タバコの値上げが裏社会を喜ばせているようだ。日本たばこ産業(JT)が4月から「わかば」「エコー」など紙巻きたばこ6銘柄の値上げを発表。1箱あたり30円値上げするというが、この流れで暴力団が密輸する海賊版のコピータバコへの需要が増しているというのだ。 「度重なる値上げで、北朝鮮製のコピータバコの密輸入が増えて、日本の暴力団の有力なシノギになりつつあります」 そう話すのは、暴力団事情に詳しいフリーライター。2月下旬、中国に滞在する脱北者を取材した際、北朝鮮で日本向けのコピータバコの生産量が増えているといった情報をキャッチしたのだという。 「そこで日本のヤクザ側にも話を聞いたんですが、コピータバコは仕入れ値が1箱40円程度で、日本の正規品の半値で売ってもボロ儲けだそうです。これまではタバコ代を浮かしたいヤクザ、アウトローの間で出回っていた程度だったのが、もう少し広い範囲で流通し始めているというんです。『ひと箱1,000円になったら500円で売れる』と、ヤクザはさらなる値上げを期待しているほど」(同フリーライター) そもそもコピータバコという存在、一般には知られていないが、もとは北朝鮮産のタバコの味が不評だったことや、日本製タバコを吸うことがステータスになることなどから、コピー品が北朝鮮国内で広まっていたものだという。 「実際、過去、海上保安庁が引き上げた北朝鮮の船から、セブンスターなど日本のコピータバコが数箱見つかったこともあると聞きます。あくまで北の国内で使われていたものに日本の暴力団が目を付けたかたち。ただ、味は本物より落ちるそうです」(同) 北朝鮮では近年、外貨を稼ぐ手段が少なくなっているため、覚せい剤など麻薬の製造だけでなく、各種模造品の生産にも力を入れているという話だ。一説には先頃マレーシアで暗殺された金正男(キム・ジョンナム)氏も、過去にコピータバコの裏取引に関与していたことがあるといわれる。 裏社会に詳しい作家の影野臣直氏も「罪に問われるリスクが小さいから、急速に供給が広がっている」と、コピータバコの量産を把握している。 「覚せい剤の密輸は日本と海外、どちらで捕まっても重罪。特に海外では死刑判決を受けることもあります。でも、コピータバコなら海外でも死刑はあり得ないので、日本の暴力団も密輸に積極的になったんです。主に大型の浮き袋やタイヤなどに詰めたタバコを深夜、海に浮かせて取引する“瀬取り”という手法が主流。私も大阪で、北朝鮮製のマイルドセブンが売られているのを見たことがあります」(影野氏) マイルドセブンは2013年からメビウスの名称にリニューアルされたが、コピー品は旧パッケージのマイルドセブンのままで、一見してコピー品と気付かず、物珍らしさで買う者もいるという。 日本では20年の東京オリンピックに向けて飲食店などが対象の禁煙法案が出され、喫煙者自体が減少傾向だが、それでも日本のタバコ需要は一定の高さは保っており、韓国では昨年のタバコ輸出額が過去最高を記録した中、輸出先は日本がアラブに次ぐ2位の14%。実のところJT自体も営業利益が上向きで、これは日本製タバコの輸出を中心とした海外事業の成果だ。しかし、「同じように闇社会も海外マーケットに目をつけている」と前出フリーライター。 「すでにオーストラリア市場が闇タバコのお得意様状態。禁煙政策によるタバコ増税で、日本では400円台半ばのタバコ(20本)が2,000円もして、20年には3,200円になる予定です。現地ではフィリップモリスなど大手メーカーの模造品がすでに出回っていて、仕事減に悩む国内のタバコ農家までがこれに協力するようになって、むしろコピー品の質が上がっている始末」(同) これにならえば、日本も価格高騰でコピータバコの需要が増え、JTが値上げすればするほど、ヤクザが儲かる方向へと進むというわけだ。金正男暗殺やミサイル発射でますます国際社会から冷たい視線が注がれる北朝鮮だが、日本の暴力団が手引きする流れがあれば、裏社会での流通ルートが途絶えることはなさそうだ。 (文=佐渡和一/NEWSIDER Tokyo)イメージ画像(「Thinkstock」より)
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“喫煙大国”韓国政府が強烈すぎる禁煙キャンペーン! すべての箱に「エグすぎ」写真掲載へ
最近、世界各国ではタバコ抑制政策が行われている。来る5月20日からは、ヨーロッパ全域でタバコのパッケージの65%以上の面積を使った警告表示を入れる規定が実施されるそうだが、近年、お隣・韓国でも、政府が喫煙者に対してますます圧力をかけている。韓国メディアによると、政府は“喫煙との戦争を宣言”したという。 韓国は現在、経済協力開発機構(OECD)加盟国のうち、男性の喫煙率がギリシャに続き、2番目に高い。喫煙人口が最も多かったのは1998年で、その頃の喫煙率は、なんと66.3%に上っていた。 2000年代に入ってからは健康志向が高まったこともあり、昨年はついに39.8%という史上最低数値を記録。とはいっても、まだまだOECD加盟国の平均である29%には程遠い。 そんな状況を受けて始まった韓国政府のタバコ抑制政策は、昨年からより本格的になっている。それまで約2,500ウォン(約230円)だったタバコの平均価格を、約4,500ウォン(約420円)と大幅に値上げし、カフェや飲食店内の全面禁煙化を実施。禁煙区域もますます拡大され、路上での喫煙もかなり難しくなってきている。 また、政府が制作した禁煙キャンペーンのCMでは、タバコを買う人のセリフが「喉頭がん1mgください」「肺がん1個ください」となどとされ、もはやただの危険性ではなく、「喫煙=死に至る」行為と強く警告するようになった。 その効果もあってか、韓国の喫煙率は少しずつ下がっているわけだが、韓国政府としては今ひとつ物足りないようだ。 というのも、韓国が掲げた目標は「2020年までに喫煙率20%台を達成」なのだ。今年の12月には、すべてのタバコのパッケージに“警告写真”を導入するという。 政府が公開したこの写真がまた、いろいろと話題だ。喫煙で発症可能性が高いとされる肺がんをはじめ、口腔がん、喉頭がん、勃起不全(ED)などの患者の写真なのだが、これがかなりエグいのだ。いくらヘビースモーカーでも、この写真を見ると思わずタバコ購入を躊躇しそうなレベルである。しかも、モデルはすべて実在の韓国人。現在、この写真をパッケージの上部に入れるか下部に入れるかで絶賛論議中だ。 このような政府の積極的な動きに、喫煙者や愛煙家団体からは不満が続出。「まるで喫煙が犯罪みたいな扱いだな」「だったら売るな! いっそのこと、法律で禁止しちゃえば、喫煙率0%だぜ」といった皮肉交じりの声が、ネットに寄せられている状況だ。 OECD上位の喫煙率という汚名を晴らすために走りだした韓国。“喫煙との戦争”は、まだ始まったばかりのようだ。 (文=S-KOREA<s-korea.jp>)政府が公開した、“警告パッケージ”
『風立ちぬ』喫煙騒動、そもそも本当に喫煙は健康に害なのか?喫煙者のほうが長寿?
サイゾーのニュースサイト「Business Journal」の中から、ユーザーの反響の大きかった記事をピックアップしてお届けします。
日本アニメ映画界の巨匠・宮崎駿監督の5年ぶりの新作劇場映画、スタジオジブリ製作の『風立ちぬ』(東宝)が、7月20日の公開から映画観客動員ランキングで5週連続首位を獲得し(興行通信社調べ)、30日間で累計動員580万人、興収72億円をそれぞれ突破し、大ヒット上映中だ。 そんな『風立ちぬ』内で頻出するタバコの描写に対し、NPO法人・日本禁煙学会(以下、学会)が苦言を呈し、波紋を呼んでいる。 学会は8月12日付で制作担当者へ送付した要望書「映画『風立ちぬ』でのタバコの扱いについて(要望)」の中で、 ・『風立ちぬ』は、177カ国以上が批准している「タバコ規制枠組み条約」内のあらゆるメディアによるタバコ広告・宣伝の禁止に違反している。 ・肺結核で伏している妻の手を握りながら喫煙するシーンは問題である。 ・学生が「タバコくれ」と友人にタバコをもらう場面などは未成年者の喫煙を助長し、「未成年者喫煙禁止法」に抵触する恐れがある。 と指摘し、「映画制作にあたってはタバコの扱いについて、特段の留意をされますことを心より要望いたします」と締めくくっている。 つづきを読む「風立ちぬ 公式サイト」より


