批判殺到の小保方晴子氏に残された起死回生策は「ヘア・ヌード」しかない!?

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「フライデー」(2/19日号、講談社)
今週の注目記事・第1位 「汚れたヒーロー『覚醒剤番長』清原和博 猜疑心と孤独に怯えた日々」(「フライデー」2/19号) 「警視庁組対5課はずっと見ていた 清原和博がシャブ漬けになるまで」(「週刊現代」2/20号) 第2位 「黒い割烹着『小保方手記』に『笹井副センター長』未亡人単独インタビュー」(「週刊新潮」2/11号) 「小保方晴子さんを許さない3人の女」(「週刊文春」2/11号) 第3位 「甘利大臣辞任スクープ すべての疑問に答える」(「週刊文春」2/11号) 第4位 「石坂浩二(74)イジメ <司会降板>『なんでも鑑定団』プロデューサーの“犯行動機”」(「週刊文春」2/11号) 第5位 「澤穂希『参院選に自民から出馬』情報を母に直撃!」(「週刊文春」2/11号) 「長女『貴子』の自民党移籍を決断した『鈴木宗男』の目算」(「週刊新潮」2/11号) 第6位 「みずほ銀行『51歳・東大卒・頭取候補』が何もかも失った瞬間」(「週刊現代」2/20号) 第7位 「1100万円の損害賠償請求へ 10歳と9歳の兄弟が“父親”を訴えた!」(「週刊ポスト」2/19号) 第8位 「『貴乃花』VS.『八角』どちらが強いか?」(「週刊新潮」2/11号) 第9位 「ようやく解明された『ベッキー』の『LINE』だだ漏れの真相」(「週刊新潮」2/11号) 「ベッキーそっくりAV嬢<西田カリナ>の『ポジティブになる喘ぎ声』」(「フライデー」2/19号) 第10位 「TBS吉田明世アナ『大手広告マンと反同棲中!』」(「フライデー」2/19号) 第11位 「株も不動産も原油も金もみんな上がるぞ そして『日経平均2万5000円』も見えてきた」(「週刊ポスト」2/19号) 「お金の常識がかわった 初めてのマイナス金利」(「週刊現代」2/20号) 第12位 「『糖質制限』の食事はいったい何が凄いのか」(「週刊ポスト」2/19号) 巻末特集 現代とポストのSEX記事はどちらが凄いか!  糖質制限、炭水化物ダイエットがブームだそうだ。私の周りにも少なからずいる。たしかに現代人は糖質を過剰に摂取しているのだろうが、体に悪いものほどおいしいの喩え通り、ポストが「さまざまな疾病リスクの低下につながる」と説いても、私には止められそうにない。  ポストが表にしている糖質が多いとされる、ご飯、パン、うどん、そば、餃子、じゃがいも、フルーツ、日本酒が大好きである。  もちろん飲むときは焼酎やホッピーにしてはいるが、それは安いからで、いい日本酒ほど美味いものはない。この歳まで生きたのだから、今夜は奮発していい日本酒をしこたま飲むか。  今日(2月8日)も株は値を下げているようだ。このところ意地になっているのではないかと心配になるポストは、今週も「日経平均2万5000円もみえてきた」と特筆大書している。  インバウンドが大きく伸びる! 格安原油と金の反転上昇! と大声で煽っているが、時事通信(2月8日付)は「物価変動の影響を除いた実質賃金指数は0.9%減と、4年連続の減少となった。基本給は増加しているが、消費者物価の上昇に追い付いていないためだ」と報じている。  現代がいうように、マイナス金利になったのだから、「住宅ローンは即借り換え」「今年はずっと円安」「ブラジル型投信は叩き売れ」「マイナス金利時代は銀行員を信じるな」などのほうが、どうやら正しいように思えるのだが。  確かに、安倍政権は参議院選を控えているし、安倍首相は参議院選で大勝して憲法改正に手を付けたいのだから、相当な株価対策を含めたその場限りの経済対策を行うことは間違いない。  だが、それも国民の目を眩ます瞬間風速でしかないはずである。それに騙されない目と耳を持つことが、われわれに必要なこと、いうまでもない。  ところでゴルフのフェニックス・オープンで松山英樹が優勝した。快挙である。それもリッキー・ファウラー(米国)とのプレーオフを制したのだから凄い。  去年はスピースの年だったが、今年は松山の年になりそうだ。  10位はフライデーの張り込みネタ。TBSの『サンデー・ジャポン』などいくつものレギュラーをもつ吉田明世アナ(27)が、大手広告代理店の男(32らしい)と半同棲生活を送っているというのである。 「A氏は俳優の伊勢谷友介を思わせる、彫りの深い美形。トークも上手いようで道中、何度も吉田アナを笑わせた」(フライデー)  吉田アナはフライデーの直撃に慌てながらも、A氏との交際は認めている。相手が既婚者なんてことがないように祈る。  新潮が、ベッキーと「ゲスの極み乙女。」の川谷絵音(文中ではなぜか「ボーカル」と実名なし)のLINEによるやりとりがダダ漏れになった真相が解明されたと報じている。  これは「LINEクローン」だというのだが、私のようにIT音痴にはよくわからない。ITジャーナリストの三上洋氏のコメントを紹介する。 「これはアンドロイドのスマホには起きず、iPhoneにだけ発生する“弱点”です。機種変更でパソコンを通じてデータを引き継ぎますよね。その際、旧機種にはデータが残ったまま。初期化しない限り、ふたつの電話から、LINEが閲覧できる状況が生まれるのです」  ということらしい。「パスコードを突破するなどいくつかの条件はあるにせよ、“中より鍵を掛けた”妻の、浮気の証拠集めの時間が始まるのだ」(新潮)というのだから、やはりやりとりを見たのは妻ということなのだろう。以前にもそう書いていたはずではないか。  なんでまたと思うが、このことはスマホ中毒者には大問題らしく、朝日新聞(2月4日付)でもこう書いている。 「『めっちゃ怖い』『なぜ何回も流出?』。2度にわたる流出への不安の声がネット上で相次ぐ中、LINE側は1月22日、公式見解を発表。一つのアカウントは1台のスマホでしか使えず、メールアドレスやパスワード(PW)、端末が適切に保護されていれば、『やりとりが第三者に渡ることはない』とした」  私も昔、某女とのやりとりを知り合いに盗み見られたことがあったから、いえた義理ではないが、何事も謀は密なるを以てよしとするのだ。  先週のポストでビートたけしがこういっていた。 「ベッキーはここでどう転じるかが勝負だよな。あの『自宅連れ込み不倫』の矢口真里なんて、けっこううまく立ち回ったほうだと思うけど、それでもやっぱり騒動前に比べりゃ姿を見かけなくなったんでね。こういうスキャンダルからカムバックするってのはなかなか大変だよ。ベッキーの本当の『スター性』が問われるのはこれからだ」  不倫騒動からフライデー編集部襲撃など、何度もスキャンダルを起こしては這い上がってきた、たけしのいい分だけに、説得力がある。  そういえば笑っちゃいけないのだろうが、フライデーのグラビア「ベッキーそっくりAV嬢・西田カリナ」というのが笑える。ベッキーは日英のハーフでこちらは日米ハーフだそうだが、ソックリである。といっても私はベッキーのSEXのときの表情を知っているわけではないが。これは一見の価値あり。  第8位。新潮が熱心にやっている次期理事長“抗争”だが、門外漢の私にはよくわからない。北の湖前理事長の突然の死で代行になった八角親方と、そのやり方を批判する貴乃花親方、どちらが3月28日に行われる評議員会で理事長に選ばれるかという“争い”のようだ。先日行われた理事候補選挙で2人を除く8人の顔ぶれが決まり、「現状では、5対3で貴乃花親方が優勢」(スポーツ紙記者)のようだが、まだまだ不確定要素があるそうだ。  どちらかというと私は、貴乃花に一度やらせてみたいと思う。それは彼のリーダーシップというより、彼ならこれまでと違うことをやるのではないかという淡い期待と、彼の部屋が私の住んでいる中野区にあるからである。  ポストが10歳の長男と9歳の次男が、母親の交際相手の男性から虐待を受けたとして、兄が550万円、弟も550万円の計1,100万円の損害賠償を求めた訴訟が仙台地裁に起こされたと報じている。  さらに驚くのは、被告となったのが宮城県議会議員の境恒春氏(36)だというのだ。境氏は以前、歌手活動していた元タレントだという。11年11月にみんなの党から県議選に出馬して初当選。昨年10月には維新の党から出馬して当選を果たしている。  もっとも境氏は虐待の事実はないと話し、強く叱ったことが誤解されたのだと反論しているのだが。  母親の父で、その兄弟の祖父にあたる高橋清男氏・気仙沼市議がこう語っている。 「彼の第一印象は好青年で、この人なら娘と孫を任せてもいいと思えたが、それが間違いだった。14年8月のことです。伯父(母親の兄=筆者注)が長男の額に大きなコブを発見したのです。問い詰めたところ境氏に殴られたことがわかりました。伯父が兄弟を児童相談所に連れて行き、そこで改めて事情を聞くと、暴力の数々が明らかになったのです」  境氏のほうも弁護士を立てて対応するといっている。どちらのいい分が正しいのかは、これを読む限りわからないが、県議という公の人間がDVで訴えられるというのは、それだけでも辞職に値する「醜聞」に違いあるまい。続報を待ちたい。  現代が、みずほ銀行のエリート銀行員が、たった7,000円のタクシー料金を払わず警察沙汰になり、将来を棒に振ったと報じている。  この御仁、みずほ銀行公共法人部長の小山田泰幸容疑者(51歳)で、泥酔してタクシー運転手に暴行し、料金を払わずに立ち去ったというのだ。  運転手が警察に通報し、自宅で山田容疑者を逮捕した。彼は、ふざけるなとはいったが殴ってはいないと容疑を否認しているが、料金を払わなかったことは確かなようだ。  酔った上とはいえ、カネを払わなかったのは大変な落ち度だが、それだけではあるまい。相当な暴力沙汰がなくて、ここまでこじれるとは思いにくい。  現代によると、彼はエリートで「タイミング次第では頭取だって夢ではなかったはずです」(メガバンク関係者)といわれていたそうだ。  酒は人を狂わせ人生をも狂わせる。  現代の中で、タクシー運転手の気になる言葉がある。 「会社からは運賃の支払いなどでお客さんと揉めたら、すぐ警察に通報するようにいわれています。(中略)証拠はしっかり残っていますから」  クルマの中でのやりとりを「録音」か何かしているということだろうか。いった、いわないのトラブルは両者のいい分だけでは判断しにくい。それを裏付けるものが今回もあったというのか。酒飲み諸君、気をつけような。  文春は現役を引退した女子サッカーの澤に対して、自民党から夏の参院選へ「出馬」させられないかという待望論が出ていると報じている。  私は、彼女は聡明だからそのようなことはないと信じる。だが、参議院選が近くなると「お飾りでもいいから華やかな」人をと、各党から芸能人やスポーツ選手の名前が上がる。  しょせん、座って一票賛成票を投じてくれればいいということだから、まともな人は出ない。  新潮によれば、地域政党「新党大地」の鈴木宗男代表の娘で民主党に所属する鈴木貴子衆院議員(比例北海道ブロック)が自民党に入党するという。  鈴木氏は北海道では根強い人気を誇るし、自民党は喉から手が出るほど欲しいのはわかるが、今、このタイミングでというのは鈴木氏らしいというか、今だったら娘を高く売れるということなのだろう。  やはり、この人の「根性」は変わっていなかったようだ。  国会では、安倍首相が次の参議院選挙で勝てば憲法改正を視野に入れるという姿勢を鮮明にしてきている。安倍発言で見逃せないのが立憲主義についてである。 「立憲主義とは憲法で権力を縛る考え方とされ、日本国憲法でも99条で閣僚や国会議員らに憲法尊重擁護義務を定める。ただ、首相は14年の国会答弁で『憲法について国家権力を縛るものだという考え方はあるが、それはかつて王権が絶対権力を持っていた時代の主流的な考え方だ』と語った」(朝日新聞2月5日付)  呆れ果てた認識である。民主党議員は首相の姿勢について「立憲主義に否定的だ」と批判したが、そんな生ぬるいいい方ではダメだ。自らが絶対権力者だと錯覚し、憲法を改正して国民をふん縛り、意のままに操ろうと考えている人間には、真っ向から「立憲主義を否定する人間は国民の敵だ」ぐらいなことをいわなければわかりはしない。  日本には言論表現の自由も、政権選択の自由も失われつつあると、思わざるを得ない。  第4位。私は会ったことはないが、石坂浩二(74)はだいぶ前に大橋巨泉事務所に所属していた。今フジテレビの『とくダネ!』をやっている小倉智昭も同じ事務所だった。  私は巨泉さんとは長い付き合いだが、彼が参議院選挙に出て当選すると、石坂氏は政治色が出るのを嫌がったのだろう、巨泉事務所を離れ、たしか個人事務所をつくったと記憶している。  彼はたいそうな博学だそうだが、彼の看板番組といっていいテレビ東京の『開運!なんでも鑑定団』の司会を3月降ろされることが、いろいろ憶測を呼んでいるようである。  はじめ聞いたとき、彼も歳だから認知症にでもなったのかと心配したが、そうではないようだ。  降板の内情をスクープしたのは女性自身(2月9日号)だった。「制作側がコメントを意図的にカットするという陰湿なイジメ」があったという。  何しろ、番組では石坂がしゃべっているのに、放送するときはその部分をカットしてしまうというのだ。たしかに編集すればそうはできるだろうが、石坂も芸能生活の長い実績のある俳優&タレントである。それにこの番組は22年間も続いていて一時は20%以上の視聴率を誇ったこともあるのだ。そんなイジメができるのだろうか?  文春によると、Aというプロデューサーが約15年前にチーフになった直後の忘年会で、Aが酔って石坂に突っかかり、それ以後2人の間はくすぶり続けてきたそうだ。  Aは鑑定士らがお宝を覗き見る「鑑定ルーム」を廃止し、鑑定額の算出にも口を出してきたという。 「お宝の鑑定は、実は予め鑑定士が鑑定し、決めています。しかしA氏がプロデューサーになってから、その事前鑑定の際に“過剰な演出”が入るようになったのです。『このお宝はトリだからもっと高値にしろ』とか、逆に『タダ同然にしろ』とか」(番組関係者)  なんのことはない、素人が値付けをしていたのだ。美術商「こもれび」店主の北御門博氏もこう話す。 「05年に柿右衛門様式の壺が過去最高金額の五億円を叩き出しましたが、柿右衛門の壺で国宝級としても市場価格はせいぜい1億円程度。5億円というのは考えずらい」  こうした「インチキ」が明るみに出ることこそ、視聴者の不信感を募らせ視聴率低下につながるのではないか。私は今後絶対この番組は見ない! もともと見たことはないのだが。  結局、降板した石坂はBSジャパンで『極上!なんでも鑑定団 極上!お宝サロン(仮題)』という番組の司会者になるという。このイジメの話、どこぞの週刊誌が石坂からじっくり聞いてほしいものだ。  ところで、文春がスクープした甘利明TPP担当大臣の「収賄」疑惑は、甘利や秘書たちが辞めて済む話ではない。告発第3弾の中で、元東京地検特捜部検事で弁護士の郷原信郎氏が「検察が躊躇する理由は一つもない」と語っているが、あっせん利得処罰法までいけるかが今後の焦点になる。  ちなみにあっせん利得処罰法は、公職にある者(国会議員、地方公共団体の議会の議員又は長)が請託を受けて、その権限に基づく影響力を行使し、利益を収受したことが立証されれば、3年以下の懲役になるのである。公設秘書の場合は2年以下。  今回甘利氏側が10数回にわたり「接触」したUR(独立行政法人都市再生機構)は国交省が100%出資している独立行政法人であり、一色武氏にたかった清島健一氏は公設秘書である。 「秘書二名については、比較的立件が容易な政治資金規正法違反と業務上横領を“入り口事件”として身柄を確保すればいい。しかも、現金授受の事実や異例の(URとの=筆者注)面談回数、総務部長の同席など材料も揃っています。与党の有力議員である甘利氏の影響力を考えれば、あっせん利得処罰法違反まで広げていくことも十分可能です」(郷原氏)  辞任会見で涙を流して万事落着とはいかないようである。  甘利氏の後任に、安倍首相は気心が知れていると考えているらしい石原伸晃氏を就かせたが、新潮がリードで彼について書いているように「失言癖があるし、政治家としての能力にも疑問符が付く」。自民党に議員は数多いるが人材は乏しいようだ。  第2位。講談社から『あの日』という意味深なタイトルの本を出した小保方晴子氏だが、今週も文春、新潮が批判している。  先週書いたように、批判の多くは、共同研究者であった若山照彦・山梨大学教授に責任転嫁したり、毎日新聞の須田桃子記者の取材攻勢を「殺意を感じさせる」と難じたり、他のメディアにも敵意を剥き出しにしているのはいただけないというものである。  そして最大のポイントは先週のポストが指摘していたように「自らの口で発表した『STAP細胞はある』ことを科学者として示すこと」にあるはずなのに、できていないところである。  そこをスルーしてどんな弁明をしても、受け入れられるはずはない。元理研上級研究員の石川智久氏が文春でこう語る。 「自己弁護的な部分が文章から読み取れます。詳しく記述した部分と、事実をはぐらかした部分とのコントラストに違和感を憶えますね。特に、ES細胞の混入に関しては、記述に不明確な点が多いのです」  新潮では自殺した笹井氏の未亡人の「単独インタビュー」(文春でもインタビューしているが)をやっている。  そこで未亡人は、小保方氏宛の遺書に「STAP細胞を再現してください」と書いてあったことを認めている。 「主人はSTAP細胞現象そのものについては、最後まで『ある』と思っていたと思います」と語っているが、小保方氏への評価が変わったのは、彼女が作成した細胞が、若山教授が渡した元のマウスと遺伝子系統が異なることがわかってからだったという。 「この時には、これはもう致命傷だな、と言っていました。その頃には、論文を引っ込めた方が良い、と感じていたようです。“終わり”を覚悟していました。  ちょうどその頃でしょうか、主人は小保方さんについて、『研究者に向いていない』とこぼすようになりました。科学の世界はデータがすべて。証明するものはそれしかない。たとえ悪意のないミスであったとしても、データをそれだけ杜撰に扱うということは、信用できるものは何もなくなってしまう──と非常に驚いていたのです。(中略)その頃になると、主人は小保方さんには『根本的に研究者としての適正がない』と思うようになっていました」  しかし未亡人は、小保方氏とは「いつかいろいろ話をしてみたいと思います」といっている。それだけに「またいつか本を出すのだったら、もう少し、感情を抑え、客観的な、科学的なものを出してほしい」という指摘は、私にも頷ける。  最後に小保方さんにアドバイス。次は絶対に男たちからは批判されないヘア・ヌード写真集でも出したらいかがだろう。  今週の第1位は元プロ野球選手・清原和博が覚せい剤所持容疑で逮捕されたことについてのフライデーと現代の記事。  清原にクスリ疑惑があることは、1年半ほど前に文春が報じていた。あれほど明らかな薬中毒症状が出ているのに逮捕されないのかと思っていたが、やはり内偵されていたのだ。  文春が歌手・ASKAの同様の疑惑を報じたときも、逮捕までにはかなり時間がかかった。清原も外出するときはかなり用心深くしていたため、現行犯逮捕に時間がかかったのだろう。  先週の新潮で、ASKAの逮捕によって覚せい剤密売ルートが潰されたと報じていたが、それと同じ組織なのだろうか。  朝日新聞(2月4日付)で、同じように覚せい剤で逮捕、起訴され、実刑を受けた江夏豊が、「(清原も=筆者注)結局、寂しかったんやろうな」と語っている。  そういえば以前、フライデーが掲載した離婚発表前日の写真を思い出した。亜希夫人が次男と一緒にクルマの中で弁当を食べようとしてところへポルシェに乗った清原が近づく。気付いた息子が道を横切り、クルマから出てきた清原に「パパ~ッ」と飛びつく。  清原は抱き上げて「おそらく涙を浮かべながら」(フライデー)高い高いをしていた。泣かせる写真だった。  会見で清原は、「今は自由に子供に会えへんのが一番ツライ。毎日、子供の写真を眺めてはひとりで泣いてんねん……」と語った。同情する気はないが、寂しさはわかる気がする。  そしてやっぱり“番長”清原のことはフライデーだ。逮捕される2週間ほど前にインタビューしていたそうだ。そこで息子たちへの“愛”を語っている。 「週末になったら、息子に会える。いまはそれだけが楽しみで、それだけを支えに生きてるわ。そのほかの日はメチャメチャ寂しいから、息子とLINEできるように、わざわざ専用のiPhoneも買うたし」  文春の薬物疑惑報道と離婚で一気に周りから人が離れ、仕事もまったくなくなったという。大阪・岸和田に住む両親についてこう語る。 「こないだ大阪に帰って、(認知症の施設に)入院しているお母さんのところに行った。手ェ握ったら、小さァなっててな。だいぶいろいろわからんようになってるのに、オレに『一人で大丈夫か』って何べんも聞くねん。涙出てきて」  そりゃこんな出来の悪い息子を持ちゃ、認知症の母親だって心配で心配でたまらんやろう。  離婚の原因は「DVと薬物使用を見られたり、疑われたことではないのか」という問いに、「ないない」といい張った。そして最後に、 「いろいろ腹の立つヤツもおるけど、殴ったりしたら、自分の息子を犯罪者の子にしてしまう。それだけは絶対しとうない」  暴力沙汰よりもっと恥ずかしい覚せい剤で逮捕。清原は次に息子に会ったとき、どんな言葉をかけるのだろうか。  現代には、以下のような気になる記述がある。警察に清原の有力情報をもたらしたのは、清原にとって無二の親友ともいえる人物だったようだというのだ。 「現役時代から、20年以上にわたって親交のあった男です。いわゆるタニマチではなく、互いに貸し借りがあったワル仲間。本人もかつてヤクの所持で逮捕されたことがあるだけに、清原の購入経路などもよく知っていた。この男が清原からのメールをタレ込み、組対5課はXデーを掴んだのでしょう」(全国紙警視庁担当デスク)  つまり、清原は親友に売られたというのである。  それに10年以上前から清原は捜査対象としてマークされていたという見方もあるそうだ。  薬物に手を染めた背景には、盛んだった関西の有力暴力団との交流があるのかもしれないと書いている。  発端は、1996年12月31日に行われた「賭けゴルフ」だといわれているそうだ。  その年の10月に巨人に移籍したばかりだった清原は、この日、神戸のゴルフクラブにおいて山口組組員らと賭けゴルフを楽しんだという。  すると翌年3月、唐突に別の暴力団構成員からその際の写真を見せられ、カネを支払えと脅されたというのである。 「このトラブルを解決するために、清原はさらに有力な暴力団幹部に接近したんでしょう。彼らとズブズブな関係になっていった」(清原の知人)  妻も子どもも離れ、友人からも裏切られる。そのウサを晴らすのは銀座のクラブの女性と覚せい剤しかなかったのだろうか。虚勢を張り続けた男の末路は哀れだが、清原がプロ野球に残した業績は消えはしない。覚せい剤を断ち切り、ワルい連中と手を切り、根性を入れ替えれば野球界がなんらかの形で迎え入れないとも限らない。それだけの選手だったのに、惜しい。  さて最後に現代とポストのSEXYグラビアとSEX記事比べにいこう。  ポストは巻頭から、3週前から始まった「きれいな渡辺さん」。巻末ではこの謎の美女のインタビューまで掲載している。そうとう気合いが入っている。  それに続いて「まだまだ蘇る!青春70’s~80’sビキニのヒロイン」は、アグネス・ラム、川島なお美、坂口良子のSEXYグラビア。  後半のグラビアは「バカにできない美味しさオーバーザット缶詰」と「深夜食堂24時」だけで、SEXYグラビアはなし。ポストはどうやら、あのPLAYBOYのように、ヘアヌードから撤退する心づもりではないのか。だが、以前にもヘアヌードをやめて部数が落ち込んだため、慌てて再開したことがある。今度はどうなりますか。  かたや現代のほうは、そんな素振りは少しも見せないが、今週はややおとなし目だ。グラビアは「柳瀬早紀100cm・Iカップ 」、「真冬のチラリズム 夏より嬉しいハプニング」、「美竹すず 最新ヘアヌード」。袋とじは「世界ヴァギナ選手権を勝ち抜いた40人の美しき女性器を封入!」とタイトルは凄いが、中はもちろん、そのものズバリはない。  記事にいこう。ポストの「死ぬまでSEX」、今週はバレンタインのお話。  そもそもチョコレートは、江戸後期に長崎の出島に出入りしていたオランダ人から日本にもたらされたそうだ。 『長崎見聞録』(1800年)には、「しょくらと(チョコレート)は、紅毛人(オランダ人)が持ち渡る腎薬」との記述があるそうだ。  昔からチョコレートは、滋養強壮薬とされてきた。つまり、チョコという“絶倫食”を女性から男性に贈るバレンタインの文化は、愛の告白というよりも、「これを食べて私とセックスしてくれませんか」と誘惑する儀式(?)なのだという。ずいぶん分男勝手のこじつけだが、多くの男性はそうした女の下心に気づいていないのは女性に失礼だというのだろう。  今やチョコレートは食べるだけではなくSEXの小道具としても重要だそうだ。 「顔用やボディー用のチョコレートも販売されています。瓶入りのチョコレートソースを付属の筆で体にペイントできるものもあって、もちろん舐めても大丈夫。チョコレートでできたランジェリーもありますよ」(関係者)  チョコレートのランジェリーは男性用と女性用があり、男性の場合、そのパンツを穿いた上からフェラをしてもらう。  普段はフェラに消極的な彼女も、これなら楽しく奉仕してくれるかもしれないそうである。逆に女性にチョコレート製のパンティを穿かせて、甘いチョコを舐めながら徐々に秘部を露わにしていくのも、お互いかなり興奮しそうだという。  バレンタインで義理チョコをくれた女性に、そういってみたら。  現代は「舌技を極める」と題して、なぜ舐めるのか、人間だけに許された舐めるという快楽を追求している。  動物行動学が専門の帝京科学大学准教授・篠原正典氏はこういう。 「舐める行為は、繁殖に直接関係ないにもかかわらず、長い時間をかけ快感を与えることを意味します。そのような行為が『長時間かけて行う子育てを成功させること』を予感させるのではないかと考察するジャレド・ダイアモンドのような生物学者もいます」  女性は性器や身体を舐められるほど「本能」がパートナーへの信頼感に包まれ、深い絶頂へと導かれていくそうだ。  さらに女性は、男性の低い声に本能的に性感を感じるため、次第に舌からの刺激を性感と錯覚し、濡れてしまうという。  続いては相当のページを使って「週刊現代スペシャル」と称し、有名女優が次々とヌードになった時代を回顧する対談を組んでいる。  かつて写真集が出た原田美枝子、早乙女愛、宮沢りえ、麻田奈美、大竹しのぶ、高岡早紀、菅野美穂、手塚理美、竹田かほり、藤田朋子、石田えり、川上麻衣子、葉月里緒奈、樋口可南子などが俎上にのるが、その写真集が見られるわけではない。  もう一本の「銀幕ヌード編」も、映画の中で、松坂慶子『青春の門』、かたせ梨乃『極道の妻たち』、石田えり『遠雷』、竹下景子『祭りの準備』、南野陽子『寒椿』たちが、いかに素晴らしいカラダを見せたかということを話し合っているだけものである。  ということで今週は両誌ともに迫力不足で引き分けとする! (文=元木昌彦)

「それでも科学者?」責任転嫁、敵意むき出しの小保方晴子氏“告白本”に漂う空虚感……

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「週刊文春2/4号」(文藝春秋)
今週の注目記事 第1位 「甘利大臣<事務所>の嘘と『告発』の理由」(「週刊文春」2/4号) 「<『甘利大臣』を落とし穴にハメた> 『怪しすぎる情報源』の正体」(「週刊新潮」2/4号) 第2位 「小保方晴子『ハシゴを外した人たちへ』『ウソを書いた人たちへ』」(「週刊現代」2/13号) 「小保方晴子『告白本』の矛盾と疑問と自己弁護」(「週刊ポスト」2/12号) 第3位 「東京地検がフタ! 『企画調査課長』とNHK記者の不倫」(「週刊新潮」2/4号) 第4位 「そして株のプロたちが『日経平均2万3000円』と言い始めた」(「週刊ポスト」2/12号) 「世界経済『同時株安』の正しい読み方」(「週刊現代」2/13号) 第5位 「あぶない“横流し”食品の見分け方」(「週刊文春」2/4号) 第6位 「『八角理事長』の狡猾なやり口に怒った『貴乃花理事』」(「週刊新潮」2/4号) 第7位 「『琴奨菊』美人妻は4カ国語を操る『エルメスの女』」(「週刊新潮」2/4号) 【仲入り】袋とじ企画 現代とポストのSEX記事の勝者はどっちだ! 第8位 「SMAP『公開処刑』のその後 ジャニーズ事務所元社員が告白『<三智マネージャー>飯島さんが可哀相すぎます』」(「週刊現代」2/13号) 「SMAP『戦犯4人』の謝罪セレモニー」(「週刊新潮」2/4号) 「SMAPの命運は? 母メリー副社長と娘ジュリー副社長の『裁き』」(「週刊文春」2/4号) 第9位 「『がん10年生存率』の真実 5大がん別対処法」(「週刊文春」2/4号) 第10位 「精神科病院に隔離された『ASKA』の治らない後遺症」(「週刊新潮」2/4号) 第11位 「ゲス&ベッキー<本誌が掴んで書けなかった>“禁断”情報」(「週刊文春」2/4号)  ハワイに1週間行ってきた。何もせずに、浜辺で日光浴しながらKindleで読書。今回、行きたかったのはベトナム料理店「マイ・ラン」。ここは、高倉健が行きつけの店として有名だ。  アラモアナの近くで、高速通り沿いにひっそりと立っている。「蟹のカレー」が有名だが、値段は時価。この日はだいたい50ドルだから、6,000円ぐらいか。さっぱりとしたココナツ味で、フランスパンと一緒に食べる。  健さんの『南極のペンギン』(集英社)に、シェフのサムさんのことが書いてある。サムさんはベトナムの戦火を逃れて香港で中華料理を学び、ハワイへ来た。好きになった日本人女性に手紙を書くために、必死で日本語を覚えた。だが、その恋は実らなかった。 「サムさんの料理には、やさしい心を感じる。食べると、幸せな気分になれるよ」  健さんはそう書いた。  帰りに、健さん専用の個室を見せてもらう。健さんの本やDVD、写真集が所狭しと置いてある。こんなところでカレーを食べていたのか。そう思うと、なんだか少し寂しかった。孤独好きの寂しがり屋。矛盾したようだが、私にはよくわかる。  浜辺で健さんが好きだった、大塚博堂の「過ぎ去りし思い出は」(日本フォノグラム)を聞きながら過ごした。幸せを感じながら。  さて、今週はゲスな話から始めよう。ベッキーと「ゲスの極み乙女。」の川谷絵音の不倫愛を文春は今週もしつこくやっているが、新しい情報はないようだ。  この三角関係、一番の被害者は川谷の妻だろうが、ベッキーの“ダメージ”も相当大きそうだ。CMや番組がなくなる中、とうとう休業に入ったらしい。 「関係者によると、ベッキーは食事が喉を通らずに痩せる一方で、睡眠も十分に取れない日が続いている。騒動後のテレビ番組では、いつものように明るく元気に振る舞っていたが『心身ともに壊れる寸前。とても仕事を続けられる状態ではない』といい、所属事務所が28日に休業を判断。同日、テレビ各局に『しばらくお休みしたい』と申し入れた」(スポニチアネックス1月29日より)  川谷は、あんなバンド名を付けなければよかったと、つくづく後悔しているに違いない。「ゲスの極み」が今年の流行語にノミネートされるのは、間違いないだろう。  覚せい剤で逮捕されたASKAが、意味不明の膨大なブログを書き、すぐに削除したことが話題になったが、新潮によれば病院で隔離されているそうである。  その病院は、東京のJR高尾駅から車に乗っていくそうだ。駅と病院を結ぶのは専用のシャトルバスだけ。この施設は、閉鎖病棟を備えた精神科病院。  薬の禁断症状は、相当きついようである。 「ASKAさんのように、薬物をやめてから1年以上たっても症状が続くのは明らかに“フラッシュバック”によるもの。あたかも、薬物を摂取した時と同じように負の症状に見舞われてしまうのです」(東京慈恵会医科大の柳田知司客員教授)  では、芸能界への復帰はありうるのだろうか? 「通常、覚せい剤の1回分の使用量は0.03グラムとされます。しかも、その効果は10~24時間と他の薬物と比べても長く持続する。にもかかわらず、その3倍以上の分量を毎日3回も摂取してきたわけで、逮捕されるまで事件を起こさなかったのが不思議なほど。(中略)彼が芸能界に復帰するのは難しいと言わざるを得ません」(同)  さて、昨年から私の友人たちが次々にがんを罹っている。今年は早々に一人が亡くなり、弔辞を読んだ。この年になれば仕方がないが、なんとかならないものかと思う。  文春によれば、国立がん研究センター等の研究グループは1月19日、がん患者の10年後の生存率を発表したそうである。  これまでは、5年後の生存率の統計が取られ、多くのがんの「治癒」の目安として使われてきたが、10年間追跡した調査は今回が初めてとなるようだ。  これを見て、がんを患っている人には失礼かもしれないが、意外に生存確率が高いので、少し安心する。  胃がんは5年生存率が70.9%→10年が69%、大腸がんは5年72.1%→10年69.8%と、それほど下がっていない。だが一方で、乳がんは5年88.7%→10年80.4%と8.3ポイントも低下している。肝臓がんは5年32.2%→10年15.3%と半減する。肺がんも5年32.2%→10年で15.3%と、数字的にも厳しい。  やはり肝臓がん、肺がんはまだまだ「難病」のようだ。からすま和田クリニック院長の和田洋巳医師が、こう語る。 「肺がんの中でも、特に発見と治療が難しいのは『小細胞がん』です。タバコの影響が関係するがんで、男性の罹患者が多く、非常に進行が早いという特徴があります。前年の検診で何もなかったと安心しても、半年たってがんが見つかるようなケースも珍しくない。つまり、肺がん治療はそれだけ困難だということです。喫煙者は咳が多少出るなどの自覚症状はあってもあまり気にしない人が多いですが、十分に気をつけるべきです」  私の友人は肺がんだが、昨年暮れから肺がんに新薬が使えるようになったそうだ。劇的に効いてくれることを祈っている。  SMAP分裂騒動は一応収まったかのように見えるが、まだまだ火種はくすぶりそうである。  文春によれば1月21日、5人は騒動後に初めて全員で『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)の収録に臨んだ。仕事を終えて、午後10時過ぎにそれぞれが向かった先は、港区・麻布十番にある高級中華料理店「富麗華」だった。皇室もお忍びで訪れるミシュラン一つ星の店を貸し切りにして、ジャニーズ事務所のタレント一同によるSMAPの激励会が開かれたというのだから、豪華ではないか。  発起人は、今でもジャニーズのトップであるというマッチこと近藤真彦。彼の呼びかけで、東山紀之やTOKIO、V6、嵐など総勢25名のタレントが駆けつけた。ビュッフェスタイルの立食パーティーで、始めは皆、緊張した面持ちだったが、マッチが張り切って盛り上げ、場を和ませていたそうだ。  SMAPのメンバーから直接、謝罪の言葉はなかったというが、5人とも元気そうな様子で、不仲説がささやかれた木村と中居も、この日ばかりは笑顔で談笑していたと、事情を知るマスコミ関係者が話している。  この夜、タレント以外で出席したのはメリー喜多川氏の娘で次期社長の藤島ジュリー景子副社長だけだった。  だが、新潮によると雰囲気は相当違ってくる。その場の雰囲気は「和やか」とか「一致団結」と書かれていたけれど、最後まで重苦しく、まるでお通夜のようだったと民放幹部が話している。  どちらが真相かはわからないが、あれだけの騒動の後、ニコニコ「どうも」という雰囲気には、いくら軽いアラフォーアイドルでも、なれなかったのではないか。  さて、彼らの今後だが……。 「SMAPを特別扱いする雰囲気はありません。木村以外の4人は、ジャニーズ事務所の中で地盤沈下していくことは不可避です」 と芸能リポーターが語っている。 「『週刊新潮』に掲載されたメリー副社長のインタビューのとおり、4人は大手芸能事務所社長の顔を潰してしまった。それは、他の大手芸能プロも声をかけにくい“事故物件”化したということ。まったくしがらみのないプロダクションが突如力を持って現れるなら話は別ですが、それは土台無理なことなのです」(同)  木村を除いた4人の前途は、多難だという見方が多いようだ。ジャニーズ事務所とSMAPのことばかりが話題になるが、もう一方の当事者、飯島三智元マネジャーはどうなのか?  現代で、ジャニーズ事務所の元社員が「飯島さんがかわいそうすぎる」と告白している。  元社員は、それまでは事務所を支えていたのは飯島氏で、社長のジャニー喜多川氏も高く評価していた。だが、こうなったのは、母が娘を思うあまりだったという。飯島氏の台頭に危機感を抱いたメリー氏が、娘のジュリー氏を守るために、飯島氏を追い出したというのである。  そこでメリー氏側は、飯島氏が極秘で進めていた独立計画をお抱えのスポーツ紙などにリークし、計画は破綻。それにキムタクの裏切りが加わったというのだ。  だが、飯島氏が抜けた後のジャニーズ事務所の今後は大変だという。 「ジャニーさんとメリーさんがいなくなれば、テレビ局も態度を変える。何より、肝心のタレントがジュリー体制についていかないでしょう」(同)  ジャニーズ事務所の終わりの始まりが、今回のSMAPの独立騒動になると見ているようだ。人間の命には限りがある。事務所の屋台骨を支える2人も、相当な年だ。ジャニーズ帝国崩壊はそう遠くないと、私も思う。  ここで仲入り。今週の現代とポストのSEXグラビアと記事を見てみよう。現代は「ブラジルの血が騒ぐ ダレノガレ明美」。SEXYポーズだが、さすがにすごい迫力。「倉持由香 お尻の神様」100cmのビッグヒップだそうだが、私にはピンとこない。「『日本一の乳首』 宇田あんり」。  袋とじは、国民的元アイドルグループメンバーだった「三上悠亜 『本気SEX』連続写真」。要は、アイドルでは売れなくなった娘がたどる、AV路線というやつである。昔、「こんな私に誰がした」という言葉がはやった。そんな言葉を思い出させる写真である。  ポストは、巻頭から新シリーズなのであろうか、「きれいな渡辺さんがやってきた」。ある程度の年齢なのだろう、表情、仕草がいい。黒い下着を着けた後ろ姿にはドキッとする。なかなかいい女性を見つけ出したようだ。続けて「甦る!青春のヒロイン」は、松本伊代や麻生祐未、石川秀美。  後半の「艶色美熟女図鑑 白木優子さん 40歳」。なかなかカワイイポストの美熟女路線は正解だと思う。  SEXYとは関係ないが、モノクログラビアの「警視庁『女性警官の素顔』」の最初のページの「東村山署刑事組織犯罪対策課 江口弓絵さん(30)」が素晴らしく凜々しくてイイ! こんな人だったら、捕まってみたい。そう思わせる女性だ。これが、今週のグラビアの第1位!  ポストの記事は、今週は金髪娘たちの「エロ動画」を無料で見られる動画サイトの紹介。XVIDEOS、PornHub、xHamsterなどのアドレスと、英語でどう探すのかを懇切丁寧に紹介している。見たい人は買ってください。  現代は、「女性器内性器──『ヴァギナ』『愛液』『膣壁』の不思議を解明する」というもの。なんか医学書を読んでいるようで、コーフンしない。女性のほうだって、現代を読んでこんなふうに私の女性器を見ているのかと思ったら、気味悪くないか?  ということで、今週は美人女性警官もあったポストの圧勝。  7位は琴奨菊の話。新潮という週刊誌のすごさは、書き出しにある。 「歴史上の戦争は二つの種類に分けられる。一つは正義の戦争であり、もう一つは不正義の戦争である」  毛沢東の言葉を引用して始まる。読者はこれからどんな特集が始まるのだろうと読み進めれば、なんと琴奨菊の美人妻の話なのである。  相撲界では勝負事で運気を強めてくれる女性や、絶世の美女のことも、隠語で「金星」と呼ぶ。昨年7月、琴奨菊が入籍した祐未さん(29)が、それだというのである。  何しろ故障続きで負け越しすら経験し、カド番の危機に瀕していた夫を不死鳥のように蘇らせただけでなく、エルメスでその美貌を彩り、子どもの頃は親の仕事の関係でスウェーデンに4年間いたことがあるから、4カ国語を話せるという。帰国後、学習院大学の英語英米文化学科に進学し、手話サークルにも入会、能の研究までしていたそうである。  そして最大の趣味は、相撲だった。琴奨菊の人柄に惹かれ、3年ほど前、彼女のほうから知人の伝手を頼って、大関を紹介してもらったというのだ。  琴奨菊には、3カ月でスピード破局した手痛い過去があるのにである。そして交際がスタートし、2014年末、彼女はエルメスを退職し、一緒に暮らすようになったという。  結婚後は「アスリートフードマイスター」の資格も取り、夫の栄養管理をするとともに、毎晩彼女が一生懸命大関の体をマッサージするそうである。  美人で、夫想いで、才媛。ため息が出て仕方ない。まさに「妻をめとらば才長けて、見目麗しく情けあり」。私は金星ではなくてもいいから、星一つくらいは付いたカミさんをもらいたかった。  10年ぶりの日本人関取の優勝に沸く相撲界だが、新潮によると、その陰で理事長のやり方がおかしいと怨嗟の声が上がっているようだ。  昨年11月に急逝した北の湖前理事長後を継いで、理事長代行を務めてきた八角親方の形振り構わないやり方に、貴乃花親方が待ったをかけているというのである。  八角親方は今年3月末に任期切れとなり、そこで新しい理事長を選ぶことになる。だが、理事長の椅子に固執する八角親方は、汚い手を使ってでも自分が理事長職に残ると、ゴリ押ししているというのだ。  そのやり方に批判の声を上げているのが、貴乃花親方。  新潮によれば、八角親方が正式に理事長に就任したのは昨年12月18日。その日に行われた理事会は非常に問題が多かったと、事情を知る親方の一人はこう語る。 「通常、理事会の議題は事前に決めて、理事らに知らせます。あの日の場合、事前に決まっていたのは、『事業計画』や『決算』、そして『その他』という議題があったのですが、これがクセモノだったのです。理事会が始まってから、出席者の一人が“『その他』って何ですか?”と八角親方に聞いたところ、“理事長を決めることです”と言う。そんな重要議案は事前に知らせておくべきですが、彼はそれ以外にも出席者を驚かせることを口にした。なんと“理事長を決める際には、外部理事の方は退席してほしい”と言い出したのです」(同)  理事長を決めることが「その他」の議題とは、さすがにあきれるが、そうした強引なやり口が貴乃花をはじめ多くの親方衆の反対にあい、山口組と神戸山口組をも凌ぐ内部抗争になっているというのだ。  よほど居心地がいいのだろう、理事長職というのは。この抗争、どう決着が付くのだろうか。どう見ても、白鵬の衰えは隠せない。そうなれば、再び国技館に閑古鳥ということにもなりかねない。早くリーダーシップとビジョンのある理事長を選ばなければいけないはずだが、政界と同じように、人材がいないのだろう。  お次は、命にかかわる食べ物の横流しの話。ココイチ(CoCo壱番屋)を経営する壱番屋が昨年10月、冷凍ビーフカツ約4万枚の廃棄処分を、愛知県稲沢市の産業廃棄物処理業者「ダイコー」に依頼した。 「廃棄処分の理由は、異物混入だったにもかかわらず、ダイコーはその大部分をみのり(ダイコーが横流しした岐阜県の製麺業者「みのりフーズ」=筆者注)に1枚約33円で横流ししたのです。ダイコーの大西一幸会長(75)は、みのりの岡田氏(実質的経営者=筆者注)は、いわばビジネスパートナーですが、ダイコーは壱番屋からの廃棄費用も受け取っているので、二重取りをしたことになる」(社会部記者)  ひどい話だが、こうやって箱詰めされたビーフカツ2万2,000枚以上が岐阜県の弁当屋や愛知県内の食品ブローカーに流れ、さらに複数の卸業者を経て、愛知、岐阜、三重のスーパーや弁当店など65施設で販売されたことが確認されているという。  なぜ、今回のような横流しが横行するするのか? 「廃棄物処理法で処理方法や量などマニフェスト(管理票)へ記載することが業者に義務付けられていますが、行政も廃棄を依頼した企業もその実態をチェックしていません」(食品衛生管理を専門とする東京海洋大学大学院の湯川剛一郎教授)  ずさんな役所と、出してしまえば知らん顔の企業のおかげで、国民は命に害があるかもしれない食品を買わされているわけである。  だが、危ない食品を買わないことはできるのか? 食品安全教育研究所代表の河岸宏和氏は、注意すべきはミックスされた食品だと指摘する。 「例えばカット野菜です。スーパーでは売れ残りを混ぜてますが、商品の中で重量の50%以上をひとつの食材が占めれば、産地の表示義務が出てきます。逆に例えば中国産キャベツを49%、国産のキュウリを49%にして、ミニトマトを2%にすれば、産地を表示しなくていい。混ぜるのがポイントで、同じ理屈で、刺身の三点盛りや、合挽肉にも注意が必要です」  その上、危ない食品を避けるためには店頭で疑問に思ったことは、店員に尋ねることが大切だという。しかし、いちいち店員を呼んで、これはどこの産地だと聞くのは、なかなか勇気と気力のいることである。 『食品の裏側』(東洋経済新報社)の著者・安部司氏は、消費者の側からのアプローチが有効だと語る。 「とにかく安い物には気を付けろ、ということ。よく250円とか350円の弁当を見かけますが、常識的に考えて、その値段でできるはずがない。だとしたら中国産や、いわゆる横流し品などワケあり食材が使われているわけで、そう知った上で買うのかどうか。消費者が賢くなれば、本来、悪徳業者がツケ入るスキはないはずです」  朝、家で食べた納豆は賞味期限が2カ月過ぎていたが、これなんかはカワイイものだ。もっとすごいのを家の隅で見つけた。賞味期限切れ3年の羊羹である。カミさんにいわせれば、羊羹はそのぐらい切れてもまったく問題ないというのだが……。こうした連中が、横流し食品を大量に買っているのかもしれない。  さて、株価は一時の大幅下落から持ち直してはいるようだが、まだまだ予断は許さない。このところ現代とポストが攻守ところを変えて、慎重派と煽り派に別れているが、今週もポストは、ソニーやトヨタなどの大企業の経営状況を子細に検討していくと、少々のことでは揺るがないとし、危機を煽る報道のほうが軽薄だといい切る。  片や現代は、中国が爆買い禁止令を出し、原油安はとどまるところを知らず、これまでリスクを嫌うマネーが向かうのはアメリカだったが、米インテルの15年10月から12月の四半期決算で純利益が1.3%のマイナスになるなど、FRBの利上げが悪影響を及ぼしているから、世界経済全体が不安定化する可能性があると読む。  日経平均は「下げて下がる」と見るのが「今年の世界経済の正しい読み方なのだ」と悲観論である。さて、どちらが当たりますかな。私は、日本ばかりでなくどこを見ても好材料などない現状で、株などに手を出すのは「自殺行為」だと思うのだが。  それよりも、世界中が抱えている「格差と富の再配分」問題を春のサミットで真剣に話し合うことが喫緊であろう。  新潮が、東京地検が「企画調査課長とNHK記者の不倫」の事実にフタをしたと報じている。年明け早々、東京地検である職員の処分が下された。関係者がこう明かす。 「1月4日付で、総務部の企画調査課長であるベテラン事務官が『パワハラ』を理由に、部内で平事務官に2段階降格となりました。この事実は、司法記者クラブはおろか、一切公表されていません」  だが、この処分自体がカモフラージュであり、実際にはパワハラなどではないと追及する。 「実際にはパワハラなどではなく、司法クラブに所属するNHK女性記者との“不適切な関係”が処分の理由だったのです」(同)  司法記者もこう話す。 「彼女が来てから、NHKは特ダネの連発でした。司法試験問題漏洩事件や『村上ファンド』の村上世彰元代表への証券取引等監視委員会の強制調査、そして就学支援金を不正受給した三重の高校運営会社の事件など。クラブ内では『どんなネタ元をつかんでいるのだろう』と、たびたび話題になっていました」  女の武器を使ってネタを取る。どんな女性なのか見てみたいね。  次は、お懐かしい小保方晴子さんの登場だ。これも版元の講談社の現代は、当然ながらヨイショ記事にならざるを得ない。小学館側は悔しさ(?)もあるのだろうか、書いていることは矛盾と自己弁護ばかりだとケチを付ける。  私は、この本が講談社から出ることを知らなかったが、なかなかやるもんだと正直思った。内容はどうでもいい。どこの出版社でも狙っていたはずの小保方本を取ったのだから。  まだ未読だが、読まなくてもわかるし、ポストの言い分のほうが的を射ていると思う。共同研究者であった若山照彦・山梨大学教授に責任転嫁したり、毎日新聞の須田桃子記者の取材攻勢を「殺意を感じさせる」と難じ、他のメディアにも敵意をむき出しにしているのはいただけない。  そして最大のポイントは、ポストが指摘しているように「自らの口で発表した『STAP細胞はある』ことを科学者として示すこと」にあるのは、いうまでもない。そこを無視してどんな弁明を述べても、受け入れる人はいないはずだ。  私は以前からいっているが、もうSTAP細胞の件から離れて、小保方晴子の「すべて」をさらけ出したSEXYグラビアが見てみたいものだが、誰かスクープする編集者はいないだろうか。  今週の第1位も、甘利明大臣の首をとった文春の第2弾だ。まだまだ週刊誌には、底力があることを見せてくれたスクープだった。  文春が発売されると、議員宿舎でのオフレコ取材で菅官房長官は「一色氏はその筋の人らしいね」と発言し、自民党の高村正彦副総裁は「ワナを仕掛けられた感がある」などと、告発者を貶め甘利氏を擁護する発言を繰り返していた。  だが、屁のつっかい棒にもならなかった。確かにややうさん臭いところがある人物ではあろうが、甘利氏や彼の秘書どもが、一色武氏に食らいつき、貪ったことは間違いないからである。  そのへんのしたたかさは、一色氏のほうが甘利側よりなんぼか上であった。文春で一色氏はこういっている。 「実名で告発する以上、こうした攻撃を受けることは覚悟していました。その団体(某右翼団体=筆者注)に所属し、3年ほど政治活動していた時期もありましたが、私は過去に逮捕されたこともありませんし、“その筋の人”でもありません」  一色氏と甘利氏との関係は、金銭授受をする以前にさかのぼるという。 「私は20代の頃から主に不動産関係の仕事をしており、甘利大臣のお父さんで衆議院議員だった甘利正さんとも面識がありました。明氏と初めて会ったのは、まだ大臣がソニーに勤めていらっしゃった頃かと思います」  一色氏が、録音や渡したピン札のコピーなど、多数の物証を残してることについて、いぶかしむ声もあるが、こう反論する。 「口利きを依頼し金を渡すことには、こちらにも大きなリスクがあるのです。依頼する相手は権力者ですから、いつ私のような者が、切り捨てられるかわからない。そうした警戒心から詳細なメモや記録を残してきたのです。そもそも、これだけの証拠がなければ、今回の私の告発を誰が信じてくれたでしょうか? 万一、自分の身に何かが起きたり、相手が私だけに罪をかぶせてきても、証拠を残していれば自分の身を守ることができる。そして、その考えは間違っていませんでした」  覚悟が違うのだ。確かに、UR(独立行政法人都市再生機構)との交渉を有利に進めるために甘利氏の力を頼り、そのためにカネを配ったことは間違いない。  そうした腹づもりがあって、それがうまくいかなかったから、甘利側を告発するなど、あまりお行儀のいいやり方ではない。だが、それ以上に職権を乱用し、相手のカネにたかった甘利氏や秘書連中は断罪されてしかるべきである。  一色氏は、約1,200万円を甘利大臣や秘書たちに渡したと証言したが、それは確実な証拠が残っている分だけで、一色氏の記憶では、渡した金銭や接待の総額は数千万円に上るはずだという。  また、新潮も問題にしているが、現金授受現場の写真や甘利事務所がURとの交渉に関与している現場の写真を文春が掲載したことについて、文春はこう答えている。  文春が一色氏から、甘利事務所への口利きに関する具体的な話を聞いたのは、昨年8月27日のことだという。  その裏付けのため一色氏と秘書たちの行動確認を続けるうちに、彼らが行きつけの居酒屋からフィリピンパブへと流れる姿が複数回確認できたという。  そして10月19日、一色氏と清島氏が毎週ほぼ同じ時間に現れる喫茶店「F」で張り込んでいたところ、現金授受の瞬間をカメラでとらえることに成功したというのである。  一色氏は、結局、彼らにだまされていたことに気づき「彼らにとって私はキャッシュディスペンサーにすぎなかった」といい、「彼らはフィリピンパブやキャバクラ、銀座に行きたくなると、URの件で打ち合わせしましょうと私を呼び出し、金を支払わせるのです」とも語っている。  秘書の一人、清島氏はフィリピンパブ好きが高じて、一色氏と店を共同経営する話に乗り気になっていたそうである。  タカリだけでなく、あっせん利得処罰法に触れかねないURへの口利き、謝礼の授受現場の発言など多数の録音が残っているそうだ。  文春によれば膨大な録音記録は、甘利事務所の行為が単なる問い合わせではなく、口利きであることを物語っていると書いている。また一連の交渉についてUR側に確認を求めたが、調査中との回答だったとしている。  しかし、甘利大臣が辞職をすると、UR側は10数回にわたる甘利側との交渉記録を出してきた。役所にとってはもはや甘利氏は利用価値なしと見なしたのだろう。  要は、新潮で全国紙の社会部記者が語っているように、一色氏のいた千葉県白井市にある「薩摩興業」と一色氏は補償交渉でURからお金を取ろうと、甘利を利用しようとしたが、動きはよくなかったため、切り捨てて、文春に垂れ込んだという構図なのだろう。  一色氏が汚い、という見方もあるだろう。だが、私も多くの議員秘書を知っているが、彼らは親父が偉くなると、身形や金回りが違ってくる。  給料が上がったわけではない。議員に何かを頼みたい奴らが秘書に群がるのだ。甘利氏の秘書たちはその甘い汁を吸うことに慣れ、卑しくなっていってしまったのである。  甘利氏自身もそうしたことに慣れ、大物ぶって奈落に落ちたのだ。  今回のことで教訓があるとすれば、議員側にもこれから以後、何かを頼んでくる人間への警戒心が強まることだろう。何かを期待しないで、政治家にカネを出す奴などいないということだ。  一般の国民は政治家など信用してはいないし、そんな連中と袖擦り合いたくないと思っている。  近づいてくる連中には気をつけたほうがいい。政治家たちの周りにはそんな奴らしかいないのだということを、自覚したほうがいいと思う。 (文=元木昌彦)

“SMAP解散”を伝える大手メディアの大愚行「ファンこそが、彼らを守ってやるべき時」

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『週刊新潮(1/21号)』(新潮社)中吊り広告より
今週の注目記事・第1位 「4対1に分裂!『SMAP』解散への全内幕」(「週刊新潮」1/21号) 第2位 「<12月23日天皇誕生日の夜に「お呼び出し」>美智子さまが雅子さまを叱った!」(「週刊文春」1/21号) 第3位 「ゲス乙女<川谷絵音(27)>の妻 涙の独占告白」(「週刊文春」1/21号) 第4位 「<呪われた東京五輪>滝川クリステル著書にパクリ疑惑!」(「週刊文春」1/21号) 第5位 「爆騰する日本株 これからが本番だ!」(「週刊ポスト」1/29号) 「日本株大暴落のXデーは3・16」(「週刊現代」1/30号) 「お屠蘇気分を吹き飛ばした『株安』底値の検討」(「週刊新潮」1/21号) 第6位 「知らなかった『力士の給料』番付 横綱になれば1億円超、新入幕力士でも1716万円!」(「週刊ポスト」1/29号) 第7位 「【世界の敵】130kgの狂気のモンスター 金正恩はまもなく殺される そして北朝鮮は崩壊、日本もただではすまない」(「週刊現代」1/30号) 第8位 「『クロ現』降板 国谷裕子を毛嫌いしたNHKのお歴々」(「週刊文春」1/21号) 第9位「NHK朝ドラでブレイク!『ディーン・フジオカ』はどこの国の人?」(「週刊新潮」1/21号) 番外 現代とポストのSEXグラビアと記事、どっちが勝ったか!  年が改まったからではないが、今週は書く順番を変えてみたいと思う。現代やポストの「死ぬまでSEX」特集のように超マンネリ化しないために、今週は1位から紹介していく。  忙しい皆さんに、重要な記事から読んでもらうための「親心」からだが、編集長よろしいですか?  まずは、スポーツ紙やワイドショーにとっては干天の慈雨になった超アイドルグループ「SMAP」の解散騒動からいこう。  先週はベッキーの不倫愛で文春が話題を独り占めにしたが、今週は新潮がスクープで抜き返した。こうでなくちゃ週刊誌は。  死ぬまでSEXとヘアヌード・グラビアに全力を注ぎ込んでいる現代、ポストの諸君! 悔しくないのかね。  新潮は、国民的アイドルSMAPがジャニーズ事務所との契約が切れる9月に解散すると報じたのである。  もともと、SMAPを巡るトラブルを最初に報じたのは文春だった。文春は、昨年1月29号で「ジャニーズ女帝 メリー喜多川 怒りの独白5時間」として、メリー喜多川氏とマネージメント室長の飯島三智氏とがSMAPを巡って大戦争を繰り広げていると書いた。  飯島氏はSMAPを育て上げSMAPの5人も慕っているから、キャスティングに携わるテレビ局関係者にとって飯島氏の存在は大きくなっているというのだ。  だが、芸能界きってのやり手であるメリー氏の力は絶大だ。「ジュリー(メリーさんの娘で副社長)以外に誰かが派閥をつくっているというのなら、許せない。飯島を注意します。今日、(飯島氏を)辞めさせますよ」といい切る。  早速、メリー氏は飯島氏を呼びつけ、彼女は困惑しながらやってくる。その彼女にメリー氏はこう迫る。 「飯島、私はこう言いますよ。『あんた、文春さんがはっきり聞いているんだから、対立するんならSMAPを連れていって今日から出ていってもらう。あなたは辞めなさい』と言いますよ」  文春が嵐とSMAPは共演しないといわれているがと聞くと、メリー氏がこういい放つ。 「だって(共演しようにも)SMAPは踊れないじゃないですか。あなた、タレント見ていて踊りの違いってわからないんですか? それで、そういうことをお書きになったら失礼よ。(SMAPは)踊れる子たちから見れば、踊れません」  天下のSMAPも形無しである。しかもメリー氏にとって、事務所のトップタレントはSMAPではなく、いまでも「マッチ(近藤真彦)」だというのだ。  これが文春の記事の概要だが、新潮によれば、暮れの紅白歌合戦もあわやジャーニーズ事務所タレント総引き上げの事態になりかねない「事件」が勃発していたのだというのである。  件の飯島氏(58)が昨年秋口、NHKの制作局の幹部に「今年の総合司会はSMAPにしてほしい」と推してきたという。  そこでNHK側がジャーニーズ事務所側に相談したところ、事務所から「そんなにSMAPを重用したいのならお好きに。その代わり今年は他のグループはすべて引き揚げる」と通告されたというのである。あわてた幹部たちが事務所に頭を下げてSMAPの司会は消え、メリー喜多川氏が重用しているマッチ(近藤真彦)のトリが決まったそうだ。  文春が報じたように、事務所側と飯島氏の仲違いは修復不能なまでにこじれ、双方が弁護士を立ててやり合っているという。  そして、12月半ばに飯島氏が解雇されることに決まった。だが、苦労した時代からマネジャーを務めた彼女への感謝の思いはSMAPに強く、結局、中居正広、草なぎ剛、香取慎吾、稲垣吾郎が事務所を出て飯島氏と事務所を設立し、木村拓哉だけが残るということになったというのである。  木村はなぜ、残ることにしたのか? 新潮によれば、彼は弁護士に「成功したから独立するというのは、スジが通らない。自分はジャニーさんやメリーさんを決して裏切りません」といったというのだ。  だが、新潮が試算したところによると、2014年だけでもSMAPが稼いだ売上は「優に250億円は突破するに違いない」(新潮)というから、金銭的には十分に恩返しをしているはずだ。  彼ら個人の推定年収もすごい。 「中居がトップで、約5億円。キムタクが約3億円で、草なぎ剛と香取慎吾は1億~2億円。稲垣吾郎は1億円を切っています」(民放テレビ局幹部)  今度の騒動で、5人の評価は「4人は育ての親への義侠心を見せたが、キムタクは打算で動いた」というものから「キムタクこそ大恩ある事務所への義を守った」と、さまざまあるようだ。  この独立騒動、ジャーニズ事務所側が「飯島氏の退職とSMAPの独立問題を協議している」と認めたものだから、ワイドショー、スポーツ紙、大新聞からNHKを含めたニュース番組までが挙って取り上げる「大ニュース」となったのである。  早速、スポニチは1月14日の一面で「SMAP女性マネ独立クーデター失敗」と報じた。その理由を「タレントを連れての独立はルール違反。『これがまかり通ると芸能事務所は立ち行かなくなる。元の事務所に後ろ足で砂をかける行為で許されるものではない』(芸能関係者)」。「クーデターは芸能界の支持を得ることができず失敗に終わった」と断定している。  だが、待ってほしい。今は奴隷制の時代ではない。しかも、先に触れたようにSMAPは事務所へ多大な貢献をしてきているし、ほとんどが40を超えているオジサンの集まりである。一人一人が独立しても立派にやっていけるのに、事務所を出ることが「人でなし」のようないい方は時代錯誤であろう。  チンピラタレントではなく超大物の独立というので、あわてた芸能界のドンにでも吹き込まれたのかもしれないが、ジャ-ナリズムとは思えない事務所寄りの一方的な書き方である。  デイリースポーツ(1月18日)は「女性マネジャー退社に追随、事務所に反旗を翻したとしてメリー喜多川副社長(89)の逆鱗に触れた4人。関係者によれば、副社長への直接の謝罪はもちろん、放送、広告など関係各社への謝罪行脚なくして、残留の道は開けないという。誠心誠意を尽くした4人の謝罪が、残留への第一歩となる」。  関係各方面に土下座して謝れというのだ。平成版「女工哀史」だ。  ネットやTwitterでは、ジャニーズ事務所のやり方に対して批判の声が上がっている。 「ジャニーズのタレント独立劇ではこれまで、ジャニーズ事務所が裏で圧力を使い、誰にも知られない形でこっそり仕事を干し上げ、スキャンダルを流し、そのタレントをつぶしてきた。ところが、今回はその強引なやり口が一般の人たちの間にバレてしまい、ファンが批判の声を上げ始めたのだ。実際、ジャニーズ事務所とメリー氏への非難の声は事務所への電話攻勢だけでなく、ツイッターでも一時、『メリー喜多川』がホットワードの1位になるなど、日増しに大きくなっている」(LITERAより)  ここまできたらキムタクはソロ活動、中居ほか4人は独立してSMAPとして活動していけばいい。SMAPの名称を事務所側が使わせないといいだす可能性もあるが、そうなればファンたちが守ってやって、事務所側へ抗議をすればいい。  こんなジャニーズ事務所の「横暴」を後押しするスポーツ新聞やワイドショーこそ、批判されて然るべきだと思う。  次は第2位だが、本当の意味での大スクープはこちらのほうである。  文春は、「宮中重大スクープ」と謳って12月23日の天皇誕生日の日に、美智子皇后が雅子妃を「叱った」というのである。  記事には、詳細な美智子皇后の言葉が記されている。これは「すべての事情を知る千代田関係者が、その顛末を詳細に証言した」(文春)とあるから、美智子皇后の了解を取った上で文春に話したということだろう。  かいつまんでいえば、雅子妃の病気について、多くの人々の前に姿を見せることが最善の道で、それが「適応障害」という病気にも、とても良い効果をもたらすのではないか。  もっと時間をかけて被災地を訪れ、被災者の方々の気持ちに触れるように。天皇陛下が大切に思われている広島原爆の日、長崎原爆の日、終戦記念日、沖縄慰霊の日の意義を深く考え理解してほしい。  中でも雅子妃の実家、小和田家とのことは、かなり厳しい言葉で話している。 「ご家族という意味では、(連絡を取るのは)良いことであるけれど、皇室という中で小和田家は特別の存在ではありません。小和田家と、浩宮が育ってきた皇族というのは、文化が違うのですから。皇族の文化の中にある雅子が小和田家と触れ合いを持つという、そういう心構えでなければならないのよ」  美智子皇后は、実家である正田家には、嫁いだ後ほとんど顔を出さなかった。正田家側も控えめな態度で、母親の富美子さんは「機械(電話)を通してしか娘と話すことができません」と語っていたという。  それに比べ、何かと小和田家と会いたがる雅子妃に、皇室に嫁ぐということはどういうことなのかを諭されたのである。  さすが文藝春秋。美智子皇后と雅子妃の極めてプライベートな会話まで事細かに掲載するというのは、よほどの信頼関係がなければできないことである。  私は、皇室にはほとんど関心がなかったため、このスクープがどれほどの価値があるのかわからないが、一読の価値は間違いなくある。  先週、ベッキーとゲスの極み乙女。(このスキャンダルためにつくられたようなバンド名だね)の川谷絵音(27)の「不倫愛」を文春がスクープしたが、今週文春はベッキーに夫・川谷を奪われそうな妻のA子さん(27)の独占告白を掲載している。  彼女は冒頭、ベッキーが謝罪会見で「私への謝罪がなかったことには正直、驚きました」と語っている。  昨年7月に結婚した彼女と川谷は、正月に初めて実家へ里帰りするために、2人分のチケットを予約していたという。それがベッキーが現れた頃から夫婦仲が急速に悪化し、帰省の話も立ち消えになっていたのに、大晦日にLINEで「飛行機のチケットどこにある?」と連絡があったそうだ。  彼女が、「まさか、誰かと帰るんじゃないよね?」と送り返したが返事はなかった。ベッキーが会見した日は彼女の誕生日だった。  A子さんは、川谷が「ゲスの極み乙女。」を立ち上げる前のバンドのときから、彼を一番そばで見守ってきた。川谷は東京農工大大学院を休学中で、彼女は就職で上京したばかり。やがて惹かれあい、ワンルームマンションでの同棲生活が始まったそうだ。  川谷は「大戸屋」でバイト、彼女も働きながらバンドの裏方として川谷を支えた。そして、次第に川谷が注目を浴びるようになる。  入籍は昨年7月。だが川谷は若い女性ファンがいることを理由に結婚していることを秘密にしていた。結婚直前に元カノとのトラブルもあったという。  昨年10月に開かれたファンクラブ限定イベントに現れたベッキーと川谷が知り合い、急速に親しくなり、11月21日に夫からベッキーの名前は出さなかったが「離婚」という言葉が出たという。  ベッキーの会見の後、川谷から電話やメールが入ったが、A子さんは精神的なショックから立ち直ることができず、今でも食べ物もろくに受け付けないほどの健康状態で、横になってばかりいるそうだ。 「やはり私に黙ってお正月に実家へ行ったことが一番ショックでした。どんな気持ちで彼は家族にベッキーさんを会わせたのか。正直、今は何も考えられないし、考えたくありません」(A子さん)  音楽関係者が、川谷とベッキー双方の事務所が話し合って、離婚届を出すまでは会わせないという取り決めができていると話している。  離婚もしていないうちからベッキーを両親に会わせるなど、常識をわきまえない男は、A子さんと別れ、ベッキーと結婚してもまた必ず同じようなことをするに違いない。ベッキーがこの男との結婚を選ぶなら、芸能界を引退するくらいの覚悟をもつべきである。  お次も文春。滝川クリステル(38)が母親と共著で出した『リトルプリンセス・トリック』(講談社)に、東京五輪エンブレム問題のように「パクリ疑惑」が持ち上がっていると報じている。  これは『星の王子さま』の謎解き本なのだそうだが、その着想が、市井の文学研究者が長年研究してきたものと同じで、盗用したのではないかというのである。  私はこういうことには門外漢だが、何でも滝クリの本では、サン=テグジュペリが描いた挿絵を読み解いていくと、王子はハレー彗星で、巻末のカラーとモノクロ挿絵が、明けの明星と宵の明星をさしているというのだ。  それがどういう重要な意味を持つのか私にはわからないが、市井の研究者の友人がいうには、彼が長くその研究に没頭しきて、文春の中で「彗星会議」の運営委員長を務めた国立天文台の渡部潤一(55)副台長も、「私が知る限り、国内でこういう研究をしている人は彼だけではないでしょうか」と証言している。  その上、滝クリの母親と件の研究者とは長年の知り合いで、彼に以前からこの話を聞いているのである。  研究者が講談社に電話で問い合わせたところ母親から電話があり、やりとりをしているうちに、母親の知人という人間から、右翼を仄めかして「これ以上騒ぎ立てるな」といってきたというのだ。穏やかでない。  2000年の朝日新聞に研究者の話が載っているが、これについての著作はないようだ。だが滝クリの母親のように、「この世の中に私と同じようなことを考えている人がいてもおかしくないんじゃないですか」といういい草は、ちとおかしい。  よく知った人間であり、彼から話を聞いているのだから。その本の核心部分がその発想だとしたら、それを丸ごと頂いて知らん顔は、はなはだよろしくない。  滝クリのブログのタイトルは「大切なものは目に見えない」というそうだが、これは『星の王子さま』の一節だそうだ。またしても起きたパクリ疑惑。やはり「呪われた東京五輪」なのだろうか。  さて、株の暴落が止まらない。中国の株の下落の影響が大きいといわれているが、新潮は原油安も一因で、「産油国の財政は逼迫している。そのため、世界中の株式市場に投資していた資金を回収しなければならなくなっており、それも世界的な株安の要因になっているのです」(ニッセイ基礎研究所の上野剛志氏)と、先行きは不透明なままだ。  さらに米連邦準備理事会(FRB)が利上げに踏み切った2日後に、日銀が金融緩和策を打ち出したが、市場が望んでいたのとは違って少なかったため、もう日銀は手詰まりではないかという観測を市場関係者に抱かせてしまった。  ファイナンシャル・プランナーの深野康彦氏は「昨年のチャイナショックの後、1万6901円をつけましたが、今回もそこまで下げる可能性がある。それを下回ってしまうと、底が抜けることになり、怖いですよ」といっているが、今の暴落を見ていると、それが正夢になりそうである。  現代とポストも、株を柱にした経済予測をやっているが、こうまで景気の読み方が違うのは珍しい。  現代は「日本株暴落のXデーは3・16」と悲観的だが、ポストは「爆騰する日本株 これからが本番だ!」と強気だ。皆さんも覚えていると思うが、株に関しては現代がずっと「上がる派」でポストは逆に「懐疑派」だった。それが昨年秋頃から逆転してきて、今週は真逆な予測になった。  何しろ、4日に東京株式市場が開くと続落に次ぐ続落。ついに一時は1万7000円を切ってしまったのだから、弱気はわかるが強気の根拠はどこにあるのか。ポストを見てみよう。  まずは、リードで「2016年はまだ始まったばかり。冷静な目で内外の経済環境を見通せば、日本株に追い風となる好材料が揃っている。ならば、大幅に下落した今こそ『買いどき』だ。前号に続き、もう一度繰り返す。日本経済は絶好調、日本株は爆騰する、と」と煽る煽る。  中国市場の混乱が日本市場の退潮をもたらすという悲観論は当てはまらないそうだ。 「長期的に見れば中国の統制経済化で世界経済は悪材料を払拭する形になり、日本経済を上昇させる要因になる」(武者リサーチ代表の武者陵司氏)  原油安による産油国の経済悪化も指摘されるが、武者氏はそれもプラス要因になるとしている。  さらに好材料は、今年はアメリカにとって特別な年だからだという。 「大統領選の年は票集めのために景気対策が行われるため、GDP成長率が高くなる。アメリカ経済が上向けば、世界中の経済が好影響を受けることになります」(三井住友アセットマネジメント理事の宅森昭吉氏)  ISのテロや難民問題で揺れるヨーロッパも、経済的には明るい材料が出揃ってきたそうだ。また日本国内に目を転じても、株価上昇の兆候は多い。15年には失業率が18年ぶりの水準に回復、有効求人倍率が23年ぶりの水準に回復、日本チェーンストア協会のスーパー売上高は23年ぶりに5カ月連続で増加など、景気拡張サインがさまざまな形で点灯したというのである。 「申年には必ず米大統領選と夏季五輪が重なる。51年からの日経平均株価の対前年比データを見ると、申年は平均で10・4%も上昇している。その法則からいっても、今年は景気拡大、株高の期待は大きい。中国株ショックで一時的に株価が下がった今こそ、絶好の仕込みどきだといえます」(宅森氏)  ついには干支頼みになってきた。  一方現代では、経済アナリストの中原圭介氏が「マネーが大転換を始めました。日本はいよいよ円安・株高局面が終わり、円高・株安局面に突入したのです」といきなり悲観論。アベノミクスは限界、日本市場に残ったヘッジファンドは空売りで儲けを狙うため、今暴落しているのは彼らの仕業で、1ドル=105円~110円まで円高になり、株価は早晩1万7000円を割ると見る。エコノミストの中には1ドル=102円と見るのもいて、そうなると株価は1万4500円まで落ちる。  製造業全般では119円40銭が想定為替で、マーケットではこの一線を超えれば、救急車を呼ぶ必要があるほど日本経済は重症になるとの意味を込めて「ドル119」と呼ばれているという。  しかも、日銀がさらなる金融緩和の追加をすれば、「日本株の本当の終わりが始まる。一時的には株価は上がるかもしれないが、金融政策ではもう日本企業の業績は支えられないとわかり、株価はまず1万4000円を目指して下落を始める。さらにマーケットが日銀の政策の矛盾を意識し始めると、第2弾の日本売りが幕開けする。年末までに、日本株は9000円まで売り込まれてもおかしくない」(ミョウジョウ・アセット・マネジメント代表の菊池真氏)というのである。  現代の結論は「株価が半値近くまで落ちるリスクがあるのだから、逃げるのが得策だ」。あなたならどちらを信じますか?  ところで、意外に知らないのは相撲取りがいくらもらっているのかだ。ポストがそれをやっているが、これほど高給取りだったとは知らなかった。  相撲協会の寄付行為細則によれば、番付ごとの基本給である月給は額が固定されているそうだ。  横綱=282万円 大関=234万7000円 関脇、小結=169万3000円 平幕= 130万9000円 十両=103万6000円  十両と幕下以下は大きく違う。幕下以下には、月給は出ない。関取と幕下には天と地ほどの差があるのだ。 「幕下力士にも『場所手当』という給付金(7万から15万円)や、成績に応じた奨励金が相撲協会から所属部屋に対して出ますが、それだけでは自活は無理です。そのため衣食住は所属部屋がすべて面倒を見てくれます。その代わり、彼らは親方や兄弟子の付き人として働いたり、部屋の雑用を務めたりするわけです」(相撲ジャーナリスト)  これに加えて、年2回(9月、12月)のボーナスも出る(支給額はそれぞれ月額の1カ月分)。また三役以上には場所ごとに本場所特別手当(横綱20万円、大関15万円、関脇・小結5万円)が支給されるという。  力士はすべて、序の口でデビューした際に「持ち給金」として一人当たり3円が与えられる。以降、本場所での勝ち越し1勝につき0・5円が加算され、他にも金星1個につき10円、優勝1回につき30円、全勝優勝は50円を加算。そしてこの合計を4000倍した金額が、本場所ごとに、引退するまで支給されるそうである。  現役で、持ち給金が最も多いのはもちろん横綱・白鵬で1691円。これを4000倍した676・4万円×年6回=4058・4万円が本給にプラスして支給される(支給金額は推定)。  これまで持ち給金の最高額は、大鵬の1489・5円だったが、白鵬はこれを塗り替えた。(ちなみに千代の富士は1447・5円、貴乃花は1060円だという)。  白鵬が持ち給金を増やせた理由は、全勝優勝の多さにある。全勝優勝すれば50円に加え、15勝の勝ち越しなので7・5円が加算され、合計で57・5円(1場所あたり23万円)。これが14勝1敗の優勝なら、優勝の30円と勝ち越しの6・5円で36・5円(同14万6000円)と全勝優勝の約半分となる。白鵬は35回の優勝のうち、歴代1位となる11回が全勝優勝である。  懸賞金も力士の大事な収入である。スポンサーが期待の一番に提供する懸賞は、1本6万2000円。協会に手数料5300円を引かれ、力士の取り分は5万6700円となる。そのうち力士の手取りは3万円、残りの2万6700円は一度協会に預けられ、引退後に一括して支払われるという。  これに加えて、臨時収入として協会が場所ごとに出す「賞金」も大きい。優勝1000万円のほか、殊勲・技能・敢闘の三賞には各200万円が支給される。  逸ノ城は、約2659万円、遠藤は約3566万円だそうだ。これにタニマチからご祝儀が入るのだから、相撲取りは3日やったらやめられないというのも頷ける。  第7位。現代では、水爆実験に成功したと豪語している金正恩第一書記が、中国によって「まもなく殺される」という物騒な記事を巻頭でやっている。筆者は近藤大介編集次長。  習近平中国主席が、「あの三ブタめ」と怒っているというのだ。ちなみに三ブタというのは「三代目のデブ」という意味だそうだ。  読みどころは、「あるキーパーソンを通して、朝鮮労働党幹部に話を聞くことができた」というところだ。 「──新年早々、なぜ世界中にケンカを売る核実験を行ったのか? 『1月8日は、わが国で最も重要な「記念日」ではないか。当然、党・軍・政府の各部門は、金正恩第一書記が喜ぶ「誕生日プレゼント」を用意する。今回の水素爆弾実験は、最高のプレゼントになった。金第一書記は大変喜んで、実験を成功させた人々を直接接見して、労をねぎらった。わが国は5月に、36年ぶりとなる朝鮮労働党大会を控えている。また米帝(アメリカ)のオバマ政権は、今年が最後の一年だ。そのため、互いに強力な核保有国同士として、一刻も早く米帝との直接交渉を行うというわが国の強い「意思表示」が、今回の水爆実験だったのだ』 ──国際社会の「兵糧攻め」にどう対処するのか。 『われわれは、貧困や苦境など、まったく恐れていない。朝鮮戦争の休戦から60年以上が過ぎたが、わが国は常に経済的苦境の中を生き抜いてきたのだ。'90年代半ばには、「苦難の行軍」(約200万人が餓死した3年飢饉)を乗り切った。 わが国は朝鮮戦争で米帝を蹴散らしたが、まだ完全な終戦には至っていない。この「戦争状態」を終結させ、平和な時代を築くには、わが国の自衛手段である強力な核兵器は、絶対に欠かせないのだ。このことは将軍様(故・金正日総書記)の「遺訓」でもある。今後、米帝とその同盟国らがわが国に対して制裁を加えるのなら、わが国は戦争をも辞さない』」  私が北朝鮮に1カ月滞在していたときの感触でいえば、北朝鮮の7割ぐらいの人間は本気で戦争をすることを考えているだろう。もしも水素爆弾の実験に成功したとするなら、世界一厄介な火薬庫を日本の隣に抱えてしまったことになる。制裁一辺倒、強気一辺倒の安倍首相のような対応は危ないといわざるを得ない。北朝鮮は北風より太陽で温めて話し合いの場に引きずり出すしかないと思う。  ところで、NHKの名物番組『クローズアップ現代』の国谷裕子キャスター(58)が、3月いっぱいで番組を降板することになった。  やらせ問題が明るみに出たことも大きいが、国谷キャスターの安倍政権に批判的な番組づくりに安倍首相がイラつき、傀儡の籾井勝人会長がそれを忖度したのではないかといわれているそうだ。 『報道ステーション』(テレビ朝日)も古舘伊知郎キャスターが替わる。良心的な報道番組が、次々に事なかれ主義的な番組へと変更されていくのは、報道・表現の自由にとっての危機、異常事態である。 『世界』(岩波書店)2月の「メディア時評」(神保太郎)にこう書いてある。 「戦争の『近づき方』 現象としての歴史は繰り返さない。いつも目先の変わったことが生じる。(中略)では今なにが繰り返されようとしているのか。戦争は、容易にわかる形では近づいてこない。しかし、国際情勢の変化を見込んでの日本の政治の変わりようーー戦争の危機を回避するより、そこに利益を見出す政治家・政府・財界の結託の動き、その一方、国民には財政負担増大のツケが回され、それらに逆らうことへの取り締まり・処罰は厳格化される。これらは、新たな戦争への動きといえるものではないか。だとすれば、十二月八日のメディアは、過去の戦争の結果にではなく、その近づき方、始まり方に国民の注意を向けるために、警鐘鳴らすべきではないのか」  新聞、特に大新聞の劣化が激しい。  最後にNHK朝のドラマ『あさが来た』に出て人気が出たディーン・フジオカというのは、どこの国の人かという「素朴な疑問」に文春が答えている。  彼の父親が、福島県生まれで、小学校に入るときに千葉に引っ越した生粋の日本人だと話している。  ディーンというのは留学時代のホームステイ先で付けてもらった名前で、香港では「クレイジー」という意味があるらしい。  では現代とポストのSEX比べにいこう。グラビアはポストは、新しいシリーズ「艶色美熟女図鑑」で39歳の白木優子。なかなかの美形だが、これだけというのはいささか寂しい。もしかするとポストはヌードを減らしていくつもりか?  現代は、巻頭から巻末まで「秋吉久美子 未発表ヌード」。映画『赤ちょうちん』でデビューした彼女が2年後に撮った写真だという。なかなか立派なオッパイである。  あとは、「RION」「赤根京」「国民的美魔女モデル 決意の告白ヌード」、袋とじはこれまた懐かしい「<元祖・ボインちゃん>ホーン・ユキの『乳首』」。グラビアに関しては現代の圧勝。  ポストは、「死ぬまでSEX 性の賢者8人のエロい話」。SEXの達人たちに、性の奥義を語ってもらおうというものだ。  出演したAVは1万500本を越え、9000人以上の女性とセックスしてきた伝説のAV男優・加藤鷹氏がこう話す。 「長くやっていて気付いたのは、“引く力”が一番大事だってこと。AVの影響なのか、みんな突くことを重視しすぎている。ほとんどのオンナは“強く激しく奥まで突く”のをイイとはいわないもの。引く時にこそ気遣いが大切で、突くのはゆっくりでいいから、引く方を速くする。『刺身包丁』と同じです。引く方に意識を向けると早漏防止にもつながる」  海外のSNSを駆使して、世界中の女性をネットでナンパして『体験ルポ 在日外国人女性のセックス 51カ国5000人を“制覇”した男』(光文社刊)を出したフリーライターの出町柳次氏は、こうアドバイスする。 「相手の国や言語にかかわらず大事なのはその女性の性感帯を発見し、どんな要求にも応えてあげることです。ジャマイカ人の女性英語講師とセックスしたとき、全身くまなく愛撫してもなかなか感じてくれなかった。そこで、会話を重ねると恥ずかしそうに『お尻の穴を舐めて』といわれた。初めての体験でしたが、舐めると彼女は絶頂を迎えました。また、私はあえて『腰を振らない』ことを実践しています。アソコの固さには自信があるので動かさないことで向こうが先に焦れて、むしろ激しく濡れて求めてくるんです。このテクニックには、言葉も要りません(笑)」  経験人数8000人という、AV男優しみけん氏の精力維持のための健康法はこうだ。 「食事、睡眠に気をつけて、毎日のスクワットを欠かしません。食事は高タンパク、低脂肪を心がけ、一日4食くらいは食べるようにしています。ブロッコリー、トマトなどの野菜、種類の違うヨーグルトを摂ることを心がけています。スクワットは下半身に効き目がありますよ。これを15年くらい自分の“ルーティン”として欠かさず続けています」  現代は、この頃SEXのうんちくに力を入れているようだ。今週は、「セックスが持つ『特別な意味』を考える」というもの。例えばこんなうんちく。 「英語で『女性』を表す言葉は、『フィーメル』(female)だ。男性の『メール』(male)と対をなす言葉になっている。では、男にはなくて女にだけついている──まるでペニスとは正反対の、この『フィー』(fe)とは何なのか。言語学が解き明かしたところによれば、インド・ヨーロッパ語族の古い言葉で『フィー』は『口で吸う』を意味する。そして『フェラチオ』の語源であるラテン語の『フェッロ』(fello)もまた、そこから生まれた『吸う』という動詞なのである。つまり『女性』=『フィーメル』とは、とりもなおさず『吸う+人』ということになる」  どうですか? ためになるでしょう。医学博士で作家の志賀貢氏もこう蘊蓄を述べる。 「ヒトの脳では普段、原始的・動物的な本能をつかさどる古皮質よりも、論理性など高度な情報処理をつかさどる新皮質の働きが活発になっています。しかし、SEXの際には、裸になって抱き合っているうち、新皮質の働きが抑えられ、原始的な本能が剥き出しになる。その本能に従ってペニスを舐め、楽しむことで、女性は煩わしい人間社会のしがらみやストレスから解放されるのではないでしょうか」  また、名著『裸のサル』で有名な動物学者デズモンド・モリスは、愛を表すハートマークは、女性が腹ばいになって寝そべったときのお尻の膨らみと、脚の付け根を結んだものではないかと唱えています。男性がバックで見惚れるお尻の形こそ、愛の象徴にふさわしかったのかもしれません」(動物行動学者の竹内久美子氏)  勉強にはなるけどわいせつ感はない。だが、グラビアの圧倒的なボリュームで今週は現代の勝ち! (文=元木昌彦)

「古舘伊知郎はよくやった」『報ステ』降板に、元名物編集長は何を思う?

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『週刊文春(1/14号)』(文藝春秋)中吊り広告より
今週の注目記事・第1位 「ベッキー31歳禁断愛 お相手は紅白初出場歌手27歳!」(「週刊文春」1/14号) 第2位 「歳費2100万円は懐で『イクメン代議士』これでいいのか?」(「週刊新潮」1/14号) 第3位 「<本誌だけが書ける全真相> 古舘伊知郎『報ステ』降板」(「週刊文春」1/14号) 第4位 「32歳上 神田正輝と『深夜ホテル密会』三船美佳の打算」(「週刊文春」1/14号) 第5位 「日本経済は絶好調! こんな『大相場』は2度と来ないかもしれない」(「週刊ポスト」1/15・22号) 第6位 「2016参院選『全選挙区』完全予測」(「週刊文春」1/14号) 第7位 「菅義偉“総理”誕生『官邸クーデター』全内幕」(「週刊ポスト」1/15・22号) 第8位 「MEGA[メガ]地震予測『2016年ついに首都圏が![異常値が!]』変動MAPも16年版にアップデート」(「週刊ポスト」1/15・22号) 第9位 「『ハーフは劣化が早い』で大炎上 社会学者古市憲寿の劣化」(「週刊文春」1/14号) 第10位 「斬り捨て御免! 食味探検隊」(「週刊文春」1/14号) 第11位 「AV大賞2015-2016」(「アサヒ芸能」1/14号) 番外 現代、ポストのSEX記事の勝者はどっちだ!  ついに今週は、現代が1本も入らなくなってしまった。部数的には、新潮と抜きつ抜かれつのデッドヒートを繰り広げているといわれるのだが、週刊誌としてはおとなしすぎて、物足りない。  まずは、SEX特集からいこう。現代は巻頭で「あの胸の高鳴りをもう一度 桜田淳子 天使の初恋」。彼女がデビューから7年後に撮った女の顔というのだが、まあそこそこ。笑えるのは、ラグビーの五郎丸歩の特大ポスターカレンダーが付いていることだ。2月までしかないが、3月からはまた付録にするというのだろうか。  後半は「ついに登場! 浅野温子 『小悪魔』の原点」。水着を含む10代の頃の写真だが、かなり当時から大物感があったと、あらためて思う。  袋とじは「憧れのブロンド女優 初めて見るヘアヌード シルビア・クリステル/パルマ・ピカソ/ブリジット・バルドーほか」。映画からのものなので写真はよくないが、このほうがセクシーに見えるから面白い。  それに、もう1本の袋とじは「スコラ・ザ・ヌード 1982-1994」。スコラというのは、講談社にいた人間が辞めて作った出版社だ。当時は、相当激しいヘアヌードを掲載して物議も醸したが、部数もよかった。  これは一見の価値ありだが、写真が小さいのが難。あとは「早乙女美々 エロすぎる女」。  ポストは、巻頭が女性ゴルファーの「イ・ボミ 賞金女王の初セクシー」。露出は少ないが、彼女の魅力がよく出ている。袋とじは「AV美熟女総選挙 これが神7だ!」。そのほかには「艶色美熟女図鑑 白木優子39歳」と「橋本マナミ マナミという名の実 vol.11」。両方とも、エロさはなかなかのものである。  もう1本は、毎度おなじみの「山田佳子さん」の湯めぐり。この人って、岸惠子に似ていると思うね。  セクシーグラビア対決はエロエロ考えたが、ポストの勝ち。記事は現代の「セックス印象派デビュー入門」というのが気になる。  知的なイメージだが、果たして内容はどうなのか? 現代によると「互いの感性と感受性で快感を高める──そうした『印象派』のセックスで女性は喜び、男も深い満足を得る。(中略) セックスは想像(イマージュ)の産物だ。性器自体を写実的に再現しても、そこに欲望は生まれない。むしろシチュエーションや雰囲気に趣向を凝らすことで、長く心に残る印象的なセックスになる」というのだ。 「19世紀後半のパリで、そのことに気がついた芸術家たちがいた。『印象派』。クロード・モネやピエール=オーギュスト・ルノワール、エドガー・ドガらが中心となり、写実的な絵画に価値が認められていた当時の画壇に挑戦状を叩きつけた。明るい色彩で風景を描いた画風は、旧来の芸術家からは酷評されたが、庶民には好評だった。いつでも心の引き出しから取り出し、余韻に浸れる名画のような性愛、『セックス印象派』。印象派の代表作でもあるモネの『睡蓮』が描かれてから約100年が経つ2016年にこそ、入門してみようではないか」(現代)  何やらもっともらしいが、これも死ぬまでSEXがマンネリ化してきたのを、なんとか打開しようという編集部の叡智の結集なのであろう。  われわれのときは、トルコ風呂を含む風俗記事が行き詰まると、「トルコ徒然草」や「トルコ東海道五十三次」などをやったが、これと考え方は同じであろう。 「印象派のセックスは、五感を通じて心を操ること。心理学に『返報性の原理』という言葉がある。他人からなんらかの恩義を受けたら、お返ししなければならないという感情を抱く心理を指す。これをセックスに応用する」のだという。  アダルト映像作家の、えのき雄次郎氏はこう話す。 「どんな格好に男性はエロスを感じるのか、試行錯誤繰り返してきましたが、男の心を鷲掴みにしたのは、女性が四つん這いになって両肘をつき、背中に力を入れてお尻を突き出すポーズです」  真っ正面から見つめると、この姿勢は男性にとって挑発的に映り、後に回れば、女性器は丸見えで無防備な格好になる。このアンビバレント(不調和、二律背反)を楽しむのがセックス印象派の真骨頂だというのだが、よくわからない。  印象派の父と呼ばれるエドゥアール・マネが「草上の昼食」を発表し、パリで大スキャダルとなったのは1863年のことだった。森でピクニックをする2組の男女を描いたこの作品では、男性たちはきっちりとしたスーツを着込み、1人の女性は半裸で沐浴中、もう1人は全裸だ。  この背徳的なシチュエーションに、パリ市民は困惑し嘲笑を浴びせ、皇帝ナポレオン3世はこの絵を見て「淫らだ」と評したという。  全裸の女性を侍らせたピクニックという、妄想はしても、実際には誰もやりそうにないことをあえて描いたのが印象派の原点なのだというのである。  日常の光に美しさを見いだした印象派の画家のように、日常生活のセックスに喜びを実感する姿勢が「セックス印象派」であり、それこそが「仁王立ち」の秘訣なのだと結ぶが、全体に企画倒れという感がある。惜しいと思うのだが。  ポストは、こちらも毎度おなじみの「2016性の新潮流」ということで、さまざまなSEX関連情報を満載している。  まずはネットの新潮流。これから話題を集めそうなのが「JavMost」というサイトだそうだ。エロ動画事情に詳しいライターの尾谷幸憲氏が語る。 「サイトの一部にタイ語表記があるので、タイで運営されているサイトでしょう。モザイク入りの動画のほか、無修正動画も無料で閲覧できるようになっています。まだほとんど知られていませんが、エロ動画ファンの間で話題になるのは間違いありません」  お次は、AVの人気ジャンルになった「NTR(寝取られ)」の専門レーベルが誕生したそうだ。昨年8月7日に第一弾の5作品をリリースしたのは「JET映像」だ。  AVライターの沢木毅彦氏は、「AVの王道と一線を画す試みと旬な女優の起用で、今年はこのレーベルが注目を集めそう」だと見る。  同レーベルのプロデューサーによれば「NTRは映像化が難しいジャンル」だという。 「なぜならNTRは、本来なら文字で楽しむものだからです。マニアは、インターネットの専門掲示板で盛り上がっています。『先日、初めて他人に妻を抱かせた』といった投稿を読み、妄想して興奮するんです」  さて、これまで美熟女デリヘルといえば、30~40代の女性がメインだったが、2016年はさらに上の年代に特化した「熟女専門デリヘル」が人気を呼ぶそうだ。  その新潮流を先取りし、男性客から高い支持を受けているのが東京・上野にある「完熟ばなな」。在籍するのは全員40~60代で、50代以上のメンバーも充実しているという。「利用者の高年齢化に伴って、より高齢の女性が好まれる傾向が強まっています。『完熟ばなな』は5年ほど前にオープンしましたが、今や大阪や神戸にまで進出するほどです」(風俗ライターの原彬氏)。  このままいくと、私が以前から言っているように、60代の「美ババ(Vi!VaVa)」がサービスをするデリヘルやマッサージパーラーが続々できるのではないだろうか?  マットプレイの代わりにアロママッサージを施してくれるソープランドが、東京・吉原や神奈川・川崎堀之内に増えているという。  アロママッサージとは、代謝機能や血行を促進する成分が含まれるアロマオイル(植物の有効成分を抽出した精油)を体に塗りながら行うマッサージのことだそうだ。  風俗ライターの阿部定治氏がこう話す。 「マットの上で泡まみれになるのもソープの醍醐味ですが、身動きが取りにくく、体位も限られるため、マットを拒否する客も増えているそうです。そういった方の間で、このマッサージ+ソープという業態が人気なのです。女の子たちはプロから指導がを受けているので、指圧の技術も申し分ありません」  慢性的な体の疲れに悩まされているポストの記者(61)が、吉原のFを訪れた。料金は、入浴料とサービス料の総額で80分3万円。  決して安くないが、未知なる癒やしと快感を得るために、記者は身銭を削ることにしたという。ホントかいな?  次は、ラブホテルといえばカップルが2人で利用するものというのが常識だが、東京・錦糸町にあるラブホテル「SARA錦糸町」の702号室は、なぜか4人用ルームになっているそうだ。カップル2組4人で利用できる部屋、つまりスワッピング愛好者御用達のホテルということだ。こうした愛好者が激増しているのか?  ED治療薬として有名なバイアグラやレビトラ、シアリスはすべて欧米発だが、韓国国内で生産、認証されたED治療薬「ザイデナ」が多くの支持を集めているという。韓国最大手の製薬会社、東亜製薬が05年から発売を開始。わずか2年後に、バイアグラに次いで国内2位のシェアを獲得したそうだ。バイアグラ、レビトラ、シアリスの次に開発されたため、第4世代のED治療薬とも呼ばれている。早ければ、年内にも日本で発売の予定だという。  ポストによれば近年、バイブレーターを中心に、小型化、カワイイ化が進んでいるという。今年その流れが大きく変わり、「バイブの大型家電化」するというのである。  その先駆けとなりそうなのが、昨年11月に発売された「ラブパートナー」(税込2万3,000円)だ。開発製造販売元の株式会社メルシーの高橋さなえ社長がこう説明する。 「女性が太腿に黒いベルトを止め、穿くように装着します。内部にはピストンバイブが付いていて、電源をつないでスイッチを入れると、バイブが上下にピストン運動。さらにクリトリスに当たる部分に小さなマイクロモーターが入っていて、こちらも振動します」  実際に使ってみた感想を、桃子氏はこう話す。 「振動するバイブとは違い、男性に挿入されたのと同じようなピストン運動を得られるのがいい。装着すると腰から下が固定されるので、女性は本当に動けなくなる。男性がスイッチを持って操作すれば、ちょっとSM的なプレイにも使えそう。年配の方の場合、途中までラブパートナーに任せて、自分は女性のほかの部分を愛撫するといった使い方もできます」  いやはや、SEXはまだまだ奥が深いということであろう。両誌を読むと食傷気味になるがね。  というところで、今週はグラビアでポスト、記事ではやや現代に工夫の跡があるので、今週は引き分け!  今年初めは、アサ芸の「AV大賞2015-2016」からいこう。  女優部門のMVA(最優秀セクシー女優賞)は、癒やし系からの進化がめざましい大天使・天使(あまつか)もえ(21)。14年のデビュー直後にブレークし、15年は一気に頂点へと上り詰めた。得意の癒やし系セックスだけでなく、凌辱や誘惑など新境地のプレイでエロの素質を開花させた。  ママドルで、デカ乳輪と大人の色香はまるで飛び出すエロ本だといわれる白石茉莉奈(29)が、アサ芸グラビア大賞。  パーツ部門では「一億総勃起ボディ」に香山美桜(22)。熟女部門のMVJ(最優秀ドスケベ熟女)には篠田あゆみ(30)。肢体も痴態もフェロモンの塊だそうだ。新人熟女には水原梨花(35)。現役モデル熟女だそうだ。  最優秀作品賞に輝いたのは『おじさんぽ08』(ビックモーカル)。若妻との下町散歩から中出しセックスまでを作品にしてしまった人気シリーズ。出演はなごみ。  衝撃デビューで賞は、リベンジポルノを見て「私けっこうイケてる」とデビューを決めるあたりがイマドキ、撮影にも動じずに天真爛漫なセックスを見せた戸田エミリ。  最優秀ドラマ作品には『肉体の悶』(オルガ)。北条麻妃・川上ゆう。超人気女優2人が演技と艶を競った140分の熟女ドラマ作品。戦後復興期の青線を舞台に繰り広げられる女の情念とセックスは必見だそうだ。  ところで、私は食べ歩き+飲むのが好きだ。文春の「斬り捨て御免! 食味探検隊」は毎回楽しみに見ている。  ここには毎回2つの店が紹介され、100点満点で採点される。斬り捨てというわりには点数が甘いと思うが、それでもどんなによくても90点代前半が多い。  だが、今週のはなんと! 120点付いた店が紹介されているのだ。私が知る限り100点を超えた店は初めてだと思う。さて、どんな店か。  東京墨田区千歳にあるちゃんこ屋「増位山」がそれだ。増位山といえば美形の相撲取りだったが歌もうまかった。「男の背中」「そんな夕子にほれました」は、カラオケの私の十八番である。当人は、増位山と同じぐらいうまいと……思っているのだが。  その増位山は引退して三保ヶ関親方になったが、彼が三保ヶ関部屋をリフォームして作った店だという。  天井が高く、そこに土俵がデーン鎮座ましましている。その店にウッドペッカー柄のセーターを着た増位山がいたそうだ。  料理のほうはというと、突き出しは鰹節と醤油をかけた湯豆腐。力士味噌(500円)、焼きベーコン添えのポテトサラダ、あげごぼうのチップ(500円)、若鶏の唐揚げ(600円)、秘伝手羽先(600円)。そうこうするうちに、増位山が「じゃ、歌います」と土俵入りして歌い始めたそうだ。 「確かにうまい。そして、エロい美声」が響き渡る。この大番狂わせに、店内大いに沸いたそうだ。  本命の「鶏つくね醤油ちゃんこ」は1人前2,300円。朝絞めたばかりの鶏を使ったつくねがジューシーだったそうだ。その上、よそってくれたのが増位山の女将だった。  すべてが最高、大金星で120点。これほどの高評価なら、一度は行ってみなくちゃなるまい。  そういえば、新潮にミシュランで一つ星を取ったラーメン店が、店を閉めたと報じている。とげぬき地蔵にほど近い「蔦の葉」がそれで、ミシュランに輝いた「Japanese Soba Noodles 蔦」は、本店に当たる。人手不足もあり、苦情が多いため、巣鴨からグループが撤退するというのだ。  支店ともに細い路地に面したところにあり、行列への苦情が絶えなかった。整理券を配ったりして改善に努めたが、あきらめたようだ。  いっそのこと「予約限定」にして、一杯2,000円ぐらいで売ったらいいのでは? 私は行列に並ぶのが嫌いだから、こういう店には絶対行かないが。  お次は、古市憲寿氏(30)についての記事。彼とは私も対談したことがあるが、気鋭の才能あふれる社会学者である。大いに将来を楽しみにしている一人だが、その彼が元旦に放送されたバラエティ番組で、共演したウエンツ瑛士氏(30)の子ども時代の写真を見て「ハーフってなんで劣化するのが早いんでしょうね」と漏らしたことが、差別発言ではないかと批判されていると文春が報じている。  この言葉だけを読むと、確かに「差別」ととられても仕方ないようだが、彼のような利発な若者が、なぜこのような発言をしたのだろう。古市氏は、こう弁明している。 「いくらバラエティ番組でも、失礼なことを言ったと思います。(中略)というのも、このやりとりには前段があります。僕は2011年に『絶望の国の幸福な若者たち』という本を出版したのですが、2012年にウエンツさんは『「絶望世代』は幸福でいいのだ!』という本を出版しています。その題名がいわゆる『パクリ』なのかどうかという論争がスタジオであったのです。その延長で、子どもの頃非常にかわいかったウエンツさんの写真を出され、彼自身もそれをネタとしているようなので、『劣化』という言葉を冗談交じりに使いました」  口は災いの元。バラエティだからといっても、言っていいことと悪いことがある。おバカタレントではないのだから、なんでもかんでも呼ばれればテレビに出るというのはやめたほうがいい。その時間を研究に当てるようにしないと、あっという間に才能が枯渇してしまうことになりかねない。能力のある人だけに、苦言を呈しておく。  ポストが、またまた「MEGA地震予測」をやっている。測量学の世界的権威である村井俊治(76)東大名誉教授の地震予測法だが、氏が警戒を呼びかけているのが「首都圏・東海ゾーン」だというのだ。 「特に注目しているのが伊豆諸島です。昨年5月の小笠原諸島西方沖地震(神奈川・二宮町などで震度5強)以降も異常変動が頻発しています。さらに昨年9月の東京湾地震以降も隆起・沈降、水平方向の動きが拡大しており。まだエネルギーは放出しきっていないと考えられます。多くの人は首都圏直下型地震ばかりを心配しますが、どこが震源になっても地盤の緩い首都圏は大きく揺れる」(村井氏)  1ページを使って「異常変動全国MAP16」を載せているが、これを見ると日本全国危ないところだらけである。ということは、いつどこで巨大地震が起きても不思議はないということだろう。こうした「狼少年」的記事は、常に万が一のときに備えておきなさいという警告として読むべきである。  ところで、元旦にセブン-イレブン限定で週刊文春、週刊現代、週刊ポストが発売されたのを、どれだけの人が知っているだろう。昨年は文春一誌だけだったが、書店からの反発が強かったようだ。みんなで渡れば怖くないと、今年は現代とポストを道連れにしたが、新聞広告を見る限り、現代とポストは気合の入っていないことがよくわかる。  現代はカラーで山口百恵、松田優作、夏目雅子、坂本九らを並べて「あなたに会えてよかった」という特集。思わず、山口百恵って亡くなったのか? と見直した。渥美清やちあきなおみの思い出話。ちょっと気を惹かれたのは、元巨人軍の江川卓が「高校2年の秋を語る」だが、500円出して買う気にはならない。  ポストも、「女子アナ60年史」「ゴルフの死闘十番勝負」「国立競技場伝説の名勝負」と、こちらも思い出モノでページを埋めている。こちらも500円。  文春は、1年先輩だけに「週刊文春の女性誌版」と位置付け、美女図鑑を美男図鑑、平成女性皇族、保存版女の医学、女性好みのレストラン60など多少の工夫の跡は見える。値段も430円。  この出版は、セブン-イレブン側から申し入れがあったと聞いている。いまや販売ルートとして書店より比重を増してきているコンビニ最大手からの「要請」では、部数減に悩む週刊誌は断れまい。タイトルを見る限り、失礼だが「やっつけ仕事」感は否めない。書店からの非難を押し切ってまでやる価値があったのか、疑問である。 『出版人・文徒』(今井照容氏のメルマガ)が、こう報じている。 「出版科学研究所の『出版月報』2015年12月号(12月25日発行)によると、15年1~11月期の書籍・雑誌の売上高(推定)は、前年同期比5.2%減となった。『書籍の推定販売額は前年比約1.9%減の7400億円前後となる見通し。一方、雑誌の推定販売額は前年比約8.2%減の7800億円前後とみられ、減少率は過去最大となる。同研究所の担当者は『週刊誌の販売が大きく落ち込むなど高齢層にも“雑誌離れ”の傾向がうかがえる。スマホの普及で情報への接し方や時間の使い方が変わる中、どう読者を取り込むかが引き続き、問われ』と分析する」  週刊誌が主ターゲットにしてきた団塊&団塊ジュニア世代が離れているとしたら、事態は深刻である。「死ぬまでSEX」などやっている場合か。  今年は選挙の年だ。まずは1月24日に投開票する宜野湾市長選は、翁長雄志沖縄県知事が推す新人候補と菅義偉官房長官が推す現職との戦いである。菅はディズニーリゾート誘致をちらつかせ、翁長が推す候補潰しに躍起になっている。  もし菅が応援する候補が負ければ、彼にとっては手痛い失態になる。ポストによると、安倍首相はもはや政権の表紙にすぎず、実質的に政権を牛耳っているのは菅だと報じている。これが第7位。  自民党とおおさか維新の会の一騎打ちになった大阪ダブル選で菅は維新の支持に回り、自民党候補は惨敗した。消費税の軽減税率問題で、適用範囲をどこまで広げるかでモメた。谷垣幹事長らは極力金額を抑えるよう主張したが、参議院選で公明党の力を頼むために菅は、公明党の要求を丸呑みした。  谷垣が「抗議の辞任」をするのでは、という話が流れたが、菅は「辞めたければ辞めればいい」と突っぱねたという。  昨年10月にはグアムを訪問して、米太平洋海兵隊司令官と会談した。ポストによれば、官房長官というのは危機管理の責任者であるから、外遊はもちろん選挙応援のために地方へも行かないのが原則なのに、それをあっさり覆した。  おおさか維新の会、創価学会との太いパイプを持ち、安倍首相の次を虎視眈々と狙っている。否、その基盤は盤石になったというのである。これで参議院選を勝てば「安倍氏は憲法改正の実権のない“象徴首相”に祭り上げられ、“実質首相”である菅氏が全権を掌握する」(ポスト)というのだが、名前だけの象徴の人間に戦後体制をひっくり返す重大な憲法改正をやらせるなどもってのほかであること、言うまでもない。  安倍首相はなんとしてでも大勝したい参議院選が7月にはあり、そこで参議院の3分の2以上の議席を与党で取り、悲願の憲法改正へと進めたいともくろんでいる。  そのためには、野党の足並みがそろわないうちに衆議院も解散して「ダブル選挙」を狙っているともいわれている。文春は「参院選全選挙区完全予測」をやっているが、ここでも「非改選も合わせた自公の議席数は百四十七議席。ここに、おお維(おおさか維新の会=筆者注)と改憲勢力の『日本のこころを大切にする党(旧次世代の党)』も加えると百六十四議席で、三分の二を二議席上回ります」(政治広報システム研究所代表久保田正志氏)。  そうなれば、もはや民主国家ではなく独裁国家である。そんな国を、国民の多くが望んでいるのだろうか?  では、大惨敗必至の野党陣営に一矢むくいる策はあるのか? 「参院選の帰趨を決めるのは三十二ある一人区です。その意味でヒントになるのは、町村信孝全衆院議長の死去に伴う四月の北海道五区補選でしょう」(久保田氏)  この補選で自民からは町村氏の娘婿、和田義明氏が出馬する。野党人営は共産党が候補者取り下げを示唆し、社会福祉士の池田真紀氏を野党統一候補として支援する方向だ。 「ここで池田氏が野党統一候補として勝利するようなことがあれば、参院選に向けて野党陣営は勢いづきます」(同)  安倍首相は参議院戦と一緒に衆議院選もやる「ダブル選挙」を考えているようだが、そうなれば大阪市長を辞めた橋下徹氏が出馬するという声が大きい。  文春で政権中枢の1人が、こう断言している。 「次の衆院選に橋下氏は出るだろう。本人も『(政界引退は)約束する話ではない』と言っている。橋下氏の出馬は、改憲に及び腰な公明党への牽制にもなる」  また、参院選といえばタレント候補にも注目が集まる。出馬が確実視されているのは『五体不満足』の著者、乙武洋匡氏だという。  元気の会の松田公太代表とは旧知の仲で、元気は政党要件を失う寸前で、松田氏は乙武氏を東京選挙区、自身は全国比例で生き残りを図る考えだという。  今回から5議席から6議席に増える東京選挙区も、フジテレビ系朝のワイドショー『とくダネ!』司会者の菊川怜が、自民党から出馬するという下馬評が高い。  また、昨年の夏、突如として国会前デモで登壇し、安保法案反対を訴えた俳優の石田純一にも、政治家転身がささやかれているようである。  同日選挙に打って出た場合、衆議院の議席数はどうなるのか。久保田氏によれば、自民党は7議席、公明党は4議席減らし、その分、おおさか維新の会が26議席増の39議席を獲得。自民、公明、おおさか維新で改憲に必要な3分の2を大きく上回るというのである。  そうさせないためには、どうするのか? もはや、憲法改正は絵空事ではない。今夏の参議院選挙は、改憲か否かを問う戦後初めての国政選挙になる。  日和見では絶対いけない。どちらにするにしてもはっきり自分の意志を固めて、全国民が選挙に行くのだ。  戦争ができる国になるかどうかだけではなく、この国の主権者が誰であるのかを見せてやるのである。今年は、日本のこれから百年が決まる年になるのだ。  第5位。ポストは巻頭で「日本経済は絶好調」とやっているが、私の経験からいっても、こういう記事を出したときは、得てして反対になることが多い。  案の定、発売された4日から株は5日連続で大暴落してしまった。安倍首相が年頭所感で「もはやデフレではない。一億総活躍時代だ」と威勢のいいことを言い放ったことへの市場の答えは「NO!」だった。  中国市場で株売りが殺到して2度も取引停止になり、真偽のほどはわからないが、北朝鮮が水爆打ち上げに成功したとぶち上げた。  私のようなど素人が見ても、ポストの言うように今年が「資産倍増」「老後年金捻出」のラストチャンスになるとは、とても思えない。  いつも不思議に思うのだが、こうした景気のいい特集を組むとき、なぜ株をなりわいにしている人間に聞くのだろうか? 今回も冒頭は日経CNBコメンテーターでケイ・アセット代表の平野憲一氏を出して、こう言わせている。 「外国人投資家の日本株への関心がかつてないほど高まっている以上、まだまだ(株が=筆者注)上がるのは必至です」 「カブ知恵」の藤井英敏氏にも「日経平均2万5,000円になってもおかしくない」と言わせる。安倍首相や麻生財務相に「今年の景気はどうなりますか?」と聞けば「まあ、ぼちぼちでんな」と答えるわけはない。最初にタイトルがあって、それに都合のいいコメンテーターを当てはめたと思われても致し方ないのではないか。  安倍首相の参院選目当てのバラマキ予算に期待しすぎると、痛い目に遭う。もはや日本一国だけで市場を左右できる時代ではない。バカの一つ覚えのように「経済成長」を言っていればいい時代ではないのだ。今こそ「足るを知る」「みなで分け合う」日本をつくることこそ、肝心である。  お次はスポニチがスクープした、神田正輝と三船美佳の32歳差熱愛スクープ。文春、新潮も触れている。  三船は夫・高橋ジョージとの離婚裁判中だが、スポニチによれば、離婚の相談をしているうちに、超年上好きの三船が神田を好きになり、密会するようになったという。  問題は、2人が土曜朝8時からの『朝です!生です旅サラダ』(テレビ朝日系)で共演していることだ。いくら2人が関係を打ち消しても、こうした話が出るだけでも番組にとってはマイナスであろう。神田はメインの司会者だから、切るわけにはいくまい。三船をどうするのか。1月9日の『旅サラダ』が見物だと思っていたが、2人とも何事もなかったように出ていた。  放送終了後、神田と三船がそろって会見し、記事はまったくの事実無根だと怒ったそうだが、そのままうのみにはできそうもない。  諸般の事情からというより、テレビ局に切られないために2人は別れたのであろう。大人だから。  古舘伊知郎の『報道ステーション』(テレビ朝日系)降板について、あれこれいわれている。年間30億円ともいわれる古舘プロへの支払いが重荷になった。テレビ朝日の「ドン」といわれる早河洋(72)会長が安倍首相と親しくなったため、安倍批判を強める古舘が疎ましくなった、などなど。  古舘は12年にわたり、久米宏の跡を継ぎ、テレビ朝日の夜の顔として存在感を増してきた。「やっぱりプロレスの実況アナから、古舘さんは、抜け出せなかったんだと思う」(ある番組制作者=週刊現代)「古舘さんは自分がジャーナリストであるかのように振る舞い、反権力を装った発言をしていた。その結果、権力に付け込まれやすい状況を、自ら作ってしまった」(元フジテレビ報道局解説委員の安倍宏行氏=同)という批判もある。  だが私は、彼はよくやったと思う。久米のように一言ってサッと逃げるのではなく、自分がジャーナリストとして訓練を受けていないためであろう、愚直なまでに安倍首相の強引な集団的自衛権容認に異を唱え、福島の原発と放射能問題を取り上げ、天皇と沖縄について熱く論じた姿勢は評価すべきだ。  後任には局アナの富川悠太が決定したが、NHKの『ニュースウオッチ9』を見てわかる通り、よほど覚悟がないと局の上を通じて圧力をかけてくる政治力には抵抗できまい。  私は、古舘が去った後、やはり古舘がよかったという声が澎湃と沸き上がってくると思うのだが。  第2位は「イクメン育児休暇騒動」。昨年12月21日、自民党の宮崎謙介氏(34)が、党の国会対策委員会に、約1カ月の育児休暇取得を申し出たことだった。その半年ほど前、当選同期の金子恵美自民党代議士(37)と結婚し、2人の間に2月の中旬、第一子が産まれる予定なのだという。  しかし、国会には育児休暇の規定がないため、代議士は本会議が開かれるごとに衆院議長に欠席届を提出するという。むろん、男性の国会議員が、育児を理由に国会を長期欠席した前例はない。  新潮は「国政を担う政治家には、それに伴う覚悟が必要なはずである。その覚悟とは、なによりも優先して公に尽くすことではあるのは言うまでもない。果たして、イクメン代議士は、政治家の姿勢として相応しいのだろうか」と疑問を投げかける。  彼の発言は自民党の中だけでなく、永田町でも賛否両論入り混じっているようである。自民党の谷垣幹事長は、出産や育児の休暇は、雇用主と雇用されている人との関係で規定されている。「国会議員はそういう身分関係とは違う」と苦言を呈したという。  また2人の結婚披露宴に出席した菅官房長官は、挨拶で、育休を取るための議員立法を超党派で作ったらいいと後押ししたという。  また野党の蓮舫参議院議員は、Twitterで「国会議員の育児休暇は、給与も全額保証で民間よりはるかに優遇されている」と批判し、炎上を招いたという。  新潮は何人かの代議士の例を出しているが、ほとんどの議員やその家族たちが、家庭を顧みる余裕がなかったり、父親が不在だった経験を持っているとしている。  また、国会に奉仕するという職務に専念してもらうため、国会議員には特別待遇が用意されている。歳費とボーナスで年間約2,100万円という高額な収入、月額100万円の文書通信交通滞在費、JRの無料バス、都心に建てられた議員宿舎など。当然のことながら、国会議員としての仕事を放棄しながら、その特権だけを享受するというのは、国民感情としては受けいれられるはずもないと批判する。  京都大学の中西輝政(68)名誉教授も、こう難じている。 「今夏には、衆参ダブル選があるという見方も出てきています。少子化対策にかかわる問題は、国民の中でも関心は高い。育休発言は、単に注目を集めんがためのパフォーマンスにしか見えません。国会議員が何か目立つことをすると、選挙目的と見られがちではありますが、本当に育休問題に取り組みたいのであれば、政策面からの貢献を考えなければならないはずなのです」  一般の国民と政治家とは仕事の内容、その重さが違うという意見はわからないでもないが、私は、代議士が育児休暇を取るというのをそれほど非難する気にはなれない。  さまざまな考え方の代議士がいて、国民はその考え方、生き方を見てその候補に投票するかどうかを考えればよいのである。  育児休暇を取るのならばバッチを外すのが筋だという言い方は、私には少し酷だと思うのだが。  ここで私事を少し書かせてもらう。1月9日に私の友人が亡くなった。イギリス人で78歳。コーリン吉澤という。一般的には無名の人だが、彼を知る人たちの間では超有名人である。  英会話の教師をしていた。私も生徒の一人だった。だが、彼はほとんど日本語をしゃべれない。英語のわからない私と日本語のわからないコーリンとの週1回の授業は、10年近く続いた。英会話はまったく上達しなかったが、彼とは親しい友人になった。  背は低いがラグビーで鍛えた胴回りは、私が腕を回しても届かなかった。昔は、「エビス・ビール」のテレビCMに出て「イエーイ、エビス」とやっていたこともある。陽気で包容力のある、素晴らしい男だった。  年下の奥さんとはスペイン旅行中に知り合い、日本に来て結婚してから30年以上になる。ジントニックが大好きで、飲むと誰とでも親しくなった。『ダーリンは外国人』(メディアファクトリー)という本がベストセラーになったが、私が知る限り、もっと面白い夫婦だった。奥さんにはぜひ本を書いてくれるように頼んでいたが、昨年夏以降、急速に体が弱ってきた。  暮れの30日、奥さんの故郷である長野に移り住んでいた彼の見舞いに行ってきた。かなり痩せていて、春ぐらいまでは頑張ってくれと声をかけてきたが、残念なことになってしまった。  大変な読書家だった。私がもっと英語が話せれば、彼がイギリスを出て世界を回った思い出や、日本についてどう考えているかを聞けたのだが、惜しいことをした。唯一の外国人の友人を亡くし、心底落ち込んでいる。  さて、7日の朝のワイドショーはタレント・ベッキー(31)とロックバンド「ゲスの極み乙女。」のボーカル・川谷絵音(27)の不倫騒動を取り上げていたが、火元は文春である。  さてはと裏表紙の編集人のところを見ると、やっぱりあの人が戻ってきていた。春画を掲載したかどで、「休養3カ月」を文藝春秋社長から申し渡されていた新谷学氏の復帰第1号である。  満を持しての「初荷スキャンダル」、お見事と言っておく。ベッキーは好感度ナンバー1タレントにも選ばれ、レギュラー10本、CMも10本程度ある売れっ子である。30超えても「スキャンダル処女」だった彼女が、いきなり初登場で年下男、しかも相手には昨年夏に入籍したばかりの妻がいるとあっては、彼女の謝罪会見に150人もの記者たちが詰めかけたのも無理はないのだろう。 ゲス乙女は、昨春出した「私以外私じゃないの」(ワーナーミュージック・ジャパン)という歌がコカ・コーラのCMソングに起用されたこともあってヒットし、昨年末の『NHK紅白歌合戦』にも出場を果たした新星。ベッキーはもともとこのバンドのファンで、昨年10月にファンクラブ限定のイベントで知り合い、急速に親しくなっていったという。  文春によると、クリスマスイブには千葉県幕張のディズニーシーでデートし、ホテルで翌朝まで過ごしたそうだ。  元日は、川谷の故郷である長崎へ「婚前旅行」し、川谷の父親の運転で長崎観光をすると、夜は川谷の実家へ2人で行っていたという。親も公認ということなのだろう。  だが、まだ離婚は成立していないのだから、この行動は軽率だといわれても仕方あるまい。実家のマンションから出てきた2人に文春が直撃しているが、当然ながら2人の答えは要領を得ない。川谷は妻の名前を出され、その名前を知らないのかと問われて、「名前は知っています。友達です」と答えている。いくら慌てたとはいえ、男の風上にも置けないヤツと言わざるを得まい。  不思議なのは、ホテル内でベッキーが自撮りした写真(川谷が後ろに映っている)や、2人のLINEでの愛のやりとり、携帯の画面まで誌面に掲載されていることだ。離婚届を「卒論」と称して、妻との離婚を促すようなベッキーの発言もある。  文春では、川谷の知人の話だとしている。川谷の奥さんにも文春は取材をかけ、彼女はベッキーとの婚前旅行のことを知らなかったかのように書かれている。だが、記事全体を読むと、川谷の携帯を見ることができる人物からのリークだと思われるから、該当者はごくごく限られるはずだ。  その上、ベッキーの謝罪会見はひどかった。所属プロダクション「サンミュージック」は、ベッキーが一方的にしゃべるだけで、質問は一切するなという条件を出した。150人ぐらいいたというのに、唯々諾々と従って誰も質問をしない芸能記者には、情けなくて涙が出た。他人の亭主を寝盗ったことをどう思っているのか? 奥さんに対してどう詫びるのか? なぜこの程度のことが聞けないのだろう。  だからいつまでたってもバーニング系やジャニーズ事務所に牛耳られ、日本の「芸能マスゴミ」はジャ-ナリズムにはなれないのだ。  その会見の後、「ベッキーとゲス川谷 すでに決別…発覚直前『二度と会わない』」という報道がスポニチなどであった。  これは、ベッキー側が番組やCMが減ることを恐れたためだろうが、これでは恥の上塗りではないか。男のほうがまだ子どもで、後先考えずにカミさんと別れてベッキーと結婚したいと突っ走っても、30超えた女が一緒に親のところへ行くなど、軽率ではなく人間として未熟なのである。  彼女は一度すべての番組&CMから降板し、謹慎して出直したほうがい。そうしない、といつまでも「軽率女」の誹りは消えないと思う。 (文=元木昌彦)

「古舘伊知郎はよくやった」『報ステ』降板に、元名物編集長は何を思う?

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『週刊文春(1/14号)』(文藝春秋)中吊り広告より
今週の注目記事・第1位 「ベッキー31歳禁断愛 お相手は紅白初出場歌手27歳!」(「週刊文春」1/14号) 第2位 「歳費2100万円は懐で『イクメン代議士』これでいいのか?」(「週刊新潮」1/14号) 第3位 「<本誌だけが書ける全真相> 古舘伊知郎『報ステ』降板」(「週刊文春」1/14号) 第4位 「32歳上 神田正輝と『深夜ホテル密会』三船美佳の打算」(「週刊文春」1/14号) 第5位 「日本経済は絶好調! こんな『大相場』は2度と来ないかもしれない」(「週刊ポスト」1/15・22号) 第6位 「2016参院選『全選挙区』完全予測」(「週刊文春」1/14号) 第7位 「菅義偉“総理”誕生『官邸クーデター』全内幕」(「週刊ポスト」1/15・22号) 第8位 「MEGA[メガ]地震予測『2016年ついに首都圏が![異常値が!]』変動MAPも16年版にアップデート」(「週刊ポスト」1/15・22号) 第9位 「『ハーフは劣化が早い』で大炎上 社会学者古市憲寿の劣化」(「週刊文春」1/14号) 第10位 「斬り捨て御免! 食味探検隊」(「週刊文春」1/14号) 第11位 「AV大賞2015-2016」(「アサヒ芸能」1/14号) 番外 現代、ポストのSEX記事の勝者はどっちだ!  ついに今週は、現代が1本も入らなくなってしまった。部数的には、新潮と抜きつ抜かれつのデッドヒートを繰り広げているといわれるのだが、週刊誌としてはおとなしすぎて、物足りない。  まずは、SEX特集からいこう。現代は巻頭で「あの胸の高鳴りをもう一度 桜田淳子 天使の初恋」。彼女がデビューから7年後に撮った女の顔というのだが、まあそこそこ。笑えるのは、ラグビーの五郎丸歩の特大ポスターカレンダーが付いていることだ。2月までしかないが、3月からはまた付録にするというのだろうか。  後半は「ついに登場! 浅野温子 『小悪魔』の原点」。水着を含む10代の頃の写真だが、かなり当時から大物感があったと、あらためて思う。  袋とじは「憧れのブロンド女優 初めて見るヘアヌード シルビア・クリステル/パルマ・ピカソ/ブリジット・バルドーほか」。映画からのものなので写真はよくないが、このほうがセクシーに見えるから面白い。  それに、もう1本の袋とじは「スコラ・ザ・ヌード 1982-1994」。スコラというのは、講談社にいた人間が辞めて作った出版社だ。当時は、相当激しいヘアヌードを掲載して物議も醸したが、部数もよかった。  これは一見の価値ありだが、写真が小さいのが難。あとは「早乙女美々 エロすぎる女」。  ポストは、巻頭が女性ゴルファーの「イ・ボミ 賞金女王の初セクシー」。露出は少ないが、彼女の魅力がよく出ている。袋とじは「AV美熟女総選挙 これが神7だ!」。そのほかには「艶色美熟女図鑑 白木優子39歳」と「橋本マナミ マナミという名の実 vol.11」。両方とも、エロさはなかなかのものである。  もう1本は、毎度おなじみの「山田佳子さん」の湯めぐり。この人って、岸惠子に似ていると思うね。  セクシーグラビア対決はエロエロ考えたが、ポストの勝ち。記事は現代の「セックス印象派デビュー入門」というのが気になる。  知的なイメージだが、果たして内容はどうなのか? 現代によると「互いの感性と感受性で快感を高める──そうした『印象派』のセックスで女性は喜び、男も深い満足を得る。(中略) セックスは想像(イマージュ)の産物だ。性器自体を写実的に再現しても、そこに欲望は生まれない。むしろシチュエーションや雰囲気に趣向を凝らすことで、長く心に残る印象的なセックスになる」というのだ。 「19世紀後半のパリで、そのことに気がついた芸術家たちがいた。『印象派』。クロード・モネやピエール=オーギュスト・ルノワール、エドガー・ドガらが中心となり、写実的な絵画に価値が認められていた当時の画壇に挑戦状を叩きつけた。明るい色彩で風景を描いた画風は、旧来の芸術家からは酷評されたが、庶民には好評だった。いつでも心の引き出しから取り出し、余韻に浸れる名画のような性愛、『セックス印象派』。印象派の代表作でもあるモネの『睡蓮』が描かれてから約100年が経つ2016年にこそ、入門してみようではないか」(現代)  何やらもっともらしいが、これも死ぬまでSEXがマンネリ化してきたのを、なんとか打開しようという編集部の叡智の結集なのであろう。  われわれのときは、トルコ風呂を含む風俗記事が行き詰まると、「トルコ徒然草」や「トルコ東海道五十三次」などをやったが、これと考え方は同じであろう。 「印象派のセックスは、五感を通じて心を操ること。心理学に『返報性の原理』という言葉がある。他人からなんらかの恩義を受けたら、お返ししなければならないという感情を抱く心理を指す。これをセックスに応用する」のだという。  アダルト映像作家の、えのき雄次郎氏はこう話す。 「どんな格好に男性はエロスを感じるのか、試行錯誤繰り返してきましたが、男の心を鷲掴みにしたのは、女性が四つん這いになって両肘をつき、背中に力を入れてお尻を突き出すポーズです」  真っ正面から見つめると、この姿勢は男性にとって挑発的に映り、後に回れば、女性器は丸見えで無防備な格好になる。このアンビバレント(不調和、二律背反)を楽しむのがセックス印象派の真骨頂だというのだが、よくわからない。  印象派の父と呼ばれるエドゥアール・マネが「草上の昼食」を発表し、パリで大スキャダルとなったのは1863年のことだった。森でピクニックをする2組の男女を描いたこの作品では、男性たちはきっちりとしたスーツを着込み、1人の女性は半裸で沐浴中、もう1人は全裸だ。  この背徳的なシチュエーションに、パリ市民は困惑し嘲笑を浴びせ、皇帝ナポレオン3世はこの絵を見て「淫らだ」と評したという。  全裸の女性を侍らせたピクニックという、妄想はしても、実際には誰もやりそうにないことをあえて描いたのが印象派の原点なのだというのである。  日常の光に美しさを見いだした印象派の画家のように、日常生活のセックスに喜びを実感する姿勢が「セックス印象派」であり、それこそが「仁王立ち」の秘訣なのだと結ぶが、全体に企画倒れという感がある。惜しいと思うのだが。  ポストは、こちらも毎度おなじみの「2016性の新潮流」ということで、さまざまなSEX関連情報を満載している。  まずはネットの新潮流。これから話題を集めそうなのが「JavMost」というサイトだそうだ。エロ動画事情に詳しいライターの尾谷幸憲氏が語る。 「サイトの一部にタイ語表記があるので、タイで運営されているサイトでしょう。モザイク入りの動画のほか、無修正動画も無料で閲覧できるようになっています。まだほとんど知られていませんが、エロ動画ファンの間で話題になるのは間違いありません」  お次は、AVの人気ジャンルになった「NTR(寝取られ)」の専門レーベルが誕生したそうだ。昨年8月7日に第一弾の5作品をリリースしたのは「JET映像」だ。  AVライターの沢木毅彦氏は、「AVの王道と一線を画す試みと旬な女優の起用で、今年はこのレーベルが注目を集めそう」だと見る。  同レーベルのプロデューサーによれば「NTRは映像化が難しいジャンル」だという。 「なぜならNTRは、本来なら文字で楽しむものだからです。マニアは、インターネットの専門掲示板で盛り上がっています。『先日、初めて他人に妻を抱かせた』といった投稿を読み、妄想して興奮するんです」  さて、これまで美熟女デリヘルといえば、30~40代の女性がメインだったが、2016年はさらに上の年代に特化した「熟女専門デリヘル」が人気を呼ぶそうだ。  その新潮流を先取りし、男性客から高い支持を受けているのが東京・上野にある「完熟ばなな」。在籍するのは全員40~60代で、50代以上のメンバーも充実しているという。「利用者の高年齢化に伴って、より高齢の女性が好まれる傾向が強まっています。『完熟ばなな』は5年ほど前にオープンしましたが、今や大阪や神戸にまで進出するほどです」(風俗ライターの原彬氏)。  このままいくと、私が以前から言っているように、60代の「美ババ(Vi!VaVa)」がサービスをするデリヘルやマッサージパーラーが続々できるのではないだろうか?  マットプレイの代わりにアロママッサージを施してくれるソープランドが、東京・吉原や神奈川・川崎堀之内に増えているという。  アロママッサージとは、代謝機能や血行を促進する成分が含まれるアロマオイル(植物の有効成分を抽出した精油)を体に塗りながら行うマッサージのことだそうだ。  風俗ライターの阿部定治氏がこう話す。 「マットの上で泡まみれになるのもソープの醍醐味ですが、身動きが取りにくく、体位も限られるため、マットを拒否する客も増えているそうです。そういった方の間で、このマッサージ+ソープという業態が人気なのです。女の子たちはプロから指導がを受けているので、指圧の技術も申し分ありません」  慢性的な体の疲れに悩まされているポストの記者(61)が、吉原のFを訪れた。料金は、入浴料とサービス料の総額で80分3万円。  決して安くないが、未知なる癒やしと快感を得るために、記者は身銭を削ることにしたという。ホントかいな?  次は、ラブホテルといえばカップルが2人で利用するものというのが常識だが、東京・錦糸町にあるラブホテル「SARA錦糸町」の702号室は、なぜか4人用ルームになっているそうだ。カップル2組4人で利用できる部屋、つまりスワッピング愛好者御用達のホテルということだ。こうした愛好者が激増しているのか?  ED治療薬として有名なバイアグラやレビトラ、シアリスはすべて欧米発だが、韓国国内で生産、認証されたED治療薬「ザイデナ」が多くの支持を集めているという。韓国最大手の製薬会社、東亜製薬が05年から発売を開始。わずか2年後に、バイアグラに次いで国内2位のシェアを獲得したそうだ。バイアグラ、レビトラ、シアリスの次に開発されたため、第4世代のED治療薬とも呼ばれている。早ければ、年内にも日本で発売の予定だという。  ポストによれば近年、バイブレーターを中心に、小型化、カワイイ化が進んでいるという。今年その流れが大きく変わり、「バイブの大型家電化」するというのである。  その先駆けとなりそうなのが、昨年11月に発売された「ラブパートナー」(税込2万3,000円)だ。開発製造販売元の株式会社メルシーの高橋さなえ社長がこう説明する。 「女性が太腿に黒いベルトを止め、穿くように装着します。内部にはピストンバイブが付いていて、電源をつないでスイッチを入れると、バイブが上下にピストン運動。さらにクリトリスに当たる部分に小さなマイクロモーターが入っていて、こちらも振動します」  実際に使ってみた感想を、桃子氏はこう話す。 「振動するバイブとは違い、男性に挿入されたのと同じようなピストン運動を得られるのがいい。装着すると腰から下が固定されるので、女性は本当に動けなくなる。男性がスイッチを持って操作すれば、ちょっとSM的なプレイにも使えそう。年配の方の場合、途中までラブパートナーに任せて、自分は女性のほかの部分を愛撫するといった使い方もできます」  いやはや、SEXはまだまだ奥が深いということであろう。両誌を読むと食傷気味になるがね。  というところで、今週はグラビアでポスト、記事ではやや現代に工夫の跡があるので、今週は引き分け!  今年初めは、アサ芸の「AV大賞2015-2016」からいこう。  女優部門のMVA(最優秀セクシー女優賞)は、癒やし系からの進化がめざましい大天使・天使(あまつか)もえ(21)。14年のデビュー直後にブレークし、15年は一気に頂点へと上り詰めた。得意の癒やし系セックスだけでなく、凌辱や誘惑など新境地のプレイでエロの素質を開花させた。  ママドルで、デカ乳輪と大人の色香はまるで飛び出すエロ本だといわれる白石茉莉奈(29)が、アサ芸グラビア大賞。  パーツ部門では「一億総勃起ボディ」に香山美桜(22)。熟女部門のMVJ(最優秀ドスケベ熟女)には篠田あゆみ(30)。肢体も痴態もフェロモンの塊だそうだ。新人熟女には水原梨花(35)。現役モデル熟女だそうだ。  最優秀作品賞に輝いたのは『おじさんぽ08』(ビックモーカル)。若妻との下町散歩から中出しセックスまでを作品にしてしまった人気シリーズ。出演はなごみ。  衝撃デビューで賞は、リベンジポルノを見て「私けっこうイケてる」とデビューを決めるあたりがイマドキ、撮影にも動じずに天真爛漫なセックスを見せた戸田エミリ。  最優秀ドラマ作品には『肉体の悶』(オルガ)。北条麻妃・川上ゆう。超人気女優2人が演技と艶を競った140分の熟女ドラマ作品。戦後復興期の青線を舞台に繰り広げられる女の情念とセックスは必見だそうだ。  ところで、私は食べ歩き+飲むのが好きだ。文春の「斬り捨て御免! 食味探検隊」は毎回楽しみに見ている。  ここには毎回2つの店が紹介され、100点満点で採点される。斬り捨てというわりには点数が甘いと思うが、それでもどんなによくても90点代前半が多い。  だが、今週のはなんと! 120点付いた店が紹介されているのだ。私が知る限り100点を超えた店は初めてだと思う。さて、どんな店か。  東京墨田区千歳にあるちゃんこ屋「増位山」がそれだ。増位山といえば美形の相撲取りだったが歌もうまかった。「男の背中」「そんな夕子にほれました」は、カラオケの私の十八番である。当人は、増位山と同じぐらいうまいと……思っているのだが。  その増位山は引退して三保ヶ関親方になったが、彼が三保ヶ関部屋をリフォームして作った店だという。  天井が高く、そこに土俵がデーン鎮座ましましている。その店にウッドペッカー柄のセーターを着た増位山がいたそうだ。  料理のほうはというと、突き出しは鰹節と醤油をかけた湯豆腐。力士味噌(500円)、焼きベーコン添えのポテトサラダ、あげごぼうのチップ(500円)、若鶏の唐揚げ(600円)、秘伝手羽先(600円)。そうこうするうちに、増位山が「じゃ、歌います」と土俵入りして歌い始めたそうだ。 「確かにうまい。そして、エロい美声」が響き渡る。この大番狂わせに、店内大いに沸いたそうだ。  本命の「鶏つくね醤油ちゃんこ」は1人前2,300円。朝絞めたばかりの鶏を使ったつくねがジューシーだったそうだ。その上、よそってくれたのが増位山の女将だった。  すべてが最高、大金星で120点。これほどの高評価なら、一度は行ってみなくちゃなるまい。  そういえば、新潮にミシュランで一つ星を取ったラーメン店が、店を閉めたと報じている。とげぬき地蔵にほど近い「蔦の葉」がそれで、ミシュランに輝いた「Japanese Soba Noodles 蔦」は、本店に当たる。人手不足もあり、苦情が多いため、巣鴨からグループが撤退するというのだ。  支店ともに細い路地に面したところにあり、行列への苦情が絶えなかった。整理券を配ったりして改善に努めたが、あきらめたようだ。  いっそのこと「予約限定」にして、一杯2,000円ぐらいで売ったらいいのでは? 私は行列に並ぶのが嫌いだから、こういう店には絶対行かないが。  お次は、古市憲寿氏(30)についての記事。彼とは私も対談したことがあるが、気鋭の才能あふれる社会学者である。大いに将来を楽しみにしている一人だが、その彼が元旦に放送されたバラエティ番組で、共演したウエンツ瑛士氏(30)の子ども時代の写真を見て「ハーフってなんで劣化するのが早いんでしょうね」と漏らしたことが、差別発言ではないかと批判されていると文春が報じている。  この言葉だけを読むと、確かに「差別」ととられても仕方ないようだが、彼のような利発な若者が、なぜこのような発言をしたのだろう。古市氏は、こう弁明している。 「いくらバラエティ番組でも、失礼なことを言ったと思います。(中略)というのも、このやりとりには前段があります。僕は2011年に『絶望の国の幸福な若者たち』という本を出版したのですが、2012年にウエンツさんは『「絶望世代』は幸福でいいのだ!』という本を出版しています。その題名がいわゆる『パクリ』なのかどうかという論争がスタジオであったのです。その延長で、子どもの頃非常にかわいかったウエンツさんの写真を出され、彼自身もそれをネタとしているようなので、『劣化』という言葉を冗談交じりに使いました」  口は災いの元。バラエティだからといっても、言っていいことと悪いことがある。おバカタレントではないのだから、なんでもかんでも呼ばれればテレビに出るというのはやめたほうがいい。その時間を研究に当てるようにしないと、あっという間に才能が枯渇してしまうことになりかねない。能力のある人だけに、苦言を呈しておく。  ポストが、またまた「MEGA地震予測」をやっている。測量学の世界的権威である村井俊治(76)東大名誉教授の地震予測法だが、氏が警戒を呼びかけているのが「首都圏・東海ゾーン」だというのだ。 「特に注目しているのが伊豆諸島です。昨年5月の小笠原諸島西方沖地震(神奈川・二宮町などで震度5強)以降も異常変動が頻発しています。さらに昨年9月の東京湾地震以降も隆起・沈降、水平方向の動きが拡大しており。まだエネルギーは放出しきっていないと考えられます。多くの人は首都圏直下型地震ばかりを心配しますが、どこが震源になっても地盤の緩い首都圏は大きく揺れる」(村井氏)  1ページを使って「異常変動全国MAP16」を載せているが、これを見ると日本全国危ないところだらけである。ということは、いつどこで巨大地震が起きても不思議はないということだろう。こうした「狼少年」的記事は、常に万が一のときに備えておきなさいという警告として読むべきである。  ところで、元旦にセブン-イレブン限定で週刊文春、週刊現代、週刊ポストが発売されたのを、どれだけの人が知っているだろう。昨年は文春一誌だけだったが、書店からの反発が強かったようだ。みんなで渡れば怖くないと、今年は現代とポストを道連れにしたが、新聞広告を見る限り、現代とポストは気合の入っていないことがよくわかる。  現代はカラーで山口百恵、松田優作、夏目雅子、坂本九らを並べて「あなたに会えてよかった」という特集。思わず、山口百恵って亡くなったのか? と見直した。渥美清やちあきなおみの思い出話。ちょっと気を惹かれたのは、元巨人軍の江川卓が「高校2年の秋を語る」だが、500円出して買う気にはならない。  ポストも、「女子アナ60年史」「ゴルフの死闘十番勝負」「国立競技場伝説の名勝負」と、こちらも思い出モノでページを埋めている。こちらも500円。  文春は、1年先輩だけに「週刊文春の女性誌版」と位置付け、美女図鑑を美男図鑑、平成女性皇族、保存版女の医学、女性好みのレストラン60など多少の工夫の跡は見える。値段も430円。  この出版は、セブン-イレブン側から申し入れがあったと聞いている。いまや販売ルートとして書店より比重を増してきているコンビニ最大手からの「要請」では、部数減に悩む週刊誌は断れまい。タイトルを見る限り、失礼だが「やっつけ仕事」感は否めない。書店からの非難を押し切ってまでやる価値があったのか、疑問である。 『出版人・文徒』(今井照容氏のメルマガ)が、こう報じている。 「出版科学研究所の『出版月報』2015年12月号(12月25日発行)によると、15年1~11月期の書籍・雑誌の売上高(推定)は、前年同期比5.2%減となった。『書籍の推定販売額は前年比約1.9%減の7400億円前後となる見通し。一方、雑誌の推定販売額は前年比約8.2%減の7800億円前後とみられ、減少率は過去最大となる。同研究所の担当者は『週刊誌の販売が大きく落ち込むなど高齢層にも“雑誌離れ”の傾向がうかがえる。スマホの普及で情報への接し方や時間の使い方が変わる中、どう読者を取り込むかが引き続き、問われ』と分析する」  週刊誌が主ターゲットにしてきた団塊&団塊ジュニア世代が離れているとしたら、事態は深刻である。「死ぬまでSEX」などやっている場合か。  今年は選挙の年だ。まずは1月24日に投開票する宜野湾市長選は、翁長雄志沖縄県知事が推す新人候補と菅義偉官房長官が推す現職との戦いである。菅はディズニーリゾート誘致をちらつかせ、翁長が推す候補潰しに躍起になっている。  もし菅が応援する候補が負ければ、彼にとっては手痛い失態になる。ポストによると、安倍首相はもはや政権の表紙にすぎず、実質的に政権を牛耳っているのは菅だと報じている。これが第7位。  自民党とおおさか維新の会の一騎打ちになった大阪ダブル選で菅は維新の支持に回り、自民党候補は惨敗した。消費税の軽減税率問題で、適用範囲をどこまで広げるかでモメた。谷垣幹事長らは極力金額を抑えるよう主張したが、参議院選で公明党の力を頼むために菅は、公明党の要求を丸呑みした。  谷垣が「抗議の辞任」をするのでは、という話が流れたが、菅は「辞めたければ辞めればいい」と突っぱねたという。  昨年10月にはグアムを訪問して、米太平洋海兵隊司令官と会談した。ポストによれば、官房長官というのは危機管理の責任者であるから、外遊はもちろん選挙応援のために地方へも行かないのが原則なのに、それをあっさり覆した。  おおさか維新の会、創価学会との太いパイプを持ち、安倍首相の次を虎視眈々と狙っている。否、その基盤は盤石になったというのである。これで参議院選を勝てば「安倍氏は憲法改正の実権のない“象徴首相”に祭り上げられ、“実質首相”である菅氏が全権を掌握する」(ポスト)というのだが、名前だけの象徴の人間に戦後体制をひっくり返す重大な憲法改正をやらせるなどもってのほかであること、言うまでもない。  安倍首相はなんとしてでも大勝したい参議院選が7月にはあり、そこで参議院の3分の2以上の議席を与党で取り、悲願の憲法改正へと進めたいともくろんでいる。  そのためには、野党の足並みがそろわないうちに衆議院も解散して「ダブル選挙」を狙っているともいわれている。文春は「参院選全選挙区完全予測」をやっているが、ここでも「非改選も合わせた自公の議席数は百四十七議席。ここに、おお維(おおさか維新の会=筆者注)と改憲勢力の『日本のこころを大切にする党(旧次世代の党)』も加えると百六十四議席で、三分の二を二議席上回ります」(政治広報システム研究所代表久保田正志氏)。  そうなれば、もはや民主国家ではなく独裁国家である。そんな国を、国民の多くが望んでいるのだろうか?  では、大惨敗必至の野党陣営に一矢むくいる策はあるのか? 「参院選の帰趨を決めるのは三十二ある一人区です。その意味でヒントになるのは、町村信孝全衆院議長の死去に伴う四月の北海道五区補選でしょう」(久保田氏)  この補選で自民からは町村氏の娘婿、和田義明氏が出馬する。野党人営は共産党が候補者取り下げを示唆し、社会福祉士の池田真紀氏を野党統一候補として支援する方向だ。 「ここで池田氏が野党統一候補として勝利するようなことがあれば、参院選に向けて野党陣営は勢いづきます」(同)  安倍首相は参議院戦と一緒に衆議院選もやる「ダブル選挙」を考えているようだが、そうなれば大阪市長を辞めた橋下徹氏が出馬するという声が大きい。  文春で政権中枢の1人が、こう断言している。 「次の衆院選に橋下氏は出るだろう。本人も『(政界引退は)約束する話ではない』と言っている。橋下氏の出馬は、改憲に及び腰な公明党への牽制にもなる」  また、参院選といえばタレント候補にも注目が集まる。出馬が確実視されているのは『五体不満足』の著者、乙武洋匡氏だという。  元気の会の松田公太代表とは旧知の仲で、元気は政党要件を失う寸前で、松田氏は乙武氏を東京選挙区、自身は全国比例で生き残りを図る考えだという。  今回から5議席から6議席に増える東京選挙区も、フジテレビ系朝のワイドショー『とくダネ!』司会者の菊川怜が、自民党から出馬するという下馬評が高い。  また、昨年の夏、突如として国会前デモで登壇し、安保法案反対を訴えた俳優の石田純一にも、政治家転身がささやかれているようである。  同日選挙に打って出た場合、衆議院の議席数はどうなるのか。久保田氏によれば、自民党は7議席、公明党は4議席減らし、その分、おおさか維新の会が26議席増の39議席を獲得。自民、公明、おおさか維新で改憲に必要な3分の2を大きく上回るというのである。  そうさせないためには、どうするのか? もはや、憲法改正は絵空事ではない。今夏の参議院選挙は、改憲か否かを問う戦後初めての国政選挙になる。  日和見では絶対いけない。どちらにするにしてもはっきり自分の意志を固めて、全国民が選挙に行くのだ。  戦争ができる国になるかどうかだけではなく、この国の主権者が誰であるのかを見せてやるのである。今年は、日本のこれから百年が決まる年になるのだ。  第5位。ポストは巻頭で「日本経済は絶好調」とやっているが、私の経験からいっても、こういう記事を出したときは、得てして反対になることが多い。  案の定、発売された4日から株は5日連続で大暴落してしまった。安倍首相が年頭所感で「もはやデフレではない。一億総活躍時代だ」と威勢のいいことを言い放ったことへの市場の答えは「NO!」だった。  中国市場で株売りが殺到して2度も取引停止になり、真偽のほどはわからないが、北朝鮮が水爆打ち上げに成功したとぶち上げた。  私のようなど素人が見ても、ポストの言うように今年が「資産倍増」「老後年金捻出」のラストチャンスになるとは、とても思えない。  いつも不思議に思うのだが、こうした景気のいい特集を組むとき、なぜ株をなりわいにしている人間に聞くのだろうか? 今回も冒頭は日経CNBコメンテーターでケイ・アセット代表の平野憲一氏を出して、こう言わせている。 「外国人投資家の日本株への関心がかつてないほど高まっている以上、まだまだ(株が=筆者注)上がるのは必至です」 「カブ知恵」の藤井英敏氏にも「日経平均2万5,000円になってもおかしくない」と言わせる。安倍首相や麻生財務相に「今年の景気はどうなりますか?」と聞けば「まあ、ぼちぼちでんな」と答えるわけはない。最初にタイトルがあって、それに都合のいいコメンテーターを当てはめたと思われても致し方ないのではないか。  安倍首相の参院選目当てのバラマキ予算に期待しすぎると、痛い目に遭う。もはや日本一国だけで市場を左右できる時代ではない。バカの一つ覚えのように「経済成長」を言っていればいい時代ではないのだ。今こそ「足るを知る」「みなで分け合う」日本をつくることこそ、肝心である。  お次はスポニチがスクープした、神田正輝と三船美佳の32歳差熱愛スクープ。文春、新潮も触れている。  三船は夫・高橋ジョージとの離婚裁判中だが、スポニチによれば、離婚の相談をしているうちに、超年上好きの三船が神田を好きになり、密会するようになったという。  問題は、2人が土曜朝8時からの『朝です!生です旅サラダ』(テレビ朝日系)で共演していることだ。いくら2人が関係を打ち消しても、こうした話が出るだけでも番組にとってはマイナスであろう。神田はメインの司会者だから、切るわけにはいくまい。三船をどうするのか。1月9日の『旅サラダ』が見物だと思っていたが、2人とも何事もなかったように出ていた。  放送終了後、神田と三船がそろって会見し、記事はまったくの事実無根だと怒ったそうだが、そのままうのみにはできそうもない。  諸般の事情からというより、テレビ局に切られないために2人は別れたのであろう。大人だから。  古舘伊知郎の『報道ステーション』(テレビ朝日系)降板について、あれこれいわれている。年間30億円ともいわれる古舘プロへの支払いが重荷になった。テレビ朝日の「ドン」といわれる早河洋(72)会長が安倍首相と親しくなったため、安倍批判を強める古舘が疎ましくなった、などなど。  古舘は12年にわたり、久米宏の跡を継ぎ、テレビ朝日の夜の顔として存在感を増してきた。「やっぱりプロレスの実況アナから、古舘さんは、抜け出せなかったんだと思う」(ある番組制作者=週刊現代)「古舘さんは自分がジャーナリストであるかのように振る舞い、反権力を装った発言をしていた。その結果、権力に付け込まれやすい状況を、自ら作ってしまった」(元フジテレビ報道局解説委員の安倍宏行氏=同)という批判もある。  だが私は、彼はよくやったと思う。久米のように一言ってサッと逃げるのではなく、自分がジャーナリストとして訓練を受けていないためであろう、愚直なまでに安倍首相の強引な集団的自衛権容認に異を唱え、福島の原発と放射能問題を取り上げ、天皇と沖縄について熱く論じた姿勢は評価すべきだ。  後任には局アナの富川悠太が決定したが、NHKの『ニュースウオッチ9』を見てわかる通り、よほど覚悟がないと局の上を通じて圧力をかけてくる政治力には抵抗できまい。  私は、古舘が去った後、やはり古舘がよかったという声が澎湃と沸き上がってくると思うのだが。  第2位は「イクメン育児休暇騒動」。昨年12月21日、自民党の宮崎謙介氏(34)が、党の国会対策委員会に、約1カ月の育児休暇取得を申し出たことだった。その半年ほど前、当選同期の金子恵美自民党代議士(37)と結婚し、2人の間に2月の中旬、第一子が産まれる予定なのだという。  しかし、国会には育児休暇の規定がないため、代議士は本会議が開かれるごとに衆院議長に欠席届を提出するという。むろん、男性の国会議員が、育児を理由に国会を長期欠席した前例はない。  新潮は「国政を担う政治家には、それに伴う覚悟が必要なはずである。その覚悟とは、なによりも優先して公に尽くすことではあるのは言うまでもない。果たして、イクメン代議士は、政治家の姿勢として相応しいのだろうか」と疑問を投げかける。  彼の発言は自民党の中だけでなく、永田町でも賛否両論入り混じっているようである。自民党の谷垣幹事長は、出産や育児の休暇は、雇用主と雇用されている人との関係で規定されている。「国会議員はそういう身分関係とは違う」と苦言を呈したという。  また2人の結婚披露宴に出席した菅官房長官は、挨拶で、育休を取るための議員立法を超党派で作ったらいいと後押ししたという。  また野党の蓮舫参議院議員は、Twitterで「国会議員の育児休暇は、給与も全額保証で民間よりはるかに優遇されている」と批判し、炎上を招いたという。  新潮は何人かの代議士の例を出しているが、ほとんどの議員やその家族たちが、家庭を顧みる余裕がなかったり、父親が不在だった経験を持っているとしている。  また、国会に奉仕するという職務に専念してもらうため、国会議員には特別待遇が用意されている。歳費とボーナスで年間約2,100万円という高額な収入、月額100万円の文書通信交通滞在費、JRの無料バス、都心に建てられた議員宿舎など。当然のことながら、国会議員としての仕事を放棄しながら、その特権だけを享受するというのは、国民感情としては受けいれられるはずもないと批判する。  京都大学の中西輝政(68)名誉教授も、こう難じている。 「今夏には、衆参ダブル選があるという見方も出てきています。少子化対策にかかわる問題は、国民の中でも関心は高い。育休発言は、単に注目を集めんがためのパフォーマンスにしか見えません。国会議員が何か目立つことをすると、選挙目的と見られがちではありますが、本当に育休問題に取り組みたいのであれば、政策面からの貢献を考えなければならないはずなのです」  一般の国民と政治家とは仕事の内容、その重さが違うという意見はわからないでもないが、私は、代議士が育児休暇を取るというのをそれほど非難する気にはなれない。  さまざまな考え方の代議士がいて、国民はその考え方、生き方を見てその候補に投票するかどうかを考えればよいのである。  育児休暇を取るのならばバッチを外すのが筋だという言い方は、私には少し酷だと思うのだが。  ここで私事を少し書かせてもらう。1月9日に私の友人が亡くなった。イギリス人で78歳。コーリン吉澤という。一般的には無名の人だが、彼を知る人たちの間では超有名人である。  英会話の教師をしていた。私も生徒の一人だった。だが、彼はほとんど日本語をしゃべれない。英語のわからない私と日本語のわからないコーリンとの週1回の授業は、10年近く続いた。英会話はまったく上達しなかったが、彼とは親しい友人になった。  背は低いがラグビーで鍛えた胴回りは、私が腕を回しても届かなかった。昔は、「エビス・ビール」のテレビCMに出て「イエーイ、エビス」とやっていたこともある。陽気で包容力のある、素晴らしい男だった。  年下の奥さんとはスペイン旅行中に知り合い、日本に来て結婚してから30年以上になる。ジントニックが大好きで、飲むと誰とでも親しくなった。『ダーリンは外国人』(メディアファクトリー)という本がベストセラーになったが、私が知る限り、もっと面白い夫婦だった。奥さんにはぜひ本を書いてくれるように頼んでいたが、昨年夏以降、急速に体が弱ってきた。  暮れの30日、奥さんの故郷である長野に移り住んでいた彼の見舞いに行ってきた。かなり痩せていて、春ぐらいまでは頑張ってくれと声をかけてきたが、残念なことになってしまった。  大変な読書家だった。私がもっと英語が話せれば、彼がイギリスを出て世界を回った思い出や、日本についてどう考えているかを聞けたのだが、惜しいことをした。唯一の外国人の友人を亡くし、心底落ち込んでいる。  さて、7日の朝のワイドショーはタレント・ベッキー(31)とロックバンド「ゲスの極み乙女。」のボーカル・川谷絵音(27)の不倫騒動を取り上げていたが、火元は文春である。  さてはと裏表紙の編集人のところを見ると、やっぱりあの人が戻ってきていた。春画を掲載したかどで、「休養3カ月」を文藝春秋社長から申し渡されていた新谷学氏の復帰第1号である。  満を持しての「初荷スキャンダル」、お見事と言っておく。ベッキーは好感度ナンバー1タレントにも選ばれ、レギュラー10本、CMも10本程度ある売れっ子である。30超えても「スキャンダル処女」だった彼女が、いきなり初登場で年下男、しかも相手には昨年夏に入籍したばかりの妻がいるとあっては、彼女の謝罪会見に150人もの記者たちが詰めかけたのも無理はないのだろう。 ゲス乙女は、昨春出した「私以外私じゃないの」(ワーナーミュージック・ジャパン)という歌がコカ・コーラのCMソングに起用されたこともあってヒットし、昨年末の『NHK紅白歌合戦』にも出場を果たした新星。ベッキーはもともとこのバンドのファンで、昨年10月にファンクラブ限定のイベントで知り合い、急速に親しくなっていったという。  文春によると、クリスマスイブには千葉県幕張のディズニーシーでデートし、ホテルで翌朝まで過ごしたそうだ。  元日は、川谷の故郷である長崎へ「婚前旅行」し、川谷の父親の運転で長崎観光をすると、夜は川谷の実家へ2人で行っていたという。親も公認ということなのだろう。  だが、まだ離婚は成立していないのだから、この行動は軽率だといわれても仕方あるまい。実家のマンションから出てきた2人に文春が直撃しているが、当然ながら2人の答えは要領を得ない。川谷は妻の名前を出され、その名前を知らないのかと問われて、「名前は知っています。友達です」と答えている。いくら慌てたとはいえ、男の風上にも置けないヤツと言わざるを得まい。  不思議なのは、ホテル内でベッキーが自撮りした写真(川谷が後ろに映っている)や、2人のLINEでの愛のやりとり、携帯の画面まで誌面に掲載されていることだ。離婚届を「卒論」と称して、妻との離婚を促すようなベッキーの発言もある。  文春では、川谷の知人の話だとしている。川谷の奥さんにも文春は取材をかけ、彼女はベッキーとの婚前旅行のことを知らなかったかのように書かれている。だが、記事全体を読むと、川谷の携帯を見ることができる人物からのリークだと思われるから、該当者はごくごく限られるはずだ。  その上、ベッキーの謝罪会見はひどかった。所属プロダクション「サンミュージック」は、ベッキーが一方的にしゃべるだけで、質問は一切するなという条件を出した。150人ぐらいいたというのに、唯々諾々と従って誰も質問をしない芸能記者には、情けなくて涙が出た。他人の亭主を寝盗ったことをどう思っているのか? 奥さんに対してどう詫びるのか? なぜこの程度のことが聞けないのだろう。  だからいつまでたってもバーニング系やジャニーズ事務所に牛耳られ、日本の「芸能マスゴミ」はジャ-ナリズムにはなれないのだ。  その会見の後、「ベッキーとゲス川谷 すでに決別…発覚直前『二度と会わない』」という報道がスポニチなどであった。  これは、ベッキー側が番組やCMが減ることを恐れたためだろうが、これでは恥の上塗りではないか。男のほうがまだ子どもで、後先考えずにカミさんと別れてベッキーと結婚したいと突っ走っても、30超えた女が一緒に親のところへ行くなど、軽率ではなく人間として未熟なのである。  彼女は一度すべての番組&CMから降板し、謹慎して出直したほうがい。そうしない、といつまでも「軽率女」の誹りは消えないと思う。 (文=元木昌彦)

『報ステ』古舘伊知郎、『NEWS23』岸井成格降板で、日本の言論の自由はどうなる?

motoki1228
『週刊新潮(12/31・1/7号)』(新潮社)中吊り広告より
今週の注目記事 1位 「老いを告白された『天皇陛下』絶句15秒間の異変」(「週刊新潮」12/31・1/7号) 2位 「日本に『イスラム国』のメンバー2人が潜伏している!」(「週刊文春」12/31・1/7号) 3位 「安倍内閣“ご用達ゼネコン”大成建設の『底力』」(「フライデー」1/8・1/5号) 4位 「山口組分裂 越年する動乱」(「アサヒ芸能」12/31・1/7号) 5位 「セカオワ深瀬慧・益若つばさ『お泊まりデート&交際告白』」(「フライデー」1/8・1/15号) 6位 「<全ては野球賭博の常習大関>『豪栄道』の負け金400万円から始まった!」(「週刊新潮」12/31・1/7号) 7位 「日本列島が蒼ざめる『最悪シナリオ』<2016>」(「週刊新潮」12/31・1/7号) 8位 「手元の現金が不足した『高倉健』相続税3億5000万円の捻出技法」(「週刊新潮」12/31・1/7号) 9位 「喜多嶋舞『悪女伝説』 勝手過ぎる独占告白に関係者が大反論!」(「週刊文春」12/31・1/7号) 10位 「宮崎あおいは死んじゃうんですか」(「週刊文春」12/31・1/7号) 11位 「『渡辺喜美』が『松濤』豪邸から『三鷹』マンションに引っ越した勝算」(「週刊新潮」12/31・1/7号) 12位 「酒井法子 ディナーショーで中国人に『碧いうさぎ』熱唱で荒稼ぎ」(「週刊文春」12/31・1/7号) 13位 「みのもんた 健康法は『文春ありがとう』と木刀素振りと連夜のクラブ活動」(「週刊文春」12/31・1/7号) 14位 「『週刊文春版2015年流行語』はこれだ!」(「週刊文春」12/31・1/7号)  今週は、現代とポストが合併号なのでお休み。文春、新潮、フライデー、アサヒ芸能から注目記事を拾ってみた。  まずは文春の記事から。今年の流行語大賞ほど評判の悪いものはないようだ。「爆買い」はいいとして、「トリプルスリー」なんて、どこの誰が使っているのだ。そこで文春が読者に緊急アンケートをしたら、4,500通を超える回答が寄せられたそうだ。そのベスト5は、1位が「爆買い」以下、「五郎丸ポーズ」「マイナンバー」「安心してください(はいてますよ)」「ドローン」の順。このほうが、みんなの実感に近いようだ。  お次も文春から。みのもんたは文春の取材に対して、毎晩のように銀座の「ピロポ」や「グレ」などの超高級クラブに行っていると話している。私も何度か行ったことがあるが、バカ高い店である。  朝起きて、木刀を振っているそうだが、古舘伊知郎のいなくなった『報道ステーション』(テレビ朝日系)の後釜でも狙っているのだろうか? 無理だろうけどね。  次も文春。覚せい剤取締法違反の罪で有罪を受けた、酒井法子(44)がディナーショーを行い、そこにチケットを爆買いした中国人が押しかけているという。  ショーではヒット曲「碧いうさぎ」を披露し、「キレイでカッコイイくそババアになったやろうと思います」と“悪ノリピー”しているそうだ。  新潮によれば、女房の尻に敷かれ、巨額の借金をしていたことがバレた渡辺喜美元みんなの党代表(63)は、渋谷区松濤の豪邸から三鷹市のマンションに引っ越して、国政復帰を目指しているそうである。橋下徹氏に取り入っておおさか維新の会から出ようとしているそうだが、前途は多難のようだ。  文春は、人気の朝のNHKドラマ『あさが来た』で、主人公のあさの姉のはつを演じる宮崎あおいが、史実では25歳で亡くなっているが、ドラマではどうなるのかを、ドラマの制作統括を務める佐野元彦エグゼクティブ・プロデューサーに問いただしている。  佐野氏は、「はつと惣兵衛は最後まで出演します。主人公夫婦同様、はつ夫婦の人生も最後まで描くので楽しみにしてください」と答えている。  次も文春。喜多嶋舞(43)の「婦人公論」での反論を、デタラメだと批判している。  喜多嶋の元夫で、俳優の大沢樹生(46)が、息子(18)が自分の子どもではないと「親子関係不存在確認」を求めた裁判で、大沢と息子には「親子関係がない」と認められた。  それに対して喜多嶋が、雑誌で「大沢さんは私が初めて付き合った人」といい、大沢の子どもだということは間違いないと主張したのだ。  だが喜多嶋の若い頃は、いくつもの熱愛報道がなされ、そのうちのいくつかは事実だったと、その当時を知る人間が話している。  喜多嶋が付き合っていた、Fというイケメン俳優がいたそうだ。その男との子どもではないかと、当時彼女の周辺は考えていたし、親しい人間に喜多嶋は「Fの子の可能性がある」と漏らしていたという。  一人で育てようとしていたが、一人で抱えきれなくなって大沢に妊娠を告げたところ、「大沢さんは、『大沢ジュニアか! 俺も父親か』と喜び、すぐさま『結婚しよう』と男気を見せた。それが舞はうれしくて、大沢さんの子だと信じようとしてしまった」(喜多嶋と親しかったX氏)  DNA鑑定を信じるか、自分の直感を信じるか。どちらにしても他人が入り込む話ではないが、かわいそうなのは息子であることは間違いない。  高倉健が没して、1年あまりたつ。新潮によれば、多くの遺産を引き継いだ養女(51)だが、健さんの遺産は総額7億円を超えるというから、相続税が3億5,000万円にもなるそうだ。  これだけのカネを現金で払うのは大変なのだろう、赤坂のマンションが千葉県にある医療法人に売却された。売値は、新潮によると1億8,000万円。そのほかにも、世田谷の850平米に立つ棟のうち小さいほうが、彼女自身が代表を務める個人事務所に売却されている。価格は推定で4,000万円。また彼女には、高倉プロから健さんの死亡退職金として1億5,000万円ほどが払われたという。いやはや、遺産の額が多いと払う相続税も莫大になるものだ。  この時期、来年の予測が週刊誌のお約束だが、新潮によれば「日本列島が蒼ざめる最悪シナリオ」はこうだという。中国が外貨引き出しの上限をさらに厳しくしてくれば「爆買い中国人が街角から一斉に消える」。沖縄では「独立運動が燃えさかる」。新潮も「まさかの『トランプ大統領』誕生」と読む。ヒラリーもトランプもTPP反対を表明しているから、「TPPからアメリカが突如離脱」もありうるという。  そのほかには、「橋下徹が参院選出馬で250万票」「金正恩が病に倒れて北朝鮮の政権転覆」などがある。やはり来年も、アメリカがどう動くかで日本の命運は大きく左右されそうだ。  同じ新潮で、「大相撲野球賭博事件」の首謀者・古市満朝氏(43)が、3年の刑期を終えて出てきて、まだ事件は終わっていないと告白している。  そこで古市氏は「俺が何を言いたいかというと、豪栄道も、超のつく野球賭博常習者だったということ。琴光喜や貴闘力と同等以上のことをやっとったわけですから」と語っている。  今も大関として活躍する豪栄道が野球賭博で400万円の負け金を作ったことが、事件の発端だというのだ。  事件当時、豪栄道は球賭博に関与していたことは認めたが、それほどの金額を負けている「常習者」だとは話していない。古市氏が語り始めれば、相撲界はまた大混乱するのか。注目である。  私には大スクープかどうか判断しかねるが、元読者モデルのカリスマといわれたタレントの益若つばさ(30)と、10代のカリスマロッカー「SEKAI NO OWARI」のボーカル深瀬慧(30)が、「お泊まりデート&交際告白」したというフライデーの張り込みネタ。  益若は結婚して長男をもうけたが、離婚している。深瀬のほうもきゃりーぱみゅぱみゅ(22)と交際していたが、15年夏に破局しているという。  フライデーの直撃に、2人とも堂々と「交際は順調」と話しているから、結婚は間近かもしれない。  山口組と神戸山口組の分裂、抗争はまだまだ予断を許さないが、アサ芸が12月13日に行われた山口組の「事始め」と神戸山口組の「納会」で披露された組の指針を紹介している。  これがなかなか意味深長で、興味深い。まずは山口組のほうから。「有意拓道」だという。地元の関係者が読み解く。 「新指針には、『道なき道を柔軟に切り開く』という深意が込められている。分裂後の9月の定例会で司六代目が直参に配布した声明に〈道なき道を歩く〉という言葉があったが、分裂の試練を乗り越え、山口組の再生に向け進化していく覚悟を組指針としてあらためて掲げたものだろう」  神戸山口組のほうは、「継往開来」である。 「これは、先人の事業を受け継ぎ、発展させながら未来を切り開く、との意味合いが込められている」(アサ芸)  先人にならい、任侠道を守り、本当の山口組とは何か、これから試されるから一致団結していこうということだそうである。  このまま膠着状態が続くのか、ドンパチが始まるのか。予断は許さないが、指針を見れば上の人たちの心構えはわかる気がする。  今年話題になったといえば、東京五輪のエンブレム盗作問題でデザイナーの佐野研二郎氏が批判を浴びた件だった。  またザハ・ハディッド氏がデザインした新国立競技場が予算を大幅にオーバーすると批判を浴び、新たなデザインが選ばれた。隈研吾氏(61)と大成建設による案だったが、フライデーは安倍首相と大成建設の間に「蜜月疑惑」があると指摘している。  確かに、安倍首相の外国訪問に大成の経営トップが頻繁に同行している。フライデーが調べたところロシア、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、トルコ、バーレーン、クウェート、カタール、ブラジルなど。つい最近のトルコ訪問にも大成の現会長である山内隆司氏(69)が同行しているし、13年にも大成が手がけたトルコ・ボスボラス海峡の海底開通式に安倍首相は出席している。  トルコとは原発建設することで合意しているが、これにも大成が意欲を示しているという。  また、14年6月に入札が行われた沖縄・名護市のキャンプ・シュワブ沿岸の仮設工事も大成が55億2,000万円で落札している。その後も岸壁新設工事を他社と共同で146億円で受注しているのだ。これほど時の首相に食い込んでいるから、今回の新国立競技場の設計案が選ばれたのではないか。ゼネコンと政治家との癒着の構造は古くて新しい問題である。ここを掘ると、意外なものが出てくるかもしれない。  文春は巻頭で、日本にイスラム国の人間が2人入ってきていると報じている。その情報は「欧米の情報機関と日本当局とが開設している極秘の伝達手段によって得られたものである」という。内容は「IS関係者、2名、日本国への入国情報あり。確認されたし」。1人は、パリのテロ事件の首謀者アバウド容疑者と「接触」していたことが確認された男A。もう1人はISの資金調達を任務としているのではないかというBだが、こちらは性別さえもわかっていない。  信憑性がどこまであるのか記事を読む限りわからないが、あり得る話ではあろう。Aはフランス人で氏名、容貌、身体的特徴まで詳細な情報を日本当局は入手しているという。それが事実なら、Aが身柄を拘束されるのは時間の問題だろう。  以前ここでも書いたと思うが、フリージャーナリストの安田純平氏がシリアの武装組織に拘束され、身代金を要求されているという情報がある。  彼は、今年6月に取材でシリア国内に入った後、行方がわからなくなっている。もしこの情報が事実だったとしたら、日本政府はどのように対処するのだろう。後藤健二氏の時のように、後手後手と回って見殺しにするのだろうか。気がかりである。  新潮は、天皇が82歳の誕生日会見で絶句したことを取り上げている。天皇は冒頭、5月に鹿児島県の口永良部島の新岳が噴火したことや、9月には豪雨により鬼怒川などが氾濫して8人が亡くなった災害について話し、2人の日本人がノーベル賞を受賞した喜びなどに続けて、こう語り始めた。 「今年は先の大戦が終結して、70年という節目の年にあたります。この戦争においては、軍人以外の人々も含め誠に多くの人命が失われました」  ここでいったん「お言葉」が途切れ、続く「平和であったならば、社会のさまざまな分野で有意義な人生を送ったであろう人々が命を失ったわけであり、このことを考えると、非常に心が痛みます」にいくまで「沈黙の15秒」があった。このことが「天皇陛下がご高齢であることを再認識させられる」(宮内庁記者)ことになったというのである。  8月15日の全国戦没者追悼式でも黙祷の前に「お言葉」を述べてしまうなど、天皇の体調を心配させるハプニングが起きていた。だがそのことについて、天皇は会見の中で「私はこの誕生日で82になります。年齢というものを感じることも多くなり、行事の時に間違えることもありました。したがって、一つ一つの行事に注意深く臨むことによって、少しでもそのようなことのないようにしていくつもりです」と率直に語っている。  天皇は高齢である。少しぐらいの間違いや物忘れをとやかくいうものではない。それよりも天皇がここに込めた「あの戦争の悲惨さを決して忘れてはいけないという思い」を、われわれは重く受け止めなければいけない。  23日夜の『報道ステーション』で古舘キャスターは、天皇についての長い特集を組み、戦争で亡くなった人たちへの鎮魂と沖縄に対する天皇の強い思いを何度も繰り返し伝えていた。  今回の天皇の「お言葉」は明らかに、日本の戦争を美化し、戦前回帰を強める安倍自民党への強い批判である。そこをはっきり伝えず、高齢による老化を心配するふりをして天皇の言葉の重みを減じようというのは、安倍首相の意を汲んでのことではないかと邪推したくもなる。  そういえば、テレビ朝日が『報道ステーション』の古舘キャスターが来年3月いっぱいで降板することを発表した。安倍自民党の圧力に古舘が嫌気がさしたのか、テレビ朝日が圧力に屈したのだろう? 『NEWS23』(TBS系)の岸井成格アンカー批判といい、この国の言論はますます危うくなっている。  それなのに大新聞は、新聞に「軽減税率」適用をしてくれる安倍自民党に擦り寄るポチに成り下がっている。恥ずかしくないのか。 (文=元木昌彦)

犠牲者は年間3万人も……カリフォルニア州で全米初の“銃”通販番組が始まる!?

motoki1221
「ニューズウィーク日本版」(12/29・2016/01/05日号、CCCメディアハウス)
今週の注目記事1 「アメリカ テレビ通販番組で銃を売るって?」(「ニューズウィーク日本版」12/22号) 2位 「79年、彼女はNYでヌードモデルをしながらスターを夢見ていた マドンナ 『美しすぎる20歳のヘアヌード』」(「フライデー」1/1号) 3位 「ワタミ渡辺美樹よ『和解は免罪符ではない』」(「週刊文春」12/24号) 4位 「暴力団DNAで『王将社長殺人』捜査はこうなっている!」(「週刊新潮」12/24号) 5位 「<夫・吉田栄作とは完全別居中> イケメン俳優と同棲&温泉旅行 平子理沙『吉田栄作と離婚!』」(「フライデー」1/1号) 6位 「激震スクープ『私は官房機密費50億円を受け取った』元沖縄県知事が爆弾証言」(「週刊ポスト」1/1・8号) 7位 「大予言2016年 『日本の天国と地獄』」(「週刊ポスト」1/1・8号) 「2016年大予測! ニッポンが変わる 世界が変わる」(「週刊現代」1/2・9号) 8位 「私と『野坂昭如』波乱万丈なる二人三脚 野坂陽子」(「週刊新潮」12/24号) 「無頼派 野坂昭如のはちゃめちゃ伝説 陽子夫人に『あなたは神です』」(「週刊文春」12/24号) 9位 「『70歳からの年金支給』“秘密計画”が始まった!」(「週刊文春」12/24号) 10位 「ラグビー男たちの肖像<特別版> 独占インタビュー 五郎丸歩」(「週刊現代」1/2・9号) 11位 「こんなにあるぞ! あと5年頑張れば死なずに済む病気」(「週刊ポスト」1/1・8号) 12位 「超高級レストランは値段に見合う?」(「ニューズウィーク日本版」12/22号) 13位 「ビートたけし 栄光の『ヒンシュク大賞』発表だっての」(「週刊ポスト」1/1・8号) 番外 現代とポストのSEX記事の勝者はどっちだ!  今週は、現代とポストが新年合併号で各450円。さすがにグラビアは気張っているが、特集のほうはどうか?  残念ながら、今週もスクープと思えるものはなかった。  まずは現代、ポストのSEX記事比べ。セクシーグラビアは、両誌ともに力が入っている。  現代は、のグラビアで「<ぶちぬき10ページ一挙掲載> 深田恭子 女優、ときどきオンナ」。後半は、コレクター市場で大人気の有名女優の「プレミアムヌードの研究」。宮崎あおい、仲間由紀恵、井川遥、篠原涼子などのテレカやカレンダー。  美人すぎると話題の、巨人マイコラスの妻の「スクープ撮り下ろし!」。「新体操アテネ五輪代表選手 和泉里沙『無毛で跳躍』連続ヌード」。袋とじが故・安田義章翁が遺した膨大な絵画の中から選んだという「本邦初公開! 安田『秘画』コレクション」。これは、「淫靡」という点では特筆ものである。 「完全公開 坂ノ上朝美」。もうひとつの袋とじが「史上最高の『美巨乳』ヌード」。早乙女愛、深野晴美、松坂季実子ほか。  ポストは、頭のグラビアで「70~90年代を彩ったヒロインたちのお宝ショット 青春の水着アイドル」と題して、雑誌「GORO」(小学館)の写真を掲載している。JAL沖縄キャンギャル時代の斉藤慶子が巻頭。私が好きだった、ダイナマイトな肢体で巨乳ブームを牽引した、かとうれいこ。懐かしいな。  それに続いて、袋とじは「GORO『伝説のヌード』甦る!」。小林ひとみや鹿沼えり、秋元ともみなどもいいが、なんといっても当時20歳だった関根恵子の上半身ヌード写真が抜群にいい。2ページ見開きでドーン。絶対見たほうがいい。  ポストは、袋とじが3つもある。2つ目の袋とじは「2015 このヌード写真集がエロい!」この中では吉沢明歩(31)が断然いい。ヘアがすごい。まだまだある。「撮り下ろし グラビア撮影の聖地に帰ってきた 大場久美子 55歳、グアムでビキニになっちゃった」。この歳でこの姿は、何度見てもすごい! 「有森也実 清純派が初めて魅せる大人の肢体 女優ヌード」「この人とゆめの湯めぐり 山田佳子さん」。いうことなし。袋とじ3番目は、「女性器アーティストが『世界30か国美女』の秘部を撮った」。これは少々がっかりものだ。  とまあ、ボリューム満点のグラビア勝負は「GORO」を持っている小学館の強みが発揮されたポストの優勢勝ち。  記事ではどうか? ポストは「美熟女[AV]女優20人が大集合! 『今年一番感じたプライベートSEX』」。いろんなAVの子にあれこれしゃべらせている。  その中のひとつ。加納綾子(34)。 「私のセフレの1人に50歳の米国人男性がいて、彼には21歳の日本人女子大生の恋人がいるの。その子はレズビアンに興味があるらしく、私に『そこらへんのガールフレンドじゃ無理だから、ぜひキミに』って3Pのオファーが来たんです。私はプライベートで3Pをよくやるんだけど、まったく経験のない女の子としたのは初めてでした。どちらかが挿入されながら女同士で抱き合うんですけど、彼女は初めてとは思えないくらい上手いんです。特にクンニは最高。舌先の力加減も絶妙で、レズ物のAVで共演した女優さんよりも上手だったんですよ」  告白の後は、ポスト恒例のグッズの紹介。日本人のオナニーシーンに新風を吹き込んだといわれるTENGAの女性向け製品「iroha」の中級者向けアイテム、「iroha+」(参考価格9,000円)を12月23日に新発売する。先ほどの加納がこう話す。 「まず見た目がびっくり。インテリアとして飾っておいてもラブグッズだとバレません。触り心地もツルツルしていて男性の睾丸みたい。まずお風呂で、私の性感帯である足の指を刺激してみると、アソコがすぐに濡れてきた。寝る前にベッドの上で、尾ひれの部分をクリに当てて、口の部分をお尻側にして当てると、とっても気持ちよかった。使った後に丸洗いできるのもいいですね」  現代のほうは、「あの素晴らしいSEXをもう一度 お正月スペシャル」。陰門の構造を正しく理解し、適切な刺激を与えることで、女性はより大きな快楽を感じるようになる。ヴァギナの扉を大きく解き放つことこそが男性に与えられたミッションであり、それを果たしたとき、男性の側にもめくるめく悦楽が訪れるというのだが、何やらめんどくさそうだ。  7,300人以上の女優を見てきたAV男優の田渕正浩(48)氏が、こう教える。 「陰門への愛撫は4つのステップがあります。1.指の腹でゆっくり触れる 2.手の平全体で軽く圧迫する 3.指で刺激する 4.舐める、です。1は、指先が触れるか触れない程度で、動きもできるだけ遅くしてください。1cmを動かすのに数秒かかる感じです。こんなにソフトでいいのか、と不安になるぐらいがちょうどいい。男性は物足りないと感じるかもしれませんが、女性はそれで満足なのです。2もグリグリと押し付けるのではなく、陰門全体を手の平で包む意識がいいでしょう。間違っても、手で女性をイカせてやろうなどと思わないこと。それは女性を思う気持ちではなく、男性の自己満足に過ぎません」  その後は、EDの治療薬とグラビアでもやっている安田コレクションの紹介など。  記事はどっちもどっちも。よって、今週はポストの優勢勝ち。  さて、今週の最初はビートたけしの恒例「ヒンシュク大賞」の発表だ。  まずは、作詞家の沢久美(69)さん。歌手・平浩二(66)が5月に出した曲「ぬくもり」の作詞を手がけたが、歌詞がMr.Childrenの名曲「抱きしめたい」と瓜二つ。前代未聞の盗作だと大騒動。 「こんなのを『盗作』というと、これまでの盗作騒動で名前があがった人たちが“オレたちはこんなレベルの低いパクリはしてない!”って激怒するんじゃないの。これって、たとえるなら泥棒が犯行現場に唐草模様の風呂敷背負って、手ぬぐいでほっかむりしりて現れるようなもんだぞ。“はい、私がやりました”ってさ」(たけし)  パンティ大臣といわれている高木毅復興相は、 「この人、どんなに追及されても『事実無根』と突っぱねているんだろう。だけど、いくら事実無根と連呼したところで疑いは晴れないよ。シロだと証明するには“俺は女のパンティに興味はない。興味があるのは男のパンティのほうだ!”ぐらいの衝撃告白がなきゃ」  自民党には「未成年少年買春疑惑」が報じられた武藤貴也議員も。もうひとり、女性の下着をのぞくために、側溝に5時間隠れていた28歳の男がいた。 「その根気をエロじゃなくて仕事や、研究に費やしてくれたら『21世紀のガリレオ』なんていわれる天才になってたかもしれないぞ。よし、復興相の高木さんとこの『道になりたい男』、そしてまた盗撮で捕まった田代まさしの3人でユニットを組んでもらおう。そんで『パンティ3兄弟』で曲を出せばヒット間違いなしだよ」(同)  幻の東京五輪エンブレムのデザイナー佐野研二郎氏には、たけしはやや同情的である。  そのエンブレム問題などで大量の失言をした、森喜朗元総理と安藤忠雄さんについて。 「森さんも“失言回数ナンバーワン政治家”ということで、殿堂入りだよ。昔、浅田真央を評して“大事なときに必ず転ぶ”って失言してたけど、それはアンタのほうじゃないかってね。安藤さんもいただけないよな。予算度外視で設計していいって言うんなら、素人だってできるわけでさ。それはプロの仕事じゃないよ」(同) 「妻に手を出した」と法科大学院生で元プロボクサーの小番一騎(被告)に詰め寄られ、局部を切断されてしまった弁護士がいた。 「この犯人は、いったい法科大学院で何を学んだんだろうね。現行のニッポンの法律じゃなくて、“目には目を、歯には歯を”のハンムラビ法典でも勉強してたんじゃないかなってさ。“チンチンの悪さにはチンチンを”だもんな~」(同)  今年上半期のMVPの大塚家具親子については、 「新手のPRみたいなもんだよな。親子ゲンカをするだけで、カネも出さずにニュースやワイドショーがガンガン宣伝してくれてさ。CM効果は数十億円レベルだよ。こないだもいったけど、性格の悪いオイラは、いまだに“狂言親子ゲンカ”を疑ってるね」(同)  そしてヒンシュク大賞は、「歌詞パクリ騒動の作詞家・沢久美さんに決定! ぜひこの人には表舞台に出てきていただいて、ミスチルの桜井(和寿)と共同で曲を作っていただきたいね。タイトルは『偶然の一致』で決まりだよ。どーですか、お客さん!」(同)  今週は、ニューズウィーク日本版が面白い。「超高級レストランは値段に見合う?」という特集がある。  日本にも「すきやばし次郎」やステーキの「あら皮」「京味」など、値段の高い店は数多くあるが、ニューズウィークによれば、ロンドンにできた寿司バーがすごいらしい。  店名は「アラキ」。オーナーシェフ、荒木水都弘(みつひろ)の姓にちなんでいる。9人しか座れないが、値段はイギリスで一番だ。おまかせコースの料理の値段は300ポンド(約5万5,000円)。もちろん、ドリンク代やサービス料金は別。  普通に食べて飲めば、「すきやばし次郎」の値段の2~3倍にはなる。イカは南アフリカ産、クロマグロはアイルランドやポルトガル産と、最高の食材を世界中から取り寄せているから値段が高くなるそうだが、ニューズウィークによれば、味もロンドンで最高だそうだ。  当然ながら、1回の食事にそれだけかける価値があるのかと疑問を呈するが、世界にはまだまだ高い店があるそうだ。地球上で最も高額な料理店は、イビザ島(スペイン)にある「スプリモーション」だそうだ。1人前約1,600ドル。20万円近いというのである。 「白い大きなダイニングテーブルに白い椅子12脚を並べただけの店内には、ベルサイユ宮殿の庭園や北極の氷山などのドラマチックな映像が投影される」  おフランスには肉も魚もなく、ほとんど野菜オンリーのコース料理が約400ドル(約4万9,000円)のパリ「アルページュ」。モナコにある「ルイ・キャーンズ」は、中国黒龍江から取り寄せたキャビアをたっぷり添えた一品だけで約170ドル(約2万1,000円)する。  スウェーデンのストックホルムにある「フランツェン」のコースは、約260ドル(約3万2,000円)。 「忘れ難いのは、ストックホルムから何百キロか北上した町にあるフェービケン。シェフのマグヌス・ニルソンは超独創的な料理を出す。例えば豚の血を乾燥させて作った皮で、軽く塩を振った天然トラウトの卵を包んだ一品。巨大な骨をテーブル上でたたき割り、抽出した骨髄を堪能するという趣向もある」  年金生活者には目の毒だ。今夜は麻布十番の居酒屋「あべちゃん」と、おでんの「福島屋」を豪華にはしご酒と行こう。  お次は、ポストが紹介している新薬の話。国内で年間約7万2,000人が命を落とす肺がん治療で、注目を集める新薬が「免疫チェックポイント阻害薬」だという。 「人体に備わっている免疫細胞は異物や細菌などを攻撃し、身体を病原体から守る。これまでの抗がん剤はその攻撃力を高めるものが主流だったが、一方でがん細胞側には、免疫細胞からの攻撃を弱める『PD-L1』というタンパク質が備わっていることが最近の研究で明らかになった。要は抗がん剤で免疫の“アクセル”を踏んでもがん細胞側が同時に“ブレーキ”を踏む状態になっていた。慶応大学医学部先端医科学研究所所長の河上裕教授が解説する。『このブレーキを破壊すれば、免疫細胞はがん細胞を効果的に攻撃できます。「免疫チェックポイント阻害薬」はブレーキ役の「PD-L1」を無効にするよう働きかけます』」(ポスト)  米製薬会社「ブリストル・マイヤーズ スクイブ」の研究では、この新薬は肺がん患者の死亡リスクを既存の抗がん剤より4割も減らしたというのである。  日本では、すでに世界に先駆けて「免疫チェックポイント阻害薬」の実用化が進んでいる。小野薬品工業開発の新薬が、新規治療薬として承認されたそうだ。近い将来、肺がんでも適用される予定だという。  糖尿病も、国内で年間約1万3,000人が亡くなる。I型糖尿病は生活習慣とは無関係に、血糖値を上げる働きを持つインスリンが分泌されなくなる病気だが、この糖尿病を抜本的に治療するため、山中伸弥京大教授が所長を務めるiPS細胞研究所は、iPS細胞などの幹細胞を使ったβ細胞の作成に心血を注いでいる。  すでに米ハーバード大学などのチームが、ヒトの幹細胞からインスリンを分泌する細胞を作成することに成功しているという。この細胞を手術で人体に移植すれば、インスリン分泌の機能が回復するかもしれないというのだ。そうなれば、I型糖尿病の完治も夢ではない。  また、若返り薬もできそうだという。米ウォールストリート・ジャーナルなどによると、寿命を延ばすとされる薬「メトホルミン」の臨床試験をアメリカの米食品医療品局(FDA)が世界で初めて承認したそうだ。  これはもともと糖尿病の治療薬として広く使われていたそうだが、英カーディフ大学の研究者が調べたところ、この薬を投与された糖尿病患者が、ほかの患者より平均8年も長生きしたことから研究を始めたというのだ。  研究者は、投薬により人間の老化を20年遅らせる効果があると主張しているという。  次は、現代の五郎丸インタビュー。やはりラクビーをずっと取り上げてきた現代の強みが出た記事である。いくつか紹介しよう。 「脚光の当たり方は変わりました。ただ自分たちラグビー選手の行動はずっと変わらない。これまで広く知られていなかっただけで、本当に内面の素晴らしい人間が多いんです。地道な努力を以前から続けてきました。せっかくなら、たくさんスタジアムに来ていただいたお客さんに満足して帰ってもらうような試合をしたい。僕だけでなく、すべての選手がそう考えています」  11月29日の自民党60周年記念式典へ出席したことは、意外に思われた。特定の政党への接近ではないかと、危ぶむ見方もあったが。 「自民党の政治家をめざしているのか、と。まさか。そんなつもりも能力もありません。勘違いはしていない。ただ現実に国を動かしている方々に、私たち選手のワールドカップでの経験、現地のホスピタリティーなどスポーツ文化について伝えたかった。どうしてもラグビー界だけでは大会を成功に導けないわけですから。いろいろと話もさせていただきました。でも、そこは報道されませんでした」  来年2月から、南半球の最高峰リーグ、スーパーラグビーのレッズへの加入が決まった。オーストラリアのブリスベンに本拠を置く名門である。チーム内の競争は激しく、最後尾から指示を飛ばすポジションの特性から英語力も要求される。 「ヤマハには海外駐在に備えるための英語教育システムがあります。今日も午前9時から1時間、受講してきました。ほぼ毎日です。どのくらい役に立つかはわかりませんが、やらないよりはいいだろうと」 「地位が固まれば固まるほど失敗というリスクを避けて通るようになる。これだけスポットライトを浴びて、評価もしてもらって、国内にとどまっていたら、本当にリスクを避ける人間になってしまう。その意味でも海外に挑戦して、まだまだ日本のラグビー選手は弱いだろう、と思っているオーストラリアに行くのが楽しみなんですよ」  五郎丸は、まだまだ挑戦し続けるようである。  ところで、私は11月にめでたく「古希」を迎えた。これでゴルフ場利用税が安くなる、医療費負担も軽減される、都営の地下鉄や都内のバスが無料になるパスがもらえると喜んでいたのだが、そうなったのはゴルフ場だけだった。  私の前年の所得が125万円を超えるため、医療費負担は3割のまま、シルバーパス(嫌な呼び方だ)も1,000円ではなく、2万510円も支払うのだ。その上、パスの有効期限は来年の9月30日まで。つまり9月生まれでない限り、1年間使うことはできない。  私が知る限り、昔は70歳になると無料でパスをくれたはずだ。古来希な年まで生きたのだから、ご苦労様でしたという「感謝」と「慰労」の意味を込めて。  今は年収が125万円、つまり月収10万円ぐらいの年寄りでなければ、年間2万円以上、支払わなければいけないのだ。月収10万円といえば、生活保護以下である。いま都内で暮らせば、どんなにやり繰りしても20万円ぐらいはかかるのではないか。  生活保護費を引き上げるのはもちろんのこと、65歳以上の高齢者には都や国、私営の乗り物をタダにするぐらい当然だと、古希になった暴走老人は怒り狂っているのである。  文春に嫌な数字が載っている。日本の平均寿命は男が81歳、女が87歳だが、自立して過ごせる寿命である「健康寿命」は男が71歳、女が76歳だというのだ。文春は、政府が年金の支給開始年齢を70歳に引き上げる「秘密計画」を着々と進めていると報じているが、そうなれば年金をもらい始めてわずか1年で介護が必要になってしまう。  昔、私の父親は読売新聞を55歳で定年になった。それから70歳ぐらいまで読売の子会社などで働いてはいたが、あくまでも自分の小遣い稼ぎと健康のためであった。  これからは65歳定年ではなく70歳まで働かざるを得ず、やれやれ自分の時間を持てるとホッとしたら寝たきりになる、そんな悪夢が現実になるのである。  何度でも言う。日本は年寄りに優しくない国である。もちろん、若者にも同様である。いい大学を出て、大企業にうまく就職できた一部の者たちが現役時代だけ多少優遇されるが、そこからおっぽり出されたり、定年になれば過酷な運命が待っているのは同じである。  野坂昭如さんとはほとんどお付き合いはなかったが、講談社にはよく来ていて、エレベーターで一緒になった。トレードマークのサングラスが、とても格好良かった。私も真似て、黒のメタルフレームのサングラスをかけていたことがある。あるとき、野坂さんが私のそれを見て、何やら言いたそうにしていたが、そのまま別れた。その後、某パーティーで会ったら、私と同じメタルフレームに変えていた。  野坂さんに原稿を頼み、神楽坂の和可菜にもらいに行ったことがある。このときは無愛想で、原稿の入った封筒を放り投げるように渡したきり、背を向けてしまった。  バーやゴールデン街などで会う酔っ払い野坂さんは、ろれつが回らず何を言っているのかよくわからないが、誰彼かまわず話しかけてきた。  基本的にシャイで、繊細な人であったと思う。新潮で、元タカラジェンヌの妻、暘子さん(74)がこう話している。 「お酒といえば、サングラスと同じく、“シャイな自分を隠すため”なんて世間で言われていた通り、野坂にとっては気付け薬のようなものでした。(中略)それでも家庭では、本当に丁寧な人でした。私は、名前を呼び捨てにされたり『おい』なんて言われたことは一度もなく、結婚当初からずっと『あなた』と呼ばれていました。元来育ちは良い人で、食事のマナーも実にスマート。養子に行った先の神戸のお宅でも、相当に厳しく躾けられたのだと思います」 『エロ事師たち』で作家デビューし、作詞した「おもちゃのチャチャチャ」で日本レコード大賞童謡賞を受賞。1967年に『火垂るの墓』などで直木賞を受賞し、74年には氏が編集長をしていた雑誌に掲載した『四畳半襖の下張り』がわいせつ文書販売容疑で摘発されると、敢然と法廷闘争を挑む。小沢昭一、永六輔と「中年御三家」を結成して武道館でライブを行い、田中角栄の金権政治を批判して旧新潟3区から出馬するなど、常に時代を挑発し続けた人だった。  だが、2003年5月に心筋梗塞で倒れてから、夫人との二人三脚が始まった。暘子さんによれば、発症してから、あれだけ好きだった酒とタバコをキッパリやめたという。右手が動かなくなり、夫人に口述筆記をしてもらっていた。議論好きが、しゃべることもかなわなくなってしまった。 「それなのに野坂は、ついに死ぬまで、ひと言も文句や不平不満を口に出しませんでした。どれだけ苦しかっただろうと思います」(暘子さん)  焼け跡闇市派と称していた野坂氏は最後まで、「戦争について語るために僕は生きているんだ。日本が目の前で崩れていくのが見えるようだ。もっともっと戦争の恐ろしさを伝えていかなくてはいけない」(暘子さん=文春より)と言っていたという。享年85。  ポストと現代が、ともに来年の予測をやっている。ポストから見出しを見てみよう。「山口組VS神戸山口組抗争勃発!」「自民党&財務省『菅降ろし』クーデター通常国会で」「フジテレビ民放最下位 女子アナが流出」「東芝、シャープ、ソニーが驚愕の大合併」「共産党が『大衆党』に党名変更」「トランプ大統領誕生」などなど。  現代のほうは「『株価1万5000円割れ、1ドル100円』と読む専門家もいるが、実際のところは」。  現代によれば、来年夏、来年秋以降を「要警戒」とする声は多いという。 「来夏の選挙以降を、安倍政権が経済政策に関心を失い、安保政策へ傾注し始めれば危険。これまでは日本銀行や年金基金などの公的マネーに支えられてきた面が大きいので、政策転換が意識されれば、日本売りに火がつく。年末には1万6,000円まで売り込まれる事態もあり得る」(BNPパリバ証券日本株チーフストラテジストの丸山俊氏) 「直近の中間決算で日本企業の下方修正が目立ってきたが、企業業績はすでにピークアウトしており、16年度は大幅減益でしょう。春闘も賃上げどころではなく、暗転。日本株は1万4000円くらいまで売り込まれるでしょう」(ミョウジョウ・アセット・マネジメント代表の菊池真氏)  あまり明るく見ていないようである。現代も、やはりアメリカ大統領選はトランプ有力と見ている。  ジャーナリストの堀田佳男氏は、こう言う。 「『イスラム教徒は入国禁止』といった発言を連発しても、トランプ氏の支持率は下がるどころか上がり、今や共和党内で40%に達しています。『トランプ支持者は、教育レベルが低い低所得者』とされますが、一概には言えません。というのも、白人のインテリにも『彼の実行力、行動力は認めざるを得ない』と考える人が増えている。アメリカ人にとっては、ビジネスで成功し大富豪になったトランプ氏の、『オレに任せてくれれば、中東和平だってすぐ話をつけてみせる』といった自信満々の発言は、非常に説得力があるのです」  1980年にも、まさかは起きている。俳優上がりのタレント候補とバカにされていたドナルド・レーガン氏が、現職のジミー・カーター氏を破り、大統領になったことがある。  巨大地震も心配である。琉球大学名誉教授の木村政昭氏はこう語る。 「みな、南海トラフの心配ばかりしていますけれども、私が2016年に心配している場所は、伊豆諸島周辺です。ここでM8・5の地震が起きると予想しているのです」  氏が長年の研究から、この超巨大地震がやってくると予想した期間は2012年プラスマイナス5年。つまり17年までとなり、刻一刻とその時が近づいている状況だという。木村氏が続ける。 「とくに震源が東京湾の南東方向だった場合、東京が巨大津波に襲われる可能性がある。これは東京の防災上の弱点とも言えるでしょう」  来年も、波乱の年になるのだろうか?  ポストでは、ノンフィクション・ライターの森功氏が、大田昌秀元沖縄県知事(90)が、現職時代に官房機密費を50億円受け取っていたと書いている。  だがこれは、こういう話なのだと大田氏が言う。 「沖縄では戦後復興が遅れ、10代の若い人の就職難が深刻でした。仕事がないものだから、若者が暴走行為を起こす。交通事故の死亡が全国平均の2倍ぐらいに上っていました。私がこれを橋本総理と梶山官房長官に訴えると、若者を救うためだと50億円を官房機密費から用意してくれたのです。でも結局、それは若者の就職支援に使われず、本土の官僚たちが奪い合いをして分散してしまった」  大田氏は、これからの沖縄が心配だと話す。 「私が一番心配しているのは、血が流れる事件です。政府が強行に基地を移すと、何が起こるかわからない。70年に県民が立て続けに米軍車両に轢き殺され、住民が憲兵の車83台を焼き払ったコザ騒動みたいな歴史もある。5000人のコザ市民でしたけど、今は沖縄中が政府のやり方に怒っている。沖縄の人は普段権力に抵抗せず、百姓一揆のない唯一の県だと言われていますが、強行したら、命を懸けても阻止するっていう連中がいる。そんな事態が起きなければいいが」  来年は、沖縄が焦点の年になるのは間違いない。  久々、スポニチを見るとフライデーの張り込みネタが記事になっていた。 「『FRIDAY』の報道で明らかになった俳優の吉田栄作(46)とモデルの平子理沙(44)夫妻の離婚情報について、平子の所属事務所がスポニチ本紙の取材に『春先から離婚の準備を進めている』と話した」(スポニチアネックス12月18日より)  フライデーによれば、97年に吉田と平子は結婚したが、その直後から吉田がハリウッドへ武者修行に出かけ、2人はほとんど一緒に住んでいなかったという。  平子は、「カリスマモデル」「アラフォーの星」などともてはやされ、写真集がヒットしてから自宅とは別に「渋谷区内に1億5000万円のマンションを自ら購入。5000万円かけてリフォームした」(フライデー)そうである。  そのマンションに吉田とは別の男、俳優の村井克行(46)が足繁く通うようになったのは10年頃だという。  吉田は90年代、加勢大周・織田裕二と並んで「トレンディ御三家」と呼ばれ、私から見ても格好いい俳優だった。だが、吉田が一時、日本での活動を休止してアメリカに渡ったあたりから、妻と夫の収入格差が逆転し、吉田は平子の「ヒモ」などと揶揄されるようになったそうだ。  吉田のプライドが傷つき、夫婦仲が破綻していったのだろうか?  さて、迷宮入りかと思われていた餃子の王将社長射殺事件に新たな事実が判明したと、新聞が一斉に報道した。だが、新潮は「その日が(事件解明の日=筆者注)どんどん“遠のいて”いるからこそ、今回のような報道がなされた、という側面がある」と報じている。  その報道とは「王将社長の大東さんが射殺された現場で採取されたタバコの吸い殻に付着していた唾液のDNA型が、九州の暴力団関係者のものと一致した」というものだ。  これまで、実行犯は中国人で事件直後に出国していたなどという情報が流れたことはあったが、その後、進展はない。九州の暴力団といえば、すぐ思い当たるのは「工藤会」であろう。そこの組員を指しているようだが、各紙が「九州の暴力団関係者」としか書かなかったところに、その男を逮捕できるかどうか疑わしい、捜査が難航していることを示していると新潮は書いている。  まず、タバコについては、犯人がわざわざ現場にタバコを捨てるか? 真犯人が捜査を攪乱するために置いたのではないかという疑問があると、捜査関係者が言っている。  犯行に使われたのは25口径の自動式拳銃であることがわかってはいるが、発射音が小さく、また消音装置を使ったかもしれないため、銃声に関する証言がまったくなく、目撃証言もないそうだ。  ではなぜ京都府警が、タバコなどの重要な情報を新聞記者に漏らしたのか? 新潮は、工藤会に詳しい福岡県警に、新聞で書くことによって動いてほしかったのではないかと読む。  だが、この思惑は外れ、福岡県警の動きは鈍いそうである。もともと警察という組織は縄張り争いが激しく、他県の手柄になるようなことに協力させるのは至難である。  もし、新潮の読みの通りであるとすれば、京都府警は相当焦っていると見て間違いないようである。  さて、居酒屋チェーンワタミは「ブラック企業」としての“名声”が確立したようだ。そのワタミに入社して約2カ月で自ら命を絶った娘の森美菜さん(当時26)は過労死自殺だったと、両親がワタミを訴えていた裁判で「歴史的な和解が成立」したと文春が報じている。  ワタミ側は、責任を認めて損害賠償金として約1億3,000万円を支払うだけでなく、創業者の渡辺美樹自民党参議院議員の法的責任をも認めたのだ。  ワタミの理念を表す渡辺氏の言葉に、「365日24時間死ぬまで働け」がある。両親が渡辺氏を被告とした後もこの理念集は社員全員に配られ、渡辺氏はあろうことか参院選に出ることを表明し、比例で当選するのである。  美菜さんの父親・豪さんがこう語る。 「和解は免罪符ではありません。“ブラック企業”のままのワタミと和解してしまっては、美菜に怒られてしまいます。(中略)約束が本当に守られるのか、私たちはずっと注視していこうと思っています」  美菜さんが死ぬ前に手帳に書いた言葉を、ワタミチェーンの各店に貼っておくべきだろう。 「体が痛いです。体が辛いです。気持ちが沈みます。早く動けません。どうか助けて下さい。誰か助けて下さい」  カラーではないが、フライデーの「マドンナ『美しすぎる20歳のヘアヌード』」がいい。  歌手・マドンナ(57)は、1978年にスターを夢見てミシガン州からニューヨークに来たものの売れず、数々のアルバイトをしていた。  美術学校の講義のモデルを務めることもあったようで、そのころ交際していたカメラマンが撮った無名時代のカットを納めた写真集が来年発売されるという。  無名だが、ダンサーを目指していたマドンナのカラダは見事に均整が取れたプロポーションである。乳房の豊かさは後に「世界のセックスシンボル」の名を欲しいままにする彼女の象徴のように、ボリューム、形、見ている者に挑むような迫力に惚れ惚れする。一見の価値あり。  最後に、ニューズウィーク日本版に驚く記事がある。来年1月20日から、カリフォルニア州で全米初の銃器専門通販の放送局「ガンTV」が立ち上げられ、銃や銃弾、付属品の販売をオンラインで行うというのである。  12月初めに、この州のサンバーナディーノの障害者支援施設で銃の乱射事件が起きたばかりだし、ここは全米で最も厳しい銃規制法があるのに、だ。  銃暴力防止団体のローラ・クティレッタ上席弁護士は「銃の犠牲になる人は年間3万人。その多くは自宅で銃を見つけた子供たちだ。(銃は=筆者注)夜中の3時にテレビを見ながら、ふと思い立って買うものではない」と、この通販を批判している。  だが、「恐ろしい事件が起きると銃を捨てるのではなく、銃を買いたくなる」(ニューズウィーク日本版)のがアメリカ人なのだ。  銃を買うときには、身元審査が行われる。1日の処理が最高だったのは12年に26人が銃の犠牲になったサンディーフック小学校事件の翌日の17万7,170件だったが、パリのテロ事件が起きた後の先月27日には、その記録を塗り替える18万5,345件の身元照合があったという。  テロを企てようとしている犯罪歴のない人間も、ネットで簡単に銃を手に入れることができるのだ。こんな国に私は住みたいとは思わない。 (文=元木昌彦)

異性愛者男性の50人に1人が男性とアナルセックス……大阪「エイズ大爆発」はなぜ起こったか

motoki1214
「週刊現代」(12/26日号、講談社)
今週の注目記事1位 「衆参ダブル選挙 自民党なんと衆院323議席!」(「週刊現代」12/26号) 2位 「チャーリー・シーンのせい!? 実は大阪でエイズが大爆発していた」(「週刊現代」12/26号) 3位 「【ノーベル賞経済学者】クルーグマン教授からの忠告『中国だけじゃない。アメリカ経済もまもなく崩壊する』」(「週刊現代」12/26号) 4位 「韓国で『愛国人士』と礼賛される靖国爆破犯の正体」(「週刊ポスト」12/25号) 5位 「ついにamazonが始めた『お坊さん便』の勝算」(「週刊ポスト」12/25号) 6位 「あなたの年金があぶない!<史上最悪>3ヵ月で7兆800億円が消えた」(「週刊文春」12/17号) 7位 「賞金は非課税だという創設115年 『ノーベル賞』トリビア」(「週刊新潮」12/17号) 8位 「成海璃子『年下新恋人にメロメロ』」「『ポルノグラフィティ』新藤晴一『妻・長谷川京子も知らない』浮気現場」(「フライデー」12/25号) 9位 「26歳美人アナが『上司とのダブル不倫』で訴えられた!」(「フライデー」12/25号) 10位 「小泉純一郎が4時間半吠えた!『安倍総理は全部強引』」(「週刊文春」12/17号) 11位 「<知ってましたか?> 『エキストラ・バージン・オリーブオイル』は偽物ばかり」(「週刊文春」12/17号) 12位 「ミシュラン一つ星『トリュフ入りラーメン』を4時間待ちで食べてみた」(「週刊文春」12/17号) 13位 「二十三回忌『田中角栄』追憶の証言者」(「週刊新潮」12/17号) 番外 現代、ポストのSEX記事の勝者はどっちだ!  今週は順位をつけるほどの目立った記事はなかった。そこで順位はつけない。  さて、今週は現代が特別定価で430円。ポストは通常号で420円。現代はこのまま430円を定着させるのだろうか。高いな!  まずはその現代から。グラビアは「吉木りさ 挑発する美尻」。「国民的アイドルグループ元メンバー <三上悠亜> マシュマロヘアヌード」。「世界4位のスノーボーダー ヘアヌードで初登場」。袋とじが「女優ヌードカレンダー傑作選」。どれも初々しさはあるが、セクシー度はイマイチである。  ポストはお馴染みになった「49歳の艶白書 この人とゆめの湯めぐり 山田佳子さん」。それに「超ド級105cmJカップ RION けしからんおっぱい」。佳子さんは相変わらず美人でセクシーだ。RIONのほうは、けしからんとは思わないが大きいね! グラビアでは引き分けというところか。  SEX記事は、現代が「女性が悦ぶ『新・ラーゲ』の研究」。いつも正常位ではなく、少しは変わった体位で楽しもうという特集。  イラストレーターのいしいのりえ氏が推奨するのは「対面座位」。 「周囲の女性に聞いても、見事に意見は一致しました。理由は、近距離で相手の顔を見ながら深く挿入できて、かつ自分の体型を見られにくいからです。上下運動とともに、男性が腰で円を描くように、女性器の中をかき乱されると、ペニスの存在を女性器で目いっぱい感じられて幸せが到来します」  このほかにも、「徐々に女性が身体を反らせながら自分の背後に手を持っていき、乳首の立った乳房を男性の目の前に突き出す。その姿勢から女性が膝を立てれば、『つぼみは開く』」という体位。お互いが性器の結合を眺められる淫靡な体勢であると同時に、2人の視線が絡み合う、まさに「愛のラーゲ(リーベン・ラーゲ)だ」そうだ。  女性の足を高く上げて、男性が覆いかぶさるように腰を動かす「究極ラーゲ」。お互い寝転んで、密着して挿入。時に愛の言葉をささやきながらするのは「なまけ者の体位」だそうだ。あなたならどれをやりますか?  ポストは「エロ小説の『女体』『女性器』『交接』表現はここまで来た!」。要はエロ小説特集。 「『淫欲に身を焦がす貞淑な美女』を独特の筆致で描き出す」「人気官能作家が描く『マイルドヤンキーの性愛』」「20××年、特別少子対策法成立ーー近未来シミュレーション官能の世界」などなど。  ここで「元CA作家が紡ぎだすセクシーエアラインの官能空間」というのを紹介してみよう。『機内サービス』(蒼井凜花・二見文庫)から。 「大手航空会社の看板CA・花越美里(28)は、経営が傾きかけた子会社・ピンキー航空への3か月の出向を命じられる。制服は膝上15センチ以上のミニスカに、胸の開いたブラウス。『おさわりOK。お客様が望むならそれ以上も』という接客姿勢だ。(中略)  そしてある日、童貞の乗客・俊一に筆おろしを頼まれてしまう……。  亀頭は真っ赤に傘を広げていた。情欲に潤む女貝の中央に狙いを定めると、美里は一気に腰を沈めた。  ズブズブズブッーー! 『オオッ……』  膨らんだ内ビラを巻き込みながら、女壺はいとも簡単に、ペニスを飲み込んでいった。『あああんっ……』  凄まじい勢いで刺し貫く肉棒の衝動に、美里も細い体をのけ反らせる。 『ハアッ……俊一くんのおっきい……奥まで届いて』 『クウッ、美里さん』 『童貞卒業ね。おめでとう』 『アァ……女の人の中ってこんなにあったかいんだ』  根元までうずめながら、彼は感極まったように呟いた。 『俊一くんの初めての女になれて嬉しいわ』  美里はほほえみながら、きゅっと下腹に力を入れる。 『うっ……美里さんの中が、ヒクヒクしてる。すごい……』  彼は初めて味わう女膣の収縮、そして今まさに『男』になった感動と興奮に心を震わせる」  書き写していてわかったが、エロ小説って「……」でつなげばいいんだ。今週は引き分けのココロだ……!  ところで現代は、大橋巨泉氏と東海林さだお氏の連載が休載している。巨泉氏はがんの治療中だろうが、東海林氏はどうしたのだろうか。心配だ。  まずは13番目からいこう。22年前の12月16日、週刊現代新年合併号の校了を終え、昼過ぎに元週刊文春編集長の花田紀凱さん、週刊ポストの岡成憲道さんと、某雑誌の座談会のために集まっていた。  そこへ編集部から「田中角栄が亡くなった」という電話が入る。すぐに印刷所に連絡して輪転機を止め、自社広告ページを飛ばして2ページ角栄の記事を入れろと指示を出す。座談会を終え社に慌てて戻ったことを覚えている。 「昭和の今太閤」と持て囃されたが、金権政治批判で総理の座を辞した後、ロッキード事件で逮捕され、脳梗塞で倒れるなど、晩年の姿は哀れだった。  そんな波瀾万丈の角さんを懐かしむ声は、いまだに多い。新潮は二十三回忌にあわせて、田中角栄のワイド特集を組んでいる。石破茂(58)が、彼の父親が死ぬ間際、田中に「葬儀委員長をやってくれ」と頼むと、最初で最後の派閥が主催する「田中派葬」をやってくれた話を語る。齋藤隆景新潟県議会議員が、竹下登は幹事長にしてくれないことを恨んで田中派を割ったといわれているが、角栄は「将来自民党を背負って立つ人だと思うから、国の財布の中身を知っていなければいけないと思って大蔵大臣を何回もやってもらっているんだ」と齋藤に話したと、死後、竹下に話したところオロオロと泣き出した話。  大平正芳と角栄の友情はよく知られているが、すき焼きの好みは甘好きの大平と、醤油好きの角栄と違っていたので、別々の鍋を用意したと元代議士の森田一が語っている。  地元愛と義理人情に厚かったという毎度お馴染みの角栄像だが、懐かしいと感じるのは、今の首相が角さんとは違いすぎるからだろうか。  お次はラーメンのお話。東京巣鴨にある「Japanese Soba Noodle 蔦」は12年にオープンした。ここは今年12月1日に発表された『ミシュランガイド東京2016』(日本ミシュランタイヤ)で、世界で初めて一つ星に選ばれたラーメン店である。  発表されてから、普段から2時間待ちは当たり前の行列が増えに増えて、急遽整理券を配る事態となったという。  文春の記者氏も、初日はダメで2日目は朝7時過ぎに並んだ。すでに10番目だが見事整理券をゲット。開店の11時まで4時間ちかく時間をつぶしてようよう入店した。  頼んだのは「焼豚醤油そば」(1150円)。 「透明感のあるスープに鶏のチャーシューやネギが整然と盛り付けられ、見た目にも美しい。スープの隠し味のトリフが香る。ミシュランによればメンマは赤いワインで味付けしているという」(文春)  スープを1口、続いて4種類の小麦粉をブレンドしたという麺を啜る。 「その味は……うーん、記者のツタない筆の及ばざるところ。誠に麺目ないが、ご自身の舌でご賞味あれ」(同)  値段はまあまあだが、トリフの香りと赤ワインで味付けしたメンマ? こちとらやっぱり東京の昔ながらの醤油ラーメンのほうがいいね。でも一度だけ食べてみたいね。  私は朝食で、軽くトーストしたフランスパンにエキストラ・バージン・オリーブオイル(以下EVOO)をかけて食べるのが好きである。  それが文春によれば、オリーブオイルの中でも最高品質のEVOOが偽装されていると、11月中旬にイタリアの大手メディアが報道したというのである。  この報道によると、14年はオリーブが不作で、質量ともに例年とは比較にならない状態だった。ところがなぜかEVOOの流通量に変化がなかったため、不審に思ったオイル専門誌が品質を独自調査したところ、普通のオリーブオイルをEVOOと偽装していたことが判明したのだ。  現在、食品メーカーなど約10社に対して、警察の捜査が始まっているそうだ。偽装オイルからは本来の香りとは程遠い、発酵臭やカビ、汚泥のような風味が立ち上るというのである。  こうしたことは4年前に、ジャーナリストのトム・ミューラー氏が著書『エキストラバージンの嘘と真実』(日経BP社)で、次のように指摘していたという。 「世界に流通しているEVOOは生産段階で偽装されたものが大半だ。ディフェット(欠陥品)が堂々と売られている事を放置するのか」  イタリアで起きている偽装問題は、日本人にとっても対岸の火事ではない。 「今日本で売られている輸入ブランドEVOOの大半は欠陥オイルです。ミューラーさんが著書で指摘したような偽装を施したオイルに加え、もっと単純な、例えば地面に落ちてカビが生え、腐ったオリーブから搾油した酷いオイルなども珍しくないのです。  特に三、四年貯蔵された古いオイルを使っている場合は健康へのリスクが高い。オイルが劣化、酸化しているため、下痢になったり、人によっては嘔吐する場合さえあります」(日本オリーブオイルソムリエ協会理事長の多田俊哉氏)  だが「オリーブオイルは植物油脂として他に類がないほど天然にオレイン酸を多く含んでいます。オレイン酸は人体の老化に繋がる酸化に対して強い効果を発揮します」(多田氏)  そうしたこともあって日本ではオリーブオイルは健康食品としての認知度が高く、消費量も年々増えているという。  多田氏に同行してもらって、文春が有名百貨店などで60本以上のEVOOを見たが「これは本物」とお墨付きを得たのはわずか1本だけだったそうだ。ミューラー氏がこういう。 「良い品質のオリーブオイルを見極めるには、正しい知識を身に付けなければなりません。知識を持った人が増えれば安心してオリーブオイルが買える社会を実現できるでしょう」  そうはいっても、有名百貨店でさえ60分の1しか本物がないとすれば、良質のオリーブオイルを見極める目を持つことはいいワインを選ぶよりも難しそうである。文春に出ている本物のEVOOの通販をしている「74カボット」(世田谷区)から取り寄せてみようか。  文春ではノンフィクション・ライターの常井健一氏が、小泉純一郎元首相のインタビューをやっている。いつものように、現役時代は原発の技術的なことについてわからなかったので、専門家から「廃棄物の捨て場所も十、二十年たてば見つかると言われた。『科学万能』『いずれ放射能は無害化できる』とも聞かされた」が、間違っていることがわかった。だから原発をゼロにしろと大転換した。その道筋は極めてシンプルで、 「安倍総理が原発ゼロでやるって決断すれば、野党だって自民党だって経産省だって反対できませんよ。国民の六、七割もついてくる。こんなチャンスないんだ」(小泉氏)  安倍首相が世論の反対を押し切って成立させた安保法案についても、 「安倍総理の考えは、私とは違うからわからないけど、今国会でないといかんと思ったんでしょう。全部強引に押し切っちゃう。なんか先急いでるね。ブレないところが俺を見習っていると言われるけど、わからんな」(同)  今は読書に音楽、ゴルフをやり、真向法を取り入れた柔軟体操を毎日しているという。  このインタビューの全文は文藝春秋に載っているようだが、言葉の端々から私が感じ取れるのは、幸せな老後を送っている元総理の道楽の一つが「反原発」という運動なのだということだ。  反原発をいっていれば、彼が在任中にやった新自由主義導入で今のような超格差社会を生み出してしまったことや、ブッシュのいいなりにイラク戦争を支持した「罪」を問われないと思っているのではないか。原発や息子・進次郎のことはもういいから、その2点についてどう考えているのか、厳しく問い詰めるべきだと私は思う。  ところで編集長が替わると誌面が変わるという典型的な例が、今週のフライデーである。奥編集長から秋吉敦司編集長に交代した。秋吉編集長は2度目の登板である。  今週の新聞広告の右トップは「成海璃子『年下新恋人にメロメロ』表参道デート撮った!」と「『妻・長谷川京子』も知らないポルノグラフィティ新藤晴一浮気現場」のツートップである。  これまではフライデーらしくない政治ものが右トップにきていたが、私にはこのほうがフライデーらしくていいと思う。  その2本へいく前に、もう1本。26歳の美人女子アナが上司とのダブル不倫で訴えられたという話である。  12月16日、札幌地裁地方裁判所で前代未聞の裁判の、第1回口頭弁論が行われるそうだ。訴状によると、被告はフリーアナウンサーの染井明希子(26)。慶応大学在学中からモデルとして活動していて、12年に北海道文化放送に入社。局アナとして同局の人気番組を担当していた。  彼女が局アナとして活躍していた14年10月頃から、上司との不倫関係が始まったそうだ。  染井アナを訴えたのは件の上司の妻だったAさん(33)。彼女がこういっている。 「回答書には、結婚が破綻した原因が私の言動にあると書かれていました。まったくの事実無根です。いつどこで、私が何と言ったことが破綻につながったのか、裁判で具体的に明示していただきたいと思っています」  Aさんの夫B氏(38)は、彼が担当した番組の多くに染井アナを起用して、染井アナを寵愛していたといわれていたようだ。フライデーは、これが事実ならば、編成マンと局アナの番組私物化、職権濫用が横行していたことになると憤る。  さらに、Aさんを驚かせたのは、染井が昨年5月に結婚していたという「事実」だった。すなわち2人は「不倫」から「ダブル不倫」という関係になったのである。  染井アナはその後、10月頭に解決金として100万円の支払いを提案してきたそうだ。10月26日付の「ご連絡」書面によると、「法的責任はないものの、貴殿に誤解を与える行為に及んだことに対して大変反省しており、謝罪の意味を込めて提示」したとしている。だが、Aさんはこの提案を拒否して、裁判所を舞台に「前代未聞の女の戦い」が始まるそうだ。Aさんが訴えれば、夫Bにも慰謝料請求ができるはずである。女を怒らせたらどれだけ怖いか……私もゾッとしてきた。  さてフライデーのスクープ撮へいこう。しかし残念なのは私がこの2人についてほとんど知らないことだ。女優の成海璃子(23)は、「7歳で子役デビューして以来、大河ドラマ『平清盛』をはじめ、数々の作品に出演。アーティスト志向が強い彼女は映画への造詣も深く、近年では映画や舞台を中心に活躍しています」(テレビ局関係者)という子らしい。 「しかし、この日彼女から滲み出ていたのは女優の風格よりも、恋する乙女の初々しさだった」とフライデーは書いている。  彼女の隣にぴったり寄りそう長身&小顔のイケメンは、モデルのクロウド・モーガン(20)だという。イギリス人の父と日本人の母をもつハーフで、『メンズノンノ』をはじめとする男性ファッション誌で活躍中で、ユニクロや伊勢丹などの広告モデルも務めていると、ファッション誌関係者が語っている。  男は、弾んだ表情で店を出てきた彼女の頭を、子犬をあやすかのようにポンポンなでたそうである。  買い物を済ませた2人は、彼女の暮らす高級マンションへそろって入っていったそうである。めでたしめでたし。  お次は北の歓楽街、札幌・すすきのが舞台。ロックバンド「ポルノグラフィティ」のギター新藤晴一(41)の浮気現場を撮ったというのである。  深夜0時半過ぎ仕事関係者らと、すすきの駅から程近い老舗のバーに現れた新藤は、女優の小西真奈美に似た長身美女と待ち合わせしていたようで、彼女が現れると少し話した後、2人だけでタクシーに乗り込み、すすきののネオンきらめく夜の街へと消えていったというのである。  こちらはめでたしめでたしとはならない。彼は、08年に女優の長谷川京子(37)と結婚しているのだから。 「できちゃった婚で、12年にも第二子をもうけ、家庭は円満のようだ」とテレビ局関係者が話している。  新藤は長谷川に“7年目の浮気ぐらい大目に見てよ”というつもりなのだろうか。  ノーベル賞の授賞式も滞りなく終わったが、新潮は、意外に日本人が知らないノーベル賞の「トリビア」について書いてくれている。  ノーベル賞の各賞の賞金額は800万スウェーデン・クローナで、単独受賞なら約1億1,500万円。今回は共同受賞者がいることから分割され、大村智北里大学名誉教授(80)が2,800万円、梶田隆章東京大宇宙線研究所長(56)は5,600万円ほどを手にするそうだ。  振り込むか小切手で支払われるこの賞金が、日本で非課税となったきっかけは1949年、日本人として初受賞した湯川秀樹博士にさかのぼるそうである。  物理学賞の博士が受けたのは約3万ドル(現在の8,000万円に相当)だったという。  戦後を生きることなど思いもしなかった世代にとって「湯川受賞」は美談そのものだったから、当時、その賞金に課税するのはいかがなものかという議論が起こったそうだ。 「それを受け、所得税法が改正されたのです」(財務省主税局)。その結果として、翌50年、ノーベル基金からノーベル賞として交付される金品は非課税となった。  その金品は財団の基金から出るのだが、現在550億円ほどのおカネを国内外の株式やヘッジファンドなどに投下し、通年で「3.5%以上の運用益」を目標にしているという。  ノーベル賞の中でも「経済学賞」だけは、ノーベル基金から金品が公布されない賞である。  この賞は、スウェーデン銀行が創立300周年を記念して、経済学賞を作りたいと財団に申し入れた。それが1968年のことだという。 「当初、財団はノーベルの遺志に反すると撥ねつけていたものの、最後は折れた。賞の正式名称は『アルフレッド・ノーベル記念スウェーデン銀行経済学賞』と冗長で、それに、賞金を支払うのも銀行なのです」(北尾利夫氏)  しかし「経済学賞はノーベル基金から支払われないため、課税の対象となります」(国税庁)。やはり税務署は厳しいものである。  文春では、GPIF(年金積立金管理運用独立法人)が、今年の7月~9月期の年金積立金の運用で約7兆8,000億円もの損失を出したと発表したことを報じ、「あなたの年金があぶない」と書いている。だが、何度もいうが、このことはポストがだいぶ前に報じているし、われわれの命綱の積み立てた年金を、安倍政権が強引にリスクの高い株へ投資する割合を引き上げたときから予想されていたことである。  GPIF側は10月以降は運用益が出ている、長期で見てほしいといっているが、株価は1万9,000円台をウロウロするばかりで、3万円どころか2万円にも乗らない。中国経済の落ち込みは深刻さを増し、アメリカの中央銀行にあたるFRBが政策金利を引き上げるとみられている。円安も終焉に向かうという見方が多く、株価を押し上げる材料に乏しいのが現状である。  文春でも書いているように、世界的に見ればGPIFのように、基礎年金部分の1階と厚生年金部分の2階を両方運用している国は少なく、リスクを取る積極運用で知られるカナダやノルウェーも運用しているのは2階部分だけである。 「アメリカの社会保障年金制度の積立金は、政治的介入の懸念から株式や債券への投資は禁止され、すべて市場で売買できない国債で運用されています」(アイ・シグマ・キャピタルの田代秀敏チーフ・エコノミスト)  安倍政権はこれまで、僥倖に恵まれてボロが出なかっただけなのだ。安保法制関連法案の質疑、消費税増税決断または先送り、自身の病気の問題など不安材料は山ほどある。どれが吹き出しても政権にとっては命取りになる。  5番目はインターネット通販の大手、アマゾンが本や家電、食品以外に、お坊さんを手配するサービスを始めたと報じたポストの記事。  名称は「お坊さん便」。四十九日や一周忌といった法事(法要)の際に、読経を行う僧侶の手配をしてくれるサービスだ。  料金は、自宅など手配先への訪問のみなら2万5,000円。自宅から墓地など手配先からの移動を含む場合は4万5,000円。プラス2万円で戒名を授与するプランもあり、全国どこにでも手配が可能だという。  このようなサービスは09年に流通大手の「イオン」が始めているそうだ。お布施の目安を公開して人気を呼び、明朗会計を謳う仲介業者に対するニーズが拡大しているそうである。  今回のアマゾンの「お坊さん便」を運営するのは「みんれび」(新宿区)という会社である。現在は浄土真宗、曹洞宗、真言宗などの宗派約400人のお坊さんを手配可能だという。  最近は1時間配送を始めたアマゾンだが「お坊さん便」は事前打ち合わせなどが必要になるため、最短で2週間前からの購入となるそうだ。初回は宗派の指定はできるが、僧侶の指名はできない。2回目の利用から僧侶の個人名で注文できるという。  何度も使うところではないとは思うが、意外に需要はあるのではないか。  不思議な事件である。11月23日に起きた靖国神社南門付近の男子トイレ内で爆発音がした事件は、発生から約2週間経った12月9日朝、韓国籍の全咏漢(27)容疑者が「建造物侵入容疑」で逮捕されたが、裏がありそうである。  この全容疑者、韓国では1909年10月に満州のハルビン駅構内で伊藤博文を暗殺した安重根や、1932年に抗日武装組織韓人愛国団に参加し、天皇の誕生日(天長節)に上海の日本人街で行われた式典に手榴弾を投げ込んだ尹奏吉たちのように、英雄視されているとポストはいうのであるが、とてもそんなタマではないだろう。  ポストがいうように、不可解なのは、なぜ全容疑者は捕まるのがわかっていて再入国したのかだ。全容疑者が当局にマークされている情報は、12月第1週にはマスコミにも伝わっており、その週末には日韓のメディアが全容疑者に取材をかけていた。 「当初は韓国政府が身柄を日本側へ引き渡すかどうかが焦点になると見られていた。12年、靖国神社で放火した中国人が韓国国内で逮捕された際、韓国は日本からの犯人引き渡し要求に応じなかった過去があるからだ。  だがそれは杞憂に終わった。なぜか犯人自ら、捕まりに来たかのように再入国するという謎の事態が起きたからだ。全容疑者は再入国の理由を『事件についてはよくわからないが、日本のマスコミから取材を受けて、靖国神社のトイレを確かめに行った』と供述。全く要領得ない」(ポスト)  元外務官僚で平和外交研究所代表の美根慶樹氏はこう話す。 「靖国神社絡みの事件となれば、韓国では政治犯と見做されます。『日韓犯罪人引き渡し条約』では政治犯の引き渡しは除外されている。12年の中国人のケースでは、韓国は犯人を政治犯として処理したので、犯人は中国へ送還された。しかし今、韓国は経済問題や米国との関係もあって、日本政府に気を遣わざるをえない状況にある。もし今回も『引き渡し』の議論になっていたとすれば、日韓関係に支障が出ることは確実です」  ポストは、「いわば本人が自発的に日本に再入国したことで、韓国政府は厄介払いできたといえるのだ」と書いているが、この事件は政治的に取引されたと見るべきであろう。そして時期を見て国外追放になるのではないか。  現代でお馴染みのノーベル賞経済学賞受賞者・ポール・クルーグマン(62)ニューヨーク市立大学教授が、アメリカ経済がまもなく崩壊すると警告している。 「利上げ早期容認論者の人々が『アメリカ経済は回復したので、利上げをしても大丈夫』と主張しているわけです。しかし、アメリカの好調さは、相対的によく見えているにすぎません。あくまで沈む各国に比べて相対的に、なのだという点をおさえておかなければいけません。早期の利上げを主張する人たちは、雇用の統計が改善していると言いますが、現実はまだ完全雇用にはなっていないし、賃金もフラットのままです。こういう状況で利上げを急げば、雇用が悪化し、消費は落ち込み、せっかく良くなってきた経済が再び冷え込んでしまう。もし利上げを急げは、アメリカでは日本が2000年代に経験したのと同様の悲劇に襲われることになります。ご存知の通り、日本では’00年8月にゼロ金利解除という利上げを行いました。小幅な利上げでしたが、結果として日本経済に大打撃を与える大失態となりました。FRBの人たちはいまこそ、この日本の教訓から学ぶべきなのです。もしFRBが利上げを急げば、アメリカは長い低迷に突入していくことになるでしょう。そうして経済を痛めてしまえば、次にこの間違いを取り返すための術は見つけられなくなる。日本が2000年代に経験したように、です。(中略)2016年は、世界中がもがき苦しむ年になりそうです」  クルーグマン氏のこの予測は当たるのだろうか。  次は現代のショッキングなニュース。実は大阪でエイズが大爆発していたというのである。  日本エイズ学会が、11月30日に東京で行った第29回の学術集会で発表されたというのだ。大阪府でHIV(エイズウィルス)感染者が激増していると。  厚生労働省のエイズ動向委員会の調査によると、国内のエイズウィルス感染者と感染した後にエイズを発症した人の数の合計は、14年末時点で2万490人。このほかに8120人の「未診断感染者」がいる可能性があるとわかったそうだ。 「そして、年次別の推計で見ていくと、大阪府で感染者が急増している時期があることも明らかになりました。その時期とは、’03~’06年。この時期、東京を含めた他の都道府県における新規感染者は横ばい状態傾向にあるにもかかわらず、全国的に見るとその数は増えていた。つまり、大阪だけで異常に増えていたのです。毎年、約300人の新規感染者が大阪で出ていたと推計されます」(慶應大学医学部専任講師の加藤真吾氏)  エイズが再び注目を浴びたのは、ハリウッドスターのチャーリー・シーンが告白をしたことである。  11月17日にアメリカNBCテレビの生放送ニュース番組『トゥデイ』に出演してこういったのだ。「私はHIVに感染したことを認めるためにここにいる」と。  シーンは、4年ほど前に頭痛や寝汗といった身体の不調を感じ、脳腫瘍だと思い検査を受けたところ、HIVと判明したという。  その後、彼はごく親しい人だけに感染を明かしたが、そのうち数人から、「事実を公表されたくなければカネを払えとゆすられ、要求に応じた」とも話した。口止めのために支払った金額は1,000万ドル(約12億円)を超すというのである。  この告白はアメリカだけでなく、全世界に衝撃を与え、シーンには同情的な声すら寄せられたそうだが、その後、次々と明らかになっていったのは、シーン自身が招いた報いだったということだ。  何しろ彼は、隣に住む女の子からポルノ女優まで、これまでに関係を持った女性の数は5,000人以上というのである。  現代によれば、シーンが来日して大阪に来ていたという記録はないようである。  増えた理由は、アナルセックスの頻度が急速に高まったからではないかという懸念があるそうだが、男性同性愛者は、実は、約半数がアナルセックスの経験がないという調査結果もあるそうだ。  それよりも、異性愛者の成人男性のうち50人に1人が男性とアナルセックスをしたことがある、とした論文があるそうだ。その男性が女性とも関係を持ち、広がっていったのか? 「現在は非常に良い薬があるため、たとえHIVに感染しても、治療すればエイズの発症を抑えられる。また、性交渉によって相手に移すリスクもかなり減らせます。他人事だと思わず、みんなが検査に行くことで、日本でのHIVの流行を阻止できるのです」(加藤氏)  HIVはがんと同じ、早期発見すれば今は怖い病気ではないようである。  最後は現代の来年7月に衆参ダブル選挙が行われれば、自民党が大勝するというイヤ~な特集である。先週のポストもやっていたが、衆参ダブル選挙が規定路線化してきているようだ。  ポストは7月10日が投開票日だとしていたが、現代は7月17日がその日であるとしている。  結果を急ごう。このダブル選挙で、自民党は単独で衆議院323、参議院127という史上最大規模の議席数を獲得するとしている。  これに公明党、おおさか維新といった与党・準与党勢力を合わせると、安倍自民党を中心として衆議院で400議席を超える空前の独裁勢力が誕生すると、現代は予測している。  そうなれば、総裁就任後、4回の選挙で全て圧勝ということになる。もはや安倍総理を辞めさせる必然性もなくなり、東京五輪後の21年まで安倍政権を維持しようという意見が盛んになるとしている。  だが、現代が調べてみると、安倍政権を積極的に支持している人は、自民党に票を入れている人の中にもほとんどいないというのである。  これに比べて野党支持者には、「憲法を無視する与党を許すことはできない」「沖縄で起きていることを何とかしてほしい」といった具体的な意見が多かったそうだ。  週刊誌が今やるべきことは、安倍自民党が大勝するといった「当たり前」の報道ではなく、それを前提にして、どうしたら自民党大勝を阻止できるのか、野党はどう共闘すればいいのか、野党の党首を誰にすれば安倍首相に対抗できるのかを、提言することではないのか。  これ以上安倍首相に力を持たせたら、この国の行き着く先はアメリカと組んだ軍事大国化はもちろんのこと、核保有までありえるかもしれない。軽減税率の公明党との話し合いがおざなりなのも、選挙前に「消費税10%は見送る」かどうかを争点にして選挙をしたいという切り札にしたいがためなのかもしれない。週刊誌ぐらいはダブル選挙阻止、自民大勝阻止を掲げて、闘ってほしいと思うのだが。 (文=元木昌彦)

マイナンバー汚職“異色の官僚”が激白! 「本当の汚職官僚」と「不安だらけの制度の穴」

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「週刊現代」(12/19日号、講談社)
今週の注目記事・第1位 「マイナンバー汚職 逮捕された厚労省の役人がぶちまけた!『オレよりもっと悪いヤツがいる』」(「週刊現代」12/19号) 第2位 「同居の甥が明かした 原節子が愛した男」(「週刊文春」12/10号) 「ヴェールを脱いだ『原節子』隠遁52年間の後半生」(「週刊新潮」12/10号) 第3位 「<枝切り鋏事件> 『三角関係』頂点にいた女の役回り」(「週刊新潮」12/10号) 第4位 「神戸山口組に藤原健治組長『衝撃加入』の全真相」(「アサヒ芸能」12/10号) 「紳助“芸能界追放”の引き金を引いた山口組ナンバー3 [橋本弘文会長]が突如『離脱表明』」(「週刊ポスト」12/18号) 第5位 「【突如脱退発表】ジャニーズ激震“カトゥーン田口の乱”」(「週刊文春」12/10号) 第6位 「このままでは『自民党一党独裁』だ 来年7月『衆参ダブル選』」(「週刊ポスト」12/18号) 第7位 「プーチン対エルドアン 独裁者チキンレースの行方」(「週刊文春」12/10号) 第8位 「ミステリーベスト10 2015」(「週刊文春」12/10号) 番外 現代、ポストのSEX記事の勝者はどっちだ!?  今週の現代、ポストのグラビアは低調である。現代は頭のカラーで「<独占掲載> 南野陽子 私の青春」。後半はハーフタレント「ハーフタレントNo.1 マギー ザ・ダイナマイト」と「裸になるため夫と別れました 人妻ヘアヌード 千葉ねね」。袋とじは「『にっかつロマンポルノ』の時代」。  ポストは、3回目になった山田佳子の「この人とゆめの湯めぐり」。『ザ・ウーマン』(友映)や『魔界天生』(東映)などの出ていた女優「佳那晃子 23歳、伝説の乳房」。両誌ともに、インパクトに欠ける。記事にいこう。  今週のポスト「死ぬまでSEX」は、これも毎度おなじみの勃起薬、ED治療薬の紹介特集である。  まずはバイアグラ、レビトラ、シアリスなど、あなたのセックスに合うED薬の選び方。次は、有名AV男優が撮影前にこっそり飲んでいる「勃起サプリ」はこれだ! 意外なサプリは、AV男優の志良玉弾吾氏の飲んでいる「エビオス錠」である。ビール酵母を原料とするこのサプリは、胃もたれ、消化不良等に効くとうたわれているが、亜鉛やセレンなど精子生産に必要なミネラルが豊富なことから、「万能サプリ」として注目されているというのだ。  そのほかには、薬がダメでも絶対にあきらめない! 何歳になっても上向きにする、最新ED治療の紹介。東京・五反田にあるED改善を謳う風俗店の潜入ルポ。このAVを見れば、あなたのED危険度がわかる。  1,000年に1人の人妻という触れ込みでAVデビューした、水原梨花の最新作『ヤラしい義父の嫁いぢり お義父さん、もう許してください』(マドンナ)。これを見て興奮しない人、はED度100%だという。  現代は、女性から見た「男性器と性衝動」の研究。こんな33歳・女性会社事務員の話が載っている。 「勃起した男性器を見ると、女性は喜ぶと思いますよ。目の前の私に興奮してくれている証拠でしょう? それに男性器の大きさの変化が目に見えてわかるので、見ていて面白い。女性にはないから、不思議なモノだなぁっていつも思います。勃起するとスーッと血管が浮き出て男らしさを感じるし、亀頭のすべすべな感じも大好きなんです」  そんなに、かわいいかい? 男性器のタイプ別の特徴も載っている。きのこ型、ゴンブト型、ドリル型、湾曲型、ツチノコ型、マグナム型などである。興味がある方はご覧あれ。  現代によれば、フェラチオは男性への奉仕といった単純なものではないそうである。男性器をくわえる時、女性の脳は官能を感じているそうだ。 「女性が性行為をしているとき、脳内にはオキシトシンやエンドルフィン、ドーパミンといったホルモンが出て、快感が高まると言われています。物理的に挿入されるから気持ちがいいわけではありません。キスや愛撫、オーラルセックスなど前戯を十分にすることでホルモンが分泌されて、快楽に溺れていくのです。フェラチオをすると、脳内でホルモンが分泌されることは十分にありえます。男性器が挿入されると想像したり、男性が悦んでいる姿を見て興奮することで、ホルモンが分泌されるわけです。そうなると、女性は舐めているだけで気持ちがいい」(咲江レディスクリニック院長丹羽咲江氏)  今週は、「女性から見た男性器」という視点から特集を組んだ現代にやや分がある。よって、現代の勝ち!  まずは、文春恒例の「国内海外ミステリーベスト10 2015」を少し紹介しよう。  国内の第1位は『王とサーカス』(米澤穂信/東京創元社)。第2位は『流』(東山彰良/講談社)。第3位は『戦場のコックたち』(深緑野分/東京創元社)。第4位が『ミステリー・アリーナ』(深水黎一郎/原書房)。第5位が『鍵の掛かった男』(有栖川有栖/幻冬舎)   海外は第1位が『悲しみのイレーヌ』(ピエール・ルメートル/文春文庫)。第2位は『スキン・コレクター』(ジェフリー・ディーヴァー/文藝春秋)。第3位が『ありふれた祈り』(ウィリアム・ケント・クルーガー/ハヤカワ・ポケット・ミステリ)。第4位が『声』(アーナルデュル・インドリダソン/東京創元社)。第5位は『偽りの楽園』(トム・ロブ・スミス/新潮文庫)。  私がこの中で読んだのは、『悲しみのイレーヌ』『ありふれた祈り』、7位に入っている88歳の元殺人課の刑事が主人公の『もう過去はいらない』(ダニエル・フリードマン/創元推理文庫)、『流』ぐらいである。  その中で、お薦めは『もう過去はいらない』。先日、北方謙三氏にも勧めておいたが、格好いいジジイ・ハードボイルドの傑作だと思う。  さて、シリアで起きたトルコの戦闘機によるロシア爆撃機撃墜は、せっかくパリ・テロ事件でまとまりかけていた欧米とロシアとの関係修復を元に戻してしまいそうである。 「10月にウィーンで開かれた米国やサウジアラビアなどとの外相会合で、ロシアがシリア領内にあるロシア軍基地の存続などを条件に、和平後の大統領選にアサド現大統領が立候補しないことを認めるという大胆な秘密提案をしたとされます。これなら、打倒ISが最優先課題の欧米も妥協の余地がある」(モスクワ特派員)  だが、これも元の木阿弥。  文春によれば、ロシアのプーチンとトルコのエルドアンは似た者同士だという。 「(トルコ・エルドアン首相は)最大都市イスタンブールのスラム街に生まれ、同市市長を経て首相となりました。政教分離を国是とするトルコにあってイスラム色の強い政党リーダーとして初めて単独政権を握ったのです。当初は、経済の構造改革に取り組み国民所得を就任後十年間で三倍にし、『ゼロプロブレム外交』と呼ばれる全方位外交で周辺国と良好な関係を築き、“中東の優等生”と呼ばれました」(外信部記者)  しかし、昨年大統領に就任する前から独裁色を強めるようになっていき、「批判的なメディアに圧力をかける強権的体質を露骨に示すようになりました」(同)。昨年、白い宮殿と呼ばれる大統領官邸を新築した。建設費は日本円で700億円にも上り、部屋数は1,150もある。これは米ホワイトハウスの30倍以上、フランスのベルサイユ宮殿よりも広いという。  ロシアと共に強い指導者を好む国民性を追い風に高支持率を維持し、強権的な政権運営を続けているため、どちらも簡単に折れるわけにはいかないようだ。  ポストは、少し前に安倍首相の引退が近いという特集を組んだばかりだが、今度は安倍首相が衆参同日選挙に踏み切り、その結果、自民党一党独裁政権ができるという特集を組んでいる。  週刊誌の良さも悪さも、「いい加減」なところである。朝令暮改は当たり前。その典型的な記事であろう。  首相周辺は、来年7月に衆参ダブル選を考え始めたというのである。これが実施されると、憲政史上3回目になる衆参同日選挙だが、そのXデーは来年の7月10日になるそうだ。  自民党内で、衆院選と参院選の同日選挙論が急速に広がっている。口火を切ったのは、佐藤勉国会対策委員長だった。11月28日の自民党議員のパーティーで、「来年ダブル選挙があるかもしれない」とぶち上げた。  次に、谷垣禎一幹事長も「いろいろな可能性はある」と追随し、伊達忠一参院自民党幹事長も参院選との相乗効果が見込めると歓迎のコメントを出した。政権与党の幹部たちがここまで解散日程に踏み込むのは異例といえると書いているが、それはそうだろう。  本来、解散総選挙は総理大臣の専権事項であり、党幹部は解散について質問されても言及しないというのが、これまでの慣例だったからである。  総選挙は解散の日から40日以内と定められるなど、投開票日は国会日程との絡みで細かい制約がある。その数少ないチャンスの日が、7月10日だというのである。  しかし、その日に同日選挙を実施するためには、通常国会を正月の1月4日に召集し、安倍首相は会期末の6月1日にピンポイントで衆院を解散しなければならない。  さらに、1月4日には宮中で「奏事始」という祭儀が行われるのだが、天皇に国会への臨席を求めなければいけない(開会式は招集の数日後にすることも可能のようだが)。  安倍首相は、その高いハードルを乗り越えようと「決断」をしたようである。11月16日、「大変異例だが1月4日に通常国会を召集したい」と、外遊先のトルコで同行記者団にそう表明したのである。  その背景には、こういう腹づもりがあるという。野党は選挙への準備不足である。また、安保法制で落ち込んだ内閣支持率が、いまや40%台まで回復している。  それに、おおさか維新の会が知事・市長のダブル選挙で大勝したことがある。同日選挙となれば、橋下氏は衆院選に出馬するかもしれない。そうなれば、橋下維新の会を取り込める。  さらに、朝日新聞の自民党員への世論調査で、安倍首相は、小泉純一郎、田中角栄など並みいる歴代総裁を抜いて「最も評価する総裁」の第1位に選ばれたのである。これは、憲法改正に積極的だという点が評価されたのであろう。  ポストは、安倍首相が増税再延期を掲げて同日選挙を打てば、圧勝するのは間違いないと読む。選挙資金は大企業から分捕る法人税減税をすれば、選挙の資金作りには困らないというわけである。  こうやって同日選挙で大勝して、おおさか維新の会と組んで3分の2を確保できれば「21世紀自民党」結党で、憲法改正へとまっしぐらに進むというのである。  当て事と越中ふんどしは向こうから外れるの喩えあり。安倍首相が考えそうなことだが、そううまくいかせてはならないという良識が、われわれ多くの国民の側にもある。来年の参議院選が「関ヶ原」になることは間違いない。  ところで、ジャニーズで異変が起きているようだ。来年3月にデビュー10周年を迎えるアイドルグループ「KAT-TUN」の田口淳之介(30)がテレビの生番組で、グループを離れ、ジャニーズ事務所も退所すると宣言したのである。  これでKAT-TUNからの脱退者は赤西仁、田中聖に続いて3人目だそうだ。田口の件は水面下で春先から話し合いが進められていたと、文春でテレビ局スタッフが話している。  発端は「花見報道」だという。今年4月に女性自身で、田口が女優の小嶺麗奈(35)と、彼女の母親と一緒に花見を楽しんでいたことをスクープされてしまった。年上の小嶺とは、8年越しの付き合いだそうだ。  小嶺は、現在は女優としての活動はしておらず、ヒーリングサロンを経営しているという。田口は「何を言われようと、一緒にいたい」と言っているようだが、事務所側がこれにいい顔をせず、今回のような発言になったそうである。  30を越えた男と女が好き合っているのに、事務所がどうこういうのはおかしいと思うが、この世界の常識では「礼儀を知らない」(芸能プロ関係者)ということになってしまうらしい。  そこそこ売れたのだから、ジャニーズ事務所を離れても芸能活動を続けていけばいいのにと思うが、「田口も小嶺も芸能界カムバックは無理」(同)だというのだ。  ジャニーズに刃向かうヤツはテレビでは使うな、芸能界から追放するというのでは、異常というしかあるまい。だが、元KAT-TUNの田中聖は「僕はジャニーズを辞めて、全部なくしてしまった」と証言している。  ジャニーズの力で人気者になっていただけで、その間に実力をつける自覚も才能もなかったのではないか。今回の田口脱退で、ジャニーズ事務所の「メディア恐怖支配」が少しでも崩れることを期待しているのだが。  山口組と神戸山口組との抗争が、熾烈になってきている。11月15日に起きた愛桜会・菱田達之会長惨殺事件は愛桜会が六代目山口組に残った側であったため、すわ、神戸山口組の犯行かと組関係者だけではなく警察にも激震が走ったが、今のところ真相は闇の中のようである。  アサヒ芸能が、六代目体制で幹部の地位にあった藤原健治組長が神戸山口組に加入した「事件」を報じている。それも11月21日に岡山市内で山口組の「若頭会」が開かれようとしている直前に、この情報が流れたというのだ。  藤原組は岡山に本拠を置く組織だが、神戸山口組の池田孝志舎弟頭への筋立てがあったのではないかと、捜査関係者は見ているようだ。  そのほかにも、多くの地域で神戸山口組の示威行動が起こっている。神戸側が山口組に対して「硬軟自在の揺さぶりを水面下で熾烈化させている実態がうかがわれる」(アサ芸)という。 「神戸山口組の多数派工作はさらに北上し、すでに六代目山口組は対応に乗り出したとの情報もある」(捜査関係者)  ポストによれば、12月1日に行われた五代目山口組・渡辺芳則組長の命日に当たり、六代目司組長も姿を現したが、墓参りを終えて本部に戻る車の列から山口組統括委員長で極心連合会の橋本弘文会長の車が離脱し、携帯電話がつながらなくなったと大騒ぎになったというのだ。  橋本会長の名は、島田紳助が芸能界を引退する際、メディアで繰り返し報道された。  すわ、山口組から神戸山口組へ? とささやかれたが、山口組関係者は「橋本会長は心臓に持病があり、そのせいで連絡が取れなかっただけ。離脱うんぬんは完全な誤報だ。事始めにも当然、姿を見せる」。  真偽のほどはわからないが、事態は風雲急を告げ、一触即発状態であることは間違いないようだ。  さて、8月13日に、元プロボクサーで慶應大法科大学院生だった小番(こつがい)一騎(25)が、妻の不倫相手で弁護士の陰茎を切り取った事件は、衝撃を与えた。  その裁判が11月26日に東京地裁で開かれ、その模様を新潮が伝えている。そこで冒頭陳述が読み上げられたが「小番の奥さんと被害者のセックスに関する話ばかりで、かなり驚きました」(傍聴人のひとり)。  港区内に事務所を持つ弁護士のところに、小番の奥さんAが勤め始め、7カ月後に「被害者は、Aと共に港区内の寿司屋で食事を取り、飲酒した後、事務所に戻り、同所内で初めて性交した。Aは嫌がる様子を見せなかった」(冒頭陳述より)。  2人は何度も逢瀬を重ね、Aは嫌がるそぶりを見せず「被害者の陰茎を口淫した」(同)という。  しかし、弁護士がAのことをあだ名で呼んだことで、2人の関係がおかしくなり始めた。そんな時、帰りが遅いことで妻を小番が咎め、ケンカになった。Aは「上司からセクハラされて悩んでいる」と「ウソ」をつき、強いショックを受けた小番が、逆上して弁護士事務所に妻と赴き、ボクシングで鍛えたパンチを浴びせた後、「被告人は、持っていたリュックサックから前記のはさみを取り出し、被害者のズボンを脱がせ、左手で陰茎を取り出し、右手に持ったはさみでこれを切断した」(同)。  切ったペニスは、共用トイレに流してしまった。  被害者の弁護士は緊急手術を受けたが、「陰茎が根元から1センチ程度しか残っておらず、現在、被害者は、小便用便器での排尿は不可能」(同)だという。  妻の浮気が、2人の男の人生を大きく狂わせてしまったのである。  今週の文春と新潮は、原節子一色である。9月5日、昭和の大女優・原節子(本名・会田昌江)は、敬愛した小津安二郎監督が屋敷を構えた鎌倉の地で静かに息を引き取った。享年95。  文春によれば、肺炎が悪化し、神奈川県内の病院に運ばれたのは8月中旬のことだった。ただ入院当初は、彼女の病状は親族の間でも楽観視されていたという。50年以上にわたって原と同居していた甥の熊谷久昭氏が、こう語っている。 「看取ったのは私を入れて5人ほどでした。生前、元気な頃に遺書を書くと言っていたのですが、結局残さずに逝ってしまいました。私にとっては贅沢を許してくれない、うるさい叔母さんという感じでしたね」  原は大正9年、横浜市で二男五女の末っ子として生まれた。新潮によれば、女学生時代には教育家になろうと考えたり、英文学をやろうと思ったりしていたと原は自叙伝の中で述べている。  原の父親は日本橋で衣類関係の問屋を営んでいて、恵まれた幼少期を送ったかに見えるが、親しい友人たちによれば、そうでもなかったようだ。 「お母さんがかわいそうな人でね。関東大震災の際、沸騰した鍋を頭からかぶってしまったのです。近所で“小町”と言われるほどきれいな人だったのに」(友人)  さらに、1929年の世界恐慌で生糸の価格が暴落して家が傾き、「昌江ちゃんはいつも同じ服ばかり着る“着たきり雀”になった。卒業後は、横浜高等女学校に進んだのですが、家計を助けるため、2年で中退してしまったんです」(同)  義兄で映画監督の熊谷久虎氏の推薦を受け、日活撮影所に入社する。その後、引退までの28年間で、小津監督などの作品を含む112本に上る映画に出演した。華やかな映画スターとして一時代を築いた原だが、引退後は一転、映画関係者との接触をすべて断ってしまった。  突然の引退の理由は、さまざまにいわれている。真っ先に上がるのは、実兄で映画カメラマンの会田吉男の事故死である。昭和28年、映画『白魚』の撮影中、会田はカメラを持ったまま機関車にはねられ、命を落とすのだ。  だが、こうした見方もある。ある日、撮影所で、原が岡田茉莉子に衝撃的な話を打ち明けたという。 「『今朝、鏡に向かったら、片方の目が見えないのよ』とおっしゃるのです。昔は、フィルムの感度が悪かったので、眼にライトを強く当てないと、綺麗に映らなかったのです。特に原さんはクローズアップの表情が美しかったですから、他の女優よりもライトを多く浴びていたと思います。また引退の2年前に公開された『秋日和』の撮影中には、『畳の上での芝居がしづらくなってきたので、もうやめたいの』と弱気におっしゃられたのです。その原因が眼の病気かどうかわかりません。ただ小津さんの映画は、畳の上での演技が多いことは間違いありませんものね」  甥の久昭氏も、引退の原因は白内障によるものだと考えているようだ。  引退後の準備は万全だったという。何しろ新潮によれば、51年、公務員の初任給が6,500円にすぎなかった時、原の出演料は映画1本あたり300万円を超えたそうだ。 「そのたびに、都内の狛江や練馬、杉並などの土地を購入したそうです」と、映画評論家の白井佳夫氏は語っている。原が芸能界を去って31年を経た、94年のことだ。 「国税庁が発表した前年度の高額納税者75位に、原の本名、合田昌江の名が載りました。納税額は3億7,800万円で、所得総額は13億円近かったはず。隠遁する前まで住んでいた東京都狛江市の800坪余りの土地を、電力中央研究所に売却したんです」(古手の記者)  だが、彼女の隠遁生活は質素を極めていたと、久昭氏が文春で話している。 「もちろん彼女が1人で食べていく分には困りませんでした。八十代の頃までは、うちの車で葉山のあたりに一緒に買い物に行くことはありましたが、主に食材とか日用品を買うだけで、洋服は買わなかったですね」  タバコは初老の頃に止めたそうだが、お酒は90歳を過ぎても毎日たしなんでいたという。 「小さい缶ビールを一日一本飲んでいましたね」(久昭氏)  意外といっては失礼だが、テレビを見るより本が好きで、それも社会問題に関する本を読んでいたという。「経済問題や、イスラム国などの国際情勢や地球温暖化問題などにも興味を持っていた」と、久昭氏が言っている。  新潮では、日経の経済面なんかを特によく目を通していて、株をちょっとやっていたそうである。 「詳しくは知りませんが、損したり儲けたり、だったのだと思います」(久昭氏)  永遠の処女といわれる原だから女優時代はスキャンダルとは無縁だったが、男性の影はあったのではないかという指摘は多くある。  よくいわれるのは、小津監督との関係である。小津の妹・山下トクは、生前、2人の関係をこう述懐していたという。 「私は、おそらく兄は、原さんのことが好きだったと思います。ただ、兄は仕事と私生活を切り離して考えようとしていました。あれだけの大女優を個人で所有するものではないと割り切ろうとしていたんじゃないでしょうか」(「文芸春秋」1989年9月号)  そのほかにも、東宝のプロデューサーだった藤本真澄や、驚くことに義兄であり映画監督の熊谷氏の名前も挙がっている。  原を取材しているノンフィクション作家の石井妙子氏が、こう解説する。 「原節子と熊谷久虎氏は二人だけで生活した時期もあり、久虎氏が亡くなるまで、その傍らから離れることはなかった。(中略)男女関係があったかは噂の域を出ませんが、強固な精神的な結びつきがあったのは間違いありません」  新潮には、このような話も載っている。2004年に89歳で物故した矢沢正雄さんは陸上短距離の代表選手としてベルリン五輪に出場し、帰国直後の36年秋、日独合作映画『新しき土』の撮影でドイツに渡る前の16歳の原節子と出会った。  よく落ち合って、餅菓子を食べに行ったりしていたと矢澤氏は語っていたという。だが、順調だった2人の交際も、戦争の波にのみ込まれる。  戦地へ行っても文通は続けていた2人だが、43年、無事復員した矢沢さんは、「本当に生きていてくれてよかった」という原の歓待に、「何を置いても彼女と一緒になろう」と決心したという。  だが、厳格な父に「ああいう華やかな仕事をしてる人は、お前のためにならない」と大反対され、7年に及んだ恋愛は潰えたという。  藤本とは、こんな話がある。昭和20年代、下北沢にあった「マコト」という喫茶店でアルバイトをしていた藤井哲雄さん(85)が、こう証言する。 「ある日ママに、“明日は藤本先生が来るから、2階の部屋をよく掃除しておいて”と言われました。すると翌日の昼下がり、のちに東宝映画社長になる映画プロデューサーの藤本真澄さんが、後から原節子さんが現れたんです。それから1年ほど、月に1、2回は従業員に暇が出され、建物が2人に提供されていました」  永遠の処女は、恋多き女でもあったようである。  私は、原の映画の中では『晩春』(1949年)が好きだ。原は笠智衆が演じる大学教授の娘。母親を早く亡くし、父の面倒見ているうちに「お嫁行きたくない、お父さんと一緒にいるほうが幸せ」だと、「疑似近親相姦的」(白井佳夫氏)絆ができてしまう。婚期に遅れた娘を嫁がせるために父親は再婚するふりをして、娘を結婚させるという物語である。結婚式を終えて、家に帰ってきた笠がひとりでぽつんとお茶を飲むシーンが印象的である。  今週の第1位は、マイナンバーに関する贈収賄事件で逮捕された厚生労働省情報政策担当参事官室室長補佐の中安一幸氏(46歳)の独占インタビューに成功した、現代に捧げる。  中安氏が逮捕されたのは10月13日。マイナンバー制度導入に備えた社会保障分野でのシステム構築事業について、厚労省が11年10月に公募した企画競争で、ITコンサルタント会社に便宜を図り、現金約100万円を受け取ったという容疑である。  メディアは彼のことを「異色の官僚」と呼び、勤務態度やブランド物で身を固め、派手に遊び歩いていると報じた。  だが中安氏本人は、ITに関する知識と、事業を実現する行動力がずば抜けていたことは事実だと認めながら、それ以外は事実ではないとこう話している。 「出勤していなかったのも、遊び歩いていたからじゃない。六本木で豪遊していたといわれていましたが、僕は酒を飲めませんからね」(中安氏)  親しかったIT会社の社長から100万円をもらったことは認めているが、それも自費で仕事をしていたからカネがなく、それを見ていた社長から「カネを出してやる」と言われて受け取ったもので、便宜を図るつもりもなかったと話す。  マイナンバー制度の導入が始まった14年から15年に、その事業を取り仕切った人物こそが、警察が狙う「本丸」だとも言っている。  贈収賄事件の進展がどうなるかは不透明だが、彼の言っているマイナンバー批判は一聴の価値がある。 「これからさらに、マイナンバー絡みの問題が頻発するのも間違いない。なぜなら、そもそも番号を国民全員に配るというのが、間違っているからです。国民の情報を国が一括して管理するなら、番号なんて配らなくても、省庁同士が連携すればいいだけの話でしょう。そして、『国で一元管理してもいいですか。政府を信用できますか』と国民に問えばいいんです。でも政府は、国民から信用を得られず、マイナンバーを導入できない事態になるのを恐れたんでしょう。そこで、正しい導入のプロセスを踏まず、カード配るという逃げを打った。(中略)カードを配れば、番号を売り買いする人間が必ず出てきます。誰が売るのかといえば、情報を管理している者しかない。つまり省庁の役人です」(同)  彼は「僕以上の『悪人』が逮捕されることになれば、本当の汚職官僚は誰かがわかる。そして、マイナンバーがいかに不安だらけな制度かも、明らかになるはずです」と言っている。  遅配、誤配などが頻発しているマイナンバーだが、そんな表面的なことではなく、なぜこんな曖昧な制度が3,000億円といわれる血税を使って拙速に政府がやろうとしているのか、原点に返って問い直されなければいけない。サラリーマン川柳だかに「マイナンバー いつの間にかナンマイダー」というのがあったが、こんなものは早く葬ったほうがいい。 (文=元木昌彦)

マイナンバー汚職“異色の官僚”が激白! 「本当の汚職官僚」と「不安だらけの制度の穴」

motoki1207
「週刊現代」(12/19日号、講談社)
今週の注目記事・第1位 「マイナンバー汚職 逮捕された厚労省の役人がぶちまけた!『オレよりもっと悪いヤツがいる』」(「週刊現代」12/19号) 第2位 「同居の甥が明かした 原節子が愛した男」(「週刊文春」12/10号) 「ヴェールを脱いだ『原節子』隠遁52年間の後半生」(「週刊新潮」12/10号) 第3位 「<枝切り鋏事件> 『三角関係』頂点にいた女の役回り」(「週刊新潮」12/10号) 第4位 「神戸山口組に藤原健治組長『衝撃加入』の全真相」(「アサヒ芸能」12/10号) 「紳助“芸能界追放”の引き金を引いた山口組ナンバー3 [橋本弘文会長]が突如『離脱表明』」(「週刊ポスト」12/18号) 第5位 「【突如脱退発表】ジャニーズ激震“カトゥーン田口の乱”」(「週刊文春」12/10号) 第6位 「このままでは『自民党一党独裁』だ 来年7月『衆参ダブル選』」(「週刊ポスト」12/18号) 第7位 「プーチン対エルドアン 独裁者チキンレースの行方」(「週刊文春」12/10号) 第8位 「ミステリーベスト10 2015」(「週刊文春」12/10号) 番外 現代、ポストのSEX記事の勝者はどっちだ!?  今週の現代、ポストのグラビアは低調である。現代は頭のカラーで「<独占掲載> 南野陽子 私の青春」。後半はハーフタレント「ハーフタレントNo.1 マギー ザ・ダイナマイト」と「裸になるため夫と別れました 人妻ヘアヌード 千葉ねね」。袋とじは「『にっかつロマンポルノ』の時代」。  ポストは、3回目になった山田佳子の「この人とゆめの湯めぐり」。『ザ・ウーマン』(友映)や『魔界天生』(東映)などの出ていた女優「佳那晃子 23歳、伝説の乳房」。両誌ともに、インパクトに欠ける。記事にいこう。  今週のポスト「死ぬまでSEX」は、これも毎度おなじみの勃起薬、ED治療薬の紹介特集である。  まずはバイアグラ、レビトラ、シアリスなど、あなたのセックスに合うED薬の選び方。次は、有名AV男優が撮影前にこっそり飲んでいる「勃起サプリ」はこれだ! 意外なサプリは、AV男優の志良玉弾吾氏の飲んでいる「エビオス錠」である。ビール酵母を原料とするこのサプリは、胃もたれ、消化不良等に効くとうたわれているが、亜鉛やセレンなど精子生産に必要なミネラルが豊富なことから、「万能サプリ」として注目されているというのだ。  そのほかには、薬がダメでも絶対にあきらめない! 何歳になっても上向きにする、最新ED治療の紹介。東京・五反田にあるED改善を謳う風俗店の潜入ルポ。このAVを見れば、あなたのED危険度がわかる。  1,000年に1人の人妻という触れ込みでAVデビューした、水原梨花の最新作『ヤラしい義父の嫁いぢり お義父さん、もう許してください』(マドンナ)。これを見て興奮しない人、はED度100%だという。  現代は、女性から見た「男性器と性衝動」の研究。こんな33歳・女性会社事務員の話が載っている。 「勃起した男性器を見ると、女性は喜ぶと思いますよ。目の前の私に興奮してくれている証拠でしょう? それに男性器の大きさの変化が目に見えてわかるので、見ていて面白い。女性にはないから、不思議なモノだなぁっていつも思います。勃起するとスーッと血管が浮き出て男らしさを感じるし、亀頭のすべすべな感じも大好きなんです」  そんなに、かわいいかい? 男性器のタイプ別の特徴も載っている。きのこ型、ゴンブト型、ドリル型、湾曲型、ツチノコ型、マグナム型などである。興味がある方はご覧あれ。  現代によれば、フェラチオは男性への奉仕といった単純なものではないそうである。男性器をくわえる時、女性の脳は官能を感じているそうだ。 「女性が性行為をしているとき、脳内にはオキシトシンやエンドルフィン、ドーパミンといったホルモンが出て、快感が高まると言われています。物理的に挿入されるから気持ちがいいわけではありません。キスや愛撫、オーラルセックスなど前戯を十分にすることでホルモンが分泌されて、快楽に溺れていくのです。フェラチオをすると、脳内でホルモンが分泌されることは十分にありえます。男性器が挿入されると想像したり、男性が悦んでいる姿を見て興奮することで、ホルモンが分泌されるわけです。そうなると、女性は舐めているだけで気持ちがいい」(咲江レディスクリニック院長丹羽咲江氏)  今週は、「女性から見た男性器」という視点から特集を組んだ現代にやや分がある。よって、現代の勝ち!  まずは、文春恒例の「国内海外ミステリーベスト10 2015」を少し紹介しよう。  国内の第1位は『王とサーカス』(米澤穂信/東京創元社)。第2位は『流』(東山彰良/講談社)。第3位は『戦場のコックたち』(深緑野分/東京創元社)。第4位が『ミステリー・アリーナ』(深水黎一郎/原書房)。第5位が『鍵の掛かった男』(有栖川有栖/幻冬舎)   海外は第1位が『悲しみのイレーヌ』(ピエール・ルメートル/文春文庫)。第2位は『スキン・コレクター』(ジェフリー・ディーヴァー/文藝春秋)。第3位が『ありふれた祈り』(ウィリアム・ケント・クルーガー/ハヤカワ・ポケット・ミステリ)。第4位が『声』(アーナルデュル・インドリダソン/東京創元社)。第5位は『偽りの楽園』(トム・ロブ・スミス/新潮文庫)。  私がこの中で読んだのは、『悲しみのイレーヌ』『ありふれた祈り』、7位に入っている88歳の元殺人課の刑事が主人公の『もう過去はいらない』(ダニエル・フリードマン/創元推理文庫)、『流』ぐらいである。  その中で、お薦めは『もう過去はいらない』。先日、北方謙三氏にも勧めておいたが、格好いいジジイ・ハードボイルドの傑作だと思う。  さて、シリアで起きたトルコの戦闘機によるロシア爆撃機撃墜は、せっかくパリ・テロ事件でまとまりかけていた欧米とロシアとの関係修復を元に戻してしまいそうである。 「10月にウィーンで開かれた米国やサウジアラビアなどとの外相会合で、ロシアがシリア領内にあるロシア軍基地の存続などを条件に、和平後の大統領選にアサド現大統領が立候補しないことを認めるという大胆な秘密提案をしたとされます。これなら、打倒ISが最優先課題の欧米も妥協の余地がある」(モスクワ特派員)  だが、これも元の木阿弥。  文春によれば、ロシアのプーチンとトルコのエルドアンは似た者同士だという。 「(トルコ・エルドアン首相は)最大都市イスタンブールのスラム街に生まれ、同市市長を経て首相となりました。政教分離を国是とするトルコにあってイスラム色の強い政党リーダーとして初めて単独政権を握ったのです。当初は、経済の構造改革に取り組み国民所得を就任後十年間で三倍にし、『ゼロプロブレム外交』と呼ばれる全方位外交で周辺国と良好な関係を築き、“中東の優等生”と呼ばれました」(外信部記者)  しかし、昨年大統領に就任する前から独裁色を強めるようになっていき、「批判的なメディアに圧力をかける強権的体質を露骨に示すようになりました」(同)。昨年、白い宮殿と呼ばれる大統領官邸を新築した。建設費は日本円で700億円にも上り、部屋数は1,150もある。これは米ホワイトハウスの30倍以上、フランスのベルサイユ宮殿よりも広いという。  ロシアと共に強い指導者を好む国民性を追い風に高支持率を維持し、強権的な政権運営を続けているため、どちらも簡単に折れるわけにはいかないようだ。  ポストは、少し前に安倍首相の引退が近いという特集を組んだばかりだが、今度は安倍首相が衆参同日選挙に踏み切り、その結果、自民党一党独裁政権ができるという特集を組んでいる。  週刊誌の良さも悪さも、「いい加減」なところである。朝令暮改は当たり前。その典型的な記事であろう。  首相周辺は、来年7月に衆参ダブル選を考え始めたというのである。これが実施されると、憲政史上3回目になる衆参同日選挙だが、そのXデーは来年の7月10日になるそうだ。  自民党内で、衆院選と参院選の同日選挙論が急速に広がっている。口火を切ったのは、佐藤勉国会対策委員長だった。11月28日の自民党議員のパーティーで、「来年ダブル選挙があるかもしれない」とぶち上げた。  次に、谷垣禎一幹事長も「いろいろな可能性はある」と追随し、伊達忠一参院自民党幹事長も参院選との相乗効果が見込めると歓迎のコメントを出した。政権与党の幹部たちがここまで解散日程に踏み込むのは異例といえると書いているが、それはそうだろう。  本来、解散総選挙は総理大臣の専権事項であり、党幹部は解散について質問されても言及しないというのが、これまでの慣例だったからである。  総選挙は解散の日から40日以内と定められるなど、投開票日は国会日程との絡みで細かい制約がある。その数少ないチャンスの日が、7月10日だというのである。  しかし、その日に同日選挙を実施するためには、通常国会を正月の1月4日に召集し、安倍首相は会期末の6月1日にピンポイントで衆院を解散しなければならない。  さらに、1月4日には宮中で「奏事始」という祭儀が行われるのだが、天皇に国会への臨席を求めなければいけない(開会式は招集の数日後にすることも可能のようだが)。  安倍首相は、その高いハードルを乗り越えようと「決断」をしたようである。11月16日、「大変異例だが1月4日に通常国会を召集したい」と、外遊先のトルコで同行記者団にそう表明したのである。  その背景には、こういう腹づもりがあるという。野党は選挙への準備不足である。また、安保法制で落ち込んだ内閣支持率が、いまや40%台まで回復している。  それに、おおさか維新の会が知事・市長のダブル選挙で大勝したことがある。同日選挙となれば、橋下氏は衆院選に出馬するかもしれない。そうなれば、橋下維新の会を取り込める。  さらに、朝日新聞の自民党員への世論調査で、安倍首相は、小泉純一郎、田中角栄など並みいる歴代総裁を抜いて「最も評価する総裁」の第1位に選ばれたのである。これは、憲法改正に積極的だという点が評価されたのであろう。  ポストは、安倍首相が増税再延期を掲げて同日選挙を打てば、圧勝するのは間違いないと読む。選挙資金は大企業から分捕る法人税減税をすれば、選挙の資金作りには困らないというわけである。  こうやって同日選挙で大勝して、おおさか維新の会と組んで3分の2を確保できれば「21世紀自民党」結党で、憲法改正へとまっしぐらに進むというのである。  当て事と越中ふんどしは向こうから外れるの喩えあり。安倍首相が考えそうなことだが、そううまくいかせてはならないという良識が、われわれ多くの国民の側にもある。来年の参議院選が「関ヶ原」になることは間違いない。  ところで、ジャニーズで異変が起きているようだ。来年3月にデビュー10周年を迎えるアイドルグループ「KAT-TUN」の田口淳之介(30)がテレビの生番組で、グループを離れ、ジャニーズ事務所も退所すると宣言したのである。  これでKAT-TUNからの脱退者は赤西仁、田中聖に続いて3人目だそうだ。田口の件は水面下で春先から話し合いが進められていたと、文春でテレビ局スタッフが話している。  発端は「花見報道」だという。今年4月に女性自身で、田口が女優の小嶺麗奈(35)と、彼女の母親と一緒に花見を楽しんでいたことをスクープされてしまった。年上の小嶺とは、8年越しの付き合いだそうだ。  小嶺は、現在は女優としての活動はしておらず、ヒーリングサロンを経営しているという。田口は「何を言われようと、一緒にいたい」と言っているようだが、事務所側がこれにいい顔をせず、今回のような発言になったそうである。  30を越えた男と女が好き合っているのに、事務所がどうこういうのはおかしいと思うが、この世界の常識では「礼儀を知らない」(芸能プロ関係者)ということになってしまうらしい。  そこそこ売れたのだから、ジャニーズ事務所を離れても芸能活動を続けていけばいいのにと思うが、「田口も小嶺も芸能界カムバックは無理」(同)だというのだ。  ジャニーズに刃向かうヤツはテレビでは使うな、芸能界から追放するというのでは、異常というしかあるまい。だが、元KAT-TUNの田中聖は「僕はジャニーズを辞めて、全部なくしてしまった」と証言している。  ジャニーズの力で人気者になっていただけで、その間に実力をつける自覚も才能もなかったのではないか。今回の田口脱退で、ジャニーズ事務所の「メディア恐怖支配」が少しでも崩れることを期待しているのだが。  山口組と神戸山口組との抗争が、熾烈になってきている。11月15日に起きた愛桜会・菱田達之会長惨殺事件は愛桜会が六代目山口組に残った側であったため、すわ、神戸山口組の犯行かと組関係者だけではなく警察にも激震が走ったが、今のところ真相は闇の中のようである。  アサヒ芸能が、六代目体制で幹部の地位にあった藤原健治組長が神戸山口組に加入した「事件」を報じている。それも11月21日に岡山市内で山口組の「若頭会」が開かれようとしている直前に、この情報が流れたというのだ。  藤原組は岡山に本拠を置く組織だが、神戸山口組の池田孝志舎弟頭への筋立てがあったのではないかと、捜査関係者は見ているようだ。  そのほかにも、多くの地域で神戸山口組の示威行動が起こっている。神戸側が山口組に対して「硬軟自在の揺さぶりを水面下で熾烈化させている実態がうかがわれる」(アサ芸)という。 「神戸山口組の多数派工作はさらに北上し、すでに六代目山口組は対応に乗り出したとの情報もある」(捜査関係者)  ポストによれば、12月1日に行われた五代目山口組・渡辺芳則組長の命日に当たり、六代目司組長も姿を現したが、墓参りを終えて本部に戻る車の列から山口組統括委員長で極心連合会の橋本弘文会長の車が離脱し、携帯電話がつながらなくなったと大騒ぎになったというのだ。  橋本会長の名は、島田紳助が芸能界を引退する際、メディアで繰り返し報道された。  すわ、山口組から神戸山口組へ? とささやかれたが、山口組関係者は「橋本会長は心臓に持病があり、そのせいで連絡が取れなかっただけ。離脱うんぬんは完全な誤報だ。事始めにも当然、姿を見せる」。  真偽のほどはわからないが、事態は風雲急を告げ、一触即発状態であることは間違いないようだ。  さて、8月13日に、元プロボクサーで慶應大法科大学院生だった小番(こつがい)一騎(25)が、妻の不倫相手で弁護士の陰茎を切り取った事件は、衝撃を与えた。  その裁判が11月26日に東京地裁で開かれ、その模様を新潮が伝えている。そこで冒頭陳述が読み上げられたが「小番の奥さんと被害者のセックスに関する話ばかりで、かなり驚きました」(傍聴人のひとり)。  港区内に事務所を持つ弁護士のところに、小番の奥さんAが勤め始め、7カ月後に「被害者は、Aと共に港区内の寿司屋で食事を取り、飲酒した後、事務所に戻り、同所内で初めて性交した。Aは嫌がる様子を見せなかった」(冒頭陳述より)。  2人は何度も逢瀬を重ね、Aは嫌がるそぶりを見せず「被害者の陰茎を口淫した」(同)という。  しかし、弁護士がAのことをあだ名で呼んだことで、2人の関係がおかしくなり始めた。そんな時、帰りが遅いことで妻を小番が咎め、ケンカになった。Aは「上司からセクハラされて悩んでいる」と「ウソ」をつき、強いショックを受けた小番が、逆上して弁護士事務所に妻と赴き、ボクシングで鍛えたパンチを浴びせた後、「被告人は、持っていたリュックサックから前記のはさみを取り出し、被害者のズボンを脱がせ、左手で陰茎を取り出し、右手に持ったはさみでこれを切断した」(同)。  切ったペニスは、共用トイレに流してしまった。  被害者の弁護士は緊急手術を受けたが、「陰茎が根元から1センチ程度しか残っておらず、現在、被害者は、小便用便器での排尿は不可能」(同)だという。  妻の浮気が、2人の男の人生を大きく狂わせてしまったのである。  今週の文春と新潮は、原節子一色である。9月5日、昭和の大女優・原節子(本名・会田昌江)は、敬愛した小津安二郎監督が屋敷を構えた鎌倉の地で静かに息を引き取った。享年95。  文春によれば、肺炎が悪化し、神奈川県内の病院に運ばれたのは8月中旬のことだった。ただ入院当初は、彼女の病状は親族の間でも楽観視されていたという。50年以上にわたって原と同居していた甥の熊谷久昭氏が、こう語っている。 「看取ったのは私を入れて5人ほどでした。生前、元気な頃に遺書を書くと言っていたのですが、結局残さずに逝ってしまいました。私にとっては贅沢を許してくれない、うるさい叔母さんという感じでしたね」  原は大正9年、横浜市で二男五女の末っ子として生まれた。新潮によれば、女学生時代には教育家になろうと考えたり、英文学をやろうと思ったりしていたと原は自叙伝の中で述べている。  原の父親は日本橋で衣類関係の問屋を営んでいて、恵まれた幼少期を送ったかに見えるが、親しい友人たちによれば、そうでもなかったようだ。 「お母さんがかわいそうな人でね。関東大震災の際、沸騰した鍋を頭からかぶってしまったのです。近所で“小町”と言われるほどきれいな人だったのに」(友人)  さらに、1929年の世界恐慌で生糸の価格が暴落して家が傾き、「昌江ちゃんはいつも同じ服ばかり着る“着たきり雀”になった。卒業後は、横浜高等女学校に進んだのですが、家計を助けるため、2年で中退してしまったんです」(同)  義兄で映画監督の熊谷久虎氏の推薦を受け、日活撮影所に入社する。その後、引退までの28年間で、小津監督などの作品を含む112本に上る映画に出演した。華やかな映画スターとして一時代を築いた原だが、引退後は一転、映画関係者との接触をすべて断ってしまった。  突然の引退の理由は、さまざまにいわれている。真っ先に上がるのは、実兄で映画カメラマンの会田吉男の事故死である。昭和28年、映画『白魚』の撮影中、会田はカメラを持ったまま機関車にはねられ、命を落とすのだ。  だが、こうした見方もある。ある日、撮影所で、原が岡田茉莉子に衝撃的な話を打ち明けたという。 「『今朝、鏡に向かったら、片方の目が見えないのよ』とおっしゃるのです。昔は、フィルムの感度が悪かったので、眼にライトを強く当てないと、綺麗に映らなかったのです。特に原さんはクローズアップの表情が美しかったですから、他の女優よりもライトを多く浴びていたと思います。また引退の2年前に公開された『秋日和』の撮影中には、『畳の上での芝居がしづらくなってきたので、もうやめたいの』と弱気におっしゃられたのです。その原因が眼の病気かどうかわかりません。ただ小津さんの映画は、畳の上での演技が多いことは間違いありませんものね」  甥の久昭氏も、引退の原因は白内障によるものだと考えているようだ。  引退後の準備は万全だったという。何しろ新潮によれば、51年、公務員の初任給が6,500円にすぎなかった時、原の出演料は映画1本あたり300万円を超えたそうだ。 「そのたびに、都内の狛江や練馬、杉並などの土地を購入したそうです」と、映画評論家の白井佳夫氏は語っている。原が芸能界を去って31年を経た、94年のことだ。 「国税庁が発表した前年度の高額納税者75位に、原の本名、合田昌江の名が載りました。納税額は3億7,800万円で、所得総額は13億円近かったはず。隠遁する前まで住んでいた東京都狛江市の800坪余りの土地を、電力中央研究所に売却したんです」(古手の記者)  だが、彼女の隠遁生活は質素を極めていたと、久昭氏が文春で話している。 「もちろん彼女が1人で食べていく分には困りませんでした。八十代の頃までは、うちの車で葉山のあたりに一緒に買い物に行くことはありましたが、主に食材とか日用品を買うだけで、洋服は買わなかったですね」  タバコは初老の頃に止めたそうだが、お酒は90歳を過ぎても毎日たしなんでいたという。 「小さい缶ビールを一日一本飲んでいましたね」(久昭氏)  意外といっては失礼だが、テレビを見るより本が好きで、それも社会問題に関する本を読んでいたという。「経済問題や、イスラム国などの国際情勢や地球温暖化問題などにも興味を持っていた」と、久昭氏が言っている。  新潮では、日経の経済面なんかを特によく目を通していて、株をちょっとやっていたそうである。 「詳しくは知りませんが、損したり儲けたり、だったのだと思います」(久昭氏)  永遠の処女といわれる原だから女優時代はスキャンダルとは無縁だったが、男性の影はあったのではないかという指摘は多くある。  よくいわれるのは、小津監督との関係である。小津の妹・山下トクは、生前、2人の関係をこう述懐していたという。 「私は、おそらく兄は、原さんのことが好きだったと思います。ただ、兄は仕事と私生活を切り離して考えようとしていました。あれだけの大女優を個人で所有するものではないと割り切ろうとしていたんじゃないでしょうか」(「文芸春秋」1989年9月号)  そのほかにも、東宝のプロデューサーだった藤本真澄や、驚くことに義兄であり映画監督の熊谷氏の名前も挙がっている。  原を取材しているノンフィクション作家の石井妙子氏が、こう解説する。 「原節子と熊谷久虎氏は二人だけで生活した時期もあり、久虎氏が亡くなるまで、その傍らから離れることはなかった。(中略)男女関係があったかは噂の域を出ませんが、強固な精神的な結びつきがあったのは間違いありません」  新潮には、このような話も載っている。2004年に89歳で物故した矢沢正雄さんは陸上短距離の代表選手としてベルリン五輪に出場し、帰国直後の36年秋、日独合作映画『新しき土』の撮影でドイツに渡る前の16歳の原節子と出会った。  よく落ち合って、餅菓子を食べに行ったりしていたと矢澤氏は語っていたという。だが、順調だった2人の交際も、戦争の波にのみ込まれる。  戦地へ行っても文通は続けていた2人だが、43年、無事復員した矢沢さんは、「本当に生きていてくれてよかった」という原の歓待に、「何を置いても彼女と一緒になろう」と決心したという。  だが、厳格な父に「ああいう華やかな仕事をしてる人は、お前のためにならない」と大反対され、7年に及んだ恋愛は潰えたという。  藤本とは、こんな話がある。昭和20年代、下北沢にあった「マコト」という喫茶店でアルバイトをしていた藤井哲雄さん(85)が、こう証言する。 「ある日ママに、“明日は藤本先生が来るから、2階の部屋をよく掃除しておいて”と言われました。すると翌日の昼下がり、のちに東宝映画社長になる映画プロデューサーの藤本真澄さんが、後から原節子さんが現れたんです。それから1年ほど、月に1、2回は従業員に暇が出され、建物が2人に提供されていました」  永遠の処女は、恋多き女でもあったようである。  私は、原の映画の中では『晩春』(1949年)が好きだ。原は笠智衆が演じる大学教授の娘。母親を早く亡くし、父の面倒見ているうちに「お嫁行きたくない、お父さんと一緒にいるほうが幸せ」だと、「疑似近親相姦的」(白井佳夫氏)絆ができてしまう。婚期に遅れた娘を嫁がせるために父親は再婚するふりをして、娘を結婚させるという物語である。結婚式を終えて、家に帰ってきた笠がひとりでぽつんとお茶を飲むシーンが印象的である。  今週の第1位は、マイナンバーに関する贈収賄事件で逮捕された厚生労働省情報政策担当参事官室室長補佐の中安一幸氏(46歳)の独占インタビューに成功した、現代に捧げる。  中安氏が逮捕されたのは10月13日。マイナンバー制度導入に備えた社会保障分野でのシステム構築事業について、厚労省が11年10月に公募した企画競争で、ITコンサルタント会社に便宜を図り、現金約100万円を受け取ったという容疑である。  メディアは彼のことを「異色の官僚」と呼び、勤務態度やブランド物で身を固め、派手に遊び歩いていると報じた。  だが中安氏本人は、ITに関する知識と、事業を実現する行動力がずば抜けていたことは事実だと認めながら、それ以外は事実ではないとこう話している。 「出勤していなかったのも、遊び歩いていたからじゃない。六本木で豪遊していたといわれていましたが、僕は酒を飲めませんからね」(中安氏)  親しかったIT会社の社長から100万円をもらったことは認めているが、それも自費で仕事をしていたからカネがなく、それを見ていた社長から「カネを出してやる」と言われて受け取ったもので、便宜を図るつもりもなかったと話す。  マイナンバー制度の導入が始まった14年から15年に、その事業を取り仕切った人物こそが、警察が狙う「本丸」だとも言っている。  贈収賄事件の進展がどうなるかは不透明だが、彼の言っているマイナンバー批判は一聴の価値がある。 「これからさらに、マイナンバー絡みの問題が頻発するのも間違いない。なぜなら、そもそも番号を国民全員に配るというのが、間違っているからです。国民の情報を国が一括して管理するなら、番号なんて配らなくても、省庁同士が連携すればいいだけの話でしょう。そして、『国で一元管理してもいいですか。政府を信用できますか』と国民に問えばいいんです。でも政府は、国民から信用を得られず、マイナンバーを導入できない事態になるのを恐れたんでしょう。そこで、正しい導入のプロセスを踏まず、カード配るという逃げを打った。(中略)カードを配れば、番号を売り買いする人間が必ず出てきます。誰が売るのかといえば、情報を管理している者しかない。つまり省庁の役人です」(同)  彼は「僕以上の『悪人』が逮捕されることになれば、本当の汚職官僚は誰かがわかる。そして、マイナンバーがいかに不安だらけな制度かも、明らかになるはずです」と言っている。  遅配、誤配などが頻発しているマイナンバーだが、そんな表面的なことではなく、なぜこんな曖昧な制度が3,000億円といわれる血税を使って拙速に政府がやろうとしているのか、原点に返って問い直されなければいけない。サラリーマン川柳だかに「マイナンバー いつの間にかナンマイダー」というのがあったが、こんなものは早く葬ったほうがいい。 (文=元木昌彦)