イジメドラマからサスペンスへと一変し、さらに「産みの親か、育ての親か?」という家族ドラマへと変貌を遂げている『砂の塔~知りすぎた隣人~』(TBS系)の第8話。第6話以降、亜紀(菅野美穂)と直接対決するようになった弓子(松嶋菜々子)ですが、前半の数々の嫌がらせは、単なる“陰湿な性格”から来る行動である可能性が高くなってきました。イジメを苦にして亜紀がさっさと引っ越しちゃったら、和樹(佐野勇斗)のことを奪え返せないと思うのですが……。まあ、そんなツッコミどころも含め、『砂の塔』を楽しみましょう。 さて、前回、いつものように鉄橋で亜紀と“ばったり”出会った航平(三代目J Soul Brothers・岩田剛典)は、思わずギュッと抱きしめちゃったわけですが、案の定、45階の梨乃(堀内敬子)に目撃され、写真をパシャパシャ。これを早速、ボスママ・寛子(横山めぐみ)にチクる梨乃。寛子は航平を呼び出し、職場の体操教室に生徒の母親との不倫を知られたくなかったら、「大人の男と女として、取り引きしましょう」と、要は「クビになりたくなかったら、私を抱け!」と迫ります。 しかし、「俺が、一方的にストーカーのように付け回しただけ」と、亜紀への思いが本気であることを打ち明ける航平。ストーカーの自覚あったのか、どうりで……。 航平の告白に激怒した寛子が、タワマンのロビーで「みなさ~ん。亜紀さんは、体操のコーチと不倫してるんですよ~」と大声で吹聴した結果、亜紀と取っ組み合いのケンカに。亜紀は頭を強打し、入院してしまいます。航平は心底、疫病神ですね。あと、今回の不幸は、珍しく弓子が噛んでなさそう。 母親不在となった高野家で、健一(ココリコ・田中直樹)が、フライパンのインフォマーシャルばりにグチャグチャなハンバーグを作っていると、おいしそうなハンバーグを持って弓子がピンポーンと到着。高野家にスルリと入り込むことに成功します。 その後、「本当の母親を知ってる」という弓子に、擦り寄る和樹。亜紀の指輪に刻まれた結婚記念日を見て、血が繋がっていないことを知ったという和樹ですが、一向に真実を伝えようとしない両親への不信感を「この人たち、俺を信用してないんだなって。やっぱ所詮、他人なんだなって」と語ります。 あの……、義母の皆さんって、息子が中学生になるまでに、「私は本当の母親じゃないのよ」と伝えるものなのでしょうか?「あいつら、2歳から13年間も、俺を騙しやがって!」という和樹の心情があまりピンとこなかったのですが、その辺の捕らえ方は、人それぞれなんでしょうね。 一方、入院中の亜紀の元を訪れ、「帰ってこなくてもいいわよ」「私のほうが、母親にふさわしいわ」とダメージを与える弓子。さらに、眼球をひんむきながら、「あなた知らないでしょ。和樹のイジメが始まったの、もう3年も前よ。私は知ってたわ。あの子をずっと見てたから」「いつ助けてくれるかと、私はあなたをずーっと見てた」とまくし立てます。このドラマは、ストーカーだらけですね。これが、ASKA容疑者の言う「ギフハブ」でしょうか? この後、寛子が騒いだせいで、航平が体操教室を去る事態に。その帰り、鉄橋の上で退院したばかりの亜紀とばったり(2回目)。航平は逃避行に誘いますが、亜紀はすんでのところで思い留まり、航平を置いて13年間家族と見てきたクリスマスツリー点灯式へダッシュ。そこへ健一とそらが合流。和樹不在の中、3人で仲良くツリーを眺めます。 久々に、寛子が大活躍だった第8話。ツッコミどころ満載ながら、最近のスピード感はわくわくしますね。やっと、このイカれたドラマの見方がわかりました(最初の頃、マジメに見て損した……)。そういえば、ドラマのために書き下ろされた主題歌『砂の塔』を、いろいろな音楽番組で披露しているTHE YELLOW MONKEYですが、「傾いた塔、安定はしないっ♪」ってとこ、本当に暗い気持ちになりますね。『NHK紅白歌合戦』では、是非、別の曲でお願いします。 (文=どらまっ子TAMOちゃん)
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ミスターちんはお払い箱!? 菅田将暉にイライラしなかった『地味にスゴイ』自己最高13.2%
ここ最近、おでん屋の常連客役のミスターちんを見てない気がする『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』(日本テレビ系)。11月30日放送の第9話は、平均視聴率13.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で、第6話と並ぶ自己最高タイを記録しました。 今回の悦子(石原さとみ)は、世間に校閲部の存在が知られていないことを「むなしい」と悲観。さらに、憧れのファッション誌「Lassy」の校閲を担当し、いつも通り“指摘出し”するも、副編集長(伊勢佳世)から「そんなダメ出しいらないから」「そもそもこれは編集の仕事で、校閲の仕事じゃないでしょう?」と足蹴にされ、悦子もカッチーン。「何今の……、私が気になることは、読者も気になると思ったから、言ったんでしょ?」と納得がいきません。この副編集長は、完全なるヒールとして登場していますが、実際に悦子みたいに仕事を増やしてくる校閲者がいたら、雑誌編集者はイラつくでしょうね~。想像しただけで、ゾッとします。 なお、「Lassy」という雑誌は、「かわいい」「カワイイ」「可愛い」が混在するなど、固有名詞以外の文字統一はおざなりなようです。ちなみに、実際、ここまで統一に無頓着な雑誌は、少なくとも大手出版社ではないと思います。この辺はファンタジーな感じ。 そんな中、「森尾(本田翼)が幸人のことを好きらしい」とのウワサを耳にし、大ショックを受ける悦子。そこへ追い討ちをかけるように、悦子の校閲にミスが発覚。悦子がブランド名の誤りを見落としてしまったせいで、副編集長が先方に謝罪に出向く事態に発展してしまいます。 通常、派手な洋服で出社する悦子ですが、次の日は、ショックのあまり、地味な服装で出社。年齢にしてはババ臭く感じる、いつものスカーフ使いも、どこにも見当たりません。 その夜、悦子をデートに連れ出した幸人(菅田将暉)は、遊具や線路、高圧線の点検をする人たちなど、日の当たらない職業を取材したノートを悦子に見せ、「当たり前を作ってる人たちはすごい!」と絶賛。それを教えてくれた悦子に「生まれてきてくれてありがとー!」と叫び、「えっちゃん、俺と……」と告白しようとします。 前回までの幸人といえば、「えっちゃんのこと好きだよ」などと思わせぶりな態度を取りながらも、どこかはっきりしない態度にイライラさせられっぱなしでしたが、今回は急に積極的! しかし、森尾との友情が捨てられない悦子は、「待って! ちょっとだけ時間がほしいの!」とその場から逃げ出し、その足で森尾の家へ。「私、幸人くんと付き合ってもいいかな?」と確認すると、森尾は「幸人より、先輩(悦子)のほうが好きなんだよ」とあっさりOK。悦子は「ごめんね~」と涙を流します。この2人って、こんなに深い友情で結ばれていたんですね。学生時代からの付き合いという設定ですが、イマイチ仲良さそうに見えないのは、なぜでしょう? 映画『余命1ヶ月の花嫁』で、榮倉奈々と安田美沙子が全く親友に見えなかったことを思い出しました。 元気を取り戻した悦子は、「Lassy」編集部で「もしかして電気がつくの、当たり前だと思ってませんか? 校閲も当たり前を作る仕事をしています」と校閲のありがたみを仁王立ちで自ら説き、勝手にすっきり。さらに、幸人を呼び出し、「私、初めて会ったときから、あなたのことが好きです」と告白。「あたしでよかったら、お付き合い……」と言いかけたところで、森尾から電話が。念願だった「Lassy」編集部への異動のチャンスが舞い込んできたようです。 今回は“校閲って目立たないけど、大事な仕事ですよ”という内容でしたが、初回から見続けている身としては、少々今さら感も。お仕事ドラマとしては地味な話が続いているので、初期のハチャメチャ具合がそろそろ恋しい……といっても、残すは最終回のみ。悦子らしい、華やかなラストを期待しましょう! (文=どらまっ子TAMOちゃん)
菅野美穂と三代目・岩田が不倫ラブシーンも……『砂の塔』1ケタに逆戻り
菅野美穂演じる亜紀と、松嶋菜々子演じる弓子の対決が急展開を見せている『砂の塔~知りすぎた隣人~』(TBS系)。25日放送の第7話は、前回から微減の平均視聴率9.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)でした。あと一歩という感じですね。 前回、自宅から弓子が仕掛けた盗聴器を発見し、怒りに震えるも、警察に届ける気配ゼロという謎行動を見せた亜紀ですが、今回は、中学でイジメを受けていた和樹(佐野勇斗)が「学校に行きたくない」と亜紀に訴えるも、ロクに取り合わなかったという過去が判明。亜紀に毒親フラグが立ちましたよ。 さらに今回は、健一(ココリコ・田中直樹)がバツイチなうえに、和樹は健一の連れ子で、しかも和樹の実母が弓子であることがあっさり判明。健一から「和樹の母親は死んだ」と聞かされていた亜紀は、弓子と健一の結婚写真を見て驚愕。健一いわく、弓子は和樹が1歳のとき、理由も告げずに家を出て行ってしまったそうです。開始15分しか経ってないのに、今回はやたらと新情報が多いですね。これまで、「ハーメルン事件」の犯人を真面目に予想していたのがバカらしくなるほどの、どんでん返しです。 弓子の数々の嫌がらせは「和樹を取り戻すためだわ」と気づいた亜紀は、和樹の育児日記を持って弓子の家へ。「一度、和樹を捨てたあなたには、絶対負けません」と凄むも、弓子に「母親って、苦労の数でなるものなの? 算数みたいね」「あなたは和樹のこと、何も見えていない」と言い返されてしまいます。 その後、亜紀は道で航平(三代目J Soul Brothers・岩田剛典)とばったり。航平は「亜紀さんのこと、ちゃんと支えたいんだよ!」と力になろうとしますが、亜紀は1人で解決するから大丈夫と、航平に別れを告げます。亜紀はアホですが、マジメですね。 一方、やっと亜紀に心を開いた和樹は、前の中学の不良たちから万引きを強要されていたことを告白。和樹はこれまで万引きしたフリをして、貯金をはたいて買ったスマホなどを彼らに提供していたといい、亜紀に「あいつらとは、縁切ることにしたから」と告げます。 しかし、あくる日、亜紀の居ぬ間に家の中から金をかき集める和樹。その金を持って不良たちの元へ行きますが、ノルマの10万円には足りず、倉庫でリンチに遭ってしまいます。 和樹が瀕死のところで、おもむろに弓子が登場。リンチの様子をスマホで撮っていた弓子は、これをネット上で公開すると脅したうえ、「これから先、彼に指1本でも触れたら、私があなたたちを殺す。こう見えて私、もう1人殺してるのよ。何人か増えたってなんてことないわ。もし今、殺し損ねて捕まったとしても、刑務所を出ても殺しに行く」とニヤリ。弓子の底知れないヤバさを感じ取った不良たちは、その場から走り去っていきます。弓子ってば、いったい誰を殺したんでしょうかね? まったく分かりません。 和樹が救急車で搬送される頃、亜紀がようやく到着。弓子は、「これでわかったでしょう? 和樹のためなら地獄にだって落ちる覚悟はある」と言い残し、救急隊員に母親のフリをして一緒に病院に行ってしまいました。 自分が助けられなかったことにショックを受け、雨の中フラフラと街を彷徨う亜紀。案の定、航平とばったり(2度目)。航平は「なんで結婚なんかするんだって。俺が奪ってやりたいって」と亜紀をギュッと抱きしめちゃいました。これまでのパターンなら、誰かに目撃されてるんでしょうけど、今回はどうでしょう? ここにきて、「産みの親か? 育ての親か?」という『はじめまして、愛しています』(テレビ朝日系)的なドラマに転じつつある『砂の塔』。さらに、伊藤英明主演『僕のヤバイ妻』(フジテレビ系)を彷彿とさせるような、スピード感あふれる展開を見せました。あら、大味なサスペンスと割り切った途端、亜紀のアホさ加減も、亜紀と航平のあり得ないほどの“ばったり”シーンも、さほど気にならなくなってきました。正直、もっと早くこんなドラマになってくれたらなあ……。 また、多くの視聴者が気になっている「ハーメルン事件」ですが、現段階では全く犯人がわかりません。この事件が今後、弓子や亜紀とどう繋がってくるかで、『砂の塔』が秀作であるか否か、決まってくるような気がします。なお、次回は久々に50階のボスママ・寛子(横山めぐみ)が登場。夫(津田寛治)と離婚しちゃうんでしょうかねえ? いろいろ大変だわ~。 (文=どらまっ子TAMOちゃん)
菅野美穂と三代目・岩田が不倫ラブシーンも……『砂の塔』1ケタに逆戻り
菅野美穂演じる亜紀と、松嶋菜々子演じる弓子の対決が急展開を見せている『砂の塔~知りすぎた隣人~』(TBS系)。25日放送の第7話は、前回から微減の平均視聴率9.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)でした。あと一歩という感じですね。 前回、自宅から弓子が仕掛けた盗聴器を発見し、怒りに震えるも、警察に届ける気配ゼロという謎行動を見せた亜紀ですが、今回は、中学でイジメを受けていた和樹(佐野勇斗)が「学校に行きたくない」と亜紀に訴えるも、ロクに取り合わなかったという過去が判明。亜紀に毒親フラグが立ちましたよ。 さらに今回は、健一(ココリコ・田中直樹)がバツイチなうえに、和樹は健一の連れ子で、しかも和樹の実母が弓子であることがあっさり判明。健一から「和樹の母親は死んだ」と聞かされていた亜紀は、弓子と健一の結婚写真を見て驚愕。健一いわく、弓子は和樹が1歳のとき、理由も告げずに家を出て行ってしまったそうです。開始15分しか経ってないのに、今回はやたらと新情報が多いですね。これまで、「ハーメルン事件」の犯人を真面目に予想していたのがバカらしくなるほどの、どんでん返しです。 弓子の数々の嫌がらせは「和樹を取り戻すためだわ」と気づいた亜紀は、和樹の育児日記を持って弓子の家へ。「一度、和樹を捨てたあなたには、絶対負けません」と凄むも、弓子に「母親って、苦労の数でなるものなの? 算数みたいね」「あなたは和樹のこと、何も見えていない」と言い返されてしまいます。 その後、亜紀は道で航平(三代目J Soul Brothers・岩田剛典)とばったり。航平は「亜紀さんのこと、ちゃんと支えたいんだよ!」と力になろうとしますが、亜紀は1人で解決するから大丈夫と、航平に別れを告げます。亜紀はアホですが、マジメですね。 一方、やっと亜紀に心を開いた和樹は、前の中学の不良たちから万引きを強要されていたことを告白。和樹はこれまで万引きしたフリをして、貯金をはたいて買ったスマホなどを彼らに提供していたといい、亜紀に「あいつらとは、縁切ることにしたから」と告げます。 しかし、あくる日、亜紀の居ぬ間に家の中から金をかき集める和樹。その金を持って不良たちの元へ行きますが、ノルマの10万円には足りず、倉庫でリンチに遭ってしまいます。 和樹が瀕死のところで、おもむろに弓子が登場。リンチの様子をスマホで撮っていた弓子は、これをネット上で公開すると脅したうえ、「これから先、彼に指1本でも触れたら、私があなたたちを殺す。こう見えて私、もう1人殺してるのよ。何人か増えたってなんてことないわ。もし今、殺し損ねて捕まったとしても、刑務所を出ても殺しに行く」とニヤリ。弓子の底知れないヤバさを感じ取った不良たちは、その場から走り去っていきます。弓子ってば、いったい誰を殺したんでしょうかね? まったく分かりません。 和樹が救急車で搬送される頃、亜紀がようやく到着。弓子は、「これでわかったでしょう? 和樹のためなら地獄にだって落ちる覚悟はある」と言い残し、救急隊員に母親のフリをして一緒に病院に行ってしまいました。 自分が助けられなかったことにショックを受け、雨の中フラフラと街を彷徨う亜紀。案の定、航平とばったり(2度目)。航平は「なんで結婚なんかするんだって。俺が奪ってやりたいって」と亜紀をギュッと抱きしめちゃいました。これまでのパターンなら、誰かに目撃されてるんでしょうけど、今回はどうでしょう? ここにきて、「産みの親か? 育ての親か?」という『はじめまして、愛しています』(テレビ朝日系)的なドラマに転じつつある『砂の塔』。さらに、伊藤英明主演『僕のヤバイ妻』(フジテレビ系)を彷彿とさせるような、スピード感あふれる展開を見せました。あら、大味なサスペンスと割り切った途端、亜紀のアホさ加減も、亜紀と航平のあり得ないほどの“ばったり”シーンも、さほど気にならなくなってきました。正直、もっと早くこんなドラマになってくれたらなあ……。 また、多くの視聴者が気になっている「ハーメルン事件」ですが、現段階では全く犯人がわかりません。この事件が今後、弓子や亜紀とどう繋がってくるかで、『砂の塔』が秀作であるか否か、決まってくるような気がします。なお、次回は久々に50階のボスママ・寛子(横山めぐみ)が登場。夫(津田寛治)と離婚しちゃうんでしょうかねえ? いろいろ大変だわ~。 (文=どらまっ子TAMOちゃん)
絵本作家は特にエロい!? 菅田将暉演じる“曖昧男”にイライラ……石原さとみ『地味にスゴイ』
好調ながら、『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)に視聴率で押され気味の『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』(日本テレビ系)。23日放送の第8話の平均視聴率は12.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、前回より0.2ポイントの微増となりました。 第8話のゲストは、『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)の「作りおきダイエット」企画で10キロ近い減量に成功したばかり伊藤かずえ。同枠前クールの『家売るオンナ』でも感じていましたが、「水曜ドラマ」枠のゲストって、人選がチャラついてなくて、なかなかいかすんですよね~。ちなみに前回は、蛭子能収。 今回は、人気恋愛小説家・桜川葵(伊藤)の新作『愛と雪の中の情熱』を担当することになった校閲部の悦子(石原さとみ)。部長の茸原(岸谷五朗)に「桜川先生は、とにかく激しいお方で、中途半端な仕事をする人が嫌い」と助言され、悦子はいつも以上に全力で原稿と向き合います。 そんな中、校閲部を訪れた桜川は、茸原を見つけるや否や、「あなた、こんなところで何してるの? やはり、私の担当はあなたしかいない」と、情熱的に抱き合う2人。茸原は文芸部の編集者時代、桜川を担当していたものの、いつしか恋仲に。桜川は、茸原への愛を証明するため、刃物で茸原をブスリッ(傷は3ミリ)。この一件がきっかけで、茸原は校閲部に異動となったそうです。 ちなみに、実際に編集者と作家が恋愛関係になってしまうことは、珍しくないことだと思います。以前、某有名絵本系出版社の美人編集者が、「絵本作家と編集者は、不倫してる人、めっちゃ多い」「やたら温泉旅行に誘われる」と言っていました。絵本作家って、いやらしいですね。 そんなことはさておき、すり合わせを行うため、桜川の自宅に出向く悦子。劇中に登場する恋人同士の男女が雪原で心中する描写で、「周囲に足跡がないのはおかしい」と指摘。「ヘリコプターで辿り着いたことにしては?」「2人が走り幅跳びの選手だったとか」などと提案しながら、2人は全力でぶつかり合います。ドラマ開始当初は、「校閲が作家に会いに行くなんて、おかしい」などと、イチャモンを付ける視聴者も少なくありませんでしたが、これこそが同作の醍醐味。編集者そっちのけで、作家に会ってこそ悦子です。 時間を共にするうちに、親子のように仲良くなる悦子と桜川。しかし、最終校が出たタイミングで、桜川が持病で倒れ、入院。病室に駆けつけた茸原は、ブスリ事件がなければ「第一線の編集者として活躍してた」と懺悔する桜川に向かって、「たとえ日の目を見なくても、この仕事は確実に誰かを支えています。校閲という仕事は、全力で前に進む人を、全力で支える仕事」と、校閲の素晴らしさを切々と語り始めます。 終盤では、“友だち以上、恋人未満”の幸人(菅田将暉)になかなか会えない悦子が、「このままだと自然消滅しちゃう」と訴えるシーンが。幸人は、「自然消滅なんてするわけないよ! えっちゃんのこと好きなのに」と言い放ちます。なんか、某ネットニュースによると、ここで女性視聴者が“キュン死に”したそうなんですが、本当でしょうか……? いつも思わせぶりな言葉に留まり、曖昧な関係を続ける幸人に苛立ちやしませんか? 幸人みたいな男って、実際にいたらかなりの食わせ者ですよ。 これまで、わかりにくい展開や、突飛な話が多々見られた『地味にスゴイ!』ですが、なんだか今回は、教科書の如くわかりやすい脚本でした。たまにはこんな箸休め的な回があってもいいと思います。さて、来週は、幸人との曖昧な関係が原因で、悦子が仕事にやりがいを持てなくなる話のようです。ほら、見たことか。あと、次回のゲストは誰でしょうか? 気になるので、見ましょうね。 (文=どらまっ子TAMOちゃん)
“砂かけ婆”役の松嶋菜々子が大活躍!? 菅野美穂『砂の塔』ご都合主義展開でも2ケタキープ
菅野美穂主演『砂の塔~知りすぎた隣人~』(TBS系)第6話は、平均視聴率10.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録し、前回に続き2度目の2ケタ。第4話まで、タワマン最上階に住むボスママ・寛子(横山めぐみ)率いるママ友グループからイジメに遭ってきた亜紀(菅野)ですが、前回からイジメ描写を排除。結果的に、これが功を奏している形です。やっぱり、視聴者もドラマで胃をキリキリさせたくないですから……。 少し動くだけで、砂がザラザラザラ~とこぼれ落ちる効果音が鳴る“砂かけ婆”のような弓子(松嶋菜々子)ですが、どうやら亜紀の夫・健一(ココリコ・田中直樹)と、過去にただならぬ関係だったようです。さらに、弓子が実は、銀座の高級クラブのママであることが発覚します。 昼間は、フラワーアレンジメント教室を開いているほか、花屋への買い出し、亜紀へのストーカー行為、ハッキングした防犯カメラの監視、待ち伏せ、根回し、カップケーキ作り、シフォンケーキ作り……と、多忙を極める弓子ですが、夜もクラブで接客しているなんて! 働き者の弓子に、メイクを落とす暇なんてなさそうです。 そんな弓子の家で、亜紀一家との夕食会が開かれることに。健一はそこで、亜紀と弓子が友人関係であることを知り、驚愕。そこへ、弓子にナシをつけるため鼻息を荒くした航平が登場しますが、サシの約束のはずが、亜紀一家がいたために、プンスカと帰宅。追いかけてきた亜紀に、航平は弓子が危険人物であることを知らせます。 航平の忠告もあって、弓子が自身のストーカーであることに気づいた亜紀は、ブリザードフラワーから盗聴器を発見。通報するかと思いきや、弓子を待ち伏せして、盗聴器を突きつける亜紀。「やっと気づいたの? このタワーに来てから、おかしなことがいろいろあったでしょう? あれ全部、私よ。んふっ」(ザラザラザラ~~)と鼻で笑う弓子に、亜紀はパチンと平手をかまします。 この後も、寝ても覚めても警察に連絡しない亜紀。なんで? アホなの? なんなの? このドラマって、初回から亜紀が「アホだから」という一点で、都合よく片付けられてる展開が多いんですよね……。フィクションなんで、そこに目くじら立てることもないんでしょうけど、時折見せる常軌を逸した行動が、亜紀に感情移入できない一番の理由なんですよ……。 その後、体操教室主催のもみじ狩りに出かける亜紀一家。亜紀と健一が口論になる中、娘のそらが山で行方不明に。探しに行った亜紀も、傾斜に滑って負傷。同時に、携帯電話の充電がプツンとなくなり、迷子になって山中に取り残されます。このタイミングで充電が切れるとは。はい、そうです。『砂の塔』名物のご都合主義です。 この後、山中で亜紀を発見した健一が「弓子とは、もう会わない」と誓うものの、後日、あっさり約束を破られる亜紀。さらに、弓子は「亜紀さんがこれ知ったら、あの夫婦は終わり」と、航平に“夫婦の秘密”が入った茶封筒を渡します(ザラザラザラ~)。弓子のマメな嫌がらせに、「なんのために、こんなことするんですか……」と航平もドン引きです。 物語も折り返しを過ぎ、“イジメドラマ”から、多くの視聴者が期待していた“サスペンスドラマ”へと生まれ変わった『砂の塔』。ちなみに、今回、ママ友は一瞬も登場しませんでした。最初からこの路線で行っていれば、もう少し視聴者の評価も高かった気がしますが、きっと、あのイジメの数々と、弓子の“真の目的”が繋がる日がやって来るのでしょう……(多分)。ちなみに次回は、弓子の目的と、壮絶な過去が明らかになるそうです。これは、気になりますね! (文=どらまっ子TAMOちゃん)
石原さとみ『地味にスゴイ!』“月9っぽさ”不要!? 『逃げ恥』逆転策は「現実味のない脚本」だ!
近頃、「ストーリーに校閲が関係なくなってきた」と賛否飛び交う『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』(日本テレビ系)ですが、16日放送の第7話も平均視聴率12.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と相変わらずの好調ぶり。しかし、追い上げを見せる新垣結衣主演『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)に押され、期間平均でわずかに逆転されてしまいました。 さて、第7話には、初回に登場した大御所ミステリー作家・本郷大作(鹿賀丈史)が再登場。そうです、学●員とウワサされる石原さとみが、初回で「大作」を連呼して視聴者をザワつかせた、あの人です。 悦子(石原)の元を訪れた大作先生は、雑誌に寄稿するエッセイの校閲を「ぜひ、君にお願いしたい」と直談判。そこへ偶然、幸人(菅田将暉)が姿を現すと、2人の担当編集者・貝塚(青木崇高)が、鉢合わせに大慌て。幸人も、なぜか大作先生に素っ気ない態度です……。 20年間会っていない息子との思い出が綴られた同エッセイを読み、「最高だわ、本郷大作先生!」と絶賛する悦子。同時に、本郷が息子と一緒にラーメンを食べたエピソードの中に、「ラーメンの具をスミレですくって」という記述を発見。大作家が「レンゲ」を「スミレ」と間違えたことに違和感を覚えた悦子は、早速エッセイに登場するラーメン屋に向かいますが、謎は解明できません。 しかし、その夜、悦子は偶然にも、幸人が「そこのスミレ取って」とレンゲを指差す場面に遭遇。「うちの母ちゃん、レンゲのことをスミレって言うんだよね」と間違えた理由を明かされたことで、悦子は2人が親子であることに気づきます。ちなみに、幸人は本郷が父親であることを知っていますが、本郷は幸人が息子だとは気づいていないようです。 確か初回では、大作先生が東京・立川に実在する「立日橋」(たっぴばし)を、わざと「立田橋」(たったばし)と書いたんですよね。その時、悦子に「息子だけに送ったメッセージのつもりだったが、校閲を舐めてた」と言って笑っていた大作先生ですが、20年間も誤った表記をサブリミナル的に混ぜ込んでくる作家って……。 ちなみに初回では、大作先生の妻も息子も一切登場しなかったため、違和感バリバリの脚本でしたが、後に幸人と繋げるためだったのですね。単純に、初回の脚本が雑なのかと思っていました(関連記事)。 早速、貝塚に2人の親子関係を確認する悦子。貝塚は慌てた様子で、「深い闇があるらしい」「是永(幸人)には、本郷先生の話はタブー」と釘を刺します。 しかし、大作先生のエッセイの左利き用グローブを買いに行くエピソードに、「幸人くんは右利きだったはず……」と、新たな疑問点を見つけてしまう悦子。幸人に恐る恐る「本郷先生からプレゼントしてもらった時、あなたは左利きでしたか?」と聞くと、あっけらかんと「小さい頃は左利きだった」と答える幸人。どうやら、“深い闇”などなかったようです。 その後、悦子は20年ぶりの再会をセッティング。思い出の「立日橋」で、大作先生は辻仁成よろしく「やっと会えたな」と喜び、ハッピーエンドとなりました。 今回は、校閲部のシーンや、現実味のない展開も多く、久々に『地味にスゴイ!』らしさが全面に出ていた印象。「“月9”っぽさは、いらないなあ……」というアンチ・フジテレビの視聴者には心地よかったのでは? また、終盤では、本郷のみならず、他の作家も次々と校閲部員を指名するというありえない展開でしたが、これって「出版社の内情に口出しするなんて、担当編集者はどれだけ信頼されてないんだよ……」って話。しかし、まさにこれこそが『地味にスゴイ!』らしさ! 今後も、ぶっ飛んだストーリーを期待したいと思います。 (文=どらまっ子TAMOちゃん)
石原さとみ『地味にスゴイ!』“月9っぽさ”不要!? 『逃げ恥』逆転策は「現実味のない脚本」だ!
近頃、「ストーリーに校閲が関係なくなってきた」と賛否飛び交う『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』(日本テレビ系)ですが、16日放送の第7話も平均視聴率12.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と相変わらずの好調ぶり。しかし、追い上げを見せる新垣結衣主演『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)に押され、期間平均でわずかに逆転されてしまいました。 さて、第7話には、初回に登場した大御所ミステリー作家・本郷大作(鹿賀丈史)が再登場。そうです、学●員とウワサされる石原さとみが、初回で「大作」を連呼して視聴者をザワつかせた、あの人です。 悦子(石原)の元を訪れた大作先生は、雑誌に寄稿するエッセイの校閲を「ぜひ、君にお願いしたい」と直談判。そこへ偶然、幸人(菅田将暉)が姿を現すと、2人の担当編集者・貝塚(青木崇高)が、鉢合わせに大慌て。幸人も、なぜか大作先生に素っ気ない態度です……。 20年間会っていない息子との思い出が綴られた同エッセイを読み、「最高だわ、本郷大作先生!」と絶賛する悦子。同時に、本郷が息子と一緒にラーメンを食べたエピソードの中に、「ラーメンの具をスミレですくって」という記述を発見。大作家が「レンゲ」を「スミレ」と間違えたことに違和感を覚えた悦子は、早速エッセイに登場するラーメン屋に向かいますが、謎は解明できません。 しかし、その夜、悦子は偶然にも、幸人が「そこのスミレ取って」とレンゲを指差す場面に遭遇。「うちの母ちゃん、レンゲのことをスミレって言うんだよね」と間違えた理由を明かされたことで、悦子は2人が親子であることに気づきます。ちなみに、幸人は本郷が父親であることを知っていますが、本郷は幸人が息子だとは気づいていないようです。 確か初回では、大作先生が東京・立川に実在する「立日橋」(たっぴばし)を、わざと「立田橋」(たったばし)と書いたんですよね。その時、悦子に「息子だけに送ったメッセージのつもりだったが、校閲を舐めてた」と言って笑っていた大作先生ですが、20年間も誤った表記をサブリミナル的に混ぜ込んでくる作家って……。 ちなみに初回では、大作先生の妻も息子も一切登場しなかったため、違和感バリバリの脚本でしたが、後に幸人と繋げるためだったのですね。単純に、初回の脚本が雑なのかと思っていました(関連記事)。 早速、貝塚に2人の親子関係を確認する悦子。貝塚は慌てた様子で、「深い闇があるらしい」「是永(幸人)には、本郷先生の話はタブー」と釘を刺します。 しかし、大作先生のエッセイの左利き用グローブを買いに行くエピソードに、「幸人くんは右利きだったはず……」と、新たな疑問点を見つけてしまう悦子。幸人に恐る恐る「本郷先生からプレゼントしてもらった時、あなたは左利きでしたか?」と聞くと、あっけらかんと「小さい頃は左利きだった」と答える幸人。どうやら、“深い闇”などなかったようです。 その後、悦子は20年ぶりの再会をセッティング。思い出の「立日橋」で、大作先生は辻仁成よろしく「やっと会えたな」と喜び、ハッピーエンドとなりました。 今回は、校閲部のシーンや、現実味のない展開も多く、久々に『地味にスゴイ!』らしさが全面に出ていた印象。「“月9”っぽさは、いらないなあ……」というアンチ・フジテレビの視聴者には心地よかったのでは? また、終盤では、本郷のみならず、他の作家も次々と校閲部員を指名するというありえない展開でしたが、これって「出版社の内情に口出しするなんて、担当編集者はどれだけ信頼されてないんだよ……」って話。しかし、まさにこれこそが『地味にスゴイ!』らしさ! 今後も、ぶっ飛んだストーリーを期待したいと思います。 (文=どらまっ子TAMOちゃん)
菅野美穂『砂の塔』に「殺す殺す殺す死ね死ね死ね」……不評のイジメシーン排除で初2ケタ10.1%
これまで「ママ友イジメのシーンが辛くて、見ていられない」との声が相次いでいた『砂の塔~知りすぎた隣人~』(TBS系)ですが、11日放送の第5話では、ママ友同士のイジメ展開はなし。それが功を奏したのか、平均視聴率10.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、初めて2ケタに到達しました。 今回は、これまで“イイコちゃん”だった高校1年生の長男・和樹(M!LK・佐野勇斗)に異変が。これまで、幾度となくばったり会ってはイチャイチャしてきた体操教室コーチ・航平(三代目 J Soul Brothersの岩田剛典)と亜紀(菅野美穂)の不倫関係を疑い始め、亜紀に反抗的に。さらに、亜紀は和樹の高校から呼び出しをくらい、頻繁に無断欠席していることを知ります。 そんな親子関係を知った航平に、「俺、完全に迷惑かけてるね。もう会いません」と告げられる亜紀。遅っ! 前回、いきなり亜紀の家に押しかけたり、その前は居酒屋で酔いつぶれて亜紀に迎いに来てもらったり、本当迷惑! 航平さえいなければ寛子に嫉妬心も生まれなかったわけだし。ぺっぺ! とはいえ、今、大人気の岩田の出番が減るわけはなく、弓子(松嶋菜々子)を怪しがっている航平は、1人で調査を開始。寛子に気に入られていることを利用して弓子のことを聞きだしたり、弓子のフラワーアレンジメント教室の生徒になったり、弓子の夫の会社に電話して在籍確認したり、弓子が乗っているタクシーを豊洲から銀座まで自転車でシャコシャコーっと尾行してみたりと、大忙しです。 一方、寛子の夫(津田寛治)から、「新宿にいる女の子を車で成田空港に送って、男に引き渡す」という怪しすぎる副業の手伝いを頼まれる健一(ココリコ・田中直樹)。成田空港では、女の子と引き換えに1千万円を受け取り、健一は「なんだよ、この仕事……」と冷や汗が止まりません。津田は、この手の悪役を演じさせたら天下一品ですね。 その頃、和樹が密かに撮り溜めてきた“問題のある親子”の写真データが盗まれ、タワーマンションの壁一面に貼り付けられる事態に。これを見たママたちは、和樹が「ハーメルン事件」の犯人ではないかと疑い始めます。 この一件で、和樹は事情聴取のため警察へ。和樹にはアリバイがあったため、「ハーメルン事件」の疑いは晴れたものの、家の和樹のパソコンから「殺す殺す殺す殺す……死ね死ね死ね……たすけて」などと書かれた文書を見つけてしまう亜紀。「いつから悩んでたの? 気がつかなくてごめん」と涙を流して自分を責めます。 終盤では、弓子が過去に殺人を犯していたことや、全く接点がないと思われた弓子と健一に繋がりがあることが発覚。いやあ、健一との接点は、大どんでん返しですねえ。 視聴後、初めて鬱々とせずに済んだ第5話。前回まではサスペンスよりも、ママ友イジメのボリュームが多く、ひたすらに視聴者をどんよりさせていましたが、ようやく「ハーメルン事件」が動き出しそうな兆しが。あと、おそらく制作サイドは、寛子が「簀巻きにして東京湾に沈めてやりたいわ」と巻き寿司を握り潰すシーンをはじめ、コミカルなセリフと共に亜紀を追い詰めるシーンを気に入っていると思うのですが、正直なところ、視聴者はさほど引っかかっていないんですよね。その辺も、イジメシーンが不人気な理由のひとつのような気が……。しかし、この先、ちゃんとサスペンスドラマになりそうなので、視聴率が伸びる可能性も。今後の展開がさらに楽しみになってきました。 (文=どらまっ子TAMOちゃん)
菅野美穂『砂の塔』に「殺す殺す殺す死ね死ね死ね」……不評のイジメシーン排除で初2ケタ10.1%
これまで「ママ友イジメのシーンが辛くて、見ていられない」との声が相次いでいた『砂の塔~知りすぎた隣人~』(TBS系)ですが、11日放送の第5話では、ママ友同士のイジメ展開はなし。それが功を奏したのか、平均視聴率10.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、初めて2ケタに到達しました。 今回は、これまで“イイコちゃん”だった高校1年生の長男・和樹(M!LK・佐野勇斗)に異変が。これまで、幾度となくばったり会ってはイチャイチャしてきた体操教室コーチ・航平(三代目 J Soul Brothersの岩田剛典)と亜紀(菅野美穂)の不倫関係を疑い始め、亜紀に反抗的に。さらに、亜紀は和樹の高校から呼び出しをくらい、頻繁に無断欠席していることを知ります。 そんな親子関係を知った航平に、「俺、完全に迷惑かけてるね。もう会いません」と告げられる亜紀。遅っ! 前回、いきなり亜紀の家に押しかけたり、その前は居酒屋で酔いつぶれて亜紀に迎いに来てもらったり、本当迷惑! 航平さえいなければ寛子に嫉妬心も生まれなかったわけだし。ぺっぺ! とはいえ、今、大人気の岩田の出番が減るわけはなく、弓子(松嶋菜々子)を怪しがっている航平は、1人で調査を開始。寛子に気に入られていることを利用して弓子のことを聞きだしたり、弓子のフラワーアレンジメント教室の生徒になったり、弓子の夫の会社に電話して在籍確認したり、弓子が乗っているタクシーを豊洲から銀座まで自転車でシャコシャコーっと尾行してみたりと、大忙しです。 一方、寛子の夫(津田寛治)から、「新宿にいる女の子を車で成田空港に送って、男に引き渡す」という怪しすぎる副業の手伝いを頼まれる健一(ココリコ・田中直樹)。成田空港では、女の子と引き換えに1千万円を受け取り、健一は「なんだよ、この仕事……」と冷や汗が止まりません。津田は、この手の悪役を演じさせたら天下一品ですね。 その頃、和樹が密かに撮り溜めてきた“問題のある親子”の写真データが盗まれ、タワーマンションの壁一面に貼り付けられる事態に。これを見たママたちは、和樹が「ハーメルン事件」の犯人ではないかと疑い始めます。 この一件で、和樹は事情聴取のため警察へ。和樹にはアリバイがあったため、「ハーメルン事件」の疑いは晴れたものの、家の和樹のパソコンから「殺す殺す殺す殺す……死ね死ね死ね……たすけて」などと書かれた文書を見つけてしまう亜紀。「いつから悩んでたの? 気がつかなくてごめん」と涙を流して自分を責めます。 終盤では、弓子が過去に殺人を犯していたことや、全く接点がないと思われた弓子と健一に繋がりがあることが発覚。いやあ、健一との接点は、大どんでん返しですねえ。 視聴後、初めて鬱々とせずに済んだ第5話。前回まではサスペンスよりも、ママ友イジメのボリュームが多く、ひたすらに視聴者をどんよりさせていましたが、ようやく「ハーメルン事件」が動き出しそうな兆しが。あと、おそらく制作サイドは、寛子が「簀巻きにして東京湾に沈めてやりたいわ」と巻き寿司を握り潰すシーンをはじめ、コミカルなセリフと共に亜紀を追い詰めるシーンを気に入っていると思うのですが、正直なところ、視聴者はさほど引っかかっていないんですよね。その辺も、イジメシーンが不人気な理由のひとつのような気が……。しかし、この先、ちゃんとサスペンスドラマになりそうなので、視聴率が伸びる可能性も。今後の展開がさらに楽しみになってきました。 (文=どらまっ子TAMOちゃん)

