「夫婦でできる性感マッサージ教えます!?」“文化遺産級”のエロ本が発掘

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「家庭按摩」の表紙。男性の表情には、なんともいえない哀愁が漂っている(出典:娯信通)
 現代ではインターネットを介し、アダルト作品の閲覧などは当たり前の時代となった中国。しかし、ネット普及以前の、わいせつ物の頒布や閲覧に厳罰が下されていた時代、中国人男性は何をオカズにしていたのか……? そんな疑問へのひとつの回答となるシロモノについて、「網易新聞」(1月5日付)が伝えている。  同記事によると、そのシロモノは「家庭按摩」というタイトルの雑誌だが、表紙には下着姿の女性と、恍惚の表情で遠くを見つめる男性の姿が写っている。30年とたってないはずだが、そのカットからはハンパないレトロ感が放出されている。
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脚のマッサージを解説しているのだが、なぜか下着姿だ
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頭皮のマッサージの様子
 本の中身は、タイトルの通り、夫婦向けに家庭で行えるマッサージの紹介。冷え性改善や肩こり解消などに効くマッサージを紹介しているのだが、なぜか男性はブリーフ姿、女性は下着姿のシーンが多い。80ページに及ぶ内容も、ページを追うごとに、まるで夫婦生活の前戯を思わせるような過激さを増していく。後半には、冷感症(性欲を感じない症状)を改善する方法として、女性が自らの股間をまさぐっている写真も掲載されている。
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胸部のマッサージの様子だが、男性の股間が膨らんでいるように見える
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女性の性欲を高めるマッサージだとか
 中国版Twitter「微博」には、 「懐かしい! この時代は、医学雑誌やマッサージという名目で、エロ系の本が販売されていたんだ」 「俺は『家庭医学』という本にお世話になったぜ。作る側も読む側も、時と場合によって捕まることもあるから、ビクビクしながら読んでた覚えがある」 「俺らの親父の世代は『農村医療ハンドブック』という医学書がオカズだったらしい。この本の38ページに女性器の図があって、当時の男たちのバイブルで、いまだに話題になるみたいだ」 などと、昔を懐かしむコメントが寄せられた。  中国では、今回の「家庭按摩」以外にも、文革時代に販売され、成人男性のバイブルとなった伝説のエロ本も存在する。1974年に販売された『少女之心』というタイトルの小説で、主人公の女子高生の初体験や、いとこ・義父などとの性愛体験を赤裸々に描いた内容だ。当時、その衝撃的な内容があまりに話題となったため、中国政府は禁書処分とし、作者には執行猶予付きの死刑判決が下された。  そんな時代だっただけに、この「家庭按摩」もエロ事師たちが命を賭して作った作品だったに違いない。そう思って見返すと、貴重な文化遺産にすら思えてくる……。 (文=青山大樹)

日本も危ない!? 増え続ける中国人留学生の「爆就職」で、職にあぶれる若者たち

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モイジャニュース
 ただでさえ就職難にあえぐ韓国の若者たちに、さらなる悲劇が襲いかかろうとしている。中国人留学生に、アルバイトの機会を奪われつつあるのだ。朝鮮日報などが、そんな韓国・ソウルの変化を伝えている。  高麗大学の前にあるコンビニで、6カ月にわたりアルバイトをしていた大学生のキムさん(26歳)は、店主から「今月で退職してほしい」と言われた。同店を訪れる中国人留学生が急増しているため、中国語が話せる留学生をアルバイトに起用したいというのだ。  このように、大学が多いエリアでは、中国人留学生に押されて仕事を失う韓国の若者が増えているという。彼らが、コンビニ、レストラン、化粧品店などでお得意様として影響力を高めている状況を受けて、事業主が中国人アルバイトを優先するというのだ。  韓国内の中国人留学生は2007年の段階で3万1,384人だったが、16年には6万7,066人に増えている。主要な大学でも、中国人留学生が全学生の3~5%を占めるようになり、彼らは地域店舗の売り上げに大きな貢献を果たしている。  梨花女子大の前にある化粧品店の店主のナムさん(55歳)は、「梨大前は中国人留学生だけでなく、観光客も多く、留学生アルバイトなしでは商売ができない」と話す。最近採用したアルバイト3人は、すべて中国人だった。そのうちの一人は「20~30代の中国女性は国の化粧品が好きなので、留学生たちが化粧品を大量に買って、中国の友人に送る」と話す  コンビニの店主たちの間では「中国人留学生が多く住む地域で彼らをうまくバイトに使えば、売り上げが2倍になる」といううわさも流れている。というのも、彼らは弁当やおにぎりなど食品を購入する際、言葉が通じるアルバイトがいるコンビニを好む傾向があるからだ。 「中国人留学生が売上高の70%程度を占めており、アルバイト9人すべてを中国人留学生に替えた。韓国の学生には申し訳ないが、私の店は中国語が話せないと立ち行かない」と話す店主や、「同じ時給であれば、中国語と若干の韓国語がしゃべれる留学生を使うほうがよい」と話す者もいる。  時給が低いアルバイトですら、激しい競争にさらされる韓国の若者たち。2017年を迎えたが、失業率が好転するどころか、むしろ流れは、より苦しい方向へ向かっているようだ。

「いくらなんでもやりすぎだろ!」キム・ヨナのスケート靴が韓国の文化財に!?

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キム・ヨナのスケート靴
 1月9日に発表された韓国文化財庁の事業計画が物議を醸している。  韓国はこれまで、歴史・文化・芸術などの分野において、「制作完成から50年以上たった記念すべき、象徴的価値があるモノ」を文化財に指定してきたのだが、今年から制度を変更。制作から50年未満のモノや建築物も文化財として登録可能な「近・現代時期文化遺産保護制度」を導入するという。  ところが、その記念すべき1発目の事例として文化財登録を推進しているのが、元フィギュアスケート韓国代表、キム・ヨナの「スケート靴」だというのだ。  もちろんキム・ヨナといえば、言わずと知れた韓国のフィギュア女王である。2010年バンクーバー五輪ではフィギュアスケート女子シングル歴代最高得点を更新して、金メダルを獲得。選手時代に一人で10回以上世界新記録を塗り替え、女性としては初めて総合得点200点超えを達成した。    引退後は「2018平昌五輪」の誘致活動で大活躍し、昨年、歴代最年少で「韓国スポーツ英雄」殿堂入りを果たしたのだから、韓国におけるキム・ヨナの存在がどれだけ大きいかは想像に難くないだろう。  そんな国民的英雄が履いていたスケート靴を文化財にしようとする動きに対し、一般市民も納得しているかと思いきや、そうではなかった。  この報道を受け、SNSでは「体育記念館とかに展示するならまだしも、文化財指定はやりすぎ」「政府のやつら、文化財の意味わかってんのか?」「ヨナのスケート靴は、イタリア製のブーツに英国製の刃なんだけど」「あくまでもヨナがスゴイのであって、スケート靴は関係ない」「いっそのこと、キム・ヨナを人間国宝に!」「パク・チソンのサッカーシューズ、パク・テファンの水着は? それも文化財にすれば?」などといった、皮肉混じりのコメントが相次いでいる。  もっとも、今回の騒動に誰よりも唖然としているのは、キム・ヨナ本人だろう。つい最近も、文化体育観光部次官が過去、キム・ヨナに対して「好きではない」と発言していたことが発覚。「キム・ヨナはここ数年、政府からにらまれて、さまざまな不利益を被ったのでは?」という疑惑も持ち上がっている。    意図しないところで何かと政府から迷惑をかけられている現状を見る限り、「キム・ヨナの最大の弱点は国籍」というファンの言葉もうなずける。  いずれにしても、キム・ヨナのスケート靴が文化財に指定されるかどうか、引き続き注目していきたい。 (文=S-KOREA) ■参考記事 ・女王キム・ヨナは本当に「朴大統領と不仲」で政府からも睨まれていたのか (http://s-korea.jp/archives/11260?zo) ・歴代最年少で「スポーツ英雄」殿堂入りを果たしたキム・ヨナの抱負とは (http://s-korea.jp/archives/11314?zo) ・キム・ヨナもパク・テファンも…政治スキャンダルに巻き込まれた韓国スポーツの“悲劇” (http://s-korea.jp/archives/11607?zo

「いくらなんでもやりすぎだろ!」キム・ヨナのスケート靴が韓国の文化財に!?

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キム・ヨナのスケート靴
 1月9日に発表された韓国文化財庁の事業計画が物議を醸している。  韓国はこれまで、歴史・文化・芸術などの分野において、「制作完成から50年以上たった記念すべき、象徴的価値があるモノ」を文化財に指定してきたのだが、今年から制度を変更。制作から50年未満のモノや建築物も文化財として登録可能な「近・現代時期文化遺産保護制度」を導入するという。  ところが、その記念すべき1発目の事例として文化財登録を推進しているのが、元フィギュアスケート韓国代表、キム・ヨナの「スケート靴」だというのだ。  もちろんキム・ヨナといえば、言わずと知れた韓国のフィギュア女王である。2010年バンクーバー五輪ではフィギュアスケート女子シングル歴代最高得点を更新して、金メダルを獲得。選手時代に一人で10回以上世界新記録を塗り替え、女性としては初めて総合得点200点超えを達成した。    引退後は「2018平昌五輪」の誘致活動で大活躍し、昨年、歴代最年少で「韓国スポーツ英雄」殿堂入りを果たしたのだから、韓国におけるキム・ヨナの存在がどれだけ大きいかは想像に難くないだろう。  そんな国民的英雄が履いていたスケート靴を文化財にしようとする動きに対し、一般市民も納得しているかと思いきや、そうではなかった。  この報道を受け、SNSでは「体育記念館とかに展示するならまだしも、文化財指定はやりすぎ」「政府のやつら、文化財の意味わかってんのか?」「ヨナのスケート靴は、イタリア製のブーツに英国製の刃なんだけど」「あくまでもヨナがスゴイのであって、スケート靴は関係ない」「いっそのこと、キム・ヨナを人間国宝に!」「パク・チソンのサッカーシューズ、パク・テファンの水着は? それも文化財にすれば?」などといった、皮肉混じりのコメントが相次いでいる。  もっとも、今回の騒動に誰よりも唖然としているのは、キム・ヨナ本人だろう。つい最近も、文化体育観光部次官が過去、キム・ヨナに対して「好きではない」と発言していたことが発覚。「キム・ヨナはここ数年、政府からにらまれて、さまざまな不利益を被ったのでは?」という疑惑も持ち上がっている。    意図しないところで何かと政府から迷惑をかけられている現状を見る限り、「キム・ヨナの最大の弱点は国籍」というファンの言葉もうなずける。  いずれにしても、キム・ヨナのスケート靴が文化財に指定されるかどうか、引き続き注目していきたい。 (文=S-KOREA) ■参考記事 ・女王キム・ヨナは本当に「朴大統領と不仲」で政府からも睨まれていたのか (http://s-korea.jp/archives/11260?zo) ・歴代最年少で「スポーツ英雄」殿堂入りを果たしたキム・ヨナの抱負とは (http://s-korea.jp/archives/11314?zo) ・キム・ヨナもパク・テファンも…政治スキャンダルに巻き込まれた韓国スポーツの“悲劇” (http://s-korea.jp/archives/11607?zo

原因は政府主導の強制不妊手術か? 20年間、体外にむき出しの腸を抱えて生活する老婆

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同居する85歳の夫とともに取材に応じる老婆
 国民の医療アクセスに大きな格差が横たわり、社会保険制度も未整備のまま。中国ではけがや疾患を抱えていても治療を受けられず、放置せざるを得ないという患者は数多い。  そんな中、20年間にわたり腸が体外にむき出しとなったままの老婆が話題となっている。   「楚天都市報」(1月7日付)が伝えたところによると、湖北省武穴市の貧村で暮らす80歳の老婆は、まるで妊婦のような腹部を抱えている。   1970年代、開腹手術を受けたというこの老婆。その際、医師からは3年後に再手術が必要だといわれていたが、医療費を工面できず、そのまま放置していた。すると、やがて腹部が肥大し始め、20年ほど前から縫合部分が裂けて腸が外へ出るようになった。老婆は、この段階になってもやはり病院へ行くことはなく、そのうち腸はバレーボール大に。大便が漏れ出すことを防ぐため、むき出しの腸を食料品店のビニール袋で包むという、自己流の処置でこれまでしのいできた。当初は激痛によって食べ物も喉を通らず、眠ることもままならなかったというが、20年を経た今、老婆はむき出しの腸と共存している。
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ビニール袋を取り、むき出しとなった老婆の腸
 一方、この老婆の腸を「かつての政策の負の遺産」と指摘するのは、中国事情に詳しいフリーライターの吉井透氏だ。 「この老婆が70年代に受けた手術がなんだったのかには言及されていないが、貧村に住む庶民がその時代に受ける機会があった開腹手術といえば、政府による強制不妊手術では? 中国では79年から人口抑制政策がスタートし、2人目を出産した女性には卵管結さつによる不妊手術が強制されることもあった。以降、1億人以上に手術が施されたとする説もあり、技術的に未熟でずさんな手術の後遺症に悩まされている人は今も多い」  理由はどうあれ、この老婆が今後、適切な処置を受けられることを祈りたい。

ピコ太郎が中国で爆稼ぎ!? 「日本人CM出演タブー」を打ち破る快挙でギャラは5,000万円か 

YouTube「胡虹瑞」より
「PPAP」で世界的大ブレークを果たした、ピコ太郎の快進撃が止まらない。年明け早々にYouTubeで発表された新曲「I Like OJ」も順調にアクセス数を伸ばしている。  さらに、ワイモバイルやタマホーム、コカ・コーラ、UHA味覚糖といった、大手企業のCMに多数出演するなど引っ張りだこのピコ太郎だが、世界的スターだけあって、国外の企業の広告塔も務めている。  例の電子音をバックに、ヒョウ柄衣装で踊るピコ太郎。傍らには、『イップ・マン 最終章』にも出演している香港出身のマルチタレント、王祖藍(ウォン・チョーラム)の姿も。中国語で「新しい車を買いたい、いい車を買いたい」と歌っている。  これは、中国の大手自動車販売サイト「神州買買車(シェンゾウマイマイツェー)」のCMなのだ。現在、インターネットテレビや映画館などで、盛んに流されているという。  広東省深セン市に住む日本人女性は、市内で乗ったタクシーに備え付けられた液晶モニターで放映されているのを目撃した。 「中国語の発音がナチュラルで、最初はニセモノかと思ったほどです(笑)。ネット上で人気なのは知っていましたが、まさか中国の街中でピコ太郎に出くわすとは思ってなかったので、声を上げて笑ってしまった」  この女性が意表を突かれたのには、理由がある。 「2012年の反日デモ以降、日本人タレントが起用されたCMというのは、無名のタレントがチョイ役で出ているようなものを除いて、ほぼなかった。売国企業扱いされることを企業が恐れたためです。そんな中、ピコ太郎が日本企業でなく中国企業のCMに出演したことは異例の快挙」  そう話すのは、日本の大手広告代理店の中国法人で、現地採用スタッフとして働く男性だ。  さらに、ピコ太郎サイドが受け取ったギャラも、世界的スターとしてふさわしい額だったという。 「現在、CMギャラが最も高額なタレントのひとりといわれているジャッキー・チェンで、1本当たり日本円で2億7,000万円ほど。過去には、携帯電話会社のCMにレオナルド・ディカプリオが出演した際のギャラで、1本4億円というのもあった。そこまでではないとしても、このCM1本で5,000万円くらいはもらっていておかしくない。また現在、中国のECモール大手も、ピコ太郎のCM起用に動いているようです」(同)  仮に一発屋で終わったとしても、ここまでの大花火を打ち上げたピコ太郎に悔いはなかろう。

テトリスのように積まれた日本人の墓石にドキッ!「峨嵋洞碑石文化村」

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右の家、どう見てもfeaturing 墓
 韓国珍スポの旅を続けて悩むのが、これは果たして珍スポなのかどうかということだ。 廃墟もミステリースポットも軍事施設も大好きだが、それは珍スポではない。訪れる人を珍妙な気分にさせる、ほほえましくもストレンジな何かがあってこそ「珍スポット」と言えるわけで。  釜山(プサン)は「峨嵋洞(アミドン)碑石文化村」を訪れた。日本統治時代に日本人の共同墓地があった山の斜面に、1950年の朝鮮戦争で家を失った人々が居を構えた集落であり、なんと日本の墓石が建材としてあちこちに使われているという。  それだけ聞くとダークツーリズムスポットのようだが、果たしてどうだろう? 釜山駅前から市内バスに乗り20分で下車、下町風情の坂道をぐいぐい登ってたどり着いたそこには、ほほえましくもストレンジな光景が広がっていた。
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墓石がある位置を示した町内マップ
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墓石のキャラクター「ソギ」(日本語に訳せば「石クン」というところか)
 予想以上の軽やかさ……こりゃ、珍スポだ。  地図をデジカメに収め、墓石を探しながら集落を歩く。斜面の敷地に自由自在に建てられた小さな家々の間、カラフルな壁画があちこちに描かれた、人ひとり通るのもやっとの狭い通路を進んでいくと……あった!! これは間違いなく、日本の墓石だ。石垣の一部として、上下左右関係なく、テトリスのように積まれている。
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「丸に横木瓜」って、うちの家紋と同じだ……まさか、リアルご先祖様がここに?
 集落は30分ほどで一周できそうな大きさであり、地図を頼りに行ったり来たりする。階段や家の基礎、ガスボンベの下の土台など、あらゆる場所に墓石を発見。  これ、何も情報がないところにいきなり出てきたら本気で怖いと思うが、町内に設置された地図や説明、そして壁画のおかげでネガティブな印象はあまりない。行政も歴史の保存に積極的だという。
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浮かれた壁画で容赦なく飾られた、迷路のような通路を行く
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墓石である。日本人としては何ともコメントしづらいビジュアルだが、近くのお寺では毎年、ここに眠っていた日本人のための慰霊祭を行っているとか
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ガスボンベの下に墓石の一部
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カタカナのお名前が書いてある! 歩いているうちに目が肥えてきて、地図には紹介されていない場所にも墓石を見つけられるように
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家々の間の謎の敷地に、町民のための運動器具が設置されていた。生と死のコントラストに頭がクラクラする
 そうこうしているうちに坂を登りきり、集落を見下ろす丘の上に到着。そこは展望台となっており、ポップなキャラクターが私を出迎えてくれた。昔の暮らしをイメージしたキャラクターなのだろうが、「カンナムスタイル」っぽいポーズを取っているあたり、はっきりいってめんどくさい。  石クンだけにしておけばいいのに……。この蛇足感に、珍スポとしての本領を見た気がした。
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とはいえ、ここから一望できる釜山市内の景色は素晴らしい。墓地がここにあった理由もうなずける
 なお、峨嵋洞碑石文化村は今のところ、観光地のような雰囲気はまったくなく、歩いていても地域住民しか見かけない。しかし、ここから徒歩5分ほどのところに位置する、町全体が壁画でカラフルに装飾された、墓石がないだけで似たようなコンセプトの「甘川(カンジョン)文化村」は、原宿のようにごったがえしており、何かのきっかけで世界の観光客が峨嵋洞碑石文化村に押し寄せる可能性もなくはない。墓石と共存する人々の素朴な生活に触れたいのなら、早めに訪れたほうがよいだろう。 (文・写真=清水2000) ●峨嵋洞碑石文化村 住所 釜山西区峨嵋路49

テトリスのように積まれた日本人の墓石にドキッ!「峨嵋洞碑石文化村」

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右の家、どう見てもfeaturing 墓
 韓国珍スポの旅を続けて悩むのが、これは果たして珍スポなのかどうかということだ。 廃墟もミステリースポットも軍事施設も大好きだが、それは珍スポではない。訪れる人を珍妙な気分にさせる、ほほえましくもストレンジな何かがあってこそ「珍スポット」と言えるわけで。  釜山(プサン)は「峨嵋洞(アミドン)碑石文化村」を訪れた。日本統治時代に日本人の共同墓地があった山の斜面に、1950年の朝鮮戦争で家を失った人々が居を構えた集落であり、なんと日本の墓石が建材としてあちこちに使われているという。  それだけ聞くとダークツーリズムスポットのようだが、果たしてどうだろう? 釜山駅前から市内バスに乗り20分で下車、下町風情の坂道をぐいぐい登ってたどり着いたそこには、ほほえましくもストレンジな光景が広がっていた。
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墓石がある位置を示した町内マップ
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墓石のキャラクター「ソギ」(日本語に訳せば「石クン」というところか)
 予想以上の軽やかさ……こりゃ、珍スポだ。  地図をデジカメに収め、墓石を探しながら集落を歩く。斜面の敷地に自由自在に建てられた小さな家々の間、カラフルな壁画があちこちに描かれた、人ひとり通るのもやっとの狭い通路を進んでいくと……あった!! これは間違いなく、日本の墓石だ。石垣の一部として、上下左右関係なく、テトリスのように積まれている。
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「丸に横木瓜」って、うちの家紋と同じだ……まさか、リアルご先祖様がここに?
 集落は30分ほどで一周できそうな大きさであり、地図を頼りに行ったり来たりする。階段や家の基礎、ガスボンベの下の土台など、あらゆる場所に墓石を発見。  これ、何も情報がないところにいきなり出てきたら本気で怖いと思うが、町内に設置された地図や説明、そして壁画のおかげでネガティブな印象はあまりない。行政も歴史の保存に積極的だという。
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浮かれた壁画で容赦なく飾られた、迷路のような通路を行く
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墓石である。日本人としては何ともコメントしづらいビジュアルだが、近くのお寺では毎年、ここに眠っていた日本人のための慰霊祭を行っているとか
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ガスボンベの下に墓石の一部
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カタカナのお名前が書いてある! 歩いているうちに目が肥えてきて、地図には紹介されていない場所にも墓石を見つけられるように
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家々の間の謎の敷地に、町民のための運動器具が設置されていた。生と死のコントラストに頭がクラクラする
 そうこうしているうちに坂を登りきり、集落を見下ろす丘の上に到着。そこは展望台となっており、ポップなキャラクターが私を出迎えてくれた。昔の暮らしをイメージしたキャラクターなのだろうが、「カンナムスタイル」っぽいポーズを取っているあたり、はっきりいってめんどくさい。  石クンだけにしておけばいいのに……。この蛇足感に、珍スポとしての本領を見た気がした。
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とはいえ、ここから一望できる釜山市内の景色は素晴らしい。墓地がここにあった理由もうなずける
 なお、峨嵋洞碑石文化村は今のところ、観光地のような雰囲気はまったくなく、歩いていても地域住民しか見かけない。しかし、ここから徒歩5分ほどのところに位置する、町全体が壁画でカラフルに装飾された、墓石がないだけで似たようなコンセプトの「甘川(カンジョン)文化村」は、原宿のようにごったがえしており、何かのきっかけで世界の観光客が峨嵋洞碑石文化村に押し寄せる可能性もなくはない。墓石と共存する人々の素朴な生活に触れたいのなら、早めに訪れたほうがよいだろう。 (文・写真=清水2000) ●峨嵋洞碑石文化村 住所 釜山西区峨嵋路49

政府が公開した“出産マップ”に女性たちが憤慨「もうSEXなんてしない!」

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くだんの出産マップ
   韓国で、「No SEX」を訴える女性たちによるデモが行われた。先週末、江南(カンナム)駅や政府庁舎の前では、ネットの女性コミュニティー「BWAVE」の会員たちが集まって声を上げていた。  彼女たちの唱えたシュプレヒコールは、こんな感じだ。 「女性の人権は無視するくせに、出生率は重要視するのか」 「私は子どもを産むロボットじゃない」 「私の子宮は国家のモノではありません」 「女性の中絶が違法なら、男性のオナニーも殺人」  女性たちの怒りの矛先はズバリ、政府である。政府は昨年12月末、「低出産克服プロジェクト」という政策の下で作成された「出産マップ」を公開した。全国の出生率統計と出産支援サービスを案内する「出産マップ」は、少子化に対する国民の意識を高めるために企画されたという。  さらに、20~44歳の妊娠可能期の女性が各地域にどれだけ居住しているかを示す“妊娠可能期女性数”も掲載。「京畿道(1位)232万164人」「ソウル(2位)198万5977人」といった具合に、順位までつけられている。簡単にいうと、「実は妊娠可能な女性が、こんなにもたくさんいますよ」と知らせ、地域間の出生率競争を煽ることが目的なのだ。  これを見た女性たちの間では、当然ながら大不評。SNSでは「『なぜ妊娠しないの?』と責められているみたい」「政府からセクハラされた感じ」「政府が進んで性犯罪を助長するようなもの」「だったら『健康な精子マップ』も作るべきでは?」といった批判の声が相次いだ。  その上、「もともとは生理・初経の統計も入る予定だったらしい」「このプロジェクトは、女性器を意味する隠語“ボジ”と、『ポケモンGO』を合わせて“ボジモンGO”と呼ばれていた」といったうわさも流れ、炎上が拡大した挙げ句、デモに発展したというわけだ。 「女性を出産の道具として見ている」という抗議が殺到すると、政府は「出産マップ」を掲載していたホームページを急遽クローズ。関係者によると、内部では議論が続いているそうだ。  ただでさえ最近の韓国では、“女性嫌悪”が社会的な問題となっている。昨年は江南駅で、犯人の男となんら面識のない女性が通り魔的に殺害される事件まで起きた。そんな背景もあってか、女性たちの怒りはすさまじい。  韓国を「地球上で真っ先に消え去る国」と指摘するイギリスの研究機関もあるだけに、少子化は深刻だが、こんなやり方では問題解決とはならないだろう。 (文=S-KOREA)  ■参考記事 ・「地球上で真っ先に消え去る国は韓国」…3年後に迎える“人口絶壁”の原因は (http://s-korea.jp/archives/9143?zo) ・“女性嫌悪”が招いた最悪の通り魔殺人事件、その残酷すぎる犯行動機とは (http://s-korea.jp/archives/6002?zo

ポールダンサー総勢50名が出棺パレード!? 台湾地方議員の葬式がエロすぎる!!

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葬儀当日、通りの脇に掲げられた故人の写真。町を挙げての葬儀だったようだ
「堅苦しい」「暗い」そんなイメージを吹き飛ばす葬儀が台湾で行われ、話題となっている。  昨年12月、台湾南部の嘉義県で県議会の前議長である董象氏(享年76)が亡くなった。董象氏は、地方政治で数十年にわたり活躍した人物で、人脈も広く、相当な実力者だったというが、汚職事件で有罪になった過去もある。  晩年は心臓病などに苦しみ、12月14日、ついに帰らぬ人となった。その葬儀が1月4日に行われたのだが、地元有力者の葬儀とあって、台湾政界の著名人なども参列し、盛大なものだったようだ。
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派手な音楽とともに、ポールダンサーを屋根に乗せた車列が町中を走る
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車上のポールダンスは、ちょっと怖そうだ
 中でも圧巻だったのが、出棺時のパレード。なんと100台にも及ぶ車が隊列を組んで霊柩車を先導し、その車の上ではセクシーな衣装を身に着けた総勢50名のポールダンサーが、派手な音楽に合わせて踊りを披露していたのだ。これには付近の住民たちも大喜び。沿道には、大勢の人々が集まった。
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ポールダンサーを50名そろえたこと以上に、屋根にポールダンス用の棒が設置された車が50台もあることのほうが驚き
 台湾の葬儀について、現地に長く住む日本企業の駐在員は、このように説明する。 「台湾の葬儀は、日本とも中国大陸とも異なり、独自の派手なものとなっています。爆竹を鳴らすのは普通ですし、若い女性の鼓笛隊が出棺の際に先導したり、夜にはストリッパーなどの踊り子さんを呼んでダンスショーをしたりと、とにかくにぎやかで盛大に行うことが多い。台北のような都市部ではかなり簡略化されていますが、南部の田舎町ともなれば、まだまだ昔の風習のままに行われることが多いのではないかと思います」  また葬儀の日取りについても、台湾の風習では道教や風水などに基づく、日本以上に細かい取り決めがあり、そのため、亡くなってから数週間後に葬儀が行われるなどということも普通だという。  女好きだった亡き夫のために、妻がストリッパーを呼んで棺を囲んで踊らせることもあるという台湾の葬儀。ポールダンサー50名を呼んでの出棺パレードは、台湾人男性にとって、男の本懐といえるのかもしれない。 (文=佐久間賢三)