中国農村で妻が義父と“10年不倫”で堕胎4回……服毒自殺未遂の理由は「義父が浮気したから!?」

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実父と浮気していたという男の妻。まだ20代だという
 中国農村部の陰惨な事件や過酷な生活ぶりについては、当サイトでたびたびお伝えしてきたが、またもや信じられないニュースが飛び込んできた。香港紙「アップルデイリー」(7月26日付)によると、ある男性の妻が、義父と10年もの間、ただれた愛欲生活を送っていたというのだ。  山西省臨汾市郊外の村に住む男性(27歳)が妻と結婚したのは約10年前。しかし、直後に男性はある罪を犯し、7年間刑務所で服役していた。その間、妻と男性の実父は肉体関係を持ち、以後、男性が出所した後も“交際”を続けていたという。さらに驚くことに、妻は4回も堕胎していたことが判明。言うまでもなく、すべて父との間にできた子どもである。  男性が出所して間もなく、「おまえの妻と親父が一緒にいるところを見た」「街で2人がイチャついてたぞ」など、村人たちのウワサ話がたびたび耳に入ってくるようになったという。男性は信じなかったが、妹が、2人がたびたび携帯のメッセージアプリで、露骨にわいせつなやりとりをしているのを発見した。  ウワサが徐々に真相に近づく中、発覚したのは意外な理由だった。妻がある日、服毒自殺を図ったのである。幸い、一命をとりとめたが、男性が理由を問いただすと「義父がほかの女性と浮気したから」とのたまったのだ。ここで、父も関係を認めたという。男性の母や妹は怒り狂い、憤死する勢いだったという。その後、男性は妻と離婚。妻と父は全財産を持って家出し、現在行方不明だという。男性は警察に協力を仰ぎ、2人を捜索している。 「まるでドラマのような話」と報じられた今回の事件だが、中国内陸の農村部では、似たような事件がこれまでにも起きているという。 「昨年11月には四川省で、息子の妻を3年間にわたってレイプしていたとして、父親が逮捕されるという事件もあった。2世帯同居が当たり前の農村部では、あくまで“家長”は父親なので、息子の妻は『家の所有物』という前時代的な考えの人がまだまだ多いのです。世間体を気にしてあまり表面化しませんが、今でも中国の田舎では、こうした事例がゴマンとあるのでしょう」(北京在住の日本人大学講師)  ちなみに、行方をくらませた前述の父親は、まだ40代。地獄のような苦しみを味わった家族をよそに、駆け落ちした先で新たな生活を始めたのだろうか? (取材・文=五月花子)

嫌われ者の日本兵が、いったいなぜ? 中国農民が自作した”日本鬼子ロボ”が人気者に!

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路上で人力車ロボットを走らせる農民。村民に写真を撮られてうれしそう
“日本鬼子”(リーベングイズ)とは、日本人を侮蔑する中国語。中国では、老いも若きも、しばしばこの言葉を口にする。  そんな中、河南省洛陽市の農村で、今年57歳になるある農民が、人力車を引く日本鬼子ロボを製作したことが話題となっている。  この農民は退役軍人で、退役後は故郷に戻り、絵画を学んだり、溶接工をやったりしていた。そして抗日映画の影響を受け、廃材を使って抗日に関するロボットを作ることを思い立ったのだという。
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中国の抗日映画に出てくる日本軍人というと、必ず口ひげを生やしている。ロボットの顔が優しそうなのは、ご愛嬌か
 製作期間は1年。つい最近、ようやく完成した人力車ロボットは、人が乗車することができ、リモコン操作により、方向転換やスピード調節も可能だ。農民がこれを毎日のように町中で乗り回すと、村民たちは物珍しさから喜々としてスマホで写真を撮り始める。  嫌われ者のはずの日本鬼子が、まるで人気キャラのような扱いなのである。
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得意の溶接で製作に精を出す。ほかに「刀を振り回す八路軍ロボット」や「スパイボット」などの製作も構想中だという
 これについて、中国事情に詳しいライターの吉井透氏は話す。 「田舎では外国人と接する機会がほとんどないので、多くの人が中共による反日教育をそのまま受け入れてしまっている。私も田舎町で初老の女性から面と向かって“小日本”(シァオリーベン=日本鬼子以上の侮蔑語)と言われたことがあります。それも悪意があってではなく、それが彼らにとって、日本を表す普通の言葉になっているんです。なので、農村の人が日本鬼子のロボットを作って喜んでいるのも、あまり悪意のない、普通のことなんです」  とはいえ、1年もかけてこんなものを作るとはご苦労なことである。この製作意欲をもっとほかのことに使ったほうがいいのではと、人ごとながら思ってしまうが……。 (取材・文=佐久間賢三)

15歳少女と中年男性が「洞穴」で愛の逃避行!? 中国で“年の差”駆け落ち妊娠が相次ぐワケ

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今年5月、妊娠した15歳少女が自らSNS上にアップした画像
 今年5月、中国の15歳少女が、自らの妊娠をSNS上に写真付きでアップし、性の低年齢化が問題になったばかりだが、今度は30歳以上年の離れた男と駆け落ちした少女に関するニュースが入ってきた。 「頭條新聞」(6月14日付)によると、中国南西部に位置し、少数民族も多く暮らしている貴州省沿河トゥチャ族自治県の山中で、ホームレスのような生活をしている男女が発見されたという。発見した村人によると、2人は村の近くにある洞穴で生活しており、村人たちは当初、2人を親子だと勘違いしたという。
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2人が発見された洞穴。
 しかし、2人から事情を聴いたところ、男は46歳で、少女はなんと15歳。しかも、少女はこの男の子どもを身ごもっており、すでに妊娠8カ月であることがわかった。2人を知る関係者の話によると、2人は真剣に交際をしていたが、少女の両親から交際を反対され、駆け落ちをして、人里離れたこの洞穴で生活を始めたのだという。  現在、少女は地元当局に保護され、実家のある重慶市に帰されたという。一緒にいた46歳の男は、この少女が14歳の時点で性的関係を持ったということになり、警察は強姦罪容疑で事情聴取したという。  30歳も年の離れた男女の“愛の逃避行”に関して、中国版Twitter「微博」には多くのユーザーからコメントが寄せられた。
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保護された15歳の少女。妊娠8カ月だったという
「愛に年齢は関係ないっていうけど、相手が若すぎると逮捕されちゃうんだな」 「このジジイが金持ちで高級マンションに暮らしていたら、少女の両親も大賛成してただろう」 「洞穴で出産して、このままずっと生活するつもりだったのか? いくら愛し合っていたとしても無理があるだろ?」  中国では今回のように、10代少女と年の離れた男性が駆け落ちする事件が増加している。2015年5月には浙江省で、14歳の少女が34歳の男と駆け落ちし、警察が男を誘拐容疑で逮捕する事件も発生している(「中国新聞網」同年5月27日付)。中国の社会問題に詳しい北京市在住の日本人大学講師は、次のように語る。 「中国で近年多発する10代の少女と中年男性の駆け落ちには、共通点があるんです。少女のほうは留守児童という場合が多い。留守児童とは、両親が都市部に出稼ぎに行って不在で、学校にも通わずに実家の祖父母に預けられた子どもたちのことです。両親の愛に飢えている10代の思春期の少女は、両親と同じ年齢くらいの男性に癒やしを求めてしまうのでは? 中国には留守児童が現在6000万人以上いるといわれていますが、さまざまな悪影響が出てきています」  日本では駆け落ちは美談とされることも多いが、中国では複雑な事情があるようだ。 (文=広瀬賢)

崖の上の中国版マチュピチュ? 断崖絶壁の道を歩き、縄ばしごを登り降りする「エクストリーム村」

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断崖絶壁の上にある村
 経済成長が生み出した都市部と農村部の格差が広がり続ける中、時代から取り残されてしまった地域が、中国にはまだまだ存在する。少数民族が多く暮らす四川省涼山イ族自治州昭覚県の山あいの村で、村人が毎日命懸けで生活している様子がメディアで紹介され、大きな反響を呼んでいる。 「東網専訊」(5月24日付)によると、この村は海抜1,400mの高地に位置し、現在72世帯が暮らしているという。これまで戦乱や紛争に巻き込まれることなく、肥沃な土地で豊かな農業を営んでこられたので、周囲の村からは“桃源郷”と呼ばれている。だが、実はこの村は崖の上に孤立した状態で、通学や買い物の際に、断崖絶壁の道を歩き、縄ばしごを使って登り降りしなければならないのだ。ほかにも岩場や急な坂道があり、全部で17カ所もの危険ゾーンがある。
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足を踏み外したら命はない。見ているだけで冷や汗が出てくる
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縄ばしごを降り、学校に通う子どもたち。見る限り、いつ切れてもおかしくない状態だ。
 実際に滑落による死亡事故も発生しており、子どももその被害に遭っているという。まるで映画『インディー・ジョーンズ』さながらの風景だが、通学に2時間かかるため、学校に通わなくなった村の子も少なくないという。地元政府の試算では山道の整備には6,000万元(日本で約10億円)の費用がかかるというが、大きな産業を持たず、経済的メリットの少ないこの村には予算が回ってこないという。
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観光地化に成功した、山西省の「天空の村」
 中国版Twitter「微博」には、山に住み続ける彼らに対して、賛否両論のコメントが寄せられている。 「子どもが教育を受けられないなんて最低。そんなに生活が大変なら、引っ越せよ。少数民族なら、政府から生活費の補助金がもらえるだろ?」 「清の時代からこの山で暮らしていたおかげで、戦争や内乱からうまく逃れてこられたんだろうな。生活基盤ってそんなに簡単に移せないし、山を下りて仕事見つけるのも大変だ」 「こういう村は、うまく観光地化すれば経済的に潤うと思う!」  一部のネットユーザーが指摘するように、中国の一部の農村では積極的に観光地化を目指している村も多い。山西省寧武県に位置する王化溝村は「天空の村」ともいわれ、断崖絶壁に住宅が建っている風景がネットで有名になると、都市部から多くの観光客が訪れるようになったという。今回の村を管轄する地元政府の関係者の間からも、山道を整備し、観光地化すべきとの声も上がっている。いずれにしても、ひとりでも多くの子どもが教育をあきらめることなく、安全に通学できる環境を一刻も早く整えてほしいと願うばかりだ。 (文=広瀬賢)

土壌汚染か、風水的要因か――「10世帯に1世帯が双子」の中国“ツインズ村”に熱視線!

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青堰村の双子の子どもたち(出典:華龍網)
 女優の杏が第1、第2子となる双子の女児を出産したが、一般的に双子が生まれる確率は約1%といわれている。そんな中、中国重慶市のある山村では、以前から多くの双子が誕生しているという。「華龍網」(5月12日付)によると、同市の山あいに位置する青堰村では367世帯が暮らしているが、そんな小さな村に、なんと39組の双子が存在しているというのだ。さらに、親子3代にわたって双子という世帯もあり、原因不明の双子多発現象に学者なども調査に乗り出しているという。  この村は海抜1,100メートルに位置し、年間平均気温は13.7℃と低い。工業汚染などの影響も認められず、以前から美しい山村として知られていた。この村で双子の赤ちゃんを育てる夫婦は、双子の多さについて、「水源や食べ物が原因ではないか」と記者に話す一方、「風水的要素」を挙げる村民もいるという。
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 そんな中、この村で双子多発現象を調査していた重慶師範大学の研究チームは、村の土壌成分に多くのセレン(セレニウム)が含まれていたことを突き止めた。コピー機の感光ドラムやカメラの露出計などに使用される化学物質で、毒性があることでも知られている。一方でセレンには、女性の排卵を促す作用があり、この土壌で作られた作物を口にしていたことで、なんらかの影響が及んでいる可能性があるという。
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南京芸術学院の美人双子姉妹のハー・シーイーとハー・シーチー(出典:江南時報)
 この村の土壌にセレンが大量に含まれている理由について詳しいことはまだわかっていないが、中国版Twitter「微博」には、多くのネットユーザーからコメントが寄せられている。 「明らかに土壌汚染だろ。周囲の工場や上流の村を調べるべきだ!」 「双子が生まれやすい村として、新婚夫婦のハネムーン旅行先にいいかもな」 「一人っ子政策が解禁された今、観光資源として利用すべきだ」  日本ではあまり聞かないが、双子が大量に誕生する地域は中国のほか、インドなどアジアには存在している。この村以外でも、山東省済南市核桃園村450世帯中20組の双子が誕生した村があるが、こちらも原因はわかっていない。中国では最近、双子ブームが起こっており、双子の美人女子大生や双子美人モデルなどがメディアにもよく登場している。今回の青堰村からも、明日のアイドル双子姉妹が誕生するかもしれない!? (文=広瀬賢)

DQN夫婦がネットで生活費を無心して大炎上! 10代の妊娠・出産が急増する、中国農村「留守児童」の闇

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今回ネットで生活費の無心を行った、18歳の父親
 育児放棄や虐待のの果てに子どもを死なせたりする非道な親による悲惨な事件が相次いでいるが、お隣中国でも同じような事例は数多く起こっている。今回お伝えする中国のDQN夫婦も、中国版Twitte「微博」に投稿したメッセージが大炎上し、多くの批判にさらされた。 「Leeis大魔王」と名乗る男性が5月9日、「微博」にこんな書き込みをした。 「僕の名前は李越興。安徽省出身の18歳。妻は19歳で、僕らの間には2歳の子どもがいる。最近失業しちゃって、友達にも借金を断られて困ってるんだよね。誰か僕の口座にお金振り込んでくれねーかな? この投稿は、ぜひ多くの人に拡散してほしい」  ネット上で金を無心する夫婦に対し、多くのネットユーザーからは辛口コメントが寄せられた。 「新時代の乞食登場だな。18歳なら、肉体労働でもなんでもできるだろ! 子作りする元気はあるけど、働く元気はありませんってか? ふざけんな!」 「投稿する暇あるなら、求人紹介所に行け! 18歳なら、仕事なんていくらでもあるわ!」 「両親そろってアホ面してて、見てるとイラッとする。こいつらに金を振り込んだら、一生ネットで無心し続けるぞ」  こうした世論の厳しい声に対し、男性は「今の時代、学歴や技術がなければ人生終わりなんだよ!」と反論すると、コメント欄はさらに炎上。現在も2人に対して、厳しい声が浴びせ続けられている。
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3人の家族写真
 彼らのように貧困状態の中で子どもを作り、生活が破綻してしまう若者が中国で急増しているという。北京市在住の日本人大学講師は言う。 「中国農村部には、両親が都会に出稼ぎに行き、祖父母と暮らす『留守児童』が6,000万人以上存在するといわれています。中には、兄弟姉妹だけで生活している児童もいます。彼らは両親から、また学校から性教育も受けていないため、性に対して本能的で奔放な傾向があります。10代半ばで思いがけず妊娠し、出産する若者が急増しているんです。先日も、15歳の少女が妊娠し、大きくなったおなかをネット上で公開し、大きな話題となりました。この少女も、農村部で育った留守児童とみられています」  経済的な事情により親の愛を知らずに育った農村部の子どもは、今回の夫婦のように就職機会にも恵まれず、貧困状態の中で子どもが子どもを産み育てるという悲惨な状況に陥っている。彼らの子どもたちもまた、同じ運命をたどってしまうのだろうか? (文=広瀬賢)

DQN夫婦がネットで生活費を無心して大炎上! 10代の妊娠・出産が急増する、中国農村「留守児童」の闇

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今回ネットで生活費の無心を行った、18歳の父親
 育児放棄や虐待のの果てに子どもを死なせたりする非道な親による悲惨な事件が相次いでいるが、お隣中国でも同じような事例は数多く起こっている。今回お伝えする中国のDQN夫婦も、中国版Twitte「微博」に投稿したメッセージが大炎上し、多くの批判にさらされた。 「Leeis大魔王」と名乗る男性が5月9日、「微博」にこんな書き込みをした。 「僕の名前は李越興。安徽省出身の18歳。妻は19歳で、僕らの間には2歳の子どもがいる。最近失業しちゃって、友達にも借金を断られて困ってるんだよね。誰か僕の口座にお金振り込んでくれねーかな? この投稿は、ぜひ多くの人に拡散してほしい」  ネット上で金を無心する夫婦に対し、多くのネットユーザーからは辛口コメントが寄せられた。 「新時代の乞食登場だな。18歳なら、肉体労働でもなんでもできるだろ! 子作りする元気はあるけど、働く元気はありませんってか? ふざけんな!」 「投稿する暇あるなら、求人紹介所に行け! 18歳なら、仕事なんていくらでもあるわ!」 「両親そろってアホ面してて、見てるとイラッとする。こいつらに金を振り込んだら、一生ネットで無心し続けるぞ」  こうした世論の厳しい声に対し、男性は「今の時代、学歴や技術がなければ人生終わりなんだよ!」と反論すると、コメント欄はさらに炎上。現在も2人に対して、厳しい声が浴びせ続けられている。
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3人の家族写真
 彼らのように貧困状態の中で子どもを作り、生活が破綻してしまう若者が中国で急増しているという。北京市在住の日本人大学講師は言う。 「中国農村部には、両親が都会に出稼ぎに行き、祖父母と暮らす『留守児童』が6,000万人以上存在するといわれています。中には、兄弟姉妹だけで生活している児童もいます。彼らは両親から、また学校から性教育も受けていないため、性に対して本能的で奔放な傾向があります。10代半ばで思いがけず妊娠し、出産する若者が急増しているんです。先日も、15歳の少女が妊娠し、大きくなったおなかをネット上で公開し、大きな話題となりました。この少女も、農村部で育った留守児童とみられています」  経済的な事情により親の愛を知らずに育った農村部の子どもは、今回の夫婦のように就職機会にも恵まれず、貧困状態の中で子どもが子どもを産み育てるという悲惨な状況に陥っている。彼らの子どもたちもまた、同じ運命をたどってしまうのだろうか? (文=広瀬賢)

親孝行すぎるだろ……中国・農村で相次ぐ「兄妹婚」の裏に、深刻な“貧困・嫁不足”問題

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中国の農村部の結婚式
 日本の民法では三親等内の血縁関係者同士での結婚が禁じられているが、四親等にあたるいとこ同士での結婚は認められている。実際に菅直人元総理大臣のように、いとこ同士で結婚したという話はたまに聞くことがある。このたび中国の農村で兄妹同士による結婚式が行われ、妹はすでに兄の子どもを身ごもっているという驚くべきニュースが飛び込んできた。 「頭條日報」(4月12日付)によると、江西省南昌市高新区の農村に暮らす兄・万飛子(27)と妹・麗麗(23)はひとつ屋根の下に暮らす普通の兄妹だったが、母親の遺言により、結婚することになったという。その上、妹は兄の子どもを身ごもっており、臨月を迎えているという。もちろん中国の法律上、兄妹同士の結婚は禁止されており、正式な夫婦にはなれないのだが、この出来事の背景には中国の農村部が抱える問題が存在している。  同記事によると、この兄妹は両親と4人暮らしの普通の家庭で育った。兄妹に大きな変化が起こったのは2007年。母親が乳がんを患い、治療のために貯金や子どもたちの結婚資金などをすべて使い果たし、多額の借金までしてしまったのだ。その後、母親はがんが全身に転移し10年に亡くなる。母親は亡くなる直前に兄妹に遺言を残したのだが、この遺言が2人の運命を大きく変えた。  母親は治療のために財産を使い果たしてしまったため、子どもたちが将来結婚できなくなることを悲観し、兄妹で結婚して幸せになるように伝えたのだ。父親も2人が結婚することに賛成し、本人たちも親孝行のためと割り切り、12年に親戚や友人を招いて結婚式を挙げた。  地元記者の取材によると、妹は幼いころに養女としてこの家にやってきたため、兄とは血縁関係がないのだという。しかしながら、戸籍上はこの一家の娘として登録されているため、兄との婚姻は役所で認められなかったのだ。さらに記者が取材を進めていくと、この村の住民の多くが今回の兄妹と同じように、養子縁組で兄妹となった相手と結婚をしていたことがわかった。中国の社会問題に詳しいフリーライターは、今回のケースについて次のように解説する。 「中国の農村部では一族の跡継ぎとなる男子を優先的に出産させられるため、第一子が女の子だとわかると堕胎したり、出産直後に売り飛ばしてしまうという事例が非常に多く、深刻な社会問題となっています。そのような状況下、農村部では極端な嫁不足といった問題に直面します。そこで両親は、跡継ぎとなる息子が将来不自由なく結婚できるよう、近所の家から女児を譲り受け、息子の将来の嫁となるよう養女にするのです。日本でも中国でも、民法上は血縁関係のない義理の兄妹ということであれば結婚は認められるのですが、今回の場合、両親は妹を養子ではなく、実子として戸籍登録してしまっていたのです」  兄妹婚のニュースには大きな関心が寄せられており、中国版Twitter「微博」には「いくら血縁関係がなくても、兄妹として育った2人に男女の愛が芽生えるなんて気持ち悪い」「親孝行すぎるだろ。いくら遺言だとしても、結婚とか絶対無理だわ」など、多くのコメントが寄せられた。現在、この兄妹は法律上の夫婦となるため弁護士に相談の上、血縁関係がないことを行政に証明していくという。この兄妹の子どもも、同じような運命をたどるのだろうか? (文=広瀬賢)

処女は200万円! 男余りの中国農村に嫁いだベトナム人妻たちが、集団失踪

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ベトナム人妻の仲介業者のHPに掲載された写真。こんな美女が嫁いでくれるのか
 昨年、中国では女性より男性が約3,000万人も多いという過剰な「男余り社会」となったことが明らかになった。中国ではいまや、結婚適齢期を迎えた男性のうち10%前後は、生涯結婚できないとまでいわれている。特に中国農村部での嫁不足は深刻で、ここ数年は東南アジアなどの国々から、外国人女性を嫁として迎え入れることで嫁不足を補おうとしている。  その一方で、大量失踪事件も後を絶たない。「中国青年網」(3月4日付)によると、福建省南安市内にある天山村では2月26日、この村に住む男性たちの元へ嫁いだベトナム人妻17名が突然失踪する事件が起こったという。  この村で、失踪妻と半年近く結婚生活を送っていたという男性(28)によると、外国人妻をあっせんしてくれるという業者に6万元(約100万円)を支払い、半年前にベトナム人女性と結婚したのだという。結婚後、ベトナム人妻は家事だけでなく傘の生産工場でパートとして働き、家計を助けていたという。  男性も男性の家族も、このベトナム人妻の働きぶりにすっかり感心していた。ところが先月、このベトナム人妻が「飲み物を買いに行く」と告げ外出すると、二度と男性の元に帰ってくることはなかったのだ。この村では、ほかのベトナム人妻も同じ日に家に置いてあった金銭とともに失踪しており、最初から金銭を盗むための結婚だったのではないかとみられている。中には、結婚してわずか3日という短期間で失踪した者もいた。この村の男性たちにベトナム人妻をあっせんした業者とは、現在も電話が通じないという。
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ネットで公開されている、ベトナム人妻の紹介手数料。中卒で容姿端麗の場合、最高で63万円とある
 中国版Twitter「微博」では、多発する外国人妻の失踪について「閉鎖的で男尊女卑の場所に女が嫁ぐわけがない。人を金で買うようなことをしたから自業自得」「農村では、男の子を産まないと女の責任にされて離婚させられるからな。中国の歪んだ男女人口比率は農村部が原因だ」などなど、中国の社会構造に原因があるという意見が多かった。    実際、ベトナム人妻の失踪事件は、中国の農村部を中心に多発している。2015年も福建省竜岩市内の農村に住む男性が、8万元(約135万円)で仲介業者からベトナム人妻を手配してもらったが、わずか10日でこの妻は姿を消している。中国の社会情勢に詳しい北京市在住の日本人大学講師は、次のように分析する。 「中国人はベトナム人女性に対して『優しく賢明で純粋』というイメージを持っているため、外国人妻として人気となっています。ところが、ベトナム人女性のほうは中国の農村部の極端な男尊女卑社会に嫌気が差し、結婚生活が続かない。そんなベトナム人女性と仲介業者が結託し、中国各地で結婚詐欺を行っているのです。仲介業者はベトナム人女性の年齢や学歴、容姿などでランク分けをして、紹介手数料を決めています。価格帯は8,000~10万元(約14~170万円)と大きく差があります。中でも、若い処女は人気のようです」  今回失踪したベトナム人女性のうち、約半数が妊娠をしていたこともわかっている。一体その子どもたちは、今後どのような運命をたどるのだろうか (文・写真=青山大樹)

中国農村で祈祷師による呪術殺人「肉まんのように蒸し焼きにされ……」

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こちらが祈祷に使われた桶。この桶に女性を入れて蒸し焼きにしていた
 祈祷師や呪術師など、いわゆるシャーマンの存在は、日本においては陰陽師や青森県・恐山のイタコ、沖縄地方に伝わるユタなどが思い浮かぶ。現在でも、祈祷師の力を崇拝し、病気の治療や人を呪い殺すことができると信じている国や地域がたくさんある。中国も例外ではなく、一部の農村地域では、病の治療を祈祷師が行っているところもある。  そんな中、とんでもない事件が起きた。「頭條新聞」(2月29日付)によると、四川省の僻地にある漁龍村で、祈祷師が病気の治療中に村人を“蒸し殺す”という事件が発生したのだ。  同記事によると、この村に住む農家の女性は数年にわたって病気を患い、病院での治療も功を奏さなかったことから、祈祷師に治療を依頼したという。しかし、女性の絶叫を耳にした村人たちが女性の家に駆けつけると、庭先で信じられない光景が広がっていた。  2人の祈祷師により、大きな鉄鍋の上に置かれた木製の桶の中で、女性が蒸し焼きにされていたのだ。桶はブタの屠畜に使用するもので、竹ザルでフタが閉められていたという。完全に肉まんと同じやり方で、人間を蒸していたというわけだ。祈祷師は村人たちに対し「彼女が泣き叫んでいるのは、彼女に取り憑いている悪魔が苦しんでいる証拠であり、儀式が終わるまでは彼女を外に出してはいけない」と説明したという。  しかし、すでに女性の顔色は変わり果て、意識が朦朧となっていた。命の危険を感じた村人たちは祈祷師の制止を振り切り、桶の中から女性を救出。駆けつけた医師による処置が行われたが、治療もむなしく、女性は間もなく息を引き取ったという。地元警察は、2人の祈祷師を殺人容疑で緊急逮捕した。
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警察関係者によって、桶が押収される様子
 中国のSNSでは、「現代でも、祈祷師に治療を頼むやつがいるのか」「女性の治療費が支払えなくなった家族が厄介払いしたくて仕掛けたワナだな」など、さまざまな意見が飛び交っているが、中国の社会問題に詳しい上海在住の日本人ジャーナリストは次のように話す。 「農村部では医療保険に未加入の人が多く、金銭面や距離的な問題から病院に行くことすらままならないという現実がある。そのような人たちが、文字通り、神頼みで病気の治療を祈祷師に依頼するのです。2012年には海南省の村に祈祷師を名乗る3人組が現れ、村人の財産を奪うためにある家族を洗脳し、悪魔祓いとの名目で一家を殺害した事件も発生しています。学歴のない地方の農民たちは、今も迷信から抜けられないのです」  現代でもアフリカなどの一部の開発途上国では、シャーマンの存在は一般的で、治療の名目で殺人事件も多く発生している。このように、祈祷師によって引き起こされる事件に共通するのは、いずれも貧しい地域で発生していることだ。社会保障の充実こそが、危険な祈祷師を排除する一番の手段なのかもしれない。 (文・写真=青山大樹)