今週の注目記事・第1位 「鶴保庸介沖縄・北方担当大臣が捨てた『18歳年下妻』と『2歳の息子』」(「週刊ポスト」9/2号) 第2位 「小池百合子が斬り込む都議会ドン内田茂『疑惑の核心』」(「週刊文春」8/25号) 第3位 「『SMAP』解散の魑魅魍魎」(「週刊新潮」8/25号) 「SMAP解散『僕たちは15年前に壊れていた』」(「週刊文春」8/25号) 「ドキュメント『SMAP解散』 あの夜、キムタク抜きで話し合われたこと」(「週刊現代」9/3号) 第4位 「『ムスコを嫁に取られて』内村航平祖母が明かす“嫁姑関係”」(「週刊文春」8/25号) 第5位 「『安倍昭恵』総理夫人に『沖縄反基地運動』を電撃訪問させた例の歌手」(「週刊新潮」8/25号) 第6位 「天皇陛下『お言葉』を私はかく聞いた!」(「週刊新潮」8/25号) 第7位 「60すぎたら、70すぎたら、『買ってはいけない』保険<全実名>」(「週刊現代」9/3号) 第8位 「法務省激震 検事総長候補がセクハラで辞職していた!」(「週刊文春」8/25号) 第9位 「2016好きなジジイ、嫌いなジジイ」(「週刊ポスト」9/2号) 第10位 「ティファニー一揃い100万円!『福原愛』これじゃ勝てない!」(「週刊新潮」8/25号) 第11位 「右脳教育の講師が自宅お風呂で水中出産した競泳『池江璃花子』」(「週刊新潮」8/25号) 第12位 「澤穂希のソックリさんという競泳金メダルの伏兵『金藤理絵』」(「週刊新潮」8/25号) 第13位 「よけいに悪くなる『薬と手術』」(「週刊現代」9/3号) 【巻末付録】 現代とポストのSEXグラビアと記事の勝者はどっちだ! 8月21日(日曜日)の中央競馬でWIN5(5つのレースの1着馬をすべて当てる)史上最高額となる4億2,012万7,890円の払い戻しがあった。売れたのは625万8,661票で、的中したのはたった1票だったそうだ。 これまでの払戻金の最高額は昨年9月のWIN5で出た3億9,566万3,730円だった。ちなみに私ではないからね。 さて、合併号が明けても現代は薬と手術についての大特集を続けるらしい。文春もこのところ「薬の正しい止め方」「危険な手術はこう断れ」など、現代の後追い記事をやっている。 ポストのほうは、この路線では後れを取ったとしてか、ちょっとひねって歯医者の問題をやっていたが、今週は死ぬほど辛い延命治療、死に方格差、お墓の問題から「あの世」の研究までやっている。 現代とポストの記事を宮沢賢治風にまとめるとこうなる。 いくつになっても「死ぬまでSEX」をし、病気になったらいらない薬や手術を拒み、その時が来たら延命治療など受けず、天寿をまっとうして、墓などに入らず、あの世とやらへ飛び立っていく。そんなジジイに私はなりたい。 皆の衆! 死期が迫ったら現代とポストを読むしかないんですぞ! 現代の特集の中で、これはというところだけを紹介しておこう。 1993年、胃がんのためにこの世を去ったアナウンサーでタレントの逸見政孝さん(享年48)。その死について妻の晴恵さんは、夫の死後に上梓した本『私ががんを恐れなくなった理由』(扶桑社)の中でこんな思いを吐露している。 「主人の手術はやらないほうがよかった。あの時、どうしてセカンドオピニオンを受けなかったのか。悔やんでも悔やみきれません」 そして今、逸見さんの息子・逸見太郎氏はこう語る。 「身近な人が将来万が一がんと診断された場合、どうか逸見政孝を思い出してください。そして、父や私たちの失敗を繰り返すことなく、堂々とセカンドオピニオン、サードオピニオンを取ってください。主治医の説明を聞く時は、ある程度病気について勉強した上で、しっかりとインフォームド・コンセントを受けてください。それは『医師を疑うこと』ではなく、『最善の治療を受けるために不可欠なこと』なのです」 医者任せにしないで、患者側も病気について知識を持ち、恥ずかしがらず面倒くさがらずに、他の医師の意見を聞くことは重要である。 また、昨今は価格の安いジェネリック薬品が多く出回ってきているが、これにも注意が必要だと現代は警鐘乱打する。 ジェネリック薬品に詳しい薬剤師の深井良祐氏が語っている。 「先発薬からジェネリックに切り替える際に、たいていの薬剤師は『有効成分は同じです』という説明をします。しかし、実際のところ、先発薬と同じ薬の効き方になるとは限りません。医薬品には複数の特許が絡んでいます。有効成分の特許である『物質特許』が切れていても、添加物に関する『製剤特許』が切れていない場合、まったく同じ薬は作れない。薬の効き方のスピードや強さなどがまったく違ってくることもあるのです」 また長尾クリニック院長の長尾和宏氏は、今のような状況にやはり警鐘を鳴らす。 「日本のジェネリック医薬品には安かろうは悪かろうという面が少なからずあります。アメリカではジェネリック局のような機関が品質管理を厳しく行っているので、安かろうはよかろうが可能です。しかし日本では品質のチェックが甘い」 テレビで大宣伝しているものは疑え。これは薬にもいえるのであろう。 さて、リオ五輪が終わった。印象に残ったのはやはりウサイン・ボルトの100メートル走3連覇だが、日本人選手たちもそれなりに頑張った。そんな話しをいくつか。 水泳界の「澤穂希」といわれ、日本代表チームの主将を務めている金藤理絵は、200メートル平泳ぎで見事金メダルを取ったが、闘争心を前面に出すタイプではないという。 文春によると、コーチが厳しい練習を指示しても、自信がないのか「嫌です」と答え、衝突することも多かったという。 この金藤を支えてきた下町企業があるそうだ。学校の水泳用品や介護用品を製造販売する東京・墨田区の「フットマーク」社がそれである。 同社は知る人ぞ知る独創的な会社だそうだ。磯部成文会長は「介護」という言葉を発明し商標登録しているそうだ。 金藤の着た水着は同社が販売契約を結んでいるイタリアのメーカー「Jaked」で、帽子は「フットマーク」社製品だそうである。 美人スイマーが多い中、澤似の金藤に親近感が湧く。 日本競泳界史上最多の7種目に出場し、惜しくもメダルは逃したが、まだ16歳の池江璃花子。次の五輪が楽しみな逸材だ。 新潮によれば、この池江、生まれたときから「水の申し子」だったそうだ。彼女の祖母がこう話している。 「私の娘は、璃花子だけでなく、7つ上の姉、3つ上の兄も水中分娩で産みました。姉と兄は専門病院だったのですが、璃花子の場合は助産婦さんに自宅まで来てもらって、お風呂場の浴槽で出産した。水中分娩は、母親にも生まれてくる子どもにも、負担の少ない出産方法です」 彼女は身長170センチに対してリーチは184センチもあるという。それは池江が小学生になる前に離婚した父親が身長190センチあったからだそうだ。 これから水中分娩が流行りそうな気がする。 卓球の福原愛(27)はいくつになっても「愛ちゃん」と呼びたくなるほど、小さな頃の面影が残っているように見えるが、もう立派なオトナの女性である。 新潮はその愛ちゃんに対して「重武装だけが注目を集めるようでは勝てない」と、実に失礼な書き方をしている。 ここで重武装というのはティファニーで統一したコーディネートのことだ。スタイリスト氏がこう語る。 「ハート型のネックレスはダイヤが入っていて50万円強。イエローゴールドのピアスは7万円弱。更にブレスレットは18Kローズゴールドにダイヤをちりばめたもので、50万円弱になります」 それらの多くは交際中で結婚もウワサされている台湾の卓球選手・江宏傑(27)からの贈り物ではないかといわれているそうだが、愛ちゃんにとっては大きなお世話だろう。 お次は、ポストの「2016好きなジジイ、嫌いなジジイ」。いくつになっても好かれるジジイのベスト10。 ビートたけし、タモリ、長嶋茂雄、王貞治、高田純次、加山雄三、西田敏行、志村けん、池上彰、舘ひろし。 嫌われるジジイは、舛添要一、森喜朗、みのもんた、鳥越俊太郎、石原慎太郎、張本勲、鳩山由紀夫、小沢一郎、テリー伊藤、中尾彬。 私が嫌いなジジイを5人挙げてみよう。本当は安倍晋三を1位に挙げたいのだが、彼は65歳以下なので残念ながら入れることはできない。もちろん自分を入れるのもやめておいたが、そうとう上位に来ることは間違いない。 1位は石原慎太郎、2位はビートたけし、3位が森喜朗、4位は小沢一郎、5位は小泉純一郎というところかな。 私にはビートたけしのよさがまったくわからない。彼の顔がテレビに出るとすぐにチャンネルを変えるほどだが、どこがいいのか誰か教えてくれないか。 このところ鳥越俊太郎氏の評判が悪い。嫌われるジジイの4位にも上がったが、これまでの好感度が嫌悪感に変わってしまったようである。 文春の「淫行」報道がきっかけではあろうが、鳥越氏のジャーナリストとしての資質に問題ありという指摘が、ネットジャーナリストたちから多く出ているようだ。 ハフィントンポスト日本版で元毎日新聞記者の黒岩揺光氏が、「元毎日新聞記者の鳥越さんに聞きたいこと」というブログを掲載している。ざっと内容を紹介しよう。 「先日のハフィントンポストのインタビューで、『ペンの力って今、だめじゃん』と言ったことに驚き、落胆しました。日本では、『ペンの力』は長らく、新聞社の記者にしか与えられない特権でした。私の入社時の応募条件は30歳以下で大学卒。数千人の応募者の中から選ばれた50人の同期の顔ぶれは特定の大学出身者が多く、30歳以降にジャーナリストになりたくなった人や、特定の大学に入れないものは『ペンの力』を授かることが不可能に近かったのです。鳥越さんは毎日新聞の東京社会部や外信部という出世コースにおられ、その後も日本の報道の中心に居続けました。特権階級の中枢におられた鳥越さんが『ペンの力がだめ』と言うことは、野球チームの監督が『うちのチームだめなんだ』と言っているようなものです。監督ならどうすれば改善できるのか提案できるはずです。でなければ、日本の『ペンの力』に未来はないと思います。(中略)鳥越さん。改めてお聞かせください。なぜ、『ペンの力』はダメになったのですか? いや、どうやって、鳥越さんたち特権階級にいた人たちが『ダメにさせて』しまったのですか? ペンの力をまだ信じている私たちジャーナリストのためにも、是非、お答えいただけませんか?」 鳥越氏はだいぶ前、私に「僕は書くことはあまり好きじゃないんだ」といったことがある。新聞記者が書くことが好きではない? 驚いたが、たしかに彼は、書くよりしゃべりの人である。 それが悪いというのではないが、私も鳥越さんに聞いてみたい。いつ頃までペンの力を信じていたのか? それの力を弱くしてしまったのは、あなた方テレビを主舞台にしている“口舌だけのジャーナリストたち”ではないのかと。 第8位は将来の検事総長候補として前途を嘱望されていたエリート官僚の突然の辞職が波紋を呼んでいると、文春が報じている。 検察関係者がこう明かす。 「A氏は、司法修習時代の同期の出世レースの中ではライバルもおらず、頭1つ抜けた存在でした。(中略)ところが、今年6月に、地方の検事正から突然最高検に異動になり、7月には辞職したので、法務・検察関係者の間で『何があったんだ』と噂になっていました」 文春によれば、辞任の引き金となったのは検察の女性職員へのセクハラ疑惑だったというのである。 「彼が官舎に女性職員を連れ込み、セクハラ行為を行なったとして女性側から被害を訴える声があったと聞いています。女性側はかなり強硬な姿勢だったようで、A氏はセクハラ行為自体を否定していたものの、最終的には彼が念書のようなものを書き、辞職せざるを得ない状況に追い込まれてしまったと言われています」(同) 現在A氏は大手弁護士事務所の東京事務所に所属し、今後は弁護士として新たなスタートを切る予定だという。当のA氏は「セクハラ疑惑は事実無根です。何を根拠にそんなことをおっしゃっているのかまったく分かりません」と文春に答えている。 超エリートコースを歩んでいた彼にとっては、さぞかし残念な事態なのであろう。同情はするがね。 現代の「60過ぎたら、70過ぎたら、『買ってはいけない保険』全実名」を紹介しよう。 今、中高年を中心に爆発的なヒット商品になっているものに、銀行の窓口で販売されている「外貨建て保険」というのがある。 だが、金融庁はこの窓販商品を問題視しているという。特に、売れ筋の外貨建ての一時払い保険について、手数料が高めに設定されていて、顧客に不利益があると指摘し始めたというのである。金融庁関係者がこう明かす。 「金融庁が水面下で調査を実施したところ、外貨建て保険を売った場合、銀行側は保険会社側から販売手数料として7~8%、中には10%を超える高額を受け取っていることが判明しました。投資信託の販売手数料が2~3%なのに比べれば倍以上。『マイナス金利の時代に高金利で運用できる』とセールスしながら、実は500万円の保険料のうち50万円もの多額が銀行の懐に消えている」 私の経験からいっても、保険屋は加入者のことなどこれっぽっちも考えてはいない。甘い言葉で誘うが、いっている言葉に実はほとんどないと思ったほうがいい。 現代によると、介護保険も保険のプロたちは「入らなくてよい」と口をそろえるそうだ。ファイナンシャルマネージメント代表の山本俊成氏は、「介護保険は、日本のあらゆる保険の中で商品としての質が最も低い」という。 「日本では介護保険法が毎年のように改悪され、介護の対象者がどんどん変わってしまうため、まともな保険を作りようがないからです。しかも、基本的に保険料が割高で、払った分がそのまま返ってくるという構造。それなら、保険金で支払うカネを預金したほうがいい」 保険屋は千三つ屋。千に三つしか誠はない。私はそう思っている。 第6位。天皇が「お言葉」を述べて以降、その波紋は静かだが確実に広がっている。新潮でも様々な立場の人に感想を聞いているが、政治学者の白井聡氏のを紹介しておきたい。 「今回の意向表明には、安倍政権による改憲プロセスを食い止める意図が込められているという見解が、ささやかれている。安倍政権と熱心な支持者たちの戦後民主主義に対する敵意は明らかであり、その表面化に対して、天皇・皇后夫妻は慎重だが明白な態度表明を行ってきた。ゆえに、改憲勢力への牽制という見方はおそらく間違っていない」 だが、それよりも、国民統合の象徴である今上天皇が、象徴としての任を果たすことが困難になりつつあり、憲法遵守を誓う天皇が「ルール違反」を冒してまで皇室典範の改正という政治的行為を要請するほど、危機感が強くなっていることに注視すべきであるという。 対米従属構造の下に天皇の権威があり、さらにその下で営まれるものとしての戦後民主主義が規定されていたのだが、冷戦終焉後、この構造が日本の国家指針であることの合理性が失われてしまった。今や精神的権威は天皇ではなくアメリカにほかならないとして、「時勢に適合しなくなったその根本構造を乗り越えるためには何が必要なのかを国民に呼び掛けた」のが今回の「お言葉」だったとしている。 私には難しくてよくわからないが、天皇が重大な決意をもって「お言葉」を発したということはわかる。それにしても政府の対応は相当鈍いように見えるのだが。 ところで安倍首相は夏休み中はゴルフ三昧だったが、アッキーこと妻の昭恵さんは、ひとつ間違えば危ない行動に走っていたと新潮が報じている。 8月6日に沖縄県東村の高江地区にある米軍北部訓練場を彼女が「電撃訪問」したのだ。ここはオスプレイが発着するためのヘリパッド建設をめぐって、警戒する警察と反対派が睨み合い、7月には多数の逮捕者や負傷者が出ている場所である。 そこにSPもつけずに乗り込んだのだ。抗議を続ける「ヘリパッドいらない住民の会」の人間は、こう批判する。 「総理夫人は何のアポイントもなくやって来て明らかな挑発行為だ。僕らが手を出していれば、運動も潰されて政府のいいようにやられる。そういうやり口だよ」 こういう人を「無謀バカ」とでもいうのだろうか。この沖縄行きをアテンドしたのは「先の参院選で、山本太郎氏らの支援を受けて東京選挙区から出馬した歌手の三宅洋平さんです」(三宅氏の支援者)。彼は反原発で沖縄問題にも深く関わっているが、アッキーは池袋の飲食店で出会い、意気投合したという。 その際、アッキーは安倍首相に電話し、三宅氏と話しをさせたそうだ。反原発、沖縄の基地問題に本気で取り組むなら、まず夫を説得するのが先だろう。目立ちたいだけの物見遊山ばかりしていると、そのうち痛い目に遭うのではないか。 ところで、体操男子の“絶対王者”といわれる内村航平(27)の嫁姑問題が注目を集めているようだ。 4年前に結婚した妻・千穂さん(27)を今回初めてメディアに公開した。2人の子どもがいるが、内村の母・周子さんとの不仲説がささやかれているそうだ。 ひとつは周子さんが50過ぎてもお下げ髪で日の丸の鉢巻きをして絶叫応援するのを、内村も妻も嫌悪感を抱いているからだと、新潮でスポーツ紙記者が解説している。 文春では内村の祖母・彰子さんがこう嘆く。 「(内村一家が)お嫁さんの実家ばかりに行くから『ムスコを取られたみたい』って周子が嘆いていてね。周子だって、航平が東京の高校に行った頃からおかずを作って冷凍して送っていたんです。それを大学のときまで続けていました。必死で世話したんだから。7月のリオ五輪壮行会にも、周子は呼ばれなかった。ロンドンのときは呼ばれたのに。そんなことがあると、色々考えてしまいます」 イチローと父親“チチロー”との確執も有名だが、こうしたケースの場合、多くは子離れできない親のほうに問題ありだが、このケースはどうなのだろう。 さて、日本中が五輪ボケしているとき、眠りを覚ます大ニュースが流れた。「SMAP解散」である。翌朝の朝日新聞までが一面で扱っていたのにはビックリした。 と、ここまで書いてきたが、実はこのニュースの何が「重大」なのか、私にはさっぱりわからない。 40前後の中年男たちが解散しようが、独立しようが、勝手にしやがれである。昔なら「懐メロ」に出ていてもおかしくない年齢なのに、未だに独り立ちできていないというほうが問題だろう。 このニュースを最初にすっぱ抜いたのは日刊サイゾーだった。快挙である。8月13日夕方に「SMAP、ついに“解散”」と報じたのだが、他の大手メディアはなりを潜めたままだった。 報道に火が付いたのは、日付が変わった14日0時50分。ジャニーズ事務所がメディア向けに“SMAPは解散します”というFAXを出してからだった。 すると先ほどの朝日新聞を含め、スポーツ紙はもちろん、大本営発表の如く一面で大々的に報じたのである。 合併号明けの文春、新潮も「SMAP解散『僕たちは15年前に壊れていた』」(文春)「『SMAP』解散の魑魅魍魎」(新潮)と大騒ぎだ。 両誌によれば、1月に起きた独立騒動は1月18日のナマ謝罪会見で終わったかに見えたが、木村拓哉と他の4人のメンバーとの確執は収まらなかったという。 彼らを見出したジャニー喜多川社長(84)は、必死にメンバーを呼んで、説得のための面談を行ったが、ジャニーズ事務所を追われたマネジャーの飯島三智氏を母親のように慕っていた香取慎吾などは、自殺をほのめかすほど落ち込み、ほかの3人も、飯島氏と一緒に独立すると最初はいっていたのに裏切ったキムタクへの恨みを減じる力はなかったようである。 新潮によると、8月9日の夜遅くにSMAPのチーフマネジャーから事務所幹部に「香取がジャニーさんに会いたいと言っているので、時間をつくってほしい」と電話が入った。 翌日の午後4時、キムタクを除く4人がジャニー氏と面談し、香取と草なぎが「もう5人でやるつもりはない。解散するべきだ」と切り出したという。 キムタクはそのとき、家族とハワイにいた。解散を広報すべく事務所が動き出したと同時に、メリー喜多川副社長と藤島ジュリー景子副社長は「プライベートジェットでハワイに旅立った」(フジテレビ関係者)というから、キムタクの立場がわかろうというものである。 SMAPのメンバーの不仲説は長い間あったように思うが、文春によれば、15年前にすでに壊れていたのだそうだ。 そのきっかけはキムタクと工藤静香の「電撃結婚」だったという。 「当時、木村の結婚に誰よりも反対していたのが飯島さんだったのです。『ファンを裏切ってはいけない』『結婚は絶対に許さない』と、もの凄い剣幕で木村に詰め寄っていたそうです。それを知った静香は、メリー氏の許可を得ようと、頻繁に連絡を取り、何度も挨拶に訪れた。メリー氏もはじめは結婚に反対していたが、静香の熱意にほだされ、いつしか家族同然に付き合うようになったのです」(女性誌記者) いくら人気絶頂だからといって、いい大人が結婚したいというのを無理矢理引き離そうとした飯島氏のほうが、無理筋だと思うのだが、芸能界ではそれが通らないようだ。 現代が香取慎吾の友人の話としてこんなコメントを掲載している。 「香取には20年近く交際している年上の恋人がいます。本人は結婚したいという気持ちもあるでしょう。しかし、アイドルという立場を考えて、事実婚の状態を続けています。にもかかわらず、木村だけが結婚をし、家庭を築き、仕事にもペナルティがなかった。『なぜ木村君だけが許されるのか』と事務所に訴えたこともあった。その上、静香夫人の説得で独立も止めたのですから、香取がやりきれないのは当然です」 解散後もキムタク同様4人も事務所に所属するらしいが、一人でも司会をこなせる中居正広はいいが、他の3人には茨の道のようだ。 だが新潮は、飯島氏が7月末、この業界のドンといわれる田辺エージェンシーの田邊昭知社長と会って話し込んでいたところを目撃したと報じている。 事務所を離れて1年後の“喪”が明けるとき、飯島氏が何かを仕掛けるという見方も強くあるようだ。 また、SMAP解散でジャニーズ事務所側も大変な損失を被るそうだ。デビュー25周年でビッグイベントが目白押しだったにも関わらず、ほとんど仕事らしい仕事はしなかった。 これまでのツアーでは100万人ぐらいを動員していたから、チケットが1席9,500円として95億円の売上が消えてしまった。 グッズの売り上げは25億円以上。ツアー関連で120億円以上を失い、年間40億円といわれるファンクラブ収入もなくなる。テレビCMやテレビの出演料などを含めると年間200億円前後が消えるということになると、新潮がご丁寧に計算している。 ジャニーズ事務所グループ全体の売上は1,000億円といわれるそうだから、その実に4分の1を失うことになるのだ。私にとっては痛くも痒くもないが、ジャニーズ事務所にとっては大きすぎる損失であろう。 SMAP解散でさしもの栄華を極めたジャニーズ事務所も、ナベプロのように凋落していくと、私は思う。ちょっぴりいい気味ではある。 小池百合子都知事はリオ五輪の閉会式に行って次の東京五輪へのバトンを受け継ぎ、いい気持ちでいることだろう。 都議会のドン・内田茂氏との第1ラウンドは「豊洲移転問題」になりそうだと文春が報じている。 それはともかく、文春は今回知事の「都政改革」を担うことになる2人の知事特別秘書官に問題ありだと追及している。 1人は野田数(かずさ)氏(42)。自民党都議などを経て、12年に維新の会から衆院選に出馬したが落選している。小池氏の秘書を務めた経験もあるそうだ。 「都庁では極右として知られている人物です。都議時代には、朝鮮学校への補助金廃止を訴えたり、国会議員の 尖閣諸島視察団に都議で唯一参加して国旗を掲げたりしていました。十二年には日本国憲法無効論を唱えて、大日本帝国憲法復活の請願を都議会に提出。当時の橋下徹代表の顰蹙を買ったそうです」(元都議) もう1人は、元読売新聞記者の宮地美陽子氏(39)。早稲田大学の柔道部出身で、全日本学生女子柔道大会にも出場しているそうだが、政治畑は詳しくはないようである。 自民党都議団は手ぐすね引いていると文春は書いている。 「野田氏が議会対策を担当するようですが、彼はキワモノ。我々も野田氏に狙いを定めていく。一方の宮地氏は政治の素人。ワーキングマザーというだけで抜擢したのでは」(自民党都議) さてこの勝負いかがなりますか。 安倍首相は、無難な内閣改造を終えてホッとしているのだろうが、またまた閣僚のスキャンダルをポストが報じている。これが今週の第1位。 鶴保庸介氏、49歳。政治家生活19年目で今回、沖縄・北方担当大臣として初入閣したイケメン議員である。 彼の名を知らしめたのは野田聖子元郵政相の夫としてだった。野田氏が夫婦別性を提唱していたため入籍はしなかったが、野田氏の不妊治療に協力し、06年には「ナイスカップル」にも選ばれている。だが、それが別れる理由にもなってまったようだ。 当時、鶴保氏はこう語っている。 「別室へ行ってアダルトビデオを見て射精。それを試験管に入れて終わり。言葉は悪いですが、不妊治療をしている男性は自分のことを“精子製造機”のように思ってしまう瞬間があると思います」 そんな彼が元妻・萩原美穂さん(仮名・31)と出会ったのは2011年頃。当時26歳だった美穂さんは、東京でメディア関係の仕事をしていたそうだ。 12年の夏には、和歌山の美穂さんの実家に鶴保氏が挨拶に行っている。しかし、2人の間には13年の夏ころから微妙な空気が流れるようになったそうだ。 ちょうど美穂さんの妊娠が判明したタイミングだったという。彼女が入籍を求めても、鶴保氏に応じる様子はなかった。 10月に話し合いの場を持ち、その席で「鶴保さんは美穂に“婚姻届を出すなら、離婚届も書いてほしい”と言い出したんです。(中略)結局、美穂はもうすぐ生まれる子供のことを考えて、泣く泣く離婚届にも署名捺印したと言っていました」(美穂さんの親族) 翌14年の2月上旬にようやく2人は入籍する。子どもが生まれる3週間ほど前のことであったという。 そして出産から2カ月後、美穂さんや親族を仰天させる出来事が起こる。大阪市から突然、「離婚届けを受理した」という通知が届くのだ。 さすがに彼女の両親も「こんな人とは別れたほうがいいと離婚を勧め、美穂自身も気持ちを固め、弁護士を立てて離婚協議を始めたんです。話し合いは難航したものの、14年10月に慰謝料不要、月額8万円の養育費を払うという条件で協議離婚が成立しました」(同)。 ところが鶴保氏は、昨年の秋に何の連絡もなく養育費の支払いをストップしてしまったそうだ。 出産後、彼が子供に会ったのも3、4回程度しかないという。「彼には父親としての自覚や責任感はまったく感じられません」(同) 鶴保氏にポストが話を聞こうと電話すると、結婚、離婚、子どもの出生については認めたそうだ。 その後文書で「離婚の事実には相違ありませんが、細部にわたっての経緯や現状については、プライベートな部分につき、当方は何もお答えする用意はありません」と答えた。 確かに夫婦間の問題は他人ではわからない部分が多くあることは間違いないが、「オレは子づくりの道具じゃない」と野田氏と別れ、待望の子どもが授かったのにすぐ離婚してしまうとは、不可解というしかない。 この御仁、今回幹事長に就任した二階俊博氏の側近中の側近といわれるそうだが、人として大きな問題を抱えているのではないかと思わざるを得ない。 【巻末付録】 まずは両誌のグラビアから。ポストの巻頭は「きれいな夏のお嬢さん 葉加瀬マイ/遠雷」。ヘアはないが目の表情がとてもいいセクシーな女性である。 後半は「渡辺達生流おんなの撮り方」。名カメラマンの写真講座で、吹石一恵や小池栄子などを撮ったときのコツを明かしている。 私が好きなシリーズ「妻の名は塔子 私の知らない女」。自分の美しい女房が他人と寝ているのではないかという亭主の妄想が、写真となっているのだが、こんな女を女房にしたらさぞかし心配であろう。わかるわかる。 袋とじはもろ「かくも馨しきアンダーヘア」と、恥毛の羅列である。まあ興味のある方はどうぞ。 現代の巻頭は「南の島から愛をこめて 深田恭子」。ヘアはないがセクジーさと迫力はなかなかのものである。深キョンファンでなくとも一見の価値あり。 後半は「美しい人妻と 東凜さん」。こちらはヘアあり。それに「ザ・チラリズム 団地妻篇」 袋とじは2本。「ミス・ユニバース平塚千瑛・30歳 準決勝に進出した美女がヘアまで見せた!」は、ヘアの形が見所。きれいに刈り込んである。脱がしてこんなヘアが出てきたら、どんな感じだろう。 もう一本は「女優 高岡早紀 7年ぶりの撮り下ろし!」。こちらは期待したほどではなかった。もちろんセクシーだけ。ヘアーが拝めるともっと有難いのだろうが、まだそこまでの覚悟はないか。 現代のほうのSEX記事は、映画館では修正されていて見えなかった女優たちのヘアやもろSEX映像がスマホで見られるという特集。 例えば「エマニュエル夫人」「チャタレイ夫人の恋人」「ラストタンゴ・イン・パリ」などが、XVIDEOSやxHamsterでノーカット、無修正で、しかも無料で見られるというのである。 私は「ディープ・スロート」が見てみたいな。 ポストは飽きもせず「死ぬまでSEX」。今週も「美熟女大学 性の夏季講座」と銘打って熟女たちにホンネを語らせているが、まあ、時間と彼女がある方は読んでみられたらいかがか。 というわけで今週は意外によかった深田恭子のセクシーグラビアを掲載し、無修正映画を見られるサイトを紹介した現代に軍配を上げる。 (文=元木昌彦)「週刊ポスト」(9/2号、小学館)
「29週刊誌スクープ大賞」カテゴリーアーカイブ
「ジャニーズも、ナベプロのように凋落していく……」SMAP解散騒動を、週刊誌はどう伝えたか
今週の注目記事・第1位 「鶴保庸介沖縄・北方担当大臣が捨てた『18歳年下妻』と『2歳の息子』」(「週刊ポスト」9/2号) 第2位 「小池百合子が斬り込む都議会ドン内田茂『疑惑の核心』」(「週刊文春」8/25号) 第3位 「『SMAP』解散の魑魅魍魎」(「週刊新潮」8/25号) 「SMAP解散『僕たちは15年前に壊れていた』」(「週刊文春」8/25号) 「ドキュメント『SMAP解散』 あの夜、キムタク抜きで話し合われたこと」(「週刊現代」9/3号) 第4位 「『ムスコを嫁に取られて』内村航平祖母が明かす“嫁姑関係”」(「週刊文春」8/25号) 第5位 「『安倍昭恵』総理夫人に『沖縄反基地運動』を電撃訪問させた例の歌手」(「週刊新潮」8/25号) 第6位 「天皇陛下『お言葉』を私はかく聞いた!」(「週刊新潮」8/25号) 第7位 「60すぎたら、70すぎたら、『買ってはいけない』保険<全実名>」(「週刊現代」9/3号) 第8位 「法務省激震 検事総長候補がセクハラで辞職していた!」(「週刊文春」8/25号) 第9位 「2016好きなジジイ、嫌いなジジイ」(「週刊ポスト」9/2号) 第10位 「ティファニー一揃い100万円!『福原愛』これじゃ勝てない!」(「週刊新潮」8/25号) 第11位 「右脳教育の講師が自宅お風呂で水中出産した競泳『池江璃花子』」(「週刊新潮」8/25号) 第12位 「澤穂希のソックリさんという競泳金メダルの伏兵『金藤理絵』」(「週刊新潮」8/25号) 第13位 「よけいに悪くなる『薬と手術』」(「週刊現代」9/3号) 【巻末付録】 現代とポストのSEXグラビアと記事の勝者はどっちだ! 8月21日(日曜日)の中央競馬でWIN5(5つのレースの1着馬をすべて当てる)史上最高額となる4億2,012万7,890円の払い戻しがあった。売れたのは625万8,661票で、的中したのはたった1票だったそうだ。 これまでの払戻金の最高額は昨年9月のWIN5で出た3億9,566万3,730円だった。ちなみに私ではないからね。 さて、合併号が明けても現代は薬と手術についての大特集を続けるらしい。文春もこのところ「薬の正しい止め方」「危険な手術はこう断れ」など、現代の後追い記事をやっている。 ポストのほうは、この路線では後れを取ったとしてか、ちょっとひねって歯医者の問題をやっていたが、今週は死ぬほど辛い延命治療、死に方格差、お墓の問題から「あの世」の研究までやっている。 現代とポストの記事を宮沢賢治風にまとめるとこうなる。 いくつになっても「死ぬまでSEX」をし、病気になったらいらない薬や手術を拒み、その時が来たら延命治療など受けず、天寿をまっとうして、墓などに入らず、あの世とやらへ飛び立っていく。そんなジジイに私はなりたい。 皆の衆! 死期が迫ったら現代とポストを読むしかないんですぞ! 現代の特集の中で、これはというところだけを紹介しておこう。 1993年、胃がんのためにこの世を去ったアナウンサーでタレントの逸見政孝さん(享年48)。その死について妻の晴恵さんは、夫の死後に上梓した本『私ががんを恐れなくなった理由』(扶桑社)の中でこんな思いを吐露している。 「主人の手術はやらないほうがよかった。あの時、どうしてセカンドオピニオンを受けなかったのか。悔やんでも悔やみきれません」 そして今、逸見さんの息子・逸見太郎氏はこう語る。 「身近な人が将来万が一がんと診断された場合、どうか逸見政孝を思い出してください。そして、父や私たちの失敗を繰り返すことなく、堂々とセカンドオピニオン、サードオピニオンを取ってください。主治医の説明を聞く時は、ある程度病気について勉強した上で、しっかりとインフォームド・コンセントを受けてください。それは『医師を疑うこと』ではなく、『最善の治療を受けるために不可欠なこと』なのです」 医者任せにしないで、患者側も病気について知識を持ち、恥ずかしがらず面倒くさがらずに、他の医師の意見を聞くことは重要である。 また、昨今は価格の安いジェネリック薬品が多く出回ってきているが、これにも注意が必要だと現代は警鐘乱打する。 ジェネリック薬品に詳しい薬剤師の深井良祐氏が語っている。 「先発薬からジェネリックに切り替える際に、たいていの薬剤師は『有効成分は同じです』という説明をします。しかし、実際のところ、先発薬と同じ薬の効き方になるとは限りません。医薬品には複数の特許が絡んでいます。有効成分の特許である『物質特許』が切れていても、添加物に関する『製剤特許』が切れていない場合、まったく同じ薬は作れない。薬の効き方のスピードや強さなどがまったく違ってくることもあるのです」 また長尾クリニック院長の長尾和宏氏は、今のような状況にやはり警鐘を鳴らす。 「日本のジェネリック医薬品には安かろうは悪かろうという面が少なからずあります。アメリカではジェネリック局のような機関が品質管理を厳しく行っているので、安かろうはよかろうが可能です。しかし日本では品質のチェックが甘い」 テレビで大宣伝しているものは疑え。これは薬にもいえるのであろう。 さて、リオ五輪が終わった。印象に残ったのはやはりウサイン・ボルトの100メートル走3連覇だが、日本人選手たちもそれなりに頑張った。そんな話しをいくつか。 水泳界の「澤穂希」といわれ、日本代表チームの主将を務めている金藤理絵は、200メートル平泳ぎで見事金メダルを取ったが、闘争心を前面に出すタイプではないという。 文春によると、コーチが厳しい練習を指示しても、自信がないのか「嫌です」と答え、衝突することも多かったという。 この金藤を支えてきた下町企業があるそうだ。学校の水泳用品や介護用品を製造販売する東京・墨田区の「フットマーク」社がそれである。 同社は知る人ぞ知る独創的な会社だそうだ。磯部成文会長は「介護」という言葉を発明し商標登録しているそうだ。 金藤の着た水着は同社が販売契約を結んでいるイタリアのメーカー「Jaked」で、帽子は「フットマーク」社製品だそうである。 美人スイマーが多い中、澤似の金藤に親近感が湧く。 日本競泳界史上最多の7種目に出場し、惜しくもメダルは逃したが、まだ16歳の池江璃花子。次の五輪が楽しみな逸材だ。 新潮によれば、この池江、生まれたときから「水の申し子」だったそうだ。彼女の祖母がこう話している。 「私の娘は、璃花子だけでなく、7つ上の姉、3つ上の兄も水中分娩で産みました。姉と兄は専門病院だったのですが、璃花子の場合は助産婦さんに自宅まで来てもらって、お風呂場の浴槽で出産した。水中分娩は、母親にも生まれてくる子どもにも、負担の少ない出産方法です」 彼女は身長170センチに対してリーチは184センチもあるという。それは池江が小学生になる前に離婚した父親が身長190センチあったからだそうだ。 これから水中分娩が流行りそうな気がする。 卓球の福原愛(27)はいくつになっても「愛ちゃん」と呼びたくなるほど、小さな頃の面影が残っているように見えるが、もう立派なオトナの女性である。 新潮はその愛ちゃんに対して「重武装だけが注目を集めるようでは勝てない」と、実に失礼な書き方をしている。 ここで重武装というのはティファニーで統一したコーディネートのことだ。スタイリスト氏がこう語る。 「ハート型のネックレスはダイヤが入っていて50万円強。イエローゴールドのピアスは7万円弱。更にブレスレットは18Kローズゴールドにダイヤをちりばめたもので、50万円弱になります」 それらの多くは交際中で結婚もウワサされている台湾の卓球選手・江宏傑(27)からの贈り物ではないかといわれているそうだが、愛ちゃんにとっては大きなお世話だろう。 お次は、ポストの「2016好きなジジイ、嫌いなジジイ」。いくつになっても好かれるジジイのベスト10。 ビートたけし、タモリ、長嶋茂雄、王貞治、高田純次、加山雄三、西田敏行、志村けん、池上彰、舘ひろし。 嫌われるジジイは、舛添要一、森喜朗、みのもんた、鳥越俊太郎、石原慎太郎、張本勲、鳩山由紀夫、小沢一郎、テリー伊藤、中尾彬。 私が嫌いなジジイを5人挙げてみよう。本当は安倍晋三を1位に挙げたいのだが、彼は65歳以下なので残念ながら入れることはできない。もちろん自分を入れるのもやめておいたが、そうとう上位に来ることは間違いない。 1位は石原慎太郎、2位はビートたけし、3位が森喜朗、4位は小沢一郎、5位は小泉純一郎というところかな。 私にはビートたけしのよさがまったくわからない。彼の顔がテレビに出るとすぐにチャンネルを変えるほどだが、どこがいいのか誰か教えてくれないか。 このところ鳥越俊太郎氏の評判が悪い。嫌われるジジイの4位にも上がったが、これまでの好感度が嫌悪感に変わってしまったようである。 文春の「淫行」報道がきっかけではあろうが、鳥越氏のジャーナリストとしての資質に問題ありという指摘が、ネットジャーナリストたちから多く出ているようだ。 ハフィントンポスト日本版で元毎日新聞記者の黒岩揺光氏が、「元毎日新聞記者の鳥越さんに聞きたいこと」というブログを掲載している。ざっと内容を紹介しよう。 「先日のハフィントンポストのインタビューで、『ペンの力って今、だめじゃん』と言ったことに驚き、落胆しました。日本では、『ペンの力』は長らく、新聞社の記者にしか与えられない特権でした。私の入社時の応募条件は30歳以下で大学卒。数千人の応募者の中から選ばれた50人の同期の顔ぶれは特定の大学出身者が多く、30歳以降にジャーナリストになりたくなった人や、特定の大学に入れないものは『ペンの力』を授かることが不可能に近かったのです。鳥越さんは毎日新聞の東京社会部や外信部という出世コースにおられ、その後も日本の報道の中心に居続けました。特権階級の中枢におられた鳥越さんが『ペンの力がだめ』と言うことは、野球チームの監督が『うちのチームだめなんだ』と言っているようなものです。監督ならどうすれば改善できるのか提案できるはずです。でなければ、日本の『ペンの力』に未来はないと思います。(中略)鳥越さん。改めてお聞かせください。なぜ、『ペンの力』はダメになったのですか? いや、どうやって、鳥越さんたち特権階級にいた人たちが『ダメにさせて』しまったのですか? ペンの力をまだ信じている私たちジャーナリストのためにも、是非、お答えいただけませんか?」 鳥越氏はだいぶ前、私に「僕は書くことはあまり好きじゃないんだ」といったことがある。新聞記者が書くことが好きではない? 驚いたが、たしかに彼は、書くよりしゃべりの人である。 それが悪いというのではないが、私も鳥越さんに聞いてみたい。いつ頃までペンの力を信じていたのか? それの力を弱くしてしまったのは、あなた方テレビを主舞台にしている“口舌だけのジャーナリストたち”ではないのかと。 第8位は将来の検事総長候補として前途を嘱望されていたエリート官僚の突然の辞職が波紋を呼んでいると、文春が報じている。 検察関係者がこう明かす。 「A氏は、司法修習時代の同期の出世レースの中ではライバルもおらず、頭1つ抜けた存在でした。(中略)ところが、今年6月に、地方の検事正から突然最高検に異動になり、7月には辞職したので、法務・検察関係者の間で『何があったんだ』と噂になっていました」 文春によれば、辞任の引き金となったのは検察の女性職員へのセクハラ疑惑だったというのである。 「彼が官舎に女性職員を連れ込み、セクハラ行為を行なったとして女性側から被害を訴える声があったと聞いています。女性側はかなり強硬な姿勢だったようで、A氏はセクハラ行為自体を否定していたものの、最終的には彼が念書のようなものを書き、辞職せざるを得ない状況に追い込まれてしまったと言われています」(同) 現在A氏は大手弁護士事務所の東京事務所に所属し、今後は弁護士として新たなスタートを切る予定だという。当のA氏は「セクハラ疑惑は事実無根です。何を根拠にそんなことをおっしゃっているのかまったく分かりません」と文春に答えている。 超エリートコースを歩んでいた彼にとっては、さぞかし残念な事態なのであろう。同情はするがね。 現代の「60過ぎたら、70過ぎたら、『買ってはいけない保険』全実名」を紹介しよう。 今、中高年を中心に爆発的なヒット商品になっているものに、銀行の窓口で販売されている「外貨建て保険」というのがある。 だが、金融庁はこの窓販商品を問題視しているという。特に、売れ筋の外貨建ての一時払い保険について、手数料が高めに設定されていて、顧客に不利益があると指摘し始めたというのである。金融庁関係者がこう明かす。 「金融庁が水面下で調査を実施したところ、外貨建て保険を売った場合、銀行側は保険会社側から販売手数料として7~8%、中には10%を超える高額を受け取っていることが判明しました。投資信託の販売手数料が2~3%なのに比べれば倍以上。『マイナス金利の時代に高金利で運用できる』とセールスしながら、実は500万円の保険料のうち50万円もの多額が銀行の懐に消えている」 私の経験からいっても、保険屋は加入者のことなどこれっぽっちも考えてはいない。甘い言葉で誘うが、いっている言葉に実はほとんどないと思ったほうがいい。 現代によると、介護保険も保険のプロたちは「入らなくてよい」と口をそろえるそうだ。ファイナンシャルマネージメント代表の山本俊成氏は、「介護保険は、日本のあらゆる保険の中で商品としての質が最も低い」という。 「日本では介護保険法が毎年のように改悪され、介護の対象者がどんどん変わってしまうため、まともな保険を作りようがないからです。しかも、基本的に保険料が割高で、払った分がそのまま返ってくるという構造。それなら、保険金で支払うカネを預金したほうがいい」 保険屋は千三つ屋。千に三つしか誠はない。私はそう思っている。 第6位。天皇が「お言葉」を述べて以降、その波紋は静かだが確実に広がっている。新潮でも様々な立場の人に感想を聞いているが、政治学者の白井聡氏のを紹介しておきたい。 「今回の意向表明には、安倍政権による改憲プロセスを食い止める意図が込められているという見解が、ささやかれている。安倍政権と熱心な支持者たちの戦後民主主義に対する敵意は明らかであり、その表面化に対して、天皇・皇后夫妻は慎重だが明白な態度表明を行ってきた。ゆえに、改憲勢力への牽制という見方はおそらく間違っていない」 だが、それよりも、国民統合の象徴である今上天皇が、象徴としての任を果たすことが困難になりつつあり、憲法遵守を誓う天皇が「ルール違反」を冒してまで皇室典範の改正という政治的行為を要請するほど、危機感が強くなっていることに注視すべきであるという。 対米従属構造の下に天皇の権威があり、さらにその下で営まれるものとしての戦後民主主義が規定されていたのだが、冷戦終焉後、この構造が日本の国家指針であることの合理性が失われてしまった。今や精神的権威は天皇ではなくアメリカにほかならないとして、「時勢に適合しなくなったその根本構造を乗り越えるためには何が必要なのかを国民に呼び掛けた」のが今回の「お言葉」だったとしている。 私には難しくてよくわからないが、天皇が重大な決意をもって「お言葉」を発したということはわかる。それにしても政府の対応は相当鈍いように見えるのだが。 ところで安倍首相は夏休み中はゴルフ三昧だったが、アッキーこと妻の昭恵さんは、ひとつ間違えば危ない行動に走っていたと新潮が報じている。 8月6日に沖縄県東村の高江地区にある米軍北部訓練場を彼女が「電撃訪問」したのだ。ここはオスプレイが発着するためのヘリパッド建設をめぐって、警戒する警察と反対派が睨み合い、7月には多数の逮捕者や負傷者が出ている場所である。 そこにSPもつけずに乗り込んだのだ。抗議を続ける「ヘリパッドいらない住民の会」の人間は、こう批判する。 「総理夫人は何のアポイントもなくやって来て明らかな挑発行為だ。僕らが手を出していれば、運動も潰されて政府のいいようにやられる。そういうやり口だよ」 こういう人を「無謀バカ」とでもいうのだろうか。この沖縄行きをアテンドしたのは「先の参院選で、山本太郎氏らの支援を受けて東京選挙区から出馬した歌手の三宅洋平さんです」(三宅氏の支援者)。彼は反原発で沖縄問題にも深く関わっているが、アッキーは池袋の飲食店で出会い、意気投合したという。 その際、アッキーは安倍首相に電話し、三宅氏と話しをさせたそうだ。反原発、沖縄の基地問題に本気で取り組むなら、まず夫を説得するのが先だろう。目立ちたいだけの物見遊山ばかりしていると、そのうち痛い目に遭うのではないか。 ところで、体操男子の“絶対王者”といわれる内村航平(27)の嫁姑問題が注目を集めているようだ。 4年前に結婚した妻・千穂さん(27)を今回初めてメディアに公開した。2人の子どもがいるが、内村の母・周子さんとの不仲説がささやかれているそうだ。 ひとつは周子さんが50過ぎてもお下げ髪で日の丸の鉢巻きをして絶叫応援するのを、内村も妻も嫌悪感を抱いているからだと、新潮でスポーツ紙記者が解説している。 文春では内村の祖母・彰子さんがこう嘆く。 「(内村一家が)お嫁さんの実家ばかりに行くから『ムスコを取られたみたい』って周子が嘆いていてね。周子だって、航平が東京の高校に行った頃からおかずを作って冷凍して送っていたんです。それを大学のときまで続けていました。必死で世話したんだから。7月のリオ五輪壮行会にも、周子は呼ばれなかった。ロンドンのときは呼ばれたのに。そんなことがあると、色々考えてしまいます」 イチローと父親“チチロー”との確執も有名だが、こうしたケースの場合、多くは子離れできない親のほうに問題ありだが、このケースはどうなのだろう。 さて、日本中が五輪ボケしているとき、眠りを覚ます大ニュースが流れた。「SMAP解散」である。翌朝の朝日新聞までが一面で扱っていたのにはビックリした。 と、ここまで書いてきたが、実はこのニュースの何が「重大」なのか、私にはさっぱりわからない。 40前後の中年男たちが解散しようが、独立しようが、勝手にしやがれである。昔なら「懐メロ」に出ていてもおかしくない年齢なのに、未だに独り立ちできていないというほうが問題だろう。 このニュースを最初にすっぱ抜いたのは日刊サイゾーだった。快挙である。8月13日夕方に「SMAP、ついに“解散”」と報じたのだが、他の大手メディアはなりを潜めたままだった。 報道に火が付いたのは、日付が変わった14日0時50分。ジャニーズ事務所がメディア向けに“SMAPは解散します”というFAXを出してからだった。 すると先ほどの朝日新聞を含め、スポーツ紙はもちろん、大本営発表の如く一面で大々的に報じたのである。 合併号明けの文春、新潮も「SMAP解散『僕たちは15年前に壊れていた』」(文春)「『SMAP』解散の魑魅魍魎」(新潮)と大騒ぎだ。 両誌によれば、1月に起きた独立騒動は1月18日のナマ謝罪会見で終わったかに見えたが、木村拓哉と他の4人のメンバーとの確執は収まらなかったという。 彼らを見出したジャニー喜多川社長(84)は、必死にメンバーを呼んで、説得のための面談を行ったが、ジャニーズ事務所を追われたマネジャーの飯島三智氏を母親のように慕っていた香取慎吾などは、自殺をほのめかすほど落ち込み、ほかの3人も、飯島氏と一緒に独立すると最初はいっていたのに裏切ったキムタクへの恨みを減じる力はなかったようである。 新潮によると、8月9日の夜遅くにSMAPのチーフマネジャーから事務所幹部に「香取がジャニーさんに会いたいと言っているので、時間をつくってほしい」と電話が入った。 翌日の午後4時、キムタクを除く4人がジャニー氏と面談し、香取と草なぎが「もう5人でやるつもりはない。解散するべきだ」と切り出したという。 キムタクはそのとき、家族とハワイにいた。解散を広報すべく事務所が動き出したと同時に、メリー喜多川副社長と藤島ジュリー景子副社長は「プライベートジェットでハワイに旅立った」(フジテレビ関係者)というから、キムタクの立場がわかろうというものである。 SMAPのメンバーの不仲説は長い間あったように思うが、文春によれば、15年前にすでに壊れていたのだそうだ。 そのきっかけはキムタクと工藤静香の「電撃結婚」だったという。 「当時、木村の結婚に誰よりも反対していたのが飯島さんだったのです。『ファンを裏切ってはいけない』『結婚は絶対に許さない』と、もの凄い剣幕で木村に詰め寄っていたそうです。それを知った静香は、メリー氏の許可を得ようと、頻繁に連絡を取り、何度も挨拶に訪れた。メリー氏もはじめは結婚に反対していたが、静香の熱意にほだされ、いつしか家族同然に付き合うようになったのです」(女性誌記者) いくら人気絶頂だからといって、いい大人が結婚したいというのを無理矢理引き離そうとした飯島氏のほうが、無理筋だと思うのだが、芸能界ではそれが通らないようだ。 現代が香取慎吾の友人の話としてこんなコメントを掲載している。 「香取には20年近く交際している年上の恋人がいます。本人は結婚したいという気持ちもあるでしょう。しかし、アイドルという立場を考えて、事実婚の状態を続けています。にもかかわらず、木村だけが結婚をし、家庭を築き、仕事にもペナルティがなかった。『なぜ木村君だけが許されるのか』と事務所に訴えたこともあった。その上、静香夫人の説得で独立も止めたのですから、香取がやりきれないのは当然です」 解散後もキムタク同様4人も事務所に所属するらしいが、一人でも司会をこなせる中居正広はいいが、他の3人には茨の道のようだ。 だが新潮は、飯島氏が7月末、この業界のドンといわれる田辺エージェンシーの田邊昭知社長と会って話し込んでいたところを目撃したと報じている。 事務所を離れて1年後の“喪”が明けるとき、飯島氏が何かを仕掛けるという見方も強くあるようだ。 また、SMAP解散でジャニーズ事務所側も大変な損失を被るそうだ。デビュー25周年でビッグイベントが目白押しだったにも関わらず、ほとんど仕事らしい仕事はしなかった。 これまでのツアーでは100万人ぐらいを動員していたから、チケットが1席9,500円として95億円の売上が消えてしまった。 グッズの売り上げは25億円以上。ツアー関連で120億円以上を失い、年間40億円といわれるファンクラブ収入もなくなる。テレビCMやテレビの出演料などを含めると年間200億円前後が消えるということになると、新潮がご丁寧に計算している。 ジャニーズ事務所グループ全体の売上は1,000億円といわれるそうだから、その実に4分の1を失うことになるのだ。私にとっては痛くも痒くもないが、ジャニーズ事務所にとっては大きすぎる損失であろう。 SMAP解散でさしもの栄華を極めたジャニーズ事務所も、ナベプロのように凋落していくと、私は思う。ちょっぴりいい気味ではある。 小池百合子都知事はリオ五輪の閉会式に行って次の東京五輪へのバトンを受け継ぎ、いい気持ちでいることだろう。 都議会のドン・内田茂氏との第1ラウンドは「豊洲移転問題」になりそうだと文春が報じている。 それはともかく、文春は今回知事の「都政改革」を担うことになる2人の知事特別秘書官に問題ありだと追及している。 1人は野田数(かずさ)氏(42)。自民党都議などを経て、12年に維新の会から衆院選に出馬したが落選している。小池氏の秘書を務めた経験もあるそうだ。 「都庁では極右として知られている人物です。都議時代には、朝鮮学校への補助金廃止を訴えたり、国会議員の 尖閣諸島視察団に都議で唯一参加して国旗を掲げたりしていました。十二年には日本国憲法無効論を唱えて、大日本帝国憲法復活の請願を都議会に提出。当時の橋下徹代表の顰蹙を買ったそうです」(元都議) もう1人は、元読売新聞記者の宮地美陽子氏(39)。早稲田大学の柔道部出身で、全日本学生女子柔道大会にも出場しているそうだが、政治畑は詳しくはないようである。 自民党都議団は手ぐすね引いていると文春は書いている。 「野田氏が議会対策を担当するようですが、彼はキワモノ。我々も野田氏に狙いを定めていく。一方の宮地氏は政治の素人。ワーキングマザーというだけで抜擢したのでは」(自民党都議) さてこの勝負いかがなりますか。 安倍首相は、無難な内閣改造を終えてホッとしているのだろうが、またまた閣僚のスキャンダルをポストが報じている。これが今週の第1位。 鶴保庸介氏、49歳。政治家生活19年目で今回、沖縄・北方担当大臣として初入閣したイケメン議員である。 彼の名を知らしめたのは野田聖子元郵政相の夫としてだった。野田氏が夫婦別性を提唱していたため入籍はしなかったが、野田氏の不妊治療に協力し、06年には「ナイスカップル」にも選ばれている。だが、それが別れる理由にもなってまったようだ。 当時、鶴保氏はこう語っている。 「別室へ行ってアダルトビデオを見て射精。それを試験管に入れて終わり。言葉は悪いですが、不妊治療をしている男性は自分のことを“精子製造機”のように思ってしまう瞬間があると思います」 そんな彼が元妻・萩原美穂さん(仮名・31)と出会ったのは2011年頃。当時26歳だった美穂さんは、東京でメディア関係の仕事をしていたそうだ。 12年の夏には、和歌山の美穂さんの実家に鶴保氏が挨拶に行っている。しかし、2人の間には13年の夏ころから微妙な空気が流れるようになったそうだ。 ちょうど美穂さんの妊娠が判明したタイミングだったという。彼女が入籍を求めても、鶴保氏に応じる様子はなかった。 10月に話し合いの場を持ち、その席で「鶴保さんは美穂に“婚姻届を出すなら、離婚届も書いてほしい”と言い出したんです。(中略)結局、美穂はもうすぐ生まれる子供のことを考えて、泣く泣く離婚届にも署名捺印したと言っていました」(美穂さんの親族) 翌14年の2月上旬にようやく2人は入籍する。子どもが生まれる3週間ほど前のことであったという。 そして出産から2カ月後、美穂さんや親族を仰天させる出来事が起こる。大阪市から突然、「離婚届けを受理した」という通知が届くのだ。 さすがに彼女の両親も「こんな人とは別れたほうがいいと離婚を勧め、美穂自身も気持ちを固め、弁護士を立てて離婚協議を始めたんです。話し合いは難航したものの、14年10月に慰謝料不要、月額8万円の養育費を払うという条件で協議離婚が成立しました」(同)。 ところが鶴保氏は、昨年の秋に何の連絡もなく養育費の支払いをストップしてしまったそうだ。 出産後、彼が子供に会ったのも3、4回程度しかないという。「彼には父親としての自覚や責任感はまったく感じられません」(同) 鶴保氏にポストが話を聞こうと電話すると、結婚、離婚、子どもの出生については認めたそうだ。 その後文書で「離婚の事実には相違ありませんが、細部にわたっての経緯や現状については、プライベートな部分につき、当方は何もお答えする用意はありません」と答えた。 確かに夫婦間の問題は他人ではわからない部分が多くあることは間違いないが、「オレは子づくりの道具じゃない」と野田氏と別れ、待望の子どもが授かったのにすぐ離婚してしまうとは、不可解というしかない。 この御仁、今回幹事長に就任した二階俊博氏の側近中の側近といわれるそうだが、人として大きな問題を抱えているのではないかと思わざるを得ない。 【巻末付録】 まずは両誌のグラビアから。ポストの巻頭は「きれいな夏のお嬢さん 葉加瀬マイ/遠雷」。ヘアはないが目の表情がとてもいいセクシーな女性である。 後半は「渡辺達生流おんなの撮り方」。名カメラマンの写真講座で、吹石一恵や小池栄子などを撮ったときのコツを明かしている。 私が好きなシリーズ「妻の名は塔子 私の知らない女」。自分の美しい女房が他人と寝ているのではないかという亭主の妄想が、写真となっているのだが、こんな女を女房にしたらさぞかし心配であろう。わかるわかる。 袋とじはもろ「かくも馨しきアンダーヘア」と、恥毛の羅列である。まあ興味のある方はどうぞ。 現代の巻頭は「南の島から愛をこめて 深田恭子」。ヘアはないがセクジーさと迫力はなかなかのものである。深キョンファンでなくとも一見の価値あり。 後半は「美しい人妻と 東凜さん」。こちらはヘアあり。それに「ザ・チラリズム 団地妻篇」 袋とじは2本。「ミス・ユニバース平塚千瑛・30歳 準決勝に進出した美女がヘアまで見せた!」は、ヘアの形が見所。きれいに刈り込んである。脱がしてこんなヘアが出てきたら、どんな感じだろう。 もう一本は「女優 高岡早紀 7年ぶりの撮り下ろし!」。こちらは期待したほどではなかった。もちろんセクシーだけ。ヘアーが拝めるともっと有難いのだろうが、まだそこまでの覚悟はないか。 現代のほうのSEX記事は、映画館では修正されていて見えなかった女優たちのヘアやもろSEX映像がスマホで見られるという特集。 例えば「エマニュエル夫人」「チャタレイ夫人の恋人」「ラストタンゴ・イン・パリ」などが、XVIDEOSやxHamsterでノーカット、無修正で、しかも無料で見られるというのである。 私は「ディープ・スロート」が見てみたいな。 ポストは飽きもせず「死ぬまでSEX」。今週も「美熟女大学 性の夏季講座」と銘打って熟女たちにホンネを語らせているが、まあ、時間と彼女がある方は読んでみられたらいかがか。 というわけで今週は意外によかった深田恭子のセクシーグラビアを掲載し、無修正映画を見られるサイトを紹介した現代に軍配を上げる。 (文=元木昌彦)「週刊ポスト」(9/2号、小学館)
天皇陛下「お気持ち表明」と、生前退位に“猛反発”する日本会議の言い分とは
今週の注目記事・第1位 「『お気持ち』表明へ 天皇生前退位に『日本会議』が猛反発」(「週刊文春」8/11・18号) 第2位 「小倉優子夫と後輩アイドルの『ゲス不倫』撮った」(「週刊文春」8/11・18号) 第3位 「自宅『新聞代』まで政治資金に付け回している『丸川珠代』トホホ」(「週刊新潮」8/11・18号) 第4位 「小池百合子VS.都議会のドン」(「週刊文春」8/11・18号) 第5位 「ローラ 三代目JSB登坂広臣 愛はこの言葉から始まった!」(「女性セブン」8/18・25号) 第6位 「美人マネージャーと夫が手をつなぐ『松任谷由実』のルージュの伝言」(「週刊新潮」8/11・18号) 第7位 「死亡19名の実名を隠した神奈川県警の『危険思想』」(「週刊新潮」8/11・18号) 第8位 「『第2のちあきなおみ』という『河合奈保子』が休業20年で売れている」(「週刊新潮」8/11・18号) 第9位 「知らなかった 言えなかった わからなかった 退職金 業界別 企業別ランキング」(「週刊ポスト」8/19・26号) 第10位 「小泉純一郎『日本人よ、目を覚ませ!』」(「週刊現代」8/20・27号) 第11位 「そんなにいいのか?『ファーストクラス』の真実」(「週刊現代」8/20・27号) 【巻末付録】現代とポストのSEX記事の勝者はどっちだ! 今週は現代、ポストともに合併号である。朝刊の両誌の新聞広告を見たが、正直、現代を買うのはよそうと思った。 いつまで続く泥濘ぞではないが、今週も100人の医者に聞きましたと、手を変え品を変えてはいるが、同じような内容の特集が延々と続いている。 以前にも書いたが、これでは「壮快」や「安心」と同じ健康雑誌ではないか。高齢の読者が多いから関心が健康や、ポストのように苦しくない死に方やお墓のことにあるのはわかる。 他誌も同じような企画をはじめているから部数的にはいいのであろう。 だが、こうした健康雑誌まがいのことばかりやっていて、本来週刊誌がやらなければいけないことを忘れてはいないか。 週刊誌のやるべきことは、大メディアがやれない、今のような“危ない”時代や安倍独裁政権への警鐘や批判だけだとはいわない。 週刊誌ならでの事件取材や遊び情報、各界の若い人材の発掘など、テーマはまだまだあるはずである。 このままいくと以前からの読者が離れ、競合するのは一般週刊誌ではなく健康雑誌になる。それでもいいのか? 私は仕方なく今週も両誌を買ったが、現代は450円だが、ポストは480円だ。おつりを確かめて、思わず落涙しそうになった。 これだったら好きな文庫本を一冊買ったほうがいい。フロイトの『人はなぜ戦争をするのか エロスとタナトス』(中山元翻訳・光文社古典新訳文庫)が637円だぞ。 合併号の間、週刊誌の諸君は価格も含めて考え直したほうがいい。このままでは生き残れるはずがない。 以前から言っているように、価格を下げることは今考えられる一番簡単で効果のある“最善手”だと思う。 現代で読んだものは、この2本。まずは、私もほとんど縁がなかった飛行機の「ファーストクラス」という謎に挑んだ記事。 JAL(日本航空)の元CAとしてファーストクラスでの接客を数多く経験してきた毛利仁美氏がこう話す。 「まず、多くの航空会社ではファーストクラスのお客様の送迎サービスがあります。ご自宅や滞在先から空港まで、専用の運転手付きリムジンがお送りしています。また、一般的にはあまり知られていませんが、空港にはファーストクラスを担当する専任の『コンシェルジュ』がいて、到着されたお客様をお迎えしています。コンシェルジュがまずお客様をお連れするのは、一般の方は手続きできない専用のチェックインカウンター。朝や深夜といった、手続きが特に混雑する時間帯でもお客様が行列に並ぶことがないよう、その後の荷物検査や出国審査も専用のゲートで受けていただきます」 出発前からエコノミーとは違うのだ。 成田空港にあるJALのファーストクラスラウンジはこうだと、JAL職員がそのサービスの全貌を明かしている。 「ラウンジではまず、高級レストランクラスの飲食がすべて無料で楽しめます。お酒も英国王室御用達のシャンパンや、日本酒の純米大吟醸などが飲み放題。食事の『目玉』は握り寿司で、こちらは、寿司職人がお客様の目の前で握る『寿司バー』スタイル。特に海外のお客様に大人気です」 食事だけではない。 「専用ラウンジには、まるで高級スパのようなシャワールームが完備され、足ツボや全身マッサージのリラクゼーションサービスも受けることができる。10時間を超える国際線の長距離フライトの前にはうってつけだ。さらに、英国の高級紳士靴メーカー『ジョンロブ』による伝統の靴磨きサービスを無償で受けられる」(現代) 機内では希望する雑誌はほとんど読めるそうだが、「残念ながら、週刊誌の中にはご用意していないものもあります」とか。たぶん週刊現代と週刊ポストであろう。 外国便はゴージャスなところが多いというが、シンガポール航空の「スイートクラス」には、ダブルベットの特別個室があるそうだ。 恋人と“着くまでSEX”もできるわけだ。 ファーストクラスの客は降りてからも違う。お客が通るのは専用のゲート。他の乗客よりも早く入国することができる。入国審査を終えて空港を出ると、専用のハイヤーがやってきて、自宅や目的地まで送迎してくれる。 「中にはヘリコプターで成田空港から赤坂まで送ってくれるサービスもある」(会社役員)そうだ。 庶民が気になるのは、その値段だ。東京からニューヨークの直行便は往復で約200万円。観光客に人気のあるパリへの直行便は約260万円。オリンピックが開催されているリオへの往復は約180万円。 パリはテロ警戒中で観光客が減っているから、先日見た旅行会社の広告には7泊、パリ往復で20万円台というのがあった。エコノミー症候群になってもそっちで行こう。 やはり現代で、小泉純一郎元総理がお得意の「反原発」について饒舌を振るっている。 小泉元総理は自らが発起人となって、先月設立した「トモダチ作戦被害者支援基金」への寄付を、誌面を通じて訴えたいという。 日本ではあまり知られていないが、トモダチ作戦で3・11の被災地支援に参加した米兵のうち約400人が、その後被曝によると思われる健康被害で除隊を強いられ、7名が白血病などで亡くなっているという。 小泉元総理はこう話す。 「日本のために全力を尽くしてくれた彼らを、日本人として見過ごすことはできない。政府が動かないのなら、われわれがやる。(中略)7月5日には基金創設の記者会見を開き、東京新聞に一面広告も出しました。1ヵ月足らずで、もう3000万円を超える額が集まっています。募集期限は来年の3月31日ですが、少なくとも1億円は集めたいね。原発事故当時は海に向かって風が吹くことが多かったから、放射性のプルーム(雲)が、停泊していた空母を直撃した。しかも空母では海水を濾過し、真水にして使うそうですが、放射性物質までは取り除けない。シャワーや料理に使う水もすべて汚染されていたから、兵士たちは原発事故の最前線で、内部被曝と外部被曝のダブルパンチを受けたのです。彼らは帰国後、鼻血が出たり、下血したり、腫瘍ができたり、原因不明の体調不良に襲われた。ところが、海軍病院の医者に診てもらっても『放射能が原因とは言い切れない』と因果関係を認めてもらえませんでした。(中略)東電は『原発事故と体調不良に因果関係があるとは断定できない』と賠償を拒否しています。アメリカの裁判は日本と違って、原告も被告も徹底的に情報開示をしないといけませんから、『トモダチ作戦』に加わった兵士の本当の被曝線量など、表に出したくない情報が出てきてしまう。それだけは何としても避けたいのでしょう。日本政府も沈黙しています。実は訪米前に、外務省の北米局長に会ってこの話をしたのですが、『政府として法的には何もできない』と言っていました。基金を設立した時も一悶着ありました。信頼できる知人に『発起人になってくれないか』と頼んで回ったんですが、なかなか受けてくれない。ある財界人は『私の一存では決められない。会社に相談してみる』と持ち帰ってくれたけど、結局NG。だから、もう少数精鋭でやろうと思ったんです。新聞広告も、東京新聞だけでなく読売新聞にも申請していたんです。ところが読売は『裁判で係争中の事案は掲載できない』と断ってきた。理解できませんよ。だって、現に健康被害を受けている人、病に苦しんでいる人がいるわけだから。裁判でどっちが勝とうが負けようが、困っている人を助けなければいけないことに変わりはないでしょう」 安倍政権と原発を擁護している読売新聞のホンネが出たということである。困った新聞だ。 イチローがようやく3,000本安打を達成した。快挙ではあるが、ここまで来るまでにはわれわれが想像もできない練習と多くの悲嘆があったはずである。 8月8日付の朝日新聞で村上尚史記者がこう書いている。 「言い訳が許されない勝負の世界。そこ『天才打者』として生きる男は、失敗から目を背けないことで前に進んできた。『プロの世界でやっていて記憶に残るのは、うまくいかなかったこと。その記憶が強く残るから、ストレスを抱える。その中で瞬間的に喜びが訪れる。それがプロのだいご味』。愚痴はこぼさず、日々の練習を怠らない。『しんどいと思うことはあるが、そこが頑張りどころ』」 凡人と違うところは、失敗から目を背けず、めげないことである。今からでも学びたいものだ。 ポストの「退職金業界別企業別ランキング」を見てみよう。 電通(部長クラス、58歳)の退職金は約4,100万円。ANA(勤続38年)は約3,800万円。東芝(早期退職者、50歳)は約3,500万円。三井物産(部長クラス、定年退職)約3,000万円。 トヨタ自動車(次長クラス、定年退職)は約3,000万円。東急百貨店(60歳、モデルケース)は約2,852万円。三菱自動車(60歳、モデルケース)は約2,800万円。日産自動車(主査クラス、57歳)は約2,500万円。住友商事(定年退職)は約2,000万円。リクルート(早期退職、40歳)約1,800万円。 正直、電通を除いて意外に少ないという印象だ。2,000万円で、もし蓄えがなければ、定年から20年暮らすのはかなり大変だろう。 他人事ではないが、私も退職後に気がついたのだ。 次に上場企業の年収2016年版ランキングを見てみよう。 1位はM&Aキャピタルパートナーズ(サービス業)で2015年度は2,253万円。GCAサヴィアン(サービス業)は2,154万円。 3位はキーエンス(電気機器)で1,777万円。4位は日本商業開発(不動産業)で1,741万円。5位はファナック(電気機器)で1,571万円。6位は野村ホールディングス(証券)で1,516万円。7位は朝日放送(情報通信業)で1,498万円。 8位はTBSホールディングス(情報通信業)で1,491万円。9位はゼビオホールディングス(小売業)で1,451万円。10位は三菱商事(卸売業)で1,446万円。 上位の常連だったフジ・メディア・ホールディングスは76万円も落ち、1位から12位へと転落している。 上位2社はあまり知名度はないが、ともにサービス業というのがおもしろい。 このところ河合奈保子のグラビアをよく見るが、彼女は「第2のちあきなおみ」といわれていると新潮が書いている。 彼女は80年に「西城秀樹の妹」として芸能界に登場した。「エスカレーション」(日本コロンビア)などのヒット曲を飛ばし、80年代を駆け抜けたが、96年に結婚して、以来20年近く表舞台から姿を消している。 だがデビュー35年だった昨年、往年の河合のグラビアが週刊誌に掲載されると人気を呼び、今月の31日には写真集とDVDが同時発売されるというのである。 彼女の人気の秘密を、江戸川大学の西条昇准教授(アイドル論)が解説する。 「彼女は歌が上手で、同世代アイドルの松田聖子や中森明菜と違ってスキャンダルがなく、『男の匂い』を感じさせなかった。つまり、彼女の魅力は今も真空パックされたままなのです。その点、絶頂期に引退し、全く露出がないちあきなおみさんの人気と似ている。そんな彼女をDVDや写真集で見直すことで、40代、50代の男性は、輝かしかった自分たちの青春時代を取り戻しているのでしょう」 彼女は現在、家族とともにオーストラリアで暮らしているそうだ。53歳になった河合奈保子も、怖いけど見てみたいね。 さて、障がい者施設を襲って19人を刺殺した植松聖容疑者だが、本人は「心神喪失のため無罪」になると事件を起こす前には考えていたようだ。だが、コヤツの思い通りになど絶対させてはならない。 新潮は、この事件の被害者たちの実名を神奈川県警が発表しなかったことを「危険思想」だと批判している。 「県警によれば、事件当日に19人の遺族全員を対象に個別の聞き取りをしたところ、全員が氏名公表を望まなかったとのことでした。障害者福祉施設での犯行という事情も勘案し、特例として非公表にしたというのです」(神奈川県警担当記者) だが、立教大学名誉教授の服部孝章氏はこう話す。 「遺族によっては『闇から闇に葬られたくない』という方もいます。1人の人生が報道されずに時が経つことに違和感を持つのです。匿名か実名かについては各マスコミの責任であって、公的機関が決めるべき問題ではありません」 障がい者を支援する団体からも疑義を呈する声が上がっているという。全国知的障害者施設家族会連合会の由岐透理事長がこういっている。 「警察の判断で名前を伏せたというのは、あまりに衝撃的な事件を前にして、知的障害者だからと勝手に忖度してるような気がしてなりません。どんな事件であれ、亡くなった人の名前や年齢は公表されるのに、この取り扱いはおかしいと思います」 ジャーナリストの徳岡孝夫氏も、 「言論の自由か個人のプライバシーかという問題は永遠のテーマではありますが、安否情報という観点からは報じる必要があるでしょう。また、いかに些細な事柄であれ、今回のように当局が一つ隠し始めると、隠すことへのハードルがどんどん下がっていくのです」 神奈川県警は新潮の取材に「方針を変えるつもりはありません」と答えている。 確かに、警察が判断することではなく、メディア各々が自主的に判断すべきことだと、私も思う。このところ警察主導で、こうしたことがしばしば行われるが、大手メディアはなぜ黙っているのだろう。そこにこそ大きな問題がある。 新潮は大物歌手・ユーミンこと松任谷由美(62)の夫、正隆氏(64)に“浮気疑惑”があると報じている。 グラビアページには7月上旬、東京・用賀の歩道を2人が手をつないで歩く後ろ姿が載っているが、たしかに「いい雰囲気」である。 この女性、正隆氏の女性マネジャーで31歳。マネジャーなら親しくしていてもおかしくないはずだが、彼女が半歩前を歩いたり、人影がまばらになると寄り添うというのだから、ワケアリと思われるのは致し方なかろう。 新潮が件の女性を直撃する。2人はどういう関係ですか? 当然、アーティストとマネジャーだと答える。 手をつないだことは? ないですと否定するのを待って写真を見せる。動揺した彼女が事務所に一旦戻り、10分後に再び戻ってくると、こう話す。 「さっきはつないでいないと言っちゃったんですけど、実はその時、私、社内で辞める辞めないって揉めてまして、気持ちがかなりナーバスになっていまして。それを松任谷が察して、手を、握ってくれたと」 松任谷氏は「手をつないだのは、彼女に辞められたくないからです。すごく大切な存在なので」と答えている。 新潮は、ユーミンに御注進に行く。そして「ご主人がマネジャーさんと手をつないでいらっしゃったのはご存知ですか?」とインターホン越しに問いかけると、「はい」と答え、「どうお考えですか?」と重ねて問うと、「問題外です」と天晴れな答えが返ってきた。 この原稿が終わったら、夫の浮気に怒った妻の家出を歌った「ルージュの伝言」を聞いてみよう。 このところ「女性セブン」(小学館)の頑張りが目立つが、今週もモデルでタレントのローラ(26)が三代目 J Soul Brothersのボーカル・登坂広臣(29)が住むマンションに「通い愛」しているところをキャッチしている。 「友人女性とファッション談議に花を咲かせていたローラが店を出たのは22時前。1人で迎えの車に乗り込むと、都内の高級マンションの一室に向かった。そこは彼女の自宅ではない。つい2時間前、都内のライブ会場でパフォーマンスを披露していた登坂の部屋だった」(ポストセブン8月4日より) 2人が出会ったのは4年前のある番組。出会った当時、すでに人気者だったローラに比べて登坂はブレーク直前で、その後は会釈するだけの関係だったという。 「一方で、アーティストとしてどんどん人気が出ていく登坂さんのことを、ローラさんは素直に“すごいなあ“と言っていました。登坂さん、デビュー直後にストレスから血尿が出たり、うまく歌えない自分が嫌で辞めたいと何度も思ったそうです。でも、歯を食いしばって耐えた。キレイな顔に似合わず、根性の人なんですよ。ローラさんは『三代目JSB』のリーダー・NAOTOさん(32)と親交があって、登坂さんがすごく努力している様子なんかを聞いていたそうです」(同) 冒頭のほかにも、ローラはこの1カ月で何度も登坂のマンションを訪れているそうだ。翌朝、迎えの車でローラが自宅マンションに帰ることもあったという。 恋するローラは、ますますきれいになっていくんだろうな。登坂、このやろう! さて、ろくな政策論議もなく低調だった都知事選がようやく終わった。たぶん、頼りない男より女のほうがちったぁマシだという程度の軽いノリで、多くの有権者が投票したのであろう、小池百合子氏が圧勝し初の女性都知事になった。 こうなったら小池人気を煽って視聴率や部数を稼ごうと、都議会のドンといわれる内田茂都議(77)と大立ち回りを演じさせるべく、メディアはあの手この手を繰り出しヒートアップさせている。 文春では、若狭議員が元東京地検特捜部副部長だった経験を生かして「五輪利権」に切り込むと明言している。 「五輪予算は説明なしにうなぎ上りに増えている。私の経験では、利権が水面下で動いていることはあり得る。(内田都議が役員を務める電気工事会社・東光の=筆者注)入札の話など、刑事レベルにまで高めていって白日の下に晒したい。今後は東京で行われた入札情報を入手できるようになるのだから、不当な利益を得ている人がいるという事実を明らかにして、特捜部を動かしたい」 内田都議にとって厄介な助っ人が、小池陣営についたものである。 こうした週刊誌報道を読む限り、小池都知事の“敵”はもはや「張り子の虎」ではないかと思う。 なぜなら、ドンといわれる人間はこれまでも多くいたが、ロッキード事件のときの児玉誉士夫を見てもわかるように、その存在が明るみに出て表舞台に引きずり出されれば神通力を失う。 メディアによって内田都議は最凶のヒールになってしまった。彼が小池イジメをはじめれば、都民やメディアの多くを敵に回すことになる。 内田都議は当面、小池都知事と“和睦”するしかないはずである。小池都知事は週刊誌に感謝すべきであろう。 と思っていたら、小池百合子新都知事が標的にした連中は早々と白旗を掲げてしまった。自民党東京都連が8月4日に開いた幹部会で、石原伸晃会長や内田茂幹事長ら執行部5人が辞意を表明したのである。 森喜朗元首相も小池氏に電話をかけたそうだから、第1ラウンドは小池氏の圧勝。だが、このタヌキ連中が黙って彼女に服従するとは思えないから、第2ラウンドは打撃戦必至か。 東京五輪担当相に丸川珠代氏が据えられ、小池氏との女のバトルも見物だが、新潮で舛添並のセコさが報じられ、こちらも前途多難である。 新潮によれば、丸川議員は2つの政治団体の代表を務めている。そのうち奇っ怪なのは政党支部である「自由民主党東京都参議院選挙区第4支部」(主たる事務所=新宿区四谷)だという。 第4支部の政治資金収支報告書(平成24~26年)に添付された領収書を新潮が取り寄せると、ある新聞代金に目が行ったそうだ。 「第4支部では、平成25年1月から26年11月まで日経新聞を購読し、毎月約4300円以上を支払っている。ところが、この領収書に記された販売店は、港区麻布十番。事務所のある新宿区四谷からは程遠い」(新潮) 販売店に聞いてみると「うちの配達範囲はこの近辺に限られる。特別に四谷に配ることはありえません」と答えている。 報告書に記された届け先は港区白金のマンションの1室。丸川氏の自宅と一致するのだ。つまり、彼女は自宅購読の日経を政治資金で賄っているというわけなのである。 また、四谷の事務所も怪しいという。 「請求書に毎月記載されている上下水道の使用量は3年間ずっと0立方メートル。基本料金しか支払っておらず、電気代も最安で1,672円、最高でも3,017円に留まる。(中略)確かに、現在のこの事務所を訪れてみると、表札もインターホンも設置がない『幽霊部屋』。にもかかわらず、この第4支部からは毎年、電話代やタクシー代、パスモチャージ代など、1,000万円以上の金が支出されているのである」(同) このやり口は、過去に蓮舫議員はじめ何人もの政治家が批判されてきたものである。「それを未だ行うとは、ずいぶん脇が甘いですよね」(政治部デスク)。 これじゃ私の相手にならないと、小池知事は嘯いているかもしれない。 小倉優子(32)というママタレがいる。こりん星から来た不思議ちゃん系ロリータアイドルだったという。亭主は菊池勲(45)というカリスマ美容師。 2人は11年に結婚して、翌年長男が生まれ、今は第2子がお腹にいるそうだ。そんな最中に亭主が「ゲス不倫」していたと文春が報じている。 しかも、相手は妻と同じ事務所に所属する女の子だというのだ。「不倫は文化だ」と言っている石田純一もさすがに「妻の妊娠中はまずいでしょ」。お相手は癒やし系グループ「ユルリラポ」の馬乗りならぬ馬越幸子という25歳のスレンダーな女性。 2人が出会ったのは今年3月末。場所は都内のバー。 「彼はガールズバーにも行きますよ。ゆうこりんの目を盗んではちょくちょく遊んでいる。ただ水商売系より素人の女の子が好きなんだそうです」(菊池氏の友人) 記事中には密会の写真が掲載されている。「7月7日、馬越の自宅から出てきた菊池氏」「自宅に戻る馬越」「7月28日は2人で一緒に出てきた」。馬越の長い脚がなかなかいい。 7月28日、馬越と一緒にマンションを出て、一人で駐車場方向へ歩き出した菊池氏を文春が直撃。 直裁に「不倫関係では?」と突っ込むと、「してないしてない、してないっす。正直全然です」。 部屋の中で6時間も何をしていたのか? 「いや、普通に喋って。あとネットフリックス観ながら話して。例えば(妻と)喧嘩しちゃったりとかいう相談や愚痴を言える友達の一人ではある。うちの(妻)ともタイプが違う感じで」 ちょっと時間つぶしに来ただけといい、 「もちろん帰って(小倉に)言いますけど。『文春さんが来て』ってのはもちろん。怒られる覚悟ではいますけど」 だがその日は小倉にいい出せず、30日に小倉のマネジャーと3人でいるときに切り出したという。 「“ゲス不倫”の概要を説明すると大粒の涙を流し、声を荒げたという。そして夫の携帯を掴み、部屋の壁に投げつけた。『今は一人にさせて』」(文春) 小倉は夫をホメながら操縦する「プロ妻」だそうだから、自分のブログでこう書いている。 「この話を聞いて、凄くショックでしたし、主人に腹立たしい気持ちでいっぱいでした」としながらも、「今後のことは、大切な子供達の事を第一にゆっくり考えていきたいと思います」とし、「ただ主人もたくさんの方々から大変なお叱りをいただき、これまでに無いほどの反省をしております。私も冷静になり、今後の結婚生活を見つめ直すいいきっかけにしたいと思います」と大人の解決を選択したようだ。 一方、馬越のほうはプロダクションから契約を解除されてしまったという。やはり妻は強しである。 さて、天皇が今日(8日)「お気持ち」を述べたが、天皇の生前退位に対して保守派、中でも「日本会議」が猛反発していると文春が報じている。 「本当に、宮内庁は生前退位のスキームが整うと考えているのでしょうか。生前退位を実現するには、何はさておき皇室典範の改正などが必要。保守層の猛反発はすでに始まっています。陛下が法改正を伴う皇室制度の変更について『お気持ち』を述べられることを、『政治的なモメンタムを促すのはいかがなものか』と指摘している保守論客は多い。ハレーションは避けられないでしょう」(ベテラン宮内庁担当記者) 保守メディア上では「皇室典範の改正を断固阻止せよ」という主張も始まっているようだ。その中心的存在は「日本会議」の関係者たちであるという。会員数は3万8,000人といわれる。 「我々は、男系男子の天皇を支持し、女系天皇・女性宮家創設には反対です。昭和二十二年に旧典範が現行典範に改められはしたが、万世一系の男系男子による皇位継承についてはしっかりと維持されてきたのです」(日本会議の関係者) 日本会議の中枢の1人で憲法学者の百地章・日本大学教授は、もし生前退位の「お気持ち」が表明されるとすれば、憲法に抵触する恐れがあると指摘するのだ。 「本来、天皇陛下の内々のご意見が外部に漏れたこと自体が問題ですが、仮に陛下のご意向によって、法改正に着手せねばならないとすれば、これは立憲君主制の否定です。日本国憲法第四条では〈(天皇は)国政に関する機能を有しない〉とされています。陛下のご意向は忖度すべきですが、国会や内閣が法的に拘束されることがあってはなりません。ましてや陛下に直接『お気持ち』を語っていただくなど、宮内庁の責任逃れだと言える」 百地氏は、典範改正ではなく摂政を置くことで事態の打開を図るべきだという。 また日本会議で政策委員会代表を務める大原康男・國學院大学名誉教授は、「仰ぎ見る存在としての天皇こそ、有難いのだ」と説いているそうだ。 この辺で日本会議側の見解を紹介するのはやめて、千代田関係者の考えを紹介しよう。 「国事行為の代行者たる摂政ではなく、行為をお譲りすることが、五十六歳を迎えた皇太子さまのご自覚を促すのに必要でした。また皇太子ご夫妻が両陛下となられ、万が一雅子さまが十分にお務めを果たせないような事態が起きれば、さらに次代の秋篠宮さまに繋ぐことができる制度設計を、陛下は熟慮の末に思い描かれたのだと思います」 メディアの調査では、国民の8割は天皇の生前退位を支持しているという。ということは、天皇に生前退位をさせてあげようというのは国民の総意である。 国民の一人として、保守層の外圧などは気にせず、天皇の「お気持ち」を尊重してあげたいと思う。 8日午後、天皇は10分間のビデオメッセージが流されたが、そこでいわんとしたことは、「日本国憲法を遵守する」「国事行為は縮小してはいけない」。したがって、それができなくなれば生前退位して皇太子に譲りたい。「生前退位しても摂政は置かない」。最後にこうしたことが国民の理解を得られることを願っていると述べた。 政府は天皇の意思を尊重し、すみやかに対応すべきだろう。 【巻末付録】 今週のポストはなぜ現代より30円高いのか? DVDの付録がついているのだ。「昭和から平成へ『伝説のAVヒロイン』10人の美女が甦った」。星野ひかる、長瀬愛、憂木瞳、朝岡実嶺、白石ひとみ、林由美香、冴島奈緒、後藤えり子、長谷川瞳、村上麗奈などのAV嬢が出ているDVDである。 グラビアはお懐かしい「謎の美女YURI再会」。YURIも何か年を召された感じがする。「妻の名は塔子 私の知らない女」。後半は「世界が誇るニッポンの美熟女・北条麻妃美ボディ101ポーズ」とあり「後ろから前から上から下から北条さん」。いくつだが知らないが少し垂れ気味のお尻がいいね。 現代の巻頭グラビアは「NHK朝ドラ『とと姉ちゃん』次女役で人気急上昇の 相楽樹」のセクシー。 後半は「元日本テレビ人気No.1アナウンサー脊山麻理子」、たしかに36歳には見えない若々しさ。なかなかセクシーだ。 袋とじは「淑女の皆さん、気をつけて『超高感度』防犯カメラであなたはこんなに見られている!」。なるほどこんなに暗くても草むらの中でも、バッチリ見えてしまうのか。防犯カメラをチェックするお巡りさんたちはさぞかしニヤニヤしていることだろうな。 お次は「あの有名進学校の元物理の先生が大胆ヘアヌード 小川桃果さん・26歳」。こんな物理のセンセイがいたらもっとできるようになっただろうと、当たり前の感想。 袋とじは「すべて新撮、撮り下ろし 壇蜜 究極のヌード独占公開」。もう見飽きた感は否めないな。 記事は、ポスト恒例の「死ぬまでSEX」は、「真夏の死ぬまでSEX特別編 美熟女サミットin神保町開催」。よくもまぁこんなに集めたものだ。年増オンナたちによるワイ談特集である。 現代の「シリーズあの素晴らしいSEXをもう一度 夏休み合併特大号スペシャル」で、「あなたの暮らしに役立つちょっとしたSEXの知恵」。見出しを紹介しよう。「主婦たちがこっそり読んだ『女性器特集』あー、こんな感じなのね」「いつもと違うことする、すごく気持ちいい」「オーラルセックスには『コツ』があります」 今週はポストに軍配を上げたいが、30円高いのがマイナスで引き分け! (文=元木昌彦)「週刊文春」(8/11・18号、文藝春秋)
天皇陛下「お気持ち表明」と、生前退位に“猛反発”する日本会議の言い分とは
今週の注目記事・第1位 「『お気持ち』表明へ 天皇生前退位に『日本会議』が猛反発」(「週刊文春」8/11・18号) 第2位 「小倉優子夫と後輩アイドルの『ゲス不倫』撮った」(「週刊文春」8/11・18号) 第3位 「自宅『新聞代』まで政治資金に付け回している『丸川珠代』トホホ」(「週刊新潮」8/11・18号) 第4位 「小池百合子VS.都議会のドン」(「週刊文春」8/11・18号) 第5位 「ローラ 三代目JSB登坂広臣 愛はこの言葉から始まった!」(「女性セブン」8/18・25号) 第6位 「美人マネージャーと夫が手をつなぐ『松任谷由実』のルージュの伝言」(「週刊新潮」8/11・18号) 第7位 「死亡19名の実名を隠した神奈川県警の『危険思想』」(「週刊新潮」8/11・18号) 第8位 「『第2のちあきなおみ』という『河合奈保子』が休業20年で売れている」(「週刊新潮」8/11・18号) 第9位 「知らなかった 言えなかった わからなかった 退職金 業界別 企業別ランキング」(「週刊ポスト」8/19・26号) 第10位 「小泉純一郎『日本人よ、目を覚ませ!』」(「週刊現代」8/20・27号) 第11位 「そんなにいいのか?『ファーストクラス』の真実」(「週刊現代」8/20・27号) 【巻末付録】現代とポストのSEX記事の勝者はどっちだ! 今週は現代、ポストともに合併号である。朝刊の両誌の新聞広告を見たが、正直、現代を買うのはよそうと思った。 いつまで続く泥濘ぞではないが、今週も100人の医者に聞きましたと、手を変え品を変えてはいるが、同じような内容の特集が延々と続いている。 以前にも書いたが、これでは「壮快」や「安心」と同じ健康雑誌ではないか。高齢の読者が多いから関心が健康や、ポストのように苦しくない死に方やお墓のことにあるのはわかる。 他誌も同じような企画をはじめているから部数的にはいいのであろう。 だが、こうした健康雑誌まがいのことばかりやっていて、本来週刊誌がやらなければいけないことを忘れてはいないか。 週刊誌のやるべきことは、大メディアがやれない、今のような“危ない”時代や安倍独裁政権への警鐘や批判だけだとはいわない。 週刊誌ならでの事件取材や遊び情報、各界の若い人材の発掘など、テーマはまだまだあるはずである。 このままいくと以前からの読者が離れ、競合するのは一般週刊誌ではなく健康雑誌になる。それでもいいのか? 私は仕方なく今週も両誌を買ったが、現代は450円だが、ポストは480円だ。おつりを確かめて、思わず落涙しそうになった。 これだったら好きな文庫本を一冊買ったほうがいい。フロイトの『人はなぜ戦争をするのか エロスとタナトス』(中山元翻訳・光文社古典新訳文庫)が637円だぞ。 合併号の間、週刊誌の諸君は価格も含めて考え直したほうがいい。このままでは生き残れるはずがない。 以前から言っているように、価格を下げることは今考えられる一番簡単で効果のある“最善手”だと思う。 現代で読んだものは、この2本。まずは、私もほとんど縁がなかった飛行機の「ファーストクラス」という謎に挑んだ記事。 JAL(日本航空)の元CAとしてファーストクラスでの接客を数多く経験してきた毛利仁美氏がこう話す。 「まず、多くの航空会社ではファーストクラスのお客様の送迎サービスがあります。ご自宅や滞在先から空港まで、専用の運転手付きリムジンがお送りしています。また、一般的にはあまり知られていませんが、空港にはファーストクラスを担当する専任の『コンシェルジュ』がいて、到着されたお客様をお迎えしています。コンシェルジュがまずお客様をお連れするのは、一般の方は手続きできない専用のチェックインカウンター。朝や深夜といった、手続きが特に混雑する時間帯でもお客様が行列に並ぶことがないよう、その後の荷物検査や出国審査も専用のゲートで受けていただきます」 出発前からエコノミーとは違うのだ。 成田空港にあるJALのファーストクラスラウンジはこうだと、JAL職員がそのサービスの全貌を明かしている。 「ラウンジではまず、高級レストランクラスの飲食がすべて無料で楽しめます。お酒も英国王室御用達のシャンパンや、日本酒の純米大吟醸などが飲み放題。食事の『目玉』は握り寿司で、こちらは、寿司職人がお客様の目の前で握る『寿司バー』スタイル。特に海外のお客様に大人気です」 食事だけではない。 「専用ラウンジには、まるで高級スパのようなシャワールームが完備され、足ツボや全身マッサージのリラクゼーションサービスも受けることができる。10時間を超える国際線の長距離フライトの前にはうってつけだ。さらに、英国の高級紳士靴メーカー『ジョンロブ』による伝統の靴磨きサービスを無償で受けられる」(現代) 機内では希望する雑誌はほとんど読めるそうだが、「残念ながら、週刊誌の中にはご用意していないものもあります」とか。たぶん週刊現代と週刊ポストであろう。 外国便はゴージャスなところが多いというが、シンガポール航空の「スイートクラス」には、ダブルベットの特別個室があるそうだ。 恋人と“着くまでSEX”もできるわけだ。 ファーストクラスの客は降りてからも違う。お客が通るのは専用のゲート。他の乗客よりも早く入国することができる。入国審査を終えて空港を出ると、専用のハイヤーがやってきて、自宅や目的地まで送迎してくれる。 「中にはヘリコプターで成田空港から赤坂まで送ってくれるサービスもある」(会社役員)そうだ。 庶民が気になるのは、その値段だ。東京からニューヨークの直行便は往復で約200万円。観光客に人気のあるパリへの直行便は約260万円。オリンピックが開催されているリオへの往復は約180万円。 パリはテロ警戒中で観光客が減っているから、先日見た旅行会社の広告には7泊、パリ往復で20万円台というのがあった。エコノミー症候群になってもそっちで行こう。 やはり現代で、小泉純一郎元総理がお得意の「反原発」について饒舌を振るっている。 小泉元総理は自らが発起人となって、先月設立した「トモダチ作戦被害者支援基金」への寄付を、誌面を通じて訴えたいという。 日本ではあまり知られていないが、トモダチ作戦で3・11の被災地支援に参加した米兵のうち約400人が、その後被曝によると思われる健康被害で除隊を強いられ、7名が白血病などで亡くなっているという。 小泉元総理はこう話す。 「日本のために全力を尽くしてくれた彼らを、日本人として見過ごすことはできない。政府が動かないのなら、われわれがやる。(中略)7月5日には基金創設の記者会見を開き、東京新聞に一面広告も出しました。1ヵ月足らずで、もう3000万円を超える額が集まっています。募集期限は来年の3月31日ですが、少なくとも1億円は集めたいね。原発事故当時は海に向かって風が吹くことが多かったから、放射性のプルーム(雲)が、停泊していた空母を直撃した。しかも空母では海水を濾過し、真水にして使うそうですが、放射性物質までは取り除けない。シャワーや料理に使う水もすべて汚染されていたから、兵士たちは原発事故の最前線で、内部被曝と外部被曝のダブルパンチを受けたのです。彼らは帰国後、鼻血が出たり、下血したり、腫瘍ができたり、原因不明の体調不良に襲われた。ところが、海軍病院の医者に診てもらっても『放射能が原因とは言い切れない』と因果関係を認めてもらえませんでした。(中略)東電は『原発事故と体調不良に因果関係があるとは断定できない』と賠償を拒否しています。アメリカの裁判は日本と違って、原告も被告も徹底的に情報開示をしないといけませんから、『トモダチ作戦』に加わった兵士の本当の被曝線量など、表に出したくない情報が出てきてしまう。それだけは何としても避けたいのでしょう。日本政府も沈黙しています。実は訪米前に、外務省の北米局長に会ってこの話をしたのですが、『政府として法的には何もできない』と言っていました。基金を設立した時も一悶着ありました。信頼できる知人に『発起人になってくれないか』と頼んで回ったんですが、なかなか受けてくれない。ある財界人は『私の一存では決められない。会社に相談してみる』と持ち帰ってくれたけど、結局NG。だから、もう少数精鋭でやろうと思ったんです。新聞広告も、東京新聞だけでなく読売新聞にも申請していたんです。ところが読売は『裁判で係争中の事案は掲載できない』と断ってきた。理解できませんよ。だって、現に健康被害を受けている人、病に苦しんでいる人がいるわけだから。裁判でどっちが勝とうが負けようが、困っている人を助けなければいけないことに変わりはないでしょう」 安倍政権と原発を擁護している読売新聞のホンネが出たということである。困った新聞だ。 イチローがようやく3,000本安打を達成した。快挙ではあるが、ここまで来るまでにはわれわれが想像もできない練習と多くの悲嘆があったはずである。 8月8日付の朝日新聞で村上尚史記者がこう書いている。 「言い訳が許されない勝負の世界。そこ『天才打者』として生きる男は、失敗から目を背けないことで前に進んできた。『プロの世界でやっていて記憶に残るのは、うまくいかなかったこと。その記憶が強く残るから、ストレスを抱える。その中で瞬間的に喜びが訪れる。それがプロのだいご味』。愚痴はこぼさず、日々の練習を怠らない。『しんどいと思うことはあるが、そこが頑張りどころ』」 凡人と違うところは、失敗から目を背けず、めげないことである。今からでも学びたいものだ。 ポストの「退職金業界別企業別ランキング」を見てみよう。 電通(部長クラス、58歳)の退職金は約4,100万円。ANA(勤続38年)は約3,800万円。東芝(早期退職者、50歳)は約3,500万円。三井物産(部長クラス、定年退職)約3,000万円。 トヨタ自動車(次長クラス、定年退職)は約3,000万円。東急百貨店(60歳、モデルケース)は約2,852万円。三菱自動車(60歳、モデルケース)は約2,800万円。日産自動車(主査クラス、57歳)は約2,500万円。住友商事(定年退職)は約2,000万円。リクルート(早期退職、40歳)約1,800万円。 正直、電通を除いて意外に少ないという印象だ。2,000万円で、もし蓄えがなければ、定年から20年暮らすのはかなり大変だろう。 他人事ではないが、私も退職後に気がついたのだ。 次に上場企業の年収2016年版ランキングを見てみよう。 1位はM&Aキャピタルパートナーズ(サービス業)で2015年度は2,253万円。GCAサヴィアン(サービス業)は2,154万円。 3位はキーエンス(電気機器)で1,777万円。4位は日本商業開発(不動産業)で1,741万円。5位はファナック(電気機器)で1,571万円。6位は野村ホールディングス(証券)で1,516万円。7位は朝日放送(情報通信業)で1,498万円。 8位はTBSホールディングス(情報通信業)で1,491万円。9位はゼビオホールディングス(小売業)で1,451万円。10位は三菱商事(卸売業)で1,446万円。 上位の常連だったフジ・メディア・ホールディングスは76万円も落ち、1位から12位へと転落している。 上位2社はあまり知名度はないが、ともにサービス業というのがおもしろい。 このところ河合奈保子のグラビアをよく見るが、彼女は「第2のちあきなおみ」といわれていると新潮が書いている。 彼女は80年に「西城秀樹の妹」として芸能界に登場した。「エスカレーション」(日本コロンビア)などのヒット曲を飛ばし、80年代を駆け抜けたが、96年に結婚して、以来20年近く表舞台から姿を消している。 だがデビュー35年だった昨年、往年の河合のグラビアが週刊誌に掲載されると人気を呼び、今月の31日には写真集とDVDが同時発売されるというのである。 彼女の人気の秘密を、江戸川大学の西条昇准教授(アイドル論)が解説する。 「彼女は歌が上手で、同世代アイドルの松田聖子や中森明菜と違ってスキャンダルがなく、『男の匂い』を感じさせなかった。つまり、彼女の魅力は今も真空パックされたままなのです。その点、絶頂期に引退し、全く露出がないちあきなおみさんの人気と似ている。そんな彼女をDVDや写真集で見直すことで、40代、50代の男性は、輝かしかった自分たちの青春時代を取り戻しているのでしょう」 彼女は現在、家族とともにオーストラリアで暮らしているそうだ。53歳になった河合奈保子も、怖いけど見てみたいね。 さて、障がい者施設を襲って19人を刺殺した植松聖容疑者だが、本人は「心神喪失のため無罪」になると事件を起こす前には考えていたようだ。だが、コヤツの思い通りになど絶対させてはならない。 新潮は、この事件の被害者たちの実名を神奈川県警が発表しなかったことを「危険思想」だと批判している。 「県警によれば、事件当日に19人の遺族全員を対象に個別の聞き取りをしたところ、全員が氏名公表を望まなかったとのことでした。障害者福祉施設での犯行という事情も勘案し、特例として非公表にしたというのです」(神奈川県警担当記者) だが、立教大学名誉教授の服部孝章氏はこう話す。 「遺族によっては『闇から闇に葬られたくない』という方もいます。1人の人生が報道されずに時が経つことに違和感を持つのです。匿名か実名かについては各マスコミの責任であって、公的機関が決めるべき問題ではありません」 障がい者を支援する団体からも疑義を呈する声が上がっているという。全国知的障害者施設家族会連合会の由岐透理事長がこういっている。 「警察の判断で名前を伏せたというのは、あまりに衝撃的な事件を前にして、知的障害者だからと勝手に忖度してるような気がしてなりません。どんな事件であれ、亡くなった人の名前や年齢は公表されるのに、この取り扱いはおかしいと思います」 ジャーナリストの徳岡孝夫氏も、 「言論の自由か個人のプライバシーかという問題は永遠のテーマではありますが、安否情報という観点からは報じる必要があるでしょう。また、いかに些細な事柄であれ、今回のように当局が一つ隠し始めると、隠すことへのハードルがどんどん下がっていくのです」 神奈川県警は新潮の取材に「方針を変えるつもりはありません」と答えている。 確かに、警察が判断することではなく、メディア各々が自主的に判断すべきことだと、私も思う。このところ警察主導で、こうしたことがしばしば行われるが、大手メディアはなぜ黙っているのだろう。そこにこそ大きな問題がある。 新潮は大物歌手・ユーミンこと松任谷由美(62)の夫、正隆氏(64)に“浮気疑惑”があると報じている。 グラビアページには7月上旬、東京・用賀の歩道を2人が手をつないで歩く後ろ姿が載っているが、たしかに「いい雰囲気」である。 この女性、正隆氏の女性マネジャーで31歳。マネジャーなら親しくしていてもおかしくないはずだが、彼女が半歩前を歩いたり、人影がまばらになると寄り添うというのだから、ワケアリと思われるのは致し方なかろう。 新潮が件の女性を直撃する。2人はどういう関係ですか? 当然、アーティストとマネジャーだと答える。 手をつないだことは? ないですと否定するのを待って写真を見せる。動揺した彼女が事務所に一旦戻り、10分後に再び戻ってくると、こう話す。 「さっきはつないでいないと言っちゃったんですけど、実はその時、私、社内で辞める辞めないって揉めてまして、気持ちがかなりナーバスになっていまして。それを松任谷が察して、手を、握ってくれたと」 松任谷氏は「手をつないだのは、彼女に辞められたくないからです。すごく大切な存在なので」と答えている。 新潮は、ユーミンに御注進に行く。そして「ご主人がマネジャーさんと手をつないでいらっしゃったのはご存知ですか?」とインターホン越しに問いかけると、「はい」と答え、「どうお考えですか?」と重ねて問うと、「問題外です」と天晴れな答えが返ってきた。 この原稿が終わったら、夫の浮気に怒った妻の家出を歌った「ルージュの伝言」を聞いてみよう。 このところ「女性セブン」(小学館)の頑張りが目立つが、今週もモデルでタレントのローラ(26)が三代目 J Soul Brothersのボーカル・登坂広臣(29)が住むマンションに「通い愛」しているところをキャッチしている。 「友人女性とファッション談議に花を咲かせていたローラが店を出たのは22時前。1人で迎えの車に乗り込むと、都内の高級マンションの一室に向かった。そこは彼女の自宅ではない。つい2時間前、都内のライブ会場でパフォーマンスを披露していた登坂の部屋だった」(ポストセブン8月4日より) 2人が出会ったのは4年前のある番組。出会った当時、すでに人気者だったローラに比べて登坂はブレーク直前で、その後は会釈するだけの関係だったという。 「一方で、アーティストとしてどんどん人気が出ていく登坂さんのことを、ローラさんは素直に“すごいなあ“と言っていました。登坂さん、デビュー直後にストレスから血尿が出たり、うまく歌えない自分が嫌で辞めたいと何度も思ったそうです。でも、歯を食いしばって耐えた。キレイな顔に似合わず、根性の人なんですよ。ローラさんは『三代目JSB』のリーダー・NAOTOさん(32)と親交があって、登坂さんがすごく努力している様子なんかを聞いていたそうです」(同) 冒頭のほかにも、ローラはこの1カ月で何度も登坂のマンションを訪れているそうだ。翌朝、迎えの車でローラが自宅マンションに帰ることもあったという。 恋するローラは、ますますきれいになっていくんだろうな。登坂、このやろう! さて、ろくな政策論議もなく低調だった都知事選がようやく終わった。たぶん、頼りない男より女のほうがちったぁマシだという程度の軽いノリで、多くの有権者が投票したのであろう、小池百合子氏が圧勝し初の女性都知事になった。 こうなったら小池人気を煽って視聴率や部数を稼ごうと、都議会のドンといわれる内田茂都議(77)と大立ち回りを演じさせるべく、メディアはあの手この手を繰り出しヒートアップさせている。 文春では、若狭議員が元東京地検特捜部副部長だった経験を生かして「五輪利権」に切り込むと明言している。 「五輪予算は説明なしにうなぎ上りに増えている。私の経験では、利権が水面下で動いていることはあり得る。(内田都議が役員を務める電気工事会社・東光の=筆者注)入札の話など、刑事レベルにまで高めていって白日の下に晒したい。今後は東京で行われた入札情報を入手できるようになるのだから、不当な利益を得ている人がいるという事実を明らかにして、特捜部を動かしたい」 内田都議にとって厄介な助っ人が、小池陣営についたものである。 こうした週刊誌報道を読む限り、小池都知事の“敵”はもはや「張り子の虎」ではないかと思う。 なぜなら、ドンといわれる人間はこれまでも多くいたが、ロッキード事件のときの児玉誉士夫を見てもわかるように、その存在が明るみに出て表舞台に引きずり出されれば神通力を失う。 メディアによって内田都議は最凶のヒールになってしまった。彼が小池イジメをはじめれば、都民やメディアの多くを敵に回すことになる。 内田都議は当面、小池都知事と“和睦”するしかないはずである。小池都知事は週刊誌に感謝すべきであろう。 と思っていたら、小池百合子新都知事が標的にした連中は早々と白旗を掲げてしまった。自民党東京都連が8月4日に開いた幹部会で、石原伸晃会長や内田茂幹事長ら執行部5人が辞意を表明したのである。 森喜朗元首相も小池氏に電話をかけたそうだから、第1ラウンドは小池氏の圧勝。だが、このタヌキ連中が黙って彼女に服従するとは思えないから、第2ラウンドは打撃戦必至か。 東京五輪担当相に丸川珠代氏が据えられ、小池氏との女のバトルも見物だが、新潮で舛添並のセコさが報じられ、こちらも前途多難である。 新潮によれば、丸川議員は2つの政治団体の代表を務めている。そのうち奇っ怪なのは政党支部である「自由民主党東京都参議院選挙区第4支部」(主たる事務所=新宿区四谷)だという。 第4支部の政治資金収支報告書(平成24~26年)に添付された領収書を新潮が取り寄せると、ある新聞代金に目が行ったそうだ。 「第4支部では、平成25年1月から26年11月まで日経新聞を購読し、毎月約4300円以上を支払っている。ところが、この領収書に記された販売店は、港区麻布十番。事務所のある新宿区四谷からは程遠い」(新潮) 販売店に聞いてみると「うちの配達範囲はこの近辺に限られる。特別に四谷に配ることはありえません」と答えている。 報告書に記された届け先は港区白金のマンションの1室。丸川氏の自宅と一致するのだ。つまり、彼女は自宅購読の日経を政治資金で賄っているというわけなのである。 また、四谷の事務所も怪しいという。 「請求書に毎月記載されている上下水道の使用量は3年間ずっと0立方メートル。基本料金しか支払っておらず、電気代も最安で1,672円、最高でも3,017円に留まる。(中略)確かに、現在のこの事務所を訪れてみると、表札もインターホンも設置がない『幽霊部屋』。にもかかわらず、この第4支部からは毎年、電話代やタクシー代、パスモチャージ代など、1,000万円以上の金が支出されているのである」(同) このやり口は、過去に蓮舫議員はじめ何人もの政治家が批判されてきたものである。「それを未だ行うとは、ずいぶん脇が甘いですよね」(政治部デスク)。 これじゃ私の相手にならないと、小池知事は嘯いているかもしれない。 小倉優子(32)というママタレがいる。こりん星から来た不思議ちゃん系ロリータアイドルだったという。亭主は菊池勲(45)というカリスマ美容師。 2人は11年に結婚して、翌年長男が生まれ、今は第2子がお腹にいるそうだ。そんな最中に亭主が「ゲス不倫」していたと文春が報じている。 しかも、相手は妻と同じ事務所に所属する女の子だというのだ。「不倫は文化だ」と言っている石田純一もさすがに「妻の妊娠中はまずいでしょ」。お相手は癒やし系グループ「ユルリラポ」の馬乗りならぬ馬越幸子という25歳のスレンダーな女性。 2人が出会ったのは今年3月末。場所は都内のバー。 「彼はガールズバーにも行きますよ。ゆうこりんの目を盗んではちょくちょく遊んでいる。ただ水商売系より素人の女の子が好きなんだそうです」(菊池氏の友人) 記事中には密会の写真が掲載されている。「7月7日、馬越の自宅から出てきた菊池氏」「自宅に戻る馬越」「7月28日は2人で一緒に出てきた」。馬越の長い脚がなかなかいい。 7月28日、馬越と一緒にマンションを出て、一人で駐車場方向へ歩き出した菊池氏を文春が直撃。 直裁に「不倫関係では?」と突っ込むと、「してないしてない、してないっす。正直全然です」。 部屋の中で6時間も何をしていたのか? 「いや、普通に喋って。あとネットフリックス観ながら話して。例えば(妻と)喧嘩しちゃったりとかいう相談や愚痴を言える友達の一人ではある。うちの(妻)ともタイプが違う感じで」 ちょっと時間つぶしに来ただけといい、 「もちろん帰って(小倉に)言いますけど。『文春さんが来て』ってのはもちろん。怒られる覚悟ではいますけど」 だがその日は小倉にいい出せず、30日に小倉のマネジャーと3人でいるときに切り出したという。 「“ゲス不倫”の概要を説明すると大粒の涙を流し、声を荒げたという。そして夫の携帯を掴み、部屋の壁に投げつけた。『今は一人にさせて』」(文春) 小倉は夫をホメながら操縦する「プロ妻」だそうだから、自分のブログでこう書いている。 「この話を聞いて、凄くショックでしたし、主人に腹立たしい気持ちでいっぱいでした」としながらも、「今後のことは、大切な子供達の事を第一にゆっくり考えていきたいと思います」とし、「ただ主人もたくさんの方々から大変なお叱りをいただき、これまでに無いほどの反省をしております。私も冷静になり、今後の結婚生活を見つめ直すいいきっかけにしたいと思います」と大人の解決を選択したようだ。 一方、馬越のほうはプロダクションから契約を解除されてしまったという。やはり妻は強しである。 さて、天皇が今日(8日)「お気持ち」を述べたが、天皇の生前退位に対して保守派、中でも「日本会議」が猛反発していると文春が報じている。 「本当に、宮内庁は生前退位のスキームが整うと考えているのでしょうか。生前退位を実現するには、何はさておき皇室典範の改正などが必要。保守層の猛反発はすでに始まっています。陛下が法改正を伴う皇室制度の変更について『お気持ち』を述べられることを、『政治的なモメンタムを促すのはいかがなものか』と指摘している保守論客は多い。ハレーションは避けられないでしょう」(ベテラン宮内庁担当記者) 保守メディア上では「皇室典範の改正を断固阻止せよ」という主張も始まっているようだ。その中心的存在は「日本会議」の関係者たちであるという。会員数は3万8,000人といわれる。 「我々は、男系男子の天皇を支持し、女系天皇・女性宮家創設には反対です。昭和二十二年に旧典範が現行典範に改められはしたが、万世一系の男系男子による皇位継承についてはしっかりと維持されてきたのです」(日本会議の関係者) 日本会議の中枢の1人で憲法学者の百地章・日本大学教授は、もし生前退位の「お気持ち」が表明されるとすれば、憲法に抵触する恐れがあると指摘するのだ。 「本来、天皇陛下の内々のご意見が外部に漏れたこと自体が問題ですが、仮に陛下のご意向によって、法改正に着手せねばならないとすれば、これは立憲君主制の否定です。日本国憲法第四条では〈(天皇は)国政に関する機能を有しない〉とされています。陛下のご意向は忖度すべきですが、国会や内閣が法的に拘束されることがあってはなりません。ましてや陛下に直接『お気持ち』を語っていただくなど、宮内庁の責任逃れだと言える」 百地氏は、典範改正ではなく摂政を置くことで事態の打開を図るべきだという。 また日本会議で政策委員会代表を務める大原康男・國學院大学名誉教授は、「仰ぎ見る存在としての天皇こそ、有難いのだ」と説いているそうだ。 この辺で日本会議側の見解を紹介するのはやめて、千代田関係者の考えを紹介しよう。 「国事行為の代行者たる摂政ではなく、行為をお譲りすることが、五十六歳を迎えた皇太子さまのご自覚を促すのに必要でした。また皇太子ご夫妻が両陛下となられ、万が一雅子さまが十分にお務めを果たせないような事態が起きれば、さらに次代の秋篠宮さまに繋ぐことができる制度設計を、陛下は熟慮の末に思い描かれたのだと思います」 メディアの調査では、国民の8割は天皇の生前退位を支持しているという。ということは、天皇に生前退位をさせてあげようというのは国民の総意である。 国民の一人として、保守層の外圧などは気にせず、天皇の「お気持ち」を尊重してあげたいと思う。 8日午後、天皇は10分間のビデオメッセージが流されたが、そこでいわんとしたことは、「日本国憲法を遵守する」「国事行為は縮小してはいけない」。したがって、それができなくなれば生前退位して皇太子に譲りたい。「生前退位しても摂政は置かない」。最後にこうしたことが国民の理解を得られることを願っていると述べた。 政府は天皇の意思を尊重し、すみやかに対応すべきだろう。 【巻末付録】 今週のポストはなぜ現代より30円高いのか? DVDの付録がついているのだ。「昭和から平成へ『伝説のAVヒロイン』10人の美女が甦った」。星野ひかる、長瀬愛、憂木瞳、朝岡実嶺、白石ひとみ、林由美香、冴島奈緒、後藤えり子、長谷川瞳、村上麗奈などのAV嬢が出ているDVDである。 グラビアはお懐かしい「謎の美女YURI再会」。YURIも何か年を召された感じがする。「妻の名は塔子 私の知らない女」。後半は「世界が誇るニッポンの美熟女・北条麻妃美ボディ101ポーズ」とあり「後ろから前から上から下から北条さん」。いくつだが知らないが少し垂れ気味のお尻がいいね。 現代の巻頭グラビアは「NHK朝ドラ『とと姉ちゃん』次女役で人気急上昇の 相楽樹」のセクシー。 後半は「元日本テレビ人気No.1アナウンサー脊山麻理子」、たしかに36歳には見えない若々しさ。なかなかセクシーだ。 袋とじは「淑女の皆さん、気をつけて『超高感度』防犯カメラであなたはこんなに見られている!」。なるほどこんなに暗くても草むらの中でも、バッチリ見えてしまうのか。防犯カメラをチェックするお巡りさんたちはさぞかしニヤニヤしていることだろうな。 お次は「あの有名進学校の元物理の先生が大胆ヘアヌード 小川桃果さん・26歳」。こんな物理のセンセイがいたらもっとできるようになっただろうと、当たり前の感想。 袋とじは「すべて新撮、撮り下ろし 壇蜜 究極のヌード独占公開」。もう見飽きた感は否めないな。 記事は、ポスト恒例の「死ぬまでSEX」は、「真夏の死ぬまでSEX特別編 美熟女サミットin神保町開催」。よくもまぁこんなに集めたものだ。年増オンナたちによるワイ談特集である。 現代の「シリーズあの素晴らしいSEXをもう一度 夏休み合併特大号スペシャル」で、「あなたの暮らしに役立つちょっとしたSEXの知恵」。見出しを紹介しよう。「主婦たちがこっそり読んだ『女性器特集』あー、こんな感じなのね」「いつもと違うことする、すごく気持ちいい」「オーラルセックスには『コツ』があります」 今週はポストに軍配を上げたいが、30円高いのがマイナスで引き分け! (文=元木昌彦)「週刊文春」(8/11・18号、文藝春秋)
あの石原慎太郎でさえ翻弄……小池百合子新都知事、“都議会のドン”相手にどう出る?
今週の注目記事・第1位 「東京都議会のドン『内田茂』とは何者か」(「週刊ポスト」8/12号) 「都議会のドン内田茂(77)『黒歴史』」(「週刊文春」8/4号) 第2位「『障害者ヘイトの狂信者』を育てた家庭環境」(「週刊新潮」8/4号) 「[相模原]障害者施設45人殺傷犯 [植松聖]『共犯になりかけた親友』の懺悔告白」(「週刊ポスト」8/12号) 第3位「<予約1万組!>西麻布『裸のレストラン』お楽しみガイド」(「週刊新潮」8/4号) 第4位「MEGA地震予測最新版『南関東』が初の『最高警戒レベル5』」(「週刊ポスト」8/12号) 第5位「ポケモンGO 誰がどうやっていくら儲けているのか」(「週刊現代」8/13号) 第6位「【激震スクープ】巨人軍を侵食する暴力団」(「週刊文春」8/4号) 第7位「『千葉真一の息子』 真剣佑19歳『仰天! ロスに5歳の隠し子』」(「フライデー」8/12号) 第8位「芥川賞村田沙耶香が語るバイト歴18年の『コンビに愛』」(「週刊文春」8/4号) 今週の論点「<『週刊新潮』淫行疑惑が封印を解いた>13年前の『被害女性』証言記録」(『週刊新潮』8/4号) 「鳥越『淫行』報道 すべての疑問に答える」(「週刊文春」8/4号) 【巻末付録】現代とポストのSEX記事の勝者はどっちだ! さて、盛り上がったのは鳥越俊太郎氏の「淫行報道」だけ、という都知事選がやっと終わった。今回ほど、誰に投票していいのか悩んだ都知事選はなかった。 有力な3人の候補は明確な政策も提示しないので、政策を吟味したくてもできず、人柄では誰も選びにくい。迷った結果、3候補以外の人間に投票した。結果は事前の下馬評通り、小池百合子氏の圧勝だった。初の女性都知事誕生だが、前途は多難であろう。 都議会のドンの話は後にするとして、今回の都知事選で後味の悪さを残したのは、やはり文春による鳥越氏の「淫行報道」である。 ここで、メディアと選挙報道について考えてみたい。 この件に、今週は新潮まで参戦した。政策も都民もそっちのけで、淫行だとか、厚化粧女だとか、場外乱闘ばかりがヒートアップした都知事選って、おかしくなかったか? 「ポケモンGO」ならぬ「バカモンGO」選挙報道とでも言えようか。 新潮は、トップで「13年前の被害女性証言記録」とやっている。先週、文春がやった話とは違うのかと思って読んでみたが、同じ話の蒸し返しであった。新潮ともあろうものが、文春の後追いをするのか。往時の新潮を知っている者からすると、残念な記事と言わざるを得ない。 要は、文春がやった話は、当時新潮が追いかけていて、告白した男性と被害に遭ったA子さんのインタビューもしていたというのである。 事の経緯は、先週のこの欄を読んでいただけばいい。文春より詳しいのは、この部分である。未成年で大学生だったA子さんは、憧れていた鳥越氏に誘われ別荘に行き、「何もしないから」と言われ、一緒の部屋で寝た。すると、鳥越氏は強制的に彼女を全裸にさせ、コトに及ぼうとしたというのだ。 だが、新潮も「最終的に行為は未遂に終わった」と書いている。取材したが、掲載しなかったのは、A子さんと男性が締め切り近くになって「記事にしないでくれ」と強く希望したからだという。 今回、文春の後追いのようなことをしたのは、文春報道で「その封印は解かれた」(新潮)ためと、鳥越氏が都知事にふさわしいかどうかを都民に判断してもらうために掲載したというのだ。 文春も、今号で「鳥越淫行報道のすべての疑問に答える」という特集を組んでいる。推測するに、かなり批判の声があったのではないか? 文春側の言い分を、かいつまんで紹介しよう。選挙中にこうした記事を出したのは、都知事候補は公人中の公人であるから、その資質が問われる事実がある以上、報道する公共性、公益性があると判断した。政治的な背景はない。当選させない目的で記事を掲載したのではないから、選挙妨害には当たらない。 行為は未遂に終わった、キスしただけで淫行というのはおかしいというネットやジャーナリストもいるが(私もそのひとりだ)、「小誌が事実として把握していて、記事には敢えて書いていないことも少なくない」と、こっちはもっと大変な事実を握っているのだが、A子さんを2度傷つけることになるから配慮したのだとほのめかす。 新潮も同じような鳥越氏批判をしている。鳥越氏はジャーナリストなのに、なぜ「事実無根」とだけしか言わないで、告訴というジャーナリストにあるまじき手段を取ったのかと、彼の資質を問うている。何人かのジャーナリストやヤメ検を出して「報道擁護発言」もさせている。 まあ、予想通りの反論記事である。だが、どうしても消えない疑問は、なぜ鳥越氏なのか、なぜ選挙中に出さなければならなかったのか、である。 選挙中はテレビ、新聞も有力候補の取り上げ方は公平にというのが原則である。スキャンダルも公平に取り扱うべきではないか? なぜ13年前の女性問題なのか? 都知事になる可能性があるから、そうした負の情報も選挙民は知るべきだと言うが、資質を問うのなら、鳥越氏が万が一、都知事になってからでも遅くはなかったのではないか? 告発した男性とA子さんの気持ちはわからぬではないが、この文春と新潮の記事は、特定候補を落とす目的で作られた選挙妨害に当たると、私は考える。高名なジャーナリスト氏たちが、取材した事実を読者に提供するのはメディアとしての責任、言論の自由があるから、選挙中に報道しても構わないと言っている。 言論・報道の自由がある、ジャーナリストだったら言論で勝負せいというのは、スキャンダルを報じたメディア側の常套句だが、言論の自由はメディア側に理性、良心があることを前提としているはずである。 私が見たところ、文春報道を批判したのは日刊ゲンダイぐらいしかないようだが、都知事選が終わった後、この問題はメディア同士で論議を戦わせ、十分に検証しなくてはいけない大問題だと思う。 今週の第8位は、芥川賞作家になった村田沙耶香さん(36)について。彼女はコンビニアルバイト歴18年で、書いた小説が『コンビニ人間』(文藝春秋)。「コンビニの仕事を通してのみ自身の存在意義を感じ、“普通”を強要する世間に違和感を覚える姿を描いている」(文春)そうだ。 文学賞を受賞した小説の劣化がいわれて久しい。直木賞選考委員の北方謙三氏も、年々面白くなくなって来ていると嘆いていた。 村田さんの小説は未読だが、「清楚な見た目と裏腹に、エッジの利いた人柄から“クレイジー沙耶香”の愛称で呼ばれることもある」(同)そうだから、楽しめるかもしれない。 西村賢太氏は日雇いを続けながら書き続け、芥川賞を取った。今も昔も、小説を書くためにはそれ相応の苦労が必要なのだろう。 過日、西村氏の行きつけの鶯谷の居酒屋「信濃路」へ行ってきた。1,000ベロとはいかないが、2,000ベロは間違いない。カウンター中心の店で、ひとりで入ってもゆっくり飲める、居酒屋の王道を行く居酒屋である。 次はフライデーから1本。千葉真一という往年のスターがいるが、彼の19歳の息子、真剣佑(マッケンユー)は、TBS系の連ドラ『仰げば尊し』で人気だそうだ。 今世紀最大の美男子と騒がれるだけあって、父親譲りの美貌と、LAで学んだ英語はペラペラ、その上、極真空手のLA大会の優勝者だそうだ。 それに加え、これまた父親譲り(?)の女好きで、14歳の時に30代の既婚女性と関係を持ち、子どもができたというのである。現在子どもは5歳で、LAにいるそうだ。この息子、親父を超える逸材かもしれない。 お次は文春。文春は6月下旬に日本野球機構(NPB)が各球団に向けて、赤い文字で「緊急」と書いた顔写真入りの“手配書”を出したと報じている。 内容はというと、野球賭博事件に関する調査の過程で、暴力団関係者の属性を隠して複数の球団の選手に接触している人間がいることがわかったというのだ。ご丁寧に、その人間のカラー写真から実名、住所、生年月日から電話番号まで記載されているという。 そのA氏というのは広域指定暴力団の元組長で、NPBは、その人間に入場券の販売や全球団への入場を排除する通知を内容証明付きで送り、各球団に対応を要請したというのである。 また暴力団絡みの不祥事発覚かと思って読んでみたが、それほどの大騒動になることではないようだ。とはいえ、野球選手、それも巨人の選手の脇の甘さがよくわかる話である。 当該の元組長氏もインタビューに答えて、そうした事実はあると認めている。身分を隠して選手に近づいたことについて 「その点は反省しています。自分としては、選手に迷惑をかけまいという配慮のつもりでしたが、結果的に嘘をついたことになるならば申し訳なく思う。過去は隠しようがない事実ですが、今は堅気として生活しているし、どの組とも関係ありません。何より選手は悪くない。そこはご理解ください」 巨人の中軸選手、坂本勇人、長野久義、内海哲也らが複数回、この元組長と飲食を共にしていたことがわかっている。また、見学パスを使って、何度も試合前の東京ドームのグラウンドに立ち入っていたことも判明しているという。 暴力団員が自ら「私はヤクザです」と言うわけはない。不動産屋、飲食店店主などと偽って選手に接触してくるのが常套手段であろう。 くだんの元組長は野球賭博には関わっていなかったというが、選手の中には自分のケガの相談までしている者もいたという。主力選手がケガといえば有力な情報になり、賭博のハンデも違ってくるかもしれない。それにしても巨人をはじめ、プロ野球選手はカネをチャラチャラさせてくる人間に弱すぎる。また暴力団絡みの不祥事が起こることは間違いないだろう。 「ポケモンGO」なる不可思議なものがはやっているらしい。私はこのゲームはいかがわしいと思っているが、現代を読んでその感を強くした。これは、従来のスマホゲーム以上に莫大な儲けを稼ぎ出す、まったく新しいビジネスモデルになる可能性が高いそうだ。 経営コンサルタントの鈴木貴博氏は、企業から巨額の広告料を得られるのが大きいという。 「ポケモンGOの凄みはユーザーを特定の場所に誘引できる『広告機能』を持ち合わせていることで、これがおカネを生む。具体的に説明すると、ゲーム内では『ポケストップ』と呼ばれる、ポケモンを捕まえるためのアイテムをゲットする場所があります。ユーザーはゲームを進める中で、このポケストップに立ち寄る必要がある。おのずとそこには、ユーザーが大挙して押し寄せます」 そのボケストップの場所をどこに指定するかは、ゲーム制作会社のさじ加減ひとつで決められるという。要は、ボケストップになれば集客できるから、企業から広告費を取るビジネスが成立するというわけだ。 なんのことはない、制作者に操られて右往左往しているだけじゃないか。 ITジャーナリストの三上洋氏は、自治体からの提携依頼が増えるという。 「たとえば自治体が観光ルートに沿って、アイテムを入手できるポケストップを大量申請する。そこがポケモンの『聖地』と認知されれば、旅行客を誘引する効果が期待できる。訪日する人が増える効果も期待できます」 世界の広告市場は50兆円規模なので、その1割でも5兆円の売り上げが見込めるというが、とらぬタヌキではないのか。 「ポケモンGO」のビジネスモデルはそこにとどまらないそうだ。 スマホジャーナリスト(そんなのがいるのか?)の石川温氏がこう話す。 「どういう人がどういう街を歩いてゲームをしているか。今後はそうしたビッグデータがどんどん溜まっていくので、このデータを使った新規ビジネスができる。商業施設などを運営する企業へのマーケティング支援や、販促イベントをやりたい企業へのコンサルティング事業もやるでしょう」 こうして得られる(つもり?)莫大な利益は誰の懐に入るのか? 楽天証券経済研究所の今中能夫アナリストは、こう試算する。 「今期の課金売上高を1,000~1,300億円と仮定すれば、まずその3割はグーグルとアップルに決済手数料として入ります。残りを、ポケモンGOを開発した米ナイアンティックと株式会社ポケモンの2社で分け合う。任天堂はポケモンの利益のうち出資分の32%を収益計上する形で、それは金額にして今期60~80億円ほどになる」 経済アナリストの森永卓郎氏も、「長期的な経済効果は、10兆円では済まない。政府の経済対策並の効果で、その恩恵は回り回ってわれわれの賃金に反映される」というのだが、ホントかいな? たかがゲームとは言わないが、意図的に作り出されたものでは、一時的に大騒ぎするが、消えるのも早いと思う。それに、このゲームをやっていて我を忘れ、痴漢に遭う女性や、車にはねられる人間も出ている。社会の不安を煽るようなものは、結局淘汰されていくと思うのだが、いかがかなご同輩? ところで、このところ関東地方でも地震が多い。いよいよその日が近いのではないかとおびえている。ポストでは、おなじみのMEGA地震予測の村井俊治東大名誉教授がこう警告する。 「全国で一斉異常変動が起きています。(中略)危険が大きい5センチ以上の異常変動を記録した電子基準点の数は、1月24日から7月23日までの半年間で約140。前回の『週刊ポスト』の記事(4月25日発売号)に掲載したMAPは同じく半年間(15年10月18日~16年4月16日)で約30でしたから4倍以上に増えている。いつ、どこで大地震が起きてもおかしくない。特に関東では顕著な異常が見られます。我々が発行するメルマガでは、首都圏を含む南関東を史上初の最高位『レベル5』に引き上げ、特別警戒を呼び掛けています」 確かに、このところの地震多発は、不気味なものを感じる。 「『震度6』を超える大地震がいつ起きてもおかしくない。ですから、くれぐれも警戒は怠らないでほしい。多くの人は首都直下型地震を心配しますが、関東のどこが震源になっても地盤の緩い首都圏は危ない」(村井氏) そろそろ覚悟して、地震対策を始めよう。 新潮が、ちまたで話題の「西麻布 裸レストラン」について報じている。こうしたレストランの発祥の地はロンドンだという。ヒンドゥー語で自然を意味する名のレストランが6月中旬にオープンし、申し込みが殺到しておよそ3万人がキャンセル待ちだという。 それを知って「これはイケる」と思い立った人間が、東京にもつくってみんべェと港区内に「Amrita(アムリタ)」という、サンスクリット語で不老不死の薬を意味する店を7月29日にオープンさせたのだ。 HPには「ボディに自信のない方は、ご相談ください」「20歳から60歳まで」「身長に対する平均体重の15キロオーバーの方は入店が出来ません」とうたってあり、違反した場合は前払い金も戻らないという。 まぁ、抜け道はあるようだが、3種類のコースのうち、安いのでも1万4,000円だから、かなり高いと言わざるを得ないだろう。だが、店に言わせると、見物客が殺到して、慌てて店の場所を変えたという。 客は入るとウエルカムドリンクを飲んでから更衣室に入り服を脱ぎ、薄手のカーテンで仕切られた個室に入る。ロンドンはそのまま全裸だが、東京は規制が厳しいので、男は紙パンツ、女は紙ショーツと紙ブラジャーを着ける。スタッフは筋骨隆々の男ばかり。男のショーもあるそうだ。 よほどの身体に自信のある人間しか入れなさそうだが、予約はすでに1万組を超えているという。男女比は男4に女6、全体の4割が外国人だという。「日頃から鍛えている肉体を披露する場を探していた」という人が多く、スポーツジムで筋トレに励んでいる40人の貸し切りも入っているそうだ。 体に自信のあるあなた、行ってみませんか? 私は遠慮しておきますが。 今週最大の話題は、これである。神奈川県相模原市の「津久井やまゆり園」(以下、やまゆり園)で起きた障害者大量殺人事件は、極悪非道などという言葉も色あせてしまう鬼畜の犯行だ。 火曜日(7月26日)早朝に事件が起きたため、新潮はさすがに事件に強いところを見せて3ページ、文春はワイドの1本として突っ込んでいる。だが、両誌ともに内容にも切り口にも新味はない。 1時間足らずの間に職員たちを結束バンドで縛り上げ、死者19人を含む40人以上をナイフや包丁で刺していった。異常なまでの障害者に対する憎しみがなければ、これほど残忍な犯行ができるわけはない。 容疑者とつけるのもけがわらしいが、仕方ない。植松聖容疑者(26)が大学を出て、やまゆり園に入ってきたのは2012年の夏。最初はアルバイトの形で、冬に非常勤、翌年4月に常勤になっている。 園には「学生時代に障害者のボランティアをしていた」と志望動機を語っていたようだが、新潮で植松の同級生が、彼の本性をこう語っている。 「教職免許を取るために児童養護施設でボランティアをしていたのですが、そこにいる障害者の人たちを話題にして『キモい』『あいつら生きている意味がない』なんて言うのです。『お前、それやばいよ』と注意したのですが、度々口にしていました」 ポストは、植松が尊敬する彫り師に弟子入りし、本格的に彫り師修業を始めていたと友人が語っている。 だが、尊敬していた彫り師との師弟関係も昨年末頃、突然絶たれてしまったという。植松が憧れた彫り師の友人がこう話す。 「師匠だった彫り師が植松を“破門”にしたんです。言動がおかしく、会話もままならない状態だった。とくに“障害者を皆殺しにすべきです”と告白したことに彫り師が怒ったようです。ドラッグの使用が濃厚だったため、彼は植松との関係を断ち切った」 やがて、その本性をやまゆり園でも隠すことがなくなっていった。今年2月頃、園の関係者に「障害者を殺す」「ずっと車椅子に縛られていることが幸せなのか。周りも不幸にする」と言っていたと、スポニチ(7月28日付)が報じている。 同じ頃、大島理森衆院議長の住む公邸に行き、警備の警察官に、今回の犯行を予告する手紙を手渡している。 ポストは植松から手紙の代筆を頼まれた親友がいたが、断ったという。当然だろう。 「常軌を逸する発言だとは重々理解しております」と書いてはいるが、常人のものではない。特に、文面(新潮から引用)のここに注目するべきである。 「障害者は人間としてではなく、動物として生活を過ごしております。(中略)障害者は不幸をつくることしかできません。(中略)今こそ革命を行い、全人類の為に必要不可欠である辛い決断をする時だと考えます」 植松容疑者がやったことは「障害者テロ」である。弱者である障害者に寄り添い、共に生きていくというのではなく、生きていく資格のない者、社会の迷惑者だというおぞましい考え方である。 これは最近の「年寄りは早く死ね」「長生きは罪だ」「親に恩義など感じることはない。親を捨てろ」という、年寄り排除の風潮と共通するものがあると思う。 この事件に対して、障害者施設の関係者たちやボランティア団体から非難の声が上がっているのは当然だろう。障害者や高齢者を疎ましい者、社会保障を食い潰す怠け者と見なす空気が、植松のような歪んだ人間を生んでしまったと、私は思うのだ。 そのうち、国家による「老人狩り」が始まらないかと、心底心配している。 大量殺人といえば、昭和13年に近隣住民を散弾銃で殺した「津山三十六人殺し」事件があるが、今回の事件と共通する、ある“符号”に気がついた。不謹慎だが、お許しいただきたい。津久井やまゆり園。「津」「やま」となるのだ。 さて今週の第1位は、小池新都知事が乗り込む東京都という伏魔殿を欲しいままにしている、内田茂なる「ドン」の存在を報じたポストと文春の記事。 昔から、どんな業界でも「ドン」という存在がいたものである。ほとんどこの手の黒幕には実態はなく、ただ何もしないでいると、そばにいる連中がその人間の考えを忖度してあれこれやるうちに、怖れられる存在になっていくのである。 いま騒いでいる内田某も、顔や言動をテレビなどを通じて見ているだけだが、さほどの人物とは思えない。田舎のおっさんか、夜店のテキ屋のような風情であるが、怖がらせる仕掛けがうまいようではある。 ポストによると、都庁のベテラン職員たちは彼のことを、畏怖を込めて「神田大明神」と呼ぶそうだ。 「都の重要政策から副知事、局長人事まで、内田都議の承諾がなければ一歩も進まない」(都庁関係者) 都知事選に一番に名乗りを上げた小池百合子氏が推薦を得られなかったのは、「オレの言うことを聞かない候補はダメだ」と、内田氏が反対したからだそうだ。その代わりに、彼の言うことを聞く傀儡候補として、増田寛也氏を立てたという。 自民党東京都連が所属議員に対して<非推薦の候補を応援した場合は除名等の処分>という恫喝文章を出したのも、都連幹事長である内田氏の名前があったから、威力を発揮したとポストは書いているが、それにしては小池氏の大勝、増田氏惨敗では、内田氏の威光は地に堕ちたのではないか? 小池氏は出馬会見の時、「(都連は)はブラックボックスだ」と語って、内田氏をクローズアップさせてしまった。さらに、都議会の冒頭解散、利権追求チームの創設を公約した。小池氏は「誰かにとって都合が悪い、もしくは不都合なときに捨てられるということが続いてきたように思う」といい、名指しこそしなかったものの、都議会のドンや一握りの幹部による都政運営を改め、「都民ための東京大改革を進めます」とツイートした。ブラックボックスの中心に内田氏がいることを強くにおわせたのだが、本当に彼と刺し違える覚悟があるのだろうか、見物である。 内田氏の口癖は「知事と議会は二元代表制なんだ」であるという。二元代表制という言葉は、憲法にも地方自治法にも出てこないが、知事と議会はどちらも選挙で選ばれる有権者の代表で、知事をチェックする役割の議会は知事と対等な力を持つという意味で使われるそうである。 「事実、都政は、たとえ都知事が何人交代しようと、127人の都議会に君臨するドンの意向に左右される議会の体質と構成が変わらない限り、改革が容易にできないという問題を抱え続けている」(ポスト) ドンの威光を知らしめたのが、昨年12月に東京・港区芝の名刹、増上寺で営まれた内田氏夫人の通夜と葬儀であった。参加者は、その盛大さに圧倒されたという。 葬儀委員長を務めたのは安倍首相。首相はその日(16日)、防衛省での自衛隊高級幹部会合や皇居での宮中昼食会などの公務の合間を縫って通夜に駆けつけた。 内田流ケンカの作法は、新米知事に就任初日から痛烈な先制パンチを見舞うことだそうだ。都政の絶対君主のように見えた石原慎太郎都知事でさえ、翻弄されたという。 「当選したばかりの石原知事が都議会の挨拶回りをした際、内田氏率いる都議会自民党の控室はもぬけの殻だった。内田氏の指示で知事の就任挨拶をボイコットしたわけです。この事件の後、知事は都議会運営で大苦境に立たされる」(過去5代の知事を取材してきたジャーナリスト) 何しろ東京都のGDPは韓国一国に匹敵し、予算規模(年間約13兆円)はスウェーデンの国家予算に等しいのだから、それだけの巨大組織の運営は都知事1人では不可能だ。そこで、4人の副知事が補佐する仕組みになっている。 石原都知事は、国会議員時代から政策秘書を務めた浜渦武生氏を副知事に起用しようとしたが、内田氏はこの人事案を都議会で否決し続けた。都知事の権限がいかに強大でも、予算案や人事案は議会の同意がなければ通らない。折れたのは知事のほうだった。 これを機に、内田氏は都議団だけではなく、東京選出の国会議員、都議、区議を統括する自民党東京都連幹事長に就任し、名実共に都連のドンとなったというわけである。 猪瀬直樹氏が07年に石原都政の副知事に就任したが、この副知事時代に内田氏の利権の虎の尾を踏んだそうだ。当時、東京・千代田区の参院議員宿舎を移転する計画が持ち上がり、内田氏は移転後に更地となる地域の再開発を推進していた。それに対して、猪瀬氏は移転中止を提案し、現地を視察した石原都知事も反対を表明、計画は白紙撤回された。 激怒した内田氏は、石原氏が12年の都知事選で猪瀬氏を後継候補として指名すると、「都議会に根回しがない」と抵抗し、選挙ポスター貼りも協力しなかったと当時の猪瀬選対関係者が語っている。 そんな彼も、選挙では苦杯をなめている。自民党は09年7月の都議選で大敗して第一党の座を民主党に奪われ、内田氏も落選している。 だが内田氏は、石原伸晃氏を都連会長に留任させ、議席を失ったにもかかわらず、自らも都連幹事長に留任したのだ。議席を持たない幹事長は前代未聞だった。そのため、内田氏は落選中も都政への力をまったく失わなかったそうだ。 内田氏にはいくつかの疑惑があるという。内田氏は前回都議選で返り咲きのために、無理を重ねたという。選挙事務所を開くにあたって、地元にビール券を配ったのだ。選挙区内の有権者への金券配布は公選法違反に当たる。 警視庁は捜査に動き、本人を書類送検した。ところが、東京地検は最終的に「違法性が認められるが、金額が少ない」という理由で不起訴処分にしたというのである。 また、内田氏は落選中、地元に本社を置く「東光電気工事」の監査役に就任している。現在も、都議と兼職している。同社は五輪特需で業績を伸ばし、今年1月には東京都発注の2つの競技施設建設を大手ゼネコンと共同で受注した。 しかし、地方自治法92条の2では、地方議員がその自治体の事業を請け負っている企業の役員を兼ねることを禁じており、違反すれば「その職を失う」(147条)と定めている。 「兼職に当たるかどうかは議会が判断するが、果たしてここでもアンタッチャブルさを発揮するか」(ポスト) 文春は内田氏の公式プロフィールでは、1956年に高校を中退して以降、75年に千代田区議選に初当選するまでの約20年間が空白だと指摘する。 「中退後、内田氏はテキヤに出入りして、世の中の“裏側”に接していたようです。今でもテキヤの親分は『露店の陳情で頼れるのは内田氏だけ』と言っています。 同級生の経営する電気屋で働いたり、喫茶店の店番をしたり、神田の雀荘にも入り浸り、自ら雀荘を経営してる時もあった。長男の不良ぶりに、内田氏の母親も『茂だけが出来損ない』と嘆いていました」(内田氏の親しい知人) 内田氏のブログによれば、28歳の時に火事で一家離散に陥ってしまう。障害を持つ2つ年下の弟を抱えて途方に暮れていたところを、後の参院議長の安井謙氏らに助けられ、政治の道を志したしたそうである。 「実際は、知人が出馬した千代田区議選で、神田地区の票を取りまとめる中、政治の世界に接近して行きました。本人は『俺の周りは不良ばかりだから』と言っていましたが、伝手を頼り、鳩山威一郎元外相の下足番になりました。秘書の名刺も持ち歩き、政財界に人脈を広げていった。そして、知人の後釜として、七五年に区議選に初当選以来、四期区議を務めました」(支持者) 89年、木村茂都議(当時)の千代田区長選出馬に伴う補選で、都議に初当選する。だが、木村氏の元側近はこう吐き捨てたという。 「内田氏は当時から議会で大して質問をせず、ヤジばかり飛ばしていた。淡路町の事務所には、建設会社をいつも呼び寄せていました。木村区長室にも入札の予定価格を聞きに来るので、木村氏は秘書に『内田をもう部屋に入れるな』と言って締め出したほどです」 そんな内田氏にとって最初の転機は、91年の都知事選だったという。自民党と公明党はNHKキャスターの磯村尚徳氏を擁立。一方、都議会自民党の主流派は現職の鈴木俊一氏を支持した。 都議3年目の内田氏は磯村氏についた。負けはしたが、自民党幹事長の小沢一郎氏との太いパイプを作り、都議会公明党の重鎮、藤井富雄氏とも親密な関係を築いたという。 内田氏の娘の結婚披露宴に、小沢氏が主賓として出席した。内田夫婦は小沢夫婦とパリに旅行に行ったりするほど親しかったそうである。 時の権力者に取り入るのがうまいだけの人物に思えるが、さて、小池新都知事はどう対峙するのか。それとも取り込まれるのか? 政界渡り鳥の小池氏だから、入り込むのはうまいだろうが、同じような傾向の人物とはどうだろうか? 【巻末付録】 毎回同じで少々息切れがしているが、ムチを入れて書いてみたい。ポストのグラビアは、おなじみの「響子さーーん」。豊満なお尻を見せて一句。「浅黒き男や甘ききゅうり売る」。意味深だね。 後半は「日本映画の濡れ場60年史」「制服を脱いだ元CA」。CAというより、スッチーのほうがよかったな。きれいな奥さん「妻の名は塔子」 現代は「おのののか」。元東京ドームのビール売り子ナンバー1だった女の子だと。「はるな」「本物のアイドル 三上悠亜」。袋とじは「あのライザップのCM人気No.1 美女が全部脱いだ」と、またまたまた「中島知子」じゃ。 受けてはいけない手術と飲んではいけない薬の大特集が多すぎて、ほかに読むところが少なすぎる。特集で障害者大量殺人事件もやっていないのに450円(ポストは430円)とは高すぎる! 合併号は470円にするのか? SEX記事のほうはタイトルだけで想像してみてください。ポストは「恥を捨てよ、美熟女の街へ出よう」。現代は「『微笑』のSEX特集に学ぶ『夫婦の歓び』」。『微笑』に学ぶではなく、そのものズバリの丸ごとSEXと健康雑誌にしたらいいんじゃないかね、現代は。 というわけで、今週は20円安いポストのほうに軍配を上げたい。「週刊ポスト」(8/12号、小学館)
天皇陛下の生前退位報道、宮内庁全面否定も「NHKに抗議せず」その深いワケとは?
今週の注目記事・第1位 「天皇の『覚悟』と『宮内庁の五人組』」 「小林よしのり×所功『安倍首相よ、天皇陛下の悲鳴が聞こえているか?』」(「週刊ポスト」8/5号) 「『天皇陛下』生前退位に<12の大疑問>」(「週刊新潮」7/28号) 第2位 「巨人菅野が『4代目ミスマリンちゃんをお持ち帰り』撮った!」(「フライデー」8/5号) 第3位 「『緊急事態条項』だけは通さない強い覚悟を!」(「女性自身」8/2号) 第4位 「巨泉さん家族の怒り『あの医者、あの薬に殺された』」(「週刊現代」8/6号) 第5位 「本名『能年玲奈』を奪った前事務所の“警告書”」(「週刊文春」7/28号) 第6位 「200億円市場に膨らんだ『水素水』を信じてよいのか?」(「週刊新潮」7/28号) 第7位 「PL学園野球部『二十四の瞳』が見たゲームセット」(「週刊ポスト」8/5号) 第8位 「株価2倍! 死せる岩田社長 生けるポケモンを走らす」(「週刊文春」7/28号) 【今週の論争記事】 「鳥越俊太郎『女子大生淫行』疑惑 被害女性の夫が怒りの告白!」(「週刊文春」7/28号) 《巻末付録》現代とポストのSEX記事の勝者はどっちだ! さて今週は都知事選の文春の報道を取り上げて、記事の内容はもちろんだが、こうした記事を選挙期間中にやることの是非を含めて考えてみたい。 各メディアによる都知事選中盤の調査結果が出てきた。それによると小池百合子氏が優勢、元総務相の増田寛也氏がこれを追っていて、ジャーナリストの鳥越俊太郎氏は苦戦しているようである。 ワイドショーなどでは、鳥越氏の苦戦は文春の記事の影響があるとレポーターたちは見ているようだ。 そうだとしたら、文春は小池、増田両氏のスキャンダルも報じるべきではないか。どんな人間でも叩けば埃の一つや二つは出る。ましてや政治家を長くやってきたのならと、私は考えてしまう。 選挙中でありながら特定候補のスキャンダルだけを流すのは、ジャ-ナリズムのあり方としていかがなものか。文春側は、小池氏の政治資金の問題も増田氏の岩手県知事時代の県政の問題点も報じているというのだろうが、インパクトが違いすぎる。 文春の記事を紹介する前に、新潮について紹介しておこう。新潮は鳥越氏の毎日新聞記者時代、イランのテヘラン支局長として赴任したときに女優の岸惠子とウワサになったという程度の話である。 だが、文春のほうは「女子大生と淫行」していたというのだから穏やかでない。 内容を簡単に記せば、2002年頃、大学2年生だったA子さんに「別荘に来ないか」と誘い、富士山麓の別荘で酒を飲みながら、強引にキスを迫ったという。結局、未遂に終わったのだが、帰り道でも彼女をホテルへ誘ったというのである。 古い話がなぜ蒸し返されたのかというと、A子さんには当時付き合っている彼氏がいた。心に深い傷を負ったA子さんから話を聞いた彼氏が怒って鳥越氏を呼び出し、鳥越氏は「反省している。もうテレビから引退する」といったというのだ。 その後彼氏とA子さんは結婚している。鳥越氏のことは思い出さないようにしていたのだが、今回の出馬で、彼はこう覚悟したという。 「私がこうして告白したことで、妻はまた苦しむでしょう。それでも、あの男が都知事になることだけは許せません」 当然、鳥越氏は「事実無根」だとして、名誉毀損と公職選挙法違反の疑いで東京地検に告訴状を提出した。文春側は「内容には自信を持っている」と答えている。 文春は参議院選中にも、出馬した元共同通信記者について、経歴への疑惑とカネがらみの問題を報道して、その人間から刑事告発されている。 文春に書かれていることが真実かどうか、裏に政治的な背景があるのかどうか、私にはわからない。だがこの記事は「選挙妨害に当たる」のではないだろうか。 文春はこれを掲載するにあたって「これを報じることは広く公共性、公益性に資するものであると小誌は考えた」と文中で書いているが、裁判になってこの主張が認められるとは考えにくいと、私は思う。 彼の名前を一躍有名にしたのは宇野宗佑首相(当時)の三本指愛人問題だが、それを告発した元神楽坂芸者も鳥越さんに対して不信感を持っていると、私に昔、話していたが、76年も生きてくればいろいろなことがある。 人一倍オシャレで、モテる鳥越さんなら女のほうが放っておかないであろう。そんな女性の中で、鳥越さんに複雑な思いをもっている女性が何人かいるかもしれない。 だが今回のケースは、記事を読む限り文春のいうような「日本の首都を預かる可能性のある人物の資質を厳しく問う内容」だとは思えないのだ。また行為は未遂に終わったと書いているのに「淫行」とは「疑惑」と付いてはいるが行き過ぎたタイトルではないのか。 タレントの橋下徹氏が「この程度で逃げ回っているなら知事になる資格なし」とツイートしたそうだが、無責任な発言だ。 選挙中に文春と「淫行した、しない」でケンカしたら、鳥越氏はさらなるイメージダウンになるから、やりたくてもできないはずだ。 この上はなんとしてでも都知事に当選して、文春・新谷学編集長とテレビカメラの前で決着をつけたらどうか。 裁判になれば、私は、元共同通信記者のケースは公職選挙法ギリギリの許容範囲だと思うが、鳥越ケースは文春側に厳しいものになると思う。だがそのときには都知事選はとうに終わっている。 それにしても今回の有力候補3人の魅力のなさ、政策のなさはどうしたことだろう。 「もっと安心、もっと安全、もっと元気な首都・東京」(小池氏) 「あたたかさあふれ、お年寄りも子供も安心できる東京の実現」(増田氏) 「あなたに都政を取り戻す」(鳥越氏) この候補者たちは都知事になって何をやりたいのか、何をやってくれるのかがわからないのでは投票のしようがないではないか。 テレビ討論でも、政策以外の「小池氏は私のことを病み上がりだといった」(鳥越氏)などという些末なことで言い争っている始末で、選挙民を呆れさせている。 選挙後に、史上最低の都知事選といわれることは間違いないと思う。 今週の注目記事へ移る。先週金曜日に日本でも配信が開始されたスマートフォン用ゲーム「Pokemon GO」(ポケモンGO)がすごい人気だそうである。 私はまったく関心がないし、どうやって遊べばいいのかも知らないが、世界中で爆発的なブームだそうである。 文春によれば、想定外の珍事も多く起きているという。 「アメリカのミシガン州では、ポケモンをゲットするために警察署付近に立ち寄った指名手配中の男性を警察が“ゲット”したかと思えば、ワイオミング州ではポケモンを探し、川沿いを歩いていた十九歳の女性が死体を発見している」(文春) アメリカにおける利用者は1週間で6,500万人を突破し、各国のダウンロード数ランキングでも軒並み首位を獲得している。 任天堂の株価も2倍以上に上昇し、「ポケモノミックス」ともいわれているそうだが、先行きは甘くないという見方もある。 「アメリカで一日の販売収入予測が一億六千万円を超えると報じられていますが、共同開発のため任天堂に入ってくる収入は限定的です」(経済部記者) この功労者は岩田聡前社長だが、15年7月に胆管腫瘍で逝去している。 岩田氏は2007年にWiiをヒットさせた任天堂中興の祖。去年3月にDeNAとの業務・資本提携を発表し、スマホゲームを億単位のお客様に楽しんでいただくという構想を明かした。 「当時主流だった少数ユーザーから多額の課金をするモデルと異なる路線を打ち出しましたが、当時の反応は冷たく、株価は低迷しました。今作の大ヒットを受けて、広く浅く課金をするという岩田路線が見直されています」(任天堂関係者) この大ヒットに、岩田氏は「オレのいったとおりだろ」とほくそ笑んでいることだろう。 さて、高校野球のシーズンである。だが、それを前に名門PL学園が今夏の大阪大会初戦で東大阪大柏原に敗れ、60年の歴史に幕を閉じた。 ノンフィクション・ライターの柳川悠二氏が2年間にわたって、見続けてきたPL学園の「ゲームセット」までを週刊ポストに寄稿している。 暴力事件が多発し、野球に詳しくない学園の校長が監督を兼任してきた。そして14年10月に学園側は「15年度からの部員募集停止」を発表し、16年夏の「休部」は既定路線になった。 また、野球を愛し、野球で甲子園を目指すことが世界平和に通じると説いた2代教主・御木徳近氏が亡くなり、3代教主・御木貴日止氏が病床にあるため、夫人の美智代氏の発言力が大きくなったことも影響しているのではないかといわれる。 また教団信者数の激減、学園の生徒数減少もその背景にはあるようだ。 敗戦が決まった後、スタンドからPL学園校歌が聞こえてきた。こして部員12人の夏は終わりを告げた。 PLが生んだ最強のバッターであった清原は、今何を思うのであろう。 お次はブームの水素水のお話。何しろ200億円市場に膨らんだというのである。だが、その効能は? 「伊藤園やパナソニックといった大企業が参入したこともあり、ここ数年で爆発的にマーケットが拡大しました。水素水関連の市場は200億円規模にまで膨らみ、まもなく300億円台に達するとも言われます」(経済部記者) 昨年度のミネラルウォーターの市場規模が約2,860億円とされるが、水素水はわずか数年でその1割に達するほどに売り上げを伸ばしているわけである。 しかし、この水素水の効能については諸説あり、否定する声も多いようである。 唐木英明東大名誉教授(薬理学)はこう話す。 「安全性試験のない水素水よりも“水道水”のほうがはるかに優れています。何しろ、水道法で定められた、最も厳しい品質基準をクリアしたわけですから。また、人間の消化管では絶えず水素が作られています。にもかかわらず、わざわざ微量の水素が入った水を飲む必要などないのです」 新潮によると、人間の大腸では、腸内細菌の動きで一日に7~10リットルのガスが発生し、その約1割を水素が占めるという。 そのうちの最大で2リットルがオナラとして排出されているそうだ。 「確かに、医療分野における水素の活用については、“懐疑派”も一定の理解を示している。しかし、“生みの親”ですら研究段階と認め、インチキ商品横行に閉口している現状では、市販の水素水に劇的な効果を期待するのはどだい無理な相談である」(新潮)と結論付けている。 まあ、イワシの頭も信心からということもあるから、心理的効用はあるのかもしれないが。 NHKの朝ドラ『あまちゃん』で一躍有名になった能年玲奈(23)だが、先週のフライデーで「のん」と改名すると発表した。 その経緯を文春が追っている。能年は今年6月30日で前所属事務所「レプロエンタテインメント」との契約が満了した。 だが彼女は、芸名でもあり本名でもある能年玲奈を使えない。それは、契約が終了しても「能年玲奈」を芸名として使うときにはレプロの許可が必要だという申し入れ書があるからだそうだ。 しかし、能年玲奈は彼女の本名である。おかしくないか? だが彼女が結んだ契約書には、契約終了後も引き続き芸名の権利は事務所側に帰属するという理不尽とも思える条文があるのだ。 弁護士の千葉貴仁氏はこう解説する。 「本名と同じ芸名を使用するという合意が『命名』に当たるという解釈は可能かもしれません。ただ、契約終了後に本名であっても許可なしでは名乗れないというのは、公序良俗違反で契約条項は無効になるでしょう」 だが、能年は前事務所とのこれ以上のトラブルを避けるためであろう、7月7日、自身が代表取締役となって「株式会社non」を設立した。役員は彼女1人である。 「のん」となった彼女が、どのようにして芸能活動していくのか。それとも大手事務所に潰されていく多くのタレントの一人になってしまうのか。見守ってやりたい。 第4位は大橋巨泉さんの死にまつわる現代の記事。 私と巨泉さんとの出会いは作家・山口瞳さんの紹介で東京競馬場だった。その頃は競馬界への辛口評論家としても頭角を現していた。 中央競馬の馬主になり、1973年に所有馬ロックプリンスが東京優駿(日本ダービー)に出走したときの感激ぶりとあわてぶりはすごかった。 朝からタキシードをビシッと着て、心ここにあらず。何を話しかけても上の空だった。ロックプリンスは穴人気になったが27頭中11着。 現代で山口さんに「競馬真剣勝負」を連載してもらった。毎週ゲストを呼んできて馬券対決し、それを山口さんに書いてもらうという豪華なものだった。 ダービーの週には巨泉さんにも登場してもらったが、ダービーでは単勝一点しか買わなかった。山口さんは「書きようがない」とため息をついていた。もちろん狙った馬は来なかった。 ホテルオークラが定宿だった。よくTBSの番組が終わるのを待って赤坂で飲んで銀座に流れた。 途中で『11PM』(日本テレビ系)の司会をやりにいったことが何度かある。付いていってスタジオで見ていた。かなり飲んでいたと思うが、乱れはまったくなかった。 初めての仕事は、現代で連載してもらった「巨泉のゴルフ」。当時の私はゴルフに関心も知識もまったくなかった。記事中の写真はティーショットからバンカーショットまで、すべてフォロースルーの決まった瞬間のものばかり使ってどやされた。「元木、少しは勉強しろよ」。今なら少しわかるが。 「オレはテレビの人間とは付き合わない」が口癖だった。軽薄だと批判されたこともあったが、猛烈な勉強家だった。 競馬、麻雀、釣り、ゴルフ、何でも基本を徹底的に勉強してから始める人で、アメフトも英語の解説書を熱心に読み込んでいた。 1994年、私が現代編集長のときコラム連載を依頼した。2つ返事で引き受けてくれてこう言った。 「尊敬している山口瞳さんの『男性自身』(週刊新潮)を抜くぐらいの長期連載にしたい」 その時私がつけたタイトルは「内遊外歓」。喜んでくれた(後に「今週の遺言」と改題)。 この連載を愛読していた菅直人氏からの電話で参院選に出馬し当選したが、半年で辞めてしまった。組織の歯車になれる人ではなかった。 ある年、山口さんの『男性自身 卑怯者の弁』(新潮文庫)から引用した文章を年賀状に書いて送った。大変喜んでコラムに「元木からこんな年賀状が来た」と紹介してくれた。以下はその文章。 「麻雀をやっていて凄く良い配牌のときに『夢ではないか』と叫ぶ人がいるが、憲法9条を知ったとき、私は『夢ではないか』と思ったものである。こんな幸運があっていいのだろうか。命をかけなくていいだけではなく、日本国が私の命を守ってくれると約束したのである。(中略)私は小心者であり臆病者であり卑怯者である。戦場で、何の関係もない何の恨みもない一人の男と対峙したとき、いきなりこれを鉄砲で撃ち殺すというようなことは、とうてい出来ない。『それによって深い満足を得る』ことは出来ない。卑怯者としては、むしろ、撃たれる側に命をかけたいと念じているのである」 巨泉さんの還暦祝いの席だった。フライデー編集部にたけし軍団が乗り込んだ「たけし事件」以来、講談社との関係が途絶えていたビートたけしさんを私に紹介してくれた。 「2人でうまくやれよ」。和やかに飲みながら、日を改めて会いましょうとなった。だが、その直後、彼がバイク事故を起こしてしまったため、そのままになってしまったのが残念だ。 何度か千葉の自宅に遊びに行ったことがある。庭先がゴルフ場の何番ホールかのティーグラウンド。朝早く起きて何発か打つことがあるという。「気持ちいいぞ」と巨泉さん。 最後に訪ねたのは数年前になる。何度目かのがんと闘っていたが思ったより元気で、ワインをたらふく飲みカラオケで演歌からジャズまで歌い合った。 ゴルフは生涯の友だった。奥さんはだいぶ後になってから始めた。「この間カミさんにオーバードライブされたよ」とうれしそうにいっていたのを思い出す。 趣味を極め、セミリタイヤして年の3分の2を気候のいい海外で暮らし、がんとの闘いを決して諦めることはなかった。 だが、巨泉さんが望んだ山口さんを超えることはできなかった。現代の連載は930回で無念の最終回。最後に気力を振り絞ってこう書いた。 「選挙民をナメている安倍晋三に一泡吹かせて下さい」 寿々子さんがこんなコメントをメディアに出した。 「皆様方も良くご存知のように夫は自他共に許す“わがまま”と言われ、痛い事やつらい事、待つ事、自分の意に染まない事は“避けて通る”というわがままでした。そんな夫が2005年に胃がんを手術、2013年には第4期の中咽頭がんで3度の手術と4回の放射線治療、昨秋には2度の腸閉塞と手術を、そして4月の在宅介護の鎮痛剤の誤投与と続いても、12日までの約11年間の闘病生活を勇敢に戦って来ました。特に4月からの3ヶ月間は死を覚悟し、全てを受け入れ、一言の文句も言わず、痛みも訴えずに、じっと我慢をしてくれました。(中略)そして最後は眠ったまま静かに旅立ちました。たぶん、若くして亡くなった大好きな母親の迎えを受けての旅立ちだと思います」 永さんの死と参議院選の結果は、本人には伝えなかったと聞く。 現代によれば、巨泉さんは3月に入院した国立がん研究センター中央病院では、がんは見つからなかったという。 自宅での介護は問題ないといわれ退院してきて自宅にいたのだが、そこへ訪ねてきた在宅介護の院長が、がんセンターのカルテも読まずに、巨泉さんが背中が痛いというと、「背中の痛みを抑えるために薬を飲みましょう」とモルヒネ系の薬や貼り薬を処方されたというのだ。 それによって、普通に歩いてトイレへも行っていた巨泉さんの容体が急変してしまった。 見かねた奥さんと弟さんががんセンターの医師と話し、その後がんセンターへ戻そうと車で出た直後に意識がなくなり、集中治療室へ運び込まれたが、そこを出ることなく息を引き取った。 後にこの医者は皮膚科の専門医であったことがわかった。医者からは「緩和ケアをするものだと勘違いしていた」と詫びの電話があったというが、とんでもない医者がいたものである。 こうしたことがなければ、巨泉さんは最後までクオリティライフをまっとうすることができたのではないか。 現代は巨泉さんのケースを、だから危険な手術や危険な薬は飲んではいけないのだと、同誌の特集に結びつけている。 そうかもしれないが、この医者のケースはひどすぎると思う。巨泉さん、さぞかし無念だっただろうな。 さて、参院選で改憲派が3分の2を占めたことで、憲法改正を安倍首相が言い出すのではないかと選挙直後には喧しかった。だが、のど元過ぎれば熱さを忘れるで、多くのメディアはそんなことをすっかり忘れてしまったかのようだが、女性誌は忘れていない。 女性自身は、安倍首相が破れかぶれでやってくる「緊急事態条項」だけは通さない覚悟をもてと、警鐘を鳴らす。 なぜなら安倍首相の任期が18年の秋までだから、国民から反発の強い九条などではなく、「“本命”は『緊急事態条項』でしょう。これは現行憲法にはなく自民党改革案に新しく追加された条文で、いわゆる『加憲』のひとつになります」(東大総合文化研究科・内山融教授) これは外部からの武力攻撃や大地震などが起きた場合、首相は緊急事態宣言することができ、法律と同一の効力を有する政令を制定できることになり、「それを隠れ蓑に首相に権力を集中できるシステムが作られてしまうのではないかという危惧があります」(内山氏) 忘れてならないのは、国会で憲法改正の発議をして国民投票になっても、有効投票数の過半数で可決してしまうことだ。今回の参院選を例にとると、国民の4分の1程度の賛成で成立してしまうのである。 神戸女学院大学名誉教授の内田樹氏はこう語る。 「安倍首相には任期というタイムリミットがあります。次の衆院選で3分の2取れる保証もない。だから、短期決戦に出てくるはずです。9条や基本的人権の尊重などに手をつけると国論を二分する騒ぎになる。それを調整するだけの時間的余裕が政権にはありません。ですから憲法本体には手を付けず『緊急事態条項』の『加憲』の一点張りで勝負に出ると予測しています。『緊急事態条項』を通せばそれから後は何が起きようと総理大臣がこれは『緊急事態』だと認定すれば、憲法が停止できます。政府の出す政令が法律に変わる。つまり、事実上の独裁体制が成立します。(中略)その本質は憲法停止の条件を定めたものです。『改憲』ではなく『廃憲』です。緊急事態条項さえ通せば、総理大臣は憲法を好きなときに停止できる。つまり国民主権・立憲主義をうたう憲法の全体が無効化されるということです。(中略)ですから、『緊急事態条項』だけは絶対に通さないという強い意志を、読者の皆さんが持っていてほしいと思います」 強い意思と覚悟をもたなくてはいけないのは、死ぬまでSEXや健康雑誌のような手術と薬の大特集ばかり毎回やっている週刊誌も同じである。 第2位。今年は広島に独走を許している巨人だが、その中で唯一頑張っているのがエースの菅野智之(26)である。 なかなか甘いマスクの好男子だから寄ってくる女性は多いだろうが、今週のフライデーがグラドルと「連泊愛」していると報じている。 6月下旬のある夜、菅野が東京・港区の路上でスマホ片手に歩いていて、「いま一番モテるオシャレ焼き鳥」と喧伝される人気店『N』に入っていったという。 フライデーは中には入らなかったようだ。約2時間半後、菅野が一人で店から出てきた。そして誰を待つこともなくサッとタクシーを拾って乗り込んだ。巨人の大エースが一人メシ? そう思ったフライデー記者の前に、『N』から水色のスカートが爽やかな美女が現れたそうである。 「鼻筋の通った意志の強そうなその女性は、菅野が歩いたコースをなぞり、同じ場所で右腕を上げているではないか! 美女を乗せたタクシーは、菅野を追うように真っ直ぐ加速。スイスイと行き過ぎて、途中、信号待ちをしている菅野のタクシーと並ぶ場面もあったが、その後も付かず離れずしながら、しばらくランデブーを続けた」(FRIDAY) 彼女は菅野の家の20メートルほど後方でタクシーを降りた。 「菅野が玄関に入ってから、遅れること数秒──タクシーを降りた美女は、キョロキョロと周囲を『牽制』しながら、件の一軒家を訪問するのだった。この息の合った『連係プレー』を見る限り、二人が浅からぬ仲であることは明らかだろう。 美女が菅野邸から出てきたのは、訪問から15時間が経過した翌日正午過ぎ。菅野が練習のため東京ドームに向かった実に1時間半も後だった」(同) 菅野の信頼厚きこの女房役はいったい何者かと、フライデーが取材を進めると、野球好きなグラドルとして一部で知られる澤井玲菜(29)であることが判明したそうだ。 「いまはグラビアより、パチンコ『海物語』シリーズのイメージキャラ『4代目ミスマリンちゃん』としての活動がメインみたいです」(グラドル仲間) 今季は防御率1点台と絶好調のウラには、勝負師たちが崇める「幸運の女神」ミスマリンちゃんがいたというのである。 写真で見る限り、フライデーのいうように意志の強いきつそうな(失礼!)女性である。それに年上。一見気の弱そうな菅野には、こういう女性のほうがいいのだろうか。 さて今最大の話題は、NHKがスクープした「天皇の生前退位」問題であろう。新聞をはじめ週刊誌まで挙って、もし「生前退位」するならば、どれだけのハードルがあるのかを細述している。 だが、私は、このニュースが正真正銘のスクープなのか、そうだとすればなぜ今なのかという疑問がある。新聞の中には「天皇陛下早期退位望まれず」と報じているところもある。 それについて比較的詳しく報じてくれているのが、週刊ポストである。この記事を今週の第1位に推したい。新潮の記事は付録である。 まずスクープの真偽については、「情報源は宮内庁の最高幹部クラスかそれに近い筋だろう。相当の自信がなければこんな報じ方はできないし、実際、宮内庁の対応を見ていても“本気の否定”ではないことがよくわかる」(大手紙関係者) こうしたことからも、それが伺える。宮内庁は常日頃から皇室関連報道を細かくチェックしていて、事実と異なる場合には当該メディアに厳重抗議した上で、即座にそれを同庁のHPで公開するが、今回、宮内庁はNHKに抗議をしていないのだ。 元宮内庁職員で皇室ジャーナリストの山下普司氏は、今回の報道の背景には様々な思惑がある可能性ありと前置きしてこう話している。 「天皇陛下が生前退位なさるには皇室典範や関連法の改正が必要です。しかし、憲法4条で〈天皇は国政に関する権能を有しない〉と定められているので、法改正が必要な案件について、宮内庁が“陛下のご意向が示された”ということを公式に認めると、憲法違反の恐れがあります。そうした状況の中で、宮内庁サイドが“公式には発表できないが、何とかして陛下のお気持ちを伝えたい”と考え、NHKに報道させるかたちになった可能性はある。否定したのに抗議しない対応も“宮内庁側とNHKとの間で事前に話ができていたのでは”と勘ぐられても仕方ない経緯でしょう」 ポストによると、この数カ月間、宮内庁では「生前退位」をめぐって最高幹部が会合を重ねていたという。 「5月頃から風岡長官と山本次長という庁内のトップ2に、皇族の身辺のお世話などを担当する侍従職の最高幹部である河相周夫・侍従長と高橋美佐男・侍従次長、それに皇室制度に詳しいOB1人を加えた5人が、定期的に集まって検討を重ねていたといわれています」(宮内庁関係者) いずれにせよ、NHKの報道は宮内庁内部で進められた慎重な議論が下敷きにありそうで、それは他メディアの報道からもわかるという。 14日の各紙の朝刊一面を見比べると、他紙はやや曖昧な表現になっているが、朝日新聞だけが見出しで「皇后さまと皇太子さまに伝える」と断定している。 「朝日新聞だけは、NHKのネタ元に近い、中枢近辺の相当確かな筋から裏が取れているということだろう。そうでなければ、あの書き方はできない」(皇室問題に詳しい大手紙OB) その裏付けとはこうだという。数年前から天皇、皇太子、秋篠宮は月1回のペースで皇居に集まって「三者会談」を行っており、皇室の未来などについて話し合いを重ねていたことが知られているそうだ。 「会談には基本的に宮内庁長官が同席しますし、皇太子さま、秋篠宮さまも信頼する官庁幹部には、そこで話題に出たことをお話しになるでしょう。メンバーは相当限られてくるが、この会談の内容を把握している筋が情報源となっているのではないか」(別の宮内庁関係者) それに7月13日は、官邸の事務方トップで杉田和博・官房副長官が翁長雄志知事との会談のために沖縄入りしていたタイミングだった。ということは官邸はこの報道が出ることを把握していなかったのではないかとポストはいうが、NHKの籾井会長と安倍首相の関係から見ればそれはあり得ないと思うが。 だが、天皇の生前退位という考えは、安倍官邸に大きな衝撃を与えたに違いない。 皇室ジャーナリストの神田秀一氏はこういう。 「82歳になった天皇陛下は03年に前立腺がんの手術を受け、12年には狭心症と診断されて冠動脈のバイパス手術を受けています。そうしたなかで、悠仁親王の世代には他に男性皇族が1人もいないという状況があり、皇室の未来を考える上では女性宮家創設といった課題が議論されて然るべきですが、棚上げされてきました。結果として、今回のNHKの報道後、菅官房長官が会見で女性宮家の創設の検討に言及するなど、棚上げされてきた皇室の未来に関わる議論が動き出そうとしています」 そうした流れを作り出そうとする思いが天皇を取り巻く人たちにあって、今回の報道となったのだろうか。 女性宮家創設には安倍首相は否定的であるが、今回のことを受けて、ならば皇室典範だけではなく憲法の「象徴天皇制」に手を付けることで本丸の九条改正にもっていけるのではないかと考えはしないだろうか。 小林よしのり氏(漫画家)と所功氏(法学者)が対談でこう語っている。 「所 率直に申せば、陛下は悲鳴をあげておられる、それが聞こえてきたのだと感じました。いつまでも今まで通りにできるはずと、多くの国民から期待されるなかで、それが叶わなくなれば象徴天皇の機能不全に陥ってしまう、現行の皇室典範に則ってやろうとしても、できない状態を迎えておられる。そうした陛下の実情とご意向を知りうる立場にあった近くの方が、信頼できるNHKを通じて漏らしたということでしょうか。 小林 陛下自身の発言となると、政治的発言で憲法違反と批判される可能性が高いですからね。 所 ああいう形しかなかったのでしょうね。ここまで陛下を追い詰めていたのかと、国民ひとりひとりが気づかされたはずです。 小林 今回のことで、陛下は本当に疲れておられる、陛下のお望みのことをしてあげるべきだと、ここはようやく国民の合意が取れたと思うんですよ。陛下が譲位すれば当然、皇太子殿下が天皇になられる。すると、現行の皇室典範では天皇の直系男子しか皇太子になれないため皇太子が不在になるという問題や、結婚適齢期を迎えられる眞子さま佳子さまのために女性宮家をつくらなくていいのか、天皇の直系にあたる愛子さまはどんなお立場になるのか、といったさまざまな問題を同時に考えるしかなくなる。これまで皇室典範改正問題は何度説明しても理解してもらえなかったのが、陛下の生前退位によって一気に国民的関心事になった」 ここはぜひ天皇が会見を開いて、率直にご自分の気持ちを国民に語ることである。その上で、天皇の公務を大幅に減らす、生前退位するにはどのような法改正が必要かなどを、日本人全体で考えることである。天皇は国民の総意の象徴なのだから。 《巻末付録》 お楽しみのグラビアからいこう。ポストは巻頭で「きれいな夏のお嬢さん 葉加瀬マイ 遠雷」。彼女がいいのはもちろんだが、写真の撮り方がいいね。 後半は「アダルトビデオ35年史 小林ひとみ、桜木ルイ、松坂季実子など、懐かしいオナペットたちよ。 袋とじは「未公開ヘアヌードがあった! 杉浦幸」。それに「妻の名は塔子」。やはり葉加瀬マイが一番そそるね。 現代は巻頭が「河合奈保子 真夏のアイドル」。青春してるね。今の彼女に会ってみたい。 後半は「朝ドラ『風のハルカ』ヒロイン 村川絵梨 独占公開」。なかなかの大胆ポーズ。 袋とじは毎度お馴染みの「たかしょー」と「関西で大人気のバラドル 八神さおり」。迫力は八神の勝ち。年のせいか「美熟女界の新・カリスマ 北条麻妃」がいい。39歳。体中からエロスが立ち上っている。 ポストの「死ぬまでSEX」は「美熟女女優が私生活でも抱かれたい『あの男優さんのすごいSEX』」。 現代のほうは「主婦に聞いた 50過ぎてフェラチオできますか」。笑えるのは「夫以外のペニスなら」という答え。 グラビアでは互角。記事では現代の企画力にやや軍配。しかるしこうして今週は現代の勝ち! (文=元木昌彦)「週刊ポスト」(8/5号、小学館)
日ハム・斎藤佑“ポルシェおねだり”の裏で、ベーマガ社の経営は火の車! 関係者「斎藤くんの人間性を疑う」
今週の注目記事・第1位 「『週刊現代』医療記事はねつ造だ!」(「週刊文春」7/21号) 「ちょっと待て! その手術、この薬が危ない」(「週刊現代」7/23・30号) 第2位「ファンを裏切る『王子の私生活』斎藤佑樹 汚れたハンカチ」(「週刊文春」7/21号) 第3位 「吉高由里子の恋は止まらない!『関ジャニ∞』大倉忠義の自宅に通い愛」(「フライデー」7/29号) 第4位 「天皇陛下『生前退位の意向』の波紋」(「AERA」7/25号) 第5位 「AV女優<香西咲>告発第2弾『スポンサーへの性接待』」(「週刊文春」7/21号) 第6位 「気をつけろ! 保険ショップで大損する人が続出 あなたはダマされていませんか?」(「週刊現代」7/23・30号) 第7位 「高級愛人クラブに登録していた『NHK現役美人アナ』」(「週刊新潮」7/21号) 第8位 「高速道路が大渋滞! 高級車の自動運転で追突したら誰の責任か?」(「週刊新潮」7/21号) 第9位 「<愛娘が語る最後の日々>永六輔『83歳の大往生』」(「週刊文春」7/21号) 第10位 「参院選 我ら凡俗の審判 景気悪化なのに改憲勢力2/3!」(「週刊新潮」7/21号) 【巻末付録】週刊現代のSEX記事採点 今週はポストが合併号でお休み。よって、SEX記事採点は現代だけとなる。 都知事選の話から書いてみよう。約20名が立候補した。先出しジャンケンの小池百合子氏、自公などが推薦する増田寛也氏、民進、共産、社民、生活の党と山本太郎となかまたちの4党が推薦する鳥越俊太郎氏の争いとみられているようだ。 ジャーナリストの上杉隆氏は先週発売の週刊ポストで華々しく出馬宣言したが、私が見ている限り「泡沫候補」扱いのようである。かわいそうに。 先週の週刊誌は、参議院選の結果を入れ込みたいという「思惑」で、それぞれが発売日を工夫してきた。ポストはいつも通り月曜日発売だが、参院選は改憲勢力で3分の2を取ると予想して、参院選後に安倍首相が憲法改正に踏み出すのかに焦点を当てて特集を組んでいた。 見事的中したわけだが、新潮は水曜日発売で、今回の参院選を「我ら凡俗の審判」と総括している。 冒頭、安倍首相は「経済の再生を旗印にしていたのに、株価は低迷、為替は円高、アベノミクスもどこへやら、とても選挙を戦える状況になかった」はずが、フタを開ければ改憲勢力で3分の2を占める圧勝劇だった。 私を含め、多くの有権者たちはこの結果に当惑し、どこの誰がこんな審判を下したのかと天を仰ぐばかりである。 不可解なのは現代である。水曜日発売にしたのだから、参院選について特集を組んでいるだろうと思ったら、コラムでわずかに触れただけであった。 今度の参院選の結果は、私などテレビを蹴飛ばそうと思ったぐらいだが、現代はそうした怒りも、これから起こるであろう憲法改悪への流れに対する危惧もないと見える。相変わらず「その手術、この薬が危ない」の第7弾を延々とやっているだけでは、ジャ-ナリズムの看板は外したほうがいい。 おまけに、都知事選挙で誰が当選するかという予測記事には、鳥越氏の名前が入っていない。締め切りに間に合わなかったというのはわかるが、ポストに比べて読みが甘い、または情勢が動いていたので扱うべきではなかったのではないか。 ところで、私事で恐縮だが、文春の鳥越候補についての記事について書いてみたい。 石田純一氏、宇都宮健児氏、古賀茂明氏と、野党候補が次々に現れては消えていって、ギリギリでジャーナリストの鳥越氏に決まったのは7月12日(火)だった。その日の夕方、文春の記者から電話がかかってきた。「鳥越さんについて聞かせてくれ」というのである。 鳥越氏がどんな政策を持って出馬するのかも知らないし、だいぶ彼とは会っていないので語ることはないのだが、「鳥越さんの体調はどうなんでしょうね」という世間話のような話なので、がんをやってから10年以上たつから大丈夫ではないか、ただ年齢が76歳なので、選挙戦もそうだが、もし知事に当選したら大変ではないか、という当たり障りのないことを答えて電話を切った。 こんな他愛もない話など載るはずはないと思っていたが、文春に私のコメントが載っているではないか。 それも、鳥越氏と「交流の深い」とついている。テレ朝の『ザ・スクープ』を打ち切りになるとき、反対集会やテレ朝の早河洋氏に中止撤回の申し入れに行ったことはある。 彼が編集長として始めた韓国系インターネットメディア「オーマイニュース」に、彼の体調が悪いからと頼まれて、編集長(最後は社長)になったこともある。 2007年の都知事選のとき、石原慎太郎の3選を阻止しようという陣営から、鳥越氏に「出馬してくれないか」という打診があったが、「健康上の問題でカミさんが許さないからやめた」という話を聞いたことはある。 だが「オーマイニュース」を離れて以来、会うこともなくなった。文春が私に連絡してきたというのは、よほど聞く人がいなかったからだろうか? 鳥越氏はうらやましいほどのフサフサの髪とルックス、滑舌のいい魅力的な人である。がんや76歳という年齢のことは、それほど心配していない。 鳥越氏の名前を一躍知らしめたサンデー毎日編集長時代、「宇野宗佑総理三本指事件」で、宇野氏を告発した元神楽坂芸妓との行き違いが多少気になってはいるのだが、これ以上はやめておこう。 参議院選報道で笑えたのは、新潮のモノクログラビアである。早々に当選を決めた沖縄出身の今井絵理子氏が池上彰氏の選挙特番で、「選挙中、沖縄のことに触れなかった」と聞かれ、「12歳から東京に住んでいるので、沖縄の現状はよく知らない」と答え、失笑を買った。 その彼女の息子が「お母さんが当選しますように」と書いた絵馬を手渡したとき、「子どもが書いてくださった」と言ってまた失笑。新潮はキャプションを「お母さんがもっと勉強しますように」とつけた。見事である。 さて、永六輔さんが亡くなった。享年83。文春で、次女の麻里さんが「すごく粋で鯔背(いなせ)でカッコいい父でした」と語っている。 鯔背なんて久しぶりに聞いた。デジタル大辞泉によると「粋で、勇み肌で、さっぱりしているさま」。夢は鳶になることだった。 昔読んだ、永さんの『大往生』(岩波新書)を引っ張り出して読み返した。出版は1994年だから、私が48の時だ。その時はさして面白いとは思わなかったが、年齢が本に追いついたということだろう。こんな川柳がある。 「人生は紙おむつから紙おむつ」 民俗学者・宮本常一ゆずりの市井の人たちの言葉が胸に響く。 「俺は歳をとったという不安もあるよ、でも歳をとってないんじゃないかという不安もあるねェ」 わかるな、この気持ち。 「今はただ小便だけの道具かな」 名人三遊亭圓生の句である。老老介護の難しさを訴えたものも多い。 「天涯孤独っていう人がいるじゃない、あァいう人がうらやましいわ。呆けた両親を見ていると、老人とかかわらないで一生が終われるなんて最高よ!」 本の最後にある「私自身のための弔辞」で、自分のことを「マスコミの寄生虫」と自虐的に言いながらこう続ける。 「そんな寄生虫の永さんが、人間らしく過ごしたのはご家族に囲まれていた時だけではないでしょうか。旅暮らしの中で、一番好きな旅はと聞かれ、『我が家への帰り道』と答えた永さんです」 戦後のテレビを作った真の天才と呼ぶにふさわしい人だった。 永さんとも仕事をしたであろうザ・ピーナッツの双子の妹、伊藤ユミさんも亡くなってしまった。姉のエミさんはすでに亡い。『シャボン玉ホリデー』(日本テレビ系)の最後に歌う「スターダスト」「ウナ・セラ・ディ東京」もいいが、私は「大阪の女」が好きだ。 中学生の頃、吉永小百合とザ・ピーナッツ、どちらが好きかで友達と取っ組み合いのケンカをしたことも懐かしい思い出である。 お次は新潮。クルマの自動運転は夢物語ではなくなってきた。2014年に生産された新車約438万台のうち、自動ブレーキを搭載しているのはそのうちの41%、約180万台に上るという。車間距離を一定に保つACC機能も、高級車を中心に約12万台に備わっているそうだ。 だが、いくら自動運転とはいっても、事故は皆無ではない。警視庁は、昨年12月から約半年間に自動運転に起因する事故が2件起きていたことを明らかにした。 自動運転システムは4段階に分かれていて、レベル4になると完全自動運転となるが、レベル3までは運転手の操作が求められるため、事故を起こしたら責任はこうなるという。 「損害賠償責任はドライバーにあると考えています。日本国内を走行する車はレベル2止まりなので、自己の責任は免れません」(日本損害保険協会) レベル3でも、現行法に基づく損害賠償責任が適用される。運転している人間にまったくの過失がないということが証明されない限り、メーカー責任は問いにくいそうだ。 完全自動運転車が出たら、私も運転しようかな。運転免許はないが。 新潮と文春が、NHKの現役美人アナが高級愛人クラブに登録していたことを報じているが、両誌の書き方が違うのが興味深い。 新潮によると、高級デートクラブ「ユニバース倶楽部」は全国10カ所に支店がある。入会金は4つのクラスがあり、最上位のブラックだと30万円。紹介された女性と肉体関係を結ぶと、1回10万円が相場だという。 そこの札幌支店に登録した女性が、NHK某放送局(誌面では実名)のニュースに出演している「契約リポーター」によく似ているというのである。 彼女は新潮の直撃に「そうですね、これ私です。登録してました。1人と会ってすぐやめちゃったんですけど」と、すんなり認めたのだ。 彼女は、結婚相談所だと勘違いしていたというのだ。だが新潮は、そこの倶楽部で撮影された動画を東京で暮らす母親に見せに行き、NHKにも取材を入れる。 いくら女子アナ本人が「自分が世間知らずで、そのようなサイトに登録してしまったのは本当に迂闊だったし馬鹿だった。自業自得だから仕方ありませんよね」と言っても、これはやりすぎではないか? 文春は、デートクラブ名はナシ。NHKとは出ているが、某地方局まで。NHKに取材は入れている。本人にも直撃。 だが、両誌を読む限り、彼女は売春をしてカネをもらったとは言っていないし、そうした事実はないのではないか? だとしたら、NHKに取材を入れたのは行きすぎた取材行為だと思う。 彼女はたぶんNHKから契約を解除されるだろうから、これからどうするのだろう? これがきっかけで、AV女優になるケースだってあるかもしれない。 現代が、雨後の竹の子のように出てきている「あなたの保険を見直しませんか」という保険ショップのおかしさを2週続けてやっているが、これはいい企画だと思う。 現代の記者がいくつかのショップを訪れているが、どこも客の相談に親身になるそぶりをして、上の保険会社のものを勧めたり、手数料を多く取れる高額の保険を勧めたりと、信用ならないようだ。 生活マネー相談室の八ツ井慶子氏は、こうアドバイスする。 「顧客の要求を引き出すよりも、自分たちが売りたい商品に誘導しようとすることが第一になっている。彼らの給与の源泉は、販売した際に保険会社からもらえる手数料。以前にある担当者に話を聞いたら、『A社の保険のほうがいい商品だが、B社のほうが手数料が倍になるから、A社の保険は客に見せない』と言う人すらいました」 これでは、保険会社の歩合販売員のようなものだ。信用できるはずはない。 「消費税増税が先送りされたことで、今後は『医療費負担が5割に高騰するかもしれない』『高額医療費制度が続く保証はない』などと脅して、保険推奨するケースも増えるでしょう。注意が必要です」(ファイナンシャル・マネジメント代表の山本俊成氏) 消費者側がもっと賢くならないといけないということである。売る側は、あの手この手のだましのテクニックを使ってくるのだ。ご用心を。 先週から文春で、所属プロダクションを訴えると実名を出して告発している香西咲さんが、今週はスポンサーへの「性接待」、いわゆる枕営業の実態について明かしている。 所属事務所の社長・青木亮氏に、ある時こう告げられた。「T社のY会長がお前に会いたがっている。わかっているよな」。一度は断ったが、「断れば、今後お前のやりたい仕事はさせない」と宣告され、仕方なく西麻布のレストランでY氏と会う。 会食の後、Y氏は彼女を麻布十番のマンションに連れ込んだ。 「『お前のエロさを見せてくれ』と、部屋に入ってすぐY氏は大の字になってベッドに横たわり奉仕を要求しました。私はビールと精神安定剤を飲み、心を殺して従いました。その後、拒んでいるにもかかわらず、彼は避妊具もつけずに挿入してきました」(香西さん) その後から精神的に不安定になり、「衝動的に命を絶ちたくなることも……。このままでは夢を叶えるどころか廃人になってしまう」と、弁護士を立てて青木氏と縁を切ったという。 こうした悲惨な目に遭う女性がこれから出てこないように、香西さんともう一人の元AV女優は青木氏たちを告訴するという。法廷でどのようなやりとりが行われるのか、注目である。 ところで、「天皇が退位」するという報道が大きな話題になっている。NHKが7月13日にスクープした。これが本当なら、大スクープだろう。各社も後追いし、皇室典範の改正まで論議に上っているのだ。 しかし、宮内庁はすぐに「そのようなことはない」と否定したし、いくつかの新聞でも「天皇陛下ご自身は早期退位の希望を持っていない」と報じていることから、真偽のほどが取り沙汰されている。 天皇もお年だから、公務を控えたり、場合によってはどこかの時点で退位ということもあるのかもしれないが、参議院選直後ということもあり、「政治的なリーク」があったのではないかという見方も出てきているのだ。 AERAで、元外務省分析官の佐藤優氏はこう分析する。 「天皇制という国家の民主的統制の根幹にかかわる重要なテーマについて、情報源が明らかでない報道によって世論が誘導されてしまうことは、非常に問題が大きいと思います。このような問題は、宮内庁長官や内閣官房長官の会見できちっと表明されなければ動いてはいけない。しかし結果として皇室典範の改正に向けた動きは強まっていくでしょう」 ネットではこの報道が出た後、いろいろな意見が飛び交っているが、その中でも面白い見方をしている「リテラ」(7月14日)を紹介しよう。 「(中略)宮内庁関係者の間では、今回の『生前退位の意志』報道が、安倍政権の改憲の動きに対し、天皇が身を賭して抵抗の姿勢を示したのではないか、という見方が広がっている。というのも、生前退位こそが、今、安倍政権や日本会議が復活を目指している大日本帝国憲法の思想と真っ向から対立するものだからだ」 天皇の生前退位を改憲に結びつけようという、安倍政権のリークではないかという見方もある。これについては、天皇ご自身が自らの言葉で会見することが一番いいのであろう。 次はフライデーから。NHK朝の連ドラ『花子とアン』でブレークした吉高由里子の恋が止まらないそうだ。今度のお相手は「関ジャニ∞」大倉忠義(31)。彼の自宅に通い愛しているところをパチリ。 「大使館や豪邸が建ち並ぶ都内屈指の高級住宅街。6月下旬の深夜0時すぎ、この一角にある高層マンションに一台のタクシーが滑り込んだ。後部座席に腰かけていたのは、黒いニット帽にメガネで変装した吉高由里子(27)だ」(フライデー) ここは大倉の自宅だそうだ。この日だけではなく、何度も目撃されている。 「たとえば、7月上旬の正午すぎには、大倉のマンション敷地内にタクシーの『迎車』を呼んで舞台稽古に出かける吉高の姿が見られた。その日以降も、本誌はほぼ同じ時刻に彼のマンションから仕事場に向かう彼女を目撃している。つまり、吉高は大倉の家に帰宅し、そこから『出勤』する生活を送っているのだ」(同) このところ、ジャニーズ事務所の大物たちのスキャンダルが次々スクープされている。偶然なのか、なんらかの意図を持って情報を流している人間がいるのだろうか? よくあるのは、事務所側が2人の交際をやめさせたくて情報を流すケースだ。そう勘ぐりたくもなるが。 そういえば、事務所側とのゴタゴタで休業状態となっていた能年玲奈が、独立を機に名前を「のん」と変えて芸能活動再開すると文春、フライデーで発表した。いい名前かどうかわからないが、まだ若いんだから心機一転、頑張れよ。 さて、ハンカチ王子と騒がれた日ハムの斎藤佑樹(28)のウワサをとんと聞かなくなったが、今週の文春が「汚れたハンカチ『ポルシェ800万円』『高級マンション』おねだり」と巻頭でやっている。 斎藤はプロ入り5年で14勝。ライバル視された田中将大は、いまや大リーグヤンキースのエース格である。プロ入りして、これほど明暗が分かれた選手も珍しいのではないか。 その斎藤だが、私生活では出版社社長にたかって高級車やタワーマンション暮らしだというのである。 その出版社とは「週刊ベースボール」などを出しているベースボールマガジン社。ここは1946年に故池田恒雄氏が創業した。野球やプロレスなど多くの競技専門誌を出し、スポーツ誌王国を築いた老舗出版社である。 現在、そこの社長を務めるのは息子の哲雄氏で、斎藤にポルシェを提供した人物だそうだ。 「去年の春先に、社長と斎藤はポルシェ銀座店を訪れました。シートの仕様や色をカスタムしたそうです。夏に納車されると、斎藤の父親が受け取りに来ていました」(ベーマガ社の社員) 斎藤は、池田社長にこうねだったという。 「鎌ヶ谷の二軍練習場に通う車が欲しい。札幌には車があるけど、東京にはないから。池田さんなら、なんとかなるんじゃないですか」 斎藤が欲しがったのはポルシェSUVタイプの最高級車カイエンだったが、価格は2,000万円を超えるものもあるので、マカンになったそうだ。ベーマガ社の関連会社でリースして、斎藤に又貸ししているという。 1年目のオフには、池田社長が自宅として使っていた月島の高級タワーマンションに住まわせてもらっていたそうだ。 池田社長は文春の取材に対しておおむね認めているが、斎藤は商品価値があるから、社員たちも納得しているという。 だが、実はベーマガ社の経営は火の車だというのである。13年には経営悪化から30名超がリストラされ、今年1月には本社ビルを売却。貸しビルに移ったがそれでも経営は好転せず、今年1~5月期は1億円を超える赤字を出しているという。池田家の関係者はこう嘆いている。 「恥ずかしい限りですが、哲雄は本当のことをあまり言わないので、ポルシェのことは初耳ですが、斉藤君の人間性を疑いますよ。ベーマガは王(貞治)さんや長嶋(茂雄)さんにもお世話になりましたが、物をねだられたことはありません。初代の恒雄社長は『スポーツマン精神を忘れるな』とよくおっしゃっていました。社員をないがしろにして選手にそんなことをしてはいけません」 ポルシェを受け取りに出向いた斎藤の父親・寿孝氏は、こう話す。 「別にお金がなくてたかりに行ったわけではなくて、安易な気持ちだったんだろうと思います。ただ子供たちから羨望の目で見られている職業ですから、色々な面で誤解を受けるようなことがあれば舛添さんになってしまいますから。すみませんでした」 ハンカチ王子から球界の舛添か。今の斎藤の球速では、中継ぎでも押さえることは難しいだろう。高校野球の季節である。甲子園を沸かせたヒーローが、プロに入って鳴かず飛ばずになるケースはいくらでもある。大事なのは、そのつらい中で何を学び、次のステップにしていくかということであろう。斎藤には酷なようだが、そうした姿勢もうかがえないようだ。 さて、今週の第1位は文春と現代の大ゲンカ? 現代が「国民的大反響」と今週で7弾になる手術や薬の危険性に警鐘を鳴らす特集に、文春が「現代の医療記事はねつ造だ」とケンカを売ったのである。 ねつ造とまで言われては現代側も次の号あたりで反論するだろうが、文春の言い分はこうである。 「『週刊現代』がこうした大特集を続け、大きな反響があるのも、世の中に根強い医療不信があるからだろう。ただ、ずさんな取材に基づく記事では何も解決しない。実際に、読者や患者が最も知りたいことは、薬の副作用ばかりではなく、本当の正しい薬の『飲み方』と『やめ方』ではないか」 統合失調症に詳しいたかぎクリニック院長・高木俊介医師もこう話す。 「抗精神病薬に突然死などのリスクがあるのは事実です。しかし急に薬をやめると激しく再発することがあり、より悪化するケースもあります。(中略)副作用のリスクに警鐘を鳴らすのはよいのですが、薬をやめるリスクや、やめ方についても丁寧に書かないと、患者さんの人生を台無しにする恐れがあるのです」 取材された医師が、こんなこと話してはいないと怒っているケースもあるようだ。 ここでも何度か言っているが、危険だ危険だと言いっ放しでは、いたずらに患者を惑わせるだけになってしまわないか。 たとえば、今週の特集の中に「医師20人に聞きました『内視鏡・腹腔鏡手術』は本当に安全ですか」というのがある。 「なるべくやめたほうがいい」「やってはいけない」などの意見があるが、大学病院、民間病院、開業医とあるだけで、病院名はもちろん医者の名前もない。これでは読者を困惑させるだけにならないか。 編集部の意図に合うようにコメントを操作しているとは思わないが、「医療記事は、生命に関わるテーマで、データが正確か、科学的論拠に拠った適正な内容かといった点が非常に重要。医師をはじめとする専門家のチェックを経た上で記事を掲載すべき」(上智大学の田島泰彦教授)という考え方も参考にすべきだろう。 もちろん医者によって、それぞれ考え方が違うこともある。どうしたら記事のクレディビリティを担保できるのか、現代編集部は熟考すべきではないか? そうでないと、せっかく探し当てた宝の山が、同誌の信用を落とす結果になるやもしれない。 【巻末付録】 現代のグラビアから。巻頭は「週刊現代を飾った トップアスリートの肉体美を見よ!」。確かに、アスリートの中に美女が増えてきたことは間違いない。 後半は「沙綾 気高い裸身」。裸もいいが目線の力強さがいいね。袋とじは「吉田里深 トップグラビアアイドルの一糸まとわぬフルヌード」。スケベそうなのがいい。 「木嶋のりこ 新進女優のヘアヌード」。もうひとつの袋とじはまたまた「中島知子 さらに過激なヘアヌード」。豊満なカラダは迫力満点だが、見飽きた感じがする。失礼! 今週は恒例のSEX記事はない。それらしいのが「深層告白 私たちはなぜフーゾクで働くのか」だけ。 個人的には「102歳の珈琲職人に学ぶ」がよかった。銀座の「カフェ・ド・ランブル」のご主人の話だが、また行ってみたくなった。 (文=元木昌彦)「週刊文春」(7/21号、文藝春秋)
自公維3分の2超獲得も、改憲に高いハードル「参院選は、安倍時代の終わりの始まり?」
今週の注目記事・第1位 「二宮和也 フリーアナ・伊藤綾子と『厳戒態勢』交際」(「女性セブン」7/21号) 第2位 「人気AV女優〈香西咲〉実名告白『脅迫・洗脳・囲い込み地獄』」(「週刊文春」7/14号) 第3位 「答弁とだいぶ話が違う『黒岩祐治』神奈川県知事の危機」(「週刊新潮」7/14号) 第4位 「水曜日のカンパネラ コムアイ『秘密の同棲生活』直撃!」(「フライデー」7/22号) 第5位 「TBSラジオ夜の顔 荻上チキの“一夫二妻生活”<妻子の待つ自宅と愛人宅は徒歩1分!>」(「週刊文春」7/14号) 第6位 「高島礼子(51)“リアル極道”半世紀」(「週刊文春」7/14号) 第7位 「三菱東京UFJ『不適切融資』150億円と『銀座クラブたかり接待』」(「週刊文春」7/14号) 第8位 「白鵬 心情告白『私は相撲界の王監督になりたい』」(「週刊ポスト」7/22・29号) 第9位 「『私は日本人だ』を一顧だにしない『バングラ・テロ』<彼の地で汗をかいた法人7人の悲劇>」(「週刊新潮」7/14号) 第10位 「『憲法改正』への[最新]肉声『本当に3分の2取ったらどうするんだ』 麻生の煩悶。その時安倍は……」(「週刊ポスト」7/22・29号) 第11位 「上杉隆 都知事選出馬宣言」(「週刊ポスト」7/22・29号) 【巻末付録】ポストのSEX記事とグラビア拝見! 今週は週刊現代が選挙速報を入れるため、水曜日発売。ポストは、参院選など結果はわかっていると、度胸よく月曜発売である。このポストの判断は正しかったと思う。 そこで今週は、ポストのSEX記事とグラビアだけを検証する。 さて、私も知っているジャーナリストの上杉隆氏が、都知事選に出馬するとポストでぶち上げた。 彼は、先日亡くなった鳩山邦夫氏の秘書を5年務めた後、ニューヨーク・タイムズの取材記者を経てフリーになり、1969年には邦夫氏の都知事選出馬、前回の都知事選では、細川護煕氏の出馬を仕掛けたことはよく知られている。 今度は自ら立とうというのだが、その思惑と可能性はどうなのか? 週刊ポストセブンから引用してみよう。 「上杉氏の出馬準備は、一部関係者以外には極秘で進められてきた。本誌編集部は、数週間前から情報をキャッチし、本人とも接触を重ねてきた。上杉氏はその間、選対の準備やポスター用、法定ビラの作成、各方面への根回しなどに水面下で動き回っていた。 『もちろん、無所属で出る以上、厳しい戦いになるのは分かっている。しかし、都知事選は何があるか分かりませんから。幸い私は政治家の経験も立候補の経験もないので、政治団体も持っていません。国会議員や元知事やかつての候補者のように「政治とカネ」の問題が出てくる可能性は皆無です。私は、母親が出産里帰りをしたため生まれこそ福岡なんですけど、1歳になる前からはずっと東京なんです。それは東京出身と言っていいらしい(笑)。父親が腎臓病を患ってからは、都営アパートに住まわせてもらったり、東京都奨学金で高校を卒業したり、東京がなかったら、現在の私は絶対にいなかったんですよ。ジャーナリストになったとき、ニューヨーク・タイムズのボスらに、「ジャーナリズムで得たものはジャーナリズムで返せ」と教えられました。記者クラブ開放のために公益社団法人自由報道協会もつくって、多様性のある言論空間を作ってきた。そうしたことでもうジャーナリズムには十分お返ししたかなと。それで、今度は東京に恩返しをしたいと思ったんです』(上杉氏) そんな上杉氏が公約に掲げるのは、五輪組織委員会の白紙改編と、森喜朗会長の『名誉ある勇退』がひとつ。また、本来東京都に入るはずの税金が地方に支払われていることを憂慮し、その税金を都民のために使うという。具体的には、待機児童問題の解決等だ。上杉氏は『東京都を、必ず変える』と宣言し、政党の公認を得ることなくひとりで出馬する」 彼の公約は東京五輪の無駄遣いをやめて、当初案の4,500億円(現在は2兆円)に戻す。東京都が年間約3,200億円も地方に奪われている地方法人特別税を取り戻し、約7,000人いるといわれる待機児童をゼロにする。そして、横田基地の軍民共用化。 そのほかにもあるが、彼の考え方は「石原都政の2期目に戻る」ということのようである。 石原都政は掲げた理想と現実のギャップがありすぎて、私には目標とすべき都政とは思えないが、そうしたことの反省の上で都政をやろうというのなら、これまでの知事候補の中では政策、主張がはっきりしていてわかりやすい。 今回の都知事選は候補者が乱立気味だが、また一人異色の候補が名乗りを上げた。野党は誰を立てるのか? 民進党岡田克也代表の評価が地に堕ちている今、都知事選でも失敗すれば、民進党から民主党に戻したほうがいいのではないか? さて、参議院選が終わった。新聞各紙の読み通り「自民党大勝で公明党など『改憲勢力』を合わせれば、衆参両院で3分の2を占めた」。大メディアは、自分たちの予測が当たったことに満足なのだろうか? すぐに改憲へ動くのかどうかは後で触れるとして、まずは投票日当日の新聞朝刊の安倍自民党広告を見て、違和感を覚えた向きは多いことだろう。 選挙期間中は各党が新聞広告を載せていたから政治活動の一環として許されているのだろうが、投票日当日の朝の新聞に政党が広告を載せるというのは、私には記憶がない。私が見たのは朝日新聞だが、読売、毎日にも掲載されていたようだ。 「Yahoo!ニュース」(7月10日付)で、渡辺輝人弁護士がこう書いている。 「選挙投票日の当日に、政党が、自党の政策を宣伝する新聞広告を打つ目的は、選挙運動以外に何があるのでしょうか。このような常識的な理解から、選挙当日の政党広告はさすがに控えられてきたのです。常識的な理解を前提にすれば、今日の自民党の新聞広告は公職選挙法違反(法129条。選挙当日の選挙運動の禁止)に該当する可能性が高いはずです」 さらに続けて、 「自民党の今日の広告が許されるのなら、投票所の前で、各政党が、例えば消費税増税に反対する署名を集めたり、残業代ゼロ法案に反対するアピールを行うことも特に問題ないことになるはずです。安倍政権は、自ら、暗黙の了解を破ることで、選挙当日まで「事実上の選挙戦」(選挙の公示前にマスコミがよく使う表現ですね)が行われる途を開いてしまったように思われます。(中略)自民党が、『選挙の公正』も『金権選挙の防止』も目もくれず、自分だけはその規制をないもののようにする行為をやったのは卑怯・卑劣というほかないでしょう」 これを掲載した新聞社は、どうして断らなかったのだろうか? 少しでもカネが欲しいという卑しい根性が、理性的判断を狂わせてしまったのであろう。 確か7月8日のNHK『ニュースウオッチ9』だったと思うが、冒頭は東京都知事選挙の話で始まり、次は九州を襲った豪雨のニュースだった。 都知事選はいくら関心が高いといっても、ローカルな話である。この日は選挙戦最後の金曜日だから、参院選に時間を多く割くべきだと思うのだが、NHKの上のほうから、参院選にはなるべく触れるなという指示があったのだろうか? 今回の選挙で勝つために安倍は、改憲を争点にしないために憲法のケの字も言わない、有権者の関心が高くなって投票率が上がっては困るから党首討論には出ない、ひたすら消費税を延期したことと、アベノミクスの力強い前進というバカのひとつ覚えでいくと戦略を練っていたに違いない。 その一環として、NHKにはなんらかの指示をしていたのではないかと勘ぐりたくもなる。 この形振り構わない安倍自民党に、野党、特に民進党のふがいなさが有権者に「自民党は嫌だけど仕方ない」という投票行動を取らせたことは間違いない。 投票前には、安倍の経済政策を見直すべきだという世論が55%だと朝日は報じていた。原発再稼働や安保法制に対し、批判的な声は多数だったに違いない。憲法改悪についても、「9条を変えるなら反対」という世論が過半数を大きく超えていたはずである。 だが、こうしたまっとうな声は、メディアの沈黙と安倍自民党の宣伝の巧みさと安倍の改憲隠しが功を奏して、大きなうねりにはならなかった。240万人といわれる18、19歳の新有権者たちも、笛吹けど踊らずであった。 メディアで話題になっていた、明治憲法に戻せと主張する「日本会議」というウルトラ保守集団と安倍首相との関係は、保守化する若者たちにはかえって魅力的に映ったのかもしれない。 「18・19歳の若者たちの半数が自公に投票した」(朝日新聞7月11日付)そうである。公明党支持者は創価学会信者が多いから致し方ないが、自民党に若者の半数が投票したというのは驚き&ガックリである。 推測するに、保守化した若者たちのほうが選挙に関心が高く、政治になんら興味のない連中の多くは天気のよさに誘われて、海や山へ行ってしまったのであろう。 参議院で改憲勢力が3分の2を占めれば憲法改正発議ができるという戦後最大の選挙戦であるはずが、フタを開ければ投票率54.70%で、戦後4番目の低さであった。単純計算して、全有権者の3割弱程度しか自民党を支持していないのに、圧倒的な勝利を収めてしまったのである。 私は改憲については、実はそう心配してはいない。いくら与党ボケしてなまくらになっているとはいえ、公明党の支持母体は創価学会である。学会の建前は平和であるから、改憲で戦争のできる国への全面転換は受け入れられるはずがない。 私の安易な思い入れだけではないことは、選挙中の山口公明党代表の変節でわかる。 選挙の第一声は「憲法改正についてもしっかり国会で議論を深め、国民の皆さまの理解を得られるように」とやや前向きな発言だったが、選挙途中で山口氏は「9条を含め、今の憲法は守っていくべきものだ。改正は否定しないが、自民党とアプローチが違う」と発言を修正している。 推測するに、創価学会側からなんらかも注文があったに違いない。 ポストで、改憲勢力で3分の2以上取ったとしても、改憲までにはさまざまなハードルがあり、難しいのではないかとジャーナリストの山口敬之氏が書いている。 それによると、参院選中盤、自公候補たちの善戦を伝えるデータを前に、麻生副総理は与党関係者に対してこう述べたという。 「もし3分の2取っちゃったらどうするんだよ」 「麻生が危惧していたのは、二つの準備不足だ。一つは、憲法改正という国の根幹に関わるテーマであれば明確に選挙の争点に設定した上で、国民の信を問うべきだという『選挙前の準備』。そしてもう一つは、3分の2獲得後に憲法改正論議をどう進めていくのかという、公明党との『与党内調整』だ。(中略)憲法のどの部分に何を書き加えていくのか、具体的な内容は示されておらず、自民党との協議も全く進んでいない」(山口氏) 今回、憲法改正を前面に出さないというのは、安倍の強い意志だったという。初当選以来、一貫して憲法改正の必要性を訴えてきた安倍はなぜ、今回の参院選では憲法改正の議論を封印したのだろう? 「そこには、憲法改正が現実味を帯びるにつれて安倍の前に立ちはだかる、『保守層の不一致』と『国民投票』という二つの壁があった」(同) その上、その保守層の多くは衆参で3分の2を握ったあかつきには、安倍が直ちに憲法改正に向けた動きを加速させるものと期待している。戦後70年待たされた末にやってきた、千載一遇のチャンスだからだ。 先に触れた日本会議のように、明治憲法に戻せという極端な超保守集団もいる。 第二次安倍政権が、特定秘密保護法、原発再稼働、安全保障法制といった難しい課題を次々と突破できた原動力は、安倍が「サイレント・マジョリティ」と呼ぶ「非リベラル層」によるところが大きいが、一口に改憲勢力といっても、その内容から方法論に至るまで千差万別、百家争鳴である。 「安倍がここまで徹底的に憲法改正論議を封印したのは、今回の参院選が初めてといっていいのである。3分の2という遠かったはずの目標が目の前まで来た安倍にとって、憲法改正はもはや、リベラル護憲派との戦いではなくなりつつある。いわゆる『改憲勢力』内部の不統一にこそ、最も深刻なリスクが内在している。さらに、衆参両院で憲法改正の発議を勝ち得た先には、国民投票という最後の難関が控えている。安倍は消費税先送りと衆議院解散の是非を巡って麻生と対峙した5月30日、こう漏らしたという『憲法改正はもちろん悲願だが、どう実現できるか、心が揺れないと言ったら嘘になる』。もし安倍が憲法改正に向けて逡巡したり、決断を先送りしたりすれば、今度は『非リベラル層』の中の『保守層』が黙っていない。安倍を強く支持してきたコア層の失望は、政権の求心力を大きく毀損するだろう」(同) これが、安倍首相の最大のジレンマである。憲法改正を発議できたとしても、国民投票になれば国論を二分することになる。そうなれば、英国のEU離脱のように、投票後にさまざまな恨みが残り、憲法改正どころか自分が総理の座から降りざるを得なくなるかもしれない。 この参議院選は、安倍時代の終わりの始まりなのだ。喜びも束の間、安倍には残りの任期が一番キツイ時期になることは間違いない。 ところで、池上彰氏がやったテレ東の選挙特番は私も見たが、聞きにくいことをズバリ聞いたかどうかは別にしても、なかなか面白く見せた番組ではあった。 だが、見ていて湧いてきたのは、この程度の番組がなぜ選挙前、選挙中にできなかったのかという疑問だった。 結果が出てしまえば、安倍首相だって多少厳しい質問にも笑顔で答えられる。安倍首相を支える日本会議や公明党の支持母体・創価学会の池田名誉会長の体調についても、もっと突っ込み方はあったはずだが、この程度で「池上はすごい」という評価があるのだから、いかに今のメディアにいる人間たちがダメなのかを浮き彫りにしたのである。 こうしたマルチな才能を持った池上氏や佐藤優氏を無条件で持ち上げてしまう今の日本の風潮こそ、日本の危機を象徴しているように思えてならない。 バングラデシュの首都・ダッカのレストランで7月1日、日本人7名を含む20人がテロリスト7人によって殺された事件は日本人を打ちのめした。 「犯人たちは、人質に一人ずつコーランの一説を唱えさせ、できなかった人々を躊躇なく次々と殺していきました」(現地特派員=文春) 唯一救出された一人を加え、いずれも開発コンサルタントで、6月上旬から国際協力機構(JICA)の交通プロジェクトのためダッカに滞在中だった。 事件発生後、店内から「私は日本人だ。撃たないでくれ」と叫ぶ声が聞こえたが「その懇願が聞き入れられることはなかった」(文春)。この言葉が、ネットを中心にあれこれ言われている。私は「自分だけ助かりたかった」とか「日本人だと言って助かるわけはないのに」という無責任な言質に耳を貸すつもりはない。 バングラデシュは、昔から親日的な国だといわれてきた。きっとその言葉を発した人は、かの国で彼らの優しさ温かさに触れ、これほどよくしてくれる人がなぜ? という思いが口を衝いて出たのではないか。 新潮で、現場近くのグルシャン警察署のジャキール副所長が、「彼ら(テロリスト)を決して許しはしない。ただ、その中で日本人が7名も犠牲になってしまったことは、我々にとって、非常に恥だと思っている」と語っている。 報道によると、テロリストたちはかなり裕福な家庭の出で、高等教育を受けた人間だったという。 新潮は、テロリストたちは20~30分程度で殺戮を終え、治安部隊が突入するまで店内でこのように過ごしていたと報じている。 「1日から2日に日付が変わる頃、テロリストはシェフにエビと魚で料理をつくって欲しいと頼んだ。シェフや従業員は彼らと一緒に食事をした。彼らは、朝になれば殉教者になれる。ジハードを実行したので天国に行ける、と話していた。治安部隊が店に突入した際、彼らは死ぬ覚悟が出来ていたので撃ち返さなかった」(インド人ジャーナリストのシャイク・ラーマン氏) テロリストたちのバックにIS(イスラム国)がいたのかどうか定かではないが、テロリストたちはかなりの訓練と覚悟を持った人間たちだったようだ。 どうしたら、海外にいる日本人を守ることができるのか? 安倍首相は口先ばかりでなく、具体策を示すべきである。テロは、武力だけで制圧することはできない。こうしている間にも、次の日本人が標的になっているかもしれないのだ。 第8位は、横綱白鵬のインタビュー。これがなかなか面白い。 白鵬は、大リーグへ行ったイチローと自分を比べて見せる。イチローがピート・ローズの記録を抜いたのに批判されたことだ。 「イチローさんは傷ついたと思う。私はイチローさんの気持ちがわかる。なぜなら、私も同じ立場にいるからです。大鵬関の優勝記録を超えたにもかかわらず、私の記録は『認められない』という人もいました。相撲は勝負の世界でありながら、伝統文化の側面もあり、ただ勝てばいいわけではない。外国人に対する風当たりが強くなることがあり、時にバッシングに変わることもある」 また、運というものにはこういう面があるという。 「この運には国籍は関係ないと思います。日本人でも外国人でも努力した人には平等に掴む権利がある。『運』という字は軍隊の『軍』に『走る』と書くわけです。つまり軍隊のように戦わなければ運はやってこない。ですから、まだ達成していない記録があるうちは、私は戦い続ける覚悟を決めています。今年31歳になり、あと何年相撲を取れるかわからないけど、20年の東京五輪までは現役を務めていたいと強く思っています」 白鵬の父親は、64年の東京五輪にレスリングのモンゴル代表として出場している。白鵬も父と同じように、東京五輪出場が大きなモチベーションとなっているようだ。 「父とは違い、選手としてではなく、日本の伝統文化を世界に伝える立場で出たいのです。98年の長野五輪で披露された力士たちの土俵入りは感動しました。特に曙関の横綱土俵入りが、幼い私の目に強烈に焼き付いています。私も東京五輪で、同じように土俵入りを果たしたい。そのためにはあと4年間、戦い続けないといけません。けれども、力士の体は永遠ではないので、いつか引退の日がやってきます。私も将来を考えることがあります。一代年寄は過去の例では20回以上優勝した力士に与えられていますが、37回優勝してる私に、まだそういうお話はないようです。お話がないということは、まだ認めてもらえていないということ。いつかいただきたい思いはあります」 現在、年寄取得資格者は日本国籍を有するものに限られているのだ。 「王貞治監督は、06年のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で、代表監督として日本を世界一に導いた(王監督は台湾国籍)。日本国籍を有してなくても、帰化しなくても日本を代表する指導者になれる。私も王監督のようになるには、結果で認めてもらうしかありません。(中略)これだけ多くの外国人力士が日本にやってきて、相撲界を牽引しているという事実があります。今の相撲界の制度では、外国人力士は入門できるが、その後、(親方などとして相撲協会に)残ることが難しい。また、外国人力士は原則、1部屋につき1人しか所属できないので、日本以外の戸籍を持つ若者が『力士になりたい』と希望しても、誰かが引退しない限り、入門できないという実態もあるんです。今後、規制が緩和されたり、整備されることがあれば、すべての力士たちが、『俺たちは相撲でメシを食っていくんだ!』と思えるし、そうなれば、もっと勝負が熱くなるはずです。そういうことが、広い意味での『土俵の充実』につながるんじゃないかと、私は思っているのです」 白鵬はモンゴルに誇りを持っている。もともとモンゴル相撲から始まったといわれる相撲だから、モンゴル籍の親方がいてもいいと、私は思う。相撲協会も頑なにならず、早くそうしてあげるべきだと思うが。 文春の巻頭は、三菱UFJ銀行が150億円の「不適切融資」と、行員たちがその会社にたかり、「銀座のクラブなどの接待」を受けていたと報じている。 この経緯をわかりやすく説明するのは、私には任が重い。大ざっぱにいうと、船舶を保有するラムス社にUFJは融資を続けてきた。14年10月には、現在頭取になった小山田隆副頭取が、ラムス社のシャルマン社長と融資契約の調印式に臨んでいた。 両者の関係は良好に見えたが、昨年10月に暗転する。UFJ側が「傭船契約が偽造されていた」として会社更生法適用申請が出され、負債総額1,400億円という破綻劇になってしまったのである。 シャルマン社長は文春に対して、UFJの連中が高級寿司屋や銀座のクラブで飲み食いしていたことや、傭船契約は「すべて三菱の行員に言われるがまま提出したものです」と、偽造そのものがUFJ側の提案だったと話している。 また06年頃、まださしたる資産を持たないラムス社に対して、「150億円を融資するから自由に使ってくれ」と、特別な書類を提出したわけでもないのに、カネを振り込んできたと話す。 当然、両者の言い分は食い違うのだが、三菱UFJ側は、今日、こういう対応を取ったとasahi.comが伝えている。 「三菱東京UFJ銀行の複数の行員が、昨年暮れに経営破綻(はたん)した融資先企業から過剰な接待を受けていたことがわかった。7日発売の週刊文春が報じた。同行は社内規定に違反していたことを認め、接待を受けていた行員を処分する方向で検討している。(中略)同行の社内調査で、幹部を含む複数の融資担当者が飲食店や高級クラブなどで頻繁に接待されていたことがわかった。更生手続きの進捗(しんちょく)などをみながら処分を検討するという。同行広報は『社内規定に照らし、ルール違反があったのは事実。適正に対処したい』とコメントした」 接待の件だけではなく、「不適切融資」や「傭船契約書偽造疑惑」についても社内調査をして、白黒はっきりさせるべきである。 さて、夫の覚せい剤所持でメディア対応した高島礼子の評判がいい。気丈に振る舞い、自ら尿検査を受けて潔白を証明して見せるなど、映画『極道の妻たち』を地でいく肝の据わりっぷりが、視聴者だけでなく記者たちをもうならせているのである。 そんな土性っ骨は、どうしてできたのか? 文春によると、彼女の父親は大学で英語などを教える厳格な教育者だったが、高島は県立高校時代、母親に買ってもらったバイクで夜中走り回るほどのバイク好きだったという。 高校卒業後に日産の子会社に入り、総務部総務課で保険業務を担当していたというから意外である。 週末は女性だけで原付に乗って箱根を爆走したり、当時は芸能界に進む気は毛頭なく、「夢はレーサー。でもタクシーかトラックの運転手になれればいい」と言っていたそうだ。 だが、クルマを乗りつぶして金欠になり、レースクィーンの一般公募を受けてみた。23歳という遅咲きながら、彼女の美貌は瞬く間に周囲の耳目を集めて、88年には「とらばーゆ」のCMに抜擢。そのCMが俳優・松平健の目にとまり、東映京都撮影所に招かれた。 だが、松平にも媚びを売らず、ようやく『極道の妻たち』のヒロインに抜擢されたのは99年のこと。 「当時、高島君の起用は東映社内でも大きな賭でした。でも、蓋を開けたら大ヒット。当時の岡田茂会長は『この子はスターになる』と手放しで喜んだ」(同シリーズを手がけた関本郁夫監督) 彼女には、18歳から交際していた地元の先輩がいたという。だが、お互いのタイミングが合わず、成就しなかった。 20代後半には、現在服役中の元タレント・羽賀研二と深い仲になっていたという。そして96、7年に高知と出会い、99年に結婚するのだ。 女優としても恋愛関係も、決して順調ではなかったようだ。そうした人生が彼女を磨き、今回のような見事な対応を取ることができたのかもしれない。これからの高島の演技が楽しみだ。 荻上チキ氏(34)は、平成を代表する若手の論客らしい。彼が出ているTBSのラジオ番組『荻上チキ・Session-22』はギャラクシー賞ラジオ部門でDJパーソナリティ賞を受賞したそうだが、その理由は「知的な話術がリスナーの考える力を刺激する」というものだった。 文春によれば、彼が経済学者・飯田泰之氏らと立ち上げたニュースサイト「シノドス」が定期的に開いていた勉強会に来ていた女性と深い仲になってしまったというのだ。 彼には大学時代に知り合った妻と2人の子どもがいるが、これだけなら知的な男に惚れた女の物語として、文春が追いかけることもなかったのだろう。 だが荻上氏、その女性にのめり込み、奥さんに「離婚してくれ」と口にするようになったという。 何度か件の女性と別れたりくっついたりを繰り返すうちに、両方と別れることができずに、ついに今年3月から「一夫二妻生活」を送り始めたというのである。 彼女は20代で、出版社に務めている。文春が電話インタビューして、不倫と呼ぶ関係だと思うがと尋ねると、こんな答えが返ってきた。 「世間一般が、私たちの関係をどのように受け止めるのかは、私たちで決められることではないです。ただ奥様が傷ついたことは、私の口から『事実でない』とは言えません」 やりとりを読む限り、私のような軟弱で無知な人間とはとてもお付き合いしていただけない、難解な女性と見た。 だが荻上氏に聞くと、奥さんとは離婚協議を進めていたが、子どもと離れるのが難しいため、彼女とは別れ、関係修復を目指しているという。 「自分の未熟な行動で、妻子および相手の女性を深く傷つけたこと、申し訳なく思っています」(荻上氏) これって、不倫をした男がいう常套句だが、恋に落ちれば知者も愚者も同じだということですな。 お次は、「水曜日のカンパネラ」コムアイ(23)が同棲生活を送っているというフライデーの記事。なんのこっちゃと思われる方が多いと思う。私もそうだった。 フライデーによれば、12年から活動を開始し、いま注目を浴びている音楽ユニットのボーカルだそうだ。ちなみにカンパネラは、イタリア語で「鐘」を意味する。 「ラップがクセになる『桃太郎』は、YouTubeで900万回以上の再生を記録している」(フライデー) 私も聴いてみた。なかなかカネがかかったミュージックビデオで、昔話をラップにしてコムアイが魅力たっぷりに歌っている。いいよ! 慶應大学の環境情報学部を卒業した才媛だが、なかなか個性的な女性らしい。同棲相手は30代のクリエイターのようだ。 フライデーが直撃すると、その答えっぷりが堂々としていて、またいい。フライデーに撮られるのは、NHK『紅白歌合戦』に出てからだと思っていた。この人の恋愛事情はどうなっているんだろうと謎にしておきたかったと言いながら、その彼氏と食事をするから一緒に来ないかと記者氏を誘うのである。 行ったところが大衆中華屋というのも泣かせる。結婚するかどうかはわからないらしいが、このコムアイはナイスキャラで売れると思うな。 今度は新潮が、黒岩祐治神奈川県知事が舛添要一前東京都知事と同じようなことをしていると追及している。 舛添氏が東京から毎週末に神奈川県・湯河原の別荘へ公用車を使って帰っていたのと同じように、黒岩氏も県知事公舎に住みながら、公用車を使ったりして県外の東京・広尾にある「広尾ガーデンフォレスト」という高級マンションの自宅に週末になると帰っているというのである。 いっそ、週末は都知事と県知事を交代したらよかったのにと思う。この黒岩氏、フジテレビ出身の元名物キャスターで、今回の舛添氏の公用車使用に関しても、「(公用車の)行く先がどこでもいいと言ってしまえば、市民感情としてどうかな、というふうになりますから、その辺りは、やはり配慮しないといけないのではないかと思います」と定例会見で話しているのである。 それに加えて、災害時の対応は、公舎にいるから30分以内で登庁できると胸を張っていたのだ。 新潮の追及に、黒岩氏はこう答える。公用車で広尾に帰るのは公務を終えてからか、翌日に都内で公務があるときだけ。危機管理体制は出来上がっているから大丈夫。広尾はそんなに遠くないから、いざというときを想定して同じ距離を駆けてみたが、2時間を切った。 万一の場合は、駆けて登庁するつもりのようだ。舛添氏もそうだが、大都市の知事というのがこの程度の頭しか持っていないとは、困ったものである。 それにしても黒岩氏、億ションといい個人事務所を持っていることといい、よほどおカネがあるようだが、そこのところを調べたら面白いのではないか、新潮さん。 今週の文春には読み応えのある特集が多いが、人気AV女優の香西咲の実名告白が面白いい。このところ、タレントとして勧誘したと思わせてAVに出演強要させる悪徳プロダクションの実態が明るみに出て社会問題化しているが、実名・顔出しの彼女の話は微に入り細を穿ち、この業界の悪辣さを浮かび上がらせる。 香西氏が「マークス(後にマークスインベストメントと社名変更)」の社長・青木亮氏(40)と出会ったのは2010年だという。青木氏は当時、六本木ヒルズに拠点を構え、投資会社という触れ込みだったそうだ。 「面会した青木は、『俺なら君を売り出すのに、まずはストーリー仕立てのイメージDVD三本セットを発売して、芸能活動のフックにする』と持論を展開しました。肌の露出は『背中が見える程度』だと」(香西氏) だが、それから彼女をAVに出演させるべく追い込んでいく「洗脳」が8カ月も続くのである。週1回の面談と自分の未来設計をノートに書き込ませるなど、私が見ても念の入った洗脳の仕方である。 一人の魅力ある女性をAVに出せば、どれほど儲かるのかが透けて見える。相談係の女性をつけたり、マネジャーも何人かいた。そうして彼氏や家族から切り離され、彼女の周りは青木氏の関係者ばかりになってしまう。 その上、占い師まで動員して洗脳した。そうして、最初のAVに出演するときには「“思考停止”状態になっていました」(同)。 約3年の間に30数本のAVに出演し、ようやく独立を果たすのだ。 「私は、AV業界そのものを否定するつもりはありません。知っていただきたいのは、一部には悪質なプロダクションが存在すること。そして、私たちのように何本もAV作品を出し続けた女優たちの中にも、実は苦しみ、のたうち回っている人間がいるんです。なぜ辞めなかったんだと思われるかもしれません。ですが、抜けるに抜けられない状況に追い込まれ、搾取され続ける絶望感は、体験した者にしか分からない。青木の支配下に置かれていた頃、私にとってAV撮影は、自傷行為そのものでした」(同) 青木氏は文春の取材に答えて「出演するよう脅迫したことはない、AVであることを隠したつもりもない」と話している。 香西氏ともう一人の女性は、青木氏を相手取って訴訟の準備に入っているという。彼女の勇気ある告発は次号も続く。 これはまっとうな芸能プロダクションの話だが、ベッキーが不倫騒動を起こしたため、サンミュージックの夏のボーナスがゼロになったと新潮が報じている。ベッキーには、いまだに定期的な大きな仕事のオファーは来ていないようだ。 このところ、女性セブンがすごい。今週も大スクープだが、ワイドショーはどこもやらなかったのではないか。 あの「嵐」の二宮和也とフリーアナ・伊藤綾子とが「厳戒態勢」交際中であるというのだ。これが今週の第1位。 「ふたりの逢瀬は、いつもマンションの部屋の中だ。東京都心にそびえる超高級タワーマンション。多数の監視カメラ、オートロックはもちろん、警備員やコンシェルジュが24時間常駐で、セキュリティーは万全。住民のプライバシーは守られ、多くの芸能人が住んでいる。その最上階近くの一室に、嵐・二宮和也(33歳)が暮らしている。部屋の広さは、ゆうに100平方メートルを超える。彼にとってリラックスできる空間は何事にも代えがたい。二宮は、オフの時間があってもほとんど外出はしない“引きこもり”。家にこもってテレビゲームをしたり、マンガを読んだり、ギターで曲を作ったり。過去にテレビ番組で、『外食は年に2回だけ』と明かしたこともあった。そんな生活を送る二宮のそばに、最近、1人の女性の姿がある。彼女は、夕方のニュース番組『news every.』(日本テレビ系)で、『カルチャー&スポーツ』などを担当する伊藤綾子アナ(35歳)だ」(NEWS ポストセブン7月7日より) 6月のある週末、二宮が朝早く東京ドームに向かった日の夕方、「マンションの裏口から出てきたのは、ブルーのTシャツ、ジーパン、白スニーカーというラフな格好の伊藤アナだった。小さな斜めかけバッグを肩からかけている。時折、左右を見渡したり、後ろを振り返ったりと周囲を気にしながら、近所にある高級スーパーへ。店内では手慣れた様子で食材を選ぶと、マンションに帰っていった」(同)という。 仕事帰りに二宮のマンションへ向かって、買い物を済ませるとまた部屋に戻る。そんな伊藤アナの姿が連日、目撃されているという。 2人の出会いは2012年8月。その年の『24時間テレビ』(日本テレビ系)の総合司会を務める二宮が、番組の宣伝のために『news every.』に出演したときだそうだ。 2人はお互いのマンションを行き来し、外では絶対会わないという。 彼女は、すでに自分の家族に二宮を紹介したと関係者が話している。周囲にも結婚式の司会は誰にしようかなといっているというから2人は本気のようだが、「ジャニーズ事務所」が許すか、そこが大きなハードルかもしれない。 【巻末付録】 今週は現代が休みだから、ポストのSEX特集とグラビアを紹介する。グラビアの巻頭は「きれいな夏のお嬢さん 葉加瀬マイ 遠雷」。相当凝っているが残念ながらヘアはない。 次は「ご一緒に吟行ロマンしませんか その指の砂になりたし 響子さーーん」。私にもわかりやすいのを紹介しよう。「抱き合うや肌に刺さりし焼けた砂」。 「雷鳴や枕ますます沈黙す」。これはよくわからない。 後半のグラビアは「圧倒的な美脚と笑顔の70年~80年代アイドル秘蔵カット」。相本久美子である。カワユイ! 袋とじは、新シリーズ「マンゲ袋とじ」で「ヌード万華鏡官能絵巻 高橋しょう子」。「妻の名は塔子 私の知らない女」。「私は妄想を遊ばせて怖くなる 私の知らない女が今私の下にいる」。こんなカミさんがいたらさぞかしいいだろうな。 これがいい! 「自ら撮影した秘蔵写真 本邦初公開 柏原芳恵 甘美なボディー」。これまで私が見た柏原の写真中では一番いい。 まだある。袋とじ「昭和の名作ドラマ&映画ヒロインヌード」。関根恵子や高橋洋子、島田陽子などおなじみのヌードたち。 「死ぬまでSEX」は「20人が顔出し赤裸々告白 美熟女夏祭り」。小見出しを紹介しよう。 「海、プール、川、滝、温泉……女はなぜか水辺でしたくなる」「薄着で挑発! 野外で交合! うだる暑さが女たちを淫らにする」。読んでいるだけで暑苦しくなるが、興味のある方は買ってお読みください。 (文=元木昌彦)「女性セブン」(7/21号、小学館)
自公維3分の2超獲得も、改憲に高いハードル「参院選は、安倍時代の終わりの始まり?」
今週の注目記事・第1位 「二宮和也 フリーアナ・伊藤綾子と『厳戒態勢』交際」(「女性セブン」7/21号) 第2位 「人気AV女優〈香西咲〉実名告白『脅迫・洗脳・囲い込み地獄』」(「週刊文春」7/14号) 第3位 「答弁とだいぶ話が違う『黒岩祐治』神奈川県知事の危機」(「週刊新潮」7/14号) 第4位 「水曜日のカンパネラ コムアイ『秘密の同棲生活』直撃!」(「フライデー」7/22号) 第5位 「TBSラジオ夜の顔 荻上チキの“一夫二妻生活”<妻子の待つ自宅と愛人宅は徒歩1分!>」(「週刊文春」7/14号) 第6位 「高島礼子(51)“リアル極道”半世紀」(「週刊文春」7/14号) 第7位 「三菱東京UFJ『不適切融資』150億円と『銀座クラブたかり接待』」(「週刊文春」7/14号) 第8位 「白鵬 心情告白『私は相撲界の王監督になりたい』」(「週刊ポスト」7/22・29号) 第9位 「『私は日本人だ』を一顧だにしない『バングラ・テロ』<彼の地で汗をかいた法人7人の悲劇>」(「週刊新潮」7/14号) 第10位 「『憲法改正』への[最新]肉声『本当に3分の2取ったらどうするんだ』 麻生の煩悶。その時安倍は……」(「週刊ポスト」7/22・29号) 第11位 「上杉隆 都知事選出馬宣言」(「週刊ポスト」7/22・29号) 【巻末付録】ポストのSEX記事とグラビア拝見! 今週は週刊現代が選挙速報を入れるため、水曜日発売。ポストは、参院選など結果はわかっていると、度胸よく月曜発売である。このポストの判断は正しかったと思う。 そこで今週は、ポストのSEX記事とグラビアだけを検証する。 さて、私も知っているジャーナリストの上杉隆氏が、都知事選に出馬するとポストでぶち上げた。 彼は、先日亡くなった鳩山邦夫氏の秘書を5年務めた後、ニューヨーク・タイムズの取材記者を経てフリーになり、1969年には邦夫氏の都知事選出馬、前回の都知事選では、細川護煕氏の出馬を仕掛けたことはよく知られている。 今度は自ら立とうというのだが、その思惑と可能性はどうなのか? 週刊ポストセブンから引用してみよう。 「上杉氏の出馬準備は、一部関係者以外には極秘で進められてきた。本誌編集部は、数週間前から情報をキャッチし、本人とも接触を重ねてきた。上杉氏はその間、選対の準備やポスター用、法定ビラの作成、各方面への根回しなどに水面下で動き回っていた。 『もちろん、無所属で出る以上、厳しい戦いになるのは分かっている。しかし、都知事選は何があるか分かりませんから。幸い私は政治家の経験も立候補の経験もないので、政治団体も持っていません。国会議員や元知事やかつての候補者のように「政治とカネ」の問題が出てくる可能性は皆無です。私は、母親が出産里帰りをしたため生まれこそ福岡なんですけど、1歳になる前からはずっと東京なんです。それは東京出身と言っていいらしい(笑)。父親が腎臓病を患ってからは、都営アパートに住まわせてもらったり、東京都奨学金で高校を卒業したり、東京がなかったら、現在の私は絶対にいなかったんですよ。ジャーナリストになったとき、ニューヨーク・タイムズのボスらに、「ジャーナリズムで得たものはジャーナリズムで返せ」と教えられました。記者クラブ開放のために公益社団法人自由報道協会もつくって、多様性のある言論空間を作ってきた。そうしたことでもうジャーナリズムには十分お返ししたかなと。それで、今度は東京に恩返しをしたいと思ったんです』(上杉氏) そんな上杉氏が公約に掲げるのは、五輪組織委員会の白紙改編と、森喜朗会長の『名誉ある勇退』がひとつ。また、本来東京都に入るはずの税金が地方に支払われていることを憂慮し、その税金を都民のために使うという。具体的には、待機児童問題の解決等だ。上杉氏は『東京都を、必ず変える』と宣言し、政党の公認を得ることなくひとりで出馬する」 彼の公約は東京五輪の無駄遣いをやめて、当初案の4,500億円(現在は2兆円)に戻す。東京都が年間約3,200億円も地方に奪われている地方法人特別税を取り戻し、約7,000人いるといわれる待機児童をゼロにする。そして、横田基地の軍民共用化。 そのほかにもあるが、彼の考え方は「石原都政の2期目に戻る」ということのようである。 石原都政は掲げた理想と現実のギャップがありすぎて、私には目標とすべき都政とは思えないが、そうしたことの反省の上で都政をやろうというのなら、これまでの知事候補の中では政策、主張がはっきりしていてわかりやすい。 今回の都知事選は候補者が乱立気味だが、また一人異色の候補が名乗りを上げた。野党は誰を立てるのか? 民進党岡田克也代表の評価が地に堕ちている今、都知事選でも失敗すれば、民進党から民主党に戻したほうがいいのではないか? さて、参議院選が終わった。新聞各紙の読み通り「自民党大勝で公明党など『改憲勢力』を合わせれば、衆参両院で3分の2を占めた」。大メディアは、自分たちの予測が当たったことに満足なのだろうか? すぐに改憲へ動くのかどうかは後で触れるとして、まずは投票日当日の新聞朝刊の安倍自民党広告を見て、違和感を覚えた向きは多いことだろう。 選挙期間中は各党が新聞広告を載せていたから政治活動の一環として許されているのだろうが、投票日当日の朝の新聞に政党が広告を載せるというのは、私には記憶がない。私が見たのは朝日新聞だが、読売、毎日にも掲載されていたようだ。 「Yahoo!ニュース」(7月10日付)で、渡辺輝人弁護士がこう書いている。 「選挙投票日の当日に、政党が、自党の政策を宣伝する新聞広告を打つ目的は、選挙運動以外に何があるのでしょうか。このような常識的な理解から、選挙当日の政党広告はさすがに控えられてきたのです。常識的な理解を前提にすれば、今日の自民党の新聞広告は公職選挙法違反(法129条。選挙当日の選挙運動の禁止)に該当する可能性が高いはずです」 さらに続けて、 「自民党の今日の広告が許されるのなら、投票所の前で、各政党が、例えば消費税増税に反対する署名を集めたり、残業代ゼロ法案に反対するアピールを行うことも特に問題ないことになるはずです。安倍政権は、自ら、暗黙の了解を破ることで、選挙当日まで「事実上の選挙戦」(選挙の公示前にマスコミがよく使う表現ですね)が行われる途を開いてしまったように思われます。(中略)自民党が、『選挙の公正』も『金権選挙の防止』も目もくれず、自分だけはその規制をないもののようにする行為をやったのは卑怯・卑劣というほかないでしょう」 これを掲載した新聞社は、どうして断らなかったのだろうか? 少しでもカネが欲しいという卑しい根性が、理性的判断を狂わせてしまったのであろう。 確か7月8日のNHK『ニュースウオッチ9』だったと思うが、冒頭は東京都知事選挙の話で始まり、次は九州を襲った豪雨のニュースだった。 都知事選はいくら関心が高いといっても、ローカルな話である。この日は選挙戦最後の金曜日だから、参院選に時間を多く割くべきだと思うのだが、NHKの上のほうから、参院選にはなるべく触れるなという指示があったのだろうか? 今回の選挙で勝つために安倍は、改憲を争点にしないために憲法のケの字も言わない、有権者の関心が高くなって投票率が上がっては困るから党首討論には出ない、ひたすら消費税を延期したことと、アベノミクスの力強い前進というバカのひとつ覚えでいくと戦略を練っていたに違いない。 その一環として、NHKにはなんらかの指示をしていたのではないかと勘ぐりたくもなる。 この形振り構わない安倍自民党に、野党、特に民進党のふがいなさが有権者に「自民党は嫌だけど仕方ない」という投票行動を取らせたことは間違いない。 投票前には、安倍の経済政策を見直すべきだという世論が55%だと朝日は報じていた。原発再稼働や安保法制に対し、批判的な声は多数だったに違いない。憲法改悪についても、「9条を変えるなら反対」という世論が過半数を大きく超えていたはずである。 だが、こうしたまっとうな声は、メディアの沈黙と安倍自民党の宣伝の巧みさと安倍の改憲隠しが功を奏して、大きなうねりにはならなかった。240万人といわれる18、19歳の新有権者たちも、笛吹けど踊らずであった。 メディアで話題になっていた、明治憲法に戻せと主張する「日本会議」というウルトラ保守集団と安倍首相との関係は、保守化する若者たちにはかえって魅力的に映ったのかもしれない。 「18・19歳の若者たちの半数が自公に投票した」(朝日新聞7月11日付)そうである。公明党支持者は創価学会信者が多いから致し方ないが、自民党に若者の半数が投票したというのは驚き&ガックリである。 推測するに、保守化した若者たちのほうが選挙に関心が高く、政治になんら興味のない連中の多くは天気のよさに誘われて、海や山へ行ってしまったのであろう。 参議院で改憲勢力が3分の2を占めれば憲法改正発議ができるという戦後最大の選挙戦であるはずが、フタを開ければ投票率54.70%で、戦後4番目の低さであった。単純計算して、全有権者の3割弱程度しか自民党を支持していないのに、圧倒的な勝利を収めてしまったのである。 私は改憲については、実はそう心配してはいない。いくら与党ボケしてなまくらになっているとはいえ、公明党の支持母体は創価学会である。学会の建前は平和であるから、改憲で戦争のできる国への全面転換は受け入れられるはずがない。 私の安易な思い入れだけではないことは、選挙中の山口公明党代表の変節でわかる。 選挙の第一声は「憲法改正についてもしっかり国会で議論を深め、国民の皆さまの理解を得られるように」とやや前向きな発言だったが、選挙途中で山口氏は「9条を含め、今の憲法は守っていくべきものだ。改正は否定しないが、自民党とアプローチが違う」と発言を修正している。 推測するに、創価学会側からなんらかも注文があったに違いない。 ポストで、改憲勢力で3分の2以上取ったとしても、改憲までにはさまざまなハードルがあり、難しいのではないかとジャーナリストの山口敬之氏が書いている。 それによると、参院選中盤、自公候補たちの善戦を伝えるデータを前に、麻生副総理は与党関係者に対してこう述べたという。 「もし3分の2取っちゃったらどうするんだよ」 「麻生が危惧していたのは、二つの準備不足だ。一つは、憲法改正という国の根幹に関わるテーマであれば明確に選挙の争点に設定した上で、国民の信を問うべきだという『選挙前の準備』。そしてもう一つは、3分の2獲得後に憲法改正論議をどう進めていくのかという、公明党との『与党内調整』だ。(中略)憲法のどの部分に何を書き加えていくのか、具体的な内容は示されておらず、自民党との協議も全く進んでいない」(山口氏) 今回、憲法改正を前面に出さないというのは、安倍の強い意志だったという。初当選以来、一貫して憲法改正の必要性を訴えてきた安倍はなぜ、今回の参院選では憲法改正の議論を封印したのだろう? 「そこには、憲法改正が現実味を帯びるにつれて安倍の前に立ちはだかる、『保守層の不一致』と『国民投票』という二つの壁があった」(同) その上、その保守層の多くは衆参で3分の2を握ったあかつきには、安倍が直ちに憲法改正に向けた動きを加速させるものと期待している。戦後70年待たされた末にやってきた、千載一遇のチャンスだからだ。 先に触れた日本会議のように、明治憲法に戻せという極端な超保守集団もいる。 第二次安倍政権が、特定秘密保護法、原発再稼働、安全保障法制といった難しい課題を次々と突破できた原動力は、安倍が「サイレント・マジョリティ」と呼ぶ「非リベラル層」によるところが大きいが、一口に改憲勢力といっても、その内容から方法論に至るまで千差万別、百家争鳴である。 「安倍がここまで徹底的に憲法改正論議を封印したのは、今回の参院選が初めてといっていいのである。3分の2という遠かったはずの目標が目の前まで来た安倍にとって、憲法改正はもはや、リベラル護憲派との戦いではなくなりつつある。いわゆる『改憲勢力』内部の不統一にこそ、最も深刻なリスクが内在している。さらに、衆参両院で憲法改正の発議を勝ち得た先には、国民投票という最後の難関が控えている。安倍は消費税先送りと衆議院解散の是非を巡って麻生と対峙した5月30日、こう漏らしたという『憲法改正はもちろん悲願だが、どう実現できるか、心が揺れないと言ったら嘘になる』。もし安倍が憲法改正に向けて逡巡したり、決断を先送りしたりすれば、今度は『非リベラル層』の中の『保守層』が黙っていない。安倍を強く支持してきたコア層の失望は、政権の求心力を大きく毀損するだろう」(同) これが、安倍首相の最大のジレンマである。憲法改正を発議できたとしても、国民投票になれば国論を二分することになる。そうなれば、英国のEU離脱のように、投票後にさまざまな恨みが残り、憲法改正どころか自分が総理の座から降りざるを得なくなるかもしれない。 この参議院選は、安倍時代の終わりの始まりなのだ。喜びも束の間、安倍には残りの任期が一番キツイ時期になることは間違いない。 ところで、池上彰氏がやったテレ東の選挙特番は私も見たが、聞きにくいことをズバリ聞いたかどうかは別にしても、なかなか面白く見せた番組ではあった。 だが、見ていて湧いてきたのは、この程度の番組がなぜ選挙前、選挙中にできなかったのかという疑問だった。 結果が出てしまえば、安倍首相だって多少厳しい質問にも笑顔で答えられる。安倍首相を支える日本会議や公明党の支持母体・創価学会の池田名誉会長の体調についても、もっと突っ込み方はあったはずだが、この程度で「池上はすごい」という評価があるのだから、いかに今のメディアにいる人間たちがダメなのかを浮き彫りにしたのである。 こうしたマルチな才能を持った池上氏や佐藤優氏を無条件で持ち上げてしまう今の日本の風潮こそ、日本の危機を象徴しているように思えてならない。 バングラデシュの首都・ダッカのレストランで7月1日、日本人7名を含む20人がテロリスト7人によって殺された事件は日本人を打ちのめした。 「犯人たちは、人質に一人ずつコーランの一説を唱えさせ、できなかった人々を躊躇なく次々と殺していきました」(現地特派員=文春) 唯一救出された一人を加え、いずれも開発コンサルタントで、6月上旬から国際協力機構(JICA)の交通プロジェクトのためダッカに滞在中だった。 事件発生後、店内から「私は日本人だ。撃たないでくれ」と叫ぶ声が聞こえたが「その懇願が聞き入れられることはなかった」(文春)。この言葉が、ネットを中心にあれこれ言われている。私は「自分だけ助かりたかった」とか「日本人だと言って助かるわけはないのに」という無責任な言質に耳を貸すつもりはない。 バングラデシュは、昔から親日的な国だといわれてきた。きっとその言葉を発した人は、かの国で彼らの優しさ温かさに触れ、これほどよくしてくれる人がなぜ? という思いが口を衝いて出たのではないか。 新潮で、現場近くのグルシャン警察署のジャキール副所長が、「彼ら(テロリスト)を決して許しはしない。ただ、その中で日本人が7名も犠牲になってしまったことは、我々にとって、非常に恥だと思っている」と語っている。 報道によると、テロリストたちはかなり裕福な家庭の出で、高等教育を受けた人間だったという。 新潮は、テロリストたちは20~30分程度で殺戮を終え、治安部隊が突入するまで店内でこのように過ごしていたと報じている。 「1日から2日に日付が変わる頃、テロリストはシェフにエビと魚で料理をつくって欲しいと頼んだ。シェフや従業員は彼らと一緒に食事をした。彼らは、朝になれば殉教者になれる。ジハードを実行したので天国に行ける、と話していた。治安部隊が店に突入した際、彼らは死ぬ覚悟が出来ていたので撃ち返さなかった」(インド人ジャーナリストのシャイク・ラーマン氏) テロリストたちのバックにIS(イスラム国)がいたのかどうか定かではないが、テロリストたちはかなりの訓練と覚悟を持った人間たちだったようだ。 どうしたら、海外にいる日本人を守ることができるのか? 安倍首相は口先ばかりでなく、具体策を示すべきである。テロは、武力だけで制圧することはできない。こうしている間にも、次の日本人が標的になっているかもしれないのだ。 第8位は、横綱白鵬のインタビュー。これがなかなか面白い。 白鵬は、大リーグへ行ったイチローと自分を比べて見せる。イチローがピート・ローズの記録を抜いたのに批判されたことだ。 「イチローさんは傷ついたと思う。私はイチローさんの気持ちがわかる。なぜなら、私も同じ立場にいるからです。大鵬関の優勝記録を超えたにもかかわらず、私の記録は『認められない』という人もいました。相撲は勝負の世界でありながら、伝統文化の側面もあり、ただ勝てばいいわけではない。外国人に対する風当たりが強くなることがあり、時にバッシングに変わることもある」 また、運というものにはこういう面があるという。 「この運には国籍は関係ないと思います。日本人でも外国人でも努力した人には平等に掴む権利がある。『運』という字は軍隊の『軍』に『走る』と書くわけです。つまり軍隊のように戦わなければ運はやってこない。ですから、まだ達成していない記録があるうちは、私は戦い続ける覚悟を決めています。今年31歳になり、あと何年相撲を取れるかわからないけど、20年の東京五輪までは現役を務めていたいと強く思っています」 白鵬の父親は、64年の東京五輪にレスリングのモンゴル代表として出場している。白鵬も父と同じように、東京五輪出場が大きなモチベーションとなっているようだ。 「父とは違い、選手としてではなく、日本の伝統文化を世界に伝える立場で出たいのです。98年の長野五輪で披露された力士たちの土俵入りは感動しました。特に曙関の横綱土俵入りが、幼い私の目に強烈に焼き付いています。私も東京五輪で、同じように土俵入りを果たしたい。そのためにはあと4年間、戦い続けないといけません。けれども、力士の体は永遠ではないので、いつか引退の日がやってきます。私も将来を考えることがあります。一代年寄は過去の例では20回以上優勝した力士に与えられていますが、37回優勝してる私に、まだそういうお話はないようです。お話がないということは、まだ認めてもらえていないということ。いつかいただきたい思いはあります」 現在、年寄取得資格者は日本国籍を有するものに限られているのだ。 「王貞治監督は、06年のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で、代表監督として日本を世界一に導いた(王監督は台湾国籍)。日本国籍を有してなくても、帰化しなくても日本を代表する指導者になれる。私も王監督のようになるには、結果で認めてもらうしかありません。(中略)これだけ多くの外国人力士が日本にやってきて、相撲界を牽引しているという事実があります。今の相撲界の制度では、外国人力士は入門できるが、その後、(親方などとして相撲協会に)残ることが難しい。また、外国人力士は原則、1部屋につき1人しか所属できないので、日本以外の戸籍を持つ若者が『力士になりたい』と希望しても、誰かが引退しない限り、入門できないという実態もあるんです。今後、規制が緩和されたり、整備されることがあれば、すべての力士たちが、『俺たちは相撲でメシを食っていくんだ!』と思えるし、そうなれば、もっと勝負が熱くなるはずです。そういうことが、広い意味での『土俵の充実』につながるんじゃないかと、私は思っているのです」 白鵬はモンゴルに誇りを持っている。もともとモンゴル相撲から始まったといわれる相撲だから、モンゴル籍の親方がいてもいいと、私は思う。相撲協会も頑なにならず、早くそうしてあげるべきだと思うが。 文春の巻頭は、三菱UFJ銀行が150億円の「不適切融資」と、行員たちがその会社にたかり、「銀座のクラブなどの接待」を受けていたと報じている。 この経緯をわかりやすく説明するのは、私には任が重い。大ざっぱにいうと、船舶を保有するラムス社にUFJは融資を続けてきた。14年10月には、現在頭取になった小山田隆副頭取が、ラムス社のシャルマン社長と融資契約の調印式に臨んでいた。 両者の関係は良好に見えたが、昨年10月に暗転する。UFJ側が「傭船契約が偽造されていた」として会社更生法適用申請が出され、負債総額1,400億円という破綻劇になってしまったのである。 シャルマン社長は文春に対して、UFJの連中が高級寿司屋や銀座のクラブで飲み食いしていたことや、傭船契約は「すべて三菱の行員に言われるがまま提出したものです」と、偽造そのものがUFJ側の提案だったと話している。 また06年頃、まださしたる資産を持たないラムス社に対して、「150億円を融資するから自由に使ってくれ」と、特別な書類を提出したわけでもないのに、カネを振り込んできたと話す。 当然、両者の言い分は食い違うのだが、三菱UFJ側は、今日、こういう対応を取ったとasahi.comが伝えている。 「三菱東京UFJ銀行の複数の行員が、昨年暮れに経営破綻(はたん)した融資先企業から過剰な接待を受けていたことがわかった。7日発売の週刊文春が報じた。同行は社内規定に違反していたことを認め、接待を受けていた行員を処分する方向で検討している。(中略)同行の社内調査で、幹部を含む複数の融資担当者が飲食店や高級クラブなどで頻繁に接待されていたことがわかった。更生手続きの進捗(しんちょく)などをみながら処分を検討するという。同行広報は『社内規定に照らし、ルール違反があったのは事実。適正に対処したい』とコメントした」 接待の件だけではなく、「不適切融資」や「傭船契約書偽造疑惑」についても社内調査をして、白黒はっきりさせるべきである。 さて、夫の覚せい剤所持でメディア対応した高島礼子の評判がいい。気丈に振る舞い、自ら尿検査を受けて潔白を証明して見せるなど、映画『極道の妻たち』を地でいく肝の据わりっぷりが、視聴者だけでなく記者たちをもうならせているのである。 そんな土性っ骨は、どうしてできたのか? 文春によると、彼女の父親は大学で英語などを教える厳格な教育者だったが、高島は県立高校時代、母親に買ってもらったバイクで夜中走り回るほどのバイク好きだったという。 高校卒業後に日産の子会社に入り、総務部総務課で保険業務を担当していたというから意外である。 週末は女性だけで原付に乗って箱根を爆走したり、当時は芸能界に進む気は毛頭なく、「夢はレーサー。でもタクシーかトラックの運転手になれればいい」と言っていたそうだ。 だが、クルマを乗りつぶして金欠になり、レースクィーンの一般公募を受けてみた。23歳という遅咲きながら、彼女の美貌は瞬く間に周囲の耳目を集めて、88年には「とらばーゆ」のCMに抜擢。そのCMが俳優・松平健の目にとまり、東映京都撮影所に招かれた。 だが、松平にも媚びを売らず、ようやく『極道の妻たち』のヒロインに抜擢されたのは99年のこと。 「当時、高島君の起用は東映社内でも大きな賭でした。でも、蓋を開けたら大ヒット。当時の岡田茂会長は『この子はスターになる』と手放しで喜んだ」(同シリーズを手がけた関本郁夫監督) 彼女には、18歳から交際していた地元の先輩がいたという。だが、お互いのタイミングが合わず、成就しなかった。 20代後半には、現在服役中の元タレント・羽賀研二と深い仲になっていたという。そして96、7年に高知と出会い、99年に結婚するのだ。 女優としても恋愛関係も、決して順調ではなかったようだ。そうした人生が彼女を磨き、今回のような見事な対応を取ることができたのかもしれない。これからの高島の演技が楽しみだ。 荻上チキ氏(34)は、平成を代表する若手の論客らしい。彼が出ているTBSのラジオ番組『荻上チキ・Session-22』はギャラクシー賞ラジオ部門でDJパーソナリティ賞を受賞したそうだが、その理由は「知的な話術がリスナーの考える力を刺激する」というものだった。 文春によれば、彼が経済学者・飯田泰之氏らと立ち上げたニュースサイト「シノドス」が定期的に開いていた勉強会に来ていた女性と深い仲になってしまったというのだ。 彼には大学時代に知り合った妻と2人の子どもがいるが、これだけなら知的な男に惚れた女の物語として、文春が追いかけることもなかったのだろう。 だが荻上氏、その女性にのめり込み、奥さんに「離婚してくれ」と口にするようになったという。 何度か件の女性と別れたりくっついたりを繰り返すうちに、両方と別れることができずに、ついに今年3月から「一夫二妻生活」を送り始めたというのである。 彼女は20代で、出版社に務めている。文春が電話インタビューして、不倫と呼ぶ関係だと思うがと尋ねると、こんな答えが返ってきた。 「世間一般が、私たちの関係をどのように受け止めるのかは、私たちで決められることではないです。ただ奥様が傷ついたことは、私の口から『事実でない』とは言えません」 やりとりを読む限り、私のような軟弱で無知な人間とはとてもお付き合いしていただけない、難解な女性と見た。 だが荻上氏に聞くと、奥さんとは離婚協議を進めていたが、子どもと離れるのが難しいため、彼女とは別れ、関係修復を目指しているという。 「自分の未熟な行動で、妻子および相手の女性を深く傷つけたこと、申し訳なく思っています」(荻上氏) これって、不倫をした男がいう常套句だが、恋に落ちれば知者も愚者も同じだということですな。 お次は、「水曜日のカンパネラ」コムアイ(23)が同棲生活を送っているというフライデーの記事。なんのこっちゃと思われる方が多いと思う。私もそうだった。 フライデーによれば、12年から活動を開始し、いま注目を浴びている音楽ユニットのボーカルだそうだ。ちなみにカンパネラは、イタリア語で「鐘」を意味する。 「ラップがクセになる『桃太郎』は、YouTubeで900万回以上の再生を記録している」(フライデー) 私も聴いてみた。なかなかカネがかかったミュージックビデオで、昔話をラップにしてコムアイが魅力たっぷりに歌っている。いいよ! 慶應大学の環境情報学部を卒業した才媛だが、なかなか個性的な女性らしい。同棲相手は30代のクリエイターのようだ。 フライデーが直撃すると、その答えっぷりが堂々としていて、またいい。フライデーに撮られるのは、NHK『紅白歌合戦』に出てからだと思っていた。この人の恋愛事情はどうなっているんだろうと謎にしておきたかったと言いながら、その彼氏と食事をするから一緒に来ないかと記者氏を誘うのである。 行ったところが大衆中華屋というのも泣かせる。結婚するかどうかはわからないらしいが、このコムアイはナイスキャラで売れると思うな。 今度は新潮が、黒岩祐治神奈川県知事が舛添要一前東京都知事と同じようなことをしていると追及している。 舛添氏が東京から毎週末に神奈川県・湯河原の別荘へ公用車を使って帰っていたのと同じように、黒岩氏も県知事公舎に住みながら、公用車を使ったりして県外の東京・広尾にある「広尾ガーデンフォレスト」という高級マンションの自宅に週末になると帰っているというのである。 いっそ、週末は都知事と県知事を交代したらよかったのにと思う。この黒岩氏、フジテレビ出身の元名物キャスターで、今回の舛添氏の公用車使用に関しても、「(公用車の)行く先がどこでもいいと言ってしまえば、市民感情としてどうかな、というふうになりますから、その辺りは、やはり配慮しないといけないのではないかと思います」と定例会見で話しているのである。 それに加えて、災害時の対応は、公舎にいるから30分以内で登庁できると胸を張っていたのだ。 新潮の追及に、黒岩氏はこう答える。公用車で広尾に帰るのは公務を終えてからか、翌日に都内で公務があるときだけ。危機管理体制は出来上がっているから大丈夫。広尾はそんなに遠くないから、いざというときを想定して同じ距離を駆けてみたが、2時間を切った。 万一の場合は、駆けて登庁するつもりのようだ。舛添氏もそうだが、大都市の知事というのがこの程度の頭しか持っていないとは、困ったものである。 それにしても黒岩氏、億ションといい個人事務所を持っていることといい、よほどおカネがあるようだが、そこのところを調べたら面白いのではないか、新潮さん。 今週の文春には読み応えのある特集が多いが、人気AV女優の香西咲の実名告白が面白いい。このところ、タレントとして勧誘したと思わせてAVに出演強要させる悪徳プロダクションの実態が明るみに出て社会問題化しているが、実名・顔出しの彼女の話は微に入り細を穿ち、この業界の悪辣さを浮かび上がらせる。 香西氏が「マークス(後にマークスインベストメントと社名変更)」の社長・青木亮氏(40)と出会ったのは2010年だという。青木氏は当時、六本木ヒルズに拠点を構え、投資会社という触れ込みだったそうだ。 「面会した青木は、『俺なら君を売り出すのに、まずはストーリー仕立てのイメージDVD三本セットを発売して、芸能活動のフックにする』と持論を展開しました。肌の露出は『背中が見える程度』だと」(香西氏) だが、それから彼女をAVに出演させるべく追い込んでいく「洗脳」が8カ月も続くのである。週1回の面談と自分の未来設計をノートに書き込ませるなど、私が見ても念の入った洗脳の仕方である。 一人の魅力ある女性をAVに出せば、どれほど儲かるのかが透けて見える。相談係の女性をつけたり、マネジャーも何人かいた。そうして彼氏や家族から切り離され、彼女の周りは青木氏の関係者ばかりになってしまう。 その上、占い師まで動員して洗脳した。そうして、最初のAVに出演するときには「“思考停止”状態になっていました」(同)。 約3年の間に30数本のAVに出演し、ようやく独立を果たすのだ。 「私は、AV業界そのものを否定するつもりはありません。知っていただきたいのは、一部には悪質なプロダクションが存在すること。そして、私たちのように何本もAV作品を出し続けた女優たちの中にも、実は苦しみ、のたうち回っている人間がいるんです。なぜ辞めなかったんだと思われるかもしれません。ですが、抜けるに抜けられない状況に追い込まれ、搾取され続ける絶望感は、体験した者にしか分からない。青木の支配下に置かれていた頃、私にとってAV撮影は、自傷行為そのものでした」(同) 青木氏は文春の取材に答えて「出演するよう脅迫したことはない、AVであることを隠したつもりもない」と話している。 香西氏ともう一人の女性は、青木氏を相手取って訴訟の準備に入っているという。彼女の勇気ある告発は次号も続く。 これはまっとうな芸能プロダクションの話だが、ベッキーが不倫騒動を起こしたため、サンミュージックの夏のボーナスがゼロになったと新潮が報じている。ベッキーには、いまだに定期的な大きな仕事のオファーは来ていないようだ。 このところ、女性セブンがすごい。今週も大スクープだが、ワイドショーはどこもやらなかったのではないか。 あの「嵐」の二宮和也とフリーアナ・伊藤綾子とが「厳戒態勢」交際中であるというのだ。これが今週の第1位。 「ふたりの逢瀬は、いつもマンションの部屋の中だ。東京都心にそびえる超高級タワーマンション。多数の監視カメラ、オートロックはもちろん、警備員やコンシェルジュが24時間常駐で、セキュリティーは万全。住民のプライバシーは守られ、多くの芸能人が住んでいる。その最上階近くの一室に、嵐・二宮和也(33歳)が暮らしている。部屋の広さは、ゆうに100平方メートルを超える。彼にとってリラックスできる空間は何事にも代えがたい。二宮は、オフの時間があってもほとんど外出はしない“引きこもり”。家にこもってテレビゲームをしたり、マンガを読んだり、ギターで曲を作ったり。過去にテレビ番組で、『外食は年に2回だけ』と明かしたこともあった。そんな生活を送る二宮のそばに、最近、1人の女性の姿がある。彼女は、夕方のニュース番組『news every.』(日本テレビ系)で、『カルチャー&スポーツ』などを担当する伊藤綾子アナ(35歳)だ」(NEWS ポストセブン7月7日より) 6月のある週末、二宮が朝早く東京ドームに向かった日の夕方、「マンションの裏口から出てきたのは、ブルーのTシャツ、ジーパン、白スニーカーというラフな格好の伊藤アナだった。小さな斜めかけバッグを肩からかけている。時折、左右を見渡したり、後ろを振り返ったりと周囲を気にしながら、近所にある高級スーパーへ。店内では手慣れた様子で食材を選ぶと、マンションに帰っていった」(同)という。 仕事帰りに二宮のマンションへ向かって、買い物を済ませるとまた部屋に戻る。そんな伊藤アナの姿が連日、目撃されているという。 2人の出会いは2012年8月。その年の『24時間テレビ』(日本テレビ系)の総合司会を務める二宮が、番組の宣伝のために『news every.』に出演したときだそうだ。 2人はお互いのマンションを行き来し、外では絶対会わないという。 彼女は、すでに自分の家族に二宮を紹介したと関係者が話している。周囲にも結婚式の司会は誰にしようかなといっているというから2人は本気のようだが、「ジャニーズ事務所」が許すか、そこが大きなハードルかもしれない。 【巻末付録】 今週は現代が休みだから、ポストのSEX特集とグラビアを紹介する。グラビアの巻頭は「きれいな夏のお嬢さん 葉加瀬マイ 遠雷」。相当凝っているが残念ながらヘアはない。 次は「ご一緒に吟行ロマンしませんか その指の砂になりたし 響子さーーん」。私にもわかりやすいのを紹介しよう。「抱き合うや肌に刺さりし焼けた砂」。 「雷鳴や枕ますます沈黙す」。これはよくわからない。 後半のグラビアは「圧倒的な美脚と笑顔の70年~80年代アイドル秘蔵カット」。相本久美子である。カワユイ! 袋とじは、新シリーズ「マンゲ袋とじ」で「ヌード万華鏡官能絵巻 高橋しょう子」。「妻の名は塔子 私の知らない女」。「私は妄想を遊ばせて怖くなる 私の知らない女が今私の下にいる」。こんなカミさんがいたらさぞかしいいだろうな。 これがいい! 「自ら撮影した秘蔵写真 本邦初公開 柏原芳恵 甘美なボディー」。これまで私が見た柏原の写真中では一番いい。 まだある。袋とじ「昭和の名作ドラマ&映画ヒロインヌード」。関根恵子や高橋洋子、島田陽子などおなじみのヌードたち。 「死ぬまでSEX」は「20人が顔出し赤裸々告白 美熟女夏祭り」。小見出しを紹介しよう。 「海、プール、川、滝、温泉……女はなぜか水辺でしたくなる」「薄着で挑発! 野外で交合! うだる暑さが女たちを淫らにする」。読んでいるだけで暑苦しくなるが、興味のある方は買ってお読みください。 (文=元木昌彦)「女性セブン」(7/21号、小学館)
介護疲れと将来不安の末……頻発する「介護殺人」は他人事ではない?
今週の注目記事・第1位 「高島礼子(51)の“付き人夫”は“7年愛人(33)”の胸で啼く」(「週刊文春」7/7号) 「『高知東生』と『高島礼子』の夫婦生活」(「週刊新潮」7/7号) 第2位 「まさかの英国『EU離脱』20の疑問」(「週刊新潮」7/7号) 第3位 「介護殺人と老後破産 今すぐすべきこと 考えておくべきこと」(「週刊ポスト」7/15号) 第4位 「草なぎ剛が愛する女はこの人です!-解散騒動。人生の岐路を支えてくれて」(「女性セブン」7/14号) 第5位 「NHK女子アナとキャスターが『路上不倫カーSEX』」(「フライデー」7/15号) 第6位 「<Perfume>あ~ちゃん・<サバンナ>高橋『衝撃の銀座デート&通い愛』」(「フライデー」7/15号) 第7位 「安倍首相自ら口説いた参院選トンデモ候補 青山繁晴」(「週刊文春」7/7号) 第8位 「【7.10参院選】直前大特集 全国紙・NHK・共同通信が調査した最終当落『生データ』を一挙公開!」(「週刊現代」7/16号) 第9位 「やってはいけない歯科治療」(「週刊ポスト」7/15号) 第10位 「がんの名医が教える『悪い手術』と『いい手術』」(「週刊文春」7/7号) 第11位 「もっと知りたい! 医師がすすめてもやってはいけない『手術』飲んではいけない『薬』」(「週刊現代」7/16号) 第12位 「『世界最強のYEN』で何から何まで買いまくれ!」(「週刊ポスト」7/15号) 第13位 「雨宮塔子(45) 2人の子供をパリの前夫に託し『NEWS23』キャスターに!」(「週刊文春」7/7号) 第14位 「『鳩山邦夫』の棺を蓋いて『死因と遺産と後継者』」(「週刊新潮」7/7号) 【巻末付録】やっぱり元に戻った現代SEX記事、ポストはどうくる? 鳩山邦夫氏が亡くなった。享年67。私は、彼が新自由クラブ推薦で旧東京8区から出馬し、初当選した頃に初めて会っている。きりりとした好青年で、育ちのよさと意志の強さを感じたが、意外にもその後の政治家人生で目を見張るような活躍はなかったように思う。 蝶が好きで「飼育に関しては日本のトップレベルに達していました」(東京大学総合研究博物館の矢後勝也氏=新潮) 鳩山氏は、蝶の研究者としての人生も送ってみたかったと言っていた。新潮によると、遺産は170億円を超えるという。後継者は現在、福岡県大川市市長を務めている次男・二郎氏が有力だそうだ。 雨宮塔子(45)といえば、私は『チューボーですよ!』(TBS系)で堺正章と軽やかにやりとりしている姿を覚えているだけだ。ただ、彼女の父親は元「文學界」(文藝春秋)編集長の雨宮秀樹氏であると知り、親近感を覚えた。 彼女はその後、TBSを退社してパリへ行き、ケーキ職人と結婚して2人の子どもをもうけたが離婚。 その雨宮が、視聴率が低迷する『NEWS23』のキャスターに抜擢されたと文春が報じている。確かに『NEWS23』は、岸井成格氏の時もそうだったが、今回の朝日新聞の星浩氏も、かつての筑紫哲也氏のような切れ味と華がないから、視聴率が低迷するのは致し方ない。 だが、日本を離れてだいぶたつし、失礼だがニュースキャスターとしては疑問のつく雨宮起用は、TBSだけではないが、いい人材がいないということを自ら証明して見せたようなものではないのか。かつては「報道のTBS」などといわれた時代があったが、今は昔である。 ポストは、イギリスのEU離脱で一段と円高が進んだことを受けて、悲観するのではなく、油田でも映画でも、マンUでも買いまくれと気炎を上げている。 確かに昨年12月の為替相場は1ドル=123円台だった。たった半年で、日本円は米ドルに対して約2割も価値が高くなった。つまり、米ドルでの買い物は2割引になったということである。 また、ユーロをはじめとするほかの主要通貨も同様で、英国ポンドでの買い物は1年前と比べれば3割引というバーゲンセール状態なのだから、ものは考えようだと主張する。この夏は、海外旅行に行こうかな。 またまた現代が、やってはいけない手術と飲んではいけない薬の第6弾をやっている。よく飽きないでやるものだと、半ばあきれ顔な読者が多いのではないか。これで29ページも取って、合併号でもないのに450円って、高くねェか。 内容はこれまでの繰り返しが多い。認知症の薬、アリセプトには急に攻撃的になるという作用が報告されているそうだ。 「他にもメマリーという認知症治療薬があります。これは記憶力を回復させるための薬ということになっていますが、実際に飲んで記憶が良くなる事はありません。記憶回復に効果がないことがわかってしまったので、製薬会社と学会は『怒りっぽい認知症患者の興奮を抑えるために使ってほしい』と促しています。ところがメマリーはたいへん高額で、20mgを1年服用すると16万円もかかる。同じく興奮を抑えるための薬ウインタミンなら年6000円で済むのです」(名古屋フォレストクリニック医院長・河野和彦氏) 現代は、そんな危険なサイクルに巻き込まれたくなければ、むやみに薬に手を伸ばさないのが一番だというが、患者が手を伸ばすのではなく、医師がむやみにくれるのではないか。医師をなんとかしてほしいものだ。 糖尿病の薬にも、後遺症の危険がつきまとうという。糖尿病の薬の中のジャヌビアやエクアといったDPP-4阻害薬には、腸閉塞などの副作用の可能性があるという。私はジャヌビアを使っているが、今のところ腸閉塞にはなっていない。 未破裂脳動脈瘤と診断された母親が手術したために、失明してしまったケースがあるという。その娘がこう話す。 「調べてみると、母は失明していました。後で別の医師に聞くと、脳動脈瘤の開頭手術では、切断しなければならない血管が網膜とつながっていることがあり、手術後、失明することがあるそうなのです。でも、それならそのリスクを事前に説明してくれてもよかったんじゃないでしょうか」 その通りだと、私も思う。 「60過ぎたら妻に、夫に、受けさせてはいけない手術」の中に、白内障というのがある。しかし、私が聞く限りでは、白内障は非常に簡単な手術で、終われば日帰りで帰ってこられるという。それでも事故は起こるのだろうが。 確かに現代が言うように「院内感染」は大変に怖いし、避けるのが難しい。 「院内感染をゼロにすることは正直、困難です。それは感染対策の徹底の難しさでもあります。患者に接触した場合に必ず手を洗う、患者の唾などの飛散に対応するために、マスクやゴーグルを着用するなどの基本的な対策は、100人中1人ができないだけで、院内感染が起こりうるのです。特に高齢者の方は、感染に対する抵抗力が落ちているので、病院に行くこと自体にリスクがあります」(東京女子医大医学部・感染症科の菊池賢教授) だが、いくら怖いからといって、病院に行かないでどうやって治すのだろう。 ど素人の研修医が資格もないのに投与することもあるから、全身麻酔は断ったほうがいい。これはもはや論外ではないのか。 そのほかに「あーもう、ヘタクソ!」間近で見ている看護師たちが決意の告発。未熟な医師の内視鏡・腹腔鏡手術は怖くて見ていられません。病は気からは本当だった。実例報告「私は切らずにがんが治った」。マンモグラフィー検査にも気をつけろと言っている。 「欧米でマンモグラフィー検診に疑義が生じているにもかかわらず、日本人は、そもそも放射線を用いた検診がもつデメリットへの危険意識が欠けています。放射線被曝による発がんのリスクは、昔から言われています。マンモグラフィーについてももっとリスクを知るべきです」(北海道がんセンター名誉院長の西尾正道氏) ひと言言っておこう。私が現代の編集長のとき、がんなどの病気で悩んでいるが、どこにかかったらいいかわからないという読者のために、往復はがきで簡単な病状と住んでいる住所を教えてもらえば、その地域の信頼できる医師や病院を紹介するという「サービス」を始めた。 大変な手間がかかるが、毎週かなりのはがきが読者から届いた。どのはがきにも切実な悩みが細かに書いてあった。 そうしたきめの細かいサービスを、現代はやったらどうか? やたら怖い怖いと煽るのではなく、深刻な悩みを抱える患者に寄り添うことこそ、大事だと思うのだ。 文春は現代の手術と薬大特集に「週刊現代の医療特集のウソ」とかみついている。文春は「現代の医療が抱える闇をえぐり出し、このような警鐘を鳴らすことは、大いに意義があると言えるだろう」と一定の評価はするが、返す刀で「繰り返し槍玉に挙げられている腹腔鏡手術には首をかしげざるを得ない」と、バッサリ。 文春は、2014年に日本外科学会と日本消化器外科学会が、消化器領域で腹腔鏡手術の安全性を調べた緊急調査結果では、「腹腔鏡手術は死亡率で見る限り、開腹手術と比べて高いという事実はない」とされているし、開腹手術にもデメリットがあると反論する。 つまり、「腹腔鏡でも開腹でも、病院や医師によって質はピンキリということ」(大阪医科大学付属病院がんセンター・消化器外科特務教授・奥田準二医師)。「腹腔鏡手術が開腹手術に比べてとくに優れているということはないので、安全性を最優先することが大切です」(浜松労災病院院長・有井滋樹医師)という、極めて平凡な結論へと導くのだ。 そして、順天堂大学医学部附属順天堂医院消化器・低侵襲外科教授・福永哲医師がこう結ぶ。 「外科医として最も自信のある安全で確実な手術を患者さんにおすすめするべきなのです。自分には手に負えないなと思うなら、それができる施設を紹介すればいい。患者さんのほうも、あわてて手術するのではなく、ぜひホームページなどで症例数や合併症率といったデータを確認して、納得して手術を受けられる施設を選んでください」 週刊誌などに煽られて、不十分な先入観で医師の言うことを聞かなかったり、必要な手術を受けなかったりしてはいけない、ということである。それに、今の医師に疑問を抱いたらセカンド、サードオピニオンをしてくれる信頼できる医師を探すことだ。 ポストも「歯科治療をやってはいけない」第2弾をやっている。私は、抜いた歯にブリッジをかける治療の途中なのだが、気になるところがあるので抜き書きしてみよう。 「虫歯や歯周病が原因で歯を失った時、患者の第一選択肢となるのがブリッジだ。最大の理由は、保険適用なので奥歯であれば1万円以下(3割負担)と負担が少ない点だ」(ポスト) ただし、ブリッジには「歯を失う負の連鎖」があるという。 「ブリッジを被せるためには、抜いた歯の両隣の歯を大きく削ります。それは、確実に歯の寿命を縮めてしまうものです。保険適用のブリッジは、金銀パラジウム(銀歯)を使用しますので、最初は歯にぴったりでも、経年劣化で隙間が開いて、そこに虫歯ができるケースがあります。糸楊枝やデンタルフロスを通すこともできず、きちんと掃除するのが難しいので、虫歯の原因となりやすいのです」(歯科医の大神京子氏) 治療中、自分の歯がどの程度まで削られているか、患者が見る機会はまずないが、ブリッジを架ける両側の歯は患者の想像以上に細く削られていることがあるという。 この中に、渋谷で「抜かない歯医師」を標榜している歯医師がいると出ている。そこへでも行ってみるかな。 現代は、自民党、NHK、共同通信、朝日新聞・日本経済新聞・毎日新聞・読売新聞の全国紙4紙が行った公示後の最新世論調査の結果を入手したと報じている。 このデータを分析してみると、「すべてが激戦区」といわれている東北6県で、自民党の「1勝5敗」が濃厚となっているというのだ。 「今のところ、各調査の数字にはバラつきがある。自民党が少なくとも50議席以上獲得するのはほぼ確実な情勢だが、とはいえ投開票日まで、何が起きるかわからないのが選挙というものだ」(現代) 朝日新聞(7月4日付)では、安倍首相の経済政策に「見直すべきだ」が55%、憲法改正に前向きな「改憲4党」が参議院全体で3分の2以上を占めないほうがいいという答えが、占めたほうがいいを上回っていると報じている。内閣支持率も6月18、19日の45%から41%に落ちている。 まっとうな判断をする有権者なら、自公政権にノーと言うはずだと、期待を持って見ているのだが。 文春は巻頭ページを使って、参院選挙に自民党から「最後の男」として比例区で出馬した青山繁晴(63)なる人物の身体検査をしている。 安倍首相から直々電話がかかってきて「出てもらいたい」と言われたという青山氏は、共同通信の元記者で、民間シンクタンク・独立総合研究所の代表である。 東京では知名度は高くないが、関西では故・やしきたかじんの番組などに出演して人気があるそうだ。安倍首相の“お友だち”のひとりなのだろう。 公約は「議員は一期しかやらない。政治献金は一円も受け取らない。TPP反対」だそうで、当選確実と見られているそうである。 だがこの御仁、96年に起きたペルー日本大使公邸人質事件の取材で首都リマに飛び、約130日間一度も帰国せず、約1,500万円の経費を使ったが、そのうちの約450万円が「私的流用の疑い」がかけられたことがあるそうだ。 結局、97年に共同通信を辞め、450万円ほどを退職金と相殺したという(本人は退職金で払ったのは事実だが、公私混同のカネではないと答えている)。 数々の歴史的なスクープを連発したと参院選のビラにあるが、やはり元共同通信の青木理氏は、「共同の社内で、特ダネ記者として青山氏の名前を聞いたことがありません」と話している。 そのほかにも、原子力委員会の専門委員という立場を利用して福島第一原発を訪問し、吉田昌郎所長に会った様子をテレビや写真週刊誌で公開し、政府から抗議を受けたことがある。 私も一度だけ青山氏には会ったことがあるが、元ブンヤ臭さのプンプン臭う人物であった。だが、文春が目くじら立てて追及するほどのタマとは思えない。 この特集の読みどころは、文春が数々の疑惑を青山氏にぶつけて、その青山氏の記者を罵倒する言葉の激しさである。ひと言だけ紹介しよう。 「本当に恥ずかしいヤツだな。そんなことで給料をもらってどうするんだ、お前は。人間が腐りかかっているぞ。家に帰って裸になった自分を見てみろ!」 嫌な取材だからといって、これほど相手の人格を傷つけるような言い方をする人間が参議院議員にふさわしいかどうか、私には疑問である。 お次はフライデー。Perfumeあ~ちゃんこと西脇綾香(27)とお笑い芸人・サバンナ高橋(40)が「衝撃の銀座デート&通い愛」していると報じている。高橋は知らないが、西脇はチョッピリ知っている。 6月22日夜、新宿「ルミネ the よしもと」の出番が終わった後、サバンナ高橋は副都心のビル地下の駐車場でクルマに乗り込んだ。 「高橋が車で向かったのは、表参道。青山通りから骨董通りを左折し、さらに細い路地へ入ってハザード停車。同時に黒い影が車に近づいてきた。後続車のヘッドライトに照らし出されたのはヒザ上20センチのミニスカから伸びる、肉感的で真っ白な長い脚。そして背中まで伸びた黒髪。脚がグンバツなこの女性は、『Perfume』のあ~ちゃんこと、西脇綾香(27)だった」(フライデー) この2人の交際は以前女性週刊誌に報道されたが、高橋は否定していたそうだ。「だが……この二人、やっぱりデキていたのである」(同) 銀座・三越で買い物をした後、そのまま高橋のマンションへ向かったという。それだけのお話。 それよりも、NHK地方局の女子アナとキャスターが「路上不倫カーセックス」のほうが面白い。場所がどこで、名前がなんというのかわからないが、地元では人気の2人だそうだ。男は30代の既婚者で、女は20代半ば。平日午後6時10分から7時まで放送されるニュース番組のキャスターだ。 2人の不倫関係はよく知られていて「数カ月前に男性アナは上司から『不倫関係』を問いただされ、厳重に注意されている」(フライデー)そうだが、性懲りもなく週に何度もクルマで15分ほど走った路上に止めて、車内でセックスを始めるのだそうだ。 女性の足が2本、そばを通る車のヘッドライトに浮かび上がっているが、なかなか艶めかしい。後日フライデーに直撃された男性アナは、「もう終わりだ」とうろたえたというが、身から出たさびであろう。 お次は第4位。女性セブンがSMAPの草なぎ剛(41)と、30代女性との焼肉店デートをキャッチした。6月下旬の夜、都内の焼き肉店に草なぎが入り、少し遅れて「女性がこの店に入っていく。濃紺のカットソーにグレーのパーカを羽織り、背中まで伸びたストレートヘアが揺れている。タイトな膝丈スカートに足元は黒のスニーカースタイルの長身美女だ」(女性セブン) 2時間ほど食事を楽しむと、彼女が先に店を出た。後から出てきた草なぎは100メートルほどの間隔を開けたまま、2人は草なぎのマンションへ入っていった。 「2日後の夕方、自宅駐車場からバイクに乗って出てきた草なぎはマンション前で、上階に向けて右手を軽く振ってみせた。窓辺に佇む誰かに合図を送るような仕草だった」(同) 2人は以前からの友人で、最近になって交際をスタートさせたようだ。解散騒動の頃には、悩む草なぎを支えたという。 「最近、彼はすごく明るくなった印象を受けます。そういえば“ぼくにだって、家に泊まってくれる人くらいいるもん”って話していたことがあって…。その時は周囲の驚いた様子を見て、とってつけたように“アッ、男だけど(笑)”って言い訳していましたけど、実際にはAさんのことだったんでしょうね」(芸能関係者) 最近は女性とのウワサがなかった草なぎだが、彼も40を超えて結婚という二文字がちらついてきたのだろうか。 君は昨日(7月3日)のNHKスペシャル『私は家族を殺した “介護殺人”当事者たちの告白』を見たか? 重いテーマだったが、Nスペならではのいい番組であった。だが、当事者たちの追い詰められた心境や、介護の難しさは身につまされたが、自分の身に起こったとき、どうすれば「介護殺人」に至らないようにできるのかがわからない。そこが物足りなかった。 ポストは、こうしたテーマを時折取り上げている。今週もNスペを放送したという前提で、「今すべきこと、考えておくべきこと」を特集している。 だがここでも、こうした悲劇をなくすための十分な方策を提示できてはいない。それだけ難しいということだが。 「ここ数年の間に『介護殺人』は頻発している。5月10日には、東京・町田市で87歳の妻が92歳の夫を絞殺した後、首を吊って自殺した。夫は数年前から認知症の症状が現われ始め、体力が落ちて車椅子なしでは動けない状態だった。(中略)夫がようやく介護施設への入所に同意し、手続きがほぼ済んだ矢先に起きた事件だ。妻の遺書には夫に宛てたこんな言葉があった。『一緒にあの世へ行きましょう。じいじ。苦しかったよね。大変だったよね。かんにん。ばあばも一緒になるからね』」(ポスト) 15年1月17日、千葉・野田市で77歳の妻が72歳の夫を刺殺した事件では、介護施設への入所費用の捻出が引き金となったという。 「夫婦は息子家族と同居していたが、夫を介護施設に入れるための費用がなく、自宅を売却しなければならないと考えていた。そのことで息子夫婦との仲が悪化したことも、妻を追い詰めたようだ」(大手紙記者) 日本福祉大学の湯原悦子准教授は、介護殺人の原因は、介護疲れと将来への悲観の2つに大別されるという。 「埼玉・小川町や栃木・那須町の事件などは、典型的な介護疲れによるものだ。『配偶者の気持ちを汲んで施設に入所させず、自らが介護を一身に背負うことになった。老老介護なので、自分自身の体調もおもわしくなくなる。仲のよい夫婦であればあるほど、相手を不憫に思い、行き詰まって殺害に至るというパターンは多い」 老後破産とは高齢者が貧困のために破産状態に追い込まれることで、いま全国で約200万人以上がこの状態にあるといわれているそうだ。 湯原氏がこう続ける。 「高齢者の場合、たとえお金を持っていても、それが減ることに対して強い恐怖心を抱いてしまう。『この先、生活が困窮するかもしれない』という不安から、介護サービスの利用を控えるケースもあるのです」 さらに、そうした高齢者たちをさらに追い込むのは「働かない子ども」の存在だ。職を失った息子や娘が実家に寄生し、親の年金を頼りに生活する。親の老後資金を食いつぶして共倒れになってしまう「親子老後破産」が起きるのも、近年の特徴のようだ。 東京・大田区の事件では、無職だった同居中の息子の出費も、殺害の動機のひとつになった。 「親がまだ現役の間は子どもが働かなくてもなんとかなりますが、親がリタイヤした後は貯金や年金を食いつぶすばかりで、親子で貧困に陥りやすい。しかも、そのような子どもには介護能力もないから、親が弱っていってもどうすることもできない」(同) 老後破産は将来の悲観に直結し、最悪の場合、介護殺人にまで至ってしまう深刻なものなのだ。では、どうすればいいのか? 「老後破産に陥ってしまったら、ためらうことなく生活保護を受けることです。生活保護を受給できれば介護保険料もタダになり、自己負担はゼロですから」(同) 年金生活の親と非正規雇用の子どもが同居している場合、世帯分離という方法で生活保護を分けてもらうこともできるそうだから、まずは相談窓口に連絡することだという。 しかし、配偶者が認知症になり、それでも要介護2程度にしか認定されないと、配偶者が認知症患者の面倒を見なくてはいけない。そこに悲劇が生まれるのである。 湯原氏が言うように社会のサポート体制が必要だと、私も考える。 「心中事件の場合、介護者がうつであることが多い。周囲が早めに気づいてサポートするだけで介護殺人はかなり減少すると思います」(同) ポストは「将来、自分が介護殺人を招かないためにも、今から老後破産を回避するべく、老後に備えることが必須である」と結ぶ。だが、できた当初は歓迎された介護制度もどんどん改変され、使う側にとってありがたさがなくなってきた。 特別養護老人ホームへ入れようと思っても、待っている人が多すぎて入るのは至難である。先ほどの相談窓口へ行っても、「デイサービスなどを利用しなさい」「近所の人たちに相談して助けてもらいなさい」程度しかアドバイスすることはできないのではないか。 こうした問題を参議院選で論じ合ってもらいたいが、アホの麻生副総理などは「年寄りは長生きするな」と言わんばかりの暴言を繰り返し、メディアはそれを大声で批判することさえしない。 こうした悲劇は、これからも繰り返す。親も子どもも元気で働けるうちはいいが、どちらかが病気や認知症にでもなったら、たちまち小さな幸せさえ崩壊してしまう。それがこの国の実態である。そんな状況を少しでも変えるために、参議院選で年寄りや弱者に冷たい自公に勝たせてはいけないのだ。いいかね、皆の衆。 さて、イギリスが国民投票でEU離脱を選択したが、まだまだ先行きは不透明なようだ。この問題を新潮がコンパクトにまとめてくれている。 離脱を選択した瞬間から、「ポンドが急落したことで、すぐにその判断を悔やんだ」「離脱派のウソを信じて票を投じた自分に嫌気が差した」と、後悔しているというコメントがTwitterにあふれているというのだ。 キャメロンを打ち負かしたボリス・ジョンソン前ロンドン市長は、「人の心を掴むのがうまかった。(中略)離脱派に回ったのは、いまが首相を目指すチャンスで、キャメロンと同じことを言っていてはダメだと思ったからでしょう」(ロンドン在住のジャーナリスト・鈴木雅子氏)。だが彼は、EUへの拠出金が週3億5,000万ポンド(約480億円)に達すると主張していたが、実際の拠出金は週1億数千万ポンドだったと、ウソを認めた。 それもあってか、ジョンソン氏は6月30日、保守党の次期党首選に立候補しないことを明らかにした。 今回の離脱派の大逆転劇に力を与えたのは、エリザベス女王のあるひと言だったという。 「英国が欧州(連合)の一部であるべき理由を3つ挙げてください」 保守系新聞や大衆紙が女王の言葉として報じたことで、女王陛下は英国のEU残留に疑義をお持ちであるという空気が広がったというのだ。 英国王室は、発言自体は認めたが、会食の席での発言だと説明したようだが、離脱派に利用されてしまったようだ。 またアーティストたちも離脱派、残留派でかまびすしかった。離脱派はローリング・ストーンズのミック・ジャガー。残留派は女優のエマ・トンプソン、『ハリー・ポッター』の原作者J・K・ローリング、サッカーのデヴィッド・ベッカムなど。残留派が優勢のようだが、結果はご覧の通り。 EUにはさまざまな規制があり、それが反発を招いていたという側面もあるようだ。 「イギリスで問題となっているのは、EUによる雇用条件や労働時間の縛りです。週当たりの労働時間を45時間としたり、年間4週間の有給休暇が定められた『労働時間指令』があり、産業界からは労働時間を硬直化させていると改善を求める声が出ていました」(ロンドン在住のジャーナリスト・木村正人氏) 移民への反発も強かったといわれるが、移民の多くはポーランドなどの東欧系で、建設現場の作業員など、3K職場で真面目に働くのが大半だった。彼らが凶暴で、犯罪を多発させているということはなかったそうだ。 だが、現在のロンドンでは英国籍の白人の割合は5割を切ったそうだから、このままでは移民大国になってしまうという不安があったのではないかといわれているようだ。 離脱は、スコットランドや北アイルランドの独立に向けた動きにつながっていくのだろうか? スコットランドは離脱決定直後の世論調査で59%の住民がイギリスからの独立を支持したというから、この流れは止まりそうにない。 イギリスに進出している日本企業は900~1,000社ぐらいあるという。中でも、高速鉄道や原発の軽水炉を受注するといわれている日立と、約8,000人の労働者を雇用して年間50万台を生産している日産はどうなるのか。 日立はイギリス国内だからさほど影響はなさそうだが、日産の輸出先はEUだから、10%の関税がかけられることになる。今はポンド安だからいいが、これからどうなるか心配のようだ。 イギリスが離脱したことによって、次はどこか? フランス、フィンランド、オーストリア、オランダ、ハンガリーあたりが離れるのではないかとドイツは怯えているという。離脱でイギリスが頭を抱えているのが、世界の金融街「シティ」から大手投資銀行のモルガン・スタンレーなどが次々に移転を始めていることだろう。EU離脱で「パスポート制度」が使えなくなるからだ。これはEU内のどこか1カ所で免許を取得すれば、EU加盟国ならどこでも自由に支店を開くことができるというものだが、そのメリットがなくなってしまうからだ。 離脱決定で日本でも株価が大幅に下げ、円高が急激に進んだが、第一生命経済研究所の長濱利廣主席エコノミストは、1ドル=95円を割ってくることは大いにあり得るし、株も最大で1万4,000円台半ばまで売り込まれることもあると予測する。 経済のグローバル化を推し進めた結果、はるか遠い国であるイギリスのEU離脱が日本経済を直撃する時代だ。EU崩壊、トランプ大統領誕生などがあれば日本経済は吹っ飛ぶ。 アベノミクスなど風の中のチリのようなものであったことが、安倍首相も黒田日銀総裁も嫌というほどわかったことだろう。 今週の第1位は、やはりこれだ。女優・高島礼子(51)の夫で、元俳優の高知東生(51)が、6月24日、覚せい剤取締法違反などの容疑で、厚生労働省関東信越厚生局麻薬取締部に現行犯逮捕されてしまった事件である。 それも、横浜のラブホテルでクラブホステス・五十川(いそかわ)敦子(33)と寝ている現場に踏み込まれたのだから、高島の心中いかばかりか。 高知は昨年6月、俳優として限界を感じ、妻を内助すると高らかに「主夫宣言」したのである。パーキンソン病を患っている高島の父親の介護もするとも言っていたのだが、年下の愛人との覚せい剤SEXに溺れていたのだから、あきれ果てる。 週刊新潮によれば、麻取が高知をマークしていたのは1年ぐらい前からだったという。「逮捕前日も捜査チームが2人のクルマをマークしていたところ、女が密売人とコンタクト。当日の朝2時頃になって、相次いでラブホへチェックインしたということなんだ。クスリはもちろん、体液のついたタオルや包まれた形のティッシュを押収したけど、その中にコンドームは見当たらなかったと聞いているよ」(捜査関係者) 高知は高知県出身で、明徳義塾の頃は高校球児だった。週刊文春で芸能デスクがこう話している。 「上京後は水商売を転々。AV女優のスカウトマンをしながら自慢のベンツを乗り回していたこともあった。俳優になってからも話題になるのは“女優との交際発覚”だけ。1991年から約5年間、人気AV女優のあいだもも(46)と結婚していましたが、結婚中から、かとうれいこ(47)、宮崎ますみ(48)、井上晴美(41)らと浮き名を流しています。(中略)高島と再婚したのは99年2月。彼は狙った女を『お前が一番だ』とホメ殺ししていくんです。高島と出会った頃から、『日本一の女優なんだ』と大はしゃぎで吹聴していた」 また同誌で、高知と高島が結婚する前に半同棲していたという元交際相手がこう話す。 「高島さんに言い寄っていた時には『俺はこの結婚に人生賭けてる。これが成功すれば一生安泰だ』と語るなど、ハナから“ビジネス結婚”だったのです」 高知と共に逮捕された五十川は、横浜市で歯科医師会会長を務める父親のもとで裕福な少女時代を過ごしていたようだが、十代の頃都内でスカウトされて大手芸能事務所に所属していたこともある。だが、タレントとしては芽が出ず、「あつこ」という芸名でレースクィーンをしていたという。 ちなみに、高島も元レースクィーンだった。五十川を知る芸能関係者が文春でこう語る。 「報道ではクラブホステスとなっていますが、彼女の本当の姿は、本名を捨てた芸能人専門の“プロ彼女”『あつこ』なんです。芸能人と接点を持つと“枕”ができる子を揃えて合コンを開く。そうすることで芸能人に気に入られ、人脈が広がっていく。まるで芸能人と寝ることがステイタスと思っているようでした」 高知とは、10年ぐらいの付き合いになるそうだ。文春でレースクィーン仲間が、五十川からシャブの話を聞いたのは08年頃だと話しているから、高知とのシャブを使った爛れたSEXも長く続いた“お楽しみ”だったようである。 逮捕後、当局は高知を伴って自宅をガサ入れして、ストロー1本と空の「パケ(覚醒剤を保管するビニール小袋)」を押収したと文春が報じている。その時、高島は東映京都撮影所にいた。高知逮捕の報を受けて、高島はテレ朝や東映のスタッフに「降板させてほしい」と平謝りし、覚せい剤については「私は大丈夫。いつ検査されても平気だから」と話したという。 自宅にまで覚せい剤関連の品々を残していたというのだから、妻である高島がまったく知らなかったのかという“疑惑”は当然ながら出てくる。それもシャブ中になって長いから、亭主の異変に気づかなかったのだろうか? “小股の切れ上がったいい女”高島に、人生最大の試練が襲いかかる。 彼女が主演した映画『極道の妻たち』のタンカのように「渡世のケジメつけさせてもらうで。高知死ね!」と、行くのだろうか? 【巻末付録】 先週、現代がSEX記事を大幅に縮小したので、これはポストとのわいせつ闘争から離脱かと思ったら、今週はまたページを割いている。 それも、講談社が昔出していた婦人雑誌「婦人倶楽部」の付録だったSEX特集を持ち出し、そこからSEXの奥義を学ぼうというのである。 ポストのほうは相変わらず「美熟女」もので、今週は「ヘアとTバッグと下着」特集。お暇なら見てよね! 現代のグラビアは「2016年、最注目の女優 片山萌美『挑発』」「撮り下ろしヘアヌード はるな」。名カメラマンたちが撮った「青春のヌード・セレクション」。バスで泡まみれになっている池上季実子のお尻が、なんとも言えずかわいい。 袋とじは「壇蜜 日本一美しいヌード」。壇蜜も35。熟れきった肢体を売るのも、そろそろ納め時か。 意外によかったのが、ポストの巻頭「葉加瀬マイ 遠雷」だ。写真も迫力がある。 後半は「妻の名は塔子 私の知らない女」と無名の子だが、なかなかいい。袋とじは「人気ナンバーワンのエロすぎる肢体を公開 川上ゆう」。私はこういうプロたちより、名前の知らない女の子の日常と、秘められた陰の部分という「物語」が好きだ。 飯田編集長自ら女の子捜しに出張っているのかな。趣味がいいよ! というわけで、今週はポストの辛勝。 (文=元木昌彦)「週刊文春」(7/7号、文藝春秋社)






