NHK朝ドラ『わろてんか』は『純と愛』『まれ』以来のハズレ作?「吉本大物芸人が急きょ参戦の可能性も」

NHK朝ドラ『わろてんか』は『純と愛』『まれ』以来のハズレ作?「吉本大物芸人が急きょ参戦の可能性も」の画像1
NHK連続テレビ小説『わろてんか』公式サイトより
 有村架純主演の『ひよっこ』の後を受け、10月から始まったNHKの朝ドラ『わろてんか』だが、その評判が何とも芳しくない。 『わろてんか』は、吉本興業の創業者・吉本せいがモデルとなった作品。明治後期の大阪を舞台に、「笑って生きる」ことこそが自分の人生の希望だと信じるヒロイン・藤岡てん(葵わかな)が、夫の藤吉(松坂桃李)とともに、笑いを商売にするために奮闘する姿を描くストーリーとなっている。  松坂に加え、ヒロインの両親役に遠藤憲一と鈴木保奈美、さらに鈴木京香、濱田岳、高橋一生、千葉雄大、竹下景子、広瀬アリスなど、NHKならではの豪華ラインナップをそろえた『わろてんか』。しか現時点での評判は今ひとつだ。テレビ情報誌記者が語る。 「右肩上がりに数字を上げて終わった『ひよっこ』に続く作品だけに、期待されていた『わろてんか』ですが、数字的には厳しい結果が出ています。1週目の平均視聴率は20.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と、まずまずの数字でしたが、2週目は19.4%、3週目は18.8%と、みるみる低下。『ひよっこ』の最低視聴率は17.5%(第50話)でしたが、『わろてんか』は第16話で早くも17.7%を記録しています」  実際、Twitterで『わろてんか』というキーワードで検索すると、 「わろてんか 残念ながらリタイアです。もう耐えられない」 「わろてんかはもう脱落しそう…放送始まってから7:55にセットしてたアラームを解除した……」 「もうだめだ。離脱します。なかなか面白くならないし、イビり見たくない」 「わろてんか 我慢して見てるけどそろそろ限界」  など、視聴継続を諦める報告が次々と登場。前出の記者は、こう語る。 「ここ5年間で最も視聴率が悪かった朝ドラは、夏菜がヒロインを演じた『純と愛』(2013年)で17.1%、ワースト2は土屋太鳳がヒロインの『まれ』(15年)で19.4%でしたが、これだけ評判が悪いと、ワースト記録の更新もありそうです。『純と愛』はヒロインががなり立てるシーンが多く、不条理で不愉快なストーリーが視聴者をイライラさせ、『まれ』はヒロインのキャラ設定がブレブレで、視聴者をあきれさせましたが、『わろてんか』は、ベタすぎるストーリーが不評のようです。ただ、不評の理由とは矛盾しますが、朝ドラに視聴者が求めるのは、基本的には“ベタ”な展開です。制作が大阪放送局、ヒロインのモデルが吉本興業の創業者ということで、“ベタすぎる”のは仕方がありませんが、これがハマればV字回復もあるでしょう。それでもダメなら、吉本所属の大物芸人が急きょ参戦するパターンもあるかもしれません」  NHKが『わろてんか』でニッコリ笑顔になる日はやってくる?

NHK朝ドラ『わろてんか』は『純と愛』『まれ』以来のハズレ作?「吉本大物芸人が急きょ参戦の可能性も」

NHK朝ドラ『わろてんか』は『純と愛』『まれ』以来のハズレ作?「吉本大物芸人が急きょ参戦の可能性も」の画像1
NHK連続テレビ小説『わろてんか』公式サイトより
 有村架純主演の『ひよっこ』の後を受け、10月から始まったNHKの朝ドラ『わろてんか』だが、その評判が何とも芳しくない。 『わろてんか』は、吉本興業の創業者・吉本せいがモデルとなった作品。明治後期の大阪を舞台に、「笑って生きる」ことこそが自分の人生の希望だと信じるヒロイン・藤岡てん(葵わかな)が、夫の藤吉(松坂桃李)とともに、笑いを商売にするために奮闘する姿を描くストーリーとなっている。  松坂に加え、ヒロインの両親役に遠藤憲一と鈴木保奈美、さらに鈴木京香、濱田岳、高橋一生、千葉雄大、竹下景子、広瀬アリスなど、NHKならではの豪華ラインナップをそろえた『わろてんか』。しか現時点での評判は今ひとつだ。テレビ情報誌記者が語る。 「右肩上がりに数字を上げて終わった『ひよっこ』に続く作品だけに、期待されていた『わろてんか』ですが、数字的には厳しい結果が出ています。1週目の平均視聴率は20.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と、まずまずの数字でしたが、2週目は19.4%、3週目は18.8%と、みるみる低下。『ひよっこ』の最低視聴率は17.5%(第50話)でしたが、『わろてんか』は第16話で早くも17.7%を記録しています」  実際、Twitterで『わろてんか』というキーワードで検索すると、 「わろてんか 残念ながらリタイアです。もう耐えられない」 「わろてんかはもう脱落しそう…放送始まってから7:55にセットしてたアラームを解除した……」 「もうだめだ。離脱します。なかなか面白くならないし、イビり見たくない」 「わろてんか 我慢して見てるけどそろそろ限界」  など、視聴継続を諦める報告が次々と登場。前出の記者は、こう語る。 「ここ5年間で最も視聴率が悪かった朝ドラは、夏菜がヒロインを演じた『純と愛』(2013年)で17.1%、ワースト2は土屋太鳳がヒロインの『まれ』(15年)で19.4%でしたが、これだけ評判が悪いと、ワースト記録の更新もありそうです。『純と愛』はヒロインががなり立てるシーンが多く、不条理で不愉快なストーリーが視聴者をイライラさせ、『まれ』はヒロインのキャラ設定がブレブレで、視聴者をあきれさせましたが、『わろてんか』は、ベタすぎるストーリーが不評のようです。ただ、不評の理由とは矛盾しますが、朝ドラに視聴者が求めるのは、基本的には“ベタ”な展開です。制作が大阪放送局、ヒロインのモデルが吉本興業の創業者ということで、“ベタすぎる”のは仕方がありませんが、これがハマればV字回復もあるでしょう。それでもダメなら、吉本所属の大物芸人が急きょ参戦するパターンもあるかもしれません」  NHKが『わろてんか』でニッコリ笑顔になる日はやってくる?

「怒りさえ感じた」の声も……『ひよっこ』評価が急降下中! NHK朝ドラ“魔のラスト1カ月”とは

0925_hiyokko.jpg
連続テレビ小説『ひよっこ』番組公式サイトより
「中盤までと、後半の、劇的に変わってしまったドラマ作り」 「突然歌いだしたり踊りだしたりと、どんなに不自然でもヒロインさえ可愛く見えればファンは満足~の昭和のアイドル映画のようだ。昨日のみね子のカメラ目線、どアップの『大好き』の馬鹿馬鹿しさには軽く怒りさえ感じた」 「突然のみね子とヒデくんのダンス(?)に唖然。こんな能天気なシーンに時間を使うなら、最終回まで時間がないのだから、もっときちんと描かないといけない話がたくさんあるでしょう?と言いたくなりました」 「あまりにも後半戦がひどすぎる」  第15週以降、ずっと20%以上をキープし、終盤にさらに視聴率を上げている朝ドラ『ひよっこ』。 しかし、数字の好調さとは裏腹に、最後の1カ月となった9月から、ファンの間では評価が低下し、ネット上には冒頭のような書き込みが多数見られるようになっている。  物語の大きな軸となってきた、失踪中の父・実とヒロイン・みね子が再会を果たしたのが、7月末。そこから母・美代子が実に会うために上京し、再会。やがて父が記憶を失ったままに故郷へ戻ってからは、積年の課題が解決し、動きがなくなってしまった。  9月に入ってからは周囲のキャラの小さな物語が積み重ねられてきたが、たいていは「女子が集まってキャピキャピ」といった会話のシーンで進んでいく。そのために、最近ではネットの掲示板上で「つまらなくなった」「明らかに失速」という評価が多く、「何も動きがなから、ずっと菅野美穂(女優・世津子役)の胸ばかり見てた」なんて書き込みも出てきている。  中盤までの丁寧な描き方から、別の物語になってしまったかのような粗さへの変化に「何かあったのではないか」という不安の声もあるほどだ。  終盤の失速ぶりの理由は、何なのか? あるテレビ誌記者は言う。 「『ひよっこ』の場合、序盤で一人一人のキャラクターや世界観をじっくり丁寧に描いてきた分、大きな問題が解決した後にいまひとつ盛り上がりがなくなってしまうのは、ある程度仕方のないことだと思います。それに、終盤のキャピキャピ感、女性同士で延々繰り広げるお花畑のような会話は、ある意味、『ちゅらさん』『おひさま』から続く岡田惠和さんワールドだと思いますよ」  また、朝ドラ好きの編集者は言う。 「朝ドラには『魔のラスト1カ月』があると思っています。どんなに評判の良い朝ドラでも、たいていやってくるのが『最後の1カ月だけ蛇足になる』というパターン。近年では、朝ドラ復活のきっかけになった『ゲゲゲの女房』も終盤は失速しましたし、熱狂的ファンを獲得した『ちりとてちん』も、やはりヒロインが落語家一門のおかみさんになっていく終盤でトーンダウンしていきました。ヒロインの死後を描いた後に冒頭につながる感動の最終回を描いた『カーネーション』ですら、終盤のグレたお孫ちゃんの話は正直、蛇足に見えました。『あさが来た』もまた、教え子たちの話はちょっと盛り上がりに欠けました」  例外は、地域と人々の「復興」を描くことで、最後まで気が抜けなかった『あまちゃん』くらいではないかとも言う。  では、なぜラスト1カ月が蛇足になるのか? 「ラスト1カ月が蛇足になりがち現象は、特に2010年以降に目立つ傾向の気がします。一つには、女性の生き方の多様化を肯定することから、ヒロインだけでなく、さまざまな生き方をラストに示すようになっていること。また、『ひよっこ』に象徴されるように、一人一人のキャラを愛情持って描いていることの弊害が、終盤のまだるっこしさにつながっているところもあると思います。近年の漫画などにもありがちな傾向ですが、メインキャラだけでなく、サブキャラを丁寧に描くこと自体はいいものの、サブキャラ一人一人の成長や変化・その後を描くことにもメインキャラ同様の尺をとってしまい、どうしても間延びした感じになってしまうところがあるのだと思います」  愛着を持って見守ってきたキャラの「その後」を知りたいと思うのは、自然な心理。しかし、本筋が片付いた後に、サブキャラにかなりのボリュームを割くのは、まるで一つ一つがスピンオフのようで、確かに「蛇足」感が否めない。 『ドラゴンクエスト』のように、エンドロールでサブキャラの「その後」をサラリと一気に見せたりするほうがスマートな気もするが、いかがなものだろうか……。

NHK朝ドラ『ひよっこ』復調の裏にあった“放送休止寸前”の大ピンチ!「台本が上がってこない……」

NHK朝ドラ『ひよっこ』復調の裏にあった放送休止寸前の大ピンチ!「台本が上がってこない……」の画像1
 放送開始当初より評判は良かったものの、序盤は数字上、苦戦を強いられてきたNHK朝の連続テレビ小説『ひよっこ』。  第13週の「ビートルズがやって来る」で初めて週単位の平均視聴率20%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)の大台を超え、第16週「アイアイ傘とノック」以降は、ずっと20%以上をキープしてきた。  評判のほうを数字が追いかけるように、じわじわと右肩上がりに数字を上げた形である。しかし、復調の裏には意外なピンチがあったという。NHK関係者は次のように漏らす。 「実は台本が遅れに遅れ、なかなか上がってこない状態で、途中、本当にヒヤヒヤする時期がありました」  脚本を手掛けているのは、ご存じ、ベテランの岡田惠和。脚本家としてのキャリアだけでなく、朝ドラにおいても『ちゅらさん』『おひさま』に続く3作目で、これは過去に4作を手掛けた橋田壽賀子に次ぐ多さである。また、いずれの朝ドラもヒットさせてきた、「朝ドラのエース」といっていい存在だ。  しかも、これまでの2作においても、ここまでの遅れにはならなかったらしい。さらにいえば、「実在のモデルがいないので、ストーリー展開が見えていない」ということでも、過去2作と同様である。  では『ひよっこ』で、なぜ台本が遅れに遅れたのか? 「『ひよっこ』は、強いドラマ性で引っ張るのではなく、普通の女の子の普通の暮らしを描いていくという作品。脇のキャラも一人一人愛情を込めて丁寧に描かれていることが特徴で、それが大きな魅力なのですが、物語が大きく動くときには慎重になったのではないでしょうか。その理由はわかりませんが、ともかく、一時は台本が上がっていないから、撮ろうにも撮るものが何もないこともありました。最悪の場合、完走できないんじゃないかと不安になるほどでした」(前出関係者)  しかし、そんな冷や汗モノの状況においても、現場の雰囲気がピリつくことはなく、常に良い状況にあったという。 「出演者もスタッフも常々口にしていたのは、『脚本が素晴らしい』ということですね。岡田さんの脚本にすっかり魅了されている状態で、岡田さんが描こうとしているものが絶対に面白いということがわかっているから、慌てず騒がず、待つ状態だったのではないかと思います」(同)  序盤の数字の苦戦ぶりにも悲観することなく、脚本の力を誰もが信じ、ブレることなく、出演者・スタッフが一丸となって作品に向き合い続けてきたことが、大評判と、さらには視聴率上昇にまでつながっていったようだ。  放送期間も残り1週間強。どのようなラストを迎えるのか、有終の美をしっかりと見守りたい。

NHK朝ドラ『ひよっこ』復調の裏にあった“放送休止寸前”の大ピンチ!「台本が上がってこない……」

NHK朝ドラ『ひよっこ』復調の裏にあった放送休止寸前の大ピンチ!「台本が上がってこない……」の画像1
 放送開始当初より評判は良かったものの、序盤は数字上、苦戦を強いられてきたNHK朝の連続テレビ小説『ひよっこ』。  第13週の「ビートルズがやって来る」で初めて週単位の平均視聴率20%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)の大台を超え、第16週「アイアイ傘とノック」以降は、ずっと20%以上をキープしてきた。  評判のほうを数字が追いかけるように、じわじわと右肩上がりに数字を上げた形である。しかし、復調の裏には意外なピンチがあったという。NHK関係者は次のように漏らす。 「実は台本が遅れに遅れ、なかなか上がってこない状態で、途中、本当にヒヤヒヤする時期がありました」  脚本を手掛けているのは、ご存じ、ベテランの岡田惠和。脚本家としてのキャリアだけでなく、朝ドラにおいても『ちゅらさん』『おひさま』に続く3作目で、これは過去に4作を手掛けた橋田壽賀子に次ぐ多さである。また、いずれの朝ドラもヒットさせてきた、「朝ドラのエース」といっていい存在だ。  しかも、これまでの2作においても、ここまでの遅れにはならなかったらしい。さらにいえば、「実在のモデルがいないので、ストーリー展開が見えていない」ということでも、過去2作と同様である。  では『ひよっこ』で、なぜ台本が遅れに遅れたのか? 「『ひよっこ』は、強いドラマ性で引っ張るのではなく、普通の女の子の普通の暮らしを描いていくという作品。脇のキャラも一人一人愛情を込めて丁寧に描かれていることが特徴で、それが大きな魅力なのですが、物語が大きく動くときには慎重になったのではないでしょうか。その理由はわかりませんが、ともかく、一時は台本が上がっていないから、撮ろうにも撮るものが何もないこともありました。最悪の場合、完走できないんじゃないかと不安になるほどでした」(前出関係者)  しかし、そんな冷や汗モノの状況においても、現場の雰囲気がピリつくことはなく、常に良い状況にあったという。 「出演者もスタッフも常々口にしていたのは、『脚本が素晴らしい』ということですね。岡田さんの脚本にすっかり魅了されている状態で、岡田さんが描こうとしているものが絶対に面白いということがわかっているから、慌てず騒がず、待つ状態だったのではないかと思います」(同)  序盤の数字の苦戦ぶりにも悲観することなく、脚本の力を誰もが信じ、ブレることなく、出演者・スタッフが一丸となって作品に向き合い続けてきたことが、大評判と、さらには視聴率上昇にまでつながっていったようだ。  放送期間も残り1週間強。どのようなラストを迎えるのか、有終の美をしっかりと見守りたい。

NHK朝ドラ『ひよっこ』復調の裏にあった“放送休止寸前”の大ピンチ!「台本が上がってこない……」

NHK朝ドラ『ひよっこ』復調の裏にあった放送休止寸前の大ピンチ!「台本が上がってこない……」の画像1
 放送開始当初より評判は良かったものの、序盤は数字上、苦戦を強いられてきたNHK朝の連続テレビ小説『ひよっこ』。  第13週の「ビートルズがやって来る」で初めて週単位の平均視聴率20%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)の大台を超え、第16週「アイアイ傘とノック」以降は、ずっと20%以上をキープしてきた。  評判のほうを数字が追いかけるように、じわじわと右肩上がりに数字を上げた形である。しかし、復調の裏には意外なピンチがあったという。NHK関係者は次のように漏らす。 「実は台本が遅れに遅れ、なかなか上がってこない状態で、途中、本当にヒヤヒヤする時期がありました」  脚本を手掛けているのは、ご存じ、ベテランの岡田惠和。脚本家としてのキャリアだけでなく、朝ドラにおいても『ちゅらさん』『おひさま』に続く3作目で、これは過去に4作を手掛けた橋田壽賀子に次ぐ多さである。また、いずれの朝ドラもヒットさせてきた、「朝ドラのエース」といっていい存在だ。  しかも、これまでの2作においても、ここまでの遅れにはならなかったらしい。さらにいえば、「実在のモデルがいないので、ストーリー展開が見えていない」ということでも、過去2作と同様である。  では『ひよっこ』で、なぜ台本が遅れに遅れたのか? 「『ひよっこ』は、強いドラマ性で引っ張るのではなく、普通の女の子の普通の暮らしを描いていくという作品。脇のキャラも一人一人愛情を込めて丁寧に描かれていることが特徴で、それが大きな魅力なのですが、物語が大きく動くときには慎重になったのではないでしょうか。その理由はわかりませんが、ともかく、一時は台本が上がっていないから、撮ろうにも撮るものが何もないこともありました。最悪の場合、完走できないんじゃないかと不安になるほどでした」(前出関係者)  しかし、そんな冷や汗モノの状況においても、現場の雰囲気がピリつくことはなく、常に良い状況にあったという。 「出演者もスタッフも常々口にしていたのは、『脚本が素晴らしい』ということですね。岡田さんの脚本にすっかり魅了されている状態で、岡田さんが描こうとしているものが絶対に面白いということがわかっているから、慌てず騒がず、待つ状態だったのではないかと思います」(同)  序盤の数字の苦戦ぶりにも悲観することなく、脚本の力を誰もが信じ、ブレることなく、出演者・スタッフが一丸となって作品に向き合い続けてきたことが、大評判と、さらには視聴率上昇にまでつながっていったようだ。  放送期間も残り1週間強。どのようなラストを迎えるのか、有終の美をしっかりと見守りたい。

放送開始から3カ月 低迷していたNHK朝ドラ『ひよっこ』の視聴率が急上昇したワケ

放送開始から3カ月 低迷していたNHK朝ドラ『ひよっこ』の視聴率が急上昇したワケの画像1
 長らく視聴率が低迷していたNHK連続テレビ小説『ひよっこ』がようやく底を脱し、急上昇してきた。 『ひよっこ』は、NHK『ちゅらさん』シリーズなどでおなじみの岡田惠和氏が脚本を担当。ヒロインには、岡田氏の強い要望で、オーディションなしで有村架純が起用された。脇には沢村一樹、木村佳乃をはじめ、佐々木蔵之介、宮本信子、和久井映見、古谷一行ら豪華キャストが配され、まさに万全の体勢でスタートした。  ところが、意外にも初回は19.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と20%の大台に届かず。その後も視聴率は伸び悩み、20%台に乗せても、それが3回以上続くことはなかった。  第1週の週平均視聴率は19.4%で、第2週以降も19%台が続き、第5週には18.2%まで降下。第6週には19%台に戻したが、なかなか週平均が20%を超えられないジレンマが続いていた。  しかし、視聴率推移に変化が見られたのは、第13週(6月26日~7月1日)のこと。この週は6日連続で20%超えを達成し、平均20.6%と初の大台突破。第14週(7月3日~8日)も、火曜から金曜まで20%台を記録し、平均20.4%で2週連続の大台超えを果たした。第15週も10日に20.8%をマークするなど好調をキープしており、上昇気流に乗っている。  視聴率を上げた第13週から、何か劇的なストーリー展開があったかというと、決してそんなことはない。同週は、ビートルズの来日公演にあたって、みね子がビートルズファンの叔父・宗男(峯田和伸)のためにチケットを抽選で当てるべく、歯磨き粉を買いまくって応募するも落選。第14週は、奥茨城から宗男が上京して、あかね荘やすずふり亭の人々と触れ合うという内容だった。  それではなぜ、放送から3カ月たった今、視聴率がアップしたのか? 「『ひよっこ』は、“朝ドラらしい朝ドラ”として、当初から朝ドラファンには好評でした。ところが、前作の『べっぴんさん』があまりにも不評だったため、終盤から視聴者が離れてしまい、『ひよっこ』はその割を食ってしまったのでしょう。ですが、ここにきて、ようやく視聴者が戻ってきつつある。今後は大きく数字を落とすことはないのでは?」(テレビ誌関係者) 『べっぴんさん』は、金持ちのお嬢様が何不自由なく育ち、ろくに苦労もせずに事業が成功していくストーリーで、朝ドラファンの共感は得られなかった。その点、『ひよっこ』は奥茨城の貧しい農家の娘が、出稼ぎ先で行方不明になった父を探すため、集団就職で上京する苦労話で、ファンにはたまらない展開。残り2カ月半で、どこまで数字を上げるか注目されるところだ。 (文=田中七男)

放送開始から3カ月 低迷していたNHK朝ドラ『ひよっこ』の視聴率が急上昇したワケ

放送開始から3カ月 低迷していたNHK朝ドラ『ひよっこ』の視聴率が急上昇したワケの画像1
 長らく視聴率が低迷していたNHK連続テレビ小説『ひよっこ』がようやく底を脱し、急上昇してきた。 『ひよっこ』は、NHK『ちゅらさん』シリーズなどでおなじみの岡田惠和氏が脚本を担当。ヒロインには、岡田氏の強い要望で、オーディションなしで有村架純が起用された。脇には沢村一樹、木村佳乃をはじめ、佐々木蔵之介、宮本信子、和久井映見、古谷一行ら豪華キャストが配され、まさに万全の体勢でスタートした。  ところが、意外にも初回は19.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と20%の大台に届かず。その後も視聴率は伸び悩み、20%台に乗せても、それが3回以上続くことはなかった。  第1週の週平均視聴率は19.4%で、第2週以降も19%台が続き、第5週には18.2%まで降下。第6週には19%台に戻したが、なかなか週平均が20%を超えられないジレンマが続いていた。  しかし、視聴率推移に変化が見られたのは、第13週(6月26日~7月1日)のこと。この週は6日連続で20%超えを達成し、平均20.6%と初の大台突破。第14週(7月3日~8日)も、火曜から金曜まで20%台を記録し、平均20.4%で2週連続の大台超えを果たした。第15週も10日に20.8%をマークするなど好調をキープしており、上昇気流に乗っている。  視聴率を上げた第13週から、何か劇的なストーリー展開があったかというと、決してそんなことはない。同週は、ビートルズの来日公演にあたって、みね子がビートルズファンの叔父・宗男(峯田和伸)のためにチケットを抽選で当てるべく、歯磨き粉を買いまくって応募するも落選。第14週は、奥茨城から宗男が上京して、あかね荘やすずふり亭の人々と触れ合うという内容だった。  それではなぜ、放送から3カ月たった今、視聴率がアップしたのか? 「『ひよっこ』は、“朝ドラらしい朝ドラ”として、当初から朝ドラファンには好評でした。ところが、前作の『べっぴんさん』があまりにも不評だったため、終盤から視聴者が離れてしまい、『ひよっこ』はその割を食ってしまったのでしょう。ですが、ここにきて、ようやく視聴者が戻ってきつつある。今後は大きく数字を落とすことはないのでは?」(テレビ誌関係者) 『べっぴんさん』は、金持ちのお嬢様が何不自由なく育ち、ろくに苦労もせずに事業が成功していくストーリーで、朝ドラファンの共感は得られなかった。その点、『ひよっこ』は奥茨城の貧しい農家の娘が、出稼ぎ先で行方不明になった父を探すため、集団就職で上京する苦労話で、ファンにはたまらない展開。残り2カ月半で、どこまで数字を上げるか注目されるところだ。 (文=田中七男)

朝ドラ『ひよっこ』でブレーク! “天然系ドジッ子”キャラで証明された、松本穂香の破壊力

朝ドラ『ひよっこ』でブレーク! 天然系ドジッ子キャラで証明された、松本穂香の破壊力の画像1
FLaMme公式サイトより
 NHK連続テレビ小説『ひよっこ』は、奥茨城村出身の谷田部みね子(有村架純)が東京で働きながら、行方不明となった父親を捜す姿を描いたドラマだ。  脚本は岡田惠和。『ちゅらさん』『おひさま』に続き、朝ドラは3本目。    1964年の東京オリンピック前後の時代を描くことで、2020年の東京オリンピックを控えた現代の空気と対峙させる試みや、饒舌すぎて前衛的な表現となっている増田明美のナレーションなど、見どころは多数あるのだが、現時点での面白さは、次々と登場する魅力的な登場人物たちだろう。  特にみね子が上京し、向島電機に就職して乙女寮で暮らすようになってからは、みね子と同じように地方からやってきた女の子が一気に増えて楽しかった。  みね子が乙女寮で同じ部屋になるのは、親友で女優を目指す、背が高い助川時子(佐久間由衣)。勉強に励む真面目な努力家で、通信制の高校で学んでいる秋田県出身の兼平豊子(藤野涼子)。一年先輩で、小柄で体が弱い秋田県出身の夏井優子(八木優希)。コーラス部を指導する高島雄大(井之脇海)と付き合っている山形県出身の寮長・秋葉幸子(小島藤子)。マイペースで食いしん坊のおかっぱメガネ、福島県出身の青天目(なばため)澄子(松本穂香)。  ほかにも、みね子たちを見守る母親的存在である永井愛子(和久井映見)も含め、登場人物がみんなかわいくていい子ばかりなので、アイドルドラマとして優れた作品になったといえる。  もともと朝ドラは、若手新人女優の登竜門としての側面が強く、ヒロインを演じることで成長していく女優の姿を楽しむというアイドルドラマとしての側面が強かった。  アイドルになりたい女の子を主人公にした『あまちゃん』以降は、ヒロインだけでなく主人公の親友や娘などといった脇役にも注目が集まるようになり、吉岡里帆のように朝ドラで脇役を演じた女優が注目されて売れていくことが、もうひとつのシンデレラストーリーとなっている。 『ひよっこ』はその極致で、乙女寮の女の子は誰を主人公にしても朝ドラが作れそうな魅力と物語を備えている。  中でも目を引くのが、松本穂香が演じた青天目澄子である。    澄子は、おかっぱのメガネっ子で福島弁を話すのだが、野暮ったい格好をして方言を話す姿が、逆にかわいさにつながっており、朝ドラヒロインの系譜でいうと、『あまちゃん』の天野アキ(能年玲奈)と『あさが来た』に登場したメガネっ子の“のぶちゃん”こと田村宜(吉岡里帆)を足して2で割ったような、天然系ドジッ子キャラだ。食べることと寝ることが好きで、いつもぼーっとしていて動きが遅く、話し方もゆっくり。  しかも方言なので、何を言っているのかわからないのだが、それがすさまじい破壊力を放っている。青天目という珍しい名字もあってか、人間というよりは「ゆるキャラ」的な存在で、そばにいるだけでみんなが癒やされているのが、見ていてよくわかる。  澄子が面白いのは、動作がゆっくりしているので、みんなが普通に話している時に一人だけズレた動きをしていることが多いという点。  時子と豊子がケンカを始めてしまった時、みね子が寝たふりをして困っている中で、澄子は気づかずにずっと寝ている。登場するたびに何かを食べていて、食堂でも気づいたらおかわりをしている。 『あさが来た』ののぶちゃんもおかしな動きをしていたが、『ひよっこ』のほうが自覚的に描かれており、作り手が澄子を楽しんでいるのがよくわかる。  澄子を演じる松本は、有村と同じ芸能事務所・フラームに所属する20歳。17歳の時に『あまちゃん』を見て本格的に女優を目指そうと思い、事務所に応募したという。  本人の印象としては、事務所の先輩である広末涼子の系譜にあたるショートカットで透明感のある女の子という感じで、清純派女優のど真ん中である。    ドラマ出演はまだ少ないが、ワコール「ブラ・リサイクルキャンペーン」のWEBムービーや「江崎グリコ ビーフカレーLEE『辛い(うまい)』編」のCMなどに出演しており、それぞれ印象は違うが、目元が独特で小動物のようだ。  澄子は、メガネにおかっぱという極端なキャラクターだが、元の容姿がここまでいいと、多少変なコスプレをしても逆に愛嬌が際立つのだなと、CM等を見て思った。    残念ながら、物語上では向島電機は倒産し、乙女寮の面々はバラバラになってしまった。澄子も石鹸工場に転職し、今は物語から退場している。  しかし、NHKのトーク番組『土曜スタジオパーク』の『ひよっこ』特集に、佐久間由、衣藤野涼子と松本が出演した際、乙女寮の面々の再登場はあると言っていたので、楽しみである。  その時、石鹸工場に就職した澄子は大人に成長して戻ってくるのか、相変わらずマイペースでおっとりしているのか?   澄子の再登場を心待ちにしながら、今も『ひよっこ』を追いかけている。 (文=成馬零一) ●なりま・れいいち 1976年生まれ。ライター、ドラマ評論家。ドラマ評を中心に雑誌、ウェブ等で幅広く執筆。単著に『TVドラマは、ジャニーズものだけ見ろ!』(宝島社新書)、『キャラクタードラマの誕生:テレビドラマを更新する6人の脚本家』(河出書房新社)がある。

朝ドラ『ひよっこ』でブレーク! “天然系ドジッ子”キャラで証明された、松本穂香の破壊力

朝ドラ『ひよっこ』でブレーク! 天然系ドジッ子キャラで証明された、松本穂香の破壊力の画像1
FLaMme公式サイトより
 NHK連続テレビ小説『ひよっこ』は、奥茨城村出身の谷田部みね子(有村架純)が東京で働きながら、行方不明となった父親を捜す姿を描いたドラマだ。  脚本は岡田惠和。『ちゅらさん』『おひさま』に続き、朝ドラは3本目。    1964年の東京オリンピック前後の時代を描くことで、2020年の東京オリンピックを控えた現代の空気と対峙させる試みや、饒舌すぎて前衛的な表現となっている増田明美のナレーションなど、見どころは多数あるのだが、現時点での面白さは、次々と登場する魅力的な登場人物たちだろう。  特にみね子が上京し、向島電機に就職して乙女寮で暮らすようになってからは、みね子と同じように地方からやってきた女の子が一気に増えて楽しかった。  みね子が乙女寮で同じ部屋になるのは、親友で女優を目指す、背が高い助川時子(佐久間由衣)。勉強に励む真面目な努力家で、通信制の高校で学んでいる秋田県出身の兼平豊子(藤野涼子)。一年先輩で、小柄で体が弱い秋田県出身の夏井優子(八木優希)。コーラス部を指導する高島雄大(井之脇海)と付き合っている山形県出身の寮長・秋葉幸子(小島藤子)。マイペースで食いしん坊のおかっぱメガネ、福島県出身の青天目(なばため)澄子(松本穂香)。  ほかにも、みね子たちを見守る母親的存在である永井愛子(和久井映見)も含め、登場人物がみんなかわいくていい子ばかりなので、アイドルドラマとして優れた作品になったといえる。  もともと朝ドラは、若手新人女優の登竜門としての側面が強く、ヒロインを演じることで成長していく女優の姿を楽しむというアイドルドラマとしての側面が強かった。  アイドルになりたい女の子を主人公にした『あまちゃん』以降は、ヒロインだけでなく主人公の親友や娘などといった脇役にも注目が集まるようになり、吉岡里帆のように朝ドラで脇役を演じた女優が注目されて売れていくことが、もうひとつのシンデレラストーリーとなっている。 『ひよっこ』はその極致で、乙女寮の女の子は誰を主人公にしても朝ドラが作れそうな魅力と物語を備えている。  中でも目を引くのが、松本穂香が演じた青天目澄子である。    澄子は、おかっぱのメガネっ子で福島弁を話すのだが、野暮ったい格好をして方言を話す姿が、逆にかわいさにつながっており、朝ドラヒロインの系譜でいうと、『あまちゃん』の天野アキ(能年玲奈)と『あさが来た』に登場したメガネっ子の“のぶちゃん”こと田村宜(吉岡里帆)を足して2で割ったような、天然系ドジッ子キャラだ。食べることと寝ることが好きで、いつもぼーっとしていて動きが遅く、話し方もゆっくり。  しかも方言なので、何を言っているのかわからないのだが、それがすさまじい破壊力を放っている。青天目という珍しい名字もあってか、人間というよりは「ゆるキャラ」的な存在で、そばにいるだけでみんなが癒やされているのが、見ていてよくわかる。  澄子が面白いのは、動作がゆっくりしているので、みんなが普通に話している時に一人だけズレた動きをしていることが多いという点。  時子と豊子がケンカを始めてしまった時、みね子が寝たふりをして困っている中で、澄子は気づかずにずっと寝ている。登場するたびに何かを食べていて、食堂でも気づいたらおかわりをしている。 『あさが来た』ののぶちゃんもおかしな動きをしていたが、『ひよっこ』のほうが自覚的に描かれており、作り手が澄子を楽しんでいるのがよくわかる。  澄子を演じる松本は、有村と同じ芸能事務所・フラームに所属する20歳。17歳の時に『あまちゃん』を見て本格的に女優を目指そうと思い、事務所に応募したという。  本人の印象としては、事務所の先輩である広末涼子の系譜にあたるショートカットで透明感のある女の子という感じで、清純派女優のど真ん中である。    ドラマ出演はまだ少ないが、ワコール「ブラ・リサイクルキャンペーン」のWEBムービーや「江崎グリコ ビーフカレーLEE『辛い(うまい)』編」のCMなどに出演しており、それぞれ印象は違うが、目元が独特で小動物のようだ。  澄子は、メガネにおかっぱという極端なキャラクターだが、元の容姿がここまでいいと、多少変なコスプレをしても逆に愛嬌が際立つのだなと、CM等を見て思った。    残念ながら、物語上では向島電機は倒産し、乙女寮の面々はバラバラになってしまった。澄子も石鹸工場に転職し、今は物語から退場している。  しかし、NHKのトーク番組『土曜スタジオパーク』の『ひよっこ』特集に、佐久間由、衣藤野涼子と松本が出演した際、乙女寮の面々の再登場はあると言っていたので、楽しみである。  その時、石鹸工場に就職した澄子は大人に成長して戻ってくるのか、相変わらずマイペースでおっとりしているのか?   澄子の再登場を心待ちにしながら、今も『ひよっこ』を追いかけている。 (文=成馬零一) ●なりま・れいいち 1976年生まれ。ライター、ドラマ評論家。ドラマ評を中心に雑誌、ウェブ等で幅広く執筆。単著に『TVドラマは、ジャニーズものだけ見ろ!』(宝島社新書)、『キャラクタードラマの誕生:テレビドラマを更新する6人の脚本家』(河出書房新社)がある。