早くも月9最低視聴率を更新! 6.6%の『突然ですが、明日結婚します』開始5分で視聴者の心を折る演出術

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フジテレビ系『突然ですが、明日結婚します』番組サイトより
 フジテレビ月9『突然ですが、明日結婚します』第4話。視聴率は、ついにこれまでの同枠単話最低だった『ラヴソング』6・7話の6.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を下回る6.6%を記録しました。  ちなみにメーンの脚本家は、どちらも倉光泰子さん。『ラヴソング』では途中から大幅なプロット変更を迫られ、今作では急ごしらえの企画に据えられ……と、その境遇には同情を禁じ得ません。  しかし、同情を禁じ得ないからといって、このドラマを楽しめるかといえば、まったく別の話。『突然ですが、明日結婚します』は、どうひいき目に見ても長所を探すのが難しい作品となっております。  前回、どうやら付き合うことになったらしい“ナナリュー”こと名波竜(flumpool・山村隆太)とあすか(西内まりや)。今回はその、初デートからスタートです。  あすかの母・典子(石野真子)いわく「四捨五入したら30の娘」ことあすかは、初のデートに大はしゃぎ。一方、キー局の人気アナであるナナリューも気合を入れた変装で表参道に現れます。  2人は、ナナリューが先輩からチケットをもらったプライベートスパへ。個室の岩盤浴でイチャつきますが、ナナリューのスマホに、かつての不倫相手である女優・桜木夕子(高岡早紀)から着電。スルーするも「もう、ダメみたい」というショートメールが入ると、やにわに立ち上がり「桜木さんのとこ行ってくる」と、あすかを置き去りにしてしまいます。 「桜木さんのとこ行ってくる」って。  なんで言うの、それ?  今週はもう、このシーンで見ている私の心が折れてしまいました。オープニングテーマより前です。  終始このパターンなんです。このドラマは美男美女の人形をゴムひもでつないで(そもそも大して美男じゃない)、引っ張ったりくっつけたりする作業をしているだけなんです。 「桜木さんのとこ行ってくる」という非常識でリアリティゼロのセリフを吐かせないことには、そのゴムひもが伸びないから、そうしているだけなんです。  初デートで少女のようにウキウキしているあすかを演出した直後に、「バレンタインのこういう感じイヤ、クリスマスイブとか、雰囲気勝負みたいな感じしない?」と言わせます。「私には期待しないでね」と。キャラ的にまるで整合性がありませんが、これは今回のラストでコンビニを駆け回ってナナリューの好きなコインチョコを買い漁る行動とのコントラストのためだけに追加されたセリフでしょう。  もう原作なんて関係ありません。かといって、オリジナルの物語をつづろうという意識もありません。バレンタインに近い放送日だから、「バレンタインなんてくだらない」と思っている女性が、好きな男性にチョコをあげるシーンをロマンチックに撮り上げようという、そういう単純な意図だけが全編にわたって露見している空虚な回でした。  最初と最後が決まっていて、その間を埋めるだけのために2人をケンカさせ、仲直りさせる。そんなんじゃ1時間ももたないのに、もたせるために、ナナリューに携帯電話を放置させたり、ナナリューと夕子が笑顔で語り合っているところに、あすかを狙っている神谷(山崎育三郎)を登場させて目撃させたり……放送時間でいうところの21時45分くらいまで2人を仲直りさせるわけにいかないので、脚本はあの手この手でゴムひもを伸ばし続けました。最後の最後にゴムが縮んで、顔面と顔面が接触して、大団円です。  しかし、また次回に向けてゴムひもを伸ばしておかないといけないので、後日ナナリューの見ている前で、神谷があすかに強引にキスして終了。普通に強制わいせつ罪ですが、そんなツッコミさえ入れる気力がなくなるほど、脱力感に包まれてしまいました。  途中、飲み屋で飲んだくれているあすかの携帯に、ナナリューから「会って話したい」というLINEが届きます。それにあすかの友人が、こう言います。 「『りょ』って返せばいいだけじゃん。2文字だよ、2文字」  LINEでのコミュニケーションで「りょ」という2文字が「了解」の意味であることがわかる層だけをターゲットにしていることが、明確に語られる場面です。  でもさ、そういう層にだってバレますよ。こんな作り方してたら、見捨てられますよ。  作り手側が「T層とF1層だけ狙ってるんだから、これでいいんだ」と思っているなら、視聴率も評価も、そうとう厳しいことになると思います。はい。 (文=どらまっ子AKIちゃん)

低空飛行続く月9『突然ですが、明日結婚します』 その“重度のセクハラ行為”は大丈夫なのか

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フジテレビ系『突然ですが、明日結婚します』番組サイトより
 フジテレビ月9『突然ですが、明日結婚します』も第3話。視聴率は7.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、少し盛り返しました。  お話は、前回のラストでスーパーエリート神谷(山崎育三郎)が、主人公・あすか(西内まりや)に突然プロポーズした続きから。付き合ってもいないのに、なんで? と訝しがるあすかに、神谷は「素敵な専業主婦になって温かい家庭を築いてくれる、そんな気がするから」と、まっすぐに目を見つめて告げるのでした。  しかし、あすかは“ナナリュー”こと人気アナ・名波竜(flumpool・山村隆太)に、すっかりお熱。ママのアドバイスでナナリューに味噌汁を振る舞うと、「あすか」と呼ばれてドギマギ赤面。帰り道には手をつなぐなど、いい感じになっております。  なので、あすかは神谷からのプロポーズを断ることに。仕事で一緒に外出した際に、「好きな人がいるので」とストレートに告げました。すると、そこにテレビの取材班が現れて「カップルの結婚事情」について街角インタビューをお願いされます。  当然、あすかは神谷と付き合っていないのでお断りしますが、神谷はなぜか「面白いじゃん、人助けだよ」「記念になるから」と言って、取材に応じることにしました。  現れたインタビュアーは、よりによってナナリュー。神谷はなぜかカメラの前であすかの肩を抱き寄せたり、「5年のお付き合い」とウソを言ったり。けっこう重度のセクハラ行為ですが、なぜかあすかも、されるがままです。ナナリューは仕事としてインタビューを継続します。  インタビューが終わり、スタッフが「OAは2月6日です」と言って、取材班は去っていきます。  カメラが止まってからでも、別に「OAしないで」って言えばいいのに、あすかは言いません。神谷に「ふざけすぎじゃないですか?」と言うものの、怒ってもいないそうです。怒れよ。  すごく奇妙なシーンだし、あすかの気持ちも、神谷の気持ちも、まったく理解できない一連のやり取りでした。ちなみに神谷があすかにプロポーズした理由は「好きかどうかもわかんないけど、条件が合ってるから」だそうです。あすかは、その部分だけ「ありえないありえない」と言ってますが、テレビでさっきのやつを放送されるほうが、よっぽどありえないでしょう。なんなのこれ。  その後、flumpool・山村隆太にとって、非常につらいシーンが訪れました。ナナリューにとって、ではなく山村にとってです。  仕事をしているナナリューが同僚アナにランチに誘われて断り、その後、打ち合わせに呼ばれて立ち去るシーンがありました。  ごくごく平素のナナリューの振る舞いなんですが、その直後に同僚アナが、こう言うんです。 「名波さん、なんか不機嫌じゃない?」  ふ、不機嫌だったのか……。セリフで別の役者に補足させないと、ナナリューが不機嫌であるという芝居すら伝わらない現実。現場の苦労が垣間見えますし、今回の月9の闇を見た思いです。  その後、不機嫌なナナリューは仕事がバタバタなのもあって、なかなかあすかと会う時間を作れません。かつての不倫相手である女優・桜木夕子(高岡早紀)とともに司会を務める番組で、夕子が楽屋に閉じこもるなどのトラブルもあり、寝る時間すらまともに取れない多忙ぶりです。  で、ようやく会えて、紅茶を飲みながらイチャイチャしてキスして、朝帰りして、あすかもナナリューもゴキゲンになりました。あすかは、ナナリューの「結婚したくない」気持ちを「変えてみせます」と宣言。とりあえず付き合うことになったようです。  その翌朝、ナナリューが司会を務める朝のワイドショーで、夕子の夫である女好きの舞台俳優が“ゲス不倫”をしていたというニュースを放送していました。どうやら、夕子の楽屋立てこもり事件は、これが原因だったようですね。  若手アナが原稿を読む一方、ナナリューが何かを考えている顔が、さまざまなアングルから抜かれます。その画面を見ているあすかの顔と、カットバックしながらどんどんアップになっていきます。  しかし、ここでも山村の顔は「平素のナナリュー」でした。全然、どんな感情を表現しようとしているのか読み取れない。読み取れないまま、エンドテーマに……。  なんだろう。3話までの印象として、ホントに捉えどころのないドラマだな、という感じです。設定も芝居もセリフも地に足が着いていないし、原作からの改変も含めて、作り手側のなんの意図も感じられない。「とりあえずこの企画で決まったから、話数を埋めるだけ埋めようぜ」感というか、おもしろいとかつまらないとか、好きとか嫌いとかでなく、それ以前のところに視聴者を置き去りにしているような、そんな気がします。そもそも「楽しませよう」ということすら、あきらめちゃってるような。  flumpoolのメンバーはこの作品、どんな風に見てるのかな。一緒にロックバンドやってて、ボーカルが月9に出てこんな感じで、ケンカにならないのかな、とも思いましたが、もともとNON STYLE・井上裕介さんをメンバーに加入させたりとか、そういうバンドでしたね。心配ないか。 (文=どらまっ子AKIちゃん)

早くも危険水域に……西内まりや主演『突然ですが、明日結婚します』第2話が急降下のワケ

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フジテレビ系『突然ですが、明日結婚します』番組サイトより
 西内まりや主演の月9『突然ですが、明日結婚します』(フジテレビ系)第2話の平均視聴率が、6.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)だったことがわかった。初回は8.5%で、歴代のフジ月9ドラマ史上最低のスタートとなったが、第2話では1.6ポイントも急降下した。  月9史上ワースト視聴率となった前クールのHey!Say!JUMP・山田涼介主演『カインとアベル』でさえ、初回8.8%、第2話8.6%だったことを考えると、第2話で6%台を出してしまった『明日結婚します』は、早くも“危険水域”に突入したといえそう。  第2話で初回の大きく下回るのは、それだけ多くの視聴者が“脱落”したことを意味する。この流れでは、昨年4月期の福山雅治主演『ラヴソング』が第6話、第7話で記録した同枠史上最低視聴率の6.8%を更新する可能性も高そうだ。それどころか、月9では禁断の視聴率ともいえる5%台、果ては5%割れすらしてしまいそうな気配だ。  初回では、演技初挑戦となった準主役のflumpool・山村隆太の棒演技や容姿に大バッシングが浴びせられていたが、第2話でここまで低い視聴率を記録してしまった要因はなんなのか? 「昨今、主役のインパクトやネームバリューが弱いドラマは少なくないのですが、通常はそれを準主役やメーンキャストがカバーしてくれるわけです。『カインとアベル』では山田の知名度の低さを、ヒロインの倉科カナや、それを取り巻く高嶋政伸や桐谷健太、竹中直人ら個性派がカバーしてくれていたのです。しかし、『明日結婚します』は、主役、準主役のみならず、メーンキャストが中村アン、岸井ゆきの、森田甘路といった面々で、このポジションも弱すぎる。これでは、視聴者はなかなか感情移入できませんし、そもそも重厚感がないわけです。大物の沢村一樹や杉本哲太、山崎育三郎、高岡早紀らも出ていますが、重要な役どころではないため、彼らを生かせていません。そのあたりが低視聴率の原因につながっているのでは?」(テレビ誌関係者)  現状、明るい話題がまるでない『明日結婚します』。第3話でも、さらに数字を下げるようなら、盛り返すのはかなり難しくなる。なんとか踏みとどまってほしいものだが……。 (文=田中七男)

早くも危険水域に……西内まりや主演『突然ですが、明日結婚します』第2話が急降下のワケ

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フジテレビ系『突然ですが、明日結婚します』番組サイトより
 西内まりや主演の月9『突然ですが、明日結婚します』(フジテレビ系)第2話の平均視聴率が、6.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)だったことがわかった。初回は8.5%で、歴代のフジ月9ドラマ史上最低のスタートとなったが、第2話では1.6ポイントも急降下した。  月9史上ワースト視聴率となった前クールのHey!Say!JUMP・山田涼介主演『カインとアベル』でさえ、初回8.8%、第2話8.6%だったことを考えると、第2話で6%台を出してしまった『明日結婚します』は、早くも“危険水域”に突入したといえそう。  第2話で初回の大きく下回るのは、それだけ多くの視聴者が“脱落”したことを意味する。この流れでは、昨年4月期の福山雅治主演『ラヴソング』が第6話、第7話で記録した同枠史上最低視聴率の6.8%を更新する可能性も高そうだ。それどころか、月9では禁断の視聴率ともいえる5%台、果ては5%割れすらしてしまいそうな気配だ。  初回では、演技初挑戦となった準主役のflumpool・山村隆太の棒演技や容姿に大バッシングが浴びせられていたが、第2話でここまで低い視聴率を記録してしまった要因はなんなのか? 「昨今、主役のインパクトやネームバリューが弱いドラマは少なくないのですが、通常はそれを準主役やメーンキャストがカバーしてくれるわけです。『カインとアベル』では山田の知名度の低さを、ヒロインの倉科カナや、それを取り巻く高嶋政伸や桐谷健太、竹中直人ら個性派がカバーしてくれていたのです。しかし、『明日結婚します』は、主役、準主役のみならず、メーンキャストが中村アン、岸井ゆきの、森田甘路といった面々で、このポジションも弱すぎる。これでは、視聴者はなかなか感情移入できませんし、そもそも重厚感がないわけです。大物の沢村一樹や杉本哲太、山崎育三郎、高岡早紀らも出ていますが、重要な役どころではないため、彼らを生かせていません。そのあたりが低視聴率の原因につながっているのでは?」(テレビ誌関係者)  現状、明るい話題がまるでない『明日結婚します』。第3話でも、さらに数字を下げるようなら、盛り返すのはかなり難しくなる。なんとか踏みとどまってほしいものだが……。 (文=田中七男)

視聴率「2割減」……6.9%に沈んだ月9『突然ですが、明日結婚します』テーマに合わない西谷まりやの“カンタンな女”度

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フジテレビ系『突然ですが、明日結婚します』番組サイトより
 これはちょっと、どこまで落ちるのかなと思ってしまいますね……。  フジテレビ系の月9『突然ですが、明日結婚します』第2話の視聴率は6.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と、同枠史上最低スタートだった前回の8.5%から、約2割減です。たった1話で2割減って、なかなかの数字です。このペースで減っていったら5話くらいでゼロになりそうです。  ともあれ、そんな第2話を振り返ってみましょう。  前回、すこぶるイケメン(という設定らしい)の“ナナリュー”こと名波竜(flumpool・山村隆太)と偶然出会った銀行員・高梨あすか(西内まりや)は、「結婚して専業主婦になることが夢」の女のコ。一方のナナリューは「結婚なんて絶対したくない」と言い張るキー局の人気男性アナです。  あすかの先輩である小野さん(森田甘路)とナナリューが同居していたことから、接点ができた2人。ナナリューは、あすかの夢が「専業主婦」だと知ると、「結婚のきれいなところ並べてるだけだよ」「結婚の夢なんて聞いてもおもしろくないよ」「結婚なんて意味がない」「もしかして永遠の愛とか信じてる?」「紙っペラ1枚でお互いを縛って」「呪いだよ」「人を不幸にする」などなど、言葉のプロであるアナウンサーの語彙力を存分に生かした罵詈雑言を浴びせたため、あすかの第一印象は最悪でした。  しかし、あすかはナナリューにちょっと優しい言葉をかけられたり、買い物にいったスーパーでポテチに伸ばした手が触れあったり、雨の中で傘を持って待っていてくれたり、ビン詰めのキャンディをプレゼントされたことにより、ナナリューを好きになってしまいました。ろくに話をしていなくても、その程度のことで27歳の女性が好きになっちゃうくらい、ナナリューはイケメンだという設定になっているのです。  ちなみにナナリューも結婚願望こそないものの、あすかのことを好きみたいです。そりゃ、西内まりやはかわいいですからね。ろくに話をしていなくても、好きになっちゃうのはしょうがないと思います。  そんなある日、あすかは街で偶然、系列会社のスーパーエリート証券マン・神谷(山崎育三郎)と遭遇します。聞けば神谷は、BSの経済番組に出演することになったそうです。流れで、2人で近所のスイーツ屋さんでお茶などすることに。  そこに偶然、ナナリューが通りかかりました。ナナリューを見てびっくりしたあすかは、コーヒーをこぼしてしまいます。するとナナリュー、懐からウェットティッシュを取り出して、なんとあすかの手を拭き拭きしてあげます。なんで拭き拭きしてあげるんでしょう。男性がティッシュで女性の手を拭き拭きしてあげるシーンなんてAVでしか見たことありませんが、とにかくナナリューは、あすかが別の男といるのを発見して、ちょっと嫉妬しているようです。  一方あすかは、結婚願望優先なので料理婚活などに参加してみますが、なしのつぶて。後日、小野さん家の飲み会で「仕事で来れない」はずだったナナリューが偶然、早上がりになって帰ってくると、目をキラキラさせて喜びます。  ナナリューは、そんなあすかの女心を手玉に取ることにしたようです。あすかが料理をすると聞けば、「今度作ってよ」と思わせぶりに甘えたり、あすかが婚活に参加したことに「ムカついた」と言ってみたり、先日さんざんコケにした「専業主婦の夢」も「スゴイと思ってる」と理解を示してみたり、「ごめん、でも一緒にいたい」と流し目でつぶやいてみたり。あすかは、口では「あの人とはもう無理、合わない」とか言ってますが、仕事中もポーっとしちゃうくらいナナリューに夢中です。  その後、あすかは偶然、エリート神谷に届け物をすることになりました。すると偶然、神谷はすでに外出していて、ホテルのラウンジで打ち合わせをしているようです。さらに偶然、そのホテルではナナリューと、かつて不倫していた女優・桜木夕子(高岡早紀)も、共演する番組の打ち合わせをしていました。偶然、あすかがホテルに着いたのと、ナナリュー&夕子が出てきたタイミングが一致してしまい、あすかは2人がタクシーに乗り込むのを見てしまいます。神谷に届け物をしたあすかは、偶然その場にナナリューの先輩アナ・三上(沢村一樹)がいたこともあって、神谷と3人で痛飲することに。  途中で、2人に「付き合っちゃえば」と言い残して退散した三上は、翌日の現場でナナリューに「あすかと神谷がイイ感じ」と伝えると、ナナリューはあすかを食事に誘うことにしますが、あすかはそのメールを無視します。ナナリューと夕子がホテルから出てきたところを見たからです。  しかし偶然、帰り道に2人は出会ってしまいました。気まずい雰囲気に……すると偶然、そこにあすかの父親が通りかかり、偶然にも「うちの嫁が大ファン」だったため、強引にナナリューを家に連れて帰ってしまいます。こんなに偶然が重なること、あるんですね!  ないですよ。  今回、このドラマで特に顕著だったのが、「偶然」の乱用です。  あらゆる展開が、登場人物の行動や心理ではなく「偶然」によって転がっていきます。偶然によって「胸キュン」「嫉妬」「胸キュン」「嫉妬」という記号が繰り返し提示されるだけ。それでも、これが単なるティーン向けの恋愛ドラマだったら別にいいと思うんですが、「結婚」という積極性と決断を必要とする大人のテーマと、どうしてもつながってこないんです。  終盤、あすかの家で晩ごはんとお風呂をいただいたナナリューが、あすかの部屋で結婚観に理解を示すくだりもありますが、すでにナナリューから見たあすかが「ヤレる女」になってしまっているので、まるで説得力がない。あすかの感情の流れとして「結婚観は相容れないけど、理解を示してくれるから好きになった」のであれば説得力も出るものですが、「好きな人が理解を示してくれた」というこのシーンは、男から見れば「ヤレそうだから適当に話を合わせた」ようにしか見えないんです。  案の定、すっと手を握ったナナリューを、あすかは拒否しません。その直後、偶然、階下から大きな笑い声が聞こえてきて、それに驚いたあすかが偶然、ナナリューの身体にのしかかってしまうわけですが(もうむちゃくちゃ)、そのままナナリューが抱きしめてきても、あすかは拒否しません。はい、この女、もういつでもヤレます。ナナリューが部屋から出て行った後も、身体が火照って眠れません。  ここまでコロッと恋に落ちるカンタンな尻軽女として高梨あすかが描かれると、視聴者も「専業主婦が夢」というキャラクターの背骨そのものに疑いを持ってしまうのではないかと思うんですよね。だって、そういう夢の持ち主なら、身持ちは固そうですもん。  で、そんなこんなのあとにエリート神谷が、あすかにいきなりプロポーズして今回はおしまい。  まだ第2話ですが、いろいろ失敗してるなー、という印象しかないです。フジテレビの月9にとってこの布陣、この企画がベストの選択でなかったことは察するにあまりありますが、それにしても、もうちょっとね、なんとかならなかったのかしら、というのが正直なところで。  あと、身もフタもないけど、このナナリューって、やっぱり、ぜんぜんイケメンじゃないですよね……。 (文=どらまっ子AKIちゃん)

視聴率「2割減」……6.9%に沈んだ月9『突然ですが、明日結婚します』テーマに合わない西内まりやの“カンタンな女”度

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フジテレビ系『突然ですが、明日結婚します』番組サイトより
 これはちょっと、どこまで落ちるのかなと思ってしまいますね……。  フジテレビ系の月9『突然ですが、明日結婚します』第2話の視聴率は6.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と、同枠史上最低スタートだった前回の8.5%から、約2割減です。たった1話で2割減って、なかなかの数字です。このペースで減っていったら5話くらいでゼロになりそうです。  ともあれ、そんな第2話を振り返ってみましょう。  前回、すこぶるイケメン(という設定らしい)の“ナナリュー”こと名波竜(flumpool・山村隆太)と偶然出会った銀行員・高梨あすか(西内まりや)は、「結婚して専業主婦になることが夢」の女のコ。一方のナナリューは「結婚なんて絶対したくない」と言い張るキー局の人気男性アナです。  あすかの先輩である小野さん(森田甘路)とナナリューが同居していたことから、接点ができた2人。ナナリューは、あすかの夢が「専業主婦」だと知ると、「結婚のきれいなところ並べてるだけだよ」「結婚の夢なんて聞いてもおもしろくないよ」「結婚なんて意味がない」「もしかして永遠の愛とか信じてる?」「紙っペラ1枚でお互いを縛って」「呪いだよ」「人を不幸にする」などなど、言葉のプロであるアナウンサーの語彙力を存分に生かした罵詈雑言を浴びせたため、あすかの第一印象は最悪でした。  しかし、あすかはナナリューにちょっと優しい言葉をかけられたり、買い物にいったスーパーでポテチに伸ばした手が触れあったり、雨の中で傘を持って待っていてくれたり、ビン詰めのキャンディをプレゼントされたことにより、ナナリューを好きになってしまいました。ろくに話をしていなくても、その程度のことで27歳の女性が好きになっちゃうくらい、ナナリューはイケメンだという設定になっているのです。  ちなみにナナリューも結婚願望こそないものの、あすかのことを好きみたいです。そりゃ、西内まりやはかわいいですからね。ろくに話をしていなくても、好きになっちゃうのはしょうがないと思います。  そんなある日、あすかは街で偶然、系列会社のスーパーエリート証券マン・神谷(山崎育三郎)と遭遇します。聞けば神谷は、BSの経済番組に出演することになったそうです。流れで、2人で近所のスイーツ屋さんでお茶などすることに。  そこに偶然、ナナリューが通りかかりました。ナナリューを見てびっくりしたあすかは、コーヒーをこぼしてしまいます。するとナナリュー、懐からウェットティッシュを取り出して、なんとあすかの手を拭き拭きしてあげます。なんで拭き拭きしてあげるんでしょう。男性がティッシュで女性の手を拭き拭きしてあげるシーンなんてAVでしか見たことありませんが、とにかくナナリューは、あすかが別の男といるのを発見して、ちょっと嫉妬しているようです。  一方あすかは、結婚願望優先なので料理婚活などに参加してみますが、なしのつぶて。後日、小野さん家の飲み会で「仕事で来れない」はずだったナナリューが偶然、早上がりになって帰ってくると、目をキラキラさせて喜びます。  ナナリューは、そんなあすかの女心を手玉に取ることにしたようです。あすかが料理をすると聞けば、「今度作ってよ」と思わせぶりに甘えたり、あすかが婚活に参加したことに「ムカついた」と言ってみたり、先日さんざんコケにした「専業主婦の夢」も「スゴイと思ってる」と理解を示してみたり、「ごめん、でも一緒にいたい」と流し目でつぶやいてみたり。あすかは、口では「あの人とはもう無理、合わない」とか言ってますが、仕事中もポーっとしちゃうくらいナナリューに夢中です。  その後、あすかは偶然、エリート神谷に届け物をすることになりました。すると偶然、神谷はすでに外出していて、ホテルのラウンジで打ち合わせをしているようです。さらに偶然、そのホテルではナナリューと、かつて不倫していた女優・桜木夕子(高岡早紀)も、共演する番組の打ち合わせをしていました。偶然、あすかがホテルに着いたのと、ナナリュー&夕子が出てきたタイミングが一致してしまい、あすかは2人がタクシーに乗り込むのを見てしまいます。神谷に届け物をしたあすかは、偶然その場にナナリューの先輩アナ・三上(沢村一樹)がいたこともあって、神谷と3人で痛飲することに。  途中で、2人に「付き合っちゃえば」と言い残して退散した三上は、翌日の現場でナナリューに「あすかと神谷がイイ感じ」と伝えると、ナナリューはあすかを食事に誘うことにしますが、あすかはそのメールを無視します。ナナリューと夕子がホテルから出てきたところを見たからです。  しかし偶然、帰り道に2人は出会ってしまいました。気まずい雰囲気に……すると偶然、そこにあすかの父親が通りかかり、偶然にも「うちの嫁が大ファン」だったため、強引にナナリューを家に連れて帰ってしまいます。こんなに偶然が重なること、あるんですね!  ないですよ。  今回、このドラマで特に顕著だったのが、「偶然」の乱用です。  あらゆる展開が、登場人物の行動や心理ではなく「偶然」によって転がっていきます。偶然によって「胸キュン」「嫉妬」「胸キュン」「嫉妬」という記号が繰り返し提示されるだけ。それでも、これが単なるティーン向けの恋愛ドラマだったら別にいいと思うんですが、「結婚」という積極性と決断を必要とする大人のテーマと、どうしてもつながってこないんです。  終盤、あすかの家で晩ごはんとお風呂をいただいたナナリューが、あすかの部屋で結婚観に理解を示すくだりもありますが、すでにナナリューから見たあすかが「ヤレる女」になってしまっているので、まるで説得力がない。あすかの感情の流れとして「結婚観は相容れないけど、理解を示してくれるから好きになった」のであれば説得力も出るものですが、「好きな人が理解を示してくれた」というこのシーンは、男から見れば「ヤレそうだから適当に話を合わせた」ようにしか見えないんです。  案の定、すっと手を握ったナナリューを、あすかは拒否しません。その直後、偶然、階下から大きな笑い声が聞こえてきて、それに驚いたあすかが偶然、ナナリューの身体にのしかかってしまうわけですが(もうむちゃくちゃ)、そのままナナリューが抱きしめてきても、あすかは拒否しません。はい、この女、もういつでもヤレます。ナナリューが部屋から出て行った後も、身体が火照って眠れません。  ここまでコロッと恋に落ちるカンタンな尻軽女として高梨あすかが描かれると、視聴者も「専業主婦が夢」というキャラクターの背骨そのものに疑いを持ってしまうのではないかと思うんですよね。だって、そういう夢の持ち主なら、身持ちは固そうですもん。  で、そんなこんなのあとにエリート神谷が、あすかにいきなりプロポーズして今回はおしまい。  まだ第2話ですが、いろいろ失敗してるなー、という印象しかないです。フジテレビの月9にとってこの布陣、この企画がベストの選択でなかったことは察するにあまりありますが、それにしても、もうちょっとね、なんとかならなかったのかしら、というのが正直なところで。  あと、身もフタもないけど、このナナリューって、やっぱり、ぜんぜんイケメンじゃないですよね……。 (文=どらまっ子AKIちゃん)

“フジ月9”初回最低視聴率を更新した『突然ですが、明日結婚します』 演技素人の山村隆太がフルボッコに

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フジテレビ系『突然ですが、明日結婚します』番組サイトより
 西内まりやが主演するフジテレビの月9ドラマ『突然ですが、明日結婚します』が23日に放送開始。初回視聴率は8.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で、前クールのHey!Say!JUMP・山田涼介主演『カインとアベル』の8.8%を下回り、月9の初回最低視聴率を更新した。  その『カインとアベル』は全話平均8.2%で、月9史上ワースト視聴率に終わったが、『明日結婚します』もまた、その記録を更新しかねないほど不安なスタートとなった。  そもそも、主演に内定していた竹野内豊がそれを断ったため、キャスティングが難航したといわれているが、その影響もあって、主役は西内、準主役は演技経験がないロックバンド・flumpoolのボーカル・山村隆太のコンビという、フジの看板ドラマとしては、なんとも厳しい配役となった。  脇役陣で、なんとか沢村一樹、杉本哲太、山崎育三郎、高岡早紀ら、ネームバリューのある俳優・女優のキャスティングにこぎ着けたが、メーンストーリーには絡まないため、彼らが生かされないのが実情だ。  同ドラマの原作は、「プチコミック」(小学館)で連載中の宮園いずみ作の同名漫画。大手銀行に勤務する主人公・高梨あすか(西内)は人一倍結婚願望が強く、「結婚したら専業主婦になること」が夢。5年交際した彼氏からのプロポーズ待ちだったのに突然フラれ、婚活を始めるが、ことごとく惨敗。そんな折、「結婚したくない男」であるキー局・TNNの人気イケメンアナウンサー・名波竜(山村)と付き合うことになり、価値観が違う2人の恋愛模様を描いたラブストーリーだ。  視聴者のネット上での反応は、「山村はヘタすぎだし、滑舌悪いし、恥ずかしくて見ていられない」「flumpoolの人はセリフ棒読みで、まったく感情移入できない」「わざわざミュージシャンを抜擢するくらいだから、どんだけイケメンなのかと思ったけど、そんなに格好良くないし、演技も素人に毛が生えた程度」「アナウンサー役の人、演技はダメでも容姿が良ければいいかって思ったけど、たいしたことなかった」「西内の相手役、演技初挑戦らしいけど、学芸会じゃないのよ。公共の電波に乗っちゃうんだよ!」といった調子で、山村がフルボッコに遭っている。 「山村は福山雅治と同じアミューズ所属。昨年4月期に放送された『ラヴソング』は大爆死になってしまい、主演の福山に赤っ恥をかかせてしまいました。今回フジが演技経験ゼロの山村を準主役で抜擢したのは、そのときの贖罪ともいわれているようです。flumpoolはそれなりのヒット曲もありますし、『NHK紅白歌合戦』にも3回出てますが、なんせ一般的な山村のネームバリューは高くありません。その意味では、たとえ視聴率が悪かろうが、演技が酷評されようが、知名度アップにはなりますので、所属事務所的には、それでもいいのでは?」(スポーツ紙記者)  前評判では『カインとアベル』以下ともいえる『明日結婚します』だが、今後も苦戦するのは必至の情勢。なんとか一矢報いてほしいものだが……。 (文=田中七男)

“フジ月9”初回最低視聴率を更新した『突然ですが、明日結婚します』 演技素人の山村隆太がフルボッコに

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フジテレビ系『突然ですが、明日結婚します』番組サイトより
 西内まりやが主演するフジテレビの月9ドラマ『突然ですが、明日結婚します』が23日に放送開始。初回視聴率は8.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で、前クールのHey!Say!JUMP・山田涼介主演『カインとアベル』の8.8%を下回り、月9の初回最低視聴率を更新した。  その『カインとアベル』は全話平均8.2%で、月9史上ワースト視聴率に終わったが、『明日結婚します』もまた、その記録を更新しかねないほど不安なスタートとなった。  そもそも、主演に内定していた竹野内豊がそれを断ったため、キャスティングが難航したといわれているが、その影響もあって、主役は西内、準主役は演技経験がないロックバンド・flumpoolのボーカル・山村隆太のコンビという、フジの看板ドラマとしては、なんとも厳しい配役となった。  脇役陣で、なんとか沢村一樹、杉本哲太、山崎育三郎、高岡早紀ら、ネームバリューのある俳優・女優のキャスティングにこぎ着けたが、メーンストーリーには絡まないため、彼らが生かされないのが実情だ。  同ドラマの原作は、「プチコミック」(小学館)で連載中の宮園いずみ作の同名漫画。大手銀行に勤務する主人公・高梨あすか(西内)は人一倍結婚願望が強く、「結婚したら専業主婦になること」が夢。5年交際した彼氏からのプロポーズ待ちだったのに突然フラれ、婚活を始めるが、ことごとく惨敗。そんな折、「結婚したくない男」であるキー局・TNNの人気イケメンアナウンサー・名波竜(山村)と付き合うことになり、価値観が違う2人の恋愛模様を描いたラブストーリーだ。  視聴者のネット上での反応は、「山村はヘタすぎだし、滑舌悪いし、恥ずかしくて見ていられない」「flumpoolの人はセリフ棒読みで、まったく感情移入できない」「わざわざミュージシャンを抜擢するくらいだから、どんだけイケメンなのかと思ったけど、そんなに格好良くないし、演技も素人に毛が生えた程度」「アナウンサー役の人、演技はダメでも容姿が良ければいいかって思ったけど、たいしたことなかった」「西内の相手役、演技初挑戦らしいけど、学芸会じゃないのよ。公共の電波に乗っちゃうんだよ!」といった調子で、山村がフルボッコに遭っている。 「山村は福山雅治と同じアミューズ所属。昨年4月期に放送された『ラヴソング』は大爆死になってしまい、主演の福山に赤っ恥をかかせてしまいました。今回フジが演技経験ゼロの山村を準主役で抜擢したのは、そのときの贖罪ともいわれているようです。flumpoolはそれなりのヒット曲もありますし、『NHK紅白歌合戦』にも3回出てますが、なんせ一般的な山村のネームバリューは高くありません。その意味では、たとえ視聴率が悪かろうが、演技が酷評されようが、知名度アップにはなりますので、所属事務所的には、それでもいいのでは?」(スポーツ紙記者)  前評判では『カインとアベル』以下ともいえる『明日結婚します』だが、今後も苦戦するのは必至の情勢。なんとか一矢報いてほしいものだが……。 (文=田中七男)

8.5%ショック!史上最低スタートの月9『突然ですが、明日結婚します』の“危うい”原作改変とは

8.5%ショック!史上最低スタートの月9『突然ですが、明日結婚します』の危うい原作改変とはの画像1
フジテレビ系『突然ですが、明日結婚します』番組サイトより
 いろいろ悶着があってスタートの遅れた月9『突然ですが、明日結婚します』(フジテレビ系)も、ようやく開始。西内まりやとflumpool・山村隆太がメーンキャストという前代未聞のバリューのなさもあって、第1回の視聴率は8.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と同枠の第1話史上最低を記録。なんかもう、去年から何度「月9ブランド崩壊か!?」って書いたかわからないですが、今年はホントに月9枠の存亡が問われることになりそうな雲行きです。  それはそうと、このドラマの制作発表があったとき、「おっ」と思ったんですね。脚本のクレジットに倉光泰子さんが入ってる。去年の春クールの福山雅治主演『ラヴソング』で、当時の通話最低記録である8.5%を記録した脚本家さんです。この名前を見て「おっ」と思ったんです。  とはいっても、「フジテレビどんだけ人材不足なんだよプゲラwww」というわけではありません。『ラヴソング』の最終話レビューでさんざん書き散らかしましたが(記事参照)、あのドラマって、明らかに4話あたりから変節していったんですね。  後になって、いろんな都合があったであろうことは垣間見えてきましたが、とにかく脚本家が場当たり的な制作陣の要求に苦しんで、無理くりに急ごしらえの脚本を組み立てていたのが、視聴者にも丸わかりな出来だったんです。8話以降はもう、物語の体裁をなしていない状態でした。だから、倉本さんは悔しかっただろうな、フジテレビはもう1回、ちゃんとこの脚本家さんにリベンジの機会を与えるべきだな、と思ってた。そんなこともあって、1年もたたない間に、ふたたび倉本さんにチャンスを与えたフジテレビに(もちろん人材不足もあるんでしょうけれども)、「おっ、やるじゃん」「筋を通したな」と思ったんです。  そんなわけで、『突然ですが、明日結婚します』第1話です。  27歳の高梨あすか(西内)は成績優秀な銀行員。夢は「結婚して専業主婦になること」ですが、5年付き合った彼氏に誕生日デートでいきなりフラれ、傷心中です。  そんなあすかが参加した友人の結婚式で、司会を務めていたのが“ナナリュー”こと名波竜(山村)。赴任先のニューヨークから帰国したばかりの人気アナウンサーです。  式は大詰め、恒例のブーケトスに。あすかは花嫁の投げたブーケを横っ飛びでキャッチしますが、そのままプールにドボン! ナナリューの「おおーっと、これは想定外のハプニング!」「すばらしいサプライズ演出!」という実況に、会場は大いに沸きました。あすかは当然、ナナリューに対してムカついています。  このナナリューという男は、「結婚のことしか頭にない女なんてほんとやだよ」という人物。つまり、あすかとは対照的な結婚観を持っているわけです。  2人の再会は、意外な形で訪れました。  あすかは、先輩・小野広紀(森田甘路)の家に同僚女性2人とともに集まって「傷心飲み会」をしていたところ、飲み潰れてしまいました。朝方、家主の小野を「小野さーん」と起こしにいくと、いきなり首を引っ掴まれてキスされてしまいます。このキスしたのが、小野ではなくナナリューだったのです。聞けばナナリューは小野の大学時代の親友で、同居中なのだとか。寝ぼけてキスするのは癖だそうで、小野にも10回以上キスしているそうです。  この2度の邂逅を経て、あすかが抱くナナリューの印象は最悪に。一方のナナリューは、あすかの印象なんて特にありません。  後日、改めて小野さんの部屋で「バスケを見る会」が開かれることに。いきなりバスケなのは唐突な感じがしますが、フジテレビは昨年からBリーグ推しなので「若者にBリーグが人気だ」という、いわゆるステマです。  で、その会でナナリューは、先輩キャスター三上(沢村一樹)に「あすかにしろ」「あすかを狙え」とそそのかされ、ソファに座るあすかの横に陣取ってグイグイ来ます。バスケの前半が終わり、あすかは逃げるようにベランダに。  ナナリューがベランダについてきて、あすかにちょっと優しい言葉をかけると、あすか泣いちゃいました。そして、それからあすかは、ナナリューを恋する乙女的な目線で眺めることになります。イチコロです。すっごく簡単な女として描かれてます、このへん。  その後も、ナナリューと一緒に飲み会の買い出しに出ればポテチに伸ばした手がぶつかっちゃって胸キュン。重い荷物を持ってくれれば胸キュン。ついでに、かわいいパッケージのキャンディを見つけて勝手に胸キュンと、27歳の大人とは到底思えない落ち着きのなさを披露。勢い余って、ナナリューに「結婚して専業主婦になる夢」を滔々と語り出してしまいました。  するとナナリューは、「幻想でしょ、そんなの」と、ヒステリーを起こし「結婚のきれいなところ並べてるだけだよ」「結婚の夢なんて聞いてもおもしろくないよ」「結婚なんて意味がない」「もしかして永遠の愛とか信じてる?」「紙っペラ1枚でお互いを縛って」「呪いだよ」「人を不幸にする」などと、あすかの夢をフルボッコにし、ビンタを食らってしまいました。ふたたび、あすかのナナリューに対する印象は「最悪」に。  雨の中、ひとり帰路につくあすか。元カレの家から持って帰ってきた荷物を抱えて、雨に濡れながらトボトボ歩いていると、目の前に傘を持ったナナリューが現れます。傘を差し出し、「さっきはごめん」とナナリュー。あすかのポケットに何かを突っ込んで去っていきます。  ナナリューがポケットに入れてくれたのは、あすかが先ほど「かわいい」と胸キュンしていたキャンディでした。誕生日に失恋したあすかを気遣い、ナナリュー手書きの文字で「happy birthday」と書いてあります。  はい、胸キュン。  で、まあなんやかんやあってナナリューがあすかを抱きしめて「好きになってもいい?」と言いながらキスしようとし、あすかが「私と、結婚する気ありますか」と問い質し「無理」「ふんが!」「最低!」で第1話終了。  ちなみに、ナナリューのニューヨーク行きは栄転ではなく、年上既婚の人気女優・桜木夕子(高岡早紀)と不倫したことによる懲罰だったそうです。  その夕子とナナリューが一緒にMCを務める番組も、もうすぐ始まるそうです。このナナリューの不倫の過去と結婚アレルギーも何か関係あるんでしょうね、というフリになっています。  さて、どうしたものでしょう。  結婚したい女と結婚したくない男……つまり、結婚に対する価値観を共有できない男女が付き合うことになって云々というドラマなわけですが、第1話を見る限り、あすかとナナリューは結婚以外の価値観についても、何も共有していないんですね。何も共有していないというか、話をしてもいない。あすかは寝起きに出会い頭でキスして、優しいこと言われて泣いちゃって、雨の中で傘を差し出されてキャンディをもらったら、もう「急に優しくされたりすると、わけわかんなくなっちゃって」状態で、周囲から「恋の始まりね」と冷やかされる始末。到底、専業主婦を夢見る大人の振る舞いじゃない。  このあたり、気になったので原作をチェックしてみると、こちらでは「結婚以外の価値観」は共有しているんですね。ナナリューが他人の考えを尊重して自分の価値観を押し付けない人であることを、けっこうなページ数をかけて説明したうえで、あすかに「ナナリューが好き」と言わせている。理屈として、原作のあすかはナナリューを「こういう価値観の人と結婚したい」と思ったから「好き」なのであって、合わないのは「結婚に対する考え方」だけ。だからこそ、もどかしい。  という話なのだけど、ドラマ版のナナリューは、めっちゃヒステリックに、あすかと違う価値観を押し付けてくる。ほとんど言葉の暴力ともいうべき勢いで、相手の気持ちを考えることなく、持論を投げつけまくる。で、そのあとに優しい一面を見せて、あすかはコロッといっちゃう。なんだかDVの予感がしますし、「結婚」を語っていくドラマで“イケメンに優しくされたら、理屈抜きに好きになっちゃう”女のコが主人公というのは、これはすごく展開に不安を残す原作改変だと思った次第です。  あと、じゃあナナリューを演じる山村氏がイケメンなのかという問題がありますが、これは個人の趣味趣向もありますのでなんともいえませんけれども、顔面に緊張感がないのが少々気になりました。  かつての不倫相手・夕子と局の廊下ですれ違うシーンがあって、「ピキーン!」という感じのスローモーションで演出しているわけですが、山村氏、口が半開きなんですよね……。 (文=どらまっ子AKIちゃん)

8.5%ショック!史上最低スタートの月9『突然ですが、明日結婚します』の“危うい”原作改変とは

8.5%ショック!史上最低スタートの月9『突然ですが、明日結婚します』の危うい原作改変とはの画像1
フジテレビ系『突然ですが、明日結婚します』番組サイトより
 いろいろ悶着があってスタートの遅れた月9『突然ですが、明日結婚します』(フジテレビ系)も、ようやく開始。西内まりやとflumpool・山村隆太がメーンキャストという前代未聞のバリューのなさもあって、第1回の視聴率は8.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と同枠の第1話史上最低を記録。なんかもう、去年から何度「月9ブランド崩壊か!?」って書いたかわからないですが、今年はホントに月9枠の存亡が問われることになりそうな雲行きです。  それはそうと、このドラマの制作発表があったとき、「おっ」と思ったんですね。脚本のクレジットに倉光泰子さんが入ってる。去年の春クールの福山雅治主演『ラヴソング』で、当時の通話最低記録である8.5%を記録した脚本家さんです。この名前を見て「おっ」と思ったんです。  とはいっても、「フジテレビどんだけ人材不足なんだよプゲラwww」というわけではありません。『ラヴソング』の最終話レビューでさんざん書き散らかしましたが(記事参照)、あのドラマって、明らかに4話あたりから変節していったんですね。  後になって、いろんな都合があったであろうことは垣間見えてきましたが、とにかく脚本家が場当たり的な制作陣の要求に苦しんで、無理くりに急ごしらえの脚本を組み立てていたのが、視聴者にも丸わかりな出来だったんです。8話以降はもう、物語の体裁をなしていない状態でした。だから、倉光さんは悔しかっただろうな、フジテレビはもう1回、ちゃんとこの脚本家さんにリベンジの機会を与えるべきだな、と思ってた。そんなこともあって、1年もたたない間に、ふたたび倉光さんにチャンスを与えたフジテレビに(もちろん人材不足もあるんでしょうけれども)、「おっ、やるじゃん」「筋を通したな」と思ったんです。  そんなわけで、『突然ですが、明日結婚します』第1話です。  27歳の高梨あすか(西内)は成績優秀な銀行員。夢は「結婚して専業主婦になること」ですが、5年付き合った彼氏に誕生日デートでいきなりフラれ、傷心中です。  そんなあすかが参加した友人の結婚式で、司会を務めていたのが“ナナリュー”こと名波竜(山村)。赴任先のニューヨークから帰国したばかりの人気アナウンサーです。  式は大詰め、恒例のブーケトスに。あすかは花嫁の投げたブーケを横っ飛びでキャッチしますが、そのままプールにドボン! ナナリューの「おおーっと、これは想定外のハプニング!」「すばらしいサプライズ演出!」という実況に、会場は大いに沸きました。あすかは当然、ナナリューに対してムカついています。  このナナリューという男は、「結婚のことしか頭にない女なんてほんとやだよ」という人物。つまり、あすかとは対照的な結婚観を持っているわけです。  2人の再会は、意外な形で訪れました。  あすかは、先輩・小野広紀(森田甘路)の家に同僚女性2人とともに集まって「傷心飲み会」をしていたところ、飲み潰れてしまいました。朝方、家主の小野を「小野さーん」と起こしにいくと、いきなり首を引っ掴まれてキスされてしまいます。このキスしたのが、小野ではなくナナリューだったのです。聞けばナナリューは小野の大学時代の親友で、同居中なのだとか。寝ぼけてキスするのは癖だそうで、小野にも10回以上キスしているそうです。  この2度の邂逅を経て、あすかが抱くナナリューの印象は最悪に。一方のナナリューは、あすかの印象なんて特にありません。  後日、改めて小野さんの部屋で「バスケを見る会」が開かれることに。いきなりバスケなのは唐突な感じがしますが、フジテレビは昨年からBリーグ推しなので「若者にBリーグが人気だ」という、いわゆるステマです。  で、その会でナナリューは、先輩キャスター三上(沢村一樹)に「あすかにしろ」「あすかを狙え」とそそのかされ、ソファに座るあすかの横に陣取ってグイグイ来ます。バスケの前半が終わり、あすかは逃げるようにベランダに。  ナナリューがベランダについてきて、あすかにちょっと優しい言葉をかけると、あすか泣いちゃいました。そして、それからあすかは、ナナリューを恋する乙女的な目線で眺めることになります。イチコロです。すっごく簡単な女として描かれてます、このへん。  その後も、ナナリューと一緒に飲み会の買い出しに出ればポテチに伸ばした手がぶつかっちゃって胸キュン。重い荷物を持ってくれれば胸キュン。ついでに、かわいいパッケージのキャンディを見つけて勝手に胸キュンと、27歳の大人とは到底思えない落ち着きのなさを披露。勢い余って、ナナリューに「結婚して専業主婦になる夢」を滔々と語り出してしまいました。  するとナナリューは、「幻想でしょ、そんなの」と、ヒステリーを起こし「結婚のきれいなところ並べてるだけだよ」「結婚の夢なんて聞いてもおもしろくないよ」「結婚なんて意味がない」「もしかして永遠の愛とか信じてる?」「紙っペラ1枚でお互いを縛って」「呪いだよ」「人を不幸にする」などと、あすかの夢をフルボッコにし、ビンタを食らってしまいました。ふたたび、あすかのナナリューに対する印象は「最悪」に。  雨の中、ひとり帰路につくあすか。元カレの家から持って帰ってきた荷物を抱えて、雨に濡れながらトボトボ歩いていると、目の前に傘を持ったナナリューが現れます。傘を差し出し、「さっきはごめん」とナナリュー。あすかのポケットに何かを突っ込んで去っていきます。  ナナリューがポケットに入れてくれたのは、あすかが先ほど「かわいい」と胸キュンしていたキャンディでした。誕生日に失恋したあすかを気遣い、ナナリュー手書きの文字で「happy birthday」と書いてあります。  はい、胸キュン。  で、まあなんやかんやあってナナリューがあすかを抱きしめて「好きになってもいい?」と言いながらキスしようとし、あすかが「私と、結婚する気ありますか」と問い質し「無理」「ふんが!」「最低!」で第1話終了。  ちなみに、ナナリューのニューヨーク行きは栄転ではなく、年上既婚の人気女優・桜木夕子(高岡早紀)と不倫したことによる懲罰だったそうです。  その夕子とナナリューが一緒にMCを務める番組も、もうすぐ始まるそうです。このナナリューの不倫の過去と結婚アレルギーも何か関係あるんでしょうね、というフリになっています。  さて、どうしたものでしょう。  結婚したい女と結婚したくない男……つまり、結婚に対する価値観を共有できない男女が付き合うことになって云々というドラマなわけですが、第1話を見る限り、あすかとナナリューは結婚以外の価値観についても、何も共有していないんですね。何も共有していないというか、話をしてもいない。あすかは寝起きに出会い頭でキスして、優しいこと言われて泣いちゃって、雨の中で傘を差し出されてキャンディをもらったら、もう「急に優しくされたりすると、わけわかんなくなっちゃって」状態で、周囲から「恋の始まりね」と冷やかされる始末。到底、専業主婦を夢見る大人の振る舞いじゃない。  このあたり、気になったので原作をチェックしてみると、こちらでは「結婚以外の価値観」は共有しているんですね。ナナリューが他人の考えを尊重して自分の価値観を押し付けない人であることを、けっこうなページ数をかけて説明したうえで、あすかに「ナナリューが好き」と言わせている。理屈として、原作のあすかはナナリューを「こういう価値観の人と結婚したい」と思ったから「好き」なのであって、合わないのは「結婚に対する考え方」だけ。だからこそ、もどかしい。  という話なのだけど、ドラマ版のナナリューは、めっちゃヒステリックに、あすかと違う価値観を押し付けてくる。ほとんど言葉の暴力ともいうべき勢いで、相手の気持ちを考えることなく、持論を投げつけまくる。で、そのあとに優しい一面を見せて、あすかはコロッといっちゃう。なんだかDVの予感がしますし、「結婚」を語っていくドラマで“イケメンに優しくされたら、理屈抜きに好きになっちゃう”女のコが主人公というのは、これはすごく展開に不安を残す原作改変だと思った次第です。  あと、じゃあナナリューを演じる山村氏がイケメンなのかという問題がありますが、これは個人の趣味趣向もありますのでなんともいえませんけれども、顔面に緊張感がないのが少々気になりました。  かつての不倫相手・夕子と局の廊下ですれ違うシーンがあって、「ピキーン!」という感じのスローモーションで演出しているわけですが、山村氏、口が半開きなんですよね……。 (文=どらまっ子AKIちゃん)