「欧米メディアの圧力に屈するな!」中国人漫画家が日本の難民政策を支持するワケ

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YouTube「ANNnewsCH」より
 こんにちは、中国人漫画家の孫向文です。  6月12日、アメリカ・フロリダ州オーランドのナイトクラブ内で男が突如銃を乱射し、死者49名、負傷者53名の大惨事を引き起こしました。射殺された容疑者はイスラム教徒のアフガニスタン系移民であり、以前からIS(イスラム国)を支持するような言動を行っていたそうです。  容疑者の男は黒人、女性、ユダヤ教徒、性的マイノリティーに不快感を示しており、特に男性同士のキスに激怒するなど、イスラム教の聖典「コーラン」で禁止されている同性愛に対しては激しい憎悪を感じていたようです。今回の犯行の現場となったナイトクラブでは同性愛者向けのイベントが開催されていましたが、容疑者の憎悪はイベントの参加者へと向けられたのです。  おそらくこの事件をきっかけに、アメリカではイスラム系移民に対する入国審査が一層厳格なものとなるでしょう。イスラム教徒入国禁止を公約に掲げるドナルド・トランプ大統領候補の支持率が上昇する可能性もあります。一方、日本では外国人に対する特別な入国基準イは特に指定されていません。しかも、ボーイズラブや百合(女性の同性愛)漫画、いわゆる「やおい」とい呼ばれる同人誌など、同性愛をモチーフにした作品がちまたに氾濫しています。以前、僕がコミックマーケットに行く途中、中東系と思わしき外国人たちが「同性愛反対」というプラカードを掲げて、コミケの参加者に対しデモを行っている姿を見たことがあります。彼らが日本の同性愛事情に激怒し、テロ事件を引き起こす可能性がゼロとは断言できません。  現在、日本国内に在住するイスラム系外国人は約5万人(イスラミックセンター・ジャパン調査)とされていますが、難民政策が緩和されれば、今後大幅に増加するかもしれません。6月9日、イギリスBBCの中国版には、日本の難民政策を「不寛容」と見なす記事が掲載されました。記事には難民申請者のうちアメリカやカナダでは約40%、イギリスでは約30%が認定され、入国を許可されたのに対し、日本で認定された例は約0.2%にすぎないというデータが紹介され、しかも日本の難民収容施設は「監獄のごとく」劣悪な環境であると記載されていました。  また、BBCが放送した別の映像では、窓に鉄格子がはめ込まれている刑務所のような施設で暮らす外国人が紹介され、まるで彼らが強制的に「収容」されているかのように紹介されていましたが、この施設は難民申請者が一時的に滞在する場所であり、正式な住居ではありません。映像内で放送された施設の壁に中国の簡体字で刻み込まれた「日本の難民施設は人権侵害だ」の文字が映し出されるなど、意図的な印象操作が行われたことは間違いないでしょう。  記事内では、日本側が難民申請者に対し、人権侵害を行っているかのようなニュアンスで報道されていました。この報道のみならず、ネット上では、主に左派・リベラル的な思想を持つ人々により日本の難民政策の改善を求める意見、同時に現安倍政権を批判する意見が多く書き込まれていました。 ■難民を無自覚に受け入れてはならない  難民たちを保護せよ、という欧米メディアや左派・リベラル層の意見ですが、僕は間違っていると思います。ドイツの例を見ればわかるように、文化、風習がまったく異なる外国人の全面的な受け入れは、犯罪率の増加など、国内にさまざまなトラブルを引き起こします。さらに今回の事件のように、イスラム系難民が過激派の思想に感化され、テロ事件を引き起こす可能性もあります。 「郷に入っては郷に従え」という言葉が日本にあるように、僕はその国のルールを完全に理解しそれを順守しなければ、難民が外国で暮らす資格はないと思います。国家において最優先に尊重すべき対象はあくまで自国民であり、「よそ者」である難民ではありません。  さらに踏み込んだ話をすると、難民申請者は生活に困窮した人物ばかりではありません。以前「難民を助ける会」特別顧問を務めていた評論家・吹浦忠正氏によると、同性愛者を名乗りながら日本国内に妻子を持っていた者、自分の国の与党に付け狙われていると言いながら与党党首の名前を知らない者など、明らかな偽装難民が後を絶たないそうです。現地のブローカーたちが難民志願者に渡航費用の調達や難民申請の方法、不法滞在で逮捕された時の対応などを吹き込んでいるそうです。  BBCの記事に対する中国人の反応はといえば、「日本の難民政策は正しい」「BBCのような左派的メディアの意見を聞く必要はない」と、日本側の姿勢を評価する声がネット上に数多く書き込まれていました。また「人口密度が高く、難民を受け入れる余裕がない」「国連分担金を世界一多く支払っている日本は、難民受け入れとは異なる方法で彼らを支援している」と日本の現状を冷静に語ったり、「欧米各国は、難民を日本に押し付けようとしている」などと欧米の難民政策を批判する意見もありました。  欧米メディアや左派・リベラル層が主張する難民受け入れの緩和は、日本の実情を無視した理想論にすぎません。以前まで、無制限にイスラム系難民を入国させてきた欧州では、現在過激な排斥運動が各地で頻発しています。これは反面教師的な事例といえるでしょう。僕は欧米側の意見に屈せず、日本は現行の難民政策を継続するべきだと思います。 ◆「チャイナめった斬り」過去記事はこちらから
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●そん・こうぶん 中華人民共和国浙江省杭州市出身の31歳。中国の表現規制に反発するために執筆活動を続けるプロ漫画家。著書に、『中国のヤバい正体』『中国のもっとヤバい正体』(大洋図書)、『中国人による反中共論』(青林堂)がある。 <https://twitter.com/sun_koubun>