中国・南京市の運動場で奇抜なイベントが行われ、話題になっている。14人の子ども(3~12歳まで。うち3人は女児)が上半身裸になり、“雪上訓練”を行ったのだ。寒波で激しい積雪に見舞われた同市での、“虐待”とも取れるトレーニングの様子に、中国のネット上では激しく賛否が分かれた。 ミリタリー服に身を包んだ子どもたちは、雪の上を走らされたり、ほふく前進をやらされている。さらに、雪上で格闘技をしている写真もあり、軍事訓練さながらだ。主催者の呼びかけで中国全土から子どもたちが集まったというが、応募したのはもちろん、その父母たち。「医師によるアドバイスを受けた上で行った」と主催者は述べているが、子どもたちの写真を見る限り、かなり寒そうで、健康に良いはずはない。雪上訓練スタート! とにかく寒そうだ
寒さのあまり、不安そうな表情をする子どもたち……
この「戸塚ヨットスクール」顔負けのイベントを主催したのは、地元企業家の何烈勝氏。実は、彼には“前科”があった。2012年、暴風雪に見舞われた米ニューヨークで3歳になる我が子をパンツ一丁でランニングさせ、その動画をネットにアップ。この3歳児には「雪小弟」という名前がつけられ、何氏が「教育の一環」と発言したことから中国ネットが大炎上したのだ。へそに湿布を貼ってあるのは防寒のためだという。本当かよ?
何氏は自身を「鷹パパ」と名乗って独自の教育論を語るようになり、たちまち有名人に。いわく、「鷹は幼い頃、親鷹から谷底へ突き落とされるが、墜落しないよう必死に羽を使って飛ぼうとする。そうすることで、飛ぶことを覚える」のだそうだ。そんな鷹パパ式教育法に異を唱える声も多いが、同氏を慕う父母たちも少なくないという。中国版「戸塚宏」ともいえる何氏だが、12年9月には前述の息子を連れて富士山登頂も行い(この時は半裸ではなかった)、話題になったこともある。 今回のイベントは「売名行為」と見る向きも多いが、それにしても、本人の同意なしに雪上訓練をやらされた子どもたちは哀れである。 (文=五月花子)12年に富士山に登頂したときの様子。15時間かかったという



