
ロナウドとキ・ソンヨンの紹介ページ(「MAXIM KOREA」2月号より)
「イケメン軍団の親分。その美しい容姿でモデルまで務めるセックスマシーン」
あのクリスティアーノ・ロナウドを、こんな表現で紹介した韓国の月刊誌が、矢面に立たされている。問題となっているのは、セクシーなグラビア写真や“攻めた企画”で韓国人男性に人気の高い雑誌「MAXIM KOREA」の2月号。「髪の毛が多くてイケメンのサッカースター11人vs髪の毛が薄くブサイクなサッカー選手11人」という企画内で、イケメン11人のひとりとしてロナウドが紹介されているのだが、そのキャプションが冒頭のものだ。明らかに、ロナウドを侮辱したものだろう。
同じく韓国代表キ・ソンヨンもイケメンとして選出されているのだが、彼につけられたキャプションは「ハンサムなルックスで、私たちの“ソソノ”を盗んでいった。妊娠までさせた。子どもまで産ませた。許せない」。ソソノとは人気女優ハン・ヘジンのことで、彼女が韓国時代劇『朱蒙』で演じた役名だ。キ・ソンヨンとハン・ヘジンは2013年7月に結婚しているのに、“盗んでいった”とは……。さすがの読者も「やりすぎだ」「度を超えた表現」と非難の声を上げている。
肯定的であるはずの「イケメン11人」に対してさえ、ここまで侮辱的ならば、企画内で対決する「髪の毛が薄くブサイクなサッカー選手」たちには、どのような紹介文がつけられているのか?
まず、イングランド代表のルーニーが選出されており、「もう30歳だ。10代で世界的なスターになったばかりに、脱毛過程を全世界に生々しく中継してしまった」などと書かれている。

ブサイク11人のページ
ほかにも、「20代でも、監督より老けて見えていた老人界のレジェンド。いったい、幼いころに何があったのか」(アリエン・ロッベン/バイエルン・ミュンヘン)、「スターはカッコイイという先入観を捨てなければ。髪の毛はあるが、決してイケメンではない。世界最高のミッドフィルダーだが、女性から見ると……」(アンドレス・イニエスタ/バルセロナ)などなど、引用するのもはばかられる内容となっている。ジェルビーニョ(ローマ)、アシュリー・ヤング(マンチェスター)、ハビエル・マスチェラーノ(バルセロナ)などの名前も挙げられており、同じくボコボコの言われようだ。
「MAXIM KOREA」といえば、昨年9月号の表紙に、素足をテープで巻かれて車のトランクに押し込められた女性の写真を使い、世界的な大批判を受けたばかり(
参照記事)。当時、「コスモポリタンUK」はネット上のコラムで、「どこから指摘すればいいのかわからないほど、数多くの失態を犯した表紙」「歴史上、最悪の表紙のアイデア」と酷評した。アメリカのMAXIM本社も「とても深刻な問題を含んでおり、強く糾弾する」という立場を表明し、結局、同号は回収を余儀なくされた。
何かが吹っ切れたように攻め続ける「MAXIM KOREA」。日本と同様、韓国の雑誌業界も不況が続いているのだが、他者を侮辱してまで話題づくりに奔走するのはいかがなものだろうか……。