主演は阿部サダヲに!? 故・大橋巨泉氏の自伝ドラマに高い壁「人気番組の放送局がバラバラで……」

kyosen0808
『ゲバゲバ人生 わが黄金の瞬間』(講談社)
 7月12日に急性呼吸不全のため亡くなった大橋巨泉氏の、自伝ドラマ制作に躍起になるテレビ関係者がいる。大橋氏とは昭和の時代に長く一緒に番組を作ってきた放送作家A氏は、70代の高齢とあって半ばリタイヤ中だが、「大橋ドラマだけは、自分で脚本を書いてでも作りたい」と腰を上げた。 「でも問題は、各局が協力してくれるかどうかなんだよ。複数のテレビ局の番組に関するものを使わなきゃいけないからね。たとえば日テレに話を持って行っても、TBSが協力してくれない、ということがあるんだ」(同)  大橋氏の代表的な番組では『11PM』(日本テレビ系)、『巨泉のスター百面相』(フジテレビ系)、『クイズダービー』『ギミア・ぶれいく』(TBS系)、『世界まるごとHOWマッチ』(MBS)などがあるが、放送局はバラバラ。昨年放送されたドキュメンタリー『大橋巨泉がん4度目の闘い』はBS朝日で、今年はテレビ朝日系の『徹子の部屋』にゲスト出演もしている。 「闘病の様子はドキュメントをやっているテレ朝がいろいろ素材を持ってるから、お願いすれば話が早いかもしれないけど、過去の代表番組の権利関係は他局にあるから、半生をやるとなると、いろいろ難しい。『11PM』を『12AM』とするとか、架空の番組名でごまかすこともできるけど、それじゃあ視聴者は納得できないだろうし……」  それに、遺族の許可も必要になる。 「夫人とは付き合いもあるので許してくれるかなとは思うけどさ、巨泉さんは放送作家としても一流で、夫人もかなり厳しく脚本チェックするだろうな。だから、そこで納得してもらえない可能性もあるんだ」(同)  もうひとつ、古い司会者の自伝ドラマで視聴率が期待できるのかという問題もある。 「ワイドショーで巨泉さんの訃報を扱った部分は、特に数字が伸びはしなかったそうだからね。ドラマができても数字が悪ければ、彼の歴史を汚す結果になっちゃう。でも、ジャズ評論家から放送作家になって司会者、競馬評論家、実業家、政治家、海外移住とか、彼の人生をきっちりドラマにできたら濃いものになるんだけどなあ」(同)  もし、こうした問題がクリアされドラマ化が実現した場合、主演は「人物を本人に似せるのがうまい阿部サダヲあたりにお願いしたい」とA氏。 「僕の脚本がだめなら、宮藤官九郎に任せてみたいし、彼と親しい古田新太や小泉今日子が出てくれたら、うまくまとまりそうだよな」(同)  A氏には切り札もある。大橋氏は生前「いまテレビで俺にやりたいことがあるとしても、予算的に無理なんだ」と言っていたというが、その大きな予算を使った大橋氏の番組構想の一端を、A氏は所持しているというのだ。 「俺の願いであるドラマ化が実現するなら、それを公にしてもいい。そうでないなら、永遠に封印だ」とA氏。  この話を受け、当のオーケープロダクションに話を聞いてみると「まだドラマ化などの話はございません」という返答だった。「まだ」ということは、今後に期待は持てるということなのだろうか? (文=ハイセーヤスダ/NEWSIDER Tokyo)

主演は阿部サダヲに!? 故・大橋巨泉氏の自伝ドラマに高い壁「人気番組の放送局がバラバラで……」

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 7月12日に急性呼吸不全のため亡くなった大橋巨泉氏の、自伝ドラマ制作に躍起になるテレビ関係者がいる。大橋氏とは昭和の時代に長く一緒に番組を作ってきた放送作家A氏は、70代の高齢とあって半ばリタイヤ中だが、「大橋ドラマだけは、自分で脚本を書いてでも作りたい」と腰を上げた。 「でも問題は、各局が協力してくれるかどうかなんだよ。複数のテレビ局の番組に関するものを使わなきゃいけないからね。たとえば日テレに話を持って行っても、TBSが協力してくれない、ということがあるんだ」(同)  大橋氏の代表的な番組では『11PM』(日本テレビ系)、『巨泉のスター百面相』(フジテレビ系)、『クイズダービー』『ギミア・ぶれいく』(TBS系)、『世界まるごとHOWマッチ』(MBS)などがあるが、放送局はバラバラ。昨年放送されたドキュメンタリー『大橋巨泉がん4度目の闘い』はBS朝日で、今年はテレビ朝日系の『徹子の部屋』にゲスト出演もしている。 「闘病の様子はドキュメントをやっているテレ朝がいろいろ素材を持ってるから、お願いすれば話が早いかもしれないけど、過去の代表番組の権利関係は他局にあるから、半生をやるとなると、いろいろ難しい。『11PM』を『12AM』とするとか、架空の番組名でごまかすこともできるけど、それじゃあ視聴者は納得できないだろうし……」  それに、遺族の許可も必要になる。 「夫人とは付き合いもあるので許してくれるかなとは思うけどさ、巨泉さんは放送作家としても一流で、夫人もかなり厳しく脚本チェックするだろうな。だから、そこで納得してもらえない可能性もあるんだ」(同)  もうひとつ、古い司会者の自伝ドラマで視聴率が期待できるのかという問題もある。 「ワイドショーで巨泉さんの訃報を扱った部分は、特に数字が伸びはしなかったそうだからね。ドラマができても数字が悪ければ、彼の歴史を汚す結果になっちゃう。でも、ジャズ評論家から放送作家になって司会者、競馬評論家、実業家、政治家、海外移住とか、彼の人生をきっちりドラマにできたら濃いものになるんだけどなあ」(同)  もし、こうした問題がクリアされドラマ化が実現した場合、主演は「人物を本人に似せるのがうまい阿部サダヲあたりにお願いしたい」とA氏。 「僕の脚本がだめなら、宮藤官九郎に任せてみたいし、彼と親しい古田新太や小泉今日子が出てくれたら、うまくまとまりそうだよな」(同)  A氏には切り札もある。大橋氏は生前「いまテレビで俺にやりたいことがあるとしても、予算的に無理なんだ」と言っていたというが、その大きな予算を使った大橋氏の番組構想の一端を、A氏は所持しているというのだ。 「俺の願いであるドラマ化が実現するなら、それを公にしてもいい。そうでないなら、永遠に封印だ」とA氏。  この話を受け、当のオーケープロダクションに話を聞いてみると「まだドラマ化などの話はございません」という返答だった。「まだ」ということは、今後に期待は持てるということなのだろうか? (文=ハイセーヤスダ/NEWSIDER Tokyo)