金属バット暴行傷害で逮捕の大相撲・熊ケ谷親方、過去5年間で25人も運転手を替えていた……!?

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日本相撲協会公式サイトより
 5年間で25人──!?  運転手への傷害容疑で警視庁に逮捕された大相撲・宮城野部屋の熊ケ谷親方が、雇っていた運転手を短期間で替えていたことがわかった。その数が「約5年間で25人」という話もあるからビックリだ。  熊ケ谷親方こと山村和行容疑者は、名古屋場所終盤戦の7月23~27日に、滞在先で30歳の運転手男性の腰などを金属バットで数十回殴打して全治2週間のケガを負わせた容疑で2日に逮捕。山村容疑者は「間違いなく私がしてしまったこと」とこれを認めている。  日頃の態度は温厚で知られていた山村容疑者だが、部屋の関係者によると「常に付け人みたいな若い人を個人で雇っていて、見るたびに人が替わっていた。今回の被害者は昨年の春ぐらいからで、一番長く雇われていたので、よほど仲が良いのかと思っていた」という。 「そういう人を連れるようになったのは5年ぐらい前からで、見かけた人物を数えると25人になる。みんながみんな運転手だったかはわかりませんが、早い人は1週間でいなくなっていたり、突然、姿を消したような者もいたので、もしかすると殴られたりしたことがあったからかも」  仮に5年間で延べ25人もの人をひとりずつ雇った場合、単純計算すると2~3カ月にひとりのペースで交代していたことになる。正確なところは不明だが「10人以下ということはありえない」と関係者。  警視庁によると山村容疑者はこうした部下を「仕事のミスがあるときに手を出すことがあり、最初はデコピン程度だったのがエスカレートしていったようだ」といい、金属バット以外にも鉄製のハンマーで殴ることもあったという。  別の関係者は「熊ケ谷親方は面倒見がいいから、不器用そうで仕事がないような若者を自分から呼び込むことがよくあった。でも、相撲の厳しさを一般人にも押し付けるから無理があったんじゃないかな。やる気を出させるために小遣いを渡したら、そのままいなくなったのもいた」と話す。  山村容疑者は元十両の金親で、1985年に初土俵。90年代前半に十両に定着し95年には自己最高位の東十両2枚目まで番付を上げたが、98年に幕下に陥落、2004年に現役を引退した。その後、先代宮城野親方(元小結・廣川)の次女と結婚して娘婿となったことから宮城野部屋を継承したが、愛人女性に八百長を仲介したことを告白する会話がテープで録音されて大きな報道となり、結果的に部屋付き親方に降格していた。  この八百長告白問題は後に日本相撲協会がメディアを訴えて裁判で勝訴しているが、山村容疑者は降格の際、「今後また問題を起こした場合は解雇処分を受け入れる」という内容の始末書を提出しているという。  過去、親方の暴行により若手力士が死亡する事件もあったことから、暴力行為に関しては非常に神経質な角界とあって、山村容疑者が今回の件で追放となる可能性も低くはない。関係者は「過去にたくさん運転手がいたなら、ほかにも『俺も殴られた』って人が出てくるかも」と余罪に戦々恐々だ。 (文=ジャーナリスト・片岡亮)