「AVは覚悟のある人がやるべき」元カリスマ男優・加藤鷹、“クリーンになった”昨今のAV業界を斬る!

「AVは覚悟のある人だけやればいい」元カリスマ男優・加藤鷹、クリーンになった昨今のAV業界を斬る!の画像1
 出演したAVは1万5,000本。AV業界で初めて「潮吹き」というジャンルを確立し、「ゴールドフィンガー」でその名をはせた、元カリスマAV男優の加藤鷹氏(57歳)。現在は株式会社加藤鷹商店を設立し、講演・セミナー・メディア出演などを行っているが、そんな彼に、ちまたで話題となっているAV出演強要問題について話を聞いてみた。 *** ――鷹さんはこれまで、出演強要されている女優に出会ったことはありますか? 加藤鷹氏(以下、加藤) 強要されていたかどうかはわからないけど、好きでやっていないだろうなぁという女優はたくさんいたよね。「有名になって頑張ろうね」って声をかけると、「3本で辞めるんです」って答えが返ってきたこともあった。大人の事情でやっていたんだろうな。でもさ、この業界、やる気満々の子が売れるとも限らないし、長く続くとも限らない。最初は嫌々やっている子が、のちに大女優になったケースだってあるよ。やっていく中で、人間の思考って変わったりするんだよね。 ――とはいえ、やる気のない子がAV女優をやる――ということ自体、問題があるようにも思えますが……。 加藤 でもさ、そんなこと言ったら、世の中“この仕事、嫌だなあ”と思いながらやっている人って、いっぱいいるわけじゃん。“これ我慢しなきゃ、給料もらえないしなぁ”とか、“こいつ嫌いだけど、付き合っていかなきゃいけないなぁ”とか、そうやってみんな生きている。そりゃ何もしなくてお金になるんだったら、そのほうがいいよ。嫌なこともやるから、お金になるんじゃん。AVだけ特別扱いするのはどうなんだろうな。 ――例えば、違約金を理由に、無理やり出演させられたという被害報告があります。そういったケースについては、どう思われますか? 加藤 日本は法治国家なんだから、被害に遭った女の子は、法に訴えればいいんだよ。辞める方法なんていくらでもあるんだから。某企業の自殺もそうだけど、自殺するぐらいなら辞めちゃえばいいんだと思う。そこで犯人探しが始まるのが、俺としてはいい風潮じゃないと思うな。 ――実際、出演の契約書は結んでいても、裁判で争ったところ、違約金を払わなくて済んだという事例は数多くあります。法で争うとなると、どうしてもAV制作側は分が悪いですね。 加藤 ただ、法と精神の部分は別物だからね。俺は、そういう子に「あなたに落ち度はなかったんですか?」って聞いてみたい。事務所に洗脳されたっていっても、そもそも自分が足を踏み入れないと起こらないことだったはずだから。
「AVは覚悟のある人だけやればいい」元カリスマ男優・加藤鷹、クリーンになった昨今のAV業界を斬る!の画像2
――「アイドルになれる」とか、「パーツモデルになれる」といった具合に、偽りの文句で誘われ、足を踏み入れる被害事例も挙がっています。 加藤 でも、途中でAVだってわかるでしょ? もう大人なんだから、AVが嫌だったらすぐに辞めて、それでも違約金と言われるなら訴えればいいんだよ。今は支援団体もあるけど、「助けてほしい」と言ってきた女の子は助けてあげればいいと思う。でも、声を上げていない女の子たちに対して、「助けてあげます」と声をかけるのは余計なお世話だと思うから、もしもそういうことやっているなら、やめてほしいな。 ――「ポルノ被害と性暴力を考える会」(PAPS)などの支援団体の人たちに話を聞くと、すでに対処できないぐらい、相談の電話がかかってきているようです。ただ、お金になると思って、被害に遭っていない女優さんにも声をかけている輩がいるという話は聞いたことがあります。今後、鷹さんとしては、出演強要問題を解決する上で、どうすればいいと思いますか? 加藤 俺が業界に入ったときはね、AVなんていかがわしい世界だと思ったよ。その世界に自分から足を踏み入れて、辞めようなんて言おうものなら、パンチパーマのおっさんが10人ぐらい出てきて「何言っているんだ、てめぇ!」って怒鳴られると思ってた。そのリスクを天秤にかけて、覚悟を決めて入っていったんだよ。 ――実際、昔はヤクザまがいの人たちがたくさんいましたよね。 加藤 そう。でもさ、今はもうAV業界が生まれて36~37年かな? 途中から「AVはクリーンです」みたいな感じで押し出してきたわけじゃん。それがよくなかったんだよ。今の子たちは、警戒心もないし、AVをやる上でのハードルも低くて、抵抗なくやってしまう。AV制作側はもうちょっと「うちの業界、いかがわしいですよ。気をつけてくださいね」っていう雰囲気を出さなきゃいけないんだと思うな。女の子たちが「AVってヤバいんじゃないの?」って心配になるぐらいにね。 ――恵比寿★マスカッツをはじめ、AV女優たちが表に出すぎたのがよくなかったんでしょうか? 小室友里さんをはじめ、往年のAV女優さんに話を聞いてみると、「AVはグレーで、その覚悟がない人はやっちゃいけない」って、はっきり言うんですよね。でも、最近のAV女優さんに話を聞いてみると、芸能感覚で入ってきている子が多い。女優さんの世代によって意識の差は感じます。 加藤 友里ちゃんがそう言っていたの? やっぱり、ちゃんとわかっているよね(笑)。いくらAV業界の人たちがみんな「クリーンです」なんて言っても、いくらでも問題は起こるわけだから。最初から、いかがわしい世界のままでよかったんだよ。覚悟のある人だけでやっていればいいと思うよ。 (取材・文=井川楊枝)

「AVは覚悟のある人がやるべき」元カリスマ男優・加藤鷹、“クリーンになった”昨今のAV業界を斬る!

「AVは覚悟のある人だけやればいい」元カリスマ男優・加藤鷹、クリーンになった昨今のAV業界を斬る!の画像1
 出演したAVは1万5,000本。AV業界で初めて「潮吹き」というジャンルを確立し、「ゴールドフィンガー」でその名をはせた、元カリスマAV男優の加藤鷹氏(57歳)。現在は株式会社加藤鷹商店を設立し、講演・セミナー・メディア出演などを行っているが、そんな彼に、ちまたで話題となっているAV出演強要問題について話を聞いてみた。 *** ――鷹さんはこれまで、出演強要されている女優に出会ったことはありますか? 加藤鷹氏(以下、加藤) 強要されていたかどうかはわからないけど、好きでやっていないだろうなぁという女優はたくさんいたよね。「有名になって頑張ろうね」って声をかけると、「3本で辞めるんです」って答えが返ってきたこともあった。大人の事情でやっていたんだろうな。でもさ、この業界、やる気満々の子が売れるとも限らないし、長く続くとも限らない。最初は嫌々やっている子が、のちに大女優になったケースだってあるよ。やっていく中で、人間の思考って変わったりするんだよね。 ――とはいえ、やる気のない子がAV女優をやる――ということ自体、問題があるようにも思えますが……。 加藤 でもさ、そんなこと言ったら、世の中“この仕事、嫌だなあ”と思いながらやっている人って、いっぱいいるわけじゃん。“これ我慢しなきゃ、給料もらえないしなぁ”とか、“こいつ嫌いだけど、付き合っていかなきゃいけないなぁ”とか、そうやってみんな生きている。そりゃ何もしなくてお金になるんだったら、そのほうがいいよ。嫌なこともやるから、お金になるんじゃん。AVだけ特別扱いするのはどうなんだろうな。 ――例えば、違約金を理由に、無理やり出演させられたという被害報告があります。そういったケースについては、どう思われますか? 加藤 日本は法治国家なんだから、被害に遭った女の子は、法に訴えればいいんだよ。辞める方法なんていくらでもあるんだから。某企業の自殺もそうだけど、自殺するぐらいなら辞めちゃえばいいんだと思う。そこで犯人探しが始まるのが、俺としてはいい風潮じゃないと思うな。 ――実際、出演の契約書は結んでいても、裁判で争ったところ、違約金を払わなくて済んだという事例は数多くあります。法で争うとなると、どうしてもAV制作側は分が悪いですね。 加藤 ただ、法と精神の部分は別物だからね。俺は、そういう子に「あなたに落ち度はなかったんですか?」って聞いてみたい。事務所に洗脳されたっていっても、そもそも自分が足を踏み入れないと起こらないことだったはずだから。
「AVは覚悟のある人だけやればいい」元カリスマ男優・加藤鷹、クリーンになった昨今のAV業界を斬る!の画像2
――「アイドルになれる」とか、「パーツモデルになれる」といった具合に、偽りの文句で誘われ、足を踏み入れる被害事例も挙がっています。 加藤 でも、途中でAVだってわかるでしょ? もう大人なんだから、AVが嫌だったらすぐに辞めて、それでも違約金と言われるなら訴えればいいんだよ。今は支援団体もあるけど、「助けてほしい」と言ってきた女の子は助けてあげればいいと思う。でも、声を上げていない女の子たちに対して、「助けてあげます」と声をかけるのは余計なお世話だと思うから、もしもそういうことやっているなら、やめてほしいな。 ――「ポルノ被害と性暴力を考える会」(PAPS)などの支援団体の人たちに話を聞くと、すでに対処できないぐらい、相談の電話がかかってきているようです。ただ、お金になると思って、被害に遭っていない女優さんにも声をかけている輩がいるという話は聞いたことがあります。今後、鷹さんとしては、出演強要問題を解決する上で、どうすればいいと思いますか? 加藤 俺が業界に入ったときはね、AVなんていかがわしい世界だと思ったよ。その世界に自分から足を踏み入れて、辞めようなんて言おうものなら、パンチパーマのおっさんが10人ぐらい出てきて「何言っているんだ、てめぇ!」って怒鳴られると思ってた。そのリスクを天秤にかけて、覚悟を決めて入っていったんだよ。 ――実際、昔はヤクザまがいの人たちがたくさんいましたよね。 加藤 そう。でもさ、今はもうAV業界が生まれて36~37年かな? 途中から「AVはクリーンです」みたいな感じで押し出してきたわけじゃん。それがよくなかったんだよ。今の子たちは、警戒心もないし、AVをやる上でのハードルも低くて、抵抗なくやってしまう。AV制作側はもうちょっと「うちの業界、いかがわしいですよ。気をつけてくださいね」っていう雰囲気を出さなきゃいけないんだと思うな。女の子たちが「AVってヤバいんじゃないの?」って心配になるぐらいにね。 ――恵比寿★マスカッツをはじめ、AV女優たちが表に出すぎたのがよくなかったんでしょうか? 小室友里さんをはじめ、往年のAV女優さんに話を聞いてみると、「AVはグレーで、その覚悟がない人はやっちゃいけない」って、はっきり言うんですよね。でも、最近のAV女優さんに話を聞いてみると、芸能感覚で入ってきている子が多い。女優さんの世代によって意識の差は感じます。 加藤 友里ちゃんがそう言っていたの? やっぱり、ちゃんとわかっているよね(笑)。いくらAV業界の人たちがみんな「クリーンです」なんて言っても、いくらでも問題は起こるわけだから。最初から、いかがわしい世界のままでよかったんだよ。覚悟のある人だけでやっていればいいと思うよ。 (取材・文=井川楊枝)

「お前ら許さんぞ!」“性の喜びおじさん”、YouTuberと若者にモノ申す!!

「お前ら許さんぞ!」性の喜びおじさん、YouTuberと若者にモノ申す!!の画像1
「性の喜びを知りやがって、許さんぞ!」 「自分たちばっかし、俺にもさせろよ!」 ……などと電車の中で叫びまくる動画がネットにアップされ、一躍人気者(?)となった「性の喜びおじさん」。
YouTube「JAPAN NEWS」より
 確かに、見ていると目が離せなくなってしまう衝(笑)撃的な内容なのだが、わざと撮影させてネットで話題になろうとしたのか? 本当にヤバイ人を盗撮したものなのか? いろいろと謎が多い動画でもあるのだ。  そんな性の喜びおじさんが、サイゾー編集部のある渋谷にやたら出没しているというウワサを聞きつけたので、編集部・K女史に「性の喜びおじさんを見かけたら、取材オファーしておいて!」と頼んだら、本当にオファー成功!  サイゾー編集部にやってきた性の喜びおじさんは、いきなりメチャクチャ酒臭い状態……。  不安いっぱい、気になることいっぱいのまま、突撃取材スタート!
「お前ら許さんぞ!」性の喜びおじさん、YouTuberと若者にモノ申す!!の画像2

■TSUTAYAの前で「I want to make love」って声をかけている

――まず聞きたいんですけど、例のネットに上がっている動画って、誰かに撮ってもらったものなんですか? それとも盗撮? おじさん 盗撮だよ、許さんぞ! 撮られていることも知らなかったし、動画自体、この間のテレビ(BSスカパー!『BAZOOKA!!!』)に出たときに初めて見せてもらったもん。あれヤバイな、ガッハッハ! ――ヤバイですよ(笑)。わざとやっていたんじゃないとしたら、電車の中で、なぜあんなことを? おじさん 酒を飲んで独り言をブツブツ言ってるのを、撮られちゃったんだろうな。全然記憶にないけどさぁ~。23年間決まった恋人がいないと、いろいろと鬱憤がたまって、ああいう言葉が出きちゃうわけだよ。 ――独り言にしては、声がデカすぎますけどね。外が明るかったですけど、飲んだ帰りの朝とか? おじさん さすがに朝まで飲まないよ、ヤバイいじゃん。俺は昼間しか飲まないんだから! ――昼間のほうがヤバイですよ! あの動画が話題になって、外ですごく声をかけられるようになったんじゃないですか? おじさん でも、声かけられるだけだもん、写真撮っておしまい。要するに、珍獣見てるようなもんでしょ? 迷惑とまでいかないけど、面倒くさいだけだよね。 ――「センター街でよく見かける」って目撃情報があったから、わざわざ声をかけられようと繁華街に行ってるのかと思ってたんですけど。 おじさん それ以前から、渋谷にはしょっちゅう来てるよ。学生時代に渋谷で遊んでたから、安心できるんだよね。それに今、仕事もしてないからヒマじゃん? ――渋谷で何してるんですか? おじさん TSUTAYAの前に立って、声かけてる。「I want to make love」とか「I want to feel extasy」「long long ago no make love」(いずれも、おじさんなりの英語)とかね。 ――……なぜ英語で? おじさん 日本語でそんなこと言ってたらヤバイじゃん! だから、あの動画では日本語で偉そうなこと言ってるから恥ずかしいんだよ! ――どっちもどっちだけどなぁ……。
「お前ら許さんぞ!」性の喜びおじさん、YouTuberと若者にモノ申す!!の画像5

■連絡先を聞きたくて、20数万円の洋服を買ってあげた

――長年、彼女がいないということですけど、好みの女性はどんなタイプなんですか? 例えば、芸能人でいうと……。 おじさん 芸能人はなぁ……最近は女優さんでも、卓越した人って少ないよね。グラドルだったらいるんだけど。篠崎愛ちゃんね。ポッチャリしてて、顔はロリでさぁ。体つきがいやらしいよね。 ――巨乳好きなんですか? おじさん まあ、グラマラスなほうが好きですね。今の子は、みんなスレンダーでしょ? 別にダメなわけじゃないけど、ポッチャリ体形のほうがそそりますよね。だから、ビヨンセとかマライヤ・キャリーとか。……マライヤの体って、いやらしいよね! ――マライヤをそんな目で見ている人、初めて会いましたよ! でもおじさん、顔の彫りが深いし、若い頃はモテてたようにも見えますけどね。 おじさん いや、全然。高校時代は女性と付き合ったことないもん。文学少年で、休み時間も文庫本読んでるような、おとなしいタイプだったから。今はずうずうしいおっさんになっちゃったけどさぁ、ワッハッハ! 俺って、好きになりすぎてヤバイ系なんだよ。自分から好きにならないとダメなんだけど、好きになるとヤバイ! ――どうなるんですか? おじさん 緊張して話せなくなる。だから、脈絡なく、いきなり「愛してるんだ」とか言っちゃって、「何この人」って顔されてたよ。今でこそ、こんなにベラベラしゃべれるけどさ、学生時代これくらいしゃべれたらねー……。友達とは話せたけど、女性には弱かったね。 ――今はメチャクチャしゃべれてますけど、それでも、彼女は作れませんか? おじさん 2年くらい前だけど……声をかけた女性とデートしたら、だまされたんだよ。20数万取られちゃった。例のごとくTSUTAYA前で声かけて、ソフトクリーム店さんに行ったり、食事したりしてさぁ。 ――これはもうヤレるんじゃないかと! おじさん いや、いきなりヤルなんて……連絡先だけでも交換できれば、って思ってたのよ。 ――あ、そこはピュアなんですね。 おじさん それから、神南のあたりにファッションの路面店があるでしょ? そこに行ったら、女性が試着を始めたんだよ。もちろん自分から「買ってくれ」とは言わんわけよ、試着をして「これいいよねー」とか言うだけで。……そういう作戦じゃん。俺もその時は、オヤジの遺産でもらった株を売ったりとかして金持ってたからさ、つい口をすべらして「買ってあげるから、名前と連絡先教えて」って言っちゃったわけよ。そしたら5着か6着で、20数万円して! ……仕方なく払いましたよ。 ――思い切りましたねー。結局、連絡先は聞けたんですか? おじさん 聞けた。それで「これから恵比寿に行く」って言うから駅で別れて、後で電話かけてみたら……出ないの。 ――あー……。やっぱりおじさん、純情ですよね。普通、そんなの引っかからないですよ。 おじさん 警察にも相談したんだけど、「これは詐欺的ではあるけれど、詐欺にはなりませんね。相手の連絡先を聞きたいがために、買ってあげただけでしょ?」って言われたんですよ。ずっと恋愛してないんで、そういう駆け引きみたいなものがわからないんだよね。俺が、おとなしめで従順な女性よりは、ちょっとわがままな、小悪魔的な女性が好きっていうのもあって、痛い目に遭うのかもしれないけど。それは俺の性分だから仕方ないよね。
「お前ら許さんぞ!」性の喜びおじさん、YouTuberと若者にモノ申す!!の画像4

■だんまりスケベのほうがヤバイ! 俺は正直に言う!

――そういう経験がたまりにたまって、電車の中での「性の喜びを知りやがって、許さんぞ! 自分たちばっかり……」とか叫んじゃったんですかね? おじさん たまってるよ、鬱憤も性欲も! そりゃそうだよ。風俗は恋愛じゃないでしょ? 彼女がいないから、しょうがなく行っとるんだから。できれば風俗なんて行きたくないよ、恋人がいれば。  今の若い子たちってさ、どういうことでそういう関係になるのかワケわからんね。この間、テレビで「セックスの相手には困らない」みたいなことを言ってるヤツがいたけどさ。俺の世代にも、そういうのはいたけど、それは完全にワンナイトラブ的なことだったんだよ。でも、今の若いヤツはもっとカジュアルに、友達ともセックスしたりしてるんでしょ? どういうことですか!? ――俺に怒られても困りますよ! おじさん そういう気持ちがたまってるから、ああいうこと言っちゃうわけですよ。世に言うだんまりスケベ――本当はスケベなのに、ひた隠しにしているような人間じゃないんだ俺は。正直に言うわけだ! ――言うにしても、声が大きすぎますよ! おじさん 言うことによって解消できるんだよ、少しは。だんまりスケベのほうがヤバイでしょ? まあ、真の意味で相思相愛の恋愛をしたことがないのが、コンプレックスなんだろうな。車だって、女性を乗せたことがないもん。 ――今回わかったのは、おじさんが求めているのは「ヤリたい」じゃなくて「彼女が欲しい、結婚したい」という、結構ピュアな方向性だったということですね。 おじさん ヤリたいはヤリたいですけど、それ以上に恋愛したいんですよ。でも、仕事とかスポーツって、自分が努力すればある程度、成果出るけど、恋愛は相手があることだから難しいよね。
「お前ら許さんぞ!」性の喜びおじさん、YouTuberと若者にモノ申す!!の画像3

■基本的に、言ってることは正論!

――ネットに上げられている写真なんかを見ると、かわいい子とも一緒に写真撮ってるじゃないですか。そこから恋愛には発展しない? おじさん いや、かわいいとかそういうことじゃなくてさ、ある程度話してみないとわからないでしょ、内面は。恋愛するって、そういうことだから。 ――まっとうな意見! それじゃ、この間の『BAZOOKA!!!』で「このおじさん、面白いからコーナー持たせよう」みたいなことを言われていましたけど、タレント的な活動には興味ないんですか? ちょうど仕事もしていないし、モテそうじゃないですか。 おじさん 興味なくはないけどさぁ……。テレビというのは、要するに使い捨てでしょ? 日本エレキテル連合とか、もう見ないじゃん。ギター侍も、本人が残念になっちゃってるしさ。ピコ太郎もすぐ消えるでしょ? エド・はるみなんてさぁ……小池百合子の政治塾に行ってるんだよ。選挙出たいの? ふざけなさんな! 「グー! グー!」言ってるだけのおばさんが。 ――ホント、言うことが基本的に正論ですよね。 おじさん 俺なんかもYouTubeで火がついて、若い子から「おじさんはいいですね、有名になって」なんて言われるけど、うれしくもなんともないもんな。有名になれればなんでもいいっていう考えはおかしい。だから、おでんをつんつんしたり、ドローン飛ばしたりするヤツがいるんだよ。スポーツなり仕事なりをやり続けて、それで有名になるんだったらいいよ。でも、そういう裏付けもなく、ただ有名になったって意味ないでしょ? ――ザ・正論! でも、おじさんも頼まれたらテレビに出たり取材受けたりはしちゃうという……出たがりなのか、出たがりじゃないのかが、よく分からないですよ。 おじさん それはね、会話に飢えてるんだよ。女にも飢えてるけど、会話にも飢えてるんだよ! だから、この間もニコニコ動画をやっているっていうヤツに「話を聞かせてください」って声かけられて一緒にカラオケに行ったんだけど、それを隠し撮りしてネットに上げられてたんだよ。許さんぞ! ――おじさんよりも、それを隠し撮りして勝手にネットにアップしてるヤツのほうがまずいですよね。 ***  取材スタート時は、メチャクチャ酒臭くて少々ヤバイ状態だったおじさんだが、取材が進むにつれ(3時間しゃべりっぱなし!)酔いも覚めたのか、すんごくまっとうなことばっかり言うように。  たぶん、酔っぱらってさえなければ、すごく真面目でいい人なんだろうなぁ~……。もう、酒飲んで電車乗らないほうがいいよ!  そして盗撮はダメ、絶対!
「お前ら許さんぞ!」性の喜びおじさん、YouTuberと若者にモノ申す!!の画像6
(取材・文・イラスト=北村ヂン) 『突撃取材野郎!』過去記事はこちらから

“ドッキリ芸人”小峠&アントニー「TBS藤井健太郎、ハゲ=面白いと思ってる説」

ドッキリ芸人小峠&アントニー「TBS藤井健太郎、ハゲ=面白いと思ってる説」の画像1
撮影=尾藤能暢
 世の中に潜むさまざまな「説」を、アカデミックかつシュールかつ執拗に検証する『水曜日のダウンタウン』(TBS系)。斬新な切り口と抜群のくだらなさで確固たる地位を築いたこちらの番組で、たびたびドッキリを仕掛けられているのがこの2人、バイきんぐ・小峠英二とマテンロウ・アントニーである。渦中の芸人にとって、この『水曜日のダウンタウン』は、どのような番組なのだろうか? そして、番組の仕掛け人である演出家・藤井健太郎の素顔とは? DVD6巻「ドッキリSP!」、7巻「松野明美SP!」巻発売記念のスペシャルインタビュー! *** ――小峠さんとアントニーさん……ちょっと不思議な組み合わせですね。 マテンロウ・アントニー(以下、アントニー) 小峠さんとは以前、別の番組で、一緒にずっとドミノ並べてましたよね。 バイきんぐ・小峠英二(以下、小峠) 丸2日間泊まり込みでね。最下層のロケだね。 アントニー 最下層(笑)。もう二度とやりたくない。スタッフさんに「アントニーは手も指もデカくて(こういうのが)苦手なのわかっててオファーしてるから。たくさん先輩に迷惑かけるところ見たいんだよ」って言われて……。本当につらかったです。 小峠 実際、迷惑かけたしね(笑)。最後のほうは、みんな「またアントニーかよ!」ってなってたし。 アントニー 思い出しただけでも胃が痛くなります。夢も、ずっとドミノでしたもん。 小峠 あの後は、しばらくみんなドミノの夢見てたらしいよ。 ――そのドミノのロケに比べたら、『水曜日のダウンタウン』の企画は、だいぶ優しい……? アントニー ジャンルが違いますね。また違うエグさが。こんなこと言ったらあれですけど「いま一番好きな番組が『水曜日のダウンタウン』」っていう人、性格悪そうですよね。 小峠 ちょっと信用できないね。 ――一体全体、ほかの番組と、どういうところが違うのでしょうか? 『水曜日のダウンタウン』は。 小峠 よくもまぁ、こんなに変なこと考えつくよなって思いますね。企画会議とか、どうなってるんだろう? たぶん、めちゃくちゃ出してると思うんですよ、ネタを。それを削って削って残った……って感じじゃないですか? とんでもないアイデアが飛び交ってると思う。 アントニー ボツになった案、見てみたいですよね(笑)。 小峠 「それはマジで死んじゃうね」「あぁ、死ぬね」みたいなやつがあると思うよ。 アントニー 死んじゃうからボツ(笑)。 ――めちゃくちゃオーソドックスなネタも、ボツになってそうですね。「いやいや、こっちでよかったんじゃ……」っていう。 アントニー 「自分の家を開けたら人がいる」(※「『開けたら人がいる』が結局一番怖い説」)って、相当ギリギリだと思うんですよ(笑)。 小峠 カメラ回ってなかったら、普通に犯罪だからね。 アントニー 芸人だったら何やってもいいと思っているのか、とにかくダメですよ。またいつかあるんじゃないかと思うと、おちおち寝てもいられない。AVも見られない。自分の家が自分の家じゃないみたい。住み心地がすごく悪くなりました。
ドッキリ芸人小峠&アントニー「TBS藤井健太郎、ハゲ=面白いと思ってる説」の画像2
――テレビのドッキリをかなりの数こなされているお2人でも、やっぱり慣れませんか? アントニー というか、普通の番組のドッキリとは全然違うので。 小峠 異質だね。予告ドッキリとか。「ドッキリをやります」ってことだけ知らせておいて、後で答え合わせをするという。そんなの、見たことも聞いたこともない。斬新な切り口ですよ。 アントニー 『有吉弘行のドッ喜利王』(TBS系)って覚えてます? 藤井(健太郎)さん演出の。自分が大喜利で答えた現象が、後日、本当に起きるというドッキリ。あれとか無茶苦茶ですよ。 小峠 あれ、何やられたの? アントニー 僕は「タクシーに知らない黒人が乗ってくる」(笑)。小峠さんはアレですよね。かみつかれて……。 小峠 そう、「病院で看護師さんがかみついて採血する」(笑)。 アントニー あと、これはドッキリじゃないですけど、やっぱり松野明美さんシリーズはすごい。DVD7巻の「松野明美SP!」に収められているやつ。「未来の自分からの電話信じてるやつ」(※「松野明美、何でも信じる説」)とか、たまらなかった。マジで、日本一ピュアな人なんじゃないですか? 小峠 この前やった、「足に鉄球つけられたことある日本人まだギリいる説」っていうのも、はっきり言って「何それ?」だよね。それを「おお!」と思う? 足に鉄球つけてるやつ「おお!」って思う? アントニー なんないっすね(笑)。 小峠 なんて言ったらいいかな、そう言われればそんなこともあったな、映画のワンシーンで見たことあったなレベルのものを、あんだけ広げるっていうのは……すごいよね。 アントニー 誰が最初にその企画を口にするのか(笑)。マジで勇気要りますよね。「何言ってんの?」ってなりますよね、普通。 小峠 「足に鉄球つけてる人なんですけど……」とか言うわけでしょ。会議とかで(笑)。『クイズ☆タレント名鑑』(同)の松島トモ子さんとかもそう。よく掘り起こしてきたなと思いますよ。よく思いついたな、そのキャスティングっていう(笑)。 アントニー あと、『水曜日のダウンタウン』はタブーに触れることが多い。僕、これは完全にタブーだと思ったのが「事故物件に霊媒師を集めてどんな事故があったか当てる」(※「事故物件 霊能者なら部屋に入るだけで何があったか分かる説」)っていうやつ。 小峠 あったね~。 アントニー 呼ぶまではいいんですよ。それ、全部外すんですよ。ダメでしょ、その人たち、仕事なくなっちゃうでしょ(笑)。面白かったですけど、外したときの霊媒師さんたちの表情が忘れられない。自信満々で「首吊りです」って答えて、正解が「病死」とか。 小峠 俺はね、意外と食べる企画が多くて。相方と2人で、西村は食べ続ける、俺は食べられないっていう企画とか。あと食べ物に名前が入っている有名人と会えばそれが食べられる、それ以外は食べられないっていうやつ。もう、わけがわからない。サンドウィッチマンだったらいいですけど、メイプル超合金でメイプルシロップもらってもね……。 アントニー 結局、どっちが勝ったんでしたっけ? 小峠 あれは俺(食べないほう)が勝った(笑)。最初はスゲェ腹減るんだけど、途中からさ、平気になるんだよね。腹減ったという感覚が底までくると、そこから何も感じなくなる。俺はそれを「空腹の向こう側」と呼んでいる。 アントニー 空腹の向こう側(笑)。
ドッキリ芸人小峠&アントニー「TBS藤井健太郎、ハゲ=面白いと思ってる説」の画像3
――『水曜日のダウンタウン』の影響力って、感じますか? アントニー 街中で、ちょっとヤバそうな人に声かけられるようになりました。キャップを目深にかぶってマスクして若干前かがみで歩いている人から、ものすごいちっちゃい声で「……『水曜日のダウンタウン』見てます」って(笑)。支持層が独特……。 小峠 周りの人からしたら、ヤベェやつがヤベェやつに声かけてるように見えるだろうね(笑)。俺はプレゼンテーターのほうで呼んでもらうことも多いんですけど、出るたびに松本(人志)さんが、俺のことを「ちんちん」「ちんちん」言うから、一時期「ちんちん」のウィキペディアに名前載ってたんですよ(笑)。 ――ちんちんのウィキペディア!! 小峠 俺、衝撃のあまりスクショしたよ。ほら。 ――……これ「あなたの探しているちんちんはどれですか?」のページですよね(笑)。 アントニー だから「ウィキペディアを編集する人たち」っていうのが、この番組を見ている層なんですよ。 小峠 まずさ、ちんちんのウィキペディアを探そうっていう時点でイカれてる(笑)。結構面倒くさい作業をしてまで、俺の名前をちんちんのページに載せたい。そんな人たちに支持されている番組ということですね。 ――視聴者が、作り手に引っ張られている(笑)。 小峠 スタジオ行くと、藤井さんがいるわけじゃないですか。何考えてるかわからない目ぇしてるもんな。 アントニー 不気味ですよね。『DEATH NOTE』のLと同じ目をしてる。 小峠 めちゃくちゃ笑うわけでもなく。叩けばなんか出るだろう、あの人(笑)。 アントニー さらに、そこにダウンタウンさんがいらっしゃるわけで。結局、藤井さんがダウンタウンさんをバックにつけて好き勝手やってるっていう構図ですよね。 小峠 確かにね(笑)。まぁでも、結局、芸人冥利に尽きるというか、やっぱりそうやって面白い、斬新なお笑いの企画に参加させていただけるっていうのは名誉なことだよね。 アントニー あんまり自分の努力や能力に限らず面白くしてもらえるので、僕は結構ありがたい。 小峠 ありがたいよね。ポテンシャル以上のものを引き出してもらえるもん。 ――最後に、『水曜日のダウンタウン』には、どんな芸人さんが向いていると思いますか? アントニー それはアレです。丸坊主の芸人(笑)。 小峠 あばれる君、クロちゃん、アントニー、俺……なぜかハゲが多い。 アントニー これはもう、藤井さんの趣味嗜好でしょう。 小峠 あんだけの奇才なのに、「ハゲ=面白い」っていうベタな方程式が、どっかにあるんだろうね(笑)。スーパーベタな。 (取材・文=西澤千央)
ドッキリ芸人小峠&アントニー「TBS藤井健太郎、ハゲ=面白いと思ってる説」の画像4
『水曜日のダウンタウン6』
●DVD『水曜日のダウンタウン6』 <ドッキリSP!>どっきりかけられ王、バイきんぐ・小峠英二が大活躍!? ・2014年一番ドッキリにかけられたの俺説 ・2015年一番ドッキリにかけられたの俺説 ・どんなにバレバレのダメドッキリでも芸人ならつい乗っかっちゃう説 ・「お会計はもう頂いております」のやつ、毎食続いたらめちゃくちゃ怖い説 ・逆ドッキリ、逆逆逆くらいまでいくと疑心暗鬼になる説 ・「開けたら人がいる」が結局一番怖い説 【未公開】バイきんぐ小峠への予告ドッキリ未公開集
ドッキリ芸人小峠&アントニー「TBS藤井健太郎、ハゲ=面白いと思ってる説」の画像5
『水曜日のダウンタウン7』
●DVD『水曜日のダウンタウン7』 <松野明美SP!>女王、松野明美を超える仕掛け人はいるのか? ・アスリートが仕掛け人のドッキリ、大根すぎて逆に面白いんじゃないか説 ・松野明美を超える大根などいない説 ・有名人の身内、気をつけないと悪いモノマネ芸人にオレオレ詐欺で騙される説 ・モノマネオレオレ電話 第2弾 ・松野明美、何でも信じる説 【未公開】ガチっぷりが伝わる松野明美のオフショット 価格 2,700円(税込) 発売元 TBS/よしもとアール・アンド・シー

「切り身を投げようよ、ファンの人に」アイドルグループ・つりビット“世界を釣り上げる”日がやってきた!

「切り身を投げようよ、ファンの人に」アイドルグループ・つりビット世界を釣り上げる日がやってきた!の画像1
 TBS系『櫻井・有吉THE夜会』で、俳優の山田孝之もおすすめするアイドルとして、業界内外から注目されるアイドルグループがいる。  そのアイドルは、2012年に結成された、“釣り”をテーマにしたアイドルグループ「つりビット」。山下達郎の「踊ろよ、フィッシュ」をカバーするなど、個性的な展開を見せる彼女たちは、来る2月26日に赤坂ブリッツでワンマンライブ「赤坂サカナ!~みんなで釣ろう赤坂BLITZ~」を控えている。  すでにチケットは完売。“いつか世界を釣り上げます!”をキャッチフレーズに掲げる彼女たちに、話を聞いてみた。 ――結成当時から伺っていきたいんですけど、そのときは、みなさんおいくつでしたか? 長谷川瑞(以下、長谷川) 私が中3で。 安藤咲桜(以下、安藤) 聞間、竹内、安藤が小6で、小西が小5です。
「切り身を投げようよ、ファンの人に」アイドルグループ・つりビット世界を釣り上げる日がやってきた!の画像2
竹内夏紀(なっちゃん)
――お互いの第一印象ってあります? 安藤 すごい覚えてる(笑)。なつ(竹内夏紀)は、茶色いランドセル背負っていたんですよ。 長谷川 茶色いランドセル(笑)。 安藤 その時点で、「あ、一軍だ」と思って(笑)。もう、怖くて怖くて。 竹内夏紀(以下、竹内) いやいや、そんなそんな。 長谷川 私、オーディションの時に、私の次がなつだったんですよ。それで、なつが私のオーディションのずっと見てて。で、茶色いランドセルで。「最近の小学生……すげえ!」って思って。
「切り身を投げようよ、ファンの人に」アイドルグループ・つりビット世界を釣り上げる日がやってきた!の画像3
安藤咲桜(さくちん)
――では、順番に、安藤さんの第一印象はどんな感じでしたか? 聞間彩(以下、聞間) すごいおとなしそうだった。 長谷川 顔合わせのときにさ、「なにか質問ありますか?」ってプロデューサーさんに言われて、一人だけ手を挙げて質問してたんですよ。だから、積極的だなあって思って。 聞間 私も思った。それ、記憶にある。 安藤 なんか言ったっけ? 覚えてない(笑)。 長谷川 なんか言ってたんだよ。みんな挙げないで「ないです」って感じだったのに、「はぁい!」って。 安藤 空気読めない人じゃん、それ(笑)。
「切り身を投げようよ、ファンの人に」アイドルグループ・つりビット世界を釣り上げる日がやってきた!の画像4
聞間彩(ちゃんあや)
――聞間さんの印象、どうでした? 竹内 GAPのパーカー着てたイメージしかないんだけど(笑)。 長谷川 そうそう! 聞間 ちょうど、顔合わせのちょっと前にGAPのパーカーを買ってもらって、新しいから気合入れて、これ着ていこうって思って。 長谷川 “GAPの子”であやちゃんのこと、覚えちゃったから私。みんなの名前覚えるときに、“GAPあや”って書いて(笑)。
「切り身を投げようよ、ファンの人に」アイドルグループ・つりビット世界を釣り上げる日がやってきた!の画像5
長谷川瑞(みーちゃん)
――続いて、長谷川さん。 安藤 一番年下かと思ったんです。 聞間 声が高くてびっくりした! 竹内 私、こんな声の高い人が人類にいるんだと思って。 長谷川 ひどいよ〜人類だよ〜! ずっとこんなだよねえ。
「切り身を投げようよ、ファンの人に」アイドルグループ・つりビット世界を釣り上げる日がやってきた!の画像6
小西杏優(あゆたん)
――小西さんの第一印象はどうでしたか? 最年少ということですけど。 聞間 なんか、ミニーちゃんのセットアップ?着てたよね(笑) 小西杏優(以下、小西) 恥ずかしいんで、やめてください(笑)。 聞間 水玉の。この子、ミニーマウスなのかなって。 安藤 すごいハキハキしてたから、滑舌もすごいよくて。笑顔もぱあってしてたから。すごい慣れてる子なんだなって。
「切り身を投げようよ、ファンの人に」アイドルグループ・つりビット世界を釣り上げる日がやってきた!の画像7
――その後、レッスンが始まるんですよね。 小西 ストレッチをしたり、それこそAKBさんの曲とかを使って、違う振り付けをつけてもらって、練習とかしましたね。ダンスやってない子もいたんで、ストレッチとかはやったよね。 安藤 そのころはまだ、打ち解けてなくて。休憩時間も、みんな無言でお水飲んでいるみたいな。 長谷川 みんな人見知りなんで、もうね、全然ね。 ――打ち解けるきっかけってなんだったんですか? 竹内 交換日記をはじめたんですよ。「最終手段だ!」みたいな。言えないことは書けたりするし、紙面で。 聞間 あと、あれやらなかった?プロフィールの渡し合いっこみたいなの。 長谷川 した! 書いたよね。 安藤 懐かしい。今あるのかな? 竹内 あるんじゃない? ――デビュー曲「真夏の天体観測」が、2013年7月に発売されます。 安藤 代表曲になってますし。つりビットといえば、盛り上がる曲といえば、この曲ってなっているので。本当に大事な曲です。 長谷川 いろんな方が、この曲は聞いたことがあるって言ってくださって。対バンとかでやるとね、「おー!」ってなってくれるんですよ。爽やかなんですけど、私たちの年齢からすると、ちょっと背伸びした歌詞になっているので、それを私たちが歌うってことで、その年のころにしかできなかった感じ? 雰囲気? が楽曲の中に込められているのかなって思って。今歌ってもそれは出ないもんね。 安藤 出ない。「ロマンスを閉じ込めて」ってなんだろうって。 長谷川 でも、今はまた別の意味で、意味がわかった上で歌えるよね。 ――アイドルさんって、再録とかすると声が変わっているって言いますよね。 安藤 そうなんです! 長谷川 全然違うよね。「真夏の天体観測」は、再録したよね、前。 安藤 アルバムの時にアレンジしたバージョンを録ったんですけど、聞き比べると声が。 聞間 低くなったよね、まず。 長谷川 若さが違う。フレッシュさがどこかへ行ってしまった!
「切り身を投げようよ、ファンの人に」アイドルグループ・つりビット世界を釣り上げる日がやってきた!の画像8
――これまで出演したライブで、印象的だったことはありますか? 長谷川 はじめてのワンマン(2014年6月14日)が、正直ボロボロだったんですよ。結構怒られちゃって、終わった後に。自分たちは満足しちゃっていたんですけど。「はじめてのワンマンよくできたな」って思っていて。でもやっぱり、客観的に見るとそうじゃないというのをそこで知れて。パフォーマンスしっかりしなきゃって、すごい印象に残ってます。 ――逆に、よくできたなって思えるライブはありますか? 聞間 こぶしファクトリーさんとの2マンライブ(2016年3月15日)をさせていただいた時に、ちょうどレコード大賞新人賞にこぶしファクトリーさんが選ばれてて、すごい方たちなんだなって。それで、みんな気合が入ってたというか、負けられないねって。こんなに頑張ったことなかったなって思えるぐらい一致団結して、パフォーマンスは、自分たちで言うのはあれなんですけど、本当にいいパフォーマンスできたのかなって思いましたね。終わったあとの握手会でも、ファンの方から「今日、本当かっこよかった」って言ってもらえて、すごいうれしくて印象に残ってます。 ――つりビットは、“かっこいい”と“かわいい”だと、どちらがうれしいですか? 安藤 “かっこいい”は言われたことないなあ(笑)。かっこいいパフォーマンス……したいね。 長谷川 かっこいいパフォーマンスしたいなあ。 安藤 かわいい曲が多いからね。 ――本人たちとしては、どちらを目指しているんでしょう? 竹内 「おもしろい」かな! 長谷川 私たちは、アイドルらしい曲と釣りやお魚をテーマにしたはっちゃけた曲みたいなのが2つあって楽しめるから、「楽しい」「おもしろい」って思ってくれたほうがね、うれしいよね。 竹内 総合的に評価してもらえると嬉しいです。「楽しい」とか「おもしろい」とか。 安藤 全然「かわいい」じゃないからね、もう年がね(笑)。 竹内 私たちよりも若いアイドル、いっぱいいるからね、今ね。 ――今回、赤坂ブリッツに向けて、動画をツイッターに上げていますよね。部活みたいだなと思って。どんなことをやっていますか? 安藤 やってますね。レッスン場を飛び出して、近くの公園まで走って、階段昇り降りしたりとか、公園で腕立てやったり、スクワットやったりとか。 ――アイドルになる時、そういう部活みたいなことをするって思ってました? 長谷川 なんか、ニコニコして歌って踊ってっていうのがアイドルだと思ってたから、裏でこんなに厳しいことたくさんあると思ってなくて。最初のころはね、やばかったよね。 安藤 私、運動音痴なんですよ、だから、その分みんなについていけないし、ダンスもできないから、覚えるのも遅いしっていうのですごい大変でした。筋肉も柔軟性もないので。ダンス未経験だったんですよ。 ――最後に、赤坂ブリッツへの意気込みを聞きたいと思います。ところで、ブリッツのステージに立ったことはありますか? 安藤 対バンライブとかではあります。 長谷川 とても大きなライブハウスだから、どうしよう!って思って。埋めるなら1,000人以上とかになっちゃうんだよね。 安藤 あやちゃんが言ってたんだっけ? いつも、赤坂でお仕事することが多くて、赤坂ブリッツを通るたびに並んでる人が多くて、「どこのアーティストさんなんだろう? 誰がライブするんだろうね」って話をしてたんですよ。それが私たちになる。だから、すごいうれしい。 長谷川 デビューライブも赤坂でやったんですよ。だから、赤坂はね、すごい思い入れのある土地なので。そこでね、憧れのブリッツでできる。 ――4年間でケタを変えて帰ってきましたね! ずばり、これからのつりビットの野望は? 長谷川 みんなで言ってるのはあるよね。夢は大きい方がいいから、いずれはドームツアーができるくらいになりたい。 安藤 世界を釣り上げなきゃいけないからね(笑)。 長谷川 じゃあ、マグロさばきますか。そこで。 安藤 じゃあさ、切り身投げようよファンの人に。 聞間 くさいくさい(笑)。 安藤 マグロ解体して、切り身を投げるの。それがつりビットだよ(笑)。 (取材=MC内郷丸)
「切り身を投げようよ、ファンの人に」アイドルグループ・つりビット世界を釣り上げる日がやってきた!の画像9
ワンマンライブ「赤坂サカナ!~みんなで釣ろう赤坂BLITZ~」 【日程】2017年2月26日(日) 【会場】赤坂BLITZ (〒107-0052 東京都港区赤坂5-3-2 赤坂サカス) 【開場/開演】 15:00 / 16:00   【入場料金】前売り 1,000円 【お問い合わせ】オデッセー 03-5444-6966(平日11:00~18:00) ●つりビット つりビットとは、釣りとビット(小さな一片や最小単位などの意)を掛け合わせた造語であり、釣りというレジャー&スポーツに打ち込むこ とを誓った少女たちで構成されるアイドルユニット。2013年5月デビュー。前作『Chuしたい』はオリコンウィークリーランキングで5位にランクイン!最近ではTBS「櫻井・有吉THE夜会」に出演するなど、今注目の歌って釣りもする王道アイドルユニットです! オフィシャルwebサイト:http://www.tsuribit.com/ オフィシャルTwitter:@tsuri_bit

「切り身を投げようよ、ファンの人に」アイドルグループ・つりビット“世界を釣り上げる”日がやってきた!

「切り身を投げようよ、ファンの人に」アイドルグループ・つりビット世界を釣り上げる日がやってきた!の画像1
 TBS系『櫻井・有吉THE夜会』で、俳優の山田孝之もおすすめするアイドルとして、業界内外から注目されるアイドルグループがいる。  そのアイドルは、2012年に結成された、“釣り”をテーマにしたアイドルグループ「つりビット」。山下達郎の「踊ろよ、フィッシュ」をカバーするなど、個性的な展開を見せる彼女たちは、来る2月26日に赤坂ブリッツでワンマンライブ「赤坂サカナ!~みんなで釣ろう赤坂BLITZ~」を控えている。  すでにチケットは完売。“いつか世界を釣り上げます!”をキャッチフレーズに掲げる彼女たちに、話を聞いてみた。 ――結成当時から伺っていきたいんですけど、そのときは、みなさんおいくつでしたか? 長谷川瑞(以下、長谷川) 私が中3で。 安藤咲桜(以下、安藤) 聞間、竹内、安藤が小6で、小西が小5です。
「切り身を投げようよ、ファンの人に」アイドルグループ・つりビット世界を釣り上げる日がやってきた!の画像2
竹内夏紀(なっちゃん)
――お互いの第一印象ってあります? 安藤 すごい覚えてる(笑)。なつ(竹内夏紀)は、茶色いランドセル背負っていたんですよ。 長谷川 茶色いランドセル(笑)。 安藤 その時点で、「あ、一軍だ」と思って(笑)。もう、怖くて怖くて。 竹内夏紀(以下、竹内) いやいや、そんなそんな。 長谷川 私、オーディションの時に、私の次がなつだったんですよ。それで、なつが私のオーディションのずっと見てて。で、茶色いランドセルで。「最近の小学生……すげえ!」って思って。
「切り身を投げようよ、ファンの人に」アイドルグループ・つりビット世界を釣り上げる日がやってきた!の画像3
安藤咲桜(さくちん)
――では、順番に、安藤さんの第一印象はどんな感じでしたか? 聞間彩(以下、聞間) すごいおとなしそうだった。 長谷川 顔合わせのときにさ、「なにか質問ありますか?」ってプロデューサーさんに言われて、一人だけ手を挙げて質問してたんですよ。だから、積極的だなあって思って。 聞間 私も思った。それ、記憶にある。 安藤 なんか言ったっけ? 覚えてない(笑)。 長谷川 なんか言ってたんだよ。みんな挙げないで「ないです」って感じだったのに、「はぁい!」って。 安藤 空気読めない人じゃん、それ(笑)。
「切り身を投げようよ、ファンの人に」アイドルグループ・つりビット世界を釣り上げる日がやってきた!の画像4
聞間彩(ちゃんあや)
――聞間さんの印象、どうでした? 竹内 GAPのパーカー着てたイメージしかないんだけど(笑)。 長谷川 そうそう! 聞間 ちょうど、顔合わせのちょっと前にGAPのパーカーを買ってもらって、新しいから気合入れて、これ着ていこうって思って。 長谷川 “GAPの子”であやちゃんのこと、覚えちゃったから私。みんなの名前覚えるときに、“GAPあや”って書いて(笑)。
「切り身を投げようよ、ファンの人に」アイドルグループ・つりビット世界を釣り上げる日がやってきた!の画像5
長谷川瑞(みーちゃん)
――続いて、長谷川さん。 安藤 一番年下かと思ったんです。 聞間 声が高くてびっくりした! 竹内 私、こんな声の高い人が人類にいるんだと思って。 長谷川 ひどいよ〜人類だよ〜! ずっとこんなだよねえ。
「切り身を投げようよ、ファンの人に」アイドルグループ・つりビット世界を釣り上げる日がやってきた!の画像6
小西杏優(あゆたん)
――小西さんの第一印象はどうでしたか? 最年少ということですけど。 聞間 なんか、ミニーちゃんのセットアップ?着てたよね(笑) 小西杏優(以下、小西) 恥ずかしいんで、やめてください(笑)。 聞間 水玉の。この子、ミニーマウスなのかなって。 安藤 すごいハキハキしてたから、滑舌もすごいよくて。笑顔もぱあってしてたから。すごい慣れてる子なんだなって。
「切り身を投げようよ、ファンの人に」アイドルグループ・つりビット世界を釣り上げる日がやってきた!の画像7
――その後、レッスンが始まるんですよね。 小西 ストレッチをしたり、それこそAKBさんの曲とかを使って、違う振り付けをつけてもらって、練習とかしましたね。ダンスやってない子もいたんで、ストレッチとかはやったよね。 安藤 そのころはまだ、打ち解けてなくて。休憩時間も、みんな無言でお水飲んでいるみたいな。 長谷川 みんな人見知りなんで、もうね、全然ね。 ――打ち解けるきっかけってなんだったんですか? 竹内 交換日記をはじめたんですよ。「最終手段だ!」みたいな。言えないことは書けたりするし、紙面で。 聞間 あと、あれやらなかった?プロフィールの渡し合いっこみたいなの。 長谷川 した! 書いたよね。 安藤 懐かしい。今あるのかな? 竹内 あるんじゃない? ――デビュー曲「真夏の天体観測」が、2013年7月に発売されます。 安藤 代表曲になってますし。つりビットといえば、盛り上がる曲といえば、この曲ってなっているので。本当に大事な曲です。 長谷川 いろんな方が、この曲は聞いたことがあるって言ってくださって。対バンとかでやるとね、「おー!」ってなってくれるんですよ。爽やかなんですけど、私たちの年齢からすると、ちょっと背伸びした歌詞になっているので、それを私たちが歌うってことで、その年のころにしかできなかった感じ? 雰囲気? が楽曲の中に込められているのかなって思って。今歌ってもそれは出ないもんね。 安藤 出ない。「ロマンスを閉じ込めて」ってなんだろうって。 長谷川 でも、今はまた別の意味で、意味がわかった上で歌えるよね。 ――アイドルさんって、再録とかすると声が変わっているって言いますよね。 安藤 そうなんです! 長谷川 全然違うよね。「真夏の天体観測」は、再録したよね、前。 安藤 アルバムの時にアレンジしたバージョンを録ったんですけど、聞き比べると声が。 聞間 低くなったよね、まず。 長谷川 若さが違う。フレッシュさがどこかへ行ってしまった!
「切り身を投げようよ、ファンの人に」アイドルグループ・つりビット世界を釣り上げる日がやってきた!の画像8
――これまで出演したライブで、印象的だったことはありますか? 長谷川 はじめてのワンマン(2014年6月14日)が、正直ボロボロだったんですよ。結構怒られちゃって、終わった後に。自分たちは満足しちゃっていたんですけど。「はじめてのワンマンよくできたな」って思っていて。でもやっぱり、客観的に見るとそうじゃないというのをそこで知れて。パフォーマンスしっかりしなきゃって、すごい印象に残ってます。 ――逆に、よくできたなって思えるライブはありますか? 聞間 こぶしファクトリーさんとの2マンライブ(2016年3月15日)をさせていただいた時に、ちょうどレコード大賞新人賞にこぶしファクトリーさんが選ばれてて、すごい方たちなんだなって。それで、みんな気合が入ってたというか、負けられないねって。こんなに頑張ったことなかったなって思えるぐらい一致団結して、パフォーマンスは、自分たちで言うのはあれなんですけど、本当にいいパフォーマンスできたのかなって思いましたね。終わったあとの握手会でも、ファンの方から「今日、本当かっこよかった」って言ってもらえて、すごいうれしくて印象に残ってます。 ――つりビットは、“かっこいい”と“かわいい”だと、どちらがうれしいですか? 安藤 “かっこいい”は言われたことないなあ(笑)。かっこいいパフォーマンス……したいね。 長谷川 かっこいいパフォーマンスしたいなあ。 安藤 かわいい曲が多いからね。 ――本人たちとしては、どちらを目指しているんでしょう? 竹内 「おもしろい」かな! 長谷川 私たちは、アイドルらしい曲と釣りやお魚をテーマにしたはっちゃけた曲みたいなのが2つあって楽しめるから、「楽しい」「おもしろい」って思ってくれたほうがね、うれしいよね。 竹内 総合的に評価してもらえると嬉しいです。「楽しい」とか「おもしろい」とか。 安藤 全然「かわいい」じゃないからね、もう年がね(笑)。 竹内 私たちよりも若いアイドル、いっぱいいるからね、今ね。 ――今回、赤坂ブリッツに向けて、動画をツイッターに上げていますよね。部活みたいだなと思って。どんなことをやっていますか? 安藤 やってますね。レッスン場を飛び出して、近くの公園まで走って、階段昇り降りしたりとか、公園で腕立てやったり、スクワットやったりとか。 ――アイドルになる時、そういう部活みたいなことをするって思ってました? 長谷川 なんか、ニコニコして歌って踊ってっていうのがアイドルだと思ってたから、裏でこんなに厳しいことたくさんあると思ってなくて。最初のころはね、やばかったよね。 安藤 私、運動音痴なんですよ、だから、その分みんなについていけないし、ダンスもできないから、覚えるのも遅いしっていうのですごい大変でした。筋肉も柔軟性もないので。ダンス未経験だったんですよ。 ――最後に、赤坂ブリッツへの意気込みを聞きたいと思います。ところで、ブリッツのステージに立ったことはありますか? 安藤 対バンライブとかではあります。 長谷川 とても大きなライブハウスだから、どうしよう!って思って。埋めるなら1,000人以上とかになっちゃうんだよね。 安藤 あやちゃんが言ってたんだっけ? いつも、赤坂でお仕事することが多くて、赤坂ブリッツを通るたびに並んでる人が多くて、「どこのアーティストさんなんだろう? 誰がライブするんだろうね」って話をしてたんですよ。それが私たちになる。だから、すごいうれしい。 長谷川 デビューライブも赤坂でやったんですよ。だから、赤坂はね、すごい思い入れのある土地なので。そこでね、憧れのブリッツでできる。 ――4年間でケタを変えて帰ってきましたね! ずばり、これからのつりビットの野望は? 長谷川 みんなで言ってるのはあるよね。夢は大きい方がいいから、いずれはドームツアーができるくらいになりたい。 安藤 世界を釣り上げなきゃいけないからね(笑)。 長谷川 じゃあ、マグロさばきますか。そこで。 安藤 じゃあさ、切り身投げようよファンの人に。 聞間 くさいくさい(笑)。 安藤 マグロ解体して、切り身を投げるの。それがつりビットだよ(笑)。 (取材=MC内郷丸)
「切り身を投げようよ、ファンの人に」アイドルグループ・つりビット世界を釣り上げる日がやってきた!の画像9
ワンマンライブ「赤坂サカナ!~みんなで釣ろう赤坂BLITZ~」 【日程】2017年2月26日(日) 【会場】赤坂BLITZ (〒107-0052 東京都港区赤坂5-3-2 赤坂サカス) 【開場/開演】 15:00 / 16:00   【入場料金】前売り 1,000円 【お問い合わせ】オデッセー 03-5444-6966(平日11:00~18:00) ●つりビット つりビットとは、釣りとビット(小さな一片や最小単位などの意)を掛け合わせた造語であり、釣りというレジャー&スポーツに打ち込むこ とを誓った少女たちで構成されるアイドルユニット。2013年5月デビュー。前作『Chuしたい』はオリコンウィークリーランキングで5位にランクイン!最近ではTBS「櫻井・有吉THE夜会」に出演するなど、今注目の歌って釣りもする王道アイドルユニットです! オフィシャルwebサイト:http://www.tsuribit.com/ オフィシャルTwitter:@tsuri_bit

出版界に大旋風! 『夫のちんぽが入らない』こだまが語る、夫とネットと大喜利と

出版界に大旋風! 『夫のちんぽが入らない』こだまが語る、夫とネットと大喜利との画像1
著者のこだま氏。この日は「友達と旅行」とウソをついて上京。
「このタイトルで出せないなら、他社に持っていく」。担当編集者にそこまで言わせる作品は、昨今なかなかないかもしれない。文学フリマで異例の大行列を生んだ同人誌「なし水」。そこに収められた一編のエッセーが、2017年出版界に大波乱を巻き起こしている。ただ衝撃的なタイトルに惹かれて読み進めれば、必ずやいろいろな意味での裏切りに遭う。お涙頂戴路線で読もうとすると、センスあふれる表現力が痛快に感動のはしごを外す。ちんぽが入る人も入らない人も、すべての生きとし生けるものたちへの挽歌『夫のちんぽが入らない』(扶桑社)。うらやましい、あやかりたい、そして、こだま氏の素顔が知りたい!! *** ――いやー、各所で話題になっていますね! 発売1カ月で「4刷13万部」という数字は、昨今の出版業界においては大事件だと思うのですが、こだまさんご自身は、どういうお気持ちですか? こだま 戸惑いと不安がすごく多くて。こんなタイトルですから、ネット上で見た人が面白がって買ってくれる程度だと思っていたんですよ。これが地元の書店にも並んで……恐怖しかない。いつ家族の手に渡るんだろうと思うと。 ――まだご家族には……。 こだま 言ってないです。 ――『夫のちんぽが入らない』は、もともと「なし水」という同人誌に1万字くらいの短いエッセーとして書いたのが始まりだったそうですね。 こだま 「なし水」は、私を含めて4人で出していたんですけど、その方たちが皆さん面白い文章を書くんですよ。だから最初は「この3人にウケたい」っていうだけの気持ちでした。 ――ウケたい(笑)。 こだま このタイトルも……深刻は深刻なんですけど、でも、この機会に全部出しちゃえば、楽になるかなっていう気持ちでした。最初は100部くらいしか刷らなかったので「100人程度なら、知られてもいいや」って。ただ3人と、買ってくれた100人にウケたかったっていう。 ――その100人が、いまや大変なことに……。 こだま まさか、こんなことになるとは……。ただただ、ウケを狙っていただけなのに。 ――「なし水」の方々とは、どういうお知り合いだったんですか? こだま 引きこもっていた時期に「ネット大喜利」っていう投稿サイトに参加していたんですけど、そこでよく一緒になった4人なんです。それで、「なし水」ではみんなで家族の暴露話や創作を書き合って。メンバーだったのりしろさん(乗代雄介)は「群像」(講談社)の新人賞を取られて今は作家活動していて、爪切男さんはウェブの「日刊SPA!」で連載(https://nikkan-spa.jp/spa_comment_people/%E7%88%AA%E5%88%87%E7%94%B7)されていて……「次はたかさんだね」って、言われてる。たかさんは漫画家志望なんです。面白いです。 ――たかさん、プレッシャーでしょうね……。 こだま 「自分以外は、みんな売れてる」って言ってます(笑)。だから本当に、ただただ面白い人たちに面白いと思ってほしいという気持ちで書いていたのが、いつの間にか「感動する」みたいになっていて、身近な人たちは納得してないんですよ。「ただの笑い話だろ?」って。
出版界に大旋風! 『夫のちんぽが入らない』こだまが語る、夫とネットと大喜利との画像2
『夫のちんぽが入らない』(扶桑社)

◆ネットと出会って、才能が開花

――「ウケたい」っていう気持ちは、ずっと持ってらっしゃったんですか? こだま 小さい頃はまったく……とにかくしゃべらない子だったんで、自己表現をすることもないし。ネットと出会って、そこでブログを書くようになってから、自分もウケれるんだ……と。だって、面白い人しかウケないと思ってたんですよ。だけど、ネットだったら、暗くても評価されることもあるんだなっていうのを、初めて知りました。 ――クラスの人気者的な人がウケるって思い込み、ありますよね。 こだま そう、絶対なれない地位(笑)。 ――ウケるの、気持ちいいですよね……。 こだま そうですね。みんなにっていうよりは、一緒にやっている人たちに認められたいっていう気持ちが強いかもしれない。 ――これは人によるのかもしれませんが、何か書いていると「ほかはどう思われてもいいから、とにかく面白いと思われたい」「ウケたい」みたいな気持ちとの戦いになることがよくあります。 こだま ですね(笑)。この作品を書いていたときは本当に何もやっていない時期で、単なる引きこもりの主婦で、ただブログをやっているだけの。でも、これがきっかけで「クイック・ジャパン」(太田出版)さんに連載のお話をいただいて、「週刊SPA!」(扶桑社)さんからいただいて、すべての始まりが、ただウケたいとだけ思っていた同人誌だったんです。 ――(担当編集の)高石さんにお聞きしてもいいですか? 高石さんが絶対このタイトルに……と会社を説き伏せたと伺いましたが、そこまで強く思ったのはなぜでしょうか? 高石 最初、僕にこの作品の存在を教えてくれたのは、まんしゅうきつこさんだったんですよ(※高石氏は、漫画家まんしゅうきつこさんの担当でもある)。それで、普通の面白エッセーみたいなノリで読むじゃないですか。「ちんぽ」ですし。でも、想像と中身のギャップに驚いた。それを読者にも味わってほしいという気持ちが強かったんです。 ――確かに。「ちんぽ」は何かのたとえなのかなって思いながら読んだら……。 こだま そのまんまの意味(笑)。最初は、ただこの事実を知ってもらいたいというのがあって、タイトルに持ってきたんです。それでこのタイトルにした限りは、何かにつけてこのフレーズを出さねばと。入らない、入らないと連呼して。 ――よく「勃起しない」つらさの話は耳にしますけど、「勃つけど入らない」というのは、あまり表面化してこなかった悩みだと思います。 こだま そう、こうやって書いたことによって「実はうちも入らないんです」っていう声をよく聞いて、そんなに珍しいことじゃなかったというのを初めて知って、それも私にとって大きかったです。 ――“そもそも勃たない”派からしたら「ぜいたくな悩み」って言われそうで、なかなか声にできなかった人もいたのかなぁ……。 こだま 悩みの方向は違うかもしれないけど、できないことは一緒なんですよね。ただ私自身に関しては……普段は家からまったく出ないので、特に何も変化はないんですよ。外側だけ盛り上がっている感じで。Twitterやネットをしているときだけ「あぁ、本当に(本が)出たんだな」っていう実感があって。パソコンから離れると、地味~な山奥での暮らしが待っている。

◆売れても素直に喜べない……

――そのギャップを楽しむ気持ちはないですか? 旦那は知らないけど……みたいな。 こだま それ以上にバレたときの恐怖がデカすぎて、楽しめない。毎日高石さんに「今日は無事でした」っていう報告のメールをするんですよ。おそらく私以上に、高石さんはその責任を負ってくださっているというか。 高石 だって、僕が悪いじゃないですか。声かけたし、企画通したし、「ちんぽ」出しちゃったし。だから僕も素直には喜べてなくて。バレないでほしいので……こだまさんからの「無事」メールがくるとホッとする。 ――2人だけノイローゼ(笑)。 高石 売れてほしいけど、売れてほしくない。うれしいけど、うれしくない。ずっと引き裂かれている。 こだま 私が怖がることで、高石さんにも不安を与えてしまっている。周りのみんなは「いっそバレて、きちんと旦那さんにも言ったらいいんじゃない? これなら怒らないと思うよ」って言ってくださるんですけど……。 高石 そうは言いますけどね……。 こだま 内容が内容なので……完全にネタにしてるし……。 高石・こだま ……。 ――(暗くなっちゃった!!)でも、ほら、「キング」じゃないですか。男性にとってキング、相当褒め言葉ですし。 高石・こだま ……。 ――(もっと暗くなっちゃった!!)あの、どうも「ちんぽ」に目がいきがちですが、こだまさんの文章は表現のセンスがすごいな……って。そういうセンスって、どうやって培われてきたのでしょうか? こだま 私が育ったのは集落も集落で、映画館もないですし、本当に文化がないところ。テレビもろくに見せてもらえませんでしたので、子どもの頃は本だけ、推理小説とか。大人になってネットをやるようになって、面白い人の文章を読んだりして、そこで急速に情報を得たんです。やっぱりネット大喜利ですね。 ――なんか、道場みたいですね。 こだま そう! よく投稿していたサイトも「○○道場」みたいな名前で。全国から300~400人くらい一気にお題に投稿して、採点されて順位を付けられるんです。自分の書いたものが点数になるって、引きこもりの主婦にとっては面白くて。小さい頃の抑圧されていた感じが、そこで一気に爆発した、みたいな。ようやく面白いもの見つけた! って。 ――その道場では、「ちんぽ」的なジャンルにも参加していたんですか? こだま いや、私、どちらかという下ネタはあんまり得意じゃなくて……。「ちんこ」でも「ちんちん」でもなくて「ちんぽ」にしたのも、自分から一番遠い言葉だったからなんですよ。下ネタは言ったら怒られるんじゃないかっていう怖さがあって。 ――「下ネタ言うと怒られる」って、なんかわかる気がします。世代的なものかもしれませんが。 こだま でも、私が唯一優勝したのは「下ネタ大喜利」だったんですよね。 ――……今、ちゃぶ台ひっくり返しましたね。 こだま すみません(照)。

◆“入らないこと”より、つらかったこと

――こだまさんの文章は、面白いのももちろんですけど、すごく読みやすいんです。 こだま 私、本当に一時ですけど、タウン誌でライターとして働いていたことがあって。そのときに「わかりやすく読ませる」ことを編集さんに教えてもらったから、それがよかったのかもしれません。 ――なるほど。自分のことだけどすごく客観的で、ご自身の気持ちですら「事実」として書かれているなぁと。 こだま そうですね。事実ですね。もうどうしようもない。あまり入り込みすぎないように書こうとはしてました。 ――執筆中はどうでしたか? つらかったですか? こだま つらい時期のことは割と書けるんですけど、付き合っているときの甘い話を書きたくなかった。あまり身内を褒めたくない。だから、同人誌のときは全然書かなかったんですけど、高石さんからは「そこを重点的に書いてください」と言われて。 ――確かに。 こだま 「すごく幸せなんだけど、そういう関係性を持てない」という落差につながるから……だけど、当時のことを書くときは、当時の気持ちにならなきゃいけないじゃないですか。夢中になっている自分を書かなきゃいけない。その恥ずかしさと向き合うのが、つらくて。 ――こだまさんのような、自分の中の「恥ずかしさ」とちゃんと向き合って、作品として笑いに昇華させている方々が今、次々とブレークなさっている気がします。まんしゅうさんもそうですよね。 こだま 恐れ多いです。私、故・雨宮まみさんから「一生に一度しか書けない文章っていうのがあって、これはまさにそれなんだけど、それを書いちゃったら終わりかっていうと、書いたら次も書ける。ビビッて書かない人は、ずっと何も書けない」という言葉をいただいて、これは思い切って出してよかったんだなって、そのとき本当に思いました。この本に全部自分の人生を押し込めちゃったんで、もう書きたいことはないだろうって思ったんですけど、「また書ける」という雨宮さんの言葉が、今すごく励ましになってます。 ――次回作のプレッシャーはありますか? こだま これを機に大きく何かやりたいっていう気持ちは特になくて、今いただいている連載だけは頑張ろうと……。身元が危ないっていうのが、根底にあるので。 ――こだまさんの面白さの根底にいつもある「身元が危ない」(笑)。 こだま それが私の中で、いいバランスになっているのかもしれません。はしゃげない、喜べない。 ――すごく謙虚に見えるけど……。 こだま ただおびえているだけ。

◆書籍化自体が“壮大な大喜利”

――でも、「週刊SPA!」のインタビューで松尾スズキさんがおっしゃってましたけど、こだまさん、フェイクの入れ方が微妙だと……。 こだま 創作っていう、イチから作ることに慣れてないんです。自分の原体験を基にしなきゃ書けないので、ほぼありのまま。松尾さんに「ちょっとしかズラしてないんじゃないか」って指摘されてハッとしました。 ――誠実なんだと思います。ひとつ大きなウソが出てくると、そこに引っ張られちゃう。 こだま 大きく変えたら全然詳しくも書けないですし、かなり外れたものになっちゃったと思います。ただこの本は、美談ではなくて、情けない人間の話として読んでもらえるのが一番ありがたいかなぁ。私のやっていることの中には悪いこともありますし。それをいいように捉えられてしまうのはちょっと……。 ――でも、アレですよね。同人誌時代からのお知り合いの、この作品を純粋に面白がっていた人にとっては最高のオチですよね。ただウケたいだけの同人誌が、本になり、13万部売れて、ちょっと感動するみたいな話にもなって……。 こだま で、本人だけがビクビクしてる(笑)。 ――すべてが大喜利のような。 こだま 周りの人が一番喜んでますね。 ――もしも、もしも、旦那さんにバレたらどうしますか? こだま 夫次第ですね。「もうこんなもんやめろ」って言われたら、反省の意味も込めてやめるかな……でも、名前だけ変えて、また書いてそうな気もする……。 高石……こだまさん、絶対やめられないと思う。 こだま そう。怖いけど、それを超えるくらい、書いていて楽しいし。 ――また「こだま」から、そんな離れてないペンネームつけて(笑)。 高石 間違いなく、ひらがな3文字でしょうね。ヘタしたら「こまだ」。 ――ひらがな三文字の作者の面白い作品見つけたら、「あぁ」って思います。 こだま みんな素知らぬふりして、「こだま出直したのか」と迎えてくれたらいいなと思います。 (取材・文=西澤千央)

ラジオの未来は“見えないラジオ”!? 川野将一が語る、ラジオと歩んだ半生と野望とは

ラジオの未来は見えないラジオ!? 川野将一が語る、ラジオと歩んだ半生と野望とはの画像1
 昨年、長寿番組『大沢悠里のゆうゆうワイド』(TBSラジオ)が終了した一方で、エリアフリーとタイムフリー視聴という画期的なシステムがradikoに導入され、密かにブームが再熱しつつあるラジオ業界。  そんな業界の動きと呼応するように、“テレビの放送作家でラジオのヘビーリスナー”を自称するラジオ愛に溢れる男が、全848ページにも及ぶエッセー『ラジオブロス』(イースト・プレス)を書き上げた。取り扱う番組は、深夜帯の『オールナイトニッポン』(ニッポン放送)、『JUNK』(TBSラジオ)などの人気番組はもちろん、『小島慶子 キラ☆キラ』(TBSラジオ)や10代向けの『能年玲奈のGIRLS LOCKS!』(TOKYO FM)と多岐にわたる。  「今、日本一の珠玉のラジオエッセー」と水道橋博士も太鼓判を押す本書の著者で、現在もテレビの放送作家として活躍する川野将一に、ラジオ愛を語ってもらった。
ラジオの未来は見えないラジオ!? 川野将一が語る、ラジオと歩んだ半生と野望とはの画像2
――ラジオとの出会いは? 川野将一(以下、川野) 僕は、45ですけど、生まれた時に居間にテレビはありました。でも、自分の部屋にはない時代だったから、部屋に閉じこもるときは、買ってもらった小さなラジカセでラジオを聞くんですよ。ある日、ラジオを流していたら『宇宙戦艦ヤマトのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)が流れてきた。『宇宙戦艦ヤマト』をラジオドラマでやるんですけど、聞いていると、どうやら僕が知っているテレビのアニメのヤマトとは違うぞと。ラジオというものは、単純に“絵のないテレビ”だと思っていて、むしろ下だと思っていたけれど、ラジオには全然違う別の世界が広がっているんだと思って、そこからオールナイトニッポンだったら、ビートたけしさんだったり中島みゆきさんだったり。テレビとは違う面白さにハマっていきました。 ――それって、おいくつくらいの出来事なんですか? 川野 小学1年生ですね。 ――小学1年生!? 早いですね! 川野 だからそう……それだけは早熟だったの。 ――それからはもう、ラジオ一筋? 川野 ラジオ好きになっていろいろ聞いていくと、「あ、みんなハガキを出して参加しているんだ」と気づくじゃないですか。だけど、いろんなものを「聞く側でいいや」って思っちゃって。ハガキ職人にならなかった分、いろんな番組をいっぱい聞いていたんですよ。でもやっぱり、投稿することは好きだったから「宝島」(宝島社)とか雑誌の方にいきました。  そのころ「TVブロス」(東京ニュース通信社)が、ちょうどワーって出てきたころで、TVブロスで多く採用されていました。僕の内容に合わせてコーナー作ってくれたりとか。就職活動をする時期になって、テレビ雑誌の編集部だったら、書くことも好きだしテレビも好きだから、両方できるんじゃないかと。自分、いっぱい採用されているって武器を持って行ったんですけど……全然ですよ(笑)。スポーンって落とされて、ライバル雑誌「TeLePAL」(小学館)の編集プロダクションを受けました。それから、ご縁があってライバル誌の編集者でありながら「TVブロス」で、テレビについての連載を星野スミオのペンネームで始めました。でも、今度はテレビそのものを作る方に興味が湧いてくるんですよ。 ――制作側に。 川野 そうそう。それで、放送作家という仕事があることを知って。ツテはなかったから、どうやってなればいいかわからない。今でも好きですけど、その時いちばん好きだった『タモリ倶楽部』(テレビ朝日系)のエンディングのスタッフロールを見て、現場を仕切っている一番偉い人、総合演出の人宛に『タモリ倶楽部』の企画書をいろいろと、20くらい送ったら、放送作家事務所を紹介してもらいました。勤めていた編集プロダクションは辞めたんですけど、星野スミオとして書いているブロスの連載は続けていました。  けれど、テレビを作りながら、そういうのをやっていくと……苦しくなる。 ――わかります。どっちの気持ちもわかる、じゃないけど……。 川野 この状態はよろしくないなって、編集部さんに連載内容を変えたいって相談したんですよ。僕はずっと昔からラジオは聞き続けていたから、「高木ブーさんのこういうラジオあるの、知ってます?」とか、そういうラジオがあるってことを言っただけで、驚いてくれて。テレビ雑誌だけど、毎回ラジオについて書くっていうのはありかもということで、『ラヂオブロス』がはじまりました。TVブロスで連載するラジオについてのコラムだから『ラヂオブロス』。そこで、3年続けて。  ちょっと遡りまして、TVブロスで「テレビのミカタ」という連載をしていたころ、よく、ライターの近況を書くところってあるじゃないですか、本文のほかに。そこで一回、ビートたけしのオールナイトニッポンの後に始まった、たけしさんと浅草キッドのTOKYO FMのラジオのことを書いたんですよ。「昔、たけしのオールナイトニッポンを聞いていた人は、絶対聞いたほうがいいですよ」って。それが1997年のとき。そしたら、水道橋博士が「星野スミオっていうのが『TVブロス』で小さく俺のやっているラジオ番組のことを書いてくれた」ってブログに書いたんです。そのころ僕は自分で積極的にネット見るっていう文化がなかったから、全然書かれたことを知らなかったんです。  ある時TVブロスの編集部に行ったら、僕宛てに荷物が届いてたんです。それを見たら、手紙とビデオテープで送り主が小野正芳。「あれ!? これ水道橋博士じゃん!」って、僕はすぐにわかったんですよ。編集部の人はそれが博士からのものだと気づかなくて、半年ぐらい置いたままで。その時は、テレビの放送作家の仕事を始めていたから、いつか現場で会ってお礼を言わないとって思っていたけど、そういうことに限って、ほかの芸人さんとはお会いしても……なかなか、会わないんですよ。18年間も会わなかった。
ラジオの未来は見えないラジオ!? 川野将一が語る、ラジオと歩んだ半生と野望とはの画像3
――18年! 忘れちゃうくらい、時間が流れていますね。 川野 博士と会わないまま、博士がメールマガジンを始めたっていう情報が入ってきて。それで、ここが自分の参加する現場なんじゃないかって思ったんです。そのころにちょうど、博士が『藝人春秋』(文藝春秋)を出して、月島でトークイベントがあったんで行きました。18年経て、やっと会いに行ったんです。ご挨拶してサインもらいながら「あのときの“星野スミオ”です」って伝えて、その後に「メールマガジン、いつも読んでいますけど、僕もラジオで参加させていただけませんか?」って言ったら、ぜひということで声をかけていただきました。そこで新しく『ラジオブロス』が始まったんです。ここに来るまでに、こういう変遷があったという話なんですけど……聞いていることとズレちゃいましたかね? ――いえいえ! こんな深い歴史があるとは。ラジオ関係の仕事をしたいという気持ちは、あんまりないんですか? 川野 ……その流れで言えば、ラジオ局をつくりたい。 ――ラジオ局! 自分で、この時間はこの人に任せて、この時間はこの人に……ということですか? 川野 妄想でコンセプトがあって、今って誰が話しているかって顔がわかるじゃないですか。調べれば、ネットとかで。でも、昔は「どういう顔なんだろう」って話している人の顔がわからなかった。一つ便利になったことで、一つ失っている楽しみがそれだなって思うんですよね。よく“見えるラジオ”なんて言葉がありますけど、“見えないラジオ”をやってみたい。 ――“見えないラジオ”! “聞けば見えてくる”の逆をいくわけですね。 川野 誰が話しているかわからない。何がいいかっていうと、例えば『ONE PIECE』(集英社)の作者の尾田栄一郎さん。あの方、すごいお話が大好きで面白くて、ラジオ番組にゲストで出たりするんですよ。『鈴木敏夫のジブリ汗まみれ』(TOKYO FM)にゲストとして尾田さんが出ていらっしゃる。そこで、昔の日本映画について話したりとか。最近でいうとGReeeenとか。彼らも単発でラジオとかやっていますけど、顔は出さなくてもおしゃべりが好きなおもしろい人を出すラジオ局を作りたいっていう勝手な妄想(笑)。ラジオ局を作るっていうのは、莫大なコネクションと莫大なバジェットが必要なことはわかっていますから、それはあくまで妄想で。  けれど、ラジオに関わりたくないんですか? って聞かれれば、むしろラジオ局を作りたいって答える。 ――関わるというよりも、もっとディープにということですね(笑)。今回の連載が始まった時に、最初に書きたいという人はいたんですか? 川野 “テレビの放送作家でラジオのヘビーリスナー”と名乗っているんですけど、1番最初に自分の自己紹介的なことも含めて書けるなと思ったのが、久米宏さん。久米さんって、もともとTBSラジオでずっと話していた人なんですよね。それが『ニュースステーション』(テレビ朝日系)とか『ザ・ベストテン』(TBS系)とか、テレビの世界に生きて、またラジオに戻った。僕は“ブーメランパーソナリティ”って勝手に呼んでいるんですけど(笑)。その人生の歩み方がまずおもしろい。久米さんを最初に取り上げようっていうのは、連載を始めるかなり前から思っていましたね。
ラジオの未来は見えないラジオ!? 川野将一が語る、ラジオと歩んだ半生と野望とはの画像4
 連載は、その時々にあわせて「あ、今はこのタイミングだからこの人書こう」みたいなことでやっています。毎月、日常で聞く番組と課題として聞く番組がある。だからね、本当のラジオファンからすると、あまり健康的な聞き方じゃないかもしれない(笑)。 (取材=菅谷直弘[カカロニ])
ラジオの未来は見えないラジオ!? 川野将一が語る、ラジオと歩んだ半生と野望とはの画像5
ラジオブロス 読むべし。 ラジオの未来は見えないラジオ!? 川野将一が語る、ラジオと歩んだ半生と野望とはの画像6

ラジオの未来は“見えないラジオ”!? 川野将一が語る、ラジオと歩んだ半生と野望とは

ラジオの未来は見えないラジオ!? 川野将一が語る、ラジオと歩んだ半生と野望とはの画像1
 昨年、長寿番組『大沢悠里のゆうゆうワイド』(TBSラジオ)が終了した一方で、エリアフリーとタイムフリー視聴という画期的なシステムがradikoに導入され、密かにブームが再熱しつつあるラジオ業界。  そんな業界の動きと呼応するように、“テレビの放送作家でラジオのヘビーリスナー”を自称するラジオ愛に溢れる男が、全848ページにも及ぶエッセー『ラジオブロス』(イースト・プレス)を書き上げた。取り扱う番組は、深夜帯の『オールナイトニッポン』(ニッポン放送)、『JUNK』(TBSラジオ)などの人気番組はもちろん、『小島慶子 キラ☆キラ』(TBSラジオ)や10代向けの『能年玲奈のGIRLS LOCKS!』(TOKYO FM)と多岐にわたる。 「今、日本一の珠玉のラジオエッセー」と水道橋博士も太鼓判を押す本書の著者で、現在もテレビの放送作家として活躍する川野将一に、ラジオ愛を語ってもらった。
ラジオの未来は見えないラジオ!? 川野将一が語る、ラジオと歩んだ半生と野望とはの画像2
――ラジオとの出会いは? 川野将一(以下、川野) 僕は、45ですけど、生まれた時に居間にテレビはありました。でも、自分の部屋にはない時代だったから、部屋に閉じこもるときは、買ってもらった小さなラジカセでラジオを聞くんですよ。ある日、ラジオを流していたら『宇宙戦艦ヤマトのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)が流れてきた。『宇宙戦艦ヤマト』をラジオドラマでやるんですけど、聞いていると、どうやら僕が知っているテレビのアニメのヤマトとは違うぞと。ラジオというものは、単純に“絵のないテレビ”だと思っていて、むしろ下だと思っていたけれど、ラジオには全然違う別の世界が広がっているんだと思って、そこからオールナイトニッポンだったら、ビートたけしさんだったり中島みゆきさんだったり。テレビとは違う面白さにハマっていきました。 ――それって、おいくつくらいの出来事なんですか? 川野 小学1年生ですね。 ――小学1年生!? 早いですね! 川野 だからそう……それだけは早熟だったの。 ――それからはもう、ラジオ一筋? 川野 ラジオ好きになっていろいろ聞いていくと、「あ、みんなハガキを出して参加しているんだ」と気づくじゃないですか。だけど、いろんなものを「聞く側でいいや」って思っちゃって。ハガキ職人にならなかった分、いろんな番組をいっぱい聞いていたんですよ。でもやっぱり、投稿することは好きだったから「宝島」(宝島社)とか雑誌の方にいきました。  そのころ「TVブロス」(東京ニュース通信社)が、ちょうどワーって出てきたころで、TVブロスで多く採用されていました。僕の内容に合わせてコーナー作ってくれたりとか。就職活動をする時期になって、テレビ雑誌の編集部だったら、書くことも好きだしテレビも好きだから、両方できるんじゃないかと。自分、いっぱい採用されているって武器を持って行ったんですけど……全然ですよ(笑)。スポーンって落とされて、ライバル雑誌「TeLePAL」(小学館)の編集プロダクションを受けました。それから、ご縁があってライバル誌の編集者でありながら「TVブロス」で、テレビについての連載を星野スミオのペンネームで始めました。でも、今度はテレビそのものを作る方に興味が湧いてくるんですよ。 ――制作側に。 川野 そうそう。それで、放送作家という仕事があることを知って。ツテはなかったから、どうやってなればいいかわからない。今でも好きですけど、その時いちばん好きだった『タモリ倶楽部』(テレビ朝日系)のエンディングのスタッフロールを見て、現場を仕切っている一番偉い人、総合演出の人宛に『タモリ倶楽部』の企画書をいろいろと、20くらい送ったら、放送作家事務所を紹介してもらいました。勤めていた編集プロダクションは辞めたんですけど、星野スミオとして書いているブロスの連載は続けていました。けれど、テレビを作りながら、そういうのをやっていくと……苦しくなる。 ――わかります。どっちの気持ちもわかる、じゃないけど……。 川野 この状態はよろしくないなって、編集部さんに連載内容を変えたいって相談したんですよ。僕はずっと昔からラジオは聞き続けていたから、「高木ブーさんのこういうラジオあるの、知ってます?」とか、そういうラジオがあるってことを言っただけで、驚いてくれて。テレビ雑誌だけど、毎回ラジオについて書くっていうのはありかもということで、『ラヂオブロス』がはじまりました。TVブロスで連載するラジオについてのコラムだから『ラヂオブロス』。そこで、3年続けて。  ちょっと遡りまして、TVブロスで「テレビのミカタ」という連載をしていたころ、よく、ライターの近況を書くところってあるじゃないですか、本文のほかに。そこで一回、ビートたけしのオールナイトニッポンの後に始まった、たけしさんと浅草キッドのTOKYO FMのラジオのことを書いたんですよ。「昔、たけしのオールナイトニッポンを聞いていた人は、絶対聞いたほうがいいですよ」って。それが1997年のとき。そしたら、水道橋博士が「星野スミオっていうのが『TVブロス』で小さく俺のやっているラジオ番組のことを書いてくれた」ってブログに書いたんです。そのころ僕は自分で積極的にネット見るっていう文化がなかったから、全然書かれたことを知らなかったんです。  ある時TVブロスの編集部に行ったら、僕宛てに荷物が届いてたんです。それを見たら、手紙とビデオテープで送り主が小野正芳。「あれ!? これ水道橋博士じゃん!」って、僕はすぐにわかったんですよ。編集部の人はそれが博士からのものだと気づかなくて、半年ぐらい置いたままで。その時は、テレビの放送作家の仕事を始めていたから、いつか現場で会ってお礼を言わないとって思っていたけど、そういうことに限って、ほかの芸人さんとはお会いしても……なかなか、会わないんですよ。18年間も会わなかった。
ラジオの未来は見えないラジオ!? 川野将一が語る、ラジオと歩んだ半生と野望とはの画像3
――18年! 忘れちゃうくらい、時間が流れていますね。 川野 博士と会わないまま、博士がメールマガジンを始めたっていう情報が入ってきて。それで、ここが自分の参加する現場なんじゃないかって思ったんです。そのころにちょうど、博士が『藝人春秋』(文藝春秋)を出して、月島でトークイベントがあったんで行きました。18年経て、やっと会いに行ったんです。ご挨拶してサインもらいながら「あのときの“星野スミオ”です」って伝えて、その後に「メールマガジン、いつも読んでいますけど、僕もラジオで参加させていただけませんか?」って言ったら、ぜひということで声をかけていただきました。そこで新しく『ラジオブロス』が始まったんです。ここに来るまでに、こういう変遷があったという話なんですけど……聞いていることとズレちゃいましたかね? ――いえいえ! こんな深い歴史があるとは。ラジオ関係の仕事をしたいという気持ちは、あんまりないんですか? 川野 ……その流れで言えば、ラジオ局をつくりたい。 ――ラジオ局! 自分で、この時間はこの人に任せて、この時間はこの人に……ということですか? 川野 妄想でコンセプトがあって、今って誰が話しているかって顔がわかるじゃないですか。調べれば、ネットとかで。でも、昔は「どういう顔なんだろう」って話している人の顔がわからなかった。一つ便利になったことで、一つ失っている楽しみがそれだなって思うんですよね。よく“見えるラジオ”なんて言葉がありますけど、“見えないラジオ”をやってみたい。 ――“見えないラジオ”! “聞けば見えてくる”の逆をいくわけですね。 川野 誰が話しているかわからない。何がいいかっていうと、例えば『ONE PIECE』(集英社)の作者の尾田栄一郎さん。あの方、すごいお話が大好きで面白くて、ラジオ番組にゲストで出たりするんですよ。『鈴木敏夫のジブリ汗まみれ』(TOKYO FM)にゲストとして尾田さんが出ていらっしゃる。そこで、昔の日本映画について話したりとか。最近でいうとGReeeenとか。彼らも単発でラジオとかやっていますけど、顔は出さなくてもおしゃべりが好きなおもしろい人を出すラジオ局を作りたいっていう勝手な妄想(笑)。ラジオ局を作るっていうのは、莫大なコネクションと莫大なバジェットが必要なことはわかっていますから、それはあくまで妄想で。  けれど、ラジオに関わりたくないんですか? って聞かれれば、むしろラジオ局を作りたいって答える。 ――関わるというよりも、もっとディープにということですね(笑)。今回の連載が始まった時に、最初に書きたいという人はいたんですか? 川野 “テレビの放送作家でラジオのヘビーリスナー”と名乗っているんですけど、1番最初に自分の自己紹介的なことも含めて書けるなと思ったのが、久米宏さん。久米さんって、もともとTBSラジオでずっと話していた人なんですよね。それが『ニュースステーション』(テレビ朝日系)とか『ザ・ベストテン』(TBS系)とか、テレビの世界に生きて、またラジオに戻った。僕は“ブーメランパーソナリティ”って勝手に呼んでいるんですけど(笑)。その人生の歩み方がまずおもしろい。久米さんを最初に取り上げようっていうのは、連載を始めるかなり前から思っていましたね。
ラジオの未来は見えないラジオ!? 川野将一が語る、ラジオと歩んだ半生と野望とはの画像4
 連載は、その時々にあわせて「あ、今はこのタイミングだからこの人書こう」みたいなことでやっています。毎月、日常で聞く番組と課題として聞く番組がある。だからね、本当のラジオファンからすると、あまり健康的な聞き方じゃないかもしれない(笑)。 (取材=菅谷直弘[カカロニ])
ラジオの未来は見えないラジオ!? 川野将一が語る、ラジオと歩んだ半生と野望とはの画像5
ラジオブロス 読むべし。 ラジオの未来は見えないラジオ!? 川野将一が語る、ラジオと歩んだ半生と野望とはの画像6

茨城の新星! 「M-1」決勝進出コンビ・カミナリが見せる“信頼”と“絆”のどつき漫才

kaminari
撮影=後藤秀二
 鹿島アントラーズが奇跡の下克上を果たし、大相撲では稀勢の里が初優勝、そして綱取り。次のNHK朝ドラは『ひよっこ』……キテる、いま確実に茨城がキテます!! このコンビは茨城勢の波に乗ることができるか? 2016年「M-1」決勝進出、心地よい茨城訛り、そして懐かしくてどこか新しいどつき漫才で鮮烈な印象を残した、カミナリである。ツッコミのたくみは言う。「僕たちの漫才、4分間に6発しかボケがない、まるでリボルバーのような漫才」。お笑い界に風穴、あけちゃう? *** ――カミナリさんは養成所には行かずに、グレープカンパニーに入ったんですよね。何か理由があったんですか? たくみ いくつか履歴書を送った事務所の中で、連絡くれたのがグレープカンパニーでした。いま思えば、事務所の人、見る目ありますね(笑)。 まなぶ 養成所に行かなかったのは……そうですね、とがりじゃないですけど、教えてもらうもんじゃねぇな、みたいに思ってました。でも結局、同じ事務所のNSC出た先輩に、養成所で習うこと全部教えてもらいました。 たくみ 無料でNSCのノウハウを得たという(笑)。 ――永野イズム感じますね~。お笑いの世界には、どちらから誘ったんですか? たくみ 僕です。 まなぶ 最初、中2のときにたくみくんが声をかけてくれて、でもそのときは僕「やらない」って断ったんですよ。で、高2のときにもう一回「やろう」って誘ってくれたから、「僕も、やりたいって思ってたよ」と。中2のときは、ちょうどホリエモンがはやっていたので、成り金になりたかったんですよね。 たくみ 六本木に住んで、社長になりたかったんだよね。 まなぶ テレビでよくやってたので。でも、高2のときは、ホリエモンブームも去った後だったので。 たくみ ホリエモンの代わりに、お笑い芸人がよくテレビに出るようになったんだよね。まなぶくん、テレビっ子だったので。 まなぶ そんなことないよ~。 ――一回断られたのにもう一度声をかけるというのは、やはり相方はまなぶさんしかいないと。 たくみ そうですね。一番すごい人だと思ったので。 まなぶ 一番面白かったみたいです。僕が。 たくみ 村一番の笑わせ者ですね。高校のときもそういうやつはいたんですけど、やっぱりバイブスっていうか、笑いのツボが一緒の人は、まなぶくんくらいしかいなかったので。 ――バイブス……また永野イズムが。 まなぶ たくみくんはしゃべりで笑い取るタイプで、僕は顔芸でした、ずっと。急に鼻水出したりとか、顔を振動させたりとか。 ――顔を振動……? たくみ フルフル~ってやるだけなんですけど。誰でもできます(笑)。 まなぶ ただ、それをやる勇気があったのは、僕だけです。 たくみ いきなりやるから面白いんですよ。変なタイミングでやるから「なんで今それやるの?」って。 ――ややもすると、周囲から心配されてしまう子かもしれませんね……。 たくみ 本気で心配されてた時期もありました。僕らは、わざとだってわかってたんだけど。 まなぶ それを心配されないようにコントロールするのが相方で。
kaminari01
竹内まなぶ

茨城には、漫才の文化がない!?

――幼なじみコンビだからこそ、気をつけていることはありますか? まなぶ あの、家族みたいなケンカをしちゃうときがありますね。爪切っててティッシュ敷いてねぇとか。 ――注意するのは、どちらなんですか? たくみ まなぶくんが僕に怒るほうが多い。 まなぶ ティッシュ敷かなかったのはたくみくんがキレてきたんですけど、僕はコンプライアンス担当なんで、カミナリの。言葉遣いとかは、注意します。 ――たとえば……? たくみ テレビで絶対言っちゃいけない言葉ってあるじゃないですか。それが時々わかんなくなっちゃって、大きい声でワーッて言っちゃうんですよ。そうすると、まなぶくんが「それはダメだよ」と。 まなぶ あと、たくみくんは盛り上がっちゃうと、先輩の楽屋に挨拶に行って、先輩はそろそろ帰ってくれの空気出してるのに、1エピソード話しちゃったりするんです。そんなときは、後から「一言でいいんだよ」と。 ――まるで親(笑)。ああいうツッコミスタイルだと、周囲に「気性の激しい人」みたいなイメージを持たれたりしますか? たくみ どうなんだろう? まなぶ でも、みんな楽屋とかでしゃべって、5分くらいで「あぁ、いい子だね~」って言ってくれます。 たくみ いい子だね~(笑)。 ――そもそも、あの激しいツッコミは、どういうきっかけで誕生したのですか? たくみ まだコントをやっていた頃、地元茨城で単独ライブをやったんです。それが思った以上にウケなくて。地元だし、ホームだし、これくらいはイケんだろうっていう予想をはるかに下回っていたんで、悔しくてアドリブで叩いたんですよ、まなぶくんを。そしたら、すごいウケた。それから、叩く要素を入れるようになりました。 まなぶ 小さい子から80オーバーまで、幅広い客層がいたところでウケたから。 たくみ おばあちゃんたちも「あ~いや~」って(笑)。ただコント中心だったんで、限界を迎えまして。 ――確かに、コントだと難しいかも。 たくみ ちょうど「M-1」グランプリがあったんで、記念受験みたいな感じで漫才作ったら、意外としっくりきたというか。いつも賞レースでは1回戦落ちだったのが、「M-1」ではウソでも2回戦まで行けたので。それで1年間漫才をやり、去年決勝に行けた……という流れです。 ――すごい、シンデレラストーリー! たくみ 勝手に苦手意識を持ってたんですよね。ずっとまなぶくんが言ってたのは「茨城には漫才って文化ねぇから、コントのほうがいい」って。まぁコントの文化もないんですけど(笑)。 まなぶ 漫才は、すごいもんだと思ってたんですよ。 たくみ 自由が利くのはコントだろうと思ってたけど、意外とコントのほうが縛りあって。コンビニの設定でやったら、店員さんがお客さんであるまなぶくんの頭叩くとか、訳わかんなくなっちゃう。漫才だったら、個人が個人叩くだけなんで。 まなぶ どつきで考えると、ルーツがあるんですよ。中1のときにたくみくん、「まなぶをどうしたら面白くなるか」悩みすぎて、俺の頭にいきなり机投げてきたことがあって。 ――え……わからない……(笑)。 まなぶ それが、たくみからの初めてのどつきでしたね。 たくみ そうですね。まなぶくんも「痛ぇ」より先に、びっくりしてました。
kaminari02
石田たくみ

「M-1」に出て、あらためてサンドウィッチマンのすごさがわかった

――今のお話を聞く限り、学校側に心配されるのは、まなぶさんじゃなくて、たくみさんですね(笑)。でも、当時から「まなぶさんを面白くする方法」を、机ぶん投げるほど真剣に考えていたと。 たくみ まなぶくんが僕を注意すると、周りが笑うんですよ。だから、わざと怒られるようなことをします。まなぶくんが怒るように。ネタだけじゃなくて、普段の生活でも。そうすると、空気が柔らかくなるんですよ。だから、思ってもないようなことを言ったりする。 まなぶ 営業でも、叩くところより「ダメだよ」のところのほうがウケたりしますね。 ――今「M-1」パワーを感じてます? たくみ そうですね。「M-1」ってすごいなって、実感します。 まなぶ 僕らがすごいわけじゃない。「M-1」がすごいんです。 ――(笑)。生活は変わりましたか? たくみ 今はアルバイトをお休みしています。バイトに行く必要がなくなったわけではなく、厳密にいうと、バイトに行く時間がなくなった。籍は置いてあるんですけど。 ――おお! まなぶさんはいかがですか? まなぶ 酔っ払いの人に「カミナリだ!!」って、声をかけられることが多くなりましたね。僕、姉と仲いいんですけど、姉と新宿の歌舞伎町歩いてたら「あ、カミナリだ!」って。「あぁ、女と歩いてるって思われたかね~」って話してて、その翌日は妹と遊んでたんですよ、新宿西口で。そしたらまた「カミナリだ!!」って言われて。俺、女取っ換え引っ換えしてると思われたら嫌だな~。 ――えっと、まず、そんな頻繁に、お姉さんや妹さんと遊ぶんですね。 たくみ そもそも(笑)。 まなぶ 仲いいんですよ。姉、僕、妹で。 たくみ 時々、女の子っぽいところが出るんですよ。内股だし。 まなぶ 味の好みも合うし、意見も合うし。一緒にレストラン行っても「○○のクリームチーズ」みたいなメニューは絶対頼むし。 ――やっぱり、女子はチーズ好きですよね~。しかし、28歳で「M-1」決勝は、早いほうではないでしょうか? たくみ いま永野さんまで「若手」ってなってるから(笑)。ただ、ダウンタウンさんとかウッチャンナンチャンさんとか……誰と比べてんだって話ですけど、皆さんは22、23歳で、もうテレビ出てるんですよ。だから周りの人に「早いね」って言われても、自分たち的には遅いと思ってます。あと、「M-1」に出て、あらためて(事務所の先輩の)サンドウィッチマンさんのすごさがわかった。 まなぶ 優勝って、すごい。 たくみ 富澤さんには「いくらオマエらが優勝したとしても、サンドウィッチマンが敗者復活から優勝したあの感動は超えられないから、安心して行ってこい」と言われました。 ――優しい……。 まなぶ 2016年の年が明けたときは「今年も永野さんたちと酒飲めて、1年間楽しく過ごせたらいいな」くらいしか思ってなかったんですよ。それが、夏くらいに爆笑問題の太田さんが俺たちのこと知ってるって聞いたり……すべてが急で。 たくみ 爆笑問題さんのラジオでネタやらせてもらったんですけど、あの時点で(顔が見えない)ラジオでも結構面白いかも……っていうのがわかったから、逆に叩く必要ないんじゃね? って(笑)。(太田さんに)「話が面白い」って言ってもらえたのが、うれしかったですね。
kaminari03

ネタ作りへのこだわり

――カミナリさんの漫才は訛りとどつきがフューチャーされがちですが、実はネタが本当によくできてるなぁと。 たくみ 僕が大まかなテーマを出して、まなぶくんと相談して2人で作ってます。 まなぶ 僕が「これはいい」「これはやりたくない」って言いながら、完成させていく感じです。「これは言いたくない」とか「育ちじゃない」とか。 ――育ちじゃない(笑)。 まなぶ 「そういう人間じゃない」っていうのは、言いますね。 たくみ 人の悪口言うようなやつは嫌がりますね。 まなぶ 振りでも嫌ですね。あと、ちょっと胸ぐらつかむとかもダメ。いくらそれがウケようが、ダメ! たくみ 「じゃあ、ほかなんかあんのか!?」って言っても思いつかなくて、ケンカになる(笑)。 まなぶ たくみくん、去年頭のキレがすごかったんですよ。 たくみ 漫才にしてから、考えやすくなった。まなぶくんが間違いやすいようなことをテーマにね。 ――まなぶ研究家としては、相当なキャリアをお持ちですから。 たくみ そうですね。いま言ったようなところを見極めないと、本当に全部NG出してくる(笑)。 ――以前、日刊サイゾーでは永野さんもインタビューさせてもらったんですよ(参照記事)。ブレーク直後くらいに。 まなぶ 僕ら永野さん大好きで、年末年始地元に帰ると、友達と集まるじゃないですか。それで「なんか面白いことやろう」ってなると、すぐ永野さんのネタをパクってた。 たくみ まだその頃、永野さんテレビ出てなかったから。その後、ブレークして、すぐバレたけど(笑)。でも本当、道作ってくれたというか、すごい、気持ちの面の話をしてくださる方なんですね、理屈じゃなくて。「笑顔で頑張れ」とか「大きい声出せ」とか。永野さんご自身がブレークして、それが正しいということを証明してくれた。 まなぶ 自分たちが面白いと思っている人がブレークすると「僕らの面白いって思うものは間違ってない」って思えます。 たくみ サンドさんもそうですけど、永野さんも、売れてるのにずっと真面目にネタ作ってるんですよ。「ブレたくないから」って。「ネタ作らなくなると、感覚がわからなくなる。つまらなくなる」って。ホント、すごいなって思います。 ――2016年は「M-1」で顔と名前を売って、さて、2017年はどんな目標を? たくみ トーク番組に出たいです。もともと漫才師というよりは、タレントを目指していましたので。もっと内面とか仲の良さとかを知ってもらいたいです。 まなぶ あと、2人で車イジったりしたいよね。 たくみ ……それはもっと先でしょ? ――所さん的な(笑)。 たくみ でも、正直、世田谷ベースとか憧れますよ……。俺がホースで水まいてて、後輩がやってきたら「おお!」って水かけるとか。 まなぶ 俺は車の下にもぐってて、出てくるたびに様子が違ってる。「車の下七変化」。 ――それ、絶対所さんやらないですよね……。 (取材・文=西澤千央) ●まなぶTwitter ●たくみTwitter