どんなにうっかりしていても、やっぱりやって来るのが食欲の“秋”。今年は松茸が豊作らしいけど、そんなことは関係ない。目の前に盛られた山盛りの食材を、腹一杯かき込めばそれで満足だ!
というわけで、今回は丼祭と題して珠玉のメガ盛り5連杯をお送りする。

ごはんにはタレがかかっているが、肉には味があまりない。ま、ローストビーフってそんなものだろうが。
まず1杯目は、高田馬場にある有名なメガ盛りローストビーフのお店。30分並んで食べたのがローストビーフ丼(大)だ。地層みたいに幾重にも重なったローストビーフはいかにも豪華だが、庶民舌の筆者には冷めた半生の肉の山が、それほどうまいとは感じられなかった。次回は二番人気という熱々のステーキ丼に期待したい。
高田馬場レッドロック『ローストビーフ丼(大)』1070円
インパクト ☆☆
味 ☆☆
店 ☆☆

自慢のはずのごはんがべちゃべちゃなのが残念デシタ。
2杯目は、秋葉原のメガ盛りの聖地。やたらと威勢のいいオッちゃんにちょっと引き気味の筆者。すると、「初めてでも怖がらなくて大丈夫」って童貞と風俗嬢か! 夜定食セットの中から選んだのは、人気1位というサービスセット定食だが、から揚げ、コロッケ、かき揚げ、大根の煮物、つみれボールなどなどが丸い桶に山盛りに詰め込まれて出てきた。「ご飯とみそ汁はうまいもん出さなきゃってのが先代からの教え」というオッちゃんだが、桶の下を覗いてもご飯がない! すると、「あ、ごめんごめん、メシ忘れてた」って……。夜はお酒も飲めるが、「ウチは酎ハイも焼酎9:1だから」って、酒も山盛りかよ!
秋葉原ごはん処あだち『夜定食サービスセット』1000円
インパクト ☆☆☆
味 ☆
店 ☆

食べ終わったあとも口はギトギトではなく、そのまま風俗にも行けそうだった。
3杯目を食べに行ったのは、横浜伊勢崎町。オトナの街・風俗街を通り抜けて、阪東橋商店街のアーケード入り口にその店はあった。以前見た写真のイメージだと、もう少し小さい店だと思ったが、意外に大きい。近くにある京急の駅の名前から拝借した名前だと思って『黄金丼』を頼んだら、女将さんは「オウゴン丼いっちょ」と言っていたのは残念だった。
しかし、味はピカイチ。17、18センチはある大きな海老2本に、ナス、ピーマン、ししとう、シイタケなど7種類8個の天ぷらは、いずれもサクサクでジューシー。甘しょっぱいタレもピッタリでした。
しかし、外に出てびっくり。記憶の中にあった小さな店は3軒となり! 同じ店だから、ま、いっか。
阪東橋天ぷら豊野『黄金丼』1200円
インパクト ☆☆☆
味 ☆☆☆
店 ☆☆

普通の喫茶店かと思ったらさにあらず。
もう腹一杯の4杯目。小岩で見つけたその喫茶店は、客のほとんどがマニア風だ。カツ丼を頼んだら、丼のフタが閉まらずに浮いた状態で出て来た。その中身がコレ。
しかし、残念ながら、このカツ丼も固くてしょっぱくて筆者の庶民舌にはあわなかった。近くに住む元キャバ嬢に聞くと、「アソコはチーズハンバーグかじゅーじゅー焼き定食の2択よ」と。次回はハンバーグに挑戦してみます。
小岩タクト『カツ丼』980円
インパクト ☆☆☆
味 ☆
店 ☆☆

豆腐も大根もよく味がしみ込んでいて、非常にうまい。
最後の5杯目に向ったのは、JR新橋駅の目の前にあるニュー新橋ビル。そのビルの駅とは反対側の1Fにあるのが、牛丼屋ではなく肉めし屋だ。この店の特徴が、なんと、焼き豆腐一丁が丼の上に乗っかってる『肉めし』なのだ。
しかし、その上をいく新商品ができた。検討に検討を重ねたであろうその名も『全部のせ肉めし』。写真のとおり、焼き豆腐一丁に大根の煮込み、ゆで卵、ハンペンなど、およそ丼のトッピングとは思えない具が大降りで乗っかってる。味は、昼めし時でもないのに待って食べる程ということは……。
今月も、うもうございました。
新橋岡むら屋『全部のせ肉めし』740円
インパクト ☆☆☆
味 ☆☆☆!!
店 ☆☆
(写真・文=よしよし)