迷走続く『ラヴソング』視聴率6.8%ショック! 「福山萌え」ゴリ押しで5%割れも……

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フジテレビ系『ラヴソング』番組サイトより
 フジテレビ月9『ラヴソング』は第6話。視聴率は6.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)でした。前回が8.4%なので、ちょっと考えられないくらいの“爆下げ”ですね。歴史に名を残す作品になりそうです。  さて、そもそもこのドラマは「第26回フジテレビヤングシナリオ大賞」を受賞した倉光泰子さんの脚本ですよ、というのも作品の売りのひとつとして打ち出されていましたが、前回の第5回では、あっさり神森万里江さんに差し替え、今回また倉光さんに戻っています。演出も『ガリレオ』チームの西谷弘さんから『HERO』の平野眞さんへと、いつの間にか変更になっていますね。このあたりの迷走ぶり、まさしく今のフジテレビ、今の月9を現しているようで切ないです。  結果、ストーリーも演出もひっちゃかめっちゃかになって、追いかけるのもしんどい感は否めませんが、頑張って振り返ってみたいと思います。第6話。  今回、神代とさくらの2人の主人公の関係性には、特に進展はありません。2人で曲を作ることになって、その曲が完成するまでで、たっぷり1時間。「何かが起こる」という3年に一度のブルームーンの夜という設定で、「月がキレイですね」なんて思わせぶりなセリフをさくらに言わせてみたりしていますが、思わせぶりなだけで、伝わってくるもの、今後の展開を期待させるものは何もありません。  その代わりなのかどうなのか、神代(福山雅治)がギターを触ったり、キーボードを触ったり、作曲に勤しんだり、眉をひそめて悩んだり、そういうシーンがぎっしりと詰め込まれています。たぶん、フジテレビとしてはファンサービスのつもりなんでしょう。ミュージシャン・福山雅治の顔面、顔面、指先、さらに顔面を「ほうらエロいだろう!」とばかりに強調してきます。こんなんだから視聴率下がるんじゃないの、と素直に感じますね、はい。  さらに、徹夜でヘッドホンしたまま意識が飛んじゃう福山、疲れきって枕を股間に挟んで寝ちゃう福山と、「福山離れ」が叫ばれる昨今とは思えない「福山萌え」のゴリ押し。開き直ったのか、あきらめたのか、とにかくもう「吃音少女が音楽を通して魂の再生を果たしていく」という物語の本筋を真摯に語ることはやめたみたいです。  で、こちらは「思わせぶりなだけで何も伝わってこないなー」と思って見ていたのですが、その思わせぶり加減にガッツリ撃たれてしまったのが夏希(水野美紀)です。さくらが神代家に出入りしていたことを察すれば動揺し、録音後にさくらが神代家のベッドで寝ていれば、泣き出さんばかりです。前回まで、うっすらと「あるのかな、ないのかな」くらいで描かれてきた夏希の神代への想いが、ことさらに強調されます。まあ、主人公の2人が曲作ってるだけでなんにもしないので、夏希くらいハッスルしないとしょうがないのかなという感じもしますが。  そんな夏希、神代に「さくらに曲を作ってみろ」と言ってきたレコード会社の弦巻(元カレ=大谷亮平)と飲みに行った勢いで、自宅にお持ち帰りしてブチュー! 一方でさくらの幼なじみ・空一(菅田将暉)も、職場の年上女性・涼子(山口紗弥加)とラブホでブチュー! さすが「何かが起こるブルームーン」の夜だけありますね。いかにも月9っぽい「理由なき接吻」が、あちこちで繰り広げられていました。もうどうでもいいわ。  そんなこんなで完成した歌、というか神代がさくらに書いた曲は、かつて彼がHARUNOさんのために書き下ろした曲だったんですね。事故死した元ユニットメンバー、かつ夏希の姉のための曲。神代はその曲を、さくらに捧げたのでした。それを知った夏希がムキーッ! となって、第6話はここまで。もうね、うるさいです、夏希。  と、どうやら話を面白くするために“スーパーエキセントリック夏希”と化した夏希が次回以降も大暴れしそうですが、せっかくここまで必死になってストーリーに付いてきた視聴者も、一気に振り落さんばかりの第6話でした。あと2話くらいしたら、5%切るかもね……。  とはいえ、やっぱり披露された曲はいいんですよねえ。藤原さくらの歌、すごくいいんです。もったいない。  あと、さくらから神代に「歌詞ができました。」というメールが届く前半の山場シーンで「緊急地震速報です。強い揺れに警戒してください」の警告音がかぶってしまったのは(関東地区)、ちょっと不運でしたね。なお、この地震でケガをされた方もいるようですので、謹んでお見舞い申し上げます。 (文=どらまっ子AKIちゃん)

『ラヴソング』惨敗中の福山雅治が『ガリレオ』続編を拒否! フジテレビに絶縁宣言か!?

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 フジテレビの連ドラが軒並み大爆死中だ。福山雅治『ラヴソング』、芦田愛菜『OUR HOUSE』、松下奈緒『早子先生、結婚するって本当ですか?』、伊藤英明『僕のヤバイ妻』と、いずれも目も当てられないほどの低空飛行。 「中でも『OUR HOUSE』は平均視聴率3%を切りそうな大惨事となっており、ネット民が面白がって『史上最低視聴率にしよう』と煽っています。芦田をはじめ、出演タレントの価値は急落、そのダメージは計り知れません。実際、7月期、10月期まではなんとかキャスティングが決まりましたが、『落ち目のフジには出たくない』と、出演を拒否する事務所が続出。来年1月期のキャスティングが, まったく進まない状況です」(ドラマ関係者)  そんな中、フジテレビへの怒りが収まらないのが、「月9」ワースト記録を更新しそうな福山だという。 「フジは惨敗させてしまったお詫びとして、今秋に大ヒットドラマ『ガリレオ』の続編を打診したのですが、福山サイドがこれを拒否。『ラヴソング』に続き『ガリレオ』でもコケたら、タレント価値はさらに下がりますからね。『今後、フジテレビのドラマには一切出ない』と、絶縁宣言したという話も流れていますよ」(民放プロデューサー)  今年のフジテレビは、ドラマのみならずゴールデンの帯でも苦戦している。 「6月の株主総会で亀山千広社長が辞任するのは必至。ボーナスは1割カット。来年は年収の1%がカットされるそうで、退社する局員が続出。挙げ句には、内定が出ている来年入社予定の学生にまで辞退されているのだとか」(テレビ関係者)  タレント、局員も逃げ出す「泥舟状態」のフジテレビ。このまま、どこまで転げ落ちるのだろうか?

藤原さくらに“ビジネスキス”させた『ラヴソング』 またまた最低視聴率記録更新で……

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フジテレビ系『ラヴソング』番組サイトより
 フジテレビの月9『ラヴソング』第5話は視聴率8.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。またまた最低記録を更新してしまいました。まず、前回はゴールデンウィークでお休みだったので第4話を3行で振り返ってみます。 ・神代(福山雅治)、ヒモ生活を卒業してひとり暮らしを始める。 ・さくら(藤原さくら)、レコード会社と契約するチャンスが空一(菅田将暉)のポカで飛ぶ。 ・反省する空一、慰めるさくらに、いきなりキッス!  というわけで、結局神代がヒモであるという設定はモヤモヤしたまま解消されました。序盤に特に意味を持っていたようにも見えなかったんですが、なんだったのでしょう。  そして第5話は、前回の最後でキッスしたまま放置されていた空一&さくらの“その直後”からスタート。さくらに突き飛ばされた空一は「ごめん」と謝りつつ「オレとやってかんか?」「オレがおまえを歌わせてやるけん」と熱烈告白。さくらのリアクションに注目でしたが、笑ってごまかして追い出すだけでした。  その後も、ちょっとだけギクシャクしている2人でしたが、空一が「友だちのままでいいよ」と告げると、平気で食べかけのサンドウィッチを交換するくらいの“以前の関係”に戻ってしまいます。あっさり!  結局のところ、さくらのキッス遍歴というか、まともに人としゃべれない女のコの「たぶん普通じゃないであろう恋愛遍歴」がよくわからないので、さくらにとってあのキッスがどんな意味を持つのか、見ている側に全然伝わってこないんですね。ファーストキッスなのか、どうなのか、そのあたりは、この恋愛劇(?)のヒロインを描く上でとっても重要なことだと思うんですが、特に何もないんです。すぐ元の関係に戻っちゃう。  こうなると、もうあのキッスはドラマの前半を盛り上げるための演出上の都合というか、予告にインパクトを出して引っ張るためだけの“ビジネスキス”だったと理解するしかないんでしょう。  まあ、その効果もなく視聴率は下がり続けてますので、キッスはいったん忘れて(せっかくしたのに!)物語を追うことにします。  第3話のライブ後、「りえんねもちくんどぅ(未練がましくなるだろう=記事参照)」と言ってアンコールを打ち切った神代ですが、心変わりがあったようで「一緒にライブをやろう」とさくらに持ち掛けます。この心変わりは、神代が過去にプロとして活動を共にしていたボーカリスト・HARUNOさんの存在が伏線になっている様子。その後「(自分は)むかしの自分と張り合ってる」というセリフも出てきます。音楽で成功できなかったという自分のアレの解消にさくらを利用する感じですね。波乱を呼びそうです。  一方、空一はさくらのYouTubeデビューを思いつきます。神代をさくらの部屋に招いて撮影し、その後、神代と2人になったところで「さくらとキスしました」と告げるのでした。対抗心バリバリの空一と「青春だねぇ」と余裕の神代(44)。そりゃ余裕でしょう。(44)だもんね。空一は献身的にさくら動画のQRコードを掲載したチラシを配ったりしてます。さくらさん、周囲の人に恵まれています。  そんなこんなで目に見えて明るくなったさくらですが、吃音の治療でお世話になっている言語聴覚士・夏希(水野美紀)に「(みんなからの期待に)逃げ出したい」「何を歌いたいかわからない」と、それなりに悩んでいる様子です。  一方、結婚式を控えて妊娠中の幼なじみ・真美(夏帆)はマリッジブルーの真っ最中。こちらは相当シリアスで「急にこの子のこと、めんどくせえとかなっちゃったらどうしよう」「逃げたい……」と今にも泣き出しそうなテンションで、キャバクラ勤務の最終日にご出勤。真美もさくらも養護施設の出身ですが「わたしは捨てられたから……」という真美の言葉が、さくらの胸を刺します。そして……。 「弾きたい曲、見つかりました!」  その夜、さくらは神代を訪ね、「ギターを教えてください!」「今日じゃないと意味がないんです!」と詰め寄ります。そうして神代に教えてもらった曲を携え、真美の帰りを待つさくら。なんだか冴えない感じで帰ってきた真美に、歌います。 終わらない歌を歌おう くそったれの世界のため 終わらない歌を歌おう すべてのクズどものために 終わらない歌を歌おう 僕や君や彼らのため 終わらない歌を歌おう 明日には笑えるように  THE BLUE HEARTSのメルダック時代の1stアルバムに収録されている名曲「終わらない歌」ですね。2人の学生時代がフィードバックされます。筆者も個人的にとっても好きな曲なので、なんとなくチグハグだった第5話の印象がスッキリしてしまいました。やっぱり歌の力はすごいですなー。 「結婚式のスピーチ、私がやるから」  吃音のさくらのその言葉に、真美にも笑顔が戻るのでした。  空一の頑張りもあって、さくらのYouTube動画は目標だった1万回再生を突破。そのお祝いの席で神代は、さくらのために曲を作ることを宣言。さらに空一に「佐野さんを俺に任せてくれないかな」と告げるのでした。このセリフも、前回の予告で効果的に使われていたシーンですね。なんだかキッスにしろ意味深セリフにしろ、ドラマのためというより予告のために用意されたものみたいで、やっぱりスッキリしない第5話なのでした。  ちなみに「終わらない歌」2番には「終わらない歌を歌おう キチガイ扱いされた日々!」って歌詞もあるんだけど、そこまではやっぱり歌わなかったね。 (文=どらまっ子AKIちゃん)

藤原さくらに“ビジネスキス”させた『ラヴソング』 またまた最低視聴率記録更新で……

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フジテレビ系『ラヴソング』番組サイトより
 フジテレビの月9『ラヴソング』第5話は視聴率8.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。またまた最低記録を更新してしまいました。まず、前回はゴールデンウィークでお休みだったので第4話を3行で振り返ってみます。 ・神代(福山雅治)、ヒモ生活を卒業してひとり暮らしを始める。 ・さくら(藤原さくら)、レコード会社と契約するチャンスが空一(菅田将暉)のポカで飛ぶ。 ・反省する空一、慰めるさくらに、いきなりキッス!  というわけで、結局神代がヒモであるという設定はモヤモヤしたまま解消されました。序盤に特に意味を持っていたようにも見えなかったんですが、なんだったのでしょう。  そして第5話は、前回の最後でキッスしたまま放置されていた空一&さくらの“その直後”からスタート。さくらに突き飛ばされた空一は「ごめん」と謝りつつ「オレとやってかんか?」「オレがおまえを歌わせてやるけん」と熱烈告白。さくらのリアクションに注目でしたが、笑ってごまかして追い出すだけでした。  その後も、ちょっとだけギクシャクしている2人でしたが、空一が「友だちのままでいいよ」と告げると、平気で食べかけのサンドウィッチを交換するくらいの“以前の関係”に戻ってしまいます。あっさり!  結局のところ、さくらのキッス遍歴というか、まともに人としゃべれない女のコの「たぶん普通じゃないであろう恋愛遍歴」がよくわからないので、さくらにとってあのキッスがどんな意味を持つのか、見ている側に全然伝わってこないんですね。ファーストキッスなのか、どうなのか、そのあたりは、この恋愛劇(?)のヒロインを描く上でとっても重要なことだと思うんですが、特に何もないんです。すぐ元の関係に戻っちゃう。  こうなると、もうあのキッスはドラマの前半を盛り上げるための演出上の都合というか、予告にインパクトを出して引っ張るためだけの“ビジネスキス”だったと理解するしかないんでしょう。  まあ、その効果もなく視聴率は下がり続けてますので、キッスはいったん忘れて(せっかくしたのに!)物語を追うことにします。  第3話のライブ後、「りえんねもちくんどぅ(未練がましくなるだろう=記事参照)」と言ってアンコールを打ち切った神代ですが、心変わりがあったようで「一緒にライブをやろう」とさくらに持ち掛けます。この心変わりは、神代が過去にプロとして活動を共にしていたボーカリスト・HARUNOさんの存在が伏線になっている様子。その後「(自分は)むかしの自分と張り合ってる」というセリフも出てきます。音楽で成功できなかったという自分のアレの解消にさくらを利用する感じですね。波乱を呼びそうです。  一方、空一はさくらのYouTubeデビューを思いつきます。神代をさくらの部屋に招いて撮影し、その後、神代と2人になったところで「さくらとキスしました」と告げるのでした。対抗心バリバリの空一と「青春だねぇ」と余裕の神代(44)。そりゃ余裕でしょう。(44)だもんね。空一は献身的にさくら動画のQRコードを掲載したチラシを配ったりしてます。さくらさん、周囲の人に恵まれています。  そんなこんなで目に見えて明るくなったさくらですが、吃音の治療でお世話になっている言語聴覚士・夏希(水野美紀)に「(みんなからの期待に)逃げ出したい」「何を歌いたいかわからない」と、それなりに悩んでいる様子です。  一方、結婚式を控えて妊娠中の幼なじみ・真美(夏帆)はマリッジブルーの真っ最中。こちらは相当シリアスで「急にこの子のこと、めんどくせえとかなっちゃったらどうしよう」「逃げたい……」と今にも泣き出しそうなテンションで、キャバクラ勤務の最終日にご出勤。真美もさくらも養護施設の出身ですが「わたしは捨てられたから……」という真美の言葉が、さくらの胸を刺します。そして……。 「弾きたい曲、見つかりました!」  その夜、さくらは神代を訪ね、「ギターを教えてください!」「今日じゃないと意味がないんです!」と詰め寄ります。そうして神代に教えてもらった曲を携え、真美の帰りを待つさくら。なんだか冴えない感じで帰ってきた真美に、歌います。 終わらない歌を歌おう くそったれの世界のため 終わらない歌を歌おう すべてのクズどものために 終わらない歌を歌おう 僕や君や彼らのため 終わらない歌を歌おう 明日には笑えるように  THE BLUE HEARTSのメルダック時代の1stアルバムに収録されている名曲「終わらない歌」ですね。2人の学生時代がフィードバックされます。筆者も個人的にとっても好きな曲なので、なんとなくチグハグだった第5話の印象がスッキリしてしまいました。やっぱり歌の力はすごいですなー。 「結婚式のスピーチ、私がやるから」  吃音のさくらのその言葉に、真美にも笑顔が戻るのでした。  空一の頑張りもあって、さくらのYouTube動画は目標だった1万回再生を突破。そのお祝いの席で神代は、さくらのために曲を作ることを宣言。さらに空一に「佐野さんを俺に任せてくれないかな」と告げるのでした。このセリフも、前回の予告で効果的に使われていたシーンですね。なんだかキッスにしろ意味深セリフにしろ、ドラマのためというより予告のために用意されたものみたいで、やっぱりスッキリしない第5話なのでした。  ちなみに「終わらない歌」2番には「終わらない歌を歌おう キチガイ扱いされた日々!」って歌詞もあるんだけど、そこまではやっぱり歌わなかったね。 (文=どらまっ子AKIちゃん)

フジテレビが『ラヴソング』爆死で調査会社に“敗因分析”を緊急依頼! 結果は「設定が悪い」

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フジテレビ系『ラヴソング』番組サイトより
 福山雅治が3年ぶりに主演している月9ドラマ『ラヴソング』(フジテレビ)の視聴率が低迷、関係者がその分析を依頼したという話まで聞かれる。  ビデオリサーチ調べの視聴率は、関東平均で初回10.6%だったが、第2回9.1%、第3回9.4%と1ケタに。局内からは「このままでは月9史上最低の数字となるかもしれない」という話すら聞かれ、定例会見で「もっと数字をとってほしかった」とこぼしたフジ亀山千広社長には、退任説までささやかれる始末だ。 「視聴率が予想よりはるかに低いので、制作関係者とは別に営業サイドが広告代理店系列の調査会社に分析を緊急依頼したという話です」とフジ関係者。  何しろ「月9ドラマ」といえば、フジの高視聴率の看板だった。01年の『HERO』は平均34.3%を記録。90年代には『ラブジェネレーション』(平均30.8%)、『ロングバケーション』(平均29.6%)が社会現象とまでいわれるヒットとなった。  ただ、年々その数値は下降気味で、中居正広と上戸彩が主演した09年の『婚カツ!』で史上初の1ケタ台となり、14年の尾野真千子主演『極悪がんぼ』が平均9.9%で過去最低に。昨年4作品はヒットなし、前回1月スタートの有村架純主演『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』は平均9.7%で最低記録を更新してしまった。こちらは初回11.6%だったため、それより1%も低いスタートの『ラヴソング』がこれを塗り替える可能性が高まっているわけだが、関係者は「初回から低い数字を見ると、そもそもドラマを見てくれていない。内容の問題ではなく企画の問題」だとしている。  ドラマは恋人を失い音楽をやめた臨床心理士と、吃音の女性歌手によるラブストーリーだが、後者を演じるヒロインはインディーズのシンガーソングライターで芸歴がほとんどない20歳の藤原さくらが務める。こちらはオーディションで抜擢されたことになっているが、福山と同じ事務所の新人で、役名が藤原と同じ「さくら」というできすぎた話から、事前に出来レース説が浮上。新人歌手の歌を売るためのドラマという先入観から、前評判を落としていたのは確かだ。  さらに昨年の電撃結婚による「ましゃロス」現象で、福山人気の急降下も不安視された点だが、「専門家の分析では、それが原因とはされなかった」と関係者。 「ドラマは、むしろ福山がギターを弾くシーンが見どころとなっていて、そこはドラマにあまり興味のない福山ファンでも見逃せないものとなっているとの結論。実際、それは制作側も意識して、頻繁に演奏シーンを差し挟んでいる。それよりも、『ドラマのテーマである吃音という障害の部分が重すぎ』、『音楽業界が舞台のドラマは受けない』、さらに『結婚や恋愛に後ろ向きな最近の若者に、いかにもなラブストーリーが受けない』など、設定の弱さが指摘されました。福山人気を当てにしすぎたところもあるのでは」(同)  ただ、実際にドラマを見た層での賛否も分かれており、藤原の演技力不足で「吃音症患者」が上手に描けていなかったりでドラマに集中できないという批判も目立っている。この先の数字がさらに落ちるなら、設定だけでなく内容の不足も否めない話になる。これはフジ関係者も同調する。 「福山のヒット作、たとえば『ガリレオ』では、共演者の女優、柴咲コウや吉高由里子の好演が福山の魅力を引き出していました。藤原の“吃音だけど歌がうまい女の子”を引き出すのは逆に福山の役目なんですが、彼は引き立てられてきた方だから、それができていない。苦しむ少女を見つめるだけの臨床心理士みたいに見える」  思い起こせばフジは2001年、音楽プロデューサー役の高橋克典が不良役の中島美嘉を歌手デビューさせる『傷だらけのラブソング』でも中島の歌手プロモーションドラマだという批判を浴びて、平均9.7%の失敗作に。今回の『ラヴソング』は、まさにそのシチュエーションとそっくりという内容でもあった。  前出の関係者は「でも、『傷だらけの~』は後になって隠れた名作だとかいわれて再評価されているので、まだ救いがありました。今回は、そんな評価はたぶんないのでは」と話す。  データ上では月9ドラマ枠自体の低迷があり、「過去の栄光を局の上層部が追いかけすぎている」という話もささやかれるが、専門家の分析では「設定」、関係者の話では「ヒロインの演技力不足」、視聴者からは「新人ゴリ押し」と批判にバラつきがあって原因が突き止められないままの不振。関係者によると「後半のテコ入れ案について、会議を重ねている最中」だという。 「そこで出ているのは福山のライブシーンが好評だから、そこを増やそうというものや、47歳の福山が、27歳も年下のヒロインと恋愛するのが気持ち悪いという声があるので、それを逆手に取ったラブシーンを入れたら炎上商法になるなんて話も」  いずれにせよ、このまま低迷が続けば月9ドラマ枠自体が消滅ということもありそうだ。 (文=ハイセーヤスダ/NEWSIDER Tokyo)

『ラヴソング』『世界一難しい恋』が思わぬ苦戦 松本潤主演『99.9』が早くも独走ムード──春ドラマ初回総括

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TBS系『99.9-刑事専門弁護士-』番組サイトより
 4月期のプライム帯民放連ドラの初回がすべて終了した。  1月期は、平均視聴率10%を超えたドラマが、『スペシャリスト』(テレビ朝日系/草なぎ剛主演)と『怪盗 山猫』(日本テレビ系/亀梨和也主演)の2作しかないという“お寒い”結果となったが、今期はどうなるか?  いざ、スタートしてみると、話題作だった『ラヴソング』(フジテレビ系/福山雅治主演/月曜午後9時~)、『世界一難しい恋』(日本テレビ系/嵐・大野智主演/水曜午後10時~)が思わぬ苦戦を強いられている。  福山にとって、昨年9月の結婚後初、『ガリレオ』第2シリーズ(フジテレビ系/2013年4月期)以来、3年ぶりの連ドラ主演となったが、初回10.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と大コケ。第2話=9.1%、第3話=9.4%と、まさかの1ケタ台が続いており、ここからの巻き返しは至難のワザ。同ドラマはヒロインに、福山と同じ事務所(アミューズ)の新人シンガーソングライター・藤原さくらを起用したため、“バーター感”たっぷりで、視聴者から総スカンを食らった格好だ。 『世界一難しい恋』主演の大野は『死神くん』(テレビ朝日系/14年4月期)以来2年ぶりの連ドラ主演。かつ、ヒロインは今最も旬な女優といえる波瑠が務めるとあって、15%は確実に超えるかと思われたが……。始まってみると、初回=12.8%、第2話=12.9%で、いまひとつ伸び切れず。ただ、微増とはいえ、第2話で数字を上げたのは好材料。日テレの同枠は数々のヒット作を生んだ看板枠だけに、今後どこまで上げていけるか注目だ。  逆に、意外といっては失礼だが、予想以上の高視聴率をマークしたのが、嵐・松本潤主演『99.9-刑事専門弁護士-』(TBS系/日曜午後9時~)。初回は15.5%と、全ドラマでトップ。第2話では19.1%と大きく上げ、早くも独走ムード。このペースなら、同枠で昨年10月期に放送された『下町ロケット』(阿部寛主演)の平均18.5%を上回る可能性も十分。  初回視聴率2位は、テレ朝の人気シリーズ『警視庁捜査一課9係 season11』(渡瀬恒彦主演/水曜午後9時~)で、13.9%をマークして、安定した人気を示した。  同3位は、竹野内豊主演『グッドパートナー 無敵の弁護士』(テレビ朝日系/木曜午後9時~)の12.9%で、僅差ながら、『世界一難しい恋』を上回った。竹野内の元妻役を演じるヒロイン・松雪泰子の劣化は少々気になるところだが、この数字をどこまでキープすることができるか?  テレ朝系『警視庁・捜査一課長』(内藤剛志主演/木曜午後8時~)は、これまで、『土曜ワイド劇場』枠で5回放送され、視聴者におなじみとあって、11.4%と上々の視聴率をゲット。実績があるドラマだけに、大崩れすることはなさそうだ。  TBS系『私 結婚できないんじゃなくて、しないんです』(中谷美紀主演/金曜午後10時~)は初回、第2話ともに10.3%を記録。準主役は藤木直人で、それ以外のキャストは地味だが、ドラマの内容は好評で、なんとか2ケタ台を保ちたいところ。  福士蒼汰(主演)と土屋太鳳(ヒロイン)の若手人気コンビによる『お迎えデス。』(日本テレビ系/土曜午後9時~)は10.3%で、なんとか2ケタ台に乗せた。このタッグであれば、もう少し高い数字を望みたいが……。  人気脚本家・宮藤官九郎の作品である日テレ系の日曜ドラマ『ゆとりですがなにか』(岡田将生主演/日曜午後10時30分~)は初回9.4%と1ケタ台で、第2話では8.9%に落ちた。第3話では、なんとか2ケタ台に乗せたいところ。  民放連ドラ初主演となる黒木華の『重版出来!』(TBS系/火曜午後10時~)は初回9.2%、第2話では7.1%と大きく下げた。演技派の黒木は、これまで脇役で光を放ってきたが、果たして、主役でどこまで数字が取れるか? 『重版出来!』の裏番組『僕のヤバイ妻』(伊藤英明主演/フジテレビ系/火曜午後10時~)初回2時間スペシャルは8.3%と、いきなり1ケタ台。木村佳乃演じる“ヤバイ妻”に注目だが、ここから先、巻き返しはなるか?  松下奈緒が初めて3枚目を演じる『早子先生、結婚するって本当ですか?』(フジテレビ系/木曜午後10時~)は初回6.8%と惨敗スタートで、今後険しい道のりが待ち受けている。  芦田愛菜とシャーロット・ケイト・フォックスのW主演となった『OUR HOUSE』(フジテレビ系/日曜午後9時~)は初回4.8%と爆死、第2話でも5.0%までしか上がらず。フジ「日9」ドラマは3年ぶりの復活となったが、TBS系『99.9』が強すぎて、まったく勝負にならず。裏には人気番組『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)もあり、この状態が続けば、“打ち切り”の可能性も浮上しそうだ。  ビリとなったのは、テレビ東京系の金曜ドラマ『ドクター調査班~医療事故の闇を暴け~』(谷原章介主演/金曜午後8時~)で初回4.2%。同枠の昨年10月期『釣りバカ日誌~新入社員 浜崎伝助~』(濱田岳主演)、1月期『警視庁ゼロ係~生活安全課なんでも相談室~』(小泉孝太郎主演)は同局としては健闘したが、『ドクター調査班』はいきなりの5%割れで、苦しい発進。  悲喜こもごものスタートとなった春ドラマ。初回視聴率が良くなかったドラマには、今後の巻き返しに期待したい。 <2016年4月期 民放プライム帯連続ドラマ初回視聴率ランキング> 1位 『99.9-刑事専門弁護士-』 松本潤主演 TBS系 日曜午後9時~ 15.5% 2位 『警視庁捜査一課9係 season11』 渡瀬恒彦主演 テレビ朝日系 水曜午後9時~ 13.9% 3位 『グッドパートナー 無敵の弁護士』 竹野内豊主演 テレビ朝日系 木曜午後9時~ 12.9% 4位 『世界一難しい恋』 大野智主演 日本テレビ系 水曜午後10時~ 12.8% 5位 『警視庁・捜査一課長』 内藤剛志主演 テレビ朝日系 木曜午後8時~ 11.4% 6位 『ラヴソング』 福山雅治主演 フジテレビ系 月曜午後9時~ 10.6% 7位 『私 結婚できないんじゃなくて、しないんです』 中谷美紀主演 TBS系 金曜午後10時~ 10.3% 7位 『お迎えデス。』 福士蒼汰主演 日本テレビ系 土曜午後9時~ 10.3% 9位 『ゆとりですがなにか』 岡田将生主演 日本テレビ系 日曜午後10時30分~ 9.4% 10位 『重版出来!』 黒木華主演 TBS系 火曜午後10時~ 9.2% 11位 『僕のヤバイ妻』 伊藤英明主演 フジテレビ系 火曜午後10時~ 8.3% 12位 『早子先生、結婚するって本当ですか?』 松下奈緒主演 フジテレビ系 木曜午後10時~ 6.8% 13位 『OUR HOUSE』 芦田愛菜&シャーロット・ケイト・フォックスW主演 フジテレビ系 日曜午後9時~ 4.8% 14位 『ドクター調査班~医療事故の闇を暴け~』 谷原章介主演 テレビ東京系 金曜午後8時~ 4.2% ※参考1 NHK総合プライム帯連続ドラマ ◎『コントレール~罪と恋~』 石田ゆり子主演 金曜午後10時~ 5.7% ◎木曜時代劇『鼠、江戸を疾る2』 木曜午後8時~ 6.6% ※参考2 民放おもな深夜ドラマ ◎『ドクターカー』 剛力彩芽主演 日本テレビ系 木曜午後11時59分~ 4.5% ◎『火の粉』 ユースケ・サンタマリア主演 フジテレビ系 土曜午後11時40分~ 5.8% ◎『毒島ゆり子のせきらら日記』 前田敦子主演 TBS系 水曜深夜0時10分~ 2.1% ◎『不機嫌な果実』 栗山千明主演 テレビ朝日系 金曜午後11時15分~ 4月29日初回放送 (文=森田英雄)

視聴率は1ケタだけど……フジテレビ月9『ラヴソング』に漂う“本気度”と藤原さくらの“ホンモノ感”

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フジテレビ系『ラヴソング』番組サイトより
 フジテレビ月9『ラヴソング』は第3話。視聴率は9.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、前回に続いて痛恨の1ケタとなりましたが、福山雅治の劣化具合にも慣れてきたのか、落ち着いて見られました。  佐野さくら(藤原さくら)は、臨床心理士の神代(福山)とライブステージに立つことになりました。2人で練習に励みつつ、神代に「結婚してますか?」「彼女とか?」と、例によってどもりながら尋ねたり、ほほえましい感じです。神代はクールに受け流しつつも、なんとなくいい雰囲気。  そんな空気を感じ取ったのか、さくらの治療に当たっている言語聴覚士・夏希(水野美紀)は神代に「クライエントとの距離感、考えなよ? 陽性転移されちゃうよ?」と忠告。耳慣れない言葉ですが、カウンセラーの優しさに相談者が恋心を抱いてしまう現象のことだそうです。夏希はさくらにも「あの人がさくらちゃんを気にかけるのは、それが仕事だからなの」と釘を刺します。心配する夏希に「若い人が好きだから」とごまかすさくらですが、明らかに動揺しています。そして、家に帰ってネットで「カウンセラーを好きになってしまったら」と調べます。  正直、この第3話のシーンにいたるまで、さくらが恋に走り出した理由がぜんぜん明示されなかったので(あと、福山が著しく劣化してるので)「なんでさくらは、好きっぽい感じになってんの?」と疑問だったんですが、恋ではなく「陽性転移」だったんですね。それを見る側に納得させつつ、どうやら恋の成就は難しそうだと、物語の“振り”を利かせるあたり、なかなか鮮やかな脚本です。  さて、緊張のライブが近づいてきました。ライブハウスのマスター・ささやん(宇崎竜童)は言いました。 「緊張したら、好きな人を想って歌えばいい」  聞けば、神代も「聞いてほしい人」を想ってギターを弾いているそうです。「歌う人のためじゃないんだ」と、さくらがっくり。  それでも練習は順調に進んでいる様子でしたが、ライブ前日になって、さくらはひょんなことから神代と夏希が同居していることを知ってしまいます。自分に「神代を好きになるなよ」的なことを言ってきた夏希が……と、疑心暗鬼に陥るさくら。もう全然声が出ません。  迎えたライブ当日、会場にはたくさんのミュージシャンが集まっています。さくらの幼なじみである空一(菅田将暉)と真美(夏帆)も来ました。神代は仲間のおじさんおばさんたちとヤンヤヤンヤしています。どんどん不安が募るさくら、神代を屋上に呼び出して「陽性転移しちゃいますよ……」と告白するのでした。 「先生のことを想って歌ってもいいですか? これで歌えたら、次に進める気がする」  思うように出てこない言葉を、さくらは必死でつなぎます。 「先生にギター弾いてほしいとか、もう言わないんで、だから、最後に……」  さくらの「次に進む」という言葉に、なんか触発されたっぽい神代は、「じゃ、今夜は君だけを想ってギターを弾く」と宣言。ハイタッチしながら「行くぞ、さくら」とカッコよく決めるんですが……。  福山って、こんなに滑舌悪かったっけ? 見た目のアレにはだいぶ慣れましたが、もともともモショモショしたしゃべり方が、さらにモショってるような……。3回聞き直して、ようやく「行くぞ、さくら」が聞こえました。さくらの吃音は芝居だけど、これは……。  で、本番。  ユーミンの「やさしさに包まれたなら」、LOVE PSYCHEDELICO「Your Song」、そして往年の名曲「Summertime」──神代のギターを従えて、さくらは歌います。はい、そうでした。この人は“和製ノラ・ジョーンズ”なのでした。このドラマが隠し持っていた最大の武器が爆発してます。圧巻です。超うまい!  もう1曲、さくらにとっても神代にとっても大切な曲であるフォークソング「500マイル」を歌いきると、もうこの日は「さくらの夜」です。満場の拍手喝采、アンコール、アンコール。神代もさくらの手を取り、高く掲げて歓声に応えるのでした。 「歌いたい、もう一曲!」  もうどもることもなく、さくらは神代に言います。観客もそれを待っています。しかし、また何かが触発されたっぽい神代はギターからシールドを引き抜き、ステージを降りてしまうのでした。  いったい何があったのか……周囲はその異変に気づいていないようですが、さくらは深く傷つきました。トイレに駆け込んで、泣きじゃくります。  神代と夏希は帰路のバスの中。「アンコール、やってあげればよかったのに」という夏希に、神代はドヤ顔でこう答えるのでした。 「りえんねもちくんどぅ」  え? 「りえんねもちくんどぅ」  ちょっと何言ってるかわかんないです。10回以上聞き直したけど、わかんなかったです。  と、そんなこんなで第3話、今回は藤原さくらの歌唱シーンがすべてを持っていった感じです。しっかり尺を取って4曲も歌を聞かせるあたり、フジテレビの(というかアミューズの)藤原さくらを売るぞ! という本気度が伝わってきます。そしてこちらが「ゴリ押しやんけ!」と言いたい気持ちもふんわりと溶かしていくくらい、藤原さくらの歌に“ホンモノ感”が漂っていました。  どうやらライブにはスカウトの人も来てたみたいだし、今後も楽しみです! りえんねもちくんどぅ! (どらまっ子AKIちゃん)

視聴率は1ケタだけど……フジテレビ月9『ラヴソング』に漂う“本気度”と藤原さくらの“ホンモノ感”

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フジテレビ系『ラヴソング』番組サイトより
 フジテレビ月9『ラヴソング』は第3話。視聴率は9.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、前回に続いて痛恨の1ケタとなりましたが、福山雅治の劣化具合にも慣れてきたのか、落ち着いて見られました。  佐野さくら(藤原さくら)は、臨床心理士の神代(福山)とライブステージに立つことになりました。2人で練習に励みつつ、神代に「結婚してますか?」「彼女とか?」と、例によってどもりながら尋ねたり、ほほえましい感じです。神代はクールに受け流しつつも、なんとなくいい雰囲気。  そんな空気を感じ取ったのか、さくらの治療に当たっている言語聴覚士・夏希(水野美紀)は神代に「クライエントとの距離感、考えなよ? 陽性転移されちゃうよ?」と忠告。耳慣れない言葉ですが、カウンセラーの優しさに相談者が恋心を抱いてしまう現象のことだそうです。夏希はさくらにも「あの人がさくらちゃんを気にかけるのは、それが仕事だからなの」と釘を刺します。心配する夏希に「若い人が好きだから」とごまかすさくらですが、明らかに動揺しています。そして、家に帰ってネットで「カウンセラーを好きになってしまったら」と調べます。  正直、この第3話のシーンにいたるまで、さくらが恋に走り出した理由がぜんぜん明示されなかったので(あと、福山が著しく劣化してるので)「なんでさくらは、好きっぽい感じになってんの?」と疑問だったんですが、恋ではなく「陽性転移」だったんですね。それを見る側に納得させつつ、どうやら恋の成就は難しそうだと、物語の“振り”を利かせるあたり、なかなか鮮やかな脚本です。  さて、緊張のライブが近づいてきました。ライブハウスのマスター・ささやん(宇崎竜童)は言いました。 「緊張したら、好きな人を想って歌えばいい」  聞けば、神代も「聞いてほしい人」を想ってギターを弾いているそうです。「歌う人のためじゃないんだ」と、さくらがっくり。  それでも練習は順調に進んでいる様子でしたが、ライブ前日になって、さくらはひょんなことから神代と夏希が同居していることを知ってしまいます。自分に「神代を好きになるなよ」的なことを言ってきた夏希が……と、疑心暗鬼に陥るさくら。もう全然声が出ません。  迎えたライブ当日、会場にはたくさんのミュージシャンが集まっています。さくらの幼なじみである空一(菅田将暉)と真美(夏帆)も来ました。神代は仲間のおじさんおばさんたちとヤンヤヤンヤしています。どんどん不安が募るさくら、神代を屋上に呼び出して「陽性転移しちゃいますよ……」と告白するのでした。 「先生のことを想って歌ってもいいですか? これで歌えたら、次に進める気がする」  思うように出てこない言葉を、さくらは必死でつなぎます。 「先生にギター弾いてほしいとか、もう言わないんで、だから、最後に……」  さくらの「次に進む」という言葉に、なんか触発されたっぽい神代は、「じゃ、今夜は君だけを想ってギターを弾く」と宣言。ハイタッチしながら「行くぞ、さくら」とカッコよく決めるんですが……。  福山って、こんなに滑舌悪かったっけ? 見た目のアレにはだいぶ慣れましたが、もともともモショモショしたしゃべり方が、さらにモショってるような……。3回聞き直して、ようやく「行くぞ、さくら」が聞こえました。さくらの吃音は芝居だけど、これは……。  で、本番。  ユーミンの「やさしさに包まれたなら」、LOVE PSYCHEDELICO「Your Song」、そして往年の名曲「Summertime」──神代のギターを従えて、さくらは歌います。はい、そうでした。この人は“和製ノラ・ジョーンズ”なのでした。このドラマが隠し持っていた最大の武器が爆発してます。圧巻です。超うまい!  もう1曲、さくらにとっても神代にとっても大切な曲であるフォークソング「500マイル」を歌いきると、もうこの日は「さくらの夜」です。満場の拍手喝采、アンコール、アンコール。神代もさくらの手を取り、高く掲げて歓声に応えるのでした。 「歌いたい、もう一曲!」  もうどもることもなく、さくらは神代に言います。観客もそれを待っています。しかし、また何かが触発されたっぽい神代はギターからシールドを引き抜き、ステージを降りてしまうのでした。  いったい何があったのか……周囲はその異変に気づいていないようですが、さくらは深く傷つきました。トイレに駆け込んで、泣きじゃくります。  神代と夏希は帰路のバスの中。「アンコール、やってあげればよかったのに」という夏希に、神代はドヤ顔でこう答えるのでした。 「りえんねもちくんどぅ」  え? 「りえんねもちくんどぅ」  ちょっと何言ってるかわかんないです。10回以上聞き直したけど、わかんなかったです。  と、そんなこんなで第3話、今回は藤原さくらの歌唱シーンがすべてを持っていった感じです。しっかり尺を取って4曲も歌を聞かせるあたり、フジテレビの(というかアミューズの)藤原さくらを売るぞ! という本気度が伝わってきます。そしてこちらが「ゴリ押しやんけ!」と言いたい気持ちもふんわりと溶かしていくくらい、藤原さくらの歌に“ホンモノ感”が漂っていました。  どうやらライブにはスカウトの人も来てたみたいだし、今後も楽しみです! りえんねもちくんどぅ! (どらまっ子AKIちゃん)

月9ヒロイン・藤原さくらに父性本能をかき立てられる男性急増? “裏ヒロイン”新山詩織との対決に注目

sakura0425
フジテレビ系『ラヴソング』番組サイトより
 18日に放送された月9ドラマ『ラヴソング』(フジテレビ系)第2話の平均視聴率が、9.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。早くも2ケタを割ってしまったことに、ネット上では悲観論が目立つようになってきたが、ヒロインを務める藤原さくらに「父性本能をかき立てられる!」と、男性からの注目が集まり始めているようだ。 「福山雅治を主演に据え、フジテレビとしては満を持して臨んだドラマなだけに、初回放送から平均視聴率10.6%と出鼻をくじかれ、続く第2話で早くも2ケタ割れというのはショックが大きいようです。前クールに同枠で放送され、全話平均視聴率9.7%で月9史上最低記録を更新した『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』は、初回が11.6%、第2話が9.6%でしたから、このままいけば、『ラヴソング』が最低視聴率を更新することは目に見えています。視聴率低調の原因としては、『ヒロインの子が暗いし、月9のヒロイン向きの顔じゃない』『福山と藤原の年齢差が生理的に受け付けない』など、女性視聴者からのウケが悪いことが挙げられているようですね。親子ほど年齢の離れた福山との恋愛ストーリーに『キュンキュンしてくれ』といわれても、視聴者は受け入れがたいでしょう。しかし、男性の視聴者からは、『吃音を必死に克服しようとする健気な姿に父性本能をかき立てられる』『美人すぎないのがいいし、デビュー作とは思えないほど演技がうまい』と、藤原のルックス・演技力に注目が集まっているようです」(芸能関係者)  相手役がイケメン若手俳優ではなく、親子ほど年齢の離れた福山だからこそ、特に中年男性を中心に父性本能をかき立てられる藤原ファンが急増しているようだ。 「かつてのスター然とした福山ではなく、老化やぽっこりおなかが指摘され始めている今の福山だからこそ、中年の男性視聴者も少しは自分と重ねてドラマを楽しむことができているのではないでしょうか。第2話では、藤原が福山に恋心を抱き始めている様子も見え始めていますし、これからますます、男性ファンを虜にしていくことでしょう。さらに注目なのが、福山演じる神代広平の元恋人・宍戸春乃の存在。すでに他界しているのですが、神代はその記憶を今も引きずっているようで、第2話では藤原演じる佐野さくらにその姿を重ね合わせる様子も見せていましたから、今後“元カノの幻影”として、佐野と神代の間の障壁となるかたちで、出番も多くなってくるのではないでしょうか。そんな“裏ヒロイン”とも呼べる宍戸ですが、これを演じている新山詩織もまた、藤原と同じくミュージシャンで、今作がドラマデビューとなっているだけに、『リアルでもドラマ内でも良いライバル関係なのでは?』と、ヒロイン・裏ヒロイン対決に注目が集まっているようです」(同)  新山は、ヒロインである藤原を差し置いて、ドラマ挿入歌に使用されている福山作詞作曲の新曲「恋の中」を歌っているとあって、「福山と同じアミューズ所属だったら、この子がヒロインだったのでは?」との臆測もネット上では広まっているようだ。

『ラヴソング』早くも視聴率1ケタ台に転落! 福山雅治ブランドを粉々に打ち砕いた「アミューズ」の愚行

fukuyama0420
 大手芸能事務所アミューズが、1人のド新人を売り出したいがために、エースタレントのブランドを粉々に打ち砕く愚行を犯してしまった。  福山雅治にとって結婚後初、2013年4月期『ガリレオ』第2シリーズ(フジテレビ系)以来、3年ぶりの連ドラ主演となった月9『ラヴソング』(同)が大苦戦を強いられている。  同ドラマは4月11日にスタートしたが、初回(30分拡大)視聴率は10.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と悲惨な数字に終わってしまった。さらに、第2話はまさかの9.1%で、早くも1ケタ台に転落。  この調子でいけば、全話平均9.7%でフジ月9史上ワースト視聴率を記録した、1月期の『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(有村架純&高良健吾主演)を下回る可能性も出てきた。  福山がフジ月9枠で主演した『ガリレオ』第1シリーズ(07年10月期)は全話平均21.9%、第2シリーズは19.9%の高視聴率をマークした。初回で見ると、第1シリーズが24.7%、第2シリーズが22.6%を取っていただけに、フジとしては「あわよくば大台超え、悪くても15%以上」を期待していたようだが、想定外の大爆死となってしまった。  その大きな要因のひとつが、ヒロインの選択ミスであることは言うまでもない。『ガリレオ』第1シリーズは柴咲コウ、第2シリーズでは吉高由里子がヒロインを務めた。そのため『ラヴソング』でも同等のヒロインが期待されていたが、名ばかりのオーディションが行われた結果、選ばれたのは無名シンガーソングライターの藤原さくら。藤原は福山と同じ事務所で、“バーター”感が見え見えだ。  それを断れなかったフジにも問題はあるが、舞台裏を察知した視聴者からは「ヒロインが無名すぎて、感情移入できない!」「福山の相手なのだから、せめてヒロインにはもっとかわいい女優を起用して!」といった不満が噴出。ましてや、藤原の役柄名が芸名と同じ「さくら」とあって、「これは、福山ファンや視聴者のためのドラマではなく、藤原を売り出すためのプロモーションドラマ」とも揶揄され、悪評粉々ンだ。  ドラマの設定では、福山演じる神代広平が44歳、藤原演じる佐野さくらが21歳で、23歳差のラブストーリー。実年齢では27歳もの差があり、「キモイ」「福山、ロリコン」といった声も多い。  いくら福山の主演ドラマとはいえ、これだけオンエア前から悪い評判が広まれば、数字が取れるはずもない。初回の裏では、日本テレビ系『月曜から夜ふかし 春爛漫!日本の大大大問題 一斉調査2時間SP』が15.3%の高い視聴率を記録。テレビ朝日系『クイズプレゼンバラエティー Qさま!! 3時間スペシャル』第2部は11.8%で、これにも負けてしまったのだから、シャレにならない。  そもそも、アミューズは福山が結婚したことによる“女性人気”の凋落を把握できていなかったのか? それを考慮すれば、ヒロインには主役級の女優を起用すべきだった。ところが、同じ事務所のド新人を売り出す作戦に出て、完全に裏目に。このまま『ラヴソング』の低視聴率が続くようなら、福山ブランドの価値は暴落してしまう。それこそ、CDのセールスはおろか、CMや映画、ドラマの出演料の値崩れにもつながりかねない。  福山起用で高視聴率を見込んだフジにとっても目算外れとなったが、エースタレントのブランドを粉々に打ち砕いてしまったアミューズの無茶なプランは、あまりにも愚かすぎたといえそうだ。 (文=森田英雄)