実は高くて不味い? セブンプレミアム本当の価値とは?

 サイゾー新ニュースサイト「Business Journal」の中から、ユーザーの反響の大きかった記事をピックアップしてお届けしちゃいます! ■「Business Journal」人気記事(一部抜粋) 家庭崩壊の危機に貧した『ママタレ界の女帝』って誰だ? パナソニック“ご熱心”役員の“きめ細やかな”メディア掌握術 ほとんどはアルバイトによる犯行!? コンビニ万引きの実情 ■特にオススメ記事はこちら! 実は高くて不味い? セブンプレミアム本当の価値とは? - Business Journal(12月20日)
セブンプレミアム
「セブン&アイ・ホールディングス HP」より
 毎日の仕事に忙殺されて雑誌を読む間もないビジネスマン必読! 2大週刊経済誌「週刊東洋経済」と「週刊ダイヤモンド」を比べ読み。小難しい特集を裏読みしつつツッコミを入れ、最新の経済動向をピックアップする! 【今週のダイヤモンド編はこちら!】 http://biz-journal.jp/2012/12/post_1196.html 「週刊東洋経済 12/22号」の大特集は『PB(プライベートブランド)商品の裏側』だ。小売りが企画するPB商品の存在感が高まっている。現在、PBの市場規模は3兆円内外、増加率もここ数年2ケタ増を続けていると見られる。  セブン&アイ・ホールディングス、イオンのPB「トップバリュ」やコンビニ各社など小売り大手の大半が、PBの拡充やテコ入れに取り組んでいる。PBは小売りの自主企画商品で、基本的に小売りの全量買い取りで、メーカーは宣伝費や販促費を負担しない。その分、小売りは仕入れ値を抑えられ、低価格、高粗利益率を実現できる。NB(ナショナルブランド、メーカーの自主商品)に比べ、5~10%ポイント程度は荒利益率が高いと見られる。日本最大のPBは年商7000億円に達するイオンPBの「トップバリュ」だ。  こうした状況に対し、これまでメーカーの中には、PB受託拡大をちゅうちょする企業もあった。品目により粗利益率が10%ポイント程度低くなるうえ、自社商品(NB)と競合するおそれがあったからだ。  しかし、たとえば、コンビニでは1カテゴリーに1商品しか陳列されないこともあり、PBが優先的に陳列されるということになると、メーカーにとっては成長市場の販路喪失につながる。このため、PBを引き受けざるをえなくなっているのが現状だ。背景にはセブン、イオンの小売り2強が規模拡大によって、ますます存在感を増していることも大きい。  セブンイレブンではPB「セブンプレミアム」を展開し、順調に成長している。2007年に49品目でスタートし、12年度は1700品目、売上高4900億円への拡大が見込まれている。とくに、カフェラテ、緑茶、牛乳など、飲料PBの売り上げが大きいという。当初は中堅メーカーが製造を請け負うことが多かったが、現在では大手メーカーの名前がずらりだ。有名デザイナー、佐藤可士和氏のデザインによるロゴとパッケージの「セブンプレミアム」がまぶしい。  かつてはNB商品だけが並んでいたビール売り場も様変わり。最近はセブンのみで販売される専用商品や、ダブルブランド商品(セブンプレミアムのロゴとメーカーのロゴの両方が入っている商品)が次々と登場。11月にはついにセブンプレミアムのビールが登場したほどだ。 「セブンプレミアム」の大原則は、メーカーの商品と同等の品質で、かつお買得感があること。商品開発の出発点は、ベンチマークとなる既存のNB(メーカーの商品)を決めること。その商品に対する顧客の要望や不満点を調査し、新たなPB商品の開発につなげる。価格はベンチマークとなる既存のNB(メーカーの商品)より安く設定することだ。  ビールの場合、初めてセブン&アイグループ限定PB商品として開発した「セブンプレミアム 100%MALT(モルト)」では、価格はサッポロの黒ラベルより1割ほど安い198円。味はスーパードライを彷彿とさせるキレのある辛口で、メインターゲットもビール好きの40~50代に据えている。新商品発表会でセブンイレブン・ジャパンの役員は「スーパードライを超える商品にする」とブチあげたほどだ。 「セブンプレミアム」を掲げた格安ビールを発売したのは、国内ビール市場4位のサッポロビール。今までビール大手がPBビールを手掛けることはタブー視されていた。ビールの利益率は高いので、メーカーの大きな収益源だったからだ。しかし、消費者の嗜好は多様化し、ビール市場の縮小傾向は深刻で、業界4位のサッポロとしては、他社のシェアを奪うチャレンジが求められていたために、セブンイレブンと組むという選択肢にとびついたのだ。  といっても、セブンと組んでいるビール会社は、サッポロだけではない。残りのビール3社もセブン&アイの店舗でしか購入できない限定商品を、今年次々と発売しているのだ。キリンビールの「グランドキリン」、アサヒビールの「ザ・エクストラ」、サントリーの「深みの贅沢」などの限定商品は、価格は通常のビールと同等か1割高い価格設定ながらも好評だという。  セブン&アイはほかの小売りにはない商品を取り揃えて差別化を期すため、現在ビールの売上高の9%に過ぎないPB商品や限定商品の割合を、最大15%に拡大させる方針をとる。12月からはPBビールや限定販売商品をセブンの棚では、目線の高さの一番手にとりやすいところに並べている。これまでビール大手はNB(自社)商品に年間数百億円と膨大な販促費を投じて、売り場確保の競争に没頭していたが、セブンでは消費者が商品を手に取りやすい「特等席」が用意されることになる。基本は小売りの全品買い取りということもあって、在庫リスクもない。小売りの力がかつてないほどに強くなっているのが現状だ。 ●PBは本当にお得なのか? コスパが悪いPB  では、はたしてPBの味と価格はどうなのか? 今回の特集では『本誌記者が辛口評価! PB vs NB どっちがお得?』という記事を掲載している。(1)えびせん、(2)チョコ菓子、(3)つぶあんパン、(4)きつねうどん(カップ麺)、(5)ビール、(6)洗顔料、(7)マヨネーズという7番勝負だ。  まずは「(1)えびせん」だが、製造するのはNB、PBともにカルビー。味はNBがあっさりしているのに対し、PBは塩味が濃く、食べ応えがある大人向けだ。しかし、価格も1グラムあたりの単価が、PBは70グラム/105円で、NBの90グラム/124円に比べて1割程度割高。商品としては食べきりサイズで「やめられない、とまらない」うちに分量がなくなるのがPBだというが、コストパフォーマンス的にどうか? という疑問が出てくる。記事ではPBの勝利としている。  次は「(2)チョコ菓子」対決だ。カバヤ食品の看板商品「さくさくパンダ」はファミリーマートでPBとして売られている。1袋のあたりの量は大きく違う。NBは20グラムで60円。PBは53グラムで105円。1グラムあたり単価はPBのほうが3割ほど安い。ただし、NBにはホワイトチョコが乗っている点が特色だ。味についてはPBのほうがシンプルな味わいで、NBはホワイトチョコのまろやかな味わいもある。勝負は「甲乙がつけがたい」。 「(3)つぶあんパン」はともに山崎製パン。ただしNBは5個入りで115円、PBは4個入りで98円だ。1個あたりの価格で比べると、NBのほうが断然お得だ。またNBのほうが1個あたり3グラムほど重く、あんこの味も濃厚でしっかりとしている。PBは味が薄くあっさり。圧倒的にNBの勝利となった。  同様の声が出たのが「(4)きつねうどん(カップ麺)」だ。東洋水産の「マルちゃん 赤いきつね」96グラム/118円。セブンプレミアムは103グラム/88円だ。1個あたりの価格はNBのほうが3割以上高いものの、スープについては差が歴然。NBは魚介の出汁がしっかりきいているが、PBは若干甘く、出汁の存在感が弱い。美味しさでNBに軍配が上がった。  NBがここにきて圧倒的に2勝1敗1分と優勢になりはじめたが、ここから先もPBのボロ負けが続く。「(5)ビール」対決では「セブンプレミアム 100%MALT(モルト)」(198円)と「アサヒスーパードライ」(205円 ともに350ml)を比較したが、「キレやドライ感は、NBのスーパードライに一日の長があり、PBのMALTは今ひとつ物足りなさを感じる」とPBの完敗だ。「(6)洗顔料」ではNB(マンダム製 298円)が肌荒れに改善効果があるなど「医薬部外品」だが、PB(248円)では、ただ「洗顔料」と表示されているだけで、成分表を比べても成分名の数がPBはNBの半分程度。同じ130グラムの容量だが成分を見直し、原価を圧縮しているようだ。「PBは泡立ちも足りない」と記者は不満顔で、NBの圧勝。 「(7)マヨネーズ」対決も同じ500グラムながらNBは238円、PBは178円と60円の価格差があるにもかかわらず、PBは甘みが強く味があっさりしていると低評価。一方でNBは濃厚な味わいと酸味が「同じマヨネーズか」と思うぐらいな差があった。 PB vs NBの7番勝負はNBの5勝1敗1分とPBは完膚なきまでに叩きのめされた格好だ。  さらに記事「価格調査でわかった! PB商品は必ずしも安くはない」では、製造者が同じPBとNBの菓子11品目を選び店頭販売価格を重さで割って、1グラムあたり単価を算出し比較している。驚くべきことに11品目中5品目で、「安い」はずのPBのほうがNBより1割以上高いという事実がわかった。たとえば、柿の種で6割、チーズ鱈で2割もNBのほうが高いのだ。一方でPBのほうが1割以上安い商品は11品目中2品目、みりん焼きとポップコーンだけだった。  記事の分析によればPBの価格は変動がないが、NBの商品価格はスーパーでの購入価格をもとにしており、仕入れ状況や近隣価格によって、大きく変動しているからではないかという。それにしても、味も価格もPBはまだまだだ、という衝撃の事実が明らかになった。コンビニにとって不都合な事実をここまで書いてしまった東洋経済は、ちゃんとコンビニに置いてもらえるのだろうかと心配になってくるほどの書きっぷりだ。今後、コンビニからの圧力が高まって、東洋経済のPBバージョンもコンビニから出るようになるのかもしれない!? (文=松井克明/CFP) ■おすすめ記事 家庭崩壊の危機に貧した『ママタレ界の女帝』って誰だ? パナソニック“ご熱心”役員の“きめ細やかな”メディア掌握術 ほとんどはアルバイトによる犯行!? コンビニ万引きの実情 国民を愚弄するTPP論争 農産品の自由化交渉が始まっている! ツナマヨが欠品のコンビニは失格! アパマンに載らない新居選びのツボ

近所のサンクスがセブンに! 大手に喰われ消えるサンクス

 サイゾー新ニュースサイト「Business Journal」の中から、ユーザーの反響の大きかった記事をピックアップしてお届けしちゃいます! ■「Business Journal」人気記事(一部抜粋) 9月7日から3日間、なぜ橋下徹のツイッターは止まったのか? 1000円カット「QBハウス」はどこまで無茶ぶりアリか? 医師会、国会議員が“自殺推進”法案成立にご熱心!? ■特にオススメ記事はこちら! 近所のサンクスがセブンに! 大手に喰われ消えるサンクス - Business Journal(9月12日)
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※画像はセブン-イレブン・ジャパンHPより。
 セブン&アイホールディングス(7&iHD)の鈴木敏文会長兼最高経営責任者(CEO)(79)が、一段と攻勢をかける。傘下のコンビニエンスストア、セブン-イレブン・ジャパンは2013年春、空白地域だった四国に進出する。15年度末までに250店、18年度末には520店を出店する計画だ。  鈴木氏はドミナント(高密度多店舗出店)戦略をとっており、儲かるところにのみ店舗展開してきた。鈴木会長はかねがね「セブン-イレブンの競争力は突き詰めるとドミナント戦略に行き着く」と語っていた。一定エリア内に高密度で出店すれば物流、広告、店舗の指導など、あらゆる分野で効率化できるからだ。  だから儲かりそうもない地域には出店しなかった。その典型が四国だ。同地区にはローソンが432店、ファミリーマートが262店を数えるが、セブン-イレブンの看板は1枚もない。ところが見向きもしなかった四国に進出するというのだ。  ドミナント戦略はセブン-イレブンの経営の根幹をなす。その持論を引っ込めてまでして儲かりそうもない地域への出店。なぜか?  鈴木敏文氏の闘争心に火をつけたの、はam/pmの争奪戦である。ローソンとファミリーマートによる激烈な戦いを経て09年11月、同社をファミマが買収した。他社の地域本部の乗っ取りはコンビニ業界のタブーだったが、新しい店を出すための適当な立地がなくなってきたこともあって、M&A(合併・買収)に活路を見出すことになったわけだ。  コンビニ業界は、仁義なき戦いに突入したのである。  まず標的になったのが、サークルKサンクスのうちのサンクスの地域運営会社。サンクスは旧長崎屋の傘下だったが01年、ユニーの子会社、サークルKと経営統合し、その後、合併した。しかし、いまだにサークルKとサンクスは別々に運営している。  長崎屋はエリア(地域)フランチャイズ方式でサンクスの店舗を増やしてきた。エリアフランチャイズとは、一定のエリアの地域本部の権利を地場企業に譲渡してビジネスを展開する手法だ。  だがその後、セブン-イレブン、ローソン、ファミマの上位3社と、それ以下との優勝劣敗がはっきりしてきた。ブランド力が弱いサンクスの地域本部となった地場企業にとって、これは死活問題だ。当然、サンクスから離脱する動きが強まった。  北海道キヨスクは10年11月、これまでサンクスで展開していた5店舗を含む6店舗をセブン-イレブンに転換した。  サンクスから地域本部の奪取の姿勢を強めているのがローソンである。富山県の、なのはな農協の子会社であるサンクスの地域本部は11年7月、サンクス富山の77店をローソンに譲渡した。セブン-イレブンが09年1月、富山県に初進出したことがきっかけとなった。セブンはサンクス近くに出店してシェアを奪う作戦に出た。危機感を募らせたサンクス富山はローソンに転換して生き残りをはかることになった。  富山県ではサークルKサンクスがトップだったが、サンクスが離脱して、サークルKのみの店舗に戦線を縮小。現在、ローソンが182店でダントツ。セブン-イレブンが82店で、サークルKサンクスは75店にとどまる。  ローソンとサークルKサンクスのガチンコ勝負は、サンクスの地域本部で、東証1部上場のシー・ヴイ・エス(CVS)・ベイエリア(浦安市)のケースで起きた。CVSは千葉、東京湾岸地域でサンクスを128店舗展開。東京圏で相対的に店舗数が少ないローソンには喉から手が出るほど欲しい物件だった。チェーン離脱をめぐって本部とCVSが係争する事態となり、その後、和解が成立した。CVSはサンクスを離脱し今年1月、ローソンに鞍替えした。  7&iの鈴木会長はセブン-イレブンの国内の店舗数を今後数年間で3万店規模を目指す方針を打ち出した。7月末の全国のコンビニ店舗数は4万5671店。業界では5万店で飽和状態になるとみている。飽和に達したとき6割のシェアを確保するのが鈴木氏の狙いだ。経営の根幹に置いていたドミナント戦略をひとまず棚上げにして、空白地域への出店に舵を切った。  セブンは09年1月の富山県への出店を皮切りに福井、島根、石川の各県に出店。11年3月、鹿児島県に、今年5月には秋田県に進出した。そして、来年春には愛媛、香川、徳島、高知の四国4県に看板を掲げる。この結果、47都道府県のうち青森、鳥取、沖縄の3県を除き、全国をカバーすることになる。  12年2月期の国内のセブン-イレブン全店舗の売上高は3兆2805億円。単一チェーンとして年間売上高が3兆円を超えたのは国内の小売業で初めてのことだ。鹿児島県などで出店を増やしたことが寄与した。  四国でもサンクスの地域運営会社に触手を伸ばす。香川県と徳島県でサンクス124店を展開するサンクスアンドアソシエイツ東四国(高松市)がセブン-イレブンへの鞍替えを希望している。来年1月にサークルKサンクスとの契約が満了するのを機にセブン-イレブンと契約する方針だ。  サークルKサンクスは、「契約上、東四国はサンクス以外のコンビニ事業は行えない」として差し止めを求める訴訟を8月に東京地裁に起こした。サンクスを離脱してローソンにチェーン換えしたCVSとまったく同じ構図だ。サンクスの地域本部は大手コンビニの草刈り場となった。  コンビニの近未来の勢力図を予想してみよう。サークルKサンクスの7月末の店舗数は、サークルKが3204店、サンクスが3031店の合計6235店。サンクスの店舗、3000店は大手3社による分捕り合戦となるだろう。サークルKの親会社ユニーと、ファミマの親会社の伊藤忠商事は提携関係にあり、サークルKの店舗はファミマに看板を掛け替える公算が高い。  国内店舗数はセブン-イレブンが1万4562店(8月末時点)、ローソンが1万457店(2月末時点)、ファミマが8982店(8月末時点)。サークルKの店舗が加わるとファミマ陣営がローソンを上回る。  ファミマの上田準二社長(65)は首位のセブン-イレブンに対抗するため「将来的には、ローソン・ファミマ連合もありうる」と発言して、業界を騒然とさせたことがある。飽和状態が近づき、コンビニ業界は何でもありの様相を呈してきた。 (文=編集部) ■「Business Journal」人気記事(一部抜粋) 9月7日から3日間、なぜ橋下徹のツイッターは止まったのか? 1000円カット「QBハウス」はどこまで無茶ぶりアリか? 医師会、国会議員が“自殺推進”法案成立にご熱心!? “程よい”つながりで大ブレイク中「LINE」を使いこなす! 原告有利? サムスン賠償評決に見る米訴訟事情 “三流コンビニ”ファミマが初音ミクキャンペーンで起死回生 いまだに東電擁護、原発推進に“ご熱心” 東電労組とは何者?