のグルメ Season6』第10話 タイアップが露骨すぎる(笑)まるで旅行番組みたいな鋸山アピール!!
ホント、ゴローちゃんこと井之頭五郎(松重豊)ってば、商売のためなら、どこにだって足を運ぶのですね。 ええ、今回やってきたのは千葉県は富津市の浜金谷駅。東京湾フェリーの千葉県側の港のある街ではありますが、いわば地の果て。 それでも、プチ出張は苦にならないのがゴローちゃん。 「これはまた、ずいぶんと静かな駅前だ」 まだ仕事もする前からワクワク感が募ります。 「鋸山、ここだったんだ」 なんのタイアップなのでしょう? ひとまず観光案内も挿入。のんびりとした風景を存分に描いてから、本編はスタート。 「仕事先は、温泉旅館だし……なんだったら泊まっちゃうか」 独身かつ一人働きならではの、自由な生き方。ここに憧れる人も多いのでしょう。 さて、やってきた温泉旅館・かぢや旅館。 じゃらんの口コミを見たら、評価は「4」となかなかです。でも、宿泊は2名以上から。あーあ、これだから温泉旅館はイヤなんだよ。商売の都合もあるのでしょうけど、じゃらんとか楽天トラベルで紹介や口コミを見て、さあ予約しようとした時に宿泊は2名からのときのイラッとする感じ。最初から「一人客はお断り」と書いていてほしいものですな。 さてさて、旅館で待ってたのは、石川正則演じる旅館の人。商談の場となるロビーは、いろいろなものが置かれていてカオスとなっております。そんなロビーをラウンジ風に改築しようというわけで、よいコーヒー豆とコーヒーカップを求めてゴローちゃんを呼んだというわけです。 え、ゴローちゃんてば、コーヒー豆まで扱ってるんだ。マンガで仕入れた知識だと、コーヒー豆の取り扱いは高度な知識が必要だと思うのですが、すごいねゴローちゃん。あらためて尊敬ですよ。 てなわけで、商談を終えて鋸山登山を勧められるゴローちゃん。でも、スーツで登山というのもまったく合いそうになく、断念。そう、登山じゃなくて必要なのは空腹と店探しですよ。 そして、ゴローちゃんが見つけたのは「漁師めし」の文字。店の名前は「漁師めし はまべ」。なんとも、味のありそうな名前です。 ガラッと戸を引いて入る店内は、やっぱり味がある。 そんな店にいる漁師風の髭面の客が、いきなり一言絡んできます。 「この人ね、口うるさいけどね、味はうまいぞ~」 おっと、よく見れば佐藤蛾次郎ではありませんか。そして「余計なこと言ってんじゃないよ」と返してくる店の女将は松本明子。 味があるというには、濃すぎる店内です。 しかし、『男がつらいよ』が終わってから、久しぶりに佐藤蛾次郎を見たような。この人、なんでこんなに短時間でインパクトを振りまけるんだ? まあ、あまりのインパクトの強さに、そそくさとお勘定をして出演シーンは終了。最後のアドリブと思しき「うまいよっ」の一言が、やっぱりうまい。 さて、料理のほうも何を見てもうまそうです。 「アジ三昧。刺身たたきなめろうか。いい三昧だ。地魚フライ……」 「いやちょっと待て。フライが無性に気になってきた……」 さんざん悩んだ挙げ句に、地魚フライ定食がアジフライということで、これに決定。ついでに、さんが焼きも注文しようとしたら、今日は定食にさんが焼きがついているんだそうです。 さんが焼きというのは、あわびの殻になめろうを持って焼いたヤツ。漢字では山家焼きと書くそうです。 しっかし、この店はホントにできます。先に漬け物と肉じゃがの小鉢を出して、お客を期待させてくれるのです。 食べ物もうまいけど、すっかりオバサンになった松本明子がキャラ立ちしていてビックリ。こんなオバサン、定食屋によくいるよねえ。 「はい、アジフライお待たせしましたどうぞ~」 「うわっほ~ぉ!! これはでかいッ!!」 マジで視聴者が驚くようなデカさのアジフライ。こんなん、東京じゃあ絶対に食べられませんよ。 「なんてでかさだ。これが房総の底力か」 わざわざ、カバンから巻き尺を取り出して視聴者にアピールするゴローちゃん。ご飯の丼と味噌汁もデカイ。それに、タルタルソースも好きなだけ使えとばかりに、容器ごと置いてくれます。 「うわっ、何これ? フワフワ?? え~こんなアジフライって……いやぁ、びっくりした~おいしいびっくり久しぶりぃ~おぉ脂が……肉厚うますぎるこの軽さ~」 どうも松重ゴローちゃん、演技じゃなくてマジでうまかったのでしょう。そんな気持ちが伝わってくるセリフ回しです。 ちなみに、ゴローちゃんの食べ方ですが、最初はハジにちょこっとしょうゆを垂らしてから味わう。少しずつ、いろんな味を楽しもうというわけですが、そんなのなくともうまいアジフライであることが伝わってきます。 そして味噌汁。カジメ……ねばねばの海藻の味噌汁は、またうまい。そこに投入される、添え物のさんが焼き。 「う~ん、よいよい……さんが実によい。千葉の民は、よくぞなめろうを焼くという、いわば乱暴な料理を思いつきそうろう……」 こんなうまいおかずばかりで、ご飯が足りるハズもありません。 どんぶりメシのおかわりを頼むゴローちゃん。 さあ、追加ごはんと2枚目のアジフライで、さらなる満足感を目指しましょう。 「2枚目がある幸福……今はただこのアジフライを食べ続けていたい」 ここからは味変。今度はソース。そして、タルタル。 ここでまた、視聴者を驚かせる一言が!! 「うわっ、これすごくうまい!! すごくいいっひぃ!! うん、このアジ……タルタルの濃い味にもビクともしない」 さんざん満足したゴローちゃん。でも、満足したところで目に飛び込むのは「カジメ入りのしょうゆラーメン」の文字。でも、夜だけということで断念です。 「金谷の街に来て、こんなうまいアジフライ定食にありつけるとは思ってもいなかった」 競争相手の少ない田舎町だというのに、手を抜かない本気の味に満足するゴローちゃん。 今回も、視聴者にアジフライを食べさせたくする飯テロ。 でも、店を出るゴローちゃんに、松本明子がまた言うのです。 「今度よかったら、鋸山登りに来ることがあったら、また寄ってください~」 なんだ、この鋸山アピール。やっぱり、タイアップなのか? こういう露骨なタイアップは、嫌いではありません。 (文=昼間たかし)テレビ東京系『孤独のグルメ Season6』番組サイトより
ゴローちゃんの過去の恋が次々と暴露……謎の女・ジョセフィーヌが気になる『孤独のグルメ Season6』第9話
ゴローちゃんこと井之頭五郎(松重豊)は行く、東京に住んでても、まず訪れる機会のない街へと……。東京と一口にいっても、狭いようで広いもの。10年20年と暮らしても、一度も訪れたことのない街というのは多いのです。この『Season6』だけでも、東大和市とか世田谷区太子堂とか、マイナーな場所柄ゆえのワクワク感でおなかを空かせた人も多いのではないでしょうか。 さて、今回ゴローちゃんが訪れるのは、品川区は旗の台。個人的な話ですが、筆者は20代の数年間住んでいたことがあります。この街は東京の中でも特殊なカオス。何しろ、下町なのか山の手なのか。ザーマスと大衆とが渾然一体となった、不思議な土地なのであります。 実は先日、用があって久しぶりに駅に降りたのですが、カオスは健在。とりわけ、住民が利用する旗の台駅はカオスを象徴するものです。この駅は東急池上線と大井町線の交差するポイント。大井町線に急行が設定されたのを契機に駅は改築されたのですが、全面改築かと思えば池上線側はほぼそのまま、結果、昭和レトロと21世紀とか混在する奇妙な駅となったのです。 ちなみに、番組を見てお店を訪れるならば、ただメシを食って帰るだけじゃあもったいない。ここ、中原街道から第二京浜まで、途中は少々途切れながらも、ほぼ一直線に商店街が続くワンダーランド。近くには、これまた昭和レトロな中延商店街も。腹ごなしに、戸越公園でも見物しつつ大井町までトボトボ歩くのがオススメです。 と、余談はこれくらいにして、ゴローちゃんは、やってきました旗の台駅。ちょっと時間があるということで、ひとまずは喫茶店「アティック」でメールをチェック。 「あ、ジョセフィーヌからメールが来てる」 おお、今回は謎に包まれたゴローちゃんのプライベートがほのめかされる展開なのか? 英語のメールを日本語のナレーションで読み上げるゴローちゃん。今日は、ジョセフィーヌからの依頼で、銭湯のリノベーションのチェックという仕事の様子。 その仕事を前に、まずゴローちゃんが注文したのはクリームソーダ。ワイルドなはずのゴローちゃんがクリームソーダ。これ、原作の谷口ジロー先生の傑作『事件屋稼業』(双葉社)において、深町が深夜のファミレスで「うんと、甘いの」とパフェを注文するシーンのごとき、ハードボイルドなダンディズム。そう、背中で語る男には、一見似合わない注文こそがカッコイイのです。 「これこれ、このわざとらしいメロン味」 原作から拾った言葉を挿入しつつ「昭和の甘さ」「正しいクリソダ」。最初、なんといってるのかわからなかったのですが、クリームソーダをゴローちゃんはクリソダと省略。これは、いったいどこの方言なのでしょう? さ、驚くのは次の瞬間。「そしてそして」と、ゴローちゃんは、まだ一口しか食べていないアイスクリームを完全に混ぜ込んでしまいます。な、なんとぜいたくな。貴重なアイスクリームは自然に溶けるまで、はじっこのちょっと凍ったところから、少しずつ食べるんじゃないのか? いや、これこそ、いつでもクリームソーダを注文できるくらいの懐の余裕ができた大人のワザなのか? ま、オープニングを前にここまで文字数を使ってしまったあたり、すでに神回の予感です。 さて、オープニングを終えて、やってきたのは廃業した銭湯……って、ここ荏の花温泉じゃないか。この建物はまだあったのか!! と、元住民の筆者は驚きました。ロケで借りたのか、それとも何か別用途に使用しているのか、気になります。 こちらで待っていたのはオーナーの神尾佑。 リノベーションの参考資料ということで、さまざまな写真を撮影するゴローちゃん。ここの会話で明らかになるのは、ジョセフィーヌがフィンランド人であるということ。どうも彼女は、廃業した銭湯を用いて雑貨カフェを開くもくろみなのだとか。いろいろと謎です。 神尾演じるオーナーも、銭湯の一部を「ここは、いずれ釣り堀にでもしようと思っているんです」とか、やっぱり謎。で、ネットで調べてみたら、実際に工務店が所有していて現在は休業しているものの、元銭湯の釣り堀という形で営業していたんだとか。す、すごい……このタイアップがスゴイ! と、導入部も終わり……かと思いきや、ゴローちゃんの手にしていたデジカメには、懐かしいパリの写真が。「紗雪……元気かな……」と、ふと忘れていた恋を想い出すゴローちゃん。パリの思い出のはずなのに、かつての恋のドラマの回想はどう見ても日本という……なんなの? なんにしても、ここまでですでに脚本がいつもの10倍くらい濃いですよ。これは、料理だけではなくドラマの部分に重点を置こうという、新たな手法に違いありません。 こうして、腹が減ったら、いつものゴローちゃん。 「今、俺が欲しているのは胃袋がドギマギするような料理だ」 そして、目の前に現れる店。 「スペイン食堂、石井」 「今、ずっきーんと来たぞ……真っ赤な看板が腹を空かせた俺という牛をガンガンと煽り立ててくれる。旗の台にスペインの旗。俺は闘牛だ……よぅし、突っ込んでいこうじゃないか」 今シーズン屈指の名言を吐きつつ入店すると、店員はいまや太ったおばさんキャラを確立した佐藤仁美。風景に馴染みすぎなのが、大女優の風格です。 さあ、メニューを開こうとすれば何かを炒めるバチバチという音。なんだ、この演出の挿入は? 「ええ、なになに? スペイン流の派手なお出迎えか……牛なんだからこんな音にビクつくな、こっちに集中するんだ」 パエリアが一人前から注文できることがわかって、本丸を固めるゴローちゃん。あれこれと呪文みたいなメニューをかまずに読み上げ、どんどん興味を惹かれていきます。ここに新たに見つけるのは「ハーフサイズもできます」という貼り紙。一気に、いろいろと楽しめる枠が広がってゴローちゃんは大喜び。 「せっかくだから、いろいろと食べたい」 イカ墨のパエリアを本丸に、ゴローちゃんがハーフサイズで注文するのは……サルスエラ・マッシュルームの鉄板焼き・サルシッチョンのレヴェルト・タラのアリオリオオーブン焼き・スペイン産ガス入りウォーター……素人目に見てもやりすぎですが、佐藤仁美も止める気がありません。 ここで、近くのテーブルで子どもが「バチバチきたー」と運ばれてきたのは、エビの鉄板焼き。なんでも、塩が弾ける音なんだそう。 「え、そうなの。俺は塩にビクついてたのか……」 ちょっと弱気になるゴローちゃんの前に運ばれてきたのは、マッシュルームの鉄板焼き。なんと、お通しのパンも一緒です。いや、パンはヤバいって。この手の料理店のパンって、信じられない勢いで腹をいっぱいにしちゃうのですから。でも、ゴローちゃんなら、おいしく食べきってくれるはず。それをかたずをのんで見守りましょう。 生ハムなどが入ったマッシュルームを、苦労しながら一口で食らうゴローちゃん。 「マッシュルームの概念を超えている。俺、マッシュルームのおいしさって、今ままで知らなかったのかもしれない……」 続いてやってきたのは、サルシッチョンのレヴェルト。なんのこっちゃわかりませんが、イベリコ豚のサラミとキノコのとろとろ卵炒めということで理解すればよいようです。 「あっこれはおいしい。塩加減が絶妙」 「トロトロ卵にサラミとエリンギの食感そこに黒胡椒。このレヴェルト……レベル高いんじゃないの?」 「マドリッドあたりの朝食こんな感じかな?」 「このレヴェルトレベル高いんじゃないの?」なんて、セリフが吐けるのもゴローちゃんのダンディズム。ちゃんと、パンに乗せて食べるあたりがゴローちゃんのテクニックです。 ここで、さらにニンジンサラダも追加注文しちゃうゴローちゃん。だって、隣のテーブルに運ばれてきたそれは、ニンジンを千切りにしたもの。いや、その赤さがうまさを徹底的に主張しているワケですから。思わず注文しちゃいますよね。 そこにさらに、追加はこちらタラのアリオリソース焼き。 「トマトの舞台でタラがフラメンコを踊っている。情熱的な光景だな。そそるぞ……そそるぞ……」 「うわぁ、このトマト旨み吸いまくり大会」 「タラとの組み合わせが、まさにスパニッシュギターとダンサー」 「超絶うまし。アリオリソースのオーブン焼き。旗の台にアリオリハベリイマソカリ」 そんなに満足しているくせに、さらに子ども連れのテーブルに運ばれてくる魚介のパエリアを見て「おお~。あれぞ、ザ・パエリア」と、ゴローちゃんの食欲は止まる気配がありません。 そこへやってきました。ニンジンのサラダとサルスエラ。サルスエラとは、いわばエビや貝がたっぷり入ったブイヤベースのスープ。 「ブイヤベースって、名前からしておいしそうだが見た目もそれを裏切らない」 「お~、味も見た目を裏切ってないぞ。ヒヒヒヒといううまさだ」 「地中海のエキスが凝縮されている。日本の海とはまた違う栄養滋養を感じる」 「ここでタラかぶり。でも、まったく問題なし」 貝などは手で摘まんで食べるゴローちゃん。安心してください。だいたいのスペイン人とかも、こういうのは手を使って食べますから、マナー違反じゃありません。まだまだ残っていたパンをスープに付けて「ねっ、おいしいよね、これ。このおいしさ世界共通だよね」。ニンジンサラダもほおばって「あ~、これはみんな頼むはずだ~、横にあるとうれしい味」。 ここで唐突に挿入される演出が、子ども連れのテーブルでの「ハッピーバースデートゥーユー」の歌声とケーキカット。子どもの時からこんなおいしそうな店で慣らされているなんて、うらやまし!! でも、注目すべきは、そんな様子を見もしないで、手づかみで「う~んエビうまし」とやってるゴローちゃんです。 ここまで堪能した末に、ついに到達するのは本丸・イカ墨のパエリアです。 「一人前いい、サイズ最高!」 もう相当腹いっぱいだと思うのですけど、まったく、そんなそぶりは見せないゴローちゃん。ハイテンションな音楽と共に、食いっぷりには拍車がかかります。もう説明など、要りません!!!! 「さぁ、黒いお米をいただこう」 「うまい! イカスミのコクたまらない」 「赤パプリカにイカ、あっ、タコもか。イカスミの真っ暗な海底にさまざまなうまものが潜んでいる」 「こいつは、サルスエラとはまた別の滋味を形成している」 最後、鉄板に張り付いた、おこげまでこそげとって平らげたゴローちゃん。完全に満足して店を出たとき、ファンを驚かせる一言が……。 「いい食堂だったな。ジョセフィーヌが日本に来たとき一緒に来ようかな」 え、やっぱり、ジョセフィーヌとはそういう関係なの? ゴローちゃんの知られざる女性関係が、次々と明らかにされそうになった今回。最終話までに、ゴローちゃんが恋人と再会する日は来るのか……? でも、ジョセフィーヌってフィンランド人の名前じゃないよね。謎は深まるばかりです。 (文=昼間たかし)テレビ東京系『孤独のグルメ Season6』番組サイトより
『孤独のグルメ Season6』第8話 中華系の羊……? 想像のつかない味で視聴者の胃袋が大混乱
さあ、今週もやってきました深夜の飯テロの時間。今週のゴローちゃんこと井之頭五郎(松重豊)は、どれだけ食べてくれるのか。どうせ番組を見たら夜食を食べちゃうのはわかっているので、今回からは夕飯を食べずにオンエア待機をしてみることに。みなさんも、番組視聴のために夕飯を抜いてみてはいかがでしょうか? さて、今回ゴローちゃんがやってきたのは御徒町。「この通りか……」とメモを見ているあたり、新規顧客のようです。「電話の話の通りなら、けっこうな大仕事になりそうだが」と、今回のゴローちゃんはやる気です。 いや、いつもやる気はあるのでしょうが、あんまり儲けようとギラギラしていないんですよね。でも、その誠実さこそが、仕事がうまく回っている理由かもしれません。 その新規顧客は、宝石加工の会社。社長を演じるゲストは岡田浩暉です。今回、デパートの催事に出店するということになり「どこからどう手をつけていいのやら」ということなのです。ゴローちゃん、雑貨商かと思いきや、内装込みのトータルな仕事の多いこと。要は、手広くやってるんですよねえ。社員を使えばもっと儲かりそうなものでしょうが、人を使うことのストレスを考えると、今の状態がよいのでしょう。 「原石を加工するところを見せたい」などなど、希望や情熱を語り続ける岡田社長。キャラクターが、社長というにはちょっと怪しげな雰囲気なのが、味があってよいです。でも、そんなキャラだから、情熱的な言葉もホントかな? と、ちょっと疑わしい。おそらく、それもワザとなんでしょうけどね。 ともあれ、情熱を語られ大仕事だと気合を入れたゴローちゃん。気合が入れば腹も減ります。 「飲食店は……宝石街にメシ屋はないか」 いろいろとメシ屋はあるはずですが、ゴローちゃんのお眼鏡にかなう店がないということなんでしょう。ラーメン、インド料理に、居酒屋ランチとピンとこないままにさまよっていたところに、飛び込んできたのは「羊」の文字。 「中華系の羊料理ということか……」 「いいような気がする。いやきっといい……ぜんぜんわかんないけど……この胸騒ぎを俺は抑えられない」 期待値優先で、果敢に店に飛び込むのが松重ゴローちゃんの持ち味です。 入ったお店は、おやキレイ。「台湾の洒落た食堂っていった感じ」と、感想を一言。 「ここ、俺的に前例のない店だ、ここは注文の組み立てが難しい」 ランチタイムでも、ただセットを注文してお茶を濁したりはしないのがゴローちゃんなのだと、その精神をあらためて知る瞬間です。 「前菜から順にいくか、先回りでメインを決めるか……」 ええと、まだランチタイムですよね。今日の仕事はもう終わりという気分で食べるのでしょうか。いや、それができるのも、個人経営者の特権です。 まず、目についたのは点心。それすらも、餃子か小籠包か、おやきか……。とにかくこちらのお店、ラム推しなのですが、それが余計にゴローちゃんの迷いを呼ぶのです。 いろいろとメニューを読むゴローちゃんですが、中華料理ならではの、文字だけでは想像できないもの多数。「アウトオブ想像力……」という言葉が出るのも当然です。 かくして、ようやく決まったファーストオーダーは、ラム肉と長ネギ炒め、ラム肉焼売、白身魚とラム肉のスープ、白いご飯。加えて、オススメの3番。そこに薬味の醤も3種類まとめて注文です。 「吉と出るか、凶と出るか……」 いやいや、いつも大満足で食べているんだから、今回も大丈夫でしょ。 果たして、この店、配膳は結構早い。瞬く間に注文したメニューがテーブルに並びます。 ここで気づくのは、けっこう白いご飯の量が多いこと。この時点で早くも頼みすぎているような気も。 「おお、すごい。テーブルに羊の群れだ」 「まずは、大将から頂こう」 箸を付けるのは、ラム肉と長ネギ炒め。 「おお、よしよし、中華の炒めもの界に、まだこんな逸材が隠れていたのか……」 これは、ご飯も進む味。見るとご飯は、麦ご飯ではありませんか。 「やっぱりドンピシャ、麦飯ってのも案外いいぞ……」 ああ、とんでもないスピードで、ご飯が……。 「ほうら、これは間違いないヤツだ」 「ここで醤投下……」 長ネギ炒めに投入されるのは、山椒しょうゆ。 「初めてだが、使える……」 今回のゴローちゃん。スゴく駆け足で満足に至っている感じです。 続いて手を付けるラム肉焼売は、黒酢で。 「こいつはたまげた。いわゆるシュウマイとは別物。こいつは確かに羊、だがうまい……」 「ラムで点心。そんなワザがあったのか、まるで底なし沼だ」 ううむ、見ているほうは、まったく味が想像できません。ただただ、うまいことだけはわかります。もう視聴者の脳内は「いつ、この店に行こうか」だけなのではないでしょうか。 ここで「何にかけてもおいしい」といわれた山椒しょうゆを、白ご飯にかけるゴローちゃん。一気にご飯は進みます。 「俺は今、猛烈に感動している。衝撃の山椒しょうゆご飯……」 いや、いったいどんなうまさなんだ!? 続いて手をつけるキノコの醤もおいしそうだけど、味の想像がつきません。そんな感じに視聴者を置いてけぼりで、ゴローちゃんの箸は進みます。 そして、漬け物で口をリセットしつつ、箸は動き続けます。スープを口にすれば「こういうタイプ初めてかも」と、またまた感動。 「透き通るようにうまい、魚と羊が奏でる弦楽二重奏……」 いや、だからどんなうまさなんだろう。 「中華料理の中で、羊たちが、こんなにも生き生きと輝いている……ラム醤の食卓最高」 満足に次ぐ満足のゴローちゃんですが、こうなれば胃袋は全開。 「御徒町ラム肉フェスティバル。これでお開きは寂しいな……」 さあ来た。ゴローちゃんの本気モード。スペアリブのハーフサイズと麦ご飯のハーフサイズを追加注文し、祭りはさらに続きます。 かくてやってきたスペアリブは、クミンまみれという視聴者の胃袋を直撃する見た目。もうダメです。飯テロでどうしようもなくなった胃袋を、ラーメンか何かで満たそうと思っていたんです。でも、猛烈に食べたいのはラム肉。思わず、深夜にラム肉を食べられるところはないのかと検索してしまうではありませんか。 「落ち着け落ち着け、散々食ってるのに何を焦ってるんだ」 「油がガツンときた。この強烈なパンチこそスペアリブだ。うまいな~」 この「うまいな~」の一言が、ガチモード。ホントにおいしかったのでしょう。 そこに唐辛子の醤をつけて「これだ!」と開眼するゴローちゃん。まったく落ち着きを失い、ただただ食らうのです。 「おほ~きた、クミンの刺激かける唐辛子の刺激……」 「豚のスペアリブとは異次元のうまさ」 そして楽しんだラストは、残った長ネギ炒めをご飯に載せた特製ラム丼です。そこに、残った山椒しょうゆもまぜれば、完全に至福の味。 「この丼いいぞ~、どんどんかっこみたくなるうまさだ……」 「御徒町でこんな店を発見できたのは、偶然というより奇跡だ……」 通常の感動を10とすれば、今回のゴローちゃんの感動は30くらいというところでしょうか。 ゴローちゃんは満足ですが、困ったのは視聴者。何しろうまいのは明らかなのに、想像できない味に困惑したハズ。登場店は、放送後は混雑するのが常。行列はしたくないとは思いつつも、今回ばかりは行ってみなくてはと心に決めた神回でした。 (文=昼間たかし)テレビ東京系『孤独のグルメ Season6』番組サイトより
『孤独のグルメ Season6』第7話 糖質制限って何!? 皿うどんとちゃんぽんの一気食いが見せるゴローちゃんの本気
深夜の飯テロ番組も、いよいよ第7話。今シーズンもイカしたメシ屋が次々と登場し、足を運んでみたくなっている人も多いのではないでしょうか。とはいえ、これまでのシーズンで放送された店も、いまだに番組の余波で大混雑。空いてから出かけたほうがよいのですが、タイミングが難しいものですね。 ともあれ、この番組を通して学ぶのは、見知らぬメシ屋に入るとき、まずスマホで口コミ情報を探すというクセはやめたほうがいいということ。飽くなきチャレンジ精神こそが『孤独のグルメ』を楽しむ上で、最も重要なのだと思う次第です。 さて、今回ゴローちゃんこと井之頭五郎(松重豊)が商談にやってきたのは、なんかちょっと悪そうなヤツらがそろっている地下のクラブ。 「うわ、うるさいな……」 慣れない空間に、引き気味のゴローちゃん。 「すいませーん」 大きな声がよく通ること。そりゃ、松重ゴローちゃん。芸歴が長いですからね。 今回の依頼主は、窪塚俊介。クラブの内装を変えたいということで相談なんですが、なぜゴローちゃんに依頼をしようとしたのでしょう。 「エモい」とかいう、聞き慣れない単語に、慣れないテンション。おまけに提示された予算に「ちょっと~」と言うしかありません。 おまけに、予算を聞けば微妙にオラオラな感じで「渋谷イチのクラブにしたい」と言ってくるではありませんか。「いや、その額で渋谷イチって……」と、思いはすれども、断りづらいゴローちゃん。自営業者なんだから、ダメなものはダメと言わねば、損をするばかりじゃないですか。何やってんのよ!! そんなことを思っていたら、場面は転換。 店を出たゴローちゃんが会話してるのは、紹介者。ああ、人の紹介だと断りづらいものですよねえ。おまけに紹介者から「無理だったら、私から断りを入れますんで~」だって。そんなことを言われたら、余計に断りづらいではありませんか。 「案外、純粋でいいやつだとわかるんだが、なんだか同じ地面で話ができない……」 おや、今回のシナリオは冒頭から尖ったセリフが飛び出す。これも、クラブの効果でしょうか。 かくて、いつものように店を探し始めたゴローちゃん。 「俺がザザっと飯を入れていく店って、もうこの街にはないのか」 「渋谷、もう来るとこじゃないのかな」 おお、原作でも渋谷に出てきたゴローちゃんが漏らした名ゼリフが登場。谷口ジロー先生ならではの、独特の哀愁ある中年でなくてはサマにならないセリフ。松重ゴローちゃんも、こういうセリフはうまいですよね!! ついにあきらめかけたゴローちゃん。 「このあと、浜田山だから……」 いや、元・浜田山住人の筆者ですけど。いったい浜田山で何を食べろというのでしょう? お願いだから、それだけはやめようよ。 と、ここでゴローちゃんが思い出す、昔の素敵な食事の記憶。 「百軒店に餃子と焼きそばのうまい店があったな……まだあるかな」 ああ、絶対にないよ。ゴローちゃん。かつてのおいしい店はすべて記憶の彼方に。失敗が見えるゆえにか、泣いてしまうようなシーンです。 と、腹が減っているはずなのに「こんな路地あったけ」と路地に迷い込むゴローちゃん。 ふと見つけたのは、長崎飯店。名前の通り、ちゃんぽんの店。ご存じの人も多いですが、渋谷のほか、麹町や虎ノ門にもある東京で、本物のちゃんぽんを食べることができる名店です。 「およそ今どきの企業家がつける店名ではない。俺が歩いていた昔の渋谷だ」 ゴローちゃんの歩いていた渋谷とは、いつ頃のことを指しているのでしょうか。年代からすると、コンパでにぎわったバブル時代なのでしょうけど。確かに現在よりも、こんな雰囲気の個人商店は多かったハズ。 一気にお店を気に入ったゴローちゃん。ここで不穏なセリフが。 「いいなあ、長崎ちゃんぽん。餃子に春巻きもある」 うむ。長崎ちゃんぽんは具材の多さゆえに、サイドメニューを頼むと満腹MAXになってしまう料理。まあ、ゴローちゃんの胃袋ならば安心でしょう。 百軒店はまた今度として、入店。活気のある店内で女将を演じるのは川上麻衣子。まずは、相席が基本のルールに、戸惑いながらも納得するゴローちゃん。 「ちゃんぽん、皿うどん。気絶するほど悩ましい……」 なるほど、長崎の人でもなければ、あまり食べる機会のないメニュー。いざとなれば、悩むのも納得です。 「あのパリパリの麺にたっぷり酢をかけて食べる皿うどん……」 「でも、ちゃんぽんスープのあのコクもめくるめくうまさなんだよなあ……」 しかもこの店、皿うどんには硬い麺と柔らかい麺を用意しているので、悩みは増えます。 悩んで、やわ麺を注文するゴローちゃんですが、ほかの客がカタ焼きソバを注文するのを聞き「思いのほか、硬派な店だったか」と、すかさず春巻きも追加。パリパリの食感も同時に味わおうという趣好ですね。 さて、定番の調理中のワンカットを経て運ばれてくる、皿うどん。 「このとろみ、とろみから立ち上る湯気、たまらん」 いや、これはマジにうまそう。ああ、深夜に皿うどんを食べられる店がないのが悔しい。 「まずは、そのままいってみよう……おお、重い」 しっかりした太麺の感触を箸で味わいすすれば「うまい……初めて食ったけど、これはいい。麺がメチャクチャうまいぞ……」。 とにかく「うまい」と「うーん」の少ない言葉で、うまさを視聴者に伝えようとするゴローちゃん。「おこげ」「いか」「あさり」とポツリとつぶやいたり、絶妙な言葉のセレクトでうまさを伝えてくるのです。 「皿の中の有明海は豊漁だ」 と、ここで「一度仕掛けてみるか」と、卓上の調味料に手が伸びます。 「ベースの味がいいから、かけすぎは禁物だ」 そういいながら、選ぶのはカラシに酢です。 「おう、グッと皿うどんらしくなった」 食欲をそそる調味料の代表格ともいえる酢。 「もうちょっとかけても許されるんじゃないだろうか」 と、さらにぶっかけ堪能するゴローちゃん。 そこで挿入されるのは、具材に牡蠣が入っている喜び。でも、そこに安っぽいカマボコが入っているからこそ、さらに食欲はそそられるのです。 そんなゴローちゃんの食べっぷり劇場に、今回は周囲の客の食べっぷりをワンカット挿入。「うまそうな音させやがるなあ……」と、なぜか対抗心を燃やすゴローちゃん。 お次は、いよいよ春巻きの登場です。 「きたきたぁ、俺のパリパリ……」 「ふふっ、一人回転テーブル」 なぜか子どもみたいに、調味料の回転部分を回しただけでうれしい、かわいいゴローちゃん。 しっかり吟味した調味料をつけて食べる春巻は、やっぱり最高。 「口の中にスプリングトルネードが巻き起こっていく」 「数あるメニューの中から春巻きを見つけ出し、久しぶりに食う皿うどんに合わせる。これ以上にないオーダーだったんじゃないか」 何やら、いつも以上に満足度の高いゴローちゃん。でも、まだここまで放送時間は18分。残りの時間になにが起こるのか。さらに、期待は高まります。 突如挿入されるのは、別のテーブルの客の会話。 「えっ、ソースかけるんですか?」 「知らないの? 長崎じゃフツーだから」 ゴローちゃんに食のタブーはありません。早速試すゴローちゃん。 「長崎うまかー!!」 と、ソースをかけまくっていると、川上が「甘くておいしいですよ」と長崎のソースを出してくるのです。 「お、長崎ソースいいじゃないか、めちゃくちゃうまい。皿うどんを選んだ俺、でかした」 一気にかきこむ、残りの皿うどん。 「俺は、こんな店が好きなんだ」 ノスタルジックな言葉をつぶやき、満足するゴローちゃん。 でも、やっぱり俺たちのゴローちゃんは違った。別のテーブルから聞こえる「ちゃんぽんおいしかった」の声。 「おかわりちゃんぽん、いってみよう!」 麺少なめで注文したとはいえ、皿うどんに春巻きを食べた上に、結局ちゃんぽんも注文してしまうゴローちゃん。 「一度はあきらめた、このスープ」 「いい、すごくいい……」 「そうだよ、これだよこれ……一度はあきめた、この味……」 感動の上に感動を感じるゴローちゃん。「ならば本気モードでいこう」と、一気食い。 「追いちゃんぽんを追加したのは正解だ……」 「俺は今日、ちゃんぽんのことを本気で好きになってしまった」 まさかと思いましたが、皿うどんとちゃんぽんの同時食いをこなしてくれたゴローちゃん。いやいや、やはり『孤独のグルメ』の真髄は、食いすぎだろ~とあきれるほどの食べっぷり。ヘルシー志向とか、糖質制限などとかいう、草食系な言葉には踊らされぬゴローちゃんの、硬派な精神世界を見習わなくてはならぬと、思いました。 (文=昼間たかし)テレビ東京系『孤独のグルメ Season6』番組サイトより
『孤独のグルメ Season6』第7話 糖質制限って何!? 皿うどんとちゃんぽんの一気食いが見せるゴローちゃんの本気
深夜の飯テロ番組も、いよいよ第7話。今シーズンもイカしたメシ屋が次々と登場し、足を運んでみたくなっている人も多いのではないでしょうか。とはいえ、これまでのシーズンで放送された店も、いまだに番組の余波で大混雑。空いてから出かけたほうがよいのですが、タイミングが難しいものですね。 ともあれ、この番組を通して学ぶのは、見知らぬメシ屋に入るとき、まずスマホで口コミ情報を探すというクセはやめたほうがいいということ。飽くなきチャレンジ精神こそが『孤独のグルメ』を楽しむ上で、最も重要なのだと思う次第です。 さて、今回ゴローちゃんこと井之頭五郎(松重豊)が商談にやってきたのは、なんかちょっと悪そうなヤツらがそろっている地下のクラブ。 「うわ、うるさいな……」 慣れない空間に、引き気味のゴローちゃん。 「すいませーん」 大きな声がよく通ること。そりゃ、松重ゴローちゃん。芸歴が長いですからね。 今回の依頼主は、窪塚俊介。クラブの内装を変えたいということで相談なんですが、なぜゴローちゃんに依頼をしようとしたのでしょう。 「エモい」とかいう、聞き慣れない単語に、慣れないテンション。おまけに提示された予算に「ちょっと~」と言うしかありません。 おまけに、予算を聞けば微妙にオラオラな感じで「渋谷イチのクラブにしたい」と言ってくるではありませんか。「いや、その額で渋谷イチって……」と、思いはすれども、断りづらいゴローちゃん。自営業者なんだから、ダメなものはダメと言わねば、損をするばかりじゃないですか。何やってんのよ!! そんなことを思っていたら、場面は転換。 店を出たゴローちゃんが会話してるのは、紹介者。ああ、人の紹介だと断りづらいものですよねえ。おまけに紹介者から「無理だったら、私から断りを入れますんで~」だって。そんなことを言われたら、余計に断りづらいではありませんか。 「案外、純粋でいいやつだとわかるんだが、なんだか同じ地面で話ができない……」 おや、今回のシナリオは冒頭から尖ったセリフが飛び出す。これも、クラブの効果でしょうか。 かくて、いつものように店を探し始めたゴローちゃん。 「俺がザザっと飯を入れていく店って、もうこの街にはないのか」 「渋谷、もう来るとこじゃないのかな」 おお、原作でも渋谷に出てきたゴローちゃんが漏らした名ゼリフが登場。谷口ジロー先生ならではの、独特の哀愁ある中年でなくてはサマにならないセリフ。松重ゴローちゃんも、こういうセリフはうまいですよね!! ついにあきらめかけたゴローちゃん。 「このあと、浜田山だから……」 いや、元・浜田山住人の筆者ですけど。いったい浜田山で何を食べろというのでしょう? お願いだから、それだけはやめようよ。 と、ここでゴローちゃんが思い出す、昔の素敵な食事の記憶。 「百軒店に餃子と焼きそばのうまい店があったな……まだあるかな」 ああ、絶対にないよ。ゴローちゃん。かつてのおいしい店はすべて記憶の彼方に。失敗が見えるゆえにか、泣いてしまうようなシーンです。 と、腹が減っているはずなのに「こんな路地あったけ」と路地に迷い込むゴローちゃん。 ふと見つけたのは、長崎飯店。名前の通り、ちゃんぽんの店。ご存じの人も多いですが、渋谷のほか、麹町や虎ノ門にもある東京で、本物のちゃんぽんを食べることができる名店です。 「およそ今どきの企業家がつける店名ではない。俺が歩いていた昔の渋谷だ」 ゴローちゃんの歩いていた渋谷とは、いつ頃のことを指しているのでしょうか。年代からすると、コンパでにぎわったバブル時代なのでしょうけど。確かに現在よりも、こんな雰囲気の個人商店は多かったハズ。 一気にお店を気に入ったゴローちゃん。ここで不穏なセリフが。 「いいなあ、長崎ちゃんぽん。餃子に春巻きもある」 うむ。長崎ちゃんぽんは具材の多さゆえに、サイドメニューを頼むと満腹MAXになってしまう料理。まあ、ゴローちゃんの胃袋ならば安心でしょう。 百軒店はまた今度として、入店。活気のある店内で女将を演じるのは川上麻衣子。まずは、相席が基本のルールに、戸惑いながらも納得するゴローちゃん。 「ちゃんぽん、皿うどん。気絶するほど悩ましい……」 なるほど、長崎の人でもなければ、あまり食べる機会のないメニュー。いざとなれば、悩むのも納得です。 「あのパリパリの麺にたっぷり酢をかけて食べる皿うどん……」 「でも、ちゃんぽんスープのあのコクもめくるめくうまさなんだよなあ……」 しかもこの店、皿うどんには硬い麺と柔らかい麺を用意しているので、悩みは増えます。 悩んで、やわ麺を注文するゴローちゃんですが、ほかの客がカタ焼きソバを注文するのを聞き「思いのほか、硬派な店だったか」と、すかさず春巻きも追加。パリパリの食感も同時に味わおうという趣好ですね。 さて、定番の調理中のワンカットを経て運ばれてくる、皿うどん。 「このとろみ、とろみから立ち上る湯気、たまらん」 いや、これはマジにうまそう。ああ、深夜に皿うどんを食べられる店がないのが悔しい。 「まずは、そのままいってみよう……おお、重い」 しっかりした太麺の感触を箸で味わいすすれば「うまい……初めて食ったけど、これはいい。麺がメチャクチャうまいぞ……」。 とにかく「うまい」と「うーん」の少ない言葉で、うまさを視聴者に伝えようとするゴローちゃん。「おこげ」「いか」「あさり」とポツリとつぶやいたり、絶妙な言葉のセレクトでうまさを伝えてくるのです。 「皿の中の有明海は豊漁だ」 と、ここで「一度仕掛けてみるか」と、卓上の調味料に手が伸びます。 「ベースの味がいいから、かけすぎは禁物だ」 そういいながら、選ぶのはカラシに酢です。 「おう、グッと皿うどんらしくなった」 食欲をそそる調味料の代表格ともいえる酢。 「もうちょっとかけても許されるんじゃないだろうか」 と、さらにぶっかけ堪能するゴローちゃん。 そこで挿入されるのは、具材に牡蠣が入っている喜び。でも、そこに安っぽいカマボコが入っているからこそ、さらに食欲はそそられるのです。 そんなゴローちゃんの食べっぷり劇場に、今回は周囲の客の食べっぷりをワンカット挿入。「うまそうな音させやがるなあ……」と、なぜか対抗心を燃やすゴローちゃん。 お次は、いよいよ春巻きの登場です。 「きたきたぁ、俺のパリパリ……」 「ふふっ、一人回転テーブル」 なぜか子どもみたいに、調味料の回転部分を回しただけでうれしい、かわいいゴローちゃん。 しっかり吟味した調味料をつけて食べる春巻は、やっぱり最高。 「口の中にスプリングトルネードが巻き起こっていく」 「数あるメニューの中から春巻きを見つけ出し、久しぶりに食う皿うどんに合わせる。これ以上にないオーダーだったんじゃないか」 何やら、いつも以上に満足度の高いゴローちゃん。でも、まだここまで放送時間は18分。残りの時間になにが起こるのか。さらに、期待は高まります。 突如挿入されるのは、別のテーブルの客の会話。 「えっ、ソースかけるんですか?」 「知らないの? 長崎じゃフツーだから」 ゴローちゃんに食のタブーはありません。早速試すゴローちゃん。 「長崎うまかー!!」 と、ソースをかけまくっていると、川上が「甘くておいしいですよ」と長崎のソースを出してくるのです。 「お、長崎ソースいいじゃないか、めちゃくちゃうまい。皿うどんを選んだ俺、でかした」 一気にかきこむ、残りの皿うどん。 「俺は、こんな店が好きなんだ」 ノスタルジックな言葉をつぶやき、満足するゴローちゃん。 でも、やっぱり俺たちのゴローちゃんは違った。別のテーブルから聞こえる「ちゃんぽんおいしかった」の声。 「おかわりちゃんぽん、いってみよう!」 麺少なめで注文したとはいえ、皿うどんに春巻きを食べた上に、結局ちゃんぽんも注文してしまうゴローちゃん。 「一度はあきらめた、このスープ」 「いい、すごくいい……」 「そうだよ、これだよこれ……一度はあきめた、この味……」 感動の上に感動を感じるゴローちゃん。「ならば本気モードでいこう」と、一気食い。 「追いちゃんぽんを追加したのは正解だ……」 「俺は今日、ちゃんぽんのことを本気で好きになってしまった」 まさかと思いましたが、皿うどんとちゃんぽんの同時食いをこなしてくれたゴローちゃん。いやいや、やはり『孤独のグルメ』の真髄は、食いすぎだろ~とあきれるほどの食べっぷり。ヘルシー志向とか、糖質制限などとかいう、草食系な言葉には踊らされぬゴローちゃんの、硬派な精神世界を見習わなくてはならぬと、思いました。 (文=昼間たかし)テレビ東京系『孤独のグルメ Season6』番組サイトより
第6話で『孤独のグルメ Season6』にも痴漢冤罪が発生か? ゴローちゃんを驚かせた「ヤラシイネー」とは!
今週の『孤独のグルメ Season6』(テレビ東京系)では、どんな飯テロが!? というわけで、1週間のご無沙汰を経てゴローちゃんこと井之頭五郎(松重豊)がやってきたのは、高田馬場。今回は、のっけから腹が減っております。ちょうど昼飯の時間。女のコたちに人気のメロンパンに、腹の虫が騒いでたまりません。 とはいえ、いくら腹が減ってはいたとしても、仕事を優先するのがゴローちゃんの素敵なところ。かくして、やってきたのは「正道会館」。あれ、空手道場にゴローちゃんはなんの用事が? これは道場破りか? ゴローちゃんの必殺アームロックに敵う相手が、世界に何人もいるとはけっして思えません。 というわけで、お届け物を届ける相手の師範代は高橋努。その気迫になぜかビビってしまうゴローちゃんなのです。 なんと高橋、これから意中の女性に告白するためのプレゼントを、ゴローちゃんに注文していたというわけです。そんな個人的なプレゼントのためのアンティーク雑貨も、注文次第できちんとあつらえるゴローちゃん。ホントに、小商いにも手を抜かない人ですねえ。 しかし、ここで驚きが。 道場にやってきたのは、昼飯時。練習中だからと、隅っこで待って仕事も終了。そして、時間は3時半。いやいや、いくらなんでも待たされすぎでしょう……。それとも、高橋のために用意した雑貨が2ケタ万円とかで、今日はもう仕事を上がってよいムードだったのか? ともあれ「腹ががらんどうだ」と、いつも通りに飢えの表情へと至ったゴローちゃん。さっそく店探しを初めます。 しかし、この時間に開いている店など、そんなにありません。でも「ここも準備中」とつぶやきながら通りがかるのが「やきとん みつぼ」。いや、ここ居酒屋だからさあ。 この時間帯は、仕事で外回りをする人ならわかる、魔の時間帯。なにせ世の中にはランチタイムが終わったら、一旦店を閉めてしまうところが多いんですから。だいたい、負けた気分になって牛丼屋に入ってしまったりするもの。でも、ゴローちゃんは、そんな敗北主義者ではありません。きちんと店を見つけます。 そして目に入ったのは「ノング・インレイ」。 そこはミャンマーはシャン料理店。いや、この店、けっこう物好きには知られている店です。それは昆虫料理を食べられるから! ああ、ほかの料理も美味いことこの上ない、結構なメジャー店です、ハイ。 さて「通し営業か~」と救われた気分で、看板に近寄るゴローちゃん。ミャンマーとかシャン料理という不思議な響きに、ちょっと様子見をしますが、店の人に見つかって入店。 ちょっとぎこちない様子で座るゴローちゃん。 「まったく未知の相手、ミャンマー出身のシャン。どこからどう攻めたらいいのか……」 と、いつも通りメニューを見渡すゴローちゃんですが、「竹虫」「小コオロギ」という言葉に恐れおののきます。メニューには写真付きで載ってはいますけど、画面には映さず。なんでも食らうゴローちゃんですが、さすがに空腹に食べ慣れない虫を注ぎ込むのは遠慮したいということか。 というわけで、比較的おとなしめのメニューを、あれこれと迷い始めるゴローちゃん。「パクチー大盛り、そういうのもあるのか」などとつぶやきながら、迷うことひとしきり。 「スタンダードがわかんないだけに……」 と、とてもフツーな反応です。ですから、まずは店の人に聞いてみましょうと、ゴローちゃん。 「あの~、シャンってなんですか?」 当然、店の人からは「シャン族の食べる物」と返されます。 「それじゃあ、全然わかんないよ……」 困惑の末にゴローちゃんの注文したのは、シャン風高菜漬け炒めを豚で。お茶っ葉のサラダと餅米。 「味も量も未知数だし、ひとまずこれで相手の出方を見よう」 確かに、どんな量が出てくるのか謎すぎます。いや、たとえ食べきれない量でも、食べ尽くしてくれるのがゴローちゃんでしょうけど。 食べ慣れないミャンマー料理に、あれこれと興味津々のゴローちゃん。別の客が使っている調味料などにも興味津々です。 そして、ついにやってくる最初の皿は茶葉サラダ。視聴者視点からも、おそらくは驚くような見た目。なにしろ、サラダなのに茶色なのですから。 「初ミャンマー。ちょいピリ辛……トマト豆茶葉」 視聴者にもわかりやすく、説明してくれる言葉がとても素敵なゴローちゃん。 「なんだろう。食べたことないのに懐かしいような味……これ、すっごくおいしいんじゃないかな」 「サラダというより、スナックを食べているような味」 そして、材料を炒めている心地よい音と画像を挿入して、シャン風高菜漬け炒めが登場。同時に運ばれて来た、餅米は、ちょっと容器が特殊。おそらく蒸し器なのでしょうけど、開け方に困るゴローちゃん。 ようやく皿に置いてから「でも、このサイズ感かあ……」。むむ、これはゴローちゃんの胃袋には足りないということか? そりゃそうでしょう。シャン風高菜漬け炒め。見ただけで丼飯がかき込める雰囲気。 「あ、こちらはガツンとオカズ味だ」 心地よい音楽と共に、食事シーン。 「ほうら、合う合う餅米がおいしい」 「高菜が餅米を呼び、餅米が高菜を呼ぶ。たかもちたかもち止まらない。シャンの攻撃が止まらない」 しかし、その攻撃も一瞬。なぜなら、餅米は、予想外に小さなサイズだったのですから。 「こうなることは、最初からわかっていた」 まずは、餅米のおかわりを投入。 「ならば、今度はこうして……」 ここでゴローちゃんが編み出したのは、炒め物の皿に餅米をあけて、よーくまぜまぜ。 「こういう返し技はどうだ。オレ流、シャンへの逆襲」 なんという新たな、正道食いでしょう。 「いいじゃないか、これで五分と五分だ」 しっかし、まぜまぜの具合が視聴者にも食欲をそそる具合に。なんで、こんな上手な混ぜ方ができるのか。松重ゴローの技か、あるいはスタッフが心得ているのか。 「ミャンマーの街の食堂って、こんな感じかな」 こうして、満足をしたと思いきや、餅米がミニサイズのためでしょうか。まだまだ、ゴローちゃんは本気を出していません。 「まだ、腹六分目……」 そして手に取るメニュー!! 「麺に変えるか、米で押すか」 そして「牛スープそば」を注文するゴローちゃん。出てきた若い店員は「春雨ですか?」と。ゴローちゃんも視聴者も「??」となります。 そうこうしていると、出てきたおばちゃん。張り紙を指さして「この牛スープそばですか?」と言います。どうも、日本語で書いてあるものとミャンマー語で書いてあるのは、別の牛スープそばの様子。なんだかわからないけど「この、牛スープそばをください」というゴローちゃん。 高田馬場にいるはずが、遙かな異境に足を踏み入れた気分ですね。 待っている間、かしましい女性客たちのテーブルに並んでる料理を眺めてしまうゴローちゃん。「ヤラシイネー」と言われてビックリ。ここで説明されますがミャンマー語では「ヤラシイネー」は「おいしいね」の意味だそうです。 思わず、ゴローちゃんも痴漢冤罪? と思った瞬間でありました。 ともあれ、今回は演出なのか、ちょっと大根な演技で次々とミャンマー人らしき客が入ってきます。 「孤立無援、ミャンマー包囲網」 これも、知らない外国料理の店ならではの醍醐味でしょう。 かくて運ばれてきた牛スープそばは、フォーに似た食べ物。一口すすって「等身大のおいしさだ」とつぶやくゴローちゃん。 そんなゴローちゃんが提案する通な食べ方として、器に移してちょっとずつテーブルの上の調味料をかけること。 「シャン通気分に、うまさマシマシ」 「野菜と肉のシャキトウなせめぎ合いが、こたえられない」 「深いなあ、シャンの森」 「もうちょっと、ミャンマー奥地に踏み込んでみるか」 唐辛子の酢漬けなど、さまざまな調味料を試すはいいけどむせてしまい「いかん、深入りしすぎた」とゴローちゃん。 「これ、いろいろと入れて、育てれば育てるほど美味さで応えてくれる」 さらに育てようと、パクチー追加もしちゃうゴローちゃん。 「最終的な味付けは食べる人に委ねるおおらかさ」 「ミャンマーの人の知恵と優しさを感じる一杯だ……」 とにかく大満足で、食べ尽くした様子のゴローちゃん。でも、残り3分ほどの時間で、まだ「大満足」には追加がありました。 「ごちそうさま」とはいいつつも、別のテーブルに運ばれてきたパフェに興味津々。メニューを開けば、ミルクティーと揚げパンのセットを注文してしまうのであります。 そんな揚げパンは、ミルクティーにつけて食べるのがオススメ。 「うん、いいね……。日本の発想では揚げ物をお茶につけないよな。でも、食べてみるとほっこりする……」 こうして、大満足の特上を楽しみきったゴローちゃん。 次々と行ってみたくなる店を登場させるこの番組でもありますが、今回はさらに行ってみたい度の高い、お店のセレクトだったのではないでしょうか。何せ、未知の味だというのに、すべてがおいしそう。それに、ゴローちゃんは忌避したけど、虫料理を試してみたいという人も多いのではありませんか? ひとまず「ヤラシイネー」という言葉だけは、覚えておきましょう。 (文=昼間たかし)テレビ東京系『孤独のグルメ Season6』番組サイトより
『孤独のグルメ Season6』第5話 すわ、殺人事件か……!? 回転寿司で、濃すぎるゲストとタイアップまで!
さて、今回もやってきました。深夜の飯テロ番組『孤独のグルメ Season6』(テレビ東京系)。今回の食材は回転寿司。 回転寿司といえば、やはり思い出すのは原作の神回。まあ、この作品に関しては原作はすべてが神回なのですが。今回は回転寿司がどのように扱われるのか……。期待と共にチャンネルを回しましょう。 ゴローちゃんこと井之頭五郎(松重豊)が営業にやってきたのは、世田谷区太子堂。これまた、なんか用がなければ東京都民でも近寄ることがなさそうな街。個人事業主のゴローちゃん。どんな小商いでも颯爽として訪れるフットワークの軽さが成功の秘訣です、多分。 さて、いざお店に入れば、中にいるのは山下リオ……が、泣いているという演出。ここで、いったいどんなシナリオなんだ? と、視聴者をドキドキさせようという狙いでしょうか。 しっかし、山下リオはかわいい。そして、泣いているリオはもっとかわいい……。制作陣はいろいろとわかっている人たちですね、相変わらず。 でも、仕事に来て相手先で人が泣いてたら、フツーにドン引きの反応ですよね。 「失礼しました……えーっなになに……」 OPを挟んで、物語は再開。こちらはステンドグラス店。どうも、ゴローちゃんが何かの発注に来た様子。そして、リオが泣いていたのは、映画を見て感動のあまりということ。 なるほど、お店は暇なのでしょう。 そんなお店で、昼日中からリオが見て泣いていた映画は『仁義なき戦い 広島死闘編』。共感を求めてくるようなリオの語りに、ゴローちゃんも苦笑いするしかありません。 そして、ようやく明らかになる今回の訪問の目的。うん、なんか冒頭からちょっと溜めが長い。溜めが長いということは、爆発力もいつも以上の予感。 今回ゴローちゃんが求めるのはフロアスタンド。大阪の分譲住宅のモデルハウスで扱うものだということです。 そこに店の奥からリオの祖父・若林豪が「あんた、釣り好き?」と現れます。この顔を見ると何か事件が起こりそうな気がしますが、なぜか、執拗にゴローちゃんを釣りに誘う若林。一方、リオはステンドグラス教室に誘うしで、ゴローちゃんも「なんなんだ、この人たち」と、苦虫をかみつぶすしかありません。 そんな時間を過ごせば、やってくるのは空腹。 「何を狙う、俺が釣り上げるべき食い物はなんだ」 ちゃんと、小芝居が伏線にはなっている絶妙なセンス。太子堂界隈のわんさかとある食い物屋を、ケモノのような目で物色したゴローちゃんは、ついに到達します。 「そうか、釣りとくればこれじゃないか」 首都圏の人にはおなじみの回転寿司チェーン「すし台所家」。 「座っているだけで回遊してくる魚を釣り放題だ」 さあ、原作でも「最後の2枚が……」と、ラストの満足感ある煙草で一服するコマが印象的だった回転寿司回。『事件屋稼業』をも彷彿とさせるハードボイルドな物語は、ドラマでどのように描かれるのか。 まず、湯飲みに描かれた寿司の絵を見て「随分かわいいな」などと、初めてでもない回転寿司に物珍しさを感じるゴローちゃん。いきなり、粉茶を入れすぎる大失敗。それに懲りたのか、ガリは「こんなもんかと」控え目に。 「よーし、今日はなんで口火を切るかな。順当にマグロからいくか……」 「赤身で小手調べだッ」 食べ物屋さんで「小手調べ」なんて言葉を使えるのも、ゴローちゃんくらいのものでしょう。 「うーん、回転らしいマグロ色だ。うん、美味い大丈夫」 「ふっ、うーん、これで120円は安い……」 「この店、アタリかも……」 いや、台所家は回転寿司の中でも、安くてうまさが際立つ部類のチェーンなんですよね、実際。アタリとかいっている場合じゃなくて常識ですよ、はい。 ポジション取りのミスに気づきつつも「遠慮なく注文してくださいね」の職人さんの声にホッとして、イカを注文するゴローちゃん。 「いつも行く寿司店とは大違いだが、酒も呑まない俺には、こっちのほうが気軽で居心地がいい」 ひそかに回らない寿司が標準となっている自分を自慢するゴローちゃん、いったい、誰に自慢を? 回転寿司でも丼もののメニューが増えていることを不思議に思いながら、まずは周囲を観察しつつ食べ進めるゴローちゃん。 「けっこう入ってるな、人気店なんだ」 次は鯖か鰺かと、一瞬悩むゴローちゃんですが、光りもの三種を見つけてさっそくオーダー。 「呑兵衛には昼呑み天国か……」 などと、今回はまた観察の時間が長め。まだまだ、音楽は通常モードで溜めの時間が続きます。 続くオーダーは真鯛の潮汁。その間にも隣の客が頼んだ鉄火丼がちょっと気になったりと、落ち着かないのがゴローちゃんです。 「胃が染みる、癒やされる……」 などと、周囲を観察していれば、そこには、あぶり大トロをオーダーする女性が。 「あの人、高い皿ばっかり……」 「値段に惑わされるな、己の直感を信じて……」 直感の注文の炙り穴子は正解。 そこに、隣の席の客が立つのですが、2人で1万6,800円。「そんなに食ったのか」と驚きながらも、なぜか決意を固めるゴローちゃん。 大赤えびはネタの大きさに四苦八苦しつつも満足。「これで300円で大丈夫か」となぜか、お店を心配する優しいゴローちゃんです。 そして、そろそろかかってくるエンジン。そのスタートは、まぐろ三種。 「回転寿司店の贅沢食い まぐろ三貫で580円」 と満足したつもりが、鉄火丼をおかわりする隣の客に驚きを。 で、ここで突然のインターミッション。かにサラダ軍艦を入れて、ここまで9枚。まだいけるということで、箸休めにもう一品は茶碗蒸し。 「茶碗蒸しは、いつだって優しい。お、銀杏もちゃんと入ってる」 そして、隣に新たな客・岡本麗が入ってきたのを合図にするかのように特上ウニを注文。しょうゆを垂らせば、特上ウニは極上ウニへ。 ならばと、次の注文をしようとしたところに「限定のトロハマチ入ります!」の声が。 なぜか、客がここぞとばかりにトロハマチを注文。 しかし、タイミングを逃してしまうゴローちゃん。ぜんぜん、トロハマチが来ません。そこで本領を発揮するのが、岡本麗。 「すみません、さっきから注文してるんですけど!」 なるほど『はぐれ刑事純情派』(テレビ朝日系)でおなじみの、押せ押せなオバサン役がここでも生かされているというわけか。この人、昔は日活ロマンポルノで縛られたり凌辱されまくってたんですけど、演技の幅広いな……。 そんな岡本、ちゃんとゴローちゃんの注文が通ってないのを職人に。 「困ったときはお互い様ですから」 この『はぐれ刑事純情派』的な親切もいいんですけど、今回はマダム風なキャラなので、妙にインパクトのあるマダム風な食べ方をしているのが、気になります。 ならば、次は胃袋の破裂までなにを、と思いきや、ゴローちゃん締めに入ってきました。 「回転寿司もいいもんだ」 「思いも寄らないネタが飛び出してくるし、楽しいメシも食えた」 ま、まさか、これで終わり? 「ふっ、楽しみすぎだろ」 と、周囲の客に対しての、なんかよくわからない優越感。 そして、会計しようとしたところに、入ってきたのはやたらにぎやかな濱田岳。というか、いきなり20時台のドラマ『釣りバカ日誌 Season2 ~新米社員 浜崎伝助~』とタイアップ。 「何がオススメですか?」 と聞く濱田に対して、岡本は口に物を含んだまま「トロハマチ」。 そして、濱田は真鯛の皿を何枚も取りながら…… 「真鯛か、釣りたかったな、釣りたかったな」 それぞれの役者が、これでもかと演技を繰り出すのですが、口に物を含んだまま「トロハマチ」という、泥臭さ全開の演技をできる岡本は圧倒的ではありませんか。 回転寿司店を舞台に、どんな展開になるのかと思いきや、ゴローちゃんがゲストの引き立て役という印象の強かった今回。インパクトのあるゲストとの絡みを上手に魅せることができるのも、松重ゴローならではの魅力でしょうか。 しっかし、あらためて「台所家はうまい」と感じることのできる回転寿司回でありました。 (文=昼間たかし)テレビ東京系『孤独のグルメ Season6』番組サイトより





