知人の30代ホストから現金3万円を脅し取ろうとしたとして警視庁新宿署に恐喝未遂容疑で逮捕されたセクシータレントのANRIこと坂口杏里容疑者だが、元ホストである芸能記者によると「ホスト相手に恐喝すると100%逮捕される」と話している。 「女性に恋心などを抱かせ、大金を注ぎ込ませるのがホストの仕事ですから、そうなると女性が金を使い切ってしまった場合に逆ギレされるケースもよくある。だから、ホストはそういう場合の対処を想定しているんです。例えば金払いが悪くなった客に冷たい態度を示せば、相手は『こんなにお金を使ったのに!』と怒り出す。そこで相手が『金返せ』と言い出したり、暴力を振るってきたり、何かしらのトラブルに発展したときに被害者として警察を呼んで対応してもらう“手慣れた流れ”が、マニュアル的に存在します。今回のようなケースはいくらでもあるので、新人ホストもすぐに対処法を覚えますし、坂口容疑者の件もマニュアル通りでしょう。坂口容疑者は、まさか警察沙汰にされるとは思っていなかったと思いますけど、まんまと罠にかかったともいえるのでは」(同・芸能記者) 実際、ホストが坂口容疑者を引き渡したのは、現行犯であれば一般人が逮捕できるとする刑事訴訟法の常人逮捕によるもの。金を脅し取ろうとした坂口容疑者は4月18日夜、ホストから呼び出される形で新宿区内の路上に向かったが、その場では「これは恐喝にあたる」と取り押さえられて110番通報され、駆けつけた新宿署員に引き渡された。“ホストと太客”の関係が、一転して刑事事件の被害者と加害者になったわけだ。 坂口容疑者は、女優の故・坂口良子さんの長女だが、学生時代のオール1だった通知表を見せるなど“おバカタレント”としてバラエティー番組で活動。昨年10月にANRIの名前でAV女優に転身したが、その背景にはホスト通いによる多額の借金があると見られていた。 ウワサ通り、金に困っていたのは間違いないだろう。一説にはAVのデビュー作で2,000万円の出演料を受け取ったとも報じられた坂口容疑者だが、ひと晩で100万円を散財するほどホスト遊びにハマり、親の遺産もろとも貯蓄が底を突いていたという話だ。 その果てに、交際していたホストから現金3万円を借りようとして断られ、「ホテルで撮影した写真をばらまく」と、リベンジポルノの実行を予告するようなメッセージを送り、ホストに手際よく警察に引き渡された。 坂口容疑者は4月20日の早朝に送検され、報道陣が集まる原宿署から警察車両のバスに乗って東京地検へと出発。翌21日には釈放され、今後は在宅捜査が続けられることに。 前出芸能記者によると「多くのホストは際どい商売をしているから、危機管理も身につけていて、トラブルになりそうだと、どんなに親しかった客にでも一切の同情は見せない」という。 「金も地位も失って地に落ちた女性は、もう大金を落とす客にはならないので、基本的にホストクラブ側から出入り禁止にされることが多いです。以前、ホスト代に困って会社の金に手をつけたOLがいたんですが、逮捕されてからは出入り禁止になり、数万円を持って店に来ても追い払われていたのを見たことがあります」(同) 金の切れ目は縁の切れ目。わずか3万円に困っていた坂口容疑者を入店させてくれるホストクラブは、もうないかもしれない。恐喝罪は有罪なら懲役10年以下が科されるが、たとえ不起訴になったとしても、手早く金になったであろうAV出演も、女優としての商品価値が下落し、ホストで豪遊できるほどに稼げるとも思えない。 坂口を知る業界人は「おバカではなく、本物のバカ」と手厳しい。有名人の二世タレントが、26歳にしてその先行きは、いよいよ厳しくなっている。 (文=片岡亮/NEWSIDER Tokyo)
