愛媛の秘境で作られる「みかんの花はちみつ」とは? 調味料のプロが簡単ハチミツレシピ伝授!

――地元で愛され続ける、家庭料理の味。北海道から沖縄までそれぞれの地域でロングセラーを誇るローカルな商品を、調味料ソムリエ/野菜ソムリエ・MICHIKOさんが紹介していきます。

愛媛の味:「みかんの花はちみつ」

 今回は、愛媛の秘境といわれる佐田岬半島にて、採蜜される完熟屋「みかんの花はちみつ」です。

 佐田岬半島は、川に天然うなぎが遡上するほど美しい自然が息づいています。植林等もほとんどされていないため、さまざまな花にあふれ、季節ごとにいろいろな味わいの蜂蜜が採れます。

 佐田岬半島は、明治時代から100年に渡り、傾斜地に柑橘類を栽培してきました。柑橘の木の横には巣箱が置いてあり、遠くから養蜂家が来てハチミツを採取していたとか。

 完熟屋は昔食べたハチミツの味が忘れられず、養蜂家から技術を修得。それから12年、採蜜量も安定してきました。

 最近はミツバチが少なくなり、農産物にも影響を与えていますが、農薬にも弱いので柑橘類の自然栽培にも取り組んでいます。また、ダニに寄生されると巣のコロニーが全滅してしまったりするので、免疫力を大切にし、抗生物質に頼らない養蜂を実践。病気に強いとか、採蜜に長けているといったミツバチを交配させて、よい血統を大事に育てています。

 もちろん、佐田岬で採蜜した搾った“そのままの蜂蜜”で、混ぜ物や栄養が壊れるような加熱をしていないので、花の香りがして、後味が良い「みかんの花はちみつ」。自然の味わいを楽しんでください。

【みかんの花はちみつ】活用レシピ:アジアンハニーサラダごはん

 「みかんの花はちみつ」を使って手軽にカフェランチ!

材 料 (2人分)
サラダチキン(プレーン) 110g
ニンジン 4cm
セロリ 8cm
レタス類 適量
雑穀米(温かい) 茶碗2杯
【ドレッシングの材料】
ナンプラー、レモン汁 各大さじ1
みかんの花はちみつ 小さじ1
赤唐辛子(輪切り) 小さじ1/2

 

【作り方】
1)サラダチキンは食べやすい大きさに手でさき、ニンジンは千切り、セロリは薄切り、レタスは太めのせん切りにする。
2)ボウルにドレッシングの材料を入れて、混ぜ合わせる。
3)2)に1)を入れて、全体を和える。
4)器に雑穀米を盛り、3)を添える。

【みかんの花はちみつ】活用レシピ:ツナと豆のディップサラダ

【材料(2~3人分)】
レッドキドニー缶ドライパック (110g)1缶
ツナの水煮 (60g)1缶
赤玉ねぎ 1/8個
黄パプリカ 1/4個
パセリ 適量
バケット 適量
【ドレッシング】
オリーブ油 大さじ2
大さじ1
みかんの花はちみつ 小さじ1
ニンニク(すりおろし) 小さじ1/4
塩、こしょう 各少々

 レッドキドニーとツナは缶汁を切り、赤玉ねぎとパセリはみじん切り、黄パプリカは5mm角に切る。ボウルにドレッシングの材料と他の材料をすべて加えて混ぜて器に盛る。バケットを添える。

【みかんの花はちみつ】楽しむためのポイントレシピ

 「みかんの花はちみつ」は、そのままの風味と甘みを味わいましょう。オススメは、ブルーチーズやカマンベールチーズなどにかけること。甘味と塩味のコラボ、紅茶やワインなどのお供によく合います。

 ハチミツは砂糖よりやさしい甘みで、白砂糖の1/3の量でほぼ同じ甘さになり、カロリーは砂糖の約60%です。ハチミツは少量でも満足感があり、すぐにエネルギー源として消費されます。ただ、ハチミツは寒くなると結晶しますが、40度程度でゆっくりと時間をかけて湯煎しましょう。電子レンジ使用は破裂する危険があります。

 みかんの花のハーブ名はネロリと言い、アロマテラピーにも使われています。寝る前に紅茶やハーブティに加えれば、みかんの癒やされる香りに、リラックスして心地よい眠りにいざなってくれるでしょう。

 風邪のひき始めや疲れたなと思った時には、ハチミツをぬるめのお湯で溶かしてレモンをひと絞り、「ハチミツレモン」でひと息つきましょう。ほかに、「桜の花はちみつ」や「春の原生林はちみつ」などがあります。

 これ1瓶あれば、あなたも料理上手に♪

大人気スーパー・成城石井のナゾ調味料「煎酒」とは? 調味料ソムリエが使い方と簡単レシピを解説!

 3月2日放送の『林修のニッポンドリル』(フジテレビ系)で特集された、大人気スーパーマーケットチェーンの成城石井。番組では「美味しいけどナゾの調味料番付」として、同店で扱う各国の多種多様な調味料のうち、使い方の問い合わせが多いものベスト3を発表した。

 結果は3位「サテトム」2位「煎酒」1位「バルサミコクリーム」というラインナップで、日本の調味料である煎酒もランクイン。VTRを見ていたスタジオ出演者も初めて知る調味料だったようだ。

 そんな煎酒について、サイゾーウーマンでは調味料ソムリエ・MICHIKOさんに使い方やおすすめレシピを聞いていた。実は、日本の中でも東京のローカル調味料だという煎酒。成城石井だけでなく、カルディや一部スーパーでも購入可能なので、この機会あらためて紹介したい。

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――地元で愛され続ける、家庭料理の味。北海道から沖縄までそれぞれの地域でロングセラーを誇るローカルな商品を、調味料ソムリエ/野菜ソムリエ・MICHIKOさんが紹介していきます。

東京の味【煎酒】

 今回は江戸東京のソウルフード調味料、「煎酒」をご紹介いたします。

 「煎酒」、初めて聞いたという方もいらっしゃるかと思いますが、日本最古の料理書といわれている『料理物語』に書かれている調味料です。江戸時代、醤油が一般家庭に出回るまで、各家庭で当たり前のように手作りされ、食卓に欠かせなかったのが「煎酒」です。醤油に比べて塩分量も少なく、梅の風味が生きたまろやかな口当たりがおいしさのポイント!

 「銀座三河屋」は元禄時代から銀座に店を構えてきましたが、江戸の調味料「煎酒」を平成の時代に再現し、自然食や健康志向の高まりとともに人気が広まってきました。昔は日本酒にかつお節、梅干しを入れ、煮詰められて作られていたそうですが、銀座三河屋の煎酒は日本酒にかつお節、紀州南高梅の梅酢を加えることで、濁りのない透明な美しい煎酒が出来上がります。

 かつお節の旨味と梅酢のさわやかな酸味と塩味が、料理の素材を生かしながら、贅沢な味わいに仕上げてくれます。

【煎酒】楽しむためのポイントレシピ

 「煎酒」は、かけ醤油の代わりに使ったり、何かひと味足りないな、という時に足してみたり。何にでも煎酒をチョコッとつけるだけでOK!
スライスした長芋ときゅうりにかけて和えたり、茹でてスライスした豚肉に煎酒をつけて和カラシをお供に。きんぴらごぼうはみりんと煎酒だけで味付けすれば、箸が止まらないうまさです。煎酒は淡い色合いなので、料理の素材の色を邪魔せず、彩りよく仕上げてくれます。

 おススメは卵かけご飯です。いつもよりさっぱりと卵の味を堪能できます。青菜のおひたしやスライスしたトマト、冷奴、冷しゃぶ、刺身にかけたり、オリーブオイルとも相性がよいです。和風パスタの味付けやお鍋のタレにも。シンプルイズベストの味わいが基本です。

 これ一つで味が決まる万能調味料、自分好みにアレンジして召し上がってみませんか。これ1本あれば、あなたも料理上手に♪

【煎酒】アレンジレシピ:洋風炒め野菜ご飯

煎酒のさっぱりとした味わいと野菜の甘味、胡椒のピリッとした辛さで、いくらでも食べられるおいしさ♪

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【材 料】(2人分)
・ズッキーニ 1/4本
・赤パプリカ 1/4個
・温かいご飯 茶碗2杯

・煎酒(炒め用)、オリーブ油 各大さじ1
・粗びき黒胡椒 少々

A)鶏ひき肉 100g、ニンニク 1かけ、煎酒(下味用)大さじ1/2

【作り方】
1)ズッキーニと赤パプリカは1cm角切り、ニンニクはみじん切りにする。
2)フライパンに、オリーブ油とAを入れ、弱火で炒め、ズッキーニと赤パプリカ、ご飯を入れてよく炒める。煎酒(炒め用)を鍋肌に加えて手早く炒め合せる。
3)器に盛り、粗びきこしょうを振る。

*煎酒を二度使いすることで、旨味がしっかりと口の中に広がります。

※この記事は2021年5月13日公開の記事に追記、編集を加えています。

北野エース「ごまとくるみがたっぷり味噌」に注目! 人気の信州ご当地調味料を使ってアレンジレシピ

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長野県のご当地調味料:ごまとくるみがたっぷり味噌

 今回のご当地調味料は、信州松本の城下町で創業以来120年の老舗蔵元、(株)丸正醸造が作る「ごまとくるみがたっぷり味噌 えごま入り」。北野エースにて販売しています。

 郷土料理の味わいを現代の家庭の味として使いやすいようにアレンジした味噌加工品。長野県は長寿県としても知られ、昔から発酵食品と穀物をよく食べてきました。製品化して10年、地元のスーパーでも人気です。

 原材料は昔と変わらず、信州の米と大豆、天然塩、蔵から湧き出る天然水で、戦前からある古式製法を生かした味噌造りを守り続けています。

 天然蔵で丸2年もの間、低温でじっくり熟成すると、深い赤色系の味噌ができあがります。乳酸菌の働きでほのかな酸味と、大豆の熟成されたコクのある旨みが増し、食欲をそそる味噌の香りを醸し出します。

 この信州赤味噌をベースに、水あめなどの甘み、日本一の産地である信州のくるみやごま、体によいといわれて人気のえごまをたっぷり加えると完成。そのまま一口なめれば、赤味噌の濃厚な旨みと甘み、クルミなどの独特な味わいと香りは、洋風の濃厚なソースを思わせるバランスの取れた飽きのこないおいしさです。

「ごまとくるみがたっぷり味噌」アレンジレシピ:豚肉となすのごまとくるみがたっぷり味噌炒め

 豚肉と野菜を炒めて、「ごまとくるみがたっぷり味噌」でからめるだけ! なつかしい味わいおかず!

【材 料】(2人分)
豚肉 120g、なす 1本、パプリカ(黄)1/3個、万能ねぎ 1本、ごま油 大さじ1、ごまとくるみがたっぷり味噌 大さじ2

【作り方】
1)豚肉は食べやすい大きさに切り、なすとパプリカは乱切り、万能ねぎは小口切りにする。
2)フライパンにごま油を熱し、豚肉を炒めてなすとパプリカを加えて炒め合わせる。
3)ごまとくるみがたっぷり味噌を加えて、よく混ぜ合わせる。
4)器に盛り、万能ねぎをちらす。

「ごまとくるみがたっぷり味噌」アレンジレシピ:五平餅風おやつ

 小腹が空いたときも、お子様のおやつにも!

【材 料】(2人分)
ごはん 茶碗2杯分(300g)、胡麻油 小さじ2、ごまとくるみがたっぷり味噌 適量

【作り方】
1.ボウルにごはんを入れて、ごはんの粒が少し残る程度まで、しゃもじの背でつぶし、6等分に分けて、手に水をつけて小判型に形を整える。
2.フライパンにごま油を熱し、1)を両面焼き色がつくまで焼く。
3.器に盛り、ごまとくるみがたっぷり味噌を上面にお好みの量を塗る。お好みで柚子の皮の千切りをちらしても。
*ごはんを小判型に整えてから、ごまとくるみがたっぷり味噌を上に塗り、オーブントースターで焼き色がつくまで焼いても。

「ごまとくるみがたっぷり味噌」日本酒はもちろん、ワインにも合う!

 「ごまとくるみがたっぷり味噌」は、毎日の料理の中で、ちょっとひと味工夫するだけでさまざまなアレンジができる調味味噌です。

 おススメは、おにぎりにぬって焼いたり、食パンにバター、この調味味噌を重ねて塗り、ピザ用チーズをのせてオーブントースターで焼きます。和洋入り混じったクセになる味わいです。

 ご飯のお供や野菜のディップ、豆腐やなすの田楽の味噌だれとしても。少し酢を入れれば酢味噌に、味噌煮、味噌炒めと、どんな料理にもひと味違う濃厚で香り高い風味と味わいを加えてくれます。また、素材の味を引き立ててくれますよ

 「ごまとくるみがたっぷり味噌」の醍醐味を味わいたいなら、そのまま小皿にのせて酒のつまみに、クラッカーや薄いバケットにのせてパテのように、食べるのが一番! 日本酒はもちろん、ワインにも合う調味味噌です。
これ1本あれば、あなたも料理上手に♪

長崎のロングセラー調味料「ゆず醤油 かけぽん」とは? 調味料ソムリエが簡単アレンジレシピを紹介!

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長崎のご当地調味料::【ゆず醤油 かけぽん】

 今回は、長崎から「ゆず醤油 かけぽん」の紹介です。

 酢はちょっと苦手というお子さんや大人の方も多いのではないでしょうか。「ゆず醤油 かけぽん」は誰でもおいしく食べられる“うまくて甘いぽん酢”が商品のコンセプト。うすくち醤油をベースにゆず果汁を使った、つけ・かけ専用の「ゆず醤油」です。チョーコー醬油(株)から1985年の発売以来、約37年に渡り、愛され続けています。

 醤油は自社で作られている本醸造丸大豆うすくち醤油で、丸大豆のまろやかな旨味と料理の色彩を損なわない淡い色合いが特徴です。ゆずは、日本一の産地で知られている、強い香りとさわやかな酸味が強い高知県産のゆず果汁に限定。また、見た目に美しく仕上げるために、ゆずの香りを程よくのしながら、果汁特有の濁りを除去していて、職人の技が光ります。

 ゆずは酢特有の香りを上手にマスキングして、食欲をそそる効果や、後味の切れの良い酸味を演出。ここに、こだわりのグチとホタテが入った魚貝エキスが入り、旨味の輪を広げています。

 マイルドな味わいのうすいろタイプで塩分は10%、化学調味料や添加物などの余分なものを一切入れてないのもうれしいですね。ご家族みなさんでおいしく、さっぱりと、いろいろな料理にかけて使えるぽん酢です。

【ゆず醤油 かけぽん】活用レシピ:アボカドとシラスのかけぽんパスタ

 ワンボールでお手軽パスタ♪

【材 料】(2人分)
アボカド 1個、シラス 20g、ミニトマト 4個、スパゲッティ 160g、黒胡椒 適量
A:ゆず醤油 かけぽん 大さじ2、オリーブオイル 大さじ1

【作り方】
1)アボカドは種と皮を取り除き、ざく切りにする。ミニトマトは4つ割りにする。たっぷりの熱湯に塩(湯量の1%強、分量外)を入れ、スパゲッティを袋の表示時間どおりに茹でて湯を切る。
2)ボウルにA)と1)、シラスを加えて加えて混ぜ合わせる。
3)器に盛り、お好みで黒胡椒を振りかける。

【ゆず醤油 かけぽん】活用レシピ:タコとアスパラのかけぽん味噌あえ

【材料】
 タコ(茹で) 50g、アスパラガス 4本
 A:ゆず醬油 かけぽん 小さじ1/2、白味噌 大さじ1

【作り方】
タコは薄切り、アスパラガスはサッと塩ゆで(塩は分量外)して冷まし、3cm長さに切る。ボウルにA)とタコとアスパラガスを加えて混ぜ合わせる。
*お好みで甘み(ハチミツなど)をプラスしても。

【材料】
 A:ゆず醬油 かけぽん 大さじ2、ごま油 小さじ1、
 お好きなサラダ野菜(カラフル大根と人参の千切りサラダ・2人分)

【作り方】
ボウルにA)を加えて混ぜ合わせます。野菜サラダと和えたり、かけたりして、いただきます。
*オイルをオリーブ油やえごま油に変えても。

おすすめは、長芋にきざみ海苔+かけぽん!

 「ゆず醤油 かけぽん」は多彩なアレンジ料理が魅力です。醤油の旨味、酢の酸味、砂糖の甘味がバランスよく作られたマイルドな味わい、色合いも淡いので、どんな料理にも使いやすいですよ。かける時は、振らなくてもそのまま注いでOK。だからキャップもきれいなまま。

 おすすめは、短冊切りした長芋にきざみ海苔を散らして、かけぽんをかけるだけ。ぎょうざにかけて、最後は汁も飲みほせます。焼肉や焼魚にかければ、余分な脂分も抑えられて、食が進むこと間違いなし。マヨネーズと混ぜて和え物に。肉野菜炒めや肉じゃがの味付けにも。もちろん、お鍋のたれにも抜群です。

 ほかに、本醸造丸大豆こいくち醤油に、かつお節・こんぶ風味を加え、塩分を抑えた、甘口タイプの「だし入り かけ醤油」があります。
これ1本あれば、あなたも料理上手に♪2022╱02╱01

『博士ちゃん』特集、全国のご当地「味噌」4選! おでんみそ・とり野菜みそほか、調味料ソムリエが超簡単レシピ伝授

 1月22日放送の『サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん』(テレビ朝日系)で特集される「味噌」。365日味噌を食べる“味噌博士ちゃん”の小学6年生が登場して、味噌汁をワンランクアップさせるアレンジレシピを紹介するとのこと。

 サイゾーウーマンでも、これまでに全国各地のご当地味噌を紹介してきました。調味料ソムリエ/野菜ソムリエ・MICHIKOさんのコラム【48都道府県ローカル調味料の旅】から、味噌を取り上げた回をあらためて掲載します。

――地元で愛され続ける、家庭料理の味。北海道から沖縄までそれぞれの地域でロングセラーを誇るローカルな商品とカンタンアレンジレシピを、調味料ソムリエ/野菜ソムリエ・MICHIKOさんが紹介していきます。

愛媛県のご当地調味料【おでんみそ】

 今回は、おでんシリーズ第2弾、愛媛県のソウルフード、「おでんみそ」のご紹介です。愛媛では出汁に醤油やみりん等で味付けしたおでんに、「おでんみそ」をつけていただきます。昭和40年頃、ギノーみそ(株)の創業者の奥様が作られた家庭の味をレシピにしたものです。地元では甘党が多く、いわゆる練りからしは辛くて受け入れ難いとか……。

 原材料の麦みそは一般的な麦みそに比べて、愛媛産の大麦を多めに使っており、甘みも旨みも強く、塩分控えめな味噌です。ほかにからし、醸造酢、みりん等を加えています。一口なめれば、和からしの辛さが広がり、味噌のまろやかな甘みとコクが追いかけてきます。あっさりとした後味で、おでんの旨みが一層引き立ちます。

 うどん文化が根付く愛媛では、お店でうどんを待っている間におでんにおでんみそをつけて食べることは、一年を通して日常的なことだそうですよ。

【おでんみそ】アレンジレシピ:ローストビーフのトーストサンドイッチ

 市販のローストビーフを使って手軽に作るごちそうサンドイッチ。パンのポケットに入った感じは、見た目にもかわいく食欲アップ♪

 ▼レシピはこちら▼

石川県のご当地調味料:とり野菜みそ

 寒さも日に日に増し、あたたかい鍋にホッコリする季節となりました。今回は、北陸の味噌鍋、(株)まつやの「とり野菜みそ」です。

 「とり野菜みそ」のルーツは江戸時代までさかのぼります。初代は北前船の廻船問屋を営んでおりました。過酷な労働の船乗りたちに、栄養価の高い食事を摂らせようと初代が自ら考案・調合した味噌を使い、たくさんの魚や野菜を鍋で煮込んで食べさせていたとか。戦後、飲食店を開業しメニューに加えたところ、お客様からの「おいしい。お土産に持って帰りたい」というリクエストがあり、当初は鍋や袋にいれていたそうですが商品化したところ、人気商品となりました。

 その歴史は約50年、創業当時の味わいを大切にしながらも、微妙にその時代に合わせた味わいに変えているそうです。パッケージデザインは当時と変わりませんが、創業者が奥様(金髪のようですが日本人)の似顔絵を描かれたものだそうです。素人の絵画とは思えないほど、ほんわかとした温かみと鍋のおいしさが感じられますね。

 とり野菜みその「とり」は鶏肉のとりではなく、肉や魚、野菜から、「栄養をとる!」という意味が込められています。豚肉や牛肉、鮭やブリ等もよく合います。もちろん、野菜もたっぷり加えましょう。

「とり野菜みそ」アレンジレシピ:ミート味噌ソース

 味噌風味が肉のおいしさを引き立て、コクのある味わいに! 冷めてもおいしい!!

▼レシピはこちら▼

愛知県のご当地調味料:つけてみそかけてみそ

「つけてみそかけてみそ」で、シメまでおいしい「鶏すき焼き」レシピ! 名古屋の万能みそダレを調味料ソムリエが簡単アレンジの画像1

 名古屋と言えば、赤味噌文化。なめらかな舌触りと独特のコクがあり、栄養価も高く、健康や美容、アンチエイジング効果があるといわれ、名古屋めしにとりこになる方も多いそうです。

 「つけてみそかけてみそ」は、創業191年の老舗味噌屋ナカモ(株)が作った商品。自社で作られた自社で作られた豆麹100%の豆味噌と、甘口白みそを混ぜ合わせた上品な甘さの「万能みそだれ」です。

 名古屋では昔から、赤味噌・酒・みりん・砂糖等を混ぜ、田楽みそやおでんのたれ、味噌カツのたれ等のメニュー専用たれが作られていましたが、週に一度だけの登場だったりします。そこで、何にでも合うような味――例えば、卓上醤油ならぬ、卓上味噌を目指して出来上がったのが、この「つけてみそかけてみそ」なのです。容器もマヨネーズチューブ系でサッとかけて使えて、便利。商品のネーミングがとても覚えやすいですよね。CMソングは一度聞いたら忘れないとか。まさにご当地に根付いている万能みそだれです。

【つけてみそかけてみそ】アレンジレシピ:鶏すき焼きの味噌風味

 上品な甘さがクセになる味わい♪ 調味料はひとつだけ♪

▼レシピはこちら▼

番外編・韓国の調味料:コチュジャン

 コチュジャンとは、ちょっと甘くてピリ辛な醤(ジャン)! 米やもち米に麹・粉唐辛子・塩などを合わせて発酵・熟成させた韓国の甘辛い味の唐辛子味噌で、加えるだけで、どんな料理も韓国風の味わいになります。

 朝鮮宮廷料理用の唐辛子味噌といわれるコチュジャンは、18世紀頃から作られ始めたようです。塩分濃度が少なく、また甘味が多い唐辛子が多いため、「甘味・旨味・コク・辛味」のあるおいしいコチュジャンが出来上がりました。淳昌郡(スンチャングン)はコチュジャンの里としても名高い産地で、国王に献上品として納めていたようです。韓国ドラマを彷彿とさせますね。

 コチュジャンは、中国生まれの豆板醤とは違い、直接炒めるのには向かず、加えて和えるなどの使い方が合うようです。焼肉の時に、サンチュとともに欠かせませんね。ビビンパに添えたり、チヂミやトッポギなどに使われたり、チゲなどの鍋物、炒め物、和え物の調味に幅広く使われています。最近は、水飴などを使った甘さが強いコチュジャンが多く出回っていますが、唐辛子の辛みを楽しみたい方は本場韓国ブランドの商品を選んでみてください。開封前なら常温保存、開封後は冷蔵庫で保存しましょう。唐辛子たっぷりのコチュジャンは、免疫力UPにも効果があるそうですよ。

コチュジャンの使い切りレシピ:【ささみ肉とパプリカの韓国風トマト煮】

 洋食風のトマト煮込みを韓国風に。味付けはコチュジャンだけ! 鍋でコトコト煮込む料理も、レンジなら、あっという間♪ アツアツでも、冷やしてもおいしい一品♪

▼レシピはこちら▼

横浜で親しまれる「岩井の胡麻油」、カンタン活用レシピ! 金岩井純正胡麻油を使った「鮭の胡麻ねぎソース」ほか

――日本各地のご当地で愛され続ける、家庭料理の味。北海道から沖縄までそれぞれの地域でロングセラーを誇るローカルな商品を、調味料ソムリエ/野菜ソムリエ・MICHIKOさんが紹介していきます。

神奈川県のご当地調味料:金岩井純正胡麻油 金口

  今回は、横浜で「岩井の胡麻油」として親しまれている「金岩井純正胡麻油 金口」です。

 胡麻油とは、胡麻を原料として作られる食用油。ごま油は大昔から滋養のある油として食べられてきました。安政4年の創業以来160余年の岩井の胡麻油(株)は、明治26年に貿易で賑わう横浜に移転し、昭和45年には胡麻油に特化した会社として、岩井製油株式会社から「岩井の胡麻油(株)」に社名を変更しました。

 胡麻油は原料を焙煎してから油を搾ります。焙煎は胡麻油だけに行われる作業です。胡麻は産地により皮の厚さ、油分、水分が違い、またその日の天候に左右される難しい作業のため、経験豊かな職人が、胡麻を手でつぶしてパリパリという音を耳で確かめ、色や味をみて、焙煎の煎りあがりの状態を見極めます。

 この工程が胡麻油特有の香ばしさと豊かな旨み・芳香を生み出し、おいしい胡麻油が作られます。使う道具は進化し変わっても、創業以来、伝統の圧搾製法を守り続けています。

 胡麻油は抗酸化作用が豊富で、若返り効果や腸内環境改善など多くの健康効果が期待できます。しかし、胡麻の99%以上は現在でも輸入に頼っている状況です。

「金岩井純正胡麻油 金口」塩と胡麻油でおにぎりにしても!

 胡麻油は中華料理というイメージがありますが、胡麻油は独特の香りと味があるのでオリーブオイルと同じように、何にでも使える油です。もちろん、そのまま「なま使い」もできます。

  コロナ禍の中、お家ご飯を作る機会も増えていると思いますが、おススメは「ちょいかけ」。サラダや味噌汁、冷奴、卵かけご飯、カルパッチョ、アイスクリームにかければ、手軽に味変ができて、おいしいですよ。手に塩と胡麻油、ご飯をのせておにぎりにしても◎。胡麻油で揚げる天ぷらはフリッター感覚で、フライパンに油を1-2cm入れて、ゴボウやニンジンを上下に返しながら揚げましょう。使った胡麻油はサッとこして、また揚げ物や炒め物の油として使うことができます。胡麻油は酸化安定性に優れているので、最後まで安心して使えます。

 ほかに、焙煎をしないで生の種子から絞られた胡麻油を太白油といい、「白口胡麻油」という商品名で出ています。香りのない透明な旨味の多い油なので、炒め物やサラダに何にでも使えます。特に製パン、製菓には最適です。

 これ1本あれば、あなたも料理上手に♪

「金岩井純正胡麻油 金口」アレンジレシピ:鮭の胡麻ねぎソース

 胡麻油とねぎ、相性のよいソースをカリッと焼いた鮭に♪

【材 料】(2人分)
生鮭 2切れ、小麦粉 適量、金岩井純正胡麻油 金口 大さじ1
A:長ネギ 1/2本(みじん切り)、しょうが(すりおろし) 小さじ1、中華スープの素 小さじ1、醤油 小さじ1/2、金岩井純正胡麻油 金口 大さじ2

【作り方】
1)鮭は3~4等分に切り、小麦粉を薄くまぶす。
2)ボウルにA)をすべて加えて混ぜ合わせる。
3)フライパンに胡麻油を熱し、鮭を入れて両面を焼き、ふたをして弱火で2~3分蒸し焼きにする。
4)器に3)を盛り、2)をかける。

「金岩井純正胡麻油 金口」アレンジレシピ:菜の花と切り干し大根の胡麻和え

【材料】
菜の花 1/3袋、切干大根(乾燥) 20g
A:金岩井純正胡麻油 金口、すし酢(市販)、白すり胡麻 各大さじ1と1/2

【作り方】
沸騰した湯に塩(分量外)を加え、菜の花をサッと色よく茹でてザルに上げて自然に冷ます。3cm長さに切り水気を絞る。切干大根は5分ほど水に浸し、軽く絞る。ボウルに、菜の花と切り干し大根、A)を入れて混ぜ合わせ、器に盛る。

高知県馬路村のスタンダード「ゆずの村 ぽん酢しょうゆ」、調味料ソムリエが教える簡単アレンジレシピ

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高知県のご当地調味料:ゆずの村 ぽん酢しょうゆ

 今回は、高知県にある小さな山村「馬路村(ウマジムラ)」の農協で作られている「ゆずの村 ぽん酢しょうゆ」です。

 馬路村には100年を超えるゆずの木が家庭の庭先に植えてあり、汁を寿司飯にしたり、刺身にかけたりするのは当たり前の日常の風景でした。元々は林業を中心に栄えた山村でしたが、林業の衰退を受けて、村を存続させようと地域作りや特産品を開発することに。そんな中で、いつも食卓に並ぶゆずの汁と醤油と合わせたものを加工品として、誰にでも愛される味わいに試行錯誤して作り上げたのが「ゆずの村 ぽん酢しょうゆ」です。

 それから34年間、変わらぬおいしさを届けています。ゆずの木はこだわりの有機循環農法、化学系肥料や化学系農薬、除草剤を使わない土づくりにこだわり、木製の絞り機を使い手絞りし、かつお節や昆布、醬油等を加えて作られています。

 現在では村人の半分くらいがゆず作りに携わっているとか。90歳代で現役の方もいらっしゃり、ゆず作りは健康寿命につながると皆さん、お元気です。ゆずには免疫力を高めてくれたり、爽やかな香りは身も心もリフレッシュさせる効果があると言われています。

「ゆずの村 ぽん酢しょうゆ」オリーブオイルを足せばドレッシングに!

 「ゆずの村 ぽん酢しょうゆ」は用途の幅広さが何よりの魅力です。和食はもちろん、洋食にも使える万能調味料。定番の鍋のたれ、白菜と豚バラ肉のミルフィーユ鍋だれ、餃子のたれとしてラー油をプラス、釜揚げうどんには大根おろしと一緒に、オリーブオイルを足せばドレッシングに、ゆずこしょうなどの辛味を加えれば大人の味わいに。

 おススメはナスなどの野菜をサッと素揚げにして、香味野菜と一緒に和えるとおもてなしの一品になります。

 ほかに、ゆず鍋すーぷ、ゆずしぼり、ゆずドリンクなど、商品数も豊富です。ゆずには美容にうれしい成分がたっぷり含まれているとか、化粧品も人気です。
これ1本あれば、あなたも料理上手に♪

「ゆずの村 ぽん酢しょうゆ」アレンジレシピ:ハムと卵のゆずぽんチャーハン

 ゆずの爽やかさが、ご飯にしみじみ合う♪

【材 料】(2人分)
ハム 60g、長ねぎ 1/3本、卵 1個、温かいご飯 茶碗2杯分(300g)、こめ油 小さじ2、ゆずの村 ぽん酢しょうゆ 大さじ1強

【作り方】
1)ハムは角切りに、長ねぎはみじん切りにする。卵は溶く。
2)フライパンにこめ油を加えて、溶き卵を入れ、大きくかき混ぜる。ご飯と長ネギ、ぽん酢しょうゆを上から入れ、焼目がつくまで炒め混ぜ合わせる。
3)器に盛る。
*ぽん酢はフライパンの鍋肌から加えて炒め合わせるとよい。

「ゆずの村 ぽん酢しょうゆ」アレンジレシピ:かまぼこと干し柿のマヨぽん和え

【材料】
かまぼこ 1/4本(85g)、干し柿 2個(50g)、カイワレ大根 1/4パック
A:ゆずの村 ぽん酢しょうゆ 小さじ1/2、マヨネーズ 大さじ1

【作り方】
カマボコと干し柿、カイワレ大根は食べやすい大きさに切る。ボウルにA)と切った材料をすべて入れて混ぜ合わせる。お好みで七味唐辛子をプラスしても。

 

福岡の「茅乃舎(かやのや)だし」、だしパックを破って使う簡単レシピ3つ! 調味料ソムリエが伝授

――日本各地のご当地で愛され続ける、家庭料理の味。北海道から沖縄までそれぞれの地域でロングセラーを誇るローカルな商品を、調味料ソムリエ/野菜ソムリエ・MICHIKOさんが紹介していきます。

福岡県のご当地調味料:茅乃舎(かやのや)だし

 今回は、福岡県にある明治26年創業の久原本家「茅乃舎(かやのや)だし」です。

 元々は醤油蔵であり、長年にわたって発酵の力を生かした茅乃舎ブランドの商品開発に力を注いできました。茅乃舎という瓦ぶき屋根のレストランを2005年にOPEN、メニューの“十穀鍋”が人気となり、本格的な料理人がとるだしを家庭でも手軽に再現できないか、と作られたのが「茅乃舎だし」です。当時は出汁パックや化学調味料・保存料無添加は珍しく、瞬く間に家庭に普及し、約15年になります。

 出汁パックの中には、九州のだし文化である焼きあごに、だしの定番といわれるかつお節やうるめいわし、真昆布等が使われているので、旨みの相乗効果が期待できます。下味に、九州の海水から作られた海塩や粉末醤油等が入っていて、この出汁パック一袋で高級料亭のようなだしの味わいが、数分煮出すだけで出来上がり。

 出汁パックの中身の粉末は、調味料としていろいろな料理に応用できます。丸ごと使えば、カルシウムがとれるのもうれしいですね。だしをとった後も、おかかとして使うこともできますよ。

 出汁パックを破り中身を使うレシピを3種類、ご紹介します。

「茅乃舎(かやのや)だし」アレンジレシピ:ブリと野菜サラダのだし煮

 旬のブリといつもの野菜サラダでサッと完成♪

【材 料】(2人分)
ブリ 2切れ(180g)、野菜サラダ(市販) 200g、小麦粉 適量、こめ油 大さじ1、茅乃舎だし 1袋

【作り方】
1)ブリに小麦粉を薄くまぶしておく。
2)野菜サラダに茅乃舎だしの袋を破り中身を加えて、サッと和える。
3)フライパンにこめ油を熱して、1)を中弱火で両面に軽く焼き色がつくまで焼く。
4)3)に2)を上にのせ、蓋をして弱火で数分蒸し煮にする。

「茅乃舎(かやのや)だし」アレンジレシピ:さつま揚げと野菜の甘辛だし煮

 いつもの煮物とは違った旨みが凝縮♪

【材 料】
さつま揚げ 2枚、じゃがいも 2個、にんじん 4cm、青のり 適量、
(A)てんさい糖、水 各大さじ2、茅乃舎だし(中身) 1袋

【作り方】
さつま揚げと野菜類は食べやすい大きさに切る。野菜類はふんわりラップをして電子レンジ(500w)で5分ほど加熱する。フライパンにさつま揚げと野菜類を入れ、(A)を加えて水分がなくなるまで炒め合わせる。器に盛り、青のりを振る。

「茅乃舎(かやのや)だし」アレンジレシピ:ちりめんじゃこと大根葉のふりかけ

【材 料】
ちりめんじゃこ 50g、大根の葉 1本分(100g)、白ごま 大さじ1、こめ油 大さじ1、茅乃舎だし 1袋

【作り方】
大根の葉は1cmの長さに切る。フライパンにこめ油を熱して、ちりめんじゃこと大根の葉を加えて炒め、茅乃舎だしの中身と白ごまを加えて、炒め合わせる。水分がなくなれば、出来上がり。
大根葉の代わりに小松菜を使ったり、アーモンドなどをプラスしても。

「茅乃舎だし」で豚バラ大根の煮物もおすすめ!

 「茅乃舎だし」には、だしの良さを引き立ててくれる下味がついているので、味噌汁に入れる味噌はいつもの半分くらいでOK。おススメは豚バラ大根の煮物。豚肉や大根を炒めて、水と出汁パックで煮込み、砂糖と醤油を少しだけプラスすれば、我が家の定番になること間違いなし。

 キノコや油揚げに出汁パックをそのまま入れて、炊き込みご飯に。炊き上がれば、出汁パックは取り出しましょう。

 ほかに「減塩 茅乃舎だし」があります。茅乃舎だしのうまみはそのまま残しながら、53%減塩しています。調味料が含まれていないので、だしの風味を楽しめ、ご自分で味付けを調整できる良さがあります。

 これ1袋あれば、あなたも料理上手に♪

宮崎県の大人気スパイス「マキシマム」、肉料理だけじゃもったいない! 調味料ソムリエが簡単おいしいレシピを紹介

――日本各地のご当地で愛され続ける、家庭料理の味。北海道から沖縄までそれぞれの地域でロングセラーを誇るローカルな商品を、調味料ソムリエ/野菜ソムリエ・MICHIKOさんが紹介していきます。

宮崎県のご当地調味料:マキシマム

 

  今回は、宮崎県にある人気精肉店のご当地オリジナルスパイス「マキシマム」です。一家に1本、宮崎県民の9割以上が愛用している、といわれる魔法のスパイス。90年の歴史がある老舗の肉専門店(株)中村食肉が製造しています。

 当初、地元の直売所では手軽に使ってもらえるよう、肉に合わせたスパイスを小袋に入れて肉に添えて売っていましたが、そのスパイスがおいしいと評判になり、ボトルに入れて販売するようになりました。発売から35年、パッケージもそのまま、まさに愛され続けてきたオリジナルスパイスです! 今や、全国的にも広まり、入手困難ともいわれるほどです。

 気軽に肉に振りかけるだけで、スパイシーな香りを楽しめます。味の決め手はカツオエキス。そこにクミンやナツメグといった肉料理等によく合う16種類のスパイスに、醤油や野菜の風味をプラス、ピリッとした辛みの中に和風の旨みが生きています。肉から魚、野菜までどんな料理も、サッとひと振りで極上の風味に仕上げてくれますよ。

湯豆腐にひと振りでワンランクアップ!

 「マキシマム」は万能調味料です。おすすめは、やはり肉料理! 肉に振りかけるだけで爆発するおいしさです。唐揚げの下味に加えたり、カレーなどの隠し味にも使えます。

 カツオや醤油の風味があるので、朝の定番、納豆や卵かけご飯、野菜の浅漬けの味付けにも、これ1本あればOK。

 野菜サラダや白身魚のカルッパッチョに振りかけてオリーブオイルを垂らしたり、ポテトサラダに混ぜ込んだり、焼き椎茸や焼き魚に振りかけるだけで、ご馳走の味になります。冷奴や湯豆腐にネギのみじん切りと胡麻油、ここにもひと振りすれば、いつもよりワンランクアップの味わいになります。

 ほかに新製品「マキシマム ナチュラル」も。九州産の味噌や昆布だし等の伝統調味料を使い、オリジナルより25%減塩しています。味はほとんど変わらず、しかもヘルシー! 和食にも合います。1本あれば、あなたも料理上手に♪

「マキシム」アレンジレシピ:ツナとかぼちゃのスパイス焼き

 かぼちゃの甘みとスパイシーさがクセになる♪

【材 料】(2人分)
ツナ缶(水煮) 1缶(70g)、卵 2個、かぼちゃ 150g、小麦粉 大さじ5、こめ油 大さじ1、マキシマム 適量

【作り方】

1)カボチャはタネとワタを取り除き、小さめのひと口大に切り、ふんわりとラップで包み、電子レンジ(500w)で3~4分ほど加熱し、スプーンの背などでざっくりとつぶす。
2)ボウルに卵を割りほぐし、ツナ缶(汁ごと)と小麦粉、1とマキシマムを全体に振りかけてよく混ぜる。
3)フライパンにオイルを熱し、2を加えて軽く広げ、蓋をして3~4分間、弱めの中火で両面を蒸し焼きにする。
4)焼き上がれば、食べやすい大きさに切る。
*お好みで、マキシマムやマヨネーズ、青のりなどをのせて。ハチミツもよく合う。

 

「マキシム」アレンジレシピ:ホタテとフルーツのスパイス和え

【材料】
ほたて(刺身用) 100g、リンゴ、キウイ、マンゴー等 適量、マキシマム 適量 

【作り方】
ホタテとフルーツ類は食べやすい大きさに切り、マキシマムを加えて和える。

石川県のロングセラー「とり野菜みそ」、鍋だけじゃもったいない! 調味料ソムリエがアレンジレシピを紹介

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石川県のご当地調味料:とり野菜みそ

 寒さも日に日に増し、あたたかい鍋にホッコリする季節となりました。今回は、北陸の味噌鍋、(株)まつやの「とり野菜みそ」です。

 「とり野菜みそ」のルーツは江戸時代までさかのぼります。初代は北前船の廻船問屋を営んでおりました。過酷な労働の船乗りたちに、栄養価の高い食事を摂らせようと初代が自ら考案・調合した味噌を使い、たくさんの魚や野菜を鍋で煮込んで食べさせていたとか。戦後、飲食店を開業しメニューに加えたところ、お客様からの「おいしい。お土産に持って帰りたい」というリクエストがあり、当初は鍋や袋にいれていたそうですが商品化したところ、人気商品となりました。

 その歴史は約50年、創業当時の味わいを大切にしながらも、微妙にその時代に合わせた味わいに変えているそうです。パッケージデザインは当時と変わりませんが、創業者が奥様(金髪のようですが日本人)の似顔絵を描かれたものだそうです。素人の絵画とは思えないほど、ほんわかとした温かみと鍋のおいしさが感じられますね。

 とり野菜みその「とり」は鶏肉のとりだけではなく、肉や魚、野菜から、「栄養をとる!」という意味が込められています。豚肉や牛肉、鮭やブリ等もよく合います。もちろん、野菜もたっぷり加えましょう。

お鍋がオススメ! 肉の味噌漬けも◎

 オススメはお鍋! 具材は豚バラ肉と白菜、切干大根をサッと洗って絞って加えると、ダブルのうま味効果でおいしさがアップします。白菜の変わりにキャベツやもやし、厚揚げなど冷蔵庫にあるものを加えて、手軽に自分好みにアレンジしてみましょう。とり野菜みそは入れた食材の味を生かしてくれるので、入れる具材によって全く味わいの違う鍋になります。

 万能だれとして、ナスやピーマンなどの野菜の炒め物や、肉の味噌漬け(1晩~3晩)にして焼いたり、ハンバーグに隠し味で入れるとふっくらと焼き上がります。少しハチミツなどの甘みを加えるのもいいですね。

 ほかに、蓋のできるスパウトパックがあり、保存に便利です。シリーズに、特製豆板醤と風味豊かなねりごまを使った「担々ごまとり野菜みそ」等、いろいろあります。これ1本あれば、あなたも料理上手に♪

「とり野菜みそ」アレンジレシピ:ミート味噌ソース

 味噌風味が肉のおいしさを引き立て、コクのある味わいに! 冷めてもおいしい!!

【材 料】(3~4人分)
合いびき肉 450g、玉ねぎ 大1個、セロリ 2╱3本、トマトの水煮 1缶(400g)、オリーブオイル 大さじ1、とり野菜みそ 1袋、

【作り方】
1)玉ねぎとセロリはみじん切りにする。
2)フライパンにオリーブオイルを入れ、1)を入れてよく炒め、合いびき肉を加えてよく炒め合せる。
3)トマトの水煮を加え、蓋をして弱中火で10分ほど時々混ぜながら煮る。
4)とり野菜みそを加えて混ぜながら、煮汁が少し残るくらいまで煮詰める。
*ゆでたパスタに適量かけ、お好みでパセリのみじん切りをトッピングする。
*お好みで、はちみつ 小さじ2くらい入れるとうま味がUPします。

「とり野菜みそ」アレンジレシピ:とり野菜みその浅漬け

 きゅうり、だいこん、にんじん等のお好みの野菜 300g、とり野菜みそ 50g

【作り方】お好みの野菜を食べやすい大きさ(薄切り)に切り、とり野菜みそを加えて混ぜ、30分~漬ける。冷蔵庫に入れて、常備菜にも◎。