「彼がシェフで私はグラタン皿」人気恋愛指南本の奇妙なプリンセス像

yumenoyouniaisareru.jpg
『365日夢のように愛されるプリンセ
ス・ルールズ』/学研

 「肉食系」「森ガール」「負け犬」「腐女子」など、近年相次いでメディアに登場した、女子をカテゴライズする名称。最近では、「自らの女性性を謳歌できず、自意識をこじらせて、自虐に走る女の子たち」を指し示す「こじらせ系」が話題を呼びました。

 しかし、そんな「こじらせ」一大ブームに沸く日本で、正反対の価値観を体現する自己啓発本が刊行されました。それが、今回紹介する『365日夢のように愛される(はぁと)プリンセス・ルールズ』(学研)。「ふんわりまろやか」という乙女チックな世界観で、人気エッセイストとなった上原愛加による、「プリンセス・バイブル」シリーズの1冊であり、先ごろシリーズ累計85万部突破したんだとか。レースをかたどったクリーム色の装丁に、「夢のように愛され」たいという願望を真正面から掲げ、まさに「女のコのための恋愛指南本」である本書――自分の中の女を認められない「こじらせ系」の対極をいくような、「プリンセス・バイブル」の教えとは? そして、「ふんわりまろやか」の正体とは?