“汚職官僚6万人”の中国でも前代未聞! 村ごと乗っ取った地方議員は、マフィアのボスだった!? 

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法廷に立つ張。マフィアの貫禄も消え去ったようだ(出典:新華網)
 中国「全国人民代表大会」(日本の国会に相当)の下級機関、「市・県人民代表大会」の議員が“マフィアのボス”だったことが判明し、話題になっている。「新京報」(1月11日付)によると、山西省方山県の張志雄議員がマフィア組織を結成し、数々の犯罪行為に手を染めていたというのである。  張は、1989年に国営の中国人民銀行方山支店に就職。すると早速、地元マフィア組織「菜刀団」と手を結んだ。後ろ盾を得た彼は、支店長を恐喝・暴行し、銀行が提供していた駐車場や住居を私的に流用するなどの犯罪行為に手を染めるようになっていった。その後、同県のある村が株主として所有していた鉱山採掘会社の社長を恫喝し、この会社を乗っ取るなど、次第に地元の“顔役”になっていった。  張は以降、マフィアの手下を使って別の鉱山採掘会社の所有する鉱山を次々と非合法な手段で手に入れ、鉱山周囲の村の地下層に存在する鉱物・ボーキサイト採掘に乗り出した。その際、住宅21戸を無許可で取り壊したという。張の報復を恐れて、警察や行政に訴える村人は誰一人いなかった。  2010年になると、地元での影響力を背景に、同県第九期人民代表大会のメンバーに選出された。張はそれまでの悪行を隠すため、議員特権を利用し、厳しく村人たちの行動を監視。村の共産党委員のメンバーも、全員自らの腹心である部下たちで固めた。そんな中、警察当局と国土局は09年と11年に、安全上の問題から張の鉱山採掘会社に家宅捜索に入ろうとしたが、張の手下に邪魔されて何もできず、中止となっていたという。  習近平政権が誕生し、「反腐敗運動」が内陸部にまで浸透した14年12月、ようやく捜索が再開され、張と関係者27名が暴行・恐喝・恫喝・職権乱用など30以上の罪に問われて逮捕・起訴された。15年12月に起訴され、張が所有していた約8,500万元(約15億円)の資金と、数億円相当の不動産などが没収された。中国版Twitter「微博」では、この事件に多くのネットユーザーからコメントが寄せられている。 「ヤクザに乗っ取られた村か。映画化決定だな」 「こんなの氷山の一角! 腐った公務員や政治家は、あと数万人はいるぞ」 「人民代表大会という名前を、マフィア代表大会に変えるべき。裏社会とのつながりがないと、議員になれないんだろ」  中国の政治や社会問題に詳しい香港在住の日本人ジャーナリストは、今回の事件について次のように語る。 「中国政府は、15年に逮捕された汚職官僚・政治家の人数が約6万人に達したと発表しました。そのほとんどが贈収賄などの汚職か、愛人を囲っていたなど女性関係です。今回のように村ごと乗っ取り、暴力や脅迫で村人を支配していた事件は聞いたことがありません。村人たちはいまだに張を恐れていて、警察の捜査に対して被害を訴える人は出てきていないそうです。中国にはまだ4万以上の村があるので、今回のような悪政に苦しんでいるところはほかにも存在していると思います。内陸部に行けば、まだまだ“中世”のような環境なんです」  張が村に与えた一番の損害は、村人の心の傷かもしれない。 (文=青山大樹)

“汚職官僚6万人”の中国でも前代未聞! 村ごと乗っ取った地方議員は、マフィアのボスだった!? 

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法廷に立つ張。マフィアの貫禄も消え去ったようだ(出典:新華網)
 中国「全国人民代表大会」(日本の国会に相当)の下級機関、「市・県人民代表大会」の議員が“マフィアのボス”だったことが判明し、話題になっている。「新京報」(1月11日付)によると、山西省方山県の張志雄議員がマフィア組織を結成し、数々の犯罪行為に手を染めていたというのである。  張は、1989年に国営の中国人民銀行方山支店に就職。すると早速、地元マフィア組織「菜刀団」と手を結んだ。後ろ盾を得た彼は、支店長を恐喝・暴行し、銀行が提供していた駐車場や住居を私的に流用するなどの犯罪行為に手を染めるようになっていった。その後、同県のある村が株主として所有していた鉱山採掘会社の社長を恫喝し、この会社を乗っ取るなど、次第に地元の“顔役”になっていった。  張は以降、マフィアの手下を使って別の鉱山採掘会社の所有する鉱山を次々と非合法な手段で手に入れ、鉱山周囲の村の地下層に存在する鉱物・ボーキサイト採掘に乗り出した。その際、住宅21戸を無許可で取り壊したという。張の報復を恐れて、警察や行政に訴える村人は誰一人いなかった。  2010年になると、地元での影響力を背景に、同県第九期人民代表大会のメンバーに選出された。張はそれまでの悪行を隠すため、議員特権を利用し、厳しく村人たちの行動を監視。村の共産党委員のメンバーも、全員自らの腹心である部下たちで固めた。そんな中、警察当局と国土局は09年と11年に、安全上の問題から張の鉱山採掘会社に家宅捜索に入ろうとしたが、張の手下に邪魔されて何もできず、中止となっていたという。  習近平政権が誕生し、「反腐敗運動」が内陸部にまで浸透した14年12月、ようやく捜索が再開され、張と関係者27名が暴行・恐喝・恫喝・職権乱用など30以上の罪に問われて逮捕・起訴された。15年12月に起訴され、張が所有していた約8,500万元(約15億円)の資金と、数億円相当の不動産などが没収された。中国版Twitter「微博」では、この事件に多くのネットユーザーからコメントが寄せられている。 「ヤクザに乗っ取られた村か。映画化決定だな」 「こんなの氷山の一角! 腐った公務員や政治家は、あと数万人はいるぞ」 「人民代表大会という名前を、マフィア代表大会に変えるべき。裏社会とのつながりがないと、議員になれないんだろ」  中国の政治や社会問題に詳しい香港在住の日本人ジャーナリストは、今回の事件について次のように語る。 「中国政府は、15年に逮捕された汚職官僚・政治家の人数が約6万人に達したと発表しました。そのほとんどが贈収賄などの汚職か、愛人を囲っていたなど女性関係です。今回のように村ごと乗っ取り、暴力や脅迫で村人を支配していた事件は聞いたことがありません。村人たちはいまだに張を恐れていて、警察の捜査に対して被害を訴える人は出てきていないそうです。中国にはまだ4万以上の村があるので、今回のような悪政に苦しんでいるところはほかにも存在していると思います。内陸部に行けば、まだまだ“中世”のような環境なんです」  張が村に与えた一番の損害は、村人の心の傷かもしれない。 (文=青山大樹)

手術費捻出のため、重い心臓病を患う2歳児が自ら空き缶拾い……中国医療保健制度の闇

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ペットボトルを探し、路上を歩く笑笑ちゃん。この写真が、募金のきっかけに
 中国福建省から、また残酷なニュースが入ってきた。「網易新聞」(1月7日付)によると、福建省福州市ビン侯県に両親と3人で暮らす笑笑ちゃん(2歳)は先天性の心臓病を患っており、医師から手術が必要だと宣告された。しかし、手術費用は10万元(約200万円)で、小さな裁縫店を営む笑笑ちゃんの両親がとても工面できるような金額ではない。  さらにこの一家にとって絶望的だったのは、笑笑ちゃんは3歳までに手術をしないと命が助からないという現実だった。手術費を少しでも早く稼ぐため、両親は実家に笑笑ちゃんを預け、都会へ出稼ぎに行った。さらにそれでは足りないので、笑笑ちゃんは祖父母らと一緒に、路上でペットボトルや空き缶の回収をして換金するという生活が始めたのだ。  最初は祖父母だけで空き缶拾いをしていたが、笑笑ちゃんはその姿を真似するようになり、毎日自ら進んで路上で空き缶やペットボトルを拾い集めるようになったという。無邪気にペットボトルを一生懸命拾う笑笑ちゃんの姿が中国のネット上にアップされると、中国版Twitter「微博」を中心に、同情の声が集まった。さらに、中国の医療制度の不備を嘆く者も少なくなかった。 「この少女の笑顔を奪ってはいけない。笑笑ちゃんに募金したい」 「国の医療保険の余剰金は7,600億元(約15兆2,000億円もあるのに、なんで必要としている人に渡らないんだ!」 「こんな小さな女の子ひとりすら助けないで、政治家は何が“中国の夢”だ。笑わせるな」  笑笑ちゃんの記事が拡散されると、中国全土から募金の申し出が殺到し、わずか3日で手術費を大きく超える23万元(約460万円)もの募金が集まった。募金には、笑笑ちゃんと同じ福州市出身の中国の大人気女優・姚晨(36)からのものも含まれていた。笑笑ちゃんは現在、無事に手術を終え快方に向かっており、昨年12月に3歳の誕生日を迎えることができたという。
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拾ってきた空き缶とペットボトルを分別している
 今回、ネットユーザーの善意でひとりの幼児の命を救うことができたが、中国の医療保険制度は一体どうなっているのだろうか? 中国の社会問題に詳しい上海在住のジャーナリストは、次のように指摘する。 「戸籍などによって大きく2つに分類されています。任意加入の農村医療保険、強制加入の都市医療保険(児童や学生は任意)の2種類です。同じ中国人でも、出身地によって加入できる公的医療保険が異なるのです。この2種類の保険制度には医療給付金の金額や給付上限に大きな差があり、圧倒的に都市部が優遇されています。その上、中国の医療機関では代金踏み倒し防止のため、治療費は先払いが多い。医療費をまず自分で支払ったその後、給付金を受け取ることができる制度なのです。中国政府は2020年までに医療制度改革を行うことを発表していますが、その間にも十分な治療を受けられずに亡くなる人は大勢いる」  出身地によって命の重さに差がつけられてしまう悲しい現実が、中国にはあるようだ。 (文=青山大樹)

「虫入りキャラメル」「ビニールチキン」……食品衛生ルール改悪でさらに揺らぐ、韓国“食の安全”

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くだんのビニールチキン
 愛知県稲沢市の産業廃棄物処理業者が、カレーチェーン店「CoCo壱番屋」を展開する「壱番屋」が廃棄したビーフカツを不正に転売していたとして騒動になっているが、韓国で食品にまつわるアクシデントが起こったときは、「食品医薬品安全処」(食薬処)に申告するのが一般的だ。そんな食薬処が1月14日、食品製造・加工業者2万7,740カ所を点検し、食品衛生法違反として2,823カ所を摘発したと発表した。  それによると、食品の安全確保の上で必須といえる基本安全守則の違反件数が、1,144件にも上っていることが判明している。基本安全守則とは、異物管理努力や流通期限など食品事故を防ぐための原則なのだが、異物混入(291件)、品質検査未実施(261件)、衛生教育未実施(149件)、無登録製品の使用(94件)など、当たり前に守られるべきルールが守られていない現実が浮き彫りになった。食薬処は昨年、加工食品7万3,298点についても検査しており、そのうち224点を回収している。  実際、韓国では相も変わらず食品への異物混入が頻発している。最近では昨年12月に起こった“ビニールチキン騒動”が有名。チキンのフランチャイズ「チキンマニア」のある店舗で販売したチキンにビニールのかけらが刺さっており、クレームを入れた消費者に対して「その程度では返品できない」などと突っぱねた騒動だ。事態はネットを通じて拡散し、最終的にチキンマニアは公式謝罪。ビニールチキンを販売した店舗は閉店に追い込まれている。また、11月には有名製菓業者のお菓子に、5mmほどの幼虫2匹が混入していた事件も。8月にも、虫入りのキャラメルを食べて下痢を起こした親子の騒ぎがあった。  数字と実例が表す通り、“食の安全”に疎い韓国なのだが、食薬処は、異物混入などの申告を受けた製造者の報告義務期限を「確認の時点以降、翌日まで」から「確認した日を含めて3日以内」に延長したと発表。つまり、これまでは異物混入の申告を受けた際、迅速な措置を取るために、翌日までに管轄市長、郡長らに報告していたのだが、今後は3日以内の報告に緩和するということだ。食薬処は「現在は報告期間が短く、本当に異物混入なのかどうかを正確に把握する前に報告するという事態が起こっている」と説明しており、補償金を目当てのウソの申告が増加していることも報告期間延長の原因と考えられている。  新たに猶予を作った食薬処には、批判が殺到。本当に虫やガラスなどの異物混入があった場合、直ちに回収などの措置を取れないからだ。何よりも報告期間が延長されたことで、製造業者が異物混入の原因を隠蔽する時間的余裕も作られてしまうだろう。消費者の安全を考えるのであれば、たとえ申告の正確性が不確かであったとしても、即日調査すべきとの声が多い。  いずれにせよ、食薬処のルール改悪によって、ますます食の安全に疑問符がついている韓国。かの国の食品に手を出すときは、異物混入などのアクシデントへの特別な注意が必要なのかもしれない。

「1回20~30万円で……」現役K-POPアイドルに“愛人契約”を持ちかけたブローカーが返り討ち!

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『Fall Into Temptation』(Vitamin Entertainment)
 韓国で現役K-POPアイドルに愛人契約を持ちかけたブローカーが、アイドル本人の反撃に遭い、逮捕の危機にさらされている。  問題のブローカーは、K-POPアイドルグループ「TAHITI」のメンバー・ジスにメッセージを送信。そこには「(自分たちが運営するサービスの)会員のひとりが、ジスさんの大ファンです。年齢も近く20代半ばで、ジスさんに会いたがっています。必ず連絡してほしいです」と書かれていた。また、「1回当たり200~300万ウォン(約20~30万円)」の報酬が受け取れるという“愛人契約”の詳細まで送りつけた。  そのメッセージを受け取ったジス本人は激怒。11日にはインスタグラムに「こういうメッセージはとても不快です」と書き込み、メッセージをキャプチャしてアップした。  ジスが所属する芸能事務所・ドリームスターエンターテインメントの関係者は「警察庁のサイバー捜査隊に捜査依頼をして、法的対応を取る」と明かしている。アイドルに嫌がらせのような勧誘活動をしていたブローカーは一転、逮捕の危機にさらされることになった。ちなみに、ジスの父親は現職の警察・刑事課長を務めているとのこと。ブローカーの運命が気になるところだ。  韓国芸能界では長らく、女性芸能人やアイドルが性の対象として、金持ちや権力者の慰みものとなってきた。売春強要や愛人契約を苦に、自殺や引退に追い込まれた女性も少なくない。そんな彼女たちの背後には、常に斡旋ブローカーの影がチラついてきた。過去には、元芸能人がその人脈を駆使して、女性芸能人やアイドルに売春を強要しいたという事件も明るみになったことがあった。  ただ、今回の事件のように、ネットを通じてアイドルに直接交渉に乗り出したというのは過去に例がない。新たな形のブローカーの登場なのか、はたまたネットを利用したファンのイタズラなのだろうか? いずれにせよ、真相究明が進むことを願うばかりだ。 (取材・文=河鐘基)

6歳女児の性器から謎の出血! 中国農村で相次ぐ、祖父による孫娘への“性的イタズラ”

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下腹部に大量の異物を詰め込んでいた女児と、その母親。果たして真相は……?
 本サイトではこれまで、中国の未就学児に起こった性早熟症についてたびたび紹介してきた(参照記事)。性早熟症とは、成長促進剤などを多量に含んだ食品を摂取することで、急激に成長ホルモンが分泌され、女児の場合、「胸が膨らむ」「初潮が訪れる」といった症状が体に表れることを指している。  今回、中国江蘇省蘇北の農村に住む女児の性器から突然出血し、性早熟症が疑われた。しかし、診断の結果、意外な事実が判明した。 「頭條新聞」(1月6日付)によると、ある日の夜、この農村に住む6歳の女児がお風呂に入ろうとした時、母親が女児に出血の跡があることに気がついた。母親はとっさに、誰かから性的暴行を受けたのではないかと疑い、娘を問いただしたが、娘はかたくなに口を割らなかったという。両親はすぐに病院に連れていき、娘を受診させた。  そこで両親は、驚くべき診断結果を目の当たりにする。医師は性早熟症の可能性を否定し、性器内に複数の異物が混入していることを告げたのだ。複数の異物は、性器内部の奥深くまで達しており、レントゲン写真を見た両親に衝撃が走った。女児の膣内から石ころ、貝殻、おもちゃのビーズアクセサリーなど大小異なる10個の異物が見つかったのだ。  さらなる検査により、これらの異物は性器に入り込んでから1~2年ほど経過していることもわかった。さらにこの女児は、母親から今回のことについて尋ねられると、ようやく「おじいちゃんから『何も言うな』と言われている」と証言したことから、女児の祖父が関与した可能性も指摘されている。
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女児のレントゲン写真。大きな棒のような異物が確認できる
 中国版Twitter「微博」には、女児を心配するネットユーザーからコメントが寄せられている。 「1年以上もこんなものが詰め込まれていたら、普通、親が気づくだろ! 農村の親は全然子どもを見ていないんだな」 「もし自分の親が孫にこんなことしたら、殺しちゃうかもしれない」 「子どもが言い訳をするために、おじいさんの名を出したと信じたい」  中国では2012年、祖父が6歳の孫娘の性器に大量のティッシュペーパーや錠剤などを詰め込み、傷害を負わせ逮捕されるという、信じられない事件も実際に発生している。  農村部では実家に子どもを預け、両親だけが都会に出稼ぎに行く家庭が非常に多い。そのような場合、子どものちょっとした変化に気づきにくいという現実もある。子どもにとって体だけでなく心にも大きな傷を残すこのような事件が、なくなることを祈るばかりだ。 (文=青山大樹)

『スター・ウォーズ』や『妖怪ウォッチ』も真っ青!? 韓国映画市場で日本のピンク映画が急成長中

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2015年に韓国に輸出された日本の成人映画ポスター。左から、松本まりな主演『墜ちた美姉妹』、喜多嶋舞主演『月下美人』、』桂木レイカ主演『愛のめざめ 心うばわれて』
 ハリウッド映画やフランス映画を差し置いて、日本映画が韓国映画市場における外国映画シェア・ナンバーワンに輝いた。  韓国の映像物等級委員会(日本の映画倫理委員会に相当する機関)が1月11日に発表した2015年度の国別等級分類数によると、1位は483作品(28.8%)の日本だった。続いてアメリカ422作品(25.1%)、韓国367作品(21.8%)、フランス74作品(4.4%)、イギリス56作品(3.3%)、中国36作品(2.1%)だった。日本が韓国映画市場でシェア1位に輝いたのは史上初。ちなみに14年度は、アメリカ385作品、韓国353作品、日本285作品、フランス56作品、中国51作品、イギリス48作品の順。韓国への日本映画の輸入本数は、1年で約1.7倍にも増加したことがわかる。  ただ、この数字の裏には、見過ごしてはならない追加事項がある。同委員会は“映画及びビデオ物の振興に関する法律”第71条にのっとって、それぞれの作品を「全体観覧可」「12歳以上観覧可」「15歳以上観覧可」「制限上映可」「青少年観覧不可」といった等級にふるい分けているが、その等級分けを見ると、日本作品483作のうち、「全体観覧可」は7%、「12歳以上観覧可」は6.6%、「15歳以上観覧可」は4.6%、「制限上映可」は0.7%で、「青少年観覧不可」が81.1%(392作品)と、最も多かったのだ。「青少年観覧不可」とは日本の「R18指定」とほぼ同様の規定で、“映像物の倫理性及び公共性の確保と青少年の保護”を目的にしている。審査事項としては作品テーマ、性的表現、暴力描写、セリフ、恐怖度、薬物の取り扱い、模倣の危険性の7つが設定されているが、とりわけ性表現が多い成人映画は無条件で「青少年観覧不可」となる。つまり、韓国を席巻する日本映画の大半は成人映画というわけだ。  では、日本の成人映画が韓国の劇場で多数公開されているかといえば、そうではない。同委員会が昨年12月に発表した劇場観客占有率によると、韓国映画51.1%(1億226万3,662人)、ハリウッド映画43.6%(8,739万7,353人)、イギリス映画2.1%(426万8,771人)の順で、日本映画の観客シェアは1.9%にしかならなかった。同委員会関係者によると、「12月の時点で日本映画325作品が輸入されたが、220作品ほどが成人映画で、そのうち全国公開されたのは5作品未満。その観客数は150人にも満たず、中には総観客数1人という日本の成人映画もあった」という。  それでも日本の成人映画が韓国でナンバーワンシェアを誇るのは、IPTV(インターネット・プロトコルテレビ)やVOD(ビデオ・オン・デマンド)市場での日本製成人映画の進出がめざましいからでもある。 「国別分類数で日本が史上最高の本数を記録しながら、そのうち82%が青少年観覧不可ということは、IPTVやVOD市場で日本の成人映画の輸入規模が爆発的に増加していることの表れだろう」(同)    韓国に次々と輸入されている日本の成人映画。もしかするとその売り上げ規模は、『スター・ウォーズ』や『妖怪ウォッチ』をもしのぐかもしれない!?

進化系『ルームサロン』は現代版“キーセンパーティー”だった!

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宣陵(ソンヌン)の歓楽街。ニュー風俗だけでなく、飲みも宣陵~江南(カンナム)が主流となっている。
(前号、モラン市場から続く)  滋養強壮に効くポシンタン(イヌ鍋)を食べたせいか、ピョ氏、チョ氏の3人で夜の街を歩いていると、なんか胸がドキドキワクワクして落ち着かない。ソウル弾丸風俗ツアーも最終日にきて、やっと楽しむ余裕が出てきたのだろうそう思ってみたけど、本当の理由は違った。これから向かうのが、今回一番の楽しみのルームサロンだからだった。  ルームサロンとは、韓国流のキャバクラで、個室でカワイイ女のコとお酒を飲んで楽しむお店のこと。個室なんで、ノリのいい女のコならチューとか、モミモミとか、クリクリとかできちゃうところがお楽しみというわけだ。  そして最近、新たに出て来たのが『フルサロン』と呼ばれる店で、ルームサロンよりオトナの遊びが楽しめるところ。ルームサロンが2方向に分かれ、一方はレベルの高い女のコと落ち着いて飲める高級志向に。また一方は、個室内で××や○○ができ、連れ出しもOKのエロい方向へと、それぞれ専門分野に特化し始めているらしい。 「前に行った長漢洞のルームサロン覚えてますか? アソコが今はフルサロンです。今、ルームサロンは、江南が人気です」
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個室だからこそできる、こんなお楽しみも(写真は、以前撮ったイメージです。/以下同)。
 実は以前、チョ氏に連れられて行ったルームサロンがめっちゃ楽しかったので、今回もそれを楽しみにしていたのだ。さらに、チョ氏は新情報を。 「江南のルームサロンは、店が終わってからが面白いです。深夜、店に素人の女のコが集まってきて、一緒に飲んだり連れ出したりできます」  ってことは、出会い系みたいなもの? でも、韓国語が話せないと、ちょっとなあ……。
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これは穿いてる、穿いてない? 安心……できない。
「ルームサロンには、『テンプロ』(韓国人の10%程度しかいないという意味)って呼ばれる、すごい美人がいますよ!」  ピョ氏絶賛の高級ルームサロンも、やっぱり言葉の壁は大きい。初日に行ったノレバン(カラオケ)も、それがネックだったし。それより、オレはもっとこう、即物的なカラダとカラダのトークがしたいんだよなぁ。  チョ氏はそんな記者のスケベ色の顔色を読んだのか、ひとり4万円もする高級ルームサロンではなく、超リーズナブルなフルサロンに案内してくれるのでした。最終日だと経費も寂しいんです、ハイ。  最近は「ミラーチョイス」と呼ばれる、マジックミラーの“金魚鉢”の中にいる女のコを選べる店もあるようだが、入った店はノレバンと同様に、個室内に女のコを並ばせて選ぶ普通のシステムだ。それでも、日本にはない指名方法なので、ワクワクは隠しきれない。  それぞれ、好みの女のコを指名してウイスキーで乾杯すると、場を盛り上げるピョ氏とチョ氏。日本のキャバクラやオッパイパブと違って、女のコもバンバン酒を飲む。  当然、ノリも大違いで、30分もすると女のコは半裸でテーブルダンスを始め、1時間後には全員パンイチに。90分もたつと、対面座位でチューもモミモミもし放題。このままここでデキちゃうんじゃないかと思える程、酒池肉林の120分なのでした。
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狂乱の宴が終わった後、ホンの少し虚しさが押し寄せる瞬間(。
 これでひとり2万円程度(連れ出し別)なら、ワクワクも当然でしょう?  そして夜も更けたその後、チョ氏と2人で向かったのは、やっぱり韓国ならではのア・ソ・コなのでした。  最終回へ続く……。 (写真・文=松本雷太)

各地で相次ぐ巨像建立に、集団結婚式まで……中国で広がる毛沢東の“カルト崇拝”

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河南省開封市の農村で建造された、高さ36メートルの毛沢東像
 中国共産党創立メンバーにして初代国家主席を務めた毛沢東は、押しも押されもせぬ建国の父だ。しかし、大躍進政策や文化大革命に見られる彼の失策については、現代においては中国政府も認めるところであり、その評価は功罪相半ばといったところである。  ところがここにきて、毛沢東崇拝への回帰ともいえる動きが顕著になってきている。  ポータルサイト「新浪」(1月4日付)によると、河南省開封市通許県の農村で、史上最大となる高さ36メートルの黄金の毛沢東像が建設されている。約5,700万円という建造費は、数名の企業家と村民の寄付金によって賄われたという。
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山東省済寧の村で建造された、高さ12メートルの毛沢東像
 また、「山東テレビ」(1月5日)によると、同省済寧市の農村でも高さ12メートルの毛沢東の巨像が建造されたばかりだという。村の共産党委員によると、村民に毛沢東の思想や精神をあらためて学ぶ機会を与え、誰もが幸福な生活を送れるよう願いを込めて建立したという。  さらに一部の民衆の間では、毛沢東はカルト的信仰の対象にすらなり始めている。 「中国網」(15年10月6日付)によると、河南省臨潁県の南街村では、毛沢東の肖像に永遠の愛を誓う集団結婚式が行われているという。また、この集団結婚式に来賓として参加する村人には、ご祝儀の代わりに毛沢東語録と毛沢東バッジがプレゼントされるというのだ。  広東省在住の日本人男性(39)は、時代をさかのぼるようなこうした動きについて話す。
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毛沢東に永遠の愛を誓う新郎新婦たち
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毛沢東語録と毛沢東バッジを受け取る新郎新婦
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結婚式で新郎新婦たちに贈られた毛沢東バッジ
「改革開放後、人民の生活にはものすごい格差が生まれた。そこで貧困層の間には、毛沢東の平等主義を懐かしむ声が出ている。また、現在の格差を放置している現政権への批判の意味を込めて、これ見よがしに毛沢東を持ち上げているというフシもあるのでは。当局も、それが政権批判だとわかっていても、さすがに毛沢東崇拝を取り締まることはできませんから」  毛沢東が世を去って、今年でちょうど40年。巨像となって各地で人民を見渡す毛沢東は今、何を思う? (文=青山大樹)

各地で相次ぐ巨像建立に、集団結婚式まで……中国で広がる毛沢東の“カルト崇拝”

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河南省開封市の農村で建造された、高さ36メートルの毛沢東像
 中国共産党創立メンバーにして初代国家主席を務めた毛沢東は、押しも押されもせぬ建国の父だ。しかし、大躍進政策や文化大革命に見られる彼の失策については、現代においては中国政府も認めるところであり、その評価は功罪相半ばといったところである。  ところがここにきて、毛沢東崇拝への回帰ともいえる動きが顕著になってきている。  ポータルサイト「新浪」(1月4日付)によると、河南省開封市通許県の農村で、史上最大となる高さ36メートルの黄金の毛沢東像が建設されている。約5,700万円という建造費は、数名の企業家と村民の寄付金によって賄われたという。
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山東省済寧の村で建造された、高さ12メートルの毛沢東像
 また、「山東テレビ」(1月5日)によると、同省済寧市の農村でも高さ12メートルの毛沢東の巨像が建造されたばかりだという。村の共産党委員によると、村民に毛沢東の思想や精神をあらためて学ぶ機会を与え、誰もが幸福な生活を送れるよう願いを込めて建立したという。  さらに一部の民衆の間では、毛沢東はカルト的信仰の対象にすらなり始めている。 「中国網」(15年10月6日付)によると、河南省臨潁県の南街村では、毛沢東の肖像に永遠の愛を誓う集団結婚式が行われているという。また、この集団結婚式に来賓として参加する村人には、ご祝儀の代わりに毛沢東語録と毛沢東バッジがプレゼントされるというのだ。  広東省在住の日本人男性(39)は、時代をさかのぼるようなこうした動きについて話す。
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毛沢東に永遠の愛を誓う新郎新婦たち
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毛沢東語録と毛沢東バッジを受け取る新郎新婦
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結婚式で新郎新婦たちに贈られた毛沢東バッジ
「改革開放後、人民の生活にはものすごい格差が生まれた。そこで貧困層の間には、毛沢東の平等主義を懐かしむ声が出ている。また、現在の格差を放置している現政権への批判の意味を込めて、これ見よがしに毛沢東を持ち上げているというフシもあるのでは。当局も、それが政権批判だとわかっていても、さすがに毛沢東崇拝を取り締まることはできませんから」  毛沢東が世を去って、今年でちょうど40年。巨像となって各地で人民を見渡す毛沢東は今、何を思う? (文=青山大樹)