
厚切りジェイソン(左)と松崎しげる(右)
松崎しげるが厚切りジェイソンに完敗した。
7月18日、松崎はさいたま新都心コクーンシティ広場でデビュー45周年アルバムの発売記念イベントを開催。肌の黒さにちなんで9月6日(クロ)を「松崎しげるの日」とする発表もしたが、集まった人々の反応はイマイチ。
炎天下の中、ジャケット着用で大汗をかきながら「また逢う日まで」など4曲を歌った松崎。現場には500人ほどが集まっていたが、CD購入者対象の握手会に並んだのは30人程度と寂しい光景が見られた。
イベント開始前、MCの女性からは「今日はスチールカメラ、動画、録音もすべてオッケー。ブログ、ツイッター、フェイスブックなどで拡散してください!」と気前のよい対応をしていたのだが、実のところ握手会が行われたのはライブ後、記者たちの囲み取材を終えた後だったため、客が暑い中で待たされるのを避けたことも大きかった。
実際に「歌が終わってすぐにやってくれたら買ったのに」と話す主婦もいた。松崎の知名度は高く、通行人から「あ、松崎だ」と叫ぶ人々は20代から70代まで幅広かったが、イベントの成果が上々だとは言い難いものだった。
そんな中、松崎以上の歓声を集めたのがアメリカ人のピン芸人・厚切りジェイソン。外国人から見た漢字の笑える矛盾を勢いよく叫ぶ漫談がウケて最近、出演番組を急増させている。この日は日本テレビの情報番組『PON!』の突撃レポーターとして現場にやってきたのだが、松崎との絡みは新人タレントのジェイソンが主導。番組ディレクターから「黒に対抗心を」というわかりにくいカンペの指示が出た際、ジェイソンは「なぜ教室の黒板は、グリーンなのに黒なのか。ホワイ、ジャパニーズピーポー!」と持ちネタにつなげる機転のよさ。これには松崎の登場以上に歓声が飛び、女子高生からも「ジェイソン! こっち向いて」と黄色い声があり、ジェイソンを知らないという老夫婦も「あのガイジンさん面白いねえ」と記者に名前を聞いてきたほど。
ファンに握手を求められて照れながら去るジェイソンには、イベント関係者も「おいしいところを持っていかれた」と苦笑い。ただ、松崎は“クロの日”、幕張メッセで西田敏行や葉加瀬太郎、清水ミチコ、スターダスト☆レビュー、ももいろクローバーZらを呼んでのデビュー45周年イベント『黒フェス』を予定しており、こちらは関係者から「大観衆を集める手応えがある」という声を聞くことができた。
(文=ハイセーヤスダ)