100円ショップで売っている商品から3品を厳選し、それだけを材料とした料理に挑戦してみようという企画の20回目。 ここ最近、ハーゲンダッツから発売されている「華もち」というカップアイスが話題になっている。なんでもアイスクリームと餅を組み合わせたものだそうで、「きなこ黒みつ」と「みたらし胡桃」の2種類があるらしい。 ただでさえ高級感あふれる、ハーゲンダッツのアイスとの組み合わせだ。そりゃ間違いなくうまいだろうと買いに行ったのだが、これがどこへ行っても売っていない。もしや季節限定だったのかとハーゲンダッツのサイトを確認したら、なんと売れすぎて一時休止している状態らしい。「華もち」が売っていないので、似ているであろうものを作ってみました
手に入らないと思うと余計に食べたくなるのだが、ネットオークションのプレミア価格で買うのは大変悔しい。そこで簡単に手に入る材料を使って、きっとこうであろうという味を作ってみることにした。気分は『南極料理人』である。 買えぬなら、作って見せよう、ハーゲンダッツ。字余り。 まずメインとなる材料は、みんなが大好きな「雪見だいふく」である。前に食べたという友人から写真だけいただきました
いや、わかっている。雪見だいふくに無理をさせようとしているのは重々承知の上での指名なのだ。アイスと餅の組み合わせといえば、やっぱり雪見だいふくなのである。 2個入りで100円ちょっとの雪見だいふくに、一個で200円以上するハーゲンダッツの代わりをさせるというのは、生クリームの代わりに低脂肪乳を使うようなものかもしれない。だがしかし、雪見だいふくの個性を生かすことで、ハーゲンダッツに負けない仕事をしてくれると私は信じている。 さて「きなこ黒みつ」というのは、風味豊かなきな粉アイスクリームに黒蜜ソースを混ぜ合わせ、その上に餅ときな粉を乗せたものらしい。そこでまずはきな粉を購入。これに砂糖を混ぜるべきか迷ったが、アイスとのコントラストを楽しむために、そのまま使うことにした。これならどこでも買えますね
そして肝心の黒蜜ソースとやらは、黒砂糖を同量の水と混ぜて小鍋で煮詰めて作る。 一食分なら黒砂糖が10グラムもあれば十分なので、原価は10円以下だ。買ってから確認したら、家に使いかけのきな粉が2袋あった。きな粉って、そういうところあるよね
この黒蜜の作り方を覚えておくと、いざという時に役に立つ。 いざ信玄餅と食べようとしたら、黒蜜が付いていなかった時とかだ。サトウキビ100%!
もう一方の「みたらし胡桃」は、クルミを混ぜたミルクアイスに餅を乗せ、みたらしソースを掛けたものらしい。 クルミ入りのアイスというだけでもリスが大喜びしそうなうまさなのに、そこに餅とみたらしである。スウィーツ界のトルコライスか。 ということで、クルミは細かく砕き、みたらしソースは黒蜜ソース同様の方法で白砂糖を煮詰めて作る。ソースというか餡だな。水で溶かして、トロッとするまで煮詰めるだけ!
このみたらし餡の作り方を覚えておくと、いざという時に役に立つ。 いざみたらし団子をと食べようとしたら、みたらしだけペロペロと舐められてしまった時とかね。クルミの単体が売っていなければ、ミックスナッツの中から探しましょう
さて、あとは盛り付けである。本物はアイスの中にきな粉やクルミを混ぜてあるらしいが、雪見だいふくを破いて混ぜるというのもなんだかかわいそうな話なので、トッピング方式でごまかすことにした。口に入ればきっと一緒。白い砂糖でも煮詰めると琥珀色になるよ。隠し味にしょうゆを1滴たらしてもいいね
「きなこ黒蜜」風には無糖のきな粉と黒蜜をたっぷりと掛け、「みたらし胡桃」風には、砕いたクルミとみたらし餡をべっとりと掛ける。 これが俺のハーゲンダッツだ!きな粉はザルを使って上品に振りましょう
食べてみると、さすがはハーゲンダッツが開発した人気商品のモノマネだけあって、アイスとトッピングの相性が素晴らしい。食べ慣れた雪見だいふくが、ここまで変わるとは思わなかった。自分で作れば蜜も掛け放題だしね。 餅に包れたアイスを、たっぷりのきな粉と黒蜜でいただける喜び。でもどっかで食べた味だなと思ったら、山梨で食べた信玄餅アイスと同じ構成だ。 片や、クルミとみたらし餡という組み合わせは、甘いアイスに歯ごたえや香ばしさが加わり、より味に奥行きが出ている。髪形がウォーズマンみたいになってきた
この蜜とアイスという組み合わせは、きっと外国でも受けることだろう。 「この蜜、うまいだろ?」「Me too!(蜜)」なんてな。 (文=玉置豊)洒落たカフェなら、580円くらい取られそう!
































































































ガーン!









