不振極まる『ゴゴスマ』を2時間枠に“謎の拡大”したTBSの思惑とは?「どうせCBC制作だし……」

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CBC『ゴゴスマ -GO GO!Smile!-』公式サイトより
 TBSが今秋の改編に伴い、昼の情報番組『ゴゴスマ~GOGO!Smile!~(以下、『ゴゴスマ』(月~金曜午後1時55分~)を、従来の1時間から2時間枠に拡大したことで、周囲を驚かせている。  元来、『ゴゴスマ』は名古屋・CBCが制作する2時間枠のローカル番組。TBSでは従来、同時間帯でドラマの再放送をしていたが、今春の改編で、独り勝ち状態の『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系=読売テレビ制作)、フジテレビの新番組『直撃LIVE グッディ!』に対抗すべく、『ゴゴスマ』の放送を開始した。  しかし、ローカル番組とあって東海地区の情報が多く、番組が1時間で突如打ち切られる中途半端さもあり、視聴率は2~3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)程度の低迷ぶり。鳴り物入りでスタートした『グッディ!』同様、苦戦を強いられていた。  それなのに、9月28日から番組を従来の2時間枠に拡大したのだ。視聴率が悪いにもかかわらず、番組を拡大するという話はあまり聞いたことがない。 「TBSでは、ドラマの再放送をやっても数字が取れないようです。なんとか『ミヤネ屋』に一矢報いたいとの考えに変わりはありません。生で動いている事件、会見などをカバーしていくためには、情報番組をやるしかない。これまで1時間枠で様子見していましたが、しっかり2時間枠でやってみて最終的な判断をしたいというのが、枠拡大の理由のようです」(テレビ局関係者)  枠拡大に伴い、『ゴゴスマ』ではTBSも制作協力を始め、関東地区の情報も増やし、当日のニュースも取り上げるようになったが、いかんせん“今さら”感がぬぐえない。MCの石井亮次アナ(CBC)は東海地区では有名人かもしれないが、関東地区では無名。知名度においては、“全国区”である『ミヤネ屋』の宮根誠司アナ、『グッディ!』の安藤優子キャスターの足元にも及ばない。  また、番組の名物企画のひとつに「オトナ電話相談室」なるものがあるのだが、これが視聴者の失笑を買っているのだ。  同コーナーは、相談者(主に主婦)である視聴者が電話で人生相談をし、アシスタントの古川枝里子アナ(CBC)がホワイトボードに筆記し、石井アナ、レギュラー陣、専門家が相談に答えるもの。当然、相談の内容は夫婦、嫁姑問題が多いのだが、これはかつて日本テレビで放送されていた、みのもんたの『午後は○○おもいッきりテレビ』内の「ちょっと聞いてョ!おもいッきり生電話」をパクったものといわれてもおかしくない。  リニューアルの成果もなく、枠拡大の初日(9月28日)、2日目(同29日)の視聴率は1.8%と惨たんたるものだった。  レギュラー陣は、大久保佳代子、ユージ、鈴木明子、友近、林修、岡田圭右(ますだおかだ)、松本明子、ニッチェ、山口もえ、博多華丸、JOY、キンタロー。、黒田知永子、遼河はるひ、ふぉ~ゆ~(ジャニーズJr.)らで、ローカル番組ながら、なかなかの豪華メンバー。  それでいて、関東地区での視聴率は超低空飛行で『ミヤネ屋』の牙城はそう簡単に崩せるものではなさそう。このまま視聴率が上向かなければ、来春TBSでは番組終了になりかねない。 「自局で情報番組を制作するためには、大変な労力と経費がかかります。その点、『ゴゴスマ』は系列のCBCの制作ですから、TBS的には、ある意味、高みの見物。1年放送してみて、ダメなら打ち切ればいいだけの話。CBCにとってはイメージダウンとなりますが、TBS的には大きな痛手はありません」(同)  果たして、来春になっても、『ゴゴスマ』はTBSで放送継続されているのだろうか? (文=黒田五郎)