お笑い芸人・渡辺直美がポジティブなシングルマザー役を演じるドラマ『カンナさーん!』(TBS系)の最終話が19日に放送され、平均視聴率10.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。その結果、全10話平均視聴率10.2%と、2ケタ台で幕を閉じることに成功しました。 さて、それでは最後のレビュー。河東カンナ(渡辺直美)は前回、ファッションデザイナーとして長年勤めてきた会社を早期退職することが決定しました。そのため再就職先を探し始めるのですが、なかなかうまくいきません。 その一方、カンナの元夫・鈴木礼(要潤)が経営するCG制作会社にトラブル発生。クライアントが倒産してしまったため、外注先への支払い5,000万円を借金しなければならなくなってしまったのです。しかし、カンナと再婚するためにマンションを購入したばかりの礼に、そんな大金はありません。困った挙句、両親にお金を都合してくれと頭を下げるのですが、「自分の力で解決しなさい」と、父・徹三(遠山俊也)に突き放されてしまいます。また、柳子(斉藤由貴)からは、借金返済の覚悟を決めるためカンナと息子・麗音(川原瑛都)とは縁を切るよう言い渡されてしまうのです。 柳子の言いつけに従い、カンナに「好きな人ができたからもう会わない」と嘘をついて縁を切ろうとする礼ですが、その嘘はあっさり見抜かれてしまいます。そして、借金のことを打ち明けると、カンナはマンションを売り払ってでも借金返済に協力すると言ってくれるのです。これに感激した礼は、勢いのままにプロポーズ。しかし、「今じゃないでしょ」と断られてしまいます。 借金返済のためにも早急に再就職先を見つけなければと焦るカンナですが、事はうまく運ばず。そんな折、工事現場で働く沙知(高橋メアリージュン)の姿が視界に飛び込み、その活き活きとした様子に目を奪われてしまうのです。その姿をぼんやり眺めていると、現場主任から「ウチで働きてーのか」と声をかけられ、勢いのままに働くことを決意します。 一方、第3話から第6話でカンナと恋仲になったファッション業界の大物・ニック難波(加藤雅也)がニューヨークから帰国。カンナとは会えずじまいでしたが、借金とカンナへのプロポーズ失敗で落ち込む礼に対して「何度でもトライしろ」と激励して去って行くのです。 ニックに勇気づけられた礼は、工事現場で働くカンナの元へ駆けつけます。そして、最初の結婚の時と同様、バイオリンの演奏者やプロジェクションマッピングを用いてのロマンティックな演出でプロポーズ。今度はカンナからOKをもらえ、小さいアパートの一室ながらもひとつ屋根の下で親子3人の生活を再開させたところでドラマは終了となりました。 さて、感想ですが、今回はこれまでにも増してツッコミどころ満載でした。まず、柳子が礼に対して、カンナと麗音とはもう会うなと言うシーン。これまでのやり取りを考えれば「カンナと」はわかりますが、猫かわいがりしていた麗音とまで縁切りしろと言う意味がわかりませんでした。 それと、その柳子の忠告を受けた礼が、もう会わないとカンナに切り出したシーン。「俺の不幸に2人を巻き込みたくない」と語るのですが、これまで何度も浮気し、離婚する原因をつくった張本人が何を言っているのかと噴飯ものでした。また、借金返済に協力するとカンナから言われた後、「俺にはやっぱりカンナが必要だ」と言ってしまえる都合の良さと、結果的にそれを受け入れてしまうカンナの甘さは典型的なダメ男とそれに引きずられるダメ女の構図。全10回の放送中ずっとつかず離れずを繰り返していましたが、さすがに見飽きてしまいました。 それともう1つ、カンナが工事現場で働くシーンがひっかかりました。現場のおっちゃんがいきなり「ウチで働きてーのか」なんて声をかけますかね。それを受けてカンナはすぐに働き始めるのですが、たとえ泥臭くとも困難に立ち向かうポジティブな姿を見せたかったのでしょうか。その割にメイクがばっちりだっため、まったく無意味な演出に思えてしまいました。 演出といえば、最後の礼のプロポーズ。そのシーン直前にCM入りする際、「涙のラスト」というテロップが流れたのですが、どこに涙を流す要素があったのでしょうか。借金を抱えた奴が何を呑気なことしているのかと冷めた目で見てしまい、涙腺がゆるむことはありませんでした。 今回に限らず、全体を通してご都合主義な展開が目立った『カンナさーん!』ですが、視聴率的には大健闘。ネット上ではカンナのポジティブな姿に元気をもらえたという声もありますから、もしかしたら続編制作もあり得るかもしれませんね。その時にはもう少し、カンナと礼以外の出演者たちのキャラも掘り下げるようなストーリー展開を期待したいです。 (文=大羽鴨乃)TBS系『カンナさーん!』番組公式サイトより
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最低視聴率記録! 嫌味な元・姑役を演じる斉藤由貴が、スキャンダルにより本気で視聴者に嫌われる?『カンナさーん!』第8話
お笑い芸人・渡辺直美がシングルマザー役を熱演しているドラマ『カンナさーん!』(TBS系)の第8話が5日に放送され、これまでで最低となる平均視聴率7.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。右肩下がりが続いてしまっています。 さて、これまでのあらすじを少し。前回、元夫・鈴木礼(要潤)が不倫の罪滅ぼしのために購入したマンションに引っ越した河東カンナ(渡辺直美)とその息子・麗音(川原瑛都)ですが、再び3人での生活が始まるのかと思いきや、礼の幼なじみ・緒川俊子(泉里香)が登場したことにより雲行きが怪しくなってしまいました。 礼の母・柳子(斉藤由貴)が礼&麗音と俊子をくっつけたがっていることを感じ取り、一抹の不安を覚えるカンナですが、プライベートなことばかりに気を取られてはいられません。長年ファッションデザイナーとして働いてきたブランドが存続危機に陥り、リストラの可能性が出てきてしまったのです。 そんな中、礼と俊子と一緒に公園で遊んでいた麗音がジャングルジムから落下。救急車で搬送されたという連絡を受け、カンナが病院へ駆けつけたところで前回は終了となりました。 さて、今回はその続きから。頭に怪我を負ったものの脳波には異常がなく無事だった麗音ですが、大事をとってしばらく保育園を休むことに。責任を感じた俊子が面倒を見ると言い出すのですが、仕事のことでいっぱいいっぱいのカンナは、昼間だけ麗音を託すことに決めます。 一方、仕事に関しては年内いっぱいでのブランド撤廃が正式決定。カンナは、出張が頻繁にある生産管理部へと異動するか、あるいは早期退職するかどちらかの選択を迫られてしまうのです。 会社に必要とされていないという現実を突きつけられ落ち込むカンナですが、そこへ追い打ちをかけるように、麗音が「トンコ先生(俊子のこと)が1番好き」と俊子に抱きつく動画を柳子から見せられたことで、「あたし、(仕事でも家庭でも)全部リストラだ」とネガティブモードへと突入してしまいます。 おまけに家に帰ると玄関先で麗音に止められ、「ママは入っちゃダメ」のキツイ一言。カンナは居たたまれなくなり、逃げるように外へ駆け出します。そして、追いかけてきた俊子に向かって思わず「礼と麗音をよろしくお願いします」と頭を下げてしまうのです。しかし、そんなカンナに俊子は優しく微笑みかけ、無言で家へと連れ戻します。 実はカンナを励ますために礼と麗音、俊子は3人で紙人形劇を作っていたんですね。その準備の最中にカンナが帰ってきたため、麗音は「ママは入っちゃダメ」と言ったのです。また、柳子が勝手に盛り上がっていただけで、俊子には礼と一緒になる気がないことも発覚。すべてが早とちりだと分かり安堵するカンナですが、麗音が「ママのことが0番(俊子よりも)好き」と抱きついてきたことで改めてその存在の大切さに気づかされます。 そして、カンナはひとつの決断を下します。今の会社を早期退職して、子育てを優先していくことに決めたのです。とはいえ、先立つものは何もありません。河東親子の今後の生活はどうなってしまうのか、カンナと礼の復縁はあるのか……。と、ここで今回は終了となりました。 さて、感想ですが、今回はいつにも増してカンナの元姑・柳子が出しゃばる回となりました。礼を俊子と再婚させ、麗音と3人で暮らすよう画策するのですが、カンナに対する嫌味ったらしさは視聴者を不快にさせ、カンナへの同情心を引き起こさせる効果抜群。本来であれば斉藤由貴の演技は褒められてしかるべきだと思います。 しかし、先月3日発売の「週刊文春」(文藝春秋)で医師との不倫疑惑が報じられ、まるで図ったように今回の放送日に発売された「FLASH」(光文社)でその医師とのキス写真が掲載されてしまい、世間の印象は最悪。いくら演技が上手くても、このタイミングでの今回の役回りは視聴者に「顔も見たくない」という感情を抱かせ、それが視聴率続落の一因になっている可能性もあります。 それと、いくら仕事と子育てで追い込まれたとはいえ、カンナが麗音を手放す決心をしたシーンは衝撃的でした。河東親子の絆ってそんなものなんですかね。それでいて、麗音の「ママのことが0番好き」のひとことで退職を決意って、考えがコロコロ変わりすぎでしょ。礼との離婚やその後のつかず離れずの関係といい、あまりに猪突猛進かつ情緒不安定すぎるキャラクターに思えてきてしまいました。 次回は、デザイナーとして会社に残るチャンスが巡ってくるということで、また一波乱ありそうです。ドラマも残りわずかとなりましたが、カンナは公私ともに軌道に乗り、幸せを掴むことができるのでしょうか。 (文=大羽鴨乃)TBS系『カンナさーん!』番組公式サイトより
最低視聴率を記録! 三角関係&仕事トラブルのワンパターン化で視聴者離れ?『カンナさーん!』第7話
お笑い芸人・渡辺直美が巨体を躍動させてシングルマザー役を熱演しているドラマ『カンナさーん!』(TBS系)の第7話が29日に放送され、平均視聴率9.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。これまでで最低の数字となってしまいました。 さて、これまでのあらすじを少し。元夫・鈴木礼(要潤)の不倫が原因で離婚した河東カンナ(渡辺直美)でしたが、その礼が前回、罪滅ぼしとしてマンションを買い与えてくれたことにより、再び親子3人で暮らしていくことを決意。今回はそのマンションに息子・麗音(川原瑛都)と引っ越したところからスタートしました。 新しい環境での生活を始めたカンナですが、肝心の礼は今すぐに3人で暮らすのは抵抗があると、なぜか急に尻込み。それから1週間まったく音沙汰がないため、カンナは不信感を抱くのですが、実は礼は母・柳子(斉藤由貴)の勧めで幼馴染の緒川俊子(泉里香)とお見合いをし、急接近していたのです。 しかも、その俊子は柳子の推薦により、麗音が通う保育園でリトミック指導員として働くことに。これは、麗音を俊子になつかせてカンナから奪うための柳子の策略なのですが、その思惑通り、麗音は俊子にべったりとくっつくようになります。その一方、マンションの壁に落書きしたことを怒られたため、麗音はカンナに対してはヘソを曲げてしまい、反抗的な態度を取るようになってしまいます。 子育てに苦戦するカンナですが、職場でも問題発生。ファッションデザイナーとして長年働いてきたブランドの存続が危うくなり、人事部との面接の結果によっては早期退職を勧告されかねない状況に陥ってしまったのです。 しかし、解雇の危機に直面したことでカンナは、「みんなに笑顔になって欲しくてデザイナーになった」という初心を思い出し、さらに一緒に“ファッションショーごっこ”をして楽しんだことで麗音とも仲直り。すっかり自信を取り戻し、麗音を礼に預けて面接へと向かいます。 思いのたけをぶつければ人事部にも熱意は伝わるはず。そう気合を入れて面接を待っていたカンナのもとに、礼から電話がかかってきます。公園のジャングルジムで遊んでいた際に麗音が落下し、病院に搬送されたというのです。 面接そっちのけで病院へと直行するカンナですが、そこで目にしたのは、ロビーの椅子に座り泣いている俊子を抱きしめ慰める礼の姿でした。カンナの存在に気づき、驚く俊子とショックを受けるカンナの顔が交互に映され、波乱の展開となる予感を起こさせつつ今回は終了となりました。 さて、今回の放送についての感想ですが、「またか」という想いを抱いてしまいました。第1話から3話では礼の不倫相手・草壁真理(シシド・カフカ)、第3話から6話ではファッション業界の大物・ニック難波(加藤雅也)と、常に新しい異性が登場してカンナと礼との三角関係に陥り、その都度カンナは仕事においてもトラブルに見舞われるのですが、結果的に“今まで見失っていた大事な何か”を見つけることで万事が解決、という展開なのです。 そして今回も、俊子がカンナと礼の間に割って入り、仕事では突然降って湧いたようにリストラ問題が勃発と、前回までとまったく同じような展開。カンナが仕事とプライベートで板挟みに遭い翻弄される姿を描くことで視聴者を惹きつけようとしているのでしょうが、あまりにワンパターンすぎやしないでしょうか。 また、このドラマのメインターゲットであるシングルマザーや主婦層の共感を得るために重要な要素となるのは子育ての部分だと思うのですが、今回は壁に落書きしたことを注意したことで麗音にヘソを曲げられてしまい、ご機嫌取りに躍起になるという母親の威厳がまったくない姿を見せてしまったことで、ネット上では「あり得ない」という批判が目立ってしまっているようです。 そして、その麗音はカンナに怒鳴られたことをいつまでも根に持ち、カンナの目の前で俊子に「大好き」と言ってなつくという仕打ちまでして見せるのです。前回のレビューでも触れましたが、麗音はニックとは距離を置いていたのに、礼の恋愛相手にはあっさりと打ち解ける。“この父親にしてこの子あり”というリアリティーはあると思うのですが、これではあまりにカンナがかわいそう。シングルマザーの奮闘を描く際、子役のキャラクターは大事だと思うのですが、放送を重ねる毎に麗音の好感度が下がっているような気がしてなりません。 次回は、礼と麗音が俊子にますますゾッコンになっていく一方で、カンナは面接をすっぽかしたために社内での立場が危うい状態に。母親業と仕事の両面でリストラの危機に陥るとのことですが、マンネリを打破するような驚きの展開となるか期待したいと思います。 (文=大羽鴨乃)TBS系『カンナさーん!』番組公式サイトより
イイ女ぶるカンナにイラッ! イケメン2人との三角関係が非現実的!『カンナさーん!』第6話
お笑い芸人の渡辺直美が主演を務めるドラマ『カンナさーん!』(TBS系)の第6話が22日に放送され、平均視聴率9.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。2度目の2ケタ割れとなってしまいました。 まずはこれまでのあらすじを少し。ファッションデザイナーとして働く河東カンナ(渡辺直美)は、元夫・鈴木礼(要潤)の不倫が原因で離婚。息子・麗音(川原瑛都)をひとりで育てることを決意するのですが、その直後、ファッション業界の世界的権威・ニック難波(加藤雅也)にデザイナーとしてだけでなく女性としても見初められ、公私ともにパートナー関係を結ぶことになります。 その一方、ニックの存在など知らない礼は、カンナと復縁するためにマンションを購入することを計画。当人たちが知らぬ間に三角関係が進行したところで前回は終了となりました。 さて、ここからが今回の話。なんとかローンを組んでマンションを購入した礼は、早速カンナの元へ向かいます。しかし、そこにはニックの姿が。カンナと麗音の3人でピクニックへ行く約束をしていたのです。ここで男同士の直接対決が始まるのかと思いきや、ニックが大人の対応。礼と一緒にいたそうな麗音の様子を察して、ピクニックを中止にするのです。 ニックの存在にショックを受けつつも、礼はカンナと麗音をマンションへ連れて行くことに。このサプライズにカンナは「勝手なことしないで」と怒るのですが、今まではダラしなかった礼の変わりようや、「会った瞬間にオレ負けてる(と思った)」と、男としてニックに完敗したことを認め、寂しそうに去って行く後ろ姿を見て心を動かされます。 そんなカンナの気持ちに気づいたニックが自ら身を引き、カンナは礼が購入したマンションに引っ越すことに決めます。しかし、間が悪いことにカンナとニックが付き合うものだと思った礼は、母・柳子(斉藤由貴)の勧めで緒川俊子(泉里香)とお見合い。次回からまた新たな三角関係問題が勃発か、というところで今回は終了となりました。 さて、ここから感想になります。今回、序盤でニックと礼が初めて相対するシーンがあったのですが、改めて思いました。こんなイケメン達がカンナを取り合うか? そんな魅力があるのか? と。どちらか一方といるシーンならまだしも、3人で並ぶ絵面を見るとあまりに非現実的に思えてしまうんですよね。それにもかかわらず、「オレにないスペック全部もってる」と、礼がニックのことを褒めた際、「じゃないと、私も好きにならないから」と、カンナが妙に上から目線な発言をしていたのにはイラっとさせられました。 また、ニックに会った途端に礼があっさり負けを認めてしまいますが、これでは3週にわたって三角関係を煽っていたのは一体なんだったんだ、ということになってしまいます。しかも結局、カンナは礼が購入したマンションに住むことに決めるのですが、そんなに簡単に復縁を決めるのならば最初から離婚なんてしなければ良かったのではないでしょうか。 この身勝手な両親の1番の被害者は、ひとり息子の麗音でしょう。カンナとニックが日毎に親密さを増していくものの、自分はいまいちニックに馴染めない。その一方、実の父親である礼と会う時間は次第に削られていってしまう。その寂しさに耐えきれなくなり、保育園に礼を呼び出して泣きじゃくる姿は胸を打つものがありました。 ただ、ふと冷静にこれまでの放送を振り返ってみると、麗音は礼の不倫相手・草壁真理(シシド・カフカ)にはあっさりなつき、公園で楽しく遊んでいました。女性には目がないというゲス男の遺伝子を脈々と受け継いでいるのですかね。そう考えると、泣き演技で心を動かされたのもバカらしい。同じように感じた視聴者は少なくなかったかもしれません。ちなみにこれはあくまでも子役ではなく、脚本と演出への批判です。 次回からはまた、礼の浮気癖のせいでカンナとの関係がこじれ、結局は元鞘に収まるという同じパターンが繰り返されることになるのでしょうか。たまにいますよね、周囲を巻き込んで散々騒いでおきながら、いつのまにか仲直りするカップル。結局は、仲の良さをアピールしたかっただけなんじゃないかって疑いたくなる男女。周囲の人間は段々、そのやり取りにウンザリして取り合わなくなるのですが、ドラマの場合はそれが視聴者離れということになってしまいます。マンネリ化を回避するため、次回からの展開が重要になってくるのではないでしょうか。 (文=大羽鴨乃)TBS系『カンナさーん!』番組公式サイトより
視聴率2ケタ台に回復! ゲス夫改心もタイミング悪すぎて次回から波乱の予感『カンナさーん!』第5話
お笑い芸人の渡辺直美が仕事に子育てに奮闘するシングルマザー役を演じるドラマ『カンナさーん!』(TBS系)の第5話が15日に放送され、平均視聴率10.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。前回9.3%の2ケタ割れから回復しました。 ファッションデザイナーとして働く河東カンナ(渡辺直美)は前回、世界的に活躍するファッション業界のカリスマ・ニック難波(加藤雅也)にその腕を見込まれ、パートナーシップを結ぶことに。さらには「君を好きになってしまいそうだ」と、恋のアプローチまで受けるという急展開を迎えました。 その告白シーンの続きから始まった今回。魅力的な難波に言い寄られたことに満更でもないカンナですが、元夫・鈴木礼(要潤)の浮気が原因で離婚したばかり。また、大家の都合で3カ月以内に今のマンションから出ていかなければいけないなど、身辺がバタバタしていることもあって、今は仕事と子育てが大事だと交際を断ってしまいます。 そんな折、カンナは息子・麗音(川原瑛都)が通う保育園の保育士・青田壮介(工藤阿須加)から、会社の同僚・境川翔子(トリンドル玲奈)との間を取り持って欲しいとお願いされます。それを承諾したカンナは、麗音を遊ばせるのにもちょうどいいと、週末に4人で遊園地へ行く計画を立てます。 迎えた日曜日。遊園地を満喫するカンナの前に、ピエロに扮した難波がサプライズ登場します。少々強引なアプローチに驚くカンナですが、その心は次第に難波へと惹かれ始めていくのです。 その一方、自分の浮気が原因で離婚したものの、カンナとの復縁を考えている礼は、お詫びのしるしとしてマンションを購入してから交際を申し込むことを画策。カンナには内緒で計画を進めていたのですが、同僚の片桐裕太(お笑いコンビ・シソンヌ・じろう)が、カンナの上司・片岡美香(山口紗弥加)と婚活パーティーでたまたま知り合ったことで、情報が漏れてしまいます。 カンナの心が難波に傾きつつあることを知る美香は、礼の努力が無駄になってしまうことを危惧。カンナの気持ちをそれとなく探ろうと、翔子を連れ立ってカンナの家を訪ねるのですが、そこで難波の姿を目撃してしまうのです。 実は難波は、風邪をひいたカンナを看病しに来ていただけなのですが、そうとは知らない美香と翔子は、2人の仲を邪魔してはまずいと引き返すことに。しかし、そこにタイミング悪く礼が登場。礼と難波が鉢合わせしてしまうことを恐れた美香と翔子は、しどろもどろになりながら何とか礼を追い返します。 そんなハプニングなど知る由もないカンナは、献身的に看病してくれる難波の優しさに心を動かされ、その背中に抱き着いて「私と付き合って下さい」と告白。ここで第5話は終了となりました。 さて感想ですが、今回は特に麗音役の子役の演技が良かったと思います。難波の突然の出現に戸惑い、カンナと親し気にしている様子を見て悲しみの表情を浮かべるシーンは秀逸でした。礼のことが大好きなだけに、それにとって代わろうとしている難波を受け入れがたい。カンナを奪われてしまうのではないかという不安もある。そんな心情を見事に表現していました。 また、難波役を演じる加藤のいかにもファッション業界人的な軽いノリも、このドラマの雰囲気に合っていていいと思います。明るい性格ながらも時折、「家族は僕の憧れ」と真剣な表情で語るなど、家族に関して何か暗い過去があるような雰囲気も漂わせていました。これが次回以降、難波のキャラを掘り下げる伏線になってくるのかもしれません。 その難波に対して気持ちを隠そうとしながらも、感情が顔に出てしまうという渡辺の顔芸も面白かったと思います。シリアスなシーンでは演技の稚拙さが出てしまうところもありますが、コミカルなシーンでは持ち味を存分に発揮。回を重ねるごとにカンナ役を自分のものにしている印象を受けます。 また、忘れてはならないのが礼の存在です。カンナが次の恋に向かっていることなど露知らず、「これ以上、いいかげんな男にはなりたくない」と自身のゲスぶりを改心してマンション購入に奮闘するのですが、その間の悪さ、都合の良い考え方は見ていて面白いものがありました。 次回は、その礼が難波と直接対決。かと思いきや、礼の前に新たな美女が登場して浮気の虫が疼き、四角関係に発展!? と波乱含みな展開になる予感。果たしてカンナと礼の復縁なるか、お楽しみです。 (文=大羽鴨乃)TBS系『カンナさーん!』番組公式サイトより
視聴率続落で2ケタ割れも、斉藤由貴の不倫騒動で面白さアップ!?『カンナさーん!』第4話
お笑い芸人の渡辺直美が主演を務めるドラマ『カンナさーん!』(TBS系)の第4話が8日に放送され、平均視聴率9.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。前回から続落し、遂に2ケタ割れとなってしまいました。 まずは前回までのあらすじを少し。ファッションデザイナーとして働く河東カンナ(渡辺直美)は、夫・鈴木礼(要潤)が学生時代の恋人・草壁真理(シシド・カフカ)と浮気したことが許せず、シングルマザーとして生きる道を選択しました。 前回はその真理がカンナの前に登場。礼と息子・麗音(川原瑛都)をめぐる女の戦いが勃発…するかと思いきや、すぐに打ち解けてお互いのことを認め合うことに。さらには、礼の気持ちがまだカンナにあることを悟った真理が、別れを告げて去っていく展開になりました。 真理からの指摘で自分の気持ちに改めて気づかされた礼は、復縁することを考えます。その一方、カンナには仕事上で大きな転機が訪れることに。ファッション業界のカリスマ・ニック難波(加藤雅也)にデザインの才能を認められたのです。 その難波が登場したところからスタートした今回。難波はカンナの才能を認めながらも、まだ商品化するほどのレベルには達していないと指摘し、明後日までに新しく50枚のデザイン画を用意するように要求します。かなり厳しい注文ですが、自分がデザインした服を世界中の人に着てもらいたい、という夢を追い続けてきたカンナにとって、これ以上ないビッグチャンス。是が非でも難波に認められようと奮起します。 しかし、ここで問題が発生。大家さんの都合で、3カ月以内に家から出なければならなくなったのです。その報せはまず、賃貸契約者である礼のもとに来たのですが、カンナとの復縁を考えている礼はチャンスとばかり、自分の実家で同居しないかとカンナに持ち掛けるのです。 同居と復縁を同時に迫ってきた礼の都合の良さに怒り心頭になるカンナですが、今は夢を叶えるための時間が1分1秒でも欲しい。同居すれば、礼の母・柳子(斉藤由貴)や父・徹三(遠山俊也)が麗音の面倒を見てくれ、家事の負担も減る。その分、仕事に集中できます。そして悩んだ末に、期間限定での同居を受け入れることにしました。 早速、麗音を連れて礼の実家にお邪魔するカンナ。柳子のネチネチとした小言にイラつきはするものの、家事や子育ての負担が減り、“楽”だと感じる。ただ、“楽しく”はない。そんな心理状態が影響したのか、提出したデザイン画に対して難波から「線が躍ってない」とボツをくらってしまいます。 難波からもう1度チャンスをもらったカンナは、徹三から「いつも自分らしくいるところ」が長所だと指摘されたことで、同居によりその“らしさ”を失っていたことに気づきます。そして、礼と柳子に「楽するより、少々辛くても楽しい方を選択したい」と申し出て同居生活を解消するのです。 自分らしさを取り戻したカンナのデザインには躍動感が蘇り、難波からOKをもらうことに成功。さらには、「君を好きになってしまいそうだ」と、ビジネスだけでなくプライベートでもパートナーになることをアプローチされたところで第4話は終了となりました。 さて、感想ですが、今回はストーリーよりも斉藤由貴が注目される回となったのではないでしょうか。というのも、前回の放送翌日に発売された「週刊文春』(文藝春秋)で不倫疑惑が報じられたからです。 報道と同日に開いた会見で不倫を否定した斉藤ですが、世間の疑惑は募るばかり。そんな中、放送された同ドラマで斉藤が演じているのは、初回から優柔不断で身勝手な姿を見せ、ゲス不倫の挙句にカンナに見放されてしまった礼の母親役。過去にも何度か不倫報道で世間を賑わせたことがある斉藤ですが、このタイミングでのスキャンダルにより、図らずも“この親にしてこの子あり”という説得性を高めることになりました。 そんな斉藤がよりにもよって今回はカンナと同居し、元・嫁いびりをするのですから、ドラマのメインターゲットである主婦層のフラストレーションはこれまで以上に溜まったのではないでしょうか。その分だけ、カンナに強く感情移入するという効果をもたらしたかもしれません。 また、カンナに同居を提案した際、率直に復縁を申し出ればいいものの、「真理に言われて(カンナへの未練に)気づいた」と、わざわざ浮気相手の名前を出し、余計な前置きをしてカンナを怒らせてしまう礼の空気の読めなさ、ゲスっぷりは相変わらず光るものがありました。 次回は、そんな礼とカンナの間に難波が割り込み、三角関係に陥るということで、どんな展開になっていくのか楽しみに放送を待ちたいと思います。 (文=大羽鴨乃)TBS系『カンナさーん!』番組公式サイトより
視聴率続落で2ケタ割れも、斉藤由貴の不倫騒動で面白さアップ!?『カンナさーん!』第4話
お笑い芸人の渡辺直美が主演を務めるドラマ『カンナさーん!』(TBS系)の第4話が8日に放送され、平均視聴率9.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。前回から続落し、遂に2ケタ割れとなってしまいました。 まずは前回までのあらすじを少し。ファッションデザイナーとして働く河東カンナ(渡辺直美)は、夫・鈴木礼(要潤)が学生時代の恋人・草壁真理(シシド・カフカ)と浮気したことが許せず、シングルマザーとして生きる道を選択しました。 前回はその真理がカンナの前に登場。礼と息子・麗音(川原瑛都)をめぐる女の戦いが勃発…するかと思いきや、すぐに打ち解けてお互いのことを認め合うことに。さらには、礼の気持ちがまだカンナにあることを悟った真理が、別れを告げて去っていく展開になりました。 真理からの指摘で自分の気持ちに改めて気づかされた礼は、復縁することを考えます。その一方、カンナには仕事上で大きな転機が訪れることに。ファッション業界のカリスマ・ニック難波(加藤雅也)にデザインの才能を認められたのです。 その難波が登場したところからスタートした今回。難波はカンナの才能を認めながらも、まだ商品化するほどのレベルには達していないと指摘し、明後日までに新しく50枚のデザイン画を用意するように要求します。かなり厳しい注文ですが、自分がデザインした服を世界中の人に着てもらいたい、という夢を追い続けてきたカンナにとって、これ以上ないビッグチャンス。是が非でも難波に認められようと奮起します。 しかし、ここで問題が発生。大家さんの都合で、3カ月以内に家から出なければならなくなったのです。その報せはまず、賃貸契約者である礼のもとに来たのですが、カンナとの復縁を考えている礼はチャンスとばかり、自分の実家で同居しないかとカンナに持ち掛けるのです。 同居と復縁を同時に迫ってきた礼の都合の良さに怒り心頭になるカンナですが、今は夢を叶えるための時間が1分1秒でも欲しい。同居すれば、礼の母・柳子(斉藤由貴)や父・徹三(遠山俊也)が麗音の面倒を見てくれ、家事の負担も減る。その分、仕事に集中できます。そして悩んだ末に、期間限定での同居を受け入れることにしました。 早速、麗音を連れて礼の実家にお邪魔するカンナ。柳子のネチネチとした小言にイラつきはするものの、家事や子育ての負担が減り、“楽”だと感じる。ただ、“楽しく”はない。そんな心理状態が影響したのか、提出したデザイン画に対して難波から「線が躍ってない」とボツをくらってしまいます。 難波からもう1度チャンスをもらったカンナは、徹三から「いつも自分らしくいるところ」が長所だと指摘されたことで、同居によりその“らしさ”を失っていたことに気づきます。そして、礼と柳子に「楽するより、少々辛くても楽しい方を選択したい」と申し出て同居生活を解消するのです。 自分らしさを取り戻したカンナのデザインには躍動感が蘇り、難波からOKをもらうことに成功。さらには、「君を好きになってしまいそうだ」と、ビジネスだけでなくプライベートでもパートナーになることをアプローチされたところで第4話は終了となりました。 さて、感想ですが、今回はストーリーよりも斉藤由貴が注目される回となったのではないでしょうか。というのも、前回の放送翌日に発売された「週刊文春』(文藝春秋)で不倫疑惑が報じられたからです。 報道と同日に開いた会見で不倫を否定した斉藤ですが、世間の疑惑は募るばかり。そんな中、放送された同ドラマで斉藤が演じているのは、初回から優柔不断で身勝手な姿を見せ、ゲス不倫の挙句にカンナに見放されてしまった礼の母親役。過去にも何度か不倫報道で世間を賑わせたことがある斉藤ですが、このタイミングでのスキャンダルにより、図らずも“この親にしてこの子あり”という説得性を高めることになりました。 そんな斉藤がよりにもよって今回はカンナと同居し、元・嫁いびりをするのですから、ドラマのメインターゲットである主婦層のフラストレーションはこれまで以上に溜まったのではないでしょうか。その分だけ、カンナに強く感情移入するという効果をもたらしたかもしれません。 また、カンナに同居を提案した際、率直に復縁を申し出ればいいものの、「真理に言われて(カンナへの未練に)気づいた」と、わざわざ浮気相手の名前を出し、余計な前置きをしてカンナを怒らせてしまう礼の空気の読めなさ、ゲスっぷりは相変わらず光るものがありました。 次回は、そんな礼とカンナの間に難波が割り込み、三角関係に陥るということで、どんな展開になっていくのか楽しみに放送を待ちたいと思います。 (文=大羽鴨乃)TBS系『カンナさーん!』番組公式サイトより
視聴率急落10.1%! シシド・カフカ演じるカンナの恋敵役が中途半端なキャラで残念な『カンナさーん!』第3話
お笑い芸人の渡辺直美が主演を務めるドラマ『カンナさーん!』(TBS系)の第3話が1日に放送され、平均視聴率10.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。前回から2.5ポイント下落してしまいましたが、何とか2桁台はキープしました。 前回のラストシーンで、元夫・鈴木礼(要潤)とその恋人・草壁真理(シシド・カフカ)、ひとり息子の麗音(川原瑛都)が3人で遊んでいる場面に出くわしてしまった河東カンナ(渡辺直美)。真理は礼と浮気し、離婚の原因となった相手なだけに、麗音とこっそり会っていたことにカンナは激怒します。おまけに、売れっ子空間デザイナーだという真理はスタイリッシュでクール。そのどこか見下したような態度にカンナは反発心を抱くのです。 そんな大人たちの事情を知らない麗音の提案で、礼の母・柳子(斉藤由貴)と父・徹三(遠山俊也)も誘い、週末に皆で海水浴へ行くことに。真理が礼だけではなく麗音も奪おうとしているのではないかと危機感を抱いたカンナは、海水浴場で真理に向かい「気に食わない」と噛みつきます。それに対して真理はただ微笑み返すばかり。眼中にないといった態度に、カンナの怒りはさらに燃え上がります。 そして、お互いに本気モードになってのビーチバレー対決に発展。その勝負には負けてしまったカンナですが、ランチタイムになると、気合を入れて作ってきたキャラクター弁当を取り出し、良き母親ぶりをアピール。自分の分の弁当しか作ってこなかったという真理に対して優越感を抱くのです。 しかし、真理は実際には、皆が食べられる分の弁当を用意してきていたんですね。キャラ弁によろこぶ麗音の姿を見て気兼ねしたのだと悟ったカンナは、真理が実は思ったほど冷たい人間ではないのだと考え直し、わだかまりが解けます。 その日の帰り道にカンナは、礼をよろしくと真理に伝えて去ります。しかし、真理は礼の気持ちがカンナにあることに気づき、別れを告げます。そして、カンナと礼の復縁か? という予感を抱かせたところで第3話は終了となりました。 さて、感想ですが、カンナと真理が初顔合わせした前回のラストシーンと今回の序盤のシーンは、波乱を感じさせるものとなっていました。なにせ、カンナからすれば真理は家庭を壊した張本人。真理は真理で、それまでの礼との会話の端々にカンナへのライバル心をのぞかせていたからです。 そんなわけで、今回はかなり激しい戦いが見られるのではないかと期待していたのですが、カンナが真っ向から不満をぶちまけて勝負を挑んでも、真理は何も言い返さず。唯一の“直接対決”として描かれたビーチバレーのシーンも特に盛り上がるわけでもなく、ランチタイムになるとあっさり争いは終焉を迎えてしまいました。 そして、礼の心が自分よりもカンナにあると悟った真理は、「礼のことは本気じゃなかった」と別れを告げ、礼から離れた場所でボソッと「愛してる、永遠に」と呟つぶやいて去って行きます。つまり、礼への想いはありながらも、カンナと麗音の幸せのために譲ったということだったのですが、そんな気遣いができるならなぜ、それまで礼に対して離婚を催促するような言動をしていたのでしょうか? 真理のキャラクターが支離滅裂に思えてしまいました。 今回、いまいち盛り上がりに欠けたのは、見た目も内面もカンナとは対照的だという真理の役柄設定と、その役をシシドに任せたことが中途半端だったためではないでしょうか。確かにシシドは、渡辺とは身長と体重差があり、クールな顔立ちも含めて外見的にギャップがあります。ただ、コメディードラマですからもっと露骨に、グラマーなボディの女優を登場させて渡辺とのボディラインの違いを見せたり、原作の真理のようにおしとやかで家庭的なタイプにしたりと、はっきりとカンナとコントラストが出るキャラを登場させた方が良かったのではないでしょうか。わざわざ海まで行って、肌を露出させているのが渡辺だけというのも、ビジュアル的にキツイものがありました。 その一方、真理からの「本気じゃなかった」を真に受け、さらに自分自身のカンナへの気持ちに改めて気づき、復縁を考えるゲス夫・礼の都合の良さはもはや笑えるレベル。ドラマのメインターゲットである主婦層が礼に対して反感を抱くかどうかが、今後の視聴率推移のキーポイントになっていきそうな気がします。 さて、次回は、カンナと礼が復縁するのかどうかも見どころですが、ファッション業界のカリスマ・ニック難波(加藤雅也)にデザインの才能を認められたカンナが、キャリアアップに奮闘する姿も見逃せない展開になっていきそうです。 (文=大羽鴨乃)TBS系『カンナさーん!』番組公式サイトより
渡辺直美がインスタ芸で“らしさ”を発揮! 視聴率アップも脚本がチープすぎる! ドラマ『カンナさーん!』第2話
お笑い芸人の渡辺直美が、仕事に子育てに奮闘するシングルマザー役を演じるドラマ『カンナさーん!』(TBS系)。初回平均視聴率12.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と好発進しましたが、25日に放送された第2話は12.6%とさらに視聴率を伸ばすことに成功しました。 前回、夫・礼(要潤)が元カノの草壁真理(シシド・カフカ)と浮気していることが発覚し、離婚を決意した河東カンナ(渡辺直美)。ファッションデザイナーとして働きつつ、ひとり息子の麗音(川原瑛都)を育てていく道を選んだのです。 しかし、息子と孫を溺愛する義母・鈴木柳子(斉藤由貴)は、離婚に大反対。今回の冒頭シーンでは、家事が滞っていることをネチネチとあげつらって、カンナをいびります。 また、会社の上司・片岡美香(山口紗弥加)からも、離婚は早急だったのではないか、シングルマザーとしてやっていけるのかと心配されてしまいます。それでもカンナは持ち前の明るさで何とか日々の生活をこなしていくのですが、ある日、仕事上で大きなトラブルが発生。同僚の境川翔子(トリンドル玲奈)が、Tシャツの値札の値段設定を間違えて発注したため、翌朝の発送までに6,000枚の値札を張り替えなければならなくなってしまうのです。 落ち込む翔子の代わりに自身のミスということにして、美香や同僚に手伝いを頼むカンナ。姉御肌な一面を見せるのですが、途中で麗音を保育園に迎えに行かなくてはならなくなり、翔子のミスだと知らない同僚たちからは不満の声が飛び交います。 おまけに、麗音を家にひとりにしておくわけにはいかず、柳子に頭を下げて面倒を見てもらうことに。離婚したばかりでいきなり、仕事も育児も壁にぶつかり、普通ならここでガクッと落ち込みそうなものですが、超ポジティブシンキングなカンナはむしろここで燃えます。SNS上でSOSを発信し、普段からカンナのおもしろ画像に元気づけられているというフォロワーたちを集めたのです。彼らの助けもあり、朝までに問題は解決。また、自身の発注ミスであることを翔子が正直に打ち明けたため、同僚とカンナとのわだかまりも解けます。 無事に危機を乗り越えたことで、チームワークの大切さを改めて思い知らされたカンナ。それは家庭でも同じなのではないかと考え、礼とヨリを戻そうかと心がグラつきます。しかし、礼と麗音、そして真理が一緒にいる場面に遭遇し、礼への怒りが再燃。おまけに、麗音が真理になついてしまっていて、カンナの怒りは燃え上がるばかり。真理と睨み合い、バチバチと火花を散らしたところで第2話は終了となりました。 さて、今回の感想。前回のレビューでは渡辺の演技を酷評しました。1児の母親には見えないし、生活感も感じられない。バイタリティー溢れる原作のキャラと比べると控えめだとも指摘しました。しかし、今回はいい感じで肩の力が抜けていたのではないでしょうか。SNSへのおもしろ画像投稿では、変顔など得意の“インスタ芸”を見せていましたし、持ち前の明るいキャラクターを今後もっと発揮していけそうな気がしました。 また、子役の演技の上手さに助けられている部分もありますが、前回よりも母親らしさが出ていたように思います。元姑を演じる斉藤由貴に関しても、前回は何だか弱そうな感じだったのですが、今回は嫌みったらしさがよく出てました。カンナと同じく、テレビの前でイラついた主婦は少なくなかったのではないでしょうか。 ただ、ストーリー展開については疑問を抱かずにはいられませんでした。何だか無理にいい話にもっていこうとして、全体的に安っぽいんですよね。まず、カンナが翔子のミスを庇う意味がわかりませんし、どこの馬の骨かもわからないフォロワーたちにいきなり仕事を手伝わせますか? また、シングルマザーになったばかりのカンナが最初にぶち当たる壁としては薄っぺらく感じました。視聴者を引き込むためには、脚本家はもっと心を鬼にしてカンナをいじめるべきです。 ドラマを盛り上げるテクニックとして、“困ったらとりあえず主人公を走らせろ”というものがあります。主人公が窮地に立たされていることがパッと見で伝わりやすいからです。今回は、カンナが仕事と育児に追われていることを表現するため、自転車で走り回るシーンが多分に挿入されていました。しかし、脚本が全体的にチープなため、渡辺の走り損といった印象が拭えませんでした。 次回の予告では、真理との全面対決や仕事でのキャリアアップのチャンスなど、カンナの身辺は慌ただしくなる様子。お粗末な展開にならないことを祈りつつ放送を待ちたいと思います。 (文=大羽鴨乃)TBS系『カンナさーん!』番組公式サイトより
視聴率12%の好スタート! 要潤のクズ夫ぶりが光るも、主演・渡辺直美の演技力には疑問……TBS『カンナさーん!』第1話
お笑い芸人の渡辺直美が主演を務めるドラマ『カンナさーん!』(TBS系)の第1話が18日に放送されました。原作は、月刊誌「YOU」(集英社)にて、2001年から07年まで連載されていた、漫画家・深谷かほるによる同名の人気コミックです。初回平均視聴率は12.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と好スタートを切りました。 今回、渡辺が演じる鈴木カンナは、夫・礼(要潤)の浮気が原因で離婚し、ファッションデザイナーとして働きつつ1人息子・麗音(川原瑛都)を育てていく超ポジティブなシングルマザーという設定です。深谷いわく「誰がどう見てもブスでありながら、でも可愛いという女性」をイメージしてキャラ形成したとのことで、原作のビジュアルはお世辞にも美しいとはいえません。ただ、そのバイタリティーと前向きな性格は素晴らしいの一言。世のシングルマザーを勇気づけるような力強さが感じられます。 そんな役を独身の渡辺が演じきれるのかと疑問を抱いていたのですが、案の定、渡辺からは母親らしさや生活感がまったく感じられませんでした。麗音を迎えに保育園を訪れるシーンが何度か流れるのですが、親子の親密さのようなものが伝わってこないため、母親の代理で来た叔母か何かのように見えてしまいました。 まあ、一言で片づけてしまえば演技力がないということになるのですが、礼の浮気が発覚した時も怒りの感情を出すのが下手だなと思いました。今年3月に放送された『ダウンタウンなう』(日本テレビ系)では、人生で1度も彼氏ができたことがなくワンナイトラブばかりだと語っていましたが、あながち嘘ではないのかもしれません。異性と深い交際をしたことがないから裏切られた時の感情がわからない。想像ができない。だから、嘘くさい演技になってしまうのではないでしょうか。 ネット上での評価をざっと見たところ、「ウザい」だの「演技が暑苦しい」だのといった批判が目立っていますが、むしろその逆で渡辺の演技は控えめだと感じました。あくまでも原作のカンナと比べてですよ。ただ、シングルマザーをメインターゲットにしているのであれば、もっと図太さのようなものを見せていかなければ支持は得られないのではないでしょうか。 その一方で、“クズ夫”礼役を演じる要はバッチリはまっている印象。学生時代に付き合っていた元カノの草壁真理(シシド・カフカ)と仕事上で繋がりができたことをいいことに浮気をしてしまうのですが、それをカンナに咎められた際、「恋って名前の病なんだ」と真顔で言ってのけます。 さらに、カンナとヨリを戻すために母・柳子(斉藤由貴)と父・徹三(遠山俊也)を引き連れ家に戻った際には、「今回のことは浮気じゃない、本気だ」とぶっとんだ発言をします。そうかと思えば、その話を聞いた真理から、「私も本気になっていいってこと?」と訊かれると、「うん、まあ……」と何だか煮え切らない態度を見せるんですね。 礼はCG制作会社を経営しているのですが、その社員の片桐裕太(シソンヌ・じろう)からも「仕事は完璧だけど、プライベートはホント、クズっすね」と言われてしまう始末。今回の役を演じるにあたって要は、「全ての女性を敵に回す覚悟はできています」と語っていましたが、見事にクズ夫を演じきっていると思います。 それだけに、母親役の斉藤のキャラクターが中途半端なんですよね。原作では息子愛しの感情が強いため、カンナとバチバチとバトルを繰り広げるのですが、ドラマでは現実の斉藤そのままといった感じで天然キャラの要素が強く、カンナに強く反論されるとすぐに引いてしまう弱さも見せていました。 嫁姑の確執は、ホームドラマでは描き尽くされた対立。とはいえ、この作品には欠かせない要素です。また、憎たらしい姑にカンナが立ち向かうことで、世のシングルマザーのみならず主婦たちのカタルシスになり、支持を得られるポイントになると思うのですが、柳子のキャラクターではこの先、盛り上がりに欠けてしまうのではないでしょうか。 とはいえ、ドラマはまだ始まったばかり。回を重ねる毎に渡辺が母親らしく見えてくるかもしれません。今回、礼に正式に離婚を言い渡したカンナですが、次回は礼の浮気相手である真理と鉢合わせしてしまうシーンもあるようなので、どんな対立が生まれるのか、また、そこでゲス夫がどんな対応をするのかにも注目していきたいと思います。 (文=大羽鴨乃)TBS系『カンナさーん!』番組公式サイトより


