今月7日に警察庁が新たに定義付けた「準暴力団」という名称。今までに指定された暴力団とは違い、さらには「密接交際者」や「準構成員」とも違う。警察庁によれば、昨年起きた六本木フラワー殺人事件の「関東連合」や、中国残留孤児の二世、三世を中心とした「怒羅権」を指すという。警視庁担当の全国紙記者は言う。 「もうめちゃくちゃですよね。関東連合も怒羅権も、ある意味において『暴力団』でもあり、暴力団の『密接交際者』や『準構成員』、さらには『共生者』でもある。これに定義付けする必要があったのかどうか分かりません」 この記者によれば、警察庁は関東連合メンバーを数十人、怒羅権メンバーを数百人、特定しているという。そもそも彼らのことは、闇社会に詳しいノンフィクション作家の溝口敦氏が「半グレ」集団と名付けていたが、ここにきて、当局のほうが名称を与えることになった。 しかし、その特定の仕方に首をかしげているのは、当の「準暴力団」メンバー本人たちなのかもしれない。若い世代の裏社会に詳しい、ノンフィクション・ライターの小野登志郎氏は言う。 「今さら『俺は関東連合だ』とか『怒羅権だ』とか名乗る連中は少ないと思います。そもそも彼らが最も猛威を振るっていたのは数年以上前のことで、彼らのOBたちはすでに40歳を過ぎています。若い時分ならいざ知らず、いい年をした彼らは、いちいち名乗ったりしないとは思いますが」 小野氏によれば、怒羅権が最も危険だったのは2000年前後であり、警視庁組織犯罪対策二課などによって長年マークされてきたという。今さら「準暴力団」と定義付ける必要はあったのだろうか。 「警察として『取り締まるぞ』という明確な意思表示なのでしょう。暴対法や暴排条例によって相対的に弱体化した既存の暴力団に代わって、彼らの存在がクローズアップされているのは確かですから。しかし、関東連合は今回のフラワー事件で混乱状態、怒羅権のメンバーたちは、不況の日本よりも中国やアジアに向かっています。日本の警察はどこに向かっているのか、分かりませんね」(同) 果たして「準暴力団」という定義が功を奏することは、今後あるのだろうか。前出全国紙記者は言う。 「警視庁の組織犯罪対策部の現場の捜査員の中でも、議論が分かれていることは事実です。“ただでさえ、誰が『暴力団』で誰が『密接交際者』なのか分からないこのご時世に、この上定義を増やして、いったい何になるのか”と。ただ、『お上はきちんとやっているぞ』という、国民へのアピールの部分は強いでしょうね。ですが、当の『準暴力団』メンバーたちに対しての効力は、あまりないでしょう」 「半グレ」集団から「準暴力団」に「格上げ」された彼らの今後は、まだ未知数ということなのだろう。 (文=編集部)イメージ画像
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「銀座関係者にも被害多数」関東連合の“資金源”逮捕は、六本木襲撃事件の全容解明につながるか
芸能取材歴30年以上、タブー知らずのベテランジャーナリストが、縦横無尽に話題の芸能トピックの「裏側」を語り尽くす! 2011年に起こった市川海老蔵の殴打事件や、昨年9月に起こった六本木クラブ襲撃事件で世間を震撼させた、半グレ集団「関東連合」。その資金源ともいわれる振り込め詐欺集団グループのドンである大山多賀男容疑者が、昨年12月29日に潜伏先のマカオで逮捕された。 この逮捕の1年前には、同グループのキーマンのひとりといわれている、元アイドル・本田理沙の前夫で、元暴力団組員でもある菊次達朗被告が逮捕されている。菊次被告はTUBEの前田亘輝や川合俊一らの芸能界人脈を持っていることから、詐欺で稼いだ金が芸能人に流れているのでは? と注目を浴びた。しかし、「人の噂も七十五日」ではないが、事件は風化。そんな時に詐欺グループのドンである大山容疑者が、年末にひっそりと逮捕されていた。 菊次も大山も、水資源や金山開発など、いくつもの架空の投資話を高齢者に一口10万円で持ちかけて金を振り込ませ、関東連合のメンバーが金を引き出す役目を演じていたという。その被害総額は100億円を超えるとの説もある。 そんな中、大山逮捕を知った銀座のクラブ関係者からは「被害者は高齢者だけではなく、銀座の水商売の関係者も多数だまされてますよ」という情報が寄せられた。この関係者によると「大山らは『水資源会社を作るから、一口20万円を投資しないか』と持ちかけて、投資金を募る。だまされたバーやクラブ関係者は数知れません」と言う。 大山、さらに大山と並んでグループの主犯格といわれるF(すでに逮捕)は、銀座7丁目の老舗クラブ「P」をはじめ、大箱クラブを派手に飲み歩いてはスタッフを信用させて、投資話を持ちかけるという。しかし、会社といっても詐欺のために作った会社で実体はない。そういった架空の会社を、大山グループは30社余り作っていたそうだ。 だが、そんな儲け話を前に欲に目がくらんで、あちこちから借金をしては1億円も投資したクラブ従業員もいるという。彼は現在、返済不能で行方不明。また、投資話で儲けるつもりが、いつの間にかグループの手先にされて、共犯で逮捕された銀座の水商売関係者が何人もいたという。 集めた金は、広域暴力団のみならず、関東連合の資金源にもなっていた。昨年9月には、元関東連合のリーダーである石元太一容疑者(後に“六本木クラブ襲撃事件”に関係したとして、凶器準備集合罪で起訴、殺人容疑で再逮捕)が、大型振り込め詐欺の容疑で逮捕を繰り返され、11月に起訴されたが、これは大山の詐欺事件とは別件だという。ほかにも詐欺事件は存在するのかもしれないが、グループのドンの逮捕が全容解明につながることを期待したい。 (文=本多圭)
六本木襲撃事件“本丸”見立真一容疑者がフィリピンで身柄確保か「背後には暴力団の存在も……」

昨年9月に六本木クラブ「フラワー」で飲食店経営・藤本亮介さん(当時31)が殺害された事件をめぐり、逮捕者が続出している。21日には警視庁捜査1課が凶器準備集合容疑で金城勇志容疑者(30)を逮捕。これで、同事件にかかわった逮捕者は17人となり、逮捕状が出ていながら、いまだ身柄確保に至っていないのは、主犯格とされる見立真一容疑者のみとなった。
しかし、当サイトが掴んだ最新情報では、見立容疑者と思しき人物はすでにフィリピン・マニラの警察に出頭して身柄を拘束されており、近日中にも帰国し、警視庁に逮捕される見込みだという。
「見立は偽造パスポートを所持していた可能性が高く、フィリピンでも身元確認に時間がかかっている。しかし、本人であることが確認できれば、すぐに国内に連行され、逮捕されるだろう。これで、現時点で逮捕状が出ていた関東連合OBなどからなる犯人グループはすべて捕まることになるが、事件の全容解明にはまだ時間がかかるだろう」(捜査情報筋)
この情報筋によると、凶器準備集合容疑で逮捕された犯人グループの中から近々、殺害の首謀者として、見立容疑者と、すでに逮捕されている関東連合OBのリーダー格の人物が、殺人容疑か傷害致死容疑で再逮捕される可能性があるという。
実際にクラブ店内に入り、藤本さんに暴行を加えた実行犯には複数の不良中国人もいると見られているが、すでに彼らは本国に帰国し、身柄確保は容易ではないと判断した当局は、見立容疑者らにすべての尻拭いをさせて、事件の幕引きにかかろうとしているのかもしれない。
「中国人の実行犯もそうですが、見立の背後には、暴力団K組組員の存在もちらついている。しかし、当局がそこまで捜査の手を伸ばすかは怪しい。もはや捜査の目的が、関東連合OBを中心とした“半グレ”を壊滅することになっているため、事件の奥にある“闇”には手を突っ込みたくないんです」(同)
多くの報道では、藤本さんは、関東連合と敵対する人物に間違われて殺されたという指摘が多いが、一方で「暴力団のシノギをめぐる争いが根底にはある」(捜査関係者)と見る向きも依然として存在する。まずは、帰国後の見立容疑者がどのような供述をするのかに注目が集まる。
広末涼子 “関東連合”事件の影響で大ピンチ!?「元夫と殺害事件の首謀者が……」

『IQUEEN VOL.3 広末涼子』(パルコ)
30歳を過ぎ、女優として第2の全盛期を迎えようとしている広末涼子が、意外な騒動に巻き込まれる可能性が出てきた。
昨年9月に東京・六本木のクラブ「フラワー」(閉店)で飲食店経営の藤本亮介さんが金属バットなどで武装した集団に殴られ殺害された事件で、警視庁麻布署捜査本部はこれまで凶器準備集合容疑で暴走族「関東連合」(解散)の元リーダー・石元太一容疑者ら15人を逮捕した。
しかし、まだグループを統率していたとされる見立真一容疑者ら2人が海外逃亡中で、国内に1人が潜伏しているとされているため、捜査本部は3人の逮捕状を取り、行方を追っている。実はこの見立容疑者の先輩格に当たるのが、女優・広末涼子の前夫でモデル兼デザイナーの岡沢高宏なのだというのだ。
「岡沢や、宮崎あおいの元夫で俳優の高岡蒼佑らが関東連合と非常に近いことはよく知られている。岡沢がまだ広末と結婚していた06年3月25日に更新したブログに『後輩の見立と』食事を楽しんだことを書き込み、見立容疑者について『年下の中で数少ない尊敬する人間のひとり。凄くいい男』と、やたらと持ち上げていた。04年1月に岡沢と広末は都内の結婚式場で身内のみを集めて結婚式を行ったが、おそらく、見立容疑者も出席していたはず」(週刊誌記者)
広末は岡沢との間に長男をもうけたものの、08年3月に離婚。10年10月にキャンドルアーティストのキャンドル・ジュンと再婚して次男をもうけ、順調に仕事をこなしているが、今後、元夫・岡沢氏の人脈が仕事にダメージを与える可能性がありそうだというのだ。
「今回の件で、警察は関東連合の金脈・人脈を徹底的に叩こうとしている。そんな流れの中、スポンサーサイドは関東連合関係者と関係のある芸能人の起用を控えたいようで、関連芸能人のリストアップを進めている。結婚期間中に元夫が見立容疑者と会っていた広末、高岡の元妻・宮崎も、当然のようにリストアップされるだろう。広末サイドも頭を悩ませるしかなさそうだ」(テレビ関係者)
周囲を振り回して岡沢とのデキ婚を強行した広末だったが、ここにきて、その時の高すぎる“ツケ”を払わされることになるかもしれない。
六本木襲撃事件の現場にいた関係者が、大所帯アイドルグループのメンバーと交際中か

六本木クラブ「フラワー」殺人事件で、警視庁麻布署捜査本部は10日、半グレ集団「関東連合」の元メンバーの男ら8人を逮捕した。
ただ、容疑は凶器準備集合という男性殺害への直接関与に届かないもので、捜査関係者は「下手すれば早々に数名を釈放しなければならなくなる」と焦り顔だ。
事件は昨年9月、客としてクラブを訪れていた飲食店経営・藤本亮介さん(当時31)が、目出し帽をかぶった男ら十数名の集団に金属バットなどで一斉殴打、殺害されたもの。警視庁は事件直前に近くの路上に集まっていたという凶器準備集合罪で17名の逮捕状を取っていた。
「大勢で襲撃しているのですが、目撃者によると実際に殴打していたのは先頭の数名だったということで、ほかは一緒に連なっていただけということになってしまう。襲撃に関わった全員を殺人容疑で引っ張ることができないでいる」(関係者)
凶器準備集合罪は2年以下の懲役または30万円以下の罰金と、殺人罪から比べれば大幅に罪が軽く、公訴時効も時効ナシの殺人と違って3年と定められている。
逮捕された数名は事件直後に中国や韓国など海外に逃亡していたが、外務省から旅券返納命令を出された後、帰国したところを羽田空港で身柄を確保された。すでに出頭していた2名は事件への関与を否認中。11日になってさらに数人が出頭したというが、捜査の難航は変わっていない。
また、現場にいながら逮捕状の出ていないメンバーがいることも分かった。10月上旬、ハワイの格闘技道場にそのひとりを自称する男性が訪れており、親交のあった道場の関係者に自ら事件への関与を漏らしたという。
「殴ったりはしていないと言っていましたが、現場にいていろいろ知っているので、捜査の目を避けるためにフィリピンを経由してきたと話していました」(道場関係者)
男は約1カ月滞在した後、11月上旬に「マニラに心強いエージェントがいる」と、再びフィリピンへの航空便に乗っていったという。
フィリピンには金さえ払えば海外からの逃亡を手助けする請負人が横行しており、日本とも犯罪人引渡し条約が結ばれていないことから、警察が国際指名手配しても連れ戻すことは困難だ。道場関係者が驚いたのは、男性が複数の女性タレントとのツーショット写真を持ち歩いていたということだ。
「その中のひとりはいま大人気の大所帯グループのメンバーで、彼は“俺の彼女だけど、会えないのがつらい”と話していました。自分が事情聴取されたら彼女にも迷惑がかかるかもしれない、とも漏らしていました」(同)
実際にそのタレントが男性の恋人かどうかは分からないが、意外なところに飛び火している事件の背景は、いまだ明らかになっていない。
(文=鈴木雅久)
急展開! 六本木襲撃事件で「関東連合」元リーダー石元太一に逮捕状を出した当局の狙いとは──

『不良録 関東連合元リーダーの告白』
(双葉社)
昨年9月、東京・六本木のクラブ「フラワー」で、飲食店経営の藤本亮介さんが目出し帽をかぶった複数の男性に殴打され死亡した事件が、新たな局面を迎えている。
警視庁は9日までに凶器準備集合罪の疑いで、暴走族グループ「関東連合」の元リーダー・石元太一容疑者(詐欺罪で起訴、公判中)の逮捕状を取った。石元容疑者は2010年、歌舞伎俳優・市川海老蔵が飲食店で暴行された際に現場に同席していた人物で、昨年8月には自伝を出版し、俳優デビュー会見も開いていた。
六本木襲撃事件では早くから「関東連合」の名前が飛び交ったことから、同容疑者にも疑惑の目が向けられていたが、当時、石元容疑者は「俺は一切関係ない」と関与を否定していた。ところが今回、急転直下の逮捕劇となったわけだが……。
当局の調べによれば、襲撃した実行犯10数人が、石元容疑者の住んでいた港区内のマンションから現場へタクシーで向かったことや、現場近くで同容疑者が犯行グループと接触している姿が確認されたことから、事件に関与した可能性が高いと判断した。
だが、裏事情を知る人物は「石元が黒幕で、藤本さん殺害を指示したのかというと、それは違う」と否定的。むしろ「当局が狙っているのは石元の後ろにいる人物」だという。
上下関係の厳しい「関東連合」において、石元容疑者の影響力は絶大だが「さらに上の先輩に、六本木を牛耳っているXという人物がいる。当局はこの男をどうしても挙げたい。今回の事件でも黒幕はこの男じゃないか? と言われている」(同)という。このXと石元容疑者は親密な関係で、一説には「石元はXの金庫番」とウワサされている。警視庁担当記者によれば「六本木襲撃事件を突破口に、当局は関東連合の弱体化を目論んでいる。それには、下っ端連中をいくらパクってもキリがない。最大の狙いはXで、彼を挙げるためにはまず石元を潰さないといけないと判断した。彼を徹底的に調べることで、X逮捕の糸口が必ず見えてくる」。
昨年秋から同容疑者の再逮捕を繰り返しているのも、身柄を拘留するための半ば“別件逮捕”に近いという。当局 vs 関東連合の攻防は、いよいよ最終局面に入ったということか。
未解決六本木クラブ襲撃事件の舞台裏 警察は真実を隠蔽するかもしれない!?
【サイゾーpremium】より
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9月2日に起きた六本木のクラブ「フラワー」(現「スタジオゲート」)での実業家襲撃事件。被害に遭ったのは、渋谷や杉並で複数の飲食店を営んでいた藤本亮介さんだった。深夜、フラワーに来店していた藤本さんは、目出し帽をかぶり、金属バットや鉄パイプを持った9人組とみられる集団に襲われ、「顔が原形をとどめないほど激しく殴られ、即死の状態」(捜査筋)だったという。この襲撃の模様は、多くの来店客にも目撃され、その後、警察は防犯カメラに映った犯人グループの画像を公表したが、事件から2カ月以上たった本稿執筆時も逮捕されていない。それどころか、犯人や事件の背後関係をめぐり、「さまざまな説」が錯綜している状態なのだ。 「事件を担当しているのは、殺人や強盗などの凶悪事件を担当する警視庁捜査一課。ここに組織犯罪対策部が加わっていましたが、さらに、事件関係者が海外に逃亡したという情報が出るや、国外捜査に長けた公安関係者も捜査に合流した。これらの組織には、それぞれ異なる担当記者や懇意にしているジャーナリストがついているため、話の出どころによって、内容にずれが生じているのかもしれません」(週刊誌記者) まず大きく報じられたのが、人違い説だ。犯人は、不良グループ「関東連合」や在日中国人たちからなる「怒羅権」関係者たちで、以前から彼らとトラブルを抱え、抗争を繰り返してきた暴力団関係者Aと顔や体格が似ていた藤本さんが、間違って殺されてしまったというものだ。こうした情報は大手全国紙でも扱われたため、高い信ぴょう性があるものと考えられたが、一方でその直後にはこんな話も出てきた。 「藤本さんはAと親しかったことから、見せしめのためにやられたんだ。藤本さんは今回の事件の前にも、彼らに襲われて足を大けがしている。それでも懲りずに、このAとつながりを持ち続けていたので襲われた」(大手新聞紙記者) さらに公安筋からは、藤本さんがあるシノギに手を出していたことが、事件を誘発したとの話も出てきた。 「藤本さんは、合法ドラッグの売買にかかわっていたというんです。しかし、このシノギには、広域暴力団傘下K組が関与していた。K組は、藤本さんが自分たちのシマを荒らしていると判断し、再三警告を発してきたのに、彼は言うことを聞かなかった。そこで、不良グループを使って、藤本さんを襲ったんです。殺すつもりまではなかったようですが、実行犯の中にいた中国人が加減を知らず、ボコボコにしてしまったんでしょう」(公安筋) 各種メディアの報道内容を見ていても、やはり事件の背後関係はバラついている。しかし、直接事件にかかわった犯人グループが、関東連合と怒羅権の、OBを含む関係者たちであることはほぼ一致しているようだ。警察関係者はこう語る。 「事件に関与したのは、20名以上。襲撃現場にいたのは9名とみられているが、フラワーの店外にも関東連合関係者が複数おり、事件後は散らばるように逃げている。二十数名のうち、複数がアメリカやフィリピンなどの海外に出ており、藤本さんに直接手を下した中国人なども本国に帰ってしまったので、捕まえるのは容易ではない。なんとか2月までには、できるだけ多くの犯人を立件したいと動いているところだ」 そんな中、本誌は捜査の中枢を知る関係者に話を聞くことができた。この関係者によると、前述のような事件の背後に関する報道のずれは、なんと捜査当局によって意図的に生み出されているという。 ■人違い説はミスリード!?警察が行う”司法取引” 「当局は、すでに事件の全容をほぼつかんでいます。藤本さんが合法ドラッグのシノギをめぐって暴力団と衝突し、その暴力団の指示で不良グループが犯行に及んだ。これが真相と確信している。ただし、これらをすべて表に出すかは、当局も決めかねています。というのは、全容がわかったといっても、実行犯を逮捕できなければ、警察のメンツは潰れます。しかし、海外逃亡組もおり、現在の居場所など、実行犯を全員捕まえるための情報が今のところ少ない。そのために、事件を教唆したとされるK組関係者とある種の”司法取引”をして、彼らから実行犯についての情報を集めているのです」 この関係者の話をまとめると、警察は実行犯の逮捕を最優先にして、その背後にいるK組関係者の責任は、重要情報をもらう代わりに最小限に食い止めるということ。そして、あくまで「殺す必要がなかったところを、実行犯たちが暴走して、殺してしまった」または「不良や暴力団関係者の喧嘩がこじれたもので、背後にK組の組織的関与はなかった」というストーリーに落とし込もうというのだ。 「『人違い』や『本当のターゲットの巻き添えを食った』という話は、当局が時間稼ぎのために持ちだした話です。『本当のターゲットが別にいるかも』ということにして事件を複雑に見せれば、捜査にそれなりの時間がかかっても、上層部や世間から批判を受けにくく、立件までに時間がかかったとしても、納得してもらえると思っているんです」(同) 手が込んでいるのか、子どもじみた戦略なのかよくわからないが、警察というのは単純にいえば「岡っ引き」のようなもので、犯人逮捕が使命。逮捕後の犯罪立証は検察に任せておけばいいという思考が働くものだという。 「とにかく、実行犯を逮捕する。そのためには、危ない橋を渡るのもいとわないのが警察です」(同) 実は、事件発生後間もなく、暴力団専門の組対四課が捜査から外されている。報道では「犯行の手口から暴力団の関与は薄いと判断して、四課を外した」といわれたが、実際には「暴力団とつながりが深い四課を入れると、暴力団側に捜査情報が流れるリスクが高くなる。また、ほかの部署に比べて、四課はメディアとのつながりも深い。そのために早々に外した」(前出の関係者)というのだ。確かに、四課を外したのに、その上部組織ともいえる組対総務課という部署が現在も前線で捜査をしているのだから、つじつまが合わない。実際には、前述のような、暴力団側を巻き込んだ、犯人逮捕に向けた”寝技”を使うために、特殊な組織構成で捜査に当たっているようだ。 「四課を外した理由はもうひとつあります。警察は最近、暴対法などでは取り締まれない関東連合や怒羅権といった不良グループの影響力の増幅ぶりを目の敵にしていた。そこに起こったこの事件ですから、徹底的に彼らを”社会悪”として追及していきたいんです。そのために、不良グループを対象としている組対特別捜査隊も投入している。つまり、事件の背後にある四課マターの暴力団事件は無視してでも、不良グループの摘発・壊滅につなげたいんです」(同) 犯人逮捕の日はそう遠くないかもしれないが、事件の真相が明らかにされる日は、永遠に来ないかもしれない。 (文/編集部) ■六本木クラブ襲撃事件 9月2日未明、東京都港区にあるクラブ「フラワー」に、9人組と見られる集団が押し入り、店の客だった飲食店経営の藤本亮介さんに金属バットや鉄パイプなどで暴行を加えた。藤本さんは死亡し、犯人グループは車で多摩方面に逃走したとされるも、いまだ逮捕に至っていない。 藤本さん襲撃の犯行時間1分 ■警察が犯人逮捕に向け別件逮捕乱発! この事件に関連し、元関東連合リーダーの石元太一(画像は同氏著作『不良録』)が9月8日、組対特別捜査隊に詐欺容疑で逮捕されている(後に別容疑で再逮捕)。「石元が犯人とつながっているとみた警察による”別件逮捕”で、取り調べでは襲撃事件について聞かれたようです」(週刊誌記者)。さらに、10月1日には「フラワー」の経営者らも、風営法違反容疑で逮捕している。「犯人グループが普段は施錠されている裏口からスムーズに店内に入ったことを不自然とみた警察は、店側の関与も疑っているんです」(同)。その後、「フラワー店員が、藤本氏の来店を外部の人間に伝えた」という報道も出ている。 【「サイゾーpremium」では関東連合も六本木も警察もまとめてぶった斬ります!!】 ・逮捕前夜の関東連合・元リーダー石元太一が語る”メディアと芸能界と俺たち” ・あなたの知らない六本木が見えてくる!? 東○ウォーカーじゃ教えてくれない六本木【裏】マップ ・関東連合壊滅に着手した警察 あの有名人の"闇"も炙り出す!? ・止まらない警察官たちの暴走!新聞が報じない"桜タブー"を暴く ・年収ナント1000万円!? 松下電器の役員にも就任する警察OBと企業の不健全な関係『不良録 関東連合元リーダーの告
白』(双葉社)
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石元太一も審査員だった! エイベックス「ヤンキーアイドルオーディション」開催に疑問と怒りの声
【サイゾーpremium】
エイベックスが主催し、「全国に眠るヤンキーつっぱり美少女大募集」という告知で7月から始まっている、異例の「ヤンキーアイドルオーディション」開催に対し、各方面から疑問と批判の声が上がっている。
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その大きな理由は、現在、警察当局が実態解明を急ぎ、摘発を狙っているといわれる有名暴走族「関東連合」元幹部が同オーディションの総合プロデューサーをしていること。そして、一昨年の市川海老蔵暴行事件で当事者として有名になった関東連合元リーダーで、9月にパチンコのさくらを募集する悪質な振り込め詐欺容疑で逮捕された石元太一容疑者が審査員に加わっていたことなどのようだ。 10月2日のフジテレビニュースでは、9月2日に東京・六本木のクラブで起きた、目だし帽バット男集団による飲食店経営の藤本亮介さん(31)撲殺事件でも、関東連合関係者の関与が疑われていると報じたばかり。「警察当局は今、関東連合をはじめとする全国の”半グレ”と呼ばれる不良グループや暴走族の徹底解明&根絶に全力で取り組んでいるところです。石元容疑者の事件や、不良グループの摘発に取り組む、警視庁組織犯罪対策特捜隊関係者からも”こんな時期にヤンキーや暴走族を正当化し、重大事件への関与がささやかれる関東連合幹部らが深くかかわるオーディションを開催するのはいかがなものか”という声が上がっています。特に石元容疑者が審査員をしていた、というのは道義的にも致命的でしょう。石元事件は今後、さらに彼の不良仲間まで捜査対象が広がっていくことが確実ですからね」(全国紙社会部記者) 公式サイトによると、同オーディションは7月17日~8月31日が応募期間。15~22歳の女性が対象で「ヤンキー美人、容姿、歌唱力、単車自慢、怪力自慢、武勇伝、皆さんの持っているポテンシャルを200%開花させられる世界でたったひとつのアイドルオーディションです」とうたっている。受賞者はヤンキーアイドルグループを結成し、バリバリレコードというレーベルからデビューできるようだ。 今月初め、最終選考が都内で行われ、600通の応募を勝ち抜いた13人が選ばれたという。彼女たちは今後、デビューを目指しレッスンなどに励んでいくと思われるが、「ちょっと待った」という声が周囲から次々上がっているのだ。 芸能プロ幹部は「このオーディションは企画は斬新かもしれないが、時期的にも道義的にもまずい。審査員を務めていた石元容疑者が9月に巨額のパチンコさくら募集の振り込め詐欺グループのリーダー格であることが疑われ、逮捕されたことが決定的だ。振り込め詐欺犯は警察当局が全力を挙げて摘発を進めている国策的案件で、もし起訴され、有罪判決になったら厳罰必至で、リーダー格なら実刑で懲役10年以上くらってもおかしくない。そういった人間を審査員にすえていたこと自体が、エイベックスの責任問題ではないのか。上場企業と しての見識が問われることになる」と話す。 同オーディションの総合プロデューサーを務めている元関東連合幹部の存在も、決して見過ごせない部分があるという。「この元幹部は、石元容疑者の後見人的立場で、海老蔵事件以降、石元容疑者の活動を強くバックアップしてきました。そんな”直系の後輩”石元容疑者が大型振り込め詐欺で逮捕されたのに、逮捕の裏事情を何も知らないとは思えない。彼らが、こんな”ヤンキーアイドル”企画を進めることを、芸能界の一部は許しても、世間は許すでしょうか。石元容疑者はそもそも、かつて人違いで少年を凄惨にリンチし、死に至らしめたことがあるような人物。また、この元幹部自身もかつて雑誌に、抗争相手の男性にシックスナインをさせた鬼畜写真を流したような人物です。エイベックスは株主から激しい抗議が起きてもおかしくありませんね」(週刊誌記者) このオーディションは表向き「不良行為からの更生、脱却」が目的とうたっている。しかし、警察当局も、怒っているようだ。 別の社会部記者が話す。「現在、石元太一容疑者の振り込め詐欺事件、六本木の目だし帽バット集団事件など関東連合が関係していると疑われている未解決事件の捜査が進行中です。今後、関東連合関係者が抗争にいつ巻き込まれるかもわからない。警視庁幹部は、石元を審査員にすえ、彼を可愛がっている先輩の関東連合元幹部が総合プロデューサーを務め、かつ暴走族や不良グループを美化し正当化するようなオーディションは中止すべき、と思っていますよ。果たして今後、何事もなかったようにヤンキーアイドルグループをデビューさせることができるのでしょうか」。 エイベックスは関係者や株主らに対し、何らかの事情説明をしたほうがよさそうだが……。 【「サイゾーpremium」ではこの他にもエイベックスをぶった斬る記事が満載!】 ・業界の救世主か否か!? 経営から見るエイベックス考現学 ・業界関係者覆面座談会 「エイベックスのここがヤバい!」 ・街宣車まで出動したJYJ とエイベックスの仁義なき戦いavexの「ヤンキーアイドルオーディション」のHP
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「殺人に店側も関与していた?」六本木撲殺事件 現場店舗「フラワー」摘発の裏側

9月2日、飲食店経営者の藤本亮介さんが、集団で暴行を受け死亡した事件の現場となった、六本木のクラブ「スタジオゲート」(旧フラワー)。10月1日、このクラブの経営者ら8人が、風営法違反容疑で警視庁に逮捕された。スタジオゲートは藤本さん殺人事件後、9月21日にリニューアルオープンしたばかりで、客にダンスと飲食をさせる店舗に必要な公安委員会の許可を取らず、無許可営業をしていた疑い。しかし、藤本さん殺害事件の容疑者が特定すらできていない段階での同店関係者の逮捕については、「殺害事件の捜査に関連した、いわば別件逮捕。当局の捜査が手詰まりしている証拠だろう」(全国紙警視庁担当記者)との指摘もある。
「スタジオゲート以外にも無許可営業のクラブは都内に無数あり、当局も、客や近隣から苦情が出るような、よほど悪質な営業をしなければ、摘発まではしてこなかった。実際にフラワーも今年1月に指導を受けていたものの、お目こぼしにあずかっていたんです。しかし、9月30日に、無許可営業をしていたという容疑で突然の摘発。殺害事件を無関係と見るほうが不自然です」(同)
実は、今回の摘発が行われる以前から、「当局は、フラワーの店長らスタッフも殺害事件に関係していたのではないかという見立てをしている」との情報は流れていたのだ。
「あくまで当局の見立てですが、事件当日、犯人集団がフラワーの裏口から出入りして、VIP席にいた藤本さんへの暴行をスムーズに実行していった点に目を付け、店側の関与を疑っていた。というのも、その裏口の近くには金庫などが置かれている関係もあり、普段は施錠されていて、従業員ですらほとんど通らなかったそうです。ところが、事件当日はその裏口が開いていた。偶然とは思えないということで、当局は店側にも事情を聞いていました」(同)
「店舗スタッフまでもが殺害事件に協力させられていたのでは?」との憶測は、なんとも劇場的な筋書きだし、それを裏付けるための別件逮捕だとすると、職権乱用といえる当局の判断なわけだが、その裏には藤本さん殺害事件の手がかりがない中、当局側の「取り調べできる者は、誰でも引っ張りたい」というわらをもすがる思いがあるようだ。
「9月7日に詐欺容疑で逮捕された元関東連合リーダーの石元太一も、当局の目的は同じく、藤本さん殺害事件の情報を引き出したいと考えたからです。ただし、彼からは同容疑での勾留期間22日の間に確固たる情報が出てこなかったので、28日に別の詐欺容疑で逮捕して、引き続き身柄拘束をしている。警察は、石元が事件直前に藤本さんにも会っているし、事件発生時には現場近くにいたとみています。ただし、石元自身は事件に直接関与した形跡がなく、今のところ、犯人特定につながる決定的な証言は得られていません」(週刊誌記者)
先日、藤本さん殺害事件に関与したとおぼしき人間の一部がすでに海外に逃亡しているという報道が流れたが、この海外逃亡組の一人が、事件当日に石元容疑者と連絡を取っていた形跡があったため、同容疑者は目を付けられたようだ。一方で、直接暴行を加えた実行犯は在日中国人二世数人で、彼らは都内に隠れているなどと情報も錯綜している。捜査には、警視庁捜査1課や4課だけではなく、公安警察も加わっており、当局からメディアに漏れてくる情報もバラつきがあるという。事件解決に向け、しばらく混迷は続きそうだ。
六本木集団撲殺事件 主犯格はすでに海外逃亡? そして石元太一逮捕との関連は……

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9月2日未明に、六本木のクラブ「フラワー」で起こった、飲食店経営・藤本亮介さん(31)の集団撲殺事件。本件について筆者は、当局筋の情報として“人違い殺人”と報じたが、さらに当局は、主犯格の人間は海外逃亡したと見ているようだ。
警視庁の捜査関係者によると、主犯格の男は関東連合のOBで、現在は住吉会系組織の組員K。今回の襲撃事件は、関東連合が、以前から軋轢のあった山口組系極心連合会の元組員を狙ったというのが当局の見立てだ。実行犯たちの画像は警視庁が公開したが、その中に主犯格の男はいないという。実行犯は、主犯格の男からの情報を受けてKを襲撃したつもりだったが、実際は人違いだった。主犯格の男は、その日の便で成田空港からフィリピンへ逃亡したと見られている。
「事件は、昨年の暮れに起こった“六本木襲撃事件”の延長では?」と語るのは捜査関係者だ。
昨年の12月14日未明に、六本木のキャバクラで極心連合会の元組員ら4人が、関東連合メンバーや中国人で構成される怒羅権メンバーとおぼしき男ら約20人に襲撃されて、瀕死の重傷を負う事件があった。犯人グループの中には、今回と同じ住吉会系組織の組員がいたことが発覚。あわや、山口組と住吉会の抗争に発展するのではと危惧されたが、トップ同士の手打ちで収まった。
しかし今年に入って、山口組系暴力団が、関東連合の関係者に報復する事件が東京の繁華街で多発していた。襲われた中には、海老蔵事件にもかかわった関東連合の元リーダー・石元太一もいた。彼は1月に六本木で、数人の男に鉄パイプで殴られて怪我を負っている。当時、マル暴捜査関係者は「山口組の報復だろう。石元は見せしめでやられたんだよ。でも、なんでマスコミが報道しないのか不思議だよ」と話していた。筆者もなぜ、この事件をマスコミが取り上げなかったのか、疑問に思っていた。親しい編集者に聞いたところ「石元は俳優としてデビューする予定なので、スキャンダルはマイナスになる」とのことだった。この説明だけでは腑に落ちないが、どうも石元には大手芸能プロのバックアップがあったらしい。関東連合の関係者には、芸能界と接点を持つ者も少なくない。そうした状況を考慮して、マスコミはだんまりを決め込み、石元襲撃事件が騒がれることはなかったのかもしれない。
それどころか、石元は8月に自叙伝を出版、俳優としてのデビューを大々的に宣伝した。石元も報じる側の論理も「今はもうカタギなんだ」ということだろうが、暴力団排除条例施行以降、芸能界と裏社会との接点に目を光らせてきた警察としては面白くなかったのだろう。石元は今月7日、自身が入居するのに、他人が住むように装い、不動産業者との間で入居契約したという詐欺の疑いで逮捕された。微罪で逮捕した当局の判断には、意図的なものを感じざるを得ない。石元にはもっと大きな詐欺事件の嫌疑がかけられているという一部報道があったが、そのほか、石元が報復されるきっかけとなった12月の六本木襲撃事件についても事情聴取が予想される。今回の襲撃事件は、主犯格の男が海外逃亡したことで真相究明に時間がかかりそうだが、この2件の襲撃事件が類似していることから、当局は石元から出てくる情報に期待を寄せているのだろう。
(文=本多圭)




