27日のJリーグ開幕を控え、各クラブがチームの仕上げ段階に入っている。そんな中、J1の強豪クラブを尻目に、J2のジェフユナイテッド市原・千葉が注目を集めている。ジェフ千葉は、今シーズン24名が退団し、19名が新加入選手ということで話題になっていた。必然的に試合出場のほとんどが新加入選手になり、戦術の浸透や、連携面で他のチームに遅れを取ってしまうため、J2開幕のスタートダッシュで出遅れてしまうと思われていた。しかし、開幕直前のプレシーズンマッチでは、周囲の予想に大きく反した結果が待っていた。 「毎年恒例のニューイヤーカップで、ロアッソ熊本、アビスパ福岡、そしてJ1の優勝候補である鹿島アントラーズを破って、なんとジェフ千葉が優勝しました。さらには、14日に行われた『ちばぎんカップ』では、同じ千葉県内のライバル柏レイソルに3-0で圧勝したんです。この4試合で11得点2失点ですよ。しかも4チーム中3チームが格上のJ1のクラブです。もちろん、どの試合も新加入選手だらけで、昨シーズンから所属している選手の先発出場は1人か2人、鹿島戦にいたっては0人です。出会って1カ月そこらの選手たち、しかも、お世辞にも前所属チームで大活躍とは言い難い選手たちの集まりでこれだけの結果を出すんですから、大したものですよね。相手サポーターも『完全にバカにしてた』『なんで強いのかがわからない』と、驚いた様子でした」(スポーツライター) サッカーにおいて、戦術や連携の浸透は、個の力よりも大事といわれている。ましてや、格上であるはずのJ1のチームは、個の力でも上のはず。一体なぜジェフ千葉は、これほどまでに結果を出せているのだろうか? 「おそらくはチーム内競争が関係していると思います。普通のチームは、前年までの活躍からある程度各ポジションに序列ができているのですが、ジェフにはそれがありません。その点が功を奏し、調整がてら試合に挑んでいる格上との試合で、敵を圧倒できているんだと思います。もちろんJ2が開幕してからも、ずっとこれだけで勝ち続けられるわけではありませんが、選手個々の意識を高く保つことには成功していることは間違いありませんね。もっとも、いまだに古参のファンたちからは『勝ったのに、なんだかむなしい』『俺たちは一体何を応援しているんだ?』と、困惑の声は聞こえてきますけど」(同) 昨今、日本代表の決まりきったスターティングメンバ―に飽き飽きしているファンも少なくない。ジェフのチーム内競争のように、ガラリとメンバーを入れ替えることも、日本代表には必要なのかもしれない。 (文=沢野奈津夫)ジェフユナイテッド市原・千葉オフィシャルサイト
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リオ五輪出場でJFAの体制に変革? 注目の会長選は、原理事長が圧倒的有利か
「この世代は、リオ五輪に出場できないのでは?」 多くのサッカー関係者たちが悲観していたサッカーU-23日本代表だが、決勝まで進んだ時点でリオ五輪出場決定となるAFC U-23選手権を、リーグ戦から全勝で決勝まで勝ち上がった。つまり、数字上は余裕でのリオ五輪出場を決めたのだ。もちろん、内容自体は苦しいもので、手放しでは喜べない。それでも、手倉森誠監督の手腕は見事だった。 そんな驚きの戦績を誰よりも喜んでいるのは、手倉森監督を任命した日本サッカー協会(JFA)の原博実専務理事だろう。 というのも、リオ五輪出場を懸けた試合の裏で、原専務理事も戦っていた。相手は、田嶋幸三JFA副会長。今月31日に行われるJFA会長選挙である。 簡単に説明すると、今まではJFA会長になるには、幹部たちの推薦が必要だった。形式上は、幹部が選んだ人物を47名の評議員会が追認する形ではあったが、形骸化していたと指摘するメディアは多い。ゆえに、「評議員47名のほとんどが都道府県のサッカー協会と関わっていることが多いため、クーデターを起こすと、所属する都道府県に迷惑がかかる。それを恐れ、幹部が選んだ人物に反対する人はいなかった」というウワサがあった。その真偽はともかく、不透明だったのは事実であり、国際サッカー連盟(FIFA)から「組織の透明性を高めるように」という指導があった。これを受け、JFA会長は選挙を含む形で決める方式に変更となったのだ。 そして今年から、JFA会長には、7名以上の評議員の推薦があれば(いくつかは条件があるが)立候補でき、投票する評議員も47名から75名に増員された。 選挙制が導入される前であれば、おそらく田嶋副会長が会長になったと思う。田嶋副会長は、現在のJFAを作ってきた一派だ。JFAアカデミー福島にも尽力した人物で、会長になってからも、今まで以上に、普及と育成をJFA主導で行いたいと考えている。 一方の原は、地方主導での育成を主張する。たとえば、JFAはポゼッションサッカーを根付かせたいが、過去の国見高校のような縦1本のサッカーも、ひとつの地域性として日本に必要だという考え方だ。 両者には相異があり、原専務理事がJFA会長になれば、今までのJFAから変化するのは間違いない。それを避けたいJFA幹部も多くいるのではないか。 しかし、リオ五輪出場が決まったいま、有利なのは原専務理事だ(逆に負ければ、責任問題になっただろうが)。約200億円の予算を持つJFAに、リオ五輪出場の切符が、変革を与えようとしている。 (文=TV Journal編集部)JFA公式サイトより
中澤佑二からのSOS! 練習場が水没、仮眠室はまるで歌舞伎町のサウナ……落ちぶれた名門にファン悲鳴
横浜F・マリノスは、今季から約8年使用したマリノスタウンを離れ、練習場を新横浜公園内の施設に移した。マリノスタウンは、岡田武史元監督(元日本代表監督)の提案で、スペインのバルセロナFCのクラブハウスを参考にしており、日本一といわれるサッカー練習場を中心としたスポーツ施設だった。地元住民からも好評で、新たなファン獲得にも一役買っていたのだが、それだけの施設だけに維持費も年間6億円を超え、スポンサーに頼らない経営体制を目指すマリノスは、昨年の5月に移転を発表していた。しかし今、その新しい移転先があまりにもショボすぎると話題になっている。 「中澤佑二選手のブログに、クラブハウスの休憩所のソファで仮眠をとる選手たちの画像がアップされました。たびたび練習環境の改善を訴えている中澤選手ですが、『こんなところで昼寝してもいいんですか!? いい~んです``σ( ̄^` ̄;)』と、今回は冗談を交えつつの、クラブに対しての訴えになりますね。その10分前のブログには、バランスボールなどの練習器具が散らばった中で選手たちが横たわる画像もアップされています。ファンは『かわいそう! これじゃ疲れとれないよ!』『天井低いね。マリノスタウンは綺麗だったなぁ』『歌舞伎町のサウナみたい』と、名門クラブの実情に悲しさを覚えているみたいです」(スポーツライター) 環境レベルが下がったのは、クラブハウスだけではない。新しい練習場の“日産フィールド小机”は、名前からするとマリノスの持ち物のようだが、実際は使用料を払えば誰でも使える市の公共施設だ。もちろん、グラウンドの状態も決して良好とはいえない。 「パッと見ではそう悪いようには見えないんですが、グラウンドは1面しかありません。フェンスは約2メートルで簡単に越えられそうですし、ナイター施設もなく、使用時間の制限もあるんです。さらには、もともとは遊水池の機能を持った公園なので、台風の時期になると水没することもあります。せっかくの天然芝が台無しですよね。レストラン、カフェ、コンビニ、4面グラウンド、練習場にして2,000席を超える観戦スタンドがあったマリノスタウンから比べたら、どうしてもファンは不安になってしまいますよね」(同スポーツライター) 水没などコンディション最悪の場合、回数が限られているとはいえ、日産スタジアムを使うこともできる。1面しかグラウンドがないクラブも、Jリーグにはほかにもある。いくら名門とはいえ、まだまだプロ野球人気に差をつけられているJリーグだ。 今まで贅沢をしてきたF・マリノスの決断は、来シーズンどのような結果を招くだろうか。 (文=沢野奈津夫)『自分を動かす言葉』(ベストセラーズ)
中澤佑二からのSOS! 練習場が水没、仮眠室はまるで歌舞伎町のサウナ……落ちぶれた名門にファン悲鳴
横浜F・マリノスは、今季から約8年使用したマリノスタウンを離れ、練習場を新横浜公園内の施設に移した。マリノスタウンは、岡田武史元監督(元日本代表監督)の提案で、スペインのバルセロナFCのクラブハウスを参考にしており、日本一といわれるサッカー練習場を中心としたスポーツ施設だった。地元住民からも好評で、新たなファン獲得にも一役買っていたのだが、それだけの施設だけに維持費も年間6億円を超え、スポンサーに頼らない経営体制を目指すマリノスは、昨年の5月に移転を発表していた。しかし今、その新しい移転先があまりにもショボすぎると話題になっている。 「中澤佑二選手のブログに、クラブハウスの休憩所のソファで仮眠をとる選手たちの画像がアップされました。たびたび練習環境の改善を訴えている中澤選手ですが、『こんなところで昼寝してもいいんですか!? いい~んです``σ( ̄^` ̄;)』と、今回は冗談を交えつつの、クラブに対しての訴えになりますね。その10分前のブログには、バランスボールなどの練習器具が散らばった中で選手たちが横たわる画像もアップされています。ファンは『かわいそう! これじゃ疲れとれないよ!』『天井低いね。マリノスタウンは綺麗だったなぁ』『歌舞伎町のサウナみたい』と、名門クラブの実情に悲しさを覚えているみたいです」(スポーツライター) 環境レベルが下がったのは、クラブハウスだけではない。新しい練習場の“日産フィールド小机”は、名前からするとマリノスの持ち物のようだが、実際は使用料を払えば誰でも使える市の公共施設だ。もちろん、グラウンドの状態も決して良好とはいえない。 「パッと見ではそう悪いようには見えないんですが、グラウンドは1面しかありません。フェンスは約2メートルで簡単に越えられそうですし、ナイター施設もなく、使用時間の制限もあるんです。さらには、もともとは遊水池の機能を持った公園なので、台風の時期になると水没することもあります。せっかくの天然芝が台無しですよね。レストラン、カフェ、コンビニ、4面グラウンド、練習場にして2,000席を超える観戦スタンドがあったマリノスタウンから比べたら、どうしてもファンは不安になってしまいますよね」(同スポーツライター) 水没などコンディション最悪の場合、回数が限られているとはいえ、日産スタジアムを使うこともできる。1面しかグラウンドがないクラブも、Jリーグにはほかにもある。いくら名門とはいえ、まだまだプロ野球人気に差をつけられているJリーグだ。 今まで贅沢をしてきたF・マリノスの決断は、来シーズンどのような結果を招くだろうか。 (文=沢野奈津夫)『自分を動かす言葉』(ベストセラーズ)
セレッソ復帰・柿谷曜一朗の覚悟がまるでロッチのコント? タトゥーは人に見せるためのものじゃない!
スイスのバーゼルからセレッソ大阪に復帰した柿谷曜一朗の左足クビに、ローマ数字でVIIIと彫られたタトゥーが今話題になっている。8という数字は、ミスターセレッソこと森島寛晃が着用していた背番号であり、後に香川真司、清武弘嗣とクラブの象徴となる選手が背負ってきた番号だ。柿谷自身も、清武から8番のユニフォームを引き継ぎ、2013年~14年にプレーしていた経験を持つ。今シーズン、バーゼルからの復帰でもう一度背負うことになった思い入れの強い番号に決意を込め、自身の身体に墨を入れる決断に至ったと思われる。しかし、この柿谷の“決意”を受け入れられないファンも少なくないという。 「海外ではタトゥーを入れていない選手の方が珍しかったりするんですが、日本ではまだ受け入れられない人も多いですよね。やはり、不良というイメージが強いのでしょうか?『悲しい! ファンやめる!』『タトゥーくらいでファン辞めるならファンじゃない』『プレーが良ければなんでもいい』『香水作って、タトゥー入れて、スイスで何してたの?』と、賛否両論の議論が巻き起こってます」(スポーツライター) 実は、小野伸二、佐藤寿人、槙野智章、鈴木隆行、中田浩二など、一般的にも知名度がある選手でもタトゥーを入れている日本人は意外なほど多い。特に海外志向の強い選手や、実際に海外でプレーしていた選手に多い傾向があるようだ。では、なぜ柿谷のタトゥーだけこのように騒がれているのだろうか? 「練習中の画像が出回ってこのタトゥーが発覚したんですが、見えかたが問題なんですよ。柿谷のタトゥーは、普段ソックスで見えない位置に彫られているんですが、不自然にソックスをずり下げ、まるで見てくれと言わんばかりにタトゥーを強調しているように見えるんです。この様がまるで、“ロッチ”のタトゥーをさり気なく見せようとする男のコント“タトゥー”みたいだとファンの間で話題になっていますね。『こいつは中岡か!』『中岡さんみたいに、“別に暇だから入れた”とか言いそう!』『人に見せるために彫ったわけじゃないとか?』という声を聞きますね」(同) 結果を出せずに海外チームから日本に戻ってくることには、多くの批判を伴う。それに対しプレーで見返そうという柿谷の決意には素直にエールを送りたい。いつか、その偉大な背番号8に恥じないようなプレーヤーになってくれるだろう。 (文=沢野奈津夫)柿谷曜一朗オフィシャルサイトより
まだまだ続くジェフ千葉“24人移籍”の退団地獄にファン悲鳴! J2移籍市場が活発すぎる理由とは?
サッカーJ2・ジェフユナイテッド千葉の退団人数が話題になっている。12日の松田力の名古屋グランパス復帰で、その数は、なんと24人にも上った。昨シーズンの登録選手が31人だったため、ほぼ4分の3の選手たちがチームを去ってしまった計算になる。もちろん入団選手も19人決まっているため、チームの存続問題に発展することはないが、こうなるとずさんな経営体制としか思えず、サポーターから不満の声が上がっている。 「さすがに多すぎますよね。しかも、試合に出れない選手が移籍したわけではなく、昨シーズンの最終節のスタメン11人のうち、残留したのはたった3人しかいないんですよ。これが毎年のように続いていて、3年以上千葉でプレーしている選手はたったの4人しかいません。ジェフの今年のオフィシャルカレンダーに載っているのは、別のチームの選手だらけになってしまっています。つまり、放出の予定がなかった選手も多かったということになりますね。ファンからは『俺たちは一体何を応援しているんだ?』『ジェフには実体がない』『ジェフを応援するということは哲学そのものだ』と、呆れ気味です。この分では、もう1人2人増えるかもしれませんね」(スポーツライター) ジェフの24人という数字ばかりが目立ってしまっているが、実はザスパ草津群馬、京都サンガ、モンテディオ山形、松本山雅も、20人近くの選手が退団、移籍している。では一体なぜ、J2のクラブはこのように移籍が頻繁に行われてしまうのだろうか? 「当たり前ですが、人気選手や実力を持った選手はJ1に集まります。それによって出場機会を求める若手選手や、ピークを過ぎたベテラン選手がJ2には多く集まってくるんです。なので、シーズン終了後にはJ1へとステップアップする実力のある若手、さらに下のカテゴリーへのステップダウンや引退を表明するベテランが当然現れ、今回のような事態になってしまうんですよ。その証拠に、ジェフ退団の24人中12人がJ1へのステップアップに成功しています。しかしこうなってくると、チームの昇格よりも個人での昇格を目標にする選手も出てきてしまうので、チームとしてはさらにまとまりを欠く形になりますよね」(同) 存続するだけでも大変といわれているのがJ2のクラブ運営だ。各クラブそれぞれの事情があり、仕方のない部分も大いにあるのだろう。しかし、クラブにとって一番大事なのはお客様であるサポーターであり、必死に戦う選手たちだ。このふたつをないがしろにしているようでは、ジェフの未来は到底明るいとはいえない。 (文=沢野奈津夫)ジェフユナイテッド市原・千葉オフィシャルサイトより
まだまだ続くジェフ千葉“24人移籍”の退団地獄にファン悲鳴! J2移籍市場が活発すぎる理由とは?
サッカーJ2・ジェフユナイテッド千葉の退団人数が話題になっている。12日の松田力の名古屋グランパス復帰で、その数は、なんと24人にも上った。昨シーズンの登録選手が31人だったため、ほぼ4分の3の選手たちがチームを去ってしまった計算になる。もちろん入団選手も19人決まっているため、チームの存続問題に発展することはないが、こうなるとずさんな経営体制としか思えず、サポーターから不満の声が上がっている。 「さすがに多すぎますよね。しかも、試合に出れない選手が移籍したわけではなく、昨シーズンの最終節のスタメン11人のうち、残留したのはたった3人しかいないんですよ。これが毎年のように続いていて、3年以上千葉でプレーしている選手はたったの4人しかいません。ジェフの今年のオフィシャルカレンダーに載っているのは、別のチームの選手だらけになってしまっています。つまり、放出の予定がなかった選手も多かったということになりますね。ファンからは『俺たちは一体何を応援しているんだ?』『ジェフには実体がない』『ジェフを応援するということは哲学そのものだ』と、呆れ気味です。この分では、もう1人2人増えるかもしれませんね」(スポーツライター) ジェフの24人という数字ばかりが目立ってしまっているが、実はザスパ草津群馬、京都サンガ、モンテディオ山形、松本山雅も、20人近くの選手が退団、移籍している。では一体なぜ、J2のクラブはこのように移籍が頻繁に行われてしまうのだろうか? 「当たり前ですが、人気選手や実力を持った選手はJ1に集まります。それによって出場機会を求める若手選手や、ピークを過ぎたベテラン選手がJ2には多く集まってくるんです。なので、シーズン終了後にはJ1へとステップアップする実力のある若手、さらに下のカテゴリーへのステップダウンや引退を表明するベテランが当然現れ、今回のような事態になってしまうんですよ。その証拠に、ジェフ退団の24人中12人がJ1へのステップアップに成功しています。しかしこうなってくると、チームの昇格よりも個人での昇格を目標にする選手も出てきてしまうので、チームとしてはさらにまとまりを欠く形になりますよね」(同) 存続するだけでも大変といわれているのがJ2のクラブ運営だ。各クラブそれぞれの事情があり、仕方のない部分も大いにあるのだろう。しかし、クラブにとって一番大事なのはお客様であるサポーターであり、必死に戦う選手たちだ。このふたつをないがしろにしているようでは、ジェフの未来は到底明るいとはいえない。 (文=沢野奈津夫)ジェフユナイテッド市原・千葉オフィシャルサイトより
W杯へ向けてG大阪・パトリックが帰化へ! しかし「無駄に終わりそう」と不安の声も……
ガンバ大阪のFWパトリックが、カタールW杯2018を目指して日本への帰化を希望していることを明かした。パトリックは、189cmの長身を活かしたヘディングと、当たり負けしないフィジカルによるポストプレー、さらにはズバ抜けたスピードを武器にするブラジル出身の28歳で、日本人には見当たらないタイプのFWだ。昨シーズン、今シーズンとガンバ大阪の躍進に大きく貢献したパトリックが、日本代表に加入してくれたら心強いことこの上ない。しかし、この喜ばしいニュース対し、一部からは懸念の声が上がっているという。 「少し前に、当時川崎フロンターレに所属していたジュニーニョが帰化を希望したのですが、日本語の読み書きの審査で落とされています。常用漢字のテストなんかもあり、これがけっこう難しいらしいんですよ。少なくとも今のパトリックじゃ、確実に落とされるでしょうね。さらに、日本に5年以上住んでいることが帰化の条件のひとつなんですが、パトリックが来日して、まだ3年しかたっていません。2年後に帰化申請を出すにしても、そこから審査やなんやと何カ月も待たされるんです。もしW杯に間に合ったとしても、召集はぶっつけ本番になります。なのでハリルホジッチがその賭けに乗るかと言われると、可能性はかなり低そうですね。ガンバサポーターからも『すごく見たいけど、無駄に終わりそう』『そこら辺なんも考えてなさそう』と、悲観的な声が聞こえてきます」(スポーツライター) パトリックといえば、今年のチャンピオンシップ準決勝後に心ない浦和サポーターからTwitter上で人種差別発言を受けたことが問題になった。普通ならこの一件で日本に対して不快感を持ってしまいそうなもの。それでも帰化を目指していると聞くと、日本人としては素直にうれしく思う。果たして、パトリックがW杯で輝く可能性はどれほどあるのだろうか? 「もし、帰化が間に合っても、ライバルは武藤や岡崎や本田ですから、なかなか出場は難しいと思います。可能性があるとしたら、宇佐美の存在ですね。ガンバで同僚の宇佐美が日本代表でいまいち活躍できないのは、『パトリックがいないから』と言われるほど、2人の相性は良いんです。このまま宇佐美がガンバ大阪に残留し、2人をユニットで使いたいとハリルホジッチが感じれば、出場もあるかもしれません」(同) 数々の困難を乗り越え、パトリックの帰化が成功しても、日本がW杯予選敗退ということは可能性としては大いにあり得る。果たして、パトリックが日の丸を背負う姿を見れる日は来るのだろうか? (文=沢野奈津夫)ガンバ大阪オフィシャルサイトより
ブラック企業並み!? “Jリーグ過密試合日程”の功罪とは――2015年のサッカー界を振り返る
2013年(参照記事)、14年(参照記事)と暗い話題が続いたサッカー界だが、昨年はどうだったか? 注目トピックスから振り返ってみたい。 ■名将・アギーレ監督解任 AFCアジアカップ2015で見事な戦いを見せたものの、ベスト8で姿を消すこととなったハビエル・アギーレ監督率いる日本代表。決して良い結果ではなかったが、選手交代などで才を見せたアギーレ監督に対するジャーナリストからの批判は少なく、今後への期待の声も上がっていた。そんな矢先の2月、日本サッカー協会(JFA)はアギーレ監督がスペインの裁判所に召喚されたことを受け、契約を解除。アギーレ監督はその後、6月にUAEのアル・ワフダFCの監督に就任している。 ■“言い訳”ばかりのハリルホジッチ監督就任 アギーレ監督の後任に選ばれたのは、ヴァヒド・ハリルホジッチ監督。アギーレ監督就任時とは打って変わり、大手メディアはハリルホジッチ監督を「掘り出し物」「経歴は歴代ナンバーワン」と持ち上げた。 しかし、FIFAワールドカップ二次予選が始まってみると、初戦のシンガポールに0-0で引き分けてしまうという体たらくぶり。その後も、まったく内容はついてこず。EAFF東アジアカップでは、優勝を目指すのか、選手をテストするのか、中途半端な選手起用に終始したため、元代表選手たちから疑問の声が上がった。最初は好意的だった大手メディアも「言い訳ばかり」と、懐疑的になりつつある。今年9月から始まるワールドカップ最終予選が不安で仕方ない。 ■Jリーグで“ラフプレー”が相次ぐ J1リーグ第4節の鹿島アントラーズ×サガン鳥栖戦にて、サガン鳥栖のキム・ミンヒョクが鹿島アントラーズの金崎夢生の顔を故意に踏みつけようとする“Jリーグ史上最悪のラフプレー”が起きた。さらに10月には、J3リーグ第32節のレノファ山口×SC相模原戦で、日本代表候補にも選出されたことのあるSC相模原の森勇介が相手の顔面に肘打ちを見舞い、Jリーグ最多記録となる14回目の退場処分を受けた。ラフプレーを繰り返す選手たちに対し、サポーターが審判に厳しく、選手に甘すぎると苦言を呈するサッカーライターもいるが、そういえばJリーグの試合では、ラフプレーで退場しても、サポーターが選手を励ますシーンをよく見かける。 ■JFAの愚策が続く 11月にはJFA理事会で、J3リーグ所属のJリーグ・アンダー22選抜が15年シーズンをもって活動終了することが発表された。Jリーグ・アンダー22選抜は、Jリーグに所属しながらも、プレーする機会が与えられない18~22歳の選手をJ3でプレーさせようという狙いから設けられた。だが、たったの2年で終了。JFA幹部は「次のステップに」と、成功したかのように語っているが、「実際はまったく若手の育成につながっていない」という批判の声も。 Jクラブが若手を育てられず、大学サッカーに頼っているのが現状だ。その流れを変えようと、Jリーグ・アンダー22選抜を作ったものの、基本は寄せ集めチーム。「チームとしてのモチベーションはないし、サッカーは個人プレーではなく、11人でやるもの」と指導者たちからは懐疑的な声が上がっていたが、結果、その通りとなってしまった。 あるサッカーライターは、「この結果、大学サッカーの一部の監督が『大学がプロ予備軍になる』と、警鐘を鳴らし始めています。しかし、プロ予備軍の要素が強くなりつつあるために大学の単位が足りず、中退という形でJリーガーになる4年生もいる。大学サッカーの良さは、学生スポーツの中で、自らを磨けることなのですが、あまりにもプロ予備軍化されている。大卒Jリーガーのほとんどが、数年で契約終了となる現実を忘れて、大学側がプロ化を進めてしまうと、新たな問題が勃発する」と警鐘を鳴らす。 18~22歳の育成に関しては、JFA幹部と大学サッカー連盟が、しっかりと話し合うべきではないだろうか。 ■チャンピオンシップより、クラブワールドカップ 15年シーズン、Jリーグは11年ぶりにチャンピオンシップを行った。スポンサーを集め、減った予算の穴埋めをするためだ。ただ、それではお金のために選手たちに過酷な日程で試合をさせることになると感じたのか、Jリーグ事務局は「視聴率20%は超える日本代表戦に興味を持った層に、Jリーグを見てもらうため」というのを大義名分とした。 結果はというと、チャンピオンシップ準決勝の視聴率は5.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で、決勝第1戦は7.6%。決勝第2戦は10.4%を獲得したものの、大成功とはいえない。むしろ、Jリーグ王者であるサンフレッチェ広島が出場したFIFAクラブワールドカップがオークランド戦で10.3%、マゼンベ戦でも9.3%、リバープレート戦では強い裏番組があったにもかかわらず、11.4%の高視聴率を獲得した。そのサンフレッチェ広島の森保一監督は、チャンピオンシップが組み込まれた過密日程に苦言を呈していた。ベストコンディションでFIFAクラブワールドカップに臨めなかったためだ。もし、サンフレッチェ広島がベストコンディションで試合に臨み、リバープレートを破り、決勝でバルセロナとぶつかっていたら。Jクラブではありえないくらいの高視聴率を獲得できたのではないだろうか。 ちなみに、16年シーズンもチャンピオンシップが行われることが発表されている。今年も、優勝するJクラブは過密日程を強いられる。 *** 15年のサッカー界の明るい話題といえば、プレミアリーグでの岡崎慎司の活躍だが、なぜかメディアではあまり取り上げられなかった。むしろ、ACミランで干され気味の本田圭佑がフォーカスされ、暗い気持ちにさせられたくらいだ。 16年はというと、1月から早速、リオ五輪出場をかけたAFC U-23選手権2016が行われる。しかし、U-23日本代表に対し、多くのジャーナリストたちは「勝ち抜けるか、かなり厳しい」と分析している。嫌な流れを断ち切れるように、U-23日本代表には、ぜひとも出場権を勝ち取ってほしいものだ。 (文=TV Journal編集部)Jリーグ公式サイトより
チャンピオンシップ成功も、“建前主義”のJリーグ事務局とサポーターの溝は埋まらず……?
サンフレッチェ広島の優勝で幕を閉じた今季のサッカーJ1リーグだが、その優勝を決定する「チャンピオンシップ方式」には、疑問の声が多数あった。それでも、決勝のサンフレッチェ広島×ガンバ大阪の第2戦の平均視聴率は10.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)。この数字だけを見れば成功のように思えるが、第1戦は7.6%、さらに準決勝となった浦和レッズ×ガンバ大阪戦は5.1%止まりだった。ある意味、“一発決戦”好きの日本国民性が表れているともいえる。 とはいえ、ネットでは「5%を超えたのは何げにすごい」「チャンピオンシップは成功なのでは?」という声が上がっており、さらに今季は平均観客動員数もアップしている。Jリーグ事務局からすれば、歴史に残る大改革を成し遂げ、意気揚々といったところだろう。 しかし、いまだにチャンピオンシップに納得がいっていないサポーターも多い。サッカーライターは言う。 「導入を決定するまでのプロセスがまずかったからです。Jリーグの中西大介事務局長は、チャンピオンシップを開催することに関し、『世界では2ステージ制を採っているサッカー強豪国が多い』『メキシコはカンファレンス制がある』など、詭弁ばかりを述べていた。はっきり『民放のゴールデンで放送してもらうため』と言ってしまえばよかったのに、きれいごとを言ってサポーターを丸め込もうとしたため反発され、大きな溝を作ってしまった。例えば視聴率を指標としていれば、サポーターを納得させることもできたかもしれません」 さらにいえば、本当にチャンピオンシップが成功したといえるかどうか、疑問も残る。というのも、多くのサッカー関係者は「視聴率だけでなく、民放のゴールデンタイムにJリーグの放送が行われたことが何より大きい」と口をそろえるが、その半面、今回の視聴率でJリーグを見ない人たちがチャンネルを合わせたかどうかは未知数。民放での放送だけが評価されるならば、J1のプレミアリーグ化など別の手段だってあったはずだ。観客動員数アップに関しても、スポンサー側の動員や天候条件も考慮すべきである。 そしてなにより恐ろしいのは、この結果を受けて、Jリーグ事務局側が増長することだ。 「今回の結果をJリーグ事務局がどのように分析し、次につなげるのか。それを監視しなければいけません。ただ、ひとつ言えるのは、村井満チェアマンには期待できるということです。Jリーグ事務局が不可解に終了させたJリーグ公認ファンサイト『J's GOAL』について問題提起したり、各所で事務局以外の人からも意見を求めたりと精力的に動いています」(前出ライター) 来年、村井チェアマンがどのようなアクションを起こすのか? それまで、チャンピオンシップに対する評価は保留となりそうだ。 (文=TV Journal編集部)明治安田生命Jリーグチャンピオンシップ公式サイトより







