月550時間労働で月給わずか3万2,000円……ブラックすぎる中国・児童労働の実態

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今回メディアに告発した15歳の少年。月550時間も働いているという
 電通の過労死問題や政府の働き方改革に関する取り組みなど、最近、日本では労働環境をめぐってさまざまな議論が巻き起こっている。しかし、日本のブラック企業や残業など、まだまだマシなのかもしれない。今回、中国で報じられたニュースで、驚きの労働状況が明らかになった。  香港紙「東方日報」(11月22日付)によると、“中国服飾工場”といわれ、アパレル工場が集まる江蘇省常塾市の一部の工場では、児童労働がまん延しているという。ここで働く少年たちはほとんど休日がなく、工場と寮を往復するだけの生活を強いられている。
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工場内の様子。従業員20人ほどの零細工場だという
 雲南省から来たという15歳の少年は当初、「朝7時出勤・夜8時退社で、作業量は1日350着分の洋服の縫製」という条件だったが、いざ働いてみると、帰宅できるのは午前2~3時。1日の作業量も720着に激増していたという。さらに、休日もほとんどなく、月に少なくとも28日は働かされているというのだ。月の労働時間は、実に550時間にも及ぶのだ!  劣悪なのは労働環境だけではない。こうして少年たちが得る月給はわずか2,000元(約3万2,000円)。これは、同じ工場の熟練労働者の半分の額だという。さらに信じられないのが、その支払い方法だ。少年たちの給料は、なんと「年払い」で、1年に1回まとめて支払われるというシステムなのだ。言うまでもなく、これは逃げるのを防止するため。実際、過去に逃げ出した少年の同僚は、町中で社長に捕まってしまい、3,700元(約6万円)の“賠償金”を払わされたという。  想像を絶する労働環境と待遇だが、貧富格差が大きい中国ではいまだ児童労働が絶えず、なかなか撲滅できていないのが現状だ。2012~14年にかけて、アップル製品を委託生産するフォックスコンの工場で相次いで児童労働が発覚したことも記憶に新しい。
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おもちゃを作る中国の未成年の工員。児童労働がこの国からなくなる日は来るのか?(イメージ画像)
 上海市に住む日系アパレル商社の駐在員は、こう証言する。 「アパレル産業に関して言うと、先進国の消費冷え込みと衣料品の世界的なデフレにより、作業量が増えているのに利幅が薄くなっている。中国の工場もどこも厳しく、児童労働はむしろ増えている印象さえあります。児童労働に関しては専門のブローカーが跋扈しており、1人あたり2万円も紹介料を払えば、田舎から未成年の働き手をいくらでも手配してくれる。15歳なんてまだ年上のほうで、12~13歳の子どもも多いです。多くは逃げないように軟禁状態に置かれており、中国国内の“奴隷問題”と指摘する人もいます」  GDP世界第2位となり、先進国の仲間入りをもくろむ中国だが、こうした状態がなくならない限り、その資格はない。 (取材・文=棟方笙子)

上海市の“選挙“で珍現象 トランプ氏が圧勝、蒼井そらが次点で……

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多くの若者が、江沢民やトランプ氏に票を投じた。中には絵を描く器用な有権者も
 ドナルド・トランプ氏が劇的な勝利を収めた米大統領選挙の興奮冷めやらぬ中、時期を同じくして中国では地方都市の下部組織・単位における人民代表選挙が各地で行われた。中国ではいわゆる国政選挙や地方選挙はないものの、都市部では社区(コミュニティ)の選挙、地方では村民委員会の選挙が存在する。  しかし、そこは中国。11月16日に実施された上海市の選挙では、珍現象が起きた。 「明報新聞網」(同日付)が伝えたところによると、同市松江区の社区選挙において、投票所のひとつになっている上海工程技術大学での投票結果が話題を呼んでいるというのだ。この投票所の有権者は学内の寮に住んでいる学生がほとんどなのだが、結果はこうだ。 ドナルド・トランプ 10% 蒼井そら      6% 江沢民       5% その他       18% 棄権        21%  もちろん、彼らが立候補しているわけはないが、同様の現象は、ほかの選挙区でも見られた。「ラジオ・フリー・アジア(RFA)」(同17日放送)によると、別の選挙区では、“ヒラリー・クリントン氏”が優勢だったという。しかし、実際の候補者が過半数の票を獲得できなかったため、再投票が行われている。
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政治家と並んで人気が高かったのは蒼井そら。共産党員になったら、本当に当選しそうだ
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北京市通州区の選挙では、投票用紙に「投好庄厳一票(非常に厳粛な一票を投じよう)」というスローガンを書いた皮肉な有権者も
 こうした選挙では一般民衆に投票権はあるものの、候補者は一方的に選定、実質的な決定権を持つ。つまり、誰もが立候補できるわけではないのだ。特定の人間だけがその権利を持っていることに対する不満が、今回の選挙結果につながっているとRFAは報じている。  同様のケースは、4年前にも上海復旦大学で起こっている。中国の若者は、なぜこのような行動に及ぶのだろうか? 上海でコンサルティング会社を営む日本人は、こう指摘する。 「4年前というと、ちょうど日本で総選挙が行われた直後で、自民党が民主党を圧倒し、再び政権を取り戻しました。そして、先日アメリカでは、予想外の結果ながら、国民全体を熱狂させた。中国の若者は、こうした海外の選挙に触発され、行動を起こしたのでしょう」  単なる悪ふざけではないということか。実際、ネットでは「候補者のことをまったく知らないし、これまでの実績などもわからない。こんな状況で、どうやって選べというんだ?」「候補者が選挙活動をしているところを見たことがないし、ポスターが貼られているのも見たことがない」「人民を愚弄している」など、怒りの声が噴出していた。  中国では、彼ら若者世代が政治の中心になるまでは、到底民主化を実現できないだろう。 (文=中山介石)

ゴミ屋敷から8トンのゴミを搬出! 家主はうつ病、高齢の母親は「強迫的溜め込み障害」で……

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「このものすごい量のゴミをどのように集めたのか、またこんなゴミ屋敷でどうやって生活してきたのか、不思議で仕方ない――」(作業に参加したメンバー)  16日午前9時、韓国・釜山市東区に住むパクさん(58歳)のマンション前に集まった同区職員、ボランティアセンターのメンバー、警察、地域社会保障協議会のメンバー総勢30人は、目の前に広がる光景を見ながら絶句した。小さな部屋2つとキッチンがある約30平方メートルのパクさん宅室内には、ありとあらゆるゴミが散らばっていた。長年にわたり放置されていたゴミは異様な悪臭を放ち、周辺住民からはクレームが多数寄せられていた。  清掃作業は6時間に及び、廃棄されたゴミの総重量は、なんと8トンにも上った。  このゴミ屋敷に住むパクさんは、うつ病に加え、健康状態もよくないため生活保護を受けているのだが、彼の母親(93歳)は捨てられたものをむやみに拾ってくる「強迫的溜め込み障害」を患っているのだという。この病気は、初期には大切なものを捨ててしまったのではと不安になり、病状が進行すると、必要なものと不要なものを区別できなくなってしまう。日本でもゴミ屋敷の問題がたびたび取り沙汰されるが、家のあるじが強迫的溜め込み障害を患っている可能性があるという。
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 2人の居住スペースは、大人2人がやっと寝っ転がれる3.3平方メートル程度で、残りはすべてゴミの山。食事は外で買って済ませていたという。  区庁には、悪臭による周辺住民の苦情が相次ぎ、パクさん親子の健康上の問題も懸念されていた。そこで今回、一斉清掃を行うことが決定。担当者は「室内を数箇所修理し、居住環境を改善するとともに、地域の健康増進センターと連携して、パクさん親子の治療に取り組む計画」とコメントしている。  ちなみに日本では、これまでゴミ屋敷を強制的に清掃することは法律上難しかったが、世田谷区をはじめとする一部自治体では、状況を改善できる条例などが整備され始めている。なお、清掃費用は原則的に「居住者負担」となるそう。また、このようなゴミ屋敷のあるじの大半が、高齢者であるという事実も指摘されている。社会の高齢化とともに、今後ますます増えそうなゴミ屋敷だけに、韓国の事情とばかりに傍観はできないかもしれない。 (文=河鐘基)

ゴミ屋敷から8トンのゴミを搬出! 家主はうつ病、高齢の母親は「強迫的溜め込み障害」で……

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「このものすごい量のゴミをどのように集めたのか、またこんなゴミ屋敷でどうやって生活してきたのか、不思議で仕方ない――」(作業に参加したメンバー)  16日午前9時、韓国・釜山市東区に住むパクさん(58歳)のマンション前に集まった同区職員、ボランティアセンターのメンバー、警察、地域社会保障協議会のメンバー総勢30人は、目の前に広がる光景を見ながら絶句した。小さな部屋2つとキッチンがある約30平方メートルのパクさん宅室内には、ありとあらゆるゴミが散らばっていた。長年にわたり放置されていたゴミは異様な悪臭を放ち、周辺住民からはクレームが多数寄せられていた。  清掃作業は6時間に及び、廃棄されたゴミの総重量は、なんと8トンにも上った。  このゴミ屋敷に住むパクさんは、うつ病に加え、健康状態もよくないため生活保護を受けているのだが、彼の母親(93歳)は捨てられたものをむやみに拾ってくる「強迫的溜め込み障害」を患っているのだという。この病気は、初期には大切なものを捨ててしまったのではと不安になり、病状が進行すると、必要なものと不要なものを区別できなくなってしまう。日本でもゴミ屋敷の問題がたびたび取り沙汰されるが、家のあるじが強迫的溜め込み障害を患っている可能性があるという。
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 2人の居住スペースは、大人2人がやっと寝っ転がれる3.3平方メートル程度で、残りはすべてゴミの山。食事は外で買って済ませていたという。  区庁には、悪臭による周辺住民の苦情が相次ぎ、パクさん親子の健康上の問題も懸念されていた。そこで今回、一斉清掃を行うことが決定。担当者は「室内を数箇所修理し、居住環境を改善するとともに、地域の健康増進センターと連携して、パクさん親子の治療に取り組む計画」とコメントしている。  ちなみに日本では、これまでゴミ屋敷を強制的に清掃することは法律上難しかったが、世田谷区をはじめとする一部自治体では、状況を改善できる条例などが整備され始めている。なお、清掃費用は原則的に「居住者負担」となるそう。また、このようなゴミ屋敷のあるじの大半が、高齢者であるという事実も指摘されている。社会の高齢化とともに、今後ますます増えそうなゴミ屋敷だけに、韓国の事情とばかりに傍観はできないかもしれない。 (文=河鐘基)

これぞチャイニーズドリーム!? “中国一の資産家”アリババ創業者が、自身と激似の極貧少年に経済支援

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くだんの少年とマー氏本人。親子以上にそっくりだ(百度百科)
 11月11日の「独身の日」、中国最大のECサイトを運営するアリババグループは昨年に続き大セールを行い、日本円でなんと1兆9,000億円という売上額を記録した。グループの会長、ジャック・マー(馬雲)氏の個人資産は3兆円ともいわれており、事実上、中国一の資産家である。  そんな彼が、片田舎に住む極貧少年に奇跡をもたらしたと、話題になっている。 「人民日報」(11月3日付)によると、江西省吉安市の小さな農村に暮らす8歳の少年、ファン・シャオチン(范小勤)は、親の仕事を手伝うため、小学校に通えない生活を送っていた。家族構成は、事故で足を切断し身体障害者となった父親、子どもの頃から小児麻痺を患っている母親、認知症を患う祖母と、シャオチンと同じように学校に通えない兄の5人。極貧生活を送るシャオチン一家だったが、ある特徴が、彼らの運命を大きく変えることとなった。この少年、顔がマー氏に激似だったのだ。  昨年、偶然この村を訪れた人物が「ジャック・マーに似ている」としてシャオチンの写真をSNSに掲載したところ、徐々に中国国内で拡散されていき、彼について報じるメディアも現れ始めた。  そんな中、メディアを通じ、シャオチンの境遇を知ったマー氏本人が、彼が学校に通えるように経済援助を申し出たのだ。その上、大学まで進学できるよう、学費も提供すると発表。さらにマー氏は、シャオチンの写真を初めて見た時の感想として、「てっきり私が小さい頃の写真を、知り合いがネットに掲載したのかと思ったよ。小さい頃はわんぱくで、走り回って遊んでいるうちに、洋服のボタンもほとんどなくしてしまうような少年だった」と、子ども時代を懐かしむようにSNSにコメントを寄せている。
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マー氏本人の幼少期時代の写真(一番左)。確かに、シャオチンとそっくりだ
 奇跡は、これだけではなかった。シャオチン一家の暮らしぶりを知った地元政府関係者が視察に訪れ、毎月の食料配給、生活費の補助、住宅の改修費などの援助を申し出たのだ。政府関係者は、2020年まで一家に援助していく方針だという。  マー氏といえば、幼少期は経済的に恵まれず、英語教師の職から現在の地位まで上り詰めた苦労人だ。そんな自らの幼少期を彷彿とさせる少年に、彼は居ても立ってもいられなかったのだろう。  ただ、シャオチンのような境遇の子どもたちは、中国全土に何千万人と存在する。そんな子どもたちにも、マー氏の天文学的な資産の一部を分け与えてほしいものだ。  (文=青山大樹)

試験当日に寝坊した受験生が警察にSOS! パトカーが自宅に駆けつけ、試験会場まで送り届ける

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聯合ニュース
 日本ではじわじわと受験シーズンが近づいているが、お隣・韓国では11月17日、一足先に大学修学能力試験(日本のセンター試験に相当)が実施され、全国85の地区、1,183の試験会場で、60万5,987名の受験生が試験に臨んだ。  韓国社会の受験の厳しさは、“受験戦争”ならぬ、“受験地獄”と表現されるほど。高学歴や大企業中心の階級社会が日本以上に厳然と存在する韓国社会においては、受験をいかに成功させるかが、その後の人生を決めるといっても過言ではない。そのためか、受験生本人や父母も、大学修学能力試験当日は必要以上にナーバスになる。当然、ハプニングも続出するが、今年も多くの珍事が起きているようだ。  例えば、とある女子生徒のグループが試験会場に到着したところ、違和感を覚えたという。というのも、自分たち以外の受験生がみな男子生徒で、ほかに女子が見当たらない。実は彼女たちは、試験会場を間違えていたのだ。慌てて近くの交番で事情を説明し、パトカーに正しい会場まで送ってもらい、なんとか遅刻を免れた。  一方、別の女子生徒は、前日の夜に「緊張で寝付けない」と睡眠薬を服用。案の定、翌日、大寝坊してしまい、窮地に立たされた。すると、両親が警察に通報。自宅に駆けつけた警察官が会場まで送り届けて、こちらも試験開始ギリギリのところで間に合ったそうだ。  そのほかにも、親に試験会場まで送ってもらっている途中に車が故障し、警察のお世話になった男子生徒や、「時計と弁当を忘れた」と慌てて警察に通報した男子生徒の話がメディアを通じて伝えられている。  寝坊して警察に通報するという行為はどうかと思うが、パトカーで受験生を送り届ける韓国警察の親切さには驚くばかり。京畿道北部地方警察庁に至っては、警察官405名と協力団体職員315名、計720名を動員し、今年の試験当日に備えていたという。そんな韓国社会の風景について、韓国の東大と呼ばれるソウル大学に通う現役学生からは、こんな声も。 「韓国では、ソウル大学を出た学生でさえも、就職できるとは限りません。能力が低ければ論外だし、能力が高すぎる人間はすぐに独立してしまうと、企業が警戒するんです。いい学校に入るために受験生たちは必死に勉強しますが、韓国と比べてまだ社会に余裕のある日本がうらやましいです」  ともあれ、受験生たちには頑張ってほしいものだ。 (文=河鐘基)

中国地方役人が“賄賂ロンダリング”!? オークションに出品された、総額1,200万円超の高級品に疑惑の目

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腐敗撲滅運動で現金のやりとりはご法度だが、プリペイドカードなら許されるという
 中国拍売行業協会(中国オークション業協会)の発表によると、2015年の国内のオークション落札額の合計は256億6,000万元(約4,105億6,000万円)に達するという。中国経済が減速しているとはいえ、富裕層の利用が多いオークション市場は、依然として活況を呈しているようだ。  そんなオークションに出品された品物が、物議を醸している。11月19日に湖北省武漢市で行われたオークションに先立って公開された出品物は、書画や工芸品、ジュエリー、腕時計、電子製品、記念硬貨、切手、プリペイドカード、金券、有価証券報告書、酒類など、その数159種類に及び、開始価格の合計は80万元(約1,280万円)を超える。とはいえ、出品者がただの金持ちなら話題になるような話でもないが、問題は、同市の役人が出品していることだ。さらに、それらは上納品だという。 「長江日報」(11月14日付)などによると、特に注目すべきは酒で、高級とされる茅台酒が2本と五粮液が6本含まれているという。茅台酒は50年ものと15年ものが1本ずつで、市場価格はそれぞれ3万元(約48万円)を超える。  ほかにも、フランスの高級筆記用具メーカー・パーカーのペン1万1,800元(約19万円)、大手宝飾品店・周大福の金のネックレス3万4,800元(約56万円)など、ぜいたく品が含まれている。  しかし、不自然に数が多かったのは、スーパーや百貨店などのプリペイドカードだ。全部で56枚あり、いずれも1万元(約18万円)分ほどのものだったという。その理由を、中国の役人に詳しいコンサルティング会社社長が、こう指摘する。
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オークションは、ぜいたく品を合法的に換金するマネーロンダリング!?
「習近平政権になってから、汚職への取り調べが強化されているのは周知の通りですが、抜け道があるのも中国。現金の受け取りはアウトですが、品物やプリペイドカードなら見逃されるため、口利きへの見返りとして多用されているのです」    報道を受け、ネット上では「これが上納品だって? じゃあ、どういうのを賄賂っていうんだ」「使い切れなかったものを出品しているだけだろう」「出どころがバレなそうなものは自分で使って、バレそうなものをオークションに出しているのでは」「たったの80万元? ひとりの貪官(註:欲が深く、賄賂などをむさぼる役人)が手にする額は、こんなもんじゃないだろう」などと手厳しい意見が多い。これらの品は、氷山の一角にすぎないということか。  賄賂は品物やプリペイドカードで受け取り、オークションで換金。そんな賄賂ロンダリングが、中国のオークション市場を支えている!?  (文=中山介石)

使用済みストッキングへの性的興奮が抑えれず……「ストッキング墨テロ男」のトンデモ手口

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墨を飛ばされたスカート
 先日、若い女性の足を長時間なめたとして、京都市の会社員の男が強制わいせつの疑いで逮捕されたが、韓国ではここ数年、ソウル・江南(カンナム)駅一帯で「ストッキング墨テロ男」が出没している。  この男は朝の通勤時間帯にストッキングをはいた女性を待ち構え、彼女たちの脚に向けて筆で墨を飛ばすと、そのまま逃げていく。ネット上には、被害に遭った女性からの書き込みや男の目撃談が数多く寄せられ、「ストッキング墨テロ男」はかなりウワサになっていた。  墨を飛ばされるのがストッキングだけなら、まだマシかもしれない。スカートにも墨をつけられてしまう場合や、「ストッキングに何かついていますよ」言って近づいてきた別の男に痴漢されるという、2次被害も発生。墨テロ男の正体は謎のまま、被害者ばかり増えていく状況で、中には「スカートをはくのをやめた」「江南駅を通らないよう、あえて遠回りして会社に行く」という女性もいた。  ところが、「ストッキング墨テロ男」の目的は、ストッキングに墨を飛ばすだけではなかったようだ。SBSの時事番組『気になる話Y』の取材によると、どうやら男は墨を飛ばした女性が駅のトイレで新しいストッキングにはき替えるのを待ち伏せて、捨てられた墨付きストッキングを拾っているというのだ。  ストッキングを拾うため、平気で「女子トイレ」に出入りしていた墨テロ男。今年5月、江南駅付近の公衆トイレで発生した通り魔殺人事件(参照記事)を思い出させるその行為に、多くの女性がゾッとしたに違いない。  取材クルーから情報を得た警察は、女子トイレから出てくる男を待ち構え、緊急逮捕に成功。案の定、男は拾ったばかりのストッキングを7枚所持していたが、そのうちの1枚は、なんと男のパンツの中から出てきたというからドン引きだ。  重度のストッキングフェチである男は、使用済みのストッキングに性的興奮を覚えて犯行に及んだと供述。実は前科3犯だが、どうしても欲望を抑えられず、女性たちに墨を飛ばし続けてきたという。    墨テロ男のようなストッキングフェチが集うネットコミュニティでは、「ストッキングの匂いがいい」「ストッキングはまるで恋人のような存在」といった会話が交わされ、「ストッキング墨テロ」を起こす方法などもシェアされている。  女性に墨を飛ばし、ストッキングを脱がせるという行為は、わいせつ罪に相当すると思われるが、韓国では性的欲求を満たすために「ストッキング墨テロ」を起こしたとしても、器物損壊罪で処罰されるのが関の山。今後も、同じような犯行が繰り返される可能性はかなり高い。  ストッキングフェチを楽しむこと自体は個人の自由だが、法に触れる行為は厳に慎むべきであろう。

使用済みストッキングへの性的興奮が抑えれず……「ストッキング墨テロ男」のトンデモ手口

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墨を飛ばされたスカート
 先日、若い女性の足を長時間なめたとして、京都市の会社員の男が強制わいせつの疑いで逮捕されたが、韓国ではここ数年、ソウル・江南(カンナム)駅一帯で「ストッキング墨テロ男」が出没している。  この男は朝の通勤時間帯にストッキングをはいた女性を待ち構え、彼女たちの脚に向けて筆で墨を飛ばすと、そのまま逃げていく。ネット上には、被害に遭った女性からの書き込みや男の目撃談が数多く寄せられ、「ストッキング墨テロ男」はかなりウワサになっていた。  墨を飛ばされるのがストッキングだけなら、まだマシかもしれない。スカートにも墨をつけられてしまう場合や、「ストッキングに何かついていますよ」言って近づいてきた別の男に痴漢されるという、2次被害も発生。墨テロ男の正体は謎のまま、被害者ばかり増えていく状況で、中には「スカートをはくのをやめた」「江南駅を通らないよう、あえて遠回りして会社に行く」という女性もいた。  ところが、「ストッキング墨テロ男」の目的は、ストッキングに墨を飛ばすだけではなかったようだ。SBSの時事番組『気になる話Y』の取材によると、どうやら男は墨を飛ばした女性が駅のトイレで新しいストッキングにはき替えるのを待ち伏せて、捨てられた墨付きストッキングを拾っているというのだ。  ストッキングを拾うため、平気で「女子トイレ」に出入りしていた墨テロ男。今年5月、江南駅付近の公衆トイレで発生した通り魔殺人事件(参照記事)を思い出させるその行為に、多くの女性がゾッとしたに違いない。  取材クルーから情報を得た警察は、女子トイレから出てくる男を待ち構え、緊急逮捕に成功。案の定、男は拾ったばかりのストッキングを7枚所持していたが、そのうちの1枚は、なんと男のパンツの中から出てきたというからドン引きだ。  重度のストッキングフェチである男は、使用済みのストッキングに性的興奮を覚えて犯行に及んだと供述。実は前科3犯だが、どうしても欲望を抑えられず、女性たちに墨を飛ばし続けてきたという。    墨テロ男のようなストッキングフェチが集うネットコミュニティでは、「ストッキングの匂いがいい」「ストッキングはまるで恋人のような存在」といった会話が交わされ、「ストッキング墨テロ」を起こす方法などもシェアされている。  女性に墨を飛ばし、ストッキングを脱がせるという行為は、わいせつ罪に相当すると思われるが、韓国では性的欲求を満たすために「ストッキング墨テロ」を起こしたとしても、器物損壊罪で処罰されるのが関の山。今後も、同じような犯行が繰り返される可能性はかなり高い。  ストッキングフェチを楽しむこと自体は個人の自由だが、法に触れる行為は厳に慎むべきであろう。

在米華人が大激怒! 全米最大規模のデパートが、南京大虐殺をモチーフにしたTシャツを販売

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SNSで拡散されたTシャツのデザイン。まさに処刑の瞬間だ(人民日報)
 全米で最大規模の高級大型チェーンデパートとして知られる「ノードストローム」 で販売されたTシャツが原因で、現地の華人だけでなく中国本土の中国人も怒り心頭となっているという。 「人民日報」(11月12日付)によると、ノードストローム社のオフィシャル購入サイトで販売されていたTシャツには、南京大虐殺をモチーフにした写真がプリントされており、これに対して在米華人がホワイトハウスを巻き込み、政治問題化しようと署名活動を始めているという。
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ノードストローム社の公式サイトで販売されていた、実際の写真
 Tシャツにプリントされた写真には、南京大虐殺を描いた映画『南京!南京!』のワンシーンが使用されており、日本兵に処刑される中国人の様子が大きくプリントされていた。発売開始直後、アメリカの華人コミュニティーを中心に、SNSでこのTシャツの写真が広まり、事態は深刻化。中には、アメリカ政府の公式ホームページに嘆願書を提出し、政治介入を呼びかけるといった署名活動などの動きも見られた。  アメリカ在住の華人たちはFacebookなどのSNSで、次々と「もしアメリカ人がアフリカ人奴隷を処刑しているような写真がTシャツになったらどうなんだ? 中国人の気持ちを考えろ!」「アメリカ人は南京で何があったのか知っているのか! 冗談では済まされないぞ! 謝っても許されない!」などと、怒りのコメントを次々とアップされている。
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公式SNSで謝罪を発表するノードストローム社
 今回の件に関して、ノードストローム社側は公式ホームページ上で、多くの人の感情を傷つけてしまったことへの謝罪や、すでに該当商品を販売停止とし、在庫はすべて処分したことを発表。しかし、それでもなかなか事態が沈静化しないことから、このTシャツを販売したブランド会社も公式ホームページで、特定の民族を傷つける意図がなかったと謝罪した。また、TシャツをデザインしたデザイナーのAndrea Marcaccini氏もSNS上で、「Tシャツでは、いまだ論争の続く出来事をあえて表現することで、美しい未来を考えるきっかけになればいいと思い、制作した。申し訳なかった」とコメントを寄せている。  そもそも南京事件においては、その全容において,いまだ日中間の主張の隔たりが大きく、議論が続いている状態だ。今回の問題に関しては、いまだアメリカの華人コミュニティーでは批判の声がやまず、しばらくほとぼりは冷めそうにない。 (文=青山大樹)