執刀医はブローカーだった!? 病院で手術を受けた患者の右腎臓が行方不明に!

migijinzo00.jpg
痛々しい傷跡を記者に見せる劉さん(出典:新安晩報)
 ニセ救急車や病院で診察予約券に群がるダフ屋など、日本では考えられないことが当たり前となっている中国の医療業界だが、またしても信じられないニュースが飛び込んできた。 「新浪新聞」(5月5日付)によると、病院で胸部の手術を受けた男性が腎臓を勝手に摘出された上、その事実を病院側が隠蔽していたとして警察に被害届を提出したという。  江蘇省徐州市の病院で昨年6月に胸部の手術を受けた劉永偉さんは、手術後しばらく体調不良が続いていた。そこでセカンドオピニオンとして、複数の医療機関で診察を受けたところ、右腎臓が欠如している事実が判明したのだ。  劉さんは手術を受けた時の様子を、地元紙に次のように語っている。 「昨年の6月12日、トラクターを運転しているときに事故に遭い、地元の病院に緊急搬送されました。CTスキャンの画像から、担当医師は『外傷性横隔膜ヘルニア・右肺挫傷・右腎臓損傷などの状態で緊急手術が必要』と診断。総合病院での手術と治療を勧められ、19日に徐州医学院附属病院に転院し、そこで手術を受けました。術後、執刀医は『右腎臓を一度取り出して観察したところ、状態が良かったので、再び体内に戻した』と私に説明していました。ところが、8月に退院した後も体調が良くならなかったので公立病院で診察をしてもらうと『右の腎臓がなくなっている』と診断されたんです」  劉さんはその後、手術をした病院などに説明を求めたものの、相手にされない日々が続いたという。  今年4月、地元メディアや警察の立会いの下、ようやく口を開いた病院の関係者も、劉さんの腎臓は、執刀医によって体内に戻されたと主張している。もしCTスキャンで確認できないのだとすれば、腎臓がなんらかの原因で萎縮し小さくなり、CTに映らなかった可能性を指摘したという。
migijinzo.jpg
レントゲン写真。右腎臓が欠如していることがわかる
 しかし、中国版Twitter「微博」では、病院に対し、疑惑の目が向けられている。 「思ったより右の腎臓が軽傷だったから、摘出してブローカーに売ったんだろう」 「もし萎縮していたとしても、2カ月で、CT使って見えなくなるくらいまで小さくなるものなのか? なんだかこの病院には、ものすごい深い闇を感じる」 「もしかして取り出した腎臓を入れ忘れて、処理に困って捨ててしまったんじゃないのか? それに総合病院なら、手術中の様子が映像に残されているはずだ」    それにしても劉さんの腎臓は、一体どこにいってしまったのだろうか? 劉さんの腎臓探しの旅は続く……。 (文=広瀬賢)

被害額は22億円! 韓国財閥企業・LG化学がスピアフィッシング詐欺の餌食に

lg0508.jpg
「kartell.tistory.com」より
 インターネットを使った詐欺行為のひとつに「スピアフィッシング(Spear phishing)」というものがある。もともと銛(もり)を使って魚を捕まえる行為を指す“釣り用語”だが、ネット用語では、特定の相手に狙いを定めて詐欺行為を働き、個人情報や重要なデータを奪おうとする行為を意味する。  スピアフィッシングの特徴は、対象に合わせた詐欺手法を、ひとつひとつ作り込むこと。詐欺犯はターゲットに近い関係者、例えば上司や部下、取引先などを装い接触。対象の警戒心を解き、目的を達成しようとする。不特定多数を対象とするオレオレ詐欺や振り込め詐欺を、より周到にカスタマイズしたものというイメージだ。  さて、韓国ではとある財閥企業がそのスピアフィッシングの餌食となり、涙目になっている。その企業とは、電化製品で名高いLGグループの系列会社・LG化学だ。被害額は240億ウォン(約22億円)。平均年俸が日本円で約790万円の同社社員280人分の1年間の給料、また同社が四半期1期間に生み出す営業利益(約424億円)の5%に相当する額だそうだ。  スピアフィッシングに引っかかった経緯は、以下の通り。  LG化学は4月、取引先のひとつだったサウジアラビア企業・アラムコプロダクトトレーディング(Aramco Product Trading)から、一通のメールを受け取った。そこには、アラムコプロダクトトレーディング側の納品代金受け取り口座が変更されたという内容が記されていた。メールを受け取った LG化学側は、その旨を了解。変更されたという口座に、約22億円を振り込んだ。しばらくして、詐欺被害に遭ったことに気付いたLG化学側は、ソウル中央地検に捜査を依頼。現在、捜査中だ。  LG化学関係者は「銀行および取引先にも過失の可能性がある。今後、対策を講じるように要請する考えだ」と憤りを隠せない様子。確かに、LG化学側の経理担当者の情報が、取引先や銀行から漏れていた可能性も否定できない。ただ、LG化学は年間売り上げが約2兆円にもなる、韓国を代表する一流企業だ。サイバー詐欺が隆盛を極める昨今、なんの疑いも持たずに、相手の言うがままに莫大な金を振り込むというのは、若干危機意識に欠けているとも取れる。  韓国では、個人をターゲットにしたネット振り込め詐欺が、すでに社会問題となって久しい。今後は、大手企業といえども油断ができない状況となりつつある。22億円をだまし取った詐欺犯、もしくはグループは、世界のどこで詐欺の成功を喜んでいるのだろうか? ともあれ、日本企業がターゲットにならないとも限らないので、広く社会全体に注意を促したいケースである。 (文=河鐘基)

少子高齢化による労働人口不足も関係ねぇ!? 韓国の外国人労働者差別がエグすぎ! 

kore0508a.jpg
イメージ画像(Thinkstockより)
 “差別民国”という言葉をご存じだろうか? 最近、外国人差別が激しくなっている韓国の正式名称・大韓民国をもじったものだ。特に、外国人労働者たちに対する不条理な差別が大きな問題となっている。  例えば、韓国のとある工場で勤務中、両手をケガしてしまったバングラディッシュ出身のA氏。彼は治療のため、計5回の手術を受けたが、治療費を受け取ることができなかったという。経営者は、A氏が韓国語ができないことを悪用し、「すでに給料を渡しているのだから、これ以上支払えない」と、シラを通したのだ。結局A氏は、月給120万ウォン(約12万円)のうち、治療費90万ウォン(約9万円)を自腹で支払って退院したそうだ。  ほかにも、農村のビニールハウスで生活しながら、劣悪な労働環境で働く外国人労働者たちが、事業主から寮費として20~40万ウォン(約2~4万円)を差し引かれている例もあった。  韓国外国人力支援センターによると、今年1~3月、韓国で働く外国人労働者たちからの相談案件は6,704件に上ったという。相談内容の上位は、賃金未払いや暴行が2,064件、職場の苦情が752件となっており、日常生活の差別(523件)よりも圧倒的に多いことがわかる。  韓国における外国人労働者への差別は、世界的にも周知の事実といえるかもしれない。経済協力開発機構(OECD)の「雇用展望2015」報告書によると、韓国人労働者と外国人労働者の賃金には1.55倍もの格差があり、調査対象国22カ国の中で最も大きかったという。また、外国人労働者は賃金以外でも差別を受けているといえそうだ。労働時間を見ると、韓国人の平均は週44時間だが、外国人労働者の52%が週50時間以上の労働を強いられているという。  韓国には就業資格を持って在留している外国人が61万5,000人以上おり、不法在留まで含めると100万人と推定されているが、外国人労働者は韓国に必要不可欠な存在だろう。というのも、韓国では2018年に少子高齢化の影響が表面化して人口が急激に減る“人口の絶壁”が予測されており、労働人口の確保が声高に叫ばれている。にもかかわらず、外国人労働者への賃金未払いや暴行を行う事例が少ないという現状は、そう遠くない将来、韓国の存亡にもかかわってくる問題ではないだろうか。  自分たちが外国人に差別を受けた場合は不平を大声で叫び、自国の外国人差別にはあまり関心を示しているようには見えない韓国。“差別民国”と呼ばれてしまうのも、当然かもしれない。

兵士の疲労度はC型肝炎患者レベル!? ドラマ人気で美化される韓国軍に「ちょっと待った!」

taiyo0508.jpg
『太陽の末裔』衛星劇場公式サイトより
 最近、韓国で大ヒットしたドラマ『太陽の末裔』(KBS)。同時放送されていた中国でも社会現象になるほどの人気ぶりで、日本でも6月から「衛星劇場」での放送が予定されている。同作ではやたらと軍隊描写が繰り広げられるのだが、それがどうも現実離れしたカッコよさのようで、韓国軍のイメージアップにつながっているそうだ。  実際、韓国陸軍では、同作を軍のイメージ向上のために積極的に活用しているという。以前から人気のあった軍隊生活体験バラエティ番組『本物のオトコ』(MBC)でも、過酷な訓練を乗り越える芸能人たちの姿が感動的に描かれ、視聴者に好印象を与えていたが、『太陽の末裔』効果でその好感度がさらにアップ。昔から韓国では“女性がもっとも毛嫌いする話題”とされていた軍隊の話だが、ここ最近は女性人気も高いようだ。  とはいえ、韓国軍の問題は尽きない。政治家や芸能人の兵役逃れ、軍隊内での自殺、銃器乱射事件など、例を挙げればキリがない。先日はソウル大学と看護士官学校研究チームによる調査で、陸軍兵士の疲労度が「C型慢性肝炎患者レベル」だという結果が発表された。調査対象となった軍人の平均年齢は22歳で、その若さを考えると彼らの疲労度はかなり深刻なものだという。「軍隊では規則正しい生活を送るのだから、健康に役立つのでは?」と思う人もいるだろうが、韓国軍隊の生活環境は一般人の想像を超える厳しさのようだ。  韓国国防研究院(KIDA)の調べによると、軍人たちが最も悩まされているのは“寝不足”だという。軍隊での睡眠時間は22時から6時半までと決まってはいるが、真夜中や明け方の交代勤務もあるため、疲れをため込みやすく、それが昼間の訓練にもいろいろと支障を来すようだ。  しかも、営舎では仕切りのない大部屋で生活する日々。プライバシーなどまったく存在しないし、プライベートの時間もほとんどない。つまり、心休まる時間もなく、常に気を張っていなければならない状況だ。政府はこのような問題を受けて、全兵士にシングルベッドを支給することを目標に、2003年から「軍営生活館現代化」という試みを進めているが、約6兆8,000億ウォン(約6,800万円)という莫大な税金を費やしたにもかかわらず、いまだに迷走中のようだ。  寝不足のほかにも、軍人が受けるストレスはさまざまだ。強度な訓練から受けるプレッシャー、社会から断絶されているという孤立感、劣悪な生活環境。さらには、上官からの暴力やパワハラ、セクハラ、レイプ被害まである。というわけで、最近ネットでは「軍隊は人生最大の無駄な時間だった」「入隊はなるべく避けたほうがいい」「ドラマ見て軍隊に憧れるバカはいないよな?」といった男性たちのコメントをよく見かける。メディアで描写される軍隊での生活は“非現実的”だと、苦情も殺到しているようだ。  そんな男性たちの気もつゆ知らず、女性を中心に軍隊用語やミリタリー柄のファッションがはやっている韓国。これでは、韓国男性による女性嫌悪は、いつまでたってもなくならないと思うのだが……。 (文=S-KOREA<http://s-korea.jp>)

「ヤリ逃げした父親を探し出せ!」急増する“韓国コピーノ訴訟”と、フィリピンで高まる反韓感情

copino0508.jpg
MBCニュース
 日本と同じく、5月5日は韓国でも「こどもの日」に当たる。そんな韓国で、子どもと関連したとある一連の法廷闘争がクローズアップされている。いわゆるコピーノの“父親探し訴訟”だ  コピーノ(Kopino)とは、もともと韓国人男性とフィリピン人女性の間に生まれた子どもを指す言葉だったが、ここ数年は韓国人の父親に捨てられた“父なし子”を意味する言葉、またそのような社会問題を指すキーワードとして定着している。  フィリピンで女性を妊娠させ、責任を取らずトンズラする韓国人男性が後を絶たない。主に観光やビジネス、英語の短期留学などで現地を訪れた韓国人男性が、コピーノ問題を引き起こしているという。正確な統計は存在しないが、国際児童団体やフィリピン現地の韓国人団体などが指摘しているところによれば、コピーノの数は少なくとも1万人~最大で約3万人に及ぶそうだ。  ただ韓国では最近、逃げた韓国人男性に血縁関係を認めさせるため、コピーノたちによる法廷闘争が急増しているという。韓国の法曹関係者が、韓国メディアに対してその事情を明らかにしている。 「(いわゆる)コピーノの母親が起こした訴訟は現在、ソウル家庭裁判所で係属中の事件のうち、確認されただけで6件(中略)、担当裁判部がまだ記録を確認していない案件まで含めると、実際にはもっと多いだろう」(ソウル家裁の関係者)  ソウル家裁以外の裁判所に持ち込まれた訴訟を含めると、父親探し訴訟は全国で数十件に上ると推定されている。  このコピーノの父親探し訴訟が増えた大きな契機のひとつに、2012年の判決がある。当時、コピーノの数があまりにも増えていたため、韓国とフィリピン間で外交的な懸案事項にすらなりつつあった。そのような事情も作用し、韓国の裁判所は同年に行われた訴訟で、親子関係を認める判決を初めて下すことになる。その訴訟では、韓国人男性側が子ども(コピーノ)の存在を認めなかったため、最終的に裁判所が遺伝子鑑定の結果を根拠に、「親子である」という判決を下すことになった。  その後、同様の判決が続いた。代表的だったのは、昨年6月にソウル家裁が出した判決だ。訴訟の対象となった韓国人男性は、フィリピン出張へ行った際に現地女性を妊娠させたが、その後、韓国にいる妻との関係性から、フィリピン人女性に対する養育費と生活費を打ち切った。それに対し、女性側が提訴。当時、同家裁は、子の存在を認めると同時に、韓国人男性に毎月30万ウォン(約2万7,500円)の養育費を支払うように命じた。男性側は不服を申し立て、現在、控訴審の判決を待っている状況だ。  一方、子の存在を認めてはいたが、親としての責任を果たしていなかったために訴訟を起こされたケースもある。チャットサイトで知り合ったフィリピン人女性を妊娠・出産させた、とある韓国人男性は、今年2月、これまで支払ってこなかった合計357万ウォン(約32万円)に加え、今後毎月15万ウォン(約1万4,000円)を支払うよう、裁判所に命じられている  ちなみに最近、フィリピンでは、韓国人をターゲットにした犯罪が急増中だ。その数は、ほかの外国人をターゲットにした犯罪に比べ、圧倒的に多いといわれている。コピーノ問題はフィリピンでも広く認知されており、反韓感情の温床のひとつになっていることは、ほぼ間違いない。責任を取らず、ヤリ逃げした韓国人男性はもちろん、フィリピンに関わるすべての韓国人に報いが返ってきつつある。 (文=河鐘基)

「ヤリ逃げした父親を探し出せ!」急増する“韓国コピーノ訴訟”と、フィリピンで高まる反韓感情

copino0508.jpg
MBCニュース
 日本と同じく、5月5日は韓国でも「こどもの日」に当たる。そんな韓国で、子どもと関連したとある一連の法廷闘争がクローズアップされている。いわゆるコピーノの“父親探し訴訟”だ  コピーノ(Kopino)とは、もともと韓国人男性とフィリピン人女性の間に生まれた子どもを指す言葉だったが、ここ数年は韓国人の父親に捨てられた“父なし子”を意味する言葉、またそのような社会問題を指すキーワードとして定着している。  フィリピンで女性を妊娠させ、責任を取らずトンズラする韓国人男性が後を絶たない。主に観光やビジネス、英語の短期留学などで現地を訪れた韓国人男性が、コピーノ問題を引き起こしているという。正確な統計は存在しないが、国際児童団体やフィリピン現地の韓国人団体などが指摘しているところによれば、コピーノの数は少なくとも1万人~最大で約3万人に及ぶそうだ。  ただ韓国では最近、逃げた韓国人男性に血縁関係を認めさせるため、コピーノたちによる法廷闘争が急増しているという。韓国の法曹関係者が、韓国メディアに対してその事情を明らかにしている。 「(いわゆる)コピーノの母親が起こした訴訟は現在、ソウル家庭裁判所で係属中の事件のうち、確認されただけで6件(中略)、担当裁判部がまだ記録を確認していない案件まで含めると、実際にはもっと多いだろう」(ソウル家裁の関係者)  ソウル家裁以外の裁判所に持ち込まれた訴訟を含めると、父親探し訴訟は全国で数十件に上ると推定されている。  このコピーノの父親探し訴訟が増えた大きな契機のひとつに、2012年の判決がある。当時、コピーノの数があまりにも増えていたため、韓国とフィリピン間で外交的な懸案事項にすらなりつつあった。そのような事情も作用し、韓国の裁判所は同年に行われた訴訟で、親子関係を認める判決を初めて下すことになる。その訴訟では、韓国人男性側が子ども(コピーノ)の存在を認めなかったため、最終的に裁判所が遺伝子鑑定の結果を根拠に、「親子である」という判決を下すことになった。  その後、同様の判決が続いた。代表的だったのは、昨年6月にソウル家裁が出した判決だ。訴訟の対象となった韓国人男性は、フィリピン出張へ行った際に現地女性を妊娠させたが、その後、韓国にいる妻との関係性から、フィリピン人女性に対する養育費と生活費を打ち切った。それに対し、女性側が提訴。当時、同家裁は、子の存在を認めると同時に、韓国人男性に毎月30万ウォン(約2万7,500円)の養育費を支払うように命じた。男性側は不服を申し立て、現在、控訴審の判決を待っている状況だ。  一方、子の存在を認めてはいたが、親としての責任を果たしていなかったために訴訟を起こされたケースもある。チャットサイトで知り合ったフィリピン人女性を妊娠・出産させた、とある韓国人男性は、今年2月、これまで支払ってこなかった合計357万ウォン(約32万円)に加え、今後毎月15万ウォン(約1万4,000円)を支払うよう、裁判所に命じられている  ちなみに最近、フィリピンでは、韓国人をターゲットにした犯罪が急増中だ。その数は、ほかの外国人をターゲットにした犯罪に比べ、圧倒的に多いといわれている。コピーノ問題はフィリピンでも広く認知されており、反韓感情の温床のひとつになっていることは、ほぼ間違いない。責任を取らず、ヤリ逃げした韓国人男性はもちろん、フィリピンに関わるすべての韓国人に報いが返ってきつつある。 (文=河鐘基)

アリババ創業者ジャック・マー説は脱落!? ACミランに触手を伸ばす、中国人投資家の正体とは……

miran001.jpg
ACミラン買収説を一笑に付したジャック・マー氏。
 5月1日、中国の投資家連合がACミランに買収提案を行ったと、イタリア各紙が報じた。提案額は負債を含め、7億ユーロ程度(約8億5,500万円)とみられている。 自国が誇る名門クラブが外資に買われる可能性が高まる中、イタリアメディアは投資家連合の正体について、こぞって書き立てている。  ミラノのスポーツ紙、ガゼッタ・デロ・スポルトは、中国のネット通販最大手でニューヨーク証券取引所に上場しているアリババグループ会長のジャック・マー(馬雲)氏が乗り出したと伝えている。  アリババグループは、昨年から傘下の自動車ブランドがFIFAクラブワールドカップのメインスポンサーを務めているほか、同大会のアジア王者である広州恒大のスポンサーでもあり、サッカー界とのつながりも深い。ところが、マー氏はこうした報道に対し、ネット上で「ACミランって、イタリアにあるミラノのこと?」ととぼけ、一笑に付している。こうしたことから、中国国内では「アリババ説」は立ち消えとなりつつある。  同紙がもうひとり、投資家連合の一員として掲げるのが、過去10年以上にわたって華人最大の資産家といわれてきた、李嘉誠氏だ。香港最大の企業集団、長江和記実業グループの会長である李氏は、2007年に同じくミラノのサッカークラブ、インテルの購入に関心を示したことが報じられている。また李氏はここ数年、中国国内の資産を削減する一方、ヨーロッパにビジネスの拠点を移しつつある。  こうした動きから、李氏が投資連合の一員であるとする説は、中国のネット上でも信ぴょう性を高めている。  一方、ローマに本社を置くスポーツ紙、コリエレ・デロ・スポルトは、中国最大の検索エンジン・バイドゥの創業者であり、現会長兼CEOのロビン・リー(李彦宏)氏が、投資家連合のひとりであると、かなり早い段階で推察している。47歳と若いリー氏だが、その資産は140億ドル(約1兆5,000億円)ともいわれており、買収する経済力があることは確かだ。  また、イタリアの経済新聞、イル・ソーレ・24オーレなどが、昨年から「ACミラン株買取得に興味あり」と伝えているのが、中国不動産大手のワンダ・グループ会長、王健林氏だ。  フォーブスの2016年版世界長者番付で、李嘉誠氏を抜いてアジア最大の富豪となった王氏は、昨年スペインリーグのアトレティコ・マドリードの株式を20%保有している。  いずれにせよ、この買収提案が受け入れられれば、現在はベルルスコーニ前首相が所有するACミランの次期オーナーは、中国系ということになる。このことは、サッカー界にどんな変化をもたらすのだろうか?

葬儀代が出せず、実母の遺体を塩漬けに……韓国・高齢母子の悲劇

post_2299_20130611.jpg
イメージ画像(Thinkstockより)
 韓国の前身といえる朝鮮王朝は厳格な儒教国家であり、長幼の序を貴ぶ精神は今の韓国にも連綿と受け継がれているといわれている。そのため、韓国では年長者を尊重する傾向にある。しかし、最近ではそうした精神に疑問を感じさせる事件が相次いでいる。  4月25日、2015年に韓国国内で起きた事件の中でも、飛び抜けて悪質な事件を起こしたキム被告(56)に、懲役12年の刑が宣告された。  事件は昨年9月25日に起きた。山道に姿を隠したキム被告は、通りがかった80代の老婆の後をつけて暴行した後、80万ウォン(約8万円)相当の金品を強奪。その後、再び現場に戻ると、老婆の胸を揉むなどの性的な暴行を加え、さらに陰部と肛門に石を詰め込むという、猟奇的行為に及んだのだ。  結局、キム被告はすぐに逮捕されるが、先述した敬老精神をかけらも感じさせない所業には、判決が下った今でも各地で怒りの声が続出している。  一方、最近では、誤った形で高齢の母へ“仁義を尽くした”事件が起こり、その悲劇に各地で嘆きの声が相次いでいる。  4月中旬、慶尚北道(キョンサンブクト)のある地域で、自動車の窃盗容疑で逮捕されたパク容疑者(60)。問題は、その車の中に積まれていた黒い袋の中身。なんと、袋の中には実母(86)の遺体が隠されていたのだ。  パク容疑者は事業の失敗により、母親を連れて全国各地を転々とする生活を送っていた。2016年に入るとそうした流転生活すら難しくなり、全羅南道(チョルラナムド)の麗水(ヨス)市内にある貯水池のそばに穴蔵を掘って、そこで雨風をしのいでいたようだ。文明から遠く離れた生活は、高齢の母親の寿命を確実に縮めており、母親は2月末には穴蔵の中で亡くなってしまう。  しかし、パク容疑者には母の葬儀代がなかった。彼は母親の遺体に塩を振りかけると、穴蔵の中に放置したのだ。そうした生活を1カ月も続けたパク容疑者だが、ようやく仕事が決まりかけた。そのため、彼は母親の遺体をそのまま車に乗せて載せて移動していたのだ。  いくら葬儀代がなかったとはいえ、パク容疑者の行いは、死者の尊厳を踏みにじる行為。とはいえ、韓国ネット民の多くは「本当に哀れで残念だ」「難民、難民と声を荒げるよりも、こうした人たちを助けるべきだろう」「金がない人たちは、将来どう生きていけばいいの? 教えてほしい。貧しい人たちのために国がしてくれたことは、何があった……」と、沈痛なコメントが多数。どうしようもない貧しさに同情を寄せる声が少なくなかったのだ。  地獄のような国ということで“ヘル朝鮮”と自国民が揶揄している韓国。まさに地獄のような悲劇といえるかもしれない。

葬儀代が出せず、実母の遺体を塩漬けに……韓国・高齢母子の悲劇

post_2299_20130611.jpg
イメージ画像(Thinkstockより)
 韓国の前身といえる朝鮮王朝は厳格な儒教国家であり、長幼の序を貴ぶ精神は今の韓国にも連綿と受け継がれているといわれている。そのため、韓国では年長者を尊重する傾向にある。しかし、最近ではそうした精神に疑問を感じさせる事件が相次いでいる。  4月25日、2015年に韓国国内で起きた事件の中でも、飛び抜けて悪質な事件を起こしたキム被告(56)に、懲役12年の刑が宣告された。  事件は昨年9月25日に起きた。山道に姿を隠したキム被告は、通りがかった80代の老婆の後をつけて暴行した後、80万ウォン(約8万円)相当の金品を強奪。その後、再び現場に戻ると、老婆の胸を揉むなどの性的な暴行を加え、さらに陰部と肛門に石を詰め込むという、猟奇的行為に及んだのだ。  結局、キム被告はすぐに逮捕されるが、先述した敬老精神をかけらも感じさせない所業には、判決が下った今でも各地で怒りの声が続出している。  一方、最近では、誤った形で高齢の母へ“仁義を尽くした”事件が起こり、その悲劇に各地で嘆きの声が相次いでいる。  4月中旬、慶尚北道(キョンサンブクト)のある地域で、自動車の窃盗容疑で逮捕されたパク容疑者(60)。問題は、その車の中に積まれていた黒い袋の中身。なんと、袋の中には実母(86)の遺体が隠されていたのだ。  パク容疑者は事業の失敗により、母親を連れて全国各地を転々とする生活を送っていた。2016年に入るとそうした流転生活すら難しくなり、全羅南道(チョルラナムド)の麗水(ヨス)市内にある貯水池のそばに穴蔵を掘って、そこで雨風をしのいでいたようだ。文明から遠く離れた生活は、高齢の母親の寿命を確実に縮めており、母親は2月末には穴蔵の中で亡くなってしまう。  しかし、パク容疑者には母の葬儀代がなかった。彼は母親の遺体に塩を振りかけると、穴蔵の中に放置したのだ。そうした生活を1カ月も続けたパク容疑者だが、ようやく仕事が決まりかけた。そのため、彼は母親の遺体をそのまま車に乗せて載せて移動していたのだ。  いくら葬儀代がなかったとはいえ、パク容疑者の行いは、死者の尊厳を踏みにじる行為。とはいえ、韓国ネット民の多くは「本当に哀れで残念だ」「難民、難民と声を荒げるよりも、こうした人たちを助けるべきだろう」「金がない人たちは、将来どう生きていけばいいの? 教えてほしい。貧しい人たちのために国がしてくれたことは、何があった……」と、沈痛なコメントが多数。どうしようもない貧しさに同情を寄せる声が少なくなかったのだ。  地獄のような国ということで“ヘル朝鮮”と自国民が揶揄している韓国。まさに地獄のような悲劇といえるかもしれない。

エロチックアートあふれる「ぺミクミ彫刻公園」で、思わず健康になる

bemikkumi01
ムカデ人間?
 前回に続き、今回も魔界・仁川(インチョン)に潜む物件である。場所は、仁川国際空港のすぐそばにある小さな島、茅島(モド)。この島の海岸に、エロチックな像が立ち並ぶ公園「ペミクミ彫刻公園」がある。  この公園は、キム・ギドク監督の映画『絶対の愛』(原題『時間』)に登場し、知る人ぞ知る存在となった。性器丸出しの異様な立体物を横目にデートする男女の絵はカオスそのものだが、まさか映画のセットではなく、実在する公園だったとは……。なお、監督の前作『弓』も、同じ海岸で撮影されている。  茅島までは、まず仁川国際空港近くの「サンモク旅客ターミナル」からフェリーに乗り、10分ほどかけて手前の信島(シンド)へ。そこから1時間おきに出るバスに乗れば、橋でつながる茅島にすぐ到着する。トランジットにより仁川で半日過ごさなければならない珍スポトラベラーには、ぜひおすすめしたい旅行コースとなっている。
bemikkumi02
右から信島、矢島(シド)、茅島。3島は橋で連結されており、自転車でも行ける。
 私は平日に茅島へと向かったのだが、驚いたのは同船した人たちの中高年サイクリストの多さだ。そして皆が一様に、ピチッっとしたサイクリングウェアにサングラス、ザハ建築のような流線型のヘルメットをかぶっている。そこまでガチガチにキメなくてもいいんじゃないか。
bemikkumi03
完全装備
 私はといえば、信島からバスに乗るつもりで港周辺をぶらぶらしていたところ、レンタサイクルの店があったので、バスを待つよりは早いかもとママチャリのような自転車を借り、茅島へと向かった。広がる海と空を横目に、橋を渡ってぐんぐん進んでいくのは確かに気持ちがいい。  30分ほどペダルをこいだところで、このサイクリングコースの終点と思われる茅島のぺミクミ彫刻公園に到着。そこに広がっていたのは、夢をそのまま実写化したようなカオスであった。
bemikkumi04
ここからフリーダム海岸の始まり
 海岸にカラフルで肉々しい、弾けるような彫刻がずらり。中でもショッキングなのは、人間と獣の口と肛門がムカデ人間のように連結する作品、そして接合部あらわな男女のオブジェだろう。こんなところでデートなんかしたくない。
bemikkumi05
ぬらーん
bemikkumi06
ぱくーん
bemikkumi07
がびーん
bemikkumi08
しゃきーん
bemikkumi09
わんこ
 港でもらった観光案内によると、「彫刻家イ・イルホ(1946~)による性とナルシズムを主題とした、華麗で簡明で夢幻的な彫刻作品100点以上」が展示されているという。  この公園の持ち主でもあるイ・イルホは、海外でも展示を行い、韓国各地にちらばる彫刻公園にエロチックアート(や、そうでないもの)を設置する、その筋では有名な彫刻家だ。もともと自身のアトリエとして使っていた場所を公園として開放したのが、2005年のことだそう。  海岸に広がるシュールな景色は、アートと狂気の境界線はどこにあるのか、考えさせてくれるものがあったが、個人的には訪れた人々の反応が興味深かった。 やはりサイクリングウェアの中高年が次々と現れるのだが、おじさん3人組がリアルな結合部を見て「これは最高だ!」とおおはしゃぎ、一緒に記念写真を撮っていた。中年カップルもベスト撮影スポット探しに忙しい。つるっとした服装の彼らも、展示作品の一部のように見えた。
bemikkumi10
公園内の食堂へ。なぜ犬小屋……
 別荘のようなものがあるので入ってみると、そこは食堂だった。リビングには積まれた段ボールや何かを漬けたボトル、そして犬小屋が置かれ、おばあちゃんの家に来たようなゆるい雰囲気。    客は私のほか誰もおらず、とんでもなく自由な料理が出てくるのではと恐れたが、注文した海藻ピビンバは意外にも非常にうまい。採れたての海藻を使っているようである。性の公園で自然の幸が堪能できるという、微かな違和感はこれいかに。  再びママチャリに乗り、もとの船着き場へと戻った。エロチックアートの公園を訪れるつもりが、自転車をこいだり海藻を食べたりの健康スポットだった。船に乗る中高年サイクリストたちが、元気に声を上げ、うひゃひゃと笑っているのがまぶしかった。 ●ペミクミ彫刻公園 住所 仁川市甕津郡北島面茅島里269-2 (文・写真==清水2000)