サンフレッチェ広島の優勝で幕を閉じた今季のサッカーJ1リーグだが、その優勝を決定する「チャンピオンシップ方式」には、疑問の声が多数あった。それでも、決勝のサンフレッチェ広島×ガンバ大阪の第2戦の平均視聴率は10.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)。この数字だけを見れば成功のように思えるが、第1戦は7.6%、さらに準決勝となった浦和レッズ×ガンバ大阪戦は5.1%止まりだった。ある意味、“一発決戦”好きの日本国民性が表れているともいえる。 とはいえ、ネットでは「5%を超えたのは何げにすごい」「チャンピオンシップは成功なのでは?」という声が上がっており、さらに今季は平均観客動員数もアップしている。Jリーグ事務局からすれば、歴史に残る大改革を成し遂げ、意気揚々といったところだろう。 しかし、いまだにチャンピオンシップに納得がいっていないサポーターも多い。サッカーライターは言う。 「導入を決定するまでのプロセスがまずかったからです。Jリーグの中西大介事務局長は、チャンピオンシップを開催することに関し、『世界では2ステージ制を採っているサッカー強豪国が多い』『メキシコはカンファレンス制がある』など、詭弁ばかりを述べていた。はっきり『民放のゴールデンで放送してもらうため』と言ってしまえばよかったのに、きれいごとを言ってサポーターを丸め込もうとしたため反発され、大きな溝を作ってしまった。例えば視聴率を指標としていれば、サポーターを納得させることもできたかもしれません」 さらにいえば、本当にチャンピオンシップが成功したといえるかどうか、疑問も残る。というのも、多くのサッカー関係者は「視聴率だけでなく、民放のゴールデンタイムにJリーグの放送が行われたことが何より大きい」と口をそろえるが、その半面、今回の視聴率でJリーグを見ない人たちがチャンネルを合わせたかどうかは未知数。民放での放送だけが評価されるならば、J1のプレミアリーグ化など別の手段だってあったはずだ。観客動員数アップに関しても、スポンサー側の動員や天候条件も考慮すべきである。 そしてなにより恐ろしいのは、この結果を受けて、Jリーグ事務局側が増長することだ。 「今回の結果をJリーグ事務局がどのように分析し、次につなげるのか。それを監視しなければいけません。ただ、ひとつ言えるのは、村井満チェアマンには期待できるということです。Jリーグ事務局が不可解に終了させたJリーグ公認ファンサイト『J's GOAL』について問題提起したり、各所で事務局以外の人からも意見を求めたりと精力的に動いています」(前出ライター) 来年、村井チェアマンがどのようなアクションを起こすのか? それまで、チャンピオンシップに対する評価は保留となりそうだ。 (文=TV Journal編集部)明治安田生命Jリーグチャンピオンシップ公式サイトより
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Jリーグ・サガン鳥栖の新監督マガトの特訓が、まるで漫画! 恐怖の“マガトズブートキャンプ”とは?
今月1日、J1サガン鳥栖が来季の新監督として、フェリックス・マガトと基本合意したことが明らかになった。マガトはバイエルン・ミュンヘンなど数々の強豪クラブを率いて、3度のドイツ王者に輝いた経歴を持ち、実現すればJリーグ史上トップレベルの大物監督といえるだろう。2015年度の監督最高年俸であるヴィッセル神戸ネルシーニョの1億5000万円に対し、鳥栖はマガトに年俸3億円を用意。その期待は大きい。しかし、そんなクラブの思惑と反して、肝心の選手たちからは悲観的な声が相次いでいるという。 「とにかく厳しいんですよ。1週でも試合が空けば、朝から晩までの三部練習が行われます。基本練習も筋トレが多く、走り込みも他クラブの倍以上。高校球児さながらの厳しさですよ。スイスの高地でキャンプをした時は、ランニングで失神する選手もいたぐらいです。精神力を鍛えるために、15km近く走った選手の眼の前でペットボトルの水を捨てたり、ヌーディストビーチで脇目も触れずに走らせたりと、もう漫画並みですよ。上り下りさせるために、わざわざクラブに階段を作らせたこともありました。さらに、厳しいのは練習だけでなく、チームワークを養うために朝食は全員で取るというルールを作ったり、感情を共有するために全員で映画館に行ったりと、生活のすべて管理しようとします。コーラを飲んで怒られて泣いた選手もいました。父親がアメリカの元軍人ということから、“マガトズブートキャンプ”と呼ばれて恐れられていますよ。これでチームが強くなればいいんですが、練習の疲れが残り、かえってチームが弱くなることも多々あるので、選手からしたら手放しでは喜べないですよね」(スポーツライター) マガトが退任したクラブは、厳しい規律から解放され、雰囲気がよくなり強くなることから、“解任後がマガトの真骨頂”と揶揄されることもあるという。これは2015シーズン年間11位に沈んだサガン鳥栖が、大博打に打って出たといえるだろう。しかし、そもそも年俸に関して折り合いがついたとしても、ヨーロッパで一線級のマガトが、なぜ遠く離れたJリーグで指揮を執ることになったのだろうか? 「ヴォルフスブルク時代に長谷部誠と大久保嘉人、シャルケでは内田篤人を指導したこともあって、マガトの日本人への理解は深いんです。規律を重んじるマガトは、真面目で勤勉な日本人が兼ねてから大のお気に入りだったみたいですね。なので、サガンでのキャンプは今まで以上に厳しいメニューになるかもしれないですよ。鳥栖ファンからは『どんな練習が行われるか楽しみだ!』『選手が壊される!』『ヘタしたらストライキが見れるかも?』と、さまざまな声が聞こえてきます」(同ライター) マガト就任により、比較的地味な存在だったサガン鳥栖にチームとしての個性が生まれるかもしれない。吉と出るか、凶と出るか、まずはピッチの外で大勝負に打って出たサガン鳥栖の2016シーズンから眼が離せない。 (文=沢野奈津夫)サガン鳥栖公式サイトより
元日本代表FW高原直泰の新クラブ沖縄SV立ち上げは、命に関わる? 沖縄との“最悪の相性”とは
今月1日、今季限りでJ3相模原を退団する元日本代表FW高原直泰(36)が、沖縄県うるま市に新チームを設立することを発表した。クラブ名は「沖縄SV」とし、SVは高原がドイツブンデスリーガで初めて所属したハンブルガーSVから取ったと見られる。サッカー後進県の沖縄とあって、かつてのスーパースター高原がクラブを立ち上げることに県民は歓迎の意を示しているものの、不安要素は尽きないという。 「沖縄は本土から離れているため、どうしても移動での疲労や、遠征費の面で大きな不利を背負うことになります。あのラモス瑠偉が選手兼テクニカルアドバイザーとして所属したかりゆしFCも、わずか10年で解散していますし、今現在J3で戦う琉球FCは、今季選手の大量退団が決まっており、今後はどうなるかわからない状態。高原の沖縄SVも、おそらくは九州リーグからの出発となり、向こう数年間は収益がほとんどないのにもかかわらず、本土への遠征費で大赤字は間違いないです。それなりの勝算があるから立ち上げるのでしょうが、正直いつまで持つかって感じで見てしまいますよね」(スポーツライター) 心配事はそれだけではない。高原は、23歳の勢いがある時期に迎えるはずだった日韓W杯直前に、エコノミー症候群を患い代表落選を経験している。今後も、現役を続行する高原の沖縄での長距離移動についても不安の声は鳴りやまない。 「簡単に言うとエコノミー症候群は、狭い椅子に座ったままの状態が長時間続くと、足の血液の流れが悪くなり静脈の中に血の塊(静脈血栓)ができ、足の痛みや呼吸困難を起こし、最悪の場合死亡する事もある病気ですね。死亡率は10~30%ともいわれ、再発も起こしやすい。さらにエコノミー症候群とは名ばかりで、ビジネス以上のクラスでも発症はします。当の高原本人もビジネスクラスに乗りながら引き起こしてしまいました。なので沖縄でのクラブ立ち上げは、高原にとって最悪の相性と言えます。正直言って、本当に不安ですね」(同) 試合後の疲労した身体での飛行機移動は再発の可能性をさらに高めるという。資金不足が眼に見えている沖縄SVが、試合のたびにファーストクラスを用意することは難しいだろう。沖縄サッカーへの貢献に尽力することは素晴らしいキャリアだが、高原には自身の健康にも気を使ってほしいと切に願う。 (文=沢野奈津夫)S.C.相模原公式サイトより
元日本代表FW高原直泰の新クラブ沖縄SV立ち上げは、命に関わる? 沖縄との“最悪の相性”とは
今月1日、今季限りでJ3相模原を退団する元日本代表FW高原直泰(36)が、沖縄県うるま市に新チームを設立することを発表した。クラブ名は「沖縄SV」とし、SVは高原がドイツブンデスリーガで初めて所属したハンブルガーSVから取ったと見られる。サッカー後進県の沖縄とあって、かつてのスーパースター高原がクラブを立ち上げることに県民は歓迎の意を示しているものの、不安要素は尽きないという。 「沖縄は本土から離れているため、どうしても移動での疲労や、遠征費の面で大きな不利を背負うことになります。あのラモス瑠偉が選手兼テクニカルアドバイザーとして所属したかりゆしFCも、わずか10年で解散していますし、今現在J3で戦う琉球FCは、今季選手の大量退団が決まっており、今後はどうなるかわからない状態。高原の沖縄SVも、おそらくは九州リーグからの出発となり、向こう数年間は収益がほとんどないのにもかかわらず、本土への遠征費で大赤字は間違いないです。それなりの勝算があるから立ち上げるのでしょうが、正直いつまで持つかって感じで見てしまいますよね」(スポーツライター) 心配事はそれだけではない。高原は、23歳の勢いがある時期に迎えるはずだった日韓W杯直前に、エコノミー症候群を患い代表落選を経験している。今後も、現役を続行する高原の沖縄での長距離移動についても不安の声は鳴りやまない。 「簡単に言うとエコノミー症候群は、狭い椅子に座ったままの状態が長時間続くと、足の血液の流れが悪くなり静脈の中に血の塊(静脈血栓)ができ、足の痛みや呼吸困難を起こし、最悪の場合死亡する事もある病気ですね。死亡率は10~30%ともいわれ、再発も起こしやすい。さらにエコノミー症候群とは名ばかりで、ビジネス以上のクラスでも発症はします。当の高原本人もビジネスクラスに乗りながら引き起こしてしまいました。なので沖縄でのクラブ立ち上げは、高原にとって最悪の相性と言えます。正直言って、本当に不安ですね」(同) 試合後の疲労した身体での飛行機移動は再発の可能性をさらに高めるという。資金不足が眼に見えている沖縄SVが、試合のたびにファーストクラスを用意することは難しいだろう。沖縄サッカーへの貢献に尽力することは素晴らしいキャリアだが、高原には自身の健康にも気を使ってほしいと切に願う。 (文=沢野奈津夫)S.C.相模原公式サイトより
予測視聴率15%→結果5.1%……Jリーグ「チャンピオンシップ」はなぜ、盛り上がらないのか
11月28日、2004年以来のチャンピオンシップとなる浦和レッズ×ガンバ大阪戦が行われた。Jリーグナンバーワンの人気を持つ浦和レッズと、Jリーグ最高年俸の遠藤保仁を擁するガンバ大阪の一戦ということもあり、超満員が期待されたが、入場者数は4万696人。満員(6万2,000人)どころか、ギリギリ4万人である。04年のチャンピオンシップ、横浜F・マリノス×浦和レッズ戦では、第1戦の視聴率が12%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、第2戦は15%だったということから、今回も高視聴率が期待されたが、結果は5.1%というありさまだった。 だが、決して浦和レッズの人気が落ちているわけではない。今年5月に行われたガンバ大阪戦では、5万3,148人を集客しているし、今回の4万966人以上の集客は今シーズン7回あった。にもかかわらず、この観客数と視聴率。元日本代表で、現在はJ2・横浜FCに所属する三浦知良も危機感を覚えたようで、「日本サッカーのピンチ」「メディアの皆さん、お願いしますよ」と、サンスポの取材に答えたという。 確かに、チャンピオンシップに向け、メディアは盛り上がりを見せていなかった。Yahoo! JAPANをはじめとするポータルサイトのニュースでも、チャンピオンシップ関連記事で埋め尽くされるという現象は起きていない。いったい、なぜだろうか? 「Jリーグは、スポーツナビを除き、インターネットメディア単体の取材を許可していません。また、現在はフリーランスの登録も行っていないんです。日本代表は、日本サッカー協会が管轄で、こちらは実績さえあれば、登録できる。なので、各カテゴリーの日本代表にはさまざまな媒体が取材に来て、結果的に露出も増える」(サッカーライター) つまり、日本代表戦を取材に行くような実績や連載のあるフリーライター、また多数の読者を持つインターネットメディアでも、Jリーグには取材に行けないというのだ。 「今回のチャンピオンシップも、実は、メディア関係者は大挙しているんですよ。いつもの3倍はいたんじゃないかな。でも、3倍の記事が出るわけではない。それは、今は連載を持っていないけれど、Jリーグ初期にフリーランスとして登録した人たちがいるという証拠。Jリーグ事務局がしっかりと精査し、メディアに門戸を広げれば、露出は広がる。でも、事務局は普通の会社より20年遅れているから、ネットメディアを認可するのに、あと10年はかかるんじゃないですか(笑)」 集英社や小学館、講談社など大手出版社も電子書籍に力を入れている時代にもかかわらず、旧態依然の体質を抜け出せないJリーグ。自分たちの言うことを聞くメディアだけを優遇したい事務局と一部メディアの蜜月ぶりが、この問題の原因ともいえる。 こんな状況では、選手たちがどんなに頑張ろうとも、露出が増えないのは当然である。 (文=TV Journal編集部)明治安田生命2015Jリーグチャンピオンシップ公式サイトより
「愛するクラブ以外はすべて敵」Jリーグ“コアサポーター”の行きすぎ応援に疑問符
2004年以来の開催となったJ1リーグチャンピオンシップ。準決勝の浦和レッズ×ガンバ大阪戦は白熱した好ゲームとなり、延長戦の末にガンバ大阪が勝利を手にした。そんな世界に出しても恥ずかしくないハイレベルなゲームの裏で、またも人種差別問題が勃発した。ガンバ大阪のブラジル人ストライカーのパトリックに対し、浦和レッズサポーターを名乗る人物がTwitterで「黒人死ねよ」とツイートしたのだ。 このツイートに対し、パトリックが「こういった書き込みはどんな人でも傷つきます。私は黒人であることをとても誇りに思っています。息子も黒人ですし、とても幸せです。今回の件は、どれほど悲しいかは神様にしか分からないです」とツイートしたことにより、当該ツイートが問題視された。 今回の件に限らず、Jリーグでは、サポーターによる人種差別行為が相次いでいる。浦和レッズサポーターがゲートに「JAPANESE ONLY」と掲げた問題に始まり(参照記事)、横浜F・マリノスサポーターが相手チームのブラジル人ストライカーにバナナを差し出す事件もあった。スタンドのヤジを含めると、ほかにも人種差別的な行為は枚挙にいとまがない。なぜ、このようなことが頻発するのか? あるサッカーライターは「サポーターが先鋭化されすぎてしまったからではないか」と指摘する。 「先日行われたJ2・J3入れ替え戦の町田ゼルビア×大分トリニータでは、町田ゼルビア側の観客は約8,600人。いつもは平均すると3,000人くらいなので、結構な数の“一見さん”が来ていました。彼らを見ていると、純粋にサッカーを楽しみに来ているのが伝わる。でも、サポーターは、サッカーを楽しむというより、勝利を願う気持ちのほうが強い。それが先鋭化されていくと、今度は相手や審判団を必要以上に敵視するようになる。同じ気持ちのサポーターがいることで気が大きくなり、過激なヤジを飛ばしてしまうのでしょう」(同) 先鋭化は、別の問題もはらんでいる。応援の強要を行ったり、県外のサポーターに対して冷たい態度を取るコアサポーターもいるという。ほかにも、審判員に対する脅迫のようなヤジには、耳をふさぎたくなるほどだ。しかし、それが応援を率いるコアサポーターのスタンダードのため、いつしか皆、そのようなヤジを飛ばすようになっていく。 “愛するクラブ以外はすべて敵と見なす”という現在の風潮に一石を投じなければ、今後も似たような問題は起こるだろう。相手チームを敵対視しなくとも、応援するチームさえあれば、十分にサッカーを楽しめると思うのは、筆者だけだろうか? (文=TV Journal編集部)浦和レッズ公式サイトより
Jリーグ史上最悪の地獄絵図!? 町田ゼルビアを襲った“考えられない悲劇”とは?
22日に行われたJ1セカンドステージ最終節、サンフレッチェ広島は佐藤寿人の歴代Jリーグ最多得点記録に並ぶゴールなどでステージ優勝と、年間勝ち点総合1位を決めた。翌23日、ジュビロ磐田がロスタイムにMF小林祐希の劇的ゴールでJ1への自動昇格の2位に滑り込んだ。そして同日に行われたJ3最終節では、この両リーグを上回るドラマチックなラストが待っており、大いに最終節を盛り上げた。しかし、そのドラマの終焉の光景が、まるで“地獄絵図”だったと、サッカー関係者の間で話題となっている。 「残り一節の時点で、レノファ山口と町田ゼルビアが勝ち点77で並んでいて、得失点差で山口が上回っていました。そして最終節、町田が長野パルセイロ相手にアウェイで引き分けて勝ち点1を上積みした試合終了後、同時開催されていたガイナーレ鳥取対レノファ山口で、山口が1-2で敗れ、町田の優勝&J2昇格決定という情報が流れました。これには、選手やクラブ関係者、スタジアムに詰めかけたサポーターは優勝の歓喜に酔いしれましたが……。しかしこれが、一部のサポーターの早とちりによる誤報で、後半45分までは山口が負けていたものの、ロスタイムにMF平林のゴールで2-2の引き分け。優勝とJ2昇格は山口のものだったんです。これを聞いた選手たちが、次々とその場に座り込んで立てなくなった光景は、まさに地獄絵図でしたよ。長野まで足を運んだ町田サポーターが落ち込んでいるのはもちろんですが、相手の長野のサポーターも、いたたまれない表情をしていたのが印象的でしたね」(スポーツライター) 1年間という長い時間をJ2昇格のために費やした結果、誤報により天国から地獄に突き落とされてしまった選手たちの落胆は想像を絶する。しかし、誤報により盛り上がってしまったのは、スタジアム内だけではなかったという。 「スタジアムで観戦していた町田経済新聞の記者も勘違いし、『首位のレノファ山口がガイナーレ鳥取に敗れたため、町田が逆転優勝』とツイッターでつぶやいてしまったのです。これを見た現地に行けなかったファンが歓喜の雄叫びをあげ、奇声が町田の至る所から聞こえてきたって話ですよ。その後、町田経済新聞が誤報だったと謝罪のツイートをあげるも、それに気付かずに祝勝会を開いてしまったファンもいたようです。地獄絵図は現地だけではなかったんですよ」(同) J1やJ2と比べてJ3は薄給であり、サッカーの他にも仕事をしなければ満足な生活が送れない選手がほとんどだ。しかし、J2に昇格すれば選手たちの待遇や給料は格段に変わり、引退後の再就職にも影響を与えることになる。昇格は、ただJ3からJ2にカテゴリーが上がるだけではなく、未来を変える大きな人生の転機となるのだ。 しかし、この一戦で昇格への道が断たれたわけではない。J2の21位大分トリニータとのJ2・J3入れ替え戦がまだ残っている。この後々に語り継がれる“南長野の悲劇”のショックを引きずらずに、今度こそは正真正銘の昇格を勝ち取ってほしいものだ。 (文=沢野奈津夫)FC町田ゼルビア公式サイトより
元日本代表選手の不満爆発で広がる、チーム内の不協和音 セレッソ大阪J1昇格に黄色信号?
J2リーグで三本の指に入る潤沢な資金力を持つセレッソ大阪のJ1昇格に、暗雲が立ち込めている。 先日行われたJ2第40節では、格下のチームであるツエーゲン金沢に、まさかの0-3での完敗。現在、J1昇格プレーオフ圏内である4位につけているものの、ここ4試合、勝利がない状態だ。 いったい、セレッソ大阪に何が起きているのだろうか? セレッソ大阪は昨季、FIFAワールドカップ2010南アフリカ大会のMVPであるディエゴ・フォルランを獲得したものの、徐々に守備的な戦術に移行していったチームにフィットできず、まさかのJ2降格となった。 それでも今季、元日本代表の玉田圭司などを獲得し、J1復帰に向け、しっかりと戦力を整えた。 だが、8月くらいからチームの雰囲気が悪くなり始める。玉田はジェフユナイテッド・市原千葉戦後にブログを更新し、「スタメン落ちの玉田です。自分でも納得はいってませんが、それでもチームにはどうしても勝って欲しかった(中略)家に着いても、ストレスが溜まる一方なので、質の高いプレミアリーグみて発散します!」と記し、サポーターを不安にさせた。さらに10月に入ると、今季加入し、好調を維持していた元日本代表の関口訓充が自身のTwitterで「腹立つわ…」とツイート。玉田はチームナンバーワンの10得点を挙げており、関口も多くのチャンスを演出しているが、スタメン落ちの試合も多い。 では、誰が試合に出ているのか? 「7月末に加入した元浦和レッズのエジミウソンです。身長183㎝というパワー、さらにスピードとテクニックも兼ね備えているので、パウロ・アウトゥオリ監督は重宝しているようですが、本調子にはほど遠い。“旬”が過ぎた選手にも見えてしまい、実際に12試合出場で2得点と振るわない。玉田や関口の怒りも、もっともです」(サッカーライター) アウトゥオリ監督はサンパウロFC監督時にFIFAクラブワールドカップを制し、2006年には過渡期だった鹿島アントラーズをヤマザキナビスコ杯決勝まで導いた名将として知られている。そんなアウトゥオリ監督はなぜ、エジミウソンを起用し続けるのだろうか? 「自らが補強したブラジル人選手に偏重してしまっているのでしょう。さらにいえば、アウトゥオリ監督は記者会見が巧みなので名将と呼ぶ人もいますが、近年は結果を出せていません。鹿島アントラーズにいた時も、選手補強でフロントとモメていました。また、ブラジル人監督の中には、監督に意見できるような経験と実績のある選手をあえて干すことでチームをまとめようとする人もいるんです。以前、鹿島アントラーズやセレッソ大阪で監督を務めたジョアン・カルロス氏がそうです。アウトゥオリ監督がどうかはわかりませんが、今のチーム状況は良くないですね」(同) その名前が挙がったジョアン・カルロス監督だが、01年にセレッソ大阪にJ1残留を託されながら、チームを立て直せず、J2に降格させてしまっている。J1昇格を託されているアウトゥオリ監督が、その二の舞いにならないことをサポーターは願っているだろう。 (文=TV Journal編集部)セレッソ大阪公式サイトより
小倉隆史新監督に早くも暗雲!? 名古屋グランパスにささやかれる“2つの呪い”とは
先月15日、サッカーJ1リーグの名古屋グランパスエイトが、今年6月からGM補佐を務めている小倉隆史氏を来季の監督にすると報じられた。 スポーツ番組などでバラエティ要員として活躍してきた小倉に、なぜ白羽の矢が立ったのだろうか? 「小倉さんは明るい性格で頭の回転が速いため、テレビ番組で重宝されてきました。ゆえに、タレント扱いされていますが、実は監督向きの人なんです」(サッカー関係者) 実は、小倉は現役時代から、確立されたサッカー観を持っていた。 食事に気を使わない選手が多かったJリーグ初期でも、「こんな食事じゃダメだ」と指摘したり、監督の戦術や練習法にも意見した。コンサドーレ札幌時代には、Jリーグ初監督の重責に戸惑い、連敗が続いた柱谷哲二監督にいろいろと進言していたという話もある。 現役引退後も、親しい記者には「○○監督のサッカーだと、攻撃に深さはあっても、幅がないから苦しい」と語るなど、テレビとは違った一面をサッカー仲間には見せていた。そんな小倉だからこそ、名古屋グランパスも監督を任せる気になったのだろう。だが、サッカー関係者の間では、「オグどうこうではなく、来年の名古屋は危ない気がする」という声が上がっている。 というのも、来季の名古屋グランパスには、2つの呪いがかかっているのだ。 ひとつ目の呪いが、「ノヴァコの呪い」と呼ばれるもので、スロベニア代表FWのミリヴォイェ・ノヴァコヴィッチが所属したクラブは降格するというジンクスだ。 2006~11年に所属したドイツ・ブンデスリーガのケルンは、11年に降格。それを受けて、ノヴァコヴィッチは12年、J1の大宮アルディージャに、14年からは清水エスパルスに移籍した。そして、Jリーグでステップアップするかのように15年に名古屋グランパスに移籍したのだが、大宮アルディージャが14年にJ2に降格し、清水エスパルスも先日、J2降格が決定した。 いずれも、ノヴァコヴィッチが去ったクラブが降格している。ノヴァコヴィッチが今シーズンで名古屋グランパスを去ることは決まっているが、その流れから考えると、降格もありうる。 2つ目は「西野の呪い」だ。これは、西野朗氏が指揮を執ったクラブは、退任後に降格するというものだ。 98~01年にわたって西野が監督を務めた柏レイソルは、05年に降格。また、02~11年の長期政権となったガンバ大阪では、チームを強豪クラブにしたものの、退任後の12年にまさかの降格に。その後、途中退任となったヴィッセル神戸も、同年に降格した。 そして、14年から監督を務めたのが名古屋グランパスで、今季限りで西野の退任が決まっている。 もちろん、彼らにまったく非はないのだが、メンタルに左右されるスポーツにジンクスはつきもの。始動前から暗雲が立ち込めている名古屋グランパスだが、小倉新監督にはぜひそれらの呪いを払拭してもらいたいものだ。 (文=TV Journal編集部)名古屋グランパス公式サイトより
「ゴトビ監督を切るべきではなかった!?」清水エスパルスJ2降格の“本当の戦犯”とは
今年5月、「“サッカー王国”崩壊危機! J1から「意識だけがビック」の静岡勢が消える!?」(参照記事)という記事を寄稿した。 J1リーグ第13節を終えた段階での記事だったため、清水エスパルスを愛するサポーターからは、「まだファーストステージだからわからない」「嫌味な記事だ」と批判的な声を多く頂いた。だが、今月17日、清水エスパルスのJ2降格が決まってしまった。 今なら冷静に振り返れると思うが、第13節の時点で勝ち点10しか獲得できていないのは非常に危険だった。とあるサッカーライターも「近年の結果からJ1リーグに残留する条件を考察すると、勝ち点43以上が必要。失点数が多いチームも危険」というが、清水エスパルスの失点数は、この時点で20台に突入していた。完全に、お尻に火が付いた状態だった。 にもかかわらず、清水エスパルスに対する批判の声は少なかった。どこか余裕さえ感じられた。「エスパルスのサッカーを見つめ直そう」という合言葉でチームを鼓舞するのではなく、「J1残留」をテーマに泥臭く勝ち点を取れる監督を招へいすべきだった。やはり、どこか「意識だけがビッグ」だったのだろう。 そんな清水エスパルスが降格した理由について、サッカー関係者は「アフシン・ゴトビ監督を切るべきではなかった」と話す。 「ゴトビ元監督は、戦術は見事なのですが、人心掌握術に欠けていたんです。特に経験のある選手たちの心をつかめない。なので、選手たちから反発を受けてしまった。ミックスゾーンでは、親しい記者に『あいつがいるから……』とゴトビ監督を批判するような声が、解任される1年前から、ちらほらと出始めていた。それを察知したクラブ側が、ゴトビ監督を解任した。結果論でいえば、切るべきだったのは、ゴトビ監督ではなく、造反する選手たちだった。もしくは、監督と選手の間にコーチを入れることだってできた。にもかかわらず、ゴトビ監督を切ったのは、選手たちを、サポーターやクラブ側が評価しすぎてしまった。違う監督を連れてくれば、上位にいけるのでは? と思い込んでしまった」 ゴトビ監督だからタイトル争いができなかったのではなく、ゴトビ監督だからJ1残留ができていたというのが実際のところだった。ゴトビ監督を切ってから、2年連続でJ1残留争いに巻き込まれてしまった事実が、それを物語っている。 清水エスパルスが再出発できるかどうかは、自らの立ち位置を理解できるかどうかにかかっている。 (文=TV Journal編集部)清水エスパルス公式サイトより








