「PM2.5に効く“神薬”!?」中国人観光客が小林製薬の“アレ”を爆買中!

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スモッグで視界不良となったため、交通整理をする北京の警察官
 中国では、今年に入ってからもPM2.5が猛威を振るっている。汚染物質による視界不良で、各地の空港では飛行機の離着陸が遅れたり、高速道路が封鎖されるなど、市民生活にも大きな影響が出始めている。  そんな中、やはり信用できるのは「日本製品」しかないということか、関連商品が売れまくっている。日本製の高性能空気清浄機が好調な売れ行きを見せ、中国人から《神薬》として絶大な支持を集めている「清肺湯・ダスモック」(小林製薬)がバカ売れしているというのだ。 「中国経済網」(1月20日付)によると、2014年9月に発売されたこの「清肺湯」は、中国人観光客から人気を集めているという。同薬は「喫煙や排気ガスなどによる気管支の汚れをキレイにしながら、しつこいせき・気管支炎を改善する漢方薬」として販売されており、大気汚染に苦しむ中国人の間で、その評判が口コミで広がっていったのだという。小林製薬は中国人観光客への好調な売れ行きから、2017年には前年比3割増の110万箱を生産する予定だ。  新たな神薬として注目を集める清肺湯の人気は本当なのか? 渋谷のドラッグストアで爆買いをする中国人観光客に話を聞いてみた。
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神薬として中国人にあがめられる小林製薬の清肺湯
「『清肺湯』? ちょうど買おうとしてたんだよ、そしたら、売り切れだってよ。別の中国人が何十箱も買っていったそうだ。親戚や職場の同僚からも頼まれてるから、最低10箱は欲しい。仕方ないので、同じくせきとたんに聞くツムラの『麦門冬湯』を買おうと思ってるよ。午後もドラッグストア回らないと……。中国人観光客の来ないドラッグストアはどこか、教えてくれないか?」(遼寧省から来た50代の男性)  人気は本当のようだ。しかし、一方で、漢方発祥の地でありながら、日本製の漢方医薬品が中国人に売れている状況に、専門家たちは黙っていない。  中国第十人民医院中医科主任医師の顔乾麟氏は、中国メディアの取材に対し「漢方薬は治療薬ではなく、あくまで体の抵抗力増強を目的にしていることを理解するべきだ。大気汚染による影響が体に症状として出ている場合は、病院に行くべき。それに清肺湯の成分を調べると、黄色いせきが出る人には効果があるが、普通のせきやたんが出るすべての人に効く万能薬ではない」と、日本製を神薬として妄信する中国人にくぎを刺した。  中国では近年、大気汚染の影響で、気管支炎のほか、生活習慣病患者の数も急増している。高齢者が2億人を超えるという社会情勢から、医療市場も急速に拡大。日本の製薬会社は次々と中国に工場を建設し、進出している。中国は、すでに医療バブルの時代へと突入しつつあるのだ。 (文=青山大樹)

「世界は我らのものだ!?」中国人観光客がタイのビーチを五星紅旗で埋め尽くす

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無数の中国国旗により、美しいビーチは一変
 このところ、各地での爆買いも失速気味と伝えられている中国人観光客だが、その傍若無人ぶりは、まだまだ衰えを知らないようだ。  タイ・プーケットから北西に90km、アンダマン海に浮かぶシミラン諸島。世界のダイビングポイント10選に挙げられるほど美しいこの島のビーチ一面に、あろうことか無数の中国国旗が立てられるという事件が起きた。 「中国報」(1月13日付)などが伝えたところによると、おそろいの短パンとTシャツを身に着けた十数名の中国人が30本以上の国旗を砂浜に突き立て、記念撮影をしていたという。それも無作為に立てたのではなく、ご丁寧に星をかたどっていた。まるで「この島は中国人のものだ」といわんばかりである。これが学生の悪ふざけであれば、まだかわいげがあるが、一団は社員旅行だというのだからあきれてしまう。
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星をかたどって旗を立て、実効支配をアピール!?
 中国といえば、「赤い舌」や「真珠の首飾り」といわれる海洋進出に精を出しているが、南の海で五星紅旗をはためかすことで、愛国心を示そうとでもいうわけか。  中国のネット上では「他国の領土に国旗を立てることは、侵略しているようなものだ」「もうタイには行けない」などの批判がある一方、「世界は中国のものだ」と肯定する発言も見受けられた。  しかし、これは対岸の火事ではないかもしれない。中国は沖縄の帰属をめぐっても、国際問題化しようとしている。また同地には、年間40万人近くの中国人観光客が訪れているのを考えると、同じようなことが起こらないとも限らない!? (文=中山介石)

「日本は中国の三級都市より遅れている!?」中国人観光客が、日本の“アレ”に不満タラタラ……

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スーパーのレジに設置された、支付宝支払い専用のレーン
「東京1日目。両替したばかりの1万円札を握りしめ、空港から憧れの有名ラーメン店へ駆け込んだ私。そこでは自動販売機で食券を買う必要があったが、1万円札が使えない。(中略)店員に助けを求めると、店の奥で頑丈そうな金庫を開けて両替をしてくれたが、これが果たして世界一の技術先進国なのか? 泉州市(福建省の三級都市)でも、もっとスムースだ」  これは、中国の旅行情報サイトの掲示板に残された、先月日本を初めて訪れた女性による書き込みである。  彼女が日本の現金主義に対して漏らしたこの率直な感想は、恐らく日本を訪れる多くの中国人が感じるものであろう。  中国ではすでに、日本とは比べ物にならないほど、キャッシュレス化が進んでいるからだ。  中国の昨年の電子マネーの取引額は、日本円で約150兆円に達した。一方、日本では5兆円程度とされているので、その規模は約30倍である。  シェアを見ると、取引額の約7割をアリババグループの支付宝(Alipay)が占め、スマホチャットアプリの付加機能である微信支付(WeChat Payment)が約2割となっている。両サービスともQRコード決済を採用しており、特別な機器が必要ないことから爆発的に加盟店が増えた。
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広東省広州市のレストランで会計を頼むと渡されたレシート。QRコードを利用し、支付宝もしくは微信支付で支払いが可能だ
 中国事情に詳しいフリーライターの吉井透氏も、電子マネーの浸透ぶりについてこう話す。 「中国の小規模商店の中には、支付宝か微信支付のみ支払いが可能で、現金は使えないという店が増えている。飲食店では、電子マネーは人件費削減になるほか、現金の管理コストや防犯上のリスク軽減にもつながる。食堂の出前や屋台などでも使われていて、露天の果物屋でりんご1個買うのに『QRコードでピッ』というのも、当たり前の光景となりつつある」  日本に上陸したばかりのApple Payも、中国市場では今年2月に、すでにサービスを開始している。中国人の財布ともいわれ、日本でも彼らの爆買い現場ではおなじみとなっている「銀聯」と提携し、鳴り物入りのスタートだった。  しかし、支付宝と微信支付の二大巨頭に切り込むことはできず、残された1割ほどのシェアを雑多なサービスが奪い合う「その他」の中から抜け出せていない。それよりも、支付宝や微信支付が中国から飛び出し、世界の電子マネー市場をのみ込む日のほうが近いのかもしれない。

沖縄ではウミガメ捕獲も……中国観光客がマレーシアのサンゴを乱獲、ドヤ顔で記念写真!?

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サンゴ片手に「ハイ、チーズ」!?
 日本のバブルが華やかなりしころ、世界の観光地のどこへ行っても日本人旅行客の姿を見かけたもの。それが今では、中国人たちが大挙するようになり、日本人以上の購買力と破壊力をもって、わが物顔でのし歩いている。    そんな中、マレーシアのビーチに行った中国人らしき団体旅行客が、自然破壊行為をしたとして、ネット上で非難を浴びている。
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 海をバックに、水着姿で記念撮影に収まる一団。手に持っているのは……なんとサンゴやヒトデ。どうやら、シュノーケリングで海に潜り、それらを獲ってきたようだ。  世界各地のサンゴ礁が環境の変化や汚染などにより危機的な状況にある中、サンゴ破壊などもってのほかであることは、国際社会の常識といえる。しかし、そんな常識など、彼らには通用しないようだ。  彼らが手にしている「YOU SHOULD BE HERE!」の青い旗は、オンライン専門の会員制旅行ツアー予約サイトのもの。このサイトは、豪華な海外旅行が比較的安い料金で楽しめるということで最近人気を集めており、参加者たちはツアーに満足したら、この旗を持って自撮りして、SNSなどに投稿している。「あなたもここにおいでよ!」と、呼びかけているわけだ。  これらの写真がネット上にアップされると、中国内外から非難の声が相次いだ。
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「景色はこんなにきれいなのに、品性のかけらもない奴ら」 「お前ら、ちゃんとお勉強してきたのか? サンゴは生き物ってことも知らないのか?」 「海外旅行に行くほどの金を持っていても、教育はなってないんだよ」  写真の中の彼らが中国人であると断定する証拠はないが、中国のネット民はすでに、「こんなことをするのは中国人しかいない」と同胞認定している様子だ。  一方、日本国内でも、中国人観光客による同様の自然破壊行為が報告されている。  沖縄でダイビングショップを経営する男性が証言する。 「ケラマブルーが世界的に有名な慶良間諸島にも、ここ数年で中国人観光客が増えたんですが、マナーの悪さが際立っています。禁止されているにもかかわらず、まき餌をして魚を集めたり、サンゴの上に立ったり……。ウミガメが生息する座間味島のビーチでは、ウミガメを捕まえて写真撮影した中国人もいました」  中国では「自然を愛でる」という言葉の意味が、少々違うようである…… (文=佐久間賢三)

“爆買い”終焉で続々閉店の三越伊勢丹 かつての日本人常連客からは「どうでもいい」の声

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爆買い真っ盛りだったころの銀座
 三越伊勢丹ホールディングス(HD)は、大手百貨店「三越」の千葉店と多摩センター店を来年3月で閉店させることを決めた。さらに「東洋経済オンライン」(東洋経済新報社)によると、「伊勢丹」の松戸店、相模原店、府中店も、閉店が検討されているという。  同社低迷の原因のひとつは、中国人を中心とした外国人観光客らによる爆買いの終焉だ。日本百貨店協会が発表した今年7月の訪日客向けの免税売上高は、前年同月比で21%減の約146億3,000万円にとどまり、4カ月連続で前年割れを記録している。特に、かつて爆買いの聖地だった新宿伊勢丹や銀座三越を擁する百貨店業界首位の同HDでは、16年4~6月期の営業利益が前年同期比で47.7%減に。株式市場もこの惨憺たる結果に反応し、昨年7月に上場来高値となる2,395円を付けた同HDの株価は、1年あまりたった現在、1,000円台前半で推移している。  そんな同社の落日に対し「もう三越で買い物することはないでしょうから、どうなっても関係ありません」と言い放つのは、東京港区在住のMさん(女性・66歳)だ。「娘のランドセルや晴れ着も銀座三越で買ったんです。お中元やお歳暮の品だって、毎年、銀座三越でお願いしていた」と、30年以上にわたり同店の常連だったというMさん。彼女が同店を見限ったのは、こんな体験がきっかけだった。 「昨年5月ごろに、婦人雑貨売り場でサイズ違いの靴を持ってくるよう店員さんにお願いしたのに、何分たっても戻ってこない。そこで彼女を探すと、中国人と思われるお客さんの対応をしていたんです。店内には、私のあとに、20人くらいの中国人観光客と思われる一団がやって来たんですが、ほかにいた2~3人の店員さんも、彼らの対応に追われていた。さすがに私も苦言を言ったのですが、『ツアー客の皆さまは、時間に限りがございますので』なんて言われたんです。“もうここで買い物しない”と誓いました」  また、中央区在住のKさん(女性・51歳)も、こう話す。 「10年くらいにわたり、婦人雑貨売り場を月に1回ほどのペースで利用しており、店員の方が私の顔や好みを覚えてくれていた。しかし、昨年くらいから、顔見知りの店員さんはいなくなり、代わりに日本語もたどたどしい中国語スタッフばかりになっていた。以前は、お客とのつながりを大事にしてくれる店だったと思うのですが、変わってしまった。同じ理由で、三越銀座で買い物をしなくなったという知り合いは、ほかにもいますよ」  同HDの低迷ぶりに、大西洋社長も「インバウンドを頼りにしてはいけない」と自戒しているが、 一度離れた常連客はもはや帰ってこない!?

“爆買い”終焉で続々閉店の三越伊勢丹 かつての日本人常連客からは「どうでもいい」の声

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爆買い真っ盛りだったころの銀座
 三越伊勢丹ホールディングス(HD)は、大手百貨店「三越」の千葉店と多摩センター店を来年3月で閉店させることを決めた。さらに「東洋経済オンライン」(東洋経済新報社)によると、「伊勢丹」の松戸店、相模原店、府中店も、閉店が検討されているという。  同社低迷の原因のひとつは、中国人を中心とした外国人観光客らによる爆買いの終焉だ。日本百貨店協会が発表した今年7月の訪日客向けの免税売上高は、前年同月比で21%減の約146億3,000万円にとどまり、4カ月連続で前年割れを記録している。特に、かつて爆買いの聖地だった新宿伊勢丹や銀座三越を擁する百貨店業界首位の同HDでは、16年4~6月期の営業利益が前年同期比で47.7%減に。株式市場もこの惨憺たる結果に反応し、昨年7月に上場来高値となる2,395円を付けた同HDの株価は、1年あまりたった現在、1,000円台前半で推移している。  そんな同社の落日に対し「もう三越で買い物することはないでしょうから、どうなっても関係ありません」と言い放つのは、東京港区在住のMさん(女性・66歳)だ。「娘のランドセルや晴れ着も銀座三越で買ったんです。お中元やお歳暮の品だって、毎年、銀座三越でお願いしていた」と、30年以上にわたり同店の常連だったというMさん。彼女が同店を見限ったのは、こんな体験がきっかけだった。 「昨年5月ごろに、婦人雑貨売り場でサイズ違いの靴を持ってくるよう店員さんにお願いしたのに、何分たっても戻ってこない。そこで彼女を探すと、中国人と思われるお客さんの対応をしていたんです。店内には、私のあとに、20人くらいの中国人観光客と思われる一団がやって来たんですが、ほかにいた2~3人の店員さんも、彼らの対応に追われていた。さすがに私も苦言を言ったのですが、『ツアー客の皆さまは、時間に限りがございますので』なんて言われたんです。“もうここで買い物しない”と誓いました」  また、中央区在住のKさん(女性・51歳)も、こう話す。 「10年くらいにわたり、婦人雑貨売り場を月に1回ほどのペースで利用しており、店員の方が私の顔や好みを覚えてくれていた。しかし、昨年くらいから、顔見知りの店員さんはいなくなり、代わりに日本語もたどたどしい中国語スタッフばかりになっていた。以前は、お客とのつながりを大事にしてくれる店だったと思うのですが、変わってしまった。同じ理由で、三越銀座で買い物をしなくなったという知り合いは、ほかにもいますよ」  同HDの低迷ぶりに、大西洋社長も「インバウンドを頼りにしてはいけない」と自戒しているが、 一度離れた常連客はもはや帰ってこない!?

ポンド暴落で中国人が英国襲来! 閑静な住宅地に押しかけ、謎の“爆撮り”「お気に入りはゴミ箱!?」

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オックスフォード大学から約7kmのところにある小さな町キドリントン。普段はこのように、人通りの少ない静かな住宅街なのだが……
 イギリスのEU離脱により、このところ一気に円高が加速、これまでの円安による買い物の旨味がなくなったため、日本における中国人観光客の爆買いは、ついに終焉を迎えるものとみられている。  一方で、この経済的混乱の発端となったイギリスでは、ポンド暴落により、思わぬ客を迎えようとしている。それが、中国人観光客である。日本に倣って中国人観光客の爆買いを呼び込もうと、イギリス政府は彼らに対するビザ発給の条件を緩和しており、このポンド安により、今後、中国人観光客がヨーロッパの島国を目指して大挙することが予想されている。  実は、すでにその予兆が現れていた。しかも、それはロンドンではなく、なんの変哲もない郊外住宅地だった。  ロンドン中心部から北西に90kmほど離れたオックスフォードシャー州にあるキドリントンは、人口1万人ほどの小さな田舎町。そこに、3週間ほど前から中国人観光客の団体が現れるようになったのだ。英BBCなどが7月7日付で報じた  オックスフォードシャー州といえば、かの有名なオックスフォード大学があり、そこには多くの観光客が国内外から訪れるが、キドリントンには特に観光名所のようなところはなく、これまでここを外国人観光客が訪れることなど皆無に等しかったという。
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カメラ片手にあちこち歩き回り、勝手に家の敷地に入り込んで写真を撮る中国人観光客たち
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中には、庭仕事をしている住民に話しかけたり、ドアのベルを鳴らしたりする人も
 しかし、住民たちの静かな生活が、突如として打ち破られた。1台の大型バスが町に乗り入れてくると、中から出てきたのは大勢の中国人観光客たち。彼らは大声で話しながら傍若無人に歩道を闊歩し、目についたものはなんでも写真に撮っていく。それだけならまだいいのだが、中にはズカズカと家の敷地に入り込んで写真を撮ったりする迷惑行為も。
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彼らのお気に入りは、なぜかゴミ箱。木曜日はゴミ回収の日で、観光客の団体はこの日にやってくることが多いという
「彼らはすごく興奮した様子で、なんでも写真に撮っていく。でも、町にある教会は撮らないで、ごく普通の家や庭ばかり」(英国メディアの取材に答えた地元住民)と、住民たちは突然の出来事に困惑するばかり。自宅の窓の外を見ると、庭に勝手に観光客が入ってきて、中年女性たちが庭の花を指さしながら写真を撮っているのを見ると、ゲンナリしてしまうという。  写真を撮るだけ撮り、時間が来ると、そそくさとバスに戻って去っていく。そして町は何事もなかったかのように、また静寂に包まれる。  いったいなぜ、中国人観光客の団体が、いきなりこの町を訪れるようになったのか? 「旅行ガイドが、ここは『ハリー・ポッター』の撮影地だと適当なことを言って連れてくるのではないか」というもっともらしい説や、「EU脱退でイギリスが没落する前に、イギリスらしい郊外の町を見に来たのでは」というイギリス人らしい皮肉の効いた説、さらには「ここはオックスフォード大学と大型ディスカウントセンターの間にあるから、その途中で時間つぶしに来ているのでは」と分析する説などが出ている。  買い物には金に糸目をつけない中国人観光客だが、それ以外のことには驚くほどケチで、現地の料理は口に合わないからと、食事は中国から持参したカップ麺をすする者も多いという。この小さな町に来るようになったのも、お金を払わずにキレイな写真が撮れるからだったりして!? (文=佐久間賢三)

ポンド暴落で中国人が英国襲来! 閑静な住宅地に押しかけ、謎の“爆撮り”「お気に入りはゴミ箱!?」

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オックスフォード大学から約7kmのところにある小さな町キドリントン。普段はこのように、人通りの少ない静かな住宅街なのだが……
 イギリスのEU離脱により、このところ一気に円高が加速、これまでの円安による買い物の旨味がなくなったため、日本における中国人観光客の爆買いは、ついに終焉を迎えるものとみられている。  一方で、この経済的混乱の発端となったイギリスでは、ポンド暴落により、思わぬ客を迎えようとしている。それが、中国人観光客である。日本に倣って中国人観光客の爆買いを呼び込もうと、イギリス政府は彼らに対するビザ発給の条件を緩和しており、このポンド安により、今後、中国人観光客がヨーロッパの島国を目指して大挙することが予想されている。  実は、すでにその予兆が現れていた。しかも、それはロンドンではなく、なんの変哲もない郊外住宅地だった。  ロンドン中心部から北西に90kmほど離れたオックスフォードシャー州にあるキドリントンは、人口1万人ほどの小さな田舎町。そこに、3週間ほど前から中国人観光客の団体が現れるようになったのだ。英BBCなどが7月7日付で報じた  オックスフォードシャー州といえば、かの有名なオックスフォード大学があり、そこには多くの観光客が国内外から訪れるが、キドリントンには特に観光名所のようなところはなく、これまでここを外国人観光客が訪れることなど皆無に等しかったという。
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カメラ片手にあちこち歩き回り、勝手に家の敷地に入り込んで写真を撮る中国人観光客たち
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中には、庭仕事をしている住民に話しかけたり、ドアのベルを鳴らしたりする人も
 しかし、住民たちの静かな生活が、突如として打ち破られた。1台の大型バスが町に乗り入れてくると、中から出てきたのは大勢の中国人観光客たち。彼らは大声で話しながら傍若無人に歩道を闊歩し、目についたものはなんでも写真に撮っていく。それだけならまだいいのだが、中にはズカズカと家の敷地に入り込んで写真を撮ったりする迷惑行為も。
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彼らのお気に入りは、なぜかゴミ箱。木曜日はゴミ回収の日で、観光客の団体はこの日にやってくることが多いという
「彼らはすごく興奮した様子で、なんでも写真に撮っていく。でも、町にある教会は撮らないで、ごく普通の家や庭ばかり」(英国メディアの取材に答えた地元住民)と、住民たちは突然の出来事に困惑するばかり。自宅の窓の外を見ると、庭に勝手に観光客が入ってきて、中年女性たちが庭の花を指さしながら写真を撮っているのを見ると、ゲンナリしてしまうという。  写真を撮るだけ撮り、時間が来ると、そそくさとバスに戻って去っていく。そして町は何事もなかったかのように、また静寂に包まれる。  いったいなぜ、中国人観光客の団体が、いきなりこの町を訪れるようになったのか? 「旅行ガイドが、ここは『ハリー・ポッター』の撮影地だと適当なことを言って連れてくるのではないか」というもっともらしい説や、「EU脱退でイギリスが没落する前に、イギリスらしい郊外の町を見に来たのでは」というイギリス人らしい皮肉の効いた説、さらには「ここはオックスフォード大学と大型ディスカウントセンターの間にあるから、その途中で時間つぶしに来ているのでは」と分析する説などが出ている。  買い物には金に糸目をつけない中国人観光客だが、それ以外のことには驚くほどケチで、現地の料理は口に合わないからと、食事は中国から持参したカップ麺をすする者も多いという。この小さな町に来るようになったのも、お金を払わずにキレイな写真が撮れるからだったりして!? (文=佐久間賢三)

日本人は韓国でカネを使わない? 爆買い中国人観光客との差は約6倍に!

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 ソウルを訪問する外国人旅行客のうち、日本人が最もショッピングにお金を使わないということが明らかになった。特に中国人観光客との差は顕著で、約6倍の開きがあると指摘された。  ソウル市のシンクタンク「ソウル研究院」は仁川両金浦空港から出国する外国人観光客1,045人を対象に、アンケート調査を実施。平均訪問回数、および一度の訪問でショッピングに使う金額などについての調査結果を発表した。  それによると、中国人観光客のソウル訪問回数は平均1.9回。一度の旅行でショッピングに使う金額は、平均213万ウォン(約20万円)となった。   対して、日本人観光客の平均訪問回数は4.9回。中国人よりも多く、韓国を訪れているという結果になった。ただ、一度の旅行でショッピングに使う金額は平均で33万ウォン(3万円)と、相対的に少額にとどまった。 「観光地で働く韓国人にとっては、お金を落とす中国人さまさまという状況。ソウルの街角は中国人であふれていますし、お金の使い方が、日本人やそのほかの地域の観光客とは次元が違う。通訳、案内など旅行関係者の間では、チップで数百万円もらったとか、そういう話があちこちから聞こえてきます」(韓国・旅行業界関係者)  なお、東南アジア系観光客の平均訪問回数は1.9回と中国のそれと近く、ショッピングに使う金額は平均で79万ウォン(約7万3,000円)だそうだ。一方、アメリカ・ヨーロッパ・オセアニア系観光客は、平均3.1回訪問、平均66万ウォン(約6万1,000円)を使用するという統計が出た。一度の旅行でショッピング金額だけを単純に比較すれば、日本人が最もお金を使わないという結果になった。 「最近は、東南アジアからやってくる観光客も増えた。中国ほどではないが、中には爆買いしてくような富豪もちらほら。反対に、欧米や日本の観光客はおとなしいというイメージ。ソウルによく来る日本人観光客は、そもそもお金もあまり使わないし、韓国で節約しながら楽しむ方法を知り尽くしているので、結果的に出費が少ないのだと思います」(前出の韓国・旅行業界関係者)  お金をたくさん使うことが、すなわち良いということでは決してないが、世界のほかの地域の観光客との消費の差が顕著になりつつあるというのは、日本の景気が悪い証拠なのだろうか? (取材・文=河鐘基)

タイの小島で勝手にサンゴを採取! 二極化する中韓観光客の“マナー”に、地元民もお手上げ?

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島に上陸してサンゴを採る観光客たち
 日本人にも人気の高いタイのビーチリゾート・プーケットの沖に浮かぶ小島・カイノック島で、中国人と韓国人の観光客たちがサンゴを勝手に採取して環境を破壊していると、5月17日付の香港紙「東方日報」が伝えた。  記事によると、現地の海洋資源・沿海管理局の職員がカイノック島にあるサンゴの白化状況の調査に赴いたところ、遊覧船がサンゴ生息海域にイカリを下ろして停泊しているところを発見。調べてみると、近くで中国人や韓国人の観光客たちが勝手にサンゴの採取をしているのを発見したのだという。さらには、海にエサをまき、網で魚を捕まえていたという。  サンゴ採取の禁止は世界の常識だろう。現地の法律でも、環境破壊を防ぐために、サンゴ生息海域で船がイカリを下ろすことや観光客が魚にエサを与えることを禁止しており、管理局の職員は船の乗組員に処罰を下す手続きを取るとともに、観光客にも厳重な注意を与えたという。  タイの海域には多くの小島があり、管理局職員の人手も足りないため、監視が行き届かず、このような不届き者を取り締まることは困難だという。同10日付のタイの英字紙「ネイション」では、日本人観光客にも人気の高いピピ諸島の国立公園内で、サンゴを勝手に採取する中国人観光客が後を絶たず、「サンゴ採取禁止」の看板をタイ語と英語、そして中国語で掲示。すでに数人の中国人観光客が、罰金500バーツ(約1,500円)を科されているという。
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環境を破壊するのは、自国だけにしてもらいたいものである
「中韓双方の観光客は、先進国並みのマナーと礼儀をわきまえる層と、マナーの悪い粗暴な層の二極化が進んでいる。両国とも前者は主に都市部在住者や若年層で、後者は地方都市や田舎在住で海外旅行経験の少ない人たちです。マナーの悪い“田舎者”の中国人観光客が多いことは有名ですが、韓国人にも中国人に負けず劣らずマナーの悪い人たちは意外といます」(日本でインバウンドツアー会社を経営する男性)  最近の中国と韓国の関係は、以前の蜜月時代に比べると微妙になっているが、外国の船の上では、“中韓同舟”とでもいったらいいのか、仲良くやっているようである。 (文=佐久間賢三)