今週の注目記事・第1位 「山尾志桜里(43)イケメン弁護士と『お泊り禁断愛』」(「週刊文春」9/14号) 同・第2位 「奇跡の腸内物質『スペルミジン』で長生きしても認知症にならない」(「週刊現代」9/23・30号) 同・第3位 「『老後』も『再雇用』も役人はこんなに優遇されている」(「週刊ポスト」9/22号) 同・第4位 「斉藤由貴と不倫医師『もっと破廉恥』な写真」(「FLASH」9/26号) 同・第5位 「吉野復興相に『復興補助金』が還流していた」(「週刊ポスト」9/22号) 同・第6位 「働く高齢者から召し上げた在職老齢年金1兆円が政府の埋蔵金に化けた」(「週刊ポスト」9/22号) 同・第7位 「眞子さま。小室さんの『年収300万円生活』」(「週刊現代」9/23・30号) 同・第8位 「なぜ安倍首相は『ミサイル発射前日に限って』総理公邸に泊まっていたのか」(「週刊ポスト」9/22号) 同・第9位 「あの金正恩でも、嫁さんには頭が上がらない」(「週刊現代」9/23・30号) 同・第10位 「『慶応大』が危機放置の大罪!『洗脳』で女子大生を支配した『ムスリム教授』の不倫講座」(「週刊新潮」9/14号) 同・第11位 「『前原誠司』民進党新代表の共産党的傾向」(「週刊新潮」9/14号) 同・第12位 「アベノミクス『立ち往生』で日本経済を蝕む『7つの副作用』」(「週刊ポスト」9/22号) 同・第13位 「『防衛省』『三菱重工』の惨憺たる現実」(「週刊新潮」9/14号) 同・第14位 「武井咲(23)所属事務所がTAKAHIRO(32)との“強行突破”婚に激怒『損害賠償ものだ!』)(「週刊文春」9/14号) 同・第15位 「“元祖ゲス不倫”宮崎謙介」(「週刊文春」9/14号) 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ! 今週は文春砲がさく裂した。山尾志桜里民進党議員の“ゲス不倫”は、前原が民進党の代表になった直後だっただけに、大きな話題になったが、このタイミングで幹事長に内定していた山尾のスキャンダルが出るというのは、何やらきな臭い。 山尾の幹事長就任を妬んだ民進党内部からのチクリか、前川前文科事務次官の風俗店通いを報じた読売新聞のように、警察が情報をつかみ官邸へもたらされたものを、文春へリークしたのか。 こうした政局を動かしかねないスキャンダルはどうやって情報をとり、どのように記事化されたのかを「裏取り取材」してほしいものだ。 新潮砲さん、いかがですかな? さて、ゲス不倫の元祖・宮崎健介前衆院議員が文春のインタビューに答えている。よくおめおめと出てこられたものだと思うが、政治家というのはこれぐらい面の皮が厚くないとできないのだろう。 こんな人間でも、文春にゲス不倫を取材されたときは、 「正直、当時のことはあまり思い出せないんです。本当にパニックだったので、記憶が断片的というか、直撃取材を受けた場所もどこだったか覚えていない」 辞任の記者会見の時も、極度の緊張で何をいったか覚えていないという。 今は、経営難に陥っている神社仏閣を支援する「神社仏閣再生コンサルタント」をしているそうだ。妻の金子恵美衆院議員からも「家族としてやり直そう」といわれ、1歳半の子どもの離乳食やオムツの交換、保育園の送り迎えもしているという。 山尾の夫は「もう一度家族としてやり直そう」といってくれるのだろうか。 「このハゲーーーッ!」と日本中を爆笑の渦に巻き込んだ豊田真由子衆院議員が、文藝春秋でインタビューに答えている。 暴言を吐き暴行したとされる元秘書に謝罪はしているものの、弁解、事実と違うなど述べているが、ここでしゃべるならきちんと記者会見して、説明責任を果たすべきだ。 本人は議員を続けたいようだが、地元の有権者が許すはずはない。 武井咲(23)という女優がいる。テレビ、CMに引っ張りだこの武井が、交際していたEXILEのTAKAHIRO(32)との間に子どもをつくり(現在妊娠3カ月だという)、「子宝婚」を発表した。 おめでたいことだが、いつもながら所属事務所が激怒していると文春が報じている。 武井の所属する事務所は「オスカープロモーション」。「武井は同社の看板女優。スケジュールは向こう何年先まで埋まっていたが、結婚・出産で白紙に戻さなければならない。損害は十億円ではきかないレベルで、幹部は『大変なことになる』と青ざめていた」(大手芸能プロ幹部)。 そもそも2人の交際は一昨年4月に写真誌FLASHが報じていた。当時オスカーは交際を強く否定していたが、そんなことはお構いなしに2人は仲を深めていった。 いいではないか、好きおうた仲やないか。しばらく出産・子育てに専念して、一回り大きくなって芸能界に帰って来れば。 こうした話が出る時、必ず「違約金が大変」といわれる。ベッキーの時もそうだった。だが、私は、企業やテレビ側も将来の損得を考えるから、使えるタレントならそう法外な要求はしないのではないかと推察するのだが、本当に支払われた額がどれぐらいなのか、文春さん、調べてくれないかな。 さて、8月31日に防衛省が発表した18年度予算の概算要求は、過去最高となる5兆2551億円となり、6年連続の増額になった。 新潮によると、いくら増えても防衛予算の7割は使途が確定している固定費で、「残った3割についても、2割強は一般物件費として基地や装備の維持整備に充てられる」(陸自の元幹部)そうだから、新規装備に使えるのは1割強しかないそうだ。 そのうえ、鳴り物入りで登場する一基800億円といわれるイージス・アショア(弾道ミサイル防衛)も、陸海空ともに「切り詰めた上にカネのかかる装備まで持たされてはたまらない」と逃げ腰だという。 また産軍複合体の中心といわれていた三菱重工をはじめ防衛産業が軒並み製品の質が低下して、国際競争力は水準以下なのだそうだ。 「自国で兵器を製造できるというのは、外国からすれば重要な“抑止力”。その利点を自ら潰そうとしているように見えるのです」(防衛問題研究家の桜林美佐) 私は日本に軍需産業などいらないと思う。それより代替エネルギーや温暖化を食い止める事業にカネをつぎ込んだほうがいい。 ポストのアベノミクス批判。 あれほど「この道しかないんです」と安倍が力を入れたアベノミクスだが、とうに賞味期限切れは明らかになった。 だが、異次元の金融緩和した「失敗」のツケは、これから巨大な副作用となって日本を覆うはずである。 その副作用をポストは7つ上げている。 「大規模財政出動→成果も財源もない歳出増で負担増ラッシュへ!」 「地方創生→自ら煽った『ふるさと納税』潰しで倒産も」 「一億総活躍社会→高齢者は“劣悪な労働環境”に放り出される」 「『いざなぎ景気』再び→賃上げどころか『残業ゼロ法案』で年収ダウン!」 「人づくり革命→苦しむ若者は見捨てても増えすぎた大学を助けよう」 「女性活躍社会→保険料まで払わされるパート主婦が量産される!」 「黒田バズーカ→指揮官の戦意喪失で『悪いインフレ』だけが残る」 ポストでも引用していたが、朝日新聞(8月26日付)で今年の7月まで日銀審議員を務めていた木内登英が、こう批判している。 「木内氏は緩和開始には賛成したが、『物価上昇率2%』の目標は実現できないとの考えから、達成期限を『2年』と区切ることに異議を唱えた。木内氏は『緩和策が長期化したり緩和拡大を迫られたりするリスクがあった』と振り返る。 懸念は的中した。日銀は追加緩和を繰り返したが、4年超が過ぎた今も目標達成は見通せない。木内氏は、緩和の効果は『将来の需要を前借りするもので延々と続くものではない』と指摘。3年目の15年以降は『追加効果がほぼなくなった』とし、弊害だけが膨らんでいると懸念を示した。 具体的には、日銀が銀行などから買った国債などの資産が巨額になり、将来の金利上昇局面で日銀の財務が悪化する可能性や、上場投資信託(ETF)を買うことによる株式市場のゆがみなどを挙げ、『副作用は数多い』と述べた。 混乱回避のためには、『長期金利操作をやめ、国債買い入れ額を段階的に減らしていくべきだ』と提言する」 ポストも、アベノミクスで放たれた数々の矢は、経済成長という的に当たることなく、今や国民ののど元に刺さろうとしているのだと結ぶ。 本当の痛みが来るのはこれからだが、その頃には黒田日銀総裁も安倍首相もそこにはいないだろう。 新潮が、前原新民進党代表の考え方、「オール・フォー・オールで最低限の暮らしを“施し”でなく権利にしていきたい。まじめに納税している皆さん方に、それがあなた自身のためだと実感できる社会にしたい!」を、「共産党的傾向」だと批判している。 小沢一郎とも話し合い、とりあえず10月のトリプル補選に向けて、共産党も排除しない共闘を進めていくようだ。 「選対委員長には共産党との選挙協力に前向きな長妻昭氏が就任。これまた“親共産党的”な人事でもある」(新潮) 前原代表は消費税増税にも前向きだ。それも10%程度ではなく、ドイツの52.5%とイギリスの45.9%の中間ぐらいにするという考え方を軸に、議論していくという。 これを吹き込んだのは慶応大学の井出英策教授だそうだが、彼は消費税を15%に引き上げれば20兆円入って来て、そのうち10兆円を財政健全化に使い、残ったカネで、介護の自己負担、幼稚園、保育園の自己負担、病院の医療費の自己負担、大学の授業料の無料化などに使えば、国民の負担はほぼ消えると主張している。 私もこの考え方には賛成だ。だが、われわれ国民の中には三位一体改革と称して消費税を上げておきながら、社会保障には全く使われなかったという根強い政治への不信感がある。 それをどう払しょくするのか。民進党を離党した山尾志桜里が雑誌のインタビューで私に、こういうことをやりたいと語っていた。 「山尾 もう一回、弱者の救済のためにも、中間層に光を当てる。もっと具体的にいえば、教育の無償化って民主党時代からいってますが、保育園から大学まで、基本的には社会が面倒を見ようという政策ですが、私はそれをやるべきだと思っているんです。そうであれば、最初に『増税させてください』じゃなくて、最初に二年間でもいいから政策を先行させ実現して実感してもらう。 よかったねとなったら、三年目からは負担をお願いする。それぐらい国民の理解を大事にする知恵みたいなものを、政治というのは持たなきゃいけないと思うし、その時の鍵になるのが『中間層の理解』なんです。 元木 その中間層というのは、具体的にいうと? 山尾 たとえば、待機児童で困っている、息子、娘の大学の支度金に不安だと感じている働く中間層、そういう生活者だと思います」 口先で国民をだまし、消費税を上げたら一銭も福祉の充実のために使わない。そうしたウソつき政治に嫌気がさしているのだ。 山尾のいうように、まず、これだけ上げると生活がこれだけ楽になると実感させ、こうした生活を続けていくためには増税もやむなしと国民を納得させるというやり方ができれば、いいのだ。 財源がないなどと寝言をいっていないで、無駄を切り詰めてやるべきだと思う。こうした具体的な政策を掲げて前原民進党が安倍自民党と対峙すれば、勝ち目はあると思う。 ところで週刊現代の編集長が鈴木崇之に替わった。私のところにも就任のあいさつが来た。中にこうある。 「二度目の大役ではございますが、心機一転、皆様のご期待に添うよう努力いたす所存です」 読者の皆様という意味だろう。特定の上司の期待だけに添うのではないことを期待したい。 次は新潮が報じている私学の雄たる慶應義塾大学のおかしな教授の話。簡単にいうと、慶應の湘南藤沢キャンパスにいる総合政策学部・奥田敦教授(57)が、2年生の斉藤菜穂(21・仮名)を洗脳し、自宅に軟禁状態にしていたというのである。 奥田教授はイスラム刑法の権威だそうだ。斉藤は大学に入るとアラビア語やイスラム関係の授業ばかりを履修するようになったと母親が話している。 奥田に指導され始めると、サークルを辞め、帰宅が遅くなり、研究室に泊まることも多くなったという。 1月下旬に家出をする。いったんは帰宅するが、2月下旬には奥田と2人っきりで1週間、沖縄国際大学へ行ったそうだ。 両親は大学側に相談し、ようやく調査委員会を立ち上げたが、そこで何が話し合われているのか一切知らせてこないという。 やがて娘が、奥田研究会がヨルダンでやる研究会に参加するとビザを取り、大学側も参加を許可したことで、両親はたまらず旅券を取り上げた。 そした8月17日の午後9時過ぎに、娘がいる奥田のマンションに両親や数人の人間が押しかけ、「描写をはばかられる姿で震えていた」(新潮)菜穂を“救出”したのである。 その現場には不可解なことに奥田の妻もいたという。妻がこういっている。 「奥田は一昨年も学内でセクハラ委員会を立ち上げられています。主人が言うには、7月ごろに湘南台のマンションにゼミの女子学生を連れてきて、一晩中話したとのこと。(中略)自宅に連れ込んで一晩中、という時点で教員としてアウトだと思う」 奥田教授は新潮の取材に対して「コメントできない」の一点張り。慶應の広報室も「大学としても調査ならびに当該教員への対応を継続して行っております」と、要領を得ない。 ある種の洗脳のようなものを受けているとすれば、娘はまた奥田の元へ戻ってしまうのではないか。大学はもっと積極的に、問題があると思われる教授に関与するべきだと、私も思う。 9月6日の『とくダネ!』(フジテレビ系)を見ていたら、北朝鮮問題で近藤大介週刊現代編集次長が出ていた。 先週の「朝鮮労働党幹部が本誌だけに語る」という記事が注目されたのであろう。彼のすごいところは、英語はもちろんのこと中国語から韓国語、北朝鮮語(韓国語とは少し違うらしい)まで操れることだ。 奥さんは中南海の要人の令嬢だから、通信社の記者よりも幅広く深い情報を持っている。彼はこれから北朝鮮や中国問題では重要なキーマンになるだろう。 その彼が今週は、金正恩といえども、嫁さんの李雪主には頭が上がらない、彼女の動きを知ることが、北朝鮮のこれからを占う大事なものになると書いている。 李と金正恩が結婚したのは2年前、まだ28だそうだが、驚くのは、李はかつて金正日総書記のナンバー2として君臨していた、張成沢の愛人だったというのである。 「張成沢が、大同江の川辺に『会館』と呼ぶ個人用宴会場を設置し、若い女性歌手たちをホステスとして侍らせていた。(中略)上昇志向が強い李雪主もその一人だった。 そんな中で張成沢は。同郷の李雪主を気に入り、愛人にした」(近藤) その後、若い金正恩を背後から操ろうと、張成沢は妻を通じて、李雪主を金正恩に引き合わせ、李は間もなく妊娠し、金正恩は李と極秘結婚したというのだ。 だが金正恩が、ある芸術団の事件を調査している中で、愛妻と張との「過去」を知ってしまったという。 それが張を含む3,000人が処刑された「張成沢粛清事件」の核心だというのだ。 だが、李は粛清されずに、それ以来、一層パワフルになっていったという。李はあたりを憚ることなく、夫・金正恩の執政にズケズケと口出しするようになったそうだ。 李は陰の実力者であり、金正恩の強行姿勢も李の「超強気」に影響されているというのだ。 面白すぎる話だが、真偽のほどを判断する情報が私にはない。 その北朝鮮はミサイルや核実験を止めようとしていない。ポストによれば、安倍首相は、北朝鮮がミサイルを発射する前日に限って、総理公邸に泊まっている。 それはアメリカから情報をもらっているからだろうと推測している。たしかに、8月は25日と28日にだけ総理公邸に泊まっているが、その翌日に北朝鮮がミサイルを発射している。 したがって、Jアラートのようにアラームが鳴っても間に合わないのではなく、Aアラート、安倍アラートのほうがより信頼性が高いというのである。 「国民ができ得る現実的な対策は、通信社や新聞社がインターネットで速報する『首相動静』を見ることかもしれない」(ポスト) これからは首相動静が、北朝鮮の動きを知る大事な情報になることは間違いないが、国会が始まると、毎晩、公邸ということにならないか。 眞子さんと小室圭さんの婚約が正式に決まり、来秋には挙式が行われるという。 眞子さんには皇室を離れる際に一時金として、天皇陛下の孫で二親等である眞子さんには1億2,000万~1億3,000万円ぐらいが渡されるという。 だが、それをそっくりマンションの購入に充てると、亭主の稼ぎは、現代によると300万ぐらいだから、「皇室であった者としての品位保持」をするには、いささか心もとない。 それに、母親である紀子さんが、自分の皇族費から眞子さんにお小遣いをあげることは、皇室の財産は国が管理しているから、できないのだという。 そうなると、小室さんが働き口などに困った時どうするのか? その時は、旧華族の親睦団体である「霞会館」や学習院女子中・高の同窓会組織である「常磐会」などが陰ひなたに応援するのだそうだ。 眞子さんにも「神田川」のような生活が待っているのかもしれない。だが、若い2人、何があっても楽しいのだろう。 ポストの年金問題追及は、読んでいる者を怒りに震えさせる。 今週の「在職老齢年金」の記事がそれである。働く高齢者には年金を強制的に返上させられる制度、それが在職老齢年金だ。 収入が28万円を超えると年金が減額される。この制度は年金制度が苦しくなると改悪され、以前は65歳未満だったのに、現在は年齢制限が撤廃されてしまっている。 だが、これによって総額どれぐらいになるのか、どこにも載っていないというのだ。 そこでポストが、年金局事業企画課調査室にそのデータを見せろと迫ると、そこには60~64歳、約98万人、約7,000億円、65歳以上、約28万人、約3,000万円という金額が記載されているデータを出してきたというのである。 1兆円も高齢者に払わずに済んだカネがあるにもかかわらず、「国民に知らされないまま『埋蔵金』として積み上げられているのだ」(ポスト)。 ふざけるなである。官僚や政治屋のいうことは、ウソとデタラメばかりだ。 さらに頭にくるのが、吉野正芳・復興相が「復興補助金」をもらっている企業から、彼の政治団体に献金してもらっていたという事実だ。 吉野の選挙区は福島である。そこに震災復興のために「ふくしま産業復興企業立地補助金」というのがある。 主体は福島県だが、その財源約2,000億円は経済産業省からの補助金。その補助金を15年3月に9,750万円交付された木材製材会社から、同年、献金として12万円を吉野の政治団体が受けていたのである。 政治資金規正法では、国からの補助金の交付を受けた企業は決定日から1年間は政治献金ができないのだ。 しかし、吉野の事務所は、これは国の補助金ではないから政治資金規正法には抵触しないといい張る。 先に触れたように、この補助金の主体は経産省なのにである。今月末に開かれる国会で、追及されるのではないか。 FLASHという雑誌は、ときどきとんでもないスクープを飛ばす。不倫が報じられた斉藤由貴と医師との「自撮りキス写真」を先週スクープして、斉藤に、「不倫していました」と認めさせたが、今週も斉藤の家に上がり込み、女性もの(斉藤由貴のでは?)のパンツをかぶっている医師の写真が掲載された。 いくらなんでも、ここまでやるかという破廉恥写真である。 これも2人のどちらかがスマホで撮った写真であろう。その写真が流出したのである。 斉藤は、こんなプライバシーを毀損する写真が出るのは許せないと、警察に相談しているというが、恥の上塗りになるのではないか。 不法に流出したのではないとすると、斉藤の夫か、不倫相手の妻がスマホから盗み出し、流出させたのか。 モルモン教は離婚を禁止しているから、斉藤は離婚しないそうだが、医師のほうはどうなのか。 大体こんな写真を撮り合うのが正気の沙汰ではない。斉藤には仕事やCMが回ってこないそうだ。これこそ自業自得であろう。 ポストの公務員批判記事。役人は現役時代は給料が安く、その代わり、天下りしてその穴埋めをするのだというのは、昔話になったようだ。 ポストによれば、民間企業の正社員の平均年収が400万円台なのに、公務員の平均年収は700万円台なのだ。 さらに60歳定年時の平均退職金は、大卒総合職が2,374万円、地方公務員、ノンキャリアの公務員の退職金は平均2,315万円、国家公務員は平均2,538万円になる。 このあたりはさほど変わらないと思うかもしれないが、裏では、とんでもないことを企んでいるというのである。 公務員の定年を65歳にしようというのだ。民間は定年延長といっても会社のお情けで置いてもらうだけで、給料は下がるし、仕事も雑用がほとんどである。 だが公務員は、給与は下がらず仕事もそのままで、年金が65歳支給開始になる25年に「65歳完全定年制」を実施するスケジュールを立てているというのである。 様々な優遇をしてもらっているのに、奴らは定年を伸ばし、民間の奴らには75歳まで働け、税金を納めろと鞭でひっぱたいて牛馬のごとくこき使う。 これでは中国のほうが生きやすいと思ってしまう。こんな国いつでも捨ててやる。そう思わざるを得ない。 次は現代の健康記事。納豆が体にいいのはよくいわれる。納豆健康法の類はあふれているから、今更だと思うが、老化を遅らせる「スペルミジン」という物質が含まれ、実験用のマウスだが、スペルミジンを投与したら、約25%も寿命が延びることが分かったそうである。 アメリカ・テキサス州のテキサスA&M大学のチームの一員、ルユアン・リュウ博士が、実験結果を見てメンバーは歓声を上げたという。 さらに認知症を防ぐ効果まであるそうだ。また、昨年、パリ第5大学医学部では、イタリアのブルゴーニュで約800人を対象に、どんな食品をよく食べているかを調べたら、スペルミジンの摂取量が多いほど、心不全などの心血管系の疾患リスクが低いということが明らかになったという。 特に男性でその傾向が顕著だったそうだ。 そうして結論は「納豆はすごい」ということなのだ。納豆でもひきわり納豆はスペルミジンが多く含まれているそうだ。 納豆か味噌汁をとり、それに加えて肉を食べると、さらにいいというのである。今夜はひきわり納豆とアメリカ産のステーキにでもするか。 今週の1位は文春砲。山尾志桜里(43)がW不倫? バカヤロー! 思わずそう叫んでしまった。 先週も触れたが、山尾とは8月4日にビジネス情報誌・エルネオスで対談をした。雑誌にはにやけた私と山尾のツーショットが載っている。 私は、安倍首相を国会質問で追い詰めたのは山尾と自由党の森ゆうこ(彼女は次のゲスト)だと思っている。 2人の女性が安倍首相のウソを暴き、稲田朋美、豊田真由子、今井絵理子のおバカ女たちが安倍政権を身体を張って瓦解させていったのである。安倍の提唱する「女性が活躍する社会」が皮肉な形で実現したのだ。 中でも山尾には期待していた。対談の中で「早く山尾民進党時代が来るのを待っている」とエールを送った。 前原誠司が代表に選ばれ、当選2回の山尾が幹事長に内定という報道に、これで民進党が変わると内心拍手したのだが、一転、代表代行に替わり、それも消えてしまった。 その原因が、党内からの批判ではなく、今日(9月7日)発売の文春砲が山尾の不倫を報じているためだという情報がネットに流れた。 まさかと思った。彼女は司法試験を受かり(6度落ちているが、山尾はこれは自民党の谷垣禎一と同じだといっている)、「クライアントから依頼されるのではなく、フェアな立場でものをいうのがいい」と検察官になった女性である。 2009年に思うところあって検察官を辞し、小沢チルドレンの一人として衆院選に出馬し、当選した。その後一度落選しているが、14年の衆院選では小選挙区で辻本清美と2人だけが民主党で勝ち上がってきた。 民主党で政調会長に抜擢され、民進党で幹事長を務めれば、次期代表候補の最有力になる。前原に近く枝野とも親しい。週刊新潮が報じているが、最近前原は小沢一郎と接近しているようだが、山尾は小沢チルドレン出身である。 今月末から始まる臨時国会で、森ゆうこと並んでパワーアップした山尾が、加計学園問題で安倍首相を追い詰めることが期待されていただけに、残念というしかない。 文春によれば、不倫相手は倉持不倫太郎ではなく、麟太郎弁護士で、山尾より9歳年下の34歳。 皮肉なことに「彼の得意分野は企業コンサルタントや離婚・男女問題」(弁護士仲間)。憲法問題についても詳しいそうで、「安倍政権が目指す憲法改正や安保法案に対して批判的な立場を鮮明にしている」(永田町関係者)。 安保問題や皇室問題で議論しているうちに山尾と意気投合したようだ。山尾はIT実業家の夫と長男がいて、倉持にも妻子がいる。 9月2日、山尾の幹事長就任が内示された日、2人は午後8時ごろ、品川駅近くの高級ホテルに現れたという。山尾が先に来てフロントでカードキーを受け取り、足早にエレベーターホールに向かう。 約20分後、倉持が現れる。赤ワインとビールを持って、フロントを経由せずに直接客室へ。36階のダブルルームで、そこからは東京の夜景が一望できるという。 そこの部屋にはベッドが一つしかないと書いている。文春は後で、その部屋に入って確認したのかもしれない。 2人がホテルをチェックインしたのは翌朝早朝だったそうだ。その前の8月31日、ホテルニューオータニで開かれた前原陣営の決起集会に出た山尾は、すぐに消えて、恵比寿のイタリアンレストランで倉持とグラスを重ね、その後、時間差を置いて、倉持が自宅とは別に借りているマンションに入り、山尾が姿を見せたのは1日の午前1時半だったという。 「本誌が確認しただけでも、代表選を挟んで、二人は週に四回逢瀬を重ねている」(文春) 文春の直撃に山尾は、倉持弁護士とはどのような関係か? 「といわれましても……」。不倫関係にあるんじゃないですか? 「ないですけど」。「取材は事務所のほうへ」、そういって足早に去っていったという。 倉持は、別宅のマンションに山尾氏はきたか? 「ええっとーー、ないですね。たぶん。記憶にないですね」としどろもどろ。 SEXをしたかどうかはわからないが、公党のナンバー2になろうという人間が、ゲス不倫疑惑で文春砲に直撃されるとは、情けなくて涙が出る。こういってやれ! 「山尾がゲス不倫。民進党死んだ!」 文春が出た夜、山尾志桜里が民進党を離党した。桜のように散り際だけは潔くということだろうか。 だが、倉持弁護士とは男女の仲ではない、ホテルには一人で泊まったといういい訳は世間には通用しまい。 トリプル選挙までこのままでいて、その後に議員辞職するのか。自民党の中でも「惜しい」という声が出ているようだが、私は同情しない。 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ! 現代から。「忍野さら Gカップ現役女子大生アイドルが本誌初登場」。その前に「2017年新宿歌舞伎町 カメラが捉えた『男と女』」がある。 「『あの大手メーカーで働いていました』これが世界に誇る受付嬢ヌードだ」。どこだか会社はわからないが小悪魔的な女性である。 袋とじは「家族にバレないための無料エロ動画『安心安全』ガイド」と「杉本彩 25年ぶりの完全ヘアヌード」。デビュー30年になるというから、かなりのお年だろうが、写真で見る限り見事な肉体である。彼女の写真集について書かれたコラムで「ヘアヌード写真集」とつけたのが、ヘアヌードという言葉の始まりだった。 杉本彩がいなかったらヘアヌードという言葉も生まれなかったかもしれない。懐かしい。 ポストは気合が入っていない。「日活ロマンポルノ 濡れる名言集」「独占掲載 モザイクが取れてます」「ボディ 磯山さやか」。そして今一番気になる女性「石原さとみ 30歳の素肌」。もちろんヌードではない。彼女がヘアヌード写真集を出したら売れるだろうな。高須基仁さん、やってみませんか? というわけで、今週は現代のぶっちぎり、完勝だ。 (文=元木昌彦)「週刊文春」(9/14号、文藝春秋)
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週刊現代がスクープした“平壌の朝鮮労働党幹部”発言に要注目!「ワシントンにブチ込めれば本望だ」
今週の注目記事・第1位 「北朝鮮危機」(「週刊現代」9/16号) 「使えないJアラートに100億円超の価値はあるのか」(「フライデー」9/15号) 「撃ち落とせない『北朝鮮弾道ミサイル』」(「週刊新潮」9/7号) 同・第2位 「安倍総理『執務室でひとりぼっち』」(「週刊ポスト」9/15号) 同・第3位 「安倍政権の火薬庫麻生VS.菅『修復不能な断絶』」(「週刊文春」9/7号) 同・第4位 「『小泉純一郎』が授けた『安倍総理』への秘策」(「週刊文春」9/7号) 同・第5位 「羽田孜が本紙に寄せた古巣・自民党への『遺言』」(「週刊ポスト」9/15号) 同・第6位 「日野皓正74歳が中学生を『往復ビンタ』動画」(「週刊文春」9/7号) 同・第7位 「新国立劇場 新入社員自殺同僚が告発『地獄のパワハラ現場』」(「週刊文春」9/7号) 同・第8位 「こっちも違法『今井絵理子』ビール券大量配布」(「週刊新潮」9/7号) 同・第9位 「東大法卒元外交官の38歳『天理市長』が負けた人間の性」(「週刊新潮」9/7号) 同・第10位 「『余裕あるなら年金返上しろ』進次郎発言の悪魔の企み」(「週刊ポスト」9/15号) 同・第11位 「定年後やってはいけない10箇条」(「週刊ポスト」9/15号) 同・第12位 「岐阜介護施設5人死傷『疑惑の元職員』独白90分」(「週刊文春」9/7号) 同・第13位 「認知症で『行方不明者』激増!1万5000人の衝撃」(「週刊ポスト」9/15号) 同・第14位 「アパートの大家29人から『集団訴訟』されたレオパレスのこれから」(「週刊現代」9/16号) 同・第15位 「あなたの税金を来年から『30万円安くする』方法」(「週刊現代」9/16号) 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ! 9月3日、北朝鮮は昨年9月以来6回目となる核実験を実施した。ついに来るところまできてしまったかという思いである。 ここから一歩進めば米朝戦争必至だが、日米はどうするのだろう。現代はこの問題をトップに据えているが、ポストはざっと見るところ一本もない。 危機感のなさだろうか、それとも米朝戦争など起こりっこないという余裕か。それにしても認知症の行方不明者問題がトップとは、いささか驚きだが。 早速いこう。現代の税金を30万円安くする法。タワマンを買ったり、アパート経営したりするにしても節税方法を知らないと損をするケースがある。 例えば、肥満解消のためにジムに通ったりすれば、医療費控除が受けられる。地震保険を見落としていたとすると、地震保険料控除が受けられるのだ。 「保険料が年間5万円以下なら全額、5万円超なら5万円が控除の対象になる。会社員であれば年末調整の際に申告するので問題なく、申告漏れがあった場合や自営業の人は確定申告すれば大丈夫だ。また、5年前までさかのぼって申告できる」(現代) これは余裕のある人のことで、私のような者には、とんと関係のない話のようだ。 先に書いたように現代編集長が来週号から、山中武史編集長から鈴木崇之編集長に替わる。山中編集長が「音羽の杜から」でこう書いている。 「週刊誌の魅力って何だろうと、自問自答し続ける日々でした。私なりにたどり着いた結論は、『面白いこと』『役に立つこと』そして『ウソくさくないこと』。記事でもグラビアでも、おカネを払ってでも見たい、読みたいと思っていただけるものを作ることは、難しいけどとてもやりがいのある仕事でした」 鈴木編集長は2度目の登板になる。編集長が替われば誌面が変わる。変わらなければ能力が問われる。どんな誌面になるのか楽しみである。 さて賃貸アパート大手のレオパレスがオーナー29人から提訴された。 「アパートオーナーが毎月修繕費を払ってきたにもかかわらず、レオパレス側は契約通りに修繕を行っていません。屋根なら10年でメンテナンス、エアコンなら8~10年で交換といった条件だったのに、ほとんど行われていない。支払った修繕費約1億4700万円の返還を求めています」(レオパレスオーナー会前田和彦代表) レオパレスは「30年間一括借り上げ」や「家賃保証」を謳ってアパート建設を奨め、その運営を請け負うビジネスモデルで成長して来た。 だが、トラブルは絶えず、低金利の影響もあって、こうした口車に乗る高齢者が増えているようだが、それに見合う需要はなく、空き室率は上がり続けている。 その証拠に、レオパレス自体が9月をめどに自社が保有する600棟の賃貸アパートのうち400棟を一括売却する計画だと、住宅ジャーナリストの榊淳司が語っている。 私の近隣の家も、レオパレスがアパートを建設している。こうしたトラブルが起きなければいいがと思っている。 ポストの巻頭特集。昨年1年間で全国の警察に届け出があった行方不明者のうち、認知症を患っていた人数は1万5,432人で、前年に比べ26.4%も急増した。今や行方不明者全体のおよそ2割を占めるという。 「認知症の行方不明者は、届けが出た当日から数日の間に見つかっているケースが大半です。ただ、昨年も471人が死亡した状態で見つかっています。決して少ない数字ではない」(介護施設情報誌『あいらいふ』佐藤恒伯編集長) 認知症患者が起こした交通事故も13年が63件だったが、15年には78件と増加を続けている。 「厚生労働省が14年に調査したところ、身元不明のまま保護されている認知症患者は全国に35人存在することがわかっている」(ポスト) 姿が見えないと気づいたときには、1時間以内がデッドラインになるという。 「初動が重要です。1時間以内に捜索願を出せば同じ町内で発見される可能性が高まる。“周囲に迷惑をかけては……”と遠慮しがちですが、そうしているうちに1時間以上経過すると、町内を出てしまい、顔を知る人物もいなくなる。途端に発見・保護の確率は下がります」(「認知症の人と家族の会」阿部佳世事務局長) 北海道釧路市や福岡県大牟田市では「SOSネットワーク」という新たな取り組みも始まっている。 「行方不明者の届け出があれば、警察だけでなく、自治体や地元のFM局が連携して情報発信し、早期発見につなげる取り組みだ」(ポスト) 「10年に500万人だった独り暮らしの高齢者は35年には1.5倍の760万人になるといわれています。独居老人が認知症で徘徊を始めたら、行方がわからなくなっても行方不明になっていることすら知らない。そうした孤独に見知らぬ土地で死んでいく悲劇を今のところ防ぐ手立ては存在しません」(前出・佐藤) 独り暮らしで認知症では……絶望的になる。 ところで、このところ介護老人施設での事件が続く。岐阜県高山市の介護老人保健施設「それいゆ」で7月末から起きた、80代から90代の男女3人が相次いで死亡した事件は、8月中旬以降にも、入所者2人がケガを負ったことで、高山署に特別捜査本部が設置された。 被害者5人は主に認知症患者のため専門棟である2階に入所していた。施設が全職員のシフトを調べたところ、事件当時、5人の介護にあたっていたのはAだけだと分かったそうだ。 Aが入所者の車椅子を蹴っているのを見たことがある。女性職員のスマホを電気ポットで茹でた疑いがあるなど、Aの評判は芳しくないようだ。 だが、なかなか捜査が進まないのは、施設内に設置された8台の防犯カメラのうち、4台が故障していたことによるという。 赤外線カメラなので深夜でも暗闇でも鮮明に映るのだが、故意に誰かが壊したのではないかという疑惑も浮上しているそうだ。 Aは電気ポット“事件”の後、施設を辞めている。 Aの自宅には記者たちが張り込んでいるが、Aは文春の記者を車に乗せ、余裕綽々でインタビューに答えたという。 5つの件に対しては「濡れ衣」だといい、介護の仕事にやりがいがあると話している。状況証拠はあるが、決め手がない。まだ捜査は長引きそうだが、介護施設の認知症患者を狙う卑劣な犯罪だ。 こんなことが続くと、こうした施設は怖い、介護の職員は信用できないという「風評」が立ち、まじめな施設や介護士たちに悪影響が出るかもしれない。早期に解決してもらいたいものである。 私もそうだったが、定年になったらこれまでできなかったことをやろうと思っている人は多いだろう。 だが、そうしたことをやるには、生活に必要な資金を潤沢に持っている人ならばいいが、そうでないならやってはいけないとポストで特集を組んでいる。 元ソニー常務取締役で82歳の今も現役ビジネスマンとして働く郡山史郎が著書『九十歳まで働く!』(ワック)でそう提唱しているという。 郡山は子会社のソニーPCLの会長、ソニー顧問などを歴任した後、プロ経営幹部の紹介を主業務とする株式会社CEAFOM(シーフォーム)の社長に就任して、多くの高齢者の再就職に関わってきたという。 そのやってはいけないの筆頭は、意外にもこの2つ。「資格を取ってはいけない」「学校に行ってはいけない」。 中小企業診断士は、日経新聞等の調査で「新たに取得したい資格第1位」となった人気資格だが、「再就職の現場の実感として、医師や弁護士、公認会計士、薬剤師の資格なら価値はあるだろうが、それ以外の資格は取得しても再就職で有利に働くことはほぼない」(郡山)。 さらに「語学の勉強をしてはいけない」。 「組織に守られない高齢者は“強制力”ではなく自主性が大切です。資格取得や語学の勉強でも同様ですが“自分1人では続かないから”と月謝を払っても、結局通わなくなって無駄にしてしまう」(同) 「老後資金によほど余裕がない限り、その支出を貯蓄に回したほうがいい。年間24万円貯金していれば、いざという時に当座の入院・通院費に充てられる。そちらのほうがよほど現実的に老後の役に立つ」(経済ジャーナリスト・荻原博子) 「葬式に行ってはいけない」。ほんとに大事な人には心の中ですればいい。高齢者は義理や礼を欠くことを恐れてはいけないのだ。これは同感だ。 「勲章をもらうな」「本を書くな」「NPOに参加するな」「会社を創ってはいけない」「勝負事をしてはいけない」などなど。 確かに「若い時と違って失敗が許されない状況であるという現実を認めなければならない」(郡山)。 頷く点多々あり。だけど競馬は止められそうにないな。いくら負けても。 さて、毎度毎度首相候補と呼び声の高い小泉進次郎だが、今回の「余裕があるなら年金を返上しろ」というのにポストが噛みついた。 進次郎は「子育て財源のために年金を返上してくれ」といい、経団連や経済同友会の皆さんは「返上したよ」といってくれると上機嫌だが、ポストにいわせれば、年収約1,300万円で年金は全額支給停止になるのだから、経団連の役職などについている人間は年金を停止され、約6万6,000円のみ支給されている人たちだ。 だがそこには、約3,200万人にいる高齢者全体に向けた「年金をもらうなキャンペーン」の始まりではないかと警告する。 その裏には、財務省や厚労省の「振付がある」というのである。もちろん、私も返還するつもりもないし、もっとよこせといいたいぐらいである。 第9位。新潮砲に照準を向けられた市長がいる。人口約6万6,000人、奈良県天理市の並河健(38)である。 経歴はピカピカだ。東大法学部卒、外務省でエジプト大使館の書記官を務め、電通へ転職した後、衆院選に出るが落選する。だが、翌年市長選に立候補して当選している。 今年10月に市長選が行われるが、目下、対立候補はいないという。 どうやら「健」という字が新潮編集部の何かに引っかかりやすいのかもしれない。高倉健、橋本健、そして並河健だ。 そんな市長さんが今年2月、予算の陳情で東京へ出張中に、ホテルへ派遣型風俗エステでマッサージをする20代の女性を呼んでいたというのである。 新潮は、そのマッサージ嬢を捕まえ、インタビューして、「3000円の全裸になる追加オプションを付けていました。その場合、女の子の上半身だけ触ることが出来ます」としゃべらせている。 他に「本番」をした女性もいるという。新潮に直撃されたご本人は驚いただろう。最初は、手を震わせながら「記憶にない」と逃げていたが、観念したか、改めて聞くと「性的サービスが伴う店を出張中、2度利用したことは深く反省したい」と答えた。 さらに市役所で会見し、並河市長は「市民や市職員、家族の信頼を傷つける行動をとってしまったと深く反省しています」(朝日新聞9月1日付)と謝罪したそうだ。チョッピリ可哀想な気もするが。 今井絵理子と不倫していた橋本健神戸市議は、自分の政策チラシを架空発注して政務活動費を懐に入れていたことが明るみに出て「元」市議になってしまった。 さらにオンブズマンが神戸地検に、詐欺罪と虚偽公文書作成、行使の罪で刑事告発するというから、720万円を返金したとしても、「起訴されることはほぼ間違いないと思います」(川口克巳弁護士)。 例の“号泣県議”野々村竜太郎の不正受給の額が約900万円で、懲役3年執行猶予4年だから、この程度の処分になるのではないかという。 すっかり表舞台に顔を見せなくなった今井議員だが、実は、8月25日、自民党本部で開かれた文部科学部会、厚生労働部会に出席し、文科のほうでは発言もしていたというのだ。 やはり女のほうが度胸がいいと思うが、新潮は、彼女にも公選法違反があるというのだ。 8月3日の内閣改造後、出世した議員のうち、参議院や女性議員のうち、自分がよく知っている議員10数名に「お祝い」としてビール券を配っていたというのである。 1人につき10枚ほどだというから「100枚以上を大量配布したことになる」(新潮)。 しかも今井は参院の比例区だから、全国すべての18歳以上が有権者になる。たとえ国会議員にでも「寄付禁止の例外ではない」(同)。 総務省の選挙課に問い合わせても「明らかな公選法違反」だと断定した。 芸能人感覚が抜けない今井だから、このほかにも探せば出てくるに違いない。それとも橋本に殉じて、さっさと議員辞職するのだろうか。 8月29日の夕方だった。東京の千駄ヶ谷近くのゴルフ練習場へ行くとき、新国立の前を通りかかった。 すると、何人かの労働者風の人たちが集まって横断幕を持って声を上げていた。急いでいたのでよくわからなかったが、文春で報じている新国立の建設現場で働いていた高橋昭(仮名・当時23歳)が自殺したことへの抗議だったようだ。 文春によれば、高橋は大成建設の一時元請として地盤改良工事を担当する社員100人を超える専門業者の社員だったそうだ。 高橋は現場監督として重機の管理をしていたが、今年3月に失踪して、翌月変わり果てた姿で発見された。 その後、明らかになったのは異常な長時間労働だ。死ぬ直前の2月には212時間というものすごいものだった。 当初現場監督は3人でやっていたが、1月に異動で2人になり、さらに工事の遅れを取り戻すために重機が増え、彼は昼休憩をとる時間もなかったという。 それに加えて、「作業が遅い」と職長や部長に暴言を吐かれていたそうだ。そのくせ、自分たちは喫茶店に行って若手に多くの業務を押し付けていたと、同じ現場で働いていた人間が話している。 「元請の大成の社員は、残業時間を八十時間以内で申告するよう指示を受けていますが、現場社員の多くは百五十時間近く働いている」と大成の社員もいっている。 高橋は失踪する直前、俯きながらフラフラの状態だったという。新国立はプレ大会の19年11月末までに完成させなければいけない。 そのためには、死人が出てもいいから、なんとしてでも完成させろと上から指示が出て、そのしわ寄せは下請けの労働者にいくという構図は、相も変わらずである。 こんなことをしていれば第2、第3の自殺者が出る。垂れ幕を持っていた人たちは、大成に対して、労働者の権利を守れ、長時間労働をなくせという抗議だったのだろう。 今週の文春砲は、世界的トランぺッターの日野皓正(74)の狼藉現場。 自分が「校長」を務める世田谷区の中学生たちのジャズコンサートで、ソロドラムを叩いていた男子中学生A君に駆け寄り、スティックを奪い取って「馬鹿野郎!」と一喝。さらにA君の髪を鷲掴みにして往復ビンタを食らわせたというのである。 このコンサートは世田谷区の「新・才能の芽を育てる体験学習」の一環として行われ、今年で13回目を迎えた。 日野は区の教育委員会から依頼され、第1回から「校長」をしている。日野は現在活動拠点をニューヨークに移しているから、このコンサートへの意気込みが分かる。 区内の中学生が集められ、4カ月間練習し、8月にその成果を発表する。入場料は大人4,500円だというから、本格的なものだ。 ワイドショーでは、日野が中学生に駆け寄り、スティックを放り投げたり、大声を上げ、ひっぱたいている映像が流れた(区の教育委員会は暴力があったと認めていない)。 なぜ、日野はここまで大人げない振る舞いをしたのか? メンバーの保護者が、A君が長々とソロを続けたため腹を立てたと話している。 また、このA君、「ドラムの技量が高く、天才肌」(このバンドの関係者)で、個性的な性格から周囲と衝突することも少なくなかったという。練習中にも日野が手を上げたことがあったそうだ。 このシーンを見ていて、ジャズ映画『セッション』を思い出した。ドラマーを目指す若者と厳しい指導者の激しいぶつかり合いを描いた名画だ。最後に若者が指導者のいい付けを守らず、迫力あるドラムソロを叩き続ける。曲は『キャラバン』。その見事なドラムにみなが引きずり込まれたところで突然、映画は終わる。 A君が何の曲でドラムを叩いていたのかここには書いていないが、彼も『セッション』を見ていたのかもしれない。 私は、新宿のピット・インができたばかりの頃に入り浸っていた。日野や、渡辺貞夫、山下洋輔たちが出ていたと記憶している。若い粗削りな日野のペットをビール1本だけとって、飽きずに聞いていた。 ジャズの神髄はインプロビゼーション(即興演奏)にある。日野も自分の若いころを思い出して、自由にやらせてやればよかったのにと思う。 A君が自ら文春に電話をしてきて、自分が悪かった、今回の件で「ドリバン(ドリームバンド)」がなくなってほしくないと訴えている。 才能があるからこそ厳しくした。日野はそういって、A君を名ドラマーとして育てたらどうだろう。私もジャズが好きだ。オフィスでは四六時中ジャズをかけている。 昔、羽田孜という総理がいた。わずか64日で退陣し、その後は野党のまま生涯を閉じた。享年82。 ポストは、羽田に歴代最高の宰相は誰かというアンケートをしたら、羽田はかつての師・田中角栄だといってきたそうだ。 また古巣・自民党へのメッセージを頼んだら、こう書いてきたそうである。 「政治が乱暴すぎる。国民に背を向けた狂瀾怒濤政権に終止符を。政道とは民のためにあり」 まったくその通りである。愚直の人であった。 民進党代表に前原誠司がなった。あまり期待するところはないが、気になるのは野党共闘に消極的、特に共産党と一線を引こうという姿勢が私には心配だ。 だが山尾志桜里が幹事長になったので、少し安心している。彼女は私とのビジネス情報誌「エルネオス」の対談ではっきりこういっているからだ。 「選挙ではお互い協力できるところは協力して勝ちに行く。(中略)わが党の代表や幹事長にも求められることだと思っています」 頼むよ、山尾幹事長。 8月15日、山梨県鳴沢村の笹川陽平日本財団会長の別荘に、安倍総理をはじめ森喜朗、小泉純一郎、麻生太郎など元総理が結集したことがメディアで報じられた。 私などは、単なる飲み会だろうと気にもかけなかったが、週刊新潮は、支持率が急落した安倍が、在任中に支持率をアップさせた小泉の「成功体験」を拝聴するためだったと推測している。 小泉が田中真紀子外相を更迭したことで支持率が80%から30%台まで落ちた。回復の起爆剤になったのは2002年9月の「電撃訪朝」だった。 その時、官房副長官として同行したのが安倍であった。また官邸関係者がこういっている。 「朝鮮総連の幹部曰く、北朝鮮は3人の拉致被害者を帰す用意があるので、それで国交正常化するというのはどうか──との話が、安倍総理のもとに持ち込まれている」 また小泉が訪朝できたのも、陽平の父親の良一が、競艇で山ほど稼いだカネを使って、北朝鮮への物資支援をしていたため、そのルートが役立ったというのである。 そんな他愛もない話で盛り上がったというのだから、よほどこの連中ヒマと見える。 ヒトラー好きの麻生副総理がまたまた暴言を吐いた。自派の研修会で「何百万人も殺しちゃったヒトラーは、いくら動機が正しくてもダメなんだ」と発言。あわてて取り消したが、後の祭り。 菅官房長官は、「ご自身で説明される」と会見で冷たくいい放った。文春は麻生と菅の関係は「修復不能な断絶」があると報じているが、こんな暴言ばかりまき散らしている麻生では、安倍が菅を頼りにするのは当然だろう。 さて、先週も現代が報じていたが、安倍の覚え愛でたかった今井直哉総理首席秘書官が、記者とのオフレコ懇談で、安倍への愚痴をこぼし、安倍はあと1年ぐらいしか持たず、その後は石破が90%、岸田が10%だと話した詳細をポストが報じている。 そこにも麻生や菅の確執があり、ポスト安倍にも影を落としているそうだ。 今井は自分を守ってくれない安倍に対しての恨み言を漏らしている。 「(安倍首相に)おごりが出てきたのは、総裁の任期が3期に延長が決まったところからだと思う。党内政治をうまくするだけで(総裁を)9年できるというふうになってしまった。本当に何かをやろうと思ったら、民意をしっかり問うという迫力がなければだめだ。 私は(昨年の)1月4日に国会を召集してダブル選挙ができるようにしたし、サミット後の衆参ダブル選挙やるべきだといったし、去年の年末解散を最後まで唱えていた。党内の政治をうまくやれば(衆院の)3分の2を維持できるということでここまで来てしまった。 このままいけば、安倍政権は来年の9月で終わりだと思う」(今井) 「麻生さんは安倍総理の退陣は近いと捕えはっきり“次”を狙っている。総裁候補に浮上した河野太郎外相に加えて、小泉進次郎の取り込みも図っており、麻生派はポスト安倍の有力候補の岸田文雄・政調会長が『麻生さんのワンポイントリリーフを支持するなら幹事長に処遇して次の次の総理・総裁の座を約束するが、総裁選に出馬するなら河野や進次郎を対抗馬に立てる』という情報流して揺さぶりに出ている」(同) これでは安倍の信頼の厚い菅と麻生のポスト安倍の争いは激しくならざるを得ない。私はどっちにもなってほしくはないが。 今週の第1位は北朝鮮問題を扱った現代、文春、新潮の記事。特に現代の記事は、これは本当なら国際的スクープである。 北朝鮮は9月3日に昨年9月以来6回目となる核実験を実施した。 「朝鮮中央テレビは、大陸間弾道ミサイル(ICBM)搭載用の水爆実験に『完全に成功』したと発表した。軍事力行使も辞さない構えをみせてきたトランプ米大統領は、過去最大規模の核実験を強行した北朝鮮をツイッターで批判した。朝鮮半島情勢がさらに緊迫するのは必至だ」(朝日新聞9月4日付) それに先立って5日にワシントンで予定されていた麻生副総理とペンス米副大統領との非公式会談が中止された。 こうした動きをアメリカが知っていた可能性がある。 一つ間違えれば休戦協定は破棄され、第二次朝鮮戦争が起こる可能性はあるが、どうも日本の対応はイマイチ後手後手と回っているようだ。 文春によれば、8月29日の日本列島越えミサイル発射は予告されていたというのである。日朝外交筋は、朝鮮労働党幹部が「はやく日本列島越えのミサイル実験をやりたい」と話していたという。 「ロフテッド実験(垂直に近い形で打ち上げ、飛距離を出さない=筆者注)だとあくまで理論上の数値しか得られないという焦りが彼らにはあったようです」(日朝外交筋) それを水平に近い実戦形式で発射したのが今回のミサイル実験だったというのだ。 さらに北朝鮮は、SLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)実験の動きも観測されているというから、挑発はエスカレートしていくのかもしれない。 だが、新潮によれば、こうしたミサイルを日本の防衛力ではとても撃ち落とすことができないというのである。現在はイージス艦と地対空誘導弾パトリオット(PAC3)の二段階で撃ち落とす仕組みだが、イージス艦はSM3という迎撃ミサイルだから、弾道直下から撃たないと精度が落ちるそうだ。 どこからいつ発射するという確度の高い情報をつかめなければ、艦を移動させることは不可能だから、相当難しい。 またPAC3も、34基配備されているものの、射程範囲は半径20キロメートルしかない。仮に撃ち落とせたとしても破片は音速で降り注ぐという。 防衛省はイージス艦の陸上版、イージス・アショアを導入することを決めたが、これまた、迎撃の最高高度は1,200キロメートルしかない。北朝鮮が5月に打ち上げた火星12型は高度2,100キロメートルだから、これも迎撃不可能だそうである。 こんな脆弱な防衛体制に大金を注ぎ込んでいるのはいかがなものかと思わざるを得ないが、そのうえ、Jアラートの評判がすこぶる悪いのだ。 フライデーによれば、先のミサイルが発射された29日、北海道から北関東の広範囲で、ミサイルが発射された4分後にJアラームが作動した。 そして2分後に「ミサイルが上空を通過した」という情報が届いたが、こんなわずかの時間では、避難できるわけはない。 Jアラートは当時総務相だった麻生太郎が、各自治体に迅速に情報を送るJアラームの開発などを提案した。 それによって総務省消防庁で04年から開発が始まり、07年に運用を開始している。 総務省はJアラートを導入した全国の自治体に92億円余りの整備事業費を交付し、メンテナンスに年間数億円かかるから、これまでに100億円以上の税金が投じられているとフライデーは報じている。 このシステム、実際に発信するのは首相官邸地下1階にある内閣官房の危機管理センターで、責任者は安倍首相、不在の時は菅官房長官になるそうだ。 避難する間もないアラートに100億円は高いが、正確に「ミサイルは東京都中野区の何丁目をめがけて飛んできています。すぐに避難して!」といわれるのも怖いだろうが。 次に現代のスクープ記事。内容はすこぶる興味深い。なるべく多くを紹介したい。 「本誌はある信頼できる人物を介して、平壌の朝鮮労働党幹部との接触に成功した」という書き出しで始まる。 なぜ頻繁にミサイル実験を繰り返すのか、それは日本に向けたものか? 「そんなことはない。将軍様(故・金正日総書記)は『アメリカは、こちらが強行に出ないと振り向かない。そして核とミサイルを手放した時に襲ってくる』という遺訓をのこされた。現在の元帥様(金正恩委員長)も、まったく同様に考えておられる。(中略) わが国は現在、3人のアメリカ人を拘束しているので、アメリカはわが国を軽々にはできない」 日本を超えるミサイルを撃つのは日本を標的にしているからか? 「中でも首都、東京にほど近い横須賀基地を叩くのが、一番効果があるに違いない」 アメリカが平和協定を結ぶと約束したら、核とミサイルのどちらを放棄するのか? 「まずは平和協定を締結することが先決だ。平和協定が締結されれば、わが国の軍事的リスクが軽減されるのだから、もし必要でないものがあるなら、持っていることもないだろう」 トランプ米大統領が北朝鮮空爆を決断したら? 「核兵器を搭載したICBMを、アメリカ帝国の首都ワシントンに向けて撃ち込む。『ただ一発だけワシントンにブチ込めれば本望だ』と、元帥様も常々おっしゃっている」 そうなればアメリカは総攻撃に出るが? 「それは覚悟している。アメリカとの問題は、究極的にはプライドの問題なのだ。われわれはいかなる脅しにも屈服することはなく、本気だということを示すまでだ」 8度目の制裁決議が採択されたが? 「おそらく輸出が半減するだろう。すでに平壌市内でも、配給の遅滞やガソリンの使用制限が始まっている。 だが石油に関しては、こういう事態を予期して、昨年のうちに中国から大量に仕入れている。そのため当面の使用分は確保している。 加えて、ロシアから鉄路などで輸入している。ロシアは石油供給に、非常に協力的だ。また、労働者の輸出については、相手国と水面下で合意すればよいだけの話で、楽観視している。 いずれにしても、わが国は1953年以降、常に制裁を受けてきており、耐えることには慣れている」 現在、北朝鮮をバックアップしている大国は、中国ではなくロシアと考えてよいのか? 「その通りだ。プーチン政権とは、蜜月時代を築いている」 ICBMの技術もロシアから得ているのか? 「現在の朝ロ関係は、過去最高のレベルにあり、ロシアが多くのことを支えてくれている。 一例を挙げる、72回目の祖国解放記念日(8月15日)に、ロシアは40人ものメンバーから成るモスクワ交響楽団を平壌に派遣し、祝賀の演奏会を開いてくれた。 それに較べて中国は、祖国解放記念日の式典に、金日成総合大学の中国人留学生さえ顔を見せなかったのだ」 プーチン大統領は、9月6日、7日にウラジオストクで行われる東方経済フォーラムに合わせて、安倍首相と日ロ首脳会談を行う予定だが、その時、平壌に立ち寄る計画はあるのか? 「その予定はない。だがわが国は、年内のプーチン大統領の訪朝を要請していて、ロシア側は前向きに検討してくれている。もしかしたら、元帥様が先にモスクワを訪問するかもしれない。 元帥様のモスクワ訪問はもともと、'15年5月にモスクワで戦勝70周年記念軍事パレードが開かれたときに検討していた。 ともあれ、元帥様の初外遊が、モスクワであって北京でないのは確かだ」 北朝鮮と中国との関係は、かなり悪化していると考えてよいのか? 「1949年に国交を結んで以来、最低レベルまで落ち込んでいると言える。朝鮮戦争(1950~53年)以降、朝鮮と中国両国は互いに『血盟関係』を唱え続けていたが、今やむしろ敵対関係に近い。(中略) すべての原因は、習近平が変節したことにある。習近平は信用ならないから、わが国のミサイルは、いつでも向きを変えて北京を狙えるようにしてある」 これが真実の声なら、トランプが話し合うべきは習近平ではなくプーチンなのだ。だが、したたかなプーチンでは、トランプはもちろん、安倍総理などでは歯が立つまい。 トランプが暴走して、空爆を指示しないか、それが心底心配だ。 【巻末付録】 書くべきものがあまりない。強いていえば、現代の「グラビア文学館リターンズ さとう珠緒 官能温泉」と、ポストでは袋とじ2本か。「愛染恭子『外国人男優との爛れた情交』」と「橋本マナミ『こんなにビチョビチョじゃないか』」。 この中ではヘアヌードではないが、やはり橋本マナミがきれいでなかなか官能的だ。ポストの優勢勝ちかな、今週は。 (文=元木昌彦)「週刊現代」(9/16号、講談社)
大量の万引き本、夏休みの宿題……“異様”出品続出の「メルカリ」が日本を殺す!?
今週の注目記事・第1位 「『今井絵理子』が溺れる『不倫市議』の怪しい政活費」(「週刊新潮」8/31号) 同・第2位 「『安倍君、下関へ帰りたまえ』」(「週刊ポスト」9/8号) 同・第3位 「トランプは安倍に告げた『金正恩とは私が話す』」(「週刊現代」9/9号) 「『北朝鮮核ミサイルは日本を狙っている』」(「週刊文春」8/31号) 同・第4位 「時価総額1000億円超『メルカリ』は泥棒市場だ」(「週刊新潮」8/31号) 同・第5位 「『茂木敏充大臣』の首が飛ぶ贈呈者リスト」(「週刊新潮」8/31号) 同・第6位 「トリプル補選で安倍晋三電撃辞任」(「週刊現代」9/9号) 同・第7位 「『愛媛補選』自民党候補者のトラブルだらけの臍下三寸」(「週刊新潮」8/31号) 同・第8位 「野党が追及する『第2の加計学園』に朝日新聞の大物OBが続々再就職していた」(「週刊ポスト」9/8号) 同・第9位 「若狭勝 小池方式で『二大政党制を目指す』」(「アサヒ芸能」8/13号) 同・第10位 「『年金75歳支給』に備えて老後資産計画を書き換えろ」(「週刊ポスト」9/8号) 同・第11位 「大原麗子『孤独死の真相』と美しきプライベート秘蔵写真」(「週刊ポスト」9/8号) 同・第12位 「女性限定『セックス専門学校』で教えていること」(「週刊ポスト」9/8号) 同・第13位 「絶対後悔しない『看取り』親と子の覚悟」(「週刊文春」8/31号) 同・第14位 「再出発 高部あいがエリート弁護士の恋人と送る同棲生活」(「フライデー」9/8号) 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ! このところ文春が低調である。それに比べて新潮は気を吐いている。先週も紹介したが、元文春の花田紀凱「月刊Hanada」編集長が、10月号で朝日新聞と文藝春秋が「タッグを組んで『安倍叩き』」していると批判している。 メンバーは櫻井よしこ×阿比留瑠比×小川栄太郎だと花田編集長。文春が左派新聞と手を組んでというのは、私は信じないが、右派勢力までが安倍首相を叩きだしたのは間違いない。 後で紹介する西尾幹二までが、右派新聞・産経に安倍を批判する論説を載せたのだから、この流れは大きくなることは間違いない。 そのうち安倍応援団は「月刊Hanada」だけになるかもしれない。 面白くないのは文春、現代だけではない。このところフライデーにも目を見張るスキャンダルが載らないのはなぜだろう? 今週のウリは「高部あいがエリート弁護士の恋人と送る同棲生活」だが、コカイン所持で逮捕(その後起訴猶予)されたタレントの高部が、大物らしい弁護士と同棲し、結婚するであろうという内容だ。 私が高部という女性を全く知らないということもあるが、これで部数が伸びるとはとても思えない。 時々大スクープは出すが、文春、新潮のように、次々にとはいかないのはなぜだろう。 理由は2つあると思う。1つは、写真誌の原点を忘れていることである。写真誌は1枚の決定的シーンと短い文章で構成される。写真が主で文字が従。張り込みだけではなく、事件や世界的な紛争現場の生々しい写真を「フライデーのカメラマン」が現場に行って撮ってくるのが原則だ。 だが以前にも書いたように、東京から遠い事件や紛争は通信社の写真を借りることが多くなってきているようだ。 もう1つはAKB48後遺症である。文春が数々スクープした彼女たちのご乱行は、ふた昔前ならフライデーの独壇場だった。 だが、同じ講談社の子会社であるキング・レコードがAKBのCDを発売するということもあるのだろう、AKBをタブー視し、そのうえ、フライデー編集部でもAKBの写真集を出して少ない稼ぎの足しにするというのでは、ジャニーズ事務所など他のプロダクションへの睨みもきくはずはない。 世を騒がせるスクープのないフライデーは、歌を忘れたカナリヤである。昔は芸能人たちが出入りするコンビニやスーパーの多い地域のマンションを、高い家賃を払って借りていた編集者がいた。 六本木のキャバクラには芸能人と遊んでいる女性が多いと、毎晩、キャバクラへ通い、私に嫌味をいわれた編集者が何人もいた。カネも使うがスクープも取ってきた。 今はカネも使えず、人数も往時と比べれば激減している。24時間、スクープを狙って街をほっつき歩く猟犬のような編集者も記者、カメラマンもいないのであろう。 だが雑誌は常に選択と集中である。少ないカネと人材をどこに投入するか。編集長のリーダーシップと采配する力量がより求められていると思うのだが。 文春は売り物記事がなかったのだろうか、「絶対後悔しない看取り」に、かなりのページを割いている。 目新しいことはないが、終活にあたって、忘れがちなのがパソコンやスマホに残されている「デジタルデータ」の処理というのは、確かにその通りである。 今さら、履歴に残っているワイセツ動画を消そうとは思わないが、人間を長くやっていると、かなりの有料アプリを入れている。 Amazonのプライム会員、Netflix、Evernote、dマガジン、JRA-VAN、朝日新聞デジタル版など、毎月払っているものが多くある。 これを整理しておかないと、銀行口座を閉鎖するまで取られ続けるだろうから、早いこと整理しておかなくては。 ポストでは、カリスマ風俗嬢たちがセックス専門学校を開き、性に悩む女たちが通っているという特集をやっている。 愛花という吉原や歌舞伎町で風俗嬢として名をはせた女性が開くのは「大人の愛され妻学校 MLカレッジ」。ホテルのスイートルームなどで開いているという。 大きなディルド(男性器の模型)を取り出して、フェラの心得から。 「キンタマ部分は、無暗に舐めてはいけません。男性はタマに“物語”を抱えていることがあるからです。昔、どこかに強打した経験があって、触られると途端に萎えるという人もいます」 なるほど懇切丁寧だ。 元女優でインストラクターの西村理沙が主宰するのは、恵比寿駅から徒歩10分のところにある瀟洒なマンション。 校名は、ずばり「膣美人」。最高の女性器を養成するそうだ。 ズバリ男と実践してセックスを極めたいという女には、講師はAV女優で、男性モデルをお相手に実習講義を受けられる「セックスライフ向上委員会」というのもあるそうだ。 あなたも奥さんを通わせてみませんか? 考えただけでも恐ろしい? そりゃそうだ。 女優・大原麗子が亡くなってから8年が経つ。ポストでデビュー当時からマネジャーをやり、亡くなる直前まで寄り添っていた女性が大原との40年間を語っている。 舟木一夫が、渡瀬恒彦との交際中に、付き合ってくれといってきた。大原は料理がとてもうまかった。亡くなった後、冷蔵庫を開けると、お中元で送られてきたスイカの切れ端が2個半残っていたという。 彼女はサン・フアン・デ・ラ・クルスというスペインの詩人が書いた詩が好きだったそうだ。 「一つ 孤独な鳥は高く飛ぶ 二つ 孤独な鳥は仲間を求めない、同類さえ求めない 三つ 孤独な鳥は嘴を天空に向ける 四つ 孤独な鳥は決まった色をもたない 五つ 孤独な鳥は静かに歌う」 元マネジャーは「彼女は孤独に追い込まれたのではなく、自ら『孤高』を選んだのです」といっている。 やはりポストだが、先週号から、内閣府が企んでいる「年金75歳選択支給」を批判している。 もしそんなことになれば、65歳からもらえるはずの年金より少ない給与で働かねばならず、ハイリスク投資に走って資産を失う人間が続出し、ゆくゆくは下流介護難民になると警告している。 今日(8月28日)、中野駅のキオスクで現代とポストを買ったが、このところポストのほうの減り方が目立つ。 わずかなサンプルでしかないから、正確ではないかもしれないが、現代はサラリーマンの週刊誌ではなく、一般月刊誌の方向へいってしまったため、サラリーマンの怒りや悩みを代弁してくれているのはポストだと、今まで現代を買っていた人間が、ポストに移っているのではないだろうか。 現代の編集長が交代するようだから、もう一度原点に立ち返って、誌面を見直したほうがいいと思う。 さて、安倍首相は長い夏休みをとっているが、例年と違ってゴルフ三昧ではないようだ。9月末から始まる国会対策、晩秋にもやるかもしれない「破れかぶれ解散」など、煩悩が多いので、ゴルフどころではないのだろう。 その一つが、小池都知事と若狭勝衆院議員が進めようとしている日本ファーストの会(仮称)の動きである。 若狭は、民進党を離党する意向の細野豪志衆院議員らと次々に会って、動向が注目されているが、小池との齟齬も目立つようになってきたという。 文春によれば、若狭が立ち上げた「輝照塾」と小池の「希望の塾」との棲み分けも決まらず、小池が不満を漏らしているそうだ。 「今の段階で『(新党を=筆者注)年内に立ち上げる』と公言する政治センスのなさに、小池さんは失望している。『若狭さんは喋りすぎなのよ』と呆れています」(小池周辺) 小池に政治センス云々をいわれるようでは、若狭もたいしたタマではないようだが、彼がアサヒ芸能のインタビューに長時間答えている。 もともと政策も何も決まってはいないのだから、たいしたことは話していないが、いくつか紹介しよう。 女性の議員を増やさなければいけない、少なくとも半分ぐらいにはといっている。そんなに増やしたら、不倫などの色恋沙汰で大変になりそうだが。 自分は国政を目指すので、地域政党の都民ファーストとは違うと、何やら、自分が上といわんばかりである。 したがって、地域政党の大阪維新の会から国政政党、日本維新の会を立ち上げた橋下徹のやり方と自分は違うともいっているから、都政は小池にやってもらって、国政はオレに任せろということだろう。 そのほか、無駄が多い国会の象徴、衆議院と参議院を統合して一院制にしたほうがいいともいっている。 一読して、この男にリーダーシップはないが、リーダーでなければイヤだと駄々をこねるタイプと見た。 小池も同じようなタイプだし、民進党を議席欲しさに離れた細野や長島昭久も、オレがオレがのタイプ。すんなり一緒になるとは思えないが、そうなると安倍首相がほっとするだけだし、何とかまとまるいい案はないのだろうか。 ポストが、第二の加計学園といわれている国際医療福祉大学に朝日新聞の大物OB、木村伊量前社長、論説委員だった大熊由紀子、箱島信一元社長などが、教授や理事として入り込んでいると報じている。 この大学は、加計学園より一足早く国家戦略特区で医学部新設が認められ、この4月から開校した同大学の成田校だ。 ここも認可までのプロセスで「国福大」ありきの流れがあり、民進党が調査を進めているという。 成田市は大学に対して50年間無償で土地を貸与し、新設に必要とされる160億円のうち、成田市が45億円、千葉県が35億円を拠出している。 新設までの経緯や、至れり尽くせりの税金投入に政治的な関与はなかったのか。そうした「疑惑」のある学校へOBたちが潜り込んでいては、現役の朝日新聞の記者たちが迷惑するのではないかというのである。 大朝日といえども、離れてしまえば世間の風は冷たい。そうした時に声をかけられれば、思わず、フラフラといってしまう気持ち、わからぬでもない。 だが、かつての部下たちが加計学園問題を熱心に追いかけているのに、そうした疑惑のある大学にいるのは居心地も悪いだろう。 早く離れたほうがいいのではないか。 ところで8月24日の朝日新聞一面に「書店ゼロの街 2割超」と出ていた。取次大手の日販によると4年前より1割増えたそうだ。 書店数も2000年の2万1,654店から1万2,562店へと減り、書店の売り上げの6~7割を占める雑誌の市場規模も、10年前の6割になってしまったという。 このままいけば1万店を切るのも、そう遠いことではない。30年後には各県庁所在地に一店となり、ゆくゆくは、昔、書店というのが日本中にありましたが、今は書店博物館としてわずかに残っているだけということになりかねない。 だが、週刊ダイヤモンドの「地方『元気』企業ランキング2016」のトップに輝いた「明屋(はるや)書店」(愛媛県)のようなケースもある。 ここは九十二店舗を一都十二県で展開しているが、「商品にタブーはない」という方針で、農家の野菜やご当地の食品のほか、社員の自宅にあった古着や自作の手芸品も各地の店舗で販売しているという。頭は生きているうちに使うものだというお手本だろう。 このところの新潮の奮闘ぶりはすごい。文春砲が油切れになっているのをしり目に、新潮砲は絶好調である。 新潮砲第1位弾。10月22日に行われるトリプル補選の一つ、愛媛3区から自民党の公認候補に決まった白石寛樹に対して、「今回は支援しない」という地元の自民党関係者が続出していると新潮が報じている。 ここで詳しいことは省くが、要は女にだらしがないということのようである。こんな人間がもし当選でもすれば、第二の中川俊直になるのは必至であろう。 白石を推しているのは麻生副総理だそうだが、この記事が出ては補選はきついだろう。 日曜日の茨城県知事選で、自民、公明が推薦した新顔の大井川和彦が、7選をめざした現職の橋本昌らを破ったが、これは野党の問題ではなく、7選批判が大きかった。 それに、大井川と橋本の差はわずか。共産党の候補が辞退していれば、大差で橋本が勝っていた。 私は、7選などを許してはいけないと思うが、10月の補選で野党共闘ができれば、3つとも自民候補が敗れるという事態も大いにあり得る。 そうなれば、安倍首相は「電撃辞任」すると現代が報じているが、当然であろう。 それに、現代によると、「このままいけば、安倍政権は来年の9月で終わりだと思う。次は石破が90%、岸田が10%だろう」と、首相秘書官の今井尚哉がこう語ったという。 この発言は記者たちとのオフレコ懇談だったが、いた記者たちは息をのんだそうである。 「安倍の忠臣が堂々と『政権の終わり』を宣言した瞬間だ」(現代) そのうえ、この長い長い夏休みにもかかわらず、ゴルフにもいかず、安倍の自宅には8月に入ってからたびたびワンボックスカーが出入りしているという。 医師と看護師だそうだ。持病が悪化しており、妻の昭恵も、「これ以上悪くなるようなら私が辞めさせる」と親友に漏らしているそうである。 安倍の進退ここにきわまったということであろう。 新潮砲第2弾。永田町にもう一人怪しいのがいる。それは茂木敏充経済再生相だと新潮が連続追及している。 疑惑は、衆議院手帖を自民党党員でも後援会員でもない自分の選挙区の人間に、毎年約3,000部配っていたというのである。 上脇博之神戸学院大教授は、「公選法が禁じる『寄付行為』に該当し、違法である可能性が高い」というのだ。 そのほかにも茂木大臣は、豊田真由子議員のごとく、秘書に対して「おい、デブこの野郎」とか、些細なミスでもねちねち説教するから、ある秘書は我慢できずにキレて、携帯をへし折ってそのまま辞めてしまった。 だから秘書がいつかない。こんな連中ばかりが永田町を跋扈しているのかと思うと、税金を払いたくない。 新潮砲第3弾。このところ新潮が追及しているのは、12月に東証への上場が予定され、その際には時価総額が1,000億円を超えるともいわれている、ネット通販会社「メルカリ」というIT企業だ。 今週は、大量の万引き本が「メルカリ」に上げられていて、それをチェックしないのはおかしいと追及している。 発端は、徳島県内の郊外型書店「平惣」でごっそり万引きをした40歳の女性が、「メルカリ」に出品していることをスタッフが突き止め、彼女を徳島県警が逮捕したことからだ。 そのほかの県でも同様のことが起きている。その理由は、ヤフオクなどは顔写真付きの本人確認を求めるが、個人売買が主流の「メルカリ」はそうしたことをやらないからだ。 また「メルカリ」は、オークションサイトではなく、単に売買の場を提供しているという立場から、「競売業」を規制する古物営業法の適用外にあるため、警視庁から、本人確認を強化してほしいと要請を出しても、それを蹴ってしまったという。 もちろんそればかりではないだろうが、盗人が盗品の現金化をするのに都合のいいサイトがもてはやされるというのは、私には解せない。 「平惣」の後東祐次営業統括部長がこういうのも、もっともである。 「新刊本を扱う本屋にとって1冊の粗利は約23%です。これが100万円の損害となれば、どれだけのダメージなのか分かりますか。100万円分の本を万引きされると500万円分の本を売らないと穴埋めができません。これは普通の本屋が1ヵ月かかって売り上げる額なのです。老夫婦がやっているような小さい書店ならとっくに潰れています」 昔、「ブックオフ」ができると、その近くの本屋で万引きが増えるという噂がでたことがあった。 転売目的に万引きをするには、その売り先がなくては読まない本など持て余すだけである。「メルカリ」もこうした犯罪を助長しているという「リスク」をどう解決していくのか、今すぐ、考えるべきである。 今朝(8月28日)の『とくダネ!』では、「メルカリ」が子どものための「夏休みの宿題」を売っていると報じていた。 読書感想文から、工作まで、たしか300円から2,000~3,000円だった。自分では手伝ってやらず、こうしたものを買い与えてよしとするバカな親がいること、間違いない。 こうしたガキが成長すると、親のカネを頼んで政治家に“でも”なろうと考えるのかもしれない。ますます政治家の質が低下すると嘆いても仕方ないが、こうしたものまで売りに出されるというのは、このサイト、どこかおかしいと思うのだが。 文春は、北朝鮮のミサイルは日本を狙っているという特集を組んでいるが、私はそうは思わない。 トランプの側近中の側近だったバノン大統領首席戦略官が突然、首を切られたが、彼のようなウルトラ右派でさえ、こういっているのだ。 「北朝鮮問題は余興に過ぎない。軍事的解決などあり得ない。忘れてよい」 だが、文春は、そうではないという。バノンの更迭を主導したのは海兵隊出身のケリー大統領首席補佐官で、トランプ政権では元軍人たちが発言権を強め、現在は、暴走しがちなトランプ大統領を軍人たちが抑制する「逆シビリアンコントロール」状態だが、「軍人の発想に妥協はない。キューバ危機のようにやるときはやろうとする怖さはある」(日米外交筋)としている。 それに、アメリカ政府や国防総省、軍関係者は、自国と国民が一番大事だから、「自国の利害が危ぶまれたら、日本や韓国が犠牲になっても仕方がないと考える可能性が高いのです」(国際ジャーナリスト山田敏弘)。 こうしたことの前提として、北朝鮮がいっているように、核弾頭を付けた大陸間弾道弾を実際に開発しているという確たる裏付けがなくてはならないこと、いうまでもない。 それをアメリカに向けて発射してくる脅威があるというのも、文春が書いているような、「朝鮮人民軍の中には『どうせジリ貧なら一度戦争をしたい』という、暴発寸前の空気が蔓延している」(東京新聞編集委員五味洋治)というあやふやなものであってはならない。 ましてや、北朝鮮が在日米軍基地ではなく、日本の都市を攻撃してくるかもしれないなどという無責任な憶測は、週刊誌といえども慎むべきであるはずだ。 私は、北朝鮮とアメリカが戦争を始める可能性が全くないといっているのではない。22日にトランプ政権が発動した中国、ロシアなどへの金融制裁は、北朝鮮経済に大きな打撃を与えるはずだから、追い込まれた北朝鮮が自爆戦争を仕掛けることは考えられるだろう。 米朝の危険なチキンゲームを日本は手をこまねいて眺めているだけでいいのか。米朝戦争が始まれば自衛隊が参戦しようとしなかろうと日韓は戦場になり、何百万の犠牲者が出る。 こうした重要な問題は国会で議論すべきこというまでもないのだが、森友・加計学園の重大疑惑にも説明責任を果たさず、安倍首相は野党が要求している国会を9月末まで開かないと勝手に決め、逃げ回っている。 安倍は、日本人はどんなことでも75日たてば忘れてくれると考えているに違いない。しかし、今度ばかりは安倍さん、国民は忘れませんよ。 ニューズウイーク日本版は「プーチンの新帝国」というスペシャルレポートを掲載している。 そこでは「ロシアが再び中東のパワープレーヤーとして台頭しつつある。ここ1年だけでも、シリア内戦の流れを変え、トルコのレジェップ・タイップ・エルドアン大統領と親密な関係を築き、エジプトとサウジアラビア、さらにはイスラエルといった伝統的なアメリカの同盟国に食い込んだ。中東諸国の首脳がモスクワを訪問することも増えた」と書いている。 トランプ大統領に振り回されている間に、中国・習近平主席は日韓以外のアジア各国を手懐け、プーチンは中東の盟主の座を狙っている。いつまでもトランプのたわ言に付き合っていると、日本は中国の属国になってしまうだろう。 ニューズウイークの「プーチンロシア大統領の発言録」が面白いので紹介しておく。 「自分が正しいことを証明するためには、時には孤独になる必要がある」「オオカミは誰を食べればいいか分かっている。誰の意見を聞くこともなく食べる」「人間について知れば知るほど、犬が好きになる」 トランプ大統領にはいえない蘊蓄のある言葉である。 8月25日の朝日新聞が「北朝鮮がロシアで初となる政府公認の旅行会社を開設した」と報じている。 「ロシアは今年5月、極東のウラジオストクと北朝鮮をフェリーで結ぶ定期航路を開設。最近は石油製品の北朝鮮への輸出を増やしているとみられている」(朝日) トランプの恫喝など聞いちゃいないのである。プーチン発言録にはこんなものもある。 「ロシアに対して軍事的に優位に立てるとか圧力をかけられるなどという幻想を、誰であれ抱くべきではない。そのような無謀な試みに十分に応えてやる準備はいつでもできている」 “口だけ男”トランプはプーチンの敵ではないようだ。 さて、今週の現代で読むべきはこの記事。8月15日、安倍首相はトランプ大統領と9回目の電話会談に臨んだ。 そこで話した内容を、現代の近藤大介特別編集委員がスクープしている。トランプは安倍に、こういったというのである。 「私は、金正恩と話し合うことにした。マティス(国防長官)がいろいろ理由をつけて、『いまは戦争準備が整っていません』と言うから、そのアドバイスに従うことにしたのだ。 金正恩は、『ICBM(大陸間弾道ミサイル)を撃ってアメリカのクリスマスを台無しにする』と宣言し、実際、今年のクリスマスに向けて核弾頭を搭載したICBMを配備しようとしている。だからそうなる時までを交渉期限にして、それまでは金正恩と話し合う。 北朝鮮との交渉では、核兵器かICBMか、少なくともどちらか一方を放棄してもらう。それが嫌だと言うなら、もう我慢はしない。迷わず北朝鮮を叩く。その頃には、わが軍も北朝鮮攻撃の準備が整っているだろう。 もし金正恩が、核かミサイルのどちらか一方でも放棄する決断をしたなら、北朝鮮と平和協定を結ぶ。そうなった時には、同盟国である日本にも、全面的に協力してほしい」 この内容が事実だとしたら、安倍首相は困っているだろう。 北朝鮮がアメリカに対して、ICBMは放棄するが核は放棄しないと主張したら、どうなるか。 トランプ政権は、アメリカへの直接の脅威が消えたと満足するかもしれないが、日本への脅威はまったく減らない。 それどころか、北朝鮮を核保有国として認めないといけなくなる。同時に、日本が最優先課題にしている拉致問題は無視され、ますます解決は後になる。それでも日本はアメリカから背中を押されて、日朝関係を改善せざるを得ないだろう。 自己中のトランプ大統領だから、自分さえ都合よければ、日本のことなど知ったこっちゃない。安倍はますます追い詰められている。 先ほども書いたが、安倍首相を応援してきた保守派からも、批判の声が高くなってきている。 ポストで保守派の論客である西尾幹二が、これも保守系新聞の産経に安倍批判の論文を載せたのである。 「憲法改正をやるやると言っては出したり引っ込めたりしてきた首相に国民はすでに手抜きと保身、臆病風、闘争心の欠如を見ている。外国人も見ている。それなのに憲法改正は結局、やれそうもないという最近の党内の新たな空気の変化と首相の及び腰は、国民に対する裏切りともいうべき一大問題になり始めている」 西尾は9月に新著を出す。『保守の真贋──保守の立場から安倍信仰を否定する』(徳間書店)がそれだが、その中ではもっと手厳しい。 「拉致のこの悲劇を徹底的に繰り返し利用してきた政治家は安倍晋三氏だった。(中略)主役がいい格好したいばかりに舞台に上がり、巧言令色、美辞麗句を並べ、俺がやってみせると言い、いいとこ取りをして自己宣伝し、拉致に政権維持の役割の一端を担わせ、しかし実際にはやらないし、やる気もない。政治家の虚言不実行がそれまで盛り上がっていた国民感情に水をかけ、やる気をなくさせ、運動をつぶしてしまった一例である。(中略) ウラが簡単に見抜かれてしまう逃げ腰の小手先戦術は、臆病なこの人の体質からきている」 西尾はポストのインタビューに対してこうも話している。 「彼はそうした保守派の過度な応援に甘え、憲法にしても拉致にしても皇室の皇統問題にしても、保守であればしっかり取り組むべき課題を何もやろうとしなかった。 5月3日の憲法改正案の発表には決定的に失望しました。戦力の保持を認めない9条2項をそのままにして3項で自衛隊を再定義する。これは明らかに矛盾しています。しかもその改憲すら、やれない状況になりつつある。困難というべき逼迫した軍事情勢にあり、国会でも3分の2という議席を有する今の状況で改憲をあきらめたりすれば、改憲のチャンスは半永久的に失われてしまいます。こんな事態を招いた安倍首相は万死に値する」 ようやく保守派も安倍首相の本質に気が付いたようだ。遅かったとは思うが、これで安倍を支持しているのは「ネトウヨ」しかいなくなるだろう。否、「ネトウヨ」だっていつ反安倍になるかもしれない。四面楚歌とはこういうことをいうのである。 今週の第1位も新潮砲。今井絵理子の不倫相手、橋本健神戸市議は新潮のおかげで日本一有名な市議になった。この市議に政治活動費(地方議員に対して調査や研究、広報活動に役立てる費用として、自治体が支給する)不正受給疑惑があると新潮が報じているのだ。 なんでも、ハシケン通信というチラシを10年から14年度の5年間で、計12回作り、合計で50万部以上印刷して計720万5,330円を政治活動費として支払っているそうだ。 だが、その印刷業者は橋本の友人の会社で、本業は輸入車販売会社なのだ。橋本は、そこが受けて、印刷は別の下請けに出したと釈明しているが、どうもおかしいと新潮はいうのである。 なぜなら、15年7月に神戸新聞が複数の神戸市議の政活費不正流用疑惑をスクープしたが、その年に、橋本はその会社への発注をやめ、別の業者に出しているのだ。 この疑惑、あの「号泣議員」野々村竜太郎元兵庫県議の二の舞になるのか? と思ったら、展開は早かった。 まず、橋本が記者会見を開き、印刷はしていたし、不正はないといい切った。 証拠は出すと大見えを切ったが、なんのことはない、肝心の印刷業者が、「神戸市内の印刷業者は24日、代理人弁護士を通じて『実際には印刷の仕事をしていないのに、橋本市議に頼まれて領収書を発行した』と明らかにした」(8月25日付日刊スポーツ)のである。 そして朝日新聞DIGITAL(8月28日11時44分)「橋本市議、政活費不正疑惑で辞意 今井氏関連分は返還」と報じられた。 「神戸市の橋本健市議(37)=自民=が、市政報告の印刷費をめぐり政務活動費約700万円を不正請求した疑惑が浮上し、橋本氏は28日、所属会派を通じて『多大なご迷惑、ご心配をおかけし、心よりお詫(わ)び申し上げます。印刷費についても返金する』とのコメントを出し、議員を辞職する意向を明らかにした。29日にも辞職願を提出するという」 悪さをするならもっとうまくやれなかったのか。所詮、議員なんぞになるのが間違いだった人間としか思えない。 今井絵理子も男を見る目がなかったと今頃泣き伏しているかもしれない。そんなタマではないか。 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ! ここで取り上げるほどのものはないが、まずはポストから。いつもの西田幸樹カメラマンの連載は「義姉、早紀」。後半は「見れば見るほど虜になるエロティック・ホール へその穴図鑑」。これって企画としてはなかなか面白い。セックスの最中、相手のヘソの穴をじっくり見ることはなかなかない。いろいろな形をしているものである。一見の価値、すこしあり。「2018年カレンダー 河合奈保子『再会の夏』」。もう一本は「久松郁実 新撮ビキニ」。 現代は、「ヘアヌードで天下取り! 元国民的アイドルグループ 松田美子」。いつも思うが、この「国民的アイドルグループ」ってどこのことなのかね。AKBとか書いてもらわないと、こちとらピンとこない。今週の売りは袋とじ「平安絵巻の女性器」。平安時代にも春画があったんだね。エロスはいつの時代もあったのだから、当然だが、こうしてじっくり見てみると、何やらありがたく見えてくるから不思議だ。江戸時代の生々しさとは少し違う神々しさがあるような気がする。これは必見。よって今週は現代の企画勝ち。 (文=元木昌彦)「週刊新潮」8月31日号(新潮社)
大量の万引き本、夏休みの宿題……“異様”出品続出の「メルカリ」が日本を殺す!?
今週の注目記事・第1位 「『今井絵理子』が溺れる『不倫市議』の怪しい政活費」(「週刊新潮」8/31号) 同・第2位 「『安倍君、下関へ帰りたまえ』」(「週刊ポスト」9/8号) 同・第3位 「トランプは安倍に告げた『金正恩とは私が話す』」(「週刊現代」9/9号) 「『北朝鮮核ミサイルは日本を狙っている』」(「週刊文春」8/31号) 同・第4位 「時価総額1000億円超『メルカリ』は泥棒市場だ」(「週刊新潮」8/31号) 同・第5位 「『茂木敏充大臣』の首が飛ぶ贈呈者リスト」(「週刊新潮」8/31号) 同・第6位 「トリプル補選で安倍晋三電撃辞任」(「週刊現代」9/9号) 同・第7位 「『愛媛補選』自民党候補者のトラブルだらけの臍下三寸」(「週刊新潮」8/31号) 同・第8位 「野党が追及する『第2の加計学園』に朝日新聞の大物OBが続々再就職していた」(「週刊ポスト」9/8号) 同・第9位 「若狭勝 小池方式で『二大政党制を目指す』」(「アサヒ芸能」8/13号) 同・第10位 「『年金75歳支給』に備えて老後資産計画を書き換えろ」(「週刊ポスト」9/8号) 同・第11位 「大原麗子『孤独死の真相』と美しきプライベート秘蔵写真」(「週刊ポスト」9/8号) 同・第12位 「女性限定『セックス専門学校』で教えていること」(「週刊ポスト」9/8号) 同・第13位 「絶対後悔しない『看取り』親と子の覚悟」(「週刊文春」8/31号) 同・第14位 「再出発 高部あいがエリート弁護士の恋人と送る同棲生活」(「フライデー」9/8号) 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ! このところ文春が低調である。それに比べて新潮は気を吐いている。先週も紹介したが、元文春の花田紀凱「月刊Hanada」編集長が、10月号で朝日新聞と文藝春秋が「タッグを組んで『安倍叩き』」していると批判している。 メンバーは櫻井よしこ×阿比留瑠比×小川栄太郎だと花田編集長。文春が左派新聞と手を組んでというのは、私は信じないが、右派勢力までが安倍首相を叩きだしたのは間違いない。 後で紹介する西尾幹二までが、右派新聞・産経に安倍を批判する論説を載せたのだから、この流れは大きくなることは間違いない。 そのうち安倍応援団は「月刊Hanada」だけになるかもしれない。 面白くないのは文春、現代だけではない。このところフライデーにも目を見張るスキャンダルが載らないのはなぜだろう? 今週のウリは「高部あいがエリート弁護士の恋人と送る同棲生活」だが、コカイン所持で逮捕(その後起訴猶予)されたタレントの高部が、大物らしい弁護士と同棲し、結婚するであろうという内容だ。 私が高部という女性を全く知らないということもあるが、これで部数が伸びるとはとても思えない。 時々大スクープは出すが、文春、新潮のように、次々にとはいかないのはなぜだろう。 理由は2つあると思う。1つは、写真誌の原点を忘れていることである。写真誌は1枚の決定的シーンと短い文章で構成される。写真が主で文字が従。張り込みだけではなく、事件や世界的な紛争現場の生々しい写真を「フライデーのカメラマン」が現場に行って撮ってくるのが原則だ。 だが以前にも書いたように、東京から遠い事件や紛争は通信社の写真を借りることが多くなってきているようだ。 もう1つはAKB48後遺症である。文春が数々スクープした彼女たちのご乱行は、ふた昔前ならフライデーの独壇場だった。 だが、同じ講談社の子会社であるキング・レコードがAKBのCDを発売するということもあるのだろう、AKBをタブー視し、そのうえ、フライデー編集部でもAKBの写真集を出して少ない稼ぎの足しにするというのでは、ジャニーズ事務所など他のプロダクションへの睨みもきくはずはない。 世を騒がせるスクープのないフライデーは、歌を忘れたカナリヤである。昔は芸能人たちが出入りするコンビニやスーパーの多い地域のマンションを、高い家賃を払って借りていた編集者がいた。 六本木のキャバクラには芸能人と遊んでいる女性が多いと、毎晩、キャバクラへ通い、私に嫌味をいわれた編集者が何人もいた。カネも使うがスクープも取ってきた。 今はカネも使えず、人数も往時と比べれば激減している。24時間、スクープを狙って街をほっつき歩く猟犬のような編集者も記者、カメラマンもいないのであろう。 だが雑誌は常に選択と集中である。少ないカネと人材をどこに投入するか。編集長のリーダーシップと采配する力量がより求められていると思うのだが。 文春は売り物記事がなかったのだろうか、「絶対後悔しない看取り」に、かなりのページを割いている。 目新しいことはないが、終活にあたって、忘れがちなのがパソコンやスマホに残されている「デジタルデータ」の処理というのは、確かにその通りである。 今さら、履歴に残っているワイセツ動画を消そうとは思わないが、人間を長くやっていると、かなりの有料アプリを入れている。 Amazonのプライム会員、Netflix、Evernote、dマガジン、JRA-VAN、朝日新聞デジタル版など、毎月払っているものが多くある。 これを整理しておかないと、銀行口座を閉鎖するまで取られ続けるだろうから、早いこと整理しておかなくては。 ポストでは、カリスマ風俗嬢たちがセックス専門学校を開き、性に悩む女たちが通っているという特集をやっている。 愛花という吉原や歌舞伎町で風俗嬢として名をはせた女性が開くのは「大人の愛され妻学校 MLカレッジ」。ホテルのスイートルームなどで開いているという。 大きなディルド(男性器の模型)を取り出して、フェラの心得から。 「キンタマ部分は、無暗に舐めてはいけません。男性はタマに“物語”を抱えていることがあるからです。昔、どこかに強打した経験があって、触られると途端に萎えるという人もいます」 なるほど懇切丁寧だ。 元女優でインストラクターの西村理沙が主宰するのは、恵比寿駅から徒歩10分のところにある瀟洒なマンション。 校名は、ずばり「膣美人」。最高の女性器を養成するそうだ。 ズバリ男と実践してセックスを極めたいという女には、講師はAV女優で、男性モデルをお相手に実習講義を受けられる「セックスライフ向上委員会」というのもあるそうだ。 あなたも奥さんを通わせてみませんか? 考えただけでも恐ろしい? そりゃそうだ。 女優・大原麗子が亡くなってから8年が経つ。ポストでデビュー当時からマネジャーをやり、亡くなる直前まで寄り添っていた女性が大原との40年間を語っている。 舟木一夫が、渡瀬恒彦との交際中に、付き合ってくれといってきた。大原は料理がとてもうまかった。亡くなった後、冷蔵庫を開けると、お中元で送られてきたスイカの切れ端が2個半残っていたという。 彼女はサン・フアン・デ・ラ・クルスというスペインの詩人が書いた詩が好きだったそうだ。 「一つ 孤独な鳥は高く飛ぶ 二つ 孤独な鳥は仲間を求めない、同類さえ求めない 三つ 孤独な鳥は嘴を天空に向ける 四つ 孤独な鳥は決まった色をもたない 五つ 孤独な鳥は静かに歌う」 元マネジャーは「彼女は孤独に追い込まれたのではなく、自ら『孤高』を選んだのです」といっている。 やはりポストだが、先週号から、内閣府が企んでいる「年金75歳選択支給」を批判している。 もしそんなことになれば、65歳からもらえるはずの年金より少ない給与で働かねばならず、ハイリスク投資に走って資産を失う人間が続出し、ゆくゆくは下流介護難民になると警告している。 今日(8月28日)、中野駅のキオスクで現代とポストを買ったが、このところポストのほうの減り方が目立つ。 わずかなサンプルでしかないから、正確ではないかもしれないが、現代はサラリーマンの週刊誌ではなく、一般月刊誌の方向へいってしまったため、サラリーマンの怒りや悩みを代弁してくれているのはポストだと、今まで現代を買っていた人間が、ポストに移っているのではないだろうか。 現代の編集長が交代するようだから、もう一度原点に立ち返って、誌面を見直したほうがいいと思う。 さて、安倍首相は長い夏休みをとっているが、例年と違ってゴルフ三昧ではないようだ。9月末から始まる国会対策、晩秋にもやるかもしれない「破れかぶれ解散」など、煩悩が多いので、ゴルフどころではないのだろう。 その一つが、小池都知事と若狭勝衆院議員が進めようとしている日本ファーストの会(仮称)の動きである。 若狭は、民進党を離党する意向の細野豪志衆院議員らと次々に会って、動向が注目されているが、小池との齟齬も目立つようになってきたという。 文春によれば、若狭が立ち上げた「輝照塾」と小池の「希望の塾」との棲み分けも決まらず、小池が不満を漏らしているそうだ。 「今の段階で『(新党を=筆者注)年内に立ち上げる』と公言する政治センスのなさに、小池さんは失望している。『若狭さんは喋りすぎなのよ』と呆れています」(小池周辺) 小池に政治センス云々をいわれるようでは、若狭もたいしたタマではないようだが、彼がアサヒ芸能のインタビューに長時間答えている。 もともと政策も何も決まってはいないのだから、たいしたことは話していないが、いくつか紹介しよう。 女性の議員を増やさなければいけない、少なくとも半分ぐらいにはといっている。そんなに増やしたら、不倫などの色恋沙汰で大変になりそうだが。 自分は国政を目指すので、地域政党の都民ファーストとは違うと、何やら、自分が上といわんばかりである。 したがって、地域政党の大阪維新の会から国政政党、日本維新の会を立ち上げた橋下徹のやり方と自分は違うともいっているから、都政は小池にやってもらって、国政はオレに任せろということだろう。 そのほか、無駄が多い国会の象徴、衆議院と参議院を統合して一院制にしたほうがいいともいっている。 一読して、この男にリーダーシップはないが、リーダーでなければイヤだと駄々をこねるタイプと見た。 小池も同じようなタイプだし、民進党を議席欲しさに離れた細野や長島昭久も、オレがオレがのタイプ。すんなり一緒になるとは思えないが、そうなると安倍首相がほっとするだけだし、何とかまとまるいい案はないのだろうか。 ポストが、第二の加計学園といわれている国際医療福祉大学に朝日新聞の大物OB、木村伊量前社長、論説委員だった大熊由紀子、箱島信一元社長などが、教授や理事として入り込んでいると報じている。 この大学は、加計学園より一足早く国家戦略特区で医学部新設が認められ、この4月から開校した同大学の成田校だ。 ここも認可までのプロセスで「国福大」ありきの流れがあり、民進党が調査を進めているという。 成田市は大学に対して50年間無償で土地を貸与し、新設に必要とされる160億円のうち、成田市が45億円、千葉県が35億円を拠出している。 新設までの経緯や、至れり尽くせりの税金投入に政治的な関与はなかったのか。そうした「疑惑」のある学校へOBたちが潜り込んでいては、現役の朝日新聞の記者たちが迷惑するのではないかというのである。 大朝日といえども、離れてしまえば世間の風は冷たい。そうした時に声をかけられれば、思わず、フラフラといってしまう気持ち、わからぬでもない。 だが、かつての部下たちが加計学園問題を熱心に追いかけているのに、そうした疑惑のある大学にいるのは居心地も悪いだろう。 早く離れたほうがいいのではないか。 ところで8月24日の朝日新聞一面に「書店ゼロの街 2割超」と出ていた。取次大手の日販によると4年前より1割増えたそうだ。 書店数も2000年の2万1,654店から1万2,562店へと減り、書店の売り上げの6~7割を占める雑誌の市場規模も、10年前の6割になってしまったという。 このままいけば1万店を切るのも、そう遠いことではない。30年後には各県庁所在地に一店となり、ゆくゆくは、昔、書店というのが日本中にありましたが、今は書店博物館としてわずかに残っているだけということになりかねない。 だが、週刊ダイヤモンドの「地方『元気』企業ランキング2016」のトップに輝いた「明屋(はるや)書店」(愛媛県)のようなケースもある。 ここは九十二店舗を一都十二県で展開しているが、「商品にタブーはない」という方針で、農家の野菜やご当地の食品のほか、社員の自宅にあった古着や自作の手芸品も各地の店舗で販売しているという。頭は生きているうちに使うものだというお手本だろう。 このところの新潮の奮闘ぶりはすごい。文春砲が油切れになっているのをしり目に、新潮砲は絶好調である。 新潮砲第1位弾。10月22日に行われるトリプル補選の一つ、愛媛3区から自民党の公認候補に決まった白石寛樹に対して、「今回は支援しない」という地元の自民党関係者が続出していると新潮が報じている。 ここで詳しいことは省くが、要は女にだらしがないということのようである。こんな人間がもし当選でもすれば、第二の中川俊直になるのは必至であろう。 白石を推しているのは麻生副総理だそうだが、この記事が出ては補選はきついだろう。 日曜日の茨城県知事選で、自民、公明が推薦した新顔の大井川和彦が、7選をめざした現職の橋本昌らを破ったが、これは野党の問題ではなく、7選批判が大きかった。 それに、大井川と橋本の差はわずか。共産党の候補が辞退していれば、大差で橋本が勝っていた。 私は、7選などを許してはいけないと思うが、10月の補選で野党共闘ができれば、3つとも自民候補が敗れるという事態も大いにあり得る。 そうなれば、安倍首相は「電撃辞任」すると現代が報じているが、当然であろう。 それに、現代によると、「このままいけば、安倍政権は来年の9月で終わりだと思う。次は石破が90%、岸田が10%だろう」と、首相秘書官の今井尚哉がこう語ったという。 この発言は記者たちとのオフレコ懇談だったが、いた記者たちは息をのんだそうである。 「安倍の忠臣が堂々と『政権の終わり』を宣言した瞬間だ」(現代) そのうえ、この長い長い夏休みにもかかわらず、ゴルフにもいかず、安倍の自宅には8月に入ってからたびたびワンボックスカーが出入りしているという。 医師と看護師だそうだ。持病が悪化しており、妻の昭恵も、「これ以上悪くなるようなら私が辞めさせる」と親友に漏らしているそうである。 安倍の進退ここにきわまったということであろう。 新潮砲第2弾。永田町にもう一人怪しいのがいる。それは茂木敏充経済再生相だと新潮が連続追及している。 疑惑は、衆議院手帖を自民党党員でも後援会員でもない自分の選挙区の人間に、毎年約3,000部配っていたというのである。 上脇博之神戸学院大教授は、「公選法が禁じる『寄付行為』に該当し、違法である可能性が高い」というのだ。 そのほかにも茂木大臣は、豊田真由子議員のごとく、秘書に対して「おい、デブこの野郎」とか、些細なミスでもねちねち説教するから、ある秘書は我慢できずにキレて、携帯をへし折ってそのまま辞めてしまった。 だから秘書がいつかない。こんな連中ばかりが永田町を跋扈しているのかと思うと、税金を払いたくない。 新潮砲第3弾。このところ新潮が追及しているのは、12月に東証への上場が予定され、その際には時価総額が1,000億円を超えるともいわれている、ネット通販会社「メルカリ」というIT企業だ。 今週は、大量の万引き本が「メルカリ」に上げられていて、それをチェックしないのはおかしいと追及している。 発端は、徳島県内の郊外型書店「平惣」でごっそり万引きをした40歳の女性が、「メルカリ」に出品していることをスタッフが突き止め、彼女を徳島県警が逮捕したことからだ。 そのほかの県でも同様のことが起きている。その理由は、ヤフオクなどは顔写真付きの本人確認を求めるが、個人売買が主流の「メルカリ」はそうしたことをやらないからだ。 また「メルカリ」は、オークションサイトではなく、単に売買の場を提供しているという立場から、「競売業」を規制する古物営業法の適用外にあるため、警視庁から、本人確認を強化してほしいと要請を出しても、それを蹴ってしまったという。 もちろんそればかりではないだろうが、盗人が盗品の現金化をするのに都合のいいサイトがもてはやされるというのは、私には解せない。 「平惣」の後東祐次営業統括部長がこういうのも、もっともである。 「新刊本を扱う本屋にとって1冊の粗利は約23%です。これが100万円の損害となれば、どれだけのダメージなのか分かりますか。100万円分の本を万引きされると500万円分の本を売らないと穴埋めができません。これは普通の本屋が1ヵ月かかって売り上げる額なのです。老夫婦がやっているような小さい書店ならとっくに潰れています」 昔、「ブックオフ」ができると、その近くの本屋で万引きが増えるという噂がでたことがあった。 転売目的に万引きをするには、その売り先がなくては読まない本など持て余すだけである。「メルカリ」もこうした犯罪を助長しているという「リスク」をどう解決していくのか、今すぐ、考えるべきである。 今朝(8月28日)の『とくダネ!』では、「メルカリ」が子どものための「夏休みの宿題」を売っていると報じていた。 読書感想文から、工作まで、たしか300円から2,000~3,000円だった。自分では手伝ってやらず、こうしたものを買い与えてよしとするバカな親がいること、間違いない。 こうしたガキが成長すると、親のカネを頼んで政治家に“でも”なろうと考えるのかもしれない。ますます政治家の質が低下すると嘆いても仕方ないが、こうしたものまで売りに出されるというのは、このサイト、どこかおかしいと思うのだが。 文春は、北朝鮮のミサイルは日本を狙っているという特集を組んでいるが、私はそうは思わない。 トランプの側近中の側近だったバノン大統領首席戦略官が突然、首を切られたが、彼のようなウルトラ右派でさえ、こういっているのだ。 「北朝鮮問題は余興に過ぎない。軍事的解決などあり得ない。忘れてよい」 だが、文春は、そうではないという。バノンの更迭を主導したのは海兵隊出身のケリー大統領首席補佐官で、トランプ政権では元軍人たちが発言権を強め、現在は、暴走しがちなトランプ大統領を軍人たちが抑制する「逆シビリアンコントロール」状態だが、「軍人の発想に妥協はない。キューバ危機のようにやるときはやろうとする怖さはある」(日米外交筋)としている。 それに、アメリカ政府や国防総省、軍関係者は、自国と国民が一番大事だから、「自国の利害が危ぶまれたら、日本や韓国が犠牲になっても仕方がないと考える可能性が高いのです」(国際ジャーナリスト山田敏弘)。 こうしたことの前提として、北朝鮮がいっているように、核弾頭を付けた大陸間弾道弾を実際に開発しているという確たる裏付けがなくてはならないこと、いうまでもない。 それをアメリカに向けて発射してくる脅威があるというのも、文春が書いているような、「朝鮮人民軍の中には『どうせジリ貧なら一度戦争をしたい』という、暴発寸前の空気が蔓延している」(東京新聞編集委員五味洋治)というあやふやなものであってはならない。 ましてや、北朝鮮が在日米軍基地ではなく、日本の都市を攻撃してくるかもしれないなどという無責任な憶測は、週刊誌といえども慎むべきであるはずだ。 私は、北朝鮮とアメリカが戦争を始める可能性が全くないといっているのではない。22日にトランプ政権が発動した中国、ロシアなどへの金融制裁は、北朝鮮経済に大きな打撃を与えるはずだから、追い込まれた北朝鮮が自爆戦争を仕掛けることは考えられるだろう。 米朝の危険なチキンゲームを日本は手をこまねいて眺めているだけでいいのか。米朝戦争が始まれば自衛隊が参戦しようとしなかろうと日韓は戦場になり、何百万の犠牲者が出る。 こうした重要な問題は国会で議論すべきこというまでもないのだが、森友・加計学園の重大疑惑にも説明責任を果たさず、安倍首相は野党が要求している国会を9月末まで開かないと勝手に決め、逃げ回っている。 安倍は、日本人はどんなことでも75日たてば忘れてくれると考えているに違いない。しかし、今度ばかりは安倍さん、国民は忘れませんよ。 ニューズウイーク日本版は「プーチンの新帝国」というスペシャルレポートを掲載している。 そこでは「ロシアが再び中東のパワープレーヤーとして台頭しつつある。ここ1年だけでも、シリア内戦の流れを変え、トルコのレジェップ・タイップ・エルドアン大統領と親密な関係を築き、エジプトとサウジアラビア、さらにはイスラエルといった伝統的なアメリカの同盟国に食い込んだ。中東諸国の首脳がモスクワを訪問することも増えた」と書いている。 トランプ大統領に振り回されている間に、中国・習近平主席は日韓以外のアジア各国を手懐け、プーチンは中東の盟主の座を狙っている。いつまでもトランプのたわ言に付き合っていると、日本は中国の属国になってしまうだろう。 ニューズウイークの「プーチンロシア大統領の発言録」が面白いので紹介しておく。 「自分が正しいことを証明するためには、時には孤独になる必要がある」「オオカミは誰を食べればいいか分かっている。誰の意見を聞くこともなく食べる」「人間について知れば知るほど、犬が好きになる」 トランプ大統領にはいえない蘊蓄のある言葉である。 8月25日の朝日新聞が「北朝鮮がロシアで初となる政府公認の旅行会社を開設した」と報じている。 「ロシアは今年5月、極東のウラジオストクと北朝鮮をフェリーで結ぶ定期航路を開設。最近は石油製品の北朝鮮への輸出を増やしているとみられている」(朝日) トランプの恫喝など聞いちゃいないのである。プーチン発言録にはこんなものもある。 「ロシアに対して軍事的に優位に立てるとか圧力をかけられるなどという幻想を、誰であれ抱くべきではない。そのような無謀な試みに十分に応えてやる準備はいつでもできている」 “口だけ男”トランプはプーチンの敵ではないようだ。 さて、今週の現代で読むべきはこの記事。8月15日、安倍首相はトランプ大統領と9回目の電話会談に臨んだ。 そこで話した内容を、現代の近藤大介特別編集委員がスクープしている。トランプは安倍に、こういったというのである。 「私は、金正恩と話し合うことにした。マティス(国防長官)がいろいろ理由をつけて、『いまは戦争準備が整っていません』と言うから、そのアドバイスに従うことにしたのだ。 金正恩は、『ICBM(大陸間弾道ミサイル)を撃ってアメリカのクリスマスを台無しにする』と宣言し、実際、今年のクリスマスに向けて核弾頭を搭載したICBMを配備しようとしている。だからそうなる時までを交渉期限にして、それまでは金正恩と話し合う。 北朝鮮との交渉では、核兵器かICBMか、少なくともどちらか一方を放棄してもらう。それが嫌だと言うなら、もう我慢はしない。迷わず北朝鮮を叩く。その頃には、わが軍も北朝鮮攻撃の準備が整っているだろう。 もし金正恩が、核かミサイルのどちらか一方でも放棄する決断をしたなら、北朝鮮と平和協定を結ぶ。そうなった時には、同盟国である日本にも、全面的に協力してほしい」 この内容が事実だとしたら、安倍首相は困っているだろう。 北朝鮮がアメリカに対して、ICBMは放棄するが核は放棄しないと主張したら、どうなるか。 トランプ政権は、アメリカへの直接の脅威が消えたと満足するかもしれないが、日本への脅威はまったく減らない。 それどころか、北朝鮮を核保有国として認めないといけなくなる。同時に、日本が最優先課題にしている拉致問題は無視され、ますます解決は後になる。それでも日本はアメリカから背中を押されて、日朝関係を改善せざるを得ないだろう。 自己中のトランプ大統領だから、自分さえ都合よければ、日本のことなど知ったこっちゃない。安倍はますます追い詰められている。 先ほども書いたが、安倍首相を応援してきた保守派からも、批判の声が高くなってきている。 ポストで保守派の論客である西尾幹二が、これも保守系新聞の産経に安倍批判の論文を載せたのである。 「憲法改正をやるやると言っては出したり引っ込めたりしてきた首相に国民はすでに手抜きと保身、臆病風、闘争心の欠如を見ている。外国人も見ている。それなのに憲法改正は結局、やれそうもないという最近の党内の新たな空気の変化と首相の及び腰は、国民に対する裏切りともいうべき一大問題になり始めている」 西尾は9月に新著を出す。『保守の真贋──保守の立場から安倍信仰を否定する』(徳間書店)がそれだが、その中ではもっと手厳しい。 「拉致のこの悲劇を徹底的に繰り返し利用してきた政治家は安倍晋三氏だった。(中略)主役がいい格好したいばかりに舞台に上がり、巧言令色、美辞麗句を並べ、俺がやってみせると言い、いいとこ取りをして自己宣伝し、拉致に政権維持の役割の一端を担わせ、しかし実際にはやらないし、やる気もない。政治家の虚言不実行がそれまで盛り上がっていた国民感情に水をかけ、やる気をなくさせ、運動をつぶしてしまった一例である。(中略) ウラが簡単に見抜かれてしまう逃げ腰の小手先戦術は、臆病なこの人の体質からきている」 西尾はポストのインタビューに対してこうも話している。 「彼はそうした保守派の過度な応援に甘え、憲法にしても拉致にしても皇室の皇統問題にしても、保守であればしっかり取り組むべき課題を何もやろうとしなかった。 5月3日の憲法改正案の発表には決定的に失望しました。戦力の保持を認めない9条2項をそのままにして3項で自衛隊を再定義する。これは明らかに矛盾しています。しかもその改憲すら、やれない状況になりつつある。困難というべき逼迫した軍事情勢にあり、国会でも3分の2という議席を有する今の状況で改憲をあきらめたりすれば、改憲のチャンスは半永久的に失われてしまいます。こんな事態を招いた安倍首相は万死に値する」 ようやく保守派も安倍首相の本質に気が付いたようだ。遅かったとは思うが、これで安倍を支持しているのは「ネトウヨ」しかいなくなるだろう。否、「ネトウヨ」だっていつ反安倍になるかもしれない。四面楚歌とはこういうことをいうのである。 今週の第1位も新潮砲。今井絵理子の不倫相手、橋本健神戸市議は新潮のおかげで日本一有名な市議になった。この市議に政治活動費(地方議員に対して調査や研究、広報活動に役立てる費用として、自治体が支給する)不正受給疑惑があると新潮が報じているのだ。 なんでも、ハシケン通信というチラシを10年から14年度の5年間で、計12回作り、合計で50万部以上印刷して計720万5,330円を政治活動費として支払っているそうだ。 だが、その印刷業者は橋本の友人の会社で、本業は輸入車販売会社なのだ。橋本は、そこが受けて、印刷は別の下請けに出したと釈明しているが、どうもおかしいと新潮はいうのである。 なぜなら、15年7月に神戸新聞が複数の神戸市議の政活費不正流用疑惑をスクープしたが、その年に、橋本はその会社への発注をやめ、別の業者に出しているのだ。 この疑惑、あの「号泣議員」野々村竜太郎元兵庫県議の二の舞になるのか? と思ったら、展開は早かった。 まず、橋本が記者会見を開き、印刷はしていたし、不正はないといい切った。 証拠は出すと大見えを切ったが、なんのことはない、肝心の印刷業者が、「神戸市内の印刷業者は24日、代理人弁護士を通じて『実際には印刷の仕事をしていないのに、橋本市議に頼まれて領収書を発行した』と明らかにした」(8月25日付日刊スポーツ)のである。 そして朝日新聞DIGITAL(8月28日11時44分)「橋本市議、政活費不正疑惑で辞意 今井氏関連分は返還」と報じられた。 「神戸市の橋本健市議(37)=自民=が、市政報告の印刷費をめぐり政務活動費約700万円を不正請求した疑惑が浮上し、橋本氏は28日、所属会派を通じて『多大なご迷惑、ご心配をおかけし、心よりお詫(わ)び申し上げます。印刷費についても返金する』とのコメントを出し、議員を辞職する意向を明らかにした。29日にも辞職願を提出するという」 悪さをするならもっとうまくやれなかったのか。所詮、議員なんぞになるのが間違いだった人間としか思えない。 今井絵理子も男を見る目がなかったと今頃泣き伏しているかもしれない。そんなタマではないか。 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ! ここで取り上げるほどのものはないが、まずはポストから。いつもの西田幸樹カメラマンの連載は「義姉、早紀」。後半は「見れば見るほど虜になるエロティック・ホール へその穴図鑑」。これって企画としてはなかなか面白い。セックスの最中、相手のヘソの穴をじっくり見ることはなかなかない。いろいろな形をしているものである。一見の価値、すこしあり。「2018年カレンダー 河合奈保子『再会の夏』」。もう一本は「久松郁実 新撮ビキニ」。 現代は、「ヘアヌードで天下取り! 元国民的アイドルグループ 松田美子」。いつも思うが、この「国民的アイドルグループ」ってどこのことなのかね。AKBとか書いてもらわないと、こちとらピンとこない。今週の売りは袋とじ「平安絵巻の女性器」。平安時代にも春画があったんだね。エロスはいつの時代もあったのだから、当然だが、こうしてじっくり見てみると、何やらありがたく見えてくるから不思議だ。江戸時代の生々しさとは少し違う神々しさがあるような気がする。これは必見。よって今週は現代の企画勝ち。 (文=元木昌彦)「週刊新潮」8月31日号(新潮社)
見るに決まってる! 有村架純の『すごいセックス』って、どんなセックスなの!?
今週の注目記事1 「75歳まで働かされるニッポン」(「週刊ポスト」9/1号) 同・2 「ビートたけし『21世紀毒談』」(「週刊ポスト」9/1号) 同・3 「人類最速男ボルト『女遊びが祟って引退レースは不発』の巻」(「フライデー」9/1号) 同・4「有村架純の『すごいセックス』をあなたは見るか?」(「週刊現代」9/2号) 同・5 「『日米がん格差』の衝撃」(「週刊現代」9/2号) 同・6 「山田太一、83歳。『私はもう原稿が書けない、ドラマを見る気力すらない』」(「週刊ポスト」9/1号) 同・7 「ジャニーズJr.を毒牙にかけた変態貴公子の卑劣手口!」(「FLASH」9/5号) 同・8 「米朝開戦」(「週刊現代」9/2号) 同・9 「日テレ24時間テレビ直前 女性スタッフが『飛び降り搬送』」(「週刊ポスト」9/1号) 同・10 「『ゴッドファーザーの孫』が経営するイタリアンの評判」(「フライデー」9/1号) 同・11 「藤田菜七子騎乗ドタキャン」(「週刊ポスト」9/1号) 同・12 「松山英樹が新妻と愛娘に届けたかったメジャー初優勝」(「フライデー」9/1号) 同・13 「今夜は『居酒屋ふじ』で飲もう」(「週刊現代」9/2号) 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ! 今週は文春と新潮が合併号でお休み。今年のお盆休みは、東京では雨が降り続けたせいか、とても長く感じられた。 梅雨の戻り、という感じであった。このまま夏がなく秋になってしまうのかと思うと、人生の初冬を迎えている私には早くも体が冷えてくるような気がする。 冷夏でもないが、さほど暑くもないのでは「夏の終わり」がない。なんだか寂しい夏であった。 寂しさは、現代やポストにもうつったのかもしれない。誌面が寂しいのだ。誌面にも一足早く秋が来たようである。 現代では、東京・目黒にある実際の「居酒屋ふじ」を舞台にしたドラマがテレ東で放映されているが、じわじわ人気が出ていると報じている。 ここは芸能人がよく来る店で、篠原涼子、大杉漣、長山洋子、前田敦子、木梨憲武などが足しげく通っているという。 ここのおやじさんが名物男で、この人に会いに、話を聞きに来ていたが、おやじさんが亡くなり、今はおかみさんが店を取り仕切っているそうだ。 テレビでは、この店と全く同じセットをつくり、芸能人たちの色紙の位置も同じにつくってあるという。 私は居酒屋が大好きだが、この店にはいったことがない。私は芸能人が来る店は好きではないし、第一、目黒という場所が居酒屋には不向きだと思うから、ほとんどそっち方面には足を向けたことがない。 先週の金曜日は居酒屋のメッカともいえる京成立石へ、飲ん兵衛仲間とはしご酒に行ってきた。 千ベロの聖地である。まずはもつ焼き日本一と絶賛される「宇ち多(うちだ・実際は多に”が付く)」へ行く。 4時過ぎだというのにすでに20人ぐらいの行列ができていた。だが20分ばかり待つと入れる。ここは「梅割り」を2、3倍、もつを2、3本食べてさっと出るのが流儀。 長居はヤボでござんす。私もさっそく「梅割り」ともつを2本。「梅割り」を2杯目とおしんこを頼んで「お勘定」。締めて1,000円也。 腹が減ったので駅前の「愛知屋」でコロッケを3ケ購入。次に「宇ち多」はす向かいの、これも名店のもつ焼き「ミツワ」で焼酎ハイボールを2杯。 少し酔ってきたところで線路を渡って向こう側へ。おでんの「丸忠」を覗いたりしているうちに空模様が怪しくなってきた。 総勢7人なので、入れる店がなく、おばさんのやっているスナックのような店にとりあえず逃げ込む。 だが、雨は豪雨になり降り込められ、そこで宴会に。ドンちゃん騒ぎとはいかなかったが、盛り上がってフラフラしてきたところでお開き。 次には北千住か蒲田あたりへ繰り込もうと約束して別れる。締めていくらかな? 忘れた。 松山英樹がメジャー優勝を目前にして涙を飲んだことは、彼ならずとも多くの日本人を落胆させたが、その直後に、学生時代の女性と入籍し、娘が生まれていることを公表した。彼の涙は、自分に対するだけではなく、2人へメジャー優勝の報告ができなかった悔し涙だったと知った。 だが、あの最強を誇ったジャンボ尾崎でさえ、メジャーにはまったく手が届かなかった。 日本人にはゴルフは向いていないのではないか。そう半ばあきらめていたところへ、彗星のように現れたのが松山英樹であった。 武骨で話もうまくない松山だが、ゴルフのうまさはもちろん、メンタルの強さは世界のアスリートの中でも屈指ではないか。 それに心安らぐ家庭があれば鬼に金棒である。松山の恩師・東北福祉大ゴルフ部監督の阿部靖彦は、奥さんは松山の1年後輩で、学生時代から付き合っていたという。 阿部監督は、「一緒になってダメになったと言われないように頑張れるならと話して、結婚を承諾した」と話している。 妻と子どもは日本で暮らし、松山はアメリカでと別々のようだが、メジャーで優勝した選手が最後のウイニングパットを決めた後、妻や子どもたちと喜びを分かち合う抱擁とキスシーンが感動を倍加させるのだから、早く2人を呼び寄せて、そうしたシーンを見たいものである。 さて、藤田菜七子(20)という女性ジョッキーがいる。女性というだけで持て囃される世界だから仕方ないが、実力はまだまだなのに、名前だけが先行し過ぎていると、私は思う。 昨日の日曜日は、新潟の7レース、コパノビジンで勝ったが、これはどう乗っても勝てる馬に乗ったからであって、決して彼女の騎乗は褒められたものではなかった。 その藤田が、先週の土、日のレースに騎乗していなかったと、ポストが報じている。同じ日には藤田の同期である木幡巧也(21)も欠場して、やはり同期の菊沢一樹(19)は騎乗停止処分を受けていたのである。それも約1カ月だというから重い処分である。 真相は、8月2日に美浦トレセン内で行われていた夏祭りに参加して、藤田ら3人は外の飲食店へ行き、そこで菊沢が泥酔してしまったそうだ。 それがJRAの知るところとなり、こうした処分になったのだが、藤田はこの日時点では未成年であったという(8月9日が誕生日)。 藤田は飲酒を否定しているという。またJRAからスポーツ紙記者には「藤田のことは書かないでくれ」と要請があったというのである。 酒を飲む暇があったら練習せんかい。俺たち競馬ファンは命から2番目に大切なカネを賭けてるのや。 そんな考えでいると、そのうち致命的な事故に遭うかもしれん。騎手というのはそれほど危うい仕事なんじゃ。 三浦皇成も有望な騎手だが、大ケガをしてようやく1年ぶりに復帰してきた。酒なんか飲んだらあかん。酒は俺たちに任せて、ルメールやデムーロの騎乗方法を盗むんじゃ。わかったか菜七子! 私はコッポラの『ゴッドファーザー』が大好きだ。シチリアン・マフィアの実態を描いた大作だが、フライデーによると、ニューヨーク5大マフィア・ファミリーの一つ、「ルチアーノ・ファミリー」の創始者で、伝説のマフィアといわれるラッキー・ルチアーノの血を色濃く受け継ぐ、マリオ・ルチアーノ(53)という人物が日本にいて、東京・茅場町でイタリアンレストランを開いているというのである。 当然コッポラ監督とも面識があり、日本のマフィア・山口組とも通じているという。 店は映画の場面に出てくるような雰囲気だそうだ。だいぶ前からあるそうだが一度行ってみよう。食べログで検索すると、夜は6,000円ぐらい。私でも行けそうだ。 ポストが、日テレの女性スタッフがビルから飛び降り、搬送されていたと報じている。何があったのか「ポスト・セブン」から引用する。 「8月8日の午後9時過ぎ。東京・汐留にある日本テレビの前で『ドスン』という鈍い音が響き、周囲から悲鳴が上がった。ほどなくして救急車と消防車、複数台のパトカーが駆けつけた。近くの飲食店スタッフが話す。 『日テレの目の前のビルから、若い女性が飛び降りたと聞きました。辺りには大量の血が飛び散っていたそうで、警察官に“モップを貸してほしい”と言われましたが、店になかったので、断わってしまいました』 女性は日テレの子会社Aで働く30歳前後の契約社員だった。Aの社員が話す。 『彼女はお笑い番組や歌番組の特番の制作スタッフでした。主にアシスタントプロデューサーを務め、仕事ができると評判も良かった。彼女が飛び降りたのは、日テレに隣接するAが入居するビルでした。数日前には、上司に仕事の悩みを打ち明けるメールを送っていたという話もあるようです』 彼女が飛び降りた直後、会社の前にパトカーや救急車が集まったことで、日テレの番組クルーがカメラを担いで飛び出したという。 『情報番組や報道番組の複数のスタッフが現場に行ったところ、日テレの幹部が慌てて“取材はしなくていい”と止めたそうです』(日テレ関係者) “身内”の出来事だから報じないということかもしれないが、この日テレ関係者は「別の事情」もあったのではないかと推測する。 『彼女は8月26日から放送の「24時間テレビ」にも関わっていたそうなんです。日テレの看板番組だけに、関係会社を挙げて様々なプロジェクトに取り組んでいますが、数か月前から準備をしているものも多く、8月に入ると追い込みのため、現場の緊張感は相当なものになります。 そんな中、“関係したスタッフが飛び降りた”となれば大きな影響が出かねない。飛び降りた理由や容態など、詳細を知る人は社内でもごく少数のようです」 Aに事実関係を問い合わせると、『その件については日本テレビが窓口になります』とのこと。日テレはこう答えた。 『ご指摘の方につきましては命に別状はないと聞いております。個人のプライバシーに関わることですので詳細について、お答えすることは控えさせていただきます』(広報部) 彼女を知る別の日テレ局員が明かす。 『彼女は「24時間テレビ」の正式なスタッフではありませんでしたが、この番組は関係会社なども巻き込む大プロジェクトですので、まったく無関係とも言えません。飛び降りた理由は定かではありませんが、もし仕事で悩みを抱えていたのであれば、もっと周囲に相談してほしかった』」 ポストは、「今年の『24時間テレビ』のメインテーマは『告白~勇気を出して伝えよう~』。女性スタッフの職場には悩みを告白できる環境がなかったのだろうか」と結んでいるが、第2の電通事件ではないのだろうか。続報が待たれる。 さて、現代が「米朝開戦」かとドでかい特集を巻頭で組んでいるが、残念ながらというべきか幸いなことに、その危機は今のところなさそうである。 トランプ米大統領も金正恩もそこまでバカではないということだ。騒いでいるのは週刊誌と、支持率を上げるためには北朝鮮危機が起こればいいと内心考えている安倍首相ぐらいではないか。 トランプの側近中の側近だったバノン大統領首席戦略官が突然、首を切られたが、彼のようなウルトラ右派でさえ、こういっているのだ。 「北朝鮮問題は余興に過ぎない。軍事的解決などあり得ない。忘れてよい」 ロシアンゲートだけではなく、人種差別問題でも非難を浴びているトランプには、北朝鮮から飛んでくるICBMなどよりも、国内から飛んでくる非難の礫のほうが怖いというのが本音であろう。 それに側近といわれた人間が次々に離れ、今や自分の身内しかいなくなってしまったトランプに、軍隊を動かせる力はない。 中国がせせら笑っているはずだ。 そういえば、月刊「Hanada」の花田編集長が、最近の文藝春秋が朝日化しているとお嘆きのようだ。(8/12(土)のYAHOO!ニュースより) 「『文藝春秋』の偏向ぶりが目に余る。 安倍叩きに狂奔、まるで朝日新聞かと見紛うばかりだ。 7月号の特集タイトルが『驕れる安倍一強への反旗』で、トップの論文は前川喜平前文科次官の手記『わが告発は役人の矜持だ』。 前川氏は、その前に週刊誌やテレビのインタビューでさんざん喋りまくっており、新しい内容は何もない。『文春』ともあろうものが、と呆れていたら、続く8月号の特集が、『安倍首相が自民党を劣化させている』として村上誠一郎議員の手記がトップ。 村上誠一郎といってもほとんどの人は知るまい。元河本敏夫氏の秘書で、当選回数こそ10回だが、小泉内閣で一度行革、構造改革特区などを担当する大臣をつとめただけ。党内で全く存在感がない。こんな人物を『文春』は“ミスター自民党”と持ち上げ、安倍叩きの手記を書かせているわけだ。 続いて、8月10日に発売になった9月号。 『安倍政権でいいのか。自民党国会議員408人緊急アンケート』 つまり、3号続けて、トップの特集で安倍叩きをやっている。 しかし、『自民党国会議員408人アンケート』と言うが、読んでみると答えているのはたった27人。つまり10パーセント以下。殆どの議員が答えていないのだ。答えを寄せているのは石破茂とか村上誠一郎とかイワク付きの連中ばかり。 『全国会議員アンケート』と謳うならせめて100人くらいの答えは確保してほしい。コネを使うなり、何度も催促するなり、かつての『文藝春秋』編集部なら、それくらいの努力はした。 408人聞いて、たった27人では恥ずかしくて、記事にできない。 要は何が何でも安倍政権を叩きたいということなのだ。そのためには恥も外聞もないということなのだ。 『安倍政権は極右の塊。一刻も早くつぶさなくては』と発言した(2016年12月13日ブログ参照)松井清人社長の『御意向』か何かしらないが、文春に育ててもらったOBのひとりとして、情けなくなる。 これでは朝日新聞と変わらないではないか。 文春ジャーナリズムは死んだ、と言いたくなる」 文春が左傾化したとは思わないが、ポストが書いているように、安倍のポチ新聞である産経新聞も読売新聞も「安倍沈没船から逃げ始めた」のだ。 いつまでも安倍に縋り付いていたっていいことはない。そう思い始めたメディアの一つが文藝春秋なのだろう。 私の昔からの知り合いの南丘喜八郎は純粋な保守派だが、彼がやっている雑誌「月刊日本」ではこのところ「安倍首相辞めろ」という特集が毎号載る。 要は、彼ら保守派から見ても、安倍はニセ保守なのだ。だから森友・籠池のよう信念のありそうな人間に出会うと、コロリとだまされるのだろう。 お次はFLASHの記事。貴族のような服装でバラエティ番組に出ていた熊谷裕樹(32)が、7月21日に児童買春・ポルノ禁止法違反容疑で逮捕された。 彼は「華族の末裔」だと吹聴していたがまったくのデタラメで、高卒後に宝石販売ビジネスで生計を立てていたという。 大のジャニーズ好きで、10年ほど前からジャニーズJr.たちと接触を図るようになり、何人かの人間と一緒に写真を撮ったりしていたそうである。 そうしたものを利用して、芸能事務所を立ち上げ、ジャニーズJr.に在籍していた連中を引き抜き、そのうちの4人をグループにしてリリースしたシングルが、オリコン第1位になったこともあるそうだ。 だが、裏では暴力や脅しをして無給で働かせ、メンバーを洗脳していたという。 しょせんは、こうした美少年好きの男が仕組んだうわべだけのビジネスだったのである。 使い捨てにされた少年たちが哀れではある。 山田太一という脚本家は天才だと思う。『岸辺のアルバム』『ふぞろいの林檎たち』、中でも鶴田浩二主演の『男たちの旅路』は素晴らしいドラマだった。 その山田も83になり、今年1月、自宅を出たところで倒れ、意識不明のまま救急車で搬送されたという。 脳出血で、倒れてから3日間の記憶が全くないという。 退院したのは6月で、言語機能は回復しつつあるが、脚本を執筆する状態ではないようだ。 テレビも見る気力がわかず、ひとりで散歩に出ることもかなわないという。 次の作品を書いて、それから仕事を辞め、遊ぼうと思っていたが、「人生、なかなか思い通りにならないですね」(山田)。 山田はこう語っている。 「人生は自分の意思でどうにかなることは少ないと、つくづく思います。生も、老いも。そもそも人は、生まれたときからひとりひとり違う限界を抱えている。性別も親も容姿も、それに生まれてくる時代も選ぶことができません。 生きていくということは限界を受け入れることであり、諦めを知ることでもあると思います。でも、それはネガティブなことではありません。 諦めるということは自分が“明らかになる”ことでもあります。良いことも悪いことも引き受けて、その限界の中で、どう生きていくかが大切なのだと思います」 山田のような高名な脚本家は、つらいだろうが、書けなくなっても生活に困ることはないだろう。じっくり養生して、書きたいものがあったら口述でもできるかもしれない。 だが、ノンフィクション・ライターはそうはいかない。 松田賢弥という優れた記者がいる。小沢一郎を追いかけて、私が週刊現代編集長時代に小沢批判キャンペーンを続け、その後、週刊文春で小沢の妻からの「離縁状」をスクープした男である。 野中広務に食い込み、彼のインタビューをもとに数々のスクープをものにもした。 小沢と同じ岩手県の出身で、東北人らしく黙々と地を這うような地道な取材をする。原稿は足で書くを実践してきた今ではまれな記者である。 その彼が3月初め、2度目の脳梗塞で倒れた。虎の門病院に入院して手術をしたが、左手に後遺症が残った。 現在、リハビリを続けているが、言葉もスムーズには出てこない。時々ふっと記憶を失うことがあるという。 私が見る限り、もう一度物書きとして再起できるかというと、かなり難しいかもしれない。 残念なことに、彼には再婚した妻との間に子どもがいるが、脳梗塞になる前に離婚していた。 離婚に至る夫婦の間には、いろいろなことがあったのであろう。子どもに会いたいと彼はいうが、離婚後、一度も会ってはいないそうだ。元妻もほとんど顔を出さない。 地元には90歳を超える母親がいるが、もはや彼が身を寄せられる場所ではない。 あまり人付き合いのいいほうではなかった。親族との付き合いも疎遠であった。現代や文春の編集者たちは退院後もカンパしてくれたりと、何かと面倒を見てくれてはいるが、60をいくつか過ぎた松田の老後は、大変であろうと思わざるを得ない。 それでなくともノンフィクション・ライターの老後は生きがたい。私は、そうしたケースをいやというほど見てきている。 若い時は花形ライターとしてもてはやされ、稼ぎもかなりのものがあった。 しかし、当然ながらこの仕事には退職金もなければ、年を食ったからといって原稿料が上がるわけでもない。 有名なノンフィクション賞をとり、何冊も本を出したが、そのほとんどが絶版になっているから、印税もない。 出版社は、ノンフィクションは売れないからといって、そうしたライターたちの支えになる雑誌まで潰してしまった。 長い時間をかけて資料を漁り、読みこみ、取材してまとめても、初版はせいぜい数千部。重版されることは稀である。 本田靖春さんのことを少し書いておこう。ノンフィクション作家として一時代を築いた本田さんだったが、50代半ばから思い糖尿を患い、60になるあたりから執筆できなくなっていた。 だが、糖尿のためのインシュリンは毎週打たなければいけない。今は確か保険が適用されるが、その頃はかなりの額を払わなければならない。行き帰りにはタクシーを使うとかなりの物入りになった。 私は週刊現代の編集長で、本田さんに連載を書いてもらっていたが、中断していた。私の一存で、休載中も本田さんに毎週原稿料を払い続けた。 それは、彼のような優れたノンフィクションを書く作家が苦しんでいるのに、出版社が救わなくていいわけはない。例え、背信行為、横領だといわれようと、俺は本田さんのためにできることをやるという思いからだった。 私が編集長を辞めるまでの3年以上に渡って、本田さんに払い続けた。残念ながら、連載を再開することはなかったが。 本田さんからは、君のおかげで生き延びることができたといわれたが、編集者として当然のことをやったまでだ。 本田さんはその後、月刊現代で『我、拗ね者として生涯を閉ず』を亡くなる直前まで連載してくれた。編集者冥利に尽きるというものである。 今のままではノンフィクションなどを書く人間はいなくなってしまう。それでもいいと出版社はいうだろう。しかし、70年代初めに起きたノンフィクション勃興期を知っている世代は、今の惨状を少しでもよくするために何ができるか、出版社はもちろんのこと、現場の編集者たちにも真剣に考えてほしいと思う。 出版社は、執筆する人間がいて成り立つこと、今更いうまでもないが、忘れているアホな経営陣がいることは間違いない。 松田のような人間一人助けられなくて、出版社社員だとか編集者だとかいうな。彼を病室に送りながら、松田の背中にそう吠えたくなった。 さて、現代の「日米がん格差」という特集へいこう。国際医療経済学者のアキよしかわという人物が、アメリカのがん治療に比べて、日本のがん治療には大きな弱点があるといっている。 要は、日本は医療費が皆保険で安いから、医者のほうも難しい手術よりもやさしい手術でよかれとし、医療の質のばらつきが大きいというのである。 アメリカは、医療のばらつきがないよう、ガイドラインが徹底されている。日本は、医師によって、その人間の経験や力量で決定されてしまうなど、ばらつきが多いということのようだが、そのためにこそセカンド、サードオピニオンが重要視され、それによって、患者にとって最良に近い医者を選ぶことが盛んにいわれてきているのだろうと思う。 患者にとって納得のいく医者を選ぶことができれば、医療費の安い日本のほうがいいと、私は思うのだが、いかがだろうか。 バリウムで胃の検査をしているのは日本だけと書いているが、確かに、私のかかっている医者は、少し前から胃カメラに切り替えた。 それは自分が胃がんになり、バリウムでは見落としがあると気付いたからである。おかげで私も去年から胃カメラだが、さほど苦しくはない。 だが、カメラの性能がいいから、何でも見えてしまうようで、毎回必ず何かしら発見され、要再検査になる。いいことか悪いことか。 同じ現代にNHKの朝ドラ『ひよっこ』のヒロイン、有村架純が、すごいエロシーンのある『ナラタージュ』(10月7日公開)に出て、迫真のSEXシーンを演じているが、「あなたは見るか」と問うている。 もちろん見るに決まっているじゃないか。試写会の案内をくれれば。 いい女は脱ぐもんだ。昔からそう相場は決まっている。 ボルトの世界陸上での不甲斐なさは、見る者を少しがっかりさせたが、まあ仕方ないと思っていた。だが、フライデーによれば、8月5日に100mでガトリンに敗れた後、ロンドン市内のナイトクラブに向かったというのだ。 400mリレーがあるのに、そこで朝まで飲み明かし、そのまま複数の女と「遊んだ」と現地で報じられたというのである。 ボルトにしてみれば、これまでと同じことをしたのに、今度はうまくいかなかったという程度のものではないのか。 自分の衰えに気付かず、ということはよくあることだが、ボルトも人間だったという証拠であろう。 ビートたけしという芸人は、テレビでグダグダしゃべるより、活字のほうがなんぼもいい。 ポストの連載で、安倍首相の内閣改造は「その辺のパチンコ屋の『新装開店キャンペーン』とか、田舎の洋品店の『閉店セール』なんてのと一緒だよ。年がら年中同じことをやっていて、実態は何も変わっていないというオチでね。レベルの低いヤツだけダマされちゃう。そんなマヌケがニッポンに多いっていうのは深刻だよ」。 今井絵理子の不倫で、「一線を越えてはいない」というのも、アンタの一線は乳首の上なのか、パンツの中に引いてあるのか? 「私の一線は膣の入り口に引いてあるので、そこまでは達しておりません。素股で我慢してもらいました」 「ギリギリのところまで行きましたが、相手が触っただけで出しちゃって一線は越えられませんでした」 そう釈明しろと。 それに、この間の「泰葉フルヌード」は、「これはテロ」だな。一線を越え過ぎ、見たくないというのは同感である。 最後は、やはりポストの、安倍政権の考えていることは75歳まで働けということだと喝破している巻頭特集。 要は、年金・医療・介護を合わせた社会保障制度を「革命的」に悪くさせようというものだということである。 ポストの小見出しを見ただけで、よくわかる。 「高齢者は働いて社会保障の“支え手”になれ」「楽隠居は認めない。死ぬまで働け」「健康なうちは年金を支給しない」「自己責任で老後資金を捻出せよ」「90歳になるまで医療費は3割負担」「高齢者は介護施設から出てってくれ」「でも、子供や孫世代からも搾取します」 ポストはこう結ぶ。 「安倍首相が『成長戦略』を話し合う未来投資会議で介護や医療の論議をしていること自体、社会保障を高齢者のためでも子孫のためでもなく、金儲けの種としか考えていない証拠なのだ」 何も付け加える事はない。ポストのいうとおりである。 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ! まずポストから。巻頭は「なおん 謎の異邦人 ジョン」「ビッグダディ『AVデビュー』」。後半は「デビュー20周年記念大特集 風間ゆみ伝説」「中山愛海 33歳、食べごろヌード」。風間が海に飛び込む写真がある。いかにも重そうな太った体が生々しくていい。20年間お疲れさま。 現代は、「AKB48のレジェンド 板野友美 7年ぶりの水着が話題沸騰中」「グラビアの女王 原幹恵 感動の裸身」「浅野温子 大女優が初めて挑むNUDYグラビア」「僕らのアイドル 岡田奈々」「独占撮り下ろし みなさまのNHK美女職員 富永友里 決意の顔出しヘアヌード」。NHK職員は、こんなに顔を出して大丈夫なのかね。もうNHKにはいられないと思うけどね。浅野は年輪を感じさせるが、むっちりしておいしそうだ。 というわけで、現代が質でポストを寄せ付けなかった。現代あっぱれ! (文=元木昌彦)「週刊現代」9月2日号(講談社)
宮迫博之はごまかし、仲間由紀恵は笑い、乙武洋匡は訴えられた……芸能界“不倫の後始末”
今週の注目記事・第1位 「『錦織圭』を迷わすモデル恋人の告白」(「週刊新潮」8/17・24号) 同・第2位 「ローラ『10年奴隷契約書』」(「週刊文春」8/17・24号) 同・第3位 「『乙武クン』と愛人を『糟糠の妻』が訴えた!!」(「週刊新潮」8/17・24号) 同・第4位 「『がん』『アルツハイマー』超早期発見」(「週刊新潮」8/17・24号) 同・第5位 「『安倍改造内閣』の身体検査はD判定」(「週刊新潮」8/17・24号) 同・第6位 「『東洋経済オンライン』衝撃の内部告発」(「週刊文春」8/17・24号) 同・第7位 「雨上がり宮迫博之(47)“決死の不倫”」(「週刊文春」8/17・24号) 同・第8位 「日本の未来予想図」(「ニューズウイーク日本版」8/15・22号) 同・第9位 「仲間由紀恵 裏切り夫との“恐怖の晩餐”実況中継」(「週刊文春」8/17・24号) 同・第10位 「自転車事故から1年 谷垣禎一『餃子や焼き鳥をモリモリ』」(「週刊文春」8/17・24号) 同・第11位 「斉藤由貴“恋人つなぎ階段下り”の真相」(「週刊文春」8/17・24号) 同・第12位 「金銭トラブルで露出度アップ!? 『小池栄子』が前事務所に訴えられた」(「週刊新潮」8/17・24号) 同・第13位 「イチロー『来季オリックス』復帰」(「アサヒ芸能」8/17・24号) 同・第14位 「『女が嫌いな女』2017」(「週刊文春」8/17・24号) 今週は現代とポストがお休み。だが、文春、新潮は今週も元気だ。8月に入って台風が居座り、去ったと思ったら梅雨のように雨が降り、湿度は高いから、なんだか息苦しい。 冷夏でもないが、ピーカンの日など数えるほど。こんな変な夏はこれまで経験したことがない。天変地異の前触れでないことを祈りたいが……。 まずは恒例の文春の女が嫌いな女。今年の前半は豊田真由子センセイと松居一代の大激戦とみたがどうか。 やはりぶっちぎりで松居が第1位。779票で2位の稲田朋美を200票以上引き離している。 3位が上西小百合、4位が工藤静香、5位が蓮舫で、6位が和田アキ子。ようやく7位に豊田センセイがランキング。8位にベッキー、9位に藤原紀香、10位が今井絵理子。 意外にも? 11位に小池百合子が入っている。当然か。 松居は無印の超穴馬だったが、飛び出したら2位以下を大きく離した。嫌われる女として安定した力を誇っているのは、上西、工藤静香、和田アキ子、藤原紀香あたりである。 下半期に松居が残るには、もうひと騒ぎしなければ無理かもしれない。 文春にひと言苦言を。池上彰の連載特別篇として、小池都知事と対談しているが、これがすこぶる面白くない。 池上の持ち味である鋭い突っ込みも、豊洲・築地の両方を残す小池の“決断”のおかしさも衝かず、とりとめのない話に終始。 合併号の中で一番つまらない対談であった。猛省を! アサ芸が、イチローが来季、オリックスへ帰ってくると報じている。 寄る年波には勝てない。あれほどの天才的なバッティングも、レーザービームといわれる強肩にもはっきり衰えが見える。 だが、このままシーズンを終えて、イチローがすんなり日本球界へ帰って来るのだろうか。 私は疑問だが、アサ芸によれば、宮内オリックスオーナーはイチローとの関係が切れないように腐心してきたという。 また、元オリックスの捕手で、昨年までスカウト部の国内編成担当だったAが、今年からスカウト部の海外担当になっていたという。 このAは、イチローが入団直後から寮の同室で過ごし、イチローの教育係的な立場にあり、イチローも信頼しているという。 イチローが帰国すれば、成績はともかく、ブームが起こることは間違いない。1年現役をやって、オリックスの監督にするという青写真が進められているというのである。 名選手必ずしも名監督ならず。ましておや、孤高のバットマン・イチローに監督が務まるのか。正直、見てみたい気はする。 このところ所属事務所とタレントのトラブルが多い。元グラドルで、現在は女優としても活躍する小池栄子が、所属していた前の事務所から、未払金1,200万円を支払えと、訴状を送られたというのだ。 小池は、前の事務所を離れ、夫と個人事務所をつくったが、その際、事務所側は、それまでのCMを除く彼女の売り上げを3,876万円と試算し、その約30%を払えと主張し、夫側は、払う必要はないとしているそうだ。 それも2年前からもめているという。どちらが正しいのか判断できる立場にはないが、後でローラのところで触れるが、これほど事務所とタレントがトラブるのは、この業界に何かしら問題があるのではないか。 前近代的な商習慣が残っていて、タレントを商品のごとく考え、使い捨てることを何とも思わない世界を変えないと、こうしたトラブルはますます増えていくと思うのだが。 さて、斉藤由貴会見で、恋人つなぎしたのはなぜかと聞かれ、「きっと好意はあるから、手を出されたときに、ぱっとつなぐことはあるんだと思います」。 夫婦関係が壊れないのかと聞かれ、「それはそれでしょうがないなという気持ち」。50歳にもなってこのいい方はないだろう。 文春は、斉藤の相手の医者が、映画の帰り、階段を下りるのにふらついていたので手を貸したといっていたが、そうではないと証拠写真を載せている。 それを見ると、階段を斉藤は一人で下り、男はだいぶ後ろから下りてきている。そして映画館を出てから恋人つなぎしているのだ。まあどうでもいいけどね。 可哀想なのは夫と敬虔なモルモン教徒の父親である。8月6日、斉藤も通う横浜市内のモルモン教会の日曜礼拝で、80歳になる斉藤の父親は壇上で、 「今、教会の名前が汚された風に発表されています。本当に悔しくてたまりません。今まで私はそんなことのないように生きてきたつもりです。でも、許していただきたい。あの子には、あの子なりの苦しみがあるのかもしれません(中略)親子であったとしても、それを皆さんの前で言う資格はないのかもしれません。でも、許してください……」 泣きながら信者たちに許しを請い、その後ろにはやつれた様子の斉藤の夫の姿もあったと文春が報じている。 ところで、谷垣禎一元自民党幹事長が自転車事故を起こしてから1年が経つ。ぽつぽつ情報が出てくるようにはなったが、本当のところは依然わからない。 文春は、谷垣の側近議員が「もう病院から国会に通えるぐらい回復し、しゃべりも問題ない。箸は持てないが、大きなスプーンで餃子や焼き鳥をモリモリ食べている。年内には国会に戻る」といっていると報じているが、にわかには信じられない。 そこまで回復しているなら、近い人間でなくとも会いにいった人間がいるはずだが、そうした話は聞こえてこない。 まだリハビリ途上というところではないか。今回の組閣では谷垣グループから一人も入閣しなかった。 安倍は、谷垣のいない谷垣派を恐れることはないと考えたのであろう。 閑話休題。日本出版販売が発表した7月の店頭売上前年比調査によると、書店店頭売上は前年同月比4.9%減となったそうだ。 内訳は、雑誌9.1%減、書籍2.6%減、コミック5.3%減だった。軒並下がっているが、雑誌がきわめて大きいのは深刻である。 もっとも『儒教に支配された中国人と韓国人の悲劇』(ケント・ギルバート著/講談社)が売れているというのだから、買う本がないというのも大きいと思う。こういう本を講談社が出しているなんて、OBとしては恥ずかしい。 ところで「創」という雑誌を知っているだろうか。部数は大したことはないが、ほかの雑誌では絶対やらないものが読める。 9月号には、相模原障害者殺傷事件の植松聖被告から編集部に届いた手紙を公開している。何カ所か紹介してみたい。 「私は意思疎通がとれない人間を安楽死させるべきだと考えております。私の考える『意思疎通がとれる』とは、正確に自己紹介(名前・年齢・住所)を示すことです」 「私の考えるおおまかな幸せとは“お金”と“時間”です。人生には全てに金が必要ですし、人間の命は時間であり命には限りがあります。重度・重複障害者を養うことは、莫大なお金と時間が奪われます」 「精神科医はゴミクズです。その証拠に日本はウツ病と自殺者であふれております」 「共生社会とは一人ひとりが自立し支え合う生活と考えられますが、今は奇生社会と呼ぶ方が適確かと思われます。延命や介護は人の弱みに吸い付くウジ虫です」 犯行当時の考え方と、1年が経っても変わっていないことにため息が出る。 尾野豪志津久井やまゆり園家族会前会長が、19人の被害者が警察によって匿名にされた問題について語っている。 津久井署は最初、被害者は実名だとして、匿名にしてくれという園長や家族会会長の願いを断っていたという。だが遺族の中からも懇願する人が出てきて、警察は本庁と協議し、「今回だけは障害者なので特例として認める」となったそうだ。 しかし尾野は、障害者だから匿名を認めるとすると、「19人の中には津久井やまゆり園で何十年も暮らしていた人もいたのに、そこにいたことにならなくなってしまう。彼とか彼女の人生は何だったのかと思うと、植松にも殺されて家族にもまた殺されてしまったという気がするんです」。 尾野は、あえてきついい方をすると、「名前を出したくないという家族の方々が、被害を受けた当人ではなくて、家族が差別されるから名前を出したくない。自分の保身で出さないんだと、僕はそう思っています」。 差別はどんなものでもなくさなくてはいけない。それは正論だが、厳としてある差別とどう取り組み、無くしていったらいいのだろうか。私などは、途方に暮れてしまう。 さて、仲間由紀恵(37)という女優がいる。いい素質を持った女優である。彼女が俳優の田中哲司(51)と結婚したときは「逆玉の輿」と騒がれた。 そのうえ、彼は女癖が悪いというから、そんな男となぜ。仲間の事務所もそれを心配していたそうである。 だが世の中とはそういうものであるし、それでなくては面白くない。世の中にいい女と不細工な男との組み合わせなどはいて捨てるほどある。 だが、そういう男は、いい女を女房にしたからといって、ほかの女に目がいかないわけではない。 田中もそうである。先日、仲間が日本を留守にしている最中に、ヘアスタイリストのところへ変装をして通っていたのをフライデーされてしまった。 その彼女とは深い付き合いだったそうだ。あわてて田中は仲間に謝り(と思う)、女は去った。 さあ、仲間はどうしたのか。仲間と田中が薬膳料理の店へ行き、2人の会話を聞いた客が文春に話している。 2人の間に会話はほとんどなかった。無言で料理を口に運ぶ田中。仲間は笑みを浮かべながら、「美味しい? 本当に美味しいと思っている?」と上目使いで尋ねていたのが印象的だったという。 本当は仲間はこういいたかったのではないか。「本当に私と結婚できてうれしいと思っている?」「いやなら別れてあげるわよ。私はすぐ再婚できるけど、あなたは無理ね」。 それがわかっているから亭主は何もいえない。チョッピリ可哀想だが。 さて、今週一番面白かった記事はニューズウイーク日本版の「日本を待ち受ける2つの未来」という特集だった。 これを読む限り日本の未来は暗いと思わざるを得ない。何しろ、「今後は、大陸中国こそが超大国で、日本は周辺に位置する中等国という千年来の力学が復活するだろう」(グレン・カール元CIA諜報員)、「今までの働き方や稼ぎ方を維持しようとすれば、日本経済はどんどん縮小。1000兆円以上の借金と社会保障の負担によって崩壊するだろう」「日本の生産性は国民全体で見ると世界27位だが、労働者に限ればスペインやイタリアよりも低く、先進国で最下位レベル」「高齢者問題に対応するため、日本は世界一生産性の高い経済大国、最先進国になる必要がある。付加価値の高いものを徹底的に追求する、とにかくイノベーションを求める。人口が減る分だけとにかく稼ぐ。それだけだ」(デービッド・アトキンソン元ゴールドマン・サックス金融調査室長)。 人口が急速に縮んでいく日本では、安くていいものなどつくらず、付加価値の多いものをどんどん作り、増え続ける高齢者を75歳まで働かせ、医療費や介護費などを使わせないようにすることだというのである。 今週の文春砲が狙いを定めた不倫はややランク落ちだが、雨上がり決死隊というお笑いコンビの宮迫博之(47)である。 この男、1996年に結婚して2001年には長男が誕生している。しかも12年に胃がんがわかり、胃の3分の1を切除した。その時は妻が献身的に介護したという。恐妻ネタが売り物だそうだ。 7月14日、そんな宮迫が六本木のバーでスレンダー美女と飲んでいた。彼女は一足先に運転手と都心の高級ホテルへ行き、運転手がフロントでチェックインしてカギを彼女に渡す。 クルマはバーに戻り、今度は宮迫を乗せてホテルへ。さっきとは違う階の駐車場に入り、車から降りてきた宮迫のスタイルはというと、後頭部が丸見えになるほど目深に被ったキャップとマスク姿。誰が見ても怪しい。 彼女が待っている部屋に入り約10時間。出てきたのは午前11時だった。そして7月25日には別の30代の女性と同じホテルで逢瀬を重ねる。マメだね宮迫は。 最初の女性は京都出身のモデル・小山ひかる(26)だそうだ。 文春に直撃された宮迫の姿がワイドショーで流れていたが、それほど悪びれた様子はない。 だが、小山とホテルに泊まったことはないなどとのらりくらり。誤解ですという宮迫に文春砲は、本当に真っ白ですかと聞くと、「えー、オフホワイトです」というと自宅へ入っていったという。 小山も全否定。美容系のライターとして活躍しているという30代の女性は、文春砲の「一線は越えている?」に、「……本当に何もなく。肉体関係は否定させてください」。 とっさのことで、逃げる男もいれば、宮迫のように一見堂々としていて、なんだかわからない答えをする男もいる。いっそのこと、一晩中、お互い裸でせっせっせをやっていたとでもいったらどうか。 東洋経済オンラインという経済雑誌の老舗・東洋経済がやっているネットメディアがある。 1カ月当たりのサイトのPVは2億超といわれる。売り上げも年間2億円を大きく超えるというから、たいしたものである。 お堅い経済のサイトがこれだけ稼ぐというのは、確かにニュースであろう。 だが、文春が東洋経済新報社の中堅社員に聞くと、うちは硬派なメディアと公言しているが、「その実はサイトを少し覗くとわかるように、下ネタ記事、貧困ネタの記事のオンパレードなのです」というではないか。 文春が入手した内部資料によると、週間TOP20ランキングには、 1.妻からも見放された34歳男性派遣社員の辛酸 2.独身女性が48歳でAV女優デビューした理由 3.「親が貧しい子」は勉強でどれだけ不利なのか TOP20の中に経済記事といえるのは4、5本だという。文春は編集長を直撃して、PV至上主義で、本来の経済記事がおろそかになっているのではないかと指摘する。 編集長は、そうではないといいながら、東洋経済の雑誌のほうはプレミアムな雑誌を目指し、オンラインのほうは大衆的なところを引き継げばいいと話している。 私は長くそうしたことに関わってきたから、ネットがPV至上主義になるのは致し方ないと思う。 ネットでカネを稼ぐには、刺激的なタイトルと煽情的な内容にしなければならず、そうして稼いだPVがおカネになるのを見ていると、いくら御大層な寝言をいっていても転向せざるを得ないのである。 だいぶ前になるが毎日新聞が外国向けに出している英文サイトのコラム「WaiWai」で、日本からの情報として、性的なものや品性を欠く情報を載せ大きな問題になった。 結局、毎日はこれを認め、謝罪し、このサイトを閉めた。なぜこんなことを天下の毎日新聞がやったかといえば、人集めであった。 PVを増やし、話題になればなんでもいい。どうせネットなんだから。 東洋経済オンラインがそうならない、否、そうなっているのではないか。だが、結局、そうしたやり方は、次のもっとえげつないネットにとって代わられるのだ。 今は東洋経済の看板があるから、読者は、俺はこんな下品な記事を読みたくて来ているんじゃない、来たついでに読んでいるだけだと思いたいのだ。 だがやがて、そういう読者が主流になり、良質な読者は逃げていくはずだ。どうせやるなら開き直って御託はならべないことだ。 何がなんでもPVで日本一になってやる。稼ぎまくってやる。そのためには手段など選ばない。そう覚悟を決めなくては、どこかで挫折する。 ところで改造内閣で早くも波乱の目になる2人が現れた。河野太郎外相と江崎鉄磨・沖縄北方担当相である。 河野は訪問先のマニラで中国の王毅外相と会談した。王から父親の河野洋平は正直な政治家だが、お前の南シナ海発言には失望したといわれ、そっちこそ大国としての振る舞いを身につけろと返した。 安倍首相は、これを聞いて「よくいった」と思ったのか「とんでもないヤツを外相にした」とうなだれたのだろうか。 江崎は、文春によれば、田中派の大幹部だった江崎真澄元通産相(故人)の三男で、人柄はいいが酒癖がよくなく、酒で失敗するのではないかと心配されているという。だが、先月の与野党の議員の会合で「昭恵夫人は国会に呼ぶべき」と発言したという。 たびたび大事故を起こしているオスプレイの自粛を小野寺防衛相が申し入れたのに、米軍側は鼻も引っかけなかったことに、「日米地位協定は少し見直さないと」と語ったのである。 以前にも触れたが、地位協定は日本の憲法の上に置かれ、米軍が憲法を蔑ろにして日本中で我が物顔に振る舞える根拠となっているものだが、沖縄担当の大臣が「見直し」に言及し、「時間がかかってでも、沖縄県民の気持ちを政府がしっかり受け止めながら、米国には言うべきことは言いながら(見直すべきだ)、という考えを持っている」(デジタル朝日8月8日13時31分より)と発言したのは、万が一酒に酔っていたとしても、正論を堂々と吐いた勇気を買う。 国会会期中でないことが残念だ。NHKの『ニュースウオッチ9』はさらりと触れ、テレ朝の『報道ステーション』は、この発言の重大さを丁寧に伝えていた。 ポストが野田聖子や小野寺五典の身体検査をしていたが、それ以外にも茂木敏充・人づくり革命担当相は、豊田真由子のように怒りっぽく、これまで秘書が80人以上辞めていると文春が報じている。この御仁には、衆議院手帳を無償で配った「公選法違反」疑惑もあると新潮も報じている。 スタートしたばかりだが、新閣僚たちの誰から、安倍政権に打撃を与える失言や暴言、スキャンダルが出てきてもおかしくない。 私ぐらいの年になると、がんもアルツハイマーも、見つかっても仕方ないと思ってはいるが、若い人は、そう診断されたらきついだろう。 新潮は、血液一滴で13種類のがんを早期発見できる検査法が開発され、実際に使われていると報じている。 「マイクロRNA」という。これはまだ実用化一歩手前だが、広島大学が立ち上げたバイオベンチャーが開発した「ミアテスト」というのがすでにあるそうだ。 これはがんからアルツハイマーまで診断できるという。新潮の20代の男性記者が膵臓がんとアルツハイマーの検査を受けたそうだ。 結果は、すい臓がんはB判定で、アルツハイマーはC判定だという。B判定は微量ながらがんに関連するマイクロRNAが出てきているから食生活を気を付けろといわれ、安心はできないそうだ。 ではアルツはどうか。20代でC判定は珍しいそうで、C以上の判定が出たときは、画像検査をするよう勧めているそうだ。 気になるのは、こういわれた若い男性記者である。調べなければよかった、そう後悔していないか。がんばれ、まだがんやアルツになると決まったわけではない。だが可哀想に。 今月中に北朝鮮とアメリカが戦火を交える。そんな悪夢が現実になるかもしれない。 北朝鮮は新型中距離弾道ミサイル「火星12」によるグアム島周辺への包囲射撃態勢を8月中旬までに完成させ、金正恩の発射命令を待っていると朝鮮中央通信が10日伝えた。 しかし、この短期間に、北朝鮮がICBMの飛行距離を飛躍的に伸ばし、核弾頭をミサイルに着弾できるほどの小型化に成功したという北の一方的な発表と、それをアメリカ側が信ぴょう性ありとして、トランプが怒り狂うという構図は、何か胡散臭い気がする。 まったくのでっち上げとは思わないが、北朝鮮危機はロシアンゲートで追い込まれているトランプの手の中にある唯一の彼に有利な手札である。 ロシアの疑惑から国民の目をそらせるために、北朝鮮危機を煽り、金正恩も米朝戦争も辞さずと進軍ラッパを吹きならす。 だが、寸止めで終わればいいが、万が一ということもないではない。こうした中で、韓国の文大統領はあくまでも対話重視といっているが、安倍首相が何を考えているのかが聞こえてこない。 国会閉会中の暇な時こそ、トランプの別荘へ行って、腹を打ち割って北朝鮮問題を語り、軽挙妄動しないようトランプに自粛を求めるのが安倍のやるべきことだと思うのだが。 ところで、週刊誌は今週も不倫記事ばかり。外国からは、日本では不倫ばかりが横行し、『不倫口論』という雑誌まで出ている不思議な国だと思われているのではないか。 話を変える。昨年大騒ぎになった「5人不倫」の乙武洋匡のその後。彼は離婚して子どもとも別れ、一人暮らしを続けているらしいが、昨年11月にフジテレビの『ワイドナショー』に久しぶりに出演した。 だが、ここでの発言が、別れた妻の心を逆なでしたと新潮が報じている。 「私がしでかしたこと自体は、妻はずっと前から知っていたことなので、それ自体っていうのは特にふたり(夫人との)の間で揉め事になることはなかった」 口は禍の元である。別れる際、2人の間で、そうした経緯については一切口外しないという「守秘義務契約」を結んでいたそうだから、約束違反である。その上、妻も知っていたというのは「虚偽」で、自分をカッコよく見せようとして、妻や子どもたちを傷つけても構わないという乙武の態度に憤慨したという。 そこで、妻側は、契約違反の違約金と、ウソを垂れ流した不法行為による精神的賠償、それに不倫相手の一人も提訴したのである。 少し前まで「日本一いい人」と持て囃された男は離婚された上に、軽率な発言で妻の怒りを再び買ってしまったようだ。 さて、私はローラという女性が好きだ。バングラデシュ人の父親が時々世を騒がせたりしたが、彼女の美しさ、歌のうまさ、料理のうまさは瞠目に値すると思っている。 ハリウッドで『バイオハザードVI』に出演して女優デビューを果たし、アメリカでも注目されているという。 そのローラに異変が起きていると、文春がハリウッドに飛んだ。6月17日、彼女がTwitterに「最近裏切られたことがあって心から悲しくて沈んでいる」と投稿し、事務所とのトラブルで独立するのではと騒ぎになっているというのだ。 文春によると事態は深刻なようで、CMは10本以上あるのに、テレビのレギュラーはゼロになっているそうだ。 ローラが所属する事務所はモデル事務所「LIBERA」。創業者で代表取締役は羽布津康史(39)。民間調査会社の調べによると、同社の売上高は推定8億円で、そのうちローラの稼ぎが約9割というから、事務所にとっての命綱である。 独立されては大変と考えたのであろう、羽布津社長はローラの私生活を徹底的に管理し始めたという。 ついにはエスカレートして、羽布津はローラの自宅へ乗り込み、部屋で暴れた末、契約書にサインせよと迫った。震えあがったローラは契約書に何が書かれているのか理解できないまま泣きながらサインしてしまったそうだ。 この契約書がとんでもない内容だった。ローラとの契約有効期間は異例の10年。しかも契約満了を迎えても自動的に10年契約が更新される。ローラ側が契約更新しないといっても、事務所サイドの了承がなければ解除できない。たとえ契約解除できたとしても、その後2年間は芸能活動できないという不平等な「奴隷契約」だそうである。 さらに、ギャラを10分の1に下げられたというから、ひどいといわざるを得ない。 ついには心労のためだろう、5月下旬、撮影にために訪れていたロサンジェルスでローラは倒れてしまう。6月に医者に行くと「これ以上症状が進行するとうつ病になる」といわれたそうだ。 このところSMAPが解散に追い込まれたり、能年玲奈が独立するに当たって改名(のん)させられたりと、事務所とのトラブルでタレント側が泣くケースが目立つ。 こうしたことに、今年7月、公正取引員会が調査に乗り出し、大手芸能プロなどで独占禁止法に抵触する不公正な契約が結ばれていないか、調べる方針だという。 文春の記述が正しいとすると、ローラのケースはこれに当てはまるはずだ。文春から事情を聞かれたローラは沈黙を通したそうだが、最後に芸能活動を続けるのかと聞かれ、「心配してくれてありがとう。うん、私、頑張る。これからもみんなをハッピーにするから待っててね」とけなげにいったそうだ。 私も行って優しく抱きしめてやりたい。それはともかく、芸能人も一労働者(中には個人事業主になっている者もいるが)である。守ってあげてください、神津連合会長さん。 今週の第1位は新潮の記事。文春や新潮は、現代、ポストと違って、表紙に売り物企画を載せない雑誌だが、今週、新潮は「錦織圭を迷わすモデル恋人の告白」というのを一本載せている。 よほど自信のある記事なのだろう。グラビアにはワシントンで錦織(27)と恋人の観月あこ(25)が、仲良く寿司屋で食事をしている写真が掲載されている。 錦織の年収は、6月に発売されたアメリカの経済誌『フォーブス』によると、世界スポーツ選手の長者番付で日本人最高の26位で、約37億円。 だが、新潮によると、観月と付き合ってから錦織の成績は低迷し、世界ランクも5位から9位にまで落ちてしまった。 ファンから観月は「さげまん」といわれているそうだ。だがそんな評にお構いなく、2人は蜜月のようだが、多くの障害があるそうだ。 その最大のものが島根県松江市に住む父親の清志だ。彼は新潮にこう語っている。 「(結婚については)うーん……わからねぇなぁ。そんなもん全然想像したくもない。彼女(観月)が悪いっていうのはいっぱい聞くし。周りからね。まあ、悪いことしか聞かないからね」 一刀両断である。観月がもともとモデルとして芸能界で仕事をしていたことも気に入らないらしい。 「もう、嫌い。芸能人って。ウチは本当にリアルな世界だけん。芸能人だとスキャンダルなこともプラスになるけど、我々の世界はそうじゃないけん」 観月はモデルとしては鳴かず飛ばずだったが、ジャニーズ事務所の玉森裕太や、杉良太郎とのスキャンダルで名をはせてきた。 今回新潮は、観月への直撃にチョッピリ“成功”している。ネットや雑誌で悪く書かれていることについて、彼女は、見てない、興味がない。 ワシントンで開かれているシティ・オープン期間中、「夜の営みはしているか」という失礼な質問にも、「やってないですよ(笑)」と受け流す。 結婚については、「結婚はしたい(ですが)、彼に任せています」と、ボールが錦織サイドにあることを示唆したという。 グラビアで錦織の表情を見る限り、彼も観月を憎からず思っているようだし、結婚は親が決めるものではない。 もう一度世界ランクの上位に返り咲き、周囲を黙らせて結婚すればいい。いい大人同士なのだから。 (文=元木昌彦)「週刊文春」(8/17・24号、文藝春秋
宮迫博之はごまかし、仲間由紀恵は笑い、乙武洋匡は訴えられた……芸能界“不倫の後始末”
今週の注目記事・第1位 「『錦織圭』を迷わすモデル恋人の告白」(「週刊新潮」8/17・24号) 同・第2位 「ローラ『10年奴隷契約書』」(「週刊文春」8/17・24号) 同・第3位 「『乙武クン』と愛人を『糟糠の妻』が訴えた!!」(「週刊新潮」8/17・24号) 同・第4位 「『がん』『アルツハイマー』超早期発見」(「週刊新潮」8/17・24号) 同・第5位 「『安倍改造内閣』の身体検査はD判定」(「週刊新潮」8/17・24号) 同・第6位 「『東洋経済オンライン』衝撃の内部告発」(「週刊文春」8/17・24号) 同・第7位 「雨上がり宮迫博之(47)“決死の不倫”」(「週刊文春」8/17・24号) 同・第8位 「日本の未来予想図」(「ニューズウイーク日本版」8/15・22号) 同・第9位 「仲間由紀恵 裏切り夫との“恐怖の晩餐”実況中継」(「週刊文春」8/17・24号) 同・第10位 「自転車事故から1年 谷垣禎一『餃子や焼き鳥をモリモリ』」(「週刊文春」8/17・24号) 同・第11位 「斉藤由貴“恋人つなぎ階段下り”の真相」(「週刊文春」8/17・24号) 同・第12位 「金銭トラブルで露出度アップ!? 『小池栄子』が前事務所に訴えられた」(「週刊新潮」8/17・24号) 同・第13位 「イチロー『来季オリックス』復帰」(「アサヒ芸能」8/17・24号) 同・第14位 「『女が嫌いな女』2017」(「週刊文春」8/17・24号) 今週は現代とポストがお休み。だが、文春、新潮は今週も元気だ。8月に入って台風が居座り、去ったと思ったら梅雨のように雨が降り、湿度は高いから、なんだか息苦しい。 冷夏でもないが、ピーカンの日など数えるほど。こんな変な夏はこれまで経験したことがない。天変地異の前触れでないことを祈りたいが……。 まずは恒例の文春の女が嫌いな女。今年の前半は豊田真由子センセイと松居一代の大激戦とみたがどうか。 やはりぶっちぎりで松居が第1位。779票で2位の稲田朋美を200票以上引き離している。 3位が上西小百合、4位が工藤静香、5位が蓮舫で、6位が和田アキ子。ようやく7位に豊田センセイがランキング。8位にベッキー、9位に藤原紀香、10位が今井絵理子。 意外にも? 11位に小池百合子が入っている。当然か。 松居は無印の超穴馬だったが、飛び出したら2位以下を大きく離した。嫌われる女として安定した力を誇っているのは、上西、工藤静香、和田アキ子、藤原紀香あたりである。 下半期に松居が残るには、もうひと騒ぎしなければ無理かもしれない。 文春にひと言苦言を。池上彰の連載特別篇として、小池都知事と対談しているが、これがすこぶる面白くない。 池上の持ち味である鋭い突っ込みも、豊洲・築地の両方を残す小池の“決断”のおかしさも衝かず、とりとめのない話に終始。 合併号の中で一番つまらない対談であった。猛省を! アサ芸が、イチローが来季、オリックスへ帰ってくると報じている。 寄る年波には勝てない。あれほどの天才的なバッティングも、レーザービームといわれる強肩にもはっきり衰えが見える。 だが、このままシーズンを終えて、イチローがすんなり日本球界へ帰って来るのだろうか。 私は疑問だが、アサ芸によれば、宮内オリックスオーナーはイチローとの関係が切れないように腐心してきたという。 また、元オリックスの捕手で、昨年までスカウト部の国内編成担当だったAが、今年からスカウト部の海外担当になっていたという。 このAは、イチローが入団直後から寮の同室で過ごし、イチローの教育係的な立場にあり、イチローも信頼しているという。 イチローが帰国すれば、成績はともかく、ブームが起こることは間違いない。1年現役をやって、オリックスの監督にするという青写真が進められているというのである。 名選手必ずしも名監督ならず。ましておや、孤高のバットマン・イチローに監督が務まるのか。正直、見てみたい気はする。 このところ所属事務所とタレントのトラブルが多い。元グラドルで、現在は女優としても活躍する小池栄子が、所属していた前の事務所から、未払金1,200万円を支払えと、訴状を送られたというのだ。 小池は、前の事務所を離れ、夫と個人事務所をつくったが、その際、事務所側は、それまでのCMを除く彼女の売り上げを3,876万円と試算し、その約30%を払えと主張し、夫側は、払う必要はないとしているそうだ。 それも2年前からもめているという。どちらが正しいのか判断できる立場にはないが、後でローラのところで触れるが、これほど事務所とタレントがトラブるのは、この業界に何かしら問題があるのではないか。 前近代的な商習慣が残っていて、タレントを商品のごとく考え、使い捨てることを何とも思わない世界を変えないと、こうしたトラブルはますます増えていくと思うのだが。 さて、斉藤由貴会見で、恋人つなぎしたのはなぜかと聞かれ、「きっと好意はあるから、手を出されたときに、ぱっとつなぐことはあるんだと思います」。 夫婦関係が壊れないのかと聞かれ、「それはそれでしょうがないなという気持ち」。50歳にもなってこのいい方はないだろう。 文春は、斉藤の相手の医者が、映画の帰り、階段を下りるのにふらついていたので手を貸したといっていたが、そうではないと証拠写真を載せている。 それを見ると、階段を斉藤は一人で下り、男はだいぶ後ろから下りてきている。そして映画館を出てから恋人つなぎしているのだ。まあどうでもいいけどね。 可哀想なのは夫と敬虔なモルモン教徒の父親である。8月6日、斉藤も通う横浜市内のモルモン教会の日曜礼拝で、80歳になる斉藤の父親は壇上で、 「今、教会の名前が汚された風に発表されています。本当に悔しくてたまりません。今まで私はそんなことのないように生きてきたつもりです。でも、許していただきたい。あの子には、あの子なりの苦しみがあるのかもしれません(中略)親子であったとしても、それを皆さんの前で言う資格はないのかもしれません。でも、許してください……」 泣きながら信者たちに許しを請い、その後ろにはやつれた様子の斉藤の夫の姿もあったと文春が報じている。 ところで、谷垣禎一元自民党幹事長が自転車事故を起こしてから1年が経つ。ぽつぽつ情報が出てくるようにはなったが、本当のところは依然わからない。 文春は、谷垣の側近議員が「もう病院から国会に通えるぐらい回復し、しゃべりも問題ない。箸は持てないが、大きなスプーンで餃子や焼き鳥をモリモリ食べている。年内には国会に戻る」といっていると報じているが、にわかには信じられない。 そこまで回復しているなら、近い人間でなくとも会いにいった人間がいるはずだが、そうした話は聞こえてこない。 まだリハビリ途上というところではないか。今回の組閣では谷垣グループから一人も入閣しなかった。 安倍は、谷垣のいない谷垣派を恐れることはないと考えたのであろう。 閑話休題。日本出版販売が発表した7月の店頭売上前年比調査によると、書店店頭売上は前年同月比4.9%減となったそうだ。 内訳は、雑誌9.1%減、書籍2.6%減、コミック5.3%減だった。軒並下がっているが、雑誌がきわめて大きいのは深刻である。 もっとも『儒教に支配された中国人と韓国人の悲劇』(ケント・ギルバート著/講談社)が売れているというのだから、買う本がないというのも大きいと思う。こういう本を講談社が出しているなんて、OBとしては恥ずかしい。 ところで「創」という雑誌を知っているだろうか。部数は大したことはないが、ほかの雑誌では絶対やらないものが読める。 9月号には、相模原障害者殺傷事件の植松聖被告から編集部に届いた手紙を公開している。何カ所か紹介してみたい。 「私は意思疎通がとれない人間を安楽死させるべきだと考えております。私の考える『意思疎通がとれる』とは、正確に自己紹介(名前・年齢・住所)を示すことです」 「私の考えるおおまかな幸せとは“お金”と“時間”です。人生には全てに金が必要ですし、人間の命は時間であり命には限りがあります。重度・重複障害者を養うことは、莫大なお金と時間が奪われます」 「精神科医はゴミクズです。その証拠に日本はウツ病と自殺者であふれております」 「共生社会とは一人ひとりが自立し支え合う生活と考えられますが、今は奇生社会と呼ぶ方が適確かと思われます。延命や介護は人の弱みに吸い付くウジ虫です」 犯行当時の考え方と、1年が経っても変わっていないことにため息が出る。 尾野豪志津久井やまゆり園家族会前会長が、19人の被害者が警察によって匿名にされた問題について語っている。 津久井署は最初、被害者は実名だとして、匿名にしてくれという園長や家族会会長の願いを断っていたという。だが遺族の中からも懇願する人が出てきて、警察は本庁と協議し、「今回だけは障害者なので特例として認める」となったそうだ。 しかし尾野は、障害者だから匿名を認めるとすると、「19人の中には津久井やまゆり園で何十年も暮らしていた人もいたのに、そこにいたことにならなくなってしまう。彼とか彼女の人生は何だったのかと思うと、植松にも殺されて家族にもまた殺されてしまったという気がするんです」。 尾野は、あえてきついい方をすると、「名前を出したくないという家族の方々が、被害を受けた当人ではなくて、家族が差別されるから名前を出したくない。自分の保身で出さないんだと、僕はそう思っています」。 差別はどんなものでもなくさなくてはいけない。それは正論だが、厳としてある差別とどう取り組み、無くしていったらいいのだろうか。私などは、途方に暮れてしまう。 さて、仲間由紀恵(37)という女優がいる。いい素質を持った女優である。彼女が俳優の田中哲司(51)と結婚したときは「逆玉の輿」と騒がれた。 そのうえ、彼は女癖が悪いというから、そんな男となぜ。仲間の事務所もそれを心配していたそうである。 だが世の中とはそういうものであるし、それでなくては面白くない。世の中にいい女と不細工な男との組み合わせなどはいて捨てるほどある。 だが、そういう男は、いい女を女房にしたからといって、ほかの女に目がいかないわけではない。 田中もそうである。先日、仲間が日本を留守にしている最中に、ヘアスタイリストのところへ変装をして通っていたのをフライデーされてしまった。 その彼女とは深い付き合いだったそうだ。あわてて田中は仲間に謝り(と思う)、女は去った。 さあ、仲間はどうしたのか。仲間と田中が薬膳料理の店へ行き、2人の会話を聞いた客が文春に話している。 2人の間に会話はほとんどなかった。無言で料理を口に運ぶ田中。仲間は笑みを浮かべながら、「美味しい? 本当に美味しいと思っている?」と上目使いで尋ねていたのが印象的だったという。 本当は仲間はこういいたかったのではないか。「本当に私と結婚できてうれしいと思っている?」「いやなら別れてあげるわよ。私はすぐ再婚できるけど、あなたは無理ね」。 それがわかっているから亭主は何もいえない。チョッピリ可哀想だが。 さて、今週一番面白かった記事はニューズウイーク日本版の「日本を待ち受ける2つの未来」という特集だった。 これを読む限り日本の未来は暗いと思わざるを得ない。何しろ、「今後は、大陸中国こそが超大国で、日本は周辺に位置する中等国という千年来の力学が復活するだろう」(グレン・カール元CIA諜報員)、「今までの働き方や稼ぎ方を維持しようとすれば、日本経済はどんどん縮小。1000兆円以上の借金と社会保障の負担によって崩壊するだろう」「日本の生産性は国民全体で見ると世界27位だが、労働者に限ればスペインやイタリアよりも低く、先進国で最下位レベル」「高齢者問題に対応するため、日本は世界一生産性の高い経済大国、最先進国になる必要がある。付加価値の高いものを徹底的に追求する、とにかくイノベーションを求める。人口が減る分だけとにかく稼ぐ。それだけだ」(デービッド・アトキンソン元ゴールドマン・サックス金融調査室長)。 人口が急速に縮んでいく日本では、安くていいものなどつくらず、付加価値の多いものをどんどん作り、増え続ける高齢者を75歳まで働かせ、医療費や介護費などを使わせないようにすることだというのである。 今週の文春砲が狙いを定めた不倫はややランク落ちだが、雨上がり決死隊というお笑いコンビの宮迫博之(47)である。 この男、1996年に結婚して2001年には長男が誕生している。しかも12年に胃がんがわかり、胃の3分の1を切除した。その時は妻が献身的に介護したという。恐妻ネタが売り物だそうだ。 7月14日、そんな宮迫が六本木のバーでスレンダー美女と飲んでいた。彼女は一足先に運転手と都心の高級ホテルへ行き、運転手がフロントでチェックインしてカギを彼女に渡す。 クルマはバーに戻り、今度は宮迫を乗せてホテルへ。さっきとは違う階の駐車場に入り、車から降りてきた宮迫のスタイルはというと、後頭部が丸見えになるほど目深に被ったキャップとマスク姿。誰が見ても怪しい。 彼女が待っている部屋に入り約10時間。出てきたのは午前11時だった。そして7月25日には別の30代の女性と同じホテルで逢瀬を重ねる。マメだね宮迫は。 最初の女性は京都出身のモデル・小山ひかる(26)だそうだ。 文春に直撃された宮迫の姿がワイドショーで流れていたが、それほど悪びれた様子はない。 だが、小山とホテルに泊まったことはないなどとのらりくらり。誤解ですという宮迫に文春砲は、本当に真っ白ですかと聞くと、「えー、オフホワイトです」というと自宅へ入っていったという。 小山も全否定。美容系のライターとして活躍しているという30代の女性は、文春砲の「一線は越えている?」に、「……本当に何もなく。肉体関係は否定させてください」。 とっさのことで、逃げる男もいれば、宮迫のように一見堂々としていて、なんだかわからない答えをする男もいる。いっそのこと、一晩中、お互い裸でせっせっせをやっていたとでもいったらどうか。 東洋経済オンラインという経済雑誌の老舗・東洋経済がやっているネットメディアがある。 1カ月当たりのサイトのPVは2億超といわれる。売り上げも年間2億円を大きく超えるというから、たいしたものである。 お堅い経済のサイトがこれだけ稼ぐというのは、確かにニュースであろう。 だが、文春が東洋経済新報社の中堅社員に聞くと、うちは硬派なメディアと公言しているが、「その実はサイトを少し覗くとわかるように、下ネタ記事、貧困ネタの記事のオンパレードなのです」というではないか。 文春が入手した内部資料によると、週間TOP20ランキングには、 1.妻からも見放された34歳男性派遣社員の辛酸 2.独身女性が48歳でAV女優デビューした理由 3.「親が貧しい子」は勉強でどれだけ不利なのか TOP20の中に経済記事といえるのは4、5本だという。文春は編集長を直撃して、PV至上主義で、本来の経済記事がおろそかになっているのではないかと指摘する。 編集長は、そうではないといいながら、東洋経済の雑誌のほうはプレミアムな雑誌を目指し、オンラインのほうは大衆的なところを引き継げばいいと話している。 私は長くそうしたことに関わってきたから、ネットがPV至上主義になるのは致し方ないと思う。 ネットでカネを稼ぐには、刺激的なタイトルと煽情的な内容にしなければならず、そうして稼いだPVがおカネになるのを見ていると、いくら御大層な寝言をいっていても転向せざるを得ないのである。 だいぶ前になるが毎日新聞が外国向けに出している英文サイトのコラム「WaiWai」で、日本からの情報として、性的なものや品性を欠く情報を載せ大きな問題になった。 結局、毎日はこれを認め、謝罪し、このサイトを閉めた。なぜこんなことを天下の毎日新聞がやったかといえば、人集めであった。 PVを増やし、話題になればなんでもいい。どうせネットなんだから。 東洋経済オンラインがそうならない、否、そうなっているのではないか。だが、結局、そうしたやり方は、次のもっとえげつないネットにとって代わられるのだ。 今は東洋経済の看板があるから、読者は、俺はこんな下品な記事を読みたくて来ているんじゃない、来たついでに読んでいるだけだと思いたいのだ。 だがやがて、そういう読者が主流になり、良質な読者は逃げていくはずだ。どうせやるなら開き直って御託はならべないことだ。 何がなんでもPVで日本一になってやる。稼ぎまくってやる。そのためには手段など選ばない。そう覚悟を決めなくては、どこかで挫折する。 ところで改造内閣で早くも波乱の目になる2人が現れた。河野太郎外相と江崎鉄磨・沖縄北方担当相である。 河野は訪問先のマニラで中国の王毅外相と会談した。王から父親の河野洋平は正直な政治家だが、お前の南シナ海発言には失望したといわれ、そっちこそ大国としての振る舞いを身につけろと返した。 安倍首相は、これを聞いて「よくいった」と思ったのか「とんでもないヤツを外相にした」とうなだれたのだろうか。 江崎は、文春によれば、田中派の大幹部だった江崎真澄元通産相(故人)の三男で、人柄はいいが酒癖がよくなく、酒で失敗するのではないかと心配されているという。だが、先月の与野党の議員の会合で「昭恵夫人は国会に呼ぶべき」と発言したという。 たびたび大事故を起こしているオスプレイの自粛を小野寺防衛相が申し入れたのに、米軍側は鼻も引っかけなかったことに、「日米地位協定は少し見直さないと」と語ったのである。 以前にも触れたが、地位協定は日本の憲法の上に置かれ、米軍が憲法を蔑ろにして日本中で我が物顔に振る舞える根拠となっているものだが、沖縄担当の大臣が「見直し」に言及し、「時間がかかってでも、沖縄県民の気持ちを政府がしっかり受け止めながら、米国には言うべきことは言いながら(見直すべきだ)、という考えを持っている」(デジタル朝日8月8日13時31分より)と発言したのは、万が一酒に酔っていたとしても、正論を堂々と吐いた勇気を買う。 国会会期中でないことが残念だ。NHKの『ニュースウオッチ9』はさらりと触れ、テレ朝の『報道ステーション』は、この発言の重大さを丁寧に伝えていた。 ポストが野田聖子や小野寺五典の身体検査をしていたが、それ以外にも茂木敏充・人づくり革命担当相は、豊田真由子のように怒りっぽく、これまで秘書が80人以上辞めていると文春が報じている。この御仁には、衆議院手帳を無償で配った「公選法違反」疑惑もあると新潮も報じている。 スタートしたばかりだが、新閣僚たちの誰から、安倍政権に打撃を与える失言や暴言、スキャンダルが出てきてもおかしくない。 私ぐらいの年になると、がんもアルツハイマーも、見つかっても仕方ないと思ってはいるが、若い人は、そう診断されたらきついだろう。 新潮は、血液一滴で13種類のがんを早期発見できる検査法が開発され、実際に使われていると報じている。 「マイクロRNA」という。これはまだ実用化一歩手前だが、広島大学が立ち上げたバイオベンチャーが開発した「ミアテスト」というのがすでにあるそうだ。 これはがんからアルツハイマーまで診断できるという。新潮の20代の男性記者が膵臓がんとアルツハイマーの検査を受けたそうだ。 結果は、すい臓がんはB判定で、アルツハイマーはC判定だという。B判定は微量ながらがんに関連するマイクロRNAが出てきているから食生活を気を付けろといわれ、安心はできないそうだ。 ではアルツはどうか。20代でC判定は珍しいそうで、C以上の判定が出たときは、画像検査をするよう勧めているそうだ。 気になるのは、こういわれた若い男性記者である。調べなければよかった、そう後悔していないか。がんばれ、まだがんやアルツになると決まったわけではない。だが可哀想に。 今月中に北朝鮮とアメリカが戦火を交える。そんな悪夢が現実になるかもしれない。 北朝鮮は新型中距離弾道ミサイル「火星12」によるグアム島周辺への包囲射撃態勢を8月中旬までに完成させ、金正恩の発射命令を待っていると朝鮮中央通信が10日伝えた。 しかし、この短期間に、北朝鮮がICBMの飛行距離を飛躍的に伸ばし、核弾頭をミサイルに着弾できるほどの小型化に成功したという北の一方的な発表と、それをアメリカ側が信ぴょう性ありとして、トランプが怒り狂うという構図は、何か胡散臭い気がする。 まったくのでっち上げとは思わないが、北朝鮮危機はロシアンゲートで追い込まれているトランプの手の中にある唯一の彼に有利な手札である。 ロシアの疑惑から国民の目をそらせるために、北朝鮮危機を煽り、金正恩も米朝戦争も辞さずと進軍ラッパを吹きならす。 だが、寸止めで終わればいいが、万が一ということもないではない。こうした中で、韓国の文大統領はあくまでも対話重視といっているが、安倍首相が何を考えているのかが聞こえてこない。 国会閉会中の暇な時こそ、トランプの別荘へ行って、腹を打ち割って北朝鮮問題を語り、軽挙妄動しないようトランプに自粛を求めるのが安倍のやるべきことだと思うのだが。 ところで、週刊誌は今週も不倫記事ばかり。外国からは、日本では不倫ばかりが横行し、『不倫口論』という雑誌まで出ている不思議な国だと思われているのではないか。 話を変える。昨年大騒ぎになった「5人不倫」の乙武洋匡のその後。彼は離婚して子どもとも別れ、一人暮らしを続けているらしいが、昨年11月にフジテレビの『ワイドナショー』に久しぶりに出演した。 だが、ここでの発言が、別れた妻の心を逆なでしたと新潮が報じている。 「私がしでかしたこと自体は、妻はずっと前から知っていたことなので、それ自体っていうのは特にふたり(夫人との)の間で揉め事になることはなかった」 口は禍の元である。別れる際、2人の間で、そうした経緯については一切口外しないという「守秘義務契約」を結んでいたそうだから、約束違反である。その上、妻も知っていたというのは「虚偽」で、自分をカッコよく見せようとして、妻や子どもたちを傷つけても構わないという乙武の態度に憤慨したという。 そこで、妻側は、契約違反の違約金と、ウソを垂れ流した不法行為による精神的賠償、それに不倫相手の一人も提訴したのである。 少し前まで「日本一いい人」と持て囃された男は離婚された上に、軽率な発言で妻の怒りを再び買ってしまったようだ。 さて、私はローラという女性が好きだ。バングラデシュ人の父親が時々世を騒がせたりしたが、彼女の美しさ、歌のうまさ、料理のうまさは瞠目に値すると思っている。 ハリウッドで『バイオハザードVI』に出演して女優デビューを果たし、アメリカでも注目されているという。 そのローラに異変が起きていると、文春がハリウッドに飛んだ。6月17日、彼女がTwitterに「最近裏切られたことがあって心から悲しくて沈んでいる」と投稿し、事務所とのトラブルで独立するのではと騒ぎになっているというのだ。 文春によると事態は深刻なようで、CMは10本以上あるのに、テレビのレギュラーはゼロになっているそうだ。 ローラが所属する事務所はモデル事務所「LIBERA」。創業者で代表取締役は羽布津康史(39)。民間調査会社の調べによると、同社の売上高は推定8億円で、そのうちローラの稼ぎが約9割というから、事務所にとっての命綱である。 独立されては大変と考えたのであろう、羽布津社長はローラの私生活を徹底的に管理し始めたという。 ついにはエスカレートして、羽布津はローラの自宅へ乗り込み、部屋で暴れた末、契約書にサインせよと迫った。震えあがったローラは契約書に何が書かれているのか理解できないまま泣きながらサインしてしまったそうだ。 この契約書がとんでもない内容だった。ローラとの契約有効期間は異例の10年。しかも契約満了を迎えても自動的に10年契約が更新される。ローラ側が契約更新しないといっても、事務所サイドの了承がなければ解除できない。たとえ契約解除できたとしても、その後2年間は芸能活動できないという不平等な「奴隷契約」だそうである。 さらに、ギャラを10分の1に下げられたというから、ひどいといわざるを得ない。 ついには心労のためだろう、5月下旬、撮影にために訪れていたロサンジェルスでローラは倒れてしまう。6月に医者に行くと「これ以上症状が進行するとうつ病になる」といわれたそうだ。 このところSMAPが解散に追い込まれたり、能年玲奈が独立するに当たって改名(のん)させられたりと、事務所とのトラブルでタレント側が泣くケースが目立つ。 こうしたことに、今年7月、公正取引員会が調査に乗り出し、大手芸能プロなどで独占禁止法に抵触する不公正な契約が結ばれていないか、調べる方針だという。 文春の記述が正しいとすると、ローラのケースはこれに当てはまるはずだ。文春から事情を聞かれたローラは沈黙を通したそうだが、最後に芸能活動を続けるのかと聞かれ、「心配してくれてありがとう。うん、私、頑張る。これからもみんなをハッピーにするから待っててね」とけなげにいったそうだ。 私も行って優しく抱きしめてやりたい。それはともかく、芸能人も一労働者(中には個人事業主になっている者もいるが)である。守ってあげてください、神津連合会長さん。 今週の第1位は新潮の記事。文春や新潮は、現代、ポストと違って、表紙に売り物企画を載せない雑誌だが、今週、新潮は「錦織圭を迷わすモデル恋人の告白」というのを一本載せている。 よほど自信のある記事なのだろう。グラビアにはワシントンで錦織(27)と恋人の観月あこ(25)が、仲良く寿司屋で食事をしている写真が掲載されている。 錦織の年収は、6月に発売されたアメリカの経済誌『フォーブス』によると、世界スポーツ選手の長者番付で日本人最高の26位で、約37億円。 だが、新潮によると、観月と付き合ってから錦織の成績は低迷し、世界ランクも5位から9位にまで落ちてしまった。 ファンから観月は「さげまん」といわれているそうだ。だがそんな評にお構いなく、2人は蜜月のようだが、多くの障害があるそうだ。 その最大のものが島根県松江市に住む父親の清志だ。彼は新潮にこう語っている。 「(結婚については)うーん……わからねぇなぁ。そんなもん全然想像したくもない。彼女(観月)が悪いっていうのはいっぱい聞くし。周りからね。まあ、悪いことしか聞かないからね」 一刀両断である。観月がもともとモデルとして芸能界で仕事をしていたことも気に入らないらしい。 「もう、嫌い。芸能人って。ウチは本当にリアルな世界だけん。芸能人だとスキャンダルなこともプラスになるけど、我々の世界はそうじゃないけん」 観月はモデルとしては鳴かず飛ばずだったが、ジャニーズ事務所の玉森裕太や、杉良太郎とのスキャンダルで名をはせてきた。 今回新潮は、観月への直撃にチョッピリ“成功”している。ネットや雑誌で悪く書かれていることについて、彼女は、見てない、興味がない。 ワシントンで開かれているシティ・オープン期間中、「夜の営みはしているか」という失礼な質問にも、「やってないですよ(笑)」と受け流す。 結婚については、「結婚はしたい(ですが)、彼に任せています」と、ボールが錦織サイドにあることを示唆したという。 グラビアで錦織の表情を見る限り、彼も観月を憎からず思っているようだし、結婚は親が決めるものではない。 もう一度世界ランクの上位に返り咲き、周囲を黙らせて結婚すればいい。いい大人同士なのだから。 (文=元木昌彦)「週刊文春」(8/17・24号、文藝春秋




