9月に入り、中国の学校では新年度を迎えた。この時期の中国の学校における風物詩といえば、なんといっても軍事訓練。国防教育の一環として行われるもので、「国防教育法」で定められている。小中高、大学と、新入生たちは新学期の最初に軍事訓練を受けなければいけないのだ。たとえば大学では、学校によって期間は異なるが、新入生たちは9月の最初の半月ほどは、授業を受けずに軍事訓練のみを行う。 そんな中、ニュースサイト「今日頭条」が、軍事訓練に励む女子大生の写真特集を掲載した。モデル学科や演技学科の学生の写真を集めたのか、そこに写る女子大生たちは美女ぞろい。さらに、迷彩柄の制服と相まって、なかなかヨロシイのだ。軍隊から教官が呼ばれて訓練を行う。整列や行進がメインだが、基本的な格闘術の練習を行う場合も
男子学生からは「こんなかわいい子たちと一緒なら、軍事訓練を受けたい!」との声が上がりそうなところだ。しかし、年長のネット民たちは自分が学生時代に受けた軍事訓練のことを思い出すのか、 「全然、日に焼けてないじゃん」 「いやいや、始まったばかりだからじゃないか? 黒くなるのはこれからだよ」 「軍事訓練で化粧なんてしてる。時代は変わった」 「軍事訓練は、世界で一番役に立たない」 と、さえない声が多い。とはいえ、軍事訓練といっても、本物の軍隊で受けるような過酷な訓練ではない。何をするかというと、基本的には整列と行進。![]()
近年の学生たちの軍事訓練事情について、中国在住ライターの須藤和義氏はこう話す。 「女の子たちは日焼けするのを嫌がり、男のほうも長時間の行進がつらくて、なんとか軍事訓練から逃れようと画策しています。病院の診断書があれば軍事訓練を受けなくても済むことから、最近はニセモノの診断書をネットで購入して学校に提出する学生も増えて問題になっています」 そのたるんだ精神こそ、軍事訓練で鍛え直したほうがいいと思うが、これも軍事訓練を避けようとする男子学生を釣るためのワナなのだろうか……? 孫子の「兵法」によれば「軍事の基本は敵を欺くこと」。軍事訓練は、すでに始まっている!? (取材・文=佐久間賢三)![]()






















