「吉沢さんって、なんの仕事してるんですか~?」 ドキッ! これは、私が一番恐れている質問です。「グラドルしてます!」とハッキリ言えるほど売れてないし、ライターと名乗れるほど力もないため、だいたい答えられず、ごにょごにょしていると、酔った友人が「この子、グラドルなんですよ!」と明かすのが最近のパターンです。グラドルと言うと、決まって「どこの事務所なんですか?」と質問されますが、私は現在、フリーで活動しています。今回は<事務所に属さない、フリーランスで働くグラドル>についてお話しします。 10年前、私がデビューした頃、グラドルはどこかしら事務所に所属し、マネジャーさんが付くのが一般的でした。ですが、最近はフリーのグラドルやアイドルが増えています。 私自身は、フリーであることに、特にこだわりは持っていません。なぜフリーかというと、「またグラビアやりたいなぁ~」なんて思っていた頃、ちょうど声をかけてきてくれたマネジャーがフリーだったんです。彼は、事務所に属していない女の子たちに仕事を振っている人でした。当時私は、すでに29歳。大手はもちろん門前払いだろうし、中堅事務所に所属しても干される可能性が高いと考え、悩んでいた頃でした。そんなこともあり、“どこにも属さないで仕事ができる”のは、好都合だと思ったのです。 まあ、そのマネジャーさんは私を上回るズボラさで、ギャラの未払いや伝達ミスが多く、ケンカ別れしてしまいました。それ以降は、知り合いや、一度行った現場の方や、Twitter経由でお仕事頂いたりして今に至ります。あとは、業務提携という形で、何か案件があれば連絡をくれる事務所がいくつかあります。この方法が良いか悪いかは人によりますが、私にしてみればノーストレスなので、自分に合っていると思います。 フリーのグラドルのメリットは「仕事の取りこぼしがないこと」です。直接、私にオファーが来るので、できる/できないの判断が自分でできます。これが事務所所属だと、まず担当マネジャーに連絡が行き、別に推しの子がいると、仕事が回ってこないことも。また、飲みの席での話が、そのまま仕事につながることもあります。 デメリットは、「後ろ盾がないので、トラブルがあった場合、自分に全責任がのしかかること」です。例えばDVDやグラビアの撮影で、打ち合わせより面積の小さい水着が渡されることがありますが、事務所所属だとマネジャーがうまく断ってくれます。ですが、フリーだと、自分で断らなきゃいけない。そうすると、「厄介な奴だな」とか「生意気な子」と思われがち。そういうときは“マネジャーさんがいたらなぁ”と思います。 とまあ、そんな感じで私は約2年、フリーでのらりくらりと働いていますが、最近お仕事のオファーを頂く際にフリーだと伝えると、眉間にしわを寄せるクライアントさんが増えました。目の前で契約書にサインするよう要求されたこともあります。よくよく契約書を読んだら、「ヌードになります……」みたいなやつじゃないだろうなぁと思い、ペンが進まずにいたら、そのクライアントさんはこう言ったのです。 「最近、フリーのグラドルすごく多いでしょ? 現場に来ない子、バックレる子が多いんだ。だからこっちも怖くて……。小さな仕事でも契約書を交わすんだよ。ギリギリまで連絡取れていたのに急に来ない。『遅刻します!』と連絡がきたのに、折り返したら着拒。『体調が悪いから休みます』って言いながら、平気な顔してTwitterは更新しているような子ばっかりだよ」 そんなバカ者がいるとは、けしからん! 私も遅刻はありますが(ゴメンナサイ)、頂いて承諾した仕事を飛ばしたなんてことは一度もありません。この供給過多なグラドル業界で、売れてもいないフリーのグラドルが仕事をすっ飛ばすって、どういうつもりなんでしょうか? 私はまだしばらく、フリーで、のらりくらりと好きにやっていこうと考えています。なので、クライアントさん、フリーのグラドルにオファーするのをやめないでください! 少なくとも私は、頂いたお仕事には、這ってでも行きます。乳首出す以外なら、なんでもします♪ というわけで、11月以降スケジュール真っ白なので、お仕事お待ちしてまーす!
●よしざわ・さりぃ バスト107cmのKカップを武器に活動する三十路グラドル。趣味は、キックボクシング・飲酒・少女漫画研究・箱根駅伝研究で、特技はお酒の一気飲み。タレント事務所にてマネジャーをしていた経験もあり、芸能の表も裏も知り尽くしている。ミスFLASH2016ファイナリスト。








