日本の軍服を着た中国人ユーチューバー 怒れる群衆に袋叩きされた上、「公共の秩序」乱した罪で逮捕

日本の軍服を着た中国人ユーチューバー 怒れる群衆に袋叩きされた上、逮捕の画像1
「パカヤロー」と叫びながら刀を振りかざす男性。中国では、ちょびヒゲは当時の日本人の軍人のイメージがあるらしい
 日本の終戦記念日に当たる8月15日は、中国にとっては抗戦勝利記念日。毎年この日が近づくと、中国の反日感情はにわかに高まる。  そんな中、第二次世界大戦中の日本の軍服らしき服装を身につけた2人の中国人男性が、群衆から袋叩きにされるという事件が起こった。  8月13日、広西チワン族自治区の田舎町で、軍服姿の2人の若い男が高速鉄道駅に現れ、動画撮影を始めた。  1人の男が刀を引き抜いて頭上に掲げると同時に「バカヤロー」と叫び、得意そうにポーズを決め、もう1人がその様子を撮影する。さらに2人は、バイクに乗って通りを走りながら撮影を続けた。彼らは動画サイトで配信することを目的に、このパフォーマンスを行っていたようだ。
日本の軍服を着た中国人ユーチューバー 怒れる群衆に袋叩きされた上、逮捕の画像2
怒った群衆にメチャクチャに壊されたバイク
 通報を受けた地元の警察が、尋問のために2人を派出所に連れていこうとしたところ、現場には事態を知って激高した群衆300人ほどが集まっており、2人に殴る蹴るの暴行を加え始め、さらには彼らが乗っていたバイクを破壊するという大騒ぎになった。  その場の混乱はなんとか警察が抑え、派出所で事情を聞いたところ「ネットで注目を集めたかった」と供述。公共の場所で秩序を乱した罪で、10日間の拘留となった。  ちなみにこの数日前には、日本の軍服を着た中国人男性4人が、上海にある抗日戦争の遺跡で撮った写真をネットにアップしたことから、ネット民たちが憤慨するという事件が起こっている。    さらに今月6日には、ドイツの首都ベルリンにある連邦議会議事堂の前で、中国人観光客の男性2人が、ドイツでは法律で禁止されているナチス式敬礼のポーズをして記念写真を撮ったことで、警察に拘束された。  戦後72年が経過する中、日本でも戦争に対する理解の浅すぎる若者たちが増えているというが、中国でも同様のようである。 (文=佐久間賢三)

日本の軍服を着た中国人ユーチューバー 怒れる群衆に袋叩きされた上、「公共の秩序」乱した罪で逮捕

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「パカヤロー」と叫びながら刀を振りかざす男性。中国では、ちょびヒゲは当時の日本人の軍人のイメージがあるらしい
 日本の終戦記念日に当たる8月15日は、中国にとっては抗戦勝利記念日。毎年この日が近づくと、中国の反日感情はにわかに高まる。  そんな中、第二次世界大戦中の日本の軍服らしき服装を身につけた2人の中国人男性が、群衆から袋叩きにされるという事件が起こった。  8月13日、広西チワン族自治区の田舎町で、軍服姿の2人の若い男が高速鉄道駅に現れ、動画撮影を始めた。  1人の男が刀を引き抜いて頭上に掲げると同時に「バカヤロー」と叫び、得意そうにポーズを決め、もう1人がその様子を撮影する。さらに2人は、バイクに乗って通りを走りながら撮影を続けた。彼らは動画サイトで配信することを目的に、このパフォーマンスを行っていたようだ。
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怒った群衆にメチャクチャに壊されたバイク
 通報を受けた地元の警察が、尋問のために2人を派出所に連れていこうとしたところ、現場には事態を知って激高した群衆300人ほどが集まっており、2人に殴る蹴るの暴行を加え始め、さらには彼らが乗っていたバイクを破壊するという大騒ぎになった。  その場の混乱はなんとか警察が抑え、派出所で事情を聞いたところ「ネットで注目を集めたかった」と供述。公共の場所で秩序を乱した罪で、10日間の拘留となった。  ちなみにこの数日前には、日本の軍服を着た中国人男性4人が、上海にある抗日戦争の遺跡で撮った写真をネットにアップしたことから、ネット民たちが憤慨するという事件が起こっている。    さらに今月6日には、ドイツの首都ベルリンにある連邦議会議事堂の前で、中国人観光客の男性2人が、ドイツでは法律で禁止されているナチス式敬礼のポーズをして記念写真を撮ったことで、警察に拘束された。  戦後72年が経過する中、日本でも戦争に対する理解の浅すぎる若者たちが増えているというが、中国でも同様のようである。 (文=佐久間賢三)

嫌われ者の日本兵が、いったいなぜ? 中国農民が自作した”日本鬼子ロボ”が人気者に!

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路上で人力車ロボットを走らせる農民。村民に写真を撮られてうれしそう
“日本鬼子”(リーベングイズ)とは、日本人を侮蔑する中国語。中国では、老いも若きも、しばしばこの言葉を口にする。  そんな中、河南省洛陽市の農村で、今年57歳になるある農民が、人力車を引く日本鬼子ロボを製作したことが話題となっている。  この農民は退役軍人で、退役後は故郷に戻り、絵画を学んだり、溶接工をやったりしていた。そして抗日映画の影響を受け、廃材を使って抗日に関するロボットを作ることを思い立ったのだという。
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中国の抗日映画に出てくる日本軍人というと、必ず口ひげを生やしている。ロボットの顔が優しそうなのは、ご愛嬌か
 製作期間は1年。つい最近、ようやく完成した人力車ロボットは、人が乗車することができ、リモコン操作により、方向転換やスピード調節も可能だ。農民がこれを毎日のように町中で乗り回すと、村民たちは物珍しさから喜々としてスマホで写真を撮り始める。  嫌われ者のはずの日本鬼子が、まるで人気キャラのような扱いなのである。
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得意の溶接で製作に精を出す。ほかに「刀を振り回す八路軍ロボット」や「スパイボット」などの製作も構想中だという
 これについて、中国事情に詳しいライターの吉井透氏は話す。 「田舎では外国人と接する機会がほとんどないので、多くの人が中共による反日教育をそのまま受け入れてしまっている。私も田舎町で初老の女性から面と向かって“小日本”(シァオリーベン=日本鬼子以上の侮蔑語)と言われたことがあります。それも悪意があってではなく、それが彼らにとって、日本を表す普通の言葉になっているんです。なので、農村の人が日本鬼子のロボットを作って喜んでいるのも、あまり悪意のない、普通のことなんです」  とはいえ、1年もかけてこんなものを作るとはご苦労なことである。この製作意欲をもっとほかのことに使ったほうがいいのではと、人ごとながら思ってしまうが……。 (取材・文=佐久間賢三)

司法博物館で日本人戦犯の供述書を展示!? 中国で止まらない“ハコモノ”愛国政策

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横浜正金銀行を改装し開館した中国法院博物館新館
 愛国政策の拠点として、中国全土で日中戦争の戦跡や抗日戦争紀念館などの整備が進められている。そんな中、1月6日に北京市内でオープンした新しい博物館も、当局による思惑が詰まったものとなっている。  その名は、中国法院博物館新館。展示内容は、中国古代から現代までの裁判の歴史に関するもので、「新京報」によると、中国の法治国家としての歩みを発信する拠点として新設されたという。  同紙によると、展示の目玉のひとつは、昨年6月に無期懲役の判決が下った周永康や、重慶市長在任中に失脚した薄熙来など、最近汚職で失脚した元大物政治家たちの裁判資料や証拠品の数々だ。  しかし、もうひとつの目玉が、「正義的審判」と題されたコーナーだ。展示されているのは、中国で裁かれた日本人戦犯たちの供述書や裁判資料の数々である。  中華人民共和国の建国後、1,109人の日本人が戦犯容疑で中国に拘留された。その後、1956年6~7月に遼寧省の瀋陽市と大連市で行われた特別軍事法廷では、45名の日本人戦犯に有罪判決が下され、8~20年の有期刑が下されている。
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実際に実物が展示された、周永康と薄熙来の裁判判決書
 同館に実際に足を運んだ、中国在住フリーライターの吉井透氏はこう話す。 「日本人戦犯を裁いた特別軍事法廷を『中国の司法のもと、外国の干渉を受けず、外国人侵略者を裁いた最初の事例』と、絶賛していました。また、日本人戦犯のひとりである鈴木啓久中将の『約60名の中国人女性を誘拐し、慰安婦にした』という証言を大々的に取り上げていた。法院博物館の名を借りてはいるものの、南京大虐殺紀念館や抗日戦争紀念館などと同列の施設であることは明白でしょう。当日も、課外活動で訪れた地元の中学校の一団が、展示について説明する博物館員の話に耳を傾けていました」  ちなみに同館の建物は、東京銀行(現・三菱東京UFJ銀行)の前身となった横浜正金銀行北京支店として建てられたものという皮肉付きである。 (文=青山大樹)