
『福山雅治オフィシャルサイト』
当然かもしれないが、文章から溢れ出る“ファン愛”はさすがスターである。他の男の出る幕などあるわけがない。それは理解できる。
先月28日に女優の吹石一恵と結婚した歌手の福山雅治。日本を代表する“モテ男”の結婚に連日メディアは大盛り上がりだが、彼を長年応援してきたファンの中には、絶望に打ちひしがれている人もいるだろう。メディアの報道で知った人からは「ファンに最初に報告してほしかった」という意見も多かったが……。
だが、そこはやはり“ファン至上主義”の福山雅治。報道各社に結婚を報告する10分前に、ファンクラブ会員にあてて会員限定サイト「BROS.」で感謝のメッセージを送っていた。
「いつもいつも応援ありがとう。25年間、共に歩んでくれて本当にありがとう。」という文面で始まるこのメッセージは、報道各社に送付された文章量の約2倍。「人生でこんなに緊張しながら書く手紙があるんだ!?」と、福山の思いの丈が詰まった内容となっている。
メッセージの中で福山は「1987年に18歳で上京し、1990年に音楽活動を開始することができて」とこれまでを振り返り、過ごした28年間はあっという間だったと回顧。そして、「もともと才能なんてないと自覚しながら、(略)自分自身と格闘しながら活動してきました。言うまでもなくその原動力は、そんな何者でもない僕をいつも応援してくれたBROS.です」と、支えてくれたファンに最大限の感謝を述べた。
文面では「時に支え、時に支えて欲しいと思える人と出逢ったこと」と結婚した吹石に関しても触れたものの、「これからも変わらず、その時々の自分が目指す『新しい自分』への挑戦は続いていきます」と、変わらぬ活動をファンと共に歩むことを誓っていた。最後には年末の横浜ライブを楽しみにしているとコメント。
素敵な言葉が目白押しだし、文章の端々からもファンという名の“家族”への思いが十分に伝わる。長きにわたりファンの心をガッチリつかんでいるのも納得だ。「10分前じゃなくて朝一番がよかった」「通知がなかったからわからない」などの辛口意見もあるが、ネットで情報が簡単に拡散されてしまう世の中を考えた上での行動だったとも考えられる。
ただ、男性である筆者としては、おこがましい話ではあるが一言だけ突っ込ませてほしい。福山雅治ほどあらゆる面で恵まれた人間に「才能なんてないと自覚しながら」といわれてしまったら、世のほとんどの男性はどうすればいいのか……。不可抗力だが、多くの男性たちも絶望させてしまう福山の「愛のメッセージ」であった。