もはや「イッテQの人」? 手越祐也の抱える“ジレンマ”と、NEWSで果たす“役割”の大きさ

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どうしてあのタレントは人気なのか? なぜ、あんなにテレビに出ているのか? その理由を、業界目線でズバッと斬る「ズバッと芸能人」。  日本でいま最も人気のあるバラエティ番組といえば、『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)だろう。2月5日放送の視聴率は22.5%(ビデオリサーチ調べ、関東/以下同)。これは、1月30日~2月5日放送の全テレビ番組の中で1位の記録だ(2位はNHK朝ドラ『べっぴんさん』31日放送の20.4%)。また、12日放送の『世界の果てまでイッテQ! 10周年2時間SP~イモトいよいよ100か国制覇へ!~』は22.2%と、2週連続で大台超えを果たした。    そんな高視聴率番組に出ているジャニーズタレントが、NEWSの手越祐也(29歳)。チャラさ全開、ドヤ顔連発、文句はたれても最後はカッコいいところを見せつけるパフォーマンスで、いまや番組には欠かせない顔である。    だが、彼は番組収録後の囲み取材で、こう語っていた――。 「街を歩いていても 『NEWSのライブを見に行ったことあります!』『CD買っています!』と言われるより、95%くらいが『イッテQ見ています』っていうくらい、スゴい番組なんだなって痛感しています」。そして、「本業のNEWS、もっと頑張ります!」と。    そう、彼は今、自分を大きくしてくれた『イッテQ』に感謝しながらも、一方で、世間から「イッテQの人」としか見られていない現状に少し戸惑っているようなのだ。    だが、そうはいっても今、NEWSの中で最もお茶の間の認知度が高いのは手越であろう。つまり彼がグループに果たす役割は、あまりにも大きいのだ。    NEWSファン、いわゆるパーナの間では「王子キャラ」として知られるも、『イッテQ』では常にイジられている手越。何かにチャレンジする際、ナレーターから「どうか成功しませんように」と言われるタレントが、今までいただろうか? もちろん失敗すると、「イエーイ」と、これまたイジられる。  また、彼は何に対しても「OK~!」と能天気に返すため、今までは芸人・狩野英孝が同じことを言っている映像がインサートされていたのだが、当の狩野が長期謹慎となってしまった。スタッフとしては「イジりネタ」がひとつ減ってしまって残念に思っているだろう。  さて、前番組である『ザ!鉄腕!DASH!!』では、“アイドルが農作業をやっている”というギャップを強く打ち出しているが、『イッテQ』の場合は手越がそんなアーティストの顔を出そうものなら、完膚なきまでにイジってくる。つまり、グループ人気までには、なかなか波及していない印象がある。    つまり、ソロ活動が活発になっているのはもちろん歓迎すべきことではあるが、例えばSMAPに『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)があったように、ライブとは別に、“ホーム”を作っておかないと(それは、物理的に2週に1回会うとか)、グループとしての存在意義を見失ってしまうのではないだろうか?    彼ら全員によるレギュラー番組は『ザ少年倶楽部 プレミアム』(NHK BSプレミアム)だが、これは彼らの冠番組とは言いがたい。NEWSでレギュラー番組を作ろうという動きは何度もあり、その都度『変ラボ』(日本テレビ系)など形になったものもあるが、彼らをどうオペレーションした形で番組を作るのかベストなのか、まだ制作側もキャラクターをつかみかねているところがある。しかし、個性が際立つようになった今こそ、せめて1本でも、彼らのレギュラー番組をつくるべきではないだろうか?    だが、まずは手越が、『イッテQ』で、今のスタッフからのイジリがあってこその面白さからさらに一皮むけて、イモトアヤコ並みにブレークすることが、NEWS人気のさらなる起爆剤につながる。幸いにも、イモトや宮川大輔の人気が落ち着いてきた今、手越が番組をけん引していく時期にも差しかかっている。そう考えるならば、加藤シゲアキに「ニンニク臭い」と言われようが、増田貴久に「台本を一切読まない」とダメ出しされようが、小山慶一郎に足を揉まさせようが、彼はさらに大事にされるべき存在なのだ。今後の手越に大注目である。 (文=都築雄一郎) ◆「ズバッと!芸能人」過去記事はこちらから◆

Kis-My-Ft2横尾渉が、まさかのブレーク間近!? 舞祭組の“華麗なる逆襲”

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どうしてあのタレントは人気なのか? なぜ、あんなにテレビに出ているのか? その理由を、業界目線でズバッと斬る「ズバッと芸能人」。  1月12日に放送された『プレバト!!』(MBS/TBS系)の視聴率が14.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録し、関東レギュラー1時間放送において番組史上最高視聴率を更新したことがわかった。    同番組は、タレントの隠れた才能を発掘し、査定するバラエティ。俳句指導・夏井いつき先生の辛口採点が好評で、彼女のダメ出し見たさにチャンネルを合わせる人も多い。    そんな人気番組で「覚醒」したのが、アイドルグループ・Kis-My-Ft2の横尾渉だ。ジャニーズの先輩・中居正広プロデュースのもと、キスマイの後ろ4人で結成した「舞祭組」(ブサイク)の一員であるが、歌が超絶ヘタであることから、あの中居クンにさえ「師匠」と呼ばれるほどの「ポンコツ」ぶりを誇っていた。  しかし、ここにきて横尾が謎の大躍進! 『プレバト!!』では梅沢富美男、藤本敏史(FUJIWARA)、東国原英夫とともに「俳句四天王」として君臨、さらに冠番組『キスマイBUSAIKU!?』(フジテレビ系)では絶対王者・藤ヶ谷太輔につける2位の勝率を誇っている。いったい横尾に、何が起きたのか!?     横尾と『プレバト!!』の歴史は長い。初登場は2年前の2015年7月16日。このときのお題は「夏の海と江ノ電」だった。これに対し彼は、「サングラス 外して対す 海の青」という句をひねり出す。これはメンバーに向けて、「せっかく海に来たんだから、サングラスを外して自分の目で見ようよ」という思いを詠んだというのだが、あの夏井先生をして「作り方・言葉の選び方・言葉を置く位置……大変うまい!!」と言わしめたのだ。    同番組でのキスマイの出演数は、横尾が最多の13回(今年1月5放送分まで)で1位。続いて千賀健永、二階堂高嗣、北山宏光、宮田俊哉と続く。これらは先ほど挙げた「舞祭組」の面々だ。対して玉森裕太は、たったの1回。制作者側としては、すでに人気の、しかも華のあるメンバーを出すより、目立たないメンバーに光を当ててスターにさせたいとの思いがあるのだろう。なおかつ、番組の雰囲気を壊すことがないジャニタレであることが条件(ジャニーズ事務所というブランドは、テレビマンにとっていまだに惹きがある)。それは、他のグループを見回しても、なかなかいない。つまり「舞祭組」が適任だったわけだ。    だが図らずも、そんな横尾に俳句の才能があったとは、番組スタッフも思いもしなかっただろう。とはいえ、そこには、彼の人知れず積み重ねる努力もあったことを忘れてはなるまい。楽屋では俳句の本を買って読み、夏井先生の毒舌コメントを素直に受け入れて、良作を送り出していく横尾。あれよあれよという間に特待生の座を駆け上がり、現在1級。名人の座はもうそこまできている。    さて、デートプランなど、毎回メンバーそれぞれが考える理想のシチュエーションを映像化し、100人の女性に審査してもらう彼らの冠番組『キスマイBUSAIKU!?』でも、横尾はスゴい。昨年1年間に35回チャレンジを行っているのだが、平均順位を計算してみたところ、横尾は、1.87位で1位を獲得した藤ヶ谷に次ぐ2位の勝率なのだ(平均順位は3.17位)。以下、3位・玉森(3.67位)、4位・北山(3.92位)と続く。最下位7位は、宮田の5.06位。    この活躍は、彼の料理上手な一面も功を奏しているだろう。「水回りの横尾」と呼ばれる面目躍如である。    また、ペット介護士の資格を持っていることから『ペットの王国 ワンだランド』(テレビ朝日系)のレギュラーに途中から抜擢されるなど(『ブレバト!!』と『ワンだランド』は同じ制作会社)、スタッフ受けも上々の横尾。メンバーの人気ランキングでは5位か6位が定位置という、ある意味、安定の低空飛行ぶりだった彼の、華麗なる逆襲が今始まる!? (文=都築雄一郎)

“隠れた実力派”関ジャニ・村上信五が抱える「世間の評価の低さ」と「関西弁の壁」

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どうしてあのタレントは人気なのか? なぜ、あんなにテレビに出ているのか? その理由を、業界目線でズバッと斬る「ズバッと芸能人」。  今回取り上げるのは、関ジャニ∞の村上信五。単独レギュラー番組は、テレビ・ラジオ合わせて6本。関ジャニ全員の出演番組3本を合計すると、週9本。CMでも東洋水産「麺づくり」やプロアクティブなど単独出演が続き、まさに関ジャニの屋台骨を支えているといっていいだろう。  そんな村上には、芸能人のファンが多い。例えばナインティナイン矢部浩之。矢部によれば村上は、番組で共演した後、きちんとお礼のメールを出し、その文面についても「内容も絶妙やねん。入りすぎず、いい加減じゃなさすぎず、丁寧」とラジオ番組で褒めていた。  さらには、あのビートたけし。2年前とある番組で村上と共演後、彼について「やっぱり器用な人だよね。何やっても器用。歌って踊ってだけじゃなくて、そういう感性のある人はしゃべりにもリズムがあるし。村上君は知識も豊富で勉強してるし、大阪人らしく“いい間”をしてる」と絶賛している。  そして『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系)で毎週顔を合わせているマツコ・デラックス。村上とは何かにつけて毎週言い合いにはなっているが、それも彼を信頼しているがゆえだろう。また、マツコは、例えば『マツコ&有吉の怒り新党』(テレビ朝日系)では有吉弘行のことを「あなた」「有吉さん」、『アウト×デラックス』(フジテレビ系)でもナイナイ矢部のことを「矢部さん」、『ホンマでっか!?TV』(同)でも明石家さんまのことは「さんまさん」、『5時に夢中!』(TOKYO MX )でもふかわりょうのことを「あなた」と呼んでいる。そんな中で村上に対しては、唯一「お前」「この野郎」と呼ぶ。それは一見、乱暴な呼び方だが、ある意味、村上に心を許している証拠といえよう。  そんなマツコの、村上への愛が感じられるシーンがあった。少し前になるが、2012年6月11日のオンエアで、この番組が大好きでゲストで来ていた藤あや子に村上をプッシュし、「好きになるでしょ、会うと」とベタ褒め。また、村上のことを「生意気だけどほっとけない。罠にはまっちゃったわ」とも告白している。  さらに、今まで関ジャニどころかジャニーズのコンサートには行かなかったマツコが、昨年12月17日、関ジャニ∞の東京ドームライブを鑑賞、村上のカラーである紫色のペンライトを振っていたことがわかり、騒然となった。  これらはひとえに、彼のトーク力と人心掌握術によるものだろう。大阪のローカル番組『モモコのOH!ソレ!み~よ!』(関西テレビ)に2003~13年まで10年間レギュラー出演していた当時、司会を務めていた女芸人の大御所・ハイヒールモモコからトーク術と芸能界での生き方を学んだ。さらには、ナイナイ矢部のツッコミ、ダウンタウン浜田雅功のドツキツッコミ、明石家さんまの番組回しも、それぞれ過去の番組を見て研究したといわれる。  そんな「隠れた実力派」村上だが、その実力の割には、世間の好感度は必ずしも高いとはいえない。それは野心が見え隠れするとか、一般視聴者に寄り添っていない感じがするとか、見えない何かを彼の笑顔から感じ取っているからかもしれない。  また、ビートたけしは先のインタビューで「ヘタすりゃ『紅白(歌合戦)』の司会者になるんじゃないかな」とも言っていた。  ここで紅白の司会の歴史を振り返ってみると、06~16年までジャニタレが11年連続して担当している。06~09年が中居正広(中居は1997~98年も担当)、 10~14年が嵐、 15年がV6井ノ原快彦、そして昨年が嵐の相葉雅紀というわけだ。つまり今年17年も、ジャニーズから選出される可能性は高い。デビュー15年という関ジャニ、もしくは来年年男の村上に「司会」の声が上がってもおかしくはない。  だが、村上には「紅白」司会に際しての壁が立ちはだかる。それが関西弁だ。紅白の司会者の歴史を見てみると、関西弁の司会は07年の笑福亭鶴瓶くらいなもの。どうしても、業界にはいまだに、格式のある番組は「標準語で伝える」ことに価値を置く風潮があり、その点、紅白も例外ではないということだろう。  昨年の『紅白歌合戦』は、関ジャニがトップバッターだった。村上が司会としてNHKホールのステージを踏む日が来るのは、いつなのだろうか? だが村上個人としては、「ジャニーズの先輩で目標としている人」は意外にも中居ではなく、「TOKIO国分太一」だという。つまり、中居ほど華々しくスポットライトは浴びずども、したたかに、そしてジワジワと帯番組や散歩番組など自分の単独出演番組を抱える、そんなタレントになりたいのであろう。  いずれにしても、村上の今後が楽しみであり、少し怖くもある。 (文=都築雄一郎)

ジャニーズWEST最年少「ピンチをチャンスに変えて抱き寄せる男」小瀧望に見た“スター性”

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どうしてあのタレントは人気なのか? なぜ、あんなにテレビに出ているのか? その理由を、業界目線でズバッと斬る「ズバッと芸能人」。  今回は、2014年にデビューしたジャニーズWESTのメンバー、小瀧望(こたき・のぞむ)を取り上げる。グループ最年少でありながら、身長は183cmとグループで最も高く、クールな真顔と、人懐っこい笑顔のギャップにやられるファンも多い。また、7歳上の姉がいることから甘えん坊でマイペースな一面も持ち合わせ、自由奔放なキャラクターから「国民的弟」と呼ぶ人も。    さて「グループ最年少」というのは、ファンにとっては何物にも代えがたい存在だ。それは、香取慎吾を例に取るとわかりやすいだろう。彼がSMAPとしてデビューしたのは11歳、まだランドセルを背負っていた頃。香取より年上のファンは、それからの約30年間を、我が子のように見届けてきた。このように「最年少メンバー」というのは、アイドルとしての成長の過程を、より長く楽ませてくれるのだ。    そんな小瀧はまだテレビへの露出は少ないものの、今年4~6月クールに放送されたドラマ『世界一難しい恋』(日本テレビ系)では、連ドラ初挑戦ながら、嵐・大野智演じるホテル社長・鮫島零治に勝手に頼られていると思い込む天才的“勘違い”社員・三浦家康を好演。オンエア当時は「三浦だけでスピンオフやって」というラブコールがネット上に殺到。また、この演技が高く評価され、「第89回『ザ・デレビジョン』ドラマアカデミー賞」では助演男優賞3位に選出。「読者票」ランキングでは、あの『99.9-刑事専門弁護士-』(TBS系)の香川照之に次ぐ2位につけるほど。     彼が演技力だけではなく、スター性にも満ちあふれていることを自ら証明してみせたのは、先月24日放送の『櫻井翔のジャニーズ軍VS有吉弘行の芸人軍究極バトル“ゼウス”』(同)でのこと。この番組は、嵐・櫻井と有吉が、それぞれジャニーズ軍と芸人軍を結成、さまざまなアトラクションで対決するという人気のスペシャル番組である。だがジャニーズ勢は、過去2回とも芸人軍の前に敗れている。    そんな絶対に負けられない第3章同じジャニーズWESTの藤井流星、重岡大毅がなかなか結果を残せない中、一人気を吐いたのが小瀧だった。まずは2ndバトル「ゼウスアーチェリー」。6m先の的の中心を射抜いて高得点を狙うこの種目で、先攻の芸人軍・FUJIWARA原西が両軍初の500ポイントを獲得し、点差を1,200対700とジャニーズを大きく引き離す。そこで櫻井から直々に指名されたのが、小瀧だった。  そこで弱冠20歳の彼は、先輩にこう返してみせる。「正直、ちょっと緊張してますけど、櫻井君から、『ここは小瀧』と指名をもらったので、それに応えられるくらいの結果を出したいと思います」  その言葉通り、彼は見事500ポイントのエリアを射抜き、1,200対1,200の同点に持ち込むことに成功。この展開には、さすがの有吉も「今のはシビれましたね~!」と感服し、お茶の間にも「ジャニーズWESTに小瀧あり」を印象付けた。『セカムズ』で彼が演じた三浦家康の名ゼリフの中に「ピンチをチャンスに変えて抱き寄せる男」というものがあったが、まさに今、ここで体現してみせたのだ。  だが、当の小瀧は「自分では全然納得いってない」とした上で、その理由を「練習で3回中2回1,000点に入れた」と、さらりと告白。スタジオ中を驚かせたのである。  小瀧は5thバトル「ゼウスPK」でも、抜群の運動神経を見せつけた。芸人軍の守護神と称される名ゴールキーパーで、ことごとくスーパーセーブを決めてきたイチローのモノマネ芸人・ニッチロー'に、ジャニーズ軍で唯一ゴールを決めたのだ。さらに彼がスゴいのは、このあとだった。ボールをはじこうとダイビングして倒れたニッチロー'を抱き起こそうと、手を差し伸べていたのだ。なんてジェントルマン。  放送3時間の中で、最も長く尺が使われ、また見せ場を作ったジャニーズタレントは小瀧だった。あの伊野尾慧でさえも、櫻井から「アーチェリーやる前にブロウしたでしょ?」「そうですね。このアーチェリーやる前にブロウし直してきました」というやりとりがあった程度だ。  最終的にジャニーズ軍は初めて総合優勝を勝ち取ったが、その裏にはこうした小瀧の活躍があったことは紛れもない事実で、その名は番組スタッフをはじめ、業界人にも浸透していくだろう。もちろん、次の『ゼウス』にも、彼は呼ばれるハズ。そのときまで、彼が役者として、そしてタレントとしてさらに成長していることを願いたい。 (文=都築雄一郎)

「伊野尾革命」は終了間近!? きのこカットを卒業したHey!Say!JUMP伊野尾慧の“不確かな未来”

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どうしてあのタレントは人気なのか? なぜ、あんなにテレビに出ているのか? その理由を、業界目線でズバッと斬る「ズバッと芸能人」。    今回は「いのちゃん」という愛称でおなじみ、Hey!Say!JUMPのメンバー伊野尾慧を取り上げてみたい。今年4月からは『めざましテレビ』(フジテレビ系)の木曜レギュラー、さらには『メレンゲの気持ち』(日本テレビ系)のMCと立て続けに抜擢され、俳優としても『ドクターX~外科医・大門未知子~ スペシャル』(テレビ朝日系)や日曜ドラマ『そして、誰もいなくなった』(日本テレビ系)にも出演し、その可能性を広げている。    この快進撃をファンは「伊野尾革命」と呼んでいるが、まずはブレークのきっかけから、あらためて振り返ってみよう。  多くの業界関係者が伊野尾慧の名前を知ったのは昨年、2015年8月18日『幸せ!ボンビーガール真夏のハワイ移住2時間スペシャル』(日本テレビ系)だった。番組レギュラー・森泉が毎回いそしんでいるDIYコーナーに、助っ人として登場したのだ。    そもそも伊野尾が呼ばれたワケは、V6とともにパーソナリティを務める『24時間テレビ』を宣伝するためだった。ただ、彼が番組にピックアップされたのは、その「学歴」にあった。明治大学理工学部建築学科卒業という異色の経歴で、実際に設計図を引けることがポイントとなったのだ。    『24時間テレビ』の出演者は毎回、日本テレビの各番組に振り分けられて宣伝役を担う。プロデューサーレベル、もしくは番組ごとのキャスティング会議で、誰をどの番組に送り込むか決まっていくのだが、その際に彼の「建築学科卒業」という肩書が目に留まり、『ボンビーガール』のDIYコーナーへの出演を射止めたことは想像に難くない。  話を続けよう。そんな伊野尾が出演したSP回が13.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)の高視聴率を記録。さらにはその月初め、8月1日の『メレンゲの気持ち』にゲスト出演した際は10.5%をマーク。もちろん、彼一人の潜在視聴率ではないにせよ、「彼はもってる」というウワサが、フジテレビ、さらにはTBSに伝播。年末特番などに出演し始め、年が明けた今年、冒頭挙げたようなポジションに就くことができたというのが大方の流れであろう。もちろん同時期、千原ジュニアなどの芸人が、そのかわいさのあまり「家賃払ってあげたい」などと評判を広めたのも大きい。  経歴に加えて、彼がテレビ界でブレークできたのは、意外にも髪形にあったのではと考える者もいる。メンバー9人のグループショットの中でも目立つし、「ゆるふわ」なルックスは、ジャニーズ事務所のタレントのパプリックイメージである「かっこよさ」とは正反対に、見る者に威圧感を与えず、起用へのハードルを下げている。また、彼を知らないテレビマンに説明するときも、その特徴的な髪形から話を始めることができる。    むろん、ファンの間でも、伊野尾はあの髪形にしてから人気が出たというのは定説になっている。  しかし、である。この11月、そんな最大のセールスポイントであった女子のような、ペルシャ猫の毛並みのようなマッシュボブを、伊野尾自ら「イメージチェンジしたい」とやめてしまい、右側はストレート、そして左サイドはウェーブという左右非対称のアシメ(アシンメトリー)ヘアにしてしまったのだ。  それだけではない。先日の『めざましテレビ』では、さらに短髪にして登場した。もちろん、これが人気に影響するかまではわからないが、ネット上ではそのイメチェンについて「似合う」「あまり似合わない」と意見は分かれている。    気になるのは、伊野尾の今後だ。『メレンゲ~』では、MC久本雅美の「飯尾くん」というわざとらしい言い間違えを「伊野尾だよ!」と正したり、いじられキャラを売りにしてはいるが、そこまで地のキャラが立っているとは言いがたい。もちろんJUMPイチの「愛されキャラ」だけあって、どの番組でもうまく周りと溶け合い、またキャリアを積んで切り返しもうまくなってはいるが、その貢献度に関しては、まだきちんとした評価ができる段階にはない。  つまり業界的には、彼を話題先行で起用してしまった感も否めない。テレビ業界というものは、得てして「飽き性」である。この伊野尾バブルが終わらないうちに真価を発揮し、来年以降のさらなる飛躍へとつながることを、楽しみに待ちたいところだ。 (文=都築雄一郎)

「伊野尾革命」は終了間近!? きのこカットを卒業したHey!Say!JUMP伊野尾慧の“不確かな未来”

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どうしてあのタレントは人気なのか? なぜ、あんなにテレビに出ているのか? その理由を、業界目線でズバッと斬る「ズバッと芸能人」。    今回は「いのちゃん」という愛称でおなじみ、Hey!Say!JUMPのメンバー伊野尾慧を取り上げてみたい。今年4月からは『めざましテレビ』(フジテレビ系)の木曜レギュラー、さらには『メレンゲの気持ち』(日本テレビ系)のMCと立て続けに抜擢され、俳優としても『ドクターX~外科医・大門未知子~ スペシャル』(テレビ朝日系)や日曜ドラマ『そして、誰もいなくなった』(日本テレビ系)にも出演し、その可能性を広げている。    この快進撃をファンは「伊野尾革命」と呼んでいるが、まずはブレークのきっかけから、あらためて振り返ってみよう。  多くの業界関係者が伊野尾慧の名前を知ったのは昨年、2015年8月18日『幸せ!ボンビーガール真夏のハワイ移住2時間スペシャル』(日本テレビ系)だった。番組レギュラー・森泉が毎回いそしんでいるDIYコーナーに、助っ人として登場したのだ。    そもそも伊野尾が呼ばれたワケは、V6とともにパーソナリティを務める『24時間テレビ』を宣伝するためだった。ただ、彼が番組にピックアップされたのは、その「学歴」にあった。明治大学理工学部建築学科卒業という異色の経歴で、実際に設計図を引けることがポイントとなったのだ。    『24時間テレビ』の出演者は毎回、日本テレビの各番組に振り分けられて宣伝役を担う。プロデューサーレベル、もしくは番組ごとのキャスティング会議で、誰をどの番組に送り込むか決まっていくのだが、その際に彼の「建築学科卒業」という肩書が目に留まり、『ボンビーガール』のDIYコーナーへの出演を射止めたことは想像に難くない。  話を続けよう。そんな伊野尾が出演したSP回が13.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)の高視聴率を記録。さらにはその月初め、8月1日の『メレンゲの気持ち』にゲスト出演した際は10.5%をマーク。もちろん、彼一人の潜在視聴率ではないにせよ、「彼はもってる」というウワサが、フジテレビ、さらにはTBSに伝播。年末特番などに出演し始め、年が明けた今年、冒頭挙げたようなポジションに就くことができたというのが大方の流れであろう。もちろん同時期、千原ジュニアなどの芸人が、そのかわいさのあまり「家賃払ってあげたい」などと評判を広めたのも大きい。  経歴に加えて、彼がテレビ界でブレークできたのは、意外にも髪形にあったのではと考える者もいる。メンバー9人のグループショットの中でも目立つし、「ゆるふわ」なルックスは、ジャニーズ事務所のタレントのパプリックイメージである「かっこよさ」とは正反対に、見る者に威圧感を与えず、起用へのハードルを下げている。また、彼を知らないテレビマンに説明するときも、その特徴的な髪形から話を始めることができる。    むろん、ファンの間でも、伊野尾はあの髪形にしてから人気が出たというのは定説になっている。  しかし、である。この11月、そんな最大のセールスポイントであった女子のような、ペルシャ猫の毛並みのようなマッシュボブを、伊野尾自ら「イメージチェンジしたい」とやめてしまい、右側はストレート、そして左サイドはウェーブという左右非対称のアシメ(アシンメトリー)ヘアにしてしまったのだ。  それだけではない。先日の『めざましテレビ』では、さらに短髪にして登場した。もちろん、これが人気に影響するかまではわからないが、ネット上ではそのイメチェンについて「似合う」「あまり似合わない」と意見は分かれている。    気になるのは、伊野尾の今後だ。『メレンゲ~』では、MC久本雅美の「飯尾くん」というわざとらしい言い間違えを「伊野尾だよ!」と正したり、いじられキャラを売りにしてはいるが、そこまで地のキャラが立っているとは言いがたい。もちろんJUMPイチの「愛されキャラ」だけあって、どの番組でもうまく周りと溶け合い、またキャリアを積んで切り返しもうまくなってはいるが、その貢献度に関しては、まだきちんとした評価ができる段階にはない。  つまり業界的には、彼を話題先行で起用してしまった感も否めない。テレビ業界というものは、得てして「飽き性」である。この伊野尾バブルが終わらないうちに真価を発揮し、来年以降のさらなる飛躍へとつながることを、楽しみに待ちたいところだ。 (文=都築雄一郎)

『逃げ恥』幻の主演候補・KAT-TUN中丸雄一のちょうどよい「使い勝手感」と、漂う「不安感」

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ジャニーズを代表する器用貧乏さん
 現在放送中の人気ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)で主演・新垣結衣の相手役を務めるのは、俳優で歌手の星野源。35年間彼女ナシで、恋愛経験ゼロのサラリーマン・津崎平匡(つざき・ひらまさ)を好演している。  だがもう1人、ドラマの原作者で漫画家の海野つなみさんから主演候補に挙げられていたタレントがいたことをご存じだろうか? それが、アイドルグループKAT-TUNのメンバー、中丸雄一(33)である。    海野さんは今から1年ほど前、読者の間ではドラマ化するなら誰が津崎役にふさわしいかと盛り上がっていたといい、その中に、星野、中丸、長谷川博己、及川光博、高橋一生といった名前が挙がっていることをドラマのプロデューサーに伝えたという。もちろん、海野さんは読者の要望を伝えただけで、それ以上の意思はない。また、その「伝言」に、どこまで効力があったかわからない。ただ事実、その中に名前のあった星野が選ばれている。  だが、『逃げ恥』に出演しなくても、中丸のブレークに関しては機が熟している。  毎週日曜朝の情報番組『シューイチ』(日本テレビ系)には2011年の放送開始時より出演し、すっかりおなじみだが、ほかにも最近では『解決!ナイナイアンサー』(同)、『池上彰のニュースそうだったのか!!』『Qさま!!』(テレビ朝日系)、『ニンゲン観察バラエティ モニタリング』『プレバト!!』(TBS系)などで頻繁に見かけるようになっているのだ。  彼が各番組からオファーされる理由は、どこにあるのだろう?   それはまず、大前提として「身軽さ」にある。現在KAT-TUNは、今年5月から無期限活動停止中。グループとしての露出が続いているのであれば、そこから1人だけ気軽に番組へ呼ぼうとはなりづらいが、それも今のところ、幸か不幸かクリアされている。  もちろん、本人としては常にKAT-TUNの看板を背負って活動しているのであろうが、作り手側としてはなるべく、グループのしがらみにとらわれずにキャスティングしたいのだ。  声のかけやすさは、彼の「たたずまい」にもあるだろう。KAT-TUNメンバーである亀梨和也(30)、上田竜也(33)、さらには嵐・松本潤(33)、関ジャニ∞・錦戸亮(32)、滝沢秀明(34)といったほかの同世代のジャニーズと比べても、中丸は「薄口」で、貫禄はそれほどない。だが、それがかえって、安心して出演依頼ができるイメージを作り上げている。  さらに彼の持ち味は「フットワークの良さ」「使い勝手の良さ」「真面目さ」だ。これは、毎週彼が『シューイチ』で担当しているレギュラーコーナー「まじっすか」でも、幅広く知られている。  このコーナーは、話題のスポットや噂の人物に中丸が直撃取材するというものだが、司会の中山秀征から毎週、生放送後のスタジオに居残りさせられ、取材するネタを言い渡される。もちろん、その際、中丸に拒否権はない。否応なしに、ロケへと向かわされる。この「使いっ走り」感がよいのである。  また中丸は、このコーナーの中で「芸能界一のパティシエを目指す」という不定期企画に挑んでいる。だがある回で、有名パティシエのアドバイスに従ってスイーツを作ったら、意外とすんなり完成してしまったことがあった。しかし、スタッフの狙いは悪戦苦闘する彼の姿。そんなとき中丸は場を察し、「台本通りにいってないですよね」と、制作サイドの思惑まで気にしているのだ。    あるとき、怪獣をモチーフにしたユニークなメニューを提供しているカフェを訪れた中丸。店前に置いてある怪獣の着ぐるみを着られるサービスがあるというので、彼も試着。そのまま商店街を練り歩いたのだが、ロケはあいにく平日の午前中。喜びそうな子どもの姿もいない。と、なぜか猛ダッシュする中丸! なんでも「撮れ高」を心配したのだという。  このように「今、何が求められるのか」を考える謙虚な姿勢は、視聴者同様、テレビマンからも好感を持たれている。しかも彼は昔から、超ビビリとしても知られている。『モニタリング』には、もってこいの逸材である。  そんな親しみやすい一面がある一方、「高学歴」であることも、作り手がそそられるポイントだ。彼の最終学歴は早稲田大学。卒業論文では「黒人音楽のグローカリゼーション」という難しい考察に挑み、最高評価の「A+」を獲得したという。そんな知性派な一面が、池上彰のニュースショーやクイズ番組などから声がかかる理由にもなっている。  さて、以前出演した『ナイナイアンサー』で中丸は、「30代のジャニーズが多い。いろいろなところにチャレンジしていかないと、生き残れない」と、不安を打ち明けた。  そう、彼には常に、そこはかとない、将来への不安がつきまとっている。そもそもKAT-TUNの充電期間は1~2年とされているが、先のことまではわからない。不安があるから、制作サイドの思惑を気にすれば、撮れ高も心配する。特に宣伝案件もないにもかかわらず、芸人などに交じってクイズにも挑戦する。そうした不安を原動力に変えて、中丸号は今日も、芸能界の大海原を、飄々と進んでいくのである。

『逃げ恥』幻の主演候補・KAT-TUN中丸雄一のちょうどよい「使い勝手感」と、漂う「不安感」

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ジャニーズを代表する器用貧乏さん
 現在放送中の人気ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)で主演・新垣結衣の相手役を務めるのは、俳優で歌手の星野源。35年間彼女ナシで、恋愛経験ゼロのサラリーマン・津崎平匡(つざき・ひらまさ)を好演している。  だがもう1人、ドラマの原作者で漫画家の海野つなみさんから主演候補に挙げられていたタレントがいたことをご存じだろうか? それが、アイドルグループKAT-TUNのメンバー、中丸雄一(33)である。    海野さんは今から1年ほど前、読者の間ではドラマ化するなら誰が津崎役にふさわしいかと盛り上がっていたといい、その中に、星野、中丸、長谷川博己、及川光博、高橋一生といった名前が挙がっていることをドラマのプロデューサーに伝えたという。もちろん、海野さんは読者の要望を伝えただけで、それ以上の意思はない。また、その「伝言」に、どこまで効力があったかわからない。ただ事実、その中に名前のあった星野が選ばれている。  だが、『逃げ恥』に出演しなくても、中丸のブレークに関しては機が熟している。  毎週日曜朝の情報番組『シューイチ』(日本テレビ系)には2011年の放送開始時より出演し、すっかりおなじみだが、ほかにも最近では『解決!ナイナイアンサー』(同)、『池上彰のニュースそうだったのか!!』『Qさま!!』(テレビ朝日系)、『ニンゲン観察バラエティ モニタリング』『プレバト!!』(TBS系)などで頻繁に見かけるようになっているのだ。  彼が各番組からオファーされる理由は、どこにあるのだろう?   それはまず、大前提として「身軽さ」にある。現在KAT-TUNは、今年5月から無期限活動停止中。グループとしての露出が続いているのであれば、そこから1人だけ気軽に番組へ呼ぼうとはなりづらいが、それも今のところ、幸か不幸かクリアされている。  もちろん、本人としては常にKAT-TUNの看板を背負って活動しているのであろうが、作り手側としてはなるべく、グループのしがらみにとらわれずにキャスティングしたいのだ。  声のかけやすさは、彼の「たたずまい」にもあるだろう。KAT-TUNメンバーである亀梨和也(30)、上田竜也(33)、さらには嵐・松本潤(33)、関ジャニ∞・錦戸亮(32)、滝沢秀明(34)といったほかの同世代のジャニーズと比べても、中丸は「薄口」で、貫禄はそれほどない。だが、それがかえって、安心して出演依頼ができるイメージを作り上げている。  さらに彼の持ち味は「フットワークの良さ」「使い勝手の良さ」「真面目さ」だ。これは、毎週彼が『シューイチ』で担当しているレギュラーコーナー「まじっすか」でも、幅広く知られている。  このコーナーは、話題のスポットや噂の人物に中丸が直撃取材するというものだが、司会の中山秀征から毎週、生放送後のスタジオに居残りさせられ、取材するネタを言い渡される。もちろん、その際、中丸に拒否権はない。否応なしに、ロケへと向かわされる。この「使いっ走り」感がよいのである。  また中丸は、このコーナーの中で「芸能界一のパティシエを目指す」という不定期企画に挑んでいる。だがある回で、有名パティシエのアドバイスに従ってスイーツを作ったら、意外とすんなり完成してしまったことがあった。しかし、スタッフの狙いは悪戦苦闘する彼の姿。そんなとき中丸は場を察し、「台本通りにいってないですよね」と、制作サイドの思惑まで気にしているのだ。    あるとき、怪獣をモチーフにしたユニークなメニューを提供しているカフェを訪れた中丸。店前に置いてある怪獣の着ぐるみを着られるサービスがあるというので、彼も試着。そのまま商店街を練り歩いたのだが、ロケはあいにく平日の午前中。喜びそうな子どもの姿もいない。と、なぜか猛ダッシュする中丸! なんでも「撮れ高」を心配したのだという。  このように「今、何が求められるのか」を考える謙虚な姿勢は、視聴者同様、テレビマンからも好感を持たれている。しかも彼は昔から、超ビビリとしても知られている。『モニタリング』には、もってこいの逸材である。  そんな親しみやすい一面がある一方、「高学歴」であることも、作り手がそそられるポイントだ。彼の最終学歴は早稲田大学。卒業論文では「黒人音楽のグローカリゼーション」という難しい考察に挑み、最高評価の「A+」を獲得したという。そんな知性派な一面が、池上彰のニュースショーやクイズ番組などから声がかかる理由にもなっている。  さて、以前出演した『ナイナイアンサー』で中丸は、「30代のジャニーズが多い。いろいろなところにチャレンジしていかないと、生き残れない」と、不安を打ち明けた。  そう、彼には常に、そこはかとない、将来への不安がつきまとっている。そもそもKAT-TUNの充電期間は1~2年とされているが、先のことまではわからない。不安があるから、制作サイドの思惑を気にすれば、撮れ高も心配する。特に宣伝案件もないにもかかわらず、芸人などに交じってクイズにも挑戦する。そうした不安を原動力に変えて、中丸号は今日も、芸能界の大海原を、飄々と進んでいくのである。 (文=都築雄一郎)