また自己最低! 『好きな人がいること』がフジ“月9”ワースト記録更新に向け、まっしぐら……

sukinahito0809
フジテレビ系『好きな人がいること』番組サイトより
 桐谷美玲主演のフジ“月9”ドラマ『好きな人がいること』(月曜午後9時~)第8話が9月5日に放送され、視聴率は7.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で、またまた自己ワーストを記録した。これで、同ドラマの視聴率は第5話以降、4週連続で自己最低を更新。典型的な右肩下がりで、放送するごとに視聴者離れが起きている。  平均視聴率(第8話まで)も、さらに下がって8.9%。このペースでいくと、残り2回(予定)も低調なら、月9史上ワースト視聴率となった4月期の『ラヴソング』(福山雅治主演)の8.5%を下回る可能性も現実味を帯びてきた。  第8話では、大橋尚美(池端レイナ)プロデュースで、夏向(山崎賢人)と行うダイニングアウトに提供する料理のプレゼンに臨むが、美咲(桐谷)が足を引っ張ってしまい失敗。それでもあきらめきれない美咲は、尚美に頼み込んで再チャレンジして、なんとか認めてもらうことに成功。美咲は夏向とお祝いをするため、ケーキを作っていって、その場で夏向の告白に答えるはずだった。ところが、エンディングでケーキを作る場所に居合わせた長男の千秋(三浦翔平)が、美咲を後ろから抱きしめるハプニングが発生。思わぬ事態に驚いた美咲はケーキを落としてしまい、グチャグチャになってしまった。千秋は元カノの楓(菜々緒)とよりを戻すため、美咲をふったはずなのだが、美咲への想いが断ちがたかったのか、まさかの展開で三角関係の構図に……。  ネット上の視聴者の反応は、「兄弟思いで、温厚な千秋がうまくいきかけてる夏向と美咲の間に割って入るなんて、らしくない!」「あのシーンは必要? 美咲が幸せそうに作ったケーキを落とさせてしまって!」「ここにきて、千秋のアレはひどすぎる! 今までのカッコいい千秋が台無し。ドラマとはいえ、食べ物をムダにしないで」「『弟を傷つけるくらいなら店を手放すしかない』とまで思っていた兄貴(千秋)が、あんな形で弟(夏向)の恋愛のジャマするなんて納得できない!」といった調子で、エンディングでの千秋の行動に対し、非難ごうごう。  急展開を迎えた同ドラマ、これ以上、視聴者が脱落していくようなら、月9史上ワースト記録に向け、まっしぐらとなってしまうが……。 (文=森田英雄)

これじゃ、三浦翔平が高畑裕太容疑者ですよ……『好きな人がいること』のトンデモ展開

sukinahito0809
フジテレビ系『好きな人がいること』番組サイトより
 フジテレビ月9『好きな人がいること』は第8話。視聴率は7.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と、同作最低となりました。全話通算でも9%を割り込み、いよいよ前クール『ラヴソング』を下回る可能性も出てきています。ヤバイね!  今回、基本的には、柴崎夏向(山崎賢人)と美咲(桐谷美玲)のイチャコラで進みます。夏向が柴崎家の養子だったことが明らかになった前回の余韻はまったくないので、もう忘れることにしましょう。なんやかんやありつつ、ただひたすら2人の関係が“イイ感じ”になっていく展開です。  このドラマの序盤は、桐谷美玲にとってのハーレム状態だけが描かれていました。最初は千秋(三浦翔平)に思いを寄せていた美咲でしたが、いつしか夏向が美咲を切なげに見つめるカットが差し込まれるようになり、美咲はあえなく千秋に失恋。その直後、それまでツンデレだった夏向が美咲に告白し、美咲は返事を保留しつつ“イイ感じ”な時間が流れています。  で、今度は逆に、千秋が切なげに美咲を見つめるカットがたびたび差し込まれるのです。千秋は楓(菜々緒)と付き合っているにもかかわらず、です。どうやら千秋にも夏向にも「自動嫉妬マシーン」というか、美咲が自分以外の男に思いを寄せ始めると、遠くから切なげに見つめる機能が備わっているようです。  そういう機能が備わっているとしか思えない、この理由のなさ。ただただ、自分がイケメンの心を焦がしているという快楽的な状況を提示するためだけのシーンの羅列。がんばって美咲の立場を想像してみれば、もうニヤニヤが止まらない展開といえるでしょう。  美咲には「恋する女」以外のパーソナリティが設定されていません。これはきっと意図的なものであって、「恋したい視聴者」が美咲と同一化してイケメンの心を焦がす快楽を享受するためには、キャラクターの個性や人格はジャマだという思い切った判断が働いていると思われます。第1話のレビューに書いたように、明らかにエロゲ的な話法ですし、例えば今やアニメ界のトップランナーになった新海誠監督が『秒速5センチメートル』(2007)でやったのと同じシステムですね。だいたいの人は「キモ!」つって引くけど、主人公と同一化できた観客だけが強烈な快感を体験ができちゃうという、そういうシステムのドラマなのです。  物語としては、美咲と夏向の関係がひとつの到達点に達しました。2人で挑んだダイニングアウトなる企画を協力しながら勝ち抜き、お祝いをすることになります。美咲は店でケーキを作り、夏向は家で、美咲から「作ってほしい」とお願いされていたトマト煮込みハンバーグを作ります。  美咲はこのお祝いの席で、夏向から以前告白されていた想いに、返事をするつもりでした。美咲の作ったケーキには「祝」の文字が書かれたプレートが刺さっています。もうウキウキです。  そのケーキを抱えて店を出ようとした美咲を、いきなり千秋が抱きしめるんだもんなー。ケーキ落としちゃうんだもんなー。よりによって「祝」の文字がまっぷたつに割れちゃうんだもんなー。  千秋は、もちろんこのケーキの意味を知っています。このまま美咲を行かせれば、夏向と美咲が付き合うことになることもわかっています。  重複しますが、「それを阻止したい!」と千秋が思い当たる理由は、特に描かれません。「切なげに遠くから美咲を見つめる千秋」のシーンが数回あっただけです。  そのシーンによって「千秋、美咲ちゃんのこと好きなんだ! 素敵!」と素直に納得できれば、「想いがあふれて抱きついちゃった切ない千秋、イケメン!」と胸キュンできますが、納得できていなければ、もうアウトな行動にしか見えないんですね。 「欲求が抑え切れなかった」と証言したのは、強姦致傷容疑で逮捕された高畑裕太容疑者でした。これと、どこが違うのかね? と思うんです。急に抱きつくって、暴力以外のナニモノでもないですからね。  それ以上に、これまでさんざん弟の夏向を大事にしてきた千秋という人物像もご破算です。仕事的にも恋愛的にも、夏向にとって最高に素晴らしい夜になるはずだったのに、千秋は自らの性衝動によってブチ壊してしまった。この段になって、美咲のみならず、千秋も人格が漂白されてしまった。美咲という性獣がイケメンをはべらせるドラマに、もうひとり千秋という性獣が誕生したのでした。  いったいこの月9は今後、どうなってしまうのでしょうか……。なんか、超怖いです。 (文=どらまっ子AKIちゃん)

フジ月9『好きな人がいること』ガバガバの“雰囲気悲劇”で視聴率下降止まらず……

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フジテレビ系『好きな人がいること』番組サイトより
 もはや1ケタ視聴率が当たり前になってきたフジテレビ月9『好きな人がいること』第7話は8.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。リオ五輪終了で各局のドラマが数字を戻す中、全話を通じて最低となりました。  初回から「あたしが恋だけしていればいい」「あたしの恋こそ最高の価値」「あたしの恋が世界を統べる」といった感じのアレを高らかに(能天気に)謳い上げていた同作ですが、中盤に差し掛かって一転、悲劇の色を帯びてきます。  主人公の美咲(桐谷美玲)が同居しているイケメン3兄弟の柴崎千秋(三浦翔平)、夏向(山崎賢人)、冬真(野村周平)のうち、次男の天才シェフ・夏向が、実は養子だったんですね。美咲と夏向がかなりイイ感じになった段階で発覚したので、物語的には大きく展開していくことになります。  しかし、これは兄弟の問題ですので、美咲にはなんの関係もありません。第7話は、主人公・美咲が関係ないお話となります。たぶん美咲と一緒にイケメンをはべらせて恋だけしていたかった少女淑女な視聴者は、途中で飽きちゃったと思います。  3兄弟の前に現れたのは、夏向の実母の娘・愛海(大原櫻子)。つまり、夏向の妹です。もともと柴崎家の店「Sea Sons」で働いていた夏向の実母は、産まれたばかりの夏向を捨てて田舎に帰っちゃったんだそうです。その実母が病気になっちゃって、血液型が珍しいので輸血が足りなくて治療が進まない。もう死にそう。で、実兄の存在を知った愛海が「血を~、血をくれ~」とばかり、尾道から湘南までわざわざやってきてたんですね。  愛海さん、初回からちょくちょく顔を出してましたけど、この間どこで何をしてたんでしょう。特に語られることはありません。あと、母親がどんな病気で、具体的にどんな治療が必要で、血液型がなんなのか、そのへんも特に語られることはありません。要するに、何も語られることはありません。このドラマは、「ホントの兄弟じゃなかったんか!」とだけ言っとけば、視聴者はなんとなく雰囲気で悲しい気持ちになってくれると思ってるんでしょう。舐められたものです。夏向がイスに座ってちょっと献血するシーンがあって、そのあと母親に治療が施されるっぽいシーンがあって、どうやら生き延びたっぽいシーンがあって、万事解決。舐められたものです。  尾道には夏向を追って美咲が迎えに来ていましたが、夏向が輸血をするかどうか、実母に「本当の息子です」と名乗り出るかどうか、その後、湘南に戻るかどうかの決断にも、美咲は関係することができません。なぜかといえば、美咲というキャラクターは徹頭徹尾「あたしが恋だけしていればいい」しか言ってないので、人生観や家族観、恋愛以外の世の中に対する価値観が描かれておらず、他人が人生の岐路に立ったとき、その決断に影響を及ぼすような行動を取ることができない存在なのです。だから、お気楽に尾道デートすることしかできない。ここ7話にいたり、ついに主人公としての立場が破たんしました。ドラマが“中身”を描こうとしたことで、逆に美咲の“空っぽ”が露見してしまった。ドラマも美咲も“空っぽ”のまま楽しいだけだったら、ずっと見やすかったと思うんですが。  そもそも、この中盤のヤマである「夏向が養子だったことが発覚」という設定そのものがガバガバなんですよね。千秋(29)、夏向(24)、冬真(21)で、千秋が5歳のときに夏向は“弟”になった。兄弟で唯一それを知っている千秋は、この年まで夏向に真実を告げていなかった。今後も告げるつもりはなかったらしい。  前回もちょっと書きましたけど、千秋は夏向が戸籍謄本を必要とする場面を想像したことがなかったということです。パスポート申請、婚姻、相続、登記……そういったことが夏向の人生に訪れることを、千秋は想像していなかったんです。千秋は隠していた理由を「夏向を守りたかったから」とか言いますが、単なる思慮不足です。  ラストでは千秋が、美咲の寝顔にじっくり見入ってしまうというシーンがありました。欲情してたっぽいです。次回以降、さらなる思慮不足っぷりを発揮してくれるかもしれません。  とはいえドラマ全体に救いがないわけじゃなくて、3男・冬真を演じる野村周平がすごくいいんですね。夏向に対するコンプレックスから料理学校を辞め、その夏向が本当の兄弟じゃなかったことを告げるという、重要な役割を果たしました。女性に対してはとても軽薄だけど、愛海という見知らぬ女の子の母親の命にだけは真剣に向き合う多面性も表現されたし、亡き父が遺したレシピノートに「冬真料理特訓ノート」の項を見つけ、夏向に改めて「料理を教えてほしい」と申し出るシーンや、その後の兄弟間のやり取りでも、山崎賢人をぐいぐい芝居で引っ張っていました。  冬真がすごくいいので、急転直下、冬真と美咲が付き合えばいいのに! とは全然思わないけど、野村周平が今後、いい作品と出会えればいいなと思いました。来週もなんか書きます。 (文=どらまっ子AKIちゃん)

シリアス要素で“バカ”が露見したフジテレビ月9『好きな人がいること』は安定の1ケタ8.3%

sukinahito0809
フジテレビ系『好きな人がいること』番組サイトより
 フジテレビ月9『好きな人がいること』第6話は、視聴率8.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と前回より0.1ポイントダウンですが、リオ五輪の裏なので悲壮感はあんまりありません。あの大舞台でナダルに勝ち切った錦織はホントに強くなったと思う。カッコよかった! あと、卓球って超面白いですね。  で、ドラマの話です。  第1話から、お花畑全開の胸キュンシーン満載で「全員まとめてシン・ゴジラに焼き払われてしまえばいい」などと思わざるをえなかった同作でしたが、前回いよいよツンデレ夏向(山崎賢人)が美咲(桐谷美玲)に「オレがいんだろ、オレがそばにいてやるよ」と熱烈告白。千秋(三浦翔平)に捨てられたばかりの美咲がしなだれかかって、イイ感じで終わりました。  いまいち夏向の言葉が信じられない美咲ですが、夏向は翌日になっても「おまえのこと好きだっつってんだよ」と念押し。うろたえる美咲に、圧倒的な無表情で「逃げんな」「だから逃げんなよ」と迫ります。とにかく圧がすごい。職場の上司が若い女の子の部下にこんな感じで迫ったら、これもう即訴訟ですからね。イケメンじゃないみなさんにおかれましては、ご注意いただきたいところです。イケメンでも、たぶん訴訟です。  そんな夏向と美咲は、東京の有名レストランのコラボ企画に呼ばれて打ち合わせに。改めて夏向のシェフとしての有能さが描かれますが、この後がすごかった。  打ち合わせが終わると、友だちと遊びに行きたい美咲のリュックをおもむろに引っ張って(これも訴訟)、「今日9時、虎ノ門に来い。行きたいとこあるから付き合え」と手書きの地図を顔面に押し付け(これも訴訟)、美咲が約束があるので行けないと言うと、「待ってるから」と流し目でつぶやきます(これは訴訟じゃなさそう)。  迷う美咲。いったんは湘南行きのバスに乗ろうとしますが、やっぱり虎ノ門に向かうことにしました。道中、土砂降りの雨が降り出します。  だいぶ遅れてきたのでしょう。閑散とした広場に夏向は見当たりません。と、物陰から「くしゅん!」とクシャミの音が……。夏向が雨に濡れて、うずくまっているのでした。 「待ってるっつったろ」だって。  傘くらい買えばいいのに、びしょ濡れで座り込んで待っていたようです。修行なのかな。  で、夏向が見たかったのは東京タワーなんだって。営業が終わって消灯しちゃって、夏向の顔面が美咲に迫ってきて、美咲はまたキスだと思って欲情したら、カゼひいて倒れちゃって、美咲の家に泊まっておかゆ作ったりとか、翌朝には夏向が朝ごはん作ったりとか。また顔寄せられて欲情したりとか、シェフなのに猫舌な夏向に萌えたりとか。  いいかげん、2人ともバカなんじゃないかと思えてくるわけですが、この能天気な恋愛至上主義こそがこのドラマの魅力なんじゃないかとも感じ始めていました。もうバカのまま突っ走ればいいのにーと。そうなってくると、前回までの千秋、夏向、冬真(野村周平)の3人が「本当の兄弟じゃないかも」的な伏線が、むしろジャマに思えてくるんですね。  で、今回はその「本当の兄弟じゃないかも」話が後半で押し寄せてきます。後半のシリアスパートを際だたせるための前半のバカパートだったんですね。この作品は、こういう振り返しをよく使います。「あんなにハシャいでたのが、バカみたいじゃん……」って、恋愛における最大のカタルシスなのかもしれません。  結論から言って、次男の天才シェフ・夏向が実の兄弟ではありませんでした。冬真が、なんらかの事情を知ってるっぽい愛海(大原櫻子)から全部聞いたそうです。店を売ってでも隠しておきたかった千秋が全力で止めるのを無視して、みんなの前で発表しました。夏向、大ショック……!  いやあのね、夏向って、もう24歳ですよ。ショックを受けるのは仕方ないにしても、千秋さん言っとけよって話です。  悪徳業者みたいなおじさんが、千秋に戸籍謄本をちらつかせながら「ホントの兄弟じゃないことをバラされたくなければ店を売れ」と迫るシーンがあります。「契約書にサインして店を失うか、契約書にサインしないで家族を失うか」と脅迫するんです。  で、千秋はバラされたくないから店を売っちゃう。  別に、本当の兄弟じゃなくたっていいじゃん、と思うんです。なんでそれで、家族を失うってことになるのか。養子は、養子であることがバレたら家族じゃいられないのかって思うし、それってすごく差別的な言い草だし、そもそも千秋は、夏向が結婚するときまで黙ってるつもりだったんですかね。いざ結婚しようとして戸籍取り寄せたら……って、そのタイミングのほうがよっぽど残酷だと思うんですけど。  なんだか、バカっぽい方面に突き抜けてたドラマが、あんまりバカっぽく見られたくないがゆえにシリアス要素を盛り込んだところ、余計にバカが露見してしまった感じでした。バカバカ言ってすみませんでした。 (文=どらまっ子AKIちゃん)

菜々緒号泣! でも、顔のシワが不自然すぎ……? 月9『好きな人がいること』また視聴率1ケタで……

sukinahito0809
フジテレビ系『好きな人がいること』番組サイトより
 フジテレビ月9『好きな人がいること』は第5話。視聴率は8.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、安定の1ケタです。ちょっと前なら「月9が1ケタ!」って大事件でしたけど、もうすっかり慣れましたね。ちなみに裏のオリンピックは卓球男女3回戦でした。視聴者層はあんまりかぶってなさそう。  前回は、憧れの千秋(三浦翔平)と花火大会に行くことになった美咲(桐谷美玲)に、ツンデレ夏向(山崎賢人)が、唐突に「行くな」と“告白”したところまででした。これ、唐突すぎて美咲は告白だと気付かなかったようですが、さんざん「物陰から美咲を見つめる夏向」のカットが挟み込まれていたので、視聴者的には「ついに言ったか」という感じ。不器用な山崎賢人きゅんにキュンキュン! と言わせたいんでしょうが、夏向が美咲を好きになった理由は一切描かれません。「物陰から美咲を見つめる夏向」を、あれだけ見せてあげたんだから「夏向は美咲を好きってことにしといて!」という制作陣の強い意志を感じる場面です。  今回も、夏向は美咲のほうを、ずっとチラチラ見ています。ただし、花火大会に向けて浮かれまくる美咲は、そんな夏向の気持ちには全然気づきません。こともあろうか、夏向に「明日さ、ほんとに千秋さんと花火大会いくんだね」「好きな人がいるって、こんなに楽しいんだね」とか言ってきます。美咲のことが好きすぎる夏向は「お前の浴衣姿なんて誰も見たくねえんだよ! いい年して浮かれてバカじゃねーの! さっさと出てけよ、ジャマ」と、結構な高さから突き落としたりします。で、ひとりになったら壁にもたれて溜息をついたり。もうね、童貞かよと。ホントに、山崎賢人が美男であることに脚本も演出も頼りすぎてる。美男がツンデレしてれば勝手にキュンキュンしてくれる層だけをターゲットにしてる感がアリアリなんです。そんなことは初回からわかっちゃいたけど、いちおうホラ、公共の電波を使ってるわけですし、ねえ。  で、今回は美咲の千秋への想いをご破算にするための回でした。夏向のボルテージを上げといて、上がりきったところで捨てられた美咲に「オレがいんだろ、オレがそばにいてやるよ」と言わせるためだけの回。  そのために、千秋の元カノ・楓(菜々緒)に大胆なエピソードを持ってきました。「ボストン留学はウソでした~」と、一旦悪女に振り切った楓が、実は兄の借金を返すために六本木で働いていて、兄が千秋にも金を借りに行きそうになったので姿を消したそうで、全部は千秋のためであって、やっと借金を返し終わって、千秋とやり直すために湘南に来ていたんだそうです。「夏が終わったらボストンに帰る」とか言ってたことと辻褄が合わないし、2年間も兄の借金のためにクラブで働くという行動と楓のキャラクターとの辻褄も合わないし、楓の兄が美咲にこういう事情を全部しゃべる意味もわからないけれど、とりあえず「楓さんのところに行ってあげて!」と美咲が言って、千秋は美咲にも楓にも「ごめん……」しか言わなくなって、千秋と楓が泣きながら抱き合って、めでたく美咲は失恋。そこで夏向が用意していた「オレがいんだろ、オレがそばにいてやるよ」が炸裂したのでした。  前回、思わせぶりにネタ振りされていた兄弟の出自問題は、とりあえず横に置いておいたようです。  それにしても、菜々緒の泣き顔のシワの不自然さったらなかったですね。仏頂面の悪女役なら美しい能面だけで演じられますが、ちょっとでも表情に感情表現が入ると、もうアレです。女優を目指すみなさんは、安易に顔をアレしないほうがよさそうですよ。 (文=どらまっ子AKIちゃん)

菜々緒号泣! でも、顔のシワが不自然すぎ……? 月9『好きな人がいること』また視聴率1ケタで……

sukinahito0809
フジテレビ系『好きな人がいること』番組サイトより
 フジテレビ月9『好きな人がいること』は第5話。視聴率は8.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、安定の1ケタです。ちょっと前なら「月9が1ケタ!」って大事件でしたけど、もうすっかり慣れましたね。ちなみに裏のオリンピックは卓球男女3回戦でした。視聴者層はあんまりかぶってなさそう。  前回は、憧れの千秋(三浦翔平)と花火大会に行くことになった美咲(桐谷美玲)に、ツンデレ夏向(山崎賢人)が、唐突に「行くな」と“告白”したところまででした。これ、唐突すぎて美咲は告白だと気付かなかったようですが、さんざん「物陰から美咲を見つめる夏向」のカットが挟み込まれていたので、視聴者的には「ついに言ったか」という感じ。不器用な山崎賢人きゅんにキュンキュン! と言わせたいんでしょうが、夏向が美咲を好きになった理由は一切描かれません。「物陰から美咲を見つめる夏向」を、あれだけ見せてあげたんだから「夏向は美咲を好きってことにしといて!」という制作陣の強い意志を感じる場面です。  今回も、夏向は美咲のほうを、ずっとチラチラ見ています。ただし、花火大会に向けて浮かれまくる美咲は、そんな夏向の気持ちには全然気づきません。こともあろうか、夏向に「明日さ、ほんとに千秋さんと花火大会いくんだね」「好きな人がいるって、こんなに楽しいんだね」とか言ってきます。美咲のことが好きすぎる夏向は「お前の浴衣姿なんて誰も見たくねえんだよ! いい年して浮かれてバカじゃねーの! さっさと出てけよ、ジャマ」と、結構な高さから突き落としたりします。で、ひとりになったら壁にもたれて溜息をついたり。もうね、童貞かよと。ホントに、山崎賢人が美男であることに脚本も演出も頼りすぎてる。美男がツンデレしてれば勝手にキュンキュンしてくれる層だけをターゲットにしてる感がアリアリなんです。そんなことは初回からわかっちゃいたけど、いちおうホラ、公共の電波を使ってるわけですし、ねえ。  で、今回は美咲の千秋への想いをご破算にするための回でした。夏向のボルテージを上げといて、上がりきったところで捨てられた美咲に「オレがいんだろ、オレがそばにいてやるよ」と言わせるためだけの回。  そのために、千秋の元カノ・楓(菜々緒)に大胆なエピソードを持ってきました。「ボストン留学はウソでした~」と、一旦悪女に振り切った楓が、実は兄の借金を返すために六本木で働いていて、兄が千秋にも金を借りに行きそうになったので姿を消したそうで、全部は千秋のためであって、やっと借金を返し終わって、千秋とやり直すために湘南に来ていたんだそうです。「夏が終わったらボストンに帰る」とか言ってたことと辻褄が合わないし、2年間も兄の借金のためにクラブで働くという行動と楓のキャラクターとの辻褄も合わないし、楓の兄が美咲にこういう事情を全部しゃべる意味もわからないけれど、とりあえず「楓さんのところに行ってあげて!」と美咲が言って、千秋は美咲にも楓にも「ごめん……」しか言わなくなって、千秋と楓が泣きながら抱き合って、めでたく美咲は失恋。そこで夏向が用意していた「オレがいんだろ、オレがそばにいてやるよ」が炸裂したのでした。  前回、思わせぶりにネタ振りされていた兄弟の出自問題は、とりあえず横に置いておいたようです。  それにしても、菜々緒の泣き顔のシワの不自然さったらなかったですね。仏頂面の悪女役なら美しい能面だけで演じられますが、ちょっとでも表情に感情表現が入ると、もうアレです。女優を目指すみなさんは、安易に顔をアレしないほうがよさそうですよ。 (文=どらまっ子AKIちゃん)

視聴率1ケタ続くフジテレビ月9『好きな人がいること』の山崎賢人が怖すぎた「すげえ見てる……」

sukina0719
フジテレビ系『好きな人がいること』番組サイトより
 フジテレビ月9『好きな人がいること』は第4話。視聴率は9.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、やや回復傾向。同じスタッフで臨んだ昨夏の『恋仲』同様、粘りを見せているようです。  前回、店で寝入ってしまった美咲(桐谷美玲)のホッペを指でスリスリするなど、にわかに「美咲スキー」が垣間見られていた夏向(山崎賢人)でしたが、今回は、いよいよダダ漏れです。  といっても、夏向が美咲に見せる態度が変わったわけではありません。2人が同じ場所にいるシーンになると、時おり物語が中断され、「美咲を見つめる夏向」というアップショットが挟み込まれるのです。相変わらず仏頂面ですが、これ一度や二度じゃありません。すげえ見てます。ふらーっと山奥までついて行っちゃってたりします。で、ちょっと離れて見てます。怖いです。  一方美咲のほうは、相変わらず千秋(三浦翔平)に夢中。みんなで行ったBBQではボートで2人きりになり、よろけて肩を抱かれるなどいい雰囲気に。美咲は、千秋を花火大会に誘いたくて仕方がありません。  美咲の恋のライバルになるはずだった千秋の元カノ・楓(菜々緒)は、ボストン留学に行っていたというのがウソだとバレて、千秋激おこ。千秋と美咲の間に、早くも障害はなくなりました。  というわけで、台本上は、相変わらず天然なのか計算なのか思わせぶりな態度を続ける千秋と、それに一喜一憂して揺さぶられながらキュンキュンしている美咲という構図で進みます。その合間合間に夏向の顔面ドアップが挟み込まれることで、これまで料理にしか興味がなさそうだった夏向が、いきなり恋愛体質になっちゃったことも説明されます。今回、夏向はBBQの下ごしらえを少しやっただけで、ほとんど料理してません。  つまりは、美咲の千秋に寄せる気持ちと、夏向が美咲に寄せる気持ちが、だいたい同じ重みで描かれるんですね。そうなると千秋、美咲、夏向の主要人物3人の関係が「恋」だけで釣り合うので、全員が全員どうでもいい人になったというか、逆に見やすくなりました。これ、夏向とか楓とか、どっちつかずで面倒くさかった人たちの関係を意図的に交通整理したんだと思うんですね。とりあえずこの3人は全員ポヤヤーンとさせちゃおうと。  で、なぜ整理したかというと、今回から別のラインの話が本格的に動き出すことになったのです。これまでもたびたび触れられてきた3兄弟の出自の秘密について。  3兄弟の周辺には、「タクミ」という人物を探し回る愛海(大原櫻子)という美少女がいました。この子には、会ったことがない兄がいるんだそうです。  千秋のレストランを買収したい東村(吉田鋼太郎)は、その切り札として千秋に戸籍謄本を見せます。「くっくっくっ。今まで、必死に隠してきたのね」と。  これまで影の薄かった冬真(野村周平)の軽薄さによって、血縁の謎を解くキーパーソン・愛海が実に器用に物語に引き込まれました。と同時に、冬真の彼女だった風花(飯豊まりえ)が退場し、兄弟3人が全員フリーという状況にもなりました。  ここまで、『好きな人がいること』はほとんどすべてのプロットを「美咲の恋」の都合だけで積み上げてきました。物語ではなく、女子がキュンキュンするためだけのシーン集だったわけです。これ、このまま突っ走ってほしいなーという期待もあったんですが、兄弟の問題はどう処理するんでしょう。「血がつながってないなんて! キュンキュン!」というのは、なかなか難しそうですが……。 (文=どらまっ子AKIちゃん)

視聴率1ケタ続くフジテレビ月9『好きな人がいること』の山崎賢人が怖すぎた「すげえ見てる……」

sukina0719
フジテレビ系『好きな人がいること』番組サイトより
 フジテレビ月9『好きな人がいること』は第4話。視聴率は9.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、やや回復傾向。同じスタッフで臨んだ昨夏の『恋仲』同様、粘りを見せているようです。  前回、店で寝入ってしまった美咲(桐谷美玲)のホッペを指でスリスリするなど、にわかに「美咲スキー」が垣間見られていた夏向(山崎賢人)でしたが、今回は、いよいよダダ漏れです。  といっても、夏向が美咲に見せる態度が変わったわけではありません。2人が同じ場所にいるシーンになると、時おり物語が中断され、「美咲を見つめる夏向」というアップショットが挟み込まれるのです。相変わらず仏頂面ですが、これ一度や二度じゃありません。すげえ見てます。ふらーっと山奥までついて行っちゃってたりします。で、ちょっと離れて見てます。怖いです。  一方美咲のほうは、相変わらず千秋(三浦翔平)に夢中。みんなで行ったBBQではボートで2人きりになり、よろけて肩を抱かれるなどいい雰囲気に。美咲は、千秋を花火大会に誘いたくて仕方がありません。  美咲の恋のライバルになるはずだった千秋の元カノ・楓(菜々緒)は、ボストン留学に行っていたというのがウソだとバレて、千秋激おこ。千秋と美咲の間に、早くも障害はなくなりました。  というわけで、台本上は、相変わらず天然なのか計算なのか思わせぶりな態度を続ける千秋と、それに一喜一憂して揺さぶられながらキュンキュンしている美咲という構図で進みます。その合間合間に夏向の顔面ドアップが挟み込まれることで、これまで料理にしか興味がなさそうだった夏向が、いきなり恋愛体質になっちゃったことも説明されます。今回、夏向はBBQの下ごしらえを少しやっただけで、ほとんど料理してません。  つまりは、美咲の千秋に寄せる気持ちと、夏向が美咲に寄せる気持ちが、だいたい同じ重みで描かれるんですね。そうなると千秋、美咲、夏向の主要人物3人の関係が「恋」だけで釣り合うので、全員が全員どうでもいい人になったというか、逆に見やすくなりました。これ、夏向とか楓とか、どっちつかずで面倒くさかった人たちの関係を意図的に交通整理したんだと思うんですね。とりあえずこの3人は全員ポヤヤーンとさせちゃおうと。  で、なぜ整理したかというと、今回から別のラインの話が本格的に動き出すことになったのです。これまでもたびたび触れられてきた3兄弟の出自の秘密について。  3兄弟の周辺には、「タクミ」という人物を探し回る愛海(大原櫻子)という美少女がいました。この子には、会ったことがない兄がいるんだそうです。  千秋のレストランを買収したい東村(吉田鋼太郎)は、その切り札として千秋に戸籍謄本を見せます。「くっくっくっ。今まで、必死に隠してきたのね」と。  これまで影の薄かった冬真(野村周平)の軽薄さによって、血縁の謎を解くキーパーソン・愛海が実に器用に物語に引き込まれました。と同時に、冬真の彼女だった風花(飯豊まりえ)が退場し、兄弟3人が全員フリーという状況にもなりました。  ここまで、『好きな人がいること』はほとんどすべてのプロットを「美咲の恋」の都合だけで積み上げてきました。物語ではなく、女子がキュンキュンするためだけのシーン集だったわけです。これ、このまま突っ走ってほしいなーという期待もあったんですが、兄弟の問題はどう処理するんでしょう。「血がつながってないなんて! キュンキュン!」というのは、なかなか難しそうですが……。 (文=どらまっ子AKIちゃん)

早くも1ケタ転落! フジ月9『好きな人がいること』夜間不法侵入シーンは大丈夫か

sukina0719
フジテレビ系『好きな人がいること』番組サイトより
 フジテレビ月9『好きな人がいること』は第3話。視聴率は案の定、8.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と1ケタに転落しました。前回は『FNSうたの夏まつり』で前後を挟み込むという異例の編成だったこともありますが、10.4%だったので、けっこう下げました。  このドラマについては、初回から一貫して「キモヲタ向けのエロゲ展開を性別ひっくり返しただけ」「桐谷の肉欲がハンパない」などと言い続けていますが、今回も「恋愛こそ人生」な価値観は見事にキープされています。  お話は大きく分けて2つありました。  ひとつは、「千秋さん(三浦翔平)好き好き」の美咲(桐谷美玲)が、千秋の元カノ・楓(菜々緒)にブレスレットひとつで買収され「あんた、あたしの友だち、だからあたしと千秋が付き合うの応援して」と約束させられ、それを後に「ホントのわたしの気持ちと違う!」とひっくり返す話。  もうひとつは、シェフ夏向(山崎賢人)が、秘伝の手作りデミソースが赤字であることを知り、一度は缶詰に切り替えることを決意するも「そんなのホントのオレの気持ちと違う!」とひっくり返す話です。  この2つが、まったく等価値というか、同じ重みをもって描かれるんですね。夏向にとって、父親から「デミソースは守り抜いてほしい」との遺言を受けて守ってきたソースを缶詰に変更することは、人生の柱を折る決意です。そんな重大な決意を美咲の恋と比較して「だから、美咲の恋心もこんなに真剣なんだよ」と言いたいところなのでしょうが、逆に「夏向のソースへの(父親への)思いもこの程度だよ」と見えてしまっている。夏向という人物そのものと、美咲の恋心が、天秤にかけられて釣り合っている。  結果、第3話に至って、このドラマの主役が誰でもなくなってしまいました。美咲でもないし、もちろん千秋でも夏向でもない。じゃあ誰かと言えば、もう人物ではないんです。美咲の「恋」そのものが主人公なんです。  その「恋」に何が訪れ、どう転び、どこに帰結するかを語るドラマになっている。彼ら兄弟には「本当の兄弟じゃなさそう」という伏線も張られていますが、それも「恋」の行く末に変化を加える要素でしかないでしょう。周囲の人物同士の継続した関係性や、それぞれの男たちの価値観はすべて、美咲の「恋」と等価交換されてしまう。 「年頃の女の子は恋に支配されているもの」だとすれば、それはそれで正しいやり方でもあるとは思います。だから、この「恋」を自分のこととして捉えることができれば、このドラマは「わたしのドラマ」になりえるでしょう。そういう意味でも“ゲーム的”なのだと思いました。  あとね、千秋と美咲が、閉館後の新江ノ島水族館に2人で忍び込むくだり。こんなことわざわざ言いたくないんですが、夜間の施設への不法侵入にはデリケートな時世でもありますので一応言っておきますと、あれはやっぱりいただけないです。ドラマと現実は別だし、こんなのに影響されて侵入する人なんているわけないとは思いますけど、フジテレビの亀山千広社長はこのドラマを「ティーン向け」と言いきってますからね。こうした犯罪行為を“素敵一辺倒”でご披露するのは、ちょっと大人のやることじゃないよ、と思います。  昨今の表現規制問題で、エロとか殺人とか暴力とか、いろいろ槍玉にあげられていますが、そうした作品の多くは行為そのものを推奨しているわけじゃないんです。でも水族館のこのくだりは「こんな素敵な恋しようよ!」という表現の一環として行われている。殺人や暴力のように誰かを傷つけるわけじゃないから目くじらを立てる必要はないというのが、まあフジテレビの言い分なんでしょう。  だけど、そんな時代じゃないと思うんですよ。世の中、コンプライアンス意識が窮屈なほど高まっています。ひと昔前だったら、捕まっても警備員室に連れて行かれて「こってりしぼられちゃった(てへ)」くらいで済んだのかもしれませんが、今だったらたぶん、即通報だと思う。で、現行犯逮捕だと思う。それが千秋のような有名なレストランプロデューサーなら、週刊誌の餌食になって即失職だと思う。Twitterや食べログでリンチされちゃうと思う。そこまで厳しくする必要ないってくらい厳しくされちゃうのが、2016年の今なんだと思うんです。  万が一ね、このドラマに影響されて高校生カップルかなんかがどこかに侵入して捕まったとき、「思ってたんと違う~」となっても遅いんです。ドラマとか作って子どもにメッセージを与えている大人のほうが「今は本当に窮屈で、本当にイヤな世の中になっちゃったど、こういうことすると晒し首になって再起不能だよ」と、注意深く教えてあげる必要があるんじゃないかと思うんです。  そういうの、いちばん痛い目に遭っているのがフジテレビという企業だと思うんですけど、やっぱりどっか他人事なんですかね。 (文=どらまっ子AKIちゃん)

フジテレビ月9『好きな人がいること』主人公を支配する「じゅんじゅわ~」の正体とは

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フジテレビ系『好きな人がいること』番組サイトより
 フジテレビ月9『好きな人がいること』第2話の視聴率は10.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)。前後を『FNSうたの夏まつり』で挟むという奇策が功を奏したのかどうかよくわかりませんが、『夏まつり』直前パートが10.9%、直後パートが10.5%ということだったので、互いに大ケガはしなかったようです。ちなみに初回からは0.3ポイントアップしてます。  前回、「肉欲丸出しの主人公によるエロゲ展開」と書きましたが、第2話でも冒頭から櫻井(桐谷美玲)の肉欲がすごいことになってました。  風呂上がりに千秋(三浦翔平)の部屋を訪れ、ベッドに座れば「じゅんじゅわ~」。隣に千秋が座って「じゅんじゅわ~」。「櫻井がいてくれてよかった」と言われれば、自室にこもって抱き枕相手に「じゅんじゅわ~」。今まで「櫻井呼び」だった千秋が急に「美咲呼び」すれば大ハシャギで「じゅんじゅわ~」。もうこれは、「じゅんじゅわ~星」から来た「じゅんじゅわ~星人(性人)」です。  初回では、夏向(山崎賢人)のちんぽを見てもじゅんじゅわ~しなかった美咲ですが、今回の前半パートでは濡れっぱなしのようでした。  美咲の初期タゲ(ターゲット)である千秋との間に、今回、恋のライバルが現れます。千秋の大学時代の元カノで、ボストンに留学していたピアニストの楓(菜々緒)。絵に描いたような“ウルトラ美人”を前に、美咲はすっかり意気消沈。チラチラと遠くから千秋に色目を使う美咲に気付いた楓は、公衆の面前で「千秋と結婚する」と言い出したり、美咲が物陰から見ているのを視認すると、おもむろに千秋にキスしたりと、やりたい放題です。美咲は、カラッカラに乾いてしまいます。  そんな美咲にとって、おそらくメインタゲになってくるであろう夏向はといえば、前回ラストでおにぎりを作ってくれるなど、かなりビンビンにフラグを立てていましたが、どうやらリセットボタンを押されたようです。美咲が千秋に「じゅんじゅわ~」しているときは、おおむねツンツン。そして美咲が乾ききったのを見計らって、モーターボートで海へ連れ出します。  小さな離島を見て「仰向けに寝たキューピーにしか見えねえだろ」とデレてみたり、ボートから海に突き落としてみたり(ツン)、飛び込んで助けてみたり(デレ)、ほっぺ触ってみたり(デレ)、とっておきの夕日スポットに連れて行ってみたり(デレデレ)と、こちらもやりたい放題。美咲もこれには「じゅん……」くらいになっているようでした。  ちなみに3番タゲの冬真(野村周平)は、通りすがりに「俺と恋しちゃう?」「俺はいつでもウェルカムだから」とセーフティネット宣言。どれだけルートを間違えても冬真は抱けそうですので、美咲の恋の大冒険にも勢いがつくというものです。  といった恋愛模様(肉欲模様)が、兄弟の知り合いの結婚式を舞台に繰り広げられた第2話でした。誰かが本当の兄弟じゃない的な追加設定も出てきそうですが、どうせ夏向とのフラグはリセットされて次回も「千秋にじゅんじゅわ~」から始まるでしょうし、正直あんまし書くことがなくなってきそうで不安なんですよね。  美咲という人物は、ときたま思い出したように「変わりたい」とか「変われると思って」とか言って人間のフリをしていますが、しょせんは「じゅんじゅわ~星人」なので、行動や感情が自分の濡れ具合に支配されています。「恋もできないパティシエ」である自分が嫌で、変わりたくて湘南に来たわけですが、もう来た瞬間から恋してるので、変態(サナギが蝶になる的な意味で)は完了してるんですよね。あとはその恋を誰と成就させるのかしか、描くべき要素が残っていない。恋に夢中であることを描けば描くほど、その恋が成就した先にしか、物語は美咲に気付きを与えられないわけです。  あと10話くらいあるのかな、この、結論が3つくらいしかなさそうなゲームをこねくり回すことだけで全話埋め尽くしたら、それはそれですごい作品のような気もしますけど……。  ちなみに本稿では「キュンキュン」を「じゅんじゅわ~」に置き換えております、念のため。 (文=どらまっ子AKIちゃん)