「ぐわっはっはっは祭り」に「お母さん喜んでるよー」U-23日韓戦、松木安太郎語録が熱い!

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ジャパン・スポーツ・プロモーション公式サイトより
「キーパーいなかったら入ってましたよ」や、解説という立場にもかかわらず「今は黙って見ましょう」など、数々の名言を生んできた日本サッカーの名解説者、松木安太郎氏。先日のU-23アジア選手権決勝の日韓戦でも多くの“松木語録”が飛び出した。 (韓国に先制を許した場面で)「ちょうどいいんじゃないですか?」  逆転勝利という、ドラマチックな展開を期待するポジティブな松木氏らしい名言。後半開始直後に2失点目を許した時も「問題ないからー!」と言い放つなど、決して落胆せずに視聴者を盛り上げる様はさすがだ。 (浅野の2点目に)「お母さん喜んでるよねー!」  以前、番組の企画で浅野選手の実家を訪問し、お母さんに餃子をご馳走になったことから生まれた名言。なお、その後も「お母さん本当喜んでるよー」や「たくちゃんよくやったってお母さん言ってるよー!」などの異常な浅野推しにより、浅野の母親が亡くなったのかと勘違いするファンが急増した。 (日本のラフプレーに)「試合終わった後に謝ってもいいしね」  日本選手が韓国選手相手に膝を立ててしまった時の発言。前半終了間際のため、時間が惜しく相手選手に早く立ち上がってもらいたいと願う心情が表れている。なお、相手がファウルをすると「おおぉい!」と激しく非難し、いかに悪質なファウルかを事細かに解説する。 (日本の好プレーに)「うおおぉ! よーしよしよし!」  テレビ朝日系列の放送で解説していた松木氏の絶叫は、なんとNHK-BS1のマイクにまで拾われていた。あれだけ大盛り上がりの会場でもハッキリと松木氏の声だと判別できたということは、そうとうな大声を出していたというのが容易に想像できる。 (韓国の無敗記録を破ったと聞き)「ぐわっはっはっは、やったー」  韓国の五輪最終予選の無敗記録が34でストップしたという、実況のテレビ朝日・吉野アナウンサーの発言を受けての高笑い。そのラフな解説スタイルから“居酒屋解説”といわれる松木氏の良さが一番出ていたのがこの瞬間だ。このように心の底から喜んでいる様が視聴者を惹きつける要因になっているのだろう。なお、この発言の直後ツイッターでは“ぐわっはっはっは祭り”が行われた。  試合に没頭し過ぎてしまい、時に細かいプレーの説明を省いてしまう松木氏の解説は、残念なことにコアなサッカーファンからは物足りないという声も聞こえてくる。しかし、代表戦など多くの視聴者がライト層だった場合、これほどとっつきやすい解説者はいない。8月に開幕するオリンピック本戦でも、その気持ちのこもった熱い解説で、日本中を大いに盛り上げてもらいたい。 (文=沢野奈津夫)

日本を苦しめた、あの「アジジ作戦」発動! イラクがついたバレバレのウソと、見破れない真実とは?

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『日本代表 激闘録 U-23日本代表&なでしこジャパン ロンドンオリンピック2012 サッカーアジア地区最終予選』(ジェネオン・ユニバーサル)
 今月26日、サッカーU-23日本代表は、同世代アジアNo.1との呼び声高いイラクを、試合終了間際にMF原川力(川崎フロンターレ)の豪快なミドルシュートで2-1と下し、見事リオ五輪出場を決めた。  この試合、イラクのエースストライカーであるモハンナド・アブドゥルラヒームが出場できるか否かが、注目を集めていた。というのも、イラクのアブドゥルガニ監督は、このエースストライカーの欠場を日本メディアの前でハッキリと明言していたからだ。しかし、エース欠場という日本にとっての朗報が、いわゆる“アジジ作戦”なのではないかと、試合前からファンの間で騒がれていた。 「“アジジ作戦”というのは、フランスW杯予選のアジア第三代表を決める日本対イラン戦で、イラン代表FWアジジがメディアの前に車椅子で現れるも、当日は当たり前のようにスタメンに名を連ねたという、メディアを利用した情報戦のことを指します。この試合、結果としては日本が延長戦でイランを下すも、アジジは1得点を挙げて日本を苦しめました。今回、国は違えど同じ中東のイラクは、エースのアブドゥルラヒームを欠場と見せかけるも、出場させてきました。つまり“アジジ作戦”を発動させたんです。しかし、いつものことなので、日本は誰一人この情報を信じてはいなかったみたいですね。『やっぱり出た! アジジ作戦だ!』『中東のやることはいつも一緒!』と、日本のファンは逆に盛り上がってましたよ」(スポーツライター)  しかし、日本を本当に混乱させたのは、このアブドゥルラヒームではなかった。イラクの中盤の要であるMFサイフ・サイマンもまた、「娘が病気で生死の境をさまよっている」という虚偽の主張を続け、イラクサッカー協会から無期限の代表活動停止処分を受けていた。こちらも、例のアジジ作戦とみられていたが、実はそうではなかった。 「完全にアジジ作戦と思われたサイフは、結局試合には出てきませんでした。なぜそんな誰も得しない虚偽の主張を続けたのかはいまだにわかりませんが、活動停止は真実だったんです。アブドゥルラヒームのアジジ作戦は見抜けましたが、サイフの欠場は、日本チームを困惑させたでしょうね。ファンも『サイフはほんとかい!』『これは二重アジジ作戦か?』『ウソと真実が錯綜してわけがわからなくなってる』と、混乱してました」(同)  もし、日本が過去にアジジ作戦を仕掛けられた経験がなければ、アブドゥルラヒームの欠場を誰も疑わなかっただろう。今回の一件は、ピッチ内でもピッチ外でも、日本サッカーがたくましく成長しているという証明のように思える。谷間の世代といわれるこの世代だが、本選でも十分期待が持てる強い世代なのかもしれない。 (文=沢野奈津夫)