東北人のほうが感じやすい!? 3000人アンケートで判明「SEX県民性」とは

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「週刊現代」5/9・16号
今週の注目記事 第1位「『名医』を疑え!」(「週刊文春」4/30号) 第2位「独占掲載『マッサン』のエリー 衝撃の全裸ヘアヌード*見えなかったらお代はお返しします」(「週刊現代」5/9・16号) 第3位「山本太郎議員の元幼妻 衝撃ヘアヌード スクープ公開!」(「フライデー」5/8号) 第4位「3000人アンケートで『SEX県民性』が判明した」(「週刊ポスト」5/8・15号) 第5位「大幅に拡充した『新ふるさと納税』」(「週刊新潮」4/30号) 第6位「安倍官邸と大メディア 弾圧と癒着の全記録」(「週刊ポスト」5/8・15号) 第7位「悪い話ばかりじゃない『人口激減社会』の利点検証」(「週刊新潮」4/30号) 第8位「西内まりあ 城田優と真剣密会 熱撮中継」(「フライデー」5/8号) 第9位「『春ドラマ』悲鳴と歓声の楽屋裏」(「週刊新潮」4/30号) 第10位「愛川欽也 享年80 が愛した3人の“妻”」(「週刊文春」4/30号)  さて、今週は現代とポストのセクシー対決はなし。なぜならポストは「SEX県民性」が、現代とフライデーはヌードグラビアがランクインしたからである。  だがこれは、あまり喜べたものではない。合併号になると「あの人は今」式の企画が多くなるが、取材不足のためか内容に深みも面白さもない。現代の「あの騒動の主役16人の『あれから』」はその典型で、これまでの騒動をなぞるだけで終わってしまっていて、新情報はほとんどない。現代には悪いが、巻頭の「習近平のスキャンダルを追え!」「『5月暴落説』『ギリシャ・デフォルト説』をどう見るか」「決定! 日本をダメにした10人」なども首をかしげたくなる作りである。  「習近平~」は、中国通の編集次長の署名記事だったので期待して読んだが、期待外れ。現代の株の記事は、このところどっちつかずで、読んでいて上がるのか下がるのか、買いなのか売りなのかハッキリしてくれという内容が多い。「日本をダメにした~」などは、取り上げられている人物が毎度お馴染みの人間たちで、視点の新しさもない。  ポストも官邸とメディアの癒着批判はいいと思うが、それ以外にこれという読み物は「SEX県民性」ぐらいしかないのは寂しい。2週間じっくり売るのだから、時間と取材費をかけたノンフィクションでもやったらいいのではないか。それとも、その余裕さえないということか。  先週も愛川欽也の死について少し触れたが、私の思ってた以上に知名度、人気が高かったことに驚いている。文春は「愛川欽也 享年80 が愛した3人の“妻”」という特集を組んでいるが、長短はあっても各誌、彼についての記事、それも「いい話」が多い。  文春によると最初の妻は、愛川が俳優座養成所時代に同期だった女性で、一男一女をもうけ、売れる前の愛川を支えた。しかし20年後に離婚を発表。その翌日に現在の妻であるうつみ宮土理(71)と再婚したが、持っていた豪邸も前妻に渡し、慰謝料も相当払ったと書いている。  2人の結婚生活はお互いがお互いを縛らない不干渉夫婦だったが、うまくいっていたそうだ。そこへ“第3の妻”の存在が発覚する。愛川のキンキン塾に所属する42歳年下の女優・任漢香(38)。  当時、韓流好きが高じて韓国に留学中だったうつみは、「七十歳すぎて若い女の子と噂が立つなんて、キンキンかっこいい!」と、内心はともかく愛川を擁護した。愛川が製作した映画のほとんどで任が愛川の相手役を務め、中目黒に作った8億円といわれる「キンケロ・シアター」も、任に対する愛情からではなかったかという声もあるそうだ。  だが、愛川の知人が、「愛川が最も愛したのはうつみだった」と言っている。菅原文太とは肝胆相照らす仲だったが、死ぬときは、2人の女性に思われて亡くなった愛川のほうが幸せだったのかもしれない。  さて、春のドラマも出そろったテレビ局だが、相変わらずフジテレビが苦戦しているようだ。日刊ゲンダイ(4月23日付)がこう報じている。 「フジテレビの新番組が“壊滅”危機に陥っている。視聴率低迷はいよいよシャレにならないレベルになってきた。『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)に対抗すべく、安藤優子キャスターを司会に据えて鳴り物入りでスタートした昼の情報番組『直撃LIVEグッディ!』は、20日の一部時間帯で平均視聴率1.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区=以下同)に落ち込むなど大苦戦。10%台を維持するミヤネ屋を脅かすどころか、早期打ち切りを心配する声も上がっている。(中略)  ゴールデン帯の新番組も1ケタ台が連発だ。森高千里(46)司会の新歌番組『水曜歌謡祭』は初回の2時間スペシャルが7.3%。深夜枠からゴールデン帯に昇格したバラエティー番組『有吉のニッポン元気プロジェクト おーい!ひろいき村』も、初回の2時間スペシャルは7.7%だった。新バラエティー番組『発見!なるほどレストラン 日本のおいしいごはんを作ろう!』も初回4.0%である。  ジャニーズ『嵐』相葉雅紀(32)主演の月9ドラマ『ようこそ、わが家へ』も危ない。15分間拡大した初回こそ13.0%とまずまずだったが、2回目は11.4%に下落。フジ月9からテレ朝“木10”にくら替えしたキムタク主演『アイムホーム』が初回16.7%をマークしたのとは対照的で、1ケタ転落も心配されている。  水曜午後10時のドラマ『心がポキッとね』も初回こそ10.4%だったが、2回目は7・5%に落ち込んだ」  『心がポキッとね』は50歳の山口智子を担ぎ出してきた“勝負ドラマ”のようだが、新潮で「アナタもう50だろう。ちゃんと喋ろうよ」(上智大学碓井広義教授)「要は古臭いということ」(コラムニストの丸山タケシ氏)と、やはり評判はよくないようだ。  マンガと、ちゃらちゃらした女子アナ人気に頼りすぎてきたツケは、相当重いようである。  フライデーでは“なりたい顔No.1”の西内まりやが、城田優と「真剣密会」しているところの隠し撮りに成功している。2人の出会いは、3年前に放送されたドラマ『GTO』(フジテレビ系)での共演だったそうだ。 「当初西内は、8歳上の城田のことを兄のように慕っていましたが、急接近したのは今年の3月頃。西内が多方面の仕事に取り組むようになり、同じように俳優業と歌手活動を両立している城田に仕事の悩みを打ち明けているうちに、距離が縮まったとか……」(芸能プロダクション関係者)  しかし、人気者って恋愛するのも大変なんだと、写真を眺めながらため息が出る。  今週の週刊新潮は、よほどネタに困ったのか、巻頭特集は「『人口激減社会』の利点検証」というヒマネタ(失礼!)から始まる。  確かに、4月17日に総務省が発表した人口推計(昨年10月1日時点)によると、外国人を含む総人口は前年に比べて21万5,000人減った。当然ながら少子高齢化はますます進み、65歳以上の高齢者は3,300万人で、14歳以下の2倍を超える。  さらに、増田寛也元総務相が座長を務める「日本創成会議」が昨年5月に発表した試算によると、出産適齢期の20歳から39歳の女性の人口が2040年までに半減する自治体を「消滅可能性都市」であるとし、全国の約1,800の自治体のうち896市区村町が消失するとしたのである。都市部では東京・豊島区がリストに入った。  さあ大変だ。昔、ニューヨークで大停電があったとき、その10カ月後に出生率が急増したことがあったから、日本中を夜だけでも1週間停電にしてみたらどうか、などと考えるこちとらとは頭のデキが違う新潮編集部は、江戸時代やペストの流行によって2,000万人以上減ったヨーロッパを引っ張り出してきた。  江戸時代・徳川吉宗の時代には3,200万人いた人口が、その後70年間の飢饉や天変地異で300万人減少したが、農民の耕作面積が拡大したことや、労働力不足のために新たな農機具を開発したことで、豊かになった農民が都市部で貨幣を使うことで経済が活性化し、そのゆとりが「江戸文化を勃興させました」(現代社会研究所の古田隆彦所長)  同じようにヨーロッパも、働き手が減ったがさまざまな工夫で農業生産量は保たれたから、農業生産者の賃金は高騰し、その富が都市部に流れ込んでルネサンス文化を花開かせた。だから同じように考えれば、人口減少は心配することはないというのだが、農業が疲弊している現代で、それと同じことが起きるとは、私には考えられない。  だが、成長なき成長時代をどう生きるのかは、今こそ真剣に考えなければいけないこと、言うまでもない。  ポストが毎週のように追及している、大メディアと安倍官邸との「癒着」ともいえる馴れ合い関係批判を、私は支持している。ポストは第2次安倍内閣発足から、安倍首相と新聞とテレビ局幹部らとの「夜の会食」は2年半で50回に上るという。田崎史郎時事通信解説委員なども足しげく通っているし、ここには出てきていないのは「会食」ではないからかもしれないが、田原総一朗氏などもよく安倍首相と会っている。  メディア論では、「権力のメディア操縦」は3段階で進むという。第1段階は圧力で政権に不利な報道を規制する。第2段階はメディアのトップを懐柔することで政権批判を自主規制させ、第3段階では現場の記者たちが問題意識さえ持たなくなって権力監視機能を完全マヒさせる。  安倍はこれを忠実に実行し、ほぼ第3段階まで来ているのではないだろうか。もともと新聞というのは戦時中やGHQ占領時代を見てみればよくわかるように、強い者にはひたすら弱く、相手がそれほど強くないと見るや「われわれはウォッチドッグでなければならない」と言い出すメディアなのである。  もちろん、テレビは言うまでもない。 「昨年来、日本の外務官僚たちが、批判的な記事を大っぴらに攻撃しているようだ」  独紙フランクフルター・アルゲマイネのカルステン・ゲルミス記者が日本外国特派員協会の機関誌にこう書いて、話題になっていると4月28日のasahi.comが報じている。 「ゲルミス氏は2010年1月から今月上旬まで東京に5年余り滞在した。発端となる記事をFAZ紙に掲載したのは昨年8月14日のこと。『漁夫の利』と題し、『安倍政権が歴史の修正を試み、韓国との関係を悪化させているうちに、中韓が接近して日本は孤立化する』という内容の記事だった。(中略)記事が出た直後に、在フランクフルト日本総領事がFAZ本社を訪れ、海外担当の編集者に1時間半にわたり抗議したという」  その結果、中根猛・駐ベルリン大使による反論記事が9月1日付のFAZ紙に掲載された。 「寄稿によると、総領事は、中国が、ゲルミス氏の記事を反日プロパガンダに利用していると強調。さらに、総領事は『金が絡んでいると疑い始めざるを得ない』と指摘した」(同)  批判的な記事を書いた記者のことを、こともあろうに「中国から金が出ている」と誹謗するなど、言語道断である。トップがトップなら、下の役人どもも身の程をわきまえないということか。外国メディアの笑いものだが、日本のメディアでこれを笑えるところは、どこにもないのではないか。  ふるさと納税というのが、話題だそうである。だが、私にはその仕組みがよくわからない。今週の新潮が「大幅に拡充した『新ふるさと納税』厳選ガイド」という特集を組んでいるが、もらえるモノは天童市のさくらんぼはいいが、久留米市の電動アシスト自転車、備前市の電動歯ブラシやタブレットPC、大喜多町のスイスの高級腕時計(ゲットできるかもしれないだが)、泉佐野市の航空会社「ピーチ」のポイントとなると、なんでこれが「ふるさと」と関係があるのかがわからない。  その上「何しろ、実質2000円を負担するだけで、その数倍から数十倍以上の品物(あるいはサービス)が手に入るのだ」「寄付金が1万円でも10万円でも負担はおよそ2000円だけですから、どうせなら高い品物を選びますよね」(新潮)という仕組みが理解できない。  先の久留米市の例では、寄付を22万円すると定価10万4,800円の電動アシスト自転車「アシスタDX・2015年モデル」がもらえるというのだが、還元率は47%である。半分もカネが戻ってこないのに、負担が実質2,000円というのは、税金の還付で戻ってくるというのだろうか。わからないときはやってみるに限る。このところうまい肉を食べてないから、三重県松阪市に5万円寄付して「松阪牛ロース600グラム」をもらってみようか。  ポストのSEXと県民性はよくやる企画で、今回もさほどの新味はないが、あると見てしまうのがこの手の記事である。  セックスの頻度(週に1回以上の割合)では、1位の愛媛県が39%、2位の和歌山県が33.3%なのに、富山県では5.2%とかなりの開きがある。オーガズムの頻度(毎回感じる)では福島県が31.8%、2位の山形県が22.2%なのに、香川県は3.9%である。東北人のほうが感じやすいのかね。  セックスは好きですか? という問いには、宮崎県が84.6%、2位の山形県が83.3%なのに、京都府は41.8%、長野県が42.9%だから、口説くなら宮崎か山形県人か? オナニー好きは山形、秋田、愛媛の順で、フェラチオ好きは愛媛、秋田、福島の順だ。  まあ、BARで女の子と話す話題作りにはなる記事ではある。  ところで、自分の元妻がヘア・ヌードになったりAVに出たら、元夫としてはどう感じるのだろう。フライデーの「山本太郎議員の元幼妻がAVデビュー! 『衝撃ヘアヌード』を緊急スクープ公開!」を見ながら、そんなことを思った。  彼女は本名・割鞘朱璃(わりさやじゅり・22)。19歳の時、18歳年上の山本と結婚したが、わずか3カ月で離婚しているから、元夫のほうには彼女のカラダへの「思い出」はそうはないのかもしれないが、一度は激しく愛した女性がヘアを晒して喘ぐ姿を世間に公開されるというのは、どんな感じなのだろう。なかなか美形である。黒いパンティだけのお尻を見せて、こちらを振り向いている顔は、男ならグッとくる表情である。  逃がした魚は大きかったと、この袋とじを見ながら山本センセイはつぶやいているのだろうか。自民党のセンセイたちは、国会で質問してみたら?  現代の袋とじも、なかなか派手である。NHKの朝ドラ『マッサン』で一躍知名度を上げ人気者になったシャーロット・ケイト・フォックスだが、もともと彼女はアメリカで売れない女優だった。  日本でがぜん売れっ子になったのだが、その彼女がだいぶ前に出演していたインディーズレーベルの映画『誘惑のジェラシー』で、濃厚なセックスシーンも厭わず、ヘアを晒しながら熱演していたというのだ。  映画では、確かにアンダーヘアも見える。男とのセックスシーンもある。『マッサン』人気で注目浴びているからであろう、この映画がDVDで近々発売になるというパブではあるが、テレビドラマの清楚な役との乖離がなかなかそそるのである。ぜひ一見を。  今週の1位は文春の特集。  「医は仁術なり」と言われる。広辞苑によれば「医は人命を救う博愛の道である」ことを意味する格言。  だが、このところテレビなどで取り上げられる「名医」たちは、難しい手術をこなせる“技術”にばかりスポットライトが当てられ、患者に対する“博愛”の精神が欠如している医者が多いのではないかと文春が特集を組んでいる。  トップに挙げられたのは、人工血管「ステントグラフト」の第一人者とされ“神の手”を持つとNHKの『プロフェッショナル 仕事の流儀』でも特集を組まれた慈恵医大・大木隆生教授(52)である。  慈恵を卒業した大木氏は、渡米して学んだ医科大学でステントグラフト治療(大動脈瘤などの手術で、折りたたんだ人工血管を脚の付け根から通して血管を補強することで、瘤の拡大や破裂を回避する)により名を挙げて、06年に帰国して慈恵医大の教授に就任した。  文春によれば、その名医が、手術した患者(死亡・当時74歳)の遺族から、8,700万円の損害賠償請求訴訟を起こされているというのである。当該の患者の手術は10時間半にも及んだというから、相当な難手術であったようだ。手術の2日後に患者は亡くなっている。  訴訟に至ったのは、術前の説明「インフォームド・コンセント」が十分ではないというものだ。遺族側は、手術死亡率について、開胸手術では20%、ステントでは2~3%だと説明されていたという。しかも「未承認の機器」を使ったのでリスクが高いはずなのに、そのリスクに対する開示はなかったと主張しているそうである。  遺族側は、特注のステントグラフトを作製したメーカーが大木氏に再三、「この特注品は試験をしておらず、予期せぬ危険が生じる可能性があることを、患者に対して必ず忠告しなければならない」と書いてある文書を入手しているという。  これだけでも大木氏の“博愛精神”に疑問があるが、これまでも手術室で大木氏はゴルフのクラブを振り回して、レントゲン写真などを見るためのシャーカステンというディスプレイ機器を割って、全身麻酔の患者に破片が飛べば大惨事になっていた非常識な“事件”も起こしていたという。  大木氏は文春の取材に対して、訴訟の事実は認めたが、こう言っている。 「患者が亡くなった場合、全員が全員納得する医療を提供するのは至難の業です」  このほかにも、群馬大学病院第二外科助教・須納瀬豊医師が腹腔鏡下肝切除術で8人が死亡したケースでは、群大病院側が「全ての事例において、過失があったと判断された」という最終報告書を出したが、文春は、第二外科の責任者である診療科長の責任も問われなければならないのではと追及している。  腹腔鏡手術を受けた患者11人が死亡した千葉県がんセンター、生体肝移植で4人が死亡した消化器疾患専門病院「神戸国際フロンティアメディカルセンター」なども取り上げている。  医療に詳しいジャーナリストの鳥集徹氏は、「ダメな名医」の見抜き方をこう話す。 「名医と呼ばれながら事故を起こしてしまう医師に共通するのは、患者に『簡単な手術』などと説明して手術に誘導していることです。(中略)私がほんとうに名医だと思う医師は、必ず『他の医者にセカンドオピニオンを聞くべきだ』と口を揃えます」  私の友人の外科医が「手術なんてさして難しくはない。大工仕事と同じだよ」と私にいったことがある。大工仕事を易しいといっているのではない。神の手などなくても一生懸命手術し、それでも助けられない命があるということである。  自分は名医などとふんぞり返っている医者にろくな者はいないのだが、そうした連中を、ラーメンランキングのごとく、名医のいる病院などと特集を組んだり、それを売りにする単行本を出すから、つけあがらせるのだ。  文春は「失敗しない病院選びの最新5カ条」を挙げている 1 外科医は“エンジニア”(これは、私の知人の外科医が言っていたことと同じ) 2 セカンドオピニオンに紹介状は不要(まったく違うクラスの病院や、その地域と離れた病院へ行く) 3 質問・資料請求は遠慮せずに(これに応じない病院は?) 4 病院内の“空気”を読む 5 通える範囲に「かかりつけ医」を。人生持つべき友は医者と弁護士ですぞ。 【蛇足】  映画『セッション』がいい。ドラムスティック2本でこれほど興奮させてくれる映画は初めてだった。世界的なドラマーを目指し、文字通り血のにじむような練習をする学生と、それを徹底的に教え、苛め抜く音楽教師。  単なるスポ根ものではない。29歳の新鋭監督が語りたかったのはJAZZの素晴らしさである。最後のすさまじい演奏「Caravan」が終わったとき、館内から拍手が沸き起こった。ぜひ見てほしい。  それに比べて、ビートたけしの新作『龍三と七人の子分たち』はいただけない。引退した元ヤクザのジジイたちが、オレオレ詐欺やら悪徳訪問販売でやりたい放題のガキを相手に大暴れするというコメディ。  藤竜也が背中に彫り物を入れて凄んでみせるのはなかなか様にはなっているが、こういう物語にはなくてはならない爽快感がまるでないのだ。クリント・イーストウッドの『グラン・トリノ』を見終わったときのような、カタルシスがないのだ。  たけしとイーストウッドを比べてはたけしが恐縮するだろうが、単なる元悪ジジイたちんの悪ふざけの映画にしかなっていない。  いつもむやみに拳銃をぶっ放すたけし映画のように、なんとか連合などと名乗って六本木あたりでバカ騒ぎをしているヤツら、「何々人は死ね」とヘイトスピーチをしている差別主義者、スマホをいじりながらよたよた駅のホームを歩くバカガキたちを撃って撃って撃ちまくる映画にしたら、ジジイたちには受ける映画になったはずだと思いながら映画館を後にした。 (文=元木昌彦)

貴乃花親方後援会パーティーで、怪しい水を宣伝!?「今度はマルチ商法か」 

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週刊新潮」4/23号中吊広告より
今週の注目記事 第1位「フィリピン買春1万2千6百人の変態校長」(「週刊文春」4/23号)    「欲望を完全解放した『元中学校校長』絶倫熱帯夜」(「週刊新潮」4/23号) 第2位「原子力村VS.反原発弁護団の闘い」(『週刊朝日』5/1号)「そして、裁判官は飛ばされた」(『週刊現代』5/2号) 第3位「フランス『痩せすぎモデル禁止法』!日本でアウトはこの有名モデル」(「週刊新潮」4/23号) 第4位「『貴乃花』後援会パーティーで景子夫人が宣伝した『マルチ商法の水』」(「週刊新潮」4/23号) 第5位「安倍官邸、大銀行に『瀕死のシャープを助けてやれ!』」(『週刊現代』5/2号) 第6位「鹿島灘イルカ156頭“集団自殺”は『大地震の予兆か』徹底分析」(「週刊ポスト」5/1号) 第7位「『クロ現』だけじゃない! NHKが触れない『Nスペ』問題シーン」(「週刊文春」4/23号) 第8位「269万社ビッグデータで日本の社長出身地、、学歴、報酬の秘密がわかった」(「週刊ポスト」5/1号) 第9位「ついに妊娠上戸彩 セックスレスを乗り越えた“高タンパク手料理”」(「週刊文春」4/23号) 今週の記事にイチャモン「沖縄のタブー」(「週刊文春」4/23号)「日本経済 回復の実感はいつ?」(『ニューズウィーク日本版』4/21号) 番外 現代、ポストのセクシーグラビア&SEX記事対決の勝者はどっちだ!   ポストは「笛木優子 魅惑のランジェリー」セクシーと「物理のセンセイ」のヌード。この2本はどうということはないが、前半のグラビア「おっぱいがいっぱい」の冒頭写真には、ドキッとさせられた。下からあおった見事なおっぱい写真で、迫力満点だ。  現代は「山本陽子 妖艶ヌード」、「『ミス日本』ファイナリスト 無敵のヘアヌードを初公開!!」、袋とじが「小島可奈子 癒やされるヘア・ヌード」。小島もいいが、やはりおっぱいがいっぱいのほうが迫力という点では優っていると思う。  SEX記事は、現代が「『恥ずかしい』と『気持ちいい』の二律背反構造」、ポストが美女医『マリリン先生』が教える『女が感じる魔法のセックス』」。どちらも新鮮さや新発見はない記事である。  現代では、脳内学者の塩田久嗣氏がこう話す。 「人間は大きなストレスを味わったとき、そのつらさに耐えるため、脳内でエンドルフィンなどの物質を分泌します。これこそが『脳内麻薬』と呼ばれるものです。エンドルフィンは、つらさを打ち消すだけでなく、さらに進んで、強い恍惚感、快楽をもたらします」  したがって、「恥ずかしい」というストレスが快感に変わるのだそうである。  ポストでマリリン先生は、前戯でキスしてから乳房に触り、秘部に手を伸ばして十分に女性が濡れたら挿入というパターン化をやめて、胸を触る前に背中を指でくすぐるように触ると、背中の背骨の周辺には太い神経が走っていて、刺激されると下半身にまで快感が広がるそうである。  御用とお急ぎでない方は、ぜひ試してみて下さい。今週は、ポストのど迫力おっぱいの勝利だ~ッ。  さて、今週新たに設けた「記事にイチャモン」コーナーの晴れの第1回大賞には、文春とニューズウィーク日本版の記事を選んだ。  文春、新潮がやや保守的で、現代、ポストはややリベラルだと、ここで何度も書いているが、昔はリベラル派週刊誌が保守派を凌駕していた時代が長かったのだが、2000年以降ぐらいからだろう、週刊誌全体の部数大幅減もあるのだが、保守派、中でも文春がトップを走り続けている。これは世の中の保守化、右傾化と無縁ではないはずだ。  今週、文春は巻頭で翁長雄志知事批判をやっているが、私には、政府の意を受けてとまでは言わないが、週刊誌のあり方としていいのだろうかと、疑問を持たざるを得ない記事作りである。  今月14日、沖縄県の翁長知事(64)は、河野洋平元衆議院議長とともに中国北京にいた。彼らを出迎えたのは、中国のナンバー2である李克強首相だったが、3月に谷垣禎一自民党幹事長らが訪中した際には、李首相との会談は実現しておらず、中国側がいかに翁長知事を重要視しているかがわかると、中国特派員に語らせている。  だが、李首相が出てきたのは河野談話を出した河野氏が長年中国首脳と親しいためであり、翁長知事はそのお相伴にあずかったと考えるべきであろう。さらに文春は「いま、日米両政府は、沖縄をめぐる中国の動きへの警戒を高めている。沖縄は東アジアに睨みをきかす米軍の一大拠点である。一方、東シナ海から太平洋への外洋進出を狙う中国にとっても、なんとしても手中に収めたい戦略上の要地だ」と書くが、これはその通りであろう。  4月4日には菅義偉官房長官と翁長知事が那覇市内のホテルで会談したが、翁長知事は「十五分間にわたりまくしたてた」と書き、「小誌メルマガ読者にアンケートを実施したところ、六十七・三パーセントは移設に賛成という回答だった」としているが、文春の熱心な読者には政権支持派が多いはずだから、これが多くの日本人と沖縄の民意を表していることにはならない。  もっと不思議なのは、福岡の中国総領事館の総領事が翁長知事を表敬訪問したことに対して、沖縄県庁関係者がこう語っていることだ。 「那覇市と友好都市の福建省の福州市をつなぐ定期航空便周航の早期実現、そして沖縄県庁の職員と県内の大学生を数人ずつ今年九月から一年間、北京にある外交学院に留学させる計画です。(中略)県庁内に中国シンパを作りたい意図が見え見えです」  もともと沖縄と中国の関係は、琉球時代にさかのぼる。それにこうした人的相互交流は、どんどんやるべきではないか。  さらには、中国の国家政策の巨大シンクタンクの最高顧問が、「翁長知事在任中に琉球独立の流れを作ることが必要」と述べたことを取り上げ、中国にとって、もはや沖縄は独立国並で、そう扱うことで、沖縄と日本本土の分離を煽ろうというのでしょうと、公安関係者に言わせている。だが、沖縄と本土を分離させているのは日本政府ではないかと、沖縄から批判の矢が飛んでくるはずだ。 あの鳩山由紀夫元首相と翁長知事が親しいとか、移設反対運動をやっている人間には革マル派がいると公安資料を引用し、連日のように反対運動の動向を伝える地元紙も「疑問視されている」(文春)と書くに至っては、安倍政権の広報誌かと言いたくなる書き方である。  歴史社会学者の小熊英二氏は4月14日の朝日新聞で、日米安保条約には誤解があると書いている。これは防衛条約ではなく、日本が米軍に基地を提供するための条約だ。それなのに歴代政権は、これを日本防衛のための条約だと説明してきた。「辺野古移設は『沖縄問題』ではない。それは日米関係の実態を、国内向けの『建前』で覆い隠してきたツケが集約的に露呈した問題だ」と、日米関係を建設的な方向に転換せよと説いている。  週刊誌の常だが、大本を見ずに自分の都合のいい枝葉末節を取り上げて批判するのでは、言論機関としてのあり方に疑問を持たざるを得ない。  同様に読んで驚いたのが、ニューズウィーク日本版の「アベノミクス成長の実感はいつ?」という記事だ。アベノミクスの歪みを皮肉った記事かと思えば、そうではない。アベノミクスで日本人は幸福になっているという、唖然とする記事なのだ。  投資顧問会社のピーター・タスカ氏は、まず、日本の自殺者が減少しているのは悲観する人が減っているからで、その主な理由は日本の経済情勢にあるとしている。  完全雇用が実現し、理論上は職を求める全ての人に職があるのだから、「安倍政権からの圧力がなくても、これだけ労働市場がタイトになれば、賃上げ交渉の主導権が雇用者側から労働者側へ移るのは当然だ」と、どこの国のことをいっているのだろうかと疑いたくなる書き方である。  消費者物価がほとんど上がってないのだから、ほとんどの労働者は新たな豊かさを実感できるはずだ。少子化で新規就労者は減る一方だから、フルタイムの正規雇用の伸びがパート労働者の伸びを上回るのも時間の問題だとし、日本人はとても幸福なのだから、そう思いなさい、そう思わないのは自分が悪いからで、安倍政権はバラ色の未来を提供してくれると万歳三唱する。  もっと驚くのは、アンドルー・オブラス(世界銀行コンサルタント)なる人物が、「憲法改正が開く経済復活への道」と書いていることだ。 「長期的な視野に立てば、安倍の改憲の試みを日本再生に向けた改革の一環として、この国の復活に不可欠な要素と位置づけることが重要になる。安倍流の世界観に従えば、憲法の縛りを解き放って日本を『普通の国』にすることは、復活への最上の道だ」  この雑誌は保守派だが、オバマ大統領批判などに鋭い切れ味を見せるので、私も継続して読んでいるのだが、この記事を見てガッカリし、購読を打ち切ろうと思っている。 新聞は政府の広報紙という性格を持つ以上、アベノミクスについても批判ばかりできないのは理解できる。だが、雑誌が無批判に権力のお先棒を担いで、それを批判する側を叩くのでは、雑誌の存在理由はどこにあるのか。そんなことを考えさせられた2つの記事である。  第9位は、人気女優でCM女王の上戸彩(29)が妊娠3カ月だと判明したことを取り上げている文春の記事。    上戸がEXILEのHIRO(45)と結婚したのは3年前だが、2人とも忙しくてセックスレス状態になっていて、ちょっと険悪な雰囲気になったこともあると文春が書いている。それにHIROのほうはちょっとお年。そんな危機を乗り越えたのが、料理上手の上戸手作り朝食だったという。HIROの事務所「LDH」の関係者がこう語る。 「朝がどれだけ早くても必ず朝食を作ってHIROさんを送り出しています。(中略)ビタミンたっぷりのフルーツや筋肉に大切な高タンパクの手料理。HIROさんがあの肉体をキープできているのは姐さん(上戸のこと=筆者注)のお陰なんです」  意外に家庭的な女性のようだ。それに子ども好きで、08年には育児中の母子の健康管理をサポートする「チャイルドケアライセンス」の資格も取っているそうだ。まずはおめでとう。 8位はポストの「日本の社長」。現代でも時々やるが、変わり栄えのしない企画ではある。269万社で見れば出身大学の上位は、日本大学、早稲田大学、慶應義塾大学、明治大学、中央大学の順だが、トップ100に入る高額報酬社長になると東大、慶應、日大、中央、一橋がベスト5で、早稲田が6番目。  面白いのは、社長輩出率ランキングでは徳島、山形、香川、秋田、愛媛の順になり、東京は39番目だ。これは人口が少ないために起こった珍現象で、先の高額報酬社長の出身地では東京がダントツである。こういうネタは、他社との飲み会では使えるが、知ったからといって出世に結びつくとは思えない。  さて、4月9日に放送されたNHK『クローズアップ現代』で国谷裕子キャスターが、文春が報じたやらせについて、「取材が不十分で、部屋の借主と視聴者にお詫びします」と頭を下げた。  この問題の中間報告は不十分だと文春は批判し、これ以外にも、NHKスペシャルの『攻防 危険ドラッグ 闇のチャイナルートを追う』でも、中国の化学メーカーに詳しい日本人という「役」で、N記者と親しいX氏が登場してN記者のインタビューを受けていたと報じている。  N記者はXが出ていたことを認めているが、調査報告では絶対それには触れないと、NHKの幹部が話している。そうなれば報道局長や放送総局長だけではなく、籾井会長の進退まで問われることになるからだそうだが、これまでの文春の報道が事実なら、ここで長年たまった膿を出し切らないと、NHKの信用回復は難しいはずだ。 6位には、ポストのイルカ大量自殺と大地震の関係について報じた記事。    確かに3・11の東日本大震災の7日前にも、茨城県・鹿島灘の海岸に50頭を超えるカズハゴンドウが打ち上げられていた。そして4月10日に鉾田市で同じ種類のイルカが156頭も打ち上げられたのである。  ポストはイルカの大量死=大地震の予兆説がどれぐらい信憑性があるのかを調べているが、説得力があるのは、日本で01年以降に10頭以上のイルカが集団座礁したケースは今回を除き9回記録されているようだが、そのうち7回も、3カ月以内に震度5を超える地震が起きているというのだ。    いつ起きても不思議ではない大地震だが、こうした情報も知っておいて、いつでも対応できるよう、非常食や着るもの、ラジオなどを玄関脇に置いておいたほうがいい。という私も、ほとんど何もしていない。これから帰って荷物作りをしよう。    現代の巻頭はシャープの記事だ。安倍首相が自ら「シャープを助けてやれ」と檄を飛ばしているそうである。  それは、もしシャープが潰れでもしたら、せっかく円安・株高で景気が上向き加減になってきたのに、消費税増税以来の大きなダメージになるからだそうだ。  シャープは、もはや経営努力でなんとかなる時限ではないという。 「銀行は、1兆円以上に膨らんだシャープの負債を『デット・エクイティ・スワップ(DES)』つまり、『債務の株式化』という方法で減らす苦肉の策を提案した。負債のうち2000億円を棒引きにするかわり、銀行がその金額分のシャープ株を持つという荒技である」(現代)  だが、これは応急処置にしかならないため、経産省所管の官民ファンド・産業革新機構による支援も考えているそうである。  私はまったくの経済音痴だから、シャープがどのような状態にあるのかよくわからないが、JALの時もそうだったが、なんでもかんでも税金を投入して民間企業を助けるというのは感心しない。  新自由主義を導入し規制緩和したのだから、小泉や安倍がいつもいってるように、市場に任せればいいのではないか。それこそシャープの人には気の毒だが、自己責任ではないのかね。  ところで、テレビの司会や映画、ドラマなどで活躍してきたタレントで俳優の愛川欽也さんが亡くなった。享年80。  今年3月、20年間司会を務めた『出没!アド街ック天国』(テレビ東京系)を降板し、4月には彼が運営するインターネットテレビ局「kinkin.tv」も終了したことで、重病説が週刊誌で報じられていた。妻でタレントのうつみ宮土理は否定していたが、やはり事実だった。  1971年から始めた深夜ラジオ『パックインミュージック』のパーソナリティとなり、74~86年まで『11PM』(日本テレビ系)の司会を大橋巨泉と務め、人気者になった。 菅原文太とコンビを組んだ映画『トラック野郎』も大当たりし、晩年はニュース番組の司会もこなし、政治的な発言もしていた。  私は、彼がやっていた『パックインジャーナル』(朝日ニュースター)に一時期、準レギュラーとして出ていた。何度か、自分の芝居を見に来てくれといわれたが、忙しさに取り紛れていけなかったのが残念だ。  月に1回、1年半ほど番組には出ただろうか。総選挙があれば民主党政権が誕生するといわれていた時期だった。愛川さんは、どんなことをしても政権交代させなければいけないと大声で主張していた。  番組の中で私が「あまり民主党に期待を持ちすぎるのは気をつけたほうがいい。小沢一郎が裏で操っているのでは、自民党とさして変わらない政権になるかもしれない」と発言したら、私の言葉を遮り、顔を真っ赤にして「そんなことより、何がなんでも政権交代させることが第一です」といって、次の話題に移ってしまった。番組が終わり、プロデューサーが私のところへ来て、申し訳なさそうに「しばらくお休みしてくれませんか」と言った。「愛川さんに言われたのだね」というと、「少し時間がたってから、また声を掛けさせて下さい」と言いながら走り去った。  あの「おまっとさんでした」が聞けないと思うと、チョッピリ寂しい。そういえば現代の連載コラムで大橋巨泉さんが、がんの転移のため4度目の手術をすると書いている。本気で反戦を訴える人が次々にいなくなってしまうということは、ひと世代下のわれわれが意見を聞く相手がいなくなることを意味する。困ったものだ。 第4位は新潮。貴乃花と夫人の景子さんが開いたサポーター制の設立パーティーが大阪のホテルであったそうだが、その会場に置かれたサーバーに入っている水がおかしいと、報じている。  この水を扱っているのは「株式会社MiZ(以下、M社)」というマルチ商法の会社だという。商品名は「高機能DDSサプリメント補水液」というそうで、この水には免疫力を高める効果があると謳っている。免疫力を高める黒酵母βグルカンは水溶性で、体には吸収されにくいのだが、DDSという独自の技術を開発して吸収しやすくしたというのだ。  景子夫人も件のパーティーで「素晴らしい水です」と宣伝していたそうだが、これが相当いかがわしい商品らしいのだ。  製品そのものの欠陥もあるそうだが、そもそも社がセミナーやパンフレットに掲載している高知大学医学部教授らの臨床データなどが、彼らになんの許可もなく使われているというのである。  彼らが研究している黒酵母βグルカンは体内で吸収できるものではなく、まだまだ基礎研究の段階だという。彼らの開発したβグルカンをDDSで体内に吸収させる印象を受けるが、「そんなことはあり得ない話です」と全面否定しているのだ。  とんでもない商品を売っているM社の陶山慶子社長の、とんでも発言はこうだ。 「あの水にもその効果があるとは聞いていません。βグルカンが入っているだけで、効果があるかどうかは、お客様が決めることです」  貴乃花側も、そんなものは一切存じ上げないと、こちらもとんでも発言。新潮が言うように、貴乃花夫妻の「脇が甘すぎる」のは確かなようだ。  4月17日のasahi.comに、超人気スーパーモデル、ジゼル・ブンチェンさん(34)が、ファッションショーからの引退を表明したという記事がある。  彼女はドイツ系ブラジル人で14歳のときにデビューしたそうだ。米経済誌フォーブスが、昨年は4700万ドル(約56億円)の収入があったと報じ、「世界で最も所得が多いモデル」の座を8年連続で維持しているそうである。  モデルは憧れの職業なのだろうが、新潮によると、フランスでは「痩せずぎモデル禁止法」が可決されたそうだ。美のお手本が不健康に痩せていてはダメだというのだ。 「この国では痩身のモデルに憧れた若い女性が拒食症になるケースが多い。そこで、BMI18未満の痩せすぎモデルを雇用した事務所に、7万5000ユーロ(980万円)以下の罰金か6カ月以下の禁固刑を科す」(パリ在住のジャーナリスト)というから相当厳しい。  BMIとは体重を身長の2乗で割って算出する体格指数で、日本人の平均は22だそうだ。だが、このところのカロリー摂取量は、ダイエットブームがあるために戦後間もなくの水準にまで戻っていて、BMI18・5以下に分類される人が全体の20%にも上るといわれてるという。  そこで新潮は日本のモデルや女優のBMIを調べてみたら、なんとすごいことに、15未満が河北麻友子、桐谷美玲、あびる優。16未満が鈴木えみ、坂口杏里、菜々緒。17未満が戸田恵梨香、高橋みなみ。18未満が蛯原友里、水原希子、道端アンジェリカ、藤井リナ。 デブ=醜い、痩せ=美しいという「神話」がこのまま続くと、日本の女性は心身共に危ないかもしれない。ちなみに、私は少しふっくらした女性が好みだけどね。  さて、4月4日に福島地裁で出された関西電力高浜原発3、4号機に対する「再稼働差し止め仮処分」を認めるという判決は、再稼働をがむしゃらに進める安倍政権にとって大きな痛手になった。  これは朝日が書いているように、担当判事が昨年5月にも大飯原発運転差し止め判決(関電控訴で高裁で審理中)を出した樋口英明裁判長だったから、弁護団側にも勝算はあった。  現代によれば「これまでの原発行政の常識を打ち破り、『歴史に残る』決定を下した樋口裁判官。だが、本来であれば、樋口氏は今回の仮処分を決定することはできなかった。なぜなら、4月1日付で、氏は福井地裁から名古屋家裁に異動。『左遷』されていたのだ」  だが、樋口氏は職務の取扱上さし迫った必要があるときは、同じ管轄内の裁判官であれば、当該審理での裁判官の職務を代理で行うことができるという「職務代行」というものを使って、「飛ばされたはずの樋口氏が『職務代行』を使うことで、最後にして最大の抵抗を行い、意地を示したのだ」(現代) 仮処分が出た場合は、関電側が不服申し立てをした上で仮処分を覆すか、本訴の提起が必要となるから、どちらにしても再稼働はずれ込むことが確実になったのである。  今回仮処分が出たことで、あちこちの裁判所で仮処分申請を起こすことができるようになった。  これに続いて4月22日に川内原発の仮処分申請に対する決定が出るが、これが同じように認められれば、「安倍政権にとってはメガトン級の打撃」(朝日)になることは間違いないが、樋口氏のケースのように、画期的な判決を出せば待っているのは「左遷」かもしれないと思えば、判決は予断を許さないだろう。  しかも「仮処分の後の本訴で原告側が敗訴した場合、電力会社から再稼働できなかったことによる損害賠償を求められる恐れもあり、川内原発差し止めの仮処分申請では1月に原告住民の一部が申し立てを取り下げている。仮に電力会社にこうした手段に出られたら、原告住民側には大きな痛手になるだろう」(朝日)。権力とピッタリの電力会社ならやりそうなことだ。  そんなことに怯むな。もしそうなれば日本中の反原発、脱原発の人間が金を持ち寄って助けに行く。最高裁には無理だろうが、高裁あたりには人間の心を持った裁判官がいるはずである。この歴史的な判決を無駄にしないようにしたいものだ。  今週の堂々第1位。いま飲み屋などでは、寄ると触るとこの人のうわさで持ち切りである。  フィリピンで少女とのわいせつな写真を撮影したとして、4月8日、横浜市立中学の元校長、高島雄平容疑者(64)が児童買春ポルノ禁止法違反(製造)で神奈川県警に逮捕された。約27年にわたり少女たちに淫らな行為を繰り返していたというニュースは、県教育界だけではなく日本中を驚かせた。  文春によれば、県警が昨年2月に自宅を家宅捜索したところ、書斎から約400冊のアルバムと、延べ1万2,660人の少女や成人女性の裸や局部のクローズアップ写真が見つかったというから驚く。  きっかけは1988年から3年間、教員としてフィリピンに派遣されていたときに現地で買春を覚え、帰国後も夏休みや冬休みを利用して65回も渡航していたそうだ。  世界有数の歓楽街として知られるマニラ市内エルミタ地区で観光客を相手に女性を斡旋するジーン・デルガド(43)はこう語る。 「異常に性欲が強いのです。一日に十回することなどざらで、滞在中は毎日時間を決めてセックスしていました。私に与えられた役割は午後一時までに彼のホテルに女性を連れて行き、次々に部屋に送り込むことでした。午後三時までに何人かとセックスすると、『ブレイクタイムだ』と一旦休憩をとり、その後また数人とセックスするというパターンで、規則正しく、まるで義務のように午後五時まではセックスを続けるのです」  さらに続ける。 「私は、一九九七年頃に売春婦としてタカシマと知り合い、その後数年にわたり彼と関係を持ちました。売春婦の仕事が続けられなくなった二〇〇三年頃にポン引きに転じ、昨年一月までの十数年間で数百人以上の女性を彼に斡旋しました」  だが、高島に未成年の少女を斡旋していたのは、地方に住む少女を専門に扱うポン引きだったという。そのため高島は、何度も金品を脅し取られたことがあるそうだ。  文春によれば、フィリピンでは「性獣」と化す高島だが、日本では教育者としての顔を持ち、75年に横浜市教育委員会に採用され、フィリピンから帰国後は市内の中学校で教諭、副校長などを歴任して08年には校長に就任しているのである。元僚がこう話す。 「公務員は勤務地を離れる場合、特に海外の場合は、年休中でも、渡航日程や目的などを届けなければならない。高島先生は『マングローブを植林するボランティア活動をやっているんだ』と言っていた」  とんだボランティア活動だが、新潮で高島の相手をした娼婦Aが、「封筒の中には、おそらく100万円か、分厚い札束が入っていた」といっているから、毎回相当な金額を持って行ったようだ。  部屋にはキャノンかニコンのカメラが三脚の上にあり、それで女性の恥ずかしい写真を撮りまくったが、セックスは淡泊で、ほとんど射精することはなかったという。  一日十数人を相手にするわけだから、毎回気を入れていたら、確かに体が持たない。  近所の住人は新潮で、 「高島さんは非常に温厚な雰囲気で、気軽に挨拶をしてくるような方でした。いいお父さんという感じですね」 と語っている。妻、息子が2人に娘が1人。教え子たちからの評判も上々だったようだ。高島は警察の取り調べでこう供述していると新潮が書いている。 「仕事のプレッシャーが強ければ強いほど、倫理観のたがを外すことで解放感を味わえた」  学校では気さくな教師、家ではいい父親を演じ、フィリピンでは倫理観をうち捨て性の獣と化した男の生き方は、私には「バカなヤツだ」とひと言では片付けられない、こんなことにしか自分の人生を燃やせなかった、この世代の持つ悲しさが感じられるのだ。だが、こんなことを書くと多くの女性から非難の礫が飛んでくるだろうな。

上西小百合議員だけじゃない! セクハラ、パワハラ、モラハラ……維新の会は「不祥事のデパート」だった!?

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週刊新潮」4/16号 中吊広告より
今週の注目記事・第1位 「米倉涼子離婚決断」(「週刊文春」4/16号) 今週の注目記事1 「中身はポンコツばっかり『橋下チルドレン』不祥事一覧」(「週刊新潮」4/16号) 同・2「『池谷幸雄』の『ミスりんご』セクハラをもみ消した日本体操協会」(「週刊新潮」4/16号) 同・3「高市早苗総務相『疑惑の記者会見を撃つ!』」(「週刊ポスト」4/24号) 同・4「引退がちらつく横綱『日馬富士』が準備万端『第二の人生』」(「週刊新潮」4/16号) 同・5「『パパラッチ』の情報源は本人だった!!『ダイアナ妃』まさかの真実」(「週刊新潮」4/16号) 同・6「いよいよ株価2万円超え! 持っているだけで儲かる『らくちん株』75」(「週刊現代」4/25号) 同・7「元サイ・ヤング賞投手の悪い予言『田中将大の肘は悪化する』」(「週刊新潮」4/16号) 同・8「『グッディ!』安藤優子『うちの犬のご飯は鯛』でお茶の間ドン引き」(「週刊文春」4/16号) 同・9「『愛川欽也』の自宅に介護ベッドが運び込まれた異変」(「週刊新潮」4/16号) 番外 週刊現代と週刊ポストのセクシーグラビア&SEX記事対決  少し前に、現代もポストも「死ぬまでSEX」という特集をやめたと書いたが、ポストはしつこく(失礼)やっていた。  今週の現代のグラビアは、「女優が見せた官能エロス」と、ボクシングの高野人母美ら美人アスリートたちの「スクープヌード編」。袋とじが「関根恵子 水中ヌードの奇跡」。ポストは、小説家と女優の「ポルノグラフィア」と、「マナミという名の実」。関根恵子のヌードは何度同じようなものを見せられたか。どちらも力が入っていない気がするグラビアである。  記事のほうは現代が「『あえぎ声』と『ことば』の増幅作用について」という、うんちくもの。  ポストのほうは「フェチシズムに耽溺するマニアたちの悦楽世界『変態度マトリクス』を本邦初公開」という長いタイトル。  現代によると、セックス中に声を出す、いわゆる「あえぐ」行為をするのは人間だけだという(よく聞く説のような気がするが)。  それは、セックスするという行為は「動物にとって一番危険な時間」だからで、セックスすれば疲れるし、襲われても逃げるわけにもいかないからだというのだが、それはそうだろう。  さらに相手の名前や、「感じる?」などと聞くと、オキシトシンという「愛情ホルモン」と呼ばれるホルモンが増え、相手に安心感や幸福感を与えるからだそうである。  まあ、くんずほぐれつしている間は、せいぜい声を出すのがいいそうだ。  ポストはフェチシズムについてのうんちくを述べ、脚フェチや尻フェチなどは当たり前で、世の中には変わったフェチが多くあるが、社会的に許されない変態扱いされるフェチと、許容範囲のフェチの境界線はどこかを線引きしている。  変態扱いされる一番のフェチは「スカトロ」で、妊婦・母乳、ニューハーフ、絶頂時白目、アナル、乱交も危ないそうだ。  だが、両誌の記事は、セックスしているときには何も役に立たない。こうした記事は、もっと実用に徹したほうがいいのではないか。ということで今週の両誌の対決は、見ても見なくても、読んでも読まなくてもいいという点で、引き分けだ。  今週は特集のほうも小粒なのが多く、文春の米倉涼子を除いては、これといって特筆する記事はない。よって第1位だけで、残念ながら後は横並びとする。  週刊誌界の小言幸兵衛を任じている私には、今週の現代の「有名人100人が選んだ『昭和の英雄』マイ・ベスト3」という企画をなぜ今やるのか、合点がいかない。  結局、いつも通り長嶋茂雄、美空ひばり、田中角栄となるのでは、いろいろな人に聞かずともハナからわかっているではないか、と思うのだが。よっぽどやることがないのかね。  まあいいか。下からささっといってみよう。  愛川欽也(80)が『出没!アド街ック天国』(テレビ東京系)の司会を降板したため、体調不良ではないか、寝たきりだというウワサが出ていると書かれている。妻のうつみ宮土理(71)は否定しているが、年が年だから、何があってもおかしくはない。  だがアサヒ芸能は、愛川は主宰している劇団女優(44歳下)と愛人関係にあり、妻も“公認”で彼女が世話をしていると報じている。事実だとすれば、幸せな老後なのかもしれない。  さて、フジテレビの「ニュースの女王」安藤優子が昼の情報番組『直撃LIVEグッディ!』に移ったが、苦戦中だと文春が書いている。  その大きな理由が、安藤とお茶の間の主婦たちとの「距離」だそうだ。3月31日の放送で「大型犬を散歩させる人のお宅拝見」というコーナーがあり、そこでの安藤のこの発言が視聴者も周囲もドン引きさせたという。 「ウチは、手作りなんですよ、ごはんは全部。(中略)普段は手作りで、ササミとかサーモンとか鯛とか食べてますよ」  私も犬になりたい。これでは、茶の間のオバチャンたちに受けないのはよくわかる。  お次はヤンキースの田中将大。開幕戦では4回5失点で負け投手になったが、新潮で名投手のペドロ・マルチネス氏(43)が「彼の肘は今シーズンのどこかで悪化する」と予言していたと報じている。  田中は12日のレッドソックス戦で今季2度目の先発をして初勝利を挙げたが、初回味方が大量点を入れてくれたにもかかわらず、4回に3点を失って5回4失点で降板した。私もテレビで見ていたが、速球が去年よりはるかに遅くなっているため、フォークボールが打者に見極められているように見えた。  本当に肘の調子が悪いなら、きっちり休んで手術をしないと、松坂大輔の二の舞いになりかねない。  日本の巨人と同じように投手陣が手薄なヤンキースだから、田中を酷使しなければならない台所事情があり、このままだと今度は靱帯断裂の危険があるとマルチネス氏が指摘しているが、心配である。  現代が、はしゃいでいる。株価が2万円を超えそうだからだが、株の一人値上がりが日本の景気を本当によくするとは思えないがね。  とりあえず、持っているだけで上がる株とは、こんな株だという。割安感があって値下がりリスクが少ない。配当利回りが高く、長期的に成長が期待できる株だというのだが、そんな株があれば、私にも「買い」であることはわかる。  少し拾ってみよう。三菱自動車=割安輸出株。ミラージュが北米で人気に。クロスキャット=システム構築。クレジット向けに強み。  カカクコム=出遅れ内需銘柄。訪日客増加で見直しへ。セイコーエプソン=インク消耗品が好調維持も割安圏推移。トレンドマイクロ=個人向けセキュリティ対策が好調に推移。バンダイナムコHD=クールジャパン銘柄。現状安値圏で推移。  どうです? 買ってみる気になったかな?  さて、いまだに人気が衰えないダイアナ妃だが、新潮によれば、彼女が離婚した後にエジプト人の大富豪家、ドディ・アルファイド氏とクルーザーの上でキスしている写真を撮られたのは、ダイアナ妃からパパラッチ・カメラマンに電話がかかってきたからだと報じている。  なぜ彼女は情報を流したのか? 彼女は当時交際していたパキスタン人の外科医のほうに気があり、彼の気を引くために写真を撮らせたというのである。  ダイアナ妃のような人にも「思う人には嫁がれず、思わぬ人の言うまま気まま……」(島倉千代子の「この世の花」より)なんて気持ちがあったとは。  お次は、白鵬の影に隠れて日増しに影が薄くなっていく日馬富士だが、新潮によれば、引退後を考えて「5年前には、母国・モンゴルで警察官の資格を取得しています」(相撲協会関係者)。また、故郷はゴビ砂漠の近くにあるので、タニマチに投資をしてもらって村のインフラ整備のビジネスへの布石も打っているという。さらに昨年は法政大大学院にも入学し、勉学にも励むつもりだそうだ。これでは相撲に身が入らないのも無理ないな。  体操の銀メダリストの池谷幸雄(44)は芸能界きっての女癖の悪さを誇るらしいが、今度は昨年7月に青森県八戸市で開催された東日本ジュニア体操競技選手権大会で、「ミスりんご」のOGの女性に目をつけ、しつこく食事やホテルの自分の部屋に来るよう誘ったという。  困った彼女は青森県体操協会の幹部に報告して、ことは明るみに出た。池谷も事実関係を認めたそうだが、ジュニア連盟の処分は「1年間理事の仕事を自粛する」という甘いもので、県体操協会幹部も口を閉ざしてしまったというのだ。柔道・金メダリストの内柴正人のセクハラ事件などでトップの責任が問われているのに、体操協会は理事がみな逃げ回っているのはおかしいと新潮は批判している。  次は、先週ポストが高市早苗総務相に「重大疑惑あり」とトップで報じた続報である。高市氏と親しい奈良県で有力な企業グループA社を経営するM会長が、M会長の下の人間を使って4年ほど前からイチゴとレタスの水耕栽培事業を始めた。その際、国民生活金融公庫、農林漁業金融公庫、中小企業金融公庫が統合して設立された政府100%出資の日本政策金融公庫から融資がなされたが、最後の融資の1年後(13年)には融資がほぼ焦げ付いてしまった。  ポストは「公庫側の審査が甘い融資だった疑いが生じる」とし、高市氏が融資をするよう働きかけたのではないかという疑惑を指摘していた。さらに、その会社の救済のために動いたのも高市事務所だったとしている。 「高市大臣の実弟で現在、総務大臣秘書官を務める高市知嗣氏がN社の新しいスポンサーとしてM会長サイドに東京の会社を紹介した」(ポスト)  ポストは、「消えたカネは国民の血税である。官邸と高市氏は『名前を使われただけ』で逃げることはできない」と追及した。  さっそく、高市総務相は4月6日に国会内で臨時の記者会見を開いて、 「一部の週刊誌が、政府系金融機関から融資を受けた農業法人に1億円の使途不明金があることが発覚し、高市氏の実弟である秘書官が関わっていた疑いがあると報じたことについて、『見出しも中身もあまりに悪質であり、捏造(ねつぞう)記事だ。融資には高市事務所も秘書官も私も一切関与していない』と全面的に否定した」(4月6日のasahi.comより)  そう来るならとポストは、記者会見での高市氏とのやりとりと、証拠文書を公開してやろうと意気込んでいる。  高市氏は、奈良県の経済団体の紹介でコンサル会社と彼女の弟が会い、投資顧問会社につないだだけだというが、この紹介者は県議のD氏で、M会長から頼まれて高市氏の弟に話しただけだと証言している。  さらに、高市氏の弟が投資顧問会社につないだコンサル会社は、M氏が行かせたとも指摘している。  要は、日本政策金融公庫からの融資を受けた会社が、1億円の公金を使途不明にして倒産状態に陥っていたのに、高市氏の秘書(弟)が、「優れた技術を持った会社」だとファンドに紹介していたことに、違法性がないといえるのだろうかということのようだ。  総務相といえば要職で「高い清廉性」が求められるはずだから、高市氏はさらなる疑惑への説明責任があるはずだ。また、ポストは文春の下村博文文科相追及のように、息の長い追及をしていくべきであろう。  “浪速のエリカ様”などといわれていた「維新の党」の上西小百合議員が、予算案採決を欠席して、恋人といわれる家城大心公設第1秘書と京都へホワイトデー旅行に出かけていた「事件」は、橋下徹最高顧問の「それはアウトでしょう」のひと言で、晴れて除名処分になった。  この件をいち早く報じた文春は、今週号では家城公設第1秘書に焦点を当てて報じている。この人、高校中退して電気工事士として働き始めたという。  20歳そこそこで結婚したが、離婚。政界に転じたのは、今の井上哲也吹田市長が市長になる前に後援していたのが家城氏が勤めていた会社で、同社が運転手として井上氏のところへ「差し出した」(文春)のが彼だった。  井上氏が吹田市で権力を持つにしたがって、家城氏も顔を売っていく。井上氏が府議になると、会社を辞めて秘書になった。  だがこの御仁、以前、高校生と口論になり蹴りつけて現行犯逮捕されたこともある(起訴猶予処分)ほど、コワモテだそうだ。  その後、吹田市が発注した電気工事入札がおかしいと疑問を持たれ、それに絡んでいた彼は秘書を辞職することになる。今度は、上西氏の秘書に“天下る”が、完全に主従逆転で、上西氏は家城氏の言うがままだそうだ。  そんな「バカップル」(文春)に対しても、彼女がこのまま議員に居座れば毎年3,000万円以上の税金が払われるのだ。  衆院選が2年後になるなら、これから6,000万円以上の血税が上西議員に払われ、落ちることが決まっている次の選挙に出るはずはないから、彼女は何千万かため込み、政界からトンズラする腹づもりであろう。  こんなとんでもない人間でも代議士センセイになれてしまう、今の選挙制度に疑問を感じる人は多いはずだ。彼女は2期目だが、2度とも小選挙区では落ちて、比例で救われて代議士になっている。比例では、選挙民は維新の会とは書いたが、上西とは書いていない。  その彼女が、党から除名処分になったのに居座る大義名分は何もない。即刻、議員辞職を求めるよう選挙民たちが動くべきだが、あまりのバカバカしく破廉恥な「行為」にあきれ果てて、そんな気も起きないのではないか。  新潮は、今回の不祥事に橋下徹氏の決断が早かったのは、4月12日に投開票される地方選と来月17日に行われる大阪都構想の是非を問う住民投票への影響を考慮してのものだとみている。  だが彼の思惑通りにはいかず、上西問題勃発後の共同通信の「都構想の賛否」調査では、反対が賛成を10ポイントも上回ってしまったそうである。  確かに、12日の地方選では思惑が外れ、勝つには勝ったが喜ぶところまではいかなかった。 「大阪維新の会幹事長の松井一郎・大阪府知事は12日夜のNHK番組で、神妙な顔つきで述べた。府議会(定数88)で42議席、大阪市議会(同86)で36議席を獲得。いずれも第1党を守ったものの、都構想賛成へ雪崩を打つ世論をつくれなかったためだ」  この低迷の原因には、上西氏に2度も公認を与えた橋下氏の責任も問われたに違いない。上西騒動の影響大だったはずだ。  さらに新潮は、「ポンコツ」なのは上西氏だけではなく、橋下徹氏が選んだ「公募区長、校長、教育長」にはセクハラやパワハラ、モラハラを起こす連中が多く、不祥事のデパートといわれていると書いている。 「橋下さんや維新の会の幹部は、人を見る目がないということなんでしょう」(政治アナリストの伊藤惇夫氏)  たとえば、元住吉区長の和田智成氏は 「他の区長に『無能』と暴言を吐き、2013年4月に更迭」  元東成区長の森伸人氏は 「女性職員に『今から昼下がりの情事に(行く)』と大声で発言するなどのセクハラ行為で、14年3月、更迭」  元鶴見区長の都倉尚吾氏は 「区発注事業の参加業者と会食したり、複数の業者と不適切な交際。14年3月、更迭」  元大和田小学校校長の大久保達巳氏は 「PTAの現金約10万円を自宅に持ち帰ったことが発覚。その後『体調不良』で欠勤が続いていた。14年7月懲戒解雇」  ここには書き切れないが、国会議員や府・市議会議員にも「ポンコツ」はいる。  12年の衆議院選挙では、4人の候補の運動員が公職選挙法違反容疑で逮捕されている。先ほども出てきた井上哲也吹田市長は 「12年10月、後援会関係者に市の事業を発注。後に、大阪維新の会の顧問を辞任」  大阪府議の山本景氏は 「14年8月、LINEで地元の女子中学生を恫喝していたことが発覚」  大阪府議の橋本和昌氏は 「12~13年度、架空のタクシー代約24万円を政務研究費として計上(後に全額返還)」  元堺市議の西井勝氏は 「12年1月1日、飲酒運転中、バイクと接触事故を起こしながらそのまま逃げた容疑で逮捕」  いやはやである。このところの橋下発言を聞いていると、政治の世界から身を引くことを考え始めているのではないかと思う。  一時は「総理候補」とまでいわれた橋下ブームも終わり、5月17日に行われる都構想の是非を問う住民投票で負ければ、橋下「維新の党」は終焉を迎えることになるのではないか。  さて、今週の第1位。女優の米倉涼子(39)が元リクルート社員で会社社長のA氏(37)と同棲を経て結婚したのは、週刊文春(15年1/1・8日号)が「2人の同棲」をスクープした発売日の翌日だった。  だが、それから4カ月にもならない3月31日、スポニチが「米倉離婚も」と報じたのだ。  文春は、スポニチが報じる以前から米倉の取材を続けていたそうで、離婚は確実、それも夫のモラルハラスメントがひどすぎるためだと今週報じている。  以下のコメントは米倉の友人Z氏で、米倉はテレビドラマで見せる、男たちをやり込める姿とは違って、素の彼女はとても気弱で、何か言われると「ごめんなさい」とひざまずいてしまうタイプなのだという。 「彼は何でも否定から入るんだそうです。あるときは、彼がソファに胡座をかいて、彼女は床に正座させられて一晩中、五時間も説教をされることもあったと聞きました。『お前が今まで付き合ってきた男に興味はないけどさ。お前は常識を知らない。付き合っている人間も普通じゃない。そういう世界に生きてきたから変なんだ』と。そして『着ている服も変だ』『髪型も変だ』『爪も変だ』『バッグも靴も全部変だ』と、彼女の全てを否定し続けたのだそうです」  結婚を公表したとき、米倉はマスメディアに公開した文書でこう彼氏について書いていた。 「誠実で温かな人柄は私にとって大きな存在となり、尊敬できる大切なパートナーであることに気づかされました」  入籍してわずか5日後の大みそか、六本木のクラブでも、一般客もいる前でこんな騒ぎがあったそうだ。 「途中で酔った旦那さんが、何かの拍子に怒って、飾り付けのバルーンで彼女の頭を叩き出したんです。ふざけてじゃれ合っているだけだと思ったのですが、そのうち旦那さんが米倉さんの首を絞め出した。しかも、ひとりで怒って最後はどこかへ行ってしまったんです」  文春の記事を読む限り、なぜ米倉はこの男と結婚したのかわからないが、米倉の友人のY氏には「2人の関係が不安定だから彼も不安定なのかもしれない、結婚して私がいい奥さんになれば彼も変わるかもしれない」とけなげなことを言っていたそうだ。  全体に記事の作りは米倉寄りだ。視聴率が取れる女優だから、周囲も米倉が今度の離婚で傷が付かないように慮ってのことだろうとは思う。だが、そのモラハラ亭主が、仕事のために関西に移り住み、夜な夜な繁華街で、高級ラウンジやキャバクラをハシゴしている姿を見ると(文春が撮っている)、もはや2人の間は冷え切っていることは間違いないようだ。  文春に対して、米倉の答えがそれを物語っている。モラハラについて質問すると、そのたびに「うーん」と苦しそうにうなるが、否定はしなかったそうだ。 「──辛かったですか? 『(頷いて)……うん』 ──もうAさんには愛情がないんでしょうか。 『……うん』」  作家のモーリス・ルブランはこう言っている。 「女をよく言う人は、女を充分知らない者であり、女をいつも悪く言う人は、女をまったく知らない者である」  女をまったく知らない男と、男をまったく知らない女が出会った「喜劇」とでも言うしかないようだ。 (文=元木昌彦)

パイロットが悲鳴!「給料は大手の7~8割なのに、フライト数は倍」LCCはブラック企業化してる!? 

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今週の注目記事 第1位 「『選挙民に日本酒贈呈』をない事にした『稲田朋美』」(「週刊新潮」4/9号) 「高市早苗総務相実弟秘書官が関わった『消えた公庫の1億円』重大疑惑を追う」(「週刊ポスト」4/17号) 「浪速のエリカ様 国会サボってホワイトデー温泉旅行疑惑」(「週刊文春」4/9号) 第2位 「『報道ステーション』古葉茂明VS.古舘伊知郎 電波ジャック内ゲバ全真相」(「週刊文春」4/9号) 「大メディアを鷲掴み『安倍官邸』剛柔のカギ爪」(「週刊新潮」4/9号) 「古賀茂明はなぜ怒ったのか『腰抜け』古舘伊知郎に告ぐ!」(「週刊現代」4/18号) 第3位 「上重聡アナ有力スポンサーから『1億7千万円マンション』利益供与」(「週刊文春」4/9号) 第4位 「安倍VS.翁長『沖縄辺野古決戦』の壮絶暴力現場」(「週刊ポスト」4/17号) 第5位 「初めて明かされるマツコ・デラックスの素性」(「週刊現代」4/18号) 第6位 「ドイツ機事故で世界が震撼 LCCは本当に危険なのか?」(「週刊文春」4/9号) 「150人死亡ドイツ機パイロット『うつ病道連れ自殺』説に専門医から異議あり」(「週刊ポスト」4/17号) 第7位 「NHK『クロ現代』やらせ告発者がBPO申し立てへ」(「週刊文春」4/9号) 【番外】今週のセクシーグラビア対決の勝者はどこだ!  今週は、現代が袋とじ「女優たちのスクープ・ヌード傑作選」と「由美かおる ベストセレクション」。ポストは、袋とじ「祥子の事」と林檎ヌードの「麻田奈美 23歳の温泉宿」。どちらもマンネリ感は否めない。  そこで、少し変わり種を紹介しよう。アサヒ芸能で「2015アサ芸 AVアカデミー賞」を発表している。約2万本から選んだというが、最優秀主演女優賞は波多野結衣。圧倒的な出演本数と濃厚なエロスが魅力だそうで、代表作は『卑猥に絶句、果て無き性欲の虜。波多野結衣』(TEPPAN)。  最優秀作品賞は『西田カリナの完全拘束・服従緊縛』(h.m.p)。美少女が縛られるだけで、こんなにも興奮するとは……だそうだ。  2月に覚せい剤所持で逮捕された小向美奈子に特別功労賞が与えられている。11年のAVデビュー作は20万本も売れたそうだ。代表作は『ぶっかけ中出しアナルFUCK』(ムーディーズ)。  現代でも「アダルトビデオの誕生」をやっているが、アサ芸のほうが実用的である。今週はアサ芸のココロだ~ッ。  先週、文春が報じたNHKの報道番組『クローズアップ現代』のやらせ問題では、「番組中で詐欺のブローカーと紹介された大阪府在住の男性(50)が1日、『ブローカーをしたことはなく、犯罪者のように放送されたことに憤りを感じる』としてNHKに訂正放送を求めたことを明らかにした」(産経新聞 4月2日付より)  やらせを頼んだとされるNHKの記者は、今週の文春によると、すでに職場復帰し取材にも出ているそうだ。  しかし、籾井勝人会長が定例記者会見で、この問題について局内に調査委員会を設けて、事実関係や表現のあり方を検証すると語ったから、検証の結果次第では厳しい処分になるかもしれない。  6位はドイツのLCC(格安航空会社)の事故についての記事。事故の原因は、重度の精神疾患を患う副操縦士による意図的なものだったとの見方が強いようだ。このジャーマンウイングス社では精神面のチェックは採用時だけで、この副操縦士は通院していて、事故当日も「就業不可」という診断書をもらっていたのに会社に報告していなかったというのだから、ひどい話だ。  文春によれば、このような操縦士による意図的な墜落事故は珍しいものではなく、「最近だと、一昨年十一月のモザンビーク航空の墜落や、昨年三月にレーダーから消えたマレーシア航空370便も、意図的な操縦が原因と見られています」(航空評論家・杉江弘氏)。操縦士が現状に不満を持っていたり、労働環境の問題が背景にあるというのだ。  日本でも次々にLCCができているが、安全面は大丈夫なのだろうか。杉江氏によると、LCCは「ブラック企業化」しているという。給料は大手の約7~8割で、1日にこなすフライトは大手が2~3回なのに、4~5回になることがある。  休憩時間もほとんど取れないから、疲労やストレスがたまりやすいために定着率が低く、操縦士不足のために十分な訓練時間を確保しにくいという構造的な問題があるとも指摘する。  しかし、日本の安全基準はまだまだ厳しく、指定医による「航空身体検査証明」の取得も義務付けられており、有効期限は1年間で、60歳以上の機長だと半年だという。  一方ポストは、ドイツ機パイロットがうつ病で、搭乗客を道連れにしたという説に「異議あり」だといっている。『DSM-5精神疾患の診断・統計マニュアル』(医学書院刊)の監訳者で、精神科医の大野裕氏がこう語っている。 「一般的には、うつ病患者は自分を過度に責める傾向がある。そのため他者を道連れにすることは極めて稀なケースだと考えられます。副操縦士がうつ病か否かは、これらDSMに挙げられた症状が見られたかを注意深く判断する必要がありますが、現状伝わってきている報道だけでも、これらの症状と相容れない点があります。特に見過ごせないのは“複数のハーフマラソンを完走していた”という情報です。ハードなマラソン競技に出場し、ゴールするには強い精神力と前向きな気持ちが必要です。彼がうつ病の症状に苦しむ患者だとしたら、その疲労感や気力減退、不眠・仮眠などは日常生活に支障が出るほどのものでしょう。ハーフマラソンに出場するほどの気力を持ち得ることは考えにくいように思います」  こうした意見があるのだから、一方的に決めつけないで、十分な検証がなされなければならないはずである。  先の杉江氏は、より安全なLCCを選ぶには、国土交通省のHP「航空輸送の安全にかかわる情報」欄を見てからにしたほうがいいと話している。ここには操縦士の訓練不足や整備に手抜きなどについての行政指導や注意が一覧になっているそうだが、飛行機が無事目的地についても、今度はいつテロに襲われるかもしれないと思うと、海外旅行がどんどん遠くなっていく気がする。  お次は、現代のマツコインタビュー。  歯に衣着せぬ物言いと独特の切り口でテレビからひっぱりだこのマツコ・デラックス(42歳)だが、意外に彼女(?)の素顔は知られていないようだ。  現在、マツコはレギュラー番組9本を抱えているという。  あまり週刊誌のインタビューに出てこないマツコが出てきたのは、現代がマツコの母親に接触したことに憤りを感じたからだそうである。 「なんで親への取材にこんなに過剰に反応するのかって? あのさあ、オカマの親なんだよ。綺麗な女優さんの親じゃないの。私は何を言われても構わないけど、両親がとやかく言われることだけは絶対に許せない」  そう言って、自分がゲイだと意識したことから語り始める。 「自分がゲイなんじゃないかと気づいたのは、物心がついたときから。女の子と付き合ったりしてみたけど、やっぱり違った。でもゲイであることを、あえて表に出すようなことはしなかったわ」 「今でも連絡を取り会う友達は一人もいない。(中略)学生時代の私は、学校が終わると家に帰ってずっとテレビを見ていた。だからテレビが大好きなの。私の人格はテレビが作ったといってもいい」  マツコのいいところは、自分を客観的に見ているところであろう。 「私は自分が楽しく生きようなんて思っていないのよ。だってこんな化け物が画面にさらされて、不快な思いをしている人たちだっているんだから。(中略)今、幸せかどうか問われれば、それは幸せですよ。一緒に真剣勝負してくれるスタッフがいて、私を必要としてくれる人がいる。これは引き籠もっていた時、自暴自棄にもなったけど、そこで腐らずに、誰も見ていなくてもやり続けた結果だと思う。(中略)  私だっていずれ飽きられる日が来ることはわかっている。だけど、だからといって、そのために保険かけて、予防線を張って生きていくつもりはないの。前に向かって突っ走っていくしかないのよ。今、私を見つけてくれている人たちのために、感謝しながらね」  私はほとんどマツコをテレビで見たことはない。少し前にテレビに出まくっていた細木数子という占い師に似ているようで、うさん臭さが鼻について見る気にならないのだが、このインタビューを読んでからは、一度ゆっくり彼女の話をテレビで聞いてみたくなった。  ところで、ようやく実現した菅義偉官房長官と沖縄県の翁長雄志知事による会談は、厳しい空気に包まれたという。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の辺野古移設への理解を求める菅氏に、翁長氏は口を極めて反論して、対立は収まりそうにないようだ。 「翁長氏は辺野古移設を『唯一の解決策』とする菅氏に徹底的に反論した。菅氏が辺野古移設の根拠とした『普天間の危険性の除去』については、『普天間も含めて基地は全て強制接収された。普天間は危険だから、危険除去のために沖縄が(辺野古で)負担しろと。こういう話がされること自体が、日本の政治の堕落ではないか』。70年前の沖縄戦で奪われた土地を返してもらうために、なぜ沖縄が基地を提供するのか、と問いかけた」(4月6日のasahi.comより)  週刊誌では珍しく、ポストが沖縄を取り扱っている。 「普天間飛行場の辺野古移設に反対する市民や活動家と、移設工事や調査を整備する海上保安庁や沖縄県警の間での実力闘争が激しさを増している」(ポスト)  ポストもやはり、基地移設が遅れてアメリカが怒ると日本の国防が危うくなるという主張には嘘があるとする。自衛隊幹部OBがこう言う。 「辺野古基地に駐留するのは海兵隊。海兵隊は敵地の海岸へ強行上陸するための部隊で、国土を防衛する目的もなければ、能力もない。国防の喫緊の課題である尖閣諸島など島嶼部防衛にも役に立たない」  ポストによれば、小泉政権時代に決められた在日米軍の再編合意には、島嶼部への侵略に対処するのは日本、つまり自衛隊の責任であることが明記されている。尖閣有事に際し、辺野古に米海兵隊がいても出動することはないのだ。“日本の安全を守るため”というお題目は崩れていると指摘する。  また「辺野古移設は日本側の利権の話であって、米軍側の要請でもなければ、国防とも関係がない」(当時の官邸スタッフ)のである。  米大使館関係者もこう話す。 「安倍政権は我が国が喜ぶと思って辺野古も安保法制もTPPも進めているが、そんなことは望んでもいない。よほど4月末の訪米と首脳会談を実現したかったのだろうが、一方的でピント外れのラブコールにオバマ大統領は困惑している」  ポストはこう結んでいる。「タカ派を気取る安倍首相は、飼い主にも疎まれる哀れな米国ポチでしかない」。私は沖縄から日本が変わっていくと考えているが、翁長知事の頑張り一つで、安倍政権は脆くも……という可能性が出てくるのではないか。  このところ、テレビ局の不祥事が続発している。  これも文春発だが、日本テレビのエースといわれる上重聡アナ(34)が、有力スポンサーから1億7千万円もするマンションを「利益供与」されていたと報じている。上重アナは、高校時代PL学園のエースとして活躍し、横浜高校の松坂大輔と延長17回の死闘を繰り広げたことで知られる。  立教大学でも野球を続けていたが、ケガや故障に悩まされプロ入りを断念してアナウンサーを目指したという。  03年に日テレに入社してスポーツ中継などを担当していたが、09年に中山秀征がメインのMC『おもいッきりDON!』のサブ司会者に抜擢されてから頭角を現し、この春の番組改編で『スッキリ!!』の総合司会になったばかりだ。  スポーツマンの爽やかさが魅力なのだろう、モデルの安座間美優(28)と交際しているそうだ。  その爽やかアナに、とんでもないスキャンダルが発覚した。まずは日テレの社員就業規則にある「自家用車での通勤を禁止している」ことへの違反。それも2,000万円はくだらないという純白のベントレーを、新橋の裏通りに路上駐車していたところを、文春にバッチリ撮られてしまったのである。  しかも、このクルマの所有者は上重ではなく、靴の小売りメーカーABCマートの元会長・三木正浩氏が代表を務める資産管理会社のものなのだ。  上重アナが住んでいるのは、港区のタワーマンションの最上階。広さは126平米もある角部屋で、「不動産登記によると、上重アナは昨年三月三十一日にこの部屋をABCマート関連会社の役員から購入しているが、その際、一億七千万円もの大金を、三木氏から“無利子”で借りているのだ」(文春)という。  三木氏は文春に対して、マンションは自分が紹介して、ローンは月々、三木氏に支払っていると話している。だが、日テレのコンプライアンス憲章を持ち出すまでもなく、有力スポンサーからこれほどの便宜供与を受けるなど、社員としても問題ありだが、情報番組のアナウンサーとしては失格であろう。  日テレは、女子アナに内定していた女性が銀座でアルバイトをしていたことが発覚して、「清廉性」に欠けるとして内定を取り消し、騒ぎになったばかりである。  上重アナのやっていることは間違いなく清廉性に欠けるはずだから、日テレ側がどのような判断を下すのだろうか。 「日本テレビの上重聡アナウンサーが3日、司会を務める朝の情報番組『スッキリ!!』の番組冒頭で視聴者に謝罪した。上重アナは『私のプライベートな交友関係において、個人的なご厚意に甘えたことにより、多くの方に疑念を抱かれるような結果になってしまいました。深く深く反省しております』と謝罪。続けて『今後は視聴者の皆さんに信頼されるアナウンサーになるべく精進してまいりたいと思います』と頭を下げた」(asahi.com4月3日より)  謝れば済む話ではないと思うのだが。  テレビネタが続く。3月27日、テレビ朝日の『報道ステーション』で古舘伊知郎と元経済産業省官僚でコメンテーターの古賀茂明氏が番組内で口論になったことが波紋を呼んでいる。  安倍政権に批判的な発言を繰り返してきた古賀氏がこの日を最後にコメンテーター降板となったわけだが、それはテレビ朝日の早河洋会長や古舘プロダクションの佐藤孝会長の意向によるものであると突然、番組中に語り始めたのだ。  私は後からYouTubeで見たのだが、この動画はテレビ朝日側からの要請で削除されたようである。だいたい、以下のようなやりとりがあった。 古賀「ちょっとその話をする前に。わたし、今日が最後ということで、テレビ朝日の早河(洋)会長とか、あるいは(制作協力している)古舘プロダクションの佐藤(孝)会長のご意向でですね、わたしはこれが最後ということなんです。これまで非常に多くの方から激励を受けまして。で一方で、菅(義偉)官房長官をはじめですね、官邸のみなさんにはものすごいバッシングを受けてきましたけれども、まあ、それを上回るみなさんの応援のおかげでですね、非常に楽しくやらせていただいたということで、心からお礼を申し上げたいなというふうに思います。本当にありがとうございました」 古舘「古賀さん、ちょっと待ってください。ちょっと待ってください、古賀さん、待ってください。今のお話は、私としては承服できません。古賀さんは金曜日に、時折出てくださって、大変私も勉強させていただいている流れの中で、番組が4月から様相が変わっていく中でも、古賀さんに機会があれば、企画が合うなら出ていただきたいと相変わらず思ってますし」 古賀「それは本当にありがたいことです。もし本当であれば、本当にありがたいです」 古舘「古賀さんが、これで、すべて、なにかテレビ側から降ろされるっていうことは、ちょっと古賀さんそれは、違うと思いますよ」 古賀「いや、でも、古舘さん言われましたよね、『私がこういう風になるということについて自分は何もできなかった、本当に申し訳ない』と」 古舘「もちろんそれは、この前お話したのは、楽屋で、古賀さんにいろいろ教えていただいている中で、古賀さんの思うような意向に沿って流れができてないんであるとしたら大変申し訳ないと私は思っている、今でも……。しかしさっきのはちょっと極端すぎる」 古賀「録音させていただきましたので、もしそういうふうに言われるんだったら、全部出させていただきますけれども」 古舘「いや、こちらもそれを出させていただくってことになっちゃいます、古賀さん」 古賀「いいですよ」  古舘の慌てようが滑稽であった。この古賀発言に対して賛否が分かれているようだ。  その見本は、文春と新潮である。文春は古賀発言を「暴走」ととらえ、菅官房長官の「事実に反するコメントだ。(中略)放送法があるので、テレビ局がどう対処されるかを見守りたい」という発言を次に持ってくる。  そして、古賀氏が経産省時代から優秀な自分が重用されないという「被害妄想」を抱き、民主党政権時代、行政刷新相を務めた仙谷由人氏に、古賀氏の能力は高く評価していたが「官僚組織の中で仕事をする際は一種の自制がないといけない」と、やはり古賀氏は暴走する質で、大阪維新の代表(当時)だった橋下徹氏や細川護煕元総理のブレーンになったが、原発即ゼロの古賀氏に付き合いきれないと、距離を置かれてきたと書く。  また、古賀氏を『報道ステーション』に連れてきたMというCPは、夫が朝日新聞の政治部長で、「古賀氏から様々な話を聞いて番組作りに生かしていたMは、左翼的な思想の部分でも共鳴し合ってベッタリの関係に」(テレ朝関係者)なっていたため、安倍首相に近い評論家や、原発は最低限必要と発言したコメンテーターは「もう呼ぶな」とMが言って、番組に出させなかったと書き進む。  Mには、目的のためには手段を選ばない危険な一面があると、テレ朝関係者に言わせている。このMも3月で番組から外され、経済部長に異動になったそうである。  新潮のほうはどうか。ことの経緯を書きながら、「無論、その日のニュースとは何ら関係のない『テレ朝・古舘・官邸』批判を展開し、暴走した古賀氏の行動は大人げないとの誹りを免れないだろう。しかし、菅氏が圧力の存在をいくら打ち消そうとしたところで説得力を持たないほど、安倍官邸が『メディア操縦』を行っているのも事実なのだ」として、NHK『ニュースウオッチ9』を降板した大越健介キャスターの件を挙げる。  安倍首相は恭順の意を表すメディアには情報を流し、リベラルな朝日新聞や毎日新聞には情報を渡さないことで、メディアをコントロールしていると批判する。  そして田島泰彦上智大学文学部新聞学科教授に、こう言わせる。 「安倍総理が総理に返り咲いて2年3カ月の間にメディアの人と会食した回数は、3年3カ月続いた民主党政権時代の総理3人の総計の既に4倍に達しています。加えて15年度の政府広報の予算案は83億円で、民主党の野田政権時代と比べると2倍以上に膨らんでいる。こうした影響を受けているのか、大手メディアは今、長いものには巻かれている印象が拭えません」  この2つを読み比べて、読者の皆さんはどう考えるだろうか。私は古賀氏の「暴走」を断然支持する。テレビのニュースショウには電波芸者的コメンテーターが多い中で、こうした「ハプニング」が起きるというのは痛快である。  NHKを筆頭に安倍や菅がテレビに圧力をかけているというのは周知の事実であり、テレビを傘下に持つ新聞は、知っていながら批判も出来ない腑抜け集団である。  私は、文春も新潮も保守的な週刊誌だと思う。だが、メディアに関する書き方では、新潮は保守リベラル的な立ち位置をとることが多いような気がする。  かつてノンフィクション・ライターの本田靖春氏は、文春の持つ保守的な体質を嫌がり、晩年は距離を置いた。  確かに、今の文春は他誌よりもスクープを取ってくる情報力や取材力に長けていると思う。ジャニーズ事務所やAKB48のスキャンダルに見られるように、他誌に比べてタブーが少ないことも、そうした情報が集まりやすいのであろう。  だが、文春には本田氏が批判した体質があるのも事実である。  “リベラル派”の現代は、この問題をどう伝えているのか。こちらは古賀氏の言い分に寄り添った記事作りである。古賀氏がこう語る。 「私が月に1回報道ステに出るかどうかなんて小さな話ですよ。問題の本質は、今、政治権力が容赦ない圧力と懐柔でマスコミ各社のトップを押さえ、その結果、現場の記者たちが戦うことを避けて自粛してしまっていること。こうした状況が続いて、いつしか圧力にさらされているのを自覚することさえできなくなった。その結果、マスコミが、国民にとって極めて重大であるはずの真実を報じられなくなっていると訴えたかったのです。そして、そのカギとなる人物は、官邸にいる政権幹部、テレビ朝日、古舘プロジェクトのトップなんです」  これまで古舘と古賀は安倍官邸に反旗を翻す最強タッグだったのだが、そこに亀裂が出てしまったのだ。今の官邸は、鬼の首を取ったようなはしゃぎようだという。 「早河会長は3月31日の会見で『菅官房長官にお詫びしないといけない心境です』と語った。つまり、白旗を掲げたのです。官邸はこれまで、『敵は朝日新聞と報道ステーション』と思っていましたが、昨年夏には朝日新聞が自壊し、続いて報ステが倒れた。これで大手を振って安倍独裁体制に突っ走れるというわけです」(官邸担当記者)  テレビ朝日の現場も、青菜に塩だという。 「新しいCPは『上の意向』を窺うばかりで、まるでNHKのような無難なニュース放送を目指しています。もうテレ朝は死んだも同然です」(番組スタッフ)  かくして、国民の知る権利は蔑ろにされるのである。  今週の第1位は、3人の女性代議士たちの醜聞である。まずは、自民党の三役・政調会長に据えられ「女性初の宰相候補」と持ち上げられている稲田朋美代議士(56)の「日本酒贈呈疑惑」について、新潮が今週も追及の手を緩めない。  この疑惑は、稲田代議士の地元・福井県で発行されている「北陸政界」が報じたものである。  要約すると、稲田議員005年に初当選してから09年に再選するまで、各自治会の新年会や支援を受けている企業の宴会に「ともみの酒」というラベルを貼った4号瓶の日本酒を持参していたという疑惑。  現在もこれが行われているのなら、公職選挙法違反だ。今はやめているようだから時効ではあるが、新潮は「自民党政調会長としての道義的責任は免れるものではない」と追及している。  私は彼女が当選4回ということも議員の顔さえ知らないが、これほど知名度のない人間を要職に取り上げたというのは、よほど安倍首相の覚えがめでたいのであろう。  新潮の言うように「道義的な責任」はあるはずだが、この代議士の過ちはそれだけではないようだ。  新潮によれば、前号で新潮が取り上げることを知った稲田議員の夫で弁護士の稲田龍示氏が、掲載するなら民事訴訟をするとともに「併せて悪意による名誉毀損行為でありますから、刑事告訴するつもりである」とFAXを送りつけてきたというのである。  新潮は、ただ単に記事掲載を阻止しようというのに刑事告訴まで持ち出してきて「それが、恫喝だと気づかないのなら、世間を知らない弁護士バカ以外の何ものでもない」と批判する。ちなみに稲田代議士も弁護士資格を持っている。  その上、政調会長会見で新潮の記事を「全くの虚偽」「これはもはや表現の自由と呼ぶに値するものではありません」から「裁判上の措置をとることとしたいと考えております」と報道を全面否定したのである。  権力者が表現の自由まで持ち出して否定するというのだから、私のような善良な市民はエライセンセイのおっしゃることだからと信じてしまいそうだが、新潮はならばと、動かぬ証言の数々を集めて稲田議員を追い詰める。  福井在住の保守系県議は「確か、08年と09年だったかな。秘書と一緒だった。そのうち1回、『ともみの酒』っちゅうのを持ってきました。(中略)5、6年前から、稲田さんがあちこちに、お酒を配っていたのは地元では話題になってたよ」。元稲田議員のスタッフは、町内会の新年会で1万円程度の会費を払うのが嫌で、会費代わりに酒を配るようにしたのが始まりだとし、酒は地元の農事組合法人から1本2500円で200本以上注文して代議士主催の新年会で出されたが、「残りの分はほとんど、選挙民に配られたのです」と証言している。  さらに、まずいことが判明した。注文した先の農事組合法人は「酒類販売業の免許を持ってなかった」というのだ。  嘘を隠すためにまた嘘をつく。新潮の調べた通りなら、辞任はやむなしであろう。新潮はこう結ぶ。 「女性初の宰相候補などと持て囃されているから、どの程度かと思えばこの有様。政治家の器量の底が知れてしまったのだ」  政治家の底という意味では、文春がすっぱ抜いた「浪速のエリカ様」こと維新の党の2回生議員・上西小百合(31)氏の醜聞も、底が浅すぎて呆れるほかはない。  上西氏は2015年度予算が衆議院を通過した3月13日、急性ウイルス性腸炎で3日間の静養が必要という診断書を出して欠席している。  だが、前日には他党議員と飲み歩き(これは確認されている)、その翌日、上西氏は地元大阪へ向かっているのだが、「前々から、ホワイトデーに合わせて京都の高級温泉旅館で彼氏と一泊デートの予定を立てていた」(維新関係者)という話が出回っているのである。  しかも、その彼氏というのが、49歳の公設秘書だというのだ。この情報に珍しくテレビ局が動いたのは、彼女が美形だからであろう。橋下徹維新の党最高顧問はこの情報を知っていたようおで、4月2日の会見で「上西氏は辞任するしかない」と早々に言い切り、さっさと除名してしまった。  上西氏は報道各社へのFAXで「旅行はしていない」と否定してみせたが、恥の上塗りであった。  お次は、コワモテの高市早苗総務相の「重大疑惑」をポストが追及している特集。  話はやや込み入っている。舌足らずになるやもしれないので、お許しを。舞台となったのは農業法人・N社である。  同社の実質的経営者は高市氏の地元、奈良県で有力な企業グループA社を経営するM会長。N社の創業者であり、元社長でもある。  M会長のグループは奈良でビルメンテナンスの会社を中心に、介護事業や警備事業、加工食品などを手広く展開。さらに、県政や県経済の話題を主に扱う地元誌の発行人(理事長)でもあり、県政界への影響力も大きい。  同誌のブログにはこう書かれているそうだ。 「高市早苗先生とは、多分マスコミ関係者の中では、私が一番古くからのお知り合いではないでしょうか?」  M会長の元でN社の社長を務めたK氏は福祉施設などを運営していた人物で農業は素人だったが、「俺には大きなバックがいる。国からカネを引っ張れる」と吹聴して、4年ほど前にイチゴとレタスの水耕栽培を始めた。  K氏の古くからの知人がこう語る。 「またいつもの大風呂敷かと話半分で聞いていたら、本当に国から融資が出た。農業の素人が始める事業にいきなり国がカネを貸したのでびっくりしました」  融資したのは日本政策金融公庫で、ここは国民生活金融公庫、農林漁業金融公庫、中小企業金融公庫が統合して設立された政府100%出資の金融機関で、税金が投入され、民間よりも低い金利で融資を行っているそうだ。  だが、最後の融資の1年後(13年)には融資がほぼ焦げ付いたという。 「公庫側の審査が甘い融資だった疑いが生じる」(ポスト)  普通の企業なら、とうに倒産してもおかしくない状況だ。しかも、N社はオフィスもなく電話も通じないが、登記上は社長や役員を次々に交代させながら現在も存続しているのである。  N社の経営実態を心配する関係者の1人は、M会長からこう聞かされたという。 「Mさんは『高市先生の案件だから、公庫からの借金は心配は要らない。高市先生がなんとかしてくれる。絶対に大丈夫だ』と何度もいいました。それですっかり信用した」  N社の元役員もこう話す。 「K社長たちは農業なんか全く興味はなかった。最初から農業をダシに国からカネを引っぱるのが目的だったのだと思う」  しかし、そのK社長はすでに突然死しているそうだ。  その後も公庫への返済はなされていない。ポストによると、N社の土地・建物を借りて椎茸栽培を行っている別の農業系企業は、返済資金に充てるようにと毎月160万円の賃貸料を支払っているのだが、そのカネが公庫への借金返済に回された形跡はないという。  M会長周辺は公庫や農業系企業に、昨年来、何度も一括返金すると連絡しているとの証言があるが、返済は果たされていないそうだ。  しかも、M会長の言葉通りにN社の救済に動いたのは、高市事務所だったという。関係者がこう語る。 「高市大臣の実弟で現在、総務大臣秘書官を務める高市知嗣氏がN社の新しいスポンサーとしてM会長サイドに東京の会社を紹介した。そこでは、『利益率10%のビジネスになる。ゆくゆくは上場したい』という儲け話として検討された」  ポストは「一見まともな事業をやっているように見せかけて商品を発注したり、金融機関から融資を受けたあと、返済を踏み倒す『取り込み詐欺』は昔から詐欺の常套手段である」と難じる。  高市秘書官に取材を申し込むと、「公庫からの借り入れについて、関係したことはない。N社との面識もない」としながらも、N社救済のためにスポンサーを紹介した事実を認めたという。 「消えたカネは国民の血税である。官邸と高市氏は『名前を使われただけ』で逃げることはできない」(ポスト)  早速、高市早苗総務相は4月6日に国会内で臨時の記者会見を開いた。 「一部の週刊誌が、政府系金融機関から融資を受けた農業法人に1億円の使途不明金があることが発覚し、高市氏の実弟である秘書官が関わっていた疑いがあると報じたことについて、『見出しも中身もあまりに悪質であり、捏造(ねつぞう)記事だ。融資には高市事務所も秘書官も私も一切関与していない』と全面的に否定した」(4月6日のasahi.comより)  ポストはこれからも追及を続けると言っているから、目が離せない。  私は、女だからなどというつもりは毛頭ないが、今回の3人や小渕優子、中川郁子氏らを見ていると、安倍首相の唱える「女性が輝く時代」は政界に限って、まだまだ遠いと思わざるを得ない。  これらのスキャンダルも、安倍政権崩壊の序章のような気がするのだが。 (文=元木昌彦)

社の不始末を一社員に押し付け!? パワハラ裁判で発覚した損保会社の深い闇

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「週刊新潮」4/2号中吊広告より
今週の注目記事 第1位 「AKB48盗撮事件 犯人は事務所元役員」(「週刊文春」4/2号) 第2位 「『これが陸自3佐か、情けない……』防衛省が嘆いた被害女性の臆病と感傷」(「週刊新潮」4/2号) 第3位 「わが東京海上との『1300日裁判』」(「週刊現代」4/11号) 第4位 「人はなぜ性器をなめたがるのか」(「週刊現代」4/11号) 第5位 「『日経平均2万円』という濃霧を歩く『羅針盤』情報」(「週刊新潮」4/2号) 第6位 「大塚家具 父・勝久会長“娘への遺言”『久美子よ、私は春日部に帰る』」(「週刊文春」4/2号) 第7位 「世界のトップが見たニッポン国の『本当の実力』」(「週刊現代」4/11号) 番外 今週のセクシーグラビアの勝者はどこだ!  今週はポストの「すべてを魅せた物理のセンセイ」の勝ち。 「心残りは、生徒たちにきちんと“さようなら”を言えなかったこと。こんなことになるなんて本当に悔しい」  こう語っているのは、ポストの3月9日発売号に登場した小川桃果さん(25)。彼女は中高1貫の名門校で物理の教師として働きながらAV撮影に臨み、5月には作品がリリースされる予定であった。  池袋でスカウトされたことをきっかけに女優としての道を決意した彼女だったが、職責をまっとうすべく、3学期の授業で最後まで教え、修了式に出席した後に退職して、メディアに出るはずだった。 「20日に発売された写真週刊誌に掲載日の約束を一方的に破られ、表紙に大きく“物理の現役教師がヘアヌード”と書かれて記事を掲載されてしまいました。顔に目線は入っていましたが、黒板に書かされた私の字などから特定され、その日のうちに学校から連絡があり、懲戒解雇になりました」  生徒に別れを告げるまでは、女優ではなく教師でいようと決めていた思いは、もろくも崩れ落ちた。  ちなみに、彼女のAV『新人 Dear TEACHER 現役の教師AVデビュー 小川桃果』はMAX-Aより5月8日発売。  3月27日、衆人環視の中の「父子ケンカ」と注目されていた大塚家具の株主総会が終わった。  父親で創業者の大塚勝久氏(71)と長女の大塚久美子氏(47)は、互いに記者会見を開き、雑誌にセクハラだパワハラだと中傷合戦を演じた。  ビジュアル的には美人の久美子氏優勢だったが、勝久氏も負けてはいなかった。  だが、株主総会では久美子氏ら10人を取締役とする会社提案が、出席株主の6割の賛成を得て可決され、久美子氏の社長続投が事実上決まった。  勝久氏は「敗戦」を覚悟していたのか、文春「“娘への遺言”『久美子よ、私は春日部へ帰る』」の中でこう語っている。 「家族がこうしてバラバラになっている。妻が一番可哀想です。ご近所に恥ずかしいって言って、買い物にも出られない。だから毎日、私がスーパーで肉や野菜を買って帰るんです。(中略)実は近い将来、春日部に戻るつもりで、千百八十坪の土地を購入してあるんです。やはり最後は生まれた故郷に帰りたい。父と母、私と妻が作った会社はあの場所から生まれたんです」  文春によれば、勝久氏は子どもたちの収入が異なることを気遣って、生活支援のためのスキームを作っているが、現在久美子氏にも、そこから金が支払われているという。  さらに久美子氏の住む都内の高級マンションの代金は、9割を勝久氏の奥さんが負担しているそうだ。  なんのことはない、みんなして大塚家具に寄生しているのだ。  勝久氏は、議決権の19%を握る大株主である。総会前の取材には、今回負けたとしても「1度や2度で終わる気はない」と話し、社長復帰を目指し、今後も同様の株主提案を続ける可能性が高いという見方も一部にはある。  だが、こうした醜悪な「家族の内輪もめ」は、大塚家具の信用を大きく失墜させたことは間違いない。勝者は誰もいないということに、どちらも気がつくべきであろう。  株価が2万円を超えそうな勢いである。株の記事では週刊誌の色分けがハッキリしてきた。株が上がるぞ、6万円もあるぞと鉦や太鼓で囃し立てる「煽り派」は週刊現代。週刊ポストと週刊新潮は「懐疑派」。週刊文春とフライデーはほとんど取り上げていないから「関心ない派」と3つに分けられる。  懐疑派の新潮は先週も取り上げたように、5頭の「クジラ」が東京株式市場を遊泳していて、2万円を突破するのは通過点で、さらなる高みを目指せると豪語する証券アナリストたちの声を載せてはいるが、本音は「現在の急激な株高に、あの80年代後半のバブル崩壊直前の危険な匂いを感じ取っている専門家もいる」というところにある。 「所詮、日本株の売買の7割を占めるのは、海外投資家です。その主力であるヘッジファンドの決算期は5月が多い。決算までに利益を確定するため買い進んだ株式を売り抜けます。2年前の5月は、ある大手ヘッジファンドが大量の日本株を売り、それに引きずられて日本の金融機関も一斉に売り出したので、日経平均が大暴落した」(RFSマネージメントチーフエコノミストの田代秀敏氏)  今のところ懐疑派が優勢なようだが、皆さんはどの週刊誌を信じますか?  このところ死ぬまでSEXという記事が影を潜めたが、それに替わって現代は「蘊蓄」記事をやるようになった。  今週は「性器をなめる」ことについての蘊蓄を、こう長々と書いている。 「クンニリングスは、古より、男を惹きつけてやまなかった。クンニリングスは、ラテン語のcunnus(女性器)とlingere(舌でなめる)に由来する。紀元前4世紀、イタリアの古代都市・ポンペイで描かれたとされる壁画にはすでに、クンニをする男女が登場している。また、古代中国で発達した道教は女性の愛液を不老不死の薬であると考え、膣からほとばしる女性の『気』を飲む大切さを説いている。一休さんで知られる一休宗純は77歳にしてクンニに熱中し、『美人の陰部は水仙の花の香りがする』(美人陰有水仙花香)という漢詩を残したし、フランスの皇帝ナポレオン・ボナパルトは妻の女性器を『チーズの風味』と評して愛した。かたや、ラテン語のfellare(吸う)を語源とするフェラチオもまた、古くから施されたセックスの奥義であった。古代インドで編まれた性典『カーマ・スートラ』には、フェラチオの技法が8通りほど教えられているし、古代エジプトの女王クレオパトラは一晩で100人もの男を、絶妙なフェラチオで満足させたという」  女性は性交とフェラチオのどちらに抵抗感を持つのか? 現代によれば、あまり好みではない男性からフェラチオもしくは避妊具をつけた挿入を強いられた場合、女性はどちらのほうにより抵抗するかといえば、これまで行われた多くのアンケート調査で明らかなように、フェラチオのほうだという。  なぜ人はなめるのかという問いには、そのキーワードこそが愛だというのだが、それだけではないようだ。 『性の進化論』の著者で心理学者のクリストファー・ライアン氏がこう語る。 「性器をなめれば、その味や匂いで、セックスをする相手の健康状態のほかに、免疫上の相性が良いかどうかもわかるはずです。そのように行為中に意識をする人は少なくても、動物行動学的には、そんな本能的な力が人間にも備わっているはずなのです。つまり、その相手とセックスした結果できる子供が、どれくらい健康に育つか、性器をなめることで事前に検知できるんです」  そもそも性器の周辺には身体の匂いの発生源であるアポクリン腺が集まっているそうで、陰毛は、その人固有の匂いを籠もらせるために残っているという説もあるほど、性器は相手の匂いをどこの部位よりも強く感じられる領域なのだそうだ。  なんだか、クンニが神秘的で哲学的に思えてくるではないか。  さて、東京海上日動火災保険といえば損害保険業界大手だが、そこで社員による訴訟が起きていると現代が報じている。  そこに勤める50代の現役社員、田中一郎氏(仮名)がそれだ。東京の有名私立大学を卒業した田中氏は、北海道にある支店に勤務していた2010年7月、突然降格人事をいい渡されたそうだ。  課長代理から主任に格下げとなり、権限も大幅に奪われ、入社24年にして入社3年目の社員と同じ扱いを受けるようになったというのだ。  代理人を務める菅谷公彦弁護士によると、「05年、田中氏は最高評価のSランクでした。これは3000人以上いる課長代理クラスの、上位5%にしか与えられません」。  ところが06年、田中氏の知らないところで評価は一気に3段階落ち、Bになり、10年には最低のDとされ、異例の降格人事を受けたのだ。  田中氏は社内の苦情処理委員会に諮ったが十分な説明はなく、翌11年に降格の無効を求める労働審判手続きを札幌地裁に申し立てた。だが、裁判官らによる1カ月間の審議と調停も不調に終わる。  その間に会社側からは、社内の書類を奪われるなどされる。弁護士からは「自らの人権を守るために裁判所に提出しようとしている証拠書類を渡す必要はない」と言われていたのに、元上司らは懲戒解雇もありうると言わんばかりの勢いだったので抵抗できなかったそうだ。  この直後、田中氏は北海道から遠く離れた西日本の支店に転勤となる。4年間、約1300日、毎回自費で札幌地裁に通う闘いの日々が始まった。  05年に発覚した大手損保各社の不払い問題は、直前の3年間で約18万件、総額84億円超に達し、東京海上を含む26社が金融庁から業務改善面命令を受けたが、これと田中氏の降格が深く関わっているというのである。菅谷弁護士がこういう。 「報告書には『田中氏の不十分な指示のために、担当者が、支払い漏れへの対応業務に必要な書類の入ったフォルダーを廃棄した』とか、金融庁の指示による調査に際しても田中氏が、本来支払い漏れとカウントすべき事案を『一律「支払い対象外」とする報告を独断で行った』などと書かれていた」  つまり、一部の不払いの責任が田中氏にあるかのように報告されていたというのである。  裁判ではこんなこともあった。12年8月、会社側が田中氏の「勤務態度が悪かった」ことを裏付けるとして、驚くべき「新証拠」を提出したという。A3用紙2枚半にびっしりと書かれた「指導記録」だ。  だが、この書類はエクセルで作った表のプリントアウトで、作成時期がわかる元のデータを出せといっても出してこなかったという。  その課長は指導記録について、一般的なもので他の社員にも同様の指導記録を作成していると証言していた。  だが、裁判官に確認されると、くだんの課長は「いや、田中氏だけです」と言ったのだ。  そうして3月18日、札幌地裁の判決では、田中氏の降格人事は不当なものだったとして、田中氏の地位を元に戻すことが認められた。しかし、処分の理由は解明されておらず、慰謝料も認められなかった。  不服な田中氏は、このままでは引き下がれないと、札幌高裁に控訴する予定だそうだ。  現代の報道が事実だとすれば、社の不始末を一社員に押し付けたということになろう。田中氏の言うように、処分の理由を東京海上側が明らかにしない、または明らかにできないのでは、我々も納得がいかない。損保会社の深い闇をこじ開けられるのか、注目ではある。  さて、3月18日にアフリカ大陸の北端に位置するチュニジアの首都・チュニスで発生したテロ事件で、死傷者は約70人。邦人3人も死亡している。  先週のポストは、安倍首相はイスラム国の人質事件の後、「彼らに罪を償わせるために人道支援する」「日本人には指一本触れさせない」と言ったのに、それを果たせなかったではないかと責めている。それは安倍首相にいささか酷な気はするが、イスラム国がいっているように、日本人はどこにいても過激派の標的になる時代が来たことは間違いない。  安倍首相は3月20日の国会質疑で自衛隊を「我が軍」と答弁した。麻生太郎副総理の「未曾有(みぞゆう)」などとは比べものにならない重大発言だが、安倍首相御用達の大新聞は情けないことに及び腰の批判しかしていない。  自衛隊を「我が軍」と思っている安倍首相には、この新潮の以下の記事はショックだったであろう。  なぜなら、休暇を利用して母親との観光旅行中にテロリストたちによって負傷した被害者のひとりが、ただの民間人ではなかったからだ。  その人は結城法子氏(35)。銃撃された彼女は左耳などにケガを負い、現地の病院に搬送されて全身麻酔での手術を受ける事態となった。  その彼女の手記がいくつかの新聞で掲載され、そこには彼女が自衛隊中央病院に勤める陸上自衛隊の3等陸佐であることは書かれている。新潮は彼女が負傷したことや、その大きなショックがあることには配慮しながら、3佐といえば旧日本軍の少佐に相当する要職なのに、その手記には「臆病と感傷」しかないと難じている。  彼女は自衛隊員の健康管理等にあたる医官で「約200人の部隊を指揮するほどの職責を担っている。(中略)有事の際は海外に派遣される可能性もあります」(防衛省担当記者)。  陸上幕僚監部広報室も「医官といえども陸上自衛官ですから、自衛隊員としての最低限の訓練は受けております」と認めているように、「結城氏は立派なわが国の『防人』の1人なのである」(新潮)  そういう立場の人にしては、手記に立場を意識していない言葉が並んでいるのは如何なものかというのである。たとえばこういう箇所だ。 「外でも、救急室でも、多くの人がいて写真やビデオを向けられ、とても不快でした」「私は一日中泣いていたせいで目が腫れ上がって開けることができず……」  新潮はこう書いている。 「ここには『被害者としての思い』が前面に押し出されているものの、他方で『何か』が決定的に欠けているとの違和感が拭い去れない。それは手記が徹頭徹尾『私』に終始しており、陸自3佐という『公の立場での思い』が見事なまでにすっぽり抜けている点に起因する」  また彼女を取材しようとして大使館の人間とやりとりしている朝日新聞の記者の声を、「日本語で怒鳴っている声が聞こえ、ショックでした」と書いているところについても、こう書いている(朝日新聞の記者は、彼女の手記の後ろに、そのときのことについて書いている)。 「手法の是非はともかく、メディアが被害者の生の声を聞こうとするのはごく自然な行為であり、彼女が矛先を向けるべきは朝日ではなく、テロリストであるはずだ。しかしながら、手記にはテロの犯人を非難する記述は一行たりとも見当たらない……」  そんな彼女に「国防の前線に立つ自衛官の自覚を感じるのが難しい」(同)といい、それを象徴するのが「結城3佐は、海外渡航承認申請書を提出しておりませんでした」(陸幕広報室)という点だと指摘する。  自衛官には私的休暇であっても日本を離れる際には、事前に届け出を行わなければならない義務が課せられているそうだ。彼女は無断渡航だったのだ。 「病院へ着くと、パスポートなどが入ったバックは取られて、携帯もなくなってしまいました」「日本大使館の方がいらして、日本の家族の連絡先を聞かれましたが、携帯がなかったので実家の固定電話しか分からず、なかなか連絡がつかなかったようです」  こうした記述にも、元陸自北部方面総監の大越兼行氏は愕然とするという。 「家族との連絡よりも何よりも、真っ先に防衛省に連絡を入れて、自分が置かれた状況を報告し、何をすべきか指示を仰ぐことが自衛官には求められるはずです。それもせずに、手記を公表する……。彼女の一件が、自衛隊に対する国民の期待を裏切ることにつながりはしないかと危惧しています」  彼女の場合、重傷を負ったわけだから、ここまで言のは少し酷な気が、私にはするが、我が軍隊だと考えている安倍首相はどう感じているのだろう。新聞記者はそのことについて質問するべきである。  文春は「ゴールデンウィーク旅行 危険な観光地リスト」という特集の中で、こうしたテロに遭う危険性のある観光地を挙げている。  北アフリカに近いイタリア。今年に入ってベルギーやデンマークでイスラム過激派によるテロ事件が起きている。カナダでも銃乱射事件が起きた。当然のことながらアメリカは最も危ない。東南アジアでもインドネシアやタイの南部、さらにフィリピン南部のスールー諸島などなど。  結局、どこへ行っても危険は伴うということだ。比較的安全なのは国内旅行だけだというのでは、寂しい連休になりそうである。  ところで3月27日、テレビ朝日の『報道ステーション』で古舘伊知郎と元経済産業省官僚でコメンテーターの古賀茂明が番組内で口論になったことが波紋を呼んでいる。  安倍政権に批判的な発言を繰り返してきた古賀がこの日を最後にコメンテーター降板となったわけだが、それはテレビ朝日の早河洋会長や古舘プロダクションの佐藤孝会長の意向によるものであると突然、番組で語り始めたのだ。  私は後からYouTubeで見たのだが、これはテレビ朝日側からの要請で削除されたようである。だいたい以下のようなやりとりがあった。 古賀「ちょっとその話をする前に。わたし、今日が最後ということで、テレビ朝日の早河(洋)会長とか、あるいは(制作協力している)古舘プロダクションの佐藤(孝)会長のご意向でですね、わたしはこれが最後ということなんです。これまで非常に多くの方から激励を受けまして。で一方で、菅(義偉)官房長官をはじめですね、官邸のみなさんにはものすごいバッシングを受けてきましたけれども、まあ、それを上回るみなさんの応援のおかげでですね、非常に楽しくやらせていただいたということで、心からお礼を申し上げたいなというふうに思います。本当にありがとうございました」 古舘「古賀さん、ちょっと待ってください。ちょっと待ってください、古賀さん、待ってください。今のお話は、私としては承服できません。古賀さんは金曜日に、時折出てくださって、大変私も勉強させていただいている流れの中で、番組が4月から様相が変わっていく中でも、古賀さんに機会があれば、企画が合うなら出ていただきたいと相変わらず思ってますし」 古賀「それは本当にありがたいことです。もし本当であれば、本当にありがたいです」 古舘「古賀さんが、これで、すべて、なにかテレビ側から降ろされるっていうことは、ちょっと古賀さんそれは、違うと思いますよ」 古賀「いや、でも、古舘さん言われましたよね、『私がこういう風になるということについて自分は何もできなかった、本当に申し訳ない』と」 古舘「もちろんそれは、この前お話したのは、楽屋で、古賀さんにいろいろ教えていただいている中で、古賀さんの思うような意向に沿って流れができてないんであるとしたら大変申し訳ないと私は思っている、今でも……。しかしさっきのはちょっと極端すぎる」 古賀「録音させていただきましたので、もしそういうふうに言われるんだったら、全部出させていただきますけれども」 古舘「いや、こちらもそれを出させていただくってことになっちゃいます、古賀さん」 古賀「いいですよ」  古舘の慌てようが滑稽であった。この古賀発言に対して賛否が分かれているようだが、私は古賀氏を断然支持する。  テレビに出ているのは電波芸者的コメンテーターが多い中で、こうした「ハプニング」が起きるというのは痛快である。  NHKを筆頭に、安倍や菅がテレビに圧力をかけているというのは周知の事実である。テレビを傘下に持つ新聞は、知っていながら批判もできない腑抜け集団である。メディアが腰が引けているのなら、たまたまそこに出ている人間が、たったひとりの反乱を起こせば、その影響はこのように限りなく大きい。  古賀発言を公共の電波を使ってなどと批判する輩は、自分たちが政府批判どころかジャニーズ事務所もAKB48も、バーニングも批判できない自らを反省すべきである。  古賀氏のような人間が次々に出てくることを望みたい。そうすれば、テレビに出てしたり顔に話すコメンテーターがいかにアホかがよくわかろうというものである。  さて今週の第1位も、テレビでは絶対できない大スキャンダルである。何しろ今をときめくAKB48の女の子たちを盗撮していた動画や写真を文春が入手したというのだ。 「動画のひとつを開く。画面はホテルの一室でカメラをセッティングする黒いTシャツの男を映し出す。長髪の男は角度を確認すると、小走りに部屋を出る。その一分後に入ってきたのが人気メンバーのA子だ。A子は当時未成年。上は黒のTシャツ、下は白いジャージのパンツを穿いている。その後ろから男も一緒に入室。(中略)男が退出すると、痩せてすらりとした体型のA子は、ジャージのパンツ、ストッキング、パンツを順に手早く降ろす。露になる臀部。A子は、あらかじめ用意されていた白いビキニの水着のパンツを穿き、次に上半身の着替えにかかる。(中略)そうして緑や黒、ピンクなど計五種類の水着の試着を終えたのだった」  これを盗撮していた男は、なんとAKB48のメンバーが所属している「オフィス48」の元取締役だった野寺隆志(38)だというのだ。  彼は10年に「一身上の都合」でそこを退社しているが、13年に小学生の女子児童に対するわいせつ行為で逮捕され、実刑判決が出ている。  その取り調べの際に、ライターやボールペン状のカメラで盗撮をしていたと白状しているのだが、なぜかその件では立件されていない。  その膨大な盗撮動画や写真を文春が手に入れたのである。動画は15時間75本もあるそうだ。冒頭に紹介したシーンはその一部である。  野寺というのはどんな人間だったのか。 「野寺さんは幹部の中でも現場に近い人。マネジャーのリーダーみたいな立場でした。同じくオフィス48の取締役で、劇場支配人でもあった戸賀崎(智信)さんの次に発言力があった。でも、野寺さんは権力をひけらかすことなく、現場スタッフに人気でした。お酒が好きで、後輩を飲みに連れて行ってくれたり、上に内緒で深夜にAKB48劇場を開放して、クラブイベントみたいな飲み会を開いてくれたこともありました」(元AKB関係者)  AKB48のメンバーも、気さくな彼に気を許していたという。その人間が、自分の邪悪な欲望を満たすために、盗撮を繰り返していたというのだから、彼女たちにとっても衝撃的だろう。  文春によれば「さらに悪質なのは、全ファイルの三分の一以上に上るトイレ盗撮だ。他の動画と同様、まずカメラをセットする野寺が映り、その後にメンバーが次から次へと映り込み、用を足す。その場面だけを切り取り、集めた上で、メンバーの名前を冠したファイルも存在した」というのだから、怒りと恥ずかしさで卒倒する女の子もいるだろう。  野寺は今年の初めに出所している。彼をインタビューしているが、ほとんどしゃべらずに逃げてしまったそうだが、それはそうだろう。  文春は、ある運営幹部に証拠の一部を提示した上で、今後の対応について訊ねたそうだが、運営会社AKSからはこんな回答しかなかったそうだ。 「今の段階で実関係を確認できていないため、コメントは差し控えさせて頂きます」  05年のAKB48の旗揚げ公演から、今年で10年になる。 「記念すべき節目の年に発覚した、この“重大事件”をなかったことには出来ない。野寺本人の罪は言うまでもないが、いま問われているのは、少女を預かる運営側の危機対処と管理責任なのである」(文春)  現・元メンバーやその親たちに、運営会社や秋元康たちはなんと言うつもりなのだろう。彼らは以前、この事実を警察から知らされていた可能性は十分にあるはずだ。  また、この前代未聞の盗撮動画がネットに流れないという保証はない。そうなれば、AKB商法が根底から崩れることは間違いない。  こうしたものが発覚するというのも、AKB人気の終わりの始まりであろう。 (文=元木昌彦)

AKB48風の衣装で、茶髪を振り乱し……? 更迭された「中国大使候補」男性(54)の人物像とは

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「週刊文春」3/26号 中吊広告より
今週の注目記事 1位 「外務省『中国大使候補』の“女装写真”」(「週刊文春」3/26号) 2位 「『安倍内閣』大臣たちの持ち株リスト」(「週刊新潮」3/26号) 3位 「安倍首相にも読んでほしい『世界で一番貧しい大統領』の言葉」(「週刊ポスト」4/3号) 4位 「麻生太郎財務相が政治資金で通う六本木ママの店 年間798万円!」(「フライデー」4/3号) 5位 「左遷! さらば、NHK大越キャスター」(「週刊現代」4/4号) 6位 「NHK『クローズアップ現代』やらせ報道を告発する」(「週刊文春」3/26号) 7位 「国民的アイドルグループ元メンバー風俗嬢をついに発見!」(「フライデー」4/3号) 8位 「白鵬を天狗にしたのは『この男』」(「週刊文春」3/26号) 「貴乃花『白鵬よ、“恩返しの土俵”に上がれ』北の湖『何度優勝しても“モンゴル親方”は認めない』」(「週刊ポスト」4/3号) 9位 「それでも『アベのベア』は99%のサラリーマンには『賃下げ』だった」(「週刊ポスト」4/3号) 「日本株爆買い インサイダーたちの情報を公開する」(「週刊現代」4/4号) 番外 セクシーグラビア対決の勝者はどこだ!  今週のセクシーグラビアは現代が「小嶋陽菜」、昔の“林檎ヌード”で有名な「麻田奈美 野外ヌード」、袋とじが元東スポ記者・渋谷果歩の「プロ野球選手が愛した『Jカップ』」。ポストはお天気お姉さんたちの「『ビキニ解禁』生中継」と、いつもながらの「美咲の森」。フライデーはいろいろあるが、売り物は「超有名物理の現役教師ヘアヌード!」だ。中高一貫の進学校の現役教師だというが、顔は出ていない。だが、教室の黒板の前でイスに座っている裸は、AVでよくある教師もののようで、なかなかの迫力。  これで顔が出ていれば決まりだが、その分マイナスで今週は引き分け!  チュニジアで日本人3人を含む19人の観光客が殺される事件が起きた。犯人たちはイスラム国だという報道もあるが、比較的安全だといわれていたチュニジアで起こった事件だけに、日本人にとってもショックが大きい。  ポストは「チュニジア『日本人ら虐殺テロ』またも安倍首相は何もできなかった」の中で、安倍首相は後藤健二、湯川遥菜両氏の殺害後、自分が語った言葉を思い出すべきだと書いている。 「彼らに罪を償わせるために人道支援する」 「日本人には指一本触れさせない」  それを果たせなかったではないかと責めているが、それは安倍首相にとって酷な気がする。だが、イスラム国が言っているように、日本人はどこにいても過激派の標的になる時代が来たことは間違いない。  安倍首相は、どうやって日本人の命を守るつもりなのか? 集団的自衛権を行使すれば、ますます日本人の安全は脅かされることに気がついていないのだろう。首相はもっと自分の言葉で、国民に自分の考えを説明する必要がある。  さて、今週は抜きん出た記事がないので順位はつけない。  株価が2万円を超えそうな勢いで、株煽り派の筆頭、現代は今週も株を買え、買わないヤツはバカ者だと言わんばかりの巻頭特集。  だが、本物のインサイダー情報など取れるはずがない。よって、またぞろ証券アナリストや証券会社のひも付き評論家たちの「解説」情報でしかないのが「?」である。  トヨタ株やパナソニック株は買いではなく、銀行、証券、不動産株が「次に買われる銘柄」だそうだが、興味のある方は買ってご覧あれ。  私にはポストの記事のほうが、説得力があると思う。  「アベのベア」はうまいタイトル。メディアは大企業のベアが上がったことと、来年度の採用人数を増やしていることを取り上げ、さも景気がいいかのようにアベノミクスをヨイショしているが、ほとんどの企業やサラリーマンには他人事である。  ポストはベアをパーセントに換算した表を載せている。確かにトヨタは1.14%アップ、日産が1.4%、大林組が1.2%、東レが0.9%アップとなってはいるが、その一方で、最新の消費者物価指数(食品、エネルギーを除く総合)は、前年同月比で2.1%上昇しているのだ。  相澤幸悦・埼玉学園大学教授がこう言う。 「物価が2~3%上がっている状況下では、それに追いつく賃上げなど到底実現しません。大メディアは過去最高のベアと報じていますが、アベノミクスの恩恵を受けているはずの大企業でさえ、賃上げは物価上昇に追いつかず従業員の実質賃金はマイナスとなっているのが実態です」  ポストが言うように「つまり『過去最高のベア』と報じられている数字は、実際は『賃下げ』に他ならないのだ」。株で儲けているヤツって、どこにいるんだろう?  大相撲春場所はまたも白鵬の優勝で幕が下りたが、一強多弱の土俵では一向に盛り上がらない。  その上、白鵬は今場所、ずっと取材拒否を続けているため、相撲担当記者からもブーイングが出ていると文春が報じている。  きっかけは初場所千秋楽の翌日に行われた恒例の会見で、白鵬が、取り直しになった13日目の稀勢の里戦について、 「(自分が)勝っていた。子どもが見ても分かる相撲。もう少し緊張感を持ってやってほしい」 と、審判を批判したことだった。これに審判部が激怒し、当日のビデオ担当だった錣山(元寺尾)親方が「白鵬の右足の甲が先に土俵に付いていた」と、白鵬が負けていた可能性も示唆したのだ。  本来なら審判部に直接詫びを入れるのが筋だったのに、白鵬はテレビのバラエティ番組の中で詫びただけだった。そのことが、さらに波紋を広げている。  文春は、白鵬を天狗にしたのは取り巻きの放送作家や、親方が厳しく指導してこなかったからだと、批判している。  かつて大横綱大鵬は、誤審によって連勝が45でストップしたとき、「そういう相撲をした自分が悪い」と一切不満を口にしなかったという。  このまま白鵬が連勝記録を伸ばしても、白鵬が強いのではなく周りが弱すぎるのだという声は消えそうにない。だが、遠からず白鵬が土俵の真ん中で転がされる日が来る。そのとき白鵬は、どんな言葉をいおうと、考えているのだろうか。  まさか、「日本人はモンゴル出身の横綱に冷たかった」なんて言い出すのではないだろうね。  白鵬は引退したら、モンゴル国籍のまま親方になりたいという“野望”を持っているようだが、これは叶いそうになく、それもイライラさせている要因だとポストが報じている。  ポストは北の海理事長にこの問題について聞いているが、返事はつれない。 「──一代年寄はやはりモンゴル国籍のままでは習得できないか。 『ダメ、ダメ。一代でも何でも、年寄なのだから日本国籍を有する者と決められている』 ──白鵬のように実績を重ねても無理なのか。 『どんなに実績があっても、これは規則です。相撲は日本国の伝統ある国技ですからね。ダメなものはダメ。日本の伝統は曲げられませんからね」  私は、相撲のルーツはモンゴルなのだから、一代限りの親方はあってもいいと思うが、なかなか難しいようだ。  お次はフライデーから、元有名アイドルグループの女の子が風俗嬢になっているというお話。会いに行ける国民的アイドルだというのだから、ハッキリ書いてはいないがAKB48の元メンバーなのだろう。  その娘はメンバーになって1年も経たずに男とのツーショット写真が出回り、芸能界を去って行方不明になっていたそうだ。  その娘が風俗嬢、しかも「手コキ風俗嬢」になっているとネットで話題になっているという。週に数日しか出てこないし、指名が多くてなかなか会うことができないそうだが、フライデー記者が、1カ月チャレンジしてついに会えたというのだ。  店に60分コース2万円を払って近くのラブホテルで待っていると、ドアがノックされる。 「『はじめまして~』  大きな瞳、くしゃっとした笑顔。部屋の入り口に立つストレートの黒髪少女は、どう見てもAだ」(フライデー)  彼女はぱっぱっと服を脱ぎ、全裸になって、握手ならぬ、記者の×××を握ってくれたという。そして彼女はこう言った。 「気持ちいい? 気持ちいいの?」  あっという間に昇天した記者は、さすがにこれだけは聞いておかなくてはと、国民的アイドル時代のことを振ると、こういう答えが返ってきた。 「推しメンもいたよ~。中学生の頃にそのグループの追っかけもやってたの。でも、私にはアイドルはムリ」  この娘がAかどうか100%確かではないが、そういう夢を見させてくれるだけでも、2万円なら喜んで払う男はいくらでもいるのだろう。フライデーに店の名前を教えてもらおうかな。  このところ、籾井会長スキャンダル多発で迷走するNHKだが、トップがこれだと現場にもそれが反映されるのか、文春はNHKで1、2を争う良心的な番組『クローズアップ現代』でヤラセがあったと告発している。  これが本当なら国谷裕子キャスター真っ青だが、問題となったのは昨年5月14日に放送された「追跡“出家詐欺”~狙われる宗教法人~」。出家詐欺とは「お寺で得度(出家の儀式)を受ければ戸籍上も法名への変更が可能となる制度を悪用したもので、宗教法人と結託して多重債務者を別人に仕立て上げ、ローンや融資を騙し取る詐欺の手口」(文春)だそうである。  文春が指摘するヤラセとは、NHKの記者が出家を斡旋するブローカーを突き止め、オフィスビルの一室での多重債務者とのやりとりを、外から隠し撮りした映像のことだ。  もちろんブローカーの顔も映っていないし、音声も変えられている。  ところがこのブローカー氏、自分は北新地のクラブの従業員で、ブローカーなどではない。NHKの記者に依頼されて演技したもので、犯罪者であるかのように流されたのは許せないと憤っているのである。  文春によれば、ブローカー役の人物は架空、多重債務者は記者の知人で、活動拠点という事務所もニセモノだという。これが事実なら、悪質なヤラセである。  このニセブローカー氏、NHK記者に電話で何度か抗議し、その際、記者はこう言ったという。 「たしかにいつもその仕事(ブローカー)をやってる人のように見えたかもしれないけど、普段新地で働いてるのに、それは申し訳なかったと思うんで、その辺はしっかりとお詫びしたいと思いますので」  3月18日のasahi.comによれば、「NHK定例放送総局長会見が18日、都内で行われ、森永公紀理事は、一部週刊誌に、昨年5月放送の宗教法人をめぐる詐欺事件を扱った『クローズアップ現代』で、やらせの疑いを報じられたことに『今の時点でやらせがあったと考えていない』とした」そうだが、「今の時点」だから、これからしっかり内部調査をしてもらわなくては、籾井会長もろともNHKの信用は失墜する。  そのNHKで惜しまれながら番組から消えていく人もいる。『ニュースウオッチ9』の大越健介キャスターだ。私は井上あさひが好きなのだが、彼女も3月27日をもっていなくなり、京都へ行くという報道があった。残念だ。  大越氏は10年3月からキャスターを務めているから、5年になる。彼は61年、新潟県生まれ。東京大学在学中には野球部のエースとして活躍した。  85年にNHKに入り、岡山支局の後、本局へ来て政治部記者として頭角をあらわしていく。政治部では自民党の旧経世会(現・平成研究会額賀派)を担当した。経世会は放送局に影響のある郵政族議員を数多く輩出してきた田中角栄系の主流派閥だ。その担当記者は、政治部の出世コースといえるそうだ。  当時の大越氏を知る全国紙の編集員委員によれば「橋本龍太郎首相や野中広務官房長官(ともに当時)の担当記者として活躍」していたという。  その後、アメリカ総局ワシントン支局長などを経て、10年より『ニュースウオッチ9』のキャスターに就任。 「ニュースの末尾に独自の見解をさらりと差し挟むスタイルは、NHKのニュースキャスターとしては珍しく、話題を呼んできた」(現代)  報道局の記者によれば、 「ジャーナリストの矜持がある。よくイギリスのことを引き合いに出して、『BBCは公共放送でも政権にきちんとモノ申す。NHKも政権の犬になったらおしまいだ』と語っています」  その一端がこういう形で出ている。 「3月5日の放送では経世会の大物だった野中さんを引っ張り出してインタビューしていました。野中さんは現在の菅義偉官房長官が憧憬していると言われる辣腕官房長官でしたが、憲法改正や集団的自衛権の問題では安倍政権に批判的で、大越さんとは肝胆相照らす仲です。彼を出演させたことは、官邸へのメッセージとも取れる」(NHK元政治部記者)  だが、こうしたやり方が安倍首相には気に入らなかったようだ。ある大手紙政治部記者がこのように語る。 「安倍首相は公邸か自宅で9時のニュースを見ることが多いのですが、大越キャスターの話すことがいちいち癪に障るみたいです。一度、私が公邸で同席したときには、大越さんがコメントを始めると舌打ちして『また始まったよ』とぼやいていました」  NHK側が安倍首相の意を汲み取って人事に動くという事はあり得る話だと、現代は書いている。  ではどこへ移るのか? 関連会社幹部がこう話す。 「おそらく大越さんは、体裁のいいポストをあてがわれる形で『左遷』されるのではないか」  大越キャスターの最終登板は3月27日、金曜日。彼は最後に何を語るのか、じっくり聞いてみよう。  フライデーが麻生太郎・財務大臣が夜ごと六本木のママの店に通っている姿を載せている。3月も13日までに8回。国会に出席するより多いのじゃないだろうか。  この店は「Bovary」で、ママは雀部(ささべ)敏子氏。日銀OLから銀座のホステスに転身した元モデルだそうだ。60歳を過ぎた今も、写真を見る限り容色は衰えていない。  だいぶ前にも、麻生氏の愛人ではないかとウワサされたことがある。しかもフライデーによれば、麻生氏の資金管理団体『素淮会(そわいかい)』の2013年分の政治資金収支報告書を見ると、2月15日の97万円(すごい!)をはじめとして、798万円がこの店に支払われていたという。しかも政治活動費として。  麻生さん、株でも立派に利益を出しているのだから、なんで自腹で払わないのかね。この店で勉強会でもあるまい。ましてや財務大臣という日本中のおカネを取り仕切る要職にあるのだから、愛人でもなんでもいいが、遊びに政治資金を使うのはやめてくれないか。  さて、勉強不足で申し訳ないが、こういう絵本が売れているそうだ。タイトルは『世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ』(汐文社刊、くさばよしみ・編、中川学・絵)  3月1日に退任したばかりのウルグアイの大統領で、ホセ・ムヒカさんという。  この本は彼が12年6月20日、国連の「持続可能な開発会議」で行った演説内容をそのまま絵本にしたものだそうだ。  当たり前の内容だが、こうしたことを国連で話したというのがスゴイ。安倍首相も4月にアメリカへ行って議会で演説するなら、参考にしてみてはいかがだろう。だが、相当な覚悟がないと、言えないだろうな。 「人より豊かになるために、情け容赦のない競争心を繰り広げる世界にいながら、『心を一つに、みんな一緒に』などという話ができるのでしょうか。だれもが持っているはずの、家族や友人や他人を思いやる気持ちは、どこに行ってしまったのでしょうか」 「世界を襲っているのは、じつは欲深さの妖怪なのです」 「貧乏とは、少ししか持っていないことではなく、限りなく多くを必要とし、もっともっとと欲しがることである」  この約10分のスピーチが終わった後、スタンディングオベーションが起こり、拍手が鳴りやまなかったという。  ムヒカ氏は1935年生まれ。60年代からゲリラ活動に参加して4度逮捕され、2度脱獄した経歴を持つ。壮絶な半生を送った後、09年11月の大統領選挙で勝利し、10年3月に大統領に就任したそうだ。  こうしたいい話の後、また株の話で恐縮だが、新潮の記事はひとひねりが利いている。新潮によれば、官邸の執務室には刻々変わる株価を映し出す電光掲示板があり、安倍首相はそれを“凝視”しながら一喜一憂しているそうだ。  ロータス投資研究所の中西文行代表によれば、市場関係者が「クジラ」という符丁で呼んでいる巨額マネーが5頭、所狭しと遊泳しているから、日本株買いの余力は27兆円を超えてるという試算もあり、まだ上を目指せるという。  それはGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)、もちろん日本銀行、それに国家公務員などの3つの共済、かんぽ生命と最も大きいクジラがゆうちょ銀行だそうである。  これらの公的資金が株価を釣り上げているから、当面は日本株は「買い」なのだそうだ。  さすが新潮、そのクジラの運用に影響を及ぼす立場にある政治家たちが、どんな銘柄を保有し、どれだけ儲けているかを調査している。意外なことに安倍首相は夫人の実父が社長を務めていた森永製菓の株だけ4万9000株。昨年6月の閣議決定発表以降、約916万円の「含み益」をもたらしているという。  もしかすると、安倍首相は本当に株が上がると信じていなかったのでは?  山谷えり子・国家公安委員長は第5位で、住友不動産、三菱商事など多くの銘柄を持ち、含み益は916万4860円。  第4位は塩崎恭久・厚労大臣でパナソニック、帝人、全日空空輸など、これまたスゴイ数をもっている。総額1285万9594円の含み益。  ブリジストン株は1000株だが、専門家にいわせると追い風が吹いていて、原材料費のコストダウンで収益が上がっていて、いまが買い時だそうだ。ちなみに100株単位で買えるから購入額は50万円弱。  3位は甘利明・経済再生担当大臣で、保有する株はディズニーランドを運営するオリエンタルランドだけ1000株。それでも株価は倍増し1833万円もの含み益をもたらしている。2位は麻生太郎・財務大臣で九州電力や西日本鉄道、ブリジストンなどいくつも保有して、含み益は4148万1258円にもなる。  堂々のナンバー1は竹下亘・復興大臣で、義父が経営する福田組や山陰合同銀行、それに夫人の持ち分を合わせると1億7856万円の含み益になるという。  さあ、あなたならどうする?  ところで、上方落語を復興し、落語家として初めて文化勲章を受章した人間国宝・桂米朝さんが19日に亡くなった。89歳だった。  生前、誰の前でも“傍若無人”だった立川談志師匠が、米朝さんの前では神妙だった。米朝さんの高座は数えるほどしか聴いていないのが残念だ。今晩は彼の十八番「除夜の雪」でも聴きながら酒を飲もう。  最後はこの記事。文春のグラビアに茶髪のカツラを振り乱し、AKB48のようなスカートをはいて踊っている男性の写真が載っている。どこぞの会社の宴会で撮られた写真かと読んでみると、この男性は中国・北京の日本大使館のナンバー2、和田充広筆頭公使(54)だというではないか。  和田公使は東大法学部から外務省に入り、その後中国の人民大学に留学した、いわゆるチャイナスクールのひとり。中国語を流暢に操り、このままいけば中国大使との呼び声もあったそうだ。  だがこの御仁、王府井の高級クラブに出入りして、そこのホステスをお持ち帰りしていたウワサもあり、ハニートラップに引っかかるのではないかと心配されていたという。  先の「女装写真」が撮られたのは2月6日。日本大使館で開かれた懇親会でのことだった。写真は外部にも漏れ、現地メディアや中国の情報当局にも渡っているそうだ。  中国に神経を尖らせている安倍首相が怒り、指示したのかどうかは分からないが、結局、和田氏は着任わずか7カ月で更迭されることになってしまった。  芸は身を滅ぼすということか。 (文=元木昌彦)

バーニングから独立の小泉今日子、芸能生活35年目の恋は“夫婦同然”だった!?

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「フライデー」3/27号(講談社)
今週の注目記事・第1位 「『みなさまのNHK』が『オレさまのNHK』になった日」(「週刊現代」3/28号) 第2位 「小泉今日子と豊原功補『連泊の大人愛』」(「フライデー」3/27号) 第3位 「川崎中1惨殺 少年A父『独占告白』」(「週刊文春」3/19号) 第4位 「『ダルビッシュの肘はなぜ壊れたのか』日米大論争」(「週刊ポスト」3/27号) 第5位 「大塚家具の久美子社長 鬼のパワハラ言動 社員たちの悲鳴」(「フライデー」3/27号)「大塚家具の美人社長『お父さん、お疲れ様。時代はもう変わったのよ』」(「週刊現代」3/28号) 第6位 「なぜか新聞社が実名報道した『淡路島5人殺害』犯の妄想歴」(「週刊新潮」3/19号) 第7位 「群大病院8人の命を奪った医師の正体」(「週刊文春」3/19号) 第8位 「『米ネットTV』上陸で日本のテレビ局が全滅する!?」(「週刊ポスト」3/27号) 第9位 「本当かよ『日経平均6万3000円まで見えた!』って……」(「週刊現代」3/28号) 第10位 「安倍『戦後70年談話』をがんじがらめにする国際包囲網が結成された」(「週刊ポスト」3/27号) 番外対決 現代・ポスト・フライデーのSEXYグラビア対決の勝者はどこだ  今週のフライデーのグラビアはいいぞ! まず「小松千春 本気のSEX裸身」。旭化成の水着キャンペーンガールで一躍アイドルになった90年代のセクシー女王だが、彼女も41歳。  ややお顔に疲れが見えるが、裸身は熟女の魅力がプンプン臭ってくる。フライデーには他にも、日本テレビ系の報道番組『ニュースプラス1』レポーター出身だという丸純子の「秘湯で火照る」もあり、彼女のヘア・ヌードもなかなかそそる。  中でも「ミス東大・藤澤季美歌クン『健気なスーパーSEXY』」がお勧め。東大美女なんてたいしたことないと思っていたが、彼女はカワユイ。頭がよすぎるのがちと難点だが、このコ、100年に1人の超美脚美女だそうだ。脚はもちろんだが、顔も表情も素敵な19歳。これが今週のイチオシだ~ッ!  さて、8月15日の戦後70年に発表するといわれている安倍談話だが、中国、韓国からだけではなく、アメリカやヨーロッパからも注目を浴びている。  それは安倍首相が「自虐史観」「土下座外交」だと内心批判する歴史認識を大きく変えてくるのではないかと危惧されているからだが、そうはさせじと国際包囲網がつくられているとポストが報じている。  そのキーマンの1人がドイツのメルケル首相だというのだが、たしかに先日来日した際に、こう発言している。 「ドイツは幸運に恵まれました。悲惨な第2次世界大戦の経験ののち、世界がドイツによって経験しなければならなかったナチスの時代、ホロコーストの時代があったにもかかわらず、私たちを国際社会に受け入れてくれたという幸運です。どうして可能だったのか? 一つには、ドイツが過去ときちんと向き合ったからでしょう。そして、全体として欧州が、数世紀に及ぶ戦争から多くのことを学んだからだと思います」(3月10日asahi.comより)  安倍さん、あんたも学べといっているのだ。さらに安倍首相の一番嫌がる原発再稼働にもクギを刺している。 「私の考えを変えたのは、やはり福島の原発事故でした。この事故が、日本という高度な技術水準を持つ国で起きたからです。そんな国でも、リスクがあり、事故は起きるのだということを如実に示しました。私たちが現実に起こりうるとは思えないと考えていたリスクがあることが分かりました。だからこそ、私は当時政権にいた多くの男性の同僚とともに脱原発の決定をくだしたのです。ドイツの最後の原発は2022年に停止し、私たちは別のエネルギー制度を築き上げるのだという決定です」(同)  この春、安倍首相は訪米するそうだが、オバマ大統領にどんな厳しいことをいわれるのか戦々恐々としているであろう。  アベクロノミクスが懸命に後押しして日経平均株価がようやく1万9,000円を超えた。2万円も窺えそうだが、現代はそんなものじゃない、何と6万超えもあるという人間が現れ、さすがに現代も「本当かよ」と疑問符をつけている。  その御仁、正五角形を駆使して相場を読み解くことから、ウォール街では「ドクター・ペンタゴン」と呼ばれているという若林栄四氏だ。 「私はズバリ、2030年には日経平均株価は6万3000円を超えると見ています。この額を聞くと驚かれるかもしれませんが、決して不可能なことではありません。6万3000円という数字は、日経平均株価が毎年9%程度成長すれば、達成できるからです。  私は、いわゆるアベノミクスによって、日本はすでにデフレから脱却し、長期のインフレ時代を迎える流れに入ったと判断しています。インフレの状態であれば、年に9%の株価の成長ができないわけがない」  その根拠は次のようなものだ。 「日経平均株価は、戦後に東京証券取引所が再開した1949年5月から数えて、40年7ヵ月後の’89年12月に、史上最高値の3万8957円をつけました。私は、この40年7ヵ月という周期を重要視しています。(中略)  相場にはバイオリズムがあるので、落ちたら上がるものです。私の見立てでは、底をついた日本経済は、’89年の頂点から約40年半後、つまり、2030年に再び絶頂を迎えると考えます」  こんな脳天気なことを真に受ける人がいるのだろうか。少なくとも私は絶対にのらない。  私は知らなかったが、この春に発売された新型テレビのリモコンには、今までの地上波やBS、CSに加えて、もう一つのボタンが付いているそうだ。それは「NETFLIX」といって、映画やドラマなどをインターネットを介して配信する米ネットTV最大手で、今秋から日本でサービスを開始するとポストが報じている。  ここは世界的に大ヒットしたオリジナルドラマの自主製作も手掛け、アメリカでは既存のテレビ局(地上波、衛星、ケーブル)よりも影響力のある新興ネットTVとして認知されていうという。  同社は宅配のDVDレンタル会社として97年に創業し、09年に定額見放題で映画やドラマを配信するサービスを始めて爆発的に成長した。現在の料金は月額7.99ドル(約970円)で、13年の売り上げ高は約5,200億円(約43億ドル)だそうだ。  2年間で株価は6倍、時価総額は約2兆4000億円(約200億ドル)にまで跳ね上がった。 「成功の理由のひとつは、豊富な資金力を背景にしたオリジナルドラマだ。13年2月に配信開始された政治サスペンスドラマ『ハウス・オブ・カード』の制作費は120億円(1億ドル)。監督に実力派デビッド・フィンチャー、主演にアカデミー賞俳優のケビン・スペイシーを起用するなど、ハリウッド映画にも引けを取らない豪華メンバーを実現した」(ポスト)  私も最近録画して見ているのはBSばかりだが、地上波のお笑い芸人ばかり出てくる番組は騒々しいだけで時間の無駄だ。  ポストがいうように「電波利権にあぐらをかいてきた日本の『テレビ60年体制』はいよいよ終焉を迎えようとしている」かどうかわからないが、確実にテレビの影響力が低下しているのは間違いない。  さて群馬大学医学部附属病院が大きく揺れている。第二外科に所属する医師の手術によって、3年半の間に少なくとも8人の患者が術後相次い亡くなっているのだ。文春で地元記者がこう語る。 「群馬大学病院は昨年七月より調査委員会を設置。今月三日に調査結果を最終報告書として公表し、すべてのケースで医師の過失があったとしています」  背筋が寒くなる話である。腹腔鏡手術とは、先端にカメラやメス、つまんだり引っぱったりすることのできる鉗子がつけられた棒状の器具を、幹部周辺に開けた数カ所の小さな穴から挿入して手術を行う方法だそうだ。 「お腹を大きく切開する従来の方法に比べ、傷が小さいことから術後の痛みも少なく、回復も早いため、患者の負担が小さい。盲腸や胆のうの摘出、また近年では胃がんや大腸がんの分野でも広く認知されている術式となってきた。だが、肝臓を治療する場合においてはまだ一般的ではない」(文春)  それは非常に高度な技術を要するからだと、肝胆膵を専門とする外科医がいっている。 「一連の過失がある手術を行ったのは、四十代後半の第二外科の助教、須納瀬豊医師だった」(同)  彼は高い技術を要するはずの腹腔鏡を使った肝切除術について、このように患者に説明したという。 「すごく簡単な手術だから大丈夫」  この医師、患者たちから「大丈夫先生」と呼ばれていたそうだ。だがそんな簡単なものではなかった。被害対策団の事務局長を務める梶浦明裕弁護士は指摘する。 「当該医師が行った手術の映像を、他の専門医が見た結果、手術中、体内に挿入した腹腔鏡で行う剥離操作や止血操作の技量が稚拙である、との指摘を得ています。映像は、まるで血の海の中で手術をしているような状態でもありました」  不十分なインフォームド・コンセント、未熟な技術に加えて群馬大学病院が公表した調査報告書では、カルテへの記載が乏しく、手術の適応の判断や術後の患者の変化にどう対処したかなど、思考過程が分からないという問題点も指摘された。  その上調査の過程で、須納瀬医師が行った開腹による肝臓手術においても、10名もの患者が術後に亡くなっていることが判明したという。  驚くべき医師だが、彼は千葉県内の有名県立高校から群馬大医学部に進学して93年に医師免許を取得している。それから20年ほど肝臓・胆道・膵臓分野で医療に携わり、数々の賞も取っていて「外科の技術はともかく、研究者としては熱心と言えます」(知人)  個人的な功名心から無謀な手術を行ったのか、病院の評価を高めるため、手術数を稼いだものの、トラブル発覚で病院側から「トカゲの尻尾切り」にあったのか、最終報告書では言及されていないため、今のところ不明だそうだが、徹底的な解明をしないと「殺人病院」などという不名誉なレッテルが貼られかねない。  不幸は連鎖するのだろうか。血なまぐさい事件が次々と起こる。兵庫県の淡路島にある洲本市で、3月9日午前7時過ぎ、5人の男女が刃物で刺し殺される事件が起きた。  犯人は同じ洲本市中川原町に住んでいる無職・平野達彦(40)と判明、すぐに逮捕された。  新潮によれば、日頃フェイスブックに書き込んでいる内容は意味不明で、妄想に取り憑かれているとしか思えないものだった。事実、平野容疑者は13年10月まで明石市内の精神科に入院していて、妄想性障害だったと県警の広報が明かしている。  これまでだと容疑者に精神疾患があった場合、新聞はその時点で匿名にしてしまうのだが、今回は実名報道に踏み切っている。ある全国紙の神戸総局の記者がこう語っている。 「警察から妄想性障害との情報が出てきて、総局内では匿名か実名かの大議論になった。しかし、結局、事件の重大性を鑑みて実名で行くことになりました」  先週号で上村遼太君殺しの容疑者、18歳のAを実名報道した新潮に対して批判していたのに、今回はなぜ実名なのかと新潮は新聞に噛みつく。「事件の重大性を鑑みる」ならばAの場合と同じではないかという論理だ。  さらに元最高検検事で筑波大学名誉教授の土本武司氏もこう疑義を呈する。 「そもそも、精神疾患のある容疑者を実名報道してはならないと定めた法律はありません。にも拘わらず、過去にそうした容疑者を匿名で報じておきながら、今回は重大事件だから実名報道するというのは、ご都合主義もいいところです」  結局、お上に睨まれたくないから自主規制する。それだけの理由でしかないのだろう。  さて大塚家具が前代未聞の「父娘ケンカ」で世間の注目を浴びている。お互いが記者会見を開いて非難し合っているが、父親側のセクハラ・パワハラ発言がメディアに取り上げられたかと思うと、今週はフライデーで女社長側のパワハラがきついと告発され、メディアを巻き込んで大騒ぎである。  フライデーによれば大塚久美子社長は社員だけではなく、父親にもパワハラ的言動をしているという。 「罵声をあびるのは社員だけではない。父親も久美子氏の強烈なキャラクターの被害者だ。別の40代社員が明かす。 『月に一度25人ほどが参加する店長会議があるのですが、会長と社長もよく同席します。そこで社長は、あからさまに会長をバカにするんです。わざと周囲に聞こえるように『あの会長、何を考えているのかわからない。本当にバカよね』と言うんです。社員も答えようがありません。常々『不満はあると思うが久美子を支えてやってくれ』と話している会長は、グッとガマンしている。あるとき寂しそうに『娘に老いぼれ! って言われちゃったよ』と漏らしていました」  これも明らかに父親サイドからの発言だろう。3月27日の大塚家具株主総会で、株主達は父親と娘のどちらに経営の委任状を渡すのだろうかと、フライデーは心配しているが、メディアを見る限り大株主を抱え込んだ娘のほうが有利なようだ。  このパワハラ発言に現代は娘を引っ張り出して、こう否定させている。 「私にとっても会長は『自慢のお父さん』でした。そしてこれまで私がしてきたのは、会長の理念を引き継ぎながら、今の時代に合ったものに変えていくことなんです。それを根も葉もない話で、『パワハラ経営者だ』とか、『会社を乗っ取ろうとしている』などと中傷され、親子の争いのようにメディアに取り上げられる。本当に悲しいです」  まあ美人のいうことにメディアは弱いからね。父親のやって来た高級路線を捨てて、低価格路線でニトリやイケアに対抗するのかという見方には、こう反論する。 「中期計画を見てもらえばわかるのですが、中価格帯を狙うのが本来の戦略です。ターゲットは、少し高級な家具を買って、ちょっと素敵な暮らしをしたいミドルゾーン。決してニトリやイケアと勝負するわけではありません。価格で勝負をしても、巨大な工場を持っている両社に敵うはずがありませんから」  勝負がついた後、この父と娘はどうなるのだろう。そっちのほうが心配だが。  ダルビッシュが肘の手術を受けることを決めたが、素朴に「なぜダルの肘が壊れたのか」とポストは疑問を持ち、各方面に聞いている。  昨年、田中将大が故障したとき、ダルはこういっていた。 「球数は関係ない。140球投げても、中5~6日あれば肘の炎症は回復する。故障の原因は主に米国球界の登板間隔にある。(中4日は)絶対に短すぎる」  だが、日本体育協会公認スポーツドクターで、古川整形外科医院院長の古川泰三医師はこういう。 「個人差があるし、医学的に両者の違いは証明されていません」  83年にトミー・ジョン手術を受けた村田兆治氏は、スプリットに原因があるという。 「メジャーでは打者が強振してくるので、ダルや田中はスプリットなど縦の変化球をより多く使うようになった。縦の変化球を使うと、より肘に負担がかかる。私は故障の原因の1つはここにあるのではないかと見ています」  だが、日米の名選手たちは、最近の選手は少しランニングを軽視すぎではないか、と警鐘を鳴らしている。スポーツジャーナリストの出村義和氏は、かつてロジャー・クレメンスを取材したときのことをこう語る。 「彼は投手の生命線はここにあるといって、太股のあたりを叩いていいました。肩や肘は多少傷めても投げられるが、足を傷めたら投手はできない。自分は若い頃、打たれた試合の後はチームバスには乗らず、ホテルまで何度もランニングして帰ったことがある、と」  記者歴45年の大ベテラン、MLBドットコムのコラムニスト、ライル・スペンサー氏もこう話す。 「私は長年、ノーラン・ライアンを取材してきたが、彼も投手は下半身が一番大切だと語って常に鍛えていた。通算300勝達成した後も会見が終わるとクラブハウスに行って、自転車漕ぎを欠かさなかった」  ダルは今シーズンを棒に振ることになるが、しかし興味深いデータがあるとポストはいう。それは近年のMLBでは、手術をして復帰した選手は以前よりいい成績を残すケースが増えているからだ。  今年は田中とイチローの活躍を見て、来年のダルに期待しよう。  さて、文春は川崎市立大師中学1年生の上村遼太君(13)を殺害した容疑で逮捕された主犯格の18歳Aの父親を直撃している。 「うちの(Aの母親)と一回だけ面会したんだけど、アイツは俺の前では全然話をしない。『自分でやりました』も何もない。泣いたりもしないね。俺の方からは『どうなんだ』って話はしたけど、何も言わねえ。反省はしてるんだろうけど、ずーっと黙ってるだけなんだ。うちの子供はみんなそうなんだけど、アイツはいろいろなことを溜め込むタイプ。自分の腹の中に全部しまっちゃうのよ」  この父親は事件当初、うち息子は殺してないといっていたが、Aが容疑を認めたことで観念したようだ。だが、文春の取材中、最後まで上村君への謝罪の言葉は聞かれなかったという。  Aの父親は嘆息してこういった。 「うちには事件後、ガキたちが嫌がらせで毎日来てる。ピンポンを鳴らすのはしょっちゅうだし、『人殺し』っていう紙がポストに入っていたり……」  身体が悪いフィリピン人の母親も取材中に顔を覗かせたそうだが、泣きはらし憔悴しきった様子だったそうだ。  キョンキョンといえば小泉今日子のことだが、彼女の大人の恋が話題のようだ。フライデーが目撃した様子をこう書いている。 「ポツリポツリと言葉を交わしては、見つめ合い、笑顔になる。まるで長年連れ添った夫婦だ。  そして──時が過ぎて、深夜0時。  キョンキョンと豊原が席を立つ。時間差で店を出ると、二人は距離をとって歩き始めた。だが、明るい商店街を抜けるとその距離が3m、2m、1mと縮まる。そして最後には、豊原が先行する形で、一緒にキョンキョンの自宅へ。(中略)  キョンキョンが再び姿を見せたのは翌日夕方。豊原に至っては、彼女は出かけた後に愛車のジープで彼女の家から外出するという有り様。19時間近い滞在もスゴイが、彼が合鍵を持っていることに驚いた」  袋とじ2つで8ページはやりすぎだとは思うが、芸能界入りして間もなく35年になろうとする小泉今日子(49)と俳優・豊原功補(こうすけ・49)との“大人の恋”熱愛現場中継だ。こんな会話もしている。 「ごはん、炊かなきゃだね」 「当然だろ」 「硬めががいいんでしたっけ? 柔らかめがいいんでしたっけ?」  文春も小泉を取り上げ、芸能界のドンといわれている周防郁雄氏の「バーニングプロダクション」から独立したことを報じている。  豊原については「ボクサーを目指したこともある身長一七九センチの肉体派。『平清盛』(NHK)や『時効警察』(テレビ朝日)などテレビドラマの他に、舞台でも活躍している。小泉とは〇三年にドラマ『センセイの鞄』で共演している」と書いている。  小泉と周防氏の関係は「芸能プロ社長と所属タレントの関係を超えた父と娘のようでもあった」(文春)といわれるのに、小泉がなぜ独立を? 背景には最近「バーニング」に国税が入ったことなどが絡んでいるのではないかと文春は推測しているが、周防氏も了解した独立のようだ。  小泉が代表取締役の個人事務所の名前は「明後日」。それは豊原の個人事務所の中にあるというから、この大人の恋は本物のようである。  さて現代が久々のクリーンヒット。NHKの籾井勝人会長の公私混同を告発している。  筆者はノンフィクション・ライターの森功氏。籾井会長はハイヤー使用が私的なのに会社に払わせたというのである。 「内部告発のあった籾井会長のゴルフプレイ日は、今年の正月2日だった。場所は東京都小平市にある『小金井カントリー倶楽部』だ。同クラブは’37年(昭和12年)にオープンした日本でいちばん古い名門中の名門のゴルフ場である。会員数445人限定、田中角栄が通ったことでも知られる。(中略)接待ゴルフならまだしも、プライベートなのに、局の車で往復。その事実をつかんだ関係者が、NHKの総合リスク管理室に電話してきたのである」(森氏)  そうして内部調査が開始されたが、籾井会長がゴルフに公用車を使っていたのは紛れもない事実で、籾井会長もそれを認めたが、 「プライベートなゴルフなので、あとでハイヤーの代金を支払うつもりだったんだ」  といい訳をしたそうである。そんな子供じみたいい分が通用するはずはない。  1月2日の正月ゴルフにかかったハイヤー代は税込みで4万9,585円。しかもこの代金はすでに会社が払っているそうだ。 「つまり、いくら本人がポケットマネーで払うつもりたったと言い張っても、しょせんあと付けでしかないのである」(同)  これだけでも会長辞任ものだが、安倍首相の威を借る狐の籾井氏にはそんなことさえわかるまい。  今朝(3月16日)の朝日新聞は朝刊で早速「NHKの籾井勝人会長が今年1月2日、私用でゴルフに出掛けた際に利用したハイヤー代が、NHKに請求されていたことがわかった。NHK経営委員でつくる監査委員会が、内部の指摘を受けて経緯を調べている。籾井会長は後で代金を自己負担したが、NHK関係者によると、支払ったのは監査委が調査を始めた後だったという」と報じたが、ここには週刊現代がスクープしたとはまったく書かれていない。いつもながら困ったものだ。  籾井会長はすぐに参考人として呼ばれた参議院予算委員会で、NHKを通して発注した車両を私用で使っていたことを認めたが、「菅義偉官房長官は16日午前の記者会見で、籾井会長のハイヤー報道について、『私が承知する限りにおいては全く問題がない』との認識を示した」(asahi.comより)という。  安倍首相のお友達の「困ったちゃん」のひとりは、図々しさだけは一人前である。 (文=元木昌彦) 【蛇足】 「ネットとジャーナリズム」第3回の勉強会のお誘いです。 主催 一般社団法人日本インターネット報道協会 日時 平成27年3月27日(金)18時00分~20時00分(受付開始は17時30分) 場所 外国特派員協会 〒100-0006東京都千代田区有楽町1-7-1有楽町電気ビル北館20階 電話 03-3211-3161 Fax 03-3211-3168 講師 佐野 眞一氏  1947年(昭和22年)生まれ。東京葛飾出身。早稲田大学第一文学部在学中は映画監督を志し、「稲門シナリオ研究会」に入った。大学卒業後、主に子供向けソノシート制作などを手がけていた音楽出版社・勁文社に入社。1971年12月、自ら編集を手がけ発行した『原色怪獣怪人大百科』がこの当時の第二次怪獣ブームを受け、53万部を完売するという当時としては画期的なベストセラーになったが、労組を結成したため1年半で解雇された[。その後、フリーに転身。 1997年(平成9年)、民俗学者宮本常一と渋沢敬三の生涯を描いた『旅する巨人』により第28回大宅壮一ノンフィクション賞受賞。2009年(平成21年)、『甘粕正彦 乱心の曠野』により第31回講談社ノンフィクション賞受賞。 テーマ 「ネットは出版や新聞を殺すのか、それとも共存していけるのか」 参加費 無料(当日、直接おいでください)

「週刊新潮」中川郁子代議士(56)の“路チュー”スクープは、やっぱり身内リーク?

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「週刊新潮」 2015年3月12日号
今週の注目記事・第1位 「『農水相辞任』当夜にくちづけした『中川郁子農水政務官』の不倫現場」(「週刊新潮」3/12号) 第2位 「長渕剛 激白60分 “弟子”冨永愛と“妻”志保美悦子」(「週刊文春」3/12号) 第3位 「ダルビッシュ有 再婚直前まで二股かけた美女とベッド写真」(「フライデー」3/20号) 第4位 「『少年法』と『実名・写真』報道に関する考察」(「週刊新潮」3/12号) 第5位 「ビートたけし『選挙権をやるなら、18歳に少年法はいらねェよ」(「週刊ポスト」3/20号) 第6位 「下村博文文科相はウソをついている」(「週刊文春」3/12号) 第7位 「超初期『アルツハイマー病』完全対策」(「週刊新潮」3/12号) 第8位 「アベクロノミクスの行きつく先は『預金封鎖』の地獄絵図だ」(「週刊ポスト」3/20号) 番外 週刊現代と週刊ポストのSEXY対決の勝者はどっちだ!  今週の現代とポストは新旧清純派女優のSEXY対決。「榮倉奈々 素顔と素肌」がポストなら、現代は往年の清純派女優「紺野美沙子のすべて」。こちらはもちろんずいぶん昔の写真だ。どちらもSEXY度はイマイチだね。  意外にいいのは関西で話題の“かわいすぎると評判だというオンナ芸人”「アルミカン」高橋沙織の初ヌード。神戸大学在学中から芸人活動をしていたという。  なるほど可愛い! こんな芸人さんなら一度実物を見てみたいものだ。今週は日本代表のシンクロヌードも載っている現代に軍配を上げる。  ライバル誌ポストからも批判が上がる週刊現代の株の記事だが、今週も性懲りもなく(失礼!)「『株価2万円超え』のこれから」を巻頭から大特集している。  だが「どこまで上がるか、いつ下がるか、それが問題だ」とサブタイトルがついているように、どっちつかずで、上がるのか下がるのか、買いなのか買わないほうがいいのか、読んでみてもよくわからない。  世界3大投資家といわれるジム・ロジャーズは「私もしばらく日本株を買い続ける」といいながら、こうコメントしている。 「円安ドル高については、短期的に見れば基本的に日本経済にとって良い環境だといえます。でも長期的な視野に立てば、通貨の価値を下げることで発展した国は、いまだかつて存在しません。  円はこの3年間で、ドルに対して40%以上価値が下がりました。これは驚くべきことです。世界史の教科書をひっくり返してみても、たった3年の間に主要国の通貨が40%以上も価値を下げたなんて事例は見つかりませんからね。だから、このような円安が続くことになれば、最終的には日本経済が破壊されることになるでしょう」  明らかに日本経済は破綻の方向へ進んでいるというのだから、なけなしのカネをはたいて株を買う奴はいないのではないか。  ポストは安倍首相と黒田日銀総裁が進めるアベクロノミクスは「預金封鎖」を企んでいると警鐘を鳴らすが、こちらのほうは「本当に怖い近未来」である。  NHKが『ニュースウォッチ9』で「預金封鎖 もうひとつのねらい」(2月16日放送)という特集を放送したことが、大きな反響を呼んでいるそうだ。  これは終戦直後の1946年、政府が戦時中の借金を返すため、全国民の預金を封鎖した上でそれに課税し、資産を根こそぎ没収した歴史的事実を検証した内容だった。  ポストによれば、放送4日前に、安倍政権の経済・財政政策の基本方針を決める「経済財政諮問会議」の席上で、黒田東彦日銀総裁が重大な発言をしていたそうだ。  その内容を自民党政調幹部がこう語っている。 「黒田総裁は昨年12月に日本国債の格付けが引き下げられた影響を非常に心配していたようだ。これまで銀行が保有する国債はリスクゼロ資産とされていた。しかし、スイスに本部を置くバーゼル銀行監督委員会では、国債をリスク資産とみなし、格付けに応じて査定するように銀行の審査基準を変更する議論が始まったという。  黒田さんはそのことを詳細に説明した上で、“基準が見直されれば大量の国債を保有する日本の金融機関の経営が悪化し、国債が売れなくなって金利急騰につながりかねない”と指摘した」  つまり金融政策の責任者である黒田総裁が首相の前で、日本国債はもうダメかもしれないと弱音を漏らしたとポストはいうのだ。当然ながら、この発言はオフレコになった。 「黒田日銀は2%のインフレ目標を掲げて『異次元の金融緩和』を進めた。本来、物価が2%上がれば金利も2%上昇する。そのままでは巨額の借金を抱える国家財政はゼロ金利の時代より利払いが増える。もし2%インフレが35年続けば物価は2倍だ。現在1100兆円の国の借金返済額は2200兆円になる。これでは政府はうれしくない。  そこでアベクロコンビは日銀が国債を大量に買い入れることで国債利回り(長期金利)を低く抑えた。物価は上がるが金利は上げずに国の利払いを少ないままにしたいのだ。これなら35年後に物価が2倍になっても返済額はほとんど変わらないから、借金は実質的に半分に減る。  それが『インフレと低金利の両立』というアベクロノミクスの詐術である」(ポスト)  だが、これだと資産を持っている者は目減りし、借金をしている人間が得をする。そうなると国債暴落が起きるかもしれないので、政府は強制的に国の借金を減らす方法、すなわち預金封鎖という手を考えているというのである。  戦後ドイツの預金封鎖を研究した相沢幸悦埼玉学園大学教授がこう指摘する。 「中東情勢悪化で原油価格が反騰したり、中国経済危機、あるいは日本の経済収支の赤字が予想以上に悪化するといったきっかけひとつで日本国債の暴落が始まってもおかしくない。  いったん国債の売りが始まれば、金利は一気に上昇に転じ、政府は巨額の借金の利払いに耐えられない。いよいよ借金の元本を減らすしかなくなる。最も考えられるのは預金封鎖によるデノミや新円切り換えとセットで行う1650兆円の個人金融資産や不動産への財産課税です。政府税調では数年前から預金封鎖が議論されてきた」  ポストによれば国は着々とその準備を進めてきたという。 「今年から相続税が大幅に増税され、来年1月からはいよいよ全国民に『マイナンバー(社会保障・税番号)制度』が導入される。政府税制調査会はマイナンバーの利用を銀行口座など資産の名寄せに拡大することを検討しており、国民がどれだけの金融資産や不動産を所有しているかを網羅的に把握しようとしている。資産課税の準備である」(同)  政治家どもは自分たちが膨らませてきた借金の尻ぬぐいに国民の資産を使おうと虎視眈々と狙っているというのである。少しばかり株が上がったからと喜んでいる場合ではない。  お次は新潮の「超早期『アルツハイマー病』完全対策」。今年1月、厚労省は10年後に全国の認知症高齢者が最大で730万人になると発表した。  私などは確実にこの中に入るから、こうした記事は他人事ではない。新潮によればアルツハイマーになる前段階「プレクリニカルアルツハイマー」というのがあるそうだ。  それに早く気づいて予防対策をしないと本格的な認知症になり、取り返しがつかない。その予兆にはこうしたものがあるそうだ。  重大シグナルが「頻尿」。1日に8回以上だと「プレクリニカル」を疑え。その他には「長年続けてきた趣味を突然やめてしまう」のも予兆だそうだ。私が好きな酒と競馬をしなくなったら危ないな。そういえばうちの親父が亡くなる10年ほど前から、あれほど好きだった野球を見なくなった。それからだったな、認知症気味になったのは。 「小銭を使わなくなること」、これはわかる。レジで財布の中の小銭を出すのが面倒くさく、ついつい千円札で払ってしまう。気をつけよう。 「連ドラを見なくなる」というのは私は、もともと見ないから心配ない。「朝勃ちしなくなる」。おいおい……、もう何十年も前からしてないぞ!  必読は認知症に効果のある食事。ブロッコリーなどの緑黄色野菜やカカオやブドウなど抗酸化作用のある食材がいいそうだ。  中でも「タイ風ココナッツカレー」には、アルツハイマー型認知症に効果的な食材のすべてが入っているそうである。  じゃあタイ人にはアルツハイマーがいないのかね? まあタイ料理は好きだから、今夜は春巻きとタイ風春雨、それにココナッツカレーでも食べに、高円寺駅前のタイ料理屋に行ってこようか。  先週、文春が下村博文文科大臣も「塾業界から違法献金」を受けているとスクープして、下村デージンは国会で追及されている。  その後、任意団体と称している各地の博友会に、文春からの取材には答えるなという「口止めメール」を西川氏の秘書官が送っていたことがバレた。  文春は今週も「下村文科相はウソをついている」と追及の手を緩めない。  全国にある博友会から年会費や講演料を受け取っているにもかかわらず寄付金として処理し、予算委員会で質されると否定し、文春の報道を「虚偽だ」といい切った下村氏は、文春のいうとおり「文科省」という役所の長にはふさわしくないようだ。  文春で博友会の現役幹部がこう話している。 「宿泊代とタクシー代、そして講演料の三十万円は下村先生を呼ぶ際の条件です。これは博友会の暗黙のルールで決まっているのです。公の場でそこまで嘘をつくのはどうかなと首を傾げざるを得ませんでした」  ここまで文春が明らかにしているのだから、野党の諸君は下村氏のクビを取らなければ、何のための野党かといわれること間違いない。  次々にデージンたちのカネの問題が噴出してきて、第一次安倍内閣の末期に似てきているようだ。  ところで上村遼太君を殺したのが17歳や18歳の少年だったことで、またぞろ少年法を改正しろという声が高くなってきている。  その代表的な意見を、ポストでビートたけしがしゃべっているので、紹介しておこう。 「18歳が凄惨な事件を起こしたのと同じタイミングで、国会じゃ『18歳以上に選挙権を』っていう議論になっている。与野党6党によって再提出されて、今国会で成立は確実な情勢らしいけどさ。早ければ来年夏の参院選から『18歳以上』が実現するというね。 『選挙権がある』っていうことは、成人であるっていうことと同義だろう。18歳でも国や社会の未来を決める責任を負えるっていうんだから、それなら刑罰だって大人扱いしないとウソだよな。こんな事件があったからいうわけじゃなく、当然、18歳以上は少年法の適用外だよ。『自分の責任は自分で取る』っていうことを叩き込まないと、選挙権を持ったって投票行動は適当なことになるだろう。  18歳の投票率が成人より低いってことになるかもしれないし、馬鹿な候補にこぞって投票して日本はとんでもないことになっちまうかもしれない。マヌケなプロレスラーやタレント、アイドルばかりが国会でふんぞりかえる未来になるんじゃないか。  それに最近じゃ、自分が少年法で守られていることを自覚して、『今だったら罪は軽い』『人を殺すなら今のうち』なんてヤツが本当にいやがるんでね。別にそんなバカを法律で守ってやる必要はないし、責任と義務を回避して権利だけをもらおうって虫のいい話はないだろ」  いまの流れでいけば、たけしのいうような考え方が主流になりそうだ。それを先取りしてか、先週書いたように新潮が遼太君殺しの容疑で逮捕された18歳Aの実名と顔写真とともに掲載した。  このAの弱い者には徹底的に残虐になる性格や、酒を飲むと「人を殺してぇ」と嘯くことは、文春も新潮もかなり綿密に取材して書いている。  そして文春も、少年法で報道機関に実名や顔写真を掲載することを禁じた同法61条は、もはや時代遅れだと批判している。  なぜならネット上ではAを含めた加害少年らの氏名、顔写真、住所まで出ているし、少年法で守られることを「認知」して犯行に及ぶケースもあるのだから、時代に即した法改正が必要だとしている。だが、文春は今回の事件では実名報道には踏み切っていない。  新潮はこの実名報道問題を3ページにわたって特集し、実名と顔写真を掲載した理由を述べている。新潮はこれまでもいくつかの少年の凶悪事件で実名を公表してきた。それは「犯人の属性を含め全容を読者に知ってもらうべきだと考えたからだ」と主張する。  筑波大学土本武司名誉教授は少年法は戦後の遺物だとこう話す。 「現在の少年法が出来たのは昭和23年のこと。空腹に負けて店頭からパンを万引きして飢えをしのいでいたような非行少年を想定していたのです。(中略)少年法は過去15年に4回の改正を経ていますが、61条に関しては手つかずのまま。その結果“保護”という点だけが引きずられ過保護になっているのが現状なのです」  また、98年に起こった「堺市通り魔殺傷事件」を報じた『新潮45』(筆者は高山文彦氏)が実名を公表して犯人から訴えられたが、控訴審で勝訴し、「本件事件の重要性にかんがみるならば、当該写真を掲載したことをもって、その表現内容・方法が不当なものであったとまではいえず」という判決が出ているのだから、批判が怖くて思考停止している大手メディアが新潮を批判する資格はないと、元共同通信記者の浅野健一氏にいわせている。  文春で諸澤英道常盤大学大学院教授は「今回の事件も、これまでの判例から考えると、懲役五年から十年の不定期刑という、罪の重さに比べれば軽い処分になる可能性が高い」と見ている。 「20歳の青年が万引きで実名報道される一方で、19歳の凶悪犯が匿名になる。この論理矛盾を説明できる社はあるでしょうか」(浅野氏)  だが、酒薔薇聖斗事件のように、凶悪犯罪も年々年齢が下がってきている。18歳に引き下げても、そのうちもっと引き下げろとなっていく可能性もなしとはいえない。  この問題は軽々に結論を出すのではなく、少年法の主旨は尊重しながら、ネットの問題も含めて、成人年齢をいくつにしたらいいのか、今の年齢のままで例外的に成年に達していなくても裁判にかけられるケースをつくるのかなど、時間をかけて議論すべきであろう。  さて、スポーツ界でダルビッシュ有(28)ほどモテる男はいないだろう。昨年11月に4度の女子レスリング世界選手権制覇を成し遂げた山本聖子(34)が身ごもったことを自身のブログで公表したが、やはり「それはないんじゃない」という黄色い悲鳴がフライデーから上がってきた。  この女性、新垣結衣似の都内で働く20代のOLユウカさん(仮名)だそうだ。知り合ったのは6年前からだそうだが、12年頃から男女の仲になり、ダルが帰国する度にホテルで密会していたという。  ダルは彼女に「テキサスまでおいでよ」といっていたそうだ。ユウカさんの知人がこう明かす。 「ユウカが驚いたのは、ダルのちょっとした変わった体調管理法です。『試合で力が出なくなるといけないから、今日はイカない!』と言って、ムリヤリ射精を抑えたままコトを終える日もあったとか」  袋とじを開けると、ダルの可愛い寝顔がドアップで載っている。彼女とコトを終え、安らかに眠っているのだという。  最後に彼女がダルと会ったのは昨年の11月上旬。その直後に山本との交際を発表したダルに「裏切られた」と思ったのだろう。  私が推測するに、知人の話とあるのは、彼女本人がしゃべっているのであろう。ダルのような男に惚れた彼女がバカなのか、騙したダルが悪いのか~。罪作りな男である。  女性関係で身体を使いすぎたからではないだろうが、ダルは右ひじの内側側副靱帯(じんたい)を損傷したことが判明した。下手をすると今シーズンはまるまる登板できないかもしれないという。ダルよ、禍福はあざなえる縄のごとしだ。  失礼だが「他人の不幸は蜜の味」。新潮と文春に2つの不幸が掲載されている。まずは文春の歌手・長渕剛家の「不幸」から見てみることにしよう。  モノクログラビアに文春の取材に答えているのであろう、クルマの前に長渕(58)が立ち、運転席から心配そうな顔をしている冨永(32)が写っている。  長渕はいまさら説明するまでもなくミリオンセラー「とんぼ」で頂点を極めた歌手だが、95年には大麻所持で逮捕されている。弟分に元プロ野球の清原和博がいるように、やや言動に粗暴なところがあるようだ。もちろん既婚者で妻は元女優の志穂美悦子である。  冨永のほうは17歳でアメリカに渡り「パリコレ」など世界を舞台にスーパーモデルとして活躍してきた長身の美女で、フランス人のパティシエと結婚して男の子をもうけるが離婚。その後は日本でタレント活動をしている。  冨永は長渕を“師匠”と仰いでいると公言しているようだが、親しい人物にいわせると「周囲で二人の関係を単なる師弟関係と見ている人はいませんよ」。すなわち男女の仲だといわれているそうである。  以前から二人はお台場のホテルのスイートを利用しているという情報があり、文春は断続的に取材を続けていたそうだが、この2月13日から取材を再開し、連日のように深夜、長渕邸へ現れる冨永の姿が目撃されたという。  だが、長渕の家には妻がいるはずなのに、なぜかその姿を見かけないと文春は訝っている。  2月24日深夜、冨永が運転するクルマで長渕が自宅近くのコインパーキングに来たところを文春が直撃する。  長渕は冨永の家で彼女の息子と話していたと答える。こんな深夜にですか? と聞く文春に「おかしくないよ」と語気を荒げる。  その後、文春の記者に「家で話そう」と豪邸に招じ入れ、途中からマネジャーとキョードー東京のスタッフが同席。  男女の仲だというウワサについて長渕は「完全否定」。冨永とは、彼女の母親を含めた家族ぐるみの付き合いで、子育てやら何やらの相談にのっていると話す。 「ただね、いろいろ言われているのはね、こちらも覚悟してますからね。何言われても、色目で見られてもいいんだけど、ないことはないんですよ」(長渕)  文春にいわせれば「額に汗を浮かべながら熱弁1時間」だったそうだ。もちろんそんないい分をまるごと信じる文春ではない。  これまでも女優の清水美沙や国生さゆりとの不倫愛を報じられている。だがいずれのときも妻・志穂美は寛大な態度で受け流してきたという。  その志穂美は右脚の前十字靱帯断裂などで入院しており不在なのだ。妻の援護なしにこの苦境を乗り切れるのか?  すると長渕インタビューの数日後に、志穂美が長渕の所属事務所社長として、妻として話したいと、文春に電話をかけてきたそうである。  冨永さんは長渕さんの彼女ではないのかと問う文春に、フッフッフッと笑って受け流す。この女房ただものではない。かくしてこの三角関係はいまのところ“藪の中”ではあるが、妻の堪忍袋が切れたときは大噴火しそうな予感はある。  もう1本の不幸は新潮だ。中川郁子代議士(56)といってもピンとくる人はほとんどいないだろう。だが、財務大臣時代、ローマで行われたG7後の記者会見でベロベロに酩酊した姿をさらし、その後の選挙で落選、急死した中川昭一氏(享年56)の奥さんだといえば、思い出す人は多いはずだ。  夫の弔い合戦で選挙に出馬し当選。去年の総選挙で再選され、いまは農水大臣政務官という要職にある。  その彼女が、よりによって西川公也農水相の辞任が受理された日の夜、六本木ヒルズの近くの路上で、中年の男とチューしていたところを新潮にバッチリ激写されてしまったのだ。正面から、男が彼女に何かいって微笑む顔もバッチリ。  まあ彼女も女盛りの未亡人なのだから男がいてもおかしくはないのだが、相手が訳ありなのだ。この男性は7歳年下で和歌山出身の自民党の同僚・門博文衆院議員、しかも妻子持ちなのだ。  二人の仲はだいぶ前からウワサになっていたようだ。新潮は二人がバッチリ写っている写真を持って両人を直撃するのだが、ご当人たちの対応がこれまた酷い。  中川氏は「私じゃないと思いますよ」。門氏は「俺はこの写真の男じゃないよ。写真にあるようなキスだってしてないんだから」と往生際が悪いのである。  ならばと新潮は門議員の事務所を訪ねて秘書に写真を見せると「門先生にしか見えないですよね」とあっさり認めたのだ。  門氏の従業員教育は徹底していなかったということになる。さすがに今度は2人とも写真は自分だということを認めたが、門氏は中川氏との交際は認めない。  中川氏は「いろんな人の悪意と、体調と、宇宙の摂理が一緒になったときに不幸が起きる。その1回目が中川一郎が自殺したときで、その26年後にローマで事件が起き、夫がいなくなってしまった。それと同じようなことが起きたのが、この間のことでした」と、中川家の2代の死と、妻子ある同僚との路チューを一緒にしたため、新潮は「中川家、そして支持者に対するこれ以上の侮辱は、ないのではあるまいか」と一刀両断にバッサリ。いやはやである。  新潮発売後、中川郁子農林水産政務官が門博文衆院議員と「路チュー」していた問題で、中川氏は「酒席の後であったとはいえ軽率な行動」だったと陳謝し、門氏も「お酒で気が緩み、軽率で誤解を招く行動だったと深く反省している」とコメントした。  中川氏はよっぽど恥ずかしかったのだろう、その後、体調を崩したとして東京都内の病院に緊急入院したそうだ。  だが、新潮には失礼だが、なぜ中川と門というマイナーな代議士の不倫を追いかけたのだろう。確実な情報があって動いたとしか思えない。2人の身内からのタレ込みだろう。そうでなくてはあのような「路チュー」写真が撮れるはずはない。  あの写真を撮ったカメラマンはどんな気持ちでシャッターを押したのだろう。それを思うとチョッピリ可哀想になる。ご苦労様でした。 (文=元木昌彦)

約3割が印刷→そのまま古紙!? 部数を水増しし続ける朝日新聞のお寒い現実

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週刊新潮3/5号
今週の注目記事・第1位 「安倍ショック! “お友達”下村博文文科大臣 塾業界から『違法献金』」(「週刊文春」3/5号) 第2位 「『朝日新聞』から漏れ出た『販売秘密資料』の数字に愕然!」(「週刊新潮」3/5号) 第3位 「『ヤジ総理』に媚びへつらう大新聞と検察は恥ずかしくないのか」(「週刊ポスト」3/13号) 第4位 「川崎中1上村遼太君全裸殺人『8人グループ』の首謀者」(「週刊文春」3/5号) 第5位 「私はイスラム国戦士にプロポーズされた」(「週刊ポスト」3/13号) 第6位 「いま、この国の経済が大きく変わろうとしている」(「週刊現代」3/14号) 第7位 「『名優坂東三津五郎』が脇役だった『梨園略奪婚』の悪玉女優」(「週刊新潮」3/5号) 第8位 「ダルビッシュの子じゃない!? 山本聖子“最強遺伝子”に法律の壁」(「週刊文春」3/5号)  週刊現代VS.週刊ポストのセクシーグラビア対決の勝者はどっちだ!  このところポストは謎の美女シリーズで「美咲」という女の子を使ってグラビアを組んでいる。フツーの素人女性の「プライベート」を覗かせているようなチョッピリ淫靡な感じがいいのだろう。  だが今週の現代はなかなか強力だ。「特別袋とじ 早稲田大学現役女子大生 川原里奈『顔出し』初ヘアヌード」。大隈講堂をバックに微笑んでいる姿がなかなか愛くるしい。  ワセジョといわれ、あまり可愛い子がいないといわれる早稲田大学の女子大生だが、小保方何子似の顔とムッチリした肢体がなかなかそそるのだ。  私のオフィスは早稲田大学のすぐ近くにある。どこかですれ違っているかもしれない。授業が始まったら日がな、正門通りで張り込んでみようか。  ポストの「2人の東大生ミス」よりも学力でやや劣るかもしれないが、私の後輩の女子学生のほうにセクシークイーンの称号をあげよう。  今週はまずダルビッシュ有(28)と4度の女子レスリング世界選手権制覇を成し遂げた山本聖子(34)の文春の記事から。  付き合って間もないのに山本が身ごもったことを自身のブログで公表したが、素直におめでとうといかないようなのである。  なぜなら、山本は昨年9月にハンドボール選手の永島英明と離婚したばかりだから、スポーツ紙で報じられている「妊娠6カ月」だと離婚前に関係を持っていたことになるからだそうだ(ダルはこれを否定し妊娠4カ月とツイートしている)。  その上、山本は離婚後300日以内に出産する可能性が高いため、「離婚後三百日以内に生まれた子供は、そのまま出生届を出すと前夫の戸籍に入れることになるのです」(南郷誠治弁護士)。  そうしないためには、前夫が摘出否認または親子関係不存在確認の手続きをしなければいけないという。  だが300日以内の出産でも、離婚後の妊娠だと医師が証明すればいいそうだが、2人にとっては少しばかり気の重い「慶事」なのかもしれない。恋多き男と女って大変だね。  私は歌舞伎にはとんと疎いが、坂東三津五郎の名前は知っている。映画やテレビでも活躍し、3万人ともいわれる日本舞踊「坂東流」の家元でもあった。  だが膵臓がんのため2月21日に59歳の若さで亡くなってしまった。独身だったが、週刊新潮では三津五郎の2度の結婚・離婚について書いている。  九代目坂東三津五郎の長男として生まれた彼は、6歳で初舞台を踏み、五代目板東八十助を襲名して、1983年に宝塚の男役・寿ひずると結婚して1男2女をもうける。  彼はなかなかの艶福家だったようだ。尾上菊五郎が次のような粋な弔辞を読んでいる。 「『姫路城が好きだ』『彦根城が好きだ』と言っておりましたが、ホステス嬢やキャバクラ嬢も好きでした。どうか、そちらの世界に行ったら、ネオン街で、いい店を探しておいてください」  96年には当時のフジテレビの看板アナウンサーだった近藤サトとの不倫が発覚して、寿とは離婚。98年に近藤と結婚するのだが「略奪婚」と騒がれた。  その近藤ともわずか1年7カ月で離婚してしまう。新潮は「恋多き女」近藤を悪玉女優などと呼んでいるが、ここは省略。生前、三津五郎はこう語っていたと、友人はいっている。 「近藤さんとの生活が1年半しか続かなかったことを、本人は“みっともない”と恥じていました。家にはお手伝いさんがいて、2人の娘さんもよく立ち寄っていたので生活の不自由はなかったでしょうが、“自宅で飲んでボーッとしていることが多いよ”なんてこぼしていましたね」  派手に見える梨園も、中に入れば古いしきたりや厳しい稽古の連続であろう。そうした覚悟のない女性と結婚した身の不運を、ひとり酒を飲みながら振り返っていたのだろうか。  さて、この欄でも何度か触れたベストセラー作家百田尚樹氏の『殉愛』騒動だが、宝島社から『百田尚樹「殉愛」の真実』という本が出て話題になっている。アマゾンの内容紹介ではこう書かれている。 「“ノンフィクション"と大見得を切ったものの、事実からかけ離れた“創作"“嘘"が盛り込まれているからだ。1カ所や2カ所ではない。全編にわたって事実誤認が見られる、出版史上まれに見る“事故本"とさえいっていい。(中略)  本書は、およそ“ノンフィクション"とは呼べない『殉愛』を、あたかも“ノンフィクション”であるかのように書き、偽装し、販売し、そのいかがわしさに気づいている読者が大量に存在するのに、本格的な追及の動きがないことに苛立ったプロフェッショナルによって執筆・編集されている」  執筆しているのは角岡伸彦氏と西岡研介氏。ともに講談社ノンフィクション賞をとっているライターである。  2年前に佐野眞一氏が週刊朝日で橋下徹大阪市長の連載を始め1回で中止になったとき、同じ宝島社から『ノンフィクションの「巨人」佐野眞一が殺したジャーナリズム』という本が出たが、これも同じ流れの中にある。  早速買ってみようとアマゾンを覗いたら「一時的に在庫がない」と出ていたから、それなりに売れているのであろう。  私は以前から『噂の真相』が廃刊になってから作家のスキャンダルを報じる雑誌がなくなったことに不満を持っている。作家とのしがらみが少ない宝島社は、これから「東野圭吾と3人の女」や「宮部みゆきと5人の男友達」(実際どうなのかは知らないが)など、次々に作家のタブーを抉る本を出していったらどうか。結構読者はいると思うのだが。  百田氏の『海賊とよばれた男』を出して受けにいっている講談社は、百田人気に陰りが出るのではないかと心配しているかもしれない。  その講談社が出している現代が「この国の経済が大きく変わろうとしている」という大特集を組んでいる。その特集の前には「日本一の個人大株主」という竹田和平氏を登場させ、「私はこれから何を買って、何を売るのか」を語らせているが、この大特集、要は日本経済はこれからますます悪くなるといっているように、私には読めた。  竹田氏はこういっている。 「今後しばらく株価の好調が続くといっても、忘れてはいけないのは、金融緩和の背景には財政赤字の拡大があるということ。バブル相場には必ずしっぺ返しが来る。今年から来年にかけては多くの投資家が資産を増やせると思いますが、その後のバブル崩壊を常に意識しておく必要があります。  具体的に言うと、6年後の2021年に日本は財政破綻する可能性が高いと考えています。正確に言えば日本は今現在も破綻しているのですが、日銀が買い支えているから持っているように見える。未曾有の事態です」  また神戸大学経済経営研究所リサーチフェローの長田貴仁氏もこう警鐘を鳴らしている。 「政府は超低金利政策で景況を好転させようとしています。ところが、銀行の国内向け融資は増えていないどころか、減少している。新たな資金需要が生まれていないことは明らかで、政府の狙った効果は出ていません。  なぜか。たとえ資金があったとしても、海外の投資案件に向かうばかりで、国内に流れないからです。例えば、日立製作所は先日、イタリアの鉄道事業を2500億円で買収すると発表しました。ただ、日本企業が海外事業に投資をしても、日本人の雇用が増えるわけではない。その企業が儲かるだけで、日本全体の景気にはあまり関係がありません。国内の景気回復にはつながらないのです」  現代はこう書いている。「景気は回復せず、金利が上昇し、国債が大暴落する。そのとき、日本国民を襲うのはハイパーインフレだ。予兆はすでに表れている」  日本は格差が広がり、そして成長しないと現代は断言しているのである。  『21世紀の資本』の著者であるトマ・ピケティ氏もこういっている。 「公的債務の支払いがかさむ状態では、日本政府が、低所得者層の教育投資をまかなうこともできません。  格差が進み、経済成長に限界があるならば、日本でも資本に対し、累進課税をさらに強化する必要があります」  だが大企業や富裕層優遇に現を抜かす安倍首相はそんなことをやるはずがない。  早稲田大学の若田部昌澄教授もこういう。 「アベノミクスは、『景気回復』と『経済成長』は非常に重視していますが、『再分配』の視点はまだ弱い。このまま、消費税を10%に引き上げれば、市場で物を買ってくれる人はますます減り、経済は回らなくなってしまうでしょう」  結局、日本経済はアベノミクスの失敗でにっちもさっちもいかなくなるということのようである。嗚呼!  ところで競馬ファンにはショックなニュースが2つあった。ひとつは、2月26日に後藤浩輝騎手が自殺してしまったことである。JRA通算1,447勝をあげ、まだ40の若さだった。  周りを明るくする人柄だが、時折見せる寂しさが気になってはいた。しかし、自ら命を絶ったと聞いて驚いた。何度も落馬して、そのたびに復帰してきた名ジョッキーに何があったのだろう。  昔、好きだった落語家・桂枝雀が自殺したときのような寂しい気持ちにさせられた。  もうひとつは「外国人騎手で初めて通年での日本中央競馬会(JRA)騎手免許を取得したフランスのクリストフ・ルメール騎手(35)=栗東・フリー=が1日、施行規程に違反したことでこの日から30日まで30日間の騎乗停止処分となった。2月28日に阪神競馬場の調整ルームに入室後、携帯電話でツイッター(簡易投稿サイト)を利用し、外部との通信を行った。注目のデビュー戦を目前に、日本でGI5勝の名手がまさかの失態を犯した」(東京スポーツ電子版より)ことだ。  国際的なジョッキーとは思えないミスには、ガッカリさせられた。  ポストでは鈴木美優というジャーナリストがイスラム国の戦士と、フェイスブックでやり取りした経緯を掲載している。  これを読む限り、かなり簡単に接触できるようである。  鈴木氏によれば、イスラム国に参加しようと渡航する外国人義勇兵は後を絶たないそうだ。同時に、戦闘員の妻としてシリアやイラクを目指す女性も増え続けている。  2月17日、ロンドンに住む15~16歳の少女3人が消息を絶ち、シリアに向かったとされているという。また昨年12月には27歳のマレーシア人女性がスカイプ(インターネット電話)を通じて知り合ったイスラム国戦士と結婚し、夫の元へ向かう出国準備中に逮捕されたそうだ。  英シンクタンクが1月に発表した調査結果では、すでに550人もの西ヨーロッパ出身女性がイスラム国に参加するために渡航したとされている。 「彼女たちはインターネットでイスラム国の映像や情報を見て、ツイッターやフェイスブックなどのSNSで現地や周辺地域にいる戦士たちと連絡を取り合う。  具体的にどのようにイスラム国に入る算段をつけるのか。それを知るために2月12日、『イスラム国に行きたい女性イスラム教徒』と名乗ってフェイスブックアカウントを作成した」(鈴木氏)  アカウントにはアラブの偽名、写真はシリア取材の時に撮影したニカーブ(イスラム教徒の女性が目を除く顔全体を隠すスカーフ)姿のものを使用したという。 「フェイスブック上には、イスラム国関連のグループがある。管理者に削除されてはまた新たに作成されるのだが、そのグループのメンバーの中のアクティブユーザー(頻繁に利用されているアカウント)からランダムに選んだ5人に、まず友達申請(メッセージのやりとりなどを可能にするための申請)を送った」(同)  すると5人はすぐに申請を承諾したという。マフムードという戦士とのやり取り。 マフムード 国境越えはかなり苦労する。だが、金さえ払えば簡単だ。 鈴木氏 いくら払うの? マフムード 4000~5000ドルだ。俺が君を守るから、安心して。 鈴木氏 ありがとう。でもかなりの高額よ。 マフムード たいした金じゃないよ。俺は君を愛している。自分の命を犠牲にしてでも君を守りたい。だから心配するな。  メロドラマ風なやりとりだが、こうしてイスラム国へ向かった女性たちが多くいるのであろう。その彼女たちはアメリカなどの空爆の盾として使われるかもしれないのに。  川崎市立大師中学1年生の上村遼太君(13)が無残に殺され事件は、読むのがつらくなる。  2月20日早朝、多摩川の河川敷で発見された遼太君の遺体は全裸で、「死因は、首の後ろから横にかけて、鋭利な刃物で複数回、執拗に切りつけられたことによる出血性ショックです」(捜査関係者)  剥がされた衣服は少し離れた公園の女子トイレで焼かれていた。文春によれば、遼太君は島根県の隠岐諸島・西ノ島にある西ノ島町で暮らしていたが、離婚して母親が引き取り、川崎に移り住んだという。  バスケットが大好きな明るい少年だったが、中学に入り不良グループに入れられ、抜けたいというと何時間も執拗な暴行を受けることがあったという。  8人組のグループで、リーダー格のAは川崎市内の定時制高校に通う18歳だそうだ(新聞報道では無職)。  2月14日の夜、遼太君から「ヤバイ、殺されるかもしれない」というメッセージが携帯に届いた女子生徒は、こう話している。 「一月下旬には、『高校生たちの仲間をやめて、ちゃんとまじめになって、いろんな中学の友達と遊びたい』というメッセージも送られてきていたんです」  育った西ノ島が好きだったバスケ好きの少年が、都会で出会ったワルたちに脅され、バシリをやらされた挙げ句、命まで奪われてしまった。  遺体があった場所には多くの花束が置かれ、彼が好きだったバスケットボールもあるという。多くの寄せ書きの中に「今までありがとう」という言葉があるそうだ。  遼太君は、働くのに忙しい母親には「迷惑をかけられない」と相談しなかったという。ここまでいく間に、彼を救えなかったのだろうか。13歳の悲痛な叫び声が聞こえるような気がする。  神奈川県警は上村遼太君(13)殺害容疑で10代の少年3人を逮捕した。  一部の週刊誌は、あれほど残酷な殺し方はイスラム国のやり方を真似たのではないかという見方が警察にあると報じている。次の新潮か文春は18歳の少年の実名報道に踏み切るかもしれない。  さて、政治混迷の季節がまた始まった。西川公也農水相が、利害関係のある業界、とりわけ砂糖業界からの献金が問題視されてクビを斬られた。  新潮によれば、安倍首相にとって農水相というポストは「鬼門」だそうだ。たしかに第一次安倍内閣の農水相・松岡利勝氏は事務所費問題で批判され、自殺してしまった。  後任の赤城徳彦氏も事務所費問題や「バンソーコー記者会見」で顰蹙を買ってクビになった。続く遠藤武彦氏も農業共済組合からの掛け金不正受給で、わずか8日間で辞任している。  こうした農水相の不祥事での交代が政治不信を招き、第一次安倍内閣は崩壊していったのである。  新潮によれば、疑惑は払拭できると強気だった西川氏を辞任に追い込んだのは、安倍首相の意を受けた菅義偉官房長官だったという。そこには安倍首相の「同じ轍は2度と踏まない」という強い決意があったようだ。  だが、福島第一原発の汚染水が港湾外に流れ出ていることを10カ月も隠していた東京電力のように、この内閣の汚染水漏れもそんなことでは収拾がつきそうにない。  ポストは“疑惑の専門商社”と呼ばれる西川公也農水相への国会追及を、新聞が権力の手先となって潰そうとしたという「疑惑」が明らかになったと報じている。  さらに、衆院予算委員会ででこの問題を追及した民主党の玉木雄一郎代議士に対して、安倍首相は「日教組! 日教組をどうするんだ!」と大声で品のないヤジを飛ばしたのだ。  ポストによれば「西川疑惑と日教組問題の類似性はネットで指摘され、いわゆるネトウヨの間で広がっていたが、実際は日教組は国の補助金は受けておらず、そもそも民主党への献金もなかった。後日、首相は国会でしぶしぶ訂正したが、謝罪の言葉はなかった(『遺憾』とはいったが)」。その次に安倍首相が企んだのは「西川隠し」だった。 「西川大臣を辞任させたのは、政治資金疑惑の責任を取らせたわけてはなく、国会答弁で矢面に立たなくていいようにするためだった。その証拠に、西川氏をそれまで林氏(芳正農相=筆者注)が就いていた農水族の頂点に立つ自民党農林水産戦略調査会長にスライドさせ、『農水利権』を再びガッチリ握らせた」(ポスト)  こうしたことを大新聞は批判するのではなく、見て見ぬフリをしたり、何も問題がないかのように報じないのだ。  さらにフジテレビは昨年、安倍首相の甥(安倍氏の実弟、岸信夫・代議士の息子)を入社させるなど、安倍氏の血脈をしっかり取り込んでいるとポストは報じている。 「いまや読売、朝日など大メディアはこぞって“産経に後れをとるな”とばかりに安倍首相に擦り寄り、権力監視機能は形骸化、それをいいことに検察も政権に甘くなる。  国会でも野党は大きく議席を減らし、権力をチェックするのは週刊誌と一部のネットメディアくらいになった」とポストは嘆く。  本当に最近の安倍首相の物いいや態度は、いい古されたいい方になるが「ミニヒットラー」のようだ。それを増長させているのが大メディアあること間違いない。  新潮は大メディアのひとつ朝日新聞が部数的にも深刻な事態に陥っていると報じている。  新潮が入手した「社外秘 2014年度ASA経営実態調査報告書」によれば、「朝日新聞の実際の売れ具合を示す〈発証率〉が〈セット販売〉で〈71・0%〉となっている」そうなのだ。  したがって本当に売れているのは71%でしかなく、残りの約3割は「古紙」と化しているということである。  今年1月の時点の公表部数は読売新聞が約920万部、朝日新聞が約680万部。しかし実態がこうなら500万部程度しか出ていないということになるのではないか。  もちろん読売も何割かは割り引かねばならないだろうが、さらに深刻なのは、この調査が2014年5月だということだ。  慰安婦問題が起きたのは8月だから、さらに朝日新聞の部数減少に勢いがついたことは間違いない。  文春が安倍首相の「お友達」である下村博文文科大臣が「塾業界から違法献金」を受けているとスクープしている。これが今週の第1位!  下村氏は父親の事故死で苦労して早稲田大学に入学し、在学中から学習塾を経営していたという。卒業後は「博文進学ゼミ」を会社化して本格的に塾経営に乗り出している。  その後は都議を経て1996年に衆議院議員に初当選。文教族として実績を積み上げると同時に、学習塾の経営者などを中心にした全国網の後援会「博友会」が組織されていった。  学習塾の期待を集める業界出身初の国会議員なのだ。われらが業界の星が念願の文科大臣にのし上がったのである。  だが、しがらみが強ければ強いほど、口利きや献金には敏感になるべきだが、どうもこの先生、そうではないようなのだ。  文春によれば、博友会の名前を冠にする下村氏の後援会は10団体。このうち政治団体として届けがなされているのは東京都選管に届け出されている博友会だけだそうだ。  毎年、全国にある博友会に下村先生が講演に訪れたり懇親パーティも開かれているのだが、政治団体として届け出されていないから、資金の流れは一切表に出てこない。  下村事務所は、東京以外は政治団体ではなく任意団体だから届け出する必要はないと説明するが、文春が取材した結果、これらは政治団体そのものだというのである。  東北博友会作成の文書には「下村博文議員を応援する人々による全国組織」とあり、下村氏もフェイスブックで「私の全国にある後援会の一つである中部博友会講演会で、名古屋に来ています」と書いている。  だが、2009年、2011年の所得報告書には講演会の謝礼(最低30万円だそうだ)の記載はないという。文春は「講演料を『裏金』として受け取っていた可能性がある」と追及する。  その他に、各博友会では年会費を取っているが、これが寄付にすり替わっていると指摘する。それ以外にも下村氏の周りには「黒い人脈」があると書いている。  政治資金に詳しい上脇博之神戸学院大学法科大学院教授は、博友会は実態を見ると任意団体を装った政治団体で、下村氏が実質的な代表者だと見なされれば5年以下の禁固又は100万円以下の罰金に処せられる可能性があると指摘。さらに支払い義務が生じる年会費として受け取っていたものを小選挙区支部の収支報告書に個人の寄付として記載してあるなら大問題だとし、「代表者である下村氏が事情を承知しているのであれば、虚偽記載や、場合によっては詐欺に当たる可能性」があるというのだ。  この問題は早速2月26日の衆院予算委で柚木道義委員(民主)が取り上げた。  だが「下村氏は『寄付や、パーティー券の購入などはない』と述べ、政治資金規正法違反の疑いがあるとする報道内容を否定した」(26日のasahi.comより)  しかし「六つある博友会の一つで近畿博友会の会長という男性は朝日新聞の取材に対し、『年1回、下村さんのパーティーをしている。(下村氏が代表の)自民党東京都第11選挙区支部に1人あたり12万円を納めてもらう呼びかけもしている』と話しており、下村氏の説明と食い違っている」(同)と、この程度の答弁で収まりそうにはない。  文春は安倍首相と考えが極めて近い田母神俊雄氏(元航空幕僚長・66)が、都知事選で集めた政治資金を「選挙での買収など不正に使われた」ことを示す内部資料を田母神事務所から入手したとし、警視庁が重大な関心を寄せていると報じている。  いやはや浜の真砂は尽きるとも世に怪しい政治家の種は尽きまじか。  安倍政権も屋台骨がグラグラと揺れてきているようである。 (文=元木昌彦)

“佳子さまフィーバー”は雅子妃批判の裏返し!? 皇室一族の光と影

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「週刊ポスト」3/6号 中吊広告より
今週の注目記事 「アベノミクス恩恵企業に『免税特権10兆円』のカラクリ」(「週刊ポスト」3/6号) 「消費税に『軽減税率』新聞だけは早くも当選確実」(「週刊現代」3/7号) 「「皇太子さまに55才のご覚悟をお聞きしたい!」(「週刊文春」2/26号) 「「小沢一郎そっくり!? 麻生太郎副総理『熟年離婚』情報の怪」(「週刊文春」2/26号) 「「『妻のDV』読むだけで怖い事件簿」(「週刊ポスト」3/6号) 「「曾野綾子『コラム論争』の重大な『誤解』」(「週刊ポスト」3/6号) 「「曾野綾子『移民政策』コラムで私が伝えたかったこと」(「週刊文春」2/26号) 「「スポーツ紙が書かない『プロ野球』キャンプ情報」(「週刊新潮」2/26号) 「「カレンダー70万部 松岡修造 家庭では年上妻に“甘えん坊将軍”」(「週刊文春」2/26号) 「「『週刊現代』も日経新聞も証券アナリストも 株価予想記事はなぜこんなに外れるのか」(「週刊ポスト」3/6号)  今週は目立ったスクープもないので、順位はつけない。  ところで、講談社が大幅な機構改革を発表した。これまで30あまりの局・室があったが、それを12局・2室に再編するというのだ。 「数を絞り込んだ担当役員と局長がおのおのの事業戦略をスピーディかつダイナミックに決断・実行し、現場の作る力と伝える力を最大化し、時代に即した決定スピードを持つ組織にしていこうと考えております」(野間省伸社長)  私がいた第一編集局は「第一事業局」と変更され、鈴木章一氏が局長になる。  2014年度の決算は、売上高1,190億6,400万円(前年比99.0%)。税引前当期純利益38億7,400万円(同93.5%)で、当期純利益は27億5,500万円(同85.7%)だが、利益のほとんどは31億300万円ある不動産収入だから、本業ではまだまだ厳しい状況は変わっていない。  フライデーは横ばい状態だが、週刊現代は実売が30万を切り、低落傾向に歯止めがかからないようだ。このままでは週刊ポストに追い抜かれるかもしれないと、編集部は危機感を抱いているそうだ。鈴木崇之編集長と鈴木章一局長との関係も微妙なようで、崇之編集長はストレスから一時入院したというウワサまで流れている。  そんな現代に、ポストがかみついている。このところの現代の株価予測記事が「無節操」だというのだ。  確かに1月31日号の「『株価2万円』『暴落8000円』どっちも本当だ」や2月21日号の「『暴落説』が強まる一方で『株価2万5000円』は本当なのか」というタイトルは、読者を迷わせる。  ポストは他誌や日経新聞も当たらないと難じているが、基本的に日経は大企業の広報紙のようなものだから、眉に唾して読む必要がある。  現代は今週も、現役ファンド・マネジャーが匿名で話す「3月、景気と株はこう読むのが正しい」という巻頭特集をやっているが、ここでも株価は「3月にかけて次々と上値を目指す展開が期待できる」としながらも、別の人間が「本格的なバブル相場が形成されるほど世界経済が持ち直しているわけではない。突発的に相場が荒れることもあるので、充分注意した方がいいでしょうね」と言っている。  これでは、どれが正しいのかわからないではないか。こんな特集をやる意味があるのか、私には疑問だ。  錦織圭がテニスブームの主役なら、松岡修造はそのブームを演出し、便乗したといえるのかもしれない。何しろ、松岡の日めくりカレンダー『まいにち、修造!』(PHP研究所)が70万部を超えて、まだ売れ続けているというのだ。  それだけではないと、文春が書いている。LINEスタンプは1週間で350万ダウンロード、CM契約数でも、嵐の櫻井翔と並んで年間1位だそうだ。  「人もテニスもラブから始まる」「自分を持ちたいなら、サバになれ!」といった修造コトバを毎日読んでいるのが何十万もいるのかと思うと、不思議ではあるが。  意外に亭主関白で、3人の子宝に恵まれ夫婦円満だそうだから、うらやましい男である。  お次は、新潮でやっているプロ野球の話題。今シーズン注目の一人はソフトバンクに入った松坂大輔投手だ。大リーグに入る前の彼は剛速球投手というイメージがあったが、ソフトバンク担当記者に言わせると「素人目に見てもフォームがバラバラなんです」と、評価はいまいちだ。  佐藤義則投手コーチも「だましだまし使うしかない。今度ヒジが故障したら引退だろう」とぼやいているという。10勝できれば上々という評価のようだ。  巨人の阿部慎之助は、捕手から一塁手にコンバートされた。ケガで戦列を離れることが多いから致し方ないだろうが、彼は原辰徳の次の監督候補だったらしいが、その目論見が外れてきているようだ。  原監督は今季限りが決まっているそうだが、巨人が次に期待している松井秀喜は、本人にその気がないので阿部でもいいかとなっていたそうだが、ここへきて高橋由伸が急浮上しているというのだ。  今季から打撃コーチ兼任になり帝王学を学ばせているという。今シーズンは阿部と由伸のポスト原争いしか、巨人には話題がないようだ。  元ヤンキースの黒田博樹が、古巣広島に帰ってきた。前田健太と二枚看板で優勝を狙えると前評判は上々だが、新潮によれば「カープ女子」といわれる熱心な女性ファンたちの「攻勢」が心配だという。まあ、いらぬお世話だろう。  球界全体では二刀流の日ハム・大谷翔平が注目だろうが、やはり昨年の成績では物足りないという声が多いようだ。 「やっぱり15勝で25本塁打くらいやってくれないとね」(張本勲) 「投手に専念すれば15~18勝、打者なら3割20~30本はいける」(江本孟紀)  たぶん今季限りで大リーグ入りを考えている大谷に大きな期待が集まるのは致し方ないだろうが、楽しみな逸材であることは間違いない。全力で投げ、打つ姿を見たいものだ。  安倍首相の「お友達」には困った人たちが多いのは以前からいわれていたことだが、そのひとりが塩崎恭久厚生労働大臣。安倍首相が国際公約してしまった「GPIF(年金積立金管理運用独立法人)」の国債中心の運用を見直して株式の運用比率を高める、要は株高に誘導しようという政策に対して、自分の「ガバナンス」を強めようと、わがまま勝手をやっていて、菅官房長官ら周囲を怒らせていると文春が報じている。  もうひとりは曽野綾子女史だ。もっとも本人は朝日新聞の取材に対して、私は安倍首相のお友達ではないと否定しているが、考え方は極めて近い人ではあろう。  彼女が産経新聞に書いたコラムが「アパルトヘイト(人種隔離政策)を称賛した」と世界から批判されている。  曽野女史は、日本は労働移民を認めることは致し方ないとしながらも、「居住区だけは、白人、アジア人、黒人というふうに分けて住む方がいい、と思うようになった」と書いている。  文春もこの問題を取り上げ、曾野女史の言い分を載せている。関心のある方はそちらを読んでほしいが、人を思想信条や人種、肌の色で差別(曾野女史は区別だといっている)してはならないなどと当然のことを持ち出すまでもなく、今時こんなことを書いて問題にならないと考えるこの人の神経が、私には理解できない。  ポストも曽野女史の連載をもっているから、女史への批判は重大な誤解であるという特集を組み、彼女は長い間、南アフリカ支援を続けてきていることを「無視」してはいけないと彼女をかばっている。  確かに曾野氏は何度もアフリカへ行き、現地に滞在してエイズ患者のホスピス病棟の建設などの活動をしている。  ポストの彼女の経歴には、彼女が「公益財団法人日本財団」の会長をしていたことが抜けている。ここは昔「財団法人日本船舶振興会」といわれ、競艇の収益金をもとに、海洋船舶関連事業の支援や公益・福祉事業、国際協力事業を主に行っている法人である。  ここの事業の一環として、アフリカに行っていたこともあったであろう。だから彼女の支援活動が本物ではない、などと言うつもりは毛頭ない。  ポストは、産経に書いたコラム全文を掲載している。それを読み返しても、働き手として日本に来た外国人労働者たちに対して「移民としての法的身分は厳重に守るように制度を作らねばならない」という箇所は引っかかる。  法で住む場所を分けるのではなく、どこの国でも「チャイナタウン」や「日本人村」「コリアンタウン」など、自然発生的にできたリトルタウンがどこにでもあるように、日本でもそうすべきだと、私は思う。  東京都知事選の応援演説で「南京大虐殺はなかった」などと発言し、純愛ノンフィクション『殉愛』(幻冬舎)でミソをつけた作家の百田尚樹氏も安倍ちゃんのお友達だが、最近NHKの経営委員を退任した。  第一次安倍政権がもろくも崩れたのは「情に流された人事」と年金問題だったが、第三次安倍内閣もそろそろ崩壊の兆しが顕著になってきたようだ。  さてポストは、妻から夫へのDVが増えてきていると報じている。警視庁の発表では約10年間で、女性の相談件数は1.4倍なのに、男性は4.1倍になっているそうだ。  「あんたは無能だから」と掃除機で足を殴られ、フライパンで強打される、テーブルに包丁をズラッと並べられ「死ね」と脅されるなど、聞くも涙のエピソードが並んでいる。  文中に「妻のDV 典型的なエスカレート例」というのがある。それを見ていると、うちのカミさんも危ういと震えてくる。  「何でもないことで突然ブチ切れる」「思い通りにならないと無視する」そしてついには「経済的自由を奪う」ところまでエスカレートするというのだ。  我が家はまさに、ここまでいっているのである。以前は給料、今は年金だが、すべてカミさんが握っていて、金額も知らされていない。これをDVと言わなくて、なんとしよう。でも、面と向かうと何も言えないのだ。オレって、性格的に弱いのかな……。  安倍ちゃんのお友達といえば、文春のワイドで麻生太郎副総理兼財務相(74)に離婚話が出ていると報じている。  この夫人、鈴木善幸元首相の三女・千賀子夫人(64)である。一男一女を授かり、地元でも選挙になればマイクを握る「夫想いのいい奥さん」だと評判もいいのに、どうしたことか。  文春によれば、麻生氏が「あと10年は政治家をやる」と公言しているため、長男を後継者にしたい奥さんと言い争いになったのでは、長男の恋愛問題に父親が口を出し夫人と喧嘩になったなどのウワサが飛んでいるというのだ。  当然ながら事務所側は「120%ガセだ」と否定しているが、火のないところに煙は立たない。福岡を牛耳る一強に対する不満の表れと見る向きもあるようだ。  先週の現代は「佳子さま、すごい人気です」という特集を組んでいた。その中で東京都・三鷹市にある国際基督教大学(ICU)の現役の男子学生が興奮気味にこう語っていた。 「学内の男子の中では、すでに『KFC』(カコ・ファン・クラブ)が結成されました」  現代によると、秋篠宮夫妻の次女である佳子さん(20)はアイドル並みの人気だそうだ。何しろ、彼女の合格発表が出た昨年10月以降、同大学では志願者が急増し、前年に比べて一般入試の受験者数が約20%も増加し、学内では早くも佳子フィーバーが巻き起こっているという。  2月6日から8日にかけて秋篠宮一家が訪れた沖縄では、女性セブンや週刊文春が密着取材を敢行、その様子を誌面で紹介していた。新潮に至っては「奥二重の上にアイテープを貼り、“ぱっちり二重”にされていた」ことまで明らかにしている。  だが彼女、なかなかしっかりした女性らしい。昨年末、20歳の誕生日を前に会見したとき、母親の紀子さんについて週刊誌などが批判的に取り上げていることに触れ、「娘の私から見ると、非常に優しく前向きで明るい人」だと発言した。学習院大学を退学してICUに入ったことについても、「さまざまな臆測があると聞いておりますが、私個人の問題」とキッパリと言い、皇室にも踏み込まれたくないプライバシーがあることをにおわせたという。  精力的に公務もこなしているが、どこへ行っても人気はすごいようだ。「まるでアイドルを迎えるような目で、佳子さまを見ていましたね」(宮内庁記者)。こうした公務に熱心な姿勢は、秋篠宮夫妻の教育によって形作られたものだと現代は書いている。 「秋篠宮殿下はお子さんたちにできるだけ色々なことを経験させて、自分のやりたいことを見極めさせる教育方針なんです。これは、ご自身が天皇皇后両陛下から受け継がれたものです。そんななかで、佳子さまはご公務に熱心な母親の姿を見て、皇族のあり方を学んだと思います。(中略)佳子さまの話題については、宮内庁でも非常に明るい雰囲気で語られています」(宮内庁関係者)  月刊誌「サイゾー」(3月号)によると、佳子さんフィーバーが見られ始めたのは09年からだそうだ。佳子さんの制服姿のプライベート写真が、同級生のSNSサイト「ミクシィ」を通じて流出し、その写真をフラッシュ(09年6月16日号・光文社)が掲載したのである。  そして、決定的なターニングポイントとなったのは10年。当時、学習院高等科1年生だった佳子さんは「かわいい&SEXY」がコンセプトのダンスチーム「KYS(キス)」を結成し、それが文春(11月11日号)に掲載されたのだ。  学園祭で披露したダンスの写真が載り、アイドルと見まがうような容姿、胸を強調するセクシーなポーズがネットを中心に話題となり、「これ撮った奴にピューリッツァ賞を贈りたい」という声まで上がったと、サイゾーが書いている。  記事によると佳子さんは「セクシーな腰ふりが魅力」と紹介され、ご学友から「AKBよりかわいい」「エロい~!!」と絶賛されたという。 「そしてこの記事以降、『本当に恋愛禁止の清楚なAKB』という扱いで報じるオヤジ週刊誌が続々と参入するようになる」(サイゾー)  ネットでも大騒ぎになり、11年になるとスレッドが300本以上に。世が世なら不敬罪に当たるようなわいせつなタイトルのスレッドが、多数を占めるようになったそうだ。 「すなわち10年から11年を境に『かわいい』の域を超えて、男たちの欲望の対象として消費されるようになったのである」(同)  サイゾーの中で、辛酸なめ子氏はこう言っている。 「佳子さまは、美智子さまのファッションセンス、紀子さまの処世術と社交術、そして秋篠宮さまのフェロモンを受け継いでおられる。アイドルを超越し、誰にも到達できない、佳子さまというひとつのジャンルを確立しておられると思います」  私には異様とも思われる佳子さんフィーバーは、皇太子妃雅子さんの病気がはかばかしくなく、完全な形で公務に携われないことへの“批判”が底流にあるのであろう。  文春は皇太子に「55歳のご覚悟をお聞きしたい!」という特集を組み、いろいろな人たちが厳しい言葉を投げかけている。  東京大学名誉教授の御厨貴氏は、こう言う。 「皇太子が会見などで発信する言葉は、誰に向かって何を言ったらいいのか、はっきりしないという印象を受けます。というのも、皇太子のお言葉には、過去の出来事を反芻するという『歴史回顧』の要素がないからです。歴史との対話が欠如しているので、現代を生き、次代を担う皇太子としての生身の言葉として伝わってこない。(中略)唯一、具体的なエピソードと実感を伴って語られるのは、雅子妃と愛子さまのことだけです。お言葉についての注目がそこにばかり集まってしまうのは無理からぬことでしょう」  人生で一番美しい時期を謳歌している秋篠宮家の娘たちをアイドルのように追いかけ、持ち上げるメディアの騒ぎを、母親とともに引き籠もりがちな一人娘の愛子さんはどういう気持ちで眺めているのであろう。  あまりにも一方的な取り上げ方だと憤るのは、私だけであろうか。  ところで、17年4月にはさらなる消費税再増税が行われるが、そこでは「軽減税率の導入」が決まっている。  現代によれば、米・味噌・しょうゆや塩・砂糖、肉や魚、卵、野菜などは対象になるそうだが、パンやケーキ、冷凍食品などはまだどうするのか決まっていないという。  それなのに、日用品とは思われない新聞が、早くもこの対象になることが決まっているというのである。  読売新聞のドン・渡邉恒雄氏がロビーイングした成果だというのだが、そのために政権批判に手心が加えられていたとしたら、国民はたまったものではない。  新聞は昨年4月に実施された消費税の影響もあって、この1年で読売は約66万部、朝日が約50万部も部数を減らしている。今度の消費税増税でも大きく部数を減らすことは間違いないから、必死なのであろう。だが、真っ当な政権批判も大企業批判もできない新聞に、読む価値などあるはずはない。部数減は、そうした体制ベッタリの御用新聞に成り下がった大新聞への読者の批判からである。  それに気がつかないのでは、新聞離れはますます進むこと間違いない。  さて、ポストのアベノミクス批判がますます冴えている。今週は、大企業だけが持つ巨大な「免税特権」に斬り込んでいる。  安倍首相が「3本の矢の経済政策は確実に成果を上げている」「昨年、過去15年間で最高の賃上げが実現いたしました」などと吠えているのは嘘だというポストの主張は、今さら書くまでもないだろう。  私の畏友・高須基仁氏はサイゾーの連載で、安倍のは「言葉のハリボテ」だと喝破している。  大企業も「日本の法人税は高すぎるから引き下げろ」と喧伝しているが、これも実は嘘で、ポストによれば日本の中小企業を中心に7割以上が法人税を払っていないし、利益を上げている企業でも、実際の税率は非常に低いとしている。  たとえば、連結決算で2兆4,410億円もの税引き前純利益となったトヨタは「5年ぶりに法人税を納付した」が、実際に負担した税率は22.9%、キャノンが27.6%、武田薬品工業は18.8%でしかない。  本来はもっと多くの税収があるのに、10兆円ものカネが消えているというのだ。それは「日本の法人税には数多くの税制上の“特典”があり、その中でもとくに不公平で不透明なのが租税特別措置(租特)と呼ばれる特例です」(峰崎直樹・元財務副大臣)。この租特を使って、法人税を大きく引き下げることができるというのである。  そのカラクリに斬り込んだのが、国税庁OBで税務会計学の権威である富岡幸雄・中央大学名誉教授だ。 「法律で規定されている88項目ある租税特別措置の適用状況(2012年度)を見ると、適用件数が132万3,396件で、それによる減税効果は総額1兆3218億円。しかも、その半分近い47・72%の6,308億円は資本金100億円超の大企業703社への減税だった」  まさに大企業優遇の制度だ。また、租特の中でも特に減税効果の大きい「試験研究費の税額控除」で、トヨタは約1,342億円の減税を受けているというのだ。  こうした数々の特典を受けているにもかかわらず、企業はこうしたことを公表するのを嫌がり、既得権としているのだ。 「2年後に消費税を上げるならば、一部の企業に偏った減税である租特にメスを入れて税制の公平を取り戻さなければ国民の理解は得られない」(森信茂樹・中央大学法科大学院教授) 「法人税減税と租特の減税特例を同時に与える不公平税制を極大化させる」アベノミクスは、ポストの言う通り「欺瞞」でしかない。国民はもっと怒って当然だ。 (文=元木昌彦)