「ブサイクすぎるジャニーズ」Kis-My-Ft2の出演に見る“王道アイドル”の衰退

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こちらが人気メンバーの藤ヶ谷さん。
 昨年デビューを果たしたジャニーズのグループ「Kis-My-Ft2」が“ブサイクすぎる”とネットで話題になったことを逆手にとったバラエティ『キスマイBUSAIKU!?』(フジテレビ系)が8月18日(土)と9月1日(土)の2回にわたって放送され、話題になっていた。  この大胆な切り口には「冠番組なのに、BUSAIKUwww」といった笑いや、「ジャニーズなのにブサイクって、アリだったの!?」といった驚きの声が続出していた。  だが、アイドルウォッチャーの週刊誌記者は言う。 「『キスマイBUSAIKU!?』の面白さは、タイトルがほぼすべてで、中身は意外と普通のバラエティでしたね。そもそも『アイドルなのにブサイク』ということを番組のタイトルにしたことは画期的ですが、最近のアイドルはAKB48にしても、ももいろクローバーZにしても、『アイドルなのに、バラエティにも真剣』とか『アイドルなのに叩き上げ』とか言われていたり、『アイドルなのにあえて~』な邪道アイドルばかり。むしろ今は、『アイドルなのに~』といった逃げ道を作らない、真正面からきっちりアイドルをやってる“王道アイドル”のほうが絶滅寸前になっている気がします」  確かに、最近は「国民的アイドルなのに、ファンに対するストーカーまがいの恋愛を週刊誌に報道されて、九州に行った人」とか「アイドルなのに、泥酔&号泣して俳優に抱えられてお尻丸出しスクープをされた人」など、「アイドルなのに~」な邪道アイドルが主流となっている感はある。いったいなぜなのか? あるバラエティ放送作家は言う。 「SMAP以降はアイドルでもバラエティができるのは当たり前になってますし、今は歌番組自体があまりありませんから、歌番組でアイドルとして露出していくよりも、バラエティで人気と知名度を獲得していくほうが、一般的になっていますよね。また、ユルくて、ちょっと手が届きそうな“近くのお兄さん”的な嵐が売れたことも、そうした流れに拍車をかけたのではないかと思います」  では、“王道アイドル”は、今はやっぱりいないのか? 前述の記者は言う。 「キラキラした王道アイドルといえば、Hey!Say!JUMPあたりもそうかと思いますが、さらに旬のところでいくと、キスマイと同じく昨年デビューしたジャニーズのグループ『Sexy Zone』ですね。正統派の美形センター・佐藤勝利のほか、光GENJIの諸星和己に似た中島健人、昔の近藤真彦のような雰囲気のある菊池風磨がいて、昔のアイドルファンにもウケそうに思えるのですが、売り上げや知名度・人気はいまひとつ伸び悩んでいます。ただ、ハロプロに夢中になっていた男性ファンが、セクゾンにおりてきている流れもあって、コンサートには男性の姿もチラホラ見られるようですよ」  時代の流れとしては、「王道アイドル」の需要はあまり高くないようで、かなり不利な形勢にありそう。だが、たまには「清潔で真面目で、全身でキラキラを放つ」正統派のアイドルがいてもいい気はするのだが……。

ターニングポイントは『ゲゲゲの女房』? NHK朝ドラ人気の秘訣に迫る!

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『ゲゲゲの女房 完全版 DVD-BOX1』(東映)
 低視聴率作品が相次ぐ現在のドラマ界の中、NHKの朝ドラ(連続テレビ小説)だけが、好調を維持する状況が続いている。  2010年放送の『ゲゲゲの女房』(平均視聴率18.6%/最高視聴率23.6%)のヒットを皮切りに、『てっぱん』(平均17.2%/最高23.6%)、『おひさま』(平均18.8%/最高22.6%)、『カーネーション』(平均19.1%/最高25.0%)と、高視聴率作品を連発。現在放送中の『梅ちゃん先生』も、8月に24.9%という現時点での最高視聴率を記録し、9月上旬までの平均視聴率は21.9%という、近年では最高の高さとなっている。  あるテレビ関係者が言う。 「『ゲゲゲの女房』より前の朝ドラは、平均で15%を切る状態がずっと続いていたこともあって、いったん“朝ドラ”という枠そのものを終了したほうがいいのでは、という動きもありました。『ゲゲゲ』のヒットで、一気に朝ドラが息を吹き返した感はありますね」  のちに流行語大賞を獲得するなど、その年の社会現象になるほど話題作となった『ゲゲゲの女房』だが、実は初回と第1週の視聴率が、歴代最低のスタートだったことからも、『ゲゲゲ』以前・以後で状況が大きく変わったといえる。 「『ゲゲゲの女房』から、番組の放送時間を8時15分から8時スタートに変更したんですね。かなり冒険だったかと思いますが、その後も安定した視聴率が続いていることからも、『ゲゲゲ』の成功によって、作品の内容やクオリティ、出演者にかかわらず、8時から必ず朝ドラを見る視聴習慣の層が戻ってきた気がします」(同)  現在、朝ドラの人気が安定している理由は、ほかにもあるのだろうか? 朝ドラ事情に詳しい編集者はこう言う。 「『ゲゲゲ』の成功で、その視聴習慣がついたことは確かですね。いつも時計代わりに朝ドラをつけておくという家庭は、昭和のころからのお茶の間での当たり前の光景でした。朝ドラの後の『あさイチ』とのセットで、人気を得てきたと思います」  近年の成功の要因のひとつとして、2000年代の現代を舞台としたものが少ない(時間帯移動後は、『てっぱん』のみ現代)ことも挙げる。 「もともと朝ドラをよく見る層は、年配の人も多いですよね。そういった人たちが『ああ、そういえば街並みはこういう光景だったねぇ』とか『家の感じもこうだった』と、懐かしむこともできるのもまた、ウケている要素のひとつかと。低迷していた時期には、現代を舞台にした、若いコの自分探しみたいなものが多かったので、本来朝ドラを支えてきた層に、自分たちが見るドラマじゃないと思われたことも、苦戦が続いた原因のひとつじゃないかと思いますね」(同)  もうひとつ、ルックス面の要素もあるかもしれないと指摘する。 「『梅ちゃん先生』の主役の堀北真希も、相手役の松坂桃李も、アクの少ない美形ですから、それだけで見ていて楽しいという人たちも、それなりにいるんですよ。『ゲゲゲ』も向井理が、“カッコよすぎる水木しげる”を演じたこともまた、人気につながったともいえます」  ヒトケタを何度か記録し、視聴率低迷が続くNHKドラマのもうひとつの大きな柱である大河ドラマも、朝ドラのように復活する日は来るだろうか?

「何か吹っ切れた?」“天使の声”米良美一がバラエティ番組でブレイク中

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『名曲集 Vol.1』(Village Again / Lamela)
 最近、とんねるずの番組などを中心に、バラエティで大活躍の米良美一。  8月2日に放送された『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)の「お台場横断ツッコミウルトラクイズ」では、なんとピンクの浴衣に、金髪のカツラ+大きな花をつけて登場していた。  しかも、途中、ベビーカーに乗せられて移動し、「おむつ替え」までされたり……あまりの過激な「笑い」で、多数の芸人が出演していたにもかかわらず、話題をほぼ独占してしまっていた。  思えば、6月14日に同番組の「食わず嫌い」コーナーに出演した際も、とんねるずにイジられまくり、いつもながらのテキトートーク炸裂のローラが対戦相手だったにもかかわらず、ネット上では「ハリセンボン春菜みたい」「毒キノコみたい」などの声が続出。米良さんのほうに注目が一方的に集まっていた。  米良さんといえば、言わずと知れた映画『もののけ姫』のテーマ曲でも知られる“世界的に有名なカウンターテナー”。説明不要のスゴイ人なのに、「こんな扱いでいいの?」「よく事務所がOKしたな」とは、先の「ツッコミウルトラクイズ」に出演している芸人たちもつぶやいていたことだ。  米良さん、一体どうなっちゃったの? 米良さんの個人事務所「ラ・メーラ」を直撃したところ、残念ながら今回は取材NGとのこと。  だが、テレビウォッチャーのある編集者は次のように話す。 「とんねるずの番組に限らず、米良さんは最近、関ジャニ∞の『ありえへん∞世界』(テレビ東京系)とか、Sexy Zoneの『リアルスコープZ』(フジテレビ系)とか、ジャニーズ関連の番組にも出てますよ。やっぱり茶髪(金髪?)のカツラに大きな花をつけて、毒々しいキノコみたいな衣装を着ていて、楽しそうでした。何か吹っ切れたんでしょうか」  近年の米良さんの「ファッション」の奇抜さは、ネット上でも話題になっており、「攻めてる」「センスが良すぎる」という評価もある。  また、週刊誌記者は言う。 「2007年に『天使の声~生きながら生まれ変わる』(大和出版)を出版して以降、病気や生い立ちなどについても赤裸々に語るようになり、講演も多数行っています。もともと頭のいい人ですし、コンサートのMCなどでも、ときどきゾッとするようなブラックジョークを言ったりするので、あまり違和感はないですね」  米良さんの生まれ持った「個性的なルックス」+「奇抜なファッション」+「ブラックなジョーク&笑いのセンス」は、実はバラエティにピッタリのようで、最近は子どもにも人気者となってきているらしい。  前出の週刊誌記者は言う。 「小学生などがテレビで米良さんを見ると、『あ、メーラだ!』と言うんです。とんねるずがそう呼んでいることがきっかけでしょうけど、まるで何かのアイコンのようなインパクトがあるルックスに加えて、トークも面白いし、“実は『もののけ姫』などを歌っている、スゴイ人らしい”ということなどもあって、芸人以上に気になる存在になっているのだと思います」  一部では近頃の変貌ぶりを不安視する声もあるものの、バラエティでの潜在能力は未知数。今後の活躍に期待したいところだ。

「金鳥の夏、日本の夏」はもう古い? 業界を席巻する「家庭教師のトライ」のユニークCM

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「家庭教師のトライ」公式サイトより
 真面目+メガネ+スーツ姿の男性「トライさん」が、ハイジと一緒に草原を歩いたり、ブランコに乗ったり……。やがてみんながアルムおんじの元へ駆け寄り、「おし~えて、おじい~さん~♪」という歌詞が流れると、おんじは一言。 「わしゃ~、無理」  そして、ハイジの冷たい返事。 「知ってる」  6月20日から放送されている、ミスマッチでシュールな世界観がおかしい「家庭教師のトライ」のCMが話題だ。  それにしても、かつては“夏のユニークなCM”というと、「金鳥」が独走状態だったのに、いつの間にか近年は「家庭教師のトライ」が夏の面白CM王者として君臨してきている。  昨年放送された、昭和の刑事ドラマ『特捜最前線』(テレビ朝日系)にアテレコをつけたCMのインパクトもまだ記憶に新しい。  お母さんが涙を流し、絶叫するシリアスなシーンに合わせて「トライ」を連呼するものや、刑事が電話の相手に対して家庭教師を宣伝するものなどだ。  本来、お堅いイメージの教育業界において、なぜこうした面白CMを? トライグループの宣伝部に聞いた。 「多くの方が勉強のことを考える時期は、年度始まりの春と、夏休みなんです。そのため、ちょうど夏頃にCMが替わるタイミングが多いんですが、CMの感じ方は人それぞれで、特に堅くとか、やわらかくとか思ってやっているわけではありません(笑)。弊社では『夏休みにそろそろ本格的に勉強を』と思っているお子さんや親御さんに、『トライと一緒に勉強を頑張ろう』というメッセージをきちんと届けようと、毎夏、制作に取り組んでいます」  『アルプスの少女ハイジ』を今回起用した理由については、次のように話す。 「前回はAKB48だったんですが、とにかくインパクトが大きいので、それを超えるキャラクターを探すのは本当に大変でした。そこで、親御さんなど、広く世代を超えて愛されている名作であり、キャラクターとしてもインパクトがある『ハイジ』に着目しました。ちょうど『おしえて』という歌詞もあること、おんじにさまざまなことを教わり、ハイジが成長していくさまが描かれていることもあり、教育との親和性も非常に高いと判断しました」  ちなみに、『特捜最前線』CMの前も、バカボンを使っていたり、「家庭教師のトライ」CMはここ6~7年ユニークなものが続いている。きっかけは「特にない」そうだが、「夏=金鳥」ではなく「夏=トライ」を意識していたりして? 「いやいや、全然意識していないです(笑)。夏といえば、確かに金鳥ですので、そうおっしゃっていただけるのは光栄ですが。今後もさまざまな方法で、メッセージをきちんとお届けしていければと思います」  トライCMで、「次は何がくるんだろう?」と、ひそかに楽しみになっている人もいるはず。今後にも期待したい。

「金鳥の夏、日本の夏」はもう古い? 業界を席巻する「家庭教師のトライ」のユニークCM

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「家庭教師のトライ」公式サイトより
 真面目+メガネ+スーツ姿の男性「トライさん」が、ハイジと一緒に草原を歩いたり、ブランコに乗ったり……。やがてみんながアルムおんじの元へ駆け寄り、「おし~えて、おじい~さん~♪」という歌詞が流れると、おんじは一言。 「わしゃ~、無理」  そして、ハイジの冷たい返事。 「知ってる」  6月20日から放送されている、ミスマッチでシュールな世界観がおかしい「家庭教師のトライ」のCMが話題だ。  それにしても、かつては“夏のユニークなCM”というと、「金鳥」が独走状態だったのに、いつの間にか近年は「家庭教師のトライ」が夏の面白CM王者として君臨してきている。  昨年放送された、昭和の刑事ドラマ『特捜最前線』(テレビ朝日系)にアテレコをつけたCMのインパクトもまだ記憶に新しい。  お母さんが涙を流し、絶叫するシリアスなシーンに合わせて「トライ」を連呼するものや、刑事が電話の相手に対して家庭教師を宣伝するものなどだ。  本来、お堅いイメージの教育業界において、なぜこうした面白CMを? トライグループの宣伝部に聞いた。 「多くの方が勉強のことを考える時期は、年度始まりの春と、夏休みなんです。そのため、ちょうど夏頃にCMが替わるタイミングが多いんですが、CMの感じ方は人それぞれで、特に堅くとか、やわらかくとか思ってやっているわけではありません(笑)。弊社では『夏休みにそろそろ本格的に勉強を』と思っているお子さんや親御さんに、『トライと一緒に勉強を頑張ろう』というメッセージをきちんと届けようと、毎夏、制作に取り組んでいます」  『アルプスの少女ハイジ』を今回起用した理由については、次のように話す。 「前回はAKB48だったんですが、とにかくインパクトが大きいので、それを超えるキャラクターを探すのは本当に大変でした。そこで、親御さんなど、広く世代を超えて愛されている名作であり、キャラクターとしてもインパクトがある『ハイジ』に着目しました。ちょうど『おしえて』という歌詞もあること、おんじにさまざまなことを教わり、ハイジが成長していくさまが描かれていることもあり、教育との親和性も非常に高いと判断しました」  ちなみに、『特捜最前線』CMの前も、バカボンを使っていたり、「家庭教師のトライ」CMはここ6~7年ユニークなものが続いている。きっかけは「特にない」そうだが、「夏=金鳥」ではなく「夏=トライ」を意識していたりして? 「いやいや、全然意識していないです(笑)。夏といえば、確かに金鳥ですので、そうおっしゃっていただけるのは光栄ですが。今後もさまざまな方法で、メッセージをきちんとお届けしていければと思います」  トライCMで、「次は何がくるんだろう?」と、ひそかに楽しみになっている人もいるはず。今後にも期待したい。

“キャッチコピー”の時代は終わった!?  テレビ局CMに見る最新広告事情

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YouTube フジテレビ公式サイトより
 CG化された芦田愛菜がテレビ画面いっぱいに広がっていく、フジテレビの夏のキャンペーンCM「ドバドバ!フジテレビ」が6月末から放送され、ネット上などの一部では「怖すぎる」と話題になっている。  思えば、フジテレビのキャッチフレーズといえば、90年代の「きっかけは、フジテレビ。」をはじめ、かつては時代の最先端を行く印象があったもの。  だが、2000年代以降、02~05年に「きっかけは、フジテレビ。」を復活させているように、新しい表現はほとんど生まれていないように思う。近年のものを見ても、「生みます。」(10年秋)、「ミトカナイトフジ!」(11年春夏秋)、「ピカる★フジテレビ」(12年春)など、どうもパッとしない。  また、他局においても、たとえばTBSのキャッチコピー「それ、TBSがやります。」は、80~90年代のノリのよう。  テレビ朝日の場合は、キャッチコピーを用いず、11年より「エクスパンダ星からやってきたパンダ王子」なる「ゴーちゃん。」を公式マスコットキャラクターとしているが、これも昔からの手法ではある。  かつては広告表現の先端を行っていたはずのテレビ局CMが、なぜ古い印象になっているのか。  広告関係者は言う。 「『キャッチコピー』を使うという手法そのものが、やや古くなっている気はします。今は『ラッピングカー』などが街を走り、それを見た人たちが写メを撮って、Twitterなどで一気に広めていくという時代。とにかく口コミ効果が非常に大きなものになっているので、宣伝方法としても、お金をかけてテレビCMを打つよりも、イベントなどを行って、一般の人に口コミしてもらう仕掛けを考えることが増えているんです。スポンサーとなる企業が、広告媒体としてテレビを一番に考えていないということはあると思いますよ」  ただし、同関係者によると、「口コミ狙いのイベントの乱立によって、疲弊している広告関係者も少なくない」そうだ。  キャッチコピーによって「イメージ」を売る広告手法は、もはや過去のものとなりつつあるのだろうか。テレビの世界も、広告の世界も、楽な仕事はさせてもらえない時代になってきているようだ。

今後のドラマ界を担うのは……? 平均視聴率で見る若手ジャニタレの実力

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そういえば最近、ドラマに出てないね。
 以前、SMAPと嵐の、ゴールデン/プライム帯主演ドラマのメンバー別平均視聴率についての調査を行った。  今回は、嵐(1999年デビュー)以降にデビューした、今後のドラマ界を担う若手ジャニーズタレントの主演ドラマが、どのぐらいの視聴率を獲得しているか。関東地方のデータをもとに調べてみた。  まずは、2002年デビューのタッキー&翼、滝沢秀明から。ジャニーズJr.時代から大人気だっただけあって、松嶋菜々子との恋愛が大きな話題を集めた『魔女の条件』(TBS系・99年)など、Jr.時代からすでにドラマでも活躍。連続ドラマの初主演は、2000年の『太陽は沈まない』(フジテレビ系)で、CDデビューより2年も早い。その平均視聴率は16.9%、その後も『ストロベリー・オン・ザ・ショートケーキ』(TBS系・01年)17.3%、『アンティーク~西洋骨董洋菓子店~』(フジ系・01年)17.7%など、CDデビュー前に高い視聴率の主演連続ドラマを連発。そしてタッキーといえば、05年のNHK大河ドラマ『義経』の主演も印象深いが、やはりこれが平均19.4%と、タッキードラマで最も平均視聴率が高い。しかし、『義経』の後に主演した『オルトロスの犬』(TBS系・09年)で、いきなり8.3%と急落、その後、主演の連ドラがないのがちょっと気がかりだが、タッキー主演ドラマの平均視聴率は、7本で15.2%。  続いて、2003年にNEWSとしてデビュー、現在はソロで活躍中の山下智久の主演ドラマはどうか。連ドラ初主演作は、06年の『クロサギ』(TBS系)で、平均視聴率は15.7%。最も視聴率が高かったのが07年の『プロポーズ大作戦』(フジ系)の17.4%で、低いのが今年放送の『最高の人生の終り方~エンディングプランナー~』(TBS系)の11.1%。山P主演ドラマの平均視聴率は、6本で15.2%と、タッキーと同じ数値を記録した。一方、05年に放送された『野ブタ。をプロデュース』(日本テレビ系)は、「特別出演」扱いではあったものの、実質、亀梨和也とのW主演状態だと考えて、この平均視聴率16.9%も加えた場合には、15.4%まで上昇する。  04年CDデビューの関ジャニ∞はどうか。今年の春クールで、錦戸亮が本人役として、ゴールデン初主演となった『パパドル!』(TBS系)が記憶に新しいところだが、視聴率的には平均8.2%と苦戦、23時台で主演した『犬を飼うということ~スカイと我が家の180日~』(テレビ朝日系)の8.5%を下回ることとなってしまった。同じ関ジャニメンバーの大倉忠義も、NHKでの主演ドラマ『ROMES/空港防御システム』が5.2%と、こちらも苦戦。  06年デビューのKAT-TUNは、亀梨和也が昨年の『妖怪人間ベム』(日テレ系)まで7本の連ドラに主演。『野ブタ』と『ベム』という、15%越えの主演ドラマがある一方で、『神の雫』(同・09年)の6.2%、『ヤマトナデシコ七変化』(TBS系・10年)8.2%と、ヒトケタに低迷するドラマもあり、平均は11.9%。ほかのKAT-TUNメンバーでは、田中聖が『特急田中3号』(同・07年)で8.8%、元メンバーの赤西仁が『有閑倶楽部』(日テレ系・07年)で12.6%の平均視聴率を記録している。  そして、07年デビューのHey! Say! JUMPの山田涼介。10年に主演した『左目探偵EYE』(日テレ系)は8.3%と1ケタに終わったが、今年放送された『理想の息子』(同)では11.9%に伸ばしている。2本の平均値は、10.1%で2ケタギリギリ。さらに、Kis-My-Ft2の玉森裕太、藤ヶ谷太輔、JUMPの八乙女光がまとめて主演した『美男ですね』(TBS系・11年)は、9.9%。嵐・大野智とのW主演となった生田斗真の『魔王』(TBS系・08年)は、11.4%という平均視聴率が記録されている。  これを、単純に高かったほうから並べてみると、  滝沢&山下→赤西→亀梨→生田→山田→玉森・藤ヶ谷・八乙女→田中→錦戸→大倉  ということになった。  ちなみに、以前の調査をもとに、ここにSMAPと嵐のメンバーを加えた場合にはこういう順番になる。  木村→香取→中居→草なぎ→松本→滝沢・山下→二宮→大野→相葉→赤西→稲垣→櫻井→亀梨(以下略)  もちろん、ドラマの放送された時期や時間帯、チャンネル、主演の本数など、それぞれ条件が異なるし、脇役でより大きな魅力を発揮できる人もいることは確か。これがタレントとしての優劣には直接はつながらない。  この夏、ゴールデン/プライムの連ドラでジャニーズタレントとして唯一主演を飾る、キスマイ藤ヶ谷。『美男ですね』を上回ることができるかどうか、動向を見守りたい。

「やっぱり育ちの良さが違い!?」JOY、ユージがDAIGOに勝てないワケ

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『DAIGO POP』(ゴマブックス)
 2008年の流行語大賞ノミネートは逃したものの、「うぃっしゅ」でプチブレイクしたDAIGO。その後、間もなく「DAIGOみたい」と言われるJOY、さらに「JOYとかぶる」と言われるユージが出てきた。  売れた時期が近いことや、容姿やキャラがどこかしら似通っているということから「DAIGOみたい」と言われたタレントが一時はテレビにたくさん出ていた気がするが、現在はどうなっている?  DAIGOのレギュラー番組は、『新堂本兄弟』『馬の王子様Season2』(ともにフジテレビ系)、『天才!志村どうぶつ園』(日本テレビ系)の3本で、ニコニコ生放送とBS番組のほか、CMも数本。  そして、JOYのレギュラー番組は『ヒルナンデス!』(火曜日/日本テレビ系)の1本と準レギュラーで『アッコにおまかせ!』(TBS系)がある。そしてユージは、『所さんの目がテン!』(日本テレビ系)のほか、スマホ向けNOTTVの仕事があるらしい。  いずれも単発ではちょこちょこテレビに出ているものの、結局、「DAIGO的な人」で最も売れ続けているのは、DAIGO本人ということになるだろう。  一体、三者の間にはどんな違いがあるのか。あるテレビ関係者は言う。 「JOYやユージの場合、バラエティ番組でよく『DAIGOみたいなの』とイジられていましたが、昔よりテレビの露出が減っているのは、DAIGOとの競合というよりも、ローラ人気のせいだと思いますよ。“テキトーで明るい外国人(あるいはハーフ)”みたいなポジションは、ローラ一人いれば十分で、かつて大人気だったボビー・オロゴンもローラによってポジションを奪われている感がありますからね」  だが、週刊誌記者は言う。 「モデルでチャラい印象があるJOYや、ヤンキーあがりのユージに比べ、一番違うところは、DAIGOの好感度の高さだと思いますよ。育ちの良さがうかがえる、おっとりしていて優しそうな感じや、ちょっとドンくさいところ、イヤミのないところが、どうにも憎めない感じがして、愛されるのではないかと思います」  「そうっすね」「マジで」「マジッすか」などという“若者言葉”を使ってはいるものの、DAIGOはなぜかチャラくない。くだけた語尾を付けてはいるものの、言ってることはいかにも真面目で礼儀正しく、言葉選びのセンスもさりげなくいい。  おまけに、『天才!志村どうぶつ園』などで見せる、動物に対してでも変わらない低姿勢な感じは、いかにも「いい人」! しかも、ちっともあざとくない。 「ネガティブな批評が多くなりがちな、タレントに関するネットの書き込みなどでも、DAIGOは不思議なくらい愛されています。どう見ても裏表のない、ピュアな感じが、好感を持たれるのではないでしょうか」(前出の記者)  実はああ見えて、現在34歳! 異様に若く(幼稚に)見えるところも、愛されポイントなのかもしれない。

「やっぱり育ちの良さが違い!?」JOY、ユージがDAIGOに勝てないワケ

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『DAIGO POP』(ゴマブックス)
 2008年の流行語大賞ノミネートは逃したものの、「うぃっしゅ」でプチブレイクしたDAIGO。その後、間もなく「DAIGOみたい」と言われるJOY、さらに「JOYとかぶる」と言われるユージが出てきた。  売れた時期が近いことや、容姿やキャラがどこかしら似通っているということから「DAIGOみたい」と言われたタレントが一時はテレビにたくさん出ていた気がするが、現在はどうなっている?  DAIGOのレギュラー番組は、『新堂本兄弟』『馬の王子様Season2』(ともにフジテレビ系)、『天才!志村どうぶつ園』(日本テレビ系)の3本で、ニコニコ生放送とBS番組のほか、CMも数本。  そして、JOYのレギュラー番組は『ヒルナンデス!』(火曜日/日本テレビ系)の1本と準レギュラーで『アッコにおまかせ!』(TBS系)がある。そしてユージは、『所さんの目がテン!』(日本テレビ系)のほか、スマホ向けNOTTVの仕事があるらしい。  いずれも単発ではちょこちょこテレビに出ているものの、結局、「DAIGO的な人」で最も売れ続けているのは、DAIGO本人ということになるだろう。  一体、三者の間にはどんな違いがあるのか。あるテレビ関係者は言う。 「JOYやユージの場合、バラエティ番組でよく『DAIGOみたいなの』とイジられていましたが、昔よりテレビの露出が減っているのは、DAIGOとの競合というよりも、ローラ人気のせいだと思いますよ。“テキトーで明るい外国人(あるいはハーフ)”みたいなポジションは、ローラ一人いれば十分で、かつて大人気だったボビー・オロゴンもローラによってポジションを奪われている感がありますからね」  だが、週刊誌記者は言う。 「モデルでチャラい印象があるJOYや、ヤンキーあがりのユージに比べ、一番違うところは、DAIGOの好感度の高さだと思いますよ。育ちの良さがうかがえる、おっとりしていて優しそうな感じや、ちょっとドンくさいところ、イヤミのないところが、どうにも憎めない感じがして、愛されるのではないかと思います」  「そうっすね」「マジで」「マジッすか」などという“若者言葉”を使ってはいるものの、DAIGOはなぜかチャラくない。くだけた語尾を付けてはいるものの、言ってることはいかにも真面目で礼儀正しく、言葉選びのセンスもさりげなくいい。  おまけに、『天才!志村どうぶつ園』などで見せる、動物に対してでも変わらない低姿勢な感じは、いかにも「いい人」! しかも、ちっともあざとくない。 「ネガティブな批評が多くなりがちな、タレントに関するネットの書き込みなどでも、DAIGOは不思議なくらい愛されています。どう見ても裏表のない、ピュアな感じが、好感を持たれるのではないでしょうか」(前出の記者)  実はああ見えて、現在34歳! 異様に若く(幼稚に)見えるところも、愛されポイントなのかもしれない。

「次のオネエを探せ!」大御所声優・三ツ矢雄二のブレークに見るバラエティの人材難

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三ツ矢雄二 公式ブログより
 いま数々のバラエティ番組で引っ張りだことなっている声優・三ツ矢雄二。クネクネした動きや独特のしゃべりに対する「オネエなのかどうか」という周囲からの問い→「グレーゾーンです」という本人の返しは、いつの間にか一発芸のようにもなっている。  もともと声優界の大御所だった三ツ矢雄二が、なぜ唐突に露出を増やしてきたのか。あるテレビ関係者はこう指摘する。 「バラエティ番組の"オネエ"頼みはますます進んでいて、『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)などでもオネエタレントが出る回は視聴率がいいですし、いつも1ケタ視聴率のAKB48番組『なるほど!HS』(日本テレビ系)ですら、オネエタレントが出る回だけ高視聴率を獲得しています」  確かに、同番組の視聴率が2ケタになったのは、ここ数カ月の間で、2011年10月13日放送分『AKB×元アイドル×おネエ!気になる業界の裏側150人生態調査2時間SP』(13.5%)、1月19日放送分『AKB×芸能事情ツウ×おネエ 気になる業界の裏側144人(秘)生態調査2時間SP』(13.8%)の2回だけ。本当に「オネエタレントを出しておけば間違いない」と思えるほど数字を持っている便利な存在となっている。  だが、あるマンガ編集者は唐突な三ツ矢雄二のブレークに、首を捻る。 「三ツ矢雄二さんは、大ヒットとなった舞台『ミュージカル・テニスの王子様』シリーズの脚本でもおなじみで、美少年好きということも、普段から変わらないオネエっぽいしゃべりやキャラクターもマンガ・アニメ業界では以前から有名なんですけどね。たまたまマツコ・デラックスやミッツ・マングローブなど、次々に出てくるオネエキャラの"次"を探しているところに、三ツ矢雄二さんがピタリとハマったってことなんでしょうね」  加えて、テレビ朝日を中心とした、近年の「アニメ特集番組」「声優特集番組」の頻発による露出も追い風となっているだろう。ある編集者は言う。 「近年、声優の大御所・神谷明が契約上の問題で『名探偵コナン』の毛利小五郎役を解任されるという騒動があったように、声優さんの報酬は非常に低く、声優業のみで食っていけている人はごくわずかという厳しい現状があります。声優を集めたバラエティ番組やアニメ特集ばかりを頻繁に流すのは安直だとは思いますが、生活の向上、地位の向上のためにベテラン声優さんたちが露出を増やしているということもあるのでは?」  「グレーゾーンです」のみの一発屋芸人のように消費されてしまわないことが、今後の課題となるのかも。
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