ヨイショ記事が裏目に……フジテレビ『ユアタイム』市川紗椰“クビ寸前”なのがバレちゃった!

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 番組存続に必死だ。  視聴率低迷が叫ばれるフジテレビ系ニュース番組『ユアタイム~あなたの時間~』(月~木曜/午後11時半~、金曜/午後11時58分~)。情報番組を強化したい同局の肝いりで立ち上げられたが、メーンMCを務めるはずだった“ショーンK”ことショーン・マクアードル川上氏に経歴詐称が発覚し、出鼻をくじかれた。  いったんそうなると、もうどうにもならない。今月8日には平均視聴率2.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録し、不名誉な形でニュースとなったが……。間髪入れず、11日付のスポーツ報知が、同番組の不可解なヨイショ記事を掲載。米大統領選の結果を伝えた10日放送回の平均視聴率が3.1%と急上昇したと報じたのだ。  しかもその要因は、モデルキャスター・市川紗椰が米国に飛び、現地リポートで奮闘したからという。  これに週刊誌記者は「市川のバックには大手芸能プロが付いていて、そことスポーツ報知が昵懇。ここまでわかりやすいヨイショ記事は久しぶりです」と笑う。  確かに、視聴率は2.2%から3%台に上昇したが、一般的な印象は「たいして変わらない」だろう。  ベタボメされた市川のリポートぶりにも、疑問符がつく。 「かみまくりだし、スタジオとの掛け合いがうまくいかず、見ていて不快に思う視聴者は多かった。当初、彼女は落選を想定してドナルド・トランプ陣営を取材することになっていたが、あまりにも使えないため、ヒラリー・クリントン陣営の安藤優子さんと交代になった」(テレビ関係者)  もはや市川の見どころは「たわわな美乳のみ」という番組スタッフもいるくらいだ。  そんな中でのヨイショ記事。前出週刊誌記者は「このままでは市川のクビが危ういと悟り、事務所サイドがお願いして書かせたのだろう」と読む。  市川のためにも、誰かが引導を渡したほうがいいようにも思えるが……。

“神スイング”稲村亜美を見習うべし!? 『ユアタイム』と市川紗椰に「本当に足りないもの」とは

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稲村亜美オフィシャルブログより
 番組開始から1カ月。フジテレビ系『ユアタイム~あなたの時間~』に、光明はまだ見えない。  MCを務める市川紗椰のかみっぷり、キョドりすぎの進行ぶりばかりが批判の矢面に立たされている。だが、もっとその中身を問いただすべきではないだろうか?  象徴的なのがスポーツコーナーだ。このコーナーにこそ、『ユアタイム』という番組が抱える「広く浅く」のスタンスが如実に表れている。プロ野球がベースとはいえ、特集競技は日替わり。さらに、特集競技で取り上げる試合(選手)は1つか2つ。それ以外のリーグ戦はまるでなかったかのように、小さな字幕で押さえる程度だ。順位表も、基本的には出てこない。 『プロ野球ニュース』の伝統を受け継ぎ、15年も続いてきた『すぽると!』を終わらせてまで始めた番組のスポーツ枠がこれ? という感想を抱く人も多いだろう。  かつての『プロ野球ニュース』が画期的だったのは、日本各地で行われた最大6試合のプロ野球をただ順番に見せるのではなく、6試合でひとつの物語のように見立てて構成していたこと。『すぽると!』にも受け継がれていた「スポーツの物語性」が、この番組では足りないのだ。  ユアタイム番組公式ページでは、この番組の特徴を《ノンジャンルでアトランダムに鋭く深く詰め込んだ新感覚の情報シャワー》と記している。だからまあ、狙い通りといえば狙い通りなんだろうが……。それにしても、ちょっとアトランダムすぎやしないだろうか?  もっとも、コアなファンであれば地上波を見限り、『プロ野球ニュース』を見ているはずなので、特に支障はないのかもしれない。だが、この『ユアタイム』と『CSプロ野球ニュース』を比較すると、「MCに求められるもの」が見えてくる。  実は『CSプロ野球ニュース』でもこの春、キャスターの刷新があった。トヨタのCMで見せた美しすぎる打撃フォームや、始球式での豪快な投球フォームが“神スイング”“神ピッチング”と評判のタレント、稲村亜美が金曜日担当のキャスターに抜擢されたのだ。  興味深いのは、この稲村も「よくかむ」とネットで話題になっている点。ただ、稲村の場合は市川とは異なり、かむことが「けなげ」「頑張れ!」と、世のオジさん連中から支持を集める結果になっている。もちろん、しっかり読んでほしい、というクレームもあるが、それ以上に応援姿勢が目立つのだ。稲村の隣に座る野球解説者・高木豊の表情が如実にそれを物語っている。  一方の「かむキャスター」は批判を集め、もう一方は応援される。その差は一体どこにあるのか? 端的に言ってしまえば、対象への愛情・情熱というほかない。  稲村は現在、各球場での始球式行脚が話題だ。そして、投げるたびに球速が増している。つまり、それだけトレーニングに励んでいる、ということ。タレントの始球式、といえば「ノーバン」ネタばかりで飽き飽きしていた中、100キロを超す「本格派」ピッチングを見せてくれるのだから、それだけで応援したくなる視聴者は多い。  また、『CSプロ野球ニュース』以外でも、テレビ東京系『ゴルフの真髄』、文化放送『関根勉のスポパラ』、ニコニコ生放送『話せるスポーツニュース スポヲチ』のアシスタントと、スポーツに特化した存在になっているのも特徴だ。専門性を極めよう、という姿勢もまた好感度を生む。  思い返せば市川も、人気が出たキッカケは鉄道や相撲へのオタクぶり、情熱あふれる語り口だった。だが、『ユアタイム』での市川といえば、コメントを求められても無難にまとめようとして、結果まとまらない……の繰り返しだ。とにかく、「熱量」が伝わってこない。それこそが、「かむ」こと以上の課題なのだ。  もちろん、まだまだ挽回できる機会はあるはずだ。4月29日の放送では「鉄道博物館オープン」のニュースを受けて、鉄道の歴史について熱を込めて語る市川の姿があった。また、別のニュースでマンガ『宇宙兄弟』の「本気の失敗には価値がある」という名言を引用してコメントを述べていたときも、本来のオタクぶりを感じさせるものがあった。あの表情をほかの場面でも見せてくれれば、番組の評価も市川の評価もまた変わってくるのではないだろうか?  だからこそ、5月の『ユアタイム』と市川にはちょっとだけ期待している。大相撲5月場所が、間もなく始まるからだ。野球ニュースでの素っ気ない表情よりも、大相撲を嬉々として語る市川の姿のほうがよっぽど見ていて心地いい。  なんなら毎日、鉄道と大相撲、マンガの話題を中心に据え、その合間にほかのニュースを取り上げるくらいの「アトランダムさ」がないと、市川の本領は発揮できないのではないだろうか? それが果たして、ニュース番組といえるのかはわからないが。 (文=オグマナオト)