CDのための音楽は表面的! "テーマありき"の楽曲は、音楽業界をぶった斬れるのか?


_MG_3709_s.jpg前編はこちらから  TOKYO FMで放送中のラジオ番組『SMJ全日本スキマ音楽』。その番組内で制作された楽曲の配信を記念してお届けしている、東京03の角田晃広とSAKEROCK、在日ファンクの浜野謙太のインタビュー・前編では、番組開始からの彼らの変化について語ってもらった。ここからは、2人が今気になっている"スキマな人物"と、今後の番組の野望について盛り上がる――。 ――番組の進行は、どんな雰囲気でやってるんですか? 浜野謙太(以下、浜野)  ラジオに関しては、僕はやっぱりミュージシャンで(笑)。角田さんを頼りにせざるを得ないというか、言葉が何も湧いてこない時とかありますし......。 角田晃広(以下、角田)  いやいや、こっちも言葉が浮かばないことなんてあるから(笑)。慣れない同士がやってますからね。 浜野 そうですよね。角田さんもコントではいじられるほうですもんね。 角田 そうそう。進行なんて、普段、東京03ではしないことですからね。そんな2人が番組始めてもうすぐ1年ですよ。

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浜野 この1年、角田さんと出会えたってことは、僕にとってすごく大きかったですね。 角田 この番組を飛び越えて、東京03のライブにも出てもらったりしましたし、ハマケンのほうからもライブのステージに誘ってもらったりとか......は、ないんですけど。 浜野 いや、これからね、やります、やります。すみません......。 角田 すみませんって(笑)。でも、僕もいい出会いをさせてもらったなと。それでね、今年の目標としては、番組でイベントをやりたいと思っているんですよ。生放送じゃないので、聴いている方と直のやり取りができないじゃないですか。ちゃんと聴いてくれる人がいるんだ、っていうことを確認したい(笑)。 ――では、スペイン坂スタジオに行きますか。 浜野 いやー、やったら人来るんですかね!? 角田 万が一やっちゃった(人が来なかった)場合、ダメージ大きいよね。 ――そこは弱気なんですね(笑)。ハマケンさんは、何か今年の目標はありますか? 浜野 そうですね、この番組、収録にけっこう時間がかかるんですよ。角田さんは曲を収録前に作って持ってきてくれるんですけど、アレンジするのに時間がかかっちゃって。長く時間をかければいい曲になるっていうわけでもないし、どっかにコツがあるんだろうなって思ってるんですけど、それがもう少しで見つかりそうなんです。だから今年は、もうちょっと作業を早くできればと。 角田 助かるね(笑)。 浜野 角田さんもスタッフも、僕がアレンジをしている間ずっと待ってるんですよ。 角田 でも面白いですよ。音がどんどん出来上がっていく過程が見られて。 浜野 大人がみんなでこっちを見ながら待ってるから、僕はプレッシャーですけどね。 角田 確かにハマケンはやりづらいだろうね(笑)。 浜野 普段はトロンボーン奏者なんで、鍵盤がうまく弾けるわけでもないし、ギターを弾けるわけでもないので、それをどう効率的にするかを考えていて。 角田 でも、うまくなってきたよね。 浜野 あ、ありがとうございます(笑)。角田さんも、必要以上にギターがうまくなってきてますよね。 角田 こんなに毎週毎週ギター弾くことなんてなかったですからね。曲を作るために家でも弾いてますし、そりゃうまくもなるでしょ! ――回を重ねるごとに、クオリティーの高い曲ができてますよね。 角田 基本はそのはずです。その中に、ときどき「あれ?」っていうのが聴いてる人にはあるかもしれませんが(笑)。 浜野 あと、こんなに続くとは思わなかったんですよね。番組ではなく、アレンジが。 角田 ハマケンは毎週よくやってるよね。 浜野 そこがデカイとこなんですよ!  こういう曲を作りたいとか、こういうことをやらなきゃいけないっていう"文脈"が僕らにはあるじゃないですか。コンセプトっていうとちゃっちい感じがするから、文脈って言ってみましたけど......。 角田 文脈のほうがいいね。 浜野 (笑)。文脈があると、表面的な意味ではない、新しい表情の曲ができるのが面白いんです。文脈があるだけ新しい曲があるっていうのは、大きな発見だったと思います。普段、CDのために曲を作る時とか、表面的に差別化された作品揃いになってしまうことがあると思うんですけど、ある1曲を作り上げる時には、なぜその目的地に向かいたいのか、っていう文脈が大事なんだなって気づきました。 角田 いいね、音楽業界軽く斬ったね(笑)。いいと思うよ、オレは。 浜野 この番組は、けっこう斬ってますよ。
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角田 でも、斬られてるほうはまったくそんな気はしてないだろうけどね(笑)。 ――ところで、お2人が注目しているお笑い界のスキマな人、音楽界のスキマな人っていますか? 角田 うーん......あ、後輩芸人で「のんたなか」っていう、最近ピンになった女芸人がいるんですけど、SMJを好きで聴いてくれているんで名前挙げておこうかと。って言っても、ピンでのネタはまだ見てないんですけど(笑)。天真爛漫で人から愛される子なので、いずれスキマじゃなくなるんじゃないかと思ってます。 浜野 僕はけっこう、王道が好きだからなぁ......。 角田 あれ? スキマな音楽番組やってるのに!? 浜野 はい(笑)。自分が関係しているバンドなんですけど、SMJにも来てくれてる"ジェントル"久保田(在日ファンクのトロンボーン奏者)が「ジェントル・フォレスト・ジャズ・バンド」っていうビッグバンドをやっているんですよ。今の時代にビッグバンドっていうのは、なかなかないじゃないですか。ビッグバンドだけど懐古主義ではなく、痛快なことをやっているんです。僕が歌ってるんで手前味噌ですけど(笑)、これはおすすめ。今はもう、機械を使って少ない人数でやってる音楽が多い中、そこをあえて無駄に大人数(22人)でやるっていうのがいいと思ってます。 角田 あれはかっこいいよね。 浜野 この時代に、スキマ的なことだと思うんですよね。 ――最後に、番組の人気コーナー「後悔サヨナラマンボ」で、失敗や反省を笑い飛ばすという企画をやっていますが、最近、笑い飛ばしたい失敗や後悔はありましたか? 浜野 僕は、やっぱりちゃんと角田さんに年賀状出しておくべきだったなって(笑)。自分の中では去年を代表する重要な仕事だったのに、相方に年賀状を送らなかったのは痛恨ですね。 角田 僕は、在日ファンクのライブは見に行ったんですけど、SAKEROCKのライブはまだ見れてないので、今年は行きたいと思ってます。まぁ、去年も行こうと思えば行けた日もあったと思いますが(笑)。 浜野 去年、SAKEROCKはベースが抜けたんですけど、それも分からないですもんね。 角田 へぇ。そうなんだ。 浜野 ほら。けっこう大きな出来事だったんですけどね。 角田 いや、そこはほんと申し訳ない(笑)。 (文=高橋ダイスケ/写真=後藤秀二) ●かくた・あきひろ 1973年、東京都生まれ。お笑いトリオ・東京03のメンバーで、ボケ担当。プロ級のギターテクニックと歌唱力を誇り、作詞作曲もこなし自作曲も多数。ネタ中でもその腕前を披露することは多く、大竹マネジャーと組み、『ゴッドタン』(テレビ東京系)の「マジ歌選手権」等で歌ってきた「若者たちへ」で09年にメジャーデビューも果たしている。 ●はまの・けんた 1981年、神奈川県生まれ。インストゥルメンタルバンド・SAKEROCKのメンバーとして、トロンボーン、スキャット、MCを担当し、07年に結成されたファンクバンド・在日ファンクではリーダー兼ヴォーカルを務めている。05年に出演した映画『ハチミツとクローバー』を皮切りに俳優としても活躍し、現在放送中の『ハングリー!』(フジテレビ系)では向井理とも共演を果たした。 ●『SMJ 全日本スキマ音楽』 2011年4月1日よりTOKYO FMでスタートしたラジオ番組。世の中の"スキマ"をテーマに、"芸人"東京03の角田晃広が作曲、"ミュージシャン"SAKEROCK、在日ファンクの浜野謙太がアレンジする。エブリスタやポッドキャストなどでも展開され、昨年10月にはスペースシャワーTVで「全日本スキマミュージックTV~SMJTV~」として映像化も実現! 大小合わせて3ケタにものぼるSMJが作った楽曲は、現在iTunesやレコチョクなどで配信中。ハマケンによってアレンジされた完成バージョンだけではなく、角田の原曲バージョン、さらには納得のいかなかったアレンジをリベンジした曲も入手可能。 ・『SMJ全日本スキマ音楽』 TOKYO FM 毎週金曜21:00~21:30 ・『全日本スキマミュージックTV~SMJTV~』  スペースシャワーTV 毎週金曜19:45~20:00 ・楽曲ダウンロードはコチラ(http://itunes.apple.com/jp/album//id486704725)から。 ※角田さんオススメの「青春の過ち」「告白しなければフラれない」、ハマケンさんオススメの「今日は一日寝て過ごしている」なども配信中! ・ダウンロード、番組の詳細は番組公式サイト(http://televider.com/smj/)へ 【SMJとは?】 TOKYO FMと音楽専門チャンネル スペースシャワーTV、No1電子書籍サイト「E★エブリスタ」テレバイダーが手を組みお届けするメディアミックスプロジェクトです。 提供ソニー・ミュージック・エンタテインメント ケータイでE★エブリスタのサイトにアクセス smjqrcode.gif
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【関連記事】 ・在日ファンクが目指すのは女の子に「キャー」と言われる"アイドル的"ファンク!?東京03 三者三様のキャラクターが描き出す「日常のリアル」「ラジオは都落ちだと思ってた」"ラジオの女王"小島慶子、今だから語れるホンネ

芸人風情が音楽なんか作りやがって!? スキマな音楽を作る"冒険活劇"ラジオの実態とは?


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 TOKYO FMで放送中の『SMJ全日本スキマ音楽』という番組をご存じだろうか。パーソナリティを務めるのは、お笑いトリオ・東京03の角田晃広と、SAKEROCKや在日ファンクで活躍するミュージシャン・浜野謙太。一見、まったくもって共通点の見えない2人が、世の中の"スキマ"を埋めるべく、ラジオ界の"スキマ"で、"スキマ"をテーマに、音楽を毎週作っているという。既存の曲を流すのではなく、その場で作った2人の曲を流すというこの番組、お笑い芸人の角田氏が作曲担当って......と思う人もいるだろうが、『ゴッドタン』(テレビ東京系)ファンであれば納得の、本格的なものに仕上がっている。今回はそんな2人に、番組のこと、それぞれのスキマなことを聞いた――。 ――早速ですが、2011年4月1日にスタートした『SMJ 全日本スキマ音楽』とは、改めてどんな番組なんですか? 角田晃広(以下、角田) 普通は音楽業界で取り上げられないようなスキマなテーマを探して、僕がギターで曲を作り、ハマケン(浜野)がアレンジするというコンセプトの番組です。それで、完成した曲を残していこうという......言ってしまえば、"冒険活劇"ですね(笑)。 浜野謙太(以下、浜野) 冒険活劇......ですね(笑)。 ――パーソナリティが自らその場で曲を作ってしまうというのも、ラジオ業界的にスキマな内容ですよね。 角田 そうですよね、なかなかないと思いますよ。 ――この番組のオファーが来た時は、どんな心境でした? 浜野 僕はレギュラーでラジオ番組をやったことがなくて、どんなことになるのか見当もつかなかったんですけど、プロデューサーに「あまり心配しないで飛び込んで来てください!」的なことを言われて。胸を借りるつもりで乗り込んで、その状態が今も続いている感じです。 角田 僕は普段、聴いている音楽のジャンルがけっこう狭いんですよ。だからハマケンがやってるSAKEROCKも在日ファンクも知らなかったし、プロのミュージシャンに対して素人の僕が曲を提出する形だって聞いた時に、「芸人風情が音楽なんか作りやがって!」って思われたらどうしよう、とか思ってましたね。よく考えたら、引き受けている以上、そんなことは思わないんでしょうけど(笑)。でもやっぱり、最初に提出する時はかなりドキドキしましたよ。
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浜野謙太
浜野 いや、さすがに「芸人風情が!」とはならなかったですよ(笑)。僕のほうが緊張してましたから。お笑い的に、面白いことをやらなきゃいけないんじゃないかと思って......。でも、実際始まってみるとそんな心配はなくて、むしろ曲作りに対する視点とか、学ぶことのほうが多かったですね。それが今の音楽の制作活動にも役に立っているというか。 角田 あー、ハマケンは現場で得たものを吸収してると思いますよ(笑)。僕はギターしかできないから、自分の作った曲にドラムやピアノの音がつくことだけで感動するんですよ。それをさらにアレンジしてくれるので、すごく楽しいですね。緊張しましたけど、1曲目を作り終わった時には「もう大丈夫だ」って確信しました。「これは、ただ楽しいだけのやつ(番組)だ」と(笑)。 ――逆にハマケンさんは、アレンジで角田さんに気を遣ったりします? 浜野 いや、僕は最初から、その辺はなんとなく大丈夫だろうなとは思ってたので。それに、やっていく中で、角田さんの作ってきてくれた曲に対してどんどんダメ出しも湧き上がって、一切気は遣ってないですね(笑)。 角田 どうアレンジしてもらうかによって、原曲は同じでも、まったく違う曲になるんですよ。それが楽しみのひとつではあるんですけど、原曲とはだいぶかけ離れた曲になってたりもするんで、一切気は遣ってないでしょうね(笑)。 ――昨年の7月に放送された「青春の過ち」は、コーラスやエレキギターまで入れて過去最高人数で収録したそうですが、スケールのでかいアレンジでしたよね。自分で作った曲があそこまで壮大になったら、気持ちいいんじゃないですか? 角田 そりゃあ、気持ちいいですよ! まして、それが音源として残るわけですから。これまで作ったスキマ音楽は全部iPodに入れて、ガンガン聴いてますし。 ――ちなみに、お2人それぞれが、思い入れのある曲は? 角田 僕はやっぱり「青春の過ち」ですね。アレンジされた完成版もすごいですけど、僕がギター1本であの曲を作って持って来たってことも忘れないでください(笑)。あの曲は、原曲ができた時点ですでに気持ちよかったんですけど、それにハマケンのアレンジが加わって、壮大な"QUEEN的な曲"になってね。QUEENに追いついちゃったよね。 浜野 こう思ってくれるのが、僕からしたら"しめしめ"なんですよ(笑)。まずは、角田さんを喜ばせるためにやってるようなもんですから。 角田 まんまとだよね(笑)。あと、原曲のイメージがガラッと変わったなと思ったのは、初期の「告白しなければフラれない」(11年5月)ですね。あれは、曲をブチ壊されたって感じだった。 浜野 「告白~」は、ハードコアみたいなアレンジにしたんですよ。 角田 衝撃でしたけど、面白いなって思いましたね。あの曲も気に入っています。 浜野 僕は、「今日は一日寝て過ごしている」(11年4月)が好きなんですよね。僕の場合、いつも音楽をやってるから、曲作りもアレンジも、表面的な作業になりがちなんです。でも、「ボブ・ディランみたいな感じで歌って!」とか指示させてもらったりして、角田さんにも頑張ってもらったんです。音をどうアレンジしたか、というよりは、"どう頑張ったか"が伝わるようにしたいと思って作った曲ですね。 角田 もともとジャンル的には、ヒップホップ......いや、Dragon Ashみたいな感じの曲だったんですけど、ボブ・ディランの揺れるような歌い方も合うだろうとか、試行錯誤しながら作ったんですよ。 浜野 元の曲に打ち込みで楽器の音を入れて、ボブ・ディランのバンドっぽいアプローチにしてね。歌ってる角田さんも、完全にボブ・ディランになってましたもんね。
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角田晃広
角田 完全になってたね。歌ってる時の記憶があんまりないもん(笑)。 浜野 あと僕、実は音楽に暗いので......アレンジも新しいものになりがちなんですよ。 角田 意外と音楽を知らないよね。それで一気に親近感が湧いたんだけど(笑)。 ――音楽トークは、けっこう対等に喋ってるんですか? 浜野 いえ、角田さんのほうが詳しいから......。 角田 オレのほうが詳しいって、ミュージシャンとしてよっぽどだぞ、それ! 浜野 すいません......。でも本当に、クラッシュとか全然知らなかったですもん。 角田 あぁ、確かに。意外とメジャーどころを知らなかったりするもんね。 ――クラッシュを知ってる、知らないは年齢差(8歳)もあるんですかね。番組をやっていて年齢差を感じることってありますか? 角田 8歳も下か。そういえば完全に忘れてました。多分、ハマケンも忘れてると思うんですけど(笑)。 浜野 でも、その感覚の違いでというか、新年早々怒られましたよ。 角田 そうだ。"明けましておめでとうメール"が来るだろうな、って思って待ってたんですけどあまりにも来なくて。こっちから「待ってたんだぞ!」とメールしちゃったんですよ。 浜野 メールが来て、確かに去年ものすごくお世話になった人だよな、と思って。なんで出さなかったのか......(笑)。 角田 ま、とはいえ、スタジオ入ったら「ハマケン様!」ですけどね。 (後編に続く/文=高橋ダイスケ/写真=後藤秀二) ●かくた・あきひろ 1973年、東京都生まれ。お笑いトリオ・東京03のメンバーで、ボケ担当。プロ級のギターテクニックと歌唱力を誇り、作詞作曲もこなし自作曲も多数。ネタ中でもその腕前を披露することは多く、大竹マネジャーと組み、『ゴッドタン』(テレビ東京系)の「マジ歌選手権」等で歌ってきた「若者たちへ」で09年にメジャーデビューも果たしている。 ●はまの・けんた 1981年、神奈川県生まれ。インストゥルメンタルバンド・SAKEROCKのメンバーとして、トロンボーン、スキャット、MCを担当し、07年に結成されたファンクバンド・在日ファンクではリーダー兼ヴォーカルを務めている。05年に出演した映画『ハチミツとクローバー』を皮切りに俳優としても活躍し、現在放送中の『ハングリー!』(フジテレビ系)では向井理とも共演を果たした。 ●『SMJ 全日本スキマ音楽』 2011年4月1日よりTOKYO FMでスタートしたラジオ番組。世の中の"スキマ"をテーマに、"芸人"東京03の角田晃広が作曲、"ミュージシャン"SAKEROCK、在日ファンクの浜野謙太がアレンジする。エブリスタやポッドキャストなどでも展開され、昨年10月にはスペースシャワーTVで「全日本スキマミュージックTV~SMJTV~」として映像化も実現! 大小合わせて3ケタにものぼるSMJが作った楽曲は、現在iTunesやレコチョクなどで配信中。ハマケンによってアレンジされた完成バージョンだけではなく、角田の原曲バージョン、さらには納得のいかなかったアレンジをリベンジした曲も入手可能。 ・『SMJ全日本スキマ音楽』 TOKYO FM 毎週金曜21:00~21:30 ・『全日本スキマミュージックTV~SMJTV~』  スペースシャワーTV 毎週金曜19:45~20:00 ・楽曲ダウンロードはコチラ(http://itunes.apple.com/jp/album//id486704725)から。 ※角田さんオススメの「青春の過ち」「告白しなければフラれない」、ハマケンさんオススメの「今日は一日寝て過ごしている」なども配信中! ・ダウンロード、番組の詳細は番組公式サイト(http://televider.com/smj/)へ 【SMJとは?】 TOKYO FMと音楽専門チャンネル スペースシャワーTV、No1電子書籍サイト「E★エブリスタ」テレバイダーが手を組みお届けするメディアミックスプロジェクトです。 提供ソニー・ミュージック・エンタテインメント ケータイでE★エブリスタのサイトにアクセス smjqrcode.gif
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芸人風情が音楽なんか作りやがって!? スキマな音楽を作る"冒険活劇"ラジオの実態とは?


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 TOKYO FMで放送中の『SMJ全日本スキマ音楽』という番組をご存じだろうか。パーソナリティを務めるのは、お笑いトリオ・東京03の角田晃広と、SAKEROCKや在日ファンクで活躍するミュージシャン・浜野謙太。一見、まったくもって共通点の見えない2人が、世の中の"スキマ"を埋めるべく、ラジオ界の"スキマ"で、"スキマ"をテーマに、音楽を毎週作っているという。既存の曲を流すのではなく、その場で作った2人の曲を流すというこの番組、お笑い芸人の角田氏が作曲担当って......と思う人もいるだろうが、『ゴッドタン』(テレビ東京系)ファンであれば納得の、本格的なものに仕上がっている。今回はそんな2人に、番組のこと、それぞれのスキマなことを聞いた――。 ――早速ですが、2011年4月1日にスタートした『SMJ 全日本スキマ音楽』とは、改めてどんな番組なんですか? 角田晃広(以下、角田) 普通は音楽業界で取り上げられないようなスキマなテーマを探して、僕がギターで曲を作り、ハマケン(浜野)がアレンジするというコンセプトの番組です。それで、完成した曲を残していこうという......言ってしまえば、"冒険活劇"ですね(笑)。 浜野謙太(以下、浜野) 冒険活劇......ですね(笑)。 ――パーソナリティが自らその場で曲を作ってしまうというのも、ラジオ業界的にスキマな内容ですよね。 角田 そうですよね、なかなかないと思いますよ。 ――この番組のオファーが来た時は、どんな心境でした? 浜野 僕はレギュラーでラジオ番組をやったことがなくて、どんなことになるのか見当もつかなかったんですけど、プロデューサーに「あまり心配しないで飛び込んで来てください!」的なことを言われて。胸を借りるつもりで乗り込んで、その状態が今も続いている感じです。 角田 僕は普段、聴いている音楽のジャンルがけっこう狭いんですよ。だからハマケンがやってるSAKEROCKも在日ファンクも知らなかったし、プロのミュージシャンに対して素人の僕が曲を提出する形だって聞いた時に、「芸人風情が音楽なんか作りやがって!」って思われたらどうしよう、とか思ってましたね。よく考えたら、引き受けている以上、そんなことは思わないんでしょうけど(笑)。でもやっぱり、最初に提出する時はかなりドキドキしましたよ。
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浜野謙太
浜野 いや、さすがに「芸人風情が!」とはならなかったですよ(笑)。僕のほうが緊張してましたから。お笑い的に、面白いことをやらなきゃいけないんじゃないかと思って......。でも、実際始まってみるとそんな心配はなくて、むしろ曲作りに対する視点とか、学ぶことのほうが多かったですね。それが今の音楽の制作活動にも役に立っているというか。 角田 あー、ハマケンは現場で得たものを吸収してると思いますよ(笑)。僕はギターしかできないから、自分の作った曲にドラムやピアノの音がつくことだけで感動するんですよ。それをさらにアレンジしてくれるので、すごく楽しいですね。緊張しましたけど、1曲目を作り終わった時には「もう大丈夫だ」って確信しました。「これは、ただ楽しいだけのやつ(番組)だ」と(笑)。 ――逆にハマケンさんは、アレンジで角田さんに気を遣ったりします? 浜野 いや、僕は最初から、その辺はなんとなく大丈夫だろうなとは思ってたので。それに、やっていく中で、角田さんの作ってきてくれた曲に対してどんどんダメ出しも湧き上がって、一切気は遣ってないですね(笑)。 角田 どうアレンジしてもらうかによって、原曲は同じでも、まったく違う曲になるんですよ。それが楽しみのひとつではあるんですけど、原曲とはだいぶかけ離れた曲になってたりもするんで、一切気は遣ってないでしょうね(笑)。 ――昨年の7月に放送された「青春の過ち」は、コーラスやエレキギターまで入れて過去最高人数で収録したそうですが、スケールのでかいアレンジでしたよね。自分で作った曲があそこまで壮大になったら、気持ちいいんじゃないですか? 角田 そりゃあ、気持ちいいですよ! まして、それが音源として残るわけですから。これまで作ったスキマ音楽は全部iPodに入れて、ガンガン聴いてますし。 ――ちなみに、お2人それぞれが、思い入れのある曲は? 角田 僕はやっぱり「青春の過ち」ですね。アレンジされた完成版もすごいですけど、僕がギター1本であの曲を作って持って来たってことも忘れないでください(笑)。あの曲は、原曲ができた時点ですでに気持ちよかったんですけど、それにハマケンのアレンジが加わって、壮大な"QUEEN的な曲"になってね。QUEENに追いついちゃったよね。 浜野 こう思ってくれるのが、僕からしたら"しめしめ"なんですよ(笑)。まずは、角田さんを喜ばせるためにやってるようなもんですから。 角田 まんまとだよね(笑)。あと、原曲のイメージがガラッと変わったなと思ったのは、初期の「告白しなければフラれない」(11年5月)ですね。あれは、曲をブチ壊されたって感じだった。 浜野 「告白~」は、ハードコアみたいなアレンジにしたんですよ。 角田 衝撃でしたけど、面白いなって思いましたね。あの曲も気に入っています。 浜野 僕は、「今日は一日寝て過ごしている」(11年4月)が好きなんですよね。僕の場合、いつも音楽をやってるから、曲作りもアレンジも、表面的な作業になりがちなんです。でも、「ボブ・ディランみたいな感じで歌って!」とか指示させてもらったりして、角田さんにも頑張ってもらったんです。音をどうアレンジしたか、というよりは、"どう頑張ったか"が伝わるようにしたいと思って作った曲ですね。 角田 もともとジャンル的には、ヒップホップ......いや、Dragon Ashみたいな感じの曲だったんですけど、ボブ・ディランの揺れるような歌い方も合うだろうとか、試行錯誤しながら作ったんですよ。 浜野 元の曲に打ち込みで楽器の音を入れて、ボブ・ディランのバンドっぽいアプローチにしてね。歌ってる角田さんも、完全にボブ・ディランになってましたもんね。
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角田晃広
角田 完全になってたね。歌ってる時の記憶があんまりないもん(笑)。 浜野 あと僕、実は音楽に暗いので......アレンジも新しいものになりがちなんですよ。 角田 意外と音楽を知らないよね。それで一気に親近感が湧いたんだけど(笑)。 ――音楽トークは、けっこう対等に喋ってるんですか? 浜野 いえ、角田さんのほうが詳しいから......。 角田 オレのほうが詳しいって、ミュージシャンとしてよっぽどだぞ、それ! 浜野 すいません......。でも本当に、クラッシュとか全然知らなかったですもん。 角田 あぁ、確かに。意外とメジャーどころを知らなかったりするもんね。 ――クラッシュを知ってる、知らないは年齢差(8歳)もあるんですかね。番組をやっていて年齢差を感じることってありますか? 角田 8歳も下か。そういえば完全に忘れてました。多分、ハマケンも忘れてると思うんですけど(笑)。 浜野 でも、その感覚の違いでというか、新年早々怒られましたよ。 角田 そうだ。"明けましておめでとうメール"が来るだろうな、って思って待ってたんですけどあまりにも来なくて。こっちから「待ってたんだぞ!」とメールしちゃったんですよ。 浜野 メールが来て、確かに去年ものすごくお世話になった人だよな、と思って。なんで出さなかったのか......(笑)。 角田 ま、とはいえ、スタジオ入ったら「ハマケン様!」ですけどね。 (後編に続く/文=高橋ダイスケ/写真=後藤秀二) ●かくた・あきひろ 1973年、東京都生まれ。お笑いトリオ・東京03のメンバーで、ボケ担当。プロ級のギターテクニックと歌唱力を誇り、作詞作曲もこなし自作曲も多数。ネタ中でもその腕前を披露することは多く、大竹マネジャーと組み、『ゴッドタン』(テレビ東京系)の「マジ歌選手権」等で歌ってきた「若者たちへ」で09年にメジャーデビューも果たしている。 ●はまの・けんた 1981年、神奈川県生まれ。インストゥルメンタルバンド・SAKEROCKのメンバーとして、トロンボーン、スキャット、MCを担当し、07年に結成されたファンクバンド・在日ファンクではリーダー兼ヴォーカルを務めている。05年に出演した映画『ハチミツとクローバー』を皮切りに俳優としても活躍し、現在放送中の『ハングリー!』(フジテレビ系)では向井理とも共演を果たした。 ●『SMJ 全日本スキマ音楽』 2011年4月1日よりTOKYO FMでスタートしたラジオ番組。世の中の"スキマ"をテーマに、"芸人"東京03の角田晃広が作曲、"ミュージシャン"SAKEROCK、在日ファンクの浜野謙太がアレンジする。エブリスタやポッドキャストなどでも展開され、昨年10月にはスペースシャワーTVで「全日本スキマミュージックTV~SMJTV~」として映像化も実現! 大小合わせて3ケタにものぼるSMJが作った楽曲は、現在iTunesやレコチョクなどで配信中。ハマケンによってアレンジされた完成バージョンだけではなく、角田の原曲バージョン、さらには納得のいかなかったアレンジをリベンジした曲も入手可能。 ・『SMJ全日本スキマ音楽』 TOKYO FM 毎週金曜21:00~21:30 ・『全日本スキマミュージックTV~SMJTV~』  スペースシャワーTV 毎週金曜19:45~20:00 ・楽曲ダウンロードはコチラ(http://itunes.apple.com/jp/album//id486704725)から。 ※角田さんオススメの「青春の過ち」「告白しなければフラれない」、ハマケンさんオススメの「今日は一日寝て過ごしている」なども配信中! ・ダウンロード、番組の詳細は番組公式サイト(http://televider.com/smj/)へ 【SMJとは?】 TOKYO FMと音楽専門チャンネル スペースシャワーTV、No1電子書籍サイト「E★エブリスタ」テレバイダーが手を組みお届けするメディアミックスプロジェクトです。 提供ソニー・ミュージック・エンタテインメント ケータイでE★エブリスタのサイトにアクセス smjqrcode.gif
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