中国で30年以上続いてきた一人っ子政策の廃止に伴い、当然の権利だった「晩婚晩育」を奨励する休暇も元日から廃止となり、特に都市部において、結婚・出産適齢期に当たる80~90年代生まれに大きな衝撃が走っている。 中国の「婚姻法」によると、法定婚姻年齢は女性20歳、男性22歳であり、3日間の結婚休暇が与えられるが、もし「晩婚」であれば、各自治体の規定により7~20日程度の休暇が追加で与えられていた。例えば、北京や上海などの大都市では3日間の結婚休暇と7日間の晩婚休暇で合計10日間の休暇を享受できた。最も長い晩婚休暇を設けていたのは山西省で、1カ月と設定されていた。 では、「晩婚」とは何歳以上の婚姻を指すのかというと、女性23歳以上、男性25歳以上のこと。日本人なら「晩婚って、少なくとも30歳以上じゃないの!?」と驚くだろうし、中国都市部でも日本人と同じ感覚だが、農村では10代での事実婚や、出産後、法定婚姻年齢に達してから入籍する人も珍しくはないので、中国全土ではいまだ妥当な設定といえるだろう。 「女性労働者保護特別規定」によると、これまでは98日間(正常な出産の場合)の産休に晩育休暇が15日追加され、さらに「一人っ子父母栄光証」の手続きを受けると、再度追加で35日間の一人っ子政策奨励休暇(男性は10日間)が受けられた。よって産休はトータルで148日間、約5カ月も休めたのだ。 ちなみに、日本の産休は産前6週、産後8週で、ほぼ98日間。これまで中国では一人っ子政策の特別手当として、日本よりも50日分も産休期間が長かったということになる。さらに、「一人っ子父母栄光証」を持つと、都市部では子どもが14歳になるまで毎月手当てが、農村では数千元の一人っ子奨励金の授与、退職時にも数千元の奨励金をもらうことができた。 このような特別手当が長年続いてきたのだから、突然中止されるとなれば混乱するのは当然だ。90年代生まれの中国人女性は暗い顔で言う。 「自分が小学生だった時、大学は無料だった。中学生の時に小学校が無料になった。高校を卒業したら、義務教育9年間が無料になった。そして今、晩婚休暇も晩育休暇も中止になる。『2人産め』と言われても、自分の親世代の退職が遅くなっているから、子どもの世話は頼めない。保育園も高額、病院にかかるのも高額。私たちは完全に福利政策に見放された世代、生まれてきた時代が悪かった」 実際、昨年末には各地の民政局で結婚手続きに並ぶ人たちが長蛇の列をなし、また年末までに結婚しないなら別れるというカップルも続出したとか。 豊かな時代に甘やかされて育った世代は、これから一気に厳しい時代を生きていかなくてはならなくなったようだ。 (取材・文=ルーシー市野)2016年から中国では産休制度が変わり、大幅な期間短縮になりそうだ(イメージ画像)
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“抜き”はなくても、セクハラし放題!? ベテラン訪朝者イチオシの「平壌ナイトスポット」とは
平壌市内の遊覧飛行やスキー場の開放など、外国人観光客を積極的に受け入れている北朝鮮。外貨を稼いで窮状をしのごうという算段のようだが、その観光客が楽しめる平壌のナイトライフとは、いかなるものだろうか? 複数の訪朝経験者に取材してみると、意外にも結構キワドイところまでイケるらしい。 「平壌には売春がある。これは有名な話です」。都内の旅行代理店経営者Kさんは、衝撃の事実を明かす。 「外国人観光客の多くが宿泊する羊角島(ヤンガクド)国際ホテルの地下1階に『按摩屋』がある。ここで『スペシャルマッサージ』を選択すると、一発できる。100米ドルぐらい」(同) だが、相手のアガシ(娘)は北朝鮮の美女軍団ではない。「中国人の職業売春婦で、完全なマグロ。マッサージも上手じゃない。北朝鮮のガイドもあんまり勧めてこない」と、Kさんも一度行っただけでゲンナリしたとか。聞けば、ホテルの地下フロアは香港資本に丸ごと貸し出しているといい、北朝鮮本来のサービスではないそうだ。客を待つ美女軍団
盛り場を探して外出しようにも、北朝鮮では外国人の単独行動は厳禁となっている。2人1組の案内員(通訳兼ガイド)がぴったりマークし、見ちゃ行けないモノを見せないよう徹底しているため、繁華街には繰り出せない。というか、「見た感じ、歌舞伎町のような歓楽街はなく、平壌の夜が静かになるのは早い」(同)という。 一方、北朝鮮旅行のリピーターという30代会社員のAさんは「ベテランのガイドから『日本のような風俗店は、残念ながら共和国(北朝鮮)にはありません』と断言された。ただ、カウンター形式のビアホールは店員が美女ぞろいで、目の保養になる」。Aさんによると、北朝鮮直営のマッサージ店も外国人旅行客の利用は可能でオススメだとか。“抜き”はないものの「とにかく指圧がうまい。それも、かなり強め。足踏みマッサを受けると昇天しそうになるほど、ツボを押さえていて気持ちイイ」(同)。地下に女の買える按摩屋がある羊角島ホテル
さらにAさんが「高いけど……」と前置きししつも、一押しするのが個室カラオケだ。カラオケは飲み屋も兼ねていて、希望すれば案内員が紹介してくれるという。中国公演をドタキャンして話題となったモランボン楽団にも引けを取らない美女軍団が部屋にやってきて、一緒に歌を歌ってくれる。 「手をつないだり、腰に手を回したり、その延長で少しケツを触ったり、実は北朝鮮には『セクハラ』という国際的な概念が伝わっていない。このため、多少のお触りに美女軍団も『あら嫌だ』といった程度の反応で、寛容なんです」(同) 一方で、行く先々で女の子にセクハラする案内員がいたが、ある年から姿を見かけなくなり、粛正された可能性があるという話も……。くれぐれも、セクハラのしすぎにはご注意を。美女軍団とデュエットを楽しむ観光客
美談かヤラセか……公開プロポーズを拒否された中国人男性に、宝石店が“大きなダイヤの指輪”を贈呈
中国四川省の省都・成都市の繁華街で12月17日の夜、公衆の面前で派手なプロポーズ劇が繰り広げられた。長身でハンサムな若い男性が、友人たちを引き連れ、若い女性の前で求愛のダンスを披露。その後、女性の前でひざまずき、指輪が入ったケースを捧げてプロポーズをしたのだ。 思わぬ展開に、女性は感激の涙。ところが、ケースの中にあるダイヤモンドを見た瞬間、表情がみるみる曇り、返事もせずに男性をその場に残して立ち去ってしまった。思わぬ肩透かしを食らわされた男性とその友人たちは、ただ呆然と彼女の後ろ姿を見送るしかなかった。繁華街の歩行者天国で、女性に求愛のダンスを披露する友人たち
その後、その女性の友人が彼女にコンタクトを取ったところ「結婚指輪には1カラットのダイヤが欲しいと言っていたのに、見たら1カラットもなかったのが許せなかった」とのこと。 この出来事が中国版Twitter「微博」で紹介された途端、ネット上では、 「そんなにダイヤが重要なら、ダイヤと結婚しろ」 「もっと大きいダイヤをくれる男がいたら、そっちと結婚するのか?」 「この男性にとってはよかった。こんな女など結婚する価値がない」 などなど、この女性に対して厳しい言葉が投げつけられた。 これで話は終わるかと思いきや、その5日後、今回の出来事を報じた微博のページが、後日談を紹介した。今回の騒ぎを耳にした宝石店が、もっと大きなダイヤの指輪と無料で交換してあげると申し出て、それを受け取った男性は再びプロポーズ。今回は受け取ってもらうことができ、指輪をはめて手を握った写真を自身の微博にアップしたという。友人たちに見守られながら、ひざまずいてプロポーズしたのだが……
返事もせずに、そのままサヨウナラ
これでメデタシメデタシ……というわけには、もちろんならなかった。ネット上では前回以上の罵詈雑言がその女性に向けられたが、何か変だと気づいた人も多かった。 「これってやっぱり、宝石店のヤラセなんじゃない?」 「指輪をつけた写真の後ろにロゴ入りのケースが写っているのが、その証拠」 「どうりで、プロポーズした時の写真が、きれいに写っていたのか」 「結婚指輪には大きなダイヤのものを買わせようという。宝石店の策略だ」 などと、宝石店によるプロモーション戦略だった可能性を指摘する声が相次いでいるのだ。 いずれにしても、男性は家持ち、車持ちでないと若い女性から相手にもされないというのが現在の中国。これに大きなダイヤの指輪などが加わってしまったら、結婚の夢などさらに遠いものとなってしまうだろう。中国の独身男性たちにとって、なかなか大変な時代になっているようだ。 (文=佐久間賢三)その後にアップされた2人の指輪写真。「深愛」の文字が虚しい
美談かヤラセか……公開プロポーズを拒否された中国人男性に、宝石店が“大きなダイヤの指輪”を贈呈
中国四川省の省都・成都市の繁華街で12月17日の夜、公衆の面前で派手なプロポーズ劇が繰り広げられた。長身でハンサムな若い男性が、友人たちを引き連れ、若い女性の前で求愛のダンスを披露。その後、女性の前でひざまずき、指輪が入ったケースを捧げてプロポーズをしたのだ。 思わぬ展開に、女性は感激の涙。ところが、ケースの中にあるダイヤモンドを見た瞬間、表情がみるみる曇り、返事もせずに男性をその場に残して立ち去ってしまった。思わぬ肩透かしを食らわされた男性とその友人たちは、ただ呆然と彼女の後ろ姿を見送るしかなかった。繁華街の歩行者天国で、女性に求愛のダンスを披露する友人たち
その後、その女性の友人が彼女にコンタクトを取ったところ「結婚指輪には1カラットのダイヤが欲しいと言っていたのに、見たら1カラットもなかったのが許せなかった」とのこと。 この出来事が中国版Twitter「微博」で紹介された途端、ネット上では、 「そんなにダイヤが重要なら、ダイヤと結婚しろ」 「もっと大きいダイヤをくれる男がいたら、そっちと結婚するのか?」 「この男性にとってはよかった。こんな女など結婚する価値がない」 などなど、この女性に対して厳しい言葉が投げつけられた。 これで話は終わるかと思いきや、その5日後、今回の出来事を報じた微博のページが、後日談を紹介した。今回の騒ぎを耳にした宝石店が、もっと大きなダイヤの指輪と無料で交換してあげると申し出て、それを受け取った男性は再びプロポーズ。今回は受け取ってもらうことができ、指輪をはめて手を握った写真を自身の微博にアップしたという。友人たちに見守られながら、ひざまずいてプロポーズしたのだが……
返事もせずに、そのままサヨウナラ
これでメデタシメデタシ……というわけには、もちろんならなかった。ネット上では前回以上の罵詈雑言がその女性に向けられたが、何か変だと気づいた人も多かった。 「これってやっぱり、宝石店のヤラセなんじゃない?」 「指輪をつけた写真の後ろにロゴ入りのケースが写っているのが、その証拠」 「どうりで、プロポーズした時の写真が、きれいに写っていたのか」 「結婚指輪には大きなダイヤのものを買わせようという。宝石店の策略だ」 などと、宝石店によるプロモーション戦略だった可能性を指摘する声が相次いでいるのだ。 いずれにしても、男性は家持ち、車持ちでないと若い女性から相手にもされないというのが現在の中国。これに大きなダイヤの指輪などが加わってしまったら、結婚の夢などさらに遠いものとなってしまうだろう。中国の独身男性たちにとって、なかなか大変な時代になっているようだ。 (文=佐久間賢三)その後にアップされた2人の指輪写真。「深愛」の文字が虚しい
韓国人サッカー選手の平均年俸はJリーグの7割程度!? “年俸公開”で選手流出が止らない!
サッカーの世界で、日本のライバルとされる韓国。その韓国のプロリーグであるKリーグが12月24日、Kリーグ各クラブの年俸総額と平均年俸を公開した。Kリーグは1部リーグに相当する「クラシック」(12チーム)と2部リーグに相当する「チャレンジ」(11チーム)の2部構成となっているが、2015年度Kリーグ・クラッシックの韓国人選手平均年俸(出場給、勝利給込み)は1億4,830万ウォン(約1,480万円)と発表された。 ちなみに、サッカー選手の金にまつわる情報サイト「サカマネ.net」によれば、15年度J1リーグの平均年俸は2,017万円。Kリーグの平均は日本よりもかなり低いことがわかるが、2部リーグに匹敵する「チャレンジ」はもっと低い。平均は4,945万ウォンである。 Kリーグは全クラブの内訳も公開しているが、選手年俸に最も金を使ったのは、リーグ連覇を成し遂げた全北現代(総額120億509万ウォン/平均3億3,347万ウォン)。年俸総額が最も低かったのは、チャレンジリーグの高陽FC(総額9億5,484万ウォン/平均3,410万ウォン)だという。Jリーグクラブのチーム平均人件費は15億600万円(14年度)といわれているが、Kリーグは優勝チームでも、日本の平均に届かない規模というわけだ。 「Kリーグでは選手年俸を非公開にしてきた。クラブ側が、内部事情の公表は選手の士気低下を招くとしたのが最大の理由。韓国ではプロ野球はもちろん、プロバスケットボールとプロバレーボールも年俸を公開しているにもかかわらず、サッカーだけは非公開が続いた。ただ、11年に発覚した八百長事件を機にKリーグでは透明化が求められ、13年から全クラブの選手年俸を公開するようになった。公開されたことによって、Kリーグの規模の小ささを嘆くファンも多い」(韓国のスポーツ紙記者) しかも、年俸の透明化は副作用も生んだという。というのも、年俸公開によってKリーグの選手が資金力のある中国リーグや中東リーグにどんどん引き抜かれているのだ。 例えば、10年リーグ得点王のユ・ビョンスは中東に、韓国代表のハ・デソン、パク・ジョンウらは中国リーグに引き抜かれた。今季開幕前には浦項のイ・ミョンジュがKリーグ歴代最高額となる50億ウォンの移籍金でUAEのアル・アインに引き抜かれ、去る12月には昨季Kリーグ・ヤングプレーヤー賞に輝いた浦項のキム・スンデ、元韓国代表の済州ユナイテッドのユン・ビッカラムなどが中国行きを表明してしまった。 行き先が自国よりもレベルが高いヨーロッパならともかく、同等もしくは格下と見なしてきた中東や中国への移籍は、アジア最強を自認してきた韓国からすると手放しで歓迎できないところがあるようで、韓国のサッカーファンたちの間では、「Kリーグは “セーリング・リーグ”に成り下がった」との嘆きが止まらないが、それも仕方がない。選手を引き抜きたい側にとっては、年俸情報は交渉時の格好の目安。よりよい好条件を求める選手がその誘惑に呼応するのは当然のことなのだ。最近は他国クラブが先に選手エージェントと年俸で合意してしまい、Kリーグのクラブが引き留めるのも難しくなっているようだ。 貧弱な年俸情報を公開したことで、逆にスター選手の引き抜きや流出が止まらないKリーグ。“マネーゲーム”で中国や中東、さらには日本のJリーグにもたち打ちできない韓国サッカーがこのまま凋落していく可能性は、決してゼロではないだろう。Kリーグ公式サイトより
2時間で6人の客を取る! 時速130kmの BMWで駆けつける「超高速デリヘル売春」が話題に
中国の売春事情は本サイトでもたびたび取り上げてきたが、今回摘発された売春グループは、より組織化&効率化されたグループだった。 「中国現代快報」(12月18日付)によると、南京市内で行われた大型売春グループの摘発で、30人以上が逮捕されたという。中でも話題となっているのが、このグループに在籍していた25歳の売春婦だ。当局が摘発前に、この売春婦に対して内偵調査を行っていたところ、市内にある家賃4,000元(約8万円)の高級マンションにひとり暮らしで、事務所からの連絡を受けると、愛車のBMWでホテルへ向かっていたからだ。 さらに当局を驚かせたのは、この女の仕事の“速さ”だ。ある日、女を尾行していると、夜12時ごろにBMWで高級ホテルへ向かい、入ってからわずか20分ほどで出てきた。すると、そのまま別のホテルへ向かい、また20分ほどで出てきた。この日、女は2時間で計6軒のホテルに立ち寄っていたのだ。車の移動速度は時速130kmを超えており、“超高速デリヘル売春”を行っていたとみられる。 この女が所属していた売春グループは、1回800~1,000元(約1万6,000~2万円)で客に性的サービスを提供していた。別の女の供述によると、売春婦は報酬として月13万元(約260万円)を受け取っていたことがわかっている。この仕事で200万元(約4,000万円)以上貯金していた猛者もいたという。 この売春グループがここまで売り上げを伸ばしていた背景には、グループの完全な組織化にあった。リーダー格の男(26)は、市内から遠く離れた江蘇省宿遷市内のマンションの一室に事務所を構え、30台の携帯電話と4台のパソコンを駆使して客を集めていた。11月23日、当局が男の事務所に突入すると、部屋の中にはこの男のほかに男女6名がおり、客からの電話応対をしていたという。この事務所で客からの電話を受け、南京の女たちに指示を出していたのだ。BMWに乗ってやってくる売春婦。体を売って買ったのだろうか?
これまでにない回転率の高いこの売春グループ摘発の報道を受け、中国版Twitter「微博」では、多くのネットユーザーからコメントが寄せられている。 「ひとり当たり十数分でイカせるなんて、名器に違いない! それか、早漏専門店なのか?」 「こんなに時間が短いってことは、シャワーも浴びずにやってるんだろうな。臭そう……」 「こいつらでもBMW乗ってるというのに、俺は電動スクーターかよ……」 「事務所で客を取り、売春婦が車で仕事に行くなんて素晴らしい連携プレーだ。時間是金銭(時は金なり)を、見事に体現している」 深セン市在住の日本人男性は、中国の風俗業界の変化について次のように語る。 「店舗型のヤミ風俗がほぼ壊滅状態となり、デリヘルなど派遣型が主流になりつつある。中でも、合理化された、日本の『援デリ』のような業務形態が人気を集めている。ネット上で客を取る部隊と、売春する部隊を分け、分刻みに派遣していくんです。これなら、携帯ひとつあれば誰でも商売が始められますし、店舗型のように地元役人や警察官に袖の下を渡して、対策する必要もない。中国風俗も、日本が来た道をたどっているような気がします。その規模は、100倍以上ですが(笑)」 景気が低迷していても、売春産業はまだまだ景気がいいようだ。 (文=青山大樹)事務所から押収された、大量のスマホ。これを使って、客と連絡を取っていたと思われる
山奥の村はサンタだらけ? 韓国「サンタ村」で、田舎ならではの人情に触れる
韓国の山奥にサンタ村が登場、といううわさを聞いて早速出かけてみた。しかしサンタって、北欧にいるんじゃなかったの? 北欧と韓国のコラボレーションとは、これいかに。 サンタ村のある「汾川(プンチョン)駅」は、朝鮮半島の東側、慶尚北道・奉花郡の山の中に存在し、ソウルから1日1往復出ている直行列車「O-train」を利用しても、片道4時間45分かかる。朝8時15分に出発するその列車に乗り込んだところ、乗務員のお姉さんがサンタの格好で乗客をお出迎え。飾り付けもBGMもクリスマス一色と、浮かれ気分の高い観光列車となっていた。O-train車内。こんなひとりクリスマス席は嫌だ
出発するなり、乗務員によるハンドベル演奏やクイズ大会が行われ、テンションの高さについていけない場面もややあったが、やがて車窓からの風景は穏やかな山村のものに。山と田んぼの間に民家が点在する、まさに韓国の田舎という素朴な景色が、どのように北欧っぽく変わっていくのかと思いきや、それは突然現れた。どーん
古い駅舎を強引にクリスマスっぽくデコレーションした、浮かれた建物が登場! これぞ、サンタ村の中心地・汾川駅である。表に回ってみると、サンタの実物大人形がこれでもかと配置され、サンタ村であることを主張する。下車した韓国人観光客たちは、写真撮影に大盛り上がりだ。いえーい
ぶおーん
駅前の広場には他にも記念撮影スポット、雪ぞりコーナー、サンタ部屋(?)、願いごとを貼る掲示板、お土産屋などがあったが、えっ、サンタ村ってまさかこれだけ? いや、さすがにそんなはずはない。駅前にはクリスマスツリーの並ぶ通りがあり、ここもサンタ村の一環らしい。プレゼントはどっちのつづら?
道沿いに並ぶ家々は平屋の韓国住宅であり、路上にてマッコリやおしるこやスルメ、特産品の山菜などが販売されている様子は、韓国の田舎の風景そのままだ。店頭にテラテラしたクリスマスデコレーションがどっさり施され、店のおばちゃんがサンタ帽をかぶっていても、北欧っぽさを演出するどころか逆に強烈な韓国っぽさを発揮している。もしやここはフィンランド……なわけない
めっちゃ韓国
そんな通りをほんの200メートルほど歩くと、ショベルカーがぐんぐん作業している広場が登場。ズッコズッコと大音量でポンチャックを流す特産品売り場の奥に、風車やサンタ像も見える。道はそこで終わりとなっており、角を曲がるとクリスマス気分は何もない素朴な山村が広がっていた。えっ、サンタ村ってまさかこれだけ? 駅舎に書かれていた説明によると、この小さな集落が「サンタ村」を名乗りだしたきっかけは2013年、マッターホルンの麓に位置するスイスのツェルマット駅と姉妹関係を結んだことにある。以降、14年から季節限定で「サンタ村」を運営、それまで1日10人も訪れなかった秘境駅に、年間15万人の観光客が訪れるように。生サンタも登場! 白髭つけないのが潔い
提携先はスイスということで、フィンランドの元祖サンタ村とは直接関係なさそうだが(一応、ツェルマット駅近郊にはザンクト・ニクラウスという、ドイツ語でサンタクロースを意味する村がある)、フィンランドならずともサンタ村は世界中にあり、北海道や青森にもサンタランドなるスポットがあるわけで、韓国の山奥にサンタ村があったところでなんの問題もないはずだ。 ちなみに、今年度のサンタ村の開業期間は12月19日から2月14日まで。クリスマス直前にようやくオープン、しかも2月までやっているというのは非常に韓国っぽいなと思う(韓国では、1月末までクリスマスの飾りを出しっぱなしにするお店が少なくない)。 次の町へと向かう列車を待ちながら、いま来た通りを再度ぶらり。サンタはともかく、露店で干し椎茸や山菜を物色したり、もうもうと立ち上がる湯気に誘われ屋台に立ち寄り、ゴボウ茶をいただいたりと、田舎町ののんびりした雰囲気をたっぷり味わう。通りの奥には整備途中の広場が
ドングリをゼリー状にした料理「ムク」も、郷土の名物のひとつ。素朴すぎる味わいのゼリーを、ご飯と一緒に食べる。 また、屋台でアルミの器に入ったマッコリを立ち飲みしていると、恰幅のいい村の青年が私にぐっと近寄り、口元に手を添えながら「失礼ですが……」とささやいた。宗教の勧誘かとぎょっとした私に、彼は丁寧な口調でこう言った。 「チャックがお開きのようですよ」。 それを聞いた私は恥かしさを感じるよりも、温かな気持ちで胸がいっぱいになった。見ず知らずの人にチャックの開き具合をわざわざ教えるなんて、都会では出会うことのない人情味ではないか。それは私にとって、まさにサンタからの贈り物だった。 (取材・文=清水2000)
「オレのほっぺにキスしてくれ!」スッチーの卵500人がキスマーク付きリンゴ販売
「CA500人がキスしたリンゴ、1個9.9元(約190円)!」 CAの制服を着た若い女性たちがリンゴにキスをする写真とともにネット上で販売が開始されたリンゴが、ネット民たちの注目を集めている。香港紙「東方日報」などが12月20日付で報じた。確かに、なかなかソソられる女の子のものはあるが……
1個9.9元のリンゴのほか、CAのキスマークが入ったカード付きのもの、花束や熊のぬいぐるみ付きといったセットもあり、値段は52~129元(約(約1,000~2,500円)まであるという。 実はこれ、四川西南航空職業学院の“スッチーの卵”たちによるチャリティ活動。収益は大学生たちの起業支援基金に回されるほか、四川省成都市の養老院にも寄付されるという。彼女たちが着ている制服は航空会社のものではなく、学校での実習用だったわけだ。乗客用のシートに座って、美脚を披露……。本物のCAPがやったら問題だ
同省にあるCA養成学校といえば、ほかにも学生たちを使ってニュースネタを提供してくれている。たとえば「中国スッチーの卵たちが制服姿で“セクシー”田植え」(参照記事)では、学生たちに制服姿で田植えをさせて話題を集めた。リンゴよりも、ついスカートの裾に目が……。短すぎないか!?
そんなわけで、今回のニュースにはネット民たちもややシラけ気味。 「リンゴじゃなくて、オレのほっぺにキスしてくれ!」 「本物のCAになってからやってくれたら、買ってもいい」 「皮をむいたら同じ。中国のリンゴなんて、農薬まみれで皮ごと食べる気がしないよ」 「起業支援基金っていったって、起業にいくらかかるのか知ってるのか? リンゴを売った程度じゃ、全然足らないぞ」 この手のニュース記事は、中国ではお手盛りのパブリシティであるのはお約束。その後の後追い記事でも、いかにも注文が殺到しているかのような写真が掲載されている。アイドル気取り?
さらにネット上では、本物のCAらしき人からの厳しいコメントも。 「CAの仕事はね、本当に大変なのよ。こんなおちゃらけたことをやってたら、CAという仕事をバカにしているということがわからないのかしら」 まあ学生たちも、おそらくは学校に言われてやっているだけのこと。ぜひともこの経験を生かして、立派なCAになってもらいたいものである。 (文=佐久間賢三)注文が殺到し、学校では、発送の準備に大忙しのようである
中高生80人に無理やり深夜バイトさせてバイト代を搾取! 韓国“絶対逆らえない”上下関係
儒教の思想が今も色濃く残る韓国において、上下関係の厳しさは相当なものだ。先輩が後輩の面倒を見る、というと聞こえもいいが、行き過ぎた上下関係はさまざまな弊害も生んでいる。 過去には、卒業式に後輩たちを無理やり裸にする“裸集会” (参照記事1)や、大学内での軍事行動(参照記事2)の強要など、社会的な問題にも発展している。そんな韓国で、より悪質な上下関係の強要が発覚した。 12月中旬、韓国大田(テジョン)市内で、10代の青少年22人が徒党を組んで、多くの後輩を無理やり深夜アルバイトに派遣。そのバイト代を搾取するという、組織的な犯行が行われていた。 主犯格である3人の青年は、無許可の職業案内所を運営するブローカーと手を組み、同格の仲間を増やしながら、後輩たちを強制的に現場に送り続けた。バイトを強要された中高校生は、わかっている限りでも80人にも及ぶという。 さらにタチが悪いのは、被害に遭った学生の中には、自分より下の後輩をバイトさせて、先輩に一定の上納金を納めながら自らの利益を確保する者までいたこと。まるで悪質なネズミ講だ。 韓国警察や労働庁は、事件の沈静化に努めるつもりだが、“上下関係”がネックとなり、被害者が名乗り出にくいため、完全な根絶は難しいとみている。また、20校以上の学校から被害者が出ていることから、全国的な流行も懸念されている。 一方、上下関係の強要は、10代や学生だけの問題ではない。12月24日には、30人以上の後輩を脅して金品を奪い取っていた22歳のキム容疑者とほか2人が逮捕されている。 キム容疑者は、同じ町内に住む後輩を工事現場に無理やり連れ込んで脅すと、新たに携帯電話を契約させて、後に転売するという行為を繰り返していた容疑がかけられている。 携帯を転売された後輩たちは、料金支払いが滞れば、キム容疑者から報復を受けるかもしれないという恐怖心から、使っていない携帯代金を支払い続けていたというのだ。警察はキム容疑者たちの余罪を調べながら、携帯を買い取った業者への調査を開始している。 先達として後輩を導くのが先輩の役割であり、長幼の序を尊ぶ文化は悪いことではないだろう。しかし、いくら良い文化も、誤った使い方をしてしまえば大問題だ。韓国では一度、正しい上下関係を見直す時期に来ているのかもしれない。イメージ画像(「Thinkstock」より)
13歳の少女も餌食に……中国農村・知的障害の女性を誘拐し、「産む機械」として売買
年間数十万人ともいわれる乳幼児や児童が被害者となっている中国の誘拐事件に、新たなターゲットが加わりつつある。最近の中国の地方都市で、知的障害を持つ女性が連れ去られる事件が相次いで起こっているのだ。 12月24日付の「東網」によると、四川省遂寧市で、省をまたいで知的障害者の女性らを誘拐していたグループが摘発され、主犯の2人と共犯者5人が逮捕されていたことがわかった。 警察の調べによるとこの誘拐グループは、四川で知的障害を持つ女性を誘拐すると、中国東部の山東省まで拉致。嫁不足に悩む農村の男性らに販売していた。売られた女性は、その農家で子どもを産むための“機械”として使われていたという。 この誘拐グループが逮捕されたことにより、山東省と河南省にあった彼らのアジトで囚われていた11名の女性が無事に救助された。彼女たちの中には未成年も2人含まれ、最年少はなんと13歳だったという。 事件の背景には、深刻な「男余り」がある。 1979年から36年間にわたって実施されてきた「一人っ子政策」により、大幅な人口増が抑制された一方、その弊害として中国では急激な少子高齢化が進んだ。そしてもうひとつの大きな副作用として挙げられるのが、人口の男女比の偏り。中国では男児偏重社会のもと、男性の数が女性の数に比べて異様に多くなってしまっているのだ。誘拐グループによる幽閉から無事に救出されて家に戻った女性
そのため、中国の国家統計局のデータによると、2014年の中国の人口の男女構成比では、男性が女性より3,376万人も多い。つまりこれは、日本でいえば東京都と神奈川県、埼玉県の総人口(約3,000万人)を上回る数となる。 こうした中、結婚相手を見つけられない男たちの間で、「産む機械」の需要が存在するというわけだ。 事件の主犯格の2人はその後、執行猶予付きの死刑判決、それ以外の5人は懲役1年から13年の判決を受けている。 経済が発展して近代化が進んだ現在の中国でも、我々のうかがい知れない闇がまだ数多く潜んでいることは間違いないだろう。 (文=佐久間賢三)警察に逮捕された誘拐グループの一員




























