今週の注目記事・1位 「週刊文春『韓国軍に慰安婦』記事は山口記者の捏造か」(「週刊新潮」10/26号) 同・2位 「清水良太郎覚醒剤事件 警察に通報した風俗嬢が語る『クスリ強要恐怖の120分』」(「フライデー」11/3号) 同・3位 「防衛省現役幹部が語った『年明けに米朝開戦。我々はいま、こんな準備をしている』」(「週刊現代」11/4号) 同・4位 「『私はカリスマ精神科医の“性の玩具”でした』」(「週刊文春」10/26号) 同・5位 「神戸製鋼データ偽造 日本中の名門企業『大混乱の現場から』」(「週刊現代」11/4号) 同・6位 「著名人がすがった『がん民間療法』」(「週刊文春」10/26号) 同・7位 「浅田真央の純潔を奪ったフランス男」(「FLASH」10/31号) 同・8位 「宮根誠司54『ミヤネ屋』降板 フジ新番組に電撃移籍!」(「週刊文春」10/26号) 同・9位 「『村田諒太vs.エンダム』が選挙開票と重なった『フジ』なぜかニンマリ」(「週刊新潮」10/26号) 【巻頭特集】各誌の選挙報道を検証する。 「ニッポン政治『絶望の近未来年表』」(「週刊ポスト」11/3号) 「全選挙区最終予測」(「週刊文春」10/26号) 「『小池百合子死屍累々』」(「週刊新潮」10/26号) 「全選挙区の最終当落がわかった」(「週刊現代」11/4号) 気力を振り絞って、この原稿を書いている。昨夜、NHKの選挙速報を見るために夜8時少し前にテレビをつけた。 確か8時直前に、アナウンサーは「与党で過半数を超える模様」といった。 その瞬間口を突いて出たのは「Go to hell!」。すぐさま村田諒太とエンダメではないエンダムのタイトル戦へ切り替えた。 だが、村田の試合が凡戦だったという理由だけではない。選挙結果への憤り、やりきれない虚しさ、日本への絶望感などがないまぜになって、試合は上の空だった。 昨日は昼頃、私の出た小学校にある投票所へ足を運んだ。雨脚は強かったが、いつもより人の数は多かったように見えた。多くは高齢者たちだったが。 東京の雨は降り続いたが、風はさほど強くなかった。この雨で無党派層と呼ばれる「無関心な連中」が投票に行かなくなり率は下がるだろうが、期日前投票が史上最高だったというから、前回程度はいくのではないか。 競馬・菊花賞では、私が他誌で予想したキセキが史上最悪の不良馬場を克服して勝ってくれた。 選挙結果でも希望はないが“奇跡”が起こってくれないかと祈っていたが、想像以上の自民党の大勝だった。 文春(木曜日発売)と現代(金曜日発売)が選挙結果の「最終予測」をやっていた。 政治広報システム研究所の久保田正志と文春取材班によると、自民は39議席減の251議席、公明が30議席だから合わせても300議席には届かない。 235名を立候補させた希望の党は66議席になるが、ほとんどが民進党からの乗り換え候補ばかり。純粋な希望の党の候補は全滅のようだ。 躍進するのは枝野の立憲民主党で、現有の16議席から46議席へ。共産党は21から18議席に減るという予測。 安倍政権への不支持率が支持率を上回っているのに、安倍不支持の票が、立憲か社民党、共産党以外に行き場所がない「ねじれ」に、私を含めて、怒り狂っている有権者は多かったに違いない。 「支持政党なし」という政治団体が比例東京ブロックに4人の立候補者を出している。ここに投票する有権者も多いのではないか。支持政党なしと書くと、この党の得票になるそうだから、安倍もイヤ小池もイヤという人は多いから、ひょっとして1人ぐらい当選するかもしれない。そう思っていた。 現代は、「5600人調査を緊急実施 全選挙区の最終当落がわかった」と特集していた。 調査結果では、2019年10月に消費税増税を行うべきだと思う人が36.2%に対して、行うべきでないと思う人は51.3%。原発をゼロにすべきでないと考えている人は15.1%、ゼロにすべきだは78.5%と圧倒的。 拮抗しているのは憲法改正すべきか否かで、すべきと考えている人が41.9%、すべきでないという人は38.3%だそうだ。 現代の予測では、自民が19議席減で269議席を獲得、絶対安定多数(定数465のうち261以上)に達するという。公明の33議席と合わせて自公で302議席を占める。 一方で希望の党は52議席で、現有の56議席から割り込む。立憲民主党は55議席(現有16)を獲得するという。 しかし結果(10月23日12時現在)は、自民党はわずか1議席減らしただけの283議席。公明党が5議席減らしたが29議席で、合わせて3分の2を超える312議席になった。 昔流行った萩本欽一の言葉ではないが「なんでこうなるの!」である。 安倍が嫌いなのは私だけではないはずだ。森友・加計学園問題から逃げるために、苦し紛れに国会冒頭解散した安倍の暴挙に、怒りを抱えている有権者は多かったはずだ。 トランプ米大統領と組んで北朝鮮への圧力を強め、対話の道を閉ざして北朝鮮の暴発を誘発させるやり方で、「国難」を自ら創り出している安倍のやり方に危機感を覚えている日本人も多いはずだ。 選挙中、安倍の演説の時に「国難はお前だ」というプラカードが多く掲げられたのは、それが「事実」だからである。 優れたリーダーは、自国民の安全を守るために、最悪の結果にならないような方策を考えるものだ。 だが、安倍とトランプはそうではない。北朝鮮を追い込み、挑発し、少しでも暴発しそうになったら攻撃しようというのだ。 そのために、自衛隊が進んで他国を攻撃できるよう安保法制をつくりあげ、憲法九条を捻じ曲げてでも、自衛隊を合憲にして集団的自衛権を堂々と行使できる存在にしようという「策略」を謀っていたが、この選挙結果で「国民の信を得た」と安倍は、次々に手を打ってくるに違いない。 ポストは特集「ニッポン『絶望の近未来年表』」のリードでこう書いている。 「今回の総選挙でこの国に“自民党永久政権”ともいえる政治体制が出現し、有権者が声を上げる機会さえ失われてしまうかもしれない。主権者を恐れなくなった政治家は驕り、役人はますます忖度し、権力はどこまでも腐敗していく」 今回の選挙の最大の戦犯は小池百合子であることは言を俟たない。彼女の政治生命は完全に終わった。 だが、小池と、それに群がった前原誠司民進党代表をはじめとする有象無象の罪も、忘れてはいけない。 深夜、録画しておいたテレビ東京・池上彰の選挙特番を見た。いつも見せる池上の鋭い突っ込みも今回は見られず、他の番組と同じ凡庸なものだった。 印象に残ったのは、インタビューに答える安倍首相の表情が、大勝したにもかかわらず暗く、どこか怯えているように見えたこと。それと共産党の志位委員長が、自分の党の候補を引っ込めて立憲民主党へ力を貸したことで、自党の当選者を減らしたことを聞かれ、きっぱりと、立憲民主党が躍進したことを喜び、これから立憲との共闘を進めていくといったことである。 政治に「if」はないが、もし小池がしゃしゃり出ず、民進党を中心に「反安倍連合」ができていれば、自民党の議席を50~60減らし、安倍を退陣に追い込むことができたはずである。 反安倍、安倍嫌いの有権者の票の受け皿がなく、棄権するか嫌々ながら自民党へという有権者が多かったのであろう。それに天気が悪く、投票率が低いときは、組織をもつ政党が有利なこというまでもない。 戦い済んで日が暮れて、今朝の産経新聞はまるで「祝! 安倍首相」特集号のようである。 編集局次長兼政治部長の石橋文登は一面で、「首相の強運を生かすとき」だと激励する。 石橋も、小池の希望の党ができた時、安倍は「さぞ肝を冷やしたことだろう」。反安倍勢力が結集するとどうなるか、「悪夢が首相の脳裏をよぎったに違いない」。だが、小池の自分の政策にイエスといわない者は「排除する」発言で、「首相に幸運の女神がほほ笑んだ」。 産経でさえ「敵失による勝利といえなくもない」といっているが、この得た数で、「北朝鮮有事は『対岸の火事』ではすまない。情勢次第では改憲が喫緊の課題となる可能性もある。首相は、自らの強運を信じて国民に発議するきかいをうかがうべきではないか」と、運だけで知恵もビジョンもない安倍首相を後押しするのである。 二面の「主張」はもっと過激である。韓国にいる日本人や米国人を迅速に避難させる「非戦闘員退去活動」や、武装難民への対策を早急に講じ、「ミサイル防衛の充実にとどまらず、敵基地攻撃能力の導入や防衛予算の増額への政治決断も求めたい。その中には、覇権主義を強める中国への備えも含まれるべきである」と、まるですぐに戦争が始まるかのような書き方である。 だが、ため息ばかりをついてはいられない。これから安倍政権が始めるのは間違いなく、以前よりはるかに強化してくるであろう「メディアへの締め付け」である。 これまではポチと非・反安倍メディアを選別しているだけだったが、これからは間違いなく、すべてをポチ・メディアにするための「メディアの大虐殺」が始まる。 政治を私物化してきた安倍だが、森友・加計学園問題で、まだ自分に歯向かうメディアや木っ端役人がいることを知ったはずである。 こやつらを根絶やしにする。自分が法律だと国会でほえた妖怪は、自分は天皇をも超えた「ニッポンの王」であるといいたいに違いない。 言論表現の自由など吹き飛び、政権をバカ呼ばわりする夕刊紙や一部の週刊誌は、不敬罪で獄に放り込まれる。 安倍首相よ、笑っているがいい。私は死ぬまで10月22日という日を忘れない。日本の戦後が忘れ去られ、民主主義がぼろ雑巾のごとく捨てられたこの日を。 極右独裁政権と戦う術はあるのか。焼身自殺する以外なす術もなく、この世から消えていくしかないのか。余命が尽きるその時まで、考えて、考え抜いて生きていくしかない。 それが私たちのような「戦後民主主義」が短かったが光輝いた時代を知っている者の務めである。 さて、各誌の記事を見てみよう。今週も選挙疲れか、読むべきものが少ない。よって順位なし。 最初に書いたとおり、開票速報が出ると同時に、私はフジテレビのボクシング中継にチャンネルを回した。 私はボクシングが好きだが、村田はさほど好きではない。彼は、前回のエンダム戦でもそうだったが、ボクシングで一番大事な闘争心に欠けると思うからだ。 もし彼が、前回、エンダムをノックアウトしていれば、判定など必要なかった。 KOできるチャンスはいくらでもあった。素人目でも差は歴然としていた。だが、村田はとどめを刺せず、判定に持ち込み、まさかの負けを喫したのである。 今回は世界戦ではなく、本来村田が持つべきタイトルを返してもらったというだけの話だ。 新潮で書いている通り、負けるとわかっているエンダムは、かなりのファイトマネーを要求したのであろう。 だが、村田は性懲りもなく再び凡打戦へと持ち込み、エンダムがもういいだろうと試合放棄するまで山場をつくれずに回を重ねていった。 こういう消化試合は1回でKOするのだ。そうでなければ、村田も試合後のインタビューでいっていたように、このミドル級には「僕より強いチャンピオン」ゴロフキンがいる。38戦37勝(1引き分け)、33のKO勝ちがある。今の村田では挑戦することさえできまい。 日本のボクシング界は、噛ませ犬のような挑戦者を連れてきて、連続KO勝ち、連続防衛記録などと島国の中だけで大騒ぎしている。 村田は早くこの国を飛び出して、世界中の強い奴を相手にタイトルをかけて試合をやればいい。 そうして闘争心を養い、最強王者に挑戦すればいい。残された時間は少ない。エンダムあたりに勝って涙を流すようでは心もとないが。 文春の今週のスクープは小粒だ。 お昼の情報番組『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)の司会を10年以上務めている宮根誠司(54)が、フジテレビが来年4月から月~金の夕方に放送する情報番組へ「電撃移籍」するという、どうでもいい話である。 私は、宮根という司会者がどうも好きになれない。司会者というより、どこぞのチンピラ風情といった口調や身振りが、茶の間の視聴者をバカにしているように思えてならないからだ。 失礼だが、彼は関西でこそ生きるキャラクターだと思う。日本の顔になるのは無理だろう。 宮根は、テレビで、フジに移籍などないと否定したそうだが、こうした人間のいうことをまともに聞いてはいけない。私にはどっちでもいいがね。 FLASHが、浅田真央がパリ・ルーヴル美術館で白人男性とデートしていたと報じている。 タイトルは「浅田の純潔を奪った」と穏やかではないが、ドラクロワの名画『民衆を導く自由の女神』の前で立ち止まって見ている真央にイケメンの男が近づき、館内を楽しそうに回っていたというのだ。 「男性は、元フィギュアスケート選手で、現在は日本でモデルとして活躍するロマ・トニオロ(27)。2015年に成田空港で『Youは何しに日本へ?』(テレビ東京系)にキャッチされ出演。日本のハンコに憧れる“ハンコ王子”としてブレイクした、異色のフランス人だ」(FLASH) 真央も27歳。浮いた噂の一つや二つないほうがおかしい。 お次は文春の「著名人がすがった『がん民間療法』」を見てみよう。医療機関で行われている「通常医療」に対して、一般人の間で広まっている治療を「民間療法」という。 健康食品、食事療法、自然療法などがあるが、効くというエビデンス(科学的根拠)が乏しい上に保険がきかないために高額になる。「患者を食い物にしている」と非難する専門医も多いようだ。 では、なぜ効かない治療法を、多くの人がやるのだろうか。人気のエッセイストだった米原万里(享年56)は、こう書いている。 「正規の医療に対して代替医療と呼ばれているこの種の商品の多さに驚き、価格の、人の弱味につけ込んだ犯罪的な高さに腸が煮えくり返りながらも、拒みきれない自分が情けない」 彼女は卵巣がん。米原は、抗がん剤をやればがんは小さくなるが、副作用で苦しむうえ、免疫力も奪ってしまうから嫌だ。代替医療は「わずかでも可能性があるなら、やってみるべきだ」と、妹に語っていたという。 川島なお美も小林麻央、忌野清志郎もさまざまな民間療法をやった。 群馬県前橋市に緩和ケア診療所を開いた萬田緑平医師は、かつては民間療法に否定的だったという。 だが、患者に抗がん剤を投与していた医師が、自分ががんになったとたんに民間療法にのめりこみ、「治るんだ」と、頭では治らないことがわかっているのに、さも効果があるように話しているのを見て、こう変わったという。 「治りたい気持ちを捨てきれる人はいません。何も希望がないのは、ものすごいストレス。わずかでも希望があることで、あんなにも笑顔になれるんだったら、たとえ藁でもすがったらいいんじゃないでしょうか」 ただ、そうした患者を食い物にして、効くはずのない療法を施したり、高額なものを買わせたりする「悪徳」な人間がいることも事実。 また、そうした民間療法を、影響力のある有名人が吹聴して、抗がん剤治療をやらずに命を縮めてしまうケースもある。私だったらどうするだろう。 現代が神戸製鋼のデータねつ造問題をやっている。 この会社は安倍首相が大学を出て入社したところである。だから名門だというわけではないが、ここで発覚したデータ改竄は、相当根が深そうだ。 この問題が深刻なのは、アルミや銅だけではなく、鉄鋼製品でも不正が発覚して、本体だけではなくグループ会社まで広がり、どこまで行くのか先が見通せないことである。 現代によれば、日立製作所の経営陣に衝撃が走ったのは、今から約1カ月前の9月14日のことだったという。 この日。取引先の神戸製鋼所から一報が入った。 「御社に納入した製品の一部で、データ改竄したものがございました……」 神戸製鋼がアルミ製品などのデータを改ざんしたことを公にしたのは10月8日だから、取引先各社には、それ以前の9月から報告がなされていたのである。 「それだけではありません。神戸製鋼の当初の説明では、2016年9月~今年8月に出荷した分について不適切製品があったということだったのに、記者会見で10年前からやっていたと突然言い出した。われわれとしては16年9月以前に納入された分も追加で調査せざるを得なくなった」(日立社員) 日立、三菱電機、JAL、横浜ゴム、大成建設など、神戸製鋼から不正製品が納入された先は約500社にも及ぶという。超名門企業が第二の東芝になるかもしれない。 文春が報じているが、このカリスマといわれる精神科医のように、少しばかり有名だからといって、高校生や若い女性に手を付けるというのは、許しがたい蛮行である。 東大医学部出身の精神科医ゆうきゆう(本名・安田雄一郎、42)と関係を持ったと、現在19歳のA子が告白している。 昨年、ゆうき主催の心理学イベントに参加しメールを交換したという。その後何度かメールをやり取りし、A子の誕生日に2人きりで会ったそうだ。 男は、彼女が18歳になるのを待っていたのだろうか。 その日に男に誘われて関係を持ち、週1、2回SEXするようになった。だが甘い恋人同士という関係ではなく、男のほうはSEXだけが目的のようだった。 やがて、A子は、自分の外にも多くの女がいることを知った。男の部屋で自撮りした写真をTwitterに上げると、男は激怒し、以来連絡が取れなくなったという。 それがストレスになったのだろう、A子は体重が減り、高校へも通えなくなり中退する。リストカットで自殺未遂を繰り返すようになり、男の公式Twitterに「連絡が欲しい」と送った。 すると、A子の携帯に警察から連絡が来る。男がA子をストーカーだと被害届を出したというのだ。 男は文春の取材に要領を得ない答えしかしていないが、担当弁護士からは、患者や医療業務を通じて知り合った患者と、個人的な関係を持ったことは一切ないと回答してきたそうだ。 A子の話が事実ならば、高校生と不純な関係をもっていたということになる。文春のいうように、高い倫理観を求められる精神科医にあるまじき行為である。 ところで現代は、防衛省現役幹部が「年明けに米朝開戦」になるといったと報じている。その根拠はこうだという。 「開戦が現実味を帯びてきたのは8月9日に北朝鮮の国営報道が『中長距離戦略ミサイル4発をグァム島沖に同時に発射する包囲射撃を慎重に検討する』と発表したからです。 そこから3ヵ月は準備に必要だと考えると、最短で11月になります。 しかし戦争を始めるには軍事的な準備の他に政治的な準備、国際協調も必要になります。そう考えると年内の開戦は難しいかもしれません。トランプ大統領もクリスマスシーズンは避けたいと考えているはず。一方、北朝鮮は1、2月になると急激に気温が下がってマイナス20度以下になり、社会的にも軍事的にも活動が鈍くなり、アメリカにとって有利なのです」 私は、北朝鮮がミサイルや核実験をするなら、トランプが来日する11月5日~7日の間ではないかと考える。 日米両方の首脳の顔を潰す絶好のチャンスだからだ。疑問は、なぜこのような時期にトランプを呼ぶのだろう。 安倍には北朝鮮危機を煽って、憲法改正を一気にやってしまおうという思惑が間違いなくある。口の軽いトランプは、それは日本人が決めることだとはいうだろうが、賛意は示すはずだ。そこに北朝鮮からのミサイルが太平洋上に落ちれば、日本中が「改憲賛成、北朝鮮を撃て!」と大合唱になる。 これまで何度もいわれてきたことだが、「いつか来た道」へ逆戻りする日がついに来るのだ。 フライデーが、覚せい剤所持で逮捕された清水良太郎のことを、警察に通報した風俗嬢が「クスリ強要恐怖の120分」を語っている。 デジタルFRIDAY(10/20、金曜日7:31配信より)から引用してみる。 「『真っ暗になったホテルの一室で、彼は突然、「ねえ、キメセクしない? メッチャ気持ちいいよ」と言い出したんです。びっくりですよ。私が嫌がっても、口移しで無理矢理クスリを吸わせようとしてきた。二人きりの密室だし、怖くて逃げることもできませんでした…』 バスト115センチ、Iカップ。誰もが振り向く魅力的なスタイルの30代女性の愛さん(仮名)は、クスリを強要された恐怖の瞬間をこう語り出した―。 10月11日、ものまねタレント・清水アキラ(63)の三男で俳優の清水良太郎容疑者(29)が、覚せい剤取締法違反(使用)容疑で警視庁目白署に逮捕された。今年2月に『FRIDAY』が闇カジノ通いを報じ、4ヵ月間の謹慎の末、6月に復帰したばかりのタイミングで起きた出来事だった。 違法賭博の次は薬物使用。どうしようもない二世タレントが起こしたこの事件だが、本誌は彼の覚醒剤使用を現場で目撃し、警察に通報したという女性・愛さんとの接触に成功した。 都内ホテルへの派遣型ヘルス(デリヘル)で風俗嬢として働く愛さんは、事件当日の10月10日、派遣元の店からの指示を受け、現場となった池袋のホテルへ向かった。そして指定されたホテルの一室で彼女が見たのは、薬物使用の異様な光景だったという。愛さんが語る。 『この日、彼は「ハヤミ」という名前で午前11時半から2時間のコースを予約していました。ホテルに着く20分前に、彼に「今日はよろしくお願いします」と挨拶の電話を入れたんですが、「早く来てよ!」と焦れた様子で返されました。結局、ホテルに到着したのは、11時35分ごろ。部屋のドアをノックすると、ガチャッと解錠する音だけが聞こえてきました。普通、そこでお客さんが部屋に招き入れてくれるんですが、何も応答がないんです。30秒ほど待ってみましたが反応がないので、自分でドアを開けました。すると、彼はすでに真っ暗なメインルームに引っ込んでいて、ソファに腰かけていた。備えつけのテレビからAVが流れていて、画面の明るさで人の姿が見える状況でした。ガリガリの、やせ細った人だな、と思ったのを覚えています』」 この後からプレイが始まると清水容疑者は、薬物の使用を始めたという。 これほど覚せい剤が芸能界に蔓延している大本を断ち切らなければ、こうした人間はどんどん出てくるだろう。 私はクスリをやったことはないが、一度やると虜になるそうだ。そうした状態でSEXをするとたまらないという。 この歳になると、ちょっぴり残念な気がするが……。 ところで山口敬之元TBSワシントン支局長にレイプされたと、検察審査会に提訴した(結果は不起訴)ジャーナリストの伊藤詩織が『Black Box』(文芸春秋)を上梓した。 私は本は買って机に置いてあるのだが、まだ未読であるが、評判はいいようだ。 山口は今頃、彼女に非道なことをしたことを、恥じているだろうか。 強制わいせつ罪が成立するためには、これまで「性欲を満たす意図が必要」で、1970年に、報復のために女性を裸にして写真を撮影した事件では、その意図がなかったと最高裁が判断を下している。 だがこれが変わりそうだと朝日新聞(10月18日付)で報じている。 2015年に13歳未満の少女にわいせつな行為をしてスマホで撮影した男性に対する裁判で、弁護側が「性的意図はなかった」と無罪を訴えているが、この裁判について検察、弁護側双方の意見を聞く弁論を、最高裁大法廷が開いたという。 こういう時は、判例変更などの場合があり、今回も変更されるのではないかと朝日が報じている。 私は、性欲を意図しない強制わいせつなどないのではないかと思うのだが、どういう判例変更があるのか、注目である。 新潮はこのレイプ問題だけではなく、安倍官邸と親しい山口が週刊文春(15年4月2日号)に書いた、「歴史的スクープ! 韓国軍にベトナム人慰安婦がいた!」という記事が「ねつ造」であったと、8ページの検証記事を掲載している。 山口のこの記事は、ベトナム戦争当時、韓国軍が南ベトナム各地で慰安所を経営していたという情報があり、これを追って散々苦労したが、アメリカ政府の資料によって裏付けることが出来たというもの。 そこから「山口氏は退役米軍人やベトナム系米国人に取材し、彼らから慰安所の存在を認めたり、韓国軍の蛮行を論うような証言を得て韓国は歴史を直視するべきだと締め括る」(新潮)。 これは山口がTBSにいる時に映像を撮り東京へ送ったが、「報道するに足る十分な裏付けがないと判断し、放送はしていません」(TBS)。 その不十分なものを基に、文春に「歴史的スクープ」だとレポートを書いたのだから、山口も山口だが、載せた文春もどうかしているのではないか(露骨にはそうはいっていないが)と、新潮は大特集しているのである。 その当時、山口に頼まれてリサーチャーを務めていたのはグリーン誠子。彼女一人で資料を漁り、それらしい情報も集めてきた。 だがその情報を、山口は精査したり、裏付けるアメリカ側の軍の高官たちにアポを取って証言してもらったりはしなかったようだ。 新潮によれば、取材はしたが、相手がいわなかったことをいったことにしたり、都合のいいように解釈していたというのである。 驚くべきことに、山口が文春の記事が出る前に、山口重夫駐米公使や佐々江賢一郎駐米大使とこのようなメールをやり取りしていたというのである。 「山口 産経記者が明日の朝刊で展開してから、午前の官房長官会見で、菅さんは、『20世紀に行われた人権侵害は、いつの時代のどの地域でも、しっかり検証していくべきある』という昨年の安倍総理の国連演説に沿ったラインで答弁します」 菅官房長官と、会見で何というかのすり合わせまでやっていたというのだ。 読めばわかるが、新潮がこの記事にかけた情熱と時間とカネは半端ではない。しかも、新潮は韓国に対して厳しいスタンスをとっている雑誌である。 その新潮がここまで綿密な取材で裏を取り、この話に信ぴょう性はないと断定したのだ。 これは山口に向けただけではない。文春の掲載責任を問うているのだ。文春は新潮に対して、「少なくとも真実相当性があると判断し、記事掲載に至りました」と答えているが、それだけで済むはずはない。 文春は独自に、この記事を自ら検証すべきだと、私も思う。 (文=元木昌彦)「週刊新潮」(10/26号、新潮社)
「29週刊誌スクープ大賞」カテゴリーアーカイブ
新潮が“情熱と時間とカネ”をかけた「慰安婦記事捏造報道」に、文春はどう応えるか
今週の注目記事・1位 「週刊文春『韓国軍に慰安婦』記事は山口記者の捏造か」(「週刊新潮」10/26号) 同・2位 「清水良太郎覚醒剤事件 警察に通報した風俗嬢が語る『クスリ強要恐怖の120分』」(「フライデー」11/3号) 同・3位 「防衛省現役幹部が語った『年明けに米朝開戦。我々はいま、こんな準備をしている』」(「週刊現代」11/4号) 同・4位 「『私はカリスマ精神科医の“性の玩具”でした』」(「週刊文春」10/26号) 同・5位 「神戸製鋼データ偽造 日本中の名門企業『大混乱の現場から』」(「週刊現代」11/4号) 同・6位 「著名人がすがった『がん民間療法』」(「週刊文春」10/26号) 同・7位 「浅田真央の純潔を奪ったフランス男」(「FLASH」10/31号) 同・8位 「宮根誠司54『ミヤネ屋』降板 フジ新番組に電撃移籍!」(「週刊文春」10/26号) 同・9位 「『村田諒太vs.エンダム』が選挙開票と重なった『フジ』なぜかニンマリ」(「週刊新潮」10/26号) 【巻頭特集】各誌の選挙報道を検証する。 「ニッポン政治『絶望の近未来年表』」(「週刊ポスト」11/3号) 「全選挙区最終予測」(「週刊文春」10/26号) 「『小池百合子死屍累々』」(「週刊新潮」10/26号) 「全選挙区の最終当落がわかった」(「週刊現代」11/4号) 気力を振り絞って、この原稿を書いている。昨夜、NHKの選挙速報を見るために夜8時少し前にテレビをつけた。 確か8時直前に、アナウンサーは「与党で過半数を超える模様」といった。 その瞬間口を突いて出たのは「Go to hell!」。すぐさま村田諒太とエンダメではないエンダムのタイトル戦へ切り替えた。 だが、村田の試合が凡戦だったという理由だけではない。選挙結果への憤り、やりきれない虚しさ、日本への絶望感などがないまぜになって、試合は上の空だった。 昨日は昼頃、私の出た小学校にある投票所へ足を運んだ。雨脚は強かったが、いつもより人の数は多かったように見えた。多くは高齢者たちだったが。 東京の雨は降り続いたが、風はさほど強くなかった。この雨で無党派層と呼ばれる「無関心な連中」が投票に行かなくなり率は下がるだろうが、期日前投票が史上最高だったというから、前回程度はいくのではないか。 競馬・菊花賞では、私が他誌で予想したキセキが史上最悪の不良馬場を克服して勝ってくれた。 選挙結果でも希望はないが“奇跡”が起こってくれないかと祈っていたが、想像以上の自民党の大勝だった。 文春(木曜日発売)と現代(金曜日発売)が選挙結果の「最終予測」をやっていた。 政治広報システム研究所の久保田正志と文春取材班によると、自民は39議席減の251議席、公明が30議席だから合わせても300議席には届かない。 235名を立候補させた希望の党は66議席になるが、ほとんどが民進党からの乗り換え候補ばかり。純粋な希望の党の候補は全滅のようだ。 躍進するのは枝野の立憲民主党で、現有の16議席から46議席へ。共産党は21から18議席に減るという予測。 安倍政権への不支持率が支持率を上回っているのに、安倍不支持の票が、立憲か社民党、共産党以外に行き場所がない「ねじれ」に、私を含めて、怒り狂っている有権者は多かったに違いない。 「支持政党なし」という政治団体が比例東京ブロックに4人の立候補者を出している。ここに投票する有権者も多いのではないか。支持政党なしと書くと、この党の得票になるそうだから、安倍もイヤ小池もイヤという人は多いから、ひょっとして1人ぐらい当選するかもしれない。そう思っていた。 現代は、「5600人調査を緊急実施 全選挙区の最終当落がわかった」と特集していた。 調査結果では、2019年10月に消費税増税を行うべきだと思う人が36.2%に対して、行うべきでないと思う人は51.3%。原発をゼロにすべきでないと考えている人は15.1%、ゼロにすべきだは78.5%と圧倒的。 拮抗しているのは憲法改正すべきか否かで、すべきと考えている人が41.9%、すべきでないという人は38.3%だそうだ。 現代の予測では、自民が19議席減で269議席を獲得、絶対安定多数(定数465のうち261以上)に達するという。公明の33議席と合わせて自公で302議席を占める。 一方で希望の党は52議席で、現有の56議席から割り込む。立憲民主党は55議席(現有16)を獲得するという。 しかし結果(10月23日12時現在)は、自民党はわずか1議席減らしただけの283議席。公明党が5議席減らしたが29議席で、合わせて3分の2を超える312議席になった。 昔流行った萩本欽一の言葉ではないが「なんでこうなるの!」である。 安倍が嫌いなのは私だけではないはずだ。森友・加計学園問題から逃げるために、苦し紛れに国会冒頭解散した安倍の暴挙に、怒りを抱えている有権者は多かったはずだ。 トランプ米大統領と組んで北朝鮮への圧力を強め、対話の道を閉ざして北朝鮮の暴発を誘発させるやり方で、「国難」を自ら創り出している安倍のやり方に危機感を覚えている日本人も多いはずだ。 選挙中、安倍の演説の時に「国難はお前だ」というプラカードが多く掲げられたのは、それが「事実」だからである。 優れたリーダーは、自国民の安全を守るために、最悪の結果にならないような方策を考えるものだ。 だが、安倍とトランプはそうではない。北朝鮮を追い込み、挑発し、少しでも暴発しそうになったら攻撃しようというのだ。 そのために、自衛隊が進んで他国を攻撃できるよう安保法制をつくりあげ、憲法九条を捻じ曲げてでも、自衛隊を合憲にして集団的自衛権を堂々と行使できる存在にしようという「策略」を謀っていたが、この選挙結果で「国民の信を得た」と安倍は、次々に手を打ってくるに違いない。 ポストは特集「ニッポン『絶望の近未来年表』」のリードでこう書いている。 「今回の総選挙でこの国に“自民党永久政権”ともいえる政治体制が出現し、有権者が声を上げる機会さえ失われてしまうかもしれない。主権者を恐れなくなった政治家は驕り、役人はますます忖度し、権力はどこまでも腐敗していく」 今回の選挙の最大の戦犯は小池百合子であることは言を俟たない。彼女の政治生命は完全に終わった。 だが、小池と、それに群がった前原誠司民進党代表をはじめとする有象無象の罪も、忘れてはいけない。 深夜、録画しておいたテレビ東京・池上彰の選挙特番を見た。いつも見せる池上の鋭い突っ込みも今回は見られず、他の番組と同じ凡庸なものだった。 印象に残ったのは、インタビューに答える安倍首相の表情が、大勝したにもかかわらず暗く、どこか怯えているように見えたこと。それと共産党の志位委員長が、自分の党の候補を引っ込めて立憲民主党へ力を貸したことで、自党の当選者を減らしたことを聞かれ、きっぱりと、立憲民主党が躍進したことを喜び、これから立憲との共闘を進めていくといったことである。 政治に「if」はないが、もし小池がしゃしゃり出ず、民進党を中心に「反安倍連合」ができていれば、自民党の議席を50~60減らし、安倍を退陣に追い込むことができたはずである。 反安倍、安倍嫌いの有権者の票の受け皿がなく、棄権するか嫌々ながら自民党へという有権者が多かったのであろう。それに天気が悪く、投票率が低いときは、組織をもつ政党が有利なこというまでもない。 戦い済んで日が暮れて、今朝の産経新聞はまるで「祝! 安倍首相」特集号のようである。 編集局次長兼政治部長の石橋文登は一面で、「首相の強運を生かすとき」だと激励する。 石橋も、小池の希望の党ができた時、安倍は「さぞ肝を冷やしたことだろう」。反安倍勢力が結集するとどうなるか、「悪夢が首相の脳裏をよぎったに違いない」。だが、小池の自分の政策にイエスといわない者は「排除する」発言で、「首相に幸運の女神がほほ笑んだ」。 産経でさえ「敵失による勝利といえなくもない」といっているが、この得た数で、「北朝鮮有事は『対岸の火事』ではすまない。情勢次第では改憲が喫緊の課題となる可能性もある。首相は、自らの強運を信じて国民に発議するきかいをうかがうべきではないか」と、運だけで知恵もビジョンもない安倍首相を後押しするのである。 二面の「主張」はもっと過激である。韓国にいる日本人や米国人を迅速に避難させる「非戦闘員退去活動」や、武装難民への対策を早急に講じ、「ミサイル防衛の充実にとどまらず、敵基地攻撃能力の導入や防衛予算の増額への政治決断も求めたい。その中には、覇権主義を強める中国への備えも含まれるべきである」と、まるですぐに戦争が始まるかのような書き方である。 だが、ため息ばかりをついてはいられない。これから安倍政権が始めるのは間違いなく、以前よりはるかに強化してくるであろう「メディアへの締め付け」である。 これまではポチと非・反安倍メディアを選別しているだけだったが、これからは間違いなく、すべてをポチ・メディアにするための「メディアの大虐殺」が始まる。 政治を私物化してきた安倍だが、森友・加計学園問題で、まだ自分に歯向かうメディアや木っ端役人がいることを知ったはずである。 こやつらを根絶やしにする。自分が法律だと国会でほえた妖怪は、自分は天皇をも超えた「ニッポンの王」であるといいたいに違いない。 言論表現の自由など吹き飛び、政権をバカ呼ばわりする夕刊紙や一部の週刊誌は、不敬罪で獄に放り込まれる。 安倍首相よ、笑っているがいい。私は死ぬまで10月22日という日を忘れない。日本の戦後が忘れ去られ、民主主義がぼろ雑巾のごとく捨てられたこの日を。 極右独裁政権と戦う術はあるのか。焼身自殺する以外なす術もなく、この世から消えていくしかないのか。余命が尽きるその時まで、考えて、考え抜いて生きていくしかない。 それが私たちのような「戦後民主主義」が短かったが光輝いた時代を知っている者の務めである。 さて、各誌の記事を見てみよう。今週も選挙疲れか、読むべきものが少ない。よって順位なし。 最初に書いたとおり、開票速報が出ると同時に、私はフジテレビのボクシング中継にチャンネルを回した。 私はボクシングが好きだが、村田はさほど好きではない。彼は、前回のエンダム戦でもそうだったが、ボクシングで一番大事な闘争心に欠けると思うからだ。 もし彼が、前回、エンダムをノックアウトしていれば、判定など必要なかった。 KOできるチャンスはいくらでもあった。素人目でも差は歴然としていた。だが、村田はとどめを刺せず、判定に持ち込み、まさかの負けを喫したのである。 今回は世界戦ではなく、本来村田が持つべきタイトルを返してもらったというだけの話だ。 新潮で書いている通り、負けるとわかっているエンダムは、かなりのファイトマネーを要求したのであろう。 だが、村田は性懲りもなく再び凡打戦へと持ち込み、エンダムがもういいだろうと試合放棄するまで山場をつくれずに回を重ねていった。 こういう消化試合は1回でKOするのだ。そうでなければ、村田も試合後のインタビューでいっていたように、このミドル級には「僕より強いチャンピオン」ゴロフキンがいる。38戦37勝(1引き分け)、33のKO勝ちがある。今の村田では挑戦することさえできまい。 日本のボクシング界は、噛ませ犬のような挑戦者を連れてきて、連続KO勝ち、連続防衛記録などと島国の中だけで大騒ぎしている。 村田は早くこの国を飛び出して、世界中の強い奴を相手にタイトルをかけて試合をやればいい。 そうして闘争心を養い、最強王者に挑戦すればいい。残された時間は少ない。エンダムあたりに勝って涙を流すようでは心もとないが。 文春の今週のスクープは小粒だ。 お昼の情報番組『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)の司会を10年以上務めている宮根誠司(54)が、フジテレビが来年4月から月~金の夕方に放送する情報番組へ「電撃移籍」するという、どうでもいい話である。 私は、宮根という司会者がどうも好きになれない。司会者というより、どこぞのチンピラ風情といった口調や身振りが、茶の間の視聴者をバカにしているように思えてならないからだ。 失礼だが、彼は関西でこそ生きるキャラクターだと思う。日本の顔になるのは無理だろう。 宮根は、テレビで、フジに移籍などないと否定したそうだが、こうした人間のいうことをまともに聞いてはいけない。私にはどっちでもいいがね。 FLASHが、浅田真央がパリ・ルーヴル美術館で白人男性とデートしていたと報じている。 タイトルは「浅田の純潔を奪った」と穏やかではないが、ドラクロワの名画『民衆を導く自由の女神』の前で立ち止まって見ている真央にイケメンの男が近づき、館内を楽しそうに回っていたというのだ。 「男性は、元フィギュアスケート選手で、現在は日本でモデルとして活躍するロマ・トニオロ(27)。2015年に成田空港で『Youは何しに日本へ?』(テレビ東京系)にキャッチされ出演。日本のハンコに憧れる“ハンコ王子”としてブレイクした、異色のフランス人だ」(FLASH) 真央も27歳。浮いた噂の一つや二つないほうがおかしい。 お次は文春の「著名人がすがった『がん民間療法』」を見てみよう。医療機関で行われている「通常医療」に対して、一般人の間で広まっている治療を「民間療法」という。 健康食品、食事療法、自然療法などがあるが、効くというエビデンス(科学的根拠)が乏しい上に保険がきかないために高額になる。「患者を食い物にしている」と非難する専門医も多いようだ。 では、なぜ効かない治療法を、多くの人がやるのだろうか。人気のエッセイストだった米原万里(享年56)は、こう書いている。 「正規の医療に対して代替医療と呼ばれているこの種の商品の多さに驚き、価格の、人の弱味につけ込んだ犯罪的な高さに腸が煮えくり返りながらも、拒みきれない自分が情けない」 彼女は卵巣がん。米原は、抗がん剤をやればがんは小さくなるが、副作用で苦しむうえ、免疫力も奪ってしまうから嫌だ。代替医療は「わずかでも可能性があるなら、やってみるべきだ」と、妹に語っていたという。 川島なお美も小林麻央、忌野清志郎もさまざまな民間療法をやった。 群馬県前橋市に緩和ケア診療所を開いた萬田緑平医師は、かつては民間療法に否定的だったという。 だが、患者に抗がん剤を投与していた医師が、自分ががんになったとたんに民間療法にのめりこみ、「治るんだ」と、頭では治らないことがわかっているのに、さも効果があるように話しているのを見て、こう変わったという。 「治りたい気持ちを捨てきれる人はいません。何も希望がないのは、ものすごいストレス。わずかでも希望があることで、あんなにも笑顔になれるんだったら、たとえ藁でもすがったらいいんじゃないでしょうか」 ただ、そうした患者を食い物にして、効くはずのない療法を施したり、高額なものを買わせたりする「悪徳」な人間がいることも事実。 また、そうした民間療法を、影響力のある有名人が吹聴して、抗がん剤治療をやらずに命を縮めてしまうケースもある。私だったらどうするだろう。 現代が神戸製鋼のデータねつ造問題をやっている。 この会社は安倍首相が大学を出て入社したところである。だから名門だというわけではないが、ここで発覚したデータ改竄は、相当根が深そうだ。 この問題が深刻なのは、アルミや銅だけではなく、鉄鋼製品でも不正が発覚して、本体だけではなくグループ会社まで広がり、どこまで行くのか先が見通せないことである。 現代によれば、日立製作所の経営陣に衝撃が走ったのは、今から約1カ月前の9月14日のことだったという。 この日。取引先の神戸製鋼所から一報が入った。 「御社に納入した製品の一部で、データ改竄したものがございました……」 神戸製鋼がアルミ製品などのデータを改ざんしたことを公にしたのは10月8日だから、取引先各社には、それ以前の9月から報告がなされていたのである。 「それだけではありません。神戸製鋼の当初の説明では、2016年9月~今年8月に出荷した分について不適切製品があったということだったのに、記者会見で10年前からやっていたと突然言い出した。われわれとしては16年9月以前に納入された分も追加で調査せざるを得なくなった」(日立社員) 日立、三菱電機、JAL、横浜ゴム、大成建設など、神戸製鋼から不正製品が納入された先は約500社にも及ぶという。超名門企業が第二の東芝になるかもしれない。 文春が報じているが、このカリスマといわれる精神科医のように、少しばかり有名だからといって、高校生や若い女性に手を付けるというのは、許しがたい蛮行である。 東大医学部出身の精神科医ゆうきゆう(本名・安田雄一郎、42)と関係を持ったと、現在19歳のA子が告白している。 昨年、ゆうき主催の心理学イベントに参加しメールを交換したという。その後何度かメールをやり取りし、A子の誕生日に2人きりで会ったそうだ。 男は、彼女が18歳になるのを待っていたのだろうか。 その日に男に誘われて関係を持ち、週1、2回SEXするようになった。だが甘い恋人同士という関係ではなく、男のほうはSEXだけが目的のようだった。 やがて、A子は、自分の外にも多くの女がいることを知った。男の部屋で自撮りした写真をTwitterに上げると、男は激怒し、以来連絡が取れなくなったという。 それがストレスになったのだろう、A子は体重が減り、高校へも通えなくなり中退する。リストカットで自殺未遂を繰り返すようになり、男の公式Twitterに「連絡が欲しい」と送った。 すると、A子の携帯に警察から連絡が来る。男がA子をストーカーだと被害届を出したというのだ。 男は文春の取材に要領を得ない答えしかしていないが、担当弁護士からは、患者や医療業務を通じて知り合った患者と、個人的な関係を持ったことは一切ないと回答してきたそうだ。 A子の話が事実ならば、高校生と不純な関係をもっていたということになる。文春のいうように、高い倫理観を求められる精神科医にあるまじき行為である。 ところで現代は、防衛省現役幹部が「年明けに米朝開戦」になるといったと報じている。その根拠はこうだという。 「開戦が現実味を帯びてきたのは8月9日に北朝鮮の国営報道が『中長距離戦略ミサイル4発をグァム島沖に同時に発射する包囲射撃を慎重に検討する』と発表したからです。 そこから3ヵ月は準備に必要だと考えると、最短で11月になります。 しかし戦争を始めるには軍事的な準備の他に政治的な準備、国際協調も必要になります。そう考えると年内の開戦は難しいかもしれません。トランプ大統領もクリスマスシーズンは避けたいと考えているはず。一方、北朝鮮は1、2月になると急激に気温が下がってマイナス20度以下になり、社会的にも軍事的にも活動が鈍くなり、アメリカにとって有利なのです」 私は、北朝鮮がミサイルや核実験をするなら、トランプが来日する11月5日~7日の間ではないかと考える。 日米両方の首脳の顔を潰す絶好のチャンスだからだ。疑問は、なぜこのような時期にトランプを呼ぶのだろう。 安倍には北朝鮮危機を煽って、憲法改正を一気にやってしまおうという思惑が間違いなくある。口の軽いトランプは、それは日本人が決めることだとはいうだろうが、賛意は示すはずだ。そこに北朝鮮からのミサイルが太平洋上に落ちれば、日本中が「改憲賛成、北朝鮮を撃て!」と大合唱になる。 これまで何度もいわれてきたことだが、「いつか来た道」へ逆戻りする日がついに来るのだ。 フライデーが、覚せい剤所持で逮捕された清水良太郎のことを、警察に通報した風俗嬢が「クスリ強要恐怖の120分」を語っている。 デジタルFRIDAY(10/20、金曜日7:31配信より)から引用してみる。 「『真っ暗になったホテルの一室で、彼は突然、「ねえ、キメセクしない? メッチャ気持ちいいよ」と言い出したんです。びっくりですよ。私が嫌がっても、口移しで無理矢理クスリを吸わせようとしてきた。二人きりの密室だし、怖くて逃げることもできませんでした…』 バスト115センチ、Iカップ。誰もが振り向く魅力的なスタイルの30代女性の愛さん(仮名)は、クスリを強要された恐怖の瞬間をこう語り出した―。 10月11日、ものまねタレント・清水アキラ(63)の三男で俳優の清水良太郎容疑者(29)が、覚せい剤取締法違反(使用)容疑で警視庁目白署に逮捕された。今年2月に『FRIDAY』が闇カジノ通いを報じ、4ヵ月間の謹慎の末、6月に復帰したばかりのタイミングで起きた出来事だった。 違法賭博の次は薬物使用。どうしようもない二世タレントが起こしたこの事件だが、本誌は彼の覚醒剤使用を現場で目撃し、警察に通報したという女性・愛さんとの接触に成功した。 都内ホテルへの派遣型ヘルス(デリヘル)で風俗嬢として働く愛さんは、事件当日の10月10日、派遣元の店からの指示を受け、現場となった池袋のホテルへ向かった。そして指定されたホテルの一室で彼女が見たのは、薬物使用の異様な光景だったという。愛さんが語る。 『この日、彼は「ハヤミ」という名前で午前11時半から2時間のコースを予約していました。ホテルに着く20分前に、彼に「今日はよろしくお願いします」と挨拶の電話を入れたんですが、「早く来てよ!」と焦れた様子で返されました。結局、ホテルに到着したのは、11時35分ごろ。部屋のドアをノックすると、ガチャッと解錠する音だけが聞こえてきました。普通、そこでお客さんが部屋に招き入れてくれるんですが、何も応答がないんです。30秒ほど待ってみましたが反応がないので、自分でドアを開けました。すると、彼はすでに真っ暗なメインルームに引っ込んでいて、ソファに腰かけていた。備えつけのテレビからAVが流れていて、画面の明るさで人の姿が見える状況でした。ガリガリの、やせ細った人だな、と思ったのを覚えています』」 この後からプレイが始まると清水容疑者は、薬物の使用を始めたという。 これほど覚せい剤が芸能界に蔓延している大本を断ち切らなければ、こうした人間はどんどん出てくるだろう。 私はクスリをやったことはないが、一度やると虜になるそうだ。そうした状態でSEXをするとたまらないという。 この歳になると、ちょっぴり残念な気がするが……。 ところで山口敬之元TBSワシントン支局長にレイプされたと、検察審査会に提訴した(結果は不起訴)ジャーナリストの伊藤詩織が『Black Box』(文芸春秋)を上梓した。 私は本は買って机に置いてあるのだが、まだ未読であるが、評判はいいようだ。 山口は今頃、彼女に非道なことをしたことを、恥じているだろうか。 強制わいせつ罪が成立するためには、これまで「性欲を満たす意図が必要」で、1970年に、報復のために女性を裸にして写真を撮影した事件では、その意図がなかったと最高裁が判断を下している。 だがこれが変わりそうだと朝日新聞(10月18日付)で報じている。 2015年に13歳未満の少女にわいせつな行為をしてスマホで撮影した男性に対する裁判で、弁護側が「性的意図はなかった」と無罪を訴えているが、この裁判について検察、弁護側双方の意見を聞く弁論を、最高裁大法廷が開いたという。 こういう時は、判例変更などの場合があり、今回も変更されるのではないかと朝日が報じている。 私は、性欲を意図しない強制わいせつなどないのではないかと思うのだが、どういう判例変更があるのか、注目である。 新潮はこのレイプ問題だけではなく、安倍官邸と親しい山口が週刊文春(15年4月2日号)に書いた、「歴史的スクープ! 韓国軍にベトナム人慰安婦がいた!」という記事が「ねつ造」であったと、8ページの検証記事を掲載している。 山口のこの記事は、ベトナム戦争当時、韓国軍が南ベトナム各地で慰安所を経営していたという情報があり、これを追って散々苦労したが、アメリカ政府の資料によって裏付けることが出来たというもの。 そこから「山口氏は退役米軍人やベトナム系米国人に取材し、彼らから慰安所の存在を認めたり、韓国軍の蛮行を論うような証言を得て韓国は歴史を直視するべきだと締め括る」(新潮)。 これは山口がTBSにいる時に映像を撮り東京へ送ったが、「報道するに足る十分な裏付けがないと判断し、放送はしていません」(TBS)。 その不十分なものを基に、文春に「歴史的スクープ」だとレポートを書いたのだから、山口も山口だが、載せた文春もどうかしているのではないか(露骨にはそうはいっていないが)と、新潮は大特集しているのである。 その当時、山口に頼まれてリサーチャーを務めていたのはグリーン誠子。彼女一人で資料を漁り、それらしい情報も集めてきた。 だがその情報を、山口は精査したり、裏付けるアメリカ側の軍の高官たちにアポを取って証言してもらったりはしなかったようだ。 新潮によれば、取材はしたが、相手がいわなかったことをいったことにしたり、都合のいいように解釈していたというのである。 驚くべきことに、山口が文春の記事が出る前に、山口重夫駐米公使や佐々江賢一郎駐米大使とこのようなメールをやり取りしていたというのである。 「山口 産経記者が明日の朝刊で展開してから、午前の官房長官会見で、菅さんは、『20世紀に行われた人権侵害は、いつの時代のどの地域でも、しっかり検証していくべきある』という昨年の安倍総理の国連演説に沿ったラインで答弁します」 菅官房長官と、会見で何というかのすり合わせまでやっていたというのだ。 読めばわかるが、新潮がこの記事にかけた情熱と時間とカネは半端ではない。しかも、新潮は韓国に対して厳しいスタンスをとっている雑誌である。 その新潮がここまで綿密な取材で裏を取り、この話に信ぴょう性はないと断定したのだ。 これは山口に向けただけではない。文春の掲載責任を問うているのだ。文春は新潮に対して、「少なくとも真実相当性があると判断し、記事掲載に至りました」と答えているが、それだけで済むはずはない。 文春は独自に、この記事を自ら検証すべきだと、私も思う。 (文=元木昌彦)「週刊新潮」(10/26号、新潮社)
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今週の注目記事・1位 「小池の化けの皮を剥ぐ!-新党は『三日もあればできる』」(「週刊文春」10/19号) 「傾国の小池百合子」「女城主『希望の党』のポンコツリスト」(「週刊新潮」10/19号) 「<10・22総選挙>全選挙区当落・最新調査/自民が54議席減」「<インタビュー>小池百合子『安倍ファースト解散は許さない』」(「週刊現代」10/28号) 「政界乱交が始まる-権力のためなら誰とでも寝る、理念なき日本政治の野合」(「週刊ポスト」10/27号) 「大失速・小池百合子のハシゴ外して逃げた小泉純一郎-希望しぼんでジエンド」(「フライデー」10/27号) 同・2位 「政府発表『GDP4%成長』、実は『マイナス9.9%』のカラクリ」(「週刊新潮」10/19号) 同・3位 「朝日新聞が『出会いビジネス』始めました-えっ、どういうこと?」(「週刊ポスト」10/27号) 同・4位 「『プロ野球選手』チーム満足度の<秘>調査記録」(「週刊新潮」10/19号) 同・5位 「茨城母子6人殺害、夫を追い込んだ『反社の男』」(「週刊文春」10/19号) 同・6位 「北朝鮮、次のトップはあの金正男の長男・キム・ハンソル22歳」(「週刊現代」10/28号) 同・7位 「第2のまつりさん事件発覚のNHK『働き方改革』に現場の悲鳴」(「週刊新潮」10/19号) 「女性記者の過労死発覚でNHKが始めた働き方研修」(「週刊文春」10/19号) 同・8位 「神戸製鋼データ改竄のマグニチュード-東芝の二の舞か」(「週刊新潮」10/19号) 同・9位 「戸田恵梨香&成田凌ドライブデート中、本誌ハリコミ車に接触事故で熱愛発覚」(「フライデー」10/27号) 同・10位 「安倍<ステルス遊説>勝手に密着記-安倍首相のための街頭演説」(「週刊文春」10/19号) 同・11位 「カズオ・イシグロ『28年前に撮られた金髪美女との写真』」(「フライデー」10/27号) 同・12位 「美しすぎる弁護士にテレ朝プロデューサーが送った自作『恋愛小説』」(「週刊文春」10/19号) 同・13位 「南果歩<独占告白>乳がん公表1年半、初めて明かす苦悩の日々」(「週刊文春」10/19号 同・14位 「『偉人の格言』本当の意味-知らないと赤っ恥、知ってればドヤ顔」(「週刊ポスト」10/27号) 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ! 今週は総選挙一色。しかも、さほど目立った記事がなかったので、順位はつけないでおく。 早速いこう。まずはポストの「雑学」から。どれもよく知っているのだが、本当の意味を解っていなかったと、自分の無知を恥じる格言だ。 「初心忘るべからず」 室町時代の能楽の開祖・世阿弥の言葉だ。これは世阿弥の書『花鏡』に記された言葉だそうだが、初心とは初々しさではなく、「芸が未熟だったころ」のことだという。 福沢諭吉の「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」というのも、諭吉は続いて、人は本来平等なはずなのに、貧富の差や身分の差があるのはどうしてなのだろうと説き、「賢人と愚者と別は学ぶと学ばざるとによりてできるものなり」と続ける。 だから学問をせよといいたかったので、「結果の不平等」については肯定しているというのである。 聖徳太子の「和を以て貴しとなす」も、本来は「意見が異なるのは当たり前だから、よく話し合え」という意味だという。熟議せよということで、波風を立ててはいけないというのではないそうだ。 「児孫のために美田を買わず」は、子孫に財産を残そうと、私利私欲に走るようでは志を果たせない。全てのものを犠牲にせよという自分自身への戒めだという。政治家どもに聞かせてやりたいものである。 「武士道と云うは、死ぬことと見つけたり」は『葉隠』の一節だが、人間は誰しも生きて死ぬという無常観についての言葉で、それを前提にして「自分の思うように生きよ」と説いているそうである。 早速、今日から使ってみよう。 夫の渡辺謙がニューヨーク不倫をしていたことを文春砲が報じ、妻である南果歩はどれほど精神的なショックを受けたことだろう。 ましてや、南は乳がんに罹り治療中だったのだ。以来、南はこの件についてほとんど語っていない。 今週の文春には「南果歩 独占告白」とあるから、てっきり夫の浮気についても聞いているだろうと読んで見た。 まったくそのことには触れていない。先日、南が自分の乳がん治療について語り、「ハーセプチン(抗がん剤の一種)とホルモン剤をストップして、代替療法に切り替えた」という発言が大きな反響を呼んだそうだ。 それについて縷々話しているが、こちらの下世話な興味には答えてくれていない。それについては聞かないというのが条件だったのか。 同じ文春で、最近、美しすぎる弁護士としてメディアに頻出している亀石倫子(43)が、テレ朝の『サンデーステーション』のプロデューサー(40代後半)にパワハラ&セクハラされた「疑惑」があると報じている。 要は、亭主もちの美人弁護士に「ホの字」になった妻子もちの男が、一緒に食事をしたり、下手な小説を書いてメールしたりしたというのである。 亀石に「レギュラーにしてあげる」といったという話もあるようだが、こういう話は女性側が認めなければどうしようもない。 亀石は文春に「私はセクハラという認識ではないんです」といっているから、無理筋の話である。 フライデーに、ノーベル賞作家カズオ・イシグロと、妻・ローナの写真が載っている。28年前に来日した時のものである。目鼻立ちの大きな肝っ玉母さん風の女性だ。 この女性がいなかったらイシグロはノーベル賞作家になれなかったかもしれないのだ。 現代に雑誌「an・an」に掲載されたインタビューが転載されている。そこでイシグロはこう語っている。 「最新作の『忘れられた巨人』を書き始めたときのこと、40~50ページくらい書いたところで、妻のローナに読んでもらったんです。すると『これは全然ダメ。初めからやり直さないと』とけんもほろろに言われました」 彼は妻のいう通りに一から書き直した。すると、前とは全く違うアプローチになった、妻の影響は大きかったと話している。 偉大な作家には、偉大な妻がいる。私が偉大な編集者になれなかったのは偉大な妻がいなかったからだな、納得。 安倍首相は選挙応援の遊説先で、散々だったと文春が報じている。 一時は、ヤジや帰れコールに怯えて、街頭演説のスケジュールを非公開にする「ステルス作戦」をとっていたため、来るのは自民党支持者だけで、無党派層への広がりはなかった。 それで安心して演説ができたかというとそうではないそうだ。ネットで「Aアラート」「国難来る」というハッシュタグが付いて拡散し、演説場所が漏れていたJR柏駅では、演説が始まるとすぐに「辞めろ」コールが始まり、「昭恵を出せ、加計孝太郎を出せ」との怒号が飛び交い、「小学校低学年ほどの男の子が、〈うそつきはどろぼうのはじまり〉という手作りのプラカードを掲げる姿も」(文春)。 テレビの党首会談では、加計学園問題を追及され、顔をしかめるシーンもあったが、“お友だち”の見城徹幻冬舎社長が司会を務めるネットテレビでは、嫌な質問があるはずもなく、うれしそうにしていたという。 選挙後は、ますますお友だちへの便宜供与が増えるのではないか。 フライデーを覗いてみよう。 「ドラマ『コード・ブルー3』での共演をキッカケにつき合い始めた戸田恵梨香(29)と成田凌(23)。二人のドライブを目撃したのはフライデーの取材班だった。しかも、ふたりがドライブしていたラブワゴンは、あろうことかフライデーのハリコミ取材用の車に『アタック』してきたのである! 写真は衝突事故を起こし、警察に調書を取られる戸田と成田だ。ツーショットどころの騒ぎではない」(YAHOO!JAPANニュース10月13日より) 警察が来て成田とやり取りが始まると、「被害者がフライデーとも知らず、二人は恐縮しきりなのであった。その後、記者がフライデーだと名乗ると、『アハハ、すごいですね』。絶句するかと思いきや、豪快に笑い飛ばす戸田。さすがに肝が据わっている」(同) というお話。 ところで、大手鉄鋼メーカーの神戸製鋼所が10年ほど前からアルミ製材の品質データを「改ざん」していたことが発覚した。 納入先は約200社にのぼり、国産初の小型ジェット機や新幹線、自動車などにも使用され、東芝の二の舞になるのではないかといわれている。 新潮によれば、このデータ改ざんで最も被害を受けそうなのが自動車業界だという。 「自動車業界では軽量化が時流。車体には強度のアルミを採用していて、ほぼすべての自動車メーカーが何らかの形で神戸製鋼のアルミを使用している」(専門誌デスク)から、リコールにでもなれば、屋台骨が大きく揺らぐ。 さらに川崎重工を通じてボーイングの機体の部品にも使用されているから、ボーイング社と米政府機関が立ち入り検査をしてクロだと判断すれば、米国が神戸製鋼にペナルティを科す可能性もあるそうだ。 神戸製鋼の2017年3月期決算は売上高9,237億円で、約37億円の赤字だから、事態は深刻である。 川崎博也会長兼社長は報道陣に「神戸製鋼の信頼度はゼロに落ちたと思っている」と話したが、自分を含めて取締役も知らなかったと、いつも通りの責任逃れ。 幹部は、不正の手法は管理職の間で「暗黙の引き継ぎがあった」と話しているから、根は深そうである。 閑話休題。日刊大衆(10月7日公開)で、週刊新潮がスクープした「このハゲーーーっ!」という音声の使用料が、フジテレビだけで月1,000万円になったと報じている。 「情報番組やワイドショーでさんざん流れた、今年の流行語大賞有力候補ともいわれる豊田さんの“このハゲーーーーーっ!”“違うだろーーーーーーーっ!!”、ミュージカル調の“そんなつもりはなかったんですーーー”といった恫喝音声は、記憶に新しいと思いますが、この音声を1回使用するのに、使用料として5万円プラス税を新潮社に払わなければならないんです。フジは朝の『とくダネ!』から始まり、『ノンストップ!』、『バイキング』、『直撃LIVE グッディ!』の4つの情報番組で、“豊田恫喝音声”を使いまくった。その結果、新潮社への支払いの総額が、月1000万円以上になったということです」(制作会社プロデューサー) ということは、他のテレビ局も合わせると相当な「稼ぎ」になったのだろう。老舗の文春砲も多くの動画コンテンツを持っているから、その収入はバカにならない。 だが、活字週刊誌が動画中心になっていけば、そうした手っ取り早くカネになるコンテンツばかりを追いかけ、地道な取材がなおざりにされないか。 週刊誌のワイドショー化は、自らの首を絞めることにならないか、心配である。 ところで、NHKにも過労死問題があったことを、4年も経ってから公表したことが批判を浴びている。 当然である。電通の過労死自殺を手厚く報じてきたのに、自社のことにはほっかむりでは、報道機関として失格である。 亡くなっていたのは佐戸未和記者(当時31)。05年に入局し、鹿児島放送局勤務の後、10年からは東京の首都圏放送センターで経済や都庁を担当していたという。 明るく人望もあったが、亡くなる前には「夜回りがきつい」と友人に話していたそうだ。死因はうっ血性の心不全だった。それがなぜこのタイミングだったのか。 今年、NHKの記者が偶然、佐戸の両親と遭遇したそうだ。その際、両親は娘の死が社内では周知の事実だと思っていたのに、その記者は知らなかった。 両親は激怒したそうだ。NHKは慌てて公表したが、NHK側のいい分は「遺族の意向」だとしているが、両親側は、それは違うとコメントを発表して、「社内への周知が私達の本意」だといっている。 自分の所の都合の悪いことは隠して、他社の批判はするというのでは、メディアの看板を下ろしたほうがいい。 亡くなった自社の記者を大切に思うなら、そうした事実を早く公表し、佐戸記者と交友があった多くの人が彼女の死を悼むことができるようにするのが常識である。 さて、米朝の緊張が最高潮になる。それは16日から米韓両国が日本海と黄海で米原子力空母ロナルド・レーガンなどが参加する合同軍事演習を行うからである。 こうした大掛かりな軍事演習をやるのは、北朝鮮を挑発したいがためだが、一つ間違えば大変なことになる。 トランプ米大統領は、自国にミサイルなど飛んでこないと高を括っているが、韓国と日本は、いったん戦争が始まれば焦土と化すかもしれないのだ。 北朝鮮で、弾道ミサイルを搭載した複数の移動式発射台が移動していることが確認されたそうだ。ソウルの軍事関係筋が明らかにしたと朝日新聞が報じている。 実際の発射に至るかどうか判断できない状況だというが、北朝鮮の動きは、演習に対抗して米韓を牽制する狙いがあるはずだ。 ロシアのプーチン大統領が、なんとか話し合いのテーブルに北朝鮮を座らせようと画策しているが、難しいだろう。 さて、現代の近藤次長が、トランプが計画している金正恩の「斬首作戦」が遂行できたら、次のトップには、2月にマレーシアのクアラルンプールで殺された金正男の長男・ハンソル(22)を据えようと考えているとレポートしている。 キム・ハンソルは、現在、イスラエルのテルアビブの郊外で、母親と妹たちと厳重な警備の中で暮らしているという。 イスラエルが厄介なこの亡命者を受け入れたのは、「トランプ政権に貸をつくる」ということだそうである。 トランプは露骨な反イラン政策をとっている。シリア政府の軍事基地を電撃空爆もしている。 反面、イスラエルに対しては親しさを隠そうともしない。ハンソルを匿うことで、さらにトランプとイスラエルの間は接近するというのだ。 だが、トランプは長期的に物事を考えることはできない。今思いついたことをやっているだけだから、近い将来、金正恩と手を結ぶかもしれない。 そのためには、北朝鮮を刺激しないことがいまは大事だと思うのだが、トランプの頭では、理解できはしないのだろう。 トランプと金正恩という「迷惑な2人」が思い付きでチキンレースを始めたのだから、日本や韓国にとっては迷惑な話である。 安倍は即刻、ロシアへ飛んで、北朝鮮を話し合いの場に引きずり出す方策を協議すべきだと思う。 さて、茨城県日立市で起きた妻と子ども6人を殺して、ガソリンをかけ自宅に火をつけた男の所業は「鬼畜」といってもいい足りない。 妻は33歳、子どもは11歳を頭に7歳、5歳、3歳が2人。11歳の長女は妻の連れ子だった。 2人は10年ほど前に出会い系サイトで知り合った。男の名前は小松博文(33)。入れ墨はしているが、子煩悩で気の小さな男だという。 働かないくせに中古車とパチンコにうつつを抜かし、子どものゲーム機まで売ってパチンコをしていたそうだ。 当然、夫婦の間で諍いが絶えなかった。亭主が稼がなくては妻が働くしかない。昼間の仕事と掛け持ちして繁華街のスナックで働くようになり、年上の男と知り合い、結婚を考えるようになったという。 だが、こういう亭主に限って嫉妬心が強い。妻に男がいることを突き止めた小松は、相手の男と対峙した。だが、向こうのほうが一枚上手の「反社会」人だったようで、彼女と別れるよう迫られ、しぶしぶ離婚に応じたそうだ。 間男した男にはかなわないから、腹いせに妻と子どもを殺したのであろうか。 連れ子の長女は、母親がいないため小さい弟たちの面倒を見て、遊ぶ暇がなかったという。両親の身勝手な生き方のために、これからの人生を断ち切られた子どもたちが哀れである。 新潮の、プロ野球選手会が今年2月に全球団の現役選手に出したアンケートが面白い。答えたのは約800名。 「年棒金額に満足か?」「球団の説明は理解できているか?」「査定方法は理解できているか?」「プレーは評価されているか?」「言い分は聞いてもらえるのか?」「球団の姿勢、交渉方法に満足か?」など9項目にわたって質問している。 今年のドラフトで多くの球団から指名されるであろう清宮幸太郎選手は、このアンケートを参考にしたほうがいいと思うが、自分が球団を選べるわけじゃないからね。 これを見ると「良い球団」と「悪い球団」がはっきり分かれる。9項目中7つでトップを占めたのが、意外だが、ソフトバンクである。 特に年棒総額では約55億円でダントツのトップである。球団関係者によれば、ウチは年棒も高いが、査定がシステム化されているからわかりやすいのだという。 日本ハムも1位が2つあり、中日も2位が2つある。 では「悪い球団」ダントツはどこか? 堂々の9項目中7つで最下位になった横浜DeNAである。 2014年までここで中継ぎ投手として在籍した藤井均がこう話す。 「親会社が変わってから球団は、あまり選手の意見を尊重しなくなってしまいました」 かつての球界の盟主・巨人はというと、年棒満足度4位、球団の説明はわかりやすいか、査定方法は理解できているか、いずれも6位。いい分を聞いてもらえるか、サインしなければならないプレッシャーがあるかは、ともに9位。 シーズンの成績もBクラスだが、こうした選手側への配慮もBかCクラス。これを球団幹部やナベツネに見せたらなんというか。見てみたいものだ。 さて、10月2日の朝日新聞を見てびっくりした。Meeting Terraceの広告である。 「40才以上のシングルの方々に出会いの場を提供するサービスです。結婚のみに限らず、事実婚や週末婚、お茶飲み友だちなど、ゆるやかな自由なかたちのパートナーを自分のペースで探すことができるのが特長です」として、朝日新聞主催の安心・安全なサービス、結婚だけではない自由なかたちのパートナー探し、豊かな時間を過ごせる多彩な交流会とある。 ポストならずとも、朝日新聞がさまざまな批判がある「出会い系サイト」ビジネスに乗り出したのかと、仰天する。 入会金はウェブからだと3万9,800円。紙だと5万円だ。会員になると月会費が9,800円かかる。女性も同額である。 高額なところが朝日らしい。カネもちの男女を朝日のブランドで呼び集め、講演会やワインセミナーなどを開き、目的はそれだけではないと見せる工夫はしているようだが、来る男女の欲しいのは「アレ」だけであろう。 と、下劣なことしか考えない雑誌屋は、そう思ってしまうのだが、これを考えたのはメディアラボの井原成美という入社4年目のうら若き乙女だ。 社内コンペに応募し選ばれ、約2年の準備期間があったという。 私のような下品な人間を排除できるのか? 「学歴や年収は一切問いませんが、信用できる人に参加してもらうため独自の審査を設け、独身でも特定のパートナーがある人は入会できません。参加者には各種会員規則に同意をしてもらい、個人情報の管理にも細心の注意を払う」 と、井原女史は宣う。 だが、特定のパートナーがいるかどうか、どうやって調べるのかね。 朝日ブランドを信用して入ってきたおばちゃんをだますなど、結婚詐欺師にとっては簡単なことだろう。被害が出たら、朝日はもっと致命的な傷を負うのではないか。 何も朝日が「出会い系」に出ることはないと思う。もっと他にやることがあるはずだが、次は「人材派遣」ビジネスへでも進出するつもりなのか。 神戸製鋼のデータ改ざんについて触れたが、国家がデータを改ざんするのに比べれば、企業の改ざんなど可愛いものかもしれない。 このところ株価が値上がりを続け、12日には20年10カ月ぶりの高値となった(原稿を書いている時点で2万1,000円を超えた)。好材料が何もないのにである。 おかしくないか。朝日新聞(10月13日付)によると、日銀マネーと公的年金を運用するGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の買いによる「株価押し上げ効果は2千円超とも言われ」(朝日)るそうだ。 解散・総選挙中にウソみたいに株価が上がるというのは、出来過ぎた話である。 さらに国=自民党は、GDPまで「改ざん」していると、新潮でエコノミストの田代秀敏がレポートしている。 安倍首相は、衆院解散の記者会見で「アベノミクスが日本経済の停滞を打破した」と胸を張った。そんな実感は、多くの国民に全くないのにである。 それは、これに先立つ1か月余り前の8月14日に発表された「今年4月から6月期のGDPが年率にして4・0%増(速報値)」が背景にある。 これはG7の中でもトップの数値だ。驚いたのは日本人だけではない。中国もびっくりである。 この時期、自民党は相次ぐ議員のスキャンダルや安倍の森友・加計学園問題で追い詰められ、支持率も落ち込んでいた時期である。 この速報値が安倍の支持率低下を止めたことは間違いない。だが、景気に敏感なビールの販売データを見ても、デパートの売り上げも、サラリーマンの給料も軒並み減っているのだ。 細かいことは、私にもよくわからないので省くが、このGDP値には、一定しているはずの「季節調整」額が1兆5,000万円以上「大盛り」になっていたという。 案の定、9月8日に発表された改定値は大幅に引き下げられ「2・5%」になってしまったのである。 GDPを発表する経済社会総合研究所の幹部人事は「総理官邸」に直結する内閣人事局にある。 田代は、安倍政権の迷走を見て、大きな数字を出せば官邸から評価される、そんな忖度をした幹部がいなかったのか心配になると書いている。 中国の統計部門の役人が田代に「しょせん、上が見たい統計を作るのが、下の仕事ですから」といったという。 中国よりも安倍政権のやり方のほうがより悪質ではないか。 今週の日曜日(10月22日)は投開票だが、当初とは選挙戦がガラッと変わってきてしまった。 その最大の戦犯が「緑のたぬき」(週刊文春)である。もちろん小池百合子のことだ。 彼女が率いる希望の党の支持率がガタ落ちなのだ。候補者選定に「憲法改正に賛同しない者」「安保法制に反対した議員」を“排除”するといったり、党代表に就任しながら出馬しないという不可解な行動に、有権者が呆れて離れてしまったのだ。自業自得ではある。 新潮、文春、先週のニューズウイーク日本版は「傾国の小池百合子」「小池百合子の化けの皮を剥ぐ!」「小池刺客劇場の危うい幕開け」という大特集を組んでいる。 だが、本来、今回の選挙で問われるべきは「安倍独裁政権の是非」であるべきだ。 小池も希望の党結成時には「安倍政治を許さない」「今回は政権選択選挙」だといっていた。 選挙戦に入って最初に出す号では、安倍政権の数々の悪政や森友・加計学園問題疑惑を「徹底追及する」のが、やるべき仕事ではないのか。私はそう思う。 文春、新潮がいっているように、寄せ集めの「絶望」(文春)「ポンコツ」(新潮)候補ばかりでは、とても政権奪取などできないこと、長年週刊誌をやってきた人間ならわかっているはずである。 そんなことをぶつぶついいながら各誌を読んでみた。文春は、希望の党への期待感がガラッと変わったのはやはり「排除」発言からで、「高揚感からか、思わず口にしてしまった」(希望の党関係者)そうだ。 これで、支援組織を全国に持つ連合の神津里李生会長を怒らせてしまった。 「一強政治の問題点は包容力に欠ける点。それなのに、それを批判する小池さんが排除と言ってしまった」(神津会長) それをいっちゃお終いである。 小池の弱味は、時の権力者にすり寄るばかりで、自らがリーダーになった経験に乏しいため、組織がでかくなれば側近に調整や根回しを任せるしかないのに、小池にはそれができない点だと、政治部デスクがいっている。 その側近にも人材がいない。若狭は小池が出馬するかどうか模索している段階にもかかわらず、NHKの番組で「小池百合子の出馬は次の次ぐらい」と発言し、小池から「政局感がない。もうテレビに出さない」と吐き捨てられたそうだ。 候補者リスト作りでも、若狭や民進党から来た議員との間で意見が合わず、政党の体をなしていなかったという。 そんな混乱や玉がなく石ばかりの候補者を見て、土壇場まで出馬を模索していた小池は、これでは勝てないと判断したのだろう。 「実際は単に機を見るに敏で、負けそうな戦いからは逃げ出すのが“小池流”なのです」(閣僚経験者) こうした小池のやり方に、都民ファーストの都議2人が反発して離党した。その1人、音喜多駿が知人にこう愚痴ったという。 「小池さんには思想がない。自分のことが好きな人、自分ファースト。(都民ファは)緑の宗教だよ。このまま残っても、小池さんの召使いになるだけだ」 見かけは頼りないボンボンタイプだが、小池の本質を見ている男だ。 小池にとって今回の衆院選は自分の中では終わっているのだろう。文春によれば、投開票日はパリの空の下だそうである。 新潮は、ユリノミクスという経済政策をこう批判する。 「その中のひとつが〈地球に希望を〉であり〈花粉症ゼロ〉である。いい歳をした大人がひねり出したのがこの『小学生作文』だったことが、同党の『実力』を物語っていると言えよう」 この中には、地方には関係のない「満員電車ゼロ」もある。 こんな党に、民進党を解体してまで参加した前原代表は、憔悴しきっているそうだが、なまじ当選などしないほうが体のためであろう。 小池の考える選挙後のシナリオは、こうだという。 「憲法改正が悲願の安倍さんに、改憲の時だけでいいからぜひ協力してほしいと頭を下げさせる。そうして、永田町で自分を干してきた安倍さんにリベンジを果たす」(希望の党関係者) 自分の恨みを晴らすために安倍と手を組むというのでは、「安倍政権打倒」のために一票を投じた有権者の意思を踏みにじることになるではないか。 もっともニューズウイーク日本版で、政治コンサルタントのマイケル・チュチェックが書いているように、 「元民進党員に銃を配り、友人たちを処刑する銃殺隊に加われと命ずるに等しい。忠誠心を試し、過去の人間関係を全て切り捨てさせる。そのやり方は、旧ソ連の独裁者スターリンなら高く評価したことだろう」 小池の歴史修正主義と保守的な政策への危惧に言及し、他の筆者は、アラブ諸国との関係は深いが、激しい嫌韓・嫌中の姿勢はバランスを欠いていると指摘している。 候補者たちのポンコツぶり。東京2区から出馬している鳩山太郎(43)が、下品な下ネタを口走る理由を新潮が聞いてみたら、「メシを食う時まで聖人君子だったら、選挙期間中、持たないですよ」と答えた。 長野2区の下條みつ(61)は3代続けての政治家家系だが、元秘書にいわせると「下條は暴言、暴行議員の“走り”みたいな存在です」。件の秘書の顔面を殴って自分の指から出血したら、「おめーのせいで血が出ちまったじゃねーか!」とキレたという。 東京7区の荒木章博(64)にはセクハラで訴えられ、和解金を払った過去があるという。これだけでも、そのポンコツぶりがわかろうというものである。 私は、思想家の東浩紀の提唱している「積極的棄権」でもしようかと悩んでいる。 安倍自民はなりふり構わずデータを改ざんし、株高を演出する。国家権力がやろうと思えば何でもできるという見本だ。 これを独裁国家という。だが、日本で独裁者のいうことを聞かない県が一つだけある。沖縄である。 少し前にオスプレイが墜落し、11日には米軍の大型輸送ヘリコプターが、民家から300メートルしか離れていない場所に墜落・炎上した。 沖縄住民の怒りは頂点に達している。北朝鮮問題以上の大問題が、各党の選挙演説の中で触れられないのはなぜか。 10月11日付の朝日新聞に掲載された「8党の公約」を読んでみた。自民や公明はまったくない。希望の党にも、不思議なことに社民党にもない(全文を読めば載っているのかもしれないが)。 共産党、立憲民主党、日本維新の会も「普天間基地の負担軽減と日米地位協定の見直し」を掲げている。 安倍の「国を守り抜く」という国の中に沖縄はないのだろう。北朝鮮の脅威に一番さらされている県なのに。 トランプが来日した時、拉致被害者の家族と会うといっているそうだが、これも安倍の選挙目当ての策のひとつであろう。 小池百合子が改憲派ではなく、安保法制支持でもなく、ウルトラタカ派でなかったなら、今頃、安倍は首筋が寒くなっていたに違いない。 フライデーによると、小池は小泉純一郎が協力してくれることを当てにしていたようだ。希望の党からの出馬、党の代表になってくれないかといったら、すげなく「オレは進次郎に入れるよ」といったそうだ。 小池劇場は終演を待たずに終わってしまった。 先週出た現代は、能天気に「自民が54議席減」などと予測しているが、そこまでいかないのではないか。 ポストは、安倍が改憲にも執念がなくなり、今回の衆院選でそう減らさなくても、11月にトランプが来日した後、総理の座を降りるのではないかと予想している。 体調も思わしくないから、後ろに下がってキングメーカーになるというのだが、安倍にそんな力も気力もないだろう。 リベラル派が総崩れになり、右派ばかりになった永田町は「和を以て貴しとなす」ことはますますなくなり、有象無象の巣窟になる。 国民の意見はますます遠ざけられ、国民を虐げる法案ばかりが積みあがる。2017年10月22日は、日本から民主主義が消えた日として、長く記憶されるのかもしれない。実に残念なことだが。 【巻末付録】 ポストは「西田幸樹 NOW ON ジョン」と「バスト110センチの爆乳人生 来栖あこ」。袋とじが16年前のヘアヌード写真集から「杉本彩PORNO」。やや細すぎるが素晴らしい肢体である。 現代は「玉城ティナ」。売り物は通しでオール新撮だという「壇蜜のすべて」。何度もいうが、彼女のヌードモデルとしての賞味期限は過ぎたと思う。 これならポストの杉本彩のほうが新鮮だ。今週は僅差でポストの勝ち。 (文=元木昌彦)「週刊ポスト」(10/27号、小学館)
「髪の毛を食べても、生えてこないのと同じ」──サプリ業界を揺るがす“グルコサミン神話”崩壊の衝撃
今週の注目記事・第1位 「全選挙区完全予測/自民74減、希望101、10・22総選挙」(「週刊文春」10/12号) 同・第2位 「またも公明党!前文科政務官が不倫で出馬辞退・離党」(「週刊文春」10/12号) 同・第3位 「『グルコサミンは効かない!』──世界的医学誌が最終結論」(「週刊文春」10/12号) 同・第4位 「小池百合子の希望・横暴・票泥棒/主婦たちの反対票がなだれ込む総理への道」(「週刊新潮」10/12号) 同・第5位 「小池百合子激白『安倍の延命は許さない』──ドン内田は『東京は全滅だ』」(「週刊文春」10/12号) 同・第6位 「自民党大量絶滅期/最悪は100議席減!宰相安倍の『退陣ライン』」(「週刊新潮」10/12号) 同・第7位 「再び疑惑の国有地売却で『戦犯』は『森友問題』のあの役人」(「週刊新潮」10/12号) 同・第8位 「長嶋が頭を下げ『松井秀喜』大穴は『イチロー』」(「週刊新潮」10/12号) 同・第9位 「あびる優ショック留守中にイケメン夫が3年目の浮気-美人モデル宅お泊まり」(「フライデー」10/20号) 同・第10位 「『ゴクミ』長女のデビューにオスカーが悩んでいる」(「週刊新潮」10/12号) 同・第11位 「『不倫は女優の肥やし』──恋する斉藤由貴さんは健康で正常です 倉本聰」(「週刊文春」10/12号) 同・第12位 「骨折手術から10日で復帰!84歳『黒柳徹子」の秘密』(「週刊新潮」10/12号 今週は現代とポストが合併号でお休み。特集はともかくSEXYグラビアがないのが少し寂しいが、2冊で900円オーバーするのでは。使わなくていいから、儲かった気分にもなる。 黒柳徹子というタレントは不思議な女性である。『窓際のトットちゃん』で日本のベストセラーの金字塔を打ち立て、テレビでは『徹子の部屋』が長寿番組として、今なお人気がある。 84歳とは思えない白厚塗り化粧は、男には腰を引かせるものがあるが、茶の間のおばちゃんたちには根強い人気がある。 だがこの年で「骨折」、車椅子に乗った写真を見れば、いよいよ彼女も……と思わざるを得なかった。 8月末に右大腿骨を骨折し手術したのだ。だが驚異の回復力。手術の10日後には仕事に復帰し、歩こうと思えば歩けるというのである。 舞台稽古にも車椅子で登場。新潮によると、一番弱い股関節の部分が折れたのではないかというが、この骨折をすると3割が寝たきりに、1年以内に亡くなるというのだ。 黒柳はなぜ? 彼女は寝る前に50回のスクワットを日課にしているそうだ。彼女のように毎日運動している人は、夢の万能ホルモン「マイオカイン」というのが分泌され、骨折しても重症化しないという。 そうかスクワットか! 早速今日からやろうと思うが、50回はきついな。朝晩10回ずつでご勘弁を。 脚本家の倉本聰が文春で、「恋する斉藤由貴さんは健康で正常です」と語っている。要は、女も男も恋するのは当たり前、その経験が芸に生きるというごくごく当たり前の説。 週刊誌は「一線を越えた」の一線とはどこなのか定義をハッキリ決めろといっている。これも倉本らしくないいい方である。 「不倫が悪いっていうのは、女房や夫に対して、家族に対して悪いんです。社会に対して悪いんじゃない。それを社会に対して謝罪しろと取り上げるマスコミのほうがよくない。多少は目をつぶってやる部分もあってしかるべきでしょう。人の陰口を叩くな、悪口を言わないという倫理に反するから、そっちも明らかな『不倫』である」 脚本家にしてはひねりがない。年のせいか? 問題は、女遊び、男遊びをしてもいいが、芸の肥やしにするほど芸のない芸人、タレント、俳優、役者が多すぎるからではないか。 山田五十鈴や勝新太郎が遊んでも、芸能マスコミはある程度寛容だったのでは。 さて、ゴクミといえば、すぐに思い浮かぶのは、デビューしたての頃、写真家の篠山紀信の頭の毛を引っ張り、あわやといういたずらをして、篠山が怒り狂ったという逸話である。 だいぶ前に、篠山に「ゴクミは嫌いか」と聞いたら、顔をそむけた。天真爛漫な美少女も40を超えたか。 これもだいぶ前になるが、岸恵子に「娘さんの美しさに嫉妬することはあるか?」と聞いたことがある。 彼女は「そりゃあるわよ。若さにはかなわないもの」というようなことをいっていた。ゴクミはどうなのだろうか。 このところ精彩に欠けるフライデーだが、1本だけ紹介しよう。 あびる優(31)が結婚した格闘家・才賀紀左衛門(28)という夫が、浮気をしているというよくあるお話。 最近、あびるがSNSで、「どうして家事も育児も全部私がやらなきゃいけないのか」と不満をぶちまけたそうだ。 こういう時は夫婦の間で何かが起こっていると考えていい。案の定、あびるがいない間に浮気していた。 フライデーも呆れたらしく、こう結んでいる。 「ちなみに、あびるが帰京した後も紀左衛門の夜遊びはいっこうに収まらず。試合終了のゴングが鳴る日は近い──か」 カズオ・イシグロがノーベル文学賞に決まった。ダークホースだったらしいが、獲ってみれば順当な人選であろう。 最初に読んだのは『日の名残り』だった。名門貴族に使えていたスティーヴンスという執事を主人公にした重厚な小説だが、読み進むのに難儀した記憶がある。 だが、アンソニー・ホプキンスとエマ・トンプソン主演で映画化され、その風景の美しさに完全に魅せられた。ロケ地となったのは南コッツウォルズ。そのあまりの美しさに興奮して映画館を出る時、絶対ここへ行こうと決めた。 その年の10月、肌寒いコッツウォルズのマナーハウスに連泊した。羊の群れと戯れ、この地特有の強い風に打たれながら、持って行った『日の名残り』を少し読み返してみた。 長崎県生まれだが、5歳の時に英国へ渡り、その後英国籍をとっている。今『夜想曲集:音楽と夕暮れをめぐる五つの物語』を読み始めた。 ところで、何度でも書くが、親子二代の由緒正しい巨人ファンだが、昨今の巨人の試合は見る気がしない。 弱いからではない。高橋由伸監督は嫌いではない。阿部が太り過ぎているからでもない。 試合運びが面白くないのだ。華のある選手が誰もいない。あれだけの金を注ぎ込んで故障ばかりする選手を拾ってくるのは、フロントがアホだからである。 こんな野球チームはもういらない。なぜ巨人解体論が出てこないのか、不思議である。 新潮によれば、このままいけば高橋も来年で首だから、次の監督を誰にするかで巨人内で動きがあるというのだ。 順当なら松井秀喜だろうが、ナベツネとそりが合わないらしい。大穴でイチローという説もあるそうだが、いくらなんでもそれはないだろう。 イチローというのは監督向きではない。私は以前からいっているが、長嶋総監督、松井監督というのが、集客力からいっても一番いいと思う。 高齢者の多くは野球少年だったのだ。長嶋に憧れたのである。懸命なリハビリに耐え、バットを構えられるまでになった長嶋は、高齢者の星である。長嶋COME BACK。いいと思うのだが。 さて、安倍首相があわてて解散したのは森友・加計学園問題から国民の目をそらすためだが、安倍は忘れたくても、国民は決して忘れない。 新潮が、森友学園の国有地売買交渉で重要な役割を果たした近畿財務局の池田靖統括国有財産管理官(当時)が、入札前の「事前協議」に参加した問題の国有地が大阪国際空港の北にあるという。 この土地を落札する予定だったのは「関西エアポート」という会社で、ここの40%の株を保有するのは「政商」といわれるオリックスの宮内義彦元会長。 問題は、最低入札価格が通常の8分の1程度だというのである。それにこの土地、実質的に「開発不能」な土地で、開発できるのは隣接した3社の会社しかないというのだ。 そんな土地をなぜ、と疑問が湧くが、新潮が取材を始めたら、当該の会社は「応札しない」ことにしたそうである。 きな臭い。だが、新潮の取材もここまで。これ以上広がるかはわからないが、こうした「不可解な国有地の払い下げ」問題は、掘ればまだまだ出てくるはずである。 週刊誌よがんばれ! 米ネバダ州ラスベガスで起きた銃乱射事件で、60人近くが死亡し、500人以上がケガをした。 犯人は自殺していて、動機などはまだはっきりしないが、この事件にイスラム国が関与していなくても、明らかなテロ事件である。 銃規制に反対のトランプ大統領は、史上最悪の銃による「虐殺」事件が起こっても、規制に関して何もいわない。 レーガンのように、自分が狙撃されなければブレイディ法(事件で半身不随になった大統領補佐官の名を付けた銃規制法)をつくることさえ考えることもないのだろう。 国際NGO「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN〈アイキャン〉)がノーベル平和賞に決まった。 賞を与えた委員会は、北朝鮮危機にも言及した。唯一の被爆国である日本が核拡散に非協力的だということも付け加えた。 これに対して、安倍や菅官房長官は「無言」で答えた。恥ずかしいことである。トランプ米大統領のポチであることを世界中に知らしめてしまったのだ。 このあたりから総選挙関連の記事が続く。 小池百合子の評価が日を追うごとに下落している。小池の希望の党運営がその場限り、独善的、政策といえるものがないなどさまざまあるが、最大のものは、小池が都知事を辞して国政に関わると決断しない「優柔不断」な態度に対してである。 新潮で民進党執行部の幹部が、「一言で言えば『前原はアホ、小池はワル』」といっているが、アホはワルには勝てない。 小池について回っている前原の情けない顔を見ると、早く議員なんかやめろよと声をかけたくなる。 長年、小池にアドバイスしてきた細川護熙も、「公認するのに踏み絵を踏ませるというのはなんともこざかしいやり方で『寛容な保守』の看板が泣く」と強く批判した。 長野1区で公認された民進党前職の篠原孝・元農林水産副大臣は、「政策なんて何もない政党と政策協定書にサインさせるなんて、小池さんの前で土下座して、クツを舐めさせるような行為です。私は、政治家として14年間歩んできた矜持から、サインはしないと伝えました」(AERAdot.10月4日22:04配信より)。 それなのに公認されてしまった。篠原は希望の党に三下り半を突きつけ、無所属で出馬する。 小池の親衛隊である「都民ファーストの会」からも脱藩者が出ている。小池の化けの皮が剥がれ、地の厚い面の皮が透けて見えてきた。 枝野幸男立憲民主党ができて、色分けははっきりしてきた。自民と小池新党、維新の会が改憲積極右派、公明党は日和見、立憲と社民党がリベラルで共産党がやや左派。 希望の党は10月4日に第一次公認候補192人を発表した。 続いて、ようやく公約を発表したが、目新しいのは「花粉症ゼロ」「電柱ゼロ」を目指すくらいか。 目指す12のゼロのうちの一つが原発ゼロだから、重点目標ではなく、その他大勢ということなのだろう。消費税10%値上げ反対はいい。だが、「憲法9条をふくめ憲法改正論議をすすめる」というのでは、選挙後は安倍と手を組んでさっさと改憲すると宣言したのと同じことである。 代表に就任しておきながら衆院選には出馬しないようだが、選挙後の首班指名で、希望の党は誰を立てるのだろう。 新潮によれば、安倍自民が単独過半数割れになれば、安倍は退陣せよという党内の声が高くなるに違いないと見る。 安倍が退陣した場合、投開票から10日も経たずに次の総裁を決めなくてはならない。自民党の内規にあるように、両議員総会を開き、議員票だけで選ぶということになるのではないか。 その場合、岸田文雄政調会長が本命視される。地方票に強い石破茂は、国会議員だけの投票になると弱いが、希望の党が野党第1党になっていれば、小池と話ができることを強調するだろうと見られているようだ。 自民党がどこまで減らすのか。選挙の争点はその一点に絞られた。 文春の小池百合子激白は、読む限り「立ち話インタビュー」ではないのか。新味も中身も何にもない。 少し紹介しよう。 安倍が、小池は「当選のために政党を移っている」と批判しているがと聞かれて、 「私の原点は日本新党時代の九十三年。北朝鮮情勢が悪化し、有事に対応できないということで、社会党切りをやって少数与党になりました。この時、安全保障の重要性を目の当たりにしたのです。では自民党はどうだったか。 社会党と一緒になって村山政権を作るんですね。政権をとるためだったら何でも良いのは自民党ですよ。野合という言葉はそっくり安倍さんにお返ししたいですね」 どっちもどっちもだ。小池の出馬しない希望の党など、クリープを入れないコーヒーと同じだ。 似た者同士のなれ合いで、この選挙は汚されている。どうしたらいいのか、どの政党にわずかだが希望はあるのか。じっくり考えたい。 ここで、朝日新聞(10月6日付)に掲載された、2人の異なるこの選挙への考え方を紹介しておく。 1人は佐伯啓思京都大学名誉教授。いわずと知れた保守派の論客である。今1人は芥川賞作家・中村文則、40歳。 まずは佐伯から。 「今回の選挙は、実は、大きな政策上の選択のはずであった。いや、日本の方向を左右する大きな論点があったはずだ。安倍政権は、ともかくもひとつの方向を打ち出していた。国際社会のなかで日本のプレゼンスを高める。そのために、グローバル経済や新分野のイノベーションを推進し、経済成長を可能にして、日本経済の国際競争力を強化する。また日米関係の強化によって北朝鮮に対抗し、安全保障を万全にすべく憲法改正へ向けて準備する。 これが安倍政権の基本方針である。それに対抗する政策を打ち出すのが野党の役割であろう。そのためには、少子高齢化へ向かう日本社会の将来像や、混乱する国際関係の見取り図や、戦後日本の国家体制(憲法と安全保障)などをどうするか、というきわめて重要な問題がある。野党はそれから逃げている。それを避けて、『改革』の出し物で『劇場』を作って国民を動員すればよい、などというのでは、政治は茶番になるだけである」 次は中村。 「選挙の先にあるのは何だろう。 現政権が勝利すれば、私達はこれまでの政権の全ての政治手法を認めたことになる。政権は何でもできるようになる。あれほどのことをしても、倒れなかった政権ならすさまじい。友人を優遇しても何をしても、関係者が『記憶にない』を連発し証拠を破棄し続ければよい。国民はその手法を『よし』としたのだから。私達は安倍政権をというより、このような『政治手法』を信任したことを歴史に刻むことになる。 感情的に支持する人はより感情的になり攻撃性も増し、本当の説明は不要だから、発展途上国の独裁政権のように腐敗することも理論上可能となる。『私は悪いことをしている』と公言する独裁者はいない。いい加減な説明をし、国民は納得していないのに権力に居続けるのが典型的な独裁政権だからだ。明治というより昭和の戦前・戦中の時代空気に対する懐古趣味もさらに現れてくるように思う。そもそも教育勅語を暗唱させていた幼稚園を、首相夫人は素晴らしい教育方針ともうすでに言っている。 改憲には対外的な危機感が必要だから、外交はより敵対的なものになり、緊張は否応(いやおう)なく増してしまうかもしれない。改憲のための様々な政治工作が溢れ、政府からの使者のようなコメンテーター達が今よりも乱立しテレビを席巻し、危機を煽る印象操作の中に私達の日常がおかれるように思えてならない。現状がさらに加速するのだとしたら、ネットの一部はより過激になり、さらにメディアは情けない者達から順番に委縮していき、多数の人々がそんな空気にうんざりし半径5メートルの幸福だけを見るようになって政治から距離を置けば、この国を動かすうねりは一部の熱狂的な者達に委ねられ、日本の社会の空気は未曽有の事態を迎える可能性がある。 北朝鮮との対立を煽られるだけ煽られた結果の、憎しみに目の色を変えた人々の沸騰は見たくない。人間は『善』の殻に覆われる時、躊躇(ちゅうちょ)なく内面の攻撃性を解放することは覚えておいた方がいい。結果改憲のために戦争となれば本末転倒だ」 私はもちろん、中村に同意する。だが、安倍などとは違った真っ当な保守の意見も頭に入れておいたほうがいい。 安倍も小池も、保守ではなく頑迷なタカ派に過ぎないのだから。 新潮の小池百合子は、特筆するべきものはない。取り上げるとすれば、哲学者の適菜収のこの言葉ぐらいか。 「『改革』は便利なキーワードです。失敗したら、それは改革が足りないからだと言い逃れできる。だからもっと改革を進めろと。これは悪質な宗教と同じです。救われないのは信仰心やお布施が足りないからだ──と」 「改革保守」なる中身のない珍妙なフレーズに騙されてはいけない。 話はガラッと変わる。 グルコサミンというのはサプリメントの王様であろう。高齢者の多くが慢性的なひざの痛みなどに悩まされている。 新聞広告の大半が、ひざの痛みにいい、間接に直接働きかけるなど、この手のサプリ広告ばかりである。 グルコサミンとは、グルコースとアミノ基が結合したアミノ糖で、体内でもつくられているという。 では、これを飲むと効果はあるのだろうか。 文春で、北里大学薬学部分子薬理学教室の川島紘一郎客員教授にいわせると、効果はないという結果が出たというのである。 膝と腰の変形性関節症に対するグルコサミンの効果という研究結果が、有力な医学雑誌に取り上げられた。 要は、サプリを飲んでいる人と、いない人と比較したが、なんら変わらないということが分かったというのである。 川島教授は「いくら髪の毛を食べても、髪の毛が生えてこないのと同じこと」だと、バッサリ。 グルコサミンで儲けている会社は、当然ながら「そんなことはない」というが、その根拠は弱い。 まあ、鰯の頭も信心から。信じれば、滝がお酒になることもあるかもしれないが。 閑話休題。ノンフィクション・ライター森功が最近出した『高倉健 七つの顔を隠し続けた男』(講談社)が、すこぶる面白い。 高倉健は2014年11月10日悪性リンパ腫で死去。本名小田剛一(おだ たけいち)、享年83。 死後、しばらくしてから、彼に養女がいたことが報じられた。小田貴という女性だ。高倉の最後を見届けた唯一の人間。40億円ともいわれる遺産を受け継いだ。 だが不可解なことに、彼女は高倉の死を福岡にいる高倉の実妹にも知らせず、死後2日で火葬してしまったのである。 実妹が、遺骨を分けてほしいというと、遺言で散骨してくれといわれたからと断っている。 彼女の「奇行」が週刊誌で報じられるようになる。生前、死んだらここへ入ると高倉がいっていた鎌倉霊園の墓地を更地にしてしまった。ここには結婚していた江利チエミが孕んだが、事情があって産めなかった水子墓もあった。 クルマ好きで、多いときは20台ぐらい所有していたといわれる高級車も売り払い、手を入れれば立派に使えるクルーザーも解体してしまった。 高倉との思い出が詰まっていたであろう世田谷区瀬田の家も壊して、新築した。 なぜ、そうまでして高倉健という俳優が生きた痕跡を消し去ってしまうのだろうか。ファンならずとも疑問を感じてしまうのは無理のないことであろう。 その「謎」に森が挑戦したのである。 彼は高倉健が出た福岡県立東筑高校の後輩。高倉は高校でボクシング部と英会話のESSクラブも創設し、ESSは今も残っているという。 明治大学に入り相撲部に入部した。学生時代は喧嘩と酒に明け暮れ、「明治の小田(高倉の本名は小田剛一・おだたけいち)」と恐れられた。 酒癖が悪く、物を壊す癖があったと、自らインタビューに答えている。それもあって、俳優になったら酒は飲まないと決めたようだが、その克己心には頭が下がる。 この時期、戦後『銀座警察』と異名をとった、後の指定暴力団「住吉会」の幹部たちとの交友もあったそうだ。 中でも明治の1年後輩で後に住吉の理事長にまでなる直井二郎とは親しかったそうだ。 話を急ごう。この本の白眉は、高倉と養女との馴れ初めや、彼女の不可解な行動の謎に迫った章である。 森は、養子縁組の際の入籍申請書類を見ている。養女になった貴の母親と、高倉の従弟(高倉プロの専務・当時)のサインがある。 だが不思議なことに、高倉の本名である小田剛一のふりがなが「おだたけいち」ではなく「おだごういち」になっているのだ。それも従弟のところには、何も書かれていない申請書を持ってきて、サインしてくれといわれたというのである。 高倉の実妹や親族たちは森に対して、高倉の死を知らされなかった悔しさを隠さない。 いまだに養女とは会えず、弁護士を通してくれといわれているそうだ。なぜこうまで頑なに実妹や親族を拒むのだろう。 そのくせ、高倉が死ぬ直前までCMに出ていた九州の会社には飛んで行って、高倉の死後もCMを放映してくれと、彼の死をマスコミ発表より早く知らせに行っている。 週刊誌のインタビューにも答えているのに、生前高倉ときわめて親しかった人間たちとは会おうともしない。 貴の経歴も、高倉の出会いもよくわかっていない。仕事をしていた「チーム高倉」のメンバーも、彼女の存在をほとんど知らなかったという。 森によると、貴は貴倉良子という名で女優やテレビレポーターをしていたそうだ。大部屋女優から、ホテルジャーナリストに転身しているという。 知り合ったのは1990年代後半。どうやら香港のホテルで知り合い、その後意気投合したらしい。 彼女に会った数少ない人間も、彼女は家政婦だと思っていたと語っている。 親族たちが、高倉に何か異変があったのではないかと気づき、電話をあちこちにかけた。それを知った貴は、「バレた、どうしよう」と慌てふためいたそうだ。 そして、高倉の匂いを消すかのように家を壊し、墓を更地にし、愛車やクルーザーも処分してしまったのだ。 こんな話がある。棺桶をどうしようかという話になった時、貴は、「一番質素なものでいい」といったそうだ。さすがにそれはないだろうということで、従弟が桐の上等なものにさせた。 昨年末からステーションギャラリーで「高倉展」が始まり、それを皮切りに全国でイベントを行っているが、人前に出ないわりにはそうしたことには熱心なのだ。 さらに不思議なことに、生前高倉と親しかった人間たちが、口裏を合わせたように、頑なと思えるほど、高倉との思い出を語らないのだと、森はいった。 森にいわせると、結婚ではなく養女になったのは、高倉健の遺産だけでなく、これからも入ってくる映画の権利など、諸々の収入も手に入れられるからだそうである。 私にはよくわからないが、もしそうだとしたら、法律に詳しい人間が彼女の後ろにいるのだろうか。疑念は膨らむばかりである。 森は、彼女がそうした行動に走った理由について、こう推測している。 「心の底で燃やし続ける瞋恚の炎が、彼女を駆り立てるのではないか」 それは、高倉本人への憎悪なのか、彼が残像を追い続けた江利チエミという女性への嫉妬の炎なのだろうか。 森は結びでこう書いている。 「人の世の栄華とは何を指すのだろうか。生涯をまっとうするとは、いったいどういうことなのか。高倉の人生に接していると、そんな疑問が湧く。生きる伝説とまで称されながら、その生き様はわれわれと同じように、いやそれ以上に泥臭く、奥深い悩みを抱えてきた。きらびやかなスポットライトの裏で必然的に生まれる陰影に支配されてきたともいえる」 高倉健という名を汚さず、理想の俳優像を作り上げようと必死に“演技”してきたのであろう。ハワイのベトナム料理屋で、物置のような質素な部屋で、高倉健が一人食事している姿を思い浮かべた。 200本以上の映画に出演し、日本一の俳優になった男が得たものは何だったのだろう。 有名になればなるほど孤独になる。その孤独に耐えられない人間は、その道を選ぶものではない。高倉健なら、そう答えるのではないか。 話を選挙に戻そう。 今週の文春砲は、今回出馬予定だった公明党の樋口尚也前衆院議員に向けて放たれた。若手のホープだそうだが、赤坂のホテルで愛人と密会していると文春が報じるとわかり、「一身上の都合により、離党並びに公認を辞退したい旨の届が提出され、受理、了承いたしました」(公明党広報部)。 公明党は先週の文春の報道で、長沢広明参院議員が議員辞職し、今週は当選確実な若手のホープまで不倫で失った。 今週の第1位は文春の選挙予測。先週、現代は「小池総理、誕生へ/自民がよもやの野党転落──東京は自民全滅の危機」と特集し、東京の当確は3人だけ、希望は150から200くらい取るのではないかと政治部デスクがコメントしていた。 では、文春はどうか。久保田正志+本誌取材班として、当落予測一覧表もつけている。文春によれば、自民党の“魔の二回生”約100人の半数以上が落選する。立憲民主党の長妻昭の選挙区に希望から都民ファーストの会・荒木千陽代表の父親、荒木章前熊本県議が立つが、この人、セクハラ裁判を起こされ被害女性に300万円払って和解した過去があるそうだ。 群馬一区は、自民の公認は尾身朝子だが女子大生買春疑惑の佐田玄一郎が出馬し、中曽根康弘元首相の孫・康隆まで出馬すると表明。三巴の争いだから、希望の宮崎岳志が漁夫の利を得そうだ。 小沢一郎は無所属で出るが、ほぼ安泰。稲田朋美前防衛省、パンツ泥棒疑惑が報じられた高木毅元復興相も「高木氏もとにかく選挙に強く、おそらくパンツをかぶっても勝てる」(地元記者)。 W不倫を報じられ民進党を離党した山尾志桜里は「高齢男性を中心にウケがよく、選挙となるとなかなか強い」(民進党関係者)。 選挙結果はどうなるのか。政治広報システム研究所・久保田代表はこう語る。 「自民党は現有二百八十八議席から七十四減の二百十四議席で、単独過半数割れ。公明の三十四議席と合わせて、過半数を確保するのがやっとです」 そうなれば、安倍首相の責任が問われることは必至だ。 希望の党は101議席を獲得して野党第1党に。立憲民主党が現在の11議席から28議席に延ばす。無所属立候補者では、与党系が6議席から5議席。野党系は37議席から31議席とともに減らすという。 だが、選挙後「大きく変わるのは改憲を巡る勢力図だ。自公、維新に希望が加わり、四百議席以上に膨れ上がる」。安倍が辞任して岸田文雄首相が誕生しても、改憲へと大きく動き出すのだろうか。 だが、小池と近い石破茂が小池と大連立を組み、石破首相になる可能性もあるそうだ。おもしろうてやがて悲しき鵜舟哉。有権者をこれほど悩ませる衆院選はないが、あとのことは考えず、安倍政権打倒の一点に絞って投票するしかないと、私は思っている。 (文=元木昌彦)「週刊文春」(9/14号、文藝春秋)
議員宿舎で“半同棲”議員辞職の公明党副大臣に「創価学会追放」の可能性も!?
今週の注目記事・第1位 「黒田さん、もうお辞めなさい。あなたがいると日本経済が崩壊する」(「週刊現代」10/14・21号) 同・第2位 「公明副大臣が愛人と議員宿舎で──自公連立キーマンに前代未聞のスキャンダル」(「週刊文春」10/5号) 同・第3位 「密室『検察審査会』は市民の良識だったか──安倍総理お友達の準強姦は不問!」(「週刊新潮」10/5号) 同・第4位 「トランプは一線を超えた。我々は日本の原発を狙う」(「週刊現代」10/14・21号) 同・第5位 「塩谷自民選対委員長の元秘書が命がけで本誌に託した『音声データ』」(「週刊文春」10/5号) 同・第6位 「『水曜日のダウンタウン』ディレクターが中学生3P買春で逮捕!」(「週刊文春」10/5号) 同・第7位 「不惑のミニスカ『安室奈美恵』引退は美談か──山口百恵とは何だか違う!」(「週刊新潮」10/5号) 「安室奈美恵電撃引退─本誌だけが書ける全真相─『東京の父』との二人三脚」(「週刊文春」10/5号) 同・第8位 「小池総理、誕生へ/自民がよもやの野党転落──東京は自民全滅の危機」(「週刊現代」10/14・21号) 同・第9位 「何かヘンだぞ!?『イマドキの運動会』──子供への配慮行き過ぎじゃない?」(「週刊ポスト」10/13・20号) 同・第10位 「清宮幸太郎<密約>要望で巨人とソフトバンクに注目」(「週刊文春」10/5号) 同・第11位 「『EXILE』ATSUSHIと3年愛の美人教師──結婚申し込んだ最愛の人」(「フライデー」10/13号) 同・第12位 「東京地検エリート検事が児童ポルノDVD所持──依願退職って甘過ぎ?」(「週刊現代」10/14・21号) 同・第13位 「『温かい家』は寿命を延ばす──室温は冬でも18度以上に」(「週刊文春」10/5号) 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ! 今週はなぜか現代とポストが合併号。こんな時期になんで? と思うが、ネタ枯れかな。 ついにポストが合併号を480円にした。現代は460円だが、来年はワンコイン・500円時代が来るのだろう。 その割にはポストの内容が貧弱である。これで480円は暴利というものだ。これだけはいっておく。500円になったら、部数は3割減になる。 牛丼1杯半食ったほうが余程満足感がある。ファスト店のコーヒーなら2杯飲める。 来年は、週刊誌が消える年になるかもしれない。今からどうするかを考えておかないと、大変なことになる。 現代は、巻頭で「小池総理誕生へ」と特筆大書しているが、校了の先週木曜日から、事態は動き続けている。 こういうとき、現代、ポストは情報についていくことができない。発売日もそろそろ再考する時が来たと思う。 小池の無節操ぶりは、後でじっくり触れるとする。 まずは文春の「温かい家は寿命を延ばす」という記事から。住宅の室温が18度を下回ると、循環器系疾患、16度を下回ると感染症、転倒、ケガのリスクが高まるそうだ。 グラフが載っているが、最も寒い北海道で冬の死亡増加率が低く、比較的温暖な栃木県は夏よりも冬の死亡が25%も多くなるという。 これは、寒いところは冬への備えが整っているが、温かいところでは、部屋と浴室、廊下などとの温度差があるためらしい。 知らなかったが、寒さに関する法規制がないのは、先進国の中で日本ぐらいだという。 外国では過度な寒さは人権を侵害しているという認識があり、18度から23度の最低室温の規制があるというのだ。 これから寒くなっていく。くれぐれも高齢者は、寒さに耐えて肉体と精神を鍛えるなどとバカなことをするのはやめておいたほうがいい。それこそ年寄りの冷や水である。 現代は東京地検のエリート検事が「児童ポルノ&DVD所持」していたために、児童ポルノ禁止法違反で罰金50万円の略式命令を受けて、停職2カ月で依願退職になったが、この処分は甘すぎないかとクレームをつけている。 この人物、東京地方検察庁公安部検事の菅井健一(44)。ポルノのDVDを12枚も所持していたそうだ。 捜査対象になっていた児童ポルノの業者の顧客データから、菅井の購入が発覚したという。 菅井は検事だから、児童ポルノの「単純所持」でも違法性があると認識していたはず。より悪質ではないのか。 しかも、辞めても退職金はもらえ、罰金刑なので、弁護士会が入会を認めれば弁護士活動ができるのだ。 身内に甘いという現代の批判は、その通りだと思うが、どうもDVDを所持していただけで「お縄」というのは、なんとなく納得しがたいのだが。 次は、このところ目立つスクープのないフライデーだが、「EXILE」のATSUSHIと3年愛していた美人教師という記事を紹介しよう。 人気ボーカリストのATSUSHIと彼女が、東京の夜景をバックに仲睦まじく写っている写真が載っている。 彼女が国立大学の教育学部にいたころ、アルバイトしていたバーで知り合い、付き合うようになったという。 そのうち週に1回は会うようになり、男のほうが「付き合ってくれと」告白したそうである。 半同棲状態になり、男は「仕事を辞めて家庭に入ってほしい」といったが、彼女は断ったという。なかなか骨のある女性である。 だが、昨年、ATSUSHIがアメリカで武者修行するといい出して渡米し、彼女とは離れて暮らすことになったそうだ。 今回、フライデーがATSUSHIの事務所に取材を申し込むと、「もう彼女とは会っていない」というコメントが返ってきたそうだ。 恋ははかなく消えたのか、実は帰国したら結婚という約束があって、世間の目をくらますためのコメントなのかはわからない。ATSUSHIが帰国したら、フライデーの厳しい目が待っているよ。 ところで早実の清宮幸太郎がプロ入りを宣言した。10月26日のドラフト会議は清宮一色になるのか。 文春は、これから各球団が清宮に調査書を送り、ドラフト前に本人を交えて面談が始まるという。 清宮は、自分を厳しく指導し、成長させる球団に行きたいといっている。となれば、ソフトバンク、広島、日本ハム、DeNAあたりだそうだ。 当然、巨人、阪神などは入ってこない。それに清宮はメジャー挑戦の希望を持っているから、FAではなく、ポスティングシステム(PS)を行使しやすい球団というのも、考えの中にあるのではないか。 だが、巨人とソフトバンクだけは、これまでPSを認めてこなかった。清宮に「認める」ということができるかどうか。 ソフトバンクは王貞治が球団会長をしているから、彼の性格として、そう簡単には認めないのではないか。 巨人の場合は、これまでも裏交渉で、父親の莫大な借金まで肩代わりして払ってきた歴史があるから、簡単に「はいはい」というのではないか。 順調に4番バッターとして育てば、PSも仕方ないが、どうなるかは未知のものである。清宮は守備に難点があるといわれているから、即戦力にはならないという声もある。 変に注目されるチームに行くより、地味だけど人材のいるチームに行ったほうがいいと、私も思う。 さて、ポストで唯一取り上げたのが「イマドキの運動会」という記事。 もう運動会とは縁がなくなってしまったが、子供たちが3人いるし、同じ小学校だったから、その日は大変だった。 大体「栗ご飯」に、野菜や揚げ物といった弁当が多かった気がする。だが、下の子が5~6年になると、親とは一緒に食べずに、教室で食べていた。 親は、ビニールシートに座って缶ジュースなどをすすっていた。酒類は禁止だったように思う。 ポストによれば、事故のリスクが多い「組体操」は相次いで廃止だそうだ。障害物競走もハードルを飛び越えるとき、転ぶと危険なので「くぐる競争」にし、「パン食い競争」も、食べ物を粗末にしないようにと、完食してから走るようにした。だが、急ぎ過ぎてのどに詰まらせそうになる子どもが出たため、今年から中止になったところがあるそうだ。 ネーミングも変わりつつある。50メートル走が「進撃の○○」、「君の名は。」ならぬ「君の縄」は、大縄跳び。 不審者対策も強化され、観覧希望者は保護者でも事前登録が必要で、配布済みのシールや名札がないと敷地内に入れないという。 サングラスやマスクもダメ。名前の書かれたゼッケンも、個人情報保護という理由で書かないそうである。 子どもが楽しめる運動会ではなくなっている。こんな運動会ならいらない。そうなるのもそう遠いことではないだろう。 秋晴れの運動場に、子どもたちの歓声が響き、母親がつくってくれたお弁当を親子で食べ合うシーンなど昔語りのようだ。 ところで、昨日(10月1日)の日本時間の夜に行われた競馬の祭典「凱旋門賞」は、勝った3歳牝馬エネイブルの強さだけが印象に残ったレースだった。 日本馬のサトノダイヤモンドは重馬場ということもあるのかもしれないが、まったくいいところがなく15着に惨敗。 あまりの負けっぷりに、悔しさも湧かなかった。 本調子ではなかったのだろう。前のレースでもいいところなく敗れていたから、このまま引退ということになるかもしれない。 それにしてもオルフェーブルという馬は今さらながら、強かったと思う。2着が2回。それもほとんど勝ったと思われるレースだった。 あのディープインパクトも3着(失格)だったし、このクラスの大物が出てきて、凱旋門に挑んでほしいものだ。 さて、先にも触れたが、安倍首相が全くなんの大義もない解散をし、あからさまな「森友・加計学園隠し」を図った。 それだけでも安倍自民党は許せないが、野党民進党もだらしないから、いくらか議席を減らすだろうが、安倍はかろうじて生き残るのではないかという観測が出ていた。 そこへ小池百合子の登場である。「希望の党」をつくり、選挙に打って出ると記者会見したのである。 ここまでなら、東京はかなり当選者を出すが、全国で見ればそれほど脅威ではないと、安倍は高をくくっていたかもしれない。 だが、前原誠司民進党代表が、「安倍一強体制をなんとしてでも倒す」と宣言し、党を解体して小池の党に入るといい出したから、大騒ぎになった。 ちょうどそのころ、現代は締め切りだったのだろう。小池の党が民進党を飲み込み、民進の組織とカネもいただけば、自民を倒すだけの数の候補者を擁立できる。 これで小池が都知事の椅子を捨てて衆院選に立候補すれば、安倍自民は壊滅的な影響を受け、衆議院で第一党になった小池「希望の党」から、小池を総理にという声が沸き起こり、初の女性総理誕生もあり得ると、現代が考えたのは無理からぬことである。 だが、1日1日、状況が変化し、小池新党に対する期待は萎んでいくのである。 それは小池のくるくる変わる(本人はそうは考えていないのだろうが)言動に、立候補予定者も振り回され混乱している。 民進党候補者は丸抱えさせると前原はいっていたが、「総理経験者はダメ」「安保法制に反対した議員はダメ」「リベラル派議員はダメ」と、次々に条件を突きつけ、民進党のリベラル派を「排除」していく姿は、ミニヒットラーのようである。 自民党のアホ議員が、リベラル派なんてもういないという発言をした。ふざけるなである。リベラルとは、憲法を守り、主権在民、平和主義、議会制民主主義を貫くことである。 安保法制や共謀罪を強行採決して、アメリカと手を組んで北朝鮮と戦争をしようという安倍首相のやり方が、現在の危機をまねいたこというまでもない。 自分が招いた「国難」なのに、安倍はそのことを自覚しようとせず、図々しく「国難選挙」などといえるのは、どういう神経なのか。 私は、小池と安倍は似た者同士だと思っている。キャッチフレーズを次々に繰り出し、目先を変えれば国民は前のことを忘れてくれるというのが安倍流である。思い付きのキャッチフレーズだけを振りかざして、ここまでやってきた。 小池も同じである。都知事当選後、豊洲移転、情報公開、関東大震災時の朝鮮人虐殺への考え方などで批判を受けると、今度は国政へと、都民や国民の関心をそらせる。 希望などないのに「希望の党」などと命名して、自分ファーストと代表に名乗り出た。 彼女は新党を「改革保守」と位置付ける。 「改革の精神のベースにあるのが、伝統や文化や日本の心を守っていく、そんな保守の精神」と語っているが「なんのこっちゃ」である。めちゃくちゃ保守やないか。 憲法改正はもちろんのこと、「靖国参拝に異論はない」と都議会でもいっているように、小池は安倍的なものを色濃く持っている政治家である。 小池は都知事を捨てて衆院選に出るという見方がある。国会議員でなければ総理になれないからである。 安倍自民が今度の衆院選でかなり議席を減らすことは間違いないだろう。そうなれば安倍退陣、自民と希望が連立を組むということもあり得る。これに公明、維新の会などが結集すれば、巨大な保守勢力が出現し、共産党以外の野党は消えてなくなる。 だがその小池新党にも暗雲が漂い始めてきた。ここ数日、小池出馬という見方が多かったが、小池のやり方があまりにもその場限りの杜撰なことや、若狭など周辺のお小姓たちのバカ発言で、新党への期待値がどんどん下がってきている。 それを機を見るに敏なだけの小池は見ているのだろう。迷っている。民進党の小池と相いれない連中が、枝野を中心にリベラル派新党を立ち上げるそうだ。 安倍自民が議席を減らすことは確実だが、小池新党もブームを起こすほどにはならない。 彼女の極右体質が、有権者にバレたからである。昔、週刊現代で名企画といわれたのがある。 「長嶋茂雄はバカかリコウか」というのだが、大きな話題になった。長嶋は神聖にして侵してはいけない大スターで、みんなが、あいつ少しおかしいよねと思っていても、いえなかった。 たしか第一次監督時代だったと記憶している。「クリーンベースボール」などと怪しげな和製イングリッシュを次々に口にしていた。 そこへ「長嶋はバカ」といってしまったのである。だが読者の反応はよかった。長嶋は愛されているが、おかしなところもあると、ファンが気付いていたからであろう。 それとは違うが、こういうタイトルはいかがだろう。「安倍と小池はバカかアホか」。今度の選挙はこの2人の選択選挙である。 それが嫌なら、リベラル新党か共産党に入れるしかない。考え出すと夜も眠れない。とりあえず目をつぶって腐敗しきった安倍政権を倒す。その先のことは、選挙が終わってから考えようではないか。 話しはガラッと変わる。アムラーこと安室奈美恵(40)の電撃引退が大きな話題になっている。誕生日の9月20日、公式サイトで1年後に引退することを発表した。 安室を知らない私のような読者のために週刊朝日から彼女の経歴を紹介しよう。 「沖縄出身の安室は1992年にダンスグループ『SUPER MONKEY’S』(スーパーモンキーズ)の一員としてメジャーデビューし、その後ソロになって大ブレイク。 『小室サウンド』と呼ばれた小室哲哉プロデュースの音楽のブームにも乗り、ミリオンヒットシングルは5作品を数える」 朝日で、コラムニストの中森明夫はこういう。 「彼女の大活躍によって、沖縄から多くのスターが生まれました。同じ沖縄アクターズスクールから出たSPEEDはもちろん、仲間由紀恵さんや満島ひかりさんなどの活躍も、安室さんがいなければなかったのではないでしょうか。(中略) キャンディーズが人気絶頂時に『普通の女の子に戻りたい』と言って解散し、山口百恵さんが結婚を機にすっぱり引退した。でも安室さんは20歳で結婚して母親になりましたが、引退せず“アイドル”という枠組みから“アーティスト”へと変貌して帰ってきたんです」 1年の休業を経て復帰しても人気は衰えなかった。 だが、私には、安室はアイドルとしての華やかな面よりも、悲劇の女というイメージが強い。 20歳で15歳年上のダンサーSAMとのできちゃった婚。子どもを儲けたその直後に悲劇が彼女を襲う。母親が再婚した夫の弟の車によって轢き殺されてしまうのだ。 「当時は安室の収入で、辰信・恵美子夫妻の生活も潤っていた。それを間近で見ていた弟が、逆恨みして、犯行に及んだんです。昼間、車で待ち伏せしていた弟が、道の真ん中にいた恵美子さんに猛スピードでぶつかり、さらに引き返して轢いた。弟はそのまま車で走り去り、間もなく自殺しました」(芸能ジャーナリスト・二田一比古=文春) その後SAMと離婚し、NHKの紅白などの出演も控えるようになる。 そして、親代わりだったライジングプロ・平哲夫社長に、「奴隷契約だからやめたい。独立したい」といい出し、14年には個人事務所を立ち上げる。 離婚後、1人で子どもを育て、その子どもはもうすぐ20歳になるというが、安室の40年の人生は順風満帆ではなかった。 引退の理由はいろいろささやかれている。再婚を考えている、体の衰えが目に見えてきたなどがあるようだ。 アイドルという仕事は決して素晴らしいものではないと、私は思う。ましてや40までアイドルを続ける苦労は並大抵ではないだろう。 キャンディーズと同じように「普通のおばさん」になりたいのではないか。 新潮、文春はともに、安室に男がいるのではないかと報じている。10年ほど前から安室のツアーを仕切っている大物プロモーター・西茂弘、57歳(新潮は匿名)。 安室が買った京都のマンションの近くに、そのプロモーターもマンションを買っているという。安室の息子が通っている大学が京都だという情報もある。 むろん西は既婚者である。いいではないか。1年間思い切り歌い踊って、その後、自分が稼いだカネを使って第二の人生を楽しめばいい。 さて、TBSの看板番組の一つ『水曜日のダウンタウン』のディレクターが、児童買春で逮捕されたと、文春が報じている。 外部のフリーディレクター・三枝浩史(32)。有吉弘行やマツコ・デラックスなども手掛けているというから、それなりに仕事はできたのであろう。 中学生2人と、午後3時過ぎから荒川区内のラブホへ入り、わいせつな行為をして、現金を与えたそうだ。 当然ながら、TBS側は三枝を切って捨てるだろう。後悔、先に勃つ! である。 同じ文春。9/21号で報じた「自民党選対委員長『塩谷立』のダークマネー」をリークした塩谷の元秘書A(30代)が、発売された日の夜、遺書を残して自殺していたという。 塩谷の公設秘書の勤務実態がないのに、税金から給与が支払われていたという件だが、今から5年前のことだ。 だが、この件が出る前から、塩谷側の厳しい追及があったことは想像に難くない。Aは、浜松市長選に出るつもりだったようで、文春側にも、9月12日に地元自治体の推薦が決まるので、掲載はその後にしてくれと頼んでいたという。 だが残念なことに、自治会の推薦は先送りなってしまった。そこへ文春が出て、県政界に大きな影響力を持つ塩谷の怒りを買ってしまった。推薦をもらうのは厳しいだろう。 そこで世をはかなんで……ということなのだろうか。痛ましい。 お次は毎度おなじみの現代・近藤大介編集次長の北朝鮮労働党幹部のインタビュー。 今回は、トランプ米大統領が金正恩のことを「ロケットマン」と呼び、北朝鮮を完全に破壊するといい放ったことに対する、北朝鮮の反応と本音を聞きだしている。 米朝の対立激化をどうとらえているのか? 「これまでわれわれは、米帝(アメリカ)がわが国に対して、国連安保理を通じて、もしくは独自に経済制裁を科すたびに、怒りにかられてきた。だがそれでも、最後の1線は保ってきた。 だからこそ、8月(14日)に元帥様(金正恩委員長)が(朝鮮人民軍)戦略軍事司令部を視察された際、『(アメリカの)行動をもう少し見守ることにしよう』と仰ったのだ。 だが、トランプが国連総会で行った、あの憎むべき演説で、すべてが変わった。あの演説は、わが国に対する『宣戦布告』に等しい。あの日を機に平壌は、もはや米帝との戦争しか道はないという雰囲気に一変した。 共和国(北朝鮮)の国民は、全員が準軍人といってもよく、戦争の準備は常に整っている。たとえ中国に逃亡する国民が少々いたとしても、その者たちは思想が固まっていない連中なので、勝手に出ていけばよい」 具体的には、トランプ大統領の国連演説のどの部分が「宣戦布告」と思わしめたのか? 「それは2点ある。第一に、元帥様の声明の通りだ。すなわち、『わが国の完全破壊という、歴代のどのアメリカ大統領の口からも聞いたことがない、前代未聞の無知蒙昧かつ狂人的な言葉を吐き続けた』ことだ。 もう一つは、(23日に)李容浩外相が国連総会の演説で述べたように、『わが国家の最高尊厳(金正恩委員長)を、ロケットになぞらえて冒涜した』ことだ。このような最高尊厳に対する冒涜も、これまで歴代のどのアメリカ大統領の口からも、聞いたことがない」 金正恩委員長がいう、「超強硬的対応措置」とはどいうことか? 「それは李容浩外相が、(22日に)ニューヨークで発言してるではないか。『過去最大の水爆実験を太平洋上で行うことになる』と。李外相の発言の通りだ」 この最大規模の水爆実験は、今年中か? 「正々堂々と行う。わが国のしかるべき場所にロケットの発射台を設けて、発射の準備を進める。(ロンドンにある) 国際海事機関にも、ロケットを発射する期間と区域を、きちんと申告する」 太平洋上とは、どこになるのか? 8月9日、朝鮮中央通信は、「日本の島根県、広島県、高知県の上空を通過して、グアムまで到達する中距離弾道ミサイル4発を、(アメリカ領)グアムに向けて発射する計画を立てる」と発表しているが? 「われわれの目標は、アメリカ本土まで到達する核ロケットを、実戦配備することだ」 北朝鮮がハワイや西海岸近くに水爆を搭載したICBM(大陸間弾道ミサイル)を撃ち込めば、アメリカが黙っていない。発射台を空爆する可能性があるが? 「もしわが国のロケット発射台が米帝に空爆されたなら、即刻、米帝との全面戦争に打って出るまでだ。 まずは、ソウルを火の海にしてやる。無数の砲門がソウルを向いて国境付近に配備されていることを忘れてはならない。 続いて、南(韓国)や日本にある米軍基地を、一斉に攻撃する」 日本に対しては、どこに狙いを定めているのか? 「第一に首都圏の横須賀基地、第二にわが国への攻撃に利用される在日米軍基地、そして第三に、日本海側に広がる原発だ。日本は、全面的に米帝と一心同体だと言って加担するなら、われわれは日本を米帝の一部とみなし、日本にもミサイルの雨を降らせるだろう」 北朝鮮が開戦したら、アメリカ軍が北朝鮮全土を一斉砲撃し、たちまち金正恩政権が消滅するのは確実だが? 「最終的な結末が、どうなるかは知らない。だからそうなる前に、全面的な反撃を行い、わが国の尊厳を世界に顕示する」 アメリカと話せるとしたら誰とか? 「平壌に特使が来るとしたら、おそらくティラーソン国務長官になるだろう。今のトランプの周辺で、わが国が受け入れ可能な高官は、ティラーソンしか見当たらないからだ」 ティラーソン国務長官が訪朝した際は、北朝鮮はアメリカに何を求めるのか? 「求めることは、主に2点だ。 第一に、わが国を核保有国と認定すること。米帝やロシア、中国、フランス、イギリスのいわゆる5大国。それにインドやパキスタンまで核保有国と認められているのに、わが国だけダメというのは、どうしても納得できない。 わが国は自衛の手段として、どうあっても核保有国として生きていく。そのことを認めてもらわねばならない。 もう一点は、わが国と米帝とで、朝鮮戦争の休戦協定に代わる平和協定を締結することだ。平和協定の締結に向けて当事者同士が行動を起こすことこそが、朝鮮半島の平和への早道なのだ」 こうした北朝鮮のいい分を聞いたうえで、どうしたらいいのかを考えるべきであろう。 そいう意味では、こうした情報は貴重である。 さて、新潮は、山口敬之元TBSワシントン支局長に酒と薬を飲まされ、ホテルでレイプされたと顔と実名を出し、検察審査会に申し立てした「詩織さん」の件が、9月21日に「不起訴相当」という判断が下された。それに対して「市民の良識か」と批判している。 TBSを辞めた山口を起用して連載させた文春は、この問題を扱っていない。 東京第六検察審査会とは奇怪なやりとりがあったと、詩織の代理人弁護士が話している。 審査会の事務局長から、追加の証拠提出期限を確認されたが、詩織の陳述書がまだだった。 だが期日に間に合わなくなってしまった。事務局長側から「証拠を追加の上で議決を希望されますよね」と聞かれ、「当然希望する」と述べたのに、「こちらにも都合がありまして」といわれたというのだ。 新潮は「証拠が全部揃っていないのに判決を下していいですかと裁判官が聞くような行状ではないか」と批判しているが、陳述書を期限までに出さない弁護士にも問題がありはしないか。 郷原信郎弁護士は、これを最初に取り上げた新潮の記事を前提にすれば、「起訴相当の結果になる可能性が高いと考えていた」という。 「原因が飲酒酩酊なのか薬物なのかは不明ですが、抗拒が困難状態での姦淫の事実があったことが疑われる。一般市民の審査員の意見が、“裁判所の判断で決めるべき”という方向に傾く可能性が強いと見ていました」(郷原弁護士) 検察官が審査会に呼ばれて、なぜ起訴できないのかの理由を説明し、反対の立場の法律専門家の意見がないため、審査会の構成員が影響された可能性があるのではないかと、郷原弁護士は推測する。 だが、これで終わりではない。詩織は「民事裁判の準備をすすめている」という。彼女は、名前も顔も出して記者会見したことを後悔していないと語っている。 「同じような当事者の方から連絡を頂き、その中に『自分に起こったことを初めて他人に話すことができました。詩織さんに出会ってよかった』というものもあり、私も表に出て行って本当によかったと思っています」(詩織) 山口がやったことが、なぜ犯罪にならないのか。民事でやれば、真実の解明が少し進むかもしれない。できることはすべてやってみると彼女はインタビューに答えている。 今週の第2位は、文春に不倫をスクープされて議員辞職した公明党の長沢広明参院議員(59)の話。 長沢議員は、菅官房長官の盟友である創価学会の佐藤浩副会長の「一の子分」だそうで、復興副大臣という要職にある。 家族は埼玉県所沢の賃貸マンションに住んでいる。だが、そこへはほとんど帰らず、東京・紀尾井町にある参院清水谷宿舎に泊まり、毎週のように愛人が来て泊まっていくのだという。 彼女は、長沢が行きつけの赤坂のサロンのホステスで、文春いわく「女優・剛力彩芽似の美女」らしい。 しかも彼女には宿舎に入るカードキーを渡しているというから、清く正しく美しくが建前の創価学会では完全にアウトである。 それにしても公明党議員でありながら、ちょくちょく赤坂、銀座を飲み歩いているようだ。これでは「与党」から離れられないわけだ。 彼の行状は、公明党や創価学会では懸念する声があったという。だが、先の菅の盟友である佐藤の威光もあり、面と向かって注意できなかったと公明党関係者が話している。 9月24日に文春が長沢を直撃。その2日後に、カメラの放列の前で長沢は「議員辞職を提出した」と発表した。 子どもたち3人も創価高校を卒業しているというが、議員辞職しても学会からは追放にならないのだろうか。 今週の第1位は、現代の黒田日銀総裁批判の記事。 この中原伸之元日銀政策委員会審議委員は、これまでもメディアで発言してはいるが、この時期に、もう一度じっくり彼の話を聞いてみる必要があるのではないだろうか。 中原は、黒田日銀総裁は2つの失敗を犯したと告発している。したがって、黒田は来年4月で任期が来るが、辞めたほうがいいという。 「(黒田総裁の=筆者注)続投は難しいでしょう。そんなことをすればろくなことになりません。確かに黒田総裁が金融緩和をして名目GDPを伸ばしたのは評価しますが、一方で2つの失敗を犯しているのです。 その1つは、2014年4月に消費税を5%から8%に増税するのに賛成をしたことです。せっかくアベノミクスで上向いていた日本経済を腰折れさせました。そもそも、黒田総裁が増税への賛否を表明するのはアコード違反。2013年1月に政府と日銀銀行が出したアコード(共同声明)では、日銀総裁は物価目標に責任を持ち、政府は財政に責任を持つという役割分担が記され、互いの分担に、口を出さないという取り決めになっていました。黒田総裁はこれに違反した。 (もう一つは=筆者注)2016年1月に、マイナス金利政策を導入したことです。長期金利は下げましたが、国民は預金に利息がつかないということで消費を控え、これから物価が上がっていくというインフレ期待をがくんと下げてしまいました。もとより貯蓄好きの日本人には合わない政策で、こんな政策は長続きするはずがない。すでに金融機関の経営を悪化させています。(中略) これから5年を見据えた新たな金融政策の枠組みを実施するには、人から替えなければいけない。黒田総裁はもう役割を終えたのです」 ――安倍政権がいま打ち出している経済政策はどうでしょうか。10月22日投開票の衆議院選挙に向け、消費税を8%から10%に増税する際の増税分を社会保障に回すということを突然打ち出してきました。 「あれはね、前原誠司・民進党代表をかなり意識していますよ。 前原氏は民進党代表選の際に『中負担・中福祉』という政策方針を打ち出し、増税はするけれど、その増税分すべてを社会保障や福祉の充実に使って国民に還元すると示しましたよね。これはとてもおもしろい政策です。 私はよくこう言うんです。日本は今過去3000年近い歴史の中で、最も平和で、モノも安く生活の質も豊かになった。しかし、先進各国の実質賃金はなかなか上がらない。 それだけに国民は景気回復に実感がなく、消費もそれほど伸びない。こうした状況が若者の将来不安や、貧富の格差につながっているのだ、と。 前原氏が打ち出した中負担・中福祉政策は、こうした社会不安や格差問題を解消する一手になり得る。まさに自民党の『低負担・低福祉』路線の強力な対抗軸になる政策です。それではまずい、ということで安倍首相は前原路線にならって消費増税の使途変更を言い出したのでしょう」 そういう意味でも、安倍も、安倍が任命した黒田も賞味期限切れだということである。 「いずれにしても、黒田総裁は替えなければいけない。私はさきほど日本の経済政策はいま一度仕切り直しが必要と言いましたが、もっと言えば、人心の一新が必要なのです。このままダラダラと景気が続いてくれればいいですが、がたんと何かが起こったら、それでお終いですから」 その何かは、自民党政権の崩壊か北朝鮮とアメリカの衝突か。どちらにしても、安全保障も経済も、これまでのようではなりゆかないことは間違いない。 だが人心一新といっても、人材がいないのが悩みではあるが。 【巻末付録】 ポストからいこう。巻頭袋とじは「毎日見るだけで目がよくなるヌード」。後半の袋とじは「<発掘スクープ>坂口良子、奇跡のヘアヌード」。 「西田幸樹『なをん。』──謎の異邦人、再訪・ジヨン」「ニット巨乳の季節です<25人の双丘>-やわらかなふくらみ」「葉加瀬マイ、けしからんハイレグ-Gカップのきれいなお姉さん最新撮!」 そしていま一つの袋とじが「石原真理子、’93・in・France──伝説の写真集を特別掲載」である。これがほとんどモノクロ写真でなかなかいい。 石原もこんな時期があったんだ。 現代は巻頭、「篠原涼子、艶めいて──その素顔は、柔らかく、息をのむほど艶やかだった」。ヘアはないが、いい女だね。 「森咲智美、愛人にしたいカラダ-ポスト橋本マナミで大注目」。これまたいい。 「紗綾『まだまだ成長途上です』──抱きしめたい!」と、ここまでは無難。だが売り物の袋とじ「石田えり──ライザップでのトレーニングはすべてこの日のためだった 撮影・ピーター・リンドバーグ」がひどいじゃなくてすごい! 気の弱い人は見ないほうがいい。鬼ババといっては悪いが、私だったら「見たくないヌード」に入れちゃうな。 私が作った写真集から20数年たった。人間は変わるものだが……。怖いものが見たい人はぜひ、必見ですぞ。 今週は、甲乙つけがたい。よって引き分け。 (文=元木昌彦)「週刊現代」(10/14・21号、講談社)
「私はまた必ずやる」自ら“逮捕拘留志願”の幼女愛好男、顔出し・実名出し告白の衝撃度
今週の注目記事・第1位 「いざ、10・22解散総選挙/全289選挙区当落完全予測!」(「週刊現代」10/7号) 「10月総選挙選良たちの喜劇/トランプ大統領が決断させた『神無月決戦』」(「週刊新潮」9/28号) 「安倍“北朝鮮解散”は邪道なり」(「週刊文春」9/28号) 同・第2位 「10歳女児誘拐事件から13年 幼女愛好男が『私はまた必ずやる』」(「週刊新潮」9/28号) 同・第3位 「金正恩極秘ルートで最後はロシアに亡命──超強気の理由はここにある」(「週刊現代」10/7号) 同・第4位 「野田聖子総務大臣 夫は元暴力団員会津小鉄会」(「週刊文春」9/28号) 同・第5位 「孫正義と柳井正が語りあった『これからのビジネス』」(「週刊現代」10/7号) 同・第6位 「東芝崩壊 7人の戦犯たち」(「週刊現代」10/7号) 同・第7位 「O157女児死亡惣菜店現役従業員の告発『朝から晩までトングは替えず』」(「週刊文春」9/28号) 同・第8位 「『好きな芸人』『嫌いな芸人』」(「週刊文春」9/28号) 同・第9位 「TBSがテレ朝を逆転『全内幕』」(「週刊現代」10/7号) 同・第10位 「なぜ報じない 横綱稀勢の里『年内絶望』と『本当の症状』」(「週刊アサヒ芸能」9/28号) 同・第11位 「松山英樹『参謀キャディーと決裂』の深刻トラブル」(「週刊アサヒ芸能」9/28号) 同・第12位 「『小池チルドレン』に滲む疑念──地元、多摩市内に住んでいるとは思えない」(「週刊新潮」9/28号) 同・第13位 「豚は太るか死ぬしかない/世界一不味い中華街 矢作俊彦」(「週刊新潮」9/28号) 先週、ポストが金曜日発売(9月15日)だったので、今週はポストは入らず、現代と文春、新潮、アサ芸を取り上げた。 現代のSEXYグラビアも取り立てて紹介するものはないが、いちおう書いておく。 「久松郁実・21歳、弾けるボディ-バラエティ番組で人気急上昇中!」 「坂ノ上朝美・完全未公開ヘアヌード──電撃引退から3年、衝撃再び!」 袋とじは「キム・ハヌル、感動の肉体美──ゴルフ界のスマイルクイーン、初めての水着」、とまあこんなところだ。 相変わらずといっては失礼だが、フライデーが面白くない。「一人でビラ配り……豊田真由子を襲う解散総選挙の恐怖──釈明会見も空回り」「血税使いまくり茂木経済再生相『セコい買い物&メシ代』大公開」「鈴木砂羽一件落着ならず、被害者事務所社長が新暴露──ビンタ事件後は土下座」「泰葉がイラン人婚約者に振る舞った『ラブラブ朝食』──突撃取材してみたら」。 残念ながら、私には読みたくなる記事がほとんどない。もう少し、あっと驚くタメゴロー!(古いね)的なスクープを期待したい。 まずは、作家・矢作俊彦の連載の中で、中華街は世界一不味いと書いていることに触れておこう。 彼の年上の友人が、外国の新聞(どこだかは書いていない)が、横浜中華街は世界一不味いと書いて、ネットで大騒ぎだと話したという。 このところ、中華街も御多分に漏れず、通りを歩いている人たちの多くが外国から来た観光客である。 京都は、あまりの観光客の多さとそのマナーの悪さに辟易して、観光客お断りの看板を出した地域があるという。中華街はそこまでいかないが、かなり目立つし、その中でも多くが中国や台湾からのように、私には見える。 自国に立派な中華料理があるのに、なぜここへと思わざるを得ない。私は中国へも多くいっているから、かの国の中華料理のうまさはかなり知っているつもりである。 それに比べれば、横浜中華街が本国と似ているところは、サービスの悪さだけではないか。 だがそんな中華街にも、美味しんぼでも取り上げられた海員閣や、池波正太郎が愛した胡椒たっぷりの酸辣湯の店・蓬莱閣、シウマイがうまい清風楼など、私が時々食べたくなり行く店もある。 矢作によれば、昭和3年からやっていた海員閣が店を閉じたそうだ。こうした小さないい店が消えていき、大店か食べ放題飲み放題の店ばかりが繁殖するのでは、もはや中華街へ行く気が失せる。 副都心線ができて、せっかく都心から行くのに便利になったのに、残念なことである。 先の都議選で、大量当選した都民ファ議員の中には、弾みで受かってしまったのもいるに違いない。斉藤礼伊奈(38)がそうだとはいわないが、新潮によれば、彼女は、選管が配布した資料には「多摩市在住」と書いてあった。 小池都知事も南多摩選挙区での応援演説で、斉藤の自宅はすぐそこです、彼女は地元の人間ですといっていたが、どうやらこのエイベックス所属のレゲエおばちゃん、渋谷区のマンションに住んでいて、そこが「拠点」のようである。 新宿や豊島区内の託児施設へ自分の子どもを入れて送り迎えし、地元へはたまにしか顔を見せないそうだ。 多摩市内の彼女の父親は新潮の取材に対して、娘が選挙直前に住民票を移したことを認めている。 これでは、「虚偽事項の公表罪に該当する可能性がある」(上脇博之神戸学院大教授)といわれても仕方なかろう。 斉藤は新潮の直撃に、渋谷には主人や子どもがいるから、子どもの送り迎えは自分がやらないといけない、「そこは多摩の方たちも理解してくださると思っています」と自分ファースト的答え。 これを読んだ多摩の人間は、さぞ怒るだろうな。 このところアサ芸が面白い。米ゴルフのクライマックス「フェデックスカッププレーオフ」が終わった。年間王者を狙う松山英樹に期待が集まったが、残念な結果に終わってしまった。 結婚発表以来、調子の上がらない松山だが、その裏に、参謀といわれる進藤大輔(38)キャディとの深刻なトラブルがあるというのだ。 2人は松山と一緒に暮らしているそうだが、進藤もやはり日本に奥さんと子どもを残しての単身赴任だそうだ。 日本に帰りたいという気持ちが進藤にあるようだが、それに加えて松山の秘密主義があるという。先日の婚約・結婚発表も、東北福祉大の恩師にだけしか報告していなかった。 松山は、契約しているメーカー以外のドライバーなどを使うことで知られる。他社のエンブレムを黒く塗りつぶし、その部分がテレビに映らないよう注意をして松山に渡すのだが、そうしたことも重荷になっているとスポーツライターが話している。 ゴルファーとキャディとは一心同体。なかでもワトソンと彼のバックを担ぎ続けたキャディ、ブルースとの友情は有名だ。 『天国のキャディ』(日本経済新聞社)によれば、2003年の全米オープン最終日、最終18番ホールでゴルフ史上に残る出来事が起きたという。 観客全員がブルースに対して拍手喝采したのである。30年間ワトソンの専属キャディを務めてきた彼が、治療不能の難病、ALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症し、がりがりに痩せ、バッグを担ぐのもやっとだった。この試合が彼の最後の大会になるのは誰の目にも明らかだったからである。 松山がさらなる上を目指すなら、キャディを大事にするべきであろう。 ところで稀勢の里という横綱がいたことを覚えておいでだろうか。久しぶりの日本人横綱だと持て囃されたが、夏場所を途中休場したまま、年内、土俵に姿を現すことはないようだと、アサヒ芸能が報じている。 稀勢の里の相撲は左腕でおっつけて差すから、痛めた左上腕周りのけがは致命傷だという。このままでは無敵の横綱といわれた貴乃花が、足のけがで7場所休んで、以来優勝することなく引退したケースの二の舞になりかねない。 「回復のメドが立っていないほど症状が悪い」(相撲ジャーナリストの中澤潔)という見方まである。 現在は、部屋の稽古場に姿を見せることもあるが、ぶつかり稽古はできずに、一人で黙々と、すり足、四股を踏んでいるという。 完治するまで半年でも1年でも休めばいいという向きもあるが、「横綱は勝つことに意義がある」(元小結の三杉里)のだ。 白鵬に衰えが見え、他の横綱も引退の二文字が見えている今、稀勢の里に対する期待が大きいだけに、本人も苦しいだろう。 ところで現代が、このところ視聴率競争で万年3位のTBSが、ようやくテレ朝を抜いたと報じている。 だが、ビデオリサーチ調べで、今年1月から9月10日まで、全日では1位が日本テレビで8.2%、テレ朝が7.3%、TBSが6.2%、フジが5.7%と、TBSはまだ3位である。 これが19時から22時のゴールデン帯になると日テレ12.3%、TBSが9.8%、テレ朝が9.6%、フジが7.9%で、わずかだがTBSがテレ朝を抜いているというのだ。 私にはどうでもいいことのように思える。日テレの強さと、フジの凋落ぶりがみじめなだけで、相対的にテレビの視聴時間は毎年下落しているのだ。 私も、TSUTAYAの宅配サービス、Amazonプライムビデオ、Netflixに入っているから、テレビで見るのはニュースとスポーツだけである。 つまらない(私には)お笑い芸人ばかりが大挙して出てくるバラエティ番組は、見た瞬間チャンネルを変える。 もはや地上波は限界である。広告収入モデルは早晩崩壊する。Netflixは9月15日に、アンジェリーナ・ジョリー初めての監督映画『最初に父が殺された』を世界同時公開した。 確かに劇場公開するには地味すぎる映画だが、アンジェリーナの心がこもった好編だった。 レディ・ガガのドキュメンタリーをこの間から公開しているが、難病に罹っているといわれるガガは、この中でやりきれない孤独な心境を吐露している。 もはや劇場映画を見に行かなくても(見にかなければわからない迫力のある映画もある。『ダンケルク』がそうだった)、オフィスや自宅で映画やドキュメンタリーを見ることができる。 こうなれば、日本の安っぽいドラマや映画など、見なくなること必定。いかがですかな、みなさん。 文春に「好きな芸人 嫌いな芸人」というのがある。興味深いのは、「好きな」の順位は、明石家さんま、タモリ、ダウンタウンで、4位にビートたけしがいる。 「嫌い」は、ダウンタウン、明石家さんま、とんねるず、たけしが6位、タモリは23位である。 タモリというのは、好きな人のほうがかなり多いということのようだ。私と同年、昭和20年で、吉永小百合も同じだ。 私は、タモリの若いころの芸は好きだが、最近の知ったかぶりじいちゃんは、あまり買わない。 たけしが恋愛小説を書いたそうだ。話題作りがうまいというか、商売上手な芸人だ。 阿川佐和子の連載対談。息子がレイプ疑惑で話題になった女優の高畑淳子を招いて「ガンガン聞いた」というから読んでみた。 なんのことはない、阿川が自分で「ガンガン聞いてます」といっているだけだ。聞くべきことは何も聞いていない。羊頭狗肉対談というべきであろう。 さて8月21日に、埼玉県が「でりしゃす」籠原店で購入したポテトサラダを食べた男女6人がO157に感染したと発表して大騒ぎになっている。 だが、「でりしゃす」六供店で炒めものを食べた3歳女児がO157に感染し、死亡していたことがわかり、状況が一変した。 前橋市保健所は、料理後に店内で二次感染した可能性が高いと指摘し、この店の衛生環境に問題があったと調査を始めた。 中でも「容疑者」として浮かび上がってきたのが、惣菜を取りわけるのに使う「トング」であった。 トングは、惣菜一つに一つ、2時間で交換するなどの規定があるようだが、この店ではそんなことはお構いなしだったようである。 またスーパなどの冷凍食品なども、中央に置かれている物に冷気が当たっていないこともあり、特に子どもに注意が必要だそうだ。 O157は、75度で1分間加熱すれば死滅する。これは危ないと思ったら、加熱して子どもには食べさせるべきだという。 私も、バイキングなどで、トングを取り換えずに、他の食べ物をとったりすることがある。これから気を付けなくては。 閑話休題。9月21日、遅くなったが、渋谷のユーロスペースで『米軍(アメリカ)が最も恐れた男 その名は、カメジロー』を見た。 アメリカ占領下の沖縄で弾圧を恐れず、米軍に「NO」と叫び、「不屈」の精神で立ちむかった男・瀬長亀次郎。その後彼は那覇市長、国会議員、そして沖縄県知事になる。 TBSでキャスターをしていた佐古忠彦がTBSで放映したものに追加取材して映画にし、これから全国上映していくという。 瀬長の抵抗する生涯を追いながら、沖縄が置かれた理不尽な状況を過不足なく描いた好ドキュメンタリーである。 だが、こういうものを見たり読んだりするとき、目取真俊(芥川賞作家。沖縄で辺野古基地反対闘争に取り組んでいる)のこの言葉が浮かび胸を刺す。 「ヤマトゥの偉い知識人としてではなく、一市民として体を張って座り込んで、機動隊に殴られて痛い目にあえば、観念論も吹っ飛びますよ」(『沖縄と国家』角川新書) 沖縄の現状に怒りは覚えるが、何も行動に起こさないヤマトゥ(本土)のうつけ者。その言葉を繰り返しながら、その夜も、渋谷の居酒屋で一人、安酒をあおった。 沖縄に対してオレが何をできるのか、そう呻きながら、いつものようにとぼとぼ帰路に就いた。 現代にかなり長文のノンフィクション「東芝崩壊 7人の戦犯たち」が載っている。筆者はジャーナリストの大鹿靖明。 内容は、これまでも散々書かれてきた、西室泰三社長から始まった「無能」な社長たちが、この巨大な組織を崩壊させたということである。 本当に、バカは隣の火事より怖いのである。 大鹿の結びの言葉を紹介しておきたい。 「東芝は、経営環境の激変や技術革新の進化に追いつけず、競争から落伍したわけではなかった。突如、強大なライバルが出現し、市場から駆逐されたわけでもなかった。その凋落と崩壊は、ひとえに歴代トップに人材を得なかったためであった。彼らは、その地位と報酬が20万人の社員の働きによってもたらされていることをすっかり失念していた。肩書コレクターの西室、ラグビー三昧の岡村、どっちが一番か競い合った西田と佐々木、社員や株主のことよりも、みな我が事が最優先だった。それが東芝の悲劇であった」 自分ファーストの社長ばかりがいて、社員やその家族のことなど考えもしなかったのである。 どこぞの首相や、都知事に似ていると、私は思う。巨大な組織は内から崩れる。日本という組織も、政治という内部から崩壊が進み、それをさらに推し進めようとしているのがトップだというのだから、東芝と変わるところがない。 現代が、孫正義と柳井正が東京・有明で対談した内容をスクープしたとしているが、これは公開された対談であり、内容もスクープするほどのものではないが、触りだけを少し紹介しておこう。 「孫 人間の存在意義はなんだろうって、いまから30年間で何度も何度も問われる。まさにそういう時代に我々は生まれてしまったということだと思います。だから、本当にいまから考えていかないといけない。幸せってなんだ、労働ってなんだ、と。 そういうことを考え抜いて、人の幸せのために何かをクリエイトして、人と共感することを大事にするような人が良いということになるのだけれど、一方でまずはハイテクの武器の部分については持っていないと話にならない。そういう意味では、ぜひ両方を極めてほしいですね。両方極めなければ、突き抜けたリーダーシップを発揮できない。我々はそういう時代の交差点にいます。 柳井 人工頭脳などのデジタル技術や、ソフトウェアやプラットフォームなどはもう全部あるんです。だから、それを自分たちでどう使って、新しい産業を作るか。その中で、自分はどの分野で能力を発揮できるか。あるいは、すでに世界中にいる優秀な人といかに一緒に仕事ができるか。そんな技術と人材を使える人たちが生き残ると思う。 10年経ったら世界の産業地図は様変わりをしている。また30年経ったら、たぶん、想像できない世界になっていると思います。その未来を構想できる人が生き残れると思うし、それは若い人。」 とまあ、こんなやり取りがあるのだが、私は、あと30年や60年ぐらいで「想像できない世界」になっているとは全く思わない。 人間なんてそんなに進歩していない。今の延長線上で、いろいろなことが変わっていくとは思うが、それはまったく違った変化ではない。 私でいえば、一番自分の世界が一変したと思ったのは、テレビの出現だった。あれほどすごい「発明」は、それ以来、お目にかかっていない。 人間は変わらない。そこにこそ「視点」を置くべきだと、私は考えるのだが。 いよいよ解散・総選挙になるが、自民党が大きく減らせば、「ポスト安倍」は誰になるのか。その最有力候補の一人といわれている野田聖子総務大臣だが、文春は、野田の亭主に問題ありと報じている。 最近、野田は、父親から野田の資金管理団体に8,000万円を寄付していたことが明るみに出て、悪質な相続税逃れではないかとポストに報じられた。 今度は、7歳下の文信は元暴力団員、それも会津小鉄会昌山組(平成12年3月解散)の幹部だったというのである。 野田が事実婚していた鶴保庸介前沖縄担当相と別れた直後に、大阪市内で飲食店を経営していた文信と出会った。 約4年間の長距離恋愛の末、文信が野田姓を継ぐ形で結婚した。だが、警察の「ごく一部、文書の形で共有されている」(文春)ところによると、先のように会津小鉄の組員で、「府警が、昌山組の事務所に、組員として『木村文信』の名札が掛かっているのを確認している」(文春)という。 会津の解散により、カタギに戻った彼は、1999年4月に、兄の運転免許証を自分のものだと、警察の取り締まりを受けるたびに伝えていたため、私文書偽造で有罪判決を受けている。 その後も、アダルトサイト会社を経営して、迷惑メールを大量に送信したなどで、有線電気通信法違反の疑いで逮捕され、「三週間ほど拘留されたはず」(この事件で事情聴取を受けた人物)。 その後も、仕手筋が扱う会社の大株主になったり、飲食店経営に進出していった。 野田は長男が生まれたと同時に結婚し、文信は港区・六本木で韓国料理店をオープンしたそうだ。 なかなかやり手の男のようではある。だが、文春は、もし野田が首相になったら、文信はファーストジェントルマンになるのだから、こういう経歴の人間はいかがなものかと文春らしくないおせっかいをしている。それに対して野田は、 「すべての処分を受けて、きちんと解決、済んだことなので。今どうの、と言われても、そういうこともしておりませんし、あまりそこまで掘り下げられると。私たち、どう答えていいのかな、と。私は知らない話ですし、出会う前の話ですし」 そう答えたうえで「私は精一杯夫を守ります」ときっぱり。 さすがは野田だといいたいが、ポスト安倍争いになったとき亭主の過去が問題視されたら、偽装離婚などしないように。 閑話休題。朝日新聞によると、山口敬之を準強姦罪で告訴していた詩織さんの件について、検察審査会はこう発表した。 「ジャーナリストの詩織さん(28)=姓は非公表=から準強姦(ごうかん)容疑で告訴された元TBS記者の男性ジャーナリスト(51)に対する東京地検の不起訴(嫌疑不十分)処分について、東京第六検察審査会は22日、『不起訴相当』とする議決を公表した。議決は21日付。詩織さんが5月に審査を申し立てていた。議決書は『不起訴記録及び申立人(詩織さん)の提出資料を精査し、慎重に審査したが、不起訴処分の裁定を覆すに足りる理由がない』としている。 議決を受け、双方が弁護士を通じてコメントを発表。詩織さんは『判断をしっかり説明していただきたかった。性犯罪、性暴力に関する司法、捜査のシステム、社会のあり方を変える必要性は引き続き伝えていきたい』。元TBS記者は『一連の経過で犯罪行為を認定されたことは一度もなく、今回でこの案件は完全に終結した。一部報道などで名誉が著しく傷つけられ、法的措置も検討している』としている」 詩織には納得がいかないものであろう。いくら酔っていたといはいえ、男の泊まっているホテルの部屋まで入り、強姦されたはいかがなものだろうかと、検察審査会は考えたのであろう。 そのうえ、官邸の意向を忖度したのかもしれない。しかし、女性を連れて飲み歩き、前後不覚になるまで酔わせ(詩織は、何か薬を入れられたのではないかといっている)、無理やりホテルに連れ込みSEXに及ぶなど、人道に悖る行為といわざるを得まい。 官邸の中枢を取材できると豪語する自称政治ジャーナリストが、この報道によって名誉を傷つけられたなどというのは、相手の女性の心と体の痛みのわからない人間のいうことである。 彼女は、顔も名前も出して会見し、告発したのだ。それがどれだけ大変なことだったかに、思いを致すべきだ。 その一点だけでも、この人間がジャーナリストにふさわしくないことがわかろうというものである。 文春は、いち早く、TBSを辞めた山口を使って官邸の内幕記事を書かせた。次に出る文春が、この件をどう報道するのか、しないとすればなぜか。注目していようではないか。 さて、米朝の緊張が高まっているが、もしトランプ米大統領が本気で北朝鮮を潰しにかかったら、金正恩はどうするのかについて、現代は、近藤大介編集次長と中村逸郎つくば大学教授とが対談している。 2人が一致しているのは、金正恩が逃げる先は中国ではなく、プーチンロシア大統領の懐だということだ。 中村にいわせると、北朝鮮の水爆実験の5日前に、ロシア政府がロシアと北朝鮮の国境付近の村「ハサン村」の住民約1,500人に突然、避難命令を出しているという。 中国には事前通告さえなかったというのに。 それに、北朝鮮の核開発を助けているのはウラジオストックに本社がある「ロシア極東山岳建設」という会社で、元はソ連の国土交通省の一組織だったという。 この会社は、ロシア-北朝鮮間の鉄道建設も請け負っているそうだ。 羅先-ハサンの54kmだが、ここは計画から建設まで7年もかかった。それは、「おそらく鉄路の地下に、有事の際、金正恩一族が亡命するためのトンネルを建設したのだと思います」(中村)。 そのために、すでにロシア保安庁(旧KGB)の特殊部隊が、金ファミリーのボディガードを務めているというのだ。 行く先は北極海に浮かぶ群島・スヴァールバル諸島だそうだ。 近藤編集次長の一連の北朝鮮記事を読んでいると、北朝鮮の金正恩とプーチンロシア大統領とは強固なつながりがあり、中国はもはや北朝鮮にはほどんど力を行使できないのだということがわかる。 トランプ米大統領が北朝鮮に圧力を本気でかけるなら、習近平にではなく、プーチンなのだ。 だが、プーチンに怯え、秘密さえ握られているトランプは何もいえない。安倍しかりである。 トランプの北朝鮮政策は、行き詰まったというべきであろう。油断はできないが。 さて、幼児性愛者というのがいる。私はそうではない。ホモっ気は少しあるかもしれないが。 新潮は、2004年に、知人の10歳幼児を千葉から沖縄まで連れまわし、逮捕され、未成年者誘拐と恐喝で2年6カ月の有罪判決を受けた植木義和(60)の生々しいインタビューを掲載している。 この事件は、連れまわされた少女が、「家に帰りたくない」「沖縄に行こうと容疑者を誘った」と話していることが明るみに出て、大きくメディアに取り上げられた。 植木はその間、少女に「美人局的行為」を行わせたり、「わいせつ行為を30数回した」(植木)といっているが、少女への人権も考慮してか、猥褻行為は法律上何ら罪に問われることはなかった。 植木は出所後、老人保健センターの介護職員やゆうパックの集荷作業などを転々とした。だが、近くに小学校があると女児に関心が向いた。 08年から、世田谷区の小学校で学童保育の職員をサポートする仕事に就くと、 「その学童で、私は既に2回『やって』いるんです。小学2年生の女子に、下駄箱で自分の下半身を露出したのが1回。それと、その子と、小学1年生の女の子ふたりを校庭の朝礼台の下に連れていって、自分の股間を触らせたのがもう1回。両方とも私の股間は屹立していました」 その後、股間を露出した女の子と遭遇し、声をかけて家族が不在の家の玄関で、「女の子が私の股間にファブリーズをかけて……」。なぜファブリーズなのだろうか? それはさておき、植木は、家をゴミだらけにしてその中で暮らしているという。着ている物もしみだらけ。それはこうしていれば「女の子たちに懐かれることもない」と考えたからだという。 このままではだめだと、警察に少女ポルノや動画を持ち込み、逮捕してほしい、受刑者に施されるという「性犯罪者処遇プログラム」を受けさせてほしいと訴えたが、警察は何もしなかったという。 植木は「じゃないと、確実に私はやりますからね」と再犯予告を新潮に漏らしている。 実名、顔写真入りである。住まいは小田急小田原線の祖師ヶ谷大蔵駅の近くのようだ。 久しぶりに呆然とする記事を読んだ。こうした嗜好の人間は再犯率が高いそうだ。植木は自分をさらけ出して警告している。こういう人間は自らを律することができない。欲望のままに餌食を探して徘徊する。 久しぶりに不倫もの以外で、新潮らしいいいノンフィクションを読ませてもらった。 安倍首相の国会軽視、火事場泥棒的解散と総選挙が行われる。それこそ憲法をないがしろにする行為である。 自民党の中からも少なからず、大義がない、改憲のための論議が尽くされていない、北朝鮮危機がどうなるか分からないのに政治的空白をつくっていいのか、など批判の声が出て、日増しに大きくなっている。 文春は、安倍の盟友・山本一太参院議員がブログで、「有権者の憤懣は(短期間のうちに)自民党に対する爆弾低気圧にまで発達する可能性がある」と書いていると報じている。 また、連立与党の公明党は、憲法改正、特に9条の改正には慎重な姿勢を表明しているのである。 総選挙をやれば現有勢力から減ることは100%間違いない。 一部報道では、安倍はトランプから、北朝鮮危機が本格化するのは来年だと聞いているから、その前にやってしまえと決断したという。 だが、それが本当なら、国民にその根拠を明らかにすべきこと、いうまでもない。 アメリカや日本、韓国の動きを注視している北朝鮮が、日本の政治空白の隙を突いて何かを仕掛けてくることは十分に考えられる。なぜそのような危険な「賭け」をする必要があるのか。 私は腹が立つと大食いになる。9月22日、ワイドショーで流れた安倍晋三の国連演説を聞いて、飯を3杯も食べてしまった。糖尿病なのに困ったものだ。 安倍はこういった。「北朝鮮との対話の時は終わった」。北朝鮮による攻撃があれば北朝鮮を「完全に破壊」するといったトランプの立場を一貫して支持するとし、「必要なのは対話ではない、圧力だ」と述べた。 おいおい冗談じゃない。これ以上、北朝鮮を怒らせて日本を危険に晒すつもりかよ。安倍の発言は、大多数の日本国民の了承を得ていない「独りよがりの暴言」である。 大方、選挙目当てに、国内のネトウヨにリップサービスしたのだろうが、トランプの尻馬に乗っているだけでなんら手を打てない安倍の虚勢は、北朝鮮にとっくに見抜かれている。 安倍のいう圧力とはどんなことを指すのか。一人で三八式歩兵銃でも担いで平壌に殴り込もうっていうのか。北朝鮮には犬の遠吠えにしか聞こえまい。 それに比べて、韓国の文在寅大統領のほうが余程大人である。北朝鮮の非道を批判しながらも、800万ドル(約8億9,000万円)相当の人道支援を実施すると発表した。 ムチばかりで人は動かない。いつ暴発するかもしれない輩には「北風政策」だけではなく「太陽政策」も必要なこというまでもない。 金正恩はトランプの発言に呼応して、委員長声明という形で、「史上最高の超強硬対応措置を断行することについて慎重に考慮する」と発表した。この対象にはアメリカのポチ、日本も含まれる。 さて、9月22日(金曜日)発売の現代が、気の早い総選挙予測をやっている。小池のテカ・若狭勝と民進党を離れた細野豪志らがつくる「新党」は、100人程度候補者を立てたいというだけで、何も決まってはいない。 維新の会からは、橋下徹元大阪市長が出馬するというウワサもあるが、それによっていくらか変動するかもしれない。 そういうことは一切省いて、現代は大胆に予想しているが、あくまでも現時点での大まかなものである。 現代によると、自民党本部が9月16日~18日にかけて情勢予測をしたという。それによれば自民党は、10~15議席減でとどまると出たそうだ。 だが、現代によると、そんな甘いものではないという。結論をいうと、現有議席286から64議席減の222。単独過半数割れで、4議席減の公明党と併せて、なんとか過半数を維持できるかどうか。 これには前原民進党が、持論を引っ込めて共産党と共闘を組むことが必要になってくるが、報道によれば民進党、社民党、自由党、共産党の4党会談があり、たぶん、小沢一郎がリードして共闘話は進んでいくのだろう。 時間がないため、安倍政権打倒だけに焦点を絞ればいい。余計なことを考えなくていいから、共闘するにはよかったかもしれない。 現代によると、若狭新党は東京で9議席とるものの全国では苦戦する。当然ながら小池が代表就任とはいかないので、ポスターにも小池とのツーショットが使えず、東京以外の立候補予定者は悩んでいるようだ。 現代は、だがウルトラCが新党にはあるかもしれないとしている。小池の背後にいる小泉純一郎が代表に就任すれば、「がらっと状況は変わる」(新党幹部)。 さらに自民党内からも、安倍のあまりの自己中心的なやり方に反旗を翻す議員が出てきている。 「自民党の福田峰之・内閣府副大臣(衆院比例南関東)は25日、離党届を党幹事長室に提出した。福田氏は10月22日投開票となる方向の衆院選で、東京都の小池百合子知事に近い若狭勝衆院議員らで作る新党からの立候補を表明している」(朝日新聞9月25日付より) 今回は、いくつでも反安倍政権の受け皿をつくればいい。安倍への批判票の行く先がなく、棄権してしまうことが一番いけない。 自民党が30~40議席減らせば安倍の続投は難しいと私は思う。策士、策に溺れる。大した策ではないが、知恵のない者が無い知恵を振りぼって考えた「愚策」が、自分の首を絞める。流れは完全に変わった。 (文=元木昌彦)「週刊新潮」(9/28号、新潮社」
“パコリーヌ”山尾志桜里議員を落としたイケメン弁護士・倉持麟太郎氏の「女癖」
今週の注目記事・第1位 「安倍『火事場泥棒10・22解散総選挙』へ!」(「週刊ポスト」9/29号) 同・第2位 「拝啓 小泉進次郎殿『年金を正当に受け取ることは、そんなに悪いことですか?』」(「週刊ポスト」9/29号) 同・第3位 「この秋から『年金受給者狩り』が始まる」(「週刊ポスト」9/29号) 同・第4位 「山尾志桜里『禁断愛』の証拠とイケメン弁護士『婚約不履行』事件」(「週刊文春」9/21号) 同・第5位 「ノーベル平和賞『アウンサンスーチー』のわが身かわいさ」(「週刊新潮」9/21号) 同・第6位 「次は『佳子さま』お婿さん情報の暗雲」(「週刊新潮」9/21号) 同・第7位 「JAL機の3割は『中国の工場』で整備されていた」(「週刊ポスト」9/29号) 同・第8位 「自民党選対委員長『塩谷立』のダークマネー」(「週刊文春」9/21号) 同・第9位 「前原誠司民進党代表 北朝鮮美女のハニートラップ疑惑」(「週刊文春」9/21号) 同・第10位 「『次は“頭”を狙うしかない』“3つの山口組”本格抗争へ!」(「週刊ポスト」9/29号) 同・第11位 「無料エロ動画をスマホで観たい!」(「週刊ポスト」9/29号) 同・第12位 「『豊田真由子代議士』の言い草にヤメ秘書たちの『違うだろーっ!!!』」(「週刊新潮」9/21号) 今週は現代が合併号でお休み。そのせいかポストのSEXYグラビアも心なしか寂しい。 「着エロの女王 ギリギリ伝説 ヌードより過激な『着衣×エロス』」。袋とじは「フエチ写真館 日焼け跡がやけにいやらしい女」。次は「けしからんおっぱいの金髪歌姫 Celine Farach」。4Kでリマスターしたという「史上最高に美しい アグネス・ラム」。 リマスター版というだけあって、アグネスがなかなかきれいだ。腰のクビレに、あの頃はムラムラしたもんだ。若かったのだ。 というわけで、お勧めはアグネス・ラムぐらいか。 新潮の豊田真由子は取り上げるつもりはなかった。だが、文藝春秋や『Mr.サンデー』(フジテレビ系)に出て「涙の謝罪」をしまくり、近々あるといわれる衆院選挙にまた出たいという気満々のようだから、もう一度、彼女のいい分と元秘書たちのいい分のどこが違うのか、どちらが正しいのかをチェックしておこう。 以下は産経新聞デジタル版(9月17日23:10配信より)。 「秘書に対する暴言や暴行が明らかになり、自民党を離党した豊田真由子衆院議員(42)が、17日放送のフジテレビ系情報番組『Mr.サンデー』のインタビューを受け、涙ながらに謝罪。『死んだ方がマシなんじゃないかという思いで過ごしてきた』などと述べた。(中略) 豊田氏によると、同氏からの暴行について、埼玉県警に被害届を出している元政策秘書の男性(55)が道を間違えて会合に遅刻したり、忘れ物があったり、支持者への手紙のあて名を間違えたりなどのミスが続き、支持者や後援者に叱責や苦情を受ける『異常な10日間』の最後の数日間が音声に残されたのだという。 元秘書に対して、『本当にもう何というか申し訳ないという思いです』と述べた上で、『(テープの音声を聞いて)あんな風に異常な形で人に言っているというのは、どうして…、どうかしてたんだなっていう』と感想を述べた。(中略) 元秘書の失敗について『それを言う機会ではない。どれだけ元秘書の方を傷つけたかと思うと本当にいたたまれない』としながらも『浦和から新座に行くはずが、板橋本町に行ってしまって、結局、1時間くらい遅れてしまって』と事情を述べ、高速道路を逆走した際には『命の危険を感じた』とも。(中略) 『未来に向かって全部反省して、もう一回生きていかなきゃいけないかなって』と話し、議員活動を続けることに意欲を示した」 さらに豊田は18日午後5時ごろ、埼玉・新座市内の会場で、報道陣や地元民の前で、時々涙を見せながら経緯を説明した。 先の高速道路を逆走というのも、新潮で元秘書が、「見渡す限り後続車がないことを確認した上で停車し、分岐地点のゼブラゾーンに退避するために数メートルバックした」だけだと反論している。 新潮の新しい情報として、6月のとある日、移動中に突如、「怖いよおー」「ママー、ママー」「まゆ(豊田氏自身)が悪いの、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、うううー」と、幼児言葉で意味不明な言葉を脈絡なく喚き始めたことがあったという。 自分に降りかかっている事態が手におえず、子どもに戻って大目に見てもらおうとする心理「退行」と精神医学ではいうそうだが、要は大人になり切れていない人間のようだ。 自民党を離党し、次の衆院選でも出馬するつもりのようだが、「10月29日投開票が有力といわれ、衆院選が迫っている中、自民党を離党し、無所属で戦う上、あまりにもイメージを損ねた豊田氏の前途は多難だ」と産経も書いている。 豊田は、政治家だけはやめておいたほうがいいと、私も思う。 このところ現代もポストも、無料で見られるエロ動画サイトの紹介に熱心だ。現代などは袋とじで事細かに手順を紹介しているが、ポストは、スマホでも、そうした無料エロ動画が見られると特集を組んでいる。 世界最大手の無料エロ動画サイト『XVIDEOS』でその手順をこう説明している。 『XVIDEOS』のスマホ版は、GoogleやYahoo!の検索欄に『XVIDEOS(小文字でも可)』と入力するだけでヒットする。カタカナでもひらがなでもOK。 最初に表示されたページには、ベッドで横になるランジェリー姿の人妻や、キスされながら胸を揉まれる若い女性の姿がズラリと並んでいる。 試しに20代前半と思われる茶髪美女の顔がアップになっている画像を、画面に触って選択すると、すぐに動画の再生画面に切り替わるという。 最初のページに戻って、画面を見回してみると、左上に「横3本線のマーク」や「虫眼鏡のマーク」などが並んでいる。 まず横3本線のマークを選択すると、画面左側には「日本のアダルト動画」「AV女優」、右側には「10代(+18)」「Fucked Up Family」「アジア人」などのジャンルがあるそうだ。 そこでAV女優を選択すると、日本人から外国人まで世界中の女性の名前が表示された。 次に虫眼鏡マークをタッチしてみた。ここでは動画検索ができるようだ。試しに熟女と入力してみると、1万8055件の動画がヒットしたそうだ。 まだ日本語検索の精度は甘いから、できれば英語で入力するほうがいいらしい。 無料動画を見る際、注意すべき点は、広告は全部無視する。広告が潜んでいる見出し画像に注意。履歴ブックマークは流出しない。Wi-Fiなら無限にエロ動画が見られる。 だが、スマホの場合、カミさんや彼女、隣の同僚に見られることにも注意をしたほうがいい。 こうした動画サイトを「推奨」するのもいいことではないらしいから、この辺にしておく。 さて、3つに分裂した山口組だが、いよいよ本格的な抗争が始まるようである。 9月12日午後10時5分、神戸市長田区の路上に銃声が響いた。今年4月、神戸山口組から離脱して発足、山口組分裂の第3勢力となった任侠山口組の織田絆誠代表が、複数のヒットマンに襲撃されたのだ。 織田代表は無事だったが、ボディガードをしていた楠本勇浩組員が顔面を撃たれほぼ即死状態で、搬送された病院で死亡が確認された。 織田代表はほぼ毎日、午前10時の定時に自宅を出発していたというから、その事実を知ったヒットマンたちは入念に殺害計画を練り上げ、この日、実行したようである。 ヒットマンたちは神戸山口組のトップ、井上邦雄組長の出身母体にして中核である山健組の若い衆だという。 記者会見で任侠山口組のナンバー2・池田幸司本部長が読み上げた長文の声明の中で、井上組長を痛烈に批判していたことが引き金になったようだ。 親分を狙撃された任侠山口組が神戸山口組を襲い、それに六代目山口組がどう動くのか。事態は北朝鮮同様、予断を許さないようである。 ところで山尾志桜里のスキャンダルで、民進党は終わりだと見切りをつけたのであろう、離党する議員が続出している。 前途多難な前原誠司代表だが、文春が追い打ちをかけようと、彼と北朝鮮美女との2ショット写真を掲載し、「ハニートラップ疑惑がある」と報じている。 写真だけを見ると、北朝鮮の女性と顔を寄せ合ったり、橋の上だろうか、女性の後ろから「下半身を押し付け、ジャレ合っている」(文春)。恋人同士がデートを楽しんでいるように見える写真が何枚か載っている。 場所は北朝鮮の首都・平壌から車で約2時間の妙香山、朝鮮4大名勝の一つである。日付は1999年6月3日。前原は衆議院議員2回生で既婚の37歳。 と、ここまでは何やら前原がたびたび訪朝していて、件の彼女が北にいる彼女ではないかという「期待」を持たせる書き出しだが、読む限りそうではないようだ。 文春は、前原が北朝鮮のシンパではないかと思われる「疑惑」を上げている。京都府議時代の1992年にも訪朝している。2011年に稲田朋美が当時、外務大臣だった前原に「どうして大臣はそんなに北朝鮮に甘いのか」と追及され、地元の企業で手機(てばた)の織物をしている会社(河村織物。会長は河村康人)が、北朝鮮で仕事ができないかと相談を受けたので、京都の総連を通じて話をした。その工場ができたので、見に行ったと説明しているが、それほど前原は北朝鮮に顔が利くといいたいのであろう。 「問題は前原氏が河村氏に紹介した北朝鮮ルートだ」(文春)。その男は大阪で貿易会社を経営しているXで、公安関係者によると「総連関係者」で、「北朝鮮の工作員。(中略)七四年に発生し、日韓を揺るがせた文世光事件(朴正煕韓国大統領暗殺を謀って未遂に終わったが、大統領夫人ら2人が犠牲になった=筆者注)の捜査線上にも名前が出ていた人物」(警察庁関係者)で、2度目の前原が訪朝する時に同行していたというのである。 河村もXが同行していたから厚遇されたと話している。 それに前原は以前、北朝鮮情報を在日人脈から入手していると話しているではないか。北朝鮮問題は圧力一辺倒では解決しない、経済にコミットメントしていかなければと発言している。よって、前原は、北朝鮮の美女のハニートラップで北朝鮮シンパになり、こんな奴がもし首相になったら北朝鮮にいい様にされるのではと、文春は心配しているようである。 こういうのをいいがかりというのだろう。前原も河村もいっているように、女性は日本からの要人を接待するためにいたので、周りにも多くの人間がいたのである。 不可解なのは、この時のネガは河村が持っていたが、3年前に前原に全部渡したという。それが今頃になってなぜ、文春に出るのか。 私が妙香山へ北朝鮮の人間に連れられて行ったのは1985年の5月だった。ベンツの運転手、賄いの女性、通訳、日本人は私だけ。 野原に大きな布を敷き、車座になって焼肉パーティをやった。私が39歳の時だ。宿泊は招待所。私は準国賓待遇だったが、期待したハニートラップはなかった。 主体思想、北朝鮮の歴史、金日正の伝記まで勉強させられたが、私は北朝鮮シンパにはならなかった。 北朝鮮へ行けばみんな泣き所をつかまれていいなりになる。それこそゲスの勘繰りである。 文春は斉藤由貴や今回の山尾のように、見事なスクープを次々に飛ばす。すごいと思う。 だが、政権のど真ん中にいる、安倍首相、麻生副総理、岸田前外務大臣、菅官房長官などの決定的なスキャンダルを探すために「選択と集中」しないのはなぜか。 やっているが、何も出てこないのかもしれない。だが人間、何か弱味がある。これからの文春に、そうした大スクープを期待したい。 このところ北朝鮮への怒りのトーンがダウンしているトランプ大統領だが、先週のニューズウイーク日本版は「トランプVS金正恩『反撃』のシナリオ」という特集を組んでいた。気になる記事なので紹介しておきたい。 北朝鮮とアメリカ、両者の関係はこうなるという。 「今こそ、事実をはっきり認識しよう。北朝鮮との戦争は『核戦争』を意味する。つまり現実的には、戦争という道は選べないということだ」 では、どうするのか。 「最終的にアメリカはかつてのソ連、今のロシアや中国と同じく、北朝鮮と核を持つ国同士の付き合いをするしかないだろう。つまり北朝鮮の実力を正しく認識し、今やアメリカによる侵攻や体制転換を阻止できる国に変貌したと認める、ということだ。(中略)体制転換や侵攻の恐れがない限り、短・中期的に核兵器を使用する可能性は低い」 だが、トランプが「そんなミサイルでアメリカを攻撃できるならやってみろ」と挑発し続け、それに金正恩が乗らないとは限らないという不安要因は残るという。 次は自民党選対委員長・塩谷立(しおのやりゅう)の疑惑について。 勤務実態がほとんどない女性スタッフに、公設秘書としての給与を払っていたと、文春が報じている。 こう話すのは塩谷の元事務所スタッフ。公設秘書なら給与は国から支給される。第二で年700万円、第一で年1000万円にもなる。 この女性、東京から200キロぐらい離れた静岡県藤枝市に住んでいて、結婚して子どもがいるという。 「(彼女は07年から11年まで秘書だった=筆者注)ほとんど顔を見ませんでした。会館に来るのは多くて週に一、二回ほど。夕方になると『新幹線の時間なので』と帰ってしまう」(別の元秘書) この問題はスタッフからも指摘があったが、塩谷から「いいのそんなことは」と突っぱねられたそうだ。 さらに、塩谷が代表を務める自民党静岡県第八選挙区支部が入る浜松の建物は、登記簿によれば、これは支援企業が所有していて、地代として月額32万5500円を塩谷が支払っている。 だが、第八支部は、大家の塩谷に11年7月まで月額78万円、それ以降は月額66万円の家賃を、政治資金から支払っているというのである。 差額が塩谷のポッポに入るということか。せこいが、政治家はみんなやっているんだろうな。 こうした疑惑は、次の臨時国会で野党から厳しく追及してもらいたいものだが、このところ、その臨時国会冒頭で解散するという見方が広がってきている。 そんなバカなであるが、それについては後程触れる。 さて、今場所の大相撲は壊滅状態だ。白鵬をはじめ3横綱1大関が不在になるのは18年ぶりだそうだが、これも白鵬ひとりに頼ってきたため、それに次ぐ人材を育ててこなかったからではないのか。 白鵬に衰えが見え始め、あわてて稀勢の里を横綱に昇進させたが、それがアダになってしまった。このままでは稀勢の里は引退に追い込まれるかもしれない。 白鵬は東京五輪まで横綱でいたいといっているそうだが、衰えは隠しようがない。あと3年は無理だろう。 これも先週のアサヒ芸能だが、白鵬は芸能プロダクション設立に関わっていると報じている。これも引退後の布石の一つなのか。 この芸能プロ「O(オー)」は、白鵬の付き人を務めた兄弟子の光法がやっているそうだ。彼は八百長賭博などで名前が取りざたされ、10年に引退している。 光法が事務所をつくる時には白鵬も助言し、白鵬と親しい放送作家の鈴木おさむも関わり、現在所属タレントは3人だが、琴奨菊や豊ノ島など人気力士の引退後の受け皿になると、アサ芸は見ている。 また、「ロックバンド『X JAPAN』のYOSHIKIも白鵬と親しく、芸能プロの前途は洋洋のようである。 白鵬は日本国籍をとることを決断したようだ。引退後の白鵬部屋を銀座のど真ん中につくろうというプランまであるという。 このままでは、大相撲は「白鵬功成りて万骨枯る」になるかもしれない。 このところ航空機の「間一髪」、事故寸前という事態が多いようである。一つは今月5日のJAL機エンジン火災事故であった。午前11時過ぎに羽田空港を離陸したJAL6便が、2つある主翼エンジンの1つから出火し、約1時間後羽田に緊急着陸したのだ。 エンジン内部では、タービンにある222枚もの羽が損傷していた。 国土交通省の担当記者がこう振り返る。 「国土交通省は翌日、〈発動機の破損に準ずる事態〉として重大インシデントに認定しました。つまりは乗員・乗客約248人とともに『墜落の危機にあった』といっているに等しい」 ポストは、そうした深刻な整備不良は、中国の下請け企業に任せているからではないかと危惧している。 「とりわけ日本や米国の航空会社からの需要を取り込んで急速に規模を拡大してきたのが、中国福建省に本社を置く『TAECO社』とシンガポールの『SASCO社』という2社の整備専門会社(MRO企業)だ」 ここでは1年に1度行われる「C整備」と呼ばれる比較的軽度なメンテナンスと、もう一つは約5年に1度行う「M整備」は「飛行機の人間ドック」と呼ばれ、点検・整備は広範囲に及ぶという。 「日本航空乗員組合」の『乗員速報』(06年10月8日号)には、機体トラブルが続いたことを問題視、後の『乗員速報』では、07年だけで実に10件もの『TAECO社』がらみの不具合が発生したことが大きく取り上げられているそうである。 海外MRO企業への委託はANAでも同様に行われており、やはり整備ミスが発生している。 09年にANAで起きたトラブルは、国土交通省から異例の厳重注意が下った。同社保有の3機で、非常用酸素マスクの一部が落下しない状態のまま、2600回も飛行していたことが発覚したのである。 整備を担当したのはシンガポールの『SASCO社』。 海外MRO企業への整備委託が3割程度(16年は約5割)ある。 それに気がかりなのは、工場の整備資格を認定している国交省が「整備は各社が責任を持って行うもの」というスタンスでいることだとポストは指摘している。 「個別の機材の整備履歴を当局が把握する仕組みにはなっていません。したがって、海外の整備に伴うトラブル事例がどれだけあるかといわれても、そのような記録は持ち合わせていないのです」(航空事業安全室) これで空の安全を守れるのか? そういいたくなるのはもっともだろう。 今週の文春と新潮の巻頭特集は、ともにタイトル倒れの感が強い。 まずは新潮から。「佳子さまお婿さん情報」というから、新潮砲が大スクープかと思って読んだら、話の中心はそこではなかった。 以前から流れているが、先日短期留学でイギリスへ旅立った佳子さんの「恋人」は、富士急行・堀内光一郎代表取締、妻は堀内詔子自民党代議士の息子・堀内基光ではないかといわれている。 申し分ない家柄で、基光も中学時代まで学習院にいて、高校から慶應に転じ、法学部を卒業後、みずほ銀行に入行している。 基光は学習院時代に眞子さんと同級生で、その縁で佳子さんと知り合ったではないかといわれているようだ。 だが、2人が交際しているという話が出たため、「基光くんの両親が当時の(林信秀)頭取に相談し、行員が1200人もいて東南アジアのハブ的な存在であるシンガポール支店へ異動させることになったと聞きました」(慶應の関係者)。 表向きは、みずほに入った慶應の同級生と交際中ということになっているという。 だが、新潮の問いかけに、母親の詔子代議士は「いや、あの~。私はないと、思って……ないです」。 父親の光一郎社長も「私が知っている限り佳子さまには一度もお目にかかったことはないし、本人もそのように言っています」と、なにやら密会がばれた芸能人か、政治家の答弁のようである。 話はここから変わる。富士急行が借りている広大な山中湖畔の土地が、原野として借りているため法外に安いが、別荘地として再評価すべきだと住民監査請求が出されている話になる。 もしそれが認められると、莫大な借地代になり、富士急行の屋台骨を揺るがしかねない。そうなると2人の交際に暗雲が立ち込めるという、風が吹けば桶屋が儲かる式の記事作りである。 アイドルをしのぐ人気のある佳子さんだから、致し方ないのかもしれないが。 さて、ノーベル平和賞受賞者のアウンサンスーチーの評判が悪い。 その原因の一つが、ミャンマーの西部・ラカイン州に住む人口110万人のロヒンギャ、ほとんどがイスラム教徒への弾圧と虐殺に対して、沈黙を守っているためだ。 政府軍の襲撃で、1000人以上の死者と30万人近くの難民を生み出している。 「ナイフで襲いかかり、腕や足を切り裂いて殺す。そして証拠を隠滅するために死体を家や建物に投げ入れ、建物ごと火をつけて燃やしてしまうんです」(ロヒンギャ協会の関係者) この異常事態に、ミャンマーの希望の星といわれたスーチーが沈黙したままなのはなぜか。 ミャンマーは大半が仏教徒で、それに支えられているスーチーの政党だから、何もいえないという見方がある。 だが、自分が奪った権力を維持するためにロヒンギャを見捨てるのであれば、彼女の「人権」とは何だったのか。 世界からの批判も高まり、スーチーは国連総会を欠席し、19日に国民に向けて演説する予定だという。注目したい。 山尾志桜里(43)の不倫相手、倉持麟太郎弁護士(34)に「婚約不履行」の過去があると文春が続報している。 もともと倉持は若いころから女癖が悪かったと倉持を知る人間が話している。 小学校の同級生だったA子と同窓会で再開して交際を始めた。12年に弁護士登録をした倉持は、2年後に弁護士法人を開設したが、そんな駆け出し時代を支えたのがA子だったそうだ。 お互いの親への挨拶も済ませ、結婚を前提に同棲していた。だが、「二〇十五年のことです。仕事が忙しいという理由で、倉持は同棲中の自宅にあまり帰って来なくなったのです。結局、倉持氏が別れを切り出し、婚約も破談になりました」(倉持を知る人間)。 航空会社の客室乗務員の女性との間に子どもまででき、結婚したいためにA子を捨てた。 文春は、A子と彼女の母親にも取材し、2人ともそれが事実であることを認めている。 山尾は文春によれば、東大の同級生だった夫と離婚協議中だというが、この記事をどんな気持ちで読んだのだろう。 彼女の好きな言葉はサン=テグジュペリの『星の王子さま』にある「大切なことは目に見えない」だそうだが、年下のイケメン弁護士の女癖の悪さも見えないままだったようである。 安倍首相は、自分の森友・加計学園問題を追及されるのが余程イヤだと見える。 それが臨時国会冒頭解散をする理由だと、有権者の大半が見抜いているため、安倍の思うとおりに選挙結果が出るとは到底思えない。 だが、もっとけしからんのは、ポストが毎号追及している高齢者搾取の汚いやり方である。 こうした追及が他誌でも始まれば、高齢者の圧倒的多数が反安倍晋三で結集するはずだ。ポストがんばれ! ポストによれば、宮澤洋一・自民党税制調査会長は新聞各社のインタビューに、「高額な年金をもらっている人に今と同じ控除をする必要があるか」という暴言を吐いたというのである。 最大の問題は、ここでいう「高額な年金をもらっている」とは誰のことかということであり、年金の少ない高齢者からも、控除を縮小してしまえというのだからとんでもないことである。 ポストによると、年金月額15万円、年間180万円の65歳以上の高齢者の場合、公的年金等控除が廃止されれば、所得税・住民税が合わせて年間18万円もの増税になるという。 そのうえ、国民健康保険や介護保険料も月に数千円アップする。これまでは年金収入が約200万円までなら実質非課税だったのにである。 こんな政権がこのまま続けば、高齢者は死に絶える。 日弁連の調査(14年)によると、自己破産者に占める70歳以上の割合は05年の3.05%から急増し、全体の8.63%を占めるまでに至っている。 みずほ中央法律事務所の代表・三平聡史弁護士がこういう。 「70代の高齢者から“自己破産を申請しようと悩んでいる”という相談が数多く寄せられています。自己破産の全相談件数の1割は70代という印象です。“定年後に収入が激減したのに現役時代と同じ生活レベルを維持しようとして年金も貯蓄も使い果たしてしまった”という相談が非常に多い」 今年6月時点で164万519の生活保護世帯のうち、65歳以上の世帯はその過半数を占め、過去最多を更新したという。 日本総合研究所の星貴子・調査部副主任研究員が今年6月に発表した論文は、収入が生活保護水準を下回ったり、預貯金を切り崩しても生活保護水準が維持できない「生活困窮高齢者世帯」は、その予備軍も合わせて2020年には531万世帯に、2035年には562万世帯に上ると予測している。 これは実に高齢者世帯全体の27.8%に及ぶ数字である。この数字は、高齢者は年金をもらい過ぎだという政府の主張と大きな乖離があると経済ジャーナリストの荻原博子がいう。 まさに「国家的犯罪」である。 そうした事実を知ってか知らずか、小泉進次郎という議員は、年金を返上して、子育てや若いやつらの起業資金に充てようと主張している。 これにポストが噛みついた。 年金だけではない。安倍政権になって後期高齢者医療制度の窓口負担や医療費が上がり、一定額を超えた場合に患者の負担が軽減される「高額療養費制度」の限度額が引き上げられ、介護保険料もどんどん引き上げられているのだ。 「新しい『高齢社会対策大綱』には、高齢者が老後のために守ってきた退職金や貯金など虎の子の個人金融資産1000兆円を、若い世代の『起業資金』に使わせようという仕組み作りまで検討されている。どこまで高齢者のカネをあてにするのか」(ポスト) そこでポストは小泉進次郎あてに手紙を書く。 「拝啓小泉進次郎殿 改めて、やはり親子だな、と思いました。『年金はこの先、100年安心だ』と断言した貴殿の父上、小泉純一郎・総理が年金法大改正を実行したのは2004年のことです。その時の約束はこういうものでした。 〈年金保険料は2017年まで毎年上げ続ける。支給額はカットする。その代わり、100年安心の制度にする〉 約束通りなら私たち国民にとって今年は、ようやく保険料アップの時代が終わり、額は減ったにせよ、安心して年金を受け取れる『元年』になるはずでした。 ところが、今度は息子の進次郎殿がいきなり、『年金を返上してもらおう』と言い出したのですから、心の底から驚きました」 年金を自主的に返上する仕組みなどどこにあるのか? ポストがそこで調べてみると、日本年金機構のホームページから、「老齢・障害・遺族給付支給停止申出書」という書類がダウンロードできることがわかる。これが年金返上届けだという。 「進次郎殿、驚きました。全くといっていいほど存在を知られていない。この年金返上制度の創設が決まったのは、04年の年金大改正の時でした(施行は07年)。父親が総理の時にひっそりと仕組みを作っておいて、10年以上経ってから息子が、“せっかく仕組みがあるのだから、活用しよう”と言い出したわけですね──。 進次郎殿 働く高齢者には、収入が多くなると自動的に年金をカットされる『在職支給停止』の制度があります。いってみれば、今でも強制的に年金を“返上”させられているのです。毎年、125万人から総額約1兆円が召し上げられています。 70歳上以上への『在職支給停止』の適用が決まったのは、お父上による04年の年金法大改正の時のことです。 親子して、どれだけ国民から年金を奪うつもりなのでしょうか──。 敬具」 ポスト万歳である。今のように世の中が悪くなったのは小泉純一郎時代からであり、それをもっと悪くしたのが安倍晋三である。 このことだけはしっかり頭の中に叩きこんでおこうではないか! 追い詰められた安倍が、最後の悪だくみを始めた。 3カ月以上も国会を開かず、やっと始まると思ったら、今度は冒頭解散するという「噂」が流れている。 どこまでこの男は有権者を馬鹿にするのか。そうではない。それだけもり・かけ問題で追い込まれていて、そこから逃げるには解散しかなかったのである。 ポストによれば、山尾志桜里民進党議員(当時)のスキャンダルが出て、麻生が安倍の自宅へ夜こっそり行き、神風が吹いた、今なら勝てると、安倍に吹き込み、安倍も喜んで「火事場泥棒解散」(ポスト)を決断したようだ。 このポストの締め切りは13日水曜日であろう。その時点では、国会冒頭解散の煙はあったかもしれないが、まだ「噂」にもなっていなかったはずだ。 この巻頭特集を決断した編集長はえらい! 野党がまとまらず、反安倍の有権者の投票先がないなど、自民がいくらか減でとどまる可能性はあるのかもしれない。 だが、ここまで大儀も名分もない解散が許されるはずはない。自民の中からも批判が出てきている。 今しか勝てるチャンスはない。選挙は勝つためにやる。それはそうだが、当て事と(越中)ふんどしは向こうから外れるのだ。 安倍は、憲法改正を解散のテーマに上げているが、本心では憲法改正などできるはずがないと諦めているはずだ。 何としてでも、森友・加計学園問題から逃れたい。安倍は国会不登校児なのだ。 先日、対談した自由党の森ゆうこ参院議員は私にこういった。 「森 安倍さんはもはや権力の作法というのを忘れてしまっている。権力を長期にわたって持ち続け、しかも野党が弱いという状況の中で、自制をしなければいけないというようなことを、もう忘れてしまっていますよ。 野党をバカにして、何でも自分の思い通りになると思ったから、危機感がなく加計孝太郎さんと去年も、頻繁に会って飲み食いしていた。 しょせん野党は追及できないだろうし、マスコミも俺の言いなりだという思い上がりがあったと思います。(中略) (加計学園問題では=筆者注)設計書の話が出てきて、坪単価一五〇万円という法外な値段になっていることが明らかになりました。 資金計画を出した銀行の分析によると、あの土地は坪単価八〇万円ぐらいなんです。森友学園補助金詐欺事件(籠池理事長夫妻が逮捕)と同じように、補助金を高く取るために不正に水増ししたんじゃないかという話になってきています。 元木 加計孝太郎理事長と何度も食事やゴルフをして、おごられる時もあると答弁しましたね。 森 あれはしまったと思っているんじゃないかな。しょっちゅう奢り奢られていて、それが何の問題もないと思って答弁している。そんなことを国会で言ってはいけない話ですよ。 それに加計さんは、複数のマスコミに対して、安倍さんには一億使ったと豪語していたそうです。そうなると贈収賄事件にまで発展する可能性があります。 元木 安倍さんにはそうした危機感がまったくなかったから、不用意な答弁やウソが多すぎます。 森 だって『オープンな形で議論している』と言っておきながら、国家戦略特区ワーキンググループの発表された議事要旨が捏造だったというのがバレちゃったじゃないですか。 ヒアリングに加計学園幹部が出席して、今治市に獣医学部新設の意向を明言していたのに。 安倍さんは「すべての議事録を公開しているから、疑いの入る余地がない」と、受け売りで言っているんですが、議事録は公開されていませんし、公開されるのは四年後です。 発表された議事要旨は、「てにをは」の違いはあるけれども、あとはほぼ議事に忠実に発表していると国会で役所も閣僚も、ずっと言ってきた。それが真っ赤なウソだったわけです。 元木 そうやってウソが次々にばれて、つじつま合わせに加計学園が特区に申請しているのを知ったは1月20日だったという問題発言をしてしまった。 森 あれは命とりでしたね。それ以外にも総辞職すべき理由は山ほどあるんです。中でも稲田さんの問題は決定的でしたけど、国会閉会中で野党は追い込めなかった。 元木 加計学園問題で辞任に追い込めますか。 森 私たちは諦めない。(中略)本人もそうとう焦っていると思います。あの閉会中審査の七月二十五日の安倍総理は、完全に混乱していましたからね。 現在、北朝鮮の脅威が増していることは確かです。だったら防衛大臣を早く代えて対応すればいいのに、加計問題や森友問題から国民の目をそらそうとしていると思われてしまいますよ」 今度の衆院選は、安倍の森友・加計学園についての説明責任を有権者が求める選挙にしなければいけない。 北朝鮮の脅威も大事ではあるが、これは安倍がアメリカに盲従して、アメリカと一緒に戦争のできる国にしたため、トランプ大統領にものがいえなくなってしまったためである。 中国はもちろん、ロシア、韓国とも腹を割って話ができない首相など、いても仕方がない。 それに今週も縷々書いてきた高齢者いじめ政策の数々だ。自民党以外ならどこでもいい、そう私は腹をくくっている。 今度の選挙は「安倍よ、退陣せよ」が争点である。 (文=元木昌彦)「週刊ポスト」(9/29号、小学館)
「山尾がゲス不倫。民進党死んだ!」文春砲に沈んだ民進党・山尾志桜里議員に、名物編集長も激怒!
今週の注目記事・第1位 「山尾志桜里(43)イケメン弁護士と『お泊り禁断愛』」(「週刊文春」9/14号) 同・第2位 「奇跡の腸内物質『スペルミジン』で長生きしても認知症にならない」(「週刊現代」9/23・30号) 同・第3位 「『老後』も『再雇用』も役人はこんなに優遇されている」(「週刊ポスト」9/22号) 同・第4位 「斉藤由貴と不倫医師『もっと破廉恥』な写真」(「FLASH」9/26号) 同・第5位 「吉野復興相に『復興補助金』が還流していた」(「週刊ポスト」9/22号) 同・第6位 「働く高齢者から召し上げた在職老齢年金1兆円が政府の埋蔵金に化けた」(「週刊ポスト」9/22号) 同・第7位 「眞子さま。小室さんの『年収300万円生活』」(「週刊現代」9/23・30号) 同・第8位 「なぜ安倍首相は『ミサイル発射前日に限って』総理公邸に泊まっていたのか」(「週刊ポスト」9/22号) 同・第9位 「あの金正恩でも、嫁さんには頭が上がらない」(「週刊現代」9/23・30号) 同・第10位 「『慶応大』が危機放置の大罪!『洗脳』で女子大生を支配した『ムスリム教授』の不倫講座」(「週刊新潮」9/14号) 同・第11位 「『前原誠司』民進党新代表の共産党的傾向」(「週刊新潮」9/14号) 同・第12位 「アベノミクス『立ち往生』で日本経済を蝕む『7つの副作用』」(「週刊ポスト」9/22号) 同・第13位 「『防衛省』『三菱重工』の惨憺たる現実」(「週刊新潮」9/14号) 同・第14位 「武井咲(23)所属事務所がTAKAHIRO(32)との“強行突破”婚に激怒『損害賠償ものだ!』)(「週刊文春」9/14号) 同・第15位 「“元祖ゲス不倫”宮崎謙介」(「週刊文春」9/14号) 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ! 今週は文春砲がさく裂した。山尾志桜里民進党議員の“ゲス不倫”は、前原が民進党の代表になった直後だっただけに、大きな話題になったが、このタイミングで幹事長に内定していた山尾のスキャンダルが出るというのは、何やらきな臭い。 山尾の幹事長就任を妬んだ民進党内部からのチクリか、前川前文科事務次官の風俗店通いを報じた読売新聞のように、警察が情報をつかみ官邸へもたらされたものを、文春へリークしたのか。 こうした政局を動かしかねないスキャンダルはどうやって情報をとり、どのように記事化されたのかを「裏取り取材」してほしいものだ。 新潮砲さん、いかがですかな? さて、ゲス不倫の元祖・宮崎健介前衆院議員が文春のインタビューに答えている。よくおめおめと出てこられたものだと思うが、政治家というのはこれぐらい面の皮が厚くないとできないのだろう。 こんな人間でも、文春にゲス不倫を取材されたときは、 「正直、当時のことはあまり思い出せないんです。本当にパニックだったので、記憶が断片的というか、直撃取材を受けた場所もどこだったか覚えていない」 辞任の記者会見の時も、極度の緊張で何をいったか覚えていないという。 今は、経営難に陥っている神社仏閣を支援する「神社仏閣再生コンサルタント」をしているそうだ。妻の金子恵美衆院議員からも「家族としてやり直そう」といわれ、1歳半の子どもの離乳食やオムツの交換、保育園の送り迎えもしているという。 山尾の夫は「もう一度家族としてやり直そう」といってくれるのだろうか。 「このハゲーーーッ!」と日本中を爆笑の渦に巻き込んだ豊田真由子衆院議員が、文藝春秋でインタビューに答えている。 暴言を吐き暴行したとされる元秘書に謝罪はしているものの、弁解、事実と違うなど述べているが、ここでしゃべるならきちんと記者会見して、説明責任を果たすべきだ。 本人は議員を続けたいようだが、地元の有権者が許すはずはない。 武井咲(23)という女優がいる。テレビ、CMに引っ張りだこの武井が、交際していたEXILEのTAKAHIRO(32)との間に子どもをつくり(現在妊娠3カ月だという)、「子宝婚」を発表した。 おめでたいことだが、いつもながら所属事務所が激怒していると文春が報じている。 武井の所属する事務所は「オスカープロモーション」。「武井は同社の看板女優。スケジュールは向こう何年先まで埋まっていたが、結婚・出産で白紙に戻さなければならない。損害は十億円ではきかないレベルで、幹部は『大変なことになる』と青ざめていた」(大手芸能プロ幹部)。 そもそも2人の交際は一昨年4月に写真誌FLASHが報じていた。当時オスカーは交際を強く否定していたが、そんなことはお構いなしに2人は仲を深めていった。 いいではないか、好きおうた仲やないか。しばらく出産・子育てに専念して、一回り大きくなって芸能界に帰って来れば。 こうした話が出る時、必ず「違約金が大変」といわれる。ベッキーの時もそうだった。だが、私は、企業やテレビ側も将来の損得を考えるから、使えるタレントならそう法外な要求はしないのではないかと推察するのだが、本当に支払われた額がどれぐらいなのか、文春さん、調べてくれないかな。 さて、8月31日に防衛省が発表した18年度予算の概算要求は、過去最高となる5兆2551億円となり、6年連続の増額になった。 新潮によると、いくら増えても防衛予算の7割は使途が確定している固定費で、「残った3割についても、2割強は一般物件費として基地や装備の維持整備に充てられる」(陸自の元幹部)そうだから、新規装備に使えるのは1割強しかないそうだ。 そのうえ、鳴り物入りで登場する一基800億円といわれるイージス・アショア(弾道ミサイル防衛)も、陸海空ともに「切り詰めた上にカネのかかる装備まで持たされてはたまらない」と逃げ腰だという。 また産軍複合体の中心といわれていた三菱重工をはじめ防衛産業が軒並み製品の質が低下して、国際競争力は水準以下なのだそうだ。 「自国で兵器を製造できるというのは、外国からすれば重要な“抑止力”。その利点を自ら潰そうとしているように見えるのです」(防衛問題研究家の桜林美佐) 私は日本に軍需産業などいらないと思う。それより代替エネルギーや温暖化を食い止める事業にカネをつぎ込んだほうがいい。 ポストのアベノミクス批判。 あれほど「この道しかないんです」と安倍が力を入れたアベノミクスだが、とうに賞味期限切れは明らかになった。 だが、異次元の金融緩和した「失敗」のツケは、これから巨大な副作用となって日本を覆うはずである。 その副作用をポストは7つ上げている。 「大規模財政出動→成果も財源もない歳出増で負担増ラッシュへ!」 「地方創生→自ら煽った『ふるさと納税』潰しで倒産も」 「一億総活躍社会→高齢者は“劣悪な労働環境”に放り出される」 「『いざなぎ景気』再び→賃上げどころか『残業ゼロ法案』で年収ダウン!」 「人づくり革命→苦しむ若者は見捨てても増えすぎた大学を助けよう」 「女性活躍社会→保険料まで払わされるパート主婦が量産される!」 「黒田バズーカ→指揮官の戦意喪失で『悪いインフレ』だけが残る」 ポストでも引用していたが、朝日新聞(8月26日付)で今年の7月まで日銀審議員を務めていた木内登英が、こう批判している。 「木内氏は緩和開始には賛成したが、『物価上昇率2%』の目標は実現できないとの考えから、達成期限を『2年』と区切ることに異議を唱えた。木内氏は『緩和策が長期化したり緩和拡大を迫られたりするリスクがあった』と振り返る。 懸念は的中した。日銀は追加緩和を繰り返したが、4年超が過ぎた今も目標達成は見通せない。木内氏は、緩和の効果は『将来の需要を前借りするもので延々と続くものではない』と指摘。3年目の15年以降は『追加効果がほぼなくなった』とし、弊害だけが膨らんでいると懸念を示した。 具体的には、日銀が銀行などから買った国債などの資産が巨額になり、将来の金利上昇局面で日銀の財務が悪化する可能性や、上場投資信託(ETF)を買うことによる株式市場のゆがみなどを挙げ、『副作用は数多い』と述べた。 混乱回避のためには、『長期金利操作をやめ、国債買い入れ額を段階的に減らしていくべきだ』と提言する」 ポストも、アベノミクスで放たれた数々の矢は、経済成長という的に当たることなく、今や国民ののど元に刺さろうとしているのだと結ぶ。 本当の痛みが来るのはこれからだが、その頃には黒田日銀総裁も安倍首相もそこにはいないだろう。 新潮が、前原新民進党代表の考え方、「オール・フォー・オールで最低限の暮らしを“施し”でなく権利にしていきたい。まじめに納税している皆さん方に、それがあなた自身のためだと実感できる社会にしたい!」を、「共産党的傾向」だと批判している。 小沢一郎とも話し合い、とりあえず10月のトリプル補選に向けて、共産党も排除しない共闘を進めていくようだ。 「選対委員長には共産党との選挙協力に前向きな長妻昭氏が就任。これまた“親共産党的”な人事でもある」(新潮) 前原代表は消費税増税にも前向きだ。それも10%程度ではなく、ドイツの52.5%とイギリスの45.9%の中間ぐらいにするという考え方を軸に、議論していくという。 これを吹き込んだのは慶応大学の井出英策教授だそうだが、彼は消費税を15%に引き上げれば20兆円入って来て、そのうち10兆円を財政健全化に使い、残ったカネで、介護の自己負担、幼稚園、保育園の自己負担、病院の医療費の自己負担、大学の授業料の無料化などに使えば、国民の負担はほぼ消えると主張している。 私もこの考え方には賛成だ。だが、われわれ国民の中には三位一体改革と称して消費税を上げておきながら、社会保障には全く使われなかったという根強い政治への不信感がある。 それをどう払しょくするのか。民進党を離党した山尾志桜里が雑誌のインタビューで私に、こういうことをやりたいと語っていた。 「山尾 もう一回、弱者の救済のためにも、中間層に光を当てる。もっと具体的にいえば、教育の無償化って民主党時代からいってますが、保育園から大学まで、基本的には社会が面倒を見ようという政策ですが、私はそれをやるべきだと思っているんです。そうであれば、最初に『増税させてください』じゃなくて、最初に二年間でもいいから政策を先行させ実現して実感してもらう。 よかったねとなったら、三年目からは負担をお願いする。それぐらい国民の理解を大事にする知恵みたいなものを、政治というのは持たなきゃいけないと思うし、その時の鍵になるのが『中間層の理解』なんです。 元木 その中間層というのは、具体的にいうと? 山尾 たとえば、待機児童で困っている、息子、娘の大学の支度金に不安だと感じている働く中間層、そういう生活者だと思います」 口先で国民をだまし、消費税を上げたら一銭も福祉の充実のために使わない。そうしたウソつき政治に嫌気がさしているのだ。 山尾のいうように、まず、これだけ上げると生活がこれだけ楽になると実感させ、こうした生活を続けていくためには増税もやむなしと国民を納得させるというやり方ができれば、いいのだ。 財源がないなどと寝言をいっていないで、無駄を切り詰めてやるべきだと思う。こうした具体的な政策を掲げて前原民進党が安倍自民党と対峙すれば、勝ち目はあると思う。 ところで週刊現代の編集長が鈴木崇之に替わった。私のところにも就任のあいさつが来た。中にこうある。 「二度目の大役ではございますが、心機一転、皆様のご期待に添うよう努力いたす所存です」 読者の皆様という意味だろう。特定の上司の期待だけに添うのではないことを期待したい。 次は新潮が報じている私学の雄たる慶應義塾大学のおかしな教授の話。簡単にいうと、慶應の湘南藤沢キャンパスにいる総合政策学部・奥田敦教授(57)が、2年生の斉藤菜穂(21・仮名)を洗脳し、自宅に軟禁状態にしていたというのである。 奥田教授はイスラム刑法の権威だそうだ。斉藤は大学に入るとアラビア語やイスラム関係の授業ばかりを履修するようになったと母親が話している。 奥田に指導され始めると、サークルを辞め、帰宅が遅くなり、研究室に泊まることも多くなったという。 1月下旬に家出をする。いったんは帰宅するが、2月下旬には奥田と2人っきりで1週間、沖縄国際大学へ行ったそうだ。 両親は大学側に相談し、ようやく調査委員会を立ち上げたが、そこで何が話し合われているのか一切知らせてこないという。 やがて娘が、奥田研究会がヨルダンでやる研究会に参加するとビザを取り、大学側も参加を許可したことで、両親はたまらず旅券を取り上げた。 そした8月17日の午後9時過ぎに、娘がいる奥田のマンションに両親や数人の人間が押しかけ、「描写をはばかられる姿で震えていた」(新潮)菜穂を“救出”したのである。 その現場には不可解なことに奥田の妻もいたという。妻がこういっている。 「奥田は一昨年も学内でセクハラ委員会を立ち上げられています。主人が言うには、7月ごろに湘南台のマンションにゼミの女子学生を連れてきて、一晩中話したとのこと。(中略)自宅に連れ込んで一晩中、という時点で教員としてアウトだと思う」 奥田教授は新潮の取材に対して「コメントできない」の一点張り。慶應の広報室も「大学としても調査ならびに当該教員への対応を継続して行っております」と、要領を得ない。 ある種の洗脳のようなものを受けているとすれば、娘はまた奥田の元へ戻ってしまうのではないか。大学はもっと積極的に、問題があると思われる教授に関与するべきだと、私も思う。 9月6日の『とくダネ!』(フジテレビ系)を見ていたら、北朝鮮問題で近藤大介週刊現代編集次長が出ていた。 先週の「朝鮮労働党幹部が本誌だけに語る」という記事が注目されたのであろう。彼のすごいところは、英語はもちろんのこと中国語から韓国語、北朝鮮語(韓国語とは少し違うらしい)まで操れることだ。 奥さんは中南海の要人の令嬢だから、通信社の記者よりも幅広く深い情報を持っている。彼はこれから北朝鮮や中国問題では重要なキーマンになるだろう。 その彼が今週は、金正恩といえども、嫁さんの李雪主には頭が上がらない、彼女の動きを知ることが、北朝鮮のこれからを占う大事なものになると書いている。 李と金正恩が結婚したのは2年前、まだ28だそうだが、驚くのは、李はかつて金正日総書記のナンバー2として君臨していた、張成沢の愛人だったというのである。 「張成沢が、大同江の川辺に『会館』と呼ぶ個人用宴会場を設置し、若い女性歌手たちをホステスとして侍らせていた。(中略)上昇志向が強い李雪主もその一人だった。 そんな中で張成沢は。同郷の李雪主を気に入り、愛人にした」(近藤) その後、若い金正恩を背後から操ろうと、張成沢は妻を通じて、李雪主を金正恩に引き合わせ、李は間もなく妊娠し、金正恩は李と極秘結婚したというのだ。 だが金正恩が、ある芸術団の事件を調査している中で、愛妻と張との「過去」を知ってしまったという。 それが張を含む3,000人が処刑された「張成沢粛清事件」の核心だというのだ。 だが、李は粛清されずに、それ以来、一層パワフルになっていったという。李はあたりを憚ることなく、夫・金正恩の執政にズケズケと口出しするようになったそうだ。 李は陰の実力者であり、金正恩の強行姿勢も李の「超強気」に影響されているというのだ。 面白すぎる話だが、真偽のほどを判断する情報が私にはない。 その北朝鮮はミサイルや核実験を止めようとしていない。ポストによれば、安倍首相は、北朝鮮がミサイルを発射する前日に限って、総理公邸に泊まっている。 それはアメリカから情報をもらっているからだろうと推測している。たしかに、8月は25日と28日にだけ総理公邸に泊まっているが、その翌日に北朝鮮がミサイルを発射している。 したがって、Jアラートのようにアラームが鳴っても間に合わないのではなく、Aアラート、安倍アラートのほうがより信頼性が高いというのである。 「国民ができ得る現実的な対策は、通信社や新聞社がインターネットで速報する『首相動静』を見ることかもしれない」(ポスト) これからは首相動静が、北朝鮮の動きを知る大事な情報になることは間違いないが、国会が始まると、毎晩、公邸ということにならないか。 眞子さんと小室圭さんの婚約が正式に決まり、来秋には挙式が行われるという。 眞子さんには皇室を離れる際に一時金として、天皇陛下の孫で二親等である眞子さんには1億2,000万~1億3,000万円ぐらいが渡されるという。 だが、それをそっくりマンションの購入に充てると、亭主の稼ぎは、現代によると300万ぐらいだから、「皇室であった者としての品位保持」をするには、いささか心もとない。 それに、母親である紀子さんが、自分の皇族費から眞子さんにお小遣いをあげることは、皇室の財産は国が管理しているから、できないのだという。 そうなると、小室さんが働き口などに困った時どうするのか? その時は、旧華族の親睦団体である「霞会館」や学習院女子中・高の同窓会組織である「常磐会」などが陰ひなたに応援するのだそうだ。 眞子さんにも「神田川」のような生活が待っているのかもしれない。だが、若い2人、何があっても楽しいのだろう。 ポストの年金問題追及は、読んでいる者を怒りに震えさせる。 今週の「在職老齢年金」の記事がそれである。働く高齢者には年金を強制的に返上させられる制度、それが在職老齢年金だ。 収入が28万円を超えると年金が減額される。この制度は年金制度が苦しくなると改悪され、以前は65歳未満だったのに、現在は年齢制限が撤廃されてしまっている。 だが、これによって総額どれぐらいになるのか、どこにも載っていないというのだ。 そこでポストが、年金局事業企画課調査室にそのデータを見せろと迫ると、そこには60~64歳、約98万人、約7,000億円、65歳以上、約28万人、約3,000万円という金額が記載されているデータを出してきたというのである。 1兆円も高齢者に払わずに済んだカネがあるにもかかわらず、「国民に知らされないまま『埋蔵金』として積み上げられているのだ」(ポスト)。 ふざけるなである。官僚や政治屋のいうことは、ウソとデタラメばかりだ。 さらに頭にくるのが、吉野正芳・復興相が「復興補助金」をもらっている企業から、彼の政治団体に献金してもらっていたという事実だ。 吉野の選挙区は福島である。そこに震災復興のために「ふくしま産業復興企業立地補助金」というのがある。 主体は福島県だが、その財源約2,000億円は経済産業省からの補助金。その補助金を15年3月に9,750万円交付された木材製材会社から、同年、献金として12万円を吉野の政治団体が受けていたのである。 政治資金規正法では、国からの補助金の交付を受けた企業は決定日から1年間は政治献金ができないのだ。 しかし、吉野の事務所は、これは国の補助金ではないから政治資金規正法には抵触しないといい張る。 先に触れたように、この補助金の主体は経産省なのにである。今月末に開かれる国会で、追及されるのではないか。 FLASHという雑誌は、ときどきとんでもないスクープを飛ばす。不倫が報じられた斉藤由貴と医師との「自撮りキス写真」を先週スクープして、斉藤に、「不倫していました」と認めさせたが、今週も斉藤の家に上がり込み、女性もの(斉藤由貴のでは?)のパンツをかぶっている医師の写真が掲載された。 いくらなんでも、ここまでやるかという破廉恥写真である。 これも2人のどちらかがスマホで撮った写真であろう。その写真が流出したのである。 斉藤は、こんなプライバシーを毀損する写真が出るのは許せないと、警察に相談しているというが、恥の上塗りになるのではないか。 不法に流出したのではないとすると、斉藤の夫か、不倫相手の妻がスマホから盗み出し、流出させたのか。 モルモン教は離婚を禁止しているから、斉藤は離婚しないそうだが、医師のほうはどうなのか。 大体こんな写真を撮り合うのが正気の沙汰ではない。斉藤には仕事やCMが回ってこないそうだ。これこそ自業自得であろう。 ポストの公務員批判記事。役人は現役時代は給料が安く、その代わり、天下りしてその穴埋めをするのだというのは、昔話になったようだ。 ポストによれば、民間企業の正社員の平均年収が400万円台なのに、公務員の平均年収は700万円台なのだ。 さらに60歳定年時の平均退職金は、大卒総合職が2,374万円、地方公務員、ノンキャリアの公務員の退職金は平均2,315万円、国家公務員は平均2,538万円になる。 このあたりはさほど変わらないと思うかもしれないが、裏では、とんでもないことを企んでいるというのである。 公務員の定年を65歳にしようというのだ。民間は定年延長といっても会社のお情けで置いてもらうだけで、給料は下がるし、仕事も雑用がほとんどである。 だが公務員は、給与は下がらず仕事もそのままで、年金が65歳支給開始になる25年に「65歳完全定年制」を実施するスケジュールを立てているというのである。 様々な優遇をしてもらっているのに、奴らは定年を伸ばし、民間の奴らには75歳まで働け、税金を納めろと鞭でひっぱたいて牛馬のごとくこき使う。 これでは中国のほうが生きやすいと思ってしまう。こんな国いつでも捨ててやる。そう思わざるを得ない。 次は現代の健康記事。納豆が体にいいのはよくいわれる。納豆健康法の類はあふれているから、今更だと思うが、老化を遅らせる「スペルミジン」という物質が含まれ、実験用のマウスだが、スペルミジンを投与したら、約25%も寿命が延びることが分かったそうである。 アメリカ・テキサス州のテキサスA&M大学のチームの一員、ルユアン・リュウ博士が、実験結果を見てメンバーは歓声を上げたという。 さらに認知症を防ぐ効果まであるそうだ。また、昨年、パリ第5大学医学部では、イタリアのブルゴーニュで約800人を対象に、どんな食品をよく食べているかを調べたら、スペルミジンの摂取量が多いほど、心不全などの心血管系の疾患リスクが低いということが明らかになったという。 特に男性でその傾向が顕著だったそうだ。 そうして結論は「納豆はすごい」ということなのだ。納豆でもひきわり納豆はスペルミジンが多く含まれているそうだ。 納豆か味噌汁をとり、それに加えて肉を食べると、さらにいいというのである。今夜はひきわり納豆とアメリカ産のステーキにでもするか。 今週の1位は文春砲。山尾志桜里(43)がW不倫? バカヤロー! 思わずそう叫んでしまった。 先週も触れたが、山尾とは8月4日にビジネス情報誌・エルネオスで対談をした。雑誌にはにやけた私と山尾のツーショットが載っている。 私は、安倍首相を国会質問で追い詰めたのは山尾と自由党の森ゆうこ(彼女は次のゲスト)だと思っている。 2人の女性が安倍首相のウソを暴き、稲田朋美、豊田真由子、今井絵理子のおバカ女たちが安倍政権を身体を張って瓦解させていったのである。安倍の提唱する「女性が活躍する社会」が皮肉な形で実現したのだ。 中でも山尾には期待していた。対談の中で「早く山尾民進党時代が来るのを待っている」とエールを送った。 前原誠司が代表に選ばれ、当選2回の山尾が幹事長に内定という報道に、これで民進党が変わると内心拍手したのだが、一転、代表代行に替わり、それも消えてしまった。 その原因が、党内からの批判ではなく、今日(9月7日)発売の文春砲が山尾の不倫を報じているためだという情報がネットに流れた。 まさかと思った。彼女は司法試験を受かり(6度落ちているが、山尾はこれは自民党の谷垣禎一と同じだといっている)、「クライアントから依頼されるのではなく、フェアな立場でものをいうのがいい」と検察官になった女性である。 2009年に思うところあって検察官を辞し、小沢チルドレンの一人として衆院選に出馬し、当選した。その後一度落選しているが、14年の衆院選では小選挙区で辻本清美と2人だけが民主党で勝ち上がってきた。 民主党で政調会長に抜擢され、民進党で幹事長を務めれば、次期代表候補の最有力になる。前原に近く枝野とも親しい。週刊新潮が報じているが、最近前原は小沢一郎と接近しているようだが、山尾は小沢チルドレン出身である。 今月末から始まる臨時国会で、森ゆうこと並んでパワーアップした山尾が、加計学園問題で安倍首相を追い詰めることが期待されていただけに、残念というしかない。 文春によれば、不倫相手は倉持不倫太郎ではなく、麟太郎弁護士で、山尾より9歳年下の34歳。 皮肉なことに「彼の得意分野は企業コンサルタントや離婚・男女問題」(弁護士仲間)。憲法問題についても詳しいそうで、「安倍政権が目指す憲法改正や安保法案に対して批判的な立場を鮮明にしている」(永田町関係者)。 安保問題や皇室問題で議論しているうちに山尾と意気投合したようだ。山尾はIT実業家の夫と長男がいて、倉持にも妻子がいる。 9月2日、山尾の幹事長就任が内示された日、2人は午後8時ごろ、品川駅近くの高級ホテルに現れたという。山尾が先に来てフロントでカードキーを受け取り、足早にエレベーターホールに向かう。 約20分後、倉持が現れる。赤ワインとビールを持って、フロントを経由せずに直接客室へ。36階のダブルルームで、そこからは東京の夜景が一望できるという。 そこの部屋にはベッドが一つしかないと書いている。文春は後で、その部屋に入って確認したのかもしれない。 2人がホテルをチェックインしたのは翌朝早朝だったそうだ。その前の8月31日、ホテルニューオータニで開かれた前原陣営の決起集会に出た山尾は、すぐに消えて、恵比寿のイタリアンレストランで倉持とグラスを重ね、その後、時間差を置いて、倉持が自宅とは別に借りているマンションに入り、山尾が姿を見せたのは1日の午前1時半だったという。 「本誌が確認しただけでも、代表選を挟んで、二人は週に四回逢瀬を重ねている」(文春) 文春の直撃に山尾は、倉持弁護士とはどのような関係か? 「といわれましても……」。不倫関係にあるんじゃないですか? 「ないですけど」。「取材は事務所のほうへ」、そういって足早に去っていったという。 倉持は、別宅のマンションに山尾氏はきたか? 「ええっとーー、ないですね。たぶん。記憶にないですね」としどろもどろ。 SEXをしたかどうかはわからないが、公党のナンバー2になろうという人間が、ゲス不倫疑惑で文春砲に直撃されるとは、情けなくて涙が出る。こういってやれ! 「山尾がゲス不倫。民進党死んだ!」 文春が出た夜、山尾志桜里が民進党を離党した。桜のように散り際だけは潔くということだろうか。 だが、倉持弁護士とは男女の仲ではない、ホテルには一人で泊まったといういい訳は世間には通用しまい。 トリプル選挙までこのままでいて、その後に議員辞職するのか。自民党の中でも「惜しい」という声が出ているようだが、私は同情しない。 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ! 現代から。「忍野さら Gカップ現役女子大生アイドルが本誌初登場」。その前に「2017年新宿歌舞伎町 カメラが捉えた『男と女』」がある。 「『あの大手メーカーで働いていました』これが世界に誇る受付嬢ヌードだ」。どこだか会社はわからないが小悪魔的な女性である。 袋とじは「家族にバレないための無料エロ動画『安心安全』ガイド」と「杉本彩 25年ぶりの完全ヘアヌード」。デビュー30年になるというから、かなりのお年だろうが、写真で見る限り見事な肉体である。彼女の写真集について書かれたコラムで「ヘアヌード写真集」とつけたのが、ヘアヌードという言葉の始まりだった。 杉本彩がいなかったらヘアヌードという言葉も生まれなかったかもしれない。懐かしい。 ポストは気合が入っていない。「日活ロマンポルノ 濡れる名言集」「独占掲載 モザイクが取れてます」「ボディ 磯山さやか」。そして今一番気になる女性「石原さとみ 30歳の素肌」。もちろんヌードではない。彼女がヘアヌード写真集を出したら売れるだろうな。高須基仁さん、やってみませんか? というわけで、今週は現代のぶっちぎり、完勝だ。 (文=元木昌彦)「週刊文春」(9/14号、文藝春秋)
週刊現代がスクープした“平壌の朝鮮労働党幹部”発言に要注目!「ワシントンにブチ込めれば本望だ」
今週の注目記事・第1位 「北朝鮮危機」(「週刊現代」9/16号) 「使えないJアラートに100億円超の価値はあるのか」(「フライデー」9/15号) 「撃ち落とせない『北朝鮮弾道ミサイル』」(「週刊新潮」9/7号) 同・第2位 「安倍総理『執務室でひとりぼっち』」(「週刊ポスト」9/15号) 同・第3位 「安倍政権の火薬庫麻生VS.菅『修復不能な断絶』」(「週刊文春」9/7号) 同・第4位 「『小泉純一郎』が授けた『安倍総理』への秘策」(「週刊文春」9/7号) 同・第5位 「羽田孜が本紙に寄せた古巣・自民党への『遺言』」(「週刊ポスト」9/15号) 同・第6位 「日野皓正74歳が中学生を『往復ビンタ』動画」(「週刊文春」9/7号) 同・第7位 「新国立劇場 新入社員自殺同僚が告発『地獄のパワハラ現場』」(「週刊文春」9/7号) 同・第8位 「こっちも違法『今井絵理子』ビール券大量配布」(「週刊新潮」9/7号) 同・第9位 「東大法卒元外交官の38歳『天理市長』が負けた人間の性」(「週刊新潮」9/7号) 同・第10位 「『余裕あるなら年金返上しろ』進次郎発言の悪魔の企み」(「週刊ポスト」9/15号) 同・第11位 「定年後やってはいけない10箇条」(「週刊ポスト」9/15号) 同・第12位 「岐阜介護施設5人死傷『疑惑の元職員』独白90分」(「週刊文春」9/7号) 同・第13位 「認知症で『行方不明者』激増!1万5000人の衝撃」(「週刊ポスト」9/15号) 同・第14位 「アパートの大家29人から『集団訴訟』されたレオパレスのこれから」(「週刊現代」9/16号) 同・第15位 「あなたの税金を来年から『30万円安くする』方法」(「週刊現代」9/16号) 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ! 9月3日、北朝鮮は昨年9月以来6回目となる核実験を実施した。ついに来るところまできてしまったかという思いである。 ここから一歩進めば米朝戦争必至だが、日米はどうするのだろう。現代はこの問題をトップに据えているが、ポストはざっと見るところ一本もない。 危機感のなさだろうか、それとも米朝戦争など起こりっこないという余裕か。それにしても認知症の行方不明者問題がトップとは、いささか驚きだが。 早速いこう。現代の税金を30万円安くする法。タワマンを買ったり、アパート経営したりするにしても節税方法を知らないと損をするケースがある。 例えば、肥満解消のためにジムに通ったりすれば、医療費控除が受けられる。地震保険を見落としていたとすると、地震保険料控除が受けられるのだ。 「保険料が年間5万円以下なら全額、5万円超なら5万円が控除の対象になる。会社員であれば年末調整の際に申告するので問題なく、申告漏れがあった場合や自営業の人は確定申告すれば大丈夫だ。また、5年前までさかのぼって申告できる」(現代) これは余裕のある人のことで、私のような者には、とんと関係のない話のようだ。 先に書いたように現代編集長が来週号から、山中武史編集長から鈴木崇之編集長に替わる。山中編集長が「音羽の杜から」でこう書いている。 「週刊誌の魅力って何だろうと、自問自答し続ける日々でした。私なりにたどり着いた結論は、『面白いこと』『役に立つこと』そして『ウソくさくないこと』。記事でもグラビアでも、おカネを払ってでも見たい、読みたいと思っていただけるものを作ることは、難しいけどとてもやりがいのある仕事でした」 鈴木編集長は2度目の登板になる。編集長が替われば誌面が変わる。変わらなければ能力が問われる。どんな誌面になるのか楽しみである。 さて賃貸アパート大手のレオパレスがオーナー29人から提訴された。 「アパートオーナーが毎月修繕費を払ってきたにもかかわらず、レオパレス側は契約通りに修繕を行っていません。屋根なら10年でメンテナンス、エアコンなら8~10年で交換といった条件だったのに、ほとんど行われていない。支払った修繕費約1億4700万円の返還を求めています」(レオパレスオーナー会前田和彦代表) レオパレスは「30年間一括借り上げ」や「家賃保証」を謳ってアパート建設を奨め、その運営を請け負うビジネスモデルで成長して来た。 だが、トラブルは絶えず、低金利の影響もあって、こうした口車に乗る高齢者が増えているようだが、それに見合う需要はなく、空き室率は上がり続けている。 その証拠に、レオパレス自体が9月をめどに自社が保有する600棟の賃貸アパートのうち400棟を一括売却する計画だと、住宅ジャーナリストの榊淳司が語っている。 私の近隣の家も、レオパレスがアパートを建設している。こうしたトラブルが起きなければいいがと思っている。 ポストの巻頭特集。昨年1年間で全国の警察に届け出があった行方不明者のうち、認知症を患っていた人数は1万5,432人で、前年に比べ26.4%も急増した。今や行方不明者全体のおよそ2割を占めるという。 「認知症の行方不明者は、届けが出た当日から数日の間に見つかっているケースが大半です。ただ、昨年も471人が死亡した状態で見つかっています。決して少ない数字ではない」(介護施設情報誌『あいらいふ』佐藤恒伯編集長) 認知症患者が起こした交通事故も13年が63件だったが、15年には78件と増加を続けている。 「厚生労働省が14年に調査したところ、身元不明のまま保護されている認知症患者は全国に35人存在することがわかっている」(ポスト) 姿が見えないと気づいたときには、1時間以内がデッドラインになるという。 「初動が重要です。1時間以内に捜索願を出せば同じ町内で発見される可能性が高まる。“周囲に迷惑をかけては……”と遠慮しがちですが、そうしているうちに1時間以上経過すると、町内を出てしまい、顔を知る人物もいなくなる。途端に発見・保護の確率は下がります」(「認知症の人と家族の会」阿部佳世事務局長) 北海道釧路市や福岡県大牟田市では「SOSネットワーク」という新たな取り組みも始まっている。 「行方不明者の届け出があれば、警察だけでなく、自治体や地元のFM局が連携して情報発信し、早期発見につなげる取り組みだ」(ポスト) 「10年に500万人だった独り暮らしの高齢者は35年には1.5倍の760万人になるといわれています。独居老人が認知症で徘徊を始めたら、行方がわからなくなっても行方不明になっていることすら知らない。そうした孤独に見知らぬ土地で死んでいく悲劇を今のところ防ぐ手立ては存在しません」(前出・佐藤) 独り暮らしで認知症では……絶望的になる。 ところで、このところ介護老人施設での事件が続く。岐阜県高山市の介護老人保健施設「それいゆ」で7月末から起きた、80代から90代の男女3人が相次いで死亡した事件は、8月中旬以降にも、入所者2人がケガを負ったことで、高山署に特別捜査本部が設置された。 被害者5人は主に認知症患者のため専門棟である2階に入所していた。施設が全職員のシフトを調べたところ、事件当時、5人の介護にあたっていたのはAだけだと分かったそうだ。 Aが入所者の車椅子を蹴っているのを見たことがある。女性職員のスマホを電気ポットで茹でた疑いがあるなど、Aの評判は芳しくないようだ。 だが、なかなか捜査が進まないのは、施設内に設置された8台の防犯カメラのうち、4台が故障していたことによるという。 赤外線カメラなので深夜でも暗闇でも鮮明に映るのだが、故意に誰かが壊したのではないかという疑惑も浮上しているそうだ。 Aは電気ポット“事件”の後、施設を辞めている。 Aの自宅には記者たちが張り込んでいるが、Aは文春の記者を車に乗せ、余裕綽々でインタビューに答えたという。 5つの件に対しては「濡れ衣」だといい、介護の仕事にやりがいがあると話している。状況証拠はあるが、決め手がない。まだ捜査は長引きそうだが、介護施設の認知症患者を狙う卑劣な犯罪だ。 こんなことが続くと、こうした施設は怖い、介護の職員は信用できないという「風評」が立ち、まじめな施設や介護士たちに悪影響が出るかもしれない。早期に解決してもらいたいものである。 私もそうだったが、定年になったらこれまでできなかったことをやろうと思っている人は多いだろう。 だが、そうしたことをやるには、生活に必要な資金を潤沢に持っている人ならばいいが、そうでないならやってはいけないとポストで特集を組んでいる。 元ソニー常務取締役で82歳の今も現役ビジネスマンとして働く郡山史郎が著書『九十歳まで働く!』(ワック)でそう提唱しているという。 郡山は子会社のソニーPCLの会長、ソニー顧問などを歴任した後、プロ経営幹部の紹介を主業務とする株式会社CEAFOM(シーフォーム)の社長に就任して、多くの高齢者の再就職に関わってきたという。 そのやってはいけないの筆頭は、意外にもこの2つ。「資格を取ってはいけない」「学校に行ってはいけない」。 中小企業診断士は、日経新聞等の調査で「新たに取得したい資格第1位」となった人気資格だが、「再就職の現場の実感として、医師や弁護士、公認会計士、薬剤師の資格なら価値はあるだろうが、それ以外の資格は取得しても再就職で有利に働くことはほぼない」(郡山)。 さらに「語学の勉強をしてはいけない」。 「組織に守られない高齢者は“強制力”ではなく自主性が大切です。資格取得や語学の勉強でも同様ですが“自分1人では続かないから”と月謝を払っても、結局通わなくなって無駄にしてしまう」(同) 「老後資金によほど余裕がない限り、その支出を貯蓄に回したほうがいい。年間24万円貯金していれば、いざという時に当座の入院・通院費に充てられる。そちらのほうがよほど現実的に老後の役に立つ」(経済ジャーナリスト・荻原博子) 「葬式に行ってはいけない」。ほんとに大事な人には心の中ですればいい。高齢者は義理や礼を欠くことを恐れてはいけないのだ。これは同感だ。 「勲章をもらうな」「本を書くな」「NPOに参加するな」「会社を創ってはいけない」「勝負事をしてはいけない」などなど。 確かに「若い時と違って失敗が許されない状況であるという現実を認めなければならない」(郡山)。 頷く点多々あり。だけど競馬は止められそうにないな。いくら負けても。 さて、毎度毎度首相候補と呼び声の高い小泉進次郎だが、今回の「余裕があるなら年金を返上しろ」というのにポストが噛みついた。 進次郎は「子育て財源のために年金を返上してくれ」といい、経団連や経済同友会の皆さんは「返上したよ」といってくれると上機嫌だが、ポストにいわせれば、年収約1,300万円で年金は全額支給停止になるのだから、経団連の役職などについている人間は年金を停止され、約6万6,000円のみ支給されている人たちだ。 だがそこには、約3,200万人にいる高齢者全体に向けた「年金をもらうなキャンペーン」の始まりではないかと警告する。 その裏には、財務省や厚労省の「振付がある」というのである。もちろん、私も返還するつもりもないし、もっとよこせといいたいぐらいである。 第9位。新潮砲に照準を向けられた市長がいる。人口約6万6,000人、奈良県天理市の並河健(38)である。 経歴はピカピカだ。東大法学部卒、外務省でエジプト大使館の書記官を務め、電通へ転職した後、衆院選に出るが落選する。だが、翌年市長選に立候補して当選している。 今年10月に市長選が行われるが、目下、対立候補はいないという。 どうやら「健」という字が新潮編集部の何かに引っかかりやすいのかもしれない。高倉健、橋本健、そして並河健だ。 そんな市長さんが今年2月、予算の陳情で東京へ出張中に、ホテルへ派遣型風俗エステでマッサージをする20代の女性を呼んでいたというのである。 新潮は、そのマッサージ嬢を捕まえ、インタビューして、「3000円の全裸になる追加オプションを付けていました。その場合、女の子の上半身だけ触ることが出来ます」としゃべらせている。 他に「本番」をした女性もいるという。新潮に直撃されたご本人は驚いただろう。最初は、手を震わせながら「記憶にない」と逃げていたが、観念したか、改めて聞くと「性的サービスが伴う店を出張中、2度利用したことは深く反省したい」と答えた。 さらに市役所で会見し、並河市長は「市民や市職員、家族の信頼を傷つける行動をとってしまったと深く反省しています」(朝日新聞9月1日付)と謝罪したそうだ。チョッピリ可哀想な気もするが。 今井絵理子と不倫していた橋本健神戸市議は、自分の政策チラシを架空発注して政務活動費を懐に入れていたことが明るみに出て「元」市議になってしまった。 さらにオンブズマンが神戸地検に、詐欺罪と虚偽公文書作成、行使の罪で刑事告発するというから、720万円を返金したとしても、「起訴されることはほぼ間違いないと思います」(川口克巳弁護士)。 例の“号泣県議”野々村竜太郎の不正受給の額が約900万円で、懲役3年執行猶予4年だから、この程度の処分になるのではないかという。 すっかり表舞台に顔を見せなくなった今井議員だが、実は、8月25日、自民党本部で開かれた文部科学部会、厚生労働部会に出席し、文科のほうでは発言もしていたというのだ。 やはり女のほうが度胸がいいと思うが、新潮は、彼女にも公選法違反があるというのだ。 8月3日の内閣改造後、出世した議員のうち、参議院や女性議員のうち、自分がよく知っている議員10数名に「お祝い」としてビール券を配っていたというのである。 1人につき10枚ほどだというから「100枚以上を大量配布したことになる」(新潮)。 しかも今井は参院の比例区だから、全国すべての18歳以上が有権者になる。たとえ国会議員にでも「寄付禁止の例外ではない」(同)。 総務省の選挙課に問い合わせても「明らかな公選法違反」だと断定した。 芸能人感覚が抜けない今井だから、このほかにも探せば出てくるに違いない。それとも橋本に殉じて、さっさと議員辞職するのだろうか。 8月29日の夕方だった。東京の千駄ヶ谷近くのゴルフ練習場へ行くとき、新国立の前を通りかかった。 すると、何人かの労働者風の人たちが集まって横断幕を持って声を上げていた。急いでいたのでよくわからなかったが、文春で報じている新国立の建設現場で働いていた高橋昭(仮名・当時23歳)が自殺したことへの抗議だったようだ。 文春によれば、高橋は大成建設の一時元請として地盤改良工事を担当する社員100人を超える専門業者の社員だったそうだ。 高橋は現場監督として重機の管理をしていたが、今年3月に失踪して、翌月変わり果てた姿で発見された。 その後、明らかになったのは異常な長時間労働だ。死ぬ直前の2月には212時間というものすごいものだった。 当初現場監督は3人でやっていたが、1月に異動で2人になり、さらに工事の遅れを取り戻すために重機が増え、彼は昼休憩をとる時間もなかったという。 それに加えて、「作業が遅い」と職長や部長に暴言を吐かれていたそうだ。そのくせ、自分たちは喫茶店に行って若手に多くの業務を押し付けていたと、同じ現場で働いていた人間が話している。 「元請の大成の社員は、残業時間を八十時間以内で申告するよう指示を受けていますが、現場社員の多くは百五十時間近く働いている」と大成の社員もいっている。 高橋は失踪する直前、俯きながらフラフラの状態だったという。新国立はプレ大会の19年11月末までに完成させなければいけない。 そのためには、死人が出てもいいから、なんとしてでも完成させろと上から指示が出て、そのしわ寄せは下請けの労働者にいくという構図は、相も変わらずである。 こんなことをしていれば第2、第3の自殺者が出る。垂れ幕を持っていた人たちは、大成に対して、労働者の権利を守れ、長時間労働をなくせという抗議だったのだろう。 今週の文春砲は、世界的トランぺッターの日野皓正(74)の狼藉現場。 自分が「校長」を務める世田谷区の中学生たちのジャズコンサートで、ソロドラムを叩いていた男子中学生A君に駆け寄り、スティックを奪い取って「馬鹿野郎!」と一喝。さらにA君の髪を鷲掴みにして往復ビンタを食らわせたというのである。 このコンサートは世田谷区の「新・才能の芽を育てる体験学習」の一環として行われ、今年で13回目を迎えた。 日野は区の教育委員会から依頼され、第1回から「校長」をしている。日野は現在活動拠点をニューヨークに移しているから、このコンサートへの意気込みが分かる。 区内の中学生が集められ、4カ月間練習し、8月にその成果を発表する。入場料は大人4,500円だというから、本格的なものだ。 ワイドショーでは、日野が中学生に駆け寄り、スティックを放り投げたり、大声を上げ、ひっぱたいている映像が流れた(区の教育委員会は暴力があったと認めていない)。 なぜ、日野はここまで大人げない振る舞いをしたのか? メンバーの保護者が、A君が長々とソロを続けたため腹を立てたと話している。 また、このA君、「ドラムの技量が高く、天才肌」(このバンドの関係者)で、個性的な性格から周囲と衝突することも少なくなかったという。練習中にも日野が手を上げたことがあったそうだ。 このシーンを見ていて、ジャズ映画『セッション』を思い出した。ドラマーを目指す若者と厳しい指導者の激しいぶつかり合いを描いた名画だ。最後に若者が指導者のいい付けを守らず、迫力あるドラムソロを叩き続ける。曲は『キャラバン』。その見事なドラムにみなが引きずり込まれたところで突然、映画は終わる。 A君が何の曲でドラムを叩いていたのかここには書いていないが、彼も『セッション』を見ていたのかもしれない。 私は、新宿のピット・インができたばかりの頃に入り浸っていた。日野や、渡辺貞夫、山下洋輔たちが出ていたと記憶している。若い粗削りな日野のペットをビール1本だけとって、飽きずに聞いていた。 ジャズの神髄はインプロビゼーション(即興演奏)にある。日野も自分の若いころを思い出して、自由にやらせてやればよかったのにと思う。 A君が自ら文春に電話をしてきて、自分が悪かった、今回の件で「ドリバン(ドリームバンド)」がなくなってほしくないと訴えている。 才能があるからこそ厳しくした。日野はそういって、A君を名ドラマーとして育てたらどうだろう。私もジャズが好きだ。オフィスでは四六時中ジャズをかけている。 昔、羽田孜という総理がいた。わずか64日で退陣し、その後は野党のまま生涯を閉じた。享年82。 ポストは、羽田に歴代最高の宰相は誰かというアンケートをしたら、羽田はかつての師・田中角栄だといってきたそうだ。 また古巣・自民党へのメッセージを頼んだら、こう書いてきたそうである。 「政治が乱暴すぎる。国民に背を向けた狂瀾怒濤政権に終止符を。政道とは民のためにあり」 まったくその通りである。愚直の人であった。 民進党代表に前原誠司がなった。あまり期待するところはないが、気になるのは野党共闘に消極的、特に共産党と一線を引こうという姿勢が私には心配だ。 だが山尾志桜里が幹事長になったので、少し安心している。彼女は私とのビジネス情報誌「エルネオス」の対談ではっきりこういっているからだ。 「選挙ではお互い協力できるところは協力して勝ちに行く。(中略)わが党の代表や幹事長にも求められることだと思っています」 頼むよ、山尾幹事長。 8月15日、山梨県鳴沢村の笹川陽平日本財団会長の別荘に、安倍総理をはじめ森喜朗、小泉純一郎、麻生太郎など元総理が結集したことがメディアで報じられた。 私などは、単なる飲み会だろうと気にもかけなかったが、週刊新潮は、支持率が急落した安倍が、在任中に支持率をアップさせた小泉の「成功体験」を拝聴するためだったと推測している。 小泉が田中真紀子外相を更迭したことで支持率が80%から30%台まで落ちた。回復の起爆剤になったのは2002年9月の「電撃訪朝」だった。 その時、官房副長官として同行したのが安倍であった。また官邸関係者がこういっている。 「朝鮮総連の幹部曰く、北朝鮮は3人の拉致被害者を帰す用意があるので、それで国交正常化するというのはどうか──との話が、安倍総理のもとに持ち込まれている」 また小泉が訪朝できたのも、陽平の父親の良一が、競艇で山ほど稼いだカネを使って、北朝鮮への物資支援をしていたため、そのルートが役立ったというのである。 そんな他愛もない話で盛り上がったというのだから、よほどこの連中ヒマと見える。 ヒトラー好きの麻生副総理がまたまた暴言を吐いた。自派の研修会で「何百万人も殺しちゃったヒトラーは、いくら動機が正しくてもダメなんだ」と発言。あわてて取り消したが、後の祭り。 菅官房長官は、「ご自身で説明される」と会見で冷たくいい放った。文春は麻生と菅の関係は「修復不能な断絶」があると報じているが、こんな暴言ばかりまき散らしている麻生では、安倍が菅を頼りにするのは当然だろう。 さて、先週も現代が報じていたが、安倍の覚え愛でたかった今井直哉総理首席秘書官が、記者とのオフレコ懇談で、安倍への愚痴をこぼし、安倍はあと1年ぐらいしか持たず、その後は石破が90%、岸田が10%だと話した詳細をポストが報じている。 そこにも麻生や菅の確執があり、ポスト安倍にも影を落としているそうだ。 今井は自分を守ってくれない安倍に対しての恨み言を漏らしている。 「(安倍首相に)おごりが出てきたのは、総裁の任期が3期に延長が決まったところからだと思う。党内政治をうまくするだけで(総裁を)9年できるというふうになってしまった。本当に何かをやろうと思ったら、民意をしっかり問うという迫力がなければだめだ。 私は(昨年の)1月4日に国会を召集してダブル選挙ができるようにしたし、サミット後の衆参ダブル選挙やるべきだといったし、去年の年末解散を最後まで唱えていた。党内の政治をうまくやれば(衆院の)3分の2を維持できるということでここまで来てしまった。 このままいけば、安倍政権は来年の9月で終わりだと思う」(今井) 「麻生さんは安倍総理の退陣は近いと捕えはっきり“次”を狙っている。総裁候補に浮上した河野太郎外相に加えて、小泉進次郎の取り込みも図っており、麻生派はポスト安倍の有力候補の岸田文雄・政調会長が『麻生さんのワンポイントリリーフを支持するなら幹事長に処遇して次の次の総理・総裁の座を約束するが、総裁選に出馬するなら河野や進次郎を対抗馬に立てる』という情報流して揺さぶりに出ている」(同) これでは安倍の信頼の厚い菅と麻生のポスト安倍の争いは激しくならざるを得ない。私はどっちにもなってほしくはないが。 今週の第1位は北朝鮮問題を扱った現代、文春、新潮の記事。特に現代の記事は、これは本当なら国際的スクープである。 北朝鮮は9月3日に昨年9月以来6回目となる核実験を実施した。 「朝鮮中央テレビは、大陸間弾道ミサイル(ICBM)搭載用の水爆実験に『完全に成功』したと発表した。軍事力行使も辞さない構えをみせてきたトランプ米大統領は、過去最大規模の核実験を強行した北朝鮮をツイッターで批判した。朝鮮半島情勢がさらに緊迫するのは必至だ」(朝日新聞9月4日付) それに先立って5日にワシントンで予定されていた麻生副総理とペンス米副大統領との非公式会談が中止された。 こうした動きをアメリカが知っていた可能性がある。 一つ間違えれば休戦協定は破棄され、第二次朝鮮戦争が起こる可能性はあるが、どうも日本の対応はイマイチ後手後手と回っているようだ。 文春によれば、8月29日の日本列島越えミサイル発射は予告されていたというのである。日朝外交筋は、朝鮮労働党幹部が「はやく日本列島越えのミサイル実験をやりたい」と話していたという。 「ロフテッド実験(垂直に近い形で打ち上げ、飛距離を出さない=筆者注)だとあくまで理論上の数値しか得られないという焦りが彼らにはあったようです」(日朝外交筋) それを水平に近い実戦形式で発射したのが今回のミサイル実験だったというのだ。 さらに北朝鮮は、SLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)実験の動きも観測されているというから、挑発はエスカレートしていくのかもしれない。 だが、新潮によれば、こうしたミサイルを日本の防衛力ではとても撃ち落とすことができないというのである。現在はイージス艦と地対空誘導弾パトリオット(PAC3)の二段階で撃ち落とす仕組みだが、イージス艦はSM3という迎撃ミサイルだから、弾道直下から撃たないと精度が落ちるそうだ。 どこからいつ発射するという確度の高い情報をつかめなければ、艦を移動させることは不可能だから、相当難しい。 またPAC3も、34基配備されているものの、射程範囲は半径20キロメートルしかない。仮に撃ち落とせたとしても破片は音速で降り注ぐという。 防衛省はイージス艦の陸上版、イージス・アショアを導入することを決めたが、これまた、迎撃の最高高度は1,200キロメートルしかない。北朝鮮が5月に打ち上げた火星12型は高度2,100キロメートルだから、これも迎撃不可能だそうである。 こんな脆弱な防衛体制に大金を注ぎ込んでいるのはいかがなものかと思わざるを得ないが、そのうえ、Jアラートの評判がすこぶる悪いのだ。 フライデーによれば、先のミサイルが発射された29日、北海道から北関東の広範囲で、ミサイルが発射された4分後にJアラームが作動した。 そして2分後に「ミサイルが上空を通過した」という情報が届いたが、こんなわずかの時間では、避難できるわけはない。 Jアラートは当時総務相だった麻生太郎が、各自治体に迅速に情報を送るJアラームの開発などを提案した。 それによって総務省消防庁で04年から開発が始まり、07年に運用を開始している。 総務省はJアラートを導入した全国の自治体に92億円余りの整備事業費を交付し、メンテナンスに年間数億円かかるから、これまでに100億円以上の税金が投じられているとフライデーは報じている。 このシステム、実際に発信するのは首相官邸地下1階にある内閣官房の危機管理センターで、責任者は安倍首相、不在の時は菅官房長官になるそうだ。 避難する間もないアラートに100億円は高いが、正確に「ミサイルは東京都中野区の何丁目をめがけて飛んできています。すぐに避難して!」といわれるのも怖いだろうが。 次に現代のスクープ記事。内容はすこぶる興味深い。なるべく多くを紹介したい。 「本誌はある信頼できる人物を介して、平壌の朝鮮労働党幹部との接触に成功した」という書き出しで始まる。 なぜ頻繁にミサイル実験を繰り返すのか、それは日本に向けたものか? 「そんなことはない。将軍様(故・金正日総書記)は『アメリカは、こちらが強行に出ないと振り向かない。そして核とミサイルを手放した時に襲ってくる』という遺訓をのこされた。現在の元帥様(金正恩委員長)も、まったく同様に考えておられる。(中略) わが国は現在、3人のアメリカ人を拘束しているので、アメリカはわが国を軽々にはできない」 日本を超えるミサイルを撃つのは日本を標的にしているからか? 「中でも首都、東京にほど近い横須賀基地を叩くのが、一番効果があるに違いない」 アメリカが平和協定を結ぶと約束したら、核とミサイルのどちらを放棄するのか? 「まずは平和協定を締結することが先決だ。平和協定が締結されれば、わが国の軍事的リスクが軽減されるのだから、もし必要でないものがあるなら、持っていることもないだろう」 トランプ米大統領が北朝鮮空爆を決断したら? 「核兵器を搭載したICBMを、アメリカ帝国の首都ワシントンに向けて撃ち込む。『ただ一発だけワシントンにブチ込めれば本望だ』と、元帥様も常々おっしゃっている」 そうなればアメリカは総攻撃に出るが? 「それは覚悟している。アメリカとの問題は、究極的にはプライドの問題なのだ。われわれはいかなる脅しにも屈服することはなく、本気だということを示すまでだ」 8度目の制裁決議が採択されたが? 「おそらく輸出が半減するだろう。すでに平壌市内でも、配給の遅滞やガソリンの使用制限が始まっている。 だが石油に関しては、こういう事態を予期して、昨年のうちに中国から大量に仕入れている。そのため当面の使用分は確保している。 加えて、ロシアから鉄路などで輸入している。ロシアは石油供給に、非常に協力的だ。また、労働者の輸出については、相手国と水面下で合意すればよいだけの話で、楽観視している。 いずれにしても、わが国は1953年以降、常に制裁を受けてきており、耐えることには慣れている」 現在、北朝鮮をバックアップしている大国は、中国ではなくロシアと考えてよいのか? 「その通りだ。プーチン政権とは、蜜月時代を築いている」 ICBMの技術もロシアから得ているのか? 「現在の朝ロ関係は、過去最高のレベルにあり、ロシアが多くのことを支えてくれている。 一例を挙げる、72回目の祖国解放記念日(8月15日)に、ロシアは40人ものメンバーから成るモスクワ交響楽団を平壌に派遣し、祝賀の演奏会を開いてくれた。 それに較べて中国は、祖国解放記念日の式典に、金日成総合大学の中国人留学生さえ顔を見せなかったのだ」 プーチン大統領は、9月6日、7日にウラジオストクで行われる東方経済フォーラムに合わせて、安倍首相と日ロ首脳会談を行う予定だが、その時、平壌に立ち寄る計画はあるのか? 「その予定はない。だがわが国は、年内のプーチン大統領の訪朝を要請していて、ロシア側は前向きに検討してくれている。もしかしたら、元帥様が先にモスクワを訪問するかもしれない。 元帥様のモスクワ訪問はもともと、'15年5月にモスクワで戦勝70周年記念軍事パレードが開かれたときに検討していた。 ともあれ、元帥様の初外遊が、モスクワであって北京でないのは確かだ」 北朝鮮と中国との関係は、かなり悪化していると考えてよいのか? 「1949年に国交を結んで以来、最低レベルまで落ち込んでいると言える。朝鮮戦争(1950~53年)以降、朝鮮と中国両国は互いに『血盟関係』を唱え続けていたが、今やむしろ敵対関係に近い。(中略) すべての原因は、習近平が変節したことにある。習近平は信用ならないから、わが国のミサイルは、いつでも向きを変えて北京を狙えるようにしてある」 これが真実の声なら、トランプが話し合うべきは習近平ではなくプーチンなのだ。だが、したたかなプーチンでは、トランプはもちろん、安倍総理などでは歯が立つまい。 トランプが暴走して、空爆を指示しないか、それが心底心配だ。 【巻末付録】 書くべきものがあまりない。強いていえば、現代の「グラビア文学館リターンズ さとう珠緒 官能温泉」と、ポストでは袋とじ2本か。「愛染恭子『外国人男優との爛れた情交』」と「橋本マナミ『こんなにビチョビチョじゃないか』」。 この中ではヘアヌードではないが、やはり橋本マナミがきれいでなかなか官能的だ。ポストの優勢勝ちかな、今週は。 (文=元木昌彦)「週刊現代」(9/16号、講談社)
大量の万引き本、夏休みの宿題……“異様”出品続出の「メルカリ」が日本を殺す!?
今週の注目記事・第1位 「『今井絵理子』が溺れる『不倫市議』の怪しい政活費」(「週刊新潮」8/31号) 同・第2位 「『安倍君、下関へ帰りたまえ』」(「週刊ポスト」9/8号) 同・第3位 「トランプは安倍に告げた『金正恩とは私が話す』」(「週刊現代」9/9号) 「『北朝鮮核ミサイルは日本を狙っている』」(「週刊文春」8/31号) 同・第4位 「時価総額1000億円超『メルカリ』は泥棒市場だ」(「週刊新潮」8/31号) 同・第5位 「『茂木敏充大臣』の首が飛ぶ贈呈者リスト」(「週刊新潮」8/31号) 同・第6位 「トリプル補選で安倍晋三電撃辞任」(「週刊現代」9/9号) 同・第7位 「『愛媛補選』自民党候補者のトラブルだらけの臍下三寸」(「週刊新潮」8/31号) 同・第8位 「野党が追及する『第2の加計学園』に朝日新聞の大物OBが続々再就職していた」(「週刊ポスト」9/8号) 同・第9位 「若狭勝 小池方式で『二大政党制を目指す』」(「アサヒ芸能」8/13号) 同・第10位 「『年金75歳支給』に備えて老後資産計画を書き換えろ」(「週刊ポスト」9/8号) 同・第11位 「大原麗子『孤独死の真相』と美しきプライベート秘蔵写真」(「週刊ポスト」9/8号) 同・第12位 「女性限定『セックス専門学校』で教えていること」(「週刊ポスト」9/8号) 同・第13位 「絶対後悔しない『看取り』親と子の覚悟」(「週刊文春」8/31号) 同・第14位 「再出発 高部あいがエリート弁護士の恋人と送る同棲生活」(「フライデー」9/8号) 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ! このところ文春が低調である。それに比べて新潮は気を吐いている。先週も紹介したが、元文春の花田紀凱「月刊Hanada」編集長が、10月号で朝日新聞と文藝春秋が「タッグを組んで『安倍叩き』」していると批判している。 メンバーは櫻井よしこ×阿比留瑠比×小川栄太郎だと花田編集長。文春が左派新聞と手を組んでというのは、私は信じないが、右派勢力までが安倍首相を叩きだしたのは間違いない。 後で紹介する西尾幹二までが、右派新聞・産経に安倍を批判する論説を載せたのだから、この流れは大きくなることは間違いない。 そのうち安倍応援団は「月刊Hanada」だけになるかもしれない。 面白くないのは文春、現代だけではない。このところフライデーにも目を見張るスキャンダルが載らないのはなぜだろう? 今週のウリは「高部あいがエリート弁護士の恋人と送る同棲生活」だが、コカイン所持で逮捕(その後起訴猶予)されたタレントの高部が、大物らしい弁護士と同棲し、結婚するであろうという内容だ。 私が高部という女性を全く知らないということもあるが、これで部数が伸びるとはとても思えない。 時々大スクープは出すが、文春、新潮のように、次々にとはいかないのはなぜだろう。 理由は2つあると思う。1つは、写真誌の原点を忘れていることである。写真誌は1枚の決定的シーンと短い文章で構成される。写真が主で文字が従。張り込みだけではなく、事件や世界的な紛争現場の生々しい写真を「フライデーのカメラマン」が現場に行って撮ってくるのが原則だ。 だが以前にも書いたように、東京から遠い事件や紛争は通信社の写真を借りることが多くなってきているようだ。 もう1つはAKB48後遺症である。文春が数々スクープした彼女たちのご乱行は、ふた昔前ならフライデーの独壇場だった。 だが、同じ講談社の子会社であるキング・レコードがAKBのCDを発売するということもあるのだろう、AKBをタブー視し、そのうえ、フライデー編集部でもAKBの写真集を出して少ない稼ぎの足しにするというのでは、ジャニーズ事務所など他のプロダクションへの睨みもきくはずはない。 世を騒がせるスクープのないフライデーは、歌を忘れたカナリヤである。昔は芸能人たちが出入りするコンビニやスーパーの多い地域のマンションを、高い家賃を払って借りていた編集者がいた。 六本木のキャバクラには芸能人と遊んでいる女性が多いと、毎晩、キャバクラへ通い、私に嫌味をいわれた編集者が何人もいた。カネも使うがスクープも取ってきた。 今はカネも使えず、人数も往時と比べれば激減している。24時間、スクープを狙って街をほっつき歩く猟犬のような編集者も記者、カメラマンもいないのであろう。 だが雑誌は常に選択と集中である。少ないカネと人材をどこに投入するか。編集長のリーダーシップと采配する力量がより求められていると思うのだが。 文春は売り物記事がなかったのだろうか、「絶対後悔しない看取り」に、かなりのページを割いている。 目新しいことはないが、終活にあたって、忘れがちなのがパソコンやスマホに残されている「デジタルデータ」の処理というのは、確かにその通りである。 今さら、履歴に残っているワイセツ動画を消そうとは思わないが、人間を長くやっていると、かなりの有料アプリを入れている。 Amazonのプライム会員、Netflix、Evernote、dマガジン、JRA-VAN、朝日新聞デジタル版など、毎月払っているものが多くある。 これを整理しておかないと、銀行口座を閉鎖するまで取られ続けるだろうから、早いこと整理しておかなくては。 ポストでは、カリスマ風俗嬢たちがセックス専門学校を開き、性に悩む女たちが通っているという特集をやっている。 愛花という吉原や歌舞伎町で風俗嬢として名をはせた女性が開くのは「大人の愛され妻学校 MLカレッジ」。ホテルのスイートルームなどで開いているという。 大きなディルド(男性器の模型)を取り出して、フェラの心得から。 「キンタマ部分は、無暗に舐めてはいけません。男性はタマに“物語”を抱えていることがあるからです。昔、どこかに強打した経験があって、触られると途端に萎えるという人もいます」 なるほど懇切丁寧だ。 元女優でインストラクターの西村理沙が主宰するのは、恵比寿駅から徒歩10分のところにある瀟洒なマンション。 校名は、ずばり「膣美人」。最高の女性器を養成するそうだ。 ズバリ男と実践してセックスを極めたいという女には、講師はAV女優で、男性モデルをお相手に実習講義を受けられる「セックスライフ向上委員会」というのもあるそうだ。 あなたも奥さんを通わせてみませんか? 考えただけでも恐ろしい? そりゃそうだ。 女優・大原麗子が亡くなってから8年が経つ。ポストでデビュー当時からマネジャーをやり、亡くなる直前まで寄り添っていた女性が大原との40年間を語っている。 舟木一夫が、渡瀬恒彦との交際中に、付き合ってくれといってきた。大原は料理がとてもうまかった。亡くなった後、冷蔵庫を開けると、お中元で送られてきたスイカの切れ端が2個半残っていたという。 彼女はサン・フアン・デ・ラ・クルスというスペインの詩人が書いた詩が好きだったそうだ。 「一つ 孤独な鳥は高く飛ぶ 二つ 孤独な鳥は仲間を求めない、同類さえ求めない 三つ 孤独な鳥は嘴を天空に向ける 四つ 孤独な鳥は決まった色をもたない 五つ 孤独な鳥は静かに歌う」 元マネジャーは「彼女は孤独に追い込まれたのではなく、自ら『孤高』を選んだのです」といっている。 やはりポストだが、先週号から、内閣府が企んでいる「年金75歳選択支給」を批判している。 もしそんなことになれば、65歳からもらえるはずの年金より少ない給与で働かねばならず、ハイリスク投資に走って資産を失う人間が続出し、ゆくゆくは下流介護難民になると警告している。 今日(8月28日)、中野駅のキオスクで現代とポストを買ったが、このところポストのほうの減り方が目立つ。 わずかなサンプルでしかないから、正確ではないかもしれないが、現代はサラリーマンの週刊誌ではなく、一般月刊誌の方向へいってしまったため、サラリーマンの怒りや悩みを代弁してくれているのはポストだと、今まで現代を買っていた人間が、ポストに移っているのではないだろうか。 現代の編集長が交代するようだから、もう一度原点に立ち返って、誌面を見直したほうがいいと思う。 さて、安倍首相は長い夏休みをとっているが、例年と違ってゴルフ三昧ではないようだ。9月末から始まる国会対策、晩秋にもやるかもしれない「破れかぶれ解散」など、煩悩が多いので、ゴルフどころではないのだろう。 その一つが、小池都知事と若狭勝衆院議員が進めようとしている日本ファーストの会(仮称)の動きである。 若狭は、民進党を離党する意向の細野豪志衆院議員らと次々に会って、動向が注目されているが、小池との齟齬も目立つようになってきたという。 文春によれば、若狭が立ち上げた「輝照塾」と小池の「希望の塾」との棲み分けも決まらず、小池が不満を漏らしているそうだ。 「今の段階で『(新党を=筆者注)年内に立ち上げる』と公言する政治センスのなさに、小池さんは失望している。『若狭さんは喋りすぎなのよ』と呆れています」(小池周辺) 小池に政治センス云々をいわれるようでは、若狭もたいしたタマではないようだが、彼がアサヒ芸能のインタビューに長時間答えている。 もともと政策も何も決まってはいないのだから、たいしたことは話していないが、いくつか紹介しよう。 女性の議員を増やさなければいけない、少なくとも半分ぐらいにはといっている。そんなに増やしたら、不倫などの色恋沙汰で大変になりそうだが。 自分は国政を目指すので、地域政党の都民ファーストとは違うと、何やら、自分が上といわんばかりである。 したがって、地域政党の大阪維新の会から国政政党、日本維新の会を立ち上げた橋下徹のやり方と自分は違うともいっているから、都政は小池にやってもらって、国政はオレに任せろということだろう。 そのほか、無駄が多い国会の象徴、衆議院と参議院を統合して一院制にしたほうがいいともいっている。 一読して、この男にリーダーシップはないが、リーダーでなければイヤだと駄々をこねるタイプと見た。 小池も同じようなタイプだし、民進党を議席欲しさに離れた細野や長島昭久も、オレがオレがのタイプ。すんなり一緒になるとは思えないが、そうなると安倍首相がほっとするだけだし、何とかまとまるいい案はないのだろうか。 ポストが、第二の加計学園といわれている国際医療福祉大学に朝日新聞の大物OB、木村伊量前社長、論説委員だった大熊由紀子、箱島信一元社長などが、教授や理事として入り込んでいると報じている。 この大学は、加計学園より一足早く国家戦略特区で医学部新設が認められ、この4月から開校した同大学の成田校だ。 ここも認可までのプロセスで「国福大」ありきの流れがあり、民進党が調査を進めているという。 成田市は大学に対して50年間無償で土地を貸与し、新設に必要とされる160億円のうち、成田市が45億円、千葉県が35億円を拠出している。 新設までの経緯や、至れり尽くせりの税金投入に政治的な関与はなかったのか。そうした「疑惑」のある学校へOBたちが潜り込んでいては、現役の朝日新聞の記者たちが迷惑するのではないかというのである。 大朝日といえども、離れてしまえば世間の風は冷たい。そうした時に声をかけられれば、思わず、フラフラといってしまう気持ち、わからぬでもない。 だが、かつての部下たちが加計学園問題を熱心に追いかけているのに、そうした疑惑のある大学にいるのは居心地も悪いだろう。 早く離れたほうがいいのではないか。 ところで8月24日の朝日新聞一面に「書店ゼロの街 2割超」と出ていた。取次大手の日販によると4年前より1割増えたそうだ。 書店数も2000年の2万1,654店から1万2,562店へと減り、書店の売り上げの6~7割を占める雑誌の市場規模も、10年前の6割になってしまったという。 このままいけば1万店を切るのも、そう遠いことではない。30年後には各県庁所在地に一店となり、ゆくゆくは、昔、書店というのが日本中にありましたが、今は書店博物館としてわずかに残っているだけということになりかねない。 だが、週刊ダイヤモンドの「地方『元気』企業ランキング2016」のトップに輝いた「明屋(はるや)書店」(愛媛県)のようなケースもある。 ここは九十二店舗を一都十二県で展開しているが、「商品にタブーはない」という方針で、農家の野菜やご当地の食品のほか、社員の自宅にあった古着や自作の手芸品も各地の店舗で販売しているという。頭は生きているうちに使うものだというお手本だろう。 このところの新潮の奮闘ぶりはすごい。文春砲が油切れになっているのをしり目に、新潮砲は絶好調である。 新潮砲第1位弾。10月22日に行われるトリプル補選の一つ、愛媛3区から自民党の公認候補に決まった白石寛樹に対して、「今回は支援しない」という地元の自民党関係者が続出していると新潮が報じている。 ここで詳しいことは省くが、要は女にだらしがないということのようである。こんな人間がもし当選でもすれば、第二の中川俊直になるのは必至であろう。 白石を推しているのは麻生副総理だそうだが、この記事が出ては補選はきついだろう。 日曜日の茨城県知事選で、自民、公明が推薦した新顔の大井川和彦が、7選をめざした現職の橋本昌らを破ったが、これは野党の問題ではなく、7選批判が大きかった。 それに、大井川と橋本の差はわずか。共産党の候補が辞退していれば、大差で橋本が勝っていた。 私は、7選などを許してはいけないと思うが、10月の補選で野党共闘ができれば、3つとも自民候補が敗れるという事態も大いにあり得る。 そうなれば、安倍首相は「電撃辞任」すると現代が報じているが、当然であろう。 それに、現代によると、「このままいけば、安倍政権は来年の9月で終わりだと思う。次は石破が90%、岸田が10%だろう」と、首相秘書官の今井尚哉がこう語ったという。 この発言は記者たちとのオフレコ懇談だったが、いた記者たちは息をのんだそうである。 「安倍の忠臣が堂々と『政権の終わり』を宣言した瞬間だ」(現代) そのうえ、この長い長い夏休みにもかかわらず、ゴルフにもいかず、安倍の自宅には8月に入ってからたびたびワンボックスカーが出入りしているという。 医師と看護師だそうだ。持病が悪化しており、妻の昭恵も、「これ以上悪くなるようなら私が辞めさせる」と親友に漏らしているそうである。 安倍の進退ここにきわまったということであろう。 新潮砲第2弾。永田町にもう一人怪しいのがいる。それは茂木敏充経済再生相だと新潮が連続追及している。 疑惑は、衆議院手帖を自民党党員でも後援会員でもない自分の選挙区の人間に、毎年約3,000部配っていたというのである。 上脇博之神戸学院大教授は、「公選法が禁じる『寄付行為』に該当し、違法である可能性が高い」というのだ。 そのほかにも茂木大臣は、豊田真由子議員のごとく、秘書に対して「おい、デブこの野郎」とか、些細なミスでもねちねち説教するから、ある秘書は我慢できずにキレて、携帯をへし折ってそのまま辞めてしまった。 だから秘書がいつかない。こんな連中ばかりが永田町を跋扈しているのかと思うと、税金を払いたくない。 新潮砲第3弾。このところ新潮が追及しているのは、12月に東証への上場が予定され、その際には時価総額が1,000億円を超えるともいわれている、ネット通販会社「メルカリ」というIT企業だ。 今週は、大量の万引き本が「メルカリ」に上げられていて、それをチェックしないのはおかしいと追及している。 発端は、徳島県内の郊外型書店「平惣」でごっそり万引きをした40歳の女性が、「メルカリ」に出品していることをスタッフが突き止め、彼女を徳島県警が逮捕したことからだ。 そのほかの県でも同様のことが起きている。その理由は、ヤフオクなどは顔写真付きの本人確認を求めるが、個人売買が主流の「メルカリ」はそうしたことをやらないからだ。 また「メルカリ」は、オークションサイトではなく、単に売買の場を提供しているという立場から、「競売業」を規制する古物営業法の適用外にあるため、警視庁から、本人確認を強化してほしいと要請を出しても、それを蹴ってしまったという。 もちろんそればかりではないだろうが、盗人が盗品の現金化をするのに都合のいいサイトがもてはやされるというのは、私には解せない。 「平惣」の後東祐次営業統括部長がこういうのも、もっともである。 「新刊本を扱う本屋にとって1冊の粗利は約23%です。これが100万円の損害となれば、どれだけのダメージなのか分かりますか。100万円分の本を万引きされると500万円分の本を売らないと穴埋めができません。これは普通の本屋が1ヵ月かかって売り上げる額なのです。老夫婦がやっているような小さい書店ならとっくに潰れています」 昔、「ブックオフ」ができると、その近くの本屋で万引きが増えるという噂がでたことがあった。 転売目的に万引きをするには、その売り先がなくては読まない本など持て余すだけである。「メルカリ」もこうした犯罪を助長しているという「リスク」をどう解決していくのか、今すぐ、考えるべきである。 今朝(8月28日)の『とくダネ!』では、「メルカリ」が子どものための「夏休みの宿題」を売っていると報じていた。 読書感想文から、工作まで、たしか300円から2,000~3,000円だった。自分では手伝ってやらず、こうしたものを買い与えてよしとするバカな親がいること、間違いない。 こうしたガキが成長すると、親のカネを頼んで政治家に“でも”なろうと考えるのかもしれない。ますます政治家の質が低下すると嘆いても仕方ないが、こうしたものまで売りに出されるというのは、このサイト、どこかおかしいと思うのだが。 文春は、北朝鮮のミサイルは日本を狙っているという特集を組んでいるが、私はそうは思わない。 トランプの側近中の側近だったバノン大統領首席戦略官が突然、首を切られたが、彼のようなウルトラ右派でさえ、こういっているのだ。 「北朝鮮問題は余興に過ぎない。軍事的解決などあり得ない。忘れてよい」 だが、文春は、そうではないという。バノンの更迭を主導したのは海兵隊出身のケリー大統領首席補佐官で、トランプ政権では元軍人たちが発言権を強め、現在は、暴走しがちなトランプ大統領を軍人たちが抑制する「逆シビリアンコントロール」状態だが、「軍人の発想に妥協はない。キューバ危機のようにやるときはやろうとする怖さはある」(日米外交筋)としている。 それに、アメリカ政府や国防総省、軍関係者は、自国と国民が一番大事だから、「自国の利害が危ぶまれたら、日本や韓国が犠牲になっても仕方がないと考える可能性が高いのです」(国際ジャーナリスト山田敏弘)。 こうしたことの前提として、北朝鮮がいっているように、核弾頭を付けた大陸間弾道弾を実際に開発しているという確たる裏付けがなくてはならないこと、いうまでもない。 それをアメリカに向けて発射してくる脅威があるというのも、文春が書いているような、「朝鮮人民軍の中には『どうせジリ貧なら一度戦争をしたい』という、暴発寸前の空気が蔓延している」(東京新聞編集委員五味洋治)というあやふやなものであってはならない。 ましてや、北朝鮮が在日米軍基地ではなく、日本の都市を攻撃してくるかもしれないなどという無責任な憶測は、週刊誌といえども慎むべきであるはずだ。 私は、北朝鮮とアメリカが戦争を始める可能性が全くないといっているのではない。22日にトランプ政権が発動した中国、ロシアなどへの金融制裁は、北朝鮮経済に大きな打撃を与えるはずだから、追い込まれた北朝鮮が自爆戦争を仕掛けることは考えられるだろう。 米朝の危険なチキンゲームを日本は手をこまねいて眺めているだけでいいのか。米朝戦争が始まれば自衛隊が参戦しようとしなかろうと日韓は戦場になり、何百万の犠牲者が出る。 こうした重要な問題は国会で議論すべきこというまでもないのだが、森友・加計学園の重大疑惑にも説明責任を果たさず、安倍首相は野党が要求している国会を9月末まで開かないと勝手に決め、逃げ回っている。 安倍は、日本人はどんなことでも75日たてば忘れてくれると考えているに違いない。しかし、今度ばかりは安倍さん、国民は忘れませんよ。 ニューズウイーク日本版は「プーチンの新帝国」というスペシャルレポートを掲載している。 そこでは「ロシアが再び中東のパワープレーヤーとして台頭しつつある。ここ1年だけでも、シリア内戦の流れを変え、トルコのレジェップ・タイップ・エルドアン大統領と親密な関係を築き、エジプトとサウジアラビア、さらにはイスラエルといった伝統的なアメリカの同盟国に食い込んだ。中東諸国の首脳がモスクワを訪問することも増えた」と書いている。 トランプ大統領に振り回されている間に、中国・習近平主席は日韓以外のアジア各国を手懐け、プーチンは中東の盟主の座を狙っている。いつまでもトランプのたわ言に付き合っていると、日本は中国の属国になってしまうだろう。 ニューズウイークの「プーチンロシア大統領の発言録」が面白いので紹介しておく。 「自分が正しいことを証明するためには、時には孤独になる必要がある」「オオカミは誰を食べればいいか分かっている。誰の意見を聞くこともなく食べる」「人間について知れば知るほど、犬が好きになる」 トランプ大統領にはいえない蘊蓄のある言葉である。 8月25日の朝日新聞が「北朝鮮がロシアで初となる政府公認の旅行会社を開設した」と報じている。 「ロシアは今年5月、極東のウラジオストクと北朝鮮をフェリーで結ぶ定期航路を開設。最近は石油製品の北朝鮮への輸出を増やしているとみられている」(朝日) トランプの恫喝など聞いちゃいないのである。プーチン発言録にはこんなものもある。 「ロシアに対して軍事的に優位に立てるとか圧力をかけられるなどという幻想を、誰であれ抱くべきではない。そのような無謀な試みに十分に応えてやる準備はいつでもできている」 “口だけ男”トランプはプーチンの敵ではないようだ。 さて、今週の現代で読むべきはこの記事。8月15日、安倍首相はトランプ大統領と9回目の電話会談に臨んだ。 そこで話した内容を、現代の近藤大介特別編集委員がスクープしている。トランプは安倍に、こういったというのである。 「私は、金正恩と話し合うことにした。マティス(国防長官)がいろいろ理由をつけて、『いまは戦争準備が整っていません』と言うから、そのアドバイスに従うことにしたのだ。 金正恩は、『ICBM(大陸間弾道ミサイル)を撃ってアメリカのクリスマスを台無しにする』と宣言し、実際、今年のクリスマスに向けて核弾頭を搭載したICBMを配備しようとしている。だからそうなる時までを交渉期限にして、それまでは金正恩と話し合う。 北朝鮮との交渉では、核兵器かICBMか、少なくともどちらか一方を放棄してもらう。それが嫌だと言うなら、もう我慢はしない。迷わず北朝鮮を叩く。その頃には、わが軍も北朝鮮攻撃の準備が整っているだろう。 もし金正恩が、核かミサイルのどちらか一方でも放棄する決断をしたなら、北朝鮮と平和協定を結ぶ。そうなった時には、同盟国である日本にも、全面的に協力してほしい」 この内容が事実だとしたら、安倍首相は困っているだろう。 北朝鮮がアメリカに対して、ICBMは放棄するが核は放棄しないと主張したら、どうなるか。 トランプ政権は、アメリカへの直接の脅威が消えたと満足するかもしれないが、日本への脅威はまったく減らない。 それどころか、北朝鮮を核保有国として認めないといけなくなる。同時に、日本が最優先課題にしている拉致問題は無視され、ますます解決は後になる。それでも日本はアメリカから背中を押されて、日朝関係を改善せざるを得ないだろう。 自己中のトランプ大統領だから、自分さえ都合よければ、日本のことなど知ったこっちゃない。安倍はますます追い詰められている。 先ほども書いたが、安倍首相を応援してきた保守派からも、批判の声が高くなってきている。 ポストで保守派の論客である西尾幹二が、これも保守系新聞の産経に安倍批判の論文を載せたのである。 「憲法改正をやるやると言っては出したり引っ込めたりしてきた首相に国民はすでに手抜きと保身、臆病風、闘争心の欠如を見ている。外国人も見ている。それなのに憲法改正は結局、やれそうもないという最近の党内の新たな空気の変化と首相の及び腰は、国民に対する裏切りともいうべき一大問題になり始めている」 西尾は9月に新著を出す。『保守の真贋──保守の立場から安倍信仰を否定する』(徳間書店)がそれだが、その中ではもっと手厳しい。 「拉致のこの悲劇を徹底的に繰り返し利用してきた政治家は安倍晋三氏だった。(中略)主役がいい格好したいばかりに舞台に上がり、巧言令色、美辞麗句を並べ、俺がやってみせると言い、いいとこ取りをして自己宣伝し、拉致に政権維持の役割の一端を担わせ、しかし実際にはやらないし、やる気もない。政治家の虚言不実行がそれまで盛り上がっていた国民感情に水をかけ、やる気をなくさせ、運動をつぶしてしまった一例である。(中略) ウラが簡単に見抜かれてしまう逃げ腰の小手先戦術は、臆病なこの人の体質からきている」 西尾はポストのインタビューに対してこうも話している。 「彼はそうした保守派の過度な応援に甘え、憲法にしても拉致にしても皇室の皇統問題にしても、保守であればしっかり取り組むべき課題を何もやろうとしなかった。 5月3日の憲法改正案の発表には決定的に失望しました。戦力の保持を認めない9条2項をそのままにして3項で自衛隊を再定義する。これは明らかに矛盾しています。しかもその改憲すら、やれない状況になりつつある。困難というべき逼迫した軍事情勢にあり、国会でも3分の2という議席を有する今の状況で改憲をあきらめたりすれば、改憲のチャンスは半永久的に失われてしまいます。こんな事態を招いた安倍首相は万死に値する」 ようやく保守派も安倍首相の本質に気が付いたようだ。遅かったとは思うが、これで安倍を支持しているのは「ネトウヨ」しかいなくなるだろう。否、「ネトウヨ」だっていつ反安倍になるかもしれない。四面楚歌とはこういうことをいうのである。 今週の第1位も新潮砲。今井絵理子の不倫相手、橋本健神戸市議は新潮のおかげで日本一有名な市議になった。この市議に政治活動費(地方議員に対して調査や研究、広報活動に役立てる費用として、自治体が支給する)不正受給疑惑があると新潮が報じているのだ。 なんでも、ハシケン通信というチラシを10年から14年度の5年間で、計12回作り、合計で50万部以上印刷して計720万5,330円を政治活動費として支払っているそうだ。 だが、その印刷業者は橋本の友人の会社で、本業は輸入車販売会社なのだ。橋本は、そこが受けて、印刷は別の下請けに出したと釈明しているが、どうもおかしいと新潮はいうのである。 なぜなら、15年7月に神戸新聞が複数の神戸市議の政活費不正流用疑惑をスクープしたが、その年に、橋本はその会社への発注をやめ、別の業者に出しているのだ。 この疑惑、あの「号泣議員」野々村竜太郎元兵庫県議の二の舞になるのか? と思ったら、展開は早かった。 まず、橋本が記者会見を開き、印刷はしていたし、不正はないといい切った。 証拠は出すと大見えを切ったが、なんのことはない、肝心の印刷業者が、「神戸市内の印刷業者は24日、代理人弁護士を通じて『実際には印刷の仕事をしていないのに、橋本市議に頼まれて領収書を発行した』と明らかにした」(8月25日付日刊スポーツ)のである。 そして朝日新聞DIGITAL(8月28日11時44分)「橋本市議、政活費不正疑惑で辞意 今井氏関連分は返還」と報じられた。 「神戸市の橋本健市議(37)=自民=が、市政報告の印刷費をめぐり政務活動費約700万円を不正請求した疑惑が浮上し、橋本氏は28日、所属会派を通じて『多大なご迷惑、ご心配をおかけし、心よりお詫(わ)び申し上げます。印刷費についても返金する』とのコメントを出し、議員を辞職する意向を明らかにした。29日にも辞職願を提出するという」 悪さをするならもっとうまくやれなかったのか。所詮、議員なんぞになるのが間違いだった人間としか思えない。 今井絵理子も男を見る目がなかったと今頃泣き伏しているかもしれない。そんなタマではないか。 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ! ここで取り上げるほどのものはないが、まずはポストから。いつもの西田幸樹カメラマンの連載は「義姉、早紀」。後半は「見れば見るほど虜になるエロティック・ホール へその穴図鑑」。これって企画としてはなかなか面白い。セックスの最中、相手のヘソの穴をじっくり見ることはなかなかない。いろいろな形をしているものである。一見の価値、すこしあり。「2018年カレンダー 河合奈保子『再会の夏』」。もう一本は「久松郁実 新撮ビキニ」。 現代は、「ヘアヌードで天下取り! 元国民的アイドルグループ 松田美子」。いつも思うが、この「国民的アイドルグループ」ってどこのことなのかね。AKBとか書いてもらわないと、こちとらピンとこない。今週の売りは袋とじ「平安絵巻の女性器」。平安時代にも春画があったんだね。エロスはいつの時代もあったのだから、当然だが、こうしてじっくり見てみると、何やらありがたく見えてくるから不思議だ。江戸時代の生々しさとは少し違う神々しさがあるような気がする。これは必見。よって今週は現代の企画勝ち。 (文=元木昌彦)「週刊新潮」8月31日号(新潮社)








