「着ないけど捨てられない服」に毎日イライラ! プロが伝授、絶対“捨てられる”5つのポイント

汚部屋まるごと片付けます! 連載企画「30代女子の『煩悩部屋』ビフォーアフター」、第5回目のクライアントは葛飾区・3LDKのマンションに暮らす主婦Mさん(32歳)です。

リビングの片付け編
寝室の片付け編

洋服を減らしたいのに、「捨て方」がわからない(主婦Mさん・32歳)

 大きな収納庫(リビングの押入れ寝室のタンス)を2つ片付けた後は、「手放す判断」が最も早くできる洋服を整理します!  なぜなら、クローゼットで「今日着る服」を手に取る瞬間に、捨てる/捨てないの答えが出ているからです。とはいえ、洋服の状態が良いと捨てる決心がつかない。だからいつも、理由をつけてクローゼットへ戻してしまう。そんな経験、ありませんか?

 そんな「捨て時」を見失った洋服を手放す、捨てるポイントを5つご紹介! まずは、集中して作業できる1日を用意して、挑んでください!

捨てるポイント1:自分で選んでいない洋服

 Mさんの重荷になっていたのが、「自分で選んでいない洋服」でした。未使用の子ども部屋やタンスに押し込んでいた洋服は、実母が勝手に送ってきた通販服だそう。もうひとつのクローゼットには、ブランド好きの姉から渡されたお下がりのバッグがどっさり。

 ギフトほど「捨てにくいモノ」はありません。しかも、「自分で選んでいない」ので愛着もゼロ。本来、ギフトの目的は「気持ちの交換」で、モノの役割は「大切に使う」ことです。だからこそ、厄介な気持ちに変わる前にこっそりと手放してあげてください。

 同じ種類の洋服は、「全部集める」からスタート。山積みになった洋服の量と向き合いながら、残すか手放すかを判断していきます。洋服を見ながら、「いつ着たの?」「いつ着るの?」「全部着てあげられる?」と考えましょう。写真上のワンピースの場合、今の生活(育児中)では出番も少なめです。かといって、長く保管しても今のトキメキを失ってしまいます。古臭いと思う前に、そして色褪せないうちに転売したほうが◎です。

捨てるポイント3: 手にした瞬間「負の感情」をもったら終わり!

 着物のように趣味で集めた衣類には、“実際に着て楽しむ”服と“目で鑑賞する”服とがあります。どちらも、手に取った瞬間の気持ちに従いましょう。その気持ちが、「今の歳だと恥ずかしい」「デザインが古臭い」「高かったから」「着ていく場所がない」「着こなし方がわからない」「痩せたら着る」「安っぽい」といった負の感情だったら、手放すサインです。

 手持ちのワードローブを把握していないと、似たような洋服ばかりになってしまいます。こんなときは、同じ系統の2枚を比べて機能的な1枚を残すべき。3パターンのコーディネートが楽しめる1枚を選ぶほど、着こなしの幅が広がります。

 ちなみに、家着・旅行用にと残さないように。結局、今着ない服は次も着ないからです。それでも着倒す自信があるなら、残す数を決める「制限枠」を持つこと。収納箱にまとめて、普段着と一緒に置かないようにしてください。

捨てるポイント5:育児など今の生活シーンに見合わないモノ

 クローゼットに収まらずに溢れ出ていた、バッグの山です。型崩れやホコリかぶり、内側の汚れなど劣化が目立ちます。この写真のほかにも、エコバッグや籠バッグ、ブランドバッグがありました。でも実際に使うバッグは、全体数の3〜4割程度でした。

 バッグを手放す判断基準は、今の生活背景です。Mさんの場合、会社員時代と専業主婦とでは使うバッグも異なります。また、育児中は「重たいバッグ」が苦になります。これらの環境を考えて、本当に使えるバッグだけを残しました。

 いずれも、手に取った瞬間にも迷うなら「とりあえずBOX」へまとめて置きます。1〜2年間、着たい気持ちが出なければ「捨て時」に変わります。

 いろいろな理由をつけて、溜め込んでしまった洋服たちを「5つの捨て方」で減らしました。写真上は、劣化して着る機能を失った洋服のゴミです。ほかは、まだお金に変えるチャンスがあるので「手放すことがどんなに困難か」を体感すべく、さまざまな業社に売る作業に回します。その様子は、次回でご紹介!

 

洗濯物はたたまないでOK! プロが伝授、スッキリ片付く「出しっぱなし」2つの収納法

汚部屋まるごと片付けます! 連載企画「30代女子の『煩悩部屋』ビフォーアフター」、第5回目のクライアントは葛飾区・3LDKのマンションに暮らす主婦Mさん(32歳)です。

洗濯物をたたんだり、収納ができません(主婦Mさん・32歳)

 前回に続き、第5回目のクライアント・東京都葛飾区の3LKに住むMさん(32歳)のマンションです。

[Before]

 当コーナーに応募してくださったきっかけは、「家が汚いせいで夫が帰らない」という理由でした。初日の片付けで早くも良い方向へ向かいましたが、次に解決したい場所は、クローゼットが置いてある寝室です。目的は、クローゼットの収納力を上げること。そして、視界の散らかりをなくし、安眠できる空間へ変えることです。

問題点1:ベッドに衣類を置きっぱなし

[Before]

 洗濯物をたたむ時間がないから、洋服を床に「出しっぱなし」。こんなに布モノ(繊維)が散らかれば当然、ホコリと湿気でムンムンです。寝室にはベッドシーツとカーテンがあるので、余分な布モノや家具を置かないほうが◎。動線がスッキリするほど、風通しも良くなります。

[After]

 安眠できる寝室に変わりましたね。しかしこのままでは、すぐリバウンドです。Mさんにとって「片付けやすい」部屋へと変えなければ終わりません。

 Mさんの場合、洗濯物や着た洋服の「出しっぱなし」が目立ちます。元の場所へ戻せないなら、あえて「出しっぱなし」にする方法がMさんに合うやり方です。

●「いれる」収納
洗濯物の出しっぱなしが多い方は、ランドリーバスケットに「入れる」。部屋の角へ置いても邪魔にならないインテリア性の高いデザインと、コンパクトにたためる布製の深型を選びましょう。家族の人数分を用意して、各自のやり方で収納してもらうのもよいです。タンスへの出し入れ程度の動きでも、毎日だと面倒ですよね。

●「かける」収納
家中にハンガーの「かけっぱなし」が多い方は、「かける」収納が適しています。Mさんは洗濯物は「室内干し」派ということで、干す用と吊るす用のハンガーを同じにすると簡単。

 Mさんは、クローゼットにあるタンスを撤去したら「ハンガーパイプ」を設置しましょう。工務店へ相談か、DIY(※2)でも設置できます。

※   2)ステンレスポール(直径32mm)とブラケットを用意して取り付けます。

[Before]

 大きなクローゼットがあるのに、置き型の「ハンガーラック」も買い足したんだそう。これが障害物となり、ストレスの源に。使いにくいと感じたら、すぐに手放すこと。購入にかけた金額よりも、心地よい環境を優先にするほうがリッチな心になります。

[After]

 障害物だらけだった寝室もハンガーラックを処分するだけで、こんなにスッキリ!  深夜のトイレも行きやすくなりました。

[Before]

 「3年ぶりに見直しました」とMさん。夫妻それぞれ、独身時代の私物と布団が放り込まれていました。不要なモノを処分して、縦の空間を収納ケースで分割。

[After]

 季節の布団やシーツ、思い出グッズや将来のマタニティグッズなど使用頻度の低いモノを収める「保管庫」へと変えました。まだ、余裕があります。

[Before]

[After]

 床や壁までモノが溢れている場合、それは日常的によく使うモノがほとんど。例えば洋服なら、使わない服はクローゼットに埋もれているのです。今回は、不要なモノをクローゼットから移動・処分して、家族3人分のよく着る洋服だけを収納しました。夫と妻の「吊り下げる洋服」は、ハンガーパイプのある別部屋へ移動しました。家族で安眠できる寝室に変わりましたね。

<まとめ>
実は筆者も、洗濯物をたたみたくない女。やりたくないことを優先した結果、シワにならない素材とワンピースだけに絞っています。あえて、「出しっぱなし収納」に変えたことで、「やらなくちゃストレス」を感じなくて済みます。家事の種類が増えた今、苦手なことも手放していいのではないでしょうか。

片付けは「押入れ」からが正解! 家事と育児がラクになる“汚部屋”スッキリ収納法

汚部屋まるごと片付けます! 連載企画「30代女子の『煩悩部屋』ビフォーアフター」、第5回目のクライアントは葛飾区・3LDKのマンションに暮らす主婦Mさん(32歳)です。

片付けの順番を教えて!(主婦Mさん・32歳)

 前回に続き、第5回目のクライアント・東京都葛飾区の3LKに住むMさんのマンションです。

[Before]

 「怒った夫が、部屋中のモノを片っ端からゴミ袋に入れたこともありました。泣きながら止めたものの、片付け方がわかりません」とMさん。ここまで荒んでいれば、どこからやるべきか、迷うのは当然です。

床が見えない! リビングへの「通り道」はどこ?

[Before]

 押入れから散乱したモノと、木の板(子どものベビーガード)が障害物となり、リビングへの「通り道」を塞いでいます。このレベルだと、「作業スペースの確保」が先決です。次に、溢れたモノを収納できる「押入れ」を空にすることで変わります。どうやるのか? 次章より、「片付けの順番」をレッスン!

[計画図]

 まずは、床の上に散らかるモノを一時的に撤去して「作業スペースの確保」を目指します。大きめの家具も部屋の角へ移動(or使わない部屋へ)して、作業しやすい動線を作ること。細かいモノは、紙袋へザッとまとめると簡単です。

[Step.1]押入れからぜんぶ出し!

 散乱したモノを部屋の角へ寄せて、3畳ほどの「作業スペース」を作りました。次に、押入れの中のモノをぜんぶ出します。床にならべる時は、グループ別に分類してまとめます。例えば、加工食品、お菓子、缶詰といった感じです。

 グループ別に分けたモノの山を、「必要・不要」と分けていきます。分別するときは、ペットボトルのダンボール(必要)と、ゴミ袋(不要)を用意すると効率的です。ペットボトルのダンボールは、そのまま収納ボックスとしても活用できます。モノの仕分けが済むまでは、収納グッズを買わないように。

[Step.4]押入れの収納容量を確認

[不要品]

 空っぽになった押入れです。収納の役割を持たなかったラックは、ジモティーで現金にチェンジ。変わりに、大きな空間をフル活用できるラックを用意してもらいました。

[Step.5]スチールラックで空間を分割!

[新しいラック]

 ニトリのスチールラック(W84.5×D29.5×H115.5cm)を2つ用意して、空間を前後に分けた5分割収納に改善。組立時のポイントは、ファイルボックス(約H24cm)の高さ以上(H28〜32cm)にして、棚板を同じ高さにすること。手前に使用頻度の高いモノ(消耗品)、後ろに使用頻度の低いモノ(保管品)を置いて、スライド式で使います。

[Before]

 以前の押入れは、奥のモノが取り出しにくい(モノの回転率が低くなりがち)、在庫内容がわからない(同じモノを何度も買いがち)、半端な空間が多い(余計なモノを詰め込みがち)など散らかる原因ばかりでした。これぞ、Mさんが忙しくなる仕組み。

[After]

 役割を持たない押入れを、生活倉庫(食品ストックと生活用品入れ)にしました。これで、家族の「あれどこ?」もなくなります。必要なモノが見つからないストレスは、家族間の争いを増やすだけ。独りよがりの収納より、家族でわかりやすいを優先に改善できました。

[After 上段の後]

[After 下段の前]

 空間を前後に分けて収納するときは、後ろに「保管品」、前に「消耗品」が鉄則です。回転率が早い「消耗品」は、透明の収納ボックスがオススメ。中身の見えない収納法は、家族のストレスになります。中を開けて確認する手間を省くことで、家族の自主性も得られます。

[After]

 玄関からリビングへの「通り道」もできて、安全になりました。家族の反応はどうでしょう? 「娘は何も悪くないのに、来ちゃダメ! 触っちゃダメ! と叱ってばかりでした。片付けしてからは叱ることもなくなり、娘もうれしそうに走り回っています。夫もご機嫌で、もっと家のことを協力すると言ってくれました」とMさん。

 変わっていく家とMさんに、家族で喜んだそう。これで、Mさんのやる気もマックスに! これから、どんどん「明るい家」に変わるので、乞うご期待。

「片付けられない妻」の心理と汚部屋の原因をプロが紐解く! 家が汚すぎて夫が帰らない!?

汚部屋まるごと片付けます! 待望の連載企画「30代女子の『煩悩部屋』ビフォーアフター」がはじまります。第5回目のクライアントは、葛飾区・3LDKのマンションに暮らす主婦Mさん(32歳)です。

「片付けないなら、離婚する」と夫に言われました(主婦Mさん、32歳)

[応募写真]

 結婚と同時に、3LDKのマンションに住み始めたMさん夫婦。最初の1年は共働きで忙しく、その翌年に愛娘が誕生。出産を機に専業主婦となったものの、ワンオペでの家事と育児の両立は難しくノイローゼ気味に……。何をするにも、育児のストップがかかり「出しっぱなし」状態が続く日々。いつしか片付ける気力を失い、ここまで悪化したそう。でも、独身時代は「こんなにひどくなかった」とMさん。

[リビング]

「優しく穏やかだった夫が別人のように豹変し、『片付けろ』と怒鳴ります。そんな夫の姿を見て、私もパニックになり泣いてしまいます。仕事(稼業)で忙しい夫に、心休める家を提供できない自分が残念です。夫も怒りが抑えられないと、実家で寝泊まりしています。夫(35歳)は娘(2歳)を溺愛しているし、私も夫が大好きです。夫婦の関係を修復したいので、助けてください」

 散らかる場所を検証すると、「モノが増える原因」と「捨てられない理由」が見えてきます。住人が抱える問題をまとめながら、汚部屋を覗いてみましょう。

[原因.1]食品庫

 夫とはグルメの趣味がぴったりと話すMさん。「料理好き」だとわかるキッチン周りでしたが、大人2人では食べきれないほどの食材の量です。 

 Mさんは、焦るほど好きなコトに逃げてしまうのでしょう。専業主婦だから、苦手な片付けや掃除も頑張らなきゃというプレッシャーがあった。その焦りが、好きな料理に向かって食品をつい買い溜めしてしまう。

[原因.2]洗面室

 100均の便利グッズや小物が目立ちます。家事を楽にしたい、可愛いインテリアにしたいという意欲ばかりが散らかっているようでした。

 自分だけの自由な時間とお金がなくなったせいか、安物を爆買いしてストレスを発散しがちだというMさん。ひどい時は、100均で3,000円以上買うことも……。小物を買うことで、偽りの満足感を繰り返しているのでしょう。

[原因.3]リビング

 親のマネをして子は育つ。その言葉どおりか、娘もおもちゃを散らかし放題。片付けても、すぐに散らかします。私を見てそうなったのかと不安だというMさん。

 おもちゃの多くは、両親や親戚からの贈り物ばかり。善意の捨て時がわからない、ギフトの山と化しています。対象年齢を過ぎた古いおもちゃも多く、大人でも片付けられない量。収納の仕組みも問題です。

[原因.4]寝室

 クローゼットを支配するのは、母親が相談もなく送りつけた高級衣装箪笥。洋服の半分以上は、母と姉からの贈り物。わざわざ用意してくれたと思うと、捨てられない。かといって、着たいとも思えず「タンスの肥やし」になる始末。

 母は通販で買ったモノを勝手に送りつけてくる、とMさん。ずっと仕事で忙しかった罪滅ぼしか、モノを買い与える癖があるそう。Mさんもまた、それを断れない。母のお節介と姉の押しつけが原因として見えてきました。

[原因.5]将来の子ども部屋

 アパレルの販売をしていたため、頑張って買った洋服を捨てられないとMさん。また、母と姉からもらった衣類も「いつか売ろう」と山積みのままに……。Mさんの思い出が詰まった洋服と、母と姉からのギフトで部屋が満パン! 

 後回しにしてきた「いつか」を放置した結果、大切なモノを失ってしまうかも。

[まとめ]

 ひとりで解決できないなら、「プロ」に相談を求めてください。Mさん自身も夫から「プロへの相談」を提案され、コチラへたどり着きました。これから劇的に、モノを手放して「片付けやすい仕組み」へと改善していきます。離婚寸前の夫婦仲もどう変わったか、今後のレポートでお届けします!

 

昭和~平成で溜めた“汚部屋”が30時間でこうなった! 片付けられない37歳・女編

20代の捨てられない思い出、過去の恋愛、三日坊主のアイテム、蓄積された趣味のコレクション、不安の数だけ溜まるストック商品……。収納ライター・ito makiが、30代・女性のひとり暮らしにありがちな、モノと煩悩に支配された“汚部屋”を一掃。ゴミという名の過去を捨て、心ごと汚れを洗い流し、願いが叶う“悟り部屋”に変えていきます!

【煩悩004-Finish】(Kさん・37歳)

 5日間(1日6時間)をかけて、中野区に住むKさん宅(37歳)すべてを片付けました。最終章のまとめは、寝室のビフォーアフター写真と動画の比較です。第三者が見ても、必要なモノが見渡せる部屋に劇的チェンジ! スッキリした新生活をご覧ください。

[Before]

 

[After]

 置きっぱなしのモノが多いほど、部屋は散らかります。部屋がずっと片付かないと悩む方ほど、モノの「移動」を繰り返しています。

 この寝室にも、散らかる仕組み(突っ張り式のポールラック※)がありました。片付けようと思ったら、まず「押入れ」のスペースを空けること。何年も見直していない「押入れ」には、死蔵品がたっぷりと詰まっています。使っていないモノを「処分」すれば、散らかる仕組み※を手放せます。

 スッキリのポイントは、「押入れ」があるなら「収納家具」を持たないことです。

 Kさんの押入れからも、「昭和の化石」がたくさん出てきました。ネガフィルムや20年分の手帳、旅の記録、夢中になったアイドルグッズ、思い出の洋服などです。まるで昔の思い出が、過去に戻れと引きずり込むようです。手に取った瞬間、記憶が黄泉がえるモノを処分するのは、覚悟がいります。でも、何年も見返さないモノは部屋の気を奪う、「死蔵品」なのです。

 スッキリしたいと挑んだKさんですから、アルバム以外のモノを全処分できました。思いとどまる方は、文字や雑貨は写真DATAに変えて保管する。増えすぎた写真は、類似カットを減らしてスリムにまとめましょう。

小さくてかさばらないモノこそ空間を奪う

 さらに懐かしい、フロッピーディスクと100円札も発見。このような小さくてかさばらないモノこそ、捨てずに保管しがちです。やがて、その場しのぎの「癖」が膨らみ、空間を奪う山の一部と化します。これぞ、モノが多い人の特徴です。とくに、使いきれなかった「未使用品」は、「いつか使うかも」と残しがちです。目的のない「コレクション」も「とりあえず」と先延ばしになります。

 小さなモノの「チリツモ現象」は、捨てられない病に直結します。大きな家ならまだしも、家賃が発生する空間では大敵です。文房具、コスメ、薬など「かさばらない小さなモノ」まで見直すことが、深い意識を変えてくれます。

[Before]モノを「溜め込んだ」だけの頃

[Before]モノを「大切に保管」できる今

 寝室の劇的チェンジは、小さな死蔵品まで徹底的に「断捨離」して、必要なモノだけを「収納庫の中」に収めたからです。モノが多い人ほど「収納テクニック」や「収納グッズ」を必要としますが、お金で解決するのは本末転倒です。

 解決のポイントは、「押入れ」に収まる量までモノを減らすことです。しかも、捨てるだけなのでほぼ「無料」で実現できます。

 とはいえ、収納庫がない部屋もあります。そのほとんどは部屋の広さを優先したため築年数が古い物件ばかり。だから永遠に、片付けが追いつきません。でもモノを減らすことができれば、快適な設備の部屋にグレードアップも可能です。加えて、お金と時間からも自由になれます。

——— 部屋が変わるとどんな気持ちになるか? 

 Kさんの寝室のビフォーアフター動画で体感してみましょう。

[Before]

 
 
 
 
 
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[After]

 
 
 
 
 
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 Kさんの「お金をかけずにスッキリしたい」という目標が、このように変わりました。メルカリやジモティーを使って、不用品をお金に変えることもできました。モノを「捨てられない」彼女にとって、キツイ作業の日もありましたが、たった30時間(5日間)で37年間の重みを減らすことができたのです。

 今回の応募はKさんにとって、人生の転換期でした。人生で辛い状況に対面したとき、お金を使うことで憂さ晴らしをしても一瞬の気休めです。孟子の「居は気を移す」という言葉があります。住む場所や環境によって人の気性は変わるという意味です。メールではなく声でお礼を伝えたいと電話をくれた彼女に、幸運の気が降り注ぎますように。

<プロフィール>
伊藤まき(ito maki)
収納ライター・兼・整理収納アドバイザー1級。おがくず工場に生まれ、ホテル清掃員、国鉄系レストランの厨房、内装会社、デパートの搬入搬出など“家事の土台”を極めた生活を経て、出版社入社ののち独立、現在に至る。モノを手放すほど「幸運」が舞い込むジンクスを何度も体感! 貧乏神と決別した実体験をもって、整理収納の威力をお伝えします。
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【煩悩004-12:靴が捨てられず玄関を圧迫】(Kさん・37歳)

 今週も、中野区に住むKさん(37歳)宅からお届けします。溢れたモノを片付けるときは、「一気にすべて」やり遂げましょう。その人の性格に合わせて、毎日数分というメソッドもありますが、苦手なコトは「すぐ、片を付ける」ほうが重荷になりません。というわけで、今回は「靴の整理」を含めた玄関編です。

[Before]靴=50足、傘=14本

 下駄箱に入っていたモノを、「ぜんぶ出し」した1枚です。詰め込んだ数は、靴50足、傘14本でした。ほか、シューズホルダー、自転車グッズ、工具類などもドッサリ! ここから、「1年以上履いていない」「劣化している」「足に合わない(痛い)」などネガティブな思いが宿るモノを処分します。

[After]必要とした数は靴=30足、傘=6本

 Kさんが必要とした数は、靴30足、傘6本でした。この断捨離をきっかけに、「モノを買わない生活をしたい」とKさん。残した数は多めですが、靴を履きつぶす覚悟で選んでくれました。断捨離後、今後の買い物に「慎重になる」ほど、片付けの効果を得たことになります。とてもうれしい一言です。

 玄関は「幸運を招く“気”の入り口」なので、何も置かずに清潔感をキープしましょう。Kさんの下駄箱(共有)はサイズが大きかったので30足残せましたが、小さな下駄箱ならそこに収まる量を目指したいですね。

 靴に限らずモノを処分するときは、「なぜ履かなかったのか?」と考えることが大切です。モノが増えるのは、捨てられないだけじゃなく「買う行為」と深く密接しています。どんな心境で買ったのかを思い返して、「手放す理由」を探ります。メンタルを紐解くほど、片付けの素晴らしい効果に出会えます。

 次は、玄関脇の収納庫を片付けます。

生活用品のストックが見つからない収納庫

[Before]生活用品の収納庫として活用したい

 玄関脇の収納庫も、押入れと同じ80cmの奥行きがありました。バスルームとトイレが近いため、生活用品のストックがゴロゴロと目立ちます。ひと目で、在庫量がわからないと2度買いをしてしまいます。こちらも、「ぜんぶ出し」で片付けます。

【収納庫に入れてたモノ】キャンプグッズから、実家の思い出グッズまで!

 収納庫の奥から、キャンプグッズ、布団乾燥機、スーツケース、収納椅子などが出てきました。1年以上使っていないモノを基準に、多くのモノを処分しました。家族の思い出グッズは、コロコロ収納ケースに保管します。また、紙袋に入れたモノは何を入れたのか忘れるので、透明の袋に入れるorラベルを貼るなどしてわかりやすくしました。

【収納庫に入れてたモノ】「いつか使う」花瓶が5つも!

 花瓶を集めると、5つもありました。このような「いつか使うモノ」を保管すると膨大な数になります。必要なときは、グラスや器で代用できます。収納空間に制限がある家は、ワンパターンでしか使えないモノを持たないことも見極めポイントのひとつです。どうしても必要なときは、100均で用意できます。

[After]ワイヤーネットを吊り下げる

 収納庫の奥行きを前後に分けて、出し入れしやすく改善しました。奥側には使用頻度の低いモノ。手前には、生活用品のストック(回転率の高いモノ)を置きます。大きな扉の裏側も、ドア用フック(角型エスカン)に、ワイヤーネットを吊り下げて使用頻度の高いモノを設置しました。すべてをモノ別に分けたので、必要なモノをワンアクションで取り出せますし「在庫量」もひと目で分かります。

モノ置きに暮らすのではなく、楽しく快適な生活を!

 

[まとめ]
片付け中、Kさんのインテリアへの夢も出てきました。バリ旅行で買ってきたというパイン型のミラーです。大切に持ち帰ったモノも、袋に包まれたままでは可愛そうです。モノは「使ってこそ生きる」ので、賃貸用フックで飾ることにしました。部屋を自分好みにすることで、丁寧な暮らしを続ける気持ちが強くなります。次回は、Kさん宅のお片付け「最終編」です。

――次週は、8月19日(月)に更新!

<プロフィール>
伊藤まき(ito maki)
収納ライター・兼・整理収納アドバイザー1級。おがくず工場に生まれ、ホテル清掃員、国鉄系レストランの厨房、内装会社、デパートの搬入搬出など“家事の土台”を極めた生活を経て、出版社入社ののち独立、現在に至る。モノを手放すほど「幸運」が舞い込むジンクスを何度も体感! 貧乏神と決別した実体験をもって、整理収納の威力をお伝えします。
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絶対リバウンドしない、徹底「押入れ」改造術! 上・中・下段を制する収納の“正解”は?

20代の捨てられない思い出、過去の恋愛、三日坊主のアイテム、蓄積された趣味のコレクション、不安の数だけ溜まるストック商品……。収納ライター・ito makiが、30代・女性のひとり暮らしにありがちな、モノと煩悩に支配された“汚部屋”を一掃。ゴミという名の過去を捨て、心ごと汚れを洗い流し、願いが叶う“悟り部屋”に変えていきます!

【煩悩004-10】片付けても散らかってしまう押入れ(Kさん・37歳)

 引き続き、中野区に住むKさん(37歳)の「押入れ」を片付けます。前回は、左側のクローゼットを。今回は、「カビの温床」となった右側の赤枠部分の押入れを改善します。モノで密集した「息苦しい押入れ」を、再起動させます!

[Before]ホコリと湿気で、澱んだ部屋に……

 モノを減らすタイミングを見失ったまま、「とりあえず保管」すると「大切なモノ」が埋もれます。捨てるよりも、保管するほうが収納の技術も必要だし家賃もかかります。モノだけじゃなく、目に見えない「負のループ」まで増えるのが問題の本質です。まずは、モノを減らして「湿気対策」から始めます!

押入れの奥を一層して「カビの温床」を撃退!

[Before]ギュウ詰めの場所ほど、奥が暗闇に!

 押入れの中にモノを詰めっぱなしだと、こんな状態になります。モノを選別する間、ゴミを取り濡れ雑巾で拭き上げました。カビが発生していたので、アルコール除菌スプレーを吹きかけてよく乾かします。

 今回は、湿気に強いバスルーム用の壁紙(筆者私物)を使いました。除湿シートのほか、定期的に交換できる新聞紙でもOKです。予算があるなら、スノコ、備長炭、珪藻土も最高です。紙素材は、湿気を吸収したままだと「カビの温床」となりやすいので、定期的に変えるようにしてください。

 押入れに白い壁紙を敷いたことで、ベニヤ板の昭和感漂う暗さも消え明るくなりました。「湿気対策」をした後は、必要なモノを収納していきます。

 扉の中は必ず「見える化」で整える

[Before]無秩序なブッコミ収納

[After]ひと目で手に取る、ムダ無し収納

 押入れの天袋には、季節のモノ、使用頻度の低いモノ、保管したいモノを収納します。押入れの扉が付いていない場合、落下すると危険なモノ(重たいモノ、割れるモノ)は避けてください。寒さを感じたら必要となる、毛布(軽めのモノ)は、取っ手付きランドリーバッグへ収めると、出し入れが簡単です。

[Before]来客用布団がゴールデンゾーンを圧迫

 押入れ中段は、モノの出し入れが快適な「ゴールデンゾーン」と呼ばれる場所です。ビフォーでは、布団ラック上に来客用布団を置いていました。その周りを囲むのは、洋服のトップスとバッグの群れです。繊維系のモノが密集しているので、虫食い、カビ、臭いを招く原因になります。使用頻度の低い布団は「圧縮」して、使用頻度の高い衣類は「衣装ケース」の中へ収めました。

[片付けのコツ]帽子やカジュアルバッグを収納ケースへ

 黒カビが発生していた布団ラックを外して、ジモティーでもらった収納ケースを使いました。置き場が見つからず、ホコリを被っていた帽子やカジュアルバッグを収めます。湿気が強いため、新聞紙を敷いて除湿剤をセットします。

吊り下げ収納を活用して!

[片付けのコツ]バッグとトップスを吊り下げ収納!

 型崩れを避けたいバッグとトップスを、吊り下げ収納にしました。押入れの天井には、突っ張り棒を抑える凹凸があるので落下の心配もありません。今シーズンに使うモノを手前にし、モノとモノの間に余裕を持ちました。100均で買える、吊り下げ型除湿剤をかけるとより効果的です。

[片付けのコツ]隙間収納も通気性を考えて配置

 天袋で使っていたワイヤーバスケットは、吊り下げたトップスの下に“隙間収納”として活用しました。通気性の良い配置なら、カビの心配も軽減できます。これで、すべてのモノたちが「呼吸できる押入れ」に変わりました。

[Before]収納ケースから、溢れ出る洋服たち

[After]収納の「面」が整ってスッキリ!

 押入れの下段には、置き場のない洋服が山積みでした。ご覧のように、収納の「面」が整ったので、スッキリして見えます。押入れの下段は、ホコリが溜まりやすいので収納ケースで埋め尽くすと快適です。小さな収納チェストは、キッチン収納に活用して、左の押入れから収納チェストを移動しました。

 収納ケースの引き出しは、実際にモノを取り出すときを考えながら収めていきます。上から見て、ワンアクションで手に取れることが大切。靴の空き箱やファイルボックス、100均の不織布仕切りケース、ポーチなどを使ってグループを小分けに収めます。こうすることで、必要なモノを一度で出し入れすることができ、散らかる心配もありません。

[収納のコツ]上から手に取れるように配置

[収納のコツ]グループ別収納も「仕切り」で細分化

 

[Before]ホコリと湿気で澱んだ押入れ

[After]お金をかけずにスッキリ

 モノで密集した「息苦しい押入れ」が、余裕のある「生きた押入れ」へと変わりました。 モノの存在がハッキリ見えることで、メンタル面も明るく変わります。使わないモノに支配されていた押入れも、「負のループ」から脱出できました。本当に大切なモノを、カビや臭いから守ることもできます。

――次週は、8月12日(月)に更新!

<プロフィール>
伊藤まき(ito maki)
収納ライター・兼・整理収納アドバイザー1級。おがくず工場に生まれ、ホテル清掃員、国鉄系レストランの厨房、内装会社、デパートの搬入搬出など“家事の土台”を極めた生活を経て、出版社入社ののち独立、現在に至る。モノを手放すほど「幸運」が舞い込むジンクスを何度も体感! 貧乏神と決別した実体験をもって、整理収納の威力をお伝えします。
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ダイソーの「落ちない名品」で、イラッとするトイレの“収納と掃除”が極楽に!

「押入れ収納ケース」は買ってはいけない!? 使いやすくて湿気も溜まらない「○○用」が正解!

20代の捨てられない思い出、過去の恋愛、三日坊主のアイテム、蓄積された趣味のコレクション、不安の数だけ溜まるストック商品……。収納ライター・ito makiが、30代・女性のひとり暮らしにありがちな、モノと煩悩に支配された“汚部屋”を一掃。ゴミという名の過去を捨て、心ごと汚れを洗い流し、願いが叶う“悟り部屋”に変えていきます!

【煩悩004-09】カビが発生したぎゅうぎゅうの押入れ(Kさん・37歳)

引き続き、中野区に住むKさん(37歳)の「半間の押入れ」を片付けます。洋服の量を減らした後は、散らからない「収納」を目指します。今回も、「ジモティー」を利用したので費用は0円です!

[Before]部屋の空気が淀んでる!?

 扉を開けると、3段式の連結チェストが鎮座していました。メルカリに出品中だという、着ていないコートも収納を圧迫しています。ムダな空間とモノの山が目立つ、もったいない使い方ですね……。モノが溢れているので、湿気も溜まります。モワ〜ッとした空気が漂い、洋服を選ぶテンションも激落ちです。

奥行きが深くて使いにくい「押入れ収納」を快適化!

 上の図面は、Kさん宅の「押入れ」のサイズです。昔は、布団・着物・五月人形・ひな祭りなど日本の生活道具を収納していた「押入れ」も、ライフスタイルの変化により使いにくい空間へと変わりました。古くは、収納ケースも桐の衣装箱やつづらなど防虫と抗菌を兼ねた、通気性の良い自然素材が使われていましたが、現代ではプラスチックが主流です。風通しの良い部屋なら、こうした収納ケースはまだしも……。Kさん宅もやはり、カビが発生していました。ジメジメした空間を「快適なクローゼット」へと変えるには、どんなコツが必要でしょう?

[Before]風が通らないと、カビが発生します

[After]出し入れを楽にして、定期的な風通しを!

 モノを「ぜんぶ出し」てから、ホコリとカビのもとを一掃します。拭き掃除をしてから、アルコールを吹きかけ扇風機をあてて乾かします。モノを収納する際の一番の湿気対策は、「詰め込まない」こと。キャスター付きの収納ケースまたは、片手で取り出しやすい収納箱へ収めて、風通しを良くします。

 半間の天袋には、使用頻度が低いモノ(季節のモノなど)と保管したいモノ(思い出ボックス)を収めました。隙間にモノを詰め込まないように、手前へ置きます。モノを箱に収めることで、出し入れも楽になり湿気もブロックできます。 除湿剤は、見える場所へ設置して定期的に交換できるように。

[Before]不揃いなハンガーで、出し入れもイライラ

[After]ハンガーを統一するだけで、すべて極楽に!

 ハンガーのサイズがバラバラだと、出し入れが不自由になりストレスも増えます。サイズを統一することで、収納力が増え服の移動も一度で済みます。 壁側サイドは、フックや突っ張り棒を活用して小物(スカーフやベルト)を置くと便利です。ちなみに、クリーニングのビニール袋は“湿気がこもりやすい”ので要注意。 100均の不織布製衣類カバーに変えると、通気性も良く安心です。

[Before]山積みと余白でスペースのムダ使い

 収納ケースでオススメできないのが、押入れ用のサイズ(奥行き80cm)と3段式の連結チェストです。ビフォー写真からも、もったいない使い方だとわかります。押入れのサイズに合わせて収納ケースを揃えると、予算がかかります。とはいえ、収納ケースを使ったほうが「モノの住所」も決まり、湿気対策にもなります。

 といことで今回も、「ジモティー」を使って用意しました。

 ブロック式のクローゼット用収納ケースを、無料でゲットです。少し黄ばんでいたので、「オキシ漬け」をしました。プラスチックに付いた汚れが気になるなら、浴槽に酸素系漂白剤(オキシクリーン)を溶かして漬ければキレイになります。押入れのある生活が続くと限らない方は、ジモティーやリサイクル店を利用して予算を抑えましょう!

奥行きが深い空間は、クローゼット用ケースを「前後」使い

[After]押入れ用ではなく、クローゼット用ケースを利用!

 一般的な押入れの奥行きが80〜85cmに対し、クローゼットは45〜60cmです。押入れのサイズに合わせようとせず、クローゼット用収納ケースを選びます。空間を「前後」に分けて使えば、モノの迷子もなくなります。女性ひとりでも動かせるサイズなので、住み方を変えても融通がききます。また、定期的な出し入れもできるので、ホコリや湿気が溜まる心配もありません

【Point!】洋服は種類別に「タテ」に入れること!

 クローゼットを開けるたび、散らかりが気になるのは「面」が凸凹で色が氾濫しているからです。透明の収納ケースを、画用紙で目隠しして「面」をスッキリ整えます。ラベルも貼って、「モノの住所」もしっかり決めました。

暗い押入れが、快適クローゼットに変身!

[After]

 ビフォー写真に比べ、明るくスッキリした印象へと変わりました。誰が見ても「モノの住所」がわかる仕組みなので、以前のように散らかる心配はありません。大きな空間を便利な収納庫へと変えるときの問題は、予算がかかることです。この先「住まい方が変わる」「モノに縛られたくない」「身軽でいたい」ならお金をかけずに解決すると、手放す決意も簡単になります。次週は、隣の大きな押入れを片付けます!

――次週は、8月4日(月)に更新!

<プロフィール>
伊藤まき(ito maki)
収納ライター・兼・整理収納アドバイザー1級。おがくず工場に生まれ、ホテル清掃員、国鉄系レストランの厨房、内装会社、デパートの搬入搬出など“家事の土台”を極めた生活を経て、出版社入社ののち独立、現在に至る。モノを手放すほど「幸運」が舞い込むジンクスを何度も体感! 貧乏神と決別した実体験をもって、整理収納の威力をお伝えします。
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☆☆☆収納のお悩み[何歳でもOK!お住まいどこでもOK!]大募集!☆☆☆

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「バッグ収納」のイライラがスッキリ解決! 200円で狭小クローゼットの容量“2倍増”の方法
タオル収納は「ダイソーのフラップ式ボックス」が正解! 狭い洗面所も清潔&極楽のコツ
ダイソーの「落ちない名品」で、イラッとするトイレの“収納と掃除”が極楽に!

押入れクローゼットを制する整理術! 毎朝、着る服に悩まないワードローブ「33着」の掟

20代の捨てられない思い出、過去の恋愛、三日坊主のアイテム、蓄積された趣味のコレクション、不安の数だけ溜まるストック商品……。収納ライター・ito makiが、30代・女性のひとり暮らしにありがちな、モノと煩悩に支配された“汚部屋”を一掃。ゴミという名の過去を捨て、心ごと汚れを洗い流し、願いが叶う“悟り部屋”に変えていきます!

【煩悩004-08】カビが発生したぎゅうぎゅうの押入れ(Kさん・37歳)

 前回に続き、中野区に住むKさん(37歳)のお部屋から、今回は押入れを整理します。押入れの高い収納力をフル活用する前に、まずは不要なモノを減らさなくてはなりません。どれだけ減らせるか、「ワードローブの定数」に触れながら紹介していきます。

[Before]モノの密度が多いほど、ストレスUP!

 ひとり暮らしの量にしては、モノが多すぎます。メルカリで販売中の衣類や来客用の布団など、使っていないモノまで占領していました。この状況をエレベーターや満員電車でたとえると、ストレスフルで呼吸もできません。その証しに、モノの密度により空気や湿気が停滞して“カビが発生”していました。

奥行き80cmの押入れから、詰め込んだモノを「ぜんぶ出し」

 片付けのファーストステップ、押し入れのモノを「ぜんぶ出し」します。すべてのモノを出して見直してみると、何年も使っていないモノや忘れていたモノの量に気付きます。収納ケースごとに1種の衣類(半袖や靴下)が押し込んでありましたが、ワンクールでは着用できない量です。

 Kさんの大好きな帽子を集めた写真です。一つひとつ手に取って「本当に必要か?」を見直す作業をしてもらいます。小物類は、好みが反映されるので同じデザインのモノが目立ちます。しかし、長く持つほど「古びた」印象を帯び、「買った当時の喜び」も色あせます。似たデザインも多いため、大切にしたいほうを選んでもらいました。思い出が残る愛着品は、写真に撮って記録するなどして「必要最小限」まで絞ります。

 気がつくと増えてしまいがちな、冬の服装小物。屋外ライブイベントなどアグレッシブな活動を好むKさんの、オンとオフのチョイスもあって7個の手袋が集まりました。よく見ると、汚れた手袋も目立ちます。こちらも帽子と同様に、丁寧に使っていきたいモノだけを残すこにしました。

 部屋中に転がるバッグを数えると、35個も出てきました。なかには、Kさんのお母さまが80年代に買ったという希少なシャネルバッグも発見! 保存状態が良ければ、ヴィンテージブランドとして高値が付くことも珍しくありません。

 しかも、今どきのスクエアデザインです。なのに、押入れの奥でペタンコに型くずれしていました。外国製のレザー商品は、日本の湿度に弱い欠点があります。定期的なメンテナンスをしないと、内側の生地が傷み表面の輝きが失われます。

35個のバッグより、とっておきのシャネルをひとつ

数を持ってしても、圧倒的なトップブランドの魅力には叶いません。そこで、「バッグの半分を現金に変えて、メンテナンス費用へ回そう」と提案。古い型となると本店でのメンテナンスは難しいのですが、手放すつもりがないのなら修理専門店で復活します。(ブランド価値は失われますが、レザーの補色やクレンジングが可能です)。嬉しいことに、Kさんは即行動に移してくれました。その後、シャネルのメンテナンス費用はもちろん、お母さまの宝石も現代風にリメイクしたと嬉しそうに報告が。

 さて、次は洋服の整理に入ります。ここで質問。女性のワードローブは、いくつあれば足りるのでしょうか? 日本には四季があり、トレンドの移り変わりも猛スピードで変わります。数を持てば、「今日着る服」に迷わずに済むのでしょうか? そんな悩みを解決するヒントがあります。

 少ないモノで豊かに暮らす「ミニマリズム」というライフスタイルが注目になった2010年、アメリカの人気ブロガー・コートニー・カーバーさんが「プロジェクト333」というタイトルで「洋服の定数化」にチャレンジしました。

 内容は、ワンクール(3カ月)に必要なワードロープを33点のみ厳選するというルールです。外出用のワードロープなので、洋服・靴・アクセサリー・バッグに限ります。この33着から、着回し術を磨くのです。ちなみに、日常的に身につける、アクセサリー・下着・家着・運動着は除きます。この案に賛同した多くのユーチューバーが、コーデ術を動画で紹介しています。驚くほどオシャレなので、『Project 333』と検索して参考にしてみてください。

[まとめ]
「大切なのはカラット数ではなく真の輝き」とは、ココ・シャネルの名言です。ダイヤモンドが手元になくても、数より質を大切にする心がしれます。さらに「シンプルさは、すべてのエレガンスの鍵」と語り、色や装飾を排除したブラックドレスを発表。最後に、終の住処として知られるホテル・リッツのクローゼットに残した洋服は、たった2着のシャネルスーツだった逸話も有名です。自分を高めるスタイルは、数ではないことがわかります。

――次週は、7月22日(月)に更新!

<プロフィール>
伊藤まき(ito maki)
収納ライター・兼・整理収納アドバイザー1級。おがくず工場に生まれ、ホテル清掃員、国鉄系レストランの厨房、内装会社、デパートの搬入搬出など“家事の土台”を極めた生活を経て、出版社入社ののち独立、現在に至る。モノを手放すほど「幸運」が舞い込むジンクスを何度も体感! 貧乏神と決別した実体験をもって、整理収納の威力をお伝えします。
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「バッグ収納」のイライラがスッキリ解決! 200円で狭小クローゼットの容量“2倍増”の方法
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散らかる部屋の“NGあるある”を解説! 「お金」に変わる大型家具の“捨て方”ポイント

20代の捨てられない思い出、過去の恋愛、三日坊主のアイテム、蓄積された趣味のコレクション、不安の数だけ溜まるストック商品……。収納ライター・ito makiが、30代・女性のひとり暮らしにありがちな、モノと煩悩に支配された“汚部屋”を一掃。ゴミという名の過去を捨て、心ごと汚れを洗い流し、願いが叶う“悟り部屋”に変えていきます!

【煩悩004-08】ラックに囲まれた悲しき万年床(Kさん・37歳)

 前回に続き、中野区に住むKさん(37歳)のお部屋です。今週は、部屋の四隅を片付けて“万年床”からの卒業を目指します。

 Kさんの寝室が“万年床”である問題は、「突っ張りポールラック」にありました。実はこれ、散らかっている家ほど“あるある”な光景です。大きな押入れがあるのに、洋服が入らないからと「収納家具を増やす」のです。モノを減らさず、家具を増やすと「片付かない仕組み」を生み出します。こうなると、モノが増え続けて掃除が面倒に! さらに、ホコリや日焼けによってモノの劣化も加速します。

散らかる原因を「ジモティー」で排除する!

 「突っ張りポールラック」と「スチールラック」は、フリマアプリのジモティーを使って手放すよう提案しました。Kさん自身も、ゴチャゴチャの原因だと納得しその場で出品です! 必要な方からの申し込みも速く、家にいるだけで現金(1,000円)に変えることができました。ここにあったモノ(洋服、バッグ、帽子)は、次回より押入れへまとめます。

 ラックの横には、懐かしい昭和の“三面鏡”がありました。とても状態が良いため、Kさんに問うと「母が大切にしていた宝モノです。実家を畳むときに、プロの職人に修復依頼しました」とのこと。上質なアンティーク家具ですから、未来の劣化を防ぐためにモノで埋めないようにしました。家具の上に「モノを置かない」と心がけるだけで、サッと掃除ができるようになります。

 ジモティーを使って、モノが散らかる原因(余分な収納家具)を手放しました! 全体の写真に戻って、改めてビフォー&アフター写真を比べてみましょう。

暗い「万年床」から、明るくハッピーな寝室へ!

[Before]三面鏡の前には、万年床が!

[After]布団をたためるスペースが完成!

 これまでは、手の届く範囲に使うモノを置いていました。とても便利な反面、散らかる&掃除が怠る原因になります。家具の上にモノを置かないルールを保つだけで、これだけ印象を変えられます。万年床だった寝室も、旅館のようにこざっぱりと落ち着きました。

 Kさんのお部屋には、十分な収納力を持つ押入れがあります。なのに、スチールラックやポールラックという大きな収納家具がありました。家がゴチャゴチャする圧倒的な原因は、押入れを活用しきれず「モノを増やす」ことから始まります。部屋の中に直置きする家具は、最低限で済ますほど片付きます。

 大きな家具や家電は、手放すにも手間・時間・お金がかかるため、「捨てられない」「捨て方がわからない」「面倒くさい」と諦めて挫折してしまいます。ところが、「お金に変わるモノ」「役に立つモノ」もあるとわかると「手放す決心」が固くなります。

■今回、Kさんが「ジモティー」を使って手放したモノ
・掃除機(無料)
・布団乾燥機(無料)
・キッチンのスチールラック(無料)
・寝室の突っ張りポールラック(現金化)
・寝室のスチールラック(現金化)

大型不要品の「捨て方」

 処分するにも、住人の性格、予算、時間などの都合があります。少しでも現金化したいのか? その日のうちに処分したいのか? など、何にポイントを置くか見極めることも大切です。筆者はいつも、図の4パターンを説明しています。

[選択1]ジモティーへ出品する
お金になるかも度◎◎◎

フリマアプリ『ジモティー』は、地元で欲しい人(安く欲しい・無料で欲しい)と手放したい人(お金にしたい・引き取りに来て欲しい・無料で処分したい)を繋げる手数料無料の掲示板です。ポイントは、出品から2日経っても問い合わせがない場合は「値引き→無料」と変えること。利益より手放すコトを優先にしましょう。

[選択2]リサイクル店へ売る
お金になるかも度◎

有名ブランドの家具、新製品に近いモノだけに値段が付けられると考えましょう。また、手放したいモノの点数が多いときにもオススメです。とはいえ、苦労して持ち込んでも「0円」だったケースもあるので要注意! 無名ブランド、劣化したモノなどに付く金額は期待しないほうが無難です。

[選択3]各自自体へ問い合わせ
処分代の有料度¥

Kさんの場合、東京都・中野区・粗大ごみと検索してHPを確認します。後は、HPに従って申し込みます。処分するモノに「粗大ごみ・有料ごみ処理券」のシールを貼り、指定日に家の前に置くような段取りです。粗大ゴミの種類、サイズによって300〜1500円の有料となります。他人とのやりとりを面倒に感じる人、捨てると決めたらすぐに手放したい人にオススメです。

[選択4]不要品回収業への依頼
処分代の有料度¥¥¥

実家の片付けをはじめ、その日中に片を付けたい時に役立ちます。最近は、「軽トラック積み放題プラン(¥7,000〜)」といった明瞭会計もあります。よく確認して業社を選びましょう。時は金なり! と考える人に最適な方法です。

[まとめ]
片付かない家ほど、備え付けの押入れを見直すだけで解決できます。もしや、「散らかる原因」は、部屋の角にある収納家具かもしれません。押し入れの収納力をもっと活かせないか、部屋の中にある収納家具周りが散らかっていないか……? よく観察されることから、オススメします。

――次週は、7月22日(月)に更新!

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伊藤まき(ito maki)
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