フジテレビ月9『突然ですが、明日結婚します』第4話。視聴率は、ついにこれまでの同枠単話最低だった『ラヴソング』6・7話の6.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を下回る6.6%を記録しました。 ちなみにメーンの脚本家は、どちらも倉光泰子さん。『ラヴソング』では途中から大幅なプロット変更を迫られ、今作では急ごしらえの企画に据えられ……と、その境遇には同情を禁じ得ません。 しかし、同情を禁じ得ないからといって、このドラマを楽しめるかといえば、まったく別の話。『突然ですが、明日結婚します』は、どうひいき目に見ても長所を探すのが難しい作品となっております。 前回、どうやら付き合うことになったらしい“ナナリュー”こと名波竜(flumpool・山村隆太)とあすか(西内まりや)。今回はその、初デートからスタートです。 あすかの母・典子(石野真子)いわく「四捨五入したら30の娘」ことあすかは、初のデートに大はしゃぎ。一方、キー局の人気アナであるナナリューも気合を入れた変装で表参道に現れます。 2人は、ナナリューが先輩からチケットをもらったプライベートスパへ。個室の岩盤浴でイチャつきますが、ナナリューのスマホに、かつての不倫相手である女優・桜木夕子(高岡早紀)から着電。スルーするも「もう、ダメみたい」というショートメールが入ると、やにわに立ち上がり「桜木さんのとこ行ってくる」と、あすかを置き去りにしてしまいます。 「桜木さんのとこ行ってくる」って。 なんで言うの、それ? 今週はもう、このシーンで見ている私の心が折れてしまいました。オープニングテーマより前です。 終始このパターンなんです。このドラマは美男美女の人形をゴムひもでつないで(そもそも大して美男じゃない)、引っ張ったりくっつけたりする作業をしているだけなんです。 「桜木さんのとこ行ってくる」という非常識でリアリティゼロのセリフを吐かせないことには、そのゴムひもが伸びないから、そうしているだけなんです。 初デートで少女のようにウキウキしているあすかを演出した直後に、「バレンタインのこういう感じイヤ、クリスマスイブとか、雰囲気勝負みたいな感じしない?」と言わせます。「私には期待しないでね」と。キャラ的にまるで整合性がありませんが、これは今回のラストでコンビニを駆け回ってナナリューの好きなコインチョコを買い漁る行動とのコントラストのためだけに追加されたセリフでしょう。 もう原作なんて関係ありません。かといって、オリジナルの物語をつづろうという意識もありません。バレンタインに近い放送日だから、「バレンタインなんてくだらない」と思っている女性が、好きな男性にチョコをあげるシーンをロマンチックに撮り上げようという、そういう単純な意図だけが全編にわたって露見している空虚な回でした。 最初と最後が決まっていて、その間を埋めるだけのために2人をケンカさせ、仲直りさせる。そんなんじゃ1時間ももたないのに、もたせるために、ナナリューに携帯電話を放置させたり、ナナリューと夕子が笑顔で語り合っているところに、あすかを狙っている神谷(山崎育三郎)を登場させて目撃させたり……放送時間でいうところの21時45分くらいまで2人を仲直りさせるわけにいかないので、脚本はあの手この手でゴムひもを伸ばし続けました。最後の最後にゴムが縮んで、顔面と顔面が接触して、大団円です。 しかし、また次回に向けてゴムひもを伸ばしておかないといけないので、後日ナナリューの見ている前で、神谷があすかに強引にキスして終了。普通に強制わいせつ罪ですが、そんなツッコミさえ入れる気力がなくなるほど、脱力感に包まれてしまいました。 途中、飲み屋で飲んだくれているあすかの携帯に、ナナリューから「会って話したい」というLINEが届きます。それにあすかの友人が、こう言います。 「『りょ』って返せばいいだけじゃん。2文字だよ、2文字」 LINEでのコミュニケーションで「りょ」という2文字が「了解」の意味であることがわかる層だけをターゲットにしていることが、明確に語られる場面です。 でもさ、そういう層にだってバレますよ。こんな作り方してたら、見捨てられますよ。 作り手側が「T層とF1層だけ狙ってるんだから、これでいいんだ」と思っているなら、視聴率も評価も、そうとう厳しいことになると思います。はい。 (文=どらまっ子AKIちゃん)フジテレビ系『突然ですが、明日結婚します』番組サイトより
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早くも月9最低視聴率を更新! 6.6%の『突然ですが、明日結婚します』開始5分で視聴者の心を折る演出術
フジテレビ月9『突然ですが、明日結婚します』第4話。視聴率は、ついにこれまでの同枠単話最低だった『ラヴソング』6・7話の6.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を下回る6.6%を記録しました。 ちなみにメーンの脚本家は、どちらも倉光泰子さん。『ラヴソング』では途中から大幅なプロット変更を迫られ、今作では急ごしらえの企画に据えられ……と、その境遇には同情を禁じ得ません。 しかし、同情を禁じ得ないからといって、このドラマを楽しめるかといえば、まったく別の話。『突然ですが、明日結婚します』は、どうひいき目に見ても長所を探すのが難しい作品となっております。 前回、どうやら付き合うことになったらしい“ナナリュー”こと名波竜(flumpool・山村隆太)とあすか(西内まりや)。今回はその、初デートからスタートです。 あすかの母・典子(石野真子)いわく「四捨五入したら30の娘」ことあすかは、初のデートに大はしゃぎ。一方、キー局の人気アナであるナナリューも気合を入れた変装で表参道に現れます。 2人は、ナナリューが先輩からチケットをもらったプライベートスパへ。個室の岩盤浴でイチャつきますが、ナナリューのスマホに、かつての不倫相手である女優・桜木夕子(高岡早紀)から着電。スルーするも「もう、ダメみたい」というショートメールが入ると、やにわに立ち上がり「桜木さんのとこ行ってくる」と、あすかを置き去りにしてしまいます。 「桜木さんのとこ行ってくる」って。 なんで言うの、それ? 今週はもう、このシーンで見ている私の心が折れてしまいました。オープニングテーマより前です。 終始このパターンなんです。このドラマは美男美女の人形をゴムひもでつないで(そもそも大して美男じゃない)、引っ張ったりくっつけたりする作業をしているだけなんです。 「桜木さんのとこ行ってくる」という非常識でリアリティゼロのセリフを吐かせないことには、そのゴムひもが伸びないから、そうしているだけなんです。 初デートで少女のようにウキウキしているあすかを演出した直後に、「バレンタインのこういう感じイヤ、クリスマスイブとか、雰囲気勝負みたいな感じしない?」と言わせます。「私には期待しないでね」と。キャラ的にまるで整合性がありませんが、これは今回のラストでコンビニを駆け回ってナナリューの好きなコインチョコを買い漁る行動とのコントラストのためだけに追加されたセリフでしょう。 もう原作なんて関係ありません。かといって、オリジナルの物語をつづろうという意識もありません。バレンタインに近い放送日だから、「バレンタインなんてくだらない」と思っている女性が、好きな男性にチョコをあげるシーンをロマンチックに撮り上げようという、そういう単純な意図だけが全編にわたって露見している空虚な回でした。 最初と最後が決まっていて、その間を埋めるだけのために2人をケンカさせ、仲直りさせる。そんなんじゃ1時間ももたないのに、もたせるために、ナナリューに携帯電話を放置させたり、ナナリューと夕子が笑顔で語り合っているところに、あすかを狙っている神谷(山崎育三郎)を登場させて目撃させたり……放送時間でいうところの21時45分くらいまで2人を仲直りさせるわけにいかないので、脚本はあの手この手でゴムひもを伸ばし続けました。最後の最後にゴムが縮んで、顔面と顔面が接触して、大団円です。 しかし、また次回に向けてゴムひもを伸ばしておかないといけないので、後日ナナリューの見ている前で、神谷があすかに強引にキスして終了。普通に強制わいせつ罪ですが、そんなツッコミさえ入れる気力がなくなるほど、脱力感に包まれてしまいました。 途中、飲み屋で飲んだくれているあすかの携帯に、ナナリューから「会って話したい」というLINEが届きます。それにあすかの友人が、こう言います。 「『りょ』って返せばいいだけじゃん。2文字だよ、2文字」 LINEでのコミュニケーションで「りょ」という2文字が「了解」の意味であることがわかる層だけをターゲットにしていることが、明確に語られる場面です。 でもさ、そういう層にだってバレますよ。こんな作り方してたら、見捨てられますよ。 作り手側が「T層とF1層だけ狙ってるんだから、これでいいんだ」と思っているなら、視聴率も評価も、そうとう厳しいことになると思います。はい。 (文=どらまっ子AKIちゃん)フジテレビ系『突然ですが、明日結婚します』番組サイトより
『山田孝之のカンヌ映画祭』第6話 “カンヌの申し子”河瀬直美監督が山田孝之をフルボッコに……
俳優・山田孝之がプロデューサーとなり、突如「カンヌ映画祭」でパルムドール賞を獲りたいと言い出した。監督に山下敦弘、主演の猟奇殺人鬼役にまさかの芦田愛菜を配置した映画のタイトルは『穢の森』。その制作の裏側を追うドキュメンタリーのようなドキュメンタリーじゃないような番組としてこの企画は始まった。 映画の製作資金を調達するための「パイロットフィルム」と呼ばれる、ごく短めな映像を撮ったものの、映画会社や企業には出資を断られ、結局、山田の大ファンだという社長(ガールズバーなど経営)に山田自らTwitterで接触、山田の「サインと写真」で、まんまと予算(1億円/とりあえず2,000万円)調達に成功。その金でカンヌに出かけ、エビを食ったり記念写真を撮ったり「カンヌTシャツ」買ったりと浮かれつつも、映画祭事務局の関係者にパイロットフィルムを渡すことに成功した。 今回はそのフランスでいろいろな映画人たちに話を聞くところから始まるが、最後に強敵が立ちはだかる。「第6話 山田孝之 フランスの映画人と会う」を振り返る。 山田らがフランスの映画関係者にカンヌや映画について聞く前半は、もはやフェイクでもなんでもない、本物のドキュメンタリー。なんたって、ほぼフランス語に日本語字幕で、山田らの発言はかなり抑えられ、もはや、いることすら忘れてしまうほど。日本語がほぼ聞こえない状態は、単館でフランス映画を観ている気持ちにさせられる。 この番組の自体の監督である松江哲明(もう一人の監督は山下)は自身のTwitterで、普段の何倍もの素材を詰め込んだことに触れ、今回の編集の苦労をにじませている。 ■ギョーム・ブラック(フランスで最も期待される若手映画監督) ・カンヌを獲れる偉大な映画を撮らないとダメだと話すが、今まで一本も映画を撮れていない友人の話。(今の山田を示唆?) ・自分ならカンヌを下見したりパイロットフィルム(以下PF)を作ったりせず脚本を書き、早く俳優に会うと、もっともな意見。 ・カンヌで選ばれたいならフィルムで撮った方が有利。 ・撮りたい場所と俳優が見つかれば映画はできたも同然。 ■オレリー・ゴデ(ロカルノ国際映画祭プログラマー) ・山田らのパイロットフィルムを観て、「カンヌ」には向かないと、「ロカルノ」に向いていると。「ロカルノ」は変わった作品が好きらしい。 ・カンヌでは「お祭り騒ぎ」で良作が埋もれる危険性もあると指摘。 ■ディミトリ・イアンニ(フランスで日本のインディーズ作品やマニアックなジャンル作品を紹介する日本映画研究家) ・『劇場版テレクラキャノンボール』のTシャツを着て登場。 ・撮影カメラマンの、是枝作品でおなじみ山崎裕の名前に即座に反応。有能なスタッフが参加していることはプラス。 ・山田の出演作(何かは不明)を観ているので、家に来てくれたことを驚く。 ・彼の本棚には山下の『くりいむレモン』もあるが、そこには触れず。 ・ロマンポルノと実録ヤクザものについて熱く語る。特に日本の撮影所システムがなくなり徒弟制度が崩壊、若い監督が学ぶ場が亡くなったと嘆く。 ■ヨヴ・ムーア(映画の色彩を整えるカラリスト) ・(PFを観て)芦田の持つ包丁の切れ味をもっと強調した方がいいと提案。 ・フィルムに似せるのではなくデジタルの個性を出すべき。(ギョーム・ブラックと逆) ■ヴァンサン・ワン(プロデューサー・映画館経営) ・いい監督というのは自身の企画を信じ続けられる監督。 ・映画祭で賞をもらってもその作品の価値が決まるわけではない。 ・監督の仕事は出演者やスタッフのエネルギーを作品の中に昇華させること。 「カンヌに来ないで脚本作るべき」や、「賞でその作品の価値が決まるわけではない」等、耳の痛い正論に混じって、日本映画における「撮影所」の意味に触れたディミトリ・イアンニの考察などは興味深く、この番組の振り幅を改めて再確認することになった前半。 この後、日本に帰るまでに番組始まって以来の真剣さで、プロットを完成させる2人。途中で見えた山下のメモには「邦彦」とか「来世」という人物名が見られる。「来世」は芦田の役名だと思われるが……。このプロットは番組のHPですでに全て公開されており、芦田が親を殺すまでの描写も見られるようになっている。 ここで舞台は突然、奈良へ飛ぶ。尋ねた事務所に現れたのは、映画監督の河瀬直美。 『萌の朱雀』(1997)でカメラドール(新人監督賞)を受賞して以来、7度もカンヌに招かれ、『穢の森』となぜか(?)似ているタイトル『殯の森』ではグランプリを受賞、自身も「カンヌに育ててもらっている」と公言している“カンヌの申し子”で、近頃発表された次回作『光』も、カンヌに行く可能性は非常に高い。とにかく今の日本映画界でもっともカンヌで活躍している、いや、失礼な言い方をしたら、カンヌ(などの)映画祭でしか活躍していないと思ってしまうほど、カンヌ純度の高い監督だ。 この番組での山田のような理解しがたい人間に制作現場やスタッフが振り回される『道/子宮で映画を撮る女』という短編を、かつて山下は撮っているが、それのモデルはかつての河瀬ではないかと言われているし、今回の企画自体、その延長線上にあるのではないかと思われる。 そんな裏ドラのような人物を、3人は訪ねたのだ。しかも3人が着ているTシャツの胸には「I▽(ハートマーク)CANNES」の文字が躍っている。何も言われなければいいのだが……と思う間もなく、対面と同時に「このTシャツどうしたの?(笑)」と河瀬に気付かれる。そりゃそうだ。気付かないわけがない。 しかしながら驚いたのは、山下が口ごもりながら「僕と山田君でカンヌに行って来まして……」と言葉を選びながら説明しかけるや否や、「これ今年(2016)のやつ!」と、カンヌ映画祭シネフォンダシオン部門で審査員長を務めた時のポスターを見せてくれる。 シネフォンダシオン部門とは学生の作品に対する賞。 つまり、山田一行が目指すカンヌ映画祭で、もはや河瀬はすでに学生相手とはいえ、審査員長を務めるほどの、いわば「カンヌ先生」、もはやカンヌ側の人なのだ。 相手が悪すぎる。かつてスピルバーグから送られた「To Naomi, you inspire me!」というサインを見せてくださる河瀬先生。つまり「あんたに刺激を受けた」と、あの巨匠が褒めている言葉を、ご丁寧に自ら朗読してくださる。 ほかにもニコール・キッドマンの「Lovely,Naomi lovely」とか、自身のカンヌっぷりを惜しげもなく紹介してくださるという、ある種、地獄のような状況。 「カンヌ暑くなかった?」「カラッとしてるのね、夏は」と、とにかく端々にカンヌ先生の「カンヌ有段者」としての言動がちらつく。「カンヌ」というダンジョンに現れた強力なボスキャラだ。 まだ、訪問の趣旨は伝えていない。 ここで手土産を差し出す山下。 時間を割いてくれた先輩への配慮として当然の気配りかと思いきや、紙袋から出てきたのは例の「アイラブカンヌ」Tシャツ。「一緒に着た方がいいの?(笑)」と一応冗談めかしてはいるものの、冗談を言える河瀬の動じなさが逆に恐ろしい。 さらに、同じデザインのマグカップと熊のぬいぐるみまで渡すも、値札を剥がし忘れており、「人にあげるときは値段を外すように」と、河瀬に言われる始末。火に油、河瀬にカンヌグッズ。この時点で早くも完全に河瀬がペースを掌握する。 ここで初めて、河瀬にパルムドールを狙って作品を作ろうとしてるのでアドバイスをいただきたいという訪問の趣旨が、山下の口から伝えられる。 山田がプロデューサーを務めることへの思いや、出資先が飲食業の個人(ガールズバー経営)であること、に対し、 「その人(社長)が『カンヌ』狙いたいって言ってるってこと?」 「そもそもなんで俳優やのに、映画のプロデュースしようと思ってんの?」 「それやったらカンヌとか目指さなくても、どうでもいいんじゃない?」 逐一、見事に核心を突いてくる。 初回から見ている我々ですら、わかったようでわかっていない、思わず「その通り!」と叫んでしまいそうになる置き去りにしてきた疑問を、的確にぶつけてくる河瀬。 さらに、河瀬は攻撃の手を緩めない。 自身がでデビュー作『萌の朱雀』でカンヌで新人賞をとった際には「カンヌ」なぞ知らなかったと言い、 「自分が作りたいものを作った先に、それが付いてきた」 「どうやったら賞獲れるかなんかは、正直何にも言われへん」 しかし狂ってるこの3人、いや主に大人2人はさらに、あのパイロットフィルムをボスキャラに見せようとする。 ちょっと似ちゃったんですけど……と『穢の森』というタイトルを伝える山田に、半笑いながらも、「『森』とか付ければ賞獲れると思ってるんちゃうよな?」と問う河瀬。目は笑っていない。当たり前だが、やはり気付かれた。 「いやいや、そんな……ことではないです……」と目を合わせずに答える山田。言い返せないとは、まさにこのこと。ここまでキレが悪い山田を見るのは、シリーズ初だ。「確信犯」でないフリで逃げられる相手ではないと感じているのだろう。 河瀬がパソコンでパイロットフィルムを観ている最中に、顔の角度を変えず、視線のみで、こっそり河瀬の顔色を伺う芦田の表情は「怯え」そのもの。見られているPFには、ほぼ自分のみが映っているのだ。断頭台に登った心境だろう。 つい先日、名門有名中学に合格したとの報道のあった芦田は、報道の通りなら「昨年の夏以降、仕事をセーブして1日12時間勉強をしていた」らしい。まさにこの番組は夏に撮られたのだから、実を言えば一刻も早く帰って勉強したかったことだろう。合格したからよかったようなものの、この時期(昨年の夏)の日々を、どんな気持ちでこいつら(失礼)に同行していたのか。 観終わってすぐ感想なりを言わず、「山崎(裕)さん、撮ってもらったの?」とか、芦田に「お母さん殺すとか言うてるけど大丈夫?」等、「泳がす」ように質問をしてくる河瀬の威圧感。 「一生の作品に携わることができてうれしく思ってますし」「私のことを必要としてくださってて、山田さんについて行きたいと思ったので」と、芦田が言葉を選びつつ慎重に答える様は、まるで、おそらくこの後に経験したであろう名門中学での面接試験のようだ。しかし、この「予行練習」よりも恐ろしい本番はなかっただろう。 なぜなら、実際の学校の面接官は「一つの道具として使われたりしない? 大丈夫?」などと、芦田に切り込んできたりはしないからだ。 すかさず山田が、役者はやったことがない役だと燃えるからと援護するも「12歳だよ?」と、もはや我々が忘れていた正論を綺麗に内角に放り込んでくる。 やはり今までの「敵」とは違う。芦田と同じ年の子どもがいるという河瀬に対し、明らかに今までの大人のように、自身が「子ども」ということだけではやり過ごすことができないと感じているかのように見える。 それでも、この役に挑戦してみたいとの意思を芦田が伝えると、「『ぎゃーっ』て叫んだら表現できるってものでもないやん?」と、もう芦田を辞めさせたいがごとく詰め寄る河瀬。 叫びの演技は撮影時(第3話)、芦田自ら提案したものだったはずだ。今まで、「聖域」として誰もが踏み込まなかった芦田の内側にまで踏み込む河瀬。カンヌ受賞監督であるとともに、母親だからできる対峙の仕方に見える。 つくづく芦田には、改めて本当に合格おめでとうと言いたい。 この後もずっと、主に山田に対する「河瀬のターン」は続く。 「魂の込め方が、『何かのために』というのがすごく見える」 「魂のために、ということとかはないの?」 「大事なものがぶれちゃう」 「道が違う」 もはや無言で、汗を拭うしかできない勇者タカユキ。 さらにすごかったのはここからだ。 河瀬は、山田には俳優として、とても才能があると熱を込めて語り、「もっと真摯に俳優としてやったら、カンヌの俳優賞を獲れる、あなたなら」と詰め寄り、そして最後に「私とやれば!」と付け加えたのだ。 思わず「ん?」と珍しく戸惑う山田に対し、さらに「やる?」と、セックスを誘うがごとく決断を迫るモンスター河瀬。山田は見たこともない表情で固まっている。 敵対する「勇者」を自分の内に取り込もうと駆け引きに持ち込むのは、まさに『ドラクエ1』の決戦直前の竜王のやり口。 ゲームではここで竜王の誘いに乗ってしまうと、最終対決目前にして突然ゲームオーバーになってしまうという罠なのだが、「カンヌの勇者」はどうするのか? 次週予告「第7話 山田孝之 覚醒する」 なんと、河瀬の撮影現場で役者として待機している山田の姿と、その肩を叩く河瀬監督。山下や松江のつぶやきによると、ここまでが「A面」で、次週からが「B面」となるらしい。どうやら急展開しそうな次週。しかも前々から、続く第8話は神回だと言及していて、いよいよ目が離せない。 (文=柿田太郎)テレビ東京系『山田孝之のカンヌ映画祭』番組サイトより
『山田孝之のカンヌ映画祭』第6話 “カンヌの申し子”河瀬直美監督が山田孝之をフルボッコに……
俳優・山田孝之がプロデューサーとなり、突如「カンヌ映画祭」でパルムドール賞を獲りたいと言い出した。監督に山下敦弘、主演の猟奇殺人鬼役にまさかの芦田愛菜を配置した映画のタイトルは『穢の森』。その制作の裏側を追うドキュメンタリーのようなドキュメンタリーじゃないような番組としてこの企画は始まった。 映画の製作資金を調達するための「パイロットフィルム」と呼ばれる、ごく短めな映像を撮ったものの、映画会社や企業には出資を断られ、結局、山田の大ファンだという社長(ガールズバーなど経営)に山田自らTwitterで接触、山田の「サインと写真」で、まんまと予算(1億円/とりあえず2,000万円)調達に成功。その金でカンヌに出かけ、エビを食ったり記念写真を撮ったり「カンヌTシャツ」買ったりと浮かれつつも、映画祭事務局の関係者にパイロットフィルムを渡すことに成功した。 今回はそのフランスでいろいろな映画人たちに話を聞くところから始まるが、最後に強敵が立ちはだかる。「第6話 山田孝之 フランスの映画人と会う」を振り返る。 山田らがフランスの映画関係者にカンヌや映画について聞く前半は、もはやフェイクでもなんでもない、本物のドキュメンタリー。なんたって、ほぼフランス語に日本語字幕で、山田らの発言はかなり抑えられ、もはや、いることすら忘れてしまうほど。日本語がほぼ聞こえない状態は、単館でフランス映画を観ている気持ちにさせられる。 この番組の自体の監督である松江哲明(もう一人の監督は山下)は自身のTwitterで、普段の何倍もの素材を詰め込んだことに触れ、今回の編集の苦労をにじませている。 ■ギョーム・ブラック(フランスで最も期待される若手映画監督) ・カンヌを獲れる偉大な映画を撮らないとダメだと話すが、今まで一本も映画を撮れていない友人の話。(今の山田を示唆?) ・自分ならカンヌを下見したりパイロットフィルム(以下PF)を作ったりせず脚本を書き、早く俳優に会うと、もっともな意見。 ・カンヌで選ばれたいならフィルムで撮った方が有利。 ・撮りたい場所と俳優が見つかれば映画はできたも同然。 ■オレリー・ゴデ(ロカルノ国際映画祭プログラマー) ・山田らのパイロットフィルムを観て、「カンヌ」には向かないと、「ロカルノ」に向いていると。「ロカルノ」は変わった作品が好きらしい。 ・カンヌでは「お祭り騒ぎ」で良作が埋もれる危険性もあると指摘。 ■ディミトリ・イアンニ(フランスで日本のインディーズ作品やマニアックなジャンル作品を紹介する日本映画研究家) ・『劇場版テレクラキャノンボール』のTシャツを着て登場。 ・撮影カメラマンの、是枝作品でおなじみ山崎裕の名前に即座に反応。有能なスタッフが参加していることはプラス。 ・山田の出演作(何かは不明)を観ているので、家に来てくれたことを驚く。 ・彼の本棚には山下の『くりいむレモン』もあるが、そこには触れず。 ・ロマンポルノと実録ヤクザものについて熱く語る。特に日本の撮影所システムがなくなり徒弟制度が崩壊、若い監督が学ぶ場が亡くなったと嘆く。 ■ヨヴ・ムーア(映画の色彩を整えるカラリスト) ・(PFを観て)芦田の持つ包丁の切れ味をもっと強調した方がいいと提案。 ・フィルムに似せるのではなくデジタルの個性を出すべき。(ギョーム・ブラックと逆) ■ヴァンサン・ワン(プロデューサー・映画館経営) ・いい監督というのは自身の企画を信じ続けられる監督。 ・映画祭で賞をもらってもその作品の価値が決まるわけではない。 ・監督の仕事は出演者やスタッフのエネルギーを作品の中に昇華させること。 「カンヌに来ないで脚本作るべき」や、「賞でその作品の価値が決まるわけではない」等、耳の痛い正論に混じって、日本映画における「撮影所」の意味に触れたディミトリ・イアンニの考察などは興味深く、この番組の振り幅を改めて再確認することになった前半。 この後、日本に帰るまでに番組始まって以来の真剣さで、プロットを完成させる2人。途中で見えた山下のメモには「邦彦」とか「来世」という人物名が見られる。「来世」は芦田の役名だと思われるが……。このプロットは番組のHPですでに全て公開されており、芦田が親を殺すまでの描写も見られるようになっている。 ここで舞台は突然、奈良へ飛ぶ。尋ねた事務所に現れたのは、映画監督の河瀬直美。 『萌の朱雀』(1997)でカメラドール(新人監督賞)を受賞して以来、7度もカンヌに招かれ、『穢の森』となぜか(?)似ているタイトル『殯の森』ではグランプリを受賞、自身も「カンヌに育ててもらっている」と公言している“カンヌの申し子”で、近頃発表された次回作『光』も、カンヌに行く可能性は非常に高い。とにかく今の日本映画界でもっともカンヌで活躍している、いや、失礼な言い方をしたら、カンヌ(などの)映画祭でしか活躍していないと思ってしまうほど、カンヌ純度の高い監督だ。 この番組での山田のような理解しがたい人間に制作現場やスタッフが振り回される『道/子宮で映画を撮る女』という短編を、かつて山下は撮っているが、それのモデルはかつての河瀬ではないかと言われているし、今回の企画自体、その延長線上にあるのではないかと思われる。 そんな裏ドラのような人物を、3人は訪ねたのだ。しかも3人が着ているTシャツの胸には「I▽(ハートマーク)CANNES」の文字が躍っている。何も言われなければいいのだが……と思う間もなく、対面と同時に「このTシャツどうしたの?(笑)」と河瀬に気付かれる。そりゃそうだ。気付かないわけがない。 しかしながら驚いたのは、山下が口ごもりながら「僕と山田君でカンヌに行って来まして……」と言葉を選びながら説明しかけるや否や、「これ今年(2016)のやつ!」と、カンヌ映画祭シネフォンダシオン部門で審査員長を務めた時のポスターを見せてくれる。 シネフォンダシオン部門とは学生の作品に対する賞。 つまり、山田一行が目指すカンヌ映画祭で、もはや河瀬はすでに学生相手とはいえ、審査員長を務めるほどの、いわば「カンヌ先生」、もはやカンヌ側の人なのだ。 相手が悪すぎる。かつてスピルバーグから送られた「To Naomi, you inspire me!」というサインを見せてくださる河瀬先生。つまり「あんたに刺激を受けた」と、あの巨匠が褒めている言葉を、ご丁寧に自ら朗読してくださる。 ほかにもニコール・キッドマンの「Lovely,Naomi lovely」とか、自身のカンヌっぷりを惜しげもなく紹介してくださるという、ある種、地獄のような状況。 「カンヌ暑くなかった?」「カラッとしてるのね、夏は」と、とにかく端々にカンヌ先生の「カンヌ有段者」としての言動がちらつく。「カンヌ」というダンジョンに現れた強力なボスキャラだ。 まだ、訪問の趣旨は伝えていない。 ここで手土産を差し出す山下。 時間を割いてくれた先輩への配慮として当然の気配りかと思いきや、紙袋から出てきたのは例の「アイラブカンヌ」Tシャツ。「一緒に着た方がいいの?(笑)」と一応冗談めかしてはいるものの、冗談を言える河瀬の動じなさが逆に恐ろしい。 さらに、同じデザインのマグカップと熊のぬいぐるみまで渡すも、値札を剥がし忘れており、「人にあげるときは値段を外すように」と、河瀬に言われる始末。火に油、河瀬にカンヌグッズ。この時点で早くも完全に河瀬がペースを掌握する。 ここで初めて、河瀬にパルムドールを狙って作品を作ろうとしてるのでアドバイスをいただきたいという訪問の趣旨が、山下の口から伝えられる。 山田がプロデューサーを務めることへの思いや、出資先が飲食業の個人(ガールズバー経営)であること、に対し、 「その人(社長)が『カンヌ』狙いたいって言ってるってこと?」 「そもそもなんで俳優やのに、映画のプロデュースしようと思ってんの?」 「それやったらカンヌとか目指さなくても、どうでもいいんじゃない?」 逐一、見事に核心を突いてくる。 初回から見ている我々ですら、わかったようでわかっていない、思わず「その通り!」と叫んでしまいそうになる置き去りにしてきた疑問を、的確にぶつけてくる河瀬。 さらに、河瀬は攻撃の手を緩めない。 自身がでデビュー作『萌の朱雀』でカンヌで新人賞をとった際には「カンヌ」なぞ知らなかったと言い、 「自分が作りたいものを作った先に、それが付いてきた」 「どうやったら賞獲れるかなんかは、正直何にも言われへん」 しかし狂ってるこの3人、いや主に大人2人はさらに、あのパイロットフィルムをボスキャラに見せようとする。 ちょっと似ちゃったんですけど……と『穢の森』というタイトルを伝える山田に、半笑いながらも、「『森』とか付ければ賞獲れると思ってるんちゃうよな?」と問う河瀬。目は笑っていない。当たり前だが、やはり気付かれた。 「いやいや、そんな……ことではないです……」と目を合わせずに答える山田。言い返せないとは、まさにこのこと。ここまでキレが悪い山田を見るのは、シリーズ初だ。「確信犯」でないフリで逃げられる相手ではないと感じているのだろう。 河瀬がパソコンでパイロットフィルムを観ている最中に、顔の角度を変えず、視線のみで、こっそり河瀬の顔色を伺う芦田の表情は「怯え」そのもの。見られているPFには、ほぼ自分のみが映っているのだ。断頭台に登った心境だろう。 つい先日、名門有名中学に合格したとの報道のあった芦田は、報道の通りなら「昨年の夏以降、仕事をセーブして1日12時間勉強をしていた」らしい。まさにこの番組は夏に撮られたのだから、実を言えば一刻も早く帰って勉強したかったことだろう。合格したからよかったようなものの、この時期(昨年の夏)の日々を、どんな気持ちでこいつら(失礼)に同行していたのか。 観終わってすぐ感想なりを言わず、「山崎(裕)さん、撮ってもらったの?」とか、芦田に「お母さん殺すとか言うてるけど大丈夫?」等、「泳がす」ように質問をしてくる河瀬の威圧感。 「一生の作品に携わることができてうれしく思ってますし」「私のことを必要としてくださってて、山田さんについて行きたいと思ったので」と、芦田が言葉を選びつつ慎重に答える様は、まるで、おそらくこの後に経験したであろう名門中学での面接試験のようだ。しかし、この「予行練習」よりも恐ろしい本番はなかっただろう。 なぜなら、実際の学校の面接官は「一つの道具として使われたりしない? 大丈夫?」などと、芦田に切り込んできたりはしないからだ。 すかさず山田が、役者はやったことがない役だと燃えるからと援護するも「12歳だよ?」と、もはや我々が忘れていた正論を綺麗に内角に放り込んでくる。 やはり今までの「敵」とは違う。芦田と同じ年の子どもがいるという河瀬に対し、明らかに今までの大人のように、自身が「子ども」ということだけではやり過ごすことができないと感じているかのように見える。 それでも、この役に挑戦してみたいとの意思を芦田が伝えると、「『ぎゃーっ』て叫んだら表現できるってものでもないやん?」と、もう芦田を辞めさせたいがごとく詰め寄る河瀬。 叫びの演技は撮影時(第3話)、芦田自ら提案したものだったはずだ。今まで、「聖域」として誰もが踏み込まなかった芦田の内側にまで踏み込む河瀬。カンヌ受賞監督であるとともに、母親だからできる対峙の仕方に見える。 つくづく芦田には、改めて本当に合格おめでとうと言いたい。 この後もずっと、主に山田に対する「河瀬のターン」は続く。 「魂の込め方が、『何かのために』というのがすごく見える」 「魂のために、ということとかはないの?」 「大事なものがぶれちゃう」 「道が違う」 もはや無言で、汗を拭うしかできない勇者タカユキ。 さらにすごかったのはここからだ。 河瀬は、山田には俳優として、とても才能があると熱を込めて語り、「もっと真摯に俳優としてやったら、カンヌの俳優賞を獲れる、あなたなら」と詰め寄り、そして最後に「私とやれば!」と付け加えたのだ。 思わず「ん?」と珍しく戸惑う山田に対し、さらに「やる?」と、セックスを誘うがごとく決断を迫るモンスター河瀬。山田は見たこともない表情で固まっている。 敵対する「勇者」を自分の内に取り込もうと駆け引きに持ち込むのは、まさに『ドラクエ1』の決戦直前の竜王のやり口。 ゲームではここで竜王の誘いに乗ってしまうと、最終対決目前にして突然ゲームオーバーになってしまうという罠なのだが、「カンヌの勇者」はどうするのか? 次週予告「第7話 山田孝之 覚醒する」 なんと、河瀬の撮影現場で役者として待機している山田の姿と、その肩を叩く河瀬監督。山下や松江のつぶやきによると、ここまでが「A面」で、次週からが「B面」となるらしい。どうやら急展開しそうな次週。しかも前々から、続く第8話は神回だと言及していて、いよいよ目が離せない。 (文=柿田太郎)テレビ東京系『山田孝之のカンヌ映画祭』番組サイトより
13.9%……視聴率回復の『A LIFE~愛しき人~』木村拓哉より“マサオ”浅野忠信に要注目!?
木村拓哉主演の日曜劇場『A LIFE~愛しき人~』(TBS系)第5話の視聴率は13.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、前回より1.6ポイントも回復しました。先週20時~22時で高視聴率を叩き出した『イッテQ!』(日本テレビ系)の2時間スペシャルが、今週は19時~21時に移動していたのが要因かと思われますが、この日テレの編成には、何か不思議な力が働いているんでしょうか。 さてさて、第5話まで見てきて、このドラマの楽しみ方もわかってきました。木村拓哉はだいたい同じような役しかしないですし、今作は第1話から何やら悟りきった人物として登場しているので、木村が演じる“職人外科医”沖田を追いかけていると、だいぶ飽きます。 一方で、いかにも目に楽しいのが壇上記念病院の副院長・壮大(浅野忠信)です。壮大と書いて「マサオ」。沖田とは幼なじみで、沖田の元カノで壇上院長(柄本明)の娘でもある深冬(竹内結子)に婿入りした野心あふれる実業家にして、有能な脳外科医。脳外科医なのに右手で壁をブン殴って穴を開けちゃったり、ことあるごとに沖田に「まだ好きなのか、深冬のこと……(ぐぎぎ)」と嫉妬丸出しでからんだり、すぐ取り乱すくらい深冬のことが大好きなのに女弁護士(菜々緒)と不倫をしていたり、なかなか起伏に富んだ人物となっております。 今回は、そんなマサオの全力疾走からスタート。髪を振り乱し、深冬が横になっている病室に駆け込んできました。 そんなマサオに、深冬は「もう大丈夫」と言いますが、ぜんぜん大丈夫ではありません。深冬の脳には腫瘍があり、いきなり意識を失ってしまうほどに進行しています。マサオが全力疾走していたのも、深冬が倒れたという連絡を受けてのことでした。 マサオと沖田は、深冬に脳腫瘍であるという告知をしていません。腫瘍が難しいところにあり、沖田が手術の方法を見つけられないでいるからです。脳外科はマサオの専門ですが、「家族は切れない」という理由で沖田に執刀医を任せています。 沖田は、オペの方法が見つかるまで告知をするつもりはありません。しかし、焦るマサオは「もう俺が切るよ!」と言い出しました。 「俺だってオペのことは考えてるんだよ!」 そう怒鳴りながら、自分で考えたオペ方法の紙束を頭上に掲げると、それをビリビリに破きながら「わかってるよ、こんなんじゃダメだってことくらい!」……うーん、こんな様子では、とても手術は任せられません。いよいよ告知する段になったら、膝小僧を握りしめて泣いちゃうし。 そうして妻の治療が進まないことに超絶イラつきながらも、同時進行で病院経営には冷徹なまでの手腕を発揮するのがマサオの魅力です。 今回、マサオの大学時代の恩師である桜坂中央病院の権威・山本輝彦(武田鉄矢)が医療事故を犯した疑いが浮上しました。しかも、よりによってその事故を調査する外部メンバーに、壇上の外科部長である羽村(及川光博)が選ばれています。 羽村とマサオは大学時代からの仲。つまり山本先生は羽村にとっても恩師なわけですが、調査の結果は「黒に近いグレー」。羽村は「先生を守るため」に「白」という報告書を上げようとしますが、マサオはこれを利用することにしました。 恩師に対して「ミスを隠してほしくば、壇上と提携せよ」と持ちかけるのです。実に腹黒い。 しかし、山本先生の手術に疑問を持っていた患者・風間(須田邦裕)が壇上を訪れ、沖田が開腹したことで「黒」であることが明確に。沖田はひねりのない性格なので、そのまま風間に「山本先生のミスだよ」と伝えることにしました。そうなると、羽村も報告書に「白」と書くわけにはいきません。 羽村の報告書によって、山本先生は桜坂を辞めることに。羽村は「君がひとりの優秀な外科医を殺したんだ!」と言いながら沖田に殴りかかったり(猫パンチビンタ。ミッチーだけにミッチー・ローク風)、山本先生から「おかげで権威から解放された」と許しの留守電を受けて泣き崩れたりと、ナイーブさを発揮しますが、マサオはこの事態すら逆手に取ります。外科医がひとり減った桜坂に羽村を兼任外科部長として送り込むことで、まんまと提携話をまとめてしまいました。 その間にも、不倫中の女弁護士と一夜を過ごしたり、ニヤニヤしながら水槽の手入れをしたり、何かと挙動不審なマサオ。浅野忠信は、このドラマのクランクイン後、取材に対して「監督が3人いることで、役が回ごとに変わって戸惑った」「台本が撮影と同時進行で上がってくるなんて映画ではありえない」と、3年ぶりとなるテレビドラマの現場について語っていましたが、ヤケクソなのか楽しんでいるのか、あんまり見たことのない浅野が見られて楽しい限りです。 物語は、沖田がいよいよ深冬に脳腫瘍を告知したところまで。深冬は前もって自分でCTを撮り、絶望的な状況であることを自覚しています。で、そのCTを見たときに思い出したのが、沖田に「結婚します」メールを送って「おめでとう」って返信されたことなんだって。 このへんの沖田と深冬の未練エピソードって、無理やりねじ込んでいる感じがしてドラマそのものを薄っぺらくしている気がするんですが、まあ我らがマサオの嫉妬心を煽ってくれるので歓迎したいところでもあるんですよね。 マサオ、次回も大暴れお願いします! (文=どらまっ子AKIちゃん)TBS系『A LIFE~愛しき人~』番組サイトより
視聴率下落!『就職家族 きっと、うまくいく』黒木瞳“ホスト通い”の現場
どん底へ突き進む富川一家がお送りするホームドラマ『就活家族 きっと、うまくいく』(テレビ朝日系)予告で息子の光(工藤阿須加)が「家族4人、無職じゃないか!」と叫んでいたとおり、父の洋輔(三浦友和)、母の水希(黒木瞳)、栞(前田敦子)が揃って、めでたく失業するのが、9日放送の5話でした。視聴率は8.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と下落。「だって、洋ちゃんがいるから」というのがこのドラマのキメ台詞となっていますが、視聴率の方は“洋ちゃんたのみ”とはならなそう。 すでに、大黒柱の洋輔は失業していますが、今回は残る富川家の面々がいかにして失業していくのか、それぞれ追っていきましょう。 内申書の取り違えの結果、進学先の高校でいじめられ引きこもりになった生徒への謝罪を果たした母・水希。水希は、生徒への謝罪のために、生徒が高校で受けたいじめ同様、下着姿になりました。このことを生徒の父親は評価していましたが、やっぱりその一件が校長(矢島健一)には“悪い捉え方”で伝わり「教育者としてあるまじき行為です!」と激怒されてしまいます。そりゃそうだ。 ところで、1話の冒頭でホストクラブに出入りする水希を見かけた光が、そのことを尋ねたときの会話で登場した“ホスト通いの女子生徒”を覚えていますか? この女子生徒がとんでもなく性悪な生徒で、「私は停学になったのに」と逆襲されるハメに。ホスト通いの弱みを握られ、参考書代をくれと現金を巻き上げられてしまいます。 悪いことは続きます。女子生徒の母親からホスト通いを学校に密告され、水希は“ホスト狂いの年増女教師”のレッテルを貼られてしまいました。自分の良かれと思っていた行動がすべて裏目に出てしまった水希は、自信をなくし退職。おつかれ! 娘の栞は、勤めていた宝石販売業を自ら退職します。馬の合わない上司・中原綾子(山本未来)に「私は消えますから」と告げてケンカ別れをし、晴れ晴れとした栞は、やりたいことを追いかけると宣言。しかし、肝心のやりたいことは「ファッションとか……」と曖昧な様子で、再就職先もなかなか見つかりそうな感じがしません。 憧れていた経済誌の編集部でアルバイトを始めた光。弁当を買いに行ったり、資料を探したりと内容は雑用ですが、充実感溢れる顔。光は、すでに「国原就活塾」の国原耕太(新井浩文)の指導の下、「アクアフラグ」なるブラック企業の内定をほぼもらっています。しかし、光は任された記事のことで頭がいっぱいで、最終面接をすっぽかします。これで、光も無職に。ちなみに、光の記事は締め切りを前に不採用となってしまいました。 というのが、今回の富川一家の顛末。それでは、ここらで先陣を切ってドン底街道をひた走る、洋輔に登場してもらいましょう。 公園で出会った失業者の天谷五郎(段田安則)の紹介を受け、ビル清掃のアルバイトを始めた洋輔。再就職先が決まりアルバイト勤務が残り少ない天谷と共にやってきた現場は、なんと栞の働く宝石販売業のオフィスでした。社内に栞がいることを知った洋輔は、周りに注意しながら仕事に従事します。 今までやったことのない仕事内容に慣れていない洋輔。絵に描いたようにツルリと滑って、腰を強打。その一連を栞は「あの人、お父さんにすごい似てる」と、ジッと見ていました。 翌朝、腰を庇う洋輔を見て、栞が疑いを持ちます。栞は光に相談し姉弟の連携の下、洋輔がどうやら浮気をしているということが発覚。 でも、洋輔は、浮気をしていません。外で会っていた夏野久美(キムラ緑子)は、洋輔の同級生で、自身の経営する洋菓子店の相談をしていたんですね。夏野は、洋輔から失業者であることを打ち明けられ、洋菓子店の社長にならないかと打診します。洋輔には、飛びつきたいほどの話。 エリート企業マンだったころのつてで、大手企業と夏野を引き合わせますが、夏野の商品に対する情熱と企業との間で話がまとまりません。夏野の方針と合わないと悟った洋輔は、夏野の前から去ります。また振り出しに。 なんやかんやあって、ホスト通いが家族にバレて、そこで互いの不満をぶつけ合う洋輔と水希。ついに洋輔は「俺だって就職するのに必死なんだよ」と吐き出します。1話からずっと引っ張っていたこのひと言が、やっと5話で登場しました。 このひと言で、家族はバラバラに。光と栞は呆然とした顔だし、散々言い争った水希は「ホストクラブに行く」と家を飛び出していきました。 悪いことが続く中で、水希がハマっているホストの真咲(長田成哉)は、いい人なのかな? 店長の指示で水希に10万円を超す会計を払わせますが、どこか心が痛い様子。仕事で悩む水希を気遣って、気晴らしに外出に誘ったりするもんね。あ、でもこれってホストの常套手段なんですかね? 筆者はホストクラブに行ったことないからわからないんですけど。国原は、川村優子(木村多江)から洋の退職のことを聞き出して、なにやら悪巧みしているみたいだし、とにかく、ここで真咲が“いい人”じゃないと見続けるのが辛い……。まあ、でも黒木瞳は好きじゃないですけど。 (文=どらまっ子HAYAちゃん)テレビ朝日系『就活家族 きっと、うまくいく』番組サイトより
吉高由里子『東京タラレバ娘』結婚相談所のCMが直球すぎ! ベッキーのシェアハウスCMは逆効果!?
東京五輪までに結婚したい三十路女性が右往左往する連ドラ『東京タラレバ娘』(日本テレビ系)の第4話。平均視聴率は前回から0.5ポイントダウンの11.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)でした。 原作は、女性向け漫画雑誌「Kiss」(講談社)で連載中の東村アキコ氏による同名コミック。放送が始まってからというもの、都内ではコラボという名のタイアップがやたら目に飛び込んできます。 東京メトロが行う「東京タラレバ娘 東京メトロ スタンプラリー」をはじめ、東京タワーで開催中の『東京タワー×東京タラレバ娘 ~イタ(痛)イルミネーション』、ボートレースとコラボした「東京タラレバ娘 meets DYNAMITE BOATRACEキャンペーン」、伊勢丹新宿での関連グッズの期間限定ショップ、ファッションブランド「ミュベール」とのコラボ商品などなど。この講談社さんの商売魂は、見習わないといけませんね。 商売魂といえば、ドラマの間に、結婚相談所「楽天オーネット」のCMが流れていますね。これはもう、最強のシナジー効果と言っていいのではないでしょうか。 さらに、ベッキーがCMキャラクターを務める女性専用シェアハウス紹介サービス「かぼちゃの馬車」のCMも流れています。確かに、「ドラマみたいに痛み分けできる女友達が欲しい」と思わせてくれるドラマではありますが、そもそも「女子とばっかつるんでたせいで男がいねえ!」っていう話ですから、こちらは宣伝効果が心配になります。 そんなこんなで、今回もあらすじを振り返っていきます。
本妻のFacebookチェックは、愛人あるある?
モデルのKEY(坂口健太郎)にこっぴどくフラれ、街でバレンタインチョコを買う女子たちを見ながら「みんな1回、不幸になればいいのに……」と心でつぶやく倫子(吉高由里子)。さらに、小雪(大島優子)から「丸井さん(田中圭)と付き合うことになった。結婚してたけど」と不倫の報告を受け、香(榮倉奈々)からも、元カレの涼(平岡祐太)と「実は、あたしも(セックス)してしまいまして」と“セカンド女”になったことを打ち明けられます。 自分だけ男がいないことに焦った倫子は、すがるように占い師(いとうあさこ)のもとへ。「南西の方角に待ち人きたる」とのお告げを信じ、スマホで方向を確かめながら一心不乱に南西へ。行き着いた焼肉屋で“ひとり焼肉”を楽しむも、店内でKEYと鉢合わせ、逃げるように店を後にします。 その後、小雪に対し、香と倫子が「バレたらお金まで取られるんだよ!」「30過ぎてからの不倫はズルズルいく」などと言い放ったことを発端に、3人は大ゲンカに。「イケメンと1回ヤッて付き合えてないんだから、相当惨め」と2人に図星を突かれた倫子は、店を飛び出してしまいます。 3人は音信不通になるも、数日後、丸井に温泉旅行をドタキャンされた小雪が、2人を旅館に呼び出したことで、あっさり仲直り。さらに、「別居してる」と言っていた丸井の妻が、実は第2子出産のため、里帰りしているだけだったことがFacebookから判明し、「クソ野郎だね!」と一盛り上がり。この本妻のFacebookチェックは、愛人あるあるなんでしょうねえ……。マミちゃんの設定変更は、大人の事情!?
原作ファンから「改悪だ」などと批判も多い同ドラマですが、展開がかなりスピーディー。ゆえに、原作の重要なシーンが大胆に削られ、内容が薄まり、全体的に小さくまとまってしまっているんだと思います。展開をもう少しスローにして、原作の持ち味であるインパクトのあるセリフをドカドカとぶち込んだほうが、原作ファンは納得するかもしれませんね。 また、原作では倫子のアシスタントであるマミ(石川恋)が、ドラマ版で早坂(鈴木亮平)の部下という設定に変更されてる点は、大人の事情を勘ぐらずにはいられません。このドラマって、おそらく吉高の所属事務所のアミューズの意向がふんだんに盛り込まれてると思うのですが、設定を変えてでも吉高を際立たせたかったのでしょうか? しかし、そもそもドラマ版は、主人公が仕事をしている描写が少ないんですよね。倫子なんて、初回以外、男のことばかり考えてる無職にしか見えないし。そうなると、マミの存在がジャマになってくるのかもしれません。 そういえば今回、榮倉の巨乳化したおっぱいにばかり目がいってしまいました。もう、横からのアングルだと、ボーンッ!!って感じ。ラストの浴衣姿も、1人だけかなりボリューミーでした。 さらに、お腹に大きなリボンが付いている服を着ていたり、ブラウスの裾をスカートの外に出していたり……。昨年8月に賀来賢人と入籍した榮倉ですが、これってやっぱり……? 女の友情がテーマだった第4話ですが、来週はいよいよ速水もこみちが投入されます。速水演じるバーテンダーは、原作では料理上手という設定。キッチンで華麗にMOCOってくれるでしょうか? (文=どらまっ子TAMOちゃん)吉高由里子『東京タラレバ娘』結婚相談所のCMが直球すぎ! ベッキーのシェアハウスCMは逆効果!?
東京五輪までに結婚したい三十路女性が右往左往する連ドラ『東京タラレバ娘』(日本テレビ系)の第4話。平均視聴率は前回から0.5ポイントダウンの11.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)でした。 原作は、女性向け漫画雑誌「Kiss」(講談社)で連載中の東村アキコ氏による同名コミック。放送が始まってからというもの、都内ではコラボという名のタイアップがやたら目に飛び込んできます。 東京メトロが行う「東京タラレバ娘 東京メトロ スタンプラリー」をはじめ、東京タワーで開催中の『東京タワー×東京タラレバ娘 ~イタ(痛)イルミネーション』、ボートレースとコラボした「東京タラレバ娘 meets DYNAMITE BOATRACEキャンペーン」、伊勢丹新宿での関連グッズの期間限定ショップ、ファッションブランド「ミュベール」とのコラボ商品などなど。この講談社さんの商売魂は、見習わないといけませんね。 商売魂といえば、ドラマの間に、結婚相談所「楽天オーネット」のCMが流れていますね。これはもう、最強のシナジー効果と言っていいのではないでしょうか。 さらに、ベッキーがCMキャラクターを務める女性専用シェアハウス紹介サービス「かぼちゃの馬車」のCMも流れています。確かに、「ドラマみたいに痛み分けできる女友達が欲しい」と思わせてくれるドラマではありますが、そもそも「女子とばっかつるんでたせいで男がいねえ!」っていう話ですから、こちらは宣伝効果が心配になります。 そんなこんなで、今回もあらすじを振り返っていきます。
本妻のFacebookチェックは、愛人あるある?
モデルのKEY(坂口健太郎)にこっぴどくフラれ、街でバレンタインチョコを買う女子たちを見ながら「みんな1回、不幸になればいいのに……」と心でつぶやく倫子(吉高由里子)。さらに、小雪(大島優子)から「丸井さん(田中圭)と付き合うことになった。結婚してたけど」と不倫の報告を受け、香(榮倉奈々)からも、元カレの涼(平岡祐太)と「実は、あたしも(セックス)してしまいまして」と“セカンド女”になったことを打ち明けられます。 自分だけ男がいないことに焦った倫子は、すがるように占い師(いとうあさこ)のもとへ。「南西の方角に待ち人きたる」とのお告げを信じ、スマホで方向を確かめながら一心不乱に南西へ。行き着いた焼肉屋で“ひとり焼肉”を楽しむも、店内でKEYと鉢合わせ、逃げるように店を後にします。 その後、小雪に対し、香と倫子が「バレたらお金まで取られるんだよ!」「30過ぎてからの不倫はズルズルいく」などと言い放ったことを発端に、3人は大ゲンカに。「イケメンと1回ヤッて付き合えてないんだから、相当惨め」と2人に図星を突かれた倫子は、店を飛び出してしまいます。 3人は音信不通になるも、数日後、丸井に温泉旅行をドタキャンされた小雪が、2人を旅館に呼び出したことで、あっさり仲直り。さらに、「別居してる」と言っていた丸井の妻が、実は第2子出産のため、里帰りしているだけだったことがFacebookから判明し、「クソ野郎だね!」と一盛り上がり。この本妻のFacebookチェックは、愛人あるあるなんでしょうねえ……。マミちゃんの設定変更は、大人の事情!?
原作ファンから「改悪だ」などと批判も多い同ドラマですが、展開がかなりスピーディー。ゆえに、原作の重要なシーンが大胆に削られ、内容が薄まり、全体的に小さくまとまってしまっているんだと思います。展開をもう少しスローにして、原作の持ち味であるインパクトのあるセリフをドカドカとぶち込んだほうが、原作ファンは納得するかもしれませんね。 また、原作では倫子のアシスタントであるマミ(石川恋)が、ドラマ版で早坂(鈴木亮平)の部下という設定に変更されてる点は、大人の事情を勘ぐらずにはいられません。このドラマって、おそらく吉高の所属事務所のアミューズの意向がふんだんに盛り込まれてると思うのですが、設定を変えてでも吉高を際立たせたかったのでしょうか? しかし、そもそもドラマ版は、主人公が仕事をしている描写が少ないんですよね。倫子なんて、初回以外、男のことばかり考えてる無職にしか見えないし。そうなると、マミの存在がジャマになってくるのかもしれません。 そういえば今回、榮倉の巨乳化したおっぱいにばかり目がいってしまいました。もう、横からのアングルだと、ボーンッ!!って感じ。ラストの浴衣姿も、1人だけかなりボリューミーでした。 さらに、お腹に大きなリボンが付いている服を着ていたり、ブラウスの裾をスカートの外に出していたり……。昨年8月に賀来賢人と入籍した榮倉ですが、これってやっぱり……? 女の友情がテーマだった第4話ですが、来週はいよいよ速水もこみちが投入されます。速水演じるバーテンダーは、原作では料理上手という設定。キッチンで華麗にMOCOってくれるでしょうか? (文=どらまっ子TAMOちゃん)草なぎ剛『嘘の戦争』の詐欺手口は「強引すぎ」!? 水原希子が変装に向かない理由
水原希子のコスプレも見どころの『嘘の戦争』(フジテレビ系、関西テレビ制作)第5話。平均視聴率は、前回から0.4ポイントアップの11.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)でした。 毎回、1人ずつ地獄に落としている浩一(草なぎ剛)ですが、今回のターゲットは、メガバンクに務める久島亨(平岳大)。30年前、浩一の家族が殺される原因となった、OL強姦殺害事件の主犯だそうです。 仁科家側の人間と違い、強姦事件に関わった人たちはおバカなキャラが多いので、今回の復讐もラクチンでは? 早速、第5話を振り返ります。
強引な浩一
久島が不倫相手の芙美(真飛聖)と歩いていると、パイロットに扮して向こうからやってきた浩一とドーン! 浩一が持っていたワインボトルがパリーン! 慌てて弁償しようとする久島に、浩一は「代わりに一緒にお酒でもどうです?」とバーラウンジに誘います。 かなり唐突な申し入れに見えますが、久島はバカなのでホイホイついていきます。さらに、その場にいたハルカ(水原)にデレデレ。芙美は嫉妬心剥き出しです。 その後、浩一がユウジ(マギー)のバーにいると、仁科家の次男・隆(藤木直人)が登場! そこにいたハルカを見て「あの女、どこかで会った気が」と何かに気付きます。これまで、空振りも多かった隆ですが、今日の隆は冴えてますね! というか、水原の特徴的すぎる外見は、変装を多用するタイプの詐欺師には、不向きに思えてきました。あんなに顔の小さな女性、どこにもいませんから。 この後、浩一は久島を訪ね、いきなり抹茶碗を預けます。浩一は、上京する知人にこれを渡したいけど、自分はフライトがあるから、久島に渡してほしいと……。会って間もないのに、なんて厚かましいお願いなのでしょうか。しかし、久島はバカなので、つき返すどころか、ホイホイ受け取ります。 浩一が去った後は、厚生労働省・麻薬取締部の職員に扮したユウジとカズキ(Sexy Zone・菊池風磨)が久島の元へ到着。そうです、高知東生や高樹沙耶を逮捕に追い込んだ“麻取”です。そういえば、「高樹沙耶」でYahoo!検索すると、第2検索ワードの筆頭に「やりまくり」という言葉が出てきて、面白いです。 そんなことはいいとして、ユウジが抹茶碗を調べると、怪しい白い粉が出現! 麻薬所持を疑われた久島は、いきなり走って逃げ出します。バカですね。 一方、久島とハルカの仲を疑い、嫉妬に狂う芙美。久島の不正を銀行と警察に暴露するとか言い出します。晃も強姦大学生だった!
その頃、久島が“隠し金”を持ち出すために、別荘らしき建物に現れますが、そこには浩一が先回り。30年前の強姦事件のことを責める浩一に、久島が「とっくに時効だろ!」と反論すると、浩一はバケツの水を久島にバチャーンと引っ掛けます。 前回のターゲットの司(森岡豊)にも、ドローンで水をぶっかけた浩一ですが、嫌いな人に水をかけたくなるタイプなのでしょうか? それより、この時、久島の口から新事実が! 強姦事件で死んだ女をナンパしてきたのは、仁科家の長男・晃(安田顕)だというのです。これはびっくり。でも確かに、晃は最初から“バカ”という設定がかなり強調されていましたから、親切な脚本家さんが「強姦加害者チームのメンバーだよ~」というヒントをビンビンに出してくれていたのかもしれません。 また、追い詰められた人物が、毎回ちょこっとずつヒントを出してくれるシステムはいいですね。これがあると、ドラマが大きく展開するので、毎回見ちゃいます。 結局、久島は銀行の金を横領した罪で逮捕され、浩一の復讐は一丁上がりです。今回の浩一は、久島たちを急にバーに誘ったり、抹茶碗を押し付けたりと、かなり強引な行動が目立ちましたが、大成功でした。「ムグルマ」は誰だ!?
第4話で、興三(市村正親)の口から「ムグルマ」という新キャラの名前が飛び出しましたが、今回、興三が「ムグルマを呼んだ」と隆に告げる場面がありました。 ムグルマは、仁科家の汚れ仕事を引き受ける殺し屋的な人物のようですが、誰なのか気になりますね。ネット上では、医師を辞め、養護施設を経営している三瓶(大杉漣)ではないかとの声が目立ちますが、その一方で、ジャニヲタから「夕輝壽太だ!」との声が上がっています。 夕輝とは、スターダストプロモーション所属の31歳の俳優さんです。どうやら、2009年に草なぎが主演を務めた同局の連ドラ『任侠ヘルパー』に出演しており、ヤクザの組長の「六車」という人物を演じていたようです。 そんな、草なぎファンしか喜ばなさそうなことを、関西テレビがするとはちょっと思えませんが、本気で期待しているファンもいるようですね。ジャニヲタの想像力って、本当にすごいですよね。これが、ジャニーズ帝国を支えているんだなあと、つくづく関心してしまいます。 第5話のラストシーンで、ついに仁科家に足を踏み入れた浩一ですが、化かし合いはますます加熱しそうですね。早く来週火曜日が来てほしいです。 (文=どらまっ子TAMOちゃん)草なぎ剛『嘘の戦争』の詐欺手口は「強引すぎ」!? 水原希子が変装に向かない理由
水原希子のコスプレも見どころの『嘘の戦争』(フジテレビ系、関西テレビ制作)第5話。平均視聴率は、前回から0.4ポイントアップの11.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)でした。 毎回、1人ずつ地獄に落としている浩一(草なぎ剛)ですが、今回のターゲットは、メガバンクに務める久島亨(平岳大)。30年前、浩一の家族が殺される原因となった、OL強姦殺害事件の主犯だそうです。 仁科家側の人間と違い、強姦事件に関わった人たちはおバカなキャラが多いので、今回の復讐もラクチンでは? 早速、第5話を振り返ります。





