背景に格差社会への鬱憤も……36人死亡の上海外灘雑踏事故から浮かび上がる、中国の矛盾

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『上海36人圧死事件はなぜ起きたのか』(文藝春秋)
 2014年12月31日、上海臨海部の観光名所「外灘(バンド)」で悲劇的な事故が起こった。この日、カウントダウンイベントを楽しむために、30万人以上の若者たちが押し寄せた。中でも、対岸となる浦東地区のビル群が一望できる、高さ3.5メートルの展望エリアに人の流れは集中。この付近では身動きも取れない状態が続き、23時35分、幅6メートル、17段の階段で将棋倒しになる転倒事故が発生した。カウントダウンの華やいだ雰囲気は、一転して36人が死亡する大惨事へと姿を変えた。  この事故の背景を、経済事情や所得格差、そして行政、メディアなど多方面から分析したのが、ジャーナリスト加藤隆則氏による『上海36人圧死事件はなぜ起きたのか』(文藝春秋)だ。悲劇的な事故の背景を読み解いていくと、そこには中国が抱えるさまざまな矛盾が浮かび上がってきた。  中国において、「年越し」は旧正月である春節を意味する。ほとんどの中国人は、新暦の元旦に対して特別な日という実感を持つことはなかったが、1990年代以降、改革開放が本格化し、西洋文化が社会に浸透することで、若者を中心に「カウントダウンイベント」に対する興味が芽生えてくる。中でも3年連続で行われてきた外灘のカウントダウン映像ショーは、ニューヨーク・タイムズスクエアやパリ・エッフェル塔に匹敵するような世界的なカウントダウンイベントを目指して、上海市でも積極的なPRを行ってきた。  しかし、事故当日、カウントダウンイベントは外灘ではなく、別の場所で行われていた。  安全上の理由から、500メートルあまり離れた「外灘源」での開催に変更されていたカウントダウンイベント。しかも、例年とは異なり、入場者数も数千人に限定し、チケットを入手しなければ入れない閉鎖スペースでの実施となっていたのだ。この変更は11月の段階で決定されていたものの、告知がなされたのは12月23日になってから。さらに、翌々日には地元紙がSNSの公式アカウントに「カウントダウンイベントを中止するかは決まっていない」と投稿するなど、情報は錯綜する。また、入場券は、主催者や上海市、そしてメディア関係者など一部の人々に割り当てられただけで、一般人がイベントに参加することはそもそも不可能だったのだ。もしも、正確な情報が伝わっていれば、未曾有の大惨事は防ぐことができただろう。  では、なぜ情報は伝わらなかったのか? 加藤氏の分析によれば、「観光振興やブランド力アップのため、上海市がこれまで力を注いできた外灘カウントダウンの国際戦略を頓挫させるわけにはいかない」「入場券が特定範囲にしか配布されない不公平・不公正を隠蔽するため、奥歯に物が挟まった言い方しかできなかった」という行政側の事情が浮かび上がってくる。  さらに、犠牲者のうちの27人が、「外地人」と呼ばれる地方出身者だったことも、この事故の特徴だ。  中国では都市戸籍と農村戸籍という2種類の戸籍が存在し、両者の間には格差が広がっている。同じ上海の街に暮らす中国人であるにもかかわらず、「外地人」と呼ばれる出稼ぎ労働者は、上海人と積極的に交わる機会をほとんど持てないまま日々の暮らしに汲々とするばかり。さらには、上海人は、外地人に対して「公衆マナーを守らない」「就学や就職の機会を奪う厄介者」と反感を抱いている。そんな状況は、外地人にとって上海に対する帰属意識を持てない状況を生み出し、孤独は募る一方だ。だからこそ、カウントダウンイベントは単なるお祭りという以上の意味を持っていた。本書に引用されたネット上の書き込みは、外地人の感情を象徴的に表しているだろう。 「大都市においては多くの外来人口が帰属意識を持てず、仕事に追い立てられ、狭い部屋を借り、たまに休みがあっても行くべきところがなく、お金のかかるところには行けず、孤独で寂しいからこそタダで参加できる活動に加わるのだ。たとえ人が多くとも、しばらくの間、寂しさから逃れることはできる」    華やかな映像やライトで彩られたカウントダウンイベントは、激しい格差の中で劣等感を強いられる外地人にとって、「平等」を感じられる数少ない機会。格差社会の不満が、外灘に外地人を集めていたのだ。  こんな大規模な事故であるにもかかわらず、現場となった外灘・陳毅広場は、すぐさま高いフェンスで閉鎖され、一般人やマスコミの入場が規制された。この場所が、遺族が集まるメモリアルとなり、補償要求に発展するのを防ぐため、行政側は「緑化工事」として数カ月にわたってシャットアウトを強行したのだ。また、ほとぼりが冷めると、ほとんどのメディアではこの事故を取り上げることもなくなり、3月5日から行われた全国人民代表大会でも、李克強首相は外灘カウントダウン事故に触れないばかりか「人民の生命の安全を保障し、良好な社会秩序を守った」と発言している。  さらに、上海市党委宣伝部では厳しい報道規制に乗り出す。「サイトでは一律トップ記事にしてはならない」ことや、「この事故と反腐敗を関連付けることは厳禁する」などの通達が出されたのだ。外灘を抱える黄浦区の幹部たちは、被害者が膨れ上がっているまさにその時に、高級日本料亭で公費を使って食事を楽しんでいた。これに対して批判の声が上がったものの、その詳細について踏み込んだ取材はなされず、闇は広がったままとなっている。メディアの機能不全もまた、事故の風化を助長しているようだ。  痛ましい事故や事件が起これば、「死を無駄にしない」という言葉が聞かれることが通例だが、中国社会の対応を見ていると、むしろ積極的にこの事故を忘れようとしているように見える。先の天津大爆発事故も同様だ。経済成長、格差社会、メディア、行政の問題など、こ背後には、暗くて深い中国の矛盾が広がっているようだ。 (文=萩原雄太[かもめマシーン])

「叔父を誘って女性を暴行」15歳連続レイプ魔に、中国で高まる少年法改正論

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共犯として捕まった24歳の叔父
 9月23日、北京市の裁判所で、10日間で3人の女性が被害に遭った連続強姦・強盗事件について、24歳の男と15歳の少年の両被告にそれぞれ懲役20年と懲役10年とする一審判決が言い渡された。  叔父と甥の関係にある両被告は昨年10月、事前に盗んだ白のフォルクスワーゲンで北京市内のカラオケ店へ向かい、付近を自転車で通ったカラオケ店ホステスの19歳の女性に暴行を加え、無理やり車内へ押し込んだ。女性の持っていた携帯電話を奪った後、別の車で人目のつかない廃屋に女性を連れ込み、手足や目、口をふさいで複数回にわたりレイプした。両被告によると「女性は酔っぱらっており、あまり抵抗されなかったので簡単だった。ワーゲンの窓はフィルムの色が薄くて外から見えるので、自分のワンボックス車と使い分けた」という。  続いてその2日後、2人は市内のあるホテル付近で白タクの運転手を装い、26歳の女性を同様の手口で襲っている。  さらに11月1日には、市内の某団地内で21歳の女性の首を絞めた上、ナイフで脅し「事故を起こしたので1万元(約20万円)振り込んでほしい」と両親にウソの電話をかけさせ、金銭を奪い取ろうとした。口座に母親から5,000元(約10万円)が振り込まれたことを確認し、金が引き出された後、女性はレイプされた。  鬼畜の所業といえるこの事件だが、衝撃的なのは主犯格は15歳の甥だったという点だ。甥は「カラオケにいる女は金を持っているから、盗みに行こう」と叔父を犯行に誘ったという。  しかし裁判所は、少年が未成年であることに鑑み、叔父に強姦罪、強盗、窃盗罪など複数の罪を適用して懲役20年、5年の政治権利剥奪、罰金2万6,000元(約52万円)の支払いを命じた一方、甥には強姦罪と強盗罪のみを適用して、10年の懲役と罰金6,000元(12万円)の支払いを命じるにとどまった。  中国の刑法では、14歳未満の被告は刑事罰に問われず、18歳未満の被告についても情状酌量が適用されることが多い。  しかし今回の判決を受け、ネット上では 「無期懲役が相当だろ。ここまでやっておいて『未成年だから……』とか言っているのも不思議」 「中国の法律は、なんて慈悲深いんだ」 といった批判が集中しており、凶悪化する少年犯罪に対し、法律の改正を求める声も上がっている。

世界で話題の韓国「美しすぎる女性警察官」に意外な過去 “ロリ顔巨乳”のミスコン候補者だった!?

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キム・ミソさん
 韓国の「美しすぎる女性警察官」が、世界で話題になっている。キッカケは、アメリカのオンラインメディア「NextShark」だ。同メディアが、キム・ミソさんを「韓国で最も美しい警察官」として紹介したことがきっかけだ。  このキムさん、実は韓国では以前からちょっとした有名人だった。というのも、彼女はその美貌で2014年に「ミスMAXIM」の候補にもなった人物。「ミスMAXIM」は、当サイトでも何度か紹介している韓国の人気男性誌「MAXIM KOREA」が、10年から主催する美女コンテストで、セクシーモデルの登竜門的な位置付けだ。その「ミスMAXIMコンテスト」で、かわいらしい笑顔とグラマラスなボディを惜しげもなく披露した彼女は一躍人気を博し、「清純ベーグル女(ベビーフェイスでグラマラスという意味)」として、韓国のネット民たちの間では知る人ぞ知る美女だった。  そんな彼女が巡警(日本の「巡査」に当たる)の公募試験に合格し、今年5月から韓国の中央警察学校に入学。ネット上では「警察官になるにはあまりにも惜しい美ボディ」「市民を助ける立派な警察官になってほしい」「うちの近所に勤務してくれ」「どこの警察署に勤務するのか、今から気になって仕方ない」などと、応援メッセージが寄せられた。また、「“MAXIMのベーグル女”キム・ミソ、女警公式採用に合格」(アジア経済)、「男心揺らしたMAXIMキム・ミソ、警察官公募に合格」(ケーブルテレビ「チャンネルA」)など、各種メディアでも取り上げられたほどだ。  韓国メディアによると、卒業後はソウルの東大門警察署に配置され、予定では12月25日から勤務することになるともいわれているが、「彼女が派遣された地域は犯罪率が減るのか、それとも増えるのか?」「どこで何をすれば彼女に捕まえてもらえるのか? 逮捕されたい!!」と、ネット民たちの鼻息は荒い。  ちなみに東大門警察署は最近、射撃訓練用の実弾35発を紛失していたことが発覚。しかも、同訓練を受けなければならないはずの警察官が受けていなかったことなども明るみになったばかり。紛失した実弾は、射撃訓練場の廃棄物を管理していた古物商の倉庫から発見されて事なきを得たが、そのお粗末ぶりにはあきれる。キムさんが配属された暁にはどんなトンデモ事件が起きるか、いささか心配ではあるが、海外メディアでも絶賛された「美しすぎる女性警察官」に、「逮捕しちゃうゾッ!!」と言われてみたいと思っているのは、韓国の男性たちだけではないかもしれない。

米オレゴン州銃乱射事件で思い出される、“史上最悪の銃撃犯”チョ・スンヒが韓国人に残したトラウマ

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チョ・スンヒの犯行予告
「また犯人が韓国人じゃないかと思って、びびった」  日本時間10月2日未明、アメリカ・オレゴン州の大学で銃乱射事件が発生した。現在までに、少なくとも10人が死亡し、7人が負傷したとされている。乱射したのは20歳の男で、現場に駆けつけた警察官との撃ち合いの末、絶命。目撃者によると、男は1人の教員の頭を撃った後、学生たちに宗教について問いただして銃撃を始めたという。  日本では想像し難い事件だが、学校を舞台にしたアメリカの銃乱射事件は少なくない。近年では2012年12月にサンディフック小学校で銃乱射事件が起こり、小学生児童20人を含む26人が死亡。1999年4月のコロンバイン高校銃乱射事件(13人が射殺され、犯人2人は自殺)を記憶している人もいるだろう。  冒頭の韓国ネット民のコメントは、07年4月のバージニア工科大学銃乱射事件を指している。この事件では、教員5人、学生27人、計32人もの犠牲者を出した。その犯人は、在米韓国人チョ・スンヒ。韓国籍を保有する韓国人がアメリカ史上最悪の銃乱射事件を起こしたとあって、当時の韓国社会にはとてつもない衝撃が走った。事件から20日が過ぎても韓国メディアがトップニュース扱いをしていたことは、そのひとつの証拠だろう。  ちなみに当時、アメリカでは嫌韓感情が一気に高まった。チョ・スンヒがNBCに送った犯行予告動画が放送されると、アメリカのネット上では、「キムチには毒性がある」「犯人が銃をうまく扱えたのは、韓国に徴兵制があるから」などという書き込みも見られた。また、在米韓国人のスーパーマーケットには「Korean go home(韓国人は帰れ)」というプラカードが掲げられることもあった。    今回のオレゴン州の銃乱射事件の報道に触れた韓国ネット民からは、「32人を殺したチョ・スンヒの記録は、今後も破られることはない」という書き込みも。ただ、チョ・スンヒは決して“過去の人”ではなく、彼が韓国社会に与えた影響は現在も色濃く残っている。  例えば、去る9月1日、ソウルの中学校でブタンガスを爆発させた15歳の少年がいたが、彼は犯行動機のひとつとして「チョ・スンヒのように記録を残したかった」などと話していたという。ある専門家はそれに対して、「チョ・スンヒという人物が、テロ型の犯罪行為をする人たちにとって、モデルの役割をしている」と分析した。    さらに、チョ・スンヒはネット上で“general(将軍)チョ”などと呼ばれ、犯罪を擁護する一部ネット民たちの中でアイコンのような存在にもなっている。「差別された同胞のために引き金を引いた“チョ将軍”が懐かしいです」という書き込みや、チョ・スンヒと韓国国旗を合成した画像なども作られており、局所的に英雄扱いを受けているわけだ。  今回、オレゴン州の大学で発生した銃乱射事件によって、再び注目を集めそうなチョ・スンヒ。彼の起こした残虐極まりない銃乱射事件は、韓国人たちのトラウマとして、いつまでも残り続けるのかもしれない。

賞味期限10年オーバーでも腐らない月餅が日本にも流入中? 中国に潜伏する“ゾンビ食品”たち

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方さん宅で発見された10年前の月餅
 30~40年間にわって冷凍保存された食肉が流通していた「ゾンビ肉事件」が起こったばかりの中国で(参照記事)、新たなゾンビ食品が登場した。  中国では「中秋節」に月餅を食べる習慣があるのだが、今年はこんなニュースが話題となった。
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製造年月日は2005年9月3日。賞味期限は30日と記載されている
 9月下旬、「浙江交通之声」などが伝えたところによると、浙江省杭州市の方さんは、自宅の物置で古い月餅を発見した。箱に貼ってあるラベルを見ると、製造年月日は2005年9月3日で、賞味期限は同30日と記載されている。10年以上も経過しているので、当然腐敗しているだろうと思い、開封してみると、月餅にはカビひとつない。腐臭もなく、最近購入したものとなんら変わりなかった。中身はどうだろうと切ってみると、やはりなんの傷みもない。明らかに、不自然である。  これについて記者が製造元に問い合わせたが、回答は得られなかったという。一方、専門家は「防腐剤の使いすぎが原因の可能性が高い」と指摘している。業界の内部資料によると、一部の月餅には、基準値を超えた防腐剤だけでなく、使用が禁止されている漂白剤や着色料まで使用されていることもあるという。こうした危険を踏まえ、世界35カ国以上で中国産月餅の輸入に規制を設けている。ちなみに日本には、中国産月餅に対する規制は存在しない。  一連の記事に対し、ネット民からは「これまで、いったいどれだけの防腐剤を摂取してきたんだろう」「もし死んでも、死体が腐らないかも」といった自虐的なコメントも。中国ではおちおち月見もしていられない状況となっているのだ。
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防腐剤が餡? 見た目からは、とても10年前の月餅とは思えない
 ところ変わって北京市。付さん宅では、1999年もののキャラメルが発見された。「中国法治」(9月19日付)が伝えたところによると、賞味期限は2001年6月。14年以上も過ぎているが、見た目は賞味期限内のものと変わらない。試しにかじってみたが、味も変わらず「製造年月日を知らなければ、賞味期限が10年以上も過ぎたものだとは絶対気づかない」と感想を述べている。  なぜ、こんなことが立て続けに起きるのだろうか? 食品工場を経営する日本人経営者(40歳)は、こう指摘する。 「ここ数年、相次ぐ食に関する不祥事により、最近でこそ当局の管理が厳しくなっていますが、以前は立ち入り検査があってもカネを渡せばすぐに帰っていったので、製造業者はやりたい放題でした。そうした負の遺産は、まだあちこちの家庭に残っているはずです」
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16年前のキャラメル。これを口に入れる勇気に敬意を表したい
 家庭で発見され、すみやかに処分されるならまだいいが、食品業者の倉庫で大量に発見されて販売される……なんてことは、想像したもくない。 (取材・文=中山介石)

工事ミスか、ラブホの組織的犯行か……「ドアスコープ逆装着盗撮」が中国で流行中?

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逆向きに取り付けられていたドアスコープ。部屋の中の情事が丸見えだ……
 中国・杭州にある人気ラブホテル。そのドアののぞき窓は、本来は内側からドアの外が見えるべきところ逆に取り付けられており、外から部屋が丸見え! それに気づいて怒った客とホテルがモメて、ネット上で炎上する事態になった。「捜狐」(9月24日付)などが伝えた。  舞台は、中国のネット上のラブホランキングで第5位にランクインする、杭州のある人気ホテル。紫色の妖しいライトの廊下を通って部屋に入ると、大きなダブルベッドに、ベッドから丸見えの透明のバスタブ、いろいろな体位が楽しめるラブチェアも置かれている。  午後4時頃、20代の男性が、恋人とそのホテルにチェックインした。9時頃、ドアの外で物音がしたのでドアスコープ、いわゆるのぞき窓から外をのぞいてみるが、まったく何も見えない。不審に思い調べてみると、ドアスコープが逆に取り付けられており、ドアの外から部屋の中が丸見えだった。  すぐにホテルのフロントへ連絡するも、ホテル側は「内装工事の際に、付け間違えただけでしょう。気になるなら、紙でも貼っておけば?」といい加減な返答。  憤慨した男性は警察に通報するとともに、すぐにチェックアウトをし、さらに自分が受けた精神的苦痛に対して損害賠償を要求した。それに対してホテル側は「そこまでの事態ではない」と拒否。その後、男性がこの件についてネット上に書き込み、炎上したというのが騒動の経緯だ。さらに杭州の地元メディア「銭江晩報」の記者が後日、ホテルの責任者に真偽のほどを確認したところ、「複数の部屋のドアスコープは、確かに逆に取り付けられていた。しかし私たちが故意にやったのではなく、何者かが悪意をもって行ったに違いない」と回答したという。  果たしてホテル側がやったのか、従業員がやったのか、それとも第三者が故意に行ったのか――。謎は深まるばかりだ。一方、ドアスコープのみならず、はっきりと盗撮目的の小型カメラが部屋から発見された例もある。
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中国ネット上に出回っているホテル盗撮の画像(本文とは関係ありません)
「華東在銭」などが7月に伝えたところによると、23歳の男性が4月、安徽省のあるホテルに妻と宿泊したところ、部屋の壁に小型カメラが仕掛けられているのを発見した。夫婦はシャワーを浴びてそれぞれ裸でくつろいでいたが、男性が携帯を充電しようとコンセントに近寄ると、小指の爪ほどの小さな穴があり、そこから赤く発光するものが見えた。穴を広げてみると、出てきたのは小型カメラだったのだ。夫婦はホテルに説明を求めたが返答はなく、謝罪さえなかったという。  上海在住10年以上になる日本人は言う。 「1990年代の中国では、男女がホテルに宿泊するには、まだ『結婚証』が必要だった。しかし2000年くらいからホテルの競争が激しくなってチェックがおろそかになり、10年以降はラブホにくら替えすることも珍しくなくなった。盗撮も日本並みに増えているようだし、ホテルのドアスコープは必ずチェックします。先日も、温州の女子学生宿舎のドアスコープが逆に取り付けられていたことが発覚しましたが、学生が訴えたところ『学校側の管理のため必要』という回答だったとか」  中国のホテルの管理能力の低さはもちろんのこと、中国人のプライバシーに対する意識の低さも明らかとなった今回の事件。中国でホテルに宿泊する際には、まずは自分自身で部屋の中を綿密に調べ尽くすのが賢明なようだ。 (取材・文=ルーシー市野)

工事ミスか、ラブホの組織的犯行か……「ドアスコープ逆装着盗撮」が中国で流行中?

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逆向きに取り付けられていたドアスコープ。部屋の中の情事が丸見えだ……
 中国・杭州にある人気ラブホテル。そのドアののぞき窓は、本来は内側からドアの外が見えるべきところ逆に取り付けられており、外から部屋が丸見え! それに気づいて怒った客とホテルがモメて、ネット上で炎上する事態になった。「捜狐」(9月24日付)などが伝えた。  舞台は、中国のネット上のラブホランキングで第5位にランクインする、杭州のある人気ホテル。紫色の妖しいライトの廊下を通って部屋に入ると、大きなダブルベッドに、ベッドから丸見えの透明のバスタブ、いろいろな体位が楽しめるラブチェアも置かれている。  午後4時頃、20代の男性が、恋人とそのホテルにチェックインした。9時頃、ドアの外で物音がしたのでドアスコープ、いわゆるのぞき窓から外をのぞいてみるが、まったく何も見えない。不審に思い調べてみると、ドアスコープが逆に取り付けられており、ドアの外から部屋の中が丸見えだった。  すぐにホテルのフロントへ連絡するも、ホテル側は「内装工事の際に、付け間違えただけでしょう。気になるなら、紙でも貼っておけば?」といい加減な返答。  憤慨した男性は警察に通報するとともに、すぐにチェックアウトをし、さらに自分が受けた精神的苦痛に対して損害賠償を要求した。それに対してホテル側は「そこまでの事態ではない」と拒否。その後、男性がこの件についてネット上に書き込み、炎上したというのが騒動の経緯だ。さらに杭州の地元メディア「銭江晩報」の記者が後日、ホテルの責任者に真偽のほどを確認したところ、「複数の部屋のドアスコープは、確かに逆に取り付けられていた。しかし私たちが故意にやったのではなく、何者かが悪意をもって行ったに違いない」と回答したという。  果たしてホテル側がやったのか、従業員がやったのか、それとも第三者が故意に行ったのか――。謎は深まるばかりだ。一方、ドアスコープのみならず、はっきりと盗撮目的の小型カメラが部屋から発見された例もある。
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中国ネット上に出回っているホテル盗撮の画像(本文とは関係ありません)
「華東在銭」などが7月に伝えたところによると、23歳の男性が4月、安徽省のあるホテルに妻と宿泊したところ、部屋の壁に小型カメラが仕掛けられているのを発見した。夫婦はシャワーを浴びてそれぞれ裸でくつろいでいたが、男性が携帯を充電しようとコンセントに近寄ると、小指の爪ほどの小さな穴があり、そこから赤く発光するものが見えた。穴を広げてみると、出てきたのは小型カメラだったのだ。夫婦はホテルに説明を求めたが返答はなく、謝罪さえなかったという。  上海在住10年以上になる日本人は言う。 「1990年代の中国では、男女がホテルに宿泊するには、まだ『結婚証』が必要だった。しかし2000年くらいからホテルの競争が激しくなってチェックがおろそかになり、10年以降はラブホにくら替えすることも珍しくなくなった。盗撮も日本並みに増えているようだし、ホテルのドアスコープは必ずチェックします。先日も、温州の女子学生宿舎のドアスコープが逆に取り付けられていたことが発覚しましたが、学生が訴えたところ『学校側の管理のため必要』という回答だったとか」  中国のホテルの管理能力の低さはもちろんのこと、中国人のプライバシーに対する意識の低さも明らかとなった今回の事件。中国でホテルに宿泊する際には、まずは自分自身で部屋の中を綿密に調べ尽くすのが賢明なようだ。 (取材・文=ルーシー市野)

中国製毒飲料が原因か!?  毎日コーラだけを飲み続けた5歳児、乳歯14本が抜け落ち「まるで老人」に

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中国の検索エンジンで「コーラ歯」と入力すると、こうした写真が山のようにヒットする。
 湖北省の南、咸寧市崇陽県に住む5歳の男児が、水を飲まず毎日3本以上のコーラを飲むという生活を続けた結果、14本もの乳歯を失ったことが話題となっている。男児は目下治療中だが、食事が困難なだけでなく、話すこともままならない状態だという。治療を担当した武漢大学付属病院の歯科医師は「まるで老人のような歯だった。歯医者になって30年だが、ここまでひどい歯は見たことがない」と驚いている。  正常な5歳児には20本の乳歯が生えているが、この男児は根元だけが残っている歯が8本、根こそぎ腐食して抜け落ち、歯茎と同じ高さになった歯が6本の計14本が失われていた。残りの6本も半分以上が欠損しており、どの歯も根元は虫歯で黒ずんでいた。  9月20日付の「武漢晩報」によると、男児の両親は都市部へ出稼ぎに出ており、祖父母に育てられている。2歳の時にコーラの味を知って以来、水は一切飲まなくなり、毎日少なくともコーラ3本を飲むようになった。加えて就寝前にはコップ1杯の牛乳を飲むが、歯を磨く習慣がなかったという。  医師は根元だけを残した8本についてはすべて抜歯し、入れ歯(小児義歯)で対処することに。根元から砕けた歯6本については永久歯が生えるまでインプラントにし、残った歯はそのままにしておくことにした。乳歯が抜ければ永久歯が生えてくるが、早く生えることでかみ合わせや歯の位置に乱れが生じるため、入れ歯は咀嚼機能を回復させるほか、永久歯が生えるまでの保隙(ほげき)装置として使用するという。  コーラなど炭酸飲料によって歯の硬組織が侵食された酸蝕歯(さんしょくし)を、中国では俗語で「コーラ歯(可楽牙)」と呼ぶ。医師によるとコーラ歯を避けるためには、炭酸飲料摂取を控えることに加え、酸性の飲料を摂取した後30分は強く歯を磨かない、水でうがいした後で歯を磨くなどといった予防法があるという。  今年5月には、25歳の男性が3~4歳からコーラを習慣的に飲み続けたことが原因で酸蝕歯が進行し、現在までに10本の歯を失ったと報道された。男性は販売側がコーラを飲み続けるリスクを明言していないとして、飲料メーカー大手2社を相手取り、医療費と慰謝料合わせて1万7,000元(約34万円)の支払いを求める裁判を起こした。ネット上では、「メーカーに責任転嫁するな」との批判も巻き起こっているが、中国ではコーラをはじめとした炭酸飲料による健康被害が広がりつつあるのも事実だ。  中国在住フリーライター・吉井透氏は、続発するコーラ歯についてこう話す。 「いずれの記事にもコーラのメーカー名は書かれていませんが、その消費量からしてコカ・コーラやペプシの半額ほどで売られている中国ブランドでは。中国ブランドのコーラは、飲んだ後に歯がやたらキュッキュしてくるのが特徴。糖分も世界的ブランドのものよりもさらに高いので、飲んだらすぐに口をゆすがないとヤバイでしょう。もちろん、飲まないのが一番ですが……」  歯を溶かすほどの強烈な成分が含まれているとすれば、体のほかの部位にもに有害である可能性が高いだろう。

韓国「性売買特別法11周年」で売春婦1,000人がデモ! “性産業大国”汚名返上には、合法化しかない!? 

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 性売買を行った者は、買春した者、された者を問わずすべて処罰する――。そう規定した韓国の「性売買特別法」は、9月下旬で施行11周年を迎えた。ソウルでは同法の廃止を要求するデモが開かれており、1,000人余りの売春婦たちが参加。「少数の弱者である性労働者たちの人権と生存を脅かす悪法・性売買特別法の廃止を希望する」などと書かれた決議文を発表し、自発的な性売買の合法化を求めた。  性売買の合法化は、最近の韓国でホットなイシューだ。売春婦にとって性売買は、生活のための“お仕事”。それを違法とすることは、売春婦からすれば職業選択の自由を侵害されていることになり、違憲性があることは明らかだろう。また、性売買を厳しく取り締まるようになったことで、より隠密化したとの指摘も尽きない。例えば、ルームサロン(ホステス付きの個室クラブ)などの売春行為の温床となっている“飲み屋”は、2004年当時3万軒にすぎなかったが、現在は4万5,000軒と1.5倍に増加。世代を問わず、フィリピンなどに買春ツアーで訪れるヤカラも続出しており、二次的な問題も多発しているのが現状だ。  そんな中、去る4月には憲法裁判所で公開弁論が開かれ、“公娼制度”についての必要性も議論されている。公娼制度とは、性売買を国家が認め、関連産業を管理する制度のこと。成人が指定された場所で自ら性売買を行った場合、処罰しないという、いわば性売買の合法化だ。韓国では日本統治時代である1916年に公娼制度が導入されていたが、終戦後の48年に廃止。それが現代になって、復活の機運が高まっているわけだ。  とはいえ、性売買特別法が廃止されるとなると、やはり社会秩序が大きく乱れるという側面も見逃せない。罰する法律が廃止され、「裁かれない」となると、そこに新たなビジネスチャンスを見つける人々も少なくないのだ。  事実、韓国では今年2月に姦通罪が廃止されたが、廃止から7カ月が過ぎた現在、“不倫産業”が流行しているという。既婚者たちの出会いをあっせんするソーシャルデート業者の数は200を超えており、性売買の窓口として活用されているというのだ。韓国版「アシュレイ・マディソン」を自称するサイトも登場しており、その市場規模は500億ウォン(約50億円)に達するほどの急成長を見せている。不倫という既婚者に限定される行為を禁止法律よりも、さらに対象が幅広い性売買特別法が廃止されるとなれば、その影響力の大きさは想像に難くないだろう。  それでも、生活のかかった売春婦たちの声は懸命だ。前出の売春婦デモの参加者らは、世界に700万人の会員や支持者のいる国際人権団体アムネスティが、性売買を合法化すべきだとする決議を発表したことを挙げながら、「なぜ、性労働者は労働者として認められないのか!」と強く訴えている。  性売買を厳しく取り締まる特別法が施行されてから11年。それが大した効果を発揮していない現状を見ると、韓国が“性産業大国”の汚名を返上するために残された道は、もはや性売買の合法化しかないのかもしれない。

「予想だにしない光景に、思考が完全停止?」中国・レイプ現場を傍観する人々に非難の声

監視カメラの映像
 9月21日、オフィスビルのエレベーターの前で男が女性をレイプしようとした様子を映した監視カメラの映像がネット上に公開され、傍観するだけで助けようとしなかった周囲の人間に対し、ユーザーたちから批判の声が上がっている。  同映像には、男がエレベーターの前で急に女性に襲い掛かる様子が一部始終収められている。女性は抵抗したものの、力でかなわず、男に上から覆いかぶさるように押さえつけられた。  動画の冒頭、男がズボンを下ろし女性の服に手を付けようとした際、エレベーターが開き、最初の目撃者が現れた。しかし、台車を押していたこの男性は、目の前に広がる予想だにしなかった光景に思考が停止してしまったのか、助けもせずにそのままエレベーターを閉じてしまった。その隙に女性は男を振りほどこうと抵抗、声を聞いた人々が集まってきた。しかし群衆は事態をのみ込めないのか、誰もが傍観しているだけだった。人が集まり始めたのを見た男は、下ろしていたズボンを履き直すと女性にひざまずき謝罪したが、女性の怒りが収まるはずもなく、男は数回にわたり女性に殴られた。  現場がどこであるのかは明らかにされていないが、ポータルサイト「新浪」などの報道によれば、驚くべきことに男女はこのオフィスビルにある会社に勤める同僚で、成り行きを傍観していた群衆の多くも彼らの同僚だったようだ。  ネット上では同僚たちを責め、「これが自国民だと思うと情けない」「道徳も何もあったもんじゃない」と批判の声が上がる一方、「見ろ、カラオケやサウナを取り締まった結果がこれだ。最近、強姦事件が多発している!」と、今回の事件の背景に、政府の売春取り締まりにより男性が性欲のはけ口をなくしたことがあると指摘する声も。  女性からすれば、男の身勝手極まりないロジックであるが、事実、昨年から続く売春取り締まりの裏側で、痴漢行為やセクハラ、のぞきなどといった性犯罪が以前にも増して頻発しており、その因果関係は簡単には否定できない。